(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1のパネル(1)に設けられる前記長手方向連結手段及び前記横方向連結手段は、直線的な溝(1b、10b/1a、10a)からなり;前記第1のパネル(1)の前記上面に得られる前記溝(1b、1a)は、水平仕切り(11)によって、前記第1のパネル(1)の前記下面に得られる前記溝(10b、10a)から隔てられるようになっており;また、長手方向溝(1b、10b)は、前記後部(9)の前記下側長手方向縁(9a)及び前記上側長手方向縁(9b)を、前記水平仕切り(11)に当接して止まるまでそれぞれ正確に収容するように構成され、横方向溝(1a、10a)は、前記壁(14)の前記下側長手方向縁(14a)及び前記上側長手方向縁(14b)を、前記水平仕切り(11)に当接して止まるまでそれぞれ収容するように構成されるようになっていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
前記第1のパネル(1)の前記直線的な溝(1a、1b、10a/10b)のそれぞれには、該溝の深さよりも低い高さを有する等間隔に離間した一連の横断仕切り(1a’、1b’/10a’、10b’)が設けられることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
前記後部(9)の前記下側縁(9a)及び前記上側縁(9b)、並びに前記壁(14)の前記下側縁(14a)及び前記上側縁(14b)には、等間隔に離間した対向する対の、V字形のノッチ(12)が設けられ、各対の該ノッチ(12)は、前記後部(9)の前記縁(9a、9b)の、前記第1のパネル(1)の対応する前記長手方向溝(1b、10b)への、及び前記壁(14)の前記縁(14a、14b)の、同じ前記第1のパネル(1)の対応する前記横方向溝(1a、10a)への挿入中に、前記溝(1b、10b/1a、10a)から突出する前記垂直仕切り(1b’、10b’/1a’、10a’)のうちの1つと、「跨った」位置で連結されるように構成されるようになっていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
前記最上部(16)に設けられる前記長手方向連結手段及び前記横方向連結手段は、前記後部(9)の前記上側長手方向縁(9b)及び前記壁(14)の前記上側長手方向縁(14b)をそれぞれ正確に収容するように構成される直線的な溝(100b、100a)からなることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
前記最上部(16)に設けられる前記止め手段は、前記溝(100a、100b)の側縁のうちの1つに得られるとともに、前記後部(9)の前記上側長手方向縁及び前記壁(14)の前記上側長手方向縁にそれぞれ得られる前記楔形材(13b、15b)を受け入れるようにも構成される第2のスロット(5b)からなることを特徴とする、請求項7又は8に記載の装置。
前記第1のパネル(1)の前記上面には、2つの同一の連続的な部分(2)が設けられ、該2つの同一の連続的な部分間には前記横方向溝(1a)のうちの1つが介在することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置。
前記パネル(1)の前記下面には、その前方長手方向縁及び後方長手方向縁の近傍の垂直軸を有する複数の対の筒状の座部(32)が設けられることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置。
前記最上部(16)には、前記下面に設けられる前記中央の横方向溝(100a)の前方端部に得られる座部(100a’’)が設けられることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の装置。
前記後部(9)の前面には、前記第1のパネル(1)に設けられる前記横方向連結手段(1a、10a)と完全に位置合わせして配置されるとともに、前記壁(14)のそれぞれの後方垂直縁に設けられる連結手段(14c)と協働するようにも構成される連結手段(9c)が設けられることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の装置。
前記後部(9)に設けられる前記連結手段のそれぞれは、垂直な直線的な溝(9c)からなること、及び、前記壁(14)のそれぞれに設けられる前記連結手段は、前記溝(9c)に正確に挿入されるように構成される直線的なリブ(14c)からなることを特徴とする、請求項14に記載の装置。
前記後部(9)及び前記壁(14)は、垂直方向の横断リブ(N)によって内部が補強される同じ空の構造を有することを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の装置。
前記パネル(1)及び前記最上部(16)の前記前方長手方向縁には、4つの正方形の孔が設けられ、該孔のうちの2つ(FC)は前記前方縁の両端部に向かって位置し、2つ(F)は、前記中央の横方向溝(1a、100a)の2つの側において該中央の横方向溝に近接して対称な位置に位置することを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置。
装置は、下側縁(18a)及び上側縁(18b)の双方に止め手段(19a、19b)と関連付けられる連結手段(12)が設けられる枠付きの四角形ドア(18)からなる付加的なモジュールを含み;前記ドア(18)の後方垂直縁には、ヒンジ(21)を適用する手段(20)も設けられるようになっていることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか一項に記載の装置。
−前記ドア(18)の前記下側縁(18a)及び前記上側縁(18b)を正確に挿入するための1つの口(IM)がともに設けられる第1の枠付きの仕上げストリップ(22)及び第2の枠付きの仕上げストリップ(22’)であって;該仕上げストリップ(22、22’)には、前記1つの口に、前記ドア(18)の前記下側縁(18a)及び前記上側縁(18b)に設けられる対応する連結手段(12)及び止め手段(19a、19b)と協働するように構成される連結手段(22a)及び止め手段(5b)も設けられるようになっている、第1の枠付きの仕上げストリップ(22)及び第2の枠付きの仕上げストリップ(22’)、
−前記ドア(18)の前記下側縁(18a)及び前記上側縁(18b)を正確に挿入するための2つの反対側にある口(IMI、IMS)がともに設けられる第1の枠付きの接続ストリップ(25)及び第2の枠付きの接続ストリップ(25’)であって;該接続ストリップ(25、25’)には、前記口のそれぞれに、前記ドア(18)の前記下側縁(18a)及び前記上側縁(18b)に設けられる対応する連結手段(12)及び止め手段(19a、19b)と協働するように構成される連結手段(25a)及び止め手段(5b)も設けられるようになっている、第1の枠付きの接続ストリップ(25)及び第2の枠付きの接続ストリップ(25’)
からなる付加的なモジュールを備えることを特徴とする、請求項18に記載の装置。
前記ドア(18)の前記下側縁(18a)及び前記上側縁(18b)に設けられる前記止め手段は楔形材(19a、19b)の対からなること、並びに、前記枠付きの仕上げストリップ(22、22’)及び前記接続ストリップ(25、25’)の前記止め手段は、前記ドア(18)の前記楔形材(19a、19b)が嵌まるように該ストリップの前記第1の長手方向縁(22b、25b)に得られる第1の水平スロット(5a)及び第2の水平スロット(5b)からなることを特徴とする、請求項19に記載の装置。
前記第1の仕上げストリップ(22)には、前記第2の長手方向縁(22c)の外側位置にハンドル(23)が設けられることを特徴とする、請求項19〜21のいずれか一項に記載の装置。
前記第1の接続ストリップ(25)には、前記第2の長手方向縁(25c)の外側位置にハンドル(23)が設けられることを特徴とする、請求項19〜22のいずれか一項に記載の装置。
前記第1の仕上げストリップ(22)及び前記第1の接続ストリップ(25)には、正面の対応する前記ハンドル(23)の近傍に目(200)が設けられることを特徴とする、請求項23又は24のいずれか一項に記載の装置。
前記第1の仕上げストリップ(22)及び前記第1の接続ストリップ(25)の、前記第1の縁(22b、25b)の外側位置には、前記パネル(1)及び前記最上部(16)の前方縁の中央に向かって設けられる前記正方形の孔(F)のうちの1つに強制的に挿入されるように構成される、弾性変形可能な構造を有するオメガ形状の突起(24)が設けられることを特徴とする、請求項19〜25のいずれか一項に記載の装置。
前記筒状の形材(20)と協働するように構成される前記ヒンジ(21)のそれぞれは、前記筒状の形材(20)の前記端部(20a、20b)のうちの一方に正確に貫入するように構成される円筒スリーブ(21a)、並びに、前記パネル(1)及び前記最上部(16)の前記前方縁の両端部に向かって設けられる前記正方形の孔(FC)のうちの1つに強制的に係合するとともに該正方形の孔(FC)のうちの1つの内部でブロックされるように構成される径方向プラグ(S)から形成されることを特徴とする、請求項27に記載の装置。
前記第2のパネル(110)の前記ストリップ(110)の中央には、底に等間隔に離間した孔(112a)が設けられるより低い長手方向領域(112)が設けられ、一方で、前記第2のパネルの外側縁には、前記孔(112a)に対して互い違いの位置に垂直ペグ(112b)が得られることを特徴とする、請求項32に記載の装置。
装置は、前記家具の部材のための足部(30)からなる付加的な構成部材を備え;前記足部(30)は上側の平面的な面を有する枠付きの構造を有し、上側の平面的な面からは、前記第1のパネル(1)の下に設けられる垂直軸を有する前記筒状の座部(32)の対のうちの一方に正確に挿入されるように構成される、2つの対称に対向するプラグ(31a、31b)が突出するようになっていることを特徴とする、請求項1〜33のいずれか一項に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0016】
上述の図を参照すると、本発明の装置は、前ドアを有するか又は有しないワードローブを実現するために所望の数及び組み合わせで時折用いることができる成形プラスチック材料から得られる一連のモジュールから構成される。
【0017】
そのために、上記モジュールのそれぞれには、他のモジュールに設けられる対応する連結手段及び止め手段と協働するように構成される止め手段に関連する連結手段が設けられている。
【0018】
図1A及び
図1Bを具体的に参照すると、本発明の装置の第1のモジュールは、家具の部材の底又は中間の棚として区別なく働くために水平位置に取り付けられるように構成される第1の枠付きの四角形パネル(1)から構成される。
【0019】
図1Aにはっきりと示されているように、上記第1の水平パネル(1)の上面は、前方から後方まで延びる3つの同一の横方向溝(1a)が設けられることを特徴とし;上記溝(1a)のうちの2つは水平パネル(1)の外側縁の高さで得られ、第3の溝は、水平パネルの中心線に得られるようになっている。
【0020】
上記3つの横方向溝(1a)の後方端部は、同一の形状及びセクションを有し、パネル(1)の後方縁の高さで得られる長手方向溝(1b)内で終端する。
【0021】
横断仕切り(1a’、1b’)が上記溝(1a、1b)の底から突出し、等間隔に離間しており、これらを受け入れる溝の深さよりも小さい高さを有する。
【0022】
上記溝(1a、1b)の存在は、連続的な面を有し、家具の部材内に収納される物体の支持面として働くように構成される2つの大きい四角形部分(2)を、水平パネル(1)の上面において隔てる。
【0023】
上記パネルの底面図である
図1Bに示されているように、3つの横方向溝(1a)及び長手方向溝(1b)は、上記水平パネル(1)の下面の、3つの横方向溝(10a)及び1つの長手方向溝(10b)に正確に対応する。
【0024】
上記水平パネル(1)の下面に対応して得られる上記4つの溝(10a、10b)は、対応する「上側」溝(1a、1b)と同じ形状及びセクションを有し、対応する一連の横断仕切り(10a’、10b’)が、それらの深さ全体にではないが、同様に設けられている。
【0025】
便宜上、上記第1の水平パネル(1)の上面に得られる上記4つの溝(1a、1b)は、「上側溝」として規定され、同じ水平パネル(1)の下面に得られる同様の溝(10a、10b)は「下側溝」として規定される。
【0026】
4つの上側溝(1a、1b)は、水平パネル(1)の厚さの半分に得られる水平仕切り壁(11)によって対応する4つの下側溝(10a、10b)とつながることに留意されたい。
【0027】
上記
図1A及び
図1Bを比較すると、上記上側溝(1a、1b)及び下側溝(10a、10b)の存在によって、上記第1の水平パネル(1)の上面の2つの四角形部分(2)は底が空であることが示される。
【0028】
実際、パネル(1)の下面では、各部分(2)は、パネル(1)の上面に影響を与えることなくパネルの前方縁の高さに得られる溝(4)の存在のために、2つの横方向縁(3a)、1つの後方長手方向縁(3b)及び1つの前方長手方向縁(3c)によって画定される。
【0029】
後方長手方向縁(3b)には、基本的に中央位置に、水平方向の一対のスロット(5a、5b)が設けられており、スロットのうちの第1のスロット(5a)は、上記上側溝(1a、1b)と下側溝(10a、10b)との間に位置する仕切り壁(11)よりも高い高さにあり、一方で、第2のスロット(5b)は仕切り壁(11)よりも低い高さにある。
【0030】
2対の水平スロット(5a、5b)が、上記横方向縁(3a)の2つの端部を向いて横方向縁のそれぞれに得られる。
【0031】
言い換えると、上記上側溝(1a、1b)のそれぞれには、その外側縁のうちの一方に、上記第1のスロット(5a)の1つ又は複数のサンプルが設けられ、上記下側溝(10a、10b)のそれぞれには、同じ外側縁の、上記水平壁(11)に対して下側位置に、第2のスロット(5b)のサンプルが設けられるとすることができる。
【0032】
図2を参照すると、本発明のモジュール式装置の第2の構成部材は、垂直位置で取り付けられるように構成され、したがって家具の部材の後部(9)として構成される付加的な枠付きの四角形パネルからなる。
【0033】
上記後部(9)は、垂直の一連の横断リブ(N)によって内部が補強される空の構造を有する。
【0034】
対向する対の、短く、基本的にV字形のノッチ(12)が、後部(9)の下側長手方向縁(9a)及び上側長手方向縁(9b)に得られる。
【0035】
図2にはっきりと示されているように、2対の楔形材(13a、13b)が後部(9)の内面に設けられており、第1の対の上記楔形材(13a)は上記下側長手方向縁(9a)の高さに位置し、第2の対の上記形材(13b)は上記上側長手方向縁(9b)の高さに位置するようになっている。
【0036】
さらに、上記後部(9)は、前側に、2つの構成部材が相互に連結されるときに第1のパネル(1)の上記溝(1a)に完全に位置合わせされるように構成される3つの垂直溝(9c)が設けられている。
【0037】
実際、後部(9)は、
図13にはっきりと示されているように、上記第1のパネル(1)の後方長手方向縁において垂直位置でパネル(1)の上面に連結されるように構成される。
【0038】
より正確には、後部(9)の下側長手方向縁(9a)が、第1のパネル(1)の上側長手方向溝(1b)に正確に挿入される。
【0039】
上記を考慮して、後部(9)は、パネル(1)の上側長手方向縁(1b)と同じ長さを有しなければならず、後部(9)の下側長手方向縁(9a)はパネル(1)の上記上側長手方向縁(1b)の内部に正確に係合するように構成される。
【0040】
そのような挿入が完了すると、後部(9)と水平パネル(1)との連結を安定させるのに必要な他の2つの重要な状態が生じる。
【0041】
まず、後部(9)の下側長手方向縁(9a)に得られる上記V字形のノッチ(12)が、水平パネル(1)の上側長手方向溝(1b)の底から突出する上記横断仕切り(1b’)に正確に「跨って」配置されることを言及しておく。
【0042】
同時に、後部(9)の内側の、下側長手方向縁(9a)に設けられる上記楔形材(13a)は、パネル(1)の、上記仕切り壁(11)よりも高い高さにおいて、及びより低い後方位置においてパネル(1)の上記連続的な部分(2)を画定する横方向縁(3b)に得られるスロット(5a)内に嵌まる。
【0043】
上記楔形材(13a)がスロット(5a)内に嵌まることは、パネル(1)及び後部(9)を作るのに用いられるプラスチック材料の固有の弾性変形を考慮して、並びに、後部(9)の下側縁(9a)及び水平パネル(1)の上側溝(1b)を連結するときに家具の部材の組み立てを担当する作業者が加えるかなりの力も考慮して得られることに留意されたい。
【0044】
本発明の装置の第3の構成部材は、側部及び内部の仕切りとして上記第1のパネル(1)の上に取り付けられるように構成される、以下では「壁」(14)として規定される付加的な枠付きの四角形パネルからなる。
【0045】
上記壁(14)は、内面及び外面をそれぞれ示す
図3A及び
図3Bに示されている。
【0046】
後部(9)のように、壁(14)も、垂直の一連の横断リブ(N)によって内部が補強される空の構造を有する。
【0047】
下側縁(14a)及び上側縁(14b)の双方に、一連の対向する対のV字形のノッチ(12)が設けられ、また、2対の上記楔形材(15a、15b)が下側縁(14a)及び上側縁(14b)にそれぞれ配置される。
【0048】
図3Bに示されているように、上記壁(14)の、後方垂直縁には、上記後部(9)の前面に設けられている上記垂直溝(9c)のうちの1つと完全に適合する直線的なリブ(14c)が設けられている。
【0049】
図14A及び
図14Bは、水平パネル(1)と後部(9)とを連結することからなる事前の組み立て作業後の、上記壁(14)の3つのサンプルの目的地を示している。
【0050】
上記の図に示されているように、上記壁(14)の2つのサンプルは家具の部材の側面として働き、第3のサンプルは、他の2つのサンプル間の中間位置において内部仕切りとして働く。
【0051】
上記構成部材同士を連結するために、各壁(14)の下側縁(14a)は、壁(14)の当該下側縁(14a)に得られる上記V字形のノッチ(12)が水平パネル(1)の上側横方向溝(1a)の底から突出する仕切り(1a’)に「跨って」正確に配置されるように、第1のパネル(1)の3つの上側横方向溝(1a)のうちの1つの内部に正確に係合するように構成される。
【0052】
同時に、壁(14)の内面の、下側縁(14a)に設けられる上記楔形材(15a)は、第1のパネル(1)の、上記仕切り壁(11)よりも高い高さにおいて、及びより低い後方位置においてパネル(1)の上記連続的な部分(2)を画定する長手方向縁(3b)に得られるスロット(5a)内に嵌まる。
【0053】
明らかに、各壁(14)の後方垂直リブ(14c)を後部(9)の前面に設けられる対応する溝(9c)内に正確に挿入することによる、完全なセンタリングの観点からの相互の連結が好ましい。
【0054】
本発明の装置の第4の構成部材は、家具の部材の最上部(16)として働くように構成される付加的な枠付きの四角形パネルからなる。
【0055】
図4A及び
図4Bは、最上部(16)をはっきりと示しており、完全に滑らかな上面、及びかなり不規則な構造を有する枠付きの下面をそれぞれ示している。さらに、上記最上部(16)の上面は、下面に対して僅かに突出することに留意されたい。
【0056】
上記最上部(16)の下面は、水平位置で家具の部材の底及び棚として働く上記第1のパネル(1)の下面に基本的に対応する構造を有すると言える。
【0057】
上記最上部(16)は:
−後方長手方向溝(100b)であって、当該後方長手方向溝の底から、等間隔に離間した一連の垂直仕切り(100b’)が突出する、後方長手方向溝(100b)、
−前方長手方向溝(40)、
−上記後方長手方向溝(100b)に接合されている1組の3つの横方向溝(100a)であって、これらにはそれぞれ、底に、対応する組の垂直仕切り(100a’)が設けられている、1組の3つの横方向溝(100a)、
−リブ(N1)によって補強される、2つの大きい基本的に正方形の部分(20)であって、これらはそれぞれ、2つの横方向縁(30a)、後方長手方向縁(30b)及び前方長手方向縁(30c)によって画定され;上記後方長手方向縁(30b)は水平位置に配置される1つの中央スロット(5b)を有し、上記横方向縁(30b)のそれぞれは端部の向きの上記スロット(5a)の2つのサンプルを有するようになっている、2つの大きい基本的に正方形の部分(20)
を含む。
【0058】
図15は、先行する
図14Bに示されている構造を有する家具の部材の組み立てを完成させるための最上部(16)の設置を示している。
【0059】
最上部(16)は、後部(9)の上側縁(9b)が後方長手方向溝(100b)内に正確に挿入され、3つの壁(14)の上側縁(14b)が横方向溝(100a)内に正確に挿入されるように、上から下に挿入される。
【0060】
そのような連結中、後部(9)の上側縁(9b)に得られるV字形のノッチ(12)の対は、最上部(16)の後方長手方向溝(100b)内に設けられる横断仕切り(100b’)と接合し、各壁(14)の上側縁(14b)に得られるV字形のノッチ(12)の対は、最上部(16)の横方向溝(100a)内に設けられる横断仕切り(100a’)と接合する。
【0061】
そのような連結は、一方では、後部(9)の上側長手方向縁(9b)の内側位置に得られる楔形材(13b)が最上部(16)の下面の2つの大きい部分(20)を画定する後方長手方向縁(30b)に設けられるスロット(5a)に貫入し、他方では、各壁(14)の上側縁(14b)の内側位置に得られる楔形材(15b)が最上部(15)の下面の2つの部分(20)を画定する横方向縁(30a)に設けられるスロット(5a)に貫入するため、付加的に安定化される。
【0062】
図16A及び
図16Bを参照すると、本発明の装置は、複数の棚を有する家具の部材を実現するのに用いることもできる。
【0063】
そのような場合、
図14Bに示されているように、水平パネル(1)のサンプル、後部(9)、及び壁(14)の3つのサンプルを連結した後で、この構造の上部を、
図16Aに示されているようにこの場合は棚として働く上記水平パネル(1)の付加的なサンプルによって閉じなければならない。
【0064】
そのような取り付けは、上記後部(9)及び壁(14)の上側縁が、棚として働く上記水平パネル(10)の下面に得られる上記下側溝(10a、10b)に正確に係合する限り、得ることができる。
【0065】
特に、後部(9)の上側縁(9b)は上記第1のパネル(1)の下面の後方長手方向溝(10b)内に挿入されなければならず、一方で、3つの壁(14)の上側縁(14b)は、パネル(1)の下面の3つの横方向溝(10a)に挿入されなければならない。
【0066】
さらに、上記連結は、後部(9)及び3つの垂直壁(14)の上部に設けられる上記V字形のノッチ(12)が、棚として働く上記第1のパネル(1)の下面に設けられる3つの横方向溝(10a)及び後方長手方向溝(10b)にそれぞれ設けられる上記仕切り(10a’、10b’)と正確に接合することを保証する。
【0067】
同時に、後部(9)の上側縁(9b)の内側位置に設けられる楔形材(13b)は、棚として働く第1のパネル(1)の下面から突出する上記長手方向縁(3b)内で、上記水平仕切り(11)の下に配置されるスロット(5b)内に嵌まる。
【0068】
同様に、各垂直壁(14)の上側縁(14b)の高さに設けられる2つの楔形材(15b)は、パネル(1)の下面から突出する横方向縁(3a)に得られる、上記水平仕切り(11)の下にある対応するスロット(5b)内に嵌まる。
【0069】
図16Bを参照すると、棚として働く上記第1のパネル(1)の上面は、後部(9)、及び垂直壁(14)の3つのサンプルに連結されている。
【0070】
この作業は、底として働く第1のパネル(1)の上面と、後部(9)及び3つの壁(14)との連結を示す、
図14A及び
図14Bを参照して示される設置モードに従って行われる。
【0072】
明らかに、好適な数の上記モジュール式構成部材(1、3、14)を組み合わせることによって、
図16bに示されているよりも多くの棚を有する家具の部材を実現することができ;限定ではなく例示のために、
図17を参照する。
【0073】
上述の図を参照すると、本発明の装置の全ての構成部材には、製造要件のために、確実に美観を台無しにする傾向がある正方形の孔(F、FC)が設けられることに留意されたい。
【0074】
この理由で、本発明のモジュール式装置の付加的な構成部材は、
図12A、
図12B及び
図12Cに示されているキャップ(17)からなる。当該キャップ(17)の機能は、
図15及び
図17に示されているように上記正方形の孔(F、FC)を閉じることである。
【0075】
特に、キャップ(17)には、正方形のベースを有する空のピラミッド形のヘッド(17a)が設けられており、ベースの後方開口は基本的に正方形の縁(17b)によって画定され、正方形の縁からは、正方形の縁(17b)の外側位置において、キャップ(17)の中央に向かって収束する傾斜したプロファイル(17d)を有する、2つの対向する対のフック形状の歯(17c)が部分的に突出している。
【0076】
さらに、上記正方形の縁(17b)は、上記孔(F、FC)のうちの1つに正確に挿入されるように形状決め及び寸法決めされている。
【0077】
しかし、そのような挿入は、2対の歯(17c)間の距離が孔(F)の幅よりも大きいため、2対の歯が閉位置になった状態で得ることができる。
【0078】
2対の歯(17c)は、孔(F)内にキャップ(17)を積極的に押すことによって閉位置になり、そのようにして、孔の開口縁と歯(17c)の前方の傾斜したプロファイル(17d)との間で生成される干渉によって、2つの対向する対の歯(17c)間にアイドル状態で提供される距離が低減し、したがって孔(F)への挿入が可能となる。
【0079】
キャップ(17)に用いられるプラスチック材料の固有の弾性のために、キャップが孔(F、FC)の開口を通るとすぐに、4つの歯(17c)が跳ね返り効果を受け、これは、4つの歯が再び離れて孔(F、FC)の開口の後部に嵌まることを意味し、したがってキャップ(17)が思いがけず外れることを防止する。
【0080】
そのような革新的な技術では、
図18及び
図19に示されているようなドアを有する家具の部材を作ることも可能である。
【0081】
そのような解決策を実現するために、本発明の装置には、それぞれ
図5A及び
図5Bに示されているドア(18)並びに
図6A、
図6B及び
図6Cに示されているヒンジ(21)からなる2つの付加的な構成部材が設けられている。
【0082】
図5A及び
図5Bを参照すると、ドア(18)は、基本的に壁(14)と同じ形状及び寸法を有する、垂直の一連の横断リブ(N)によって内部が補強される枠付きのパネルからなる。
【0083】
対向する対の基本的にV字形のノッチ(12)がドア(18)の下側縁(18a)及び上側縁(18b)に得られる。
【0084】
図5Bに示されているように、上記ドア(18)の内面には、上記下側縁(18a)の高さの第1の対の楔形材(19a)、及び上記上側縁(18b)の高さの第2の対の楔形材(19b)が設けられている。
【0085】
ドア(18)の上記V字形のノッチ(12)及び楔形材(19a、19b)は、本発明の装置の前述の構成部材を参照して示した対応するノッチ及び楔形材と同じ形状、位置及びサイズを有する。
【0086】
ドア(18)の特性は、垂直縁のうちの1つに、筒状の円筒形材(20)、特定の距離だけ隔てられたままで、ドア(18)の上記下側縁(18a)及び上記上側縁(18b)の高さにそれぞれ配置される下側端部(20a)及び上側端部(20b)が存在することである。
【0087】
上記ドア(18)と協働するように設計されている構成部材は、
図6A、
図6B及び
図6Cにはっきりと示されているヒンジ(21)からなる。
【0088】
上記ヒンジ(21)は、弾性圧縮可能なV字形のブリッジ(21c)によって端部が接続される2つの収束アーム(21b)から構成される径方向プラグ(S)を外側位置で支持する円筒スリーブ(21a)から形成され、上記アーム(21b)のそれぞれの端部には、上記スリーブ(21a)の軸と平行な位置の歯(21d)が設けられるようになっている。
【0089】
上記を考慮して、家具の部材へのドア(18)の設置モードを説明することができる。
【0090】
第1の作業は、ドア(18)の上記垂直円筒形材(20)の下側端部(20a)の外側にヒンジ(21)の第1のサンプルのスリーブ(21a)を、及び同じ垂直円筒形材(20)の上側端部(20b)の外側に同じヒンジ(21)の第2のサンプルのスリーブ(21a)を挿入することであり;そのような状態は
図19に示されている。
【0091】
第2の作業は、この時点でドア(18)と連結されている2つのヒンジ(21)のプラグ(S)を、底及び棚として働く上記第1のパネル(1)の端部、並びに最上部(16)の端部の正面に設けられる正方形の孔(FC)内に強制的に挿入することであり;上記孔(FC)の存在は
図1A及び
図4Bに示されている。
【0092】
アイドル位置では、上記プラグ(S)のそれぞれは、孔(FC)の入口セクションよりも大きい体積を有することに留意されたい。
【0093】
しかし、そのような場合ではまた、孔(FC)へのプラグ(S)の挿入は、プラグ(S)の2つの側で突出する上記前方フック(21d)と孔(FC)の垂直縁との間に形成される干渉を用いて得られる。
【0094】
プラグ(S)の挿入中に好適な力を加えることによって克服することができるそのような干渉によって、プラグ(S)の上記2つのアーム(21b)を接続する上記弾性ブリッジ(21c)が圧縮され、したがって2つのアームが近づく。
【0095】
プラグ(S)をそのように一時的に薄くすることによって、孔(FC)へのプラグの挿入が可能となる。
【0096】
明らかに、上記プラグ(S)は、前方フック(21d)が孔(FC)の垂直縁を通過し、相互の干渉がなくなるとすぐに、その通常の状態に自発的にかつ突然戻る傾向にある。
【0097】
そのような状態では、弾性ブリッジ(21c)はその通常の位置に戻る傾向にあり、2つのアーム(21b)は再び離れ、フック(21d)は孔(FC)の垂直縁の内側位置に嵌まり、したがってヒンジ(21)が家具の部材から思いがけず連結解除されることを防止する。
【0098】
本発明の装置は、上記で説明したドア(18)の上側縁及び下側縁を仕上げるためにドアと協働するように構成される2つの付加的な構成部材を含む。
【0099】
図7A及び
図7Bを参照すると、第1の仕上げ構成部材は、前方端部に横方向ハンドル(23)が設けられている枠付きのストリップ(22)からなる。
【0100】
上記ストリップ(22)には、当該ストリップ(22)内への、ドア(18)の上記下側縁(18a)及び上側縁(18b)のうちの一方の正確な挿入のための、1つの口(IM)が設けられている。
【0101】
以下では「第1の仕上げストリップ」(22)として規定されるそのようなストリップ(22)は、
図18に示されているようにドア(18)を開閉するのに用いられるハンドル(23)を家具の部材の外側位置に提供するために、ドア(18)の上側水平縁(18b)と好ましくは連結されなければならない。
【0102】
図7Aに示されているように、上記第1の仕上げストリップ(22)の内部には、第1の長手方向縁(22b)と第2の長手方向縁(22c)とを接続する横断仕切り(22a)が設けられており;上記垂直縁のうちの第1の縁(22b)には、長手方向端部に向かって、本発明の装置の前述の構成部材に関して説明したタイプの2つの水平スロット(5b)が設けられ、一方で、第2の長手方向縁(22c)は上記ハンドル(23)を外側から支持するようにもなっている。
【0103】
そのような第1の仕上げストリップ(22)をドア(18)の上部に取り付けるために、ドア(18)の上側縁(18b)が上記口(IM)を用いてストリップ内に挿入され、したがって、縁(18b)に設けられるノッチ(12)の上記対と上記第1の仕上げストリップ(22)の内側位置に設けられる上記仕切り(22a)との間で通常の連結が得られる。
【0104】
同時に、付加的な結果が生じ、これは、ドア(18)の上側縁(18b)の内側位置に設けられる上記楔形材(19b)が、第1の仕上げストリップ(22)の上記第1の長手方向縁(22b)に設けられるスロット(5a)内に嵌まることを意味する。
【0105】
図18に示されているように、上記第1の仕上げストリップ(22)の、第1の縁(22b)の外側位置には、ドア(18)を閉じるときに家具の部材の最上部(16)の正面に設けられる上記孔(F)のうちの1つに強制的に挿入されるように構成される、弾性変形可能な構造を有する基本的にオメガ形状の突起が設けられている。
【0106】
上記突起(24)は、閉位置でドア(18)を安定させるように構成され;上記ドア(18)の十分に積極的な牽引によって、ドア(18)を開くために突起(24)を孔(F)から引き出すことが可能であるようになっている。
【0107】
オメガ形状の突起(24)を受け入れるように構成される孔(F)は、
図19A、
図19B及び
図19Cに示されているように、オメガ形状の突起(24)が上記パネル(1)のサンプルの正面に配置されるときにもドア(18)を止めるために、パネル(1)の各サンプルの前方縁にも設けられている。
【0108】
図1Aに示されているように、最上部(16)のように、第1のパネル(1)の前方長手方向縁には、上記正方形の孔の4つのサンプルが設けられており、そのうちの2つ(FC)は前方縁の端部の向きであり、対称的な位置にある2つ(F)は、中央の横方向溝(1a)の2つの側において中央の横方向溝に近接している。
【0109】
ドア(18)と協働するように構成される付加的な構成部材は、
図8に示されている第2の枠付きの仕上げストリップ(22’)である。当該第2の仕上げストリップ(22’)は、
図7A及び
図7Bに示されているストリップ(22)と正確に同じであり、唯一の違いは、ハンドル(23)が設けられていないことである。
【0110】
図18は、この図に示されている家具の部材に設けられている2つのドア(18)の下側縁(18a)に上記第2のストリップ(22’)の2つのサンプルが存在することを示している。
【0111】
図9A及び
図9Bは、上記ドア(18)と協働するように構成される付加的な構成部材を示しており;付加的な構成部材は、横方向ハンドル(23)が設けられている第1の接続ストリップ(25)である。
【0112】
上記ストリップ(25)は、ドア(18)の上側縁及び下側縁を仕上げるようには構成されておらず、下のドアの上側縁(18b)と上のドアの下側縁(18a)とを接続する、2つのドア間の接続部として働く。
【0113】
上記第1の接続ストリップ(25)の機能の目的は、
図19A、及び
図19Bの分解図に示されており、
図19Bは、第1のストリップ(25)と同一であるが横方向ハンドルが設けられていない第2の接続ストリップ(25’)も示している。
【0114】
まず、2つのドア(18)を接続するように構成される第1の接続ストリップ(25)は第1の仕上げストリップ(22)の2倍の高さを有し、2つの反対側にある口が設けられており、第1の口(IMI)は下向きであり、第2の口(IMS)は上向きであることに留意されたい。
【0115】
図9A及び
図9Bに示されているように、上記第1の接続ストリップ(25)の内部には、その厚さの正確に半分に、両面が一連の垂直横断仕切り(25a)に接続されている水平壁(25d)が設けられている。
【0116】
上記水平壁(25c)はストリップ(25)の端部までは延びず、この場合、ハンドル(23)を支持する縁(25c)に対向する上記第1の横方向縁(25b)に、2対の水平スロット(5a、5b)が上下に設けられており;各対の第1のスロット(5a)は水平壁(25d)よりも高い高さに位置し、第2のスロット(5b)はより低い高さに位置するようになっている。
【0117】
上記第1の接続ストリップ(25)と、ストリップ(25)の上下に取り付けられる2つのドア(18)との連結は、上記第1の仕上げストリップ(22)を参照して上記で説明した同じモードに従って得られる。
【0118】
ドア(18)の水平な縁(18a、18b)が両側において上記第1の接続ストリップ(25)に係合すると、上記縁(18a、18b)に設けられているV字形のノッチ(12)の対が、上記ストリップ(25)の内部に設けられている上記横断仕切り(25a)に接合する。
【0119】
同時に、ドア(18)の2つの楔形材(19a)は第1の接続ストリップ(25)の第1のスロット(5a)に嵌まり、下にあるドア(18)の2つの楔形材(19b)は、ストリップ(25)の第2のスロット(5b)に嵌まる。
【0120】
図10は、第1の接続ストリップ(25)と基本的に同じ構成を有する上記第2の接続ストリップ(25’)を示しており、唯一の違いは横方向ハンドルが設けられていないことである。
【0121】
上記第2の接続ストリップ(25’)の内部には、一連の垂直横断仕切り(25a)、水平仕切り(25d)、及び端部に向かって位置する2対の水平スロット(5a、5b)が設けられている。
【0122】
閉じたドアを有する
図19Aと同じ家具の部材を示す
図19Cは、ドア(18)と上記仕上げストリップ及び接続ストリップとの間の協働モードを付加的に示している。
【0123】
図7A及び
図9Aを具体的に参照すると、第1の仕上げストリップ(22)及び第1の接続ストリップ(25)には、正面のハンドル(23)の下に目(200)が設けられていることに留意されたい。
【0124】
上記
図19Cに示されているように、家具の部材のドア(18)が閉じると、2つの隣接するハンドル(23)の目(200)が左右に配置され、錠のフック、チェーンの端部、又は家具の部材を安全に施錠するために用いられる任意の他の手段を挿入するのに用いることができる。
【0125】
図11Aは、本発明の装置を、自身の特定の要件に従った家具を実現するために用いたい人に対して付加的な代替的な解決策を提供するように考案された、本発明の装置の2つの付加的な構成部材を示している。
【0126】
図11Aに示されている構成部材のうちの第1の構成部材は、壁(14)と同じ高さを有する枠付きの柱(26)であり、一方で、第2の構成部材は、矩形の細長い幅狭のプレート(27)である。
【0127】
図11B及び
図11Cを具体的に参照すると、柱(26)には、両端部(26a、26a’)に、家具の部材の内方に面する段部(26b、26b’)が設けられている。
【0128】
上記柱(26)の下側端部(26a)は、上記第1のパネル(1)の上面に設けられている中央の横方向溝(1a)の前方端部に得られる座部(1a’’)内に正確に係合するように構成され;一方で、上側端部(26a’)は、上記第1のパネル(1)の下面に設けられている中央の横方向溝(10a)の前方端部に得られる座部内、又は上記最上部(16)の下面に設けられている中央の横方向溝(100a)の前方端部に得られる座部(100a’’)内に係合するように構成される。
【0129】
柱(26)の端部(26a、26a’)に設けられている段部(26b、26b’)は、上記横方向溝(1a、10a、100a)の内部に設けられている上記垂直仕切り(1a’、10a’、100a’)の干渉を回避することを可能にする。
【0130】
その代わりに、プレート(27)は、第1のパネル(1)の上記2つの連続的な部分(2)と組み合わせて単一の一続きの面を形成するように、中央の溝(1a)の残りの部分に強制的に挿入されるように構成される。
【0131】
そのために、プレート(27)には、目的の溝(1a)の横壁に干渉し、当該2つの構成部材間のより安定した連結を実現するように構成される弾性変形可能な楔形材(27a)が横方向に設けられている。
【0132】
これらの2つの構成部材(26、27)の可能な実際の使用は
図11Cに示されており、
図11Cは、上記壁(14)の中間のサンプルによって2つの半体に分割される下側コンパートメント(VI)、及び柱(26)が正面で使用されているため家具の部材の一方の側から他方の側へ一続きである上側コンパートメント(VS)を有する家具の部材を示している。
【0133】
上記の図は、家具の部材の上側コンパートメント(VS)において、柱(26)が、付加的な水平パネル(1)の支持体又は直接的には最上部(16)の支持体として働く、下側コンパートメント(VI)の中間の壁(14)と同じ機能を有することを示している。
【0134】
図20A及び
図20Bを参照すると、本発明の装置は、家具の部材の構成中にユーザにより高い裁量を与えるように構成される付加的な構成部材を含む。
【0135】
図20Bは、水平底パネル(1)から上側の最上部(16)へ、妨げられることなく垂直方向に延びるコンパートメント(VV)が左側に設けられている家具の部材を示しており、一方で、右側では、対応する垂直容積部は中間の棚によって上側半分及び下側半分に分割されている。
【0136】
連続的な垂直コンパートメント(VV)は
図20Aに示されている構成部材を用いることによって得られる。
【0137】
家具の部材の底及び棚の双方として働くように構成される上記第1の水平パネル(1)と上面及び下面の双方において基本的に同一であるのは第2の水平パネル(110)である。
【0138】
「非対称」であるものとして規定することができる水平パネルの第2の実施形態(110)の特性は、水平パネルの中央の横方向溝(1a)の一方の側に1つのみの連続的な部分(2)が設けられることにある。
【0139】
中央の横方向溝(1a)の他方の側には、後方長手方向溝(1b)の半分から構成されるL字形の支持構造体のみが設けられており、後方長手方向溝の端部には対応する横方向溝(1a)が通常は接続される。
【0140】
上記中央の横方向溝(1a)は、上記L字形の構造体と協働して、第2のパネル(110)の正面からアクセス可能な自由スペース(SL)を画定する。
【0141】
図20Aに示されているように、上記中央の横方向溝(1a)の、上記自由スペース(SL)に向く側には、中央の溝(1a)の反対の側に設けられている上記連続的な部分(2)の上面と同じ高さの上面を有する枠付きのストリップ(111)が設けられている。
【0142】
上記枠付きのストリップ(111)の中央にはより低い長手方向領域(112)が設けられており、より低い長手方向領域の底には、等間隔に離間した孔(112a)が得られ、一方で、より低い長手方向領域の外縁には、上記孔(112a)に対して互い違いの位置に垂直ペグ(112b)が得られる。
【0143】
ワードローブ内に非対称なパネル(110)が取り付けられる場合、孔(112a)及びペグ(112b)を、様々なタイプの物体又はツールを吊るすか又は掛けるのに有利に用いることができる。
【0144】
図1A及び
図1Bに示されている対応する対称的な実施形態とは異なり、そのような水平の非対称のパネル(110)は、家具の部材の棚としてのみ用いられ、底としては用いられないように構成される。
【0145】
最後に、
図21A及び
図21Bは、上記パネル(1)が家具の部材の底として用いられる場合にパネルの下に取り付けられるように構成される足部(30)を示している。
【0146】
特に、上記足部(30)は、正方形のベースを有する基本的に切頭ピラミッド形状の枠付き構造を有し、上側の平面的な面に、基本的に半楕円形のプロファイルを有する垂直プラグ(31a、31b)の対称に対向する対が設けられている。
【0147】
上記プラグ(31a、31b)の機能は、角柱の回転防止連結部を形成するように、パネル(1)の下面に設けられるとともに上記
図1Bに示されている対応する筒状の座部(32)内に係合することである。
【0148】
各足部(30)に設けられるプラグ(31a、31b)の対の特性は、足部の上記上側の平面的な面に対して中心からずれた位置を占めることにある。
【0149】
これらのプラグのうちの第1のプラグ(31a)は、基本的には足部(30)の中心に位置し、一方で第2のプラグ(31b)は、上記第1のプラグ(31a)と足部(30)の後方縁(30b)との間の距離の半分に基本的に位置する。
【0150】
上記は、2つの異なるモードに従って足部(30)をパネル(1)に連結するために考案された。
【0151】
特に、足部(30)のこの代替的な取り付けの解決策は、パネル(1)の前方長手方向縁に対応して取り付けられなければならない3つのサンプルを参照して用いられる。
【0153】
上述の図に示されているように、パネル(1)に設けられる6つの足部(30)は、第1の構成部材の垂直プラグ(31)と第2の構成部材の対応する筒状の座部(32)との間で雄雌連結を実現するために、パネルの下面に対して係合しなければならない。
【0154】
特に、
図22Cは、そのような場合に、パネル(1)の前方に適用される3つの足部(30)の前方縁(30a)が、パネル(1)の前方長手方向縁に対して大幅に突出する位置に配置されることを示している。
【0155】
図23A及び
図23Bは、そうではなく、後方縁(30b)がパネル(1)の長手方向縁と完全に面一であるように3つの足部(30)が取り付けられていることを示している。
【0156】
言うまでもなく、上記足部(30)の2つの代替的な取り付けの解決策は、パネル(1)の下面に挿入される前に、上記足部(30)が180°代替的に回転され、したがって垂直プラグ(31a、31b)の対に関して提供される上記中心からのずれを用いるという状況において実施することができる。
【0157】
最後に、ワードローブにドアが設けられる場合には、
図22Cの足部(30)の「突出」位置が好ましく;そのため、各足部(30)の前方縁(30a)は
図19A及び
図19Cに示されているようにドアの前面と基本的に面一であることに留意されたい。
【0158】
そうではなく、ワードローブにドアが設けられない場合には、足部(30)の前方への突出は美観を損ない、役に立たず厄介であるため、
図23Bの足部(30)の「非突出」位置が好ましい;
図17を参照されたい。