(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【技術分野】
【0001】
本発明は衣類乾燥器に関し、本発明の典型的に示される実施形態においては、特別に設計された強制対流懸垂衣類乾燥器とそれに関係する制御装置に関する。
【0002】
回転衣類乾燥機はこの技術分野では公知であり、ドラムの中で衣類を連続的に回転しながら、加熱された空気または加熱されていない空気をドラムを通過させて濡れた衣類を乾燥するために普通に使われている。従来、すべての回転乾燥器は、衣類のより広い表面積を、ドラムの中を循環する加熱された空気に曝すべく衣類を回転して、衣類を乾燥させるというこの同様の原理に基づいて動作する。回転と加熱を組合せることが衣類にダメージを与えるということは公知である。このダメージは、特に、衣類が回転している時に衣類に加えられた機械的摩擦の結果である。このダメージは、衣類を過度に乾燥させることによってさらに深刻になる可能性がある。近年、乾燥サイクルを制御するために、衣類の湿気や乾燥度をモニタするための湿度センサや温度センサなどの様々なセンサを使用することによって、乾燥自体を軽減する努力がなされてきた。しかし、これらの制御は依然として問題がおこり易く、衣類の回転を無くすことは出来ないでいる。
【0003】
加えて、回転乾燥器の効率は比較的低く、エネルギのかなりのパーセンテージが1回の衣類量を乾燥させるのに消費される。エネルギのかなりのパーセンテージがドラム駆動モータや、ブロワあるいはファンを運転することによって消費され、多くのエネルギ消費は、ドラムの中を循環する空気を加熱することが原因である。従来、部屋の空気が乾燥器の中に導入され、加熱要素を横切る。加熱された空気はドラム内部を通過して、乾燥器から排出される。加熱要素と室内空気の間および加熱された空気と衣類の間の接触時間が比較的短いため、乾燥を容易にするために、空気を十分高い温度にまで加熱するために、特大の加熱要素が使われている。多くの場合、空気は加熱され過ぎ、過大なエネルギが無駄に消費されるが、その理由は排気される空気の不十分な飽和であり、この原因の一部は排気される前に、空気が乾燥器の内部に留まる時間が短いということにある。
【0004】
ガスバーナを使用する回転乾燥器は、電気加熱要素を使用する回転乾燥器よりもエネルギ効率が高いが、両方の回転乾燥器は、空気の加熱、循環を制御し、回転ドラムを備えていない装置が消費するよりもはるかに多くのエネルギを消費する。
【0005】
さらに、回転乾燥器はさらに欠点を抱えており、衣類間に、通常「静電気によるはりつき」と呼ばれる静電気を発生させることや、乾燥サイクル終了後に乾燥器ドラム内に、わずかの間であっても、無人の状態でそのままにすると衣類にしわを作ることなどが含まれる。
【0006】
キャビネット衣類乾燥機もまたこの技術分野で公知であり、加熱された空気または非加熱空気が、衣類の間を循環し乾燥を促進するという点において、回転衣類乾燥機と同様に動作する。これら2つの乾燥器の主な違いは、キャビネット衣類乾燥機は回転ドラムを備えていなくて、衣類は平らに置かれるかまたは吊り下げられる。従来のキャビネット衣類乾燥機は、回転衣類乾燥機に関係する衣類を回転させるという欠点を克服しているが、欠点がない訳ではない。特に、現在あるキャビネット衣類乾燥機は、部屋の空気と再循環させる空気を無秩序に混合するという欠点がある。加えて、欠点には、衣類を吊るすために使用される方法や、さらに、衣類すべてが、衣類間で異なる可能性のある乾燥条件に拘わらず、同じ乾燥サイクル下におかれるという単一キャビネット構造で作られていることも含まれる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態は回転衣類乾燥器とキャビネット衣類乾燥器に存在する上記の1つ以上の短所と、それらに内在するその他の本来的短所を消去させる強制対流懸垂衣類乾燥器を提供する。
【0008】
本発明の実施形態はさらに、各々別々に制御されたブロワまたはファン要素とそれらに関係した加熱要素を有する2つ以上の別々の乾燥室に分割された乾燥室を有する強制対流懸垂衣類乾燥器を提供する。
【0009】
本発明の実施形態はさらに、空気の流れを許可する衣類ハンガを有する強制通気懸垂衣類乾燥器を提供する。
【0010】
本発明の実施形態はさらに、衣類やその他の繊維品目のうちの隣接して吊るされた品目の間の適切な間隔を許可する位置変更可能な衣類ハンガを有する強制対流懸垂衣類乾燥器を提供する。
【0011】
本発明の実施形態はさらに、新規な制御方法による温度、湿気または湿度センサを使用する乾燥サイクル制御に対する改善を提供する。
【0012】
本発明の実施形態は、パージされる前に、空気が湿気に十分飽和されるように、乾燥器を空気リサイクルと空気パージの間でサイクル運転させる制御モードとシークエンスを有する強制対流懸垂衣類乾燥器を提供する。
【0013】
本発明の実施形態は、より低い電気料金を活用するために、乾燥器のスタート時間をプログラム出来、その結果、ユーザのコストを下げることが出来る制御システムを備える強制通気懸垂衣類乾燥器を提供する。ユーザは乾燥サイクルが終了した時にそこにいる必要がない。
【0014】
本発明の利点は分割された乾燥室の態様にある。乾燥室は、各々の室がフルに詰め込んだ普通サイズの洗濯機からの普通の洗濯量を受け入れることが出来るような大きさで作られる。単一の乾燥室を有するどのデザインのタイプにおいてもこれは主たる改良である。なぜなら、乾燥は洗濯サイクルよりもより長時間かかる場合があり、そのために、複数の負荷量を洗濯して乾燥させる通常のコースを遅滞させる。洗濯が終了した時に衣類を吊るすために各乾燥室を使用することによって、この乾燥器はいかなる数の洗濯サイクルにも追随することが出来る可能性が高い。なぜなら、1つの乾燥室は、別の洗濯負荷が終了するまでに、ほとんど常に終了する。逆に、1つの非常に大きな乾燥室の代わりに多数の乾燥室を有することによって、フル負荷量より少ない少量を、有用性のある多くのプログラミング特性を使用して乾燥させることは簡単かつより経済的である。ユーザはこのタイプの使用に合わせて、乾燥サイクルをカスタマイズすることが出来る。
【0015】
これらの利点とその他の利点を達成するために、一般的に、ある態様によれば、強制対流懸垂衣類乾燥器が提供される。乾燥器は内部乾燥室を有するキャビネットを備えている。乾燥ラックは、乾燥キャビネットに摺動可能に設置され、乾燥ラックが内部乾燥室内に配置されるところの収納位置と、乾燥ラックが内部乾燥室の外に配置されているところの伸展位置の間を可動であり、乾燥ラックは、乾燥ラックを水平方向に2つの別々の部分に分割するために、乾燥室分割パネルを垂直方向に受け取り保持するように形成されている。乾燥室分割パネルは、乾燥ラックによって取外し可能に取り付けることが可能であって、乾燥室分割パネルが乾燥ラックによって受け取られ、乾燥ラックが収納位置にある時、内部乾燥室を、別々の水平方向に配置され垂直方向に延びた第一の乾燥室と第二の乾燥室に密封して分割する。
【0016】
一般的に、別の態様によれば、乾燥器は内部乾燥室を有するキャビネットと、強制通気ファンと、キャビネット外の外気を強制通気ファンに送るように形成された外気ダクトと、外気ダクトを横切って配置されており、外気ダクトを通した空気の流れを許可または不許可にするように動作する外気ダクトダンパと、内部乾燥室からキャビネットの外の位置へ空気を排出するように形成された排出ダクトと、排出ダクトを横切って配置され、排出ダクトダンパを通した空気の流れを許可または不許可にするように動作する排出ダクトダンパと、内部乾燥室の外の空気を強制通気ファンへ送るように形成されたリサイクル空気ダクトと、リサイクル空気ダクトを横切るように配置され、リサイクル空気ダクトを通した空気の流れを許可または不許可にするように動作するリサイクル空気ダクトダンパとを備える。外気ダクトダンパとリサイクルダクトダンパはお互いに100%逆方向に動作するが、このことは、乾燥プロセスの一部分として熱を加える必要のある前もってプログラムされた設定の間、一方が完全に閉まっている時に、他方は完全に開放されていることを意味している。
【0017】
従って、本発明のもっと重要な特徴について、むしろ概略的に、そのアウトラインを述べるが、以下の本発明の詳細な記述はより良く理解されるだろうし、当技術分野に対する本発明の貢献はより良く理解されるだろう。
【0018】
本発明の、現在の好ましいが実例となる実施形態の以下の詳細な説明を、添付の図面と一緒に読めば、本発明の多くの目的と、特徴、利点が当業者には容易に明らかになるだろう。本発明はその他の実施形態が可能であり、様々な方法で実行し実施することが可能である。
【0019】
また、ここに使われている表現や専門用語は記述の目的のためであり、これらに限定されると考えるべきものでないことを理解して欲しい。そのため、当業者は、本開示が基づいている構想は、本発明のいくつかの目的を実行するためのその他の構造、方法、およびシステムをデザインするための基礎として容易に使うことができることを理解するだろう。従って本発明の精神と範囲を逸脱しない限り、請求項がそのような等価な構造を有すると見なされることは重要である。
【0020】
本発明と、その運用上利点と、それを使用することによって達成される特異な目的をより良く理解するために、添付図面と本発明の実施形態が説明されている記述事項を参照すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
次の図面は例として図示し、本発明の実施形態を説明するために、本発明のさらなる理解を提供するために含まれる。実施形態の構造の詳細を示すために、本発明を基本的に理解するために必要である以上に詳細に行うことはしないで、図面による説明は、本発明の複数の形態がどのように実際に実施され得るのか、当業者に明らかになるように行う。同一の参照番号は、必ずしも同一の構造を示す訳ではない。むしろ、同一の参照番号が、同様の機能性を有する特徴である同様の特徴を示すのに使用する場合もある。
【
図1】乾燥ラックが引き出された状態で示された本発明の少なくとも1つの実施形態の原理によって構成された強制対流懸垂衣類乾燥機の前面斜視図である。
【
図2】本発明の少なくとも1つの実施形態の原理によって構成された強制対流懸垂衣類乾燥機の前面斜視図である。
【
図3】本発明の少なくとも1つの実施形態の原理によって構成された強制対流懸垂衣類乾燥機の背面斜視図である。
【
図4】本発明の少なくとも1つの実施形態の原理によって構成された強制対流懸垂衣類乾燥機の分解背面斜視図である。
【
図5】明確に図示するために、パネルを取り外した状態の底部プレナムを示す本発明の少なくとも1つの実施形態の原理によって構成された強制対流懸垂衣類乾燥機の背面斜視図である。
【
図6】リサイクル空気ダクト構成を図示する本発明の少なくとも1つの実施形態によって構成された強制対流懸垂衣類乾燥機の断面図である。
【
図7】リサイクル空気ダクトダンパと外気ダクトダンパを備えた強制通風ファン、リサイクル空気ダクトおよび外気ダクト構造の拡大斜視図である。
【
図8】明確に図示するために、パネルを取り外した状態の上部プレナムを示す本発明の少なくとも1つの実施形態の原理によって構成された強制対流懸垂衣類乾燥機の上面斜視図である。
【
図9】本発明の強制対流衣類乾燥機のハンガアセンブリの実施形態の斜視図である。
【
図10】ハンガアセンブリの実施形態のクロスバーの拡大斜視図である。
【
図11】ハンガアセンブリの実施形態のスプリングクリップの拡大斜視図である。
【
図12】本発明の少なくとも1つの実施形態の原理によって構成された制御システムと強制対流懸垂衣類乾燥機の概略図である。
【
図13】強制対流懸垂衣類乾燥機と関連の制御システムと一緒に使用される様々な制御テクニックを示す概略フロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
最初に
図1乃至3を参照すると、本発明の原理を典型的に具現化する衣類乾燥装置は、一般的に、参照番号10で指定されている。乾燥器10は、乾燥器で乾燥させる衣類やその他の品目を受け入れる内部乾燥室14を有する垂直方向に伸びたキャビネット12を備えている。乾燥ラック16を有する引き出しが左右の引き出しレール18、20によってキャビネット12に摺動可能に取り付けられており、乾燥ラックがキャビネットの乾燥室14の中に配置されている収納位置(
図2)と、乾燥ラックがキャビネットの外に配置された(
図1)伸長位置の間を摺動可能に取り付けられている。伸長位置は乾燥する物品を懸垂するためと、すべての懸垂装置を設定するか取り外すためにユーザが乾燥ラックにアクセスすること許可する。乾燥ラック16は、相互に結合された垂直方向のフレーム部材と、水平方向のフレーム部材から成っている開放フレームによって構成されている。乾燥ラック16は、底部パネル84とサイドパネル21、23を備えている。以下でさらに詳しく述べるが、乾燥運転中に底部パネルを空気の流れが通過するのを許可するように、底部パネル84には所望の穴パターンに従って穴が開けられている。
【0023】
キャビネットドアパネル22は乾燥ラック16に取り付けられていて、乾燥ラックをキャビネットの乾燥室14の中にスライドして完全に入れた時に、キャビネット12の開口24を密封する。乾燥ラック16をスライドしている時にユーザが握るために、ドアパネル22にはハンドル26が取り付けてある。
【0024】
以下でさらに詳しく述べるが、分割パネル29が取り外し可能に収容され、お互いに対向する垂直なサイドフレーム部材30、32によって乾燥ラック16で保持される。分割パネル29は乾燥ラック16を、前方衣類受け入れ領域と後方衣類受け入れ領域に垂直に分割する。分割パネル29は、乾燥ラック16が乾燥室の中に受け入れられた時、さらに垂直に乾燥室14を2つの対応する乾燥室に分割する。
【0025】
図示してはいないが、分割パネルの周囲に適当な空気密封材が設けられ、必要な場合、関係する構成要素の間の密閉接触を提供する。空気密封材は、中央部分で乾燥ラック16に取り付けられる軟らかい材料の密封構成要素で作られており、乾燥ラックと共に出たり入ったりすることを意図している。可動密封構成要素とオーバーラップする軟らかい密封構成要素がお互いに反対側で内部壁に固定され、引き出しを閉位置にした時、ピンと張るか、その軟らかい密封構成要素の密封対を強圧する。この方法によって、乾燥室間の空気移動はたいして起こらない。
【0026】
以下でさらに述べるが、キャビネット12は底部端部に隣接するサイドに設置された部屋空気通気口28、30、32、34を備えている。ここには通気口28、30だけが示されているが、
図4に示すように、通気口32、34が対向側に配置されている。乾燥器の修理のために側面を通してキャビネットの下部内部にアクセスを許すために構成要素アクセスパネル36、38を設けても良い。ここには図示していないが、同様な構成要素アクセスパネル40、42を対向する側面に配置することが出来る。乾燥器の修理のために同様のアクセスを可能とするために、付加構成要素アクセスパネル44、46がキャビネット12の上部に配置されても良い。キャビネット12は、乾燥器10から排気を排出することが可能な後部設置排気ダクトアセンブリ48をさらに備える。ダクトアセンブリ48は、空気を所望の場所、例えば、建物の外に排出するために標準乾燥器ダクトに接続するためのダクトカップリング50を備えている。乾燥器10のインターフェイスとして、さらに乾燥器10の様々な機能と運転を制御するための制御キーパッド206がさらに図示されている。
【0027】
図4を参照すると、乾燥器10の典型的実施形態の分解図が示されている。乾燥器10のキャビネット12は、乾燥器を形成する様々な構成要素の取付と支持のために構成されて相互に結合されている垂直方向、水平方向フレーム部材から成るフレームアセンブリ52を備えている。ここに示すように、キャビネット12は、外部後方パネル54、外部サイドパネル56、58、内部サイドパネル60、62、外部トップパネル64、内部トップパネル66、トップ分割パネル68、およびドアパネル22(キャビネットの前面パネルを形成する)を備えている。外部パネルと中央分割パネルは、乾燥器10の乾燥効率とエネルギ効率を増加し、乾燥室間からの熱貫流を低減するために適当に断熱構造にされている。以下でさらに詳しく述べるが、サイドパネル56、60が、第一および第二右サイドリサイクル空気ダクトをそのサイドパネルの間に形成するように水平方向に間隔を置いた関係位置でフレーム52に取り付けられ、かつフレーム52に支持されている。同様に、サイドパネル58、62が、第一および第二左サイドリサイクル空気ダクトをそのサイドパネルの間に形成するように水平方向に間隔を置いた関係位置でフレーム52に取り付けられ、かつフレーム52に支持されている。キャビネット12は、フレームアッセンブリ52と、キャビネットを形成するためにフレームに取り付けられた様々な別々のパネルを備えるように図示される一方で、キャビネットの様々な構造は、本発明の実施形態の範囲を超えることなく採用することが出来る。従って、ここに示したキャビネット12は、代表的かつ例示的構造である。
【0028】
図5を参照すると、明確に説明する目的で、トップパネル64、66、68と後方パネル54を取り外し、かつサイドパネル56、58、60、62を部分的に取り外した状態で乾燥器10を示している。出口空気プレナム80、82が、キャビネット12の底部端部に配置されており、垂直分割壁84によって分離されている。乾燥ラック16が乾燥室14内部に完全にスライドして入った時、分割壁84は、取り外し可能分割パネル29(図示せず)と同じ垂直平面と対応して、また同じ垂直平面内に位置するように設置される。分割壁84は静止しており、引き出しアセンブリと一緒に出たり入ったりはしないことを明らかにすべきである。空気プレナム82は強制通気ファン68、70とそれに対応する空気ダクト76、78を収容している。通気ファン64、66、68、70は低速、中速、高速ファンスピード設定を有する可変スピードファンであって良い。さらに、引き出された位置の乾燥ラック16が図示されている。乾燥ラックがキャビネット12の中にスライド移動した時、乾燥ラック16の底部パネル84は空気プレナム80、82の天井を形成する。底部パネル84は、底部パネルの上に落ちるかもしれない物品が、底部パネル全体に広がる空気孔を完全にふさぐことがないように肋材で補強されていることがこの図で分かる。肋材補強それ自体は、水平面が波打っていることから分かるだろう。底部パネルの肋材補強もまた、各々のファンからの空気が、等しく一貫したフローパターンで室に入るのを許可する戦略的寸法と配置の複数の孔で鑽孔されている。両方のファンは常に選択された自動プログラムの各個に従って稼働するので、空気の流れは常に均一になる。孔は起伏の上に設置されて、空気は様々な角度から部屋の中に入って来るが無流領域がないようになっている。
【0029】
ここにさらに示されて、すでに簡単に論じられたが、第一と第二の右サイドリサイクル空気ダクト86、88は、水平方向に間隔を取って配置されている外部サイドパネル56と内部サイドパネル60によって形成される。リサイクル空気ダクト86、88は、乾燥器フレーム52の対応側面を形成する垂直フレーム部材の間のキャビネット12側面に沿って垂直に伸展している。同様に、第一と第二左サイドリサイクル空気ダクト90、92は水平方向に間隔を置いて配置した外部サイドパネル58と内部サイドパネル62によって形成される。リサイクル空気ダクト90、92は、乾燥器フレーム52の対応側面を形成する垂直フレーム部材の間のキャビネット側面に沿って垂直に伸展している。この構造は
図6でさらに詳しく示している。上記したように、内部サイドパネル60、62は、最上部への空気流入と、リサイクル空気ダクト86、88、90、92に流入するのを可能にするために外部壁よりも垂直方向に短い。
【0030】
図5に戻ると、空気ダクト72は外気を受けるために部屋空気開口部28と同軸上にあり、空気部屋開口部28として登録される部屋空気入口100と、リサイクル空気を受けるためにリサイクル空気ダクト90と同軸上にあり、リサイクル空気ダクトとして登録されるリサイクル空気入口102を備えている。空気ダクト72は外気とリサイクル空気を強制通気ファン72に送る。同様に、空気ダクト74は外気を受けるために部屋空気開口部30と同軸上にあり、部屋空気開口部として登録される部屋空気入口104と、リサイクル空気を受けるためにリサイクル空気ダクト92と同軸上にあり、リサイクル空気ダクトとして登録されるリサイクル空気入口106を備えている。空気ダクト74は外気とリサイクル空気を強制通気ファン74に送る。同様に、空気ダクト78は外気を受けるために部屋空気開口部32と同軸上にあり、部屋空気開口部として登録される部屋空気入口108と、リサイクル空気を受けるためにリサイクル空気ダクト86と同軸上にあり、リサイクル空気ダクトとして登録されるリサイクル空気入口110を備えている。空気ダクト76は外気とリサイクル空気を強制通気ファン76に送る。同様に、空気ダクト80は外気を受けるために部屋空気開口部34と同軸上にあり、部屋空気開口部として登録される部屋空気入口112と、リサイクル空気を受けるためにリサイクル空気ダクト88と同軸上にあり、リサイクル空気ダクトとして登録されるリサイクル空気入口114を備えている。空気ダクト80は外気とリサイクル空気を強制通気ファン78に送る。
【0031】
図7を参照すると、強制通気ファン66と、ダクト74と、部屋空気ダンパ116と、リサイクル空気ダンパ118(内部サイドパネル60は、明確に図示するために部分的に取外されている)が図示されている。次の記述は、強制通気ファン66と、ダクト74と、部屋空気ダンパ116と、リサイクル空気ダンパ118に言及しており、残りの3つのファンアセンブリに関する構造と配置は同じであり、従って、その残りの3つのファンに関して説明は必要ないと理解されるべきである。部屋空気ダンパ116は、部屋空気入口112と部屋空気開口部34を接続して、部屋空気開口部から、新鮮空気入口ダクト工作物への空気の流れを制御するように稼働する。リサイクル空気ダンパ118はリサイクル空気ダクト88をリサイクル空気入口114に接続して、リサイクル空気ダクトからダクト74へのリサイクル空気の流れを制御するように稼働する。本発明の実施形態に関する重要な態様では、部屋空気ダンパ116とリサイクル空気ダンパ118は、同時におよび逆方向に、開位置と閉位置に作動することが分かる。別に表現すると、部屋空気ダンパ116が、新鮮空気がファンに供給されるのを許可するために開かれると、リサイクル空気ダンパ118は、リサイクル空気が強制通気ファンに戻る流れをストップするように閉じられる。ここに示すように、単一ダンパモータ120Aは、リサイクル空気ダンパ118と部屋空気ダンパ116の両方に作動可能に接続されている。モータ120Aはリサイクル空気ダンパ118と部屋空気ダンパ116の両方の開閉動作に影響を与えるように作動する。モータ120Aはダンパを操作するために様々な形状や構成を取り得ることを理解すべきである。図示したように単一モータ構造の代わりとして、2つの別々のモータ、つまり各々のダンパに各々のモータを採用しても良い。この目的のために、制御のために使用されるモータに拘わらず、プログラムされたダンパ運転の様々なステージにおいて、この態様の主たる範囲は、交互に逆転した位置で実施される。
【0032】
図8を参照すると、乾燥器10は、キャビネット12の上端部に配置された空気プレナム122、124(外部最上部64パネルは、明確に図示するために、取り外されている)を備えている。空気プレナム122、124は、垂直分割壁126によって分離されている。乾燥ラック16が乾燥室14の中に完全にスライド移動した時、分割壁126は、取外し可能分割パネル29(図示せず)と同じ垂直平面に対応しかつ存在するように設置される。上部プレート66は各々の空気プレナム122、124のすぐ下に位置しており、乾燥室からプレナム122、124に流入する空気の流れを許可するように鑽孔されている。上部プレート66は、所望のパターンと特定の所望のエアフローパターンに従ったサイズで鑽孔されている。上部プレート68は水平方向にプレナム122、124を分割して、ここに図示していないが、上部プレート64は各々のプレナムの上部を形成する。排気ダンパ128はプレナム122の上部室と下部室を接続して、下部室から上部室に向かう空気の流れを制御するように作動する。モータ132は排気ダンパ128に操作可能に接続されており、ダンパを開けるまたは閉じるように作動する。同様に、排気ダンパ130はプレナム124の上部室と下部室を接続して、下部室から上部室に向かう空気の流れを制御するように作動する。モータ134は排気ダンパ130に操作可能に接続されており、ダンパを開けるまたは閉じるように作動する。ダンパ128、132は、所望の乾燥器制御に従って独立して作動する。
【0033】
排出ダクトアセンブリ48の排出ダクト136は、プレナム122の上部室からの排出空気を受けるためにプレナム122の上部室に接続されていて、排出ダクトアセンブリの排出ダクト138は、プレナム124の上部室からの排出空気を受けるためにプレナム124の上部室に接続されている。各々の排出ダクト136、138には、単にプレナムから各々のダクトへの空気の流入を許可するために作動可能な一方向ダンパバルブを取りつけても良い。
図4を参照すると、排出ダクト136、138は、乾燥器10を排出空気を所望の場所、例えば、建物の外部に排出するための外部排出ダクトに接続する排出ダクトアセンブリ48の一部を形成する。
【0034】
図9乃至11を参照すると、本発明の実施形態の別の態様によれば、乾燥運転中に、乾燥させる品目を乾燥器に懸垂させることが可能な品目ハンガアセンブリ140が提供される。ハンガアセンブリ140は特別設計されたサスペンション部材142と、特別設計された衣服ハンガ144を備えている。サスペンション部材142は長棒であり、その長棒は、サスペンション部材が乾燥ラック(
図1が最も良く分かる)の全幅に掛るように、乾燥ラック16のフレームによって向かい合った反対側端部に取り付けられ支持される。サスペンション部材142は、乾燥ラック16に摺動可能に設置され、所望時には取外される。サスペンション部材142は、乾燥させる品目を、タオル掛けからタオルを吊るすのと非常によく似た方法で重ね合わすことを可能とする安定した水平方向の支持物を提供する。サスペンション部材142は、上端面148に沿って間隔を置いて配置した複数の突起または隆起146を有している。突起146は、上端面148からサスペンション部材の上に掛けた品目の材料を持ち上げ、サスペンション部材との接触面に沿った材料表面を横切る空気の流れを強化して早い乾燥を促進する。サスペンション部材142はさらに、乾燥をさらに促進するために、サスペンション部材を通過する空気の流れを許可するようにサスペンション部材にそって間隔を取って配置された複数の垂直方向に延びた空気通路150を備えている。空気通路150は各々の突起146に対応する。
【0035】
衣服ハンガ144は、従来のシャツ懸垂横材154から情報に延びる従来の吊りフック152、ズボンや、ショーツや、スカート等を垂らすために横材から下垂するU字形フレーム156と、より小型の品目をハンガアセンブリ140に留めるためにオープンフレーム品160の上に支持されたU字形フレームから下垂する複数のスプリングクリップ158を備えている。U字形フレーム156は、品目をフレームに載せたり降ろしたりする時の便利さのために衣服ハンガ144に入れたり出したりすることが出来る。吊りフック152は、あらゆる普通のクローゼットバーに吊るすために直接設置出来るようなサイズである。これは多くの品目を都合よく単一の扱いが出来ることを意味し、バー毎に複数品目を戦略的に吊るすことによって、複数のバーを品目の取り扱い直したりまたは取り外すことなく様々なクローゼットに直接入れることが出来る。すべてのハンガ144と吊りバー142は、中央取外し可能部分29と同様に取り外すことが可能であるので、クッションや枕などの大きな家庭用品目もゆるやかな乾燥のために簡単に挿入したり、取り外したりできるが、これは回転乾燥器では不可能なことである。
【0036】
図12を参照すると、乾燥器10はさらに、乾燥器に次に述べる様々な複数運転モードと、好ましく強化された運転柔軟性と効率を乾燥器に提供する制御シークエンスを提供するように前もってプログラムされたマイクロプロセッサ202を備えている。制御システム200は、乾燥器キャビネット12の外側の適当な位置に従来のように設置されたユーザ入力タッチパッド入力パネル206を備えている。入力パネル206は、オペレータが相互作用のための検索するために乾燥器キャビネット12の外側に取外し可能に設置されることを許可する格納可能なデータケーブルを介して制御システム200と接続することが可能である。
【0037】
典型的に図示される形態において、入力パネル206は、タッチパネルであるかまたはタッチパネルではないデジタルディスプレイ(LCD等)208を、その表面に配置している。デジタルディスプレイ208は様々なステータス表示と乾燥器10の運転の制御選択を表示するように稼働する。デジタルディスプレイ208がタッチパネルである場合には、オペレータが乾燥器10の運転と制御のインターフェイスを取るために使用する様々な制御入力ボタンが表示されても良い。さらに、典型的に図示した形態において、入力パネル206は、オペレータによって押される様々な機能別の入力ボタン、例えば、ポーズ209、スタート210、乾燥器室セレクタ212、エンタまたはセレクト214、マニュアルモード216、温度セレクト218、乾燥モードセレクトおよびナンバパッド220を備えている。もちろん、付加的または程度の低い制御セレクションボタンも要求によって入力パネル206に備えることが出来ることは理解されるべきである。
【0038】
希望する運転モードと制御シークエンスを容易にするために、乾燥器10はさらに、外気の温度を検知する外部設置温度センサ222と、外気の湿度を検知する外部設置湿度センサ224と、パネル29によって分割された第一乾燥室内の温度を検知する第一乾燥室温度センサ226と、第一乾燥室内の湿度を検知する第一乾燥室湿度センサ228と、パネル29によって分割された第二乾燥室内の温度を検知する第二乾燥室温度センサ234と、第二乾燥室内の湿度を検知する第二乾燥室湿度センサ236とを備えている。また、乾燥器10は加熱要素242、244、246、248を備えている。加熱要素242、244が各々のファンによって排出された空気を加熱するために、強制通気ファン68、70の上方に配置されている。加熱要素246、248が各々のファンによって排出された空気を加熱するために、強制通気ファン72、74の上方に配置されている。
【0039】
図13のフローチャートを参照すると、制御システム200によって実施される乾燥器10の典型的モードと運転シークエンスについてもっと完全に以下に述べる。乾燥器10の電源を、ステップ300で最初に入れる(ユーザの選択によっては、乾燥室1、乾燥室2またはユーザの希望するように両乾燥室を結合して、ここでの記述は、乾燥室1を選択している)。その後、プレサイクルステップ302に移行する。
【0040】
ステップ302において、制御システム200は、強制通気ファンをスタートする前に、すべてのダンパが正しい位置にあるかを確認する。従って、このステップでは、ダンパモータ120a、120bを起動させることによって新鮮空気ダンパは完全に開き、リサイクルダンパは完全に閉まる。ダンパモータ132を起動することによって排気ダンパは完全に開く。いったん制御システム200が、ダンパはすべて正常位置にあると確認すると、強制通気ファン68、70はスタートして、乾燥室を通して新鮮外気を導入し、排出ダクト136を通して乾燥室から排出し、その結果、新鮮外気は乾燥室内に配置された湿った品目を通過する。所定時間後、乾燥室湿度(湿度センサ228によって検知される)が、所定湿度より高いか、典型的には、第一湿度値が湿度センサ222によって検知された外気湿度より高いか、または乾燥室温度(温度センサ226によって検知される)が所定温度設定ポイントよりも低いか否かに関して、ステップ304で問い合わせる。
【0041】
これらの条件のいずれかが満たされれば、制御システムはステップ306に移行を実施して、ステップ306では、空気リサイクルモードが起動して、乾燥室に配置された品目の乾燥を開始する。
【0042】
しかし、なんらかの理由によって、上記条件がいずれも満たされない場合には、プログラムは、早期に終了するように判断する。プログラムはステップ302、プレサイクルに戻る。この結果、乾燥器の別時間の空気排気が実施され、乾燥器内部の湿度を外部湿度表示よりも上昇させるか乾燥器内部の外気温度をプログラムスタートポイントよりも低下させる。プレスタート条件が合わないと、乾燥器を終了する前にプログラムは2度これを実施する。述べるように、これは様々な理由が考えられ、例えば、間違った室をプログラムされている、プレサイクル時間内に乾燥する衣類が非常に軽い、乾燥器が正しく負荷されていない、乾燥する衣類にとって間違った選択をプログラムしている、プログラム選択のための乾燥器スタートパラメータに合致する周囲条件などが含まれる。これは、必要なパラメータ内でプログラムをスタート出来ない場合には、乾燥器はシャットダウン出来るための安全特性である。聴覚と視覚の警告がユーザにこの発生を知らせることが出来る。
【0043】
ステップ306で開始された空気リサイクルに呼応して、制御システムはダンパモータ132を起動して空気排出ダクトを閉じ、ダンパモータ120a,120bを起動して各々の外気ダンパを閉じ、各々の空気リサイクルダンパを開き、電気加熱要素242、244(ダンパモータ132よりも前にダンパモータ120a,120bを運転する)を起動する。ステップ308への移行が行われ、ステップ308では、乾燥室湿度(湿度センサ228によって検知される)が、所定湿度より高いか、(典型的には、第二湿度値が湿度センサ222によって検知された外気湿度より高い)、または乾燥室温度(温度センサ228によって検知される)が所定温度(典型的には、50°C)と同じか高いか否かに関して質問を行う。
【0044】
これらの条件のどれかが満たされれば、制御システムはステップ310への移行を実施し、ステップ310では、外気モードが開始され、リサイクルされた空気の乾燥室が新鮮外気でパージされる。ステップ310で開始された外気モードに呼応して、制御システム200は、ダンパモータ132を止め空気排出ダクトを開き、ダンパモータ120a,120bを止めて各々の外気ダンパを開き、関連する空気リサイクルダンパを開き、加熱要素242、244を切る(ダンパモータ120a,120bを駆動する前にダンパモータ132を駆動する)。
【0045】
所定時間後、制御システムはステップ312への移行を実施し、ステップ312では、感知された乾燥室湿度が感知された外気湿度と同じか否かに関して質問する。この条件が満たされれば、制御システムはステップ314への移行を実施し、ステップ314では、乾燥室内に配置された品目の温度を扱うのに適した温度にまで下げるためにクールダウンモードを開始する。ステップ314で開始されたクールダウンモードに呼応して、制御システムは強制通気ファン68、70の通電を維持し、新鮮な外気を乾燥室に導入し、新鮮な外気を排出ダクトから排出して、その結果、乾燥室内に配置された品目は新鮮な外気の流れによって冷やされる。所定時間後に、制御システム200はステップ316への移行を実施して、ステップ316では、ステップ300で選択された乾燥室に関する乾燥器の運転を止めるために停止モードが開始される。
【0046】
ステップ312に戻ると、条件が満足されない場合、制御システム200はステップ318への移行を実施するが、ステップ318では、感知された乾燥室湿気が所定の湿気よりも高いこと、典型的には第一湿度値が外気湿度よりも高いか否かに関する質問をする。高すぎる湿度レベルが依然、存在する場合には、制御システム200は、リサイクルモードが再び開始されるステップ306への移行を実施する。
【0047】
乾燥室内に配置された品目の効果的乾燥を達成するために、このプロセスはステップ316で終了するまで続く。プログラムは、プログラムの終わりですべての構成要素の電源を切ると理解してよい。前に述べたように、上記の典型的モードと運転シークエンスが第一乾燥室に関してだけに行われた場合、典型的モードと運転シークエンスは、第二乾燥室またはより大きい単一な乾燥室として集合的に働く両方の乾燥室に及ぶ。様々なモードと運転シークエンスが、本発明の範囲内において、実施されることを理解すべきである。
【0048】
実施形態において、乾燥器10はオペレータに対する構成要素のミス表示を含むことが出来る。構成要素のミス表示は、視覚的または聴覚的表示の形をとることが出来る。構成要素のミス表示はオペレータに乾燥器の修理をする必要性を警告する/または特別な構成要素のミスに対する表示を含むことが可能である。実施形態において、モニタした構成要素は制御システム200に対するフィードバック信号を有することが出来、この制御システムによれば、スクリーン上のデジタル表示はユーザに動作していない構成要素があることを警告し、その為、修理担当者を呼ぶことが出来る。ユーザはキーパッドが示しているものをサービスセンターに説明出来るので、修理担当者は正しい交換部品を持ってくることが出来、正しい部品を持っていないことによる繰り返し修理訪問の回数を減らすことが出来る。
【0049】
実施形態によれば、衣類を入れるために乾燥器を開く、またはサイクルの終わりに衣類を取除くために乾燥器を開く時に、制御システム200は、ユーザにピンまたはパスコードを入力するように要求しても良い。これは、商業的なコインランドリやアパートで乾燥器を使用する場合には、衣類品目のセキュリティのために望ましい。商業的に使用する場合、他のユーザのために、引出しを開けるための合理的な時間の遅れをプログラムしておくことが可能である。
【0050】
実施形態において、内部の構成要素の修理を容易にするために、他の机引き出しと同じように、乾燥ラック16を取り外すことが可能である。
【0051】
実施形態によれば、制御システム200は、何らかの理由で、乾燥室温度がプログラムされた温度を超えた場合、すべての加熱要素を遮断するように働く高温アラームを備えることが可能である。マニュアルモードで許される最高温度は、プログラムモードでの最高設定と同じである。
【0052】
実施形態によれば、上記の収納可能なキーパッドは、身体障害者や短いリーチ能力しかない人が座っている位置からキーパッドにアクセスすることを可能にする。
【0053】
本発明の多くの実施形態を記述してきた。しかし、本発明の精神と範囲を逸脱することなく、様々な変形例が可能であることを理解すべきである。従って、他の実施形態は、次の請求項の範囲に存在するものである。