技術分野
気相反応により生成する気相成分の分析に用いる気相成分分析装置
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、前記従来の気相成分分析装置では、前記反応生成物である気相成分を前記背圧弁で大気圧に減圧しているので、該気相成分をガスクロマトグラフィー用カラムに導入して分析するためには真空ポンプで吸引する必要がある。前記気相成分分析装置では、一般に、十分な分離性能を得ることができない場合には、前記ガスクロマトグラフィー用カラムを長くすることにより対応する。しかし、前記のように前記気相成分を真空ポンプで吸引する場合には、該気相成分を通すことができる該ガスクロマトグラフィー用カラムの長さに限りがあるため、前記ガスクロマトグラフィー用カラムを十分に長くすることができない。
一方、本出願人は、加熱装置とガスクロマトグラフ装置とを接続し、該加熱装置内で試料を加熱して生成した第1の気相成分混合物を反応の原料として該加熱装置内でさらに反応させ、生成した第2の気相成分混合物をガスクロマトグラフィー用カラムで分離し、分離された気相成分を質量分析装置で検出する気相成分分析装置を提案している(特開20
00−28597号公報参照)。
そこで、前記公報記載の気相成分分析装置において、前記加熱装置に導入されるキャリアガスの圧力を所定の圧力に制御することが考えられる。このようにすれば、前記第1の気相成分混合物が、前記所定の圧力下に気相反応して前記第2の気相成分混合物を生成させることになり、該第2の気相成分混合物が生成する際の気相反応の圧力依存性に関する知見をオンラインで得ることができるものと考えられる。
次に、前記第2の気相成分混合物は前記キャリアガスにより前記気体導管を介して前記カラムに案内され、該カラムを通過した成分が前記質量分析装置により検出される。
しかしながら、前記気相成分分析装置では、前記カラムで分析可能な圧力を上回る前記所定の圧力で前記気相反応を行ったときには、前記ガスクロマトグラフィー用カラムに、該カラムで分析不可能な圧力のキャリアガスが導入されることとなる。この場合には、前記第2の気相成分混合物の前記カラムにおける保持時間がより低圧の場合に比較して短くなり同一成分であっても同定が困難になったり、同一成分が複数のピークに別れたりして、十分な分離性能を得ることができないという不都合がある。
本発明は、かかる不都合を解消して、前記気相反応により生成した気相成分混合物をオンラインで分析するときに、確実に優れた分離性能を得ることができる気相成分分析装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
かかる目的を達成するために、本発明は、第1の気相成分混合物から気相反応によって第2の気相成分混合物を生成させる反応装置と、キャリアガスを該反応装置に導入するキャリアガス導入手段と、該第2の気相成分混合物が生成されるときに該反応装置に導入される該キャリアガスの圧力を所定の圧力に制御する第1の圧力制御手段と、該反応装置から供給される該第2の気相成分混合物を含む該キャリアガスが導入される気体導管と・・・ 続きを
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この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の気相成分分析装置の装置構成の一例を示すシステム構成図。
【図2】 本発明の気相成分分析装置の装置構成の他の例を示すシステム構成図。
【図3】 本発明の気相成分分析装置を用いて生成された第2の気相成分混合物のガスクロマトグラフィー/マススペクトロメーターによる分析例を示すクロマトグラム。
【図4】 本発明の気相成分分析装置を用いて生成された第2の気相成分混合物のガスクロマトグラフィー/マススペクトロメーターによる分析例を示すクロマトグラム。
1…気相成分分析装置、 2…第1の加熱装置、 3…第2の加熱装置(反応装置)、 5…検出装置(検出手段)、 9…キャリアガス導管(キャリアガス導入手段)、 15…恒温槽(加熱手段、熱脱着手段)、 15a…第1の恒温槽、 15b…第2の恒温槽、 16…気体導管、17…第1のT字スプリッタ、 18…流路抵抗管、 19…第1の排気管、 20…第1の背圧弁、21…第2のT字スプリッタ、 22…カラム、23…第2の排気管 24…第2の背圧弁、 25…冷却トラップ(気相成分混合物捕捉手段)、 32…気体供給管。
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