(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記通信ユニット制御部は、前記現在時刻が所定の時刻になった時点又は前記現在位置が所定の位置になった時点における前記通信ユニット残量が、前記通信ユニットの動作に必要な電力の残量である通信ユニット残量閾値より大きい場合に、前記第2電源部に蓄積された電力の少なくとも一部を前記第1電源部に供給する、
請求項1に記載の通信端末。
前記通信ユニット制御部は、前記現在時刻が前記所定の時刻になった時点又は前記現在位置が前記所定の位置になった時点における前記通信ユニット残量が、前記現在時刻又は前記現在位置に対応する、前記通信ユニットの動作に必要な電力の残量である通信ユニット残量閾値より小さい場合に、前記第1電源部に蓄積された電力を前記第2電源部に供給する、
請求項4に記載の通信端末。
前記通信ユニット制御部は、前記通信端末のユーザのスケジュールを示すスケジュール情報を受信し、前記スケジュール情報が示す前記通信端末のユーザの行動予定と前記現在時刻又は前記現在位置とに基づいて、前記第1電源部から前記第2電源部に供給する電力量又は前記第2電源部から前記第1電源部に供給する電力量を制御する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の通信端末。
前記通信ユニット制御部は、前記第1電源部から前記第2電源部に供給される電力量又は前記第2電源部から前記第1電源部に供給される電力量に基づいて、前記通信ユニット残量及び前記ブザーユニット残量の変化状況を前記表示部に表示させる、
請求項7に記載の通信端末。
前記ブザーユニット制御部は、前記通信ユニット残量が、前記通信ユニットを動作させることができる電力量に満たない状態において前記鳴動部が前記ブザーを鳴動する場合に、前記第1電源部から前記第2電源部に電力を供給し、
前記通信ユニット制御部は、前記第1電源部から供給された電力を用いて所定の宛先にメッセージを送信する、
請求項9に記載の通信端末。
前記通信ユニットは、通信回線を介して、前記通信ユニット残量、及び前記第1電源部に蓄積された電力の残量であるブザーユニット残量を外部通信端末に送信し、前記外部通信端末において設定された、前記第1電源部から前記第2電源部に供給する電力量又は前記第2電源部から前記第1電源部に供給する電力量の制御に用いられる制御情報を受信する通信部をさらに有し、
前記通信ユニット制御部は、前記通信部が受信した前記制御情報に基づいて、前記第1電源部から前記第2電源部に供給する電力量又は前記第2電源部から前記第1電源部に供給する電力量を制御する、
請求項1から10のいずれか1項に記載の通信端末。
無線通信機能を有する通信ユニットと、ブザーを鳴動するための電力が充電される第1電源部を有するブザーユニットとを備える通信端末において実行される電力量制御方法であって、
前記通信ユニットが有する、少なくとも前記ブザーユニットから供給された電力に基づいて充電される第2電源部に蓄積された電力の残量である通信ユニット残量を検出するステップと、
前記通信ユニットの現在位置及び現在時刻を取得するステップと、
前記通信ユニット残量と、前記現在時刻又は前記現在位置とに基づいて、前記第1電源部から前記第2電源部に供給する電力量又は前記第2電源部から前記第1電源部に供給する電力量を制御するステップと、
を有する、電力量制御方法。
無線通信機能を有する通信ユニットと、ブザーを鳴動するブザーユニットとを備える通信端末と、通信回線を介して前記通信端末と通信可能に接続された外部通信端末とを備える通信システムであって、
前記ブザーユニットは、
少なくとも商用電源から供給された電力に基づいて充電される第1電源部と、
前記第1電源部に蓄積された電力に基づいてブザーを鳴動する鳴動部と、
を有し、
前記通信ユニットは、
少なくとも前記ブザーユニットから供給された電力に基づいて充電される第2電源部と、
前記第2電源部に蓄積された電力の残量である通信ユニット残量を検出する検出部と、
前記通信ユニットの現在位置及び現在時刻を取得する取得部と、
前記現在時刻が所定の時刻になった時点又は前記現在位置が所定の位置になった時点において、通信回線を介して、前記通信ユニット残量を前記外部通信端末に送信し、前記外部通信端末において設定された、前記第1電源部から前記第2電源部に供給する電力量又は前記第2電源部から前記第1電源部に供給する電力量の制御に用いられる制御情報を受信する通信部と、
前記通信部が受信した前記制御情報に基づいて、前記第1電源部から前記第2電源部に供給する電力量又は前記第2電源部から前記第1電源部に供給する電力量を制御する通信ユニット制御部と、
を有し、
前記外部通信端末は、
前記通信ユニット残量を受信すると、前記制御情報を生成して前記通信端末に送信する生成部を有する、
通信システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、通信端末には、子供の防犯用として、ブザーを鳴動するとともに、外部との無線通信を行うものがある。しかしながら、通信端末は、腕時計等のように体に装着するものではないため、通信端末のユーザが、カバンの中に入れた状態で持ち運ぶことがある。このため、通信端末が、ユーザの親からのメッセージを通信端末が受信した場合であっても、ユーザが当該メッセージに気付かないことがあった。
【0005】
そこで、通信端末の少なくとも一部を分離して、体に装着できるようにすることが考えられる。例えば、通信端末を、ブザーを鳴動するブザーユニットと、体に装着可能な通信ユニットとに分離可能とし、それぞれのユニットを独立して動作可能とするために、それぞれのユニットに対して二次電池を設けることが考えられる。
【0006】
ここで、ブザーユニットの電池残量が不十分となると、通信ユニットの電池残量に余裕がある場合であっても、ブザーを鳴動させることができない。したがって、通信端末の全体としては電池残量があるにもかかわらず、ブザーユニットの電池残量が不十分であることにより、子供の帰宅途中等のブザーが鳴動する可能性が高い場面においてブザーを鳴動させることができなくなってしまうという問題がある。
【0007】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ブザーが鳴動する可能性が高い時間又は場所において、ブザーを鳴動させるための電力を確保することができる通信端末、通信ユニット、電力量制御方法及び通信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様に係る通信端末は、無線通信機能を有する通信ユニットと、ブザーを鳴動するブザーユニットとを備える通信端末であって、前記ブザーユニットは、少なくとも商用電源から供給された電力に基づいて充電される第1電源部と、前記第1電源部に蓄積された電力に基づいてブザーを鳴動する鳴動部と、を有し、前記通信ユニットは、少なくとも前記ブザーユニットから供給された電力に基づいて充電される第2電源部と、前記第2電源部に蓄積された電力の残量である通信ユニット残量を検出する検出部と、前記通信ユニットの現在位置及び現在時刻を取得する取得部と、前記通信ユニット残量と、前記現在時刻又は前記現在位置とに基づいて、前記第1電源部から前記第2電源部に供給する電力量又は前記第2電源部から前記第1電源部に供給する電力量を制御する通信ユニット制御部と、を有する。
【0009】
前記通信ユニット制御部は、前記現在時刻が所定の時刻になった時点又は前記現在位置が所定の位置になった時点における前記通信ユニット残量が、前記通信ユニットの動作に必要な電力の残量である通信ユニット残量閾値より大きい場合に、前記第2電源部に蓄積された電力の少なくとも一部を前記第1電源部に供給してもよい。
【0010】
前記検出部は、前記第1電源部から出力される電圧に基づいて、前記第1電源部に蓄積された電力の残量であるブザーユニット残量を検出し、前記通信ユニット制御部は、前記現在時刻が所定の時刻になった時点又は前記現在位置が所定の位置になった時点における前記ブザーユニット残量が、前記鳴動部が前記ブザーを鳴動するために必要な電力の残量であるブザーユニット残量閾値より小さい場合、前記ブザーユニット残量が前記ブザーユニット残量閾値に達するまで、前記第2電源部に蓄積された電力を前記第1電源部に供給してもよい。
【0011】
前記検出部は、前記第1電源部から出力される電圧に基づいて、前記第1電源部に蓄積された電力の残量であるブザーユニット残量を検出し、前記通信ユニット制御部は、前記現在時刻が所定の時刻になった時点又は前記現在位置が所定の位置になった時点における前記ブザーユニット残量が、前記鳴動部が前記ブザーを鳴動するために必要な電力の残量であるブザーユニット残量閾値より大きい場合、前記ブザーユニット残量が前記ブザーユニット残量閾値以上に維持される範囲で、前記第1電源部に蓄積された電力を前記第2電源部に供給してもよい。
【0012】
前記通信ユニット制御部は、前記現在時刻が前記所定の時刻になった時点又は前記現在位置が前記所定の位置になった時点における前記通信ユニット残量が、前記現在時刻又は前記現在位置に対応する、前記通信ユニットの動作に必要な電力の残量である通信ユニット残量閾値より小さい場合に、前記第1電源部に蓄積された電力を前記第2電源部に供給してもよい。
【0013】
前記通信ユニット制御部は、前記通信端末のユーザのスケジュールを示すスケジュール情報を受信し、前記スケジュール情報が示す前記通信端末のユーザの行動予定と前記現在時刻又は前記現在位置とに基づいて、前記第1電源部から前記第2電源部に供給する電力量又は前記第2電源部から前記第1電源部に供給する電力量を制御してもよい。
【0014】
前記通信ユニットは、情報を表示する表示部をさらに有し、前記検出部は、前記第1電源部から出力される電圧に基づいて、前記第1電源部に蓄積された電力の残量であるブザーユニット残量を検出し、前記通信ユニット制御部は、前記通信ユニット残量及び前記ブザーユニット残量を前記表示部に表示させてもよい。
【0015】
前記通信ユニット制御部は、前記第1電源部から前記第2電源部に供給される電力量又は前記第2電源部から前記第1電源部に供給される電力量に基づいて、前記通信ユニット残量及び前記ブザーユニット残量の変化状況を前記表示部に表示させてもよい。
【0016】
前記ブザーユニットは、前記第1電源部から前記第2電源部に供給する電力量を制御するブザーユニット制御部をさらに有してもよい。
前記ブザーユニット制御部は、前記通信ユニット残量が、前記通信ユニットを動作させることができる電力量に満たない状態において前記鳴動部が前記ブザーを鳴動する場合に、前記第1電源部から前記第2電源部に電力を供給し、前記通信ユニット制御部は、前記第1電源部から供給された電力を用いて所定の宛先にメッセージを送信してもよい。
【0017】
前記通信ユニットは、通信回線を介して、前記通信ユニット残量、及び前記第1電源部に蓄積された電力の残量であるブザーユニット残量を外部通信端末に送信し、前記外部通信端末において設定された、前記第1電源部から前記第2電源部に供給する電力量又は前記第2電源部から前記第1電源部に供給する電力量の制御に用いられる制御情報を受信する通信部をさらに有し、前記通信ユニット制御部は、前記通信部が受信した前記制御情報に基づいて、前記第1電源部から前記第2電源部に供給する電力量又は前記第2電源部から前記第1電源部に供給する電力量を制御してもよい。
【0018】
本発明の第2の態様に係る通信ユニットは、無線通信機能を有する通信ユニットであって、ブザーユニットから供給された電力に基づいて充電される電源部と、前記電源部に蓄積された電力の残量である通信ユニット残量を検出する検出部と、前記通信ユニットの現在位置及び現在時刻を取得する取得部と、前記通信ユニット残量と、前記現在時刻又は前記現在位置とに基づいて、前記ブザーユニットから前記電源部に供給する電力量又は前記電源部から前記ブザーユニットに供給する電力量を制御する制御部と、を有する。
【0019】
本発明の第3の態様に係る電力量制御方法は、無線通信機能を有する通信ユニットと、ブザーを鳴動するための電力が充電される第1電源部を有するブザーユニットとを備える通信端末において実行される電力量制御方法であって、前記通信ユニットが有する、少なくとも前記ブザーユニットから供給された電力に基づいて充電される第2電源部に蓄積された電力の残量である通信ユニット残量を検出するステップと、前記通信ユニットの現在位置及び現在時刻を取得するステップと、前記通信ユニット残量と、前記現在時刻又は前記現在位置とに基づいて、前記第1電源部から前記第2電源部に供給する電力量又は前記第2電源部から前記第1電源部に供給する電力量を制御するステップと、を有する。
【0020】
本発明の第4の態様に係る通信システムは、無線通信機能を有する通信ユニットと、ブザーを鳴動するブザーユニットとを備える通信端末と、通信回線を介して前記通信端末と通信可能に接続された外部通信端末とを備える通信システムであって、前記ブザーユニットは、少なくとも商用電源から供給された電力に基づいて充電される第1電源部と、前記第1電源部に蓄積された電力に基づいてブザーを鳴動する鳴動部と、を有し、前記通信ユニットは、少なくとも前記ブザーユニットから供給された電力に基づいて充電される第2電源部と、前記第2電源部に蓄積された電力の残量である通信ユニット残量を検出する検出部と、前記通信ユニットの現在位置及び現在時刻を取得する取得部と、前記現在時刻が所定の時刻になった時点又は前記現在位置が所定の位置になった時点において、通信回線を介して、前記通信ユニット残量を前記外部通信端末に送信し、前記外部通信端末において設定された、前記第1電源部から前記第2電源部に供給する電力量又は前記第2電源部から前記第1電源部に供給する電力量の制御に用いられる制御情報を受信する通信部と、前記通信部が受信した前記制御情報に基づいて、前記第1電源部から前記第2電源部に供給する電力量又は前記第2電源部から前記第1電源部に供給する電力量を制御する通信ユニット制御部と、を有し、前記外部通信端末は、前記通信ユニット残量を受信すると、前記制御情報を生成して前記通信端末に送信する生成部を有する。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、ブザーが鳴動する可能性が高い時間又は場所において、ブザーを鳴動させるための電力を確保することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0023】
<第1の実施形態>
[通信端末1の概要]
図1は、第1の実施形態に係る通信端末1の外観を示す図である。通信端末1は、例えば防犯用として、親が子供に携帯させる端末であり、ブザーを鳴動可能なブザーユニット10と、無線通信機能を有する通信ユニット20とを備える。通信ユニット20は、
図2に示すように、腕時計としても利用することができる。通信ユニット20を通信端末1の一部として利用する場合には、ユーザは、通信ユニット20を腕時計のバンドから取り外して、ブザーユニット10に装着する。
【0024】
ブザーユニット10には、
図1に示すように、ストラップ15が連結されている。ブザーユニット10は、ストラップ15が引っ張られたことを検出するとブザーを鳴動する。ブザーユニット10は、商用電源又は通信ユニット20から供給される電力を充電可能であるとともに、蓄積された電力を通信ユニット20に供給することが可能である。
【0025】
通信ユニット20は、ユーザ(子供)の操作に応じて、無線通信機能により、親と通話したりメールを送受信したりすることができる。また、通信ユニット20は、自身の現在位置を示す位置情報を親が所持する端末に通知することができる。また、通信ユニット20は、ブザーユニット10がブザーを鳴動したことを検知すると、ブザーが鳴動した旨を示す情報と、現在位置を示す位置情報とを含むメッセージを親の端末や警備会社のサーバに通知することができる。
【0026】
通信ユニット20は、商用電源又はブザーユニット10から供給される電力を充電可能であるとともに、蓄積された電力をブザーユニット10に供給することが可能である。また、通信ユニット20は、自身に蓄積された電力の残量である通信ユニット残量を検出し、当該通信ユニット残量と、現在時刻又は自身の現在位置とに基づいて、通信ユニット20からブザーユニット10への電力の供給、又はブザーユニット10から通信ユニット20への電力の供給を制御する。例えば、通信ユニット20は、現在時刻がユーザの帰宅開始時刻(所定の時刻)になった時点又は現在位置がユーザの帰宅時の通過位置(所定の位置)になった時点で、通信ユニット残量が通信ユニット20の動作に必要な電力の残量よりも大きい場合に、通信ユニット20に蓄積された電力の少なくとも一部をブザーユニット10に供給する。このようにすることで、通信端末1は、ブザーが鳴動する可能性が高い時間又は場所において、ブザーを鳴動させるための電力を確保することができる。
【0027】
[通信端末1の構成]
続いて、
図3を参照して、通信端末1の構成及び機能について説明する。
図3は、第1の実施形態に係る通信端末1の構成を示す図である。
通信端末1は、ブザーユニット10と、通信ユニット20とを備える。
【0028】
ブザーユニット10は、第1電源部11と、鳴動部12とを備える。
第1電源部11は、例えば二次電池を有しており、ブザーユニット10を構成する各種部品に電力を供給する。第1電源部11は、少なくとも商用電源から供給された電力に基づいて充電される。例えば、第1電源部11は、商用電源に接続されるACアダプタを介して、商用電源から供給された電力に基づいて充電される。また、第1電源部11は、USB(Universal Serial Bus)の給電仕様に従って、USBインターフェイスを介して接続された通信ユニット20から供給された電力に基づいて充電される。また、第1電源部11は、通信ユニット20の制御に従って、蓄積された電力を通信ユニット20に供給する。
【0029】
鳴動部12は、ブザー121と、検出部122と、鳴動制御部123とを備える。検出部122は、ストラップ15が所定の強さ以上で引っ張られたことを検出する。鳴動制御部123は、ストラップ15が所定の強さ以上で引っ張られたことを検出部122が検出したことに応じて、第1電源部11に蓄積された電力に基づいてブザー121を鳴動させる。
【0030】
通信ユニット20は、第2電源部21と、充電切替部22と、表示部23と、入力部24と、無線部25と、記憶部26と、取得部27と、検出部28と、通信ユニット制御部29とを備える。
【0031】
第2電源部21は、例えば二次電池を有しており、通信ユニット20を構成する各種部品に電力を供給する。第2電源部21は、少なくともブザーユニット10から供給された電力に基づいて充電される。例えば、第2電源部21は、USBの給電仕様に従って、USBインターフェイスを介して接続されたブザーユニット10から供給された電力に基づいて充電される。また、第2電源部21は、商用電源に接続されるACアダプタを介して、商用電源から供給された電力に基づいて充電される。また、第2電源部21は、通信ユニット制御部29の制御に従って、蓄積された電力をブザーユニット10に供給する。
【0032】
充電切替部22は、通信ユニット制御部29の制御に応じて、第1電源部11から第2電源部21に電力を供給するか、第2電源部21から第1電源部11に電力を供給するかを切り替える。例えば、充電切替部22は、第1電源部11から第2電源部21に電力を供給するための第1回路と、第2電源部21から第1電源部11に電力を供給するための第2回路と、第1回路及び第2回路を切り替えるスイッチ回路とを備える。第1電源部11及び第2電源部21は、第1回路又は第2回路を介して電気的に接続される。充電切替部22は、通信ユニット制御部29の制御に応じてスイッチ回路を動作させることにより、第1電源部11及び第2電源部21に接続させる回路を、第1回路にするか、第2回路にするかを切り替える。
【0033】
表示部23は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成される。表示部23は、通信ユニット制御部29の制御に応じて各種情報を表示する。
入力部24は、例えば、ボタンや、表示部23に重畳して配置されるタッチパネル等により構成されており、通信端末1のユーザから操作入力を受け付ける。
【0034】
無線部25は、外部と無線通信するための無線通信インターフェイスであり、変復調回路、高周波回路及びアンテナを含んでいる。無線部25は、通信ユニット制御部29の制御に応じて、通信端末1の位置情報や、ユーザが入力したメッセージ等を、ユーザの親の端末等に送信する。
記憶部26は、例えば、ROM及びRAM等により構成される。記憶部26は、通信端末1を機能させるための各種プログラムを記憶する。
【0035】
取得部27は、通信ユニット20の現在位置及び現在時刻を取得する。具体的には、取得部27は、現在時刻を定期的(例えば、1分おき)に取得するとともに、通信ユニット20に内蔵されているGPS機能を利用して、通信ユニット20の現在の位置を示す位置情報を定期的に取得する。
【0036】
検出部28は、通信ユニット制御部29の制御に応じて第2電源部21から出力される電圧の電圧値を測定し、当該電圧値に基づいて、第2電源部21に蓄積された電力の残量である通信ユニット残量を検出する。また、検出部28は、通信ユニット制御部29の制御に応じて、第1電源部11から出力される電圧の電圧値を測定し、当該電圧値に基づいて、第1電源部11に蓄積された電力の残量であるブザーユニット残量を検出する。なお、検出部28は、第1電源部11又は第2電源部21から出力される電流の電流値を測定し、当該電流値に基づいて、通信ユニット残量又はブザーユニット残量を検出してもよい。
【0037】
通信ユニット制御部29は、通信ユニット残量と、ブザーユニット残量と、現在時刻又は通信ユニット20の現在位置とに基づいて、充電切替部22のスイッチの切り替えを制御することにより、第1電源部11から第2電源部21に供給する電力量又は第2電源部21から第1電源部11に供給する電力量を制御する。
【0038】
[通信ユニット20の充電]
まず、通信ユニット制御部29の制御により、ブザーユニット10から通信ユニット20に充電する例について説明する。
具体的には、通信ユニット制御部29は、取得部27が取得した現在時刻が所定の時刻になった時点、又は取得部27が取得した現在位置が所定の位置になった時点において、検出部28に通信ユニット残量及びブザーユニット残量を検出させる。
【0039】
ここで、所定の時刻は、例えば、通信端末1のユーザが、学校や塾から帰宅を開始する帰宅開始時刻である。また、所定の位置は、例えば、通信端末1のユーザが学校や塾から帰宅する際に通過する帰宅時通過位置である。帰宅時通過位置は、例えば、学校や塾の近くの駅やバス停である。帰宅開始時刻及び帰宅時通過位置を示す情報は、記憶部26に予め記憶されているものとする。
【0040】
通信ユニット制御部29は、ブザーユニット残量が、鳴動部12がブザーを鳴動するために必要な電力の残量であるブザーユニット残量閾値より大きい場合、ブザーユニット残量がブザーユニット残量閾値以上に維持される範囲で、第1電源部11に蓄積された電力を第2電源部21に供給する。ここで、ブザーユニット残量閾値は、ユーザが帰宅するまでの間に、鳴動部12がブザーを鳴動させることが可能なブザーユニット残量の最小量である。ブザーユニット残量閾値は、ユーザが帰宅に要する時間によって変化することから、現在時刻又は現在位置に対応して変化する。
【0041】
図4は、第1電源部11に蓄積された電力を第2電源部21に供給する例を説明する図である。まず、
図4(a)を参照して、ブザーユニット残量に基づいて、第1電源部11に蓄積された電力を第2電源部21に供給する例について説明する。
【0042】
例えば、通信ユニット制御部29は、現在位置と自宅の位置とに基づいて、ユーザが現在位置から自宅に到着するまでの移動時間Ttを推定する。続いて、通信ユニット制御部29は、現在時刻Tnから移動時間Ttが経過した時刻(自宅への到着時刻)Taにおけるブザーユニット残量閾値THBaを特定する。
【0043】
続いて、通信ユニット制御部29は、自宅への到着時刻Taにおけるブザーユニット残量閾値THBaと、移動時のブザーユニット残量の減少量とに基づいて、現在時刻Tnにおけるブザーユニット残量閾値THBnを算出する。
図4(a)では、直線Lbが、それぞれの時刻におけるブザーユニット残量閾値を示している。
【0044】
通信ユニット制御部29は、現在時刻Tnにおけるブザーユニット残量Bnと、ブザーユニット残量閾値THBnとに基づいて、ブザーユニット10が供給可能な電力量を算出し、当該電力量を限度として、第1電源部11に蓄積された電力を第2電源部21に供給する。
図4(a)に示す例では、通信ユニット制御部29は、現在のブザーユニット残量Bnからブザーユニット残量閾値THBnを減算して得られる電力量を限度として、第1電源部11に蓄積された電力を第2電源部21に供給する。
【0045】
通信ユニット制御部29は、現在時刻が所定の時刻になった時点、又は現在位置が所定の位置になった時点で、通信ユニット残量が、現在時刻又は現在位置に対応する通信ユニット残量閾値より小さい場合に、第1電源部11に蓄積された電力を第2電源部21に供給してもよい。ここで、通信ユニット残量閾値は、ユーザが帰宅するまでの間に、通信ユニット20が、通話やメールの動作に最低限必要とする電力の残量である。通信ユニット残量閾値は、ブザーユニット残量閾値と同様に、ユーザが帰宅に要する時間によって変化することから、現在時刻又は現在位置に対応して変化する。
【0046】
続いて、
図4(b)を参照して、通信ユニット残量に基づいて、第1電源部11に蓄積された電力を第2電源部21に供給する例について説明する。通信ユニット制御部29は、
図4(a)に示す例と同様に、現在位置と自宅の位置とに基づいて、ユーザが現在位置から自宅に到着するまでの移動時間Ttを推定する。続いて、通信ユニット制御部29は、自宅への到着時刻Taにおける通信ユニット残量閾値THCaを特定する。
【0047】
続いて、通信ユニット制御部29は、自宅への到着時刻Taにおける通信ユニット残量閾値THCaと、移動時の通信ユニット残量の減少量とに基づいて、現在時刻Tnにおける通信ユニット残量閾値THCnを算出する。
図4(b)では、直線Lcが、それぞれの時刻における通信ユニット残量閾値を示している。
【0048】
通信ユニット制御部29は、現在時刻Tnにおける通信ユニット残量Cnと、現在時刻Tnにおける通信ユニット残量閾値THCnとに基づいて、通信ユニット20が必要とする電力量を算出し、当該電力量に基づいて、第1電源部11に蓄積された電力を第2電源部21に供給する。
図4(b)に示す例では、通信ユニット制御部29は、現在の通信ユニット残量閾値THCnから、現在の通信ユニット残量Cnを減算して得られる電力量以上の電力を、第1電源部11から第2電源部21に供給させる。このようにすることで、通信端末1は、ユーザが帰宅するまでの間に、メールや通話ができなくなることを防止することができる。
【0049】
なお、通信ユニット制御部29は、通信ユニット20が必要とする電力量が、ブザーユニット10が供給可能な電力量を上回る場合には、ブザーユニット10が供給可能な電力量を限度として、第1電源部11に蓄積された電力を第2電源部21に供給してもよい。
【0050】
[ブザーユニット10の充電]
続いて、通信ユニット制御部29の制御により、通信ユニット20からブザーユニット10に充電する例について説明する。
通信ユニット制御部29は、現在時刻が所定の時刻になった時点又は現在位置が所定の位置になった時点における通信ユニット残量が、通信ユニット残量閾値より大きい場合に、第2電源部21に蓄積された電力の少なくとも一部を第1電源部11に供給する。ここで、通信ユニット制御部29は、現在時刻が所定の時刻になった時点又は現在位置が所定の位置になった時点で、ブザーユニット残量が、ブザーユニット残量閾値よりも小さい場合に、ブザーユニット残量がブザーユニット残量閾値に達するまで、第2電源部21に蓄積された電力の少なくとも一部を第1電源部11に供給してもよい。
【0051】
図5は、第2電源部21に蓄積された電力を第1電源部11に供給する例を説明する図である。
図5(a)に示すように、現在時刻Tnにおけるブザーユニット残量Bnが、現在時刻Tnにおけるブザーユニット残量閾値THBnよりも小さい場合、通信ユニット制御部29は、現在時刻Tnにおけるブザーユニット残量Bnと、ブザーユニット残量閾値THBnとに基づいて、ブザーユニット10が必要とする電力量を算出する。具体的には、通信ユニット制御部29は、ブザーユニット残量閾値THBnから現在のブザーユニット残量Bnを減算して得られる電力量を、ブザーユニット10が必要とする電力量として算出する。
【0052】
続いて、
図5(b)に示すように、現在時刻Tnにおける通信ユニット残量Cnが、現在時刻Tnにおける通信ユニット残量閾値THCnよりも大きい場合、通信ユニット制御部29は、現在時刻Tnにおける通信ユニット残量Cnと、通信ユニット残量閾値THCnとに基づいて、通信ユニット20が供給可能な電力量を算出する。具体的には、通信ユニット制御部29は、通信ユニット残量Cnから、通信ユニット残量閾値THCnを減算して得られる電力量を、通信ユニット20が供給可能な電力量として算出する。
【0053】
通信ユニット制御部29は、通信ユニット20が供給可能な電力量が、ブザーユニット10が必要とする電力量よりも大きい場合には、ブザーユニット10が必要とする電力量に基づいて、第2電源部21に蓄積された電力を第1電源部11に供給する。
【0054】
また、通信ユニット制御部29は、通信ユニット20が供給可能な電力量が、ブザーユニット10が必要とする電力量以下の場合には、通信ユニット20が供給可能な電力量を限度として、第2電源部21に蓄積された電力を第1電源部11に供給する。このようにすることで、通信端末1は、ユーザが帰宅するまでの間に確実にブザーを鳴動させることができる。
【0055】
[通信ユニット残量及びブザーユニット残量の表示]
通信ユニット制御部29は、通信ユニット残量及びブザーユニット残量を、通信ユニット20の表示部23に表示させる。
図6は、表示部23に、通信ユニット残量及びブザーユニット残量が表示された例を示す図である。
図6に示す例では、通信ユニット残量及びブザーユニット残量が、それぞれ、通信ユニット20及びブザーユニット10の充電容量に対する割合で表示されていることが確認できる。また、
図6に示す例では、充電元(通信ユニット20)と、充電先(ブザーユニット10)とが矢印で示されていることが確認できる。
【0056】
また、通信ユニット制御部29は、第1電源部11から第2電源部21に供給される電力量、又は第2電源部21から第1電源部11に供給される電力量に基づいて、通信ユニット残量及びブザーユニット残量の変化状況を表示部23に表示させてもよい。例えば、通信ユニット制御部29は、
図6に示す例において、百分率で表示されている通信ユニット残量及びブザーユニット残量をリアルタイムに更新してもよい。このようにすることで、ユーザは、通信ユニット残量及びブザーユニット残量をリアルタイムに把握することができる。
【0057】
[フローチャート]
続いて、通信ユニット20における充電制御に係る処理の流れについて説明する。
図7は、充電制御に係る処理の流れを示すフローチャートである。
まず、取得部27は、現在時刻及び通信ユニット20の現在位置を示す位置情報を取得する(S1)。
【0058】
続いて、通信ユニット制御部29は、現在時刻が帰宅開始時刻(所定の時刻)、又は現在位置が帰宅時通過位置(所定の位置)であるか否かを判定する(S2)。通信ユニット制御部29は、現在時刻が帰宅開始時刻、又は現在位置が帰宅時通過位置である場合に、S3に処理を移し、現在時刻が帰宅開始時刻ではなく、現在位置が帰宅時通過位置でもない場合、S1に処理を移す。
【0059】
続いて、通信ユニット制御部29は、検出部28を制御して、通信ユニット残量及びブザーユニット残量を取得する(S3)。
続いて、通信ユニット制御部29は、ブザーユニット残量が、ブザーユニット残量閾値よりも大きいか否かを判定する(S4)。通信ユニット制御部29は、ブザーユニット残量が、ブザーユニット残量閾値よりも大きいと判定すると、S5に処理を移し、ブザーユニット残量が、ブザーユニット残量閾値以下と判定すると、S7に処理を移す。
【0060】
続いて、通信ユニット制御部29は、通信ユニット残量が、通信ユニット残量閾値よりも小さいか否かを判定する(S5)。通信ユニット制御部29は、通信ユニット残量が通信ユニット残量よりも小さく、帰宅する前に通信ユニット20が動作不可能になると判定すると、S6に処理を移す。通信ユニット制御部29は、通信ユニット残量閾値以上であり、帰宅する時点でも通信ユニット20が動作可能であると判定すると、通信ユニット20に対して充電せずに本フローチャートに係る処理を終了する。
通信ユニット制御部29は、S6において、第1電源部11に蓄積された電力を第2電源部21に供給することにより、通信ユニット20に充電する。
【0061】
通信ユニット制御部29は、S7において、通信ユニット残量が、通信ユニット残量閾値よりも大きいか否かを判定する。通信ユニット制御部29は、通信ユニット残量が、通信ユニット残量閾値よりも大きいと判定すると、S8に処理を移す。通信ユニット制御部29は、通信ユニット残量が、通信ユニット残量閾値以下と判定すると、ブザーユニット10に対して充電せずに本フローチャートの処理を終了する。
通信ユニット制御部29は、第2電源部21に蓄積された電力を第1電源部11に供給することにより、ブザーユニット10に充電する(S8)。
【0062】
なお、上述したフローチャートでは、S7において、通信ユニット残量が、通信ユニット残量閾値以下の場合に、ブザーユニット10に充電しないこととしたが、これに限らない。例えば、通信ユニット20の動作可能状態を維持するよりも、ブザーユニット10にブザーを鳴動させることを優先してもよく、通信ユニット残量が通信ユニット残量閾値以下の場合であっても、通信ユニット制御部29が、通信ユニット20に蓄積されている電力に基づいてブザーユニット10に充電するようにしてもよい。
【0063】
また、通信ユニット20の動作可能状態を維持することを優先するか、ブザーユニット10にブザーを鳴動させることを優先するかについて、ユーザから予め選択を受け付けてもよい。そして、通信ユニット制御部29は、通信ユニット残量が通信ユニット残量閾値以下の場合に、選択結果に基づいて、通信ユニット20からブザーユニット10に充電するか否かを判定してもよい。
【0064】
[第1の実施形態における効果]
以上のとおり、第1の実施形態に係る通信端末1は、通信ユニット制御部29が、通信ユニット残量と、現在時刻又は通信ユニットの現在位置とに基づいて、第1電源部11から第2電源部21に供給する電力量又は第2電源部21から第1電源部11に供給する電力量を制御する。このようにすることで、通信端末1は、通信ユニット残量に余裕がある場合に、ブザーユニット10に充電することができる。これにより、通信端末1は、ブザーが鳴動する可能性が高い時間又は場所において、ブザーを鳴動させるための電力を確保することができる。
【0065】
<第2の実施形態>
[ブザーユニット10も充電する電力量を制御する]
続いて、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、ブザーユニット10が、ブザーユニット10から通信ユニット20に供給する電力量を制御する点で第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と異なる部分について説明を行う。第1の実施形態と同じ部分については適宜説明を省略する。
【0066】
図8は、第2の実施形態に係る通信端末1の構成を示す図である。
第2の実施形態において、ブザーユニット10は、第1電源部11から第2電源部21に供給する電力量を制御するブザーユニット制御部13をさらに備える。
【0067】
ブザーユニット制御部13は、第1電源部11から出力される電圧に基づいて、ブザーユニット残量を検出する。ブザーユニット制御部13は、ブザーユニット残量がブザーユニット残量閾値よりも大きい場合、通信ユニット制御部29に、ブザーユニット10が通信ユニット20に対して電力供給が可能であることを示す通知情報を通知する。通知情報には、ブザーユニット10が供給可能な電力量を示す情報が含まれている。
【0068】
通信ユニット制御部29は、通知情報を受信した場合において、通信ユニット残量が、通信ユニット残量閾値よりも小さいとき、ブザーユニット10が供給可能な電力量に基づいて、第1電源部11から第2電源部21に供給する電力量を制御する。
【0069】
また、ブザーユニット制御部13は、通信ユニット残量を示す情報を通信ユニット制御部29から受信する。ブザーユニット制御部13は、通信ユニット残量が、通信ユニット20を動作させることができる電力量に満たない状態において、鳴動部12がブザーを鳴動する場合に、第1電源部11から第2電源部21に電力を供給する。例えば、ブザーユニット制御部13は、通信ユニット20の充電切替部22を制御することにより、第1電源部11から第2電源部21に電力を供給するようにしてもよい。
【0070】
通信ユニット制御部29は、鳴動部12がブザーを鳴動している場合に、第1電源部11から第2電源部21に電力が供給されると、第2電源部21に供給された電力を用いて、ブザーが鳴動した旨を示す情報と、現在位置を示す位置情報とを含むメッセージを、ユーザの親や警備会社(所定の宛先)に送信する。
【0071】
[第2の実施形態における効果]
以上のとおり、第2の実施形態に係る通信端末1は、ブザーユニット制御部13の制御によって、通信ユニット残量が、通信ユニット20を動作させることができる電力量に満たない状態において、第1電源部11から第2電源部21に電力を供給する。このようにすることで、通信端末1は、通信ユニット20を動作可能状態に回復させ、ブザーが鳴動したことをユーザの親や警備会社等に通知することができる。
【0072】
<第3の実施形態>
[外部通信端末の制御に応じて充電を制御する]
続いて、第3の実施形態について説明する。第1の実施形態では、通信端末1は、現在時刻又は通信端末1の現在位置に基づいて充電を制御した。これに対して、第3の実施形態では、通信端末1が、現在時刻又は通信端末1の現在位置と、外部通信端末において設定されたスケジュール情報とに基づいて、充電を制御する点で第1の実施形態と異なる。
【0073】
図9は、第3の実施形態に係る通信システムSの構成を示す図である。
図9に示すように、通信システムSは、通信端末1と、外部通信端末2とを備える。ここで、外部通信端末2は、例えば、通信端末1のユーザの親が使用する端末である。通信端末1と外部通信端末2とは、携帯電話回線やインターネット等の通信ネットワークNを介して通信可能に接続されている。
【0074】
第3の実施形態において、通信ユニット制御部29は、通信端末1のユーザのスケジュールを示すスケジュール情報を、通信ネットワークNを介して外部通信端末2から受信する。スケジュール情報には、通信端末1のユーザの行動予定を示す情報として、少なくとも、ユーザが行動予定に対応する位置を示す位置情報と、時間を示す時間情報と、行動予定の名称とが少なくとも含まれている。なお、通信ユニット制御部29は、通信ネットワークNを介して外部通信端末2からスケジュール情報を受信したが、これに限らない。例えば、通信ユニット制御部29は、ネットワーク上のサーバに対して外部通信端末2が登録したスケジュール情報を当該サーバから受信したり、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信によって、外部通信端末2からスケジュール情報を受信したりしてもよい。
【0075】
通信ユニット制御部29は、スケジュール情報が示す通信端末1のユーザの行動予定と現在時刻又は現在位置とに基づいて、第1電源部11から第2電源部21に供給する電力量又は第2電源部21から第1電源部11に供給する電力量を制御する。例えば、通信ユニット制御部29は、現在時刻が、スケジュール情報の行動予定が示す予定開始時刻又は予定終了時刻になった時点、又は、現在位置がスケジュール情報の行動予定が示す位置になった時点で、第1電源部11から第2電源部21に供給する電力量又は第2電源部21から第1電源部11に供給する電力量を制御する。
【0076】
なお、上述の説明では、通信ユニット制御部29が、第1電源部11から第2電源部21に供給する電力量又は第2電源部21から第1電源部11に供給する電力量を制御したが、外部通信端末2において、当該電力量を制御するようにしてもよい。
【0077】
この場合、通信ユニット制御部29は、現在時刻が所定の時刻になった時点、又は通信端末1の現在位置が所定の位置になった時点において、無線部25に、通信ネットワークNを介して、通信ユニット残量及びブザーユニット残量を示す情報を外部通信端末2に送信させる。
【0078】
外部通信端末2は、生成部として機能し、受信した通信ユニット残量及びブザーユニット残量を示す情報に基づいて、第1電源部11から第2電源部21に供給する電力量又は第2電源部21から第1電源部11に供給する電力量の制御に用いられる制御情報を生成し、当該制御情報を通信端末1に送信する。ここで、外部通信端末2は、通信ユニット残量、ブザーユニット残量、及びスケジュール情報に基づいて制御情報を生成してもよい。
【0079】
通信ユニット制御部29は、無線部25が、外部通信端末2から制御情報を受信すると、当該制御情報に基づいて、第1電源部11から第2電源部21に供給する電力量又は第2電源部21から第1電源部11に供給する電力量を制御する。このようにすることで、通信ユニット制御部29の電力量の制御に係る処理を軽減することができる。
【0080】
[第3の実施形態における効果]
以上のとおり、第3の実施形態に係る通信端末1は、スケジュール情報が示す通信端末1のユーザの行動予定と現在時刻又は現在位置とに基づいて、第1電源部11から第2電源部21に供給する電力量又は第2電源部21から第1電源部11に供給する電力量を制御する。このようにすることで、通信端末1は、ユーザの親が設定したスケジュールに基づいて充電制御を行うことができる。
【0081】
<第4の実施形態>
[外部通信端末2との距離に応じて充電を制御する]
続いて、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態では、通信端末1は、ユーザの親等が使用する外部通信端末2との距離に基づいて充電をする点で第1の実施形態と異なる。第4の実施形態に係る通信端末1の機能は、例えば、通信端末1のユーザが、当該ユーザの親とともに外出する場合に利用される。
【0082】
第4の実施形態において、通信ユニット制御部29は、通信端末1のユーザの親が所持する外部通信端末2から位置情報を受信すると、当該位置情報が示す位置と、通信端末1の現在位置とに基づいて、通信端末1と、外部通信端末2との距離を算出する。
【0083】
通信ユニット制御部29は、通信端末1と、外部通信端末2との距離が所定距離(例えば、500m)より大きくなると、第1電源部11から第2電源部21に供給する電力量又は第2電源部21から第1電源部11に供給する電力量を制御する。例えば、通信ユニット制御部29は、通信端末1と外部通信端末2との距離が所定距離より大きくなったことに応じて、通信端末1のユーザが、親とはぐれ、危険な状態になったものと判定して、第2電源部21から第1電源部11に電力を供給するように制御してもよい。このようにすることで、通信端末1は、ユーザが危険な状態になった場合において確実にブザーを鳴動することができる。
【0084】
さらに、通信ユニット制御部29は、通信端末1と外部通信端末2との距離が所定距離よりも大きくなった場合において、所定時間(例えば、1時間)が経過した場合には、通信端末1のユーザが誘拐された可能性があると判定し、第1電源部11から第2電源部21に供給するようにしてもよい。このようにすることで、通信端末1は、通信ユニット残量を増加させ、外部通信端末2に対して、通信端末1の位置情報を長期間にわたって提供することができる。ここで、通信ユニット制御部29は、算出した距離が大きくなればなるほど、電力量の制御を実行する頻度を高くしてもよい。
【0085】
[第4の実施形態における効果]
以上のとおり、第4の実施形態に係る通信端末1は、外部通信端末2との距離に応じて充電を制御するので、ユーザの親との位置関係に応じて最適な充電制御を行うことができる。
【0086】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
【解決手段】通信端末1は、通信ユニット20とブザーユニット10とを備える。ブザーユニット10は、少なくとも商用電源から供給された電力に基づいて充電される第1電源部11と、ブザーを鳴動する鳴動部12とを有する。通信ユニット20は、少なくともブザーユニット10から供給された電力に基づいて充電される第2電源部21と、第2電源部21に蓄積された電力の残量である通信ユニット残量を検出する検出部28と、通信ユニット20の位置及び現在時刻を取得する取得部27と、通信ユニット残量と現在時刻又は通信ユニット20の現在位置とに基づいて、第1電源部11から第2電源部21に供給する電力量又は第2電源部21から第1電源部11に供給する電力量を制御する通信ユニット制御部29とを有する。