(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6010186
(24)【登録日】2016年9月23日
(45)【発行日】2016年10月19日
(54)【発明の名称】裏当て金取り付け工具及び当該裏当て金取り付け工具を使用して2本の鉄筋を溶接継手する方法
(51)【国際特許分類】
B23K 37/06 20060101AFI20161006BHJP
B23K 9/038 20060101ALI20161006BHJP
B25B 7/02 20060101ALI20161006BHJP
E04G 21/12 20060101ALI20161006BHJP
E04G 21/18 20060101ALI20161006BHJP
【FI】
B23K37/06 301C
B23K9/038 A
B25B7/02
E04G21/12 105E
E04G21/18 Z
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-115461(P2015-115461)
(22)【出願日】2015年6月8日
【審査請求日】2015年10月16日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514092733
【氏名又は名称】一般社団法人鉄筋溶接継手協会
(74)【代理人】
【識別番号】100149836
【弁理士】
【氏名又は名称】森定 勇二
(72)【発明者】
【氏名】武部 陽憲
【審査官】
篠原 将之
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3192430(JP,U)
【文献】
特開2009−269064(JP,A)
【文献】
特開2002−346745(JP,A)
【文献】
特開平09−099394(JP,A)
【文献】
中国特許出願公開第1174773(CN,A)
【文献】
実開平02−094071(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23K 37/06
B23K 9/038
B25B 7/02
E04G 21/12
E04G 21/18
WPI
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
握持基礎体と握持可動体とで構成する握持柄部を握ることにより前記握持柄部の先端に備える挟持部が閉口する工具であって、
前記握持基礎体の先端に固着された鉄筋保持体と、
前記握持可動体の先端に固着された鉄筋押さえ体と、
前記鉄筋押さえ体の前記鉄筋保持体側からその反対側に貫通して設けた溶接空間(22S)と、
で構成し、
前記鉄筋保持体として、少なくとも前記握持基礎体の軸長方向でかつ水平に延設された水平延設面部(211)と、前記水平延設面部の先端部分に位置し前記水平延設面部の裏面側方向に一定の角度をつけて設けた先端延設面部(212)と、を備えるとともに、
前記水平延設面部及び前記先端延設面部の幅方向の略中央位置に、前記水平延設面部に対して垂直な仮想平面と平行かつ裏当て金の幅よりも僅かに広い幅の切り欠き空間(21S)を備えた裏当て金取り付け工具。
【請求項2】
さらに、前記切り欠き空間の幅と同一の幅を保ちつつ前記水平延設面部の裏面側に向かって延設した裏面側ガイド部(213)を付加した請求項1の裏当て金取り付け工具。
【請求項3】
前記鉄筋押さえ体の前記鉄筋保持体側からその反対側に貫通して設けた溶接空間(22S)のうちの幅方向の広さが、前記切り欠き空間の幅よりも広い請求項1又は請求項2に記載の裏当て金取り付け工具。
【請求項4】
請求項1から請求項3いずれかに記載の裏当て金取り付け工具を使用して2本の鉄筋を溶接継手する方法であって、
前記水平延設面部上に2本の鉄筋を載置する工程と、
前記握持柄部を握り、前記鉄筋保持体と前記鉄筋押さえ体とで前記2本の鉄筋を挟持する工程と、
前記切り欠き空間に裏当て金を取り付ける工程と、
前記溶接空間から溶接を行う工程と、
によって、2本の鉄筋を溶接継手する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、鉄筋溶接継手用部材である裏当て金を鉄筋に取り付けするのに最適な裏当て金取り付け工具及び当該裏当て金取り付け工具を使用して2本の鉄筋を溶接継手する方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
2本の鉄筋を溶接によって接続する際には、鉄筋の相互端面部を覆う裏当て金が使用されている(例えば、特許文献1の裏当て金など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実登3052432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の裏当て金は、2本の鉄筋相互の間隙を一定にすることを容易にすることにより、作業者の技量に影響を受け難く、溶接後の鉄筋の品質を安定させ得る優れた裏当て金である。
【0005】
しかしながら、前述のごとく優れた裏当て金を使用したとしても、その取り付け位置が鉄筋に対して傾くなど不安定な場合には、溶接後の鉄筋の品質も不安定になってしまう。
【0006】
そこで、2本の鉄筋を溶接によって接続する際に使用する裏当て金の取り付け位置を安定させるべく、試行錯誤を繰り返し本願発明の裏当て金取り付け工具を創作した。
【0007】
また、当該裏当て金取り付け工具を使用して2本の鉄筋を溶接継手する方法を創作した。
【0008】
本願発明が解決しようとする課題は、裏当て金の取り付け位置が、鉄筋に対して傾かずに安定する裏当て金取り付け工具及び当該裏当て金取り付け工具を使用して2本の鉄筋を溶接継手する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決するため、本願発明では、握持基礎体と握持可動体とで構成する握持柄部を握ることにより前記握持柄部の先端に備える挟持部が閉口する工具であって、前記握持基礎体の先端に固着された鉄筋保持体と、前記握持可動体の先端に固着された鉄筋押さえ体と、
前記鉄筋押さえ体の前記鉄筋保持体側からその反対側に貫通して設けた溶接空間と、で構成し、前記鉄筋保持体として、少なくとも前記握持基礎体の軸長方向でかつ水平に延設された水平延設面部と、前記水平延設面部の先端部分に位置し前記水平延設面部の裏面側方向に一定の角度をつけて設けた先端延設面部と、を備えるとともに、前記水平延設面部及び前記先端延設面部の幅方向の略中央位置に、前記水平延設面部に対して垂直な仮想平面と平行かつ裏当て金の幅よりも僅かに広い幅の切り欠き空間を備えた裏当て金取り付け工具を提供する。
【0010】
また、上述の課題を解決するため、本願発明では、握持基礎体と握持可動体とで構成する握持柄部を握ることにより前記握持柄部の先端に備える挟持部が閉口する工具であって、前記握持基礎体の先端に固着された鉄筋保持体と、前記握持可動体の先端に固着された鉄筋押さえ体と、
前記鉄筋押さえ体の前記鉄筋保持体側からその反対側に貫通して設けた溶接空間と、で構成し、前記鉄筋保持体として、少なくとも前記握持基礎体の軸長方向でかつ水平に延設された水平延設面部と、前記水平延設面部の先端部分に位置し前記水平延設面部の裏面側方向に一定の角度をつけて設けた先端延設面部と、を備えるとともに、前記水平延設面部及び前記先端延設面部の幅方向の略中央位置に、前記水平延設面部に対して垂直な仮想平面と平行かつ裏当て金の幅よりも僅かに広い幅の切り欠き空間を備え、さらに、前記切り欠き空間の幅と同一の幅を保ちつつ前記水平延設面部の裏面側に向かって延設した裏面側ガイド部を付加した裏当て金取り付け工具を提供する。
【0011】
また、上述の課題を解決するため、本願発明では、握持基礎体と握持可動体とで構成する握持柄部を握ることにより前記握持柄部の先端に備える挟持部が閉口する工具であって、前記握持基礎体の先端に固着された鉄筋保持体と、前記握持可動体の先端に固着された鉄筋押さえ体と、
前記鉄筋押さえ体の前記鉄筋保持体側からその反対側に貫通して設けた溶接空間と、で構成し、前記鉄筋保持体として、少なくとも前記握持基礎体の軸長方向でかつ水平に延設された水平延設面部と、前記水平延設面部の先端部分に位置し前記水平延設面部の裏面側方向に一定の角度をつけて設けた先端延設面部と、を備えるとともに、前記水平延設面部及び前記先端延設面部の幅方向の略中央位置に、前記水平延設面部に対して垂直な仮想平面と平行かつ裏当て金の幅よりも僅かに広い幅の切り欠き空間を備え、さらに、前記切り欠き空間の幅と同一の幅を保ちつつ前記水平延設面部の裏面側に向かって延設した裏面側ガイド部を付加し、前記鉄筋押さえ体の前記鉄筋保持体側からその反対側に貫通して設けた溶接空間のうちの幅方向の広さが、前記切り欠き空間の幅よりも広い裏当て金取り付け工具を提供する。
【0012】
また、上述の課題を解決するため、本願発明では、前記いずれかの裏当て金取り付け工具を使用して、水平延設面部上に2本の鉄筋を載置する工程と、握持柄部を握り、前記鉄筋保持体(水平延設面部)と鉄筋押さえ体とで前記2本の鉄筋を挟持する工程と、切り欠き空間に裏当て金を取り付ける工程と、溶接空間から溶接を行う工程と、によって、2本の鉄筋を溶接継手する方法を提供する。
【発明の効果】
【0013】
本願発明の裏当て金取り付け工具は、鉄筋保持体を構成する所定の水平延設面部及び前記水平延設面部の先端部分に位置し前記水平延設面部の裏面側方向に一定の角度(直角など)をつけて設けた先端延設面部を備えるとともに、前記水平延設面部及び前記先端延設面部の幅方向の略中央位置に、所定の切り欠き空間を備えるため、鉄筋に対して裏当て金の取り付け位置が傾かずに安定する。これにより溶接後の鉄筋の品質が向上・安定する。
【0014】
また、本願発明の裏当て金取り付け工具は、さらに、前記切り欠き空間の幅と同一の幅を保ちつつ前記水平延設面部の裏面側に向かって延設した裏面側ガイド部を付加したため、鉄筋に対する裏当て金の取り付けがさらに安定する。また、鉄筋を挟持する際の操作性にも優れる。
【0015】
また、本願発明の裏当て金取り付け工具は、鉄筋押さえ体の前記鉄筋保持体側からその反対側に貫通して設けた溶接空間のうちの幅方向の広さが、前記切り欠き空間の幅よりも広いため、鉄筋を溶接する際の操作を容易にする。これにより溶接後の鉄筋の品質が向上・安定するものと考える。
【0016】
また、本願発明の2本の鉄筋を溶接継手する方法は、前記いずれかの裏当て金取り付け工具を使用して、鉄筋を挟持した後に裏当て金を取り付け、溶接を行うことによって、裏当て金の取り付け位置が傾かずに安定して2本の鉄筋を溶接継手する方法であるため、作業者の技量に影響を受け難く、溶接後の鉄筋の品質が向上・安定する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は本願発明の裏当て金取り付け工具の全体構造を示した斜視図である。
【
図2】
図2は本願発明の裏当て金取り付け工具の側面図である。
【
図5】
図5は2本の鉄筋を挟持した状態(裏面側)を示した使用状態図である。
【
図6】
図6は2本の鉄筋を挟持した状態を示した側面図である。
【
図7】
図7は2本の鉄筋を挟持した状態(表面側)を示した使用状態図である。
【
図8】
図8は鉄筋の溶接継手作業時の状態を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
2本の鉄筋の端面を、隙間をあけて対向させた状態で裏当て金取り付け工具で挟持し、切り欠き空間に裏当て金を取り付けて溶接する。
【実施例1】
【0019】
裏当て金取り付け工具の構成について、
図1から
図4及び
図7に従い説明する。
【0020】
裏当て金取り付け工具(1)は、握持基礎体(11)と前記握持基礎体に対して可動する握持可動体(12)とで構成する握持柄部(10)と、前記握持柄部を両側から握ることにより閉口する所定の挟持部(20)と、で構成する(
図1)。
【0021】
なお、前記握持柄部(10)の構造は、一般的なプライヤと同様の構造であり、前記握持基礎体(11)の端部には回動方向及び回動量を調整することにより(変化させることにより)前記挟持部(20)の開閉量を微調整するネジ式の調整つまみ(111)が、前記握持可動体(12)の端部にはレバー操作することにより前記挟持部を強制的に開放する操作レバー(121)を備える(
図1)。
【0022】
前記挟持部(20)は、前記握持基礎体(11)の先端に溶接固着された鉄筋保持体(21)と、前記握持可動体(12)の先端に溶接固着された鉄筋押さえ体(22)と、前記鉄筋保持体の先端に設けた所定の切り欠き空間(21S)と、で構成する(
図1)。
【0023】
前記鉄筋保持体(21)の構成について、前記握持基礎体(11)の軸長方向でかつ水平に延設された水平延設面部(211)と、前記水平延設面部の先端部分に位置し前記水平延設面部の裏面側方向に略90度の角度をつけて設けた先端延設面部(212)と、前記切り欠き空間(21S)の幅と同一の幅を保ちつつ前記水平延設面部の裏面側に向かって傾斜しながら延設した裏面側ガイド部(213)と、前記水平延設面部の幅方向の両端部位置で裏面側に向かって垂直方向に延設する側面ガイド部(214)と、で構成する(
図2)。
【0024】
前記水平延設面部(211)及び前記先端延設面部(212)の幅方向の略中央位置に、前記水平延設面部に対して垂直な仮想平面に平行かつ裏当て金の幅よりも僅かに広い幅の切り欠き空間(21S)を備えている(
図3)。
【0025】
前記切り欠き空間(21S)の幅について、2本の鉄筋(30)の端面を、隙間をあけて対向させた状態で挟持固定をした状態のままで裏当て金(31)を取り付けることができるように当該裏当て金の幅よりも広い幅とする必要があるが、当該裏当て金を取り付けるときに鉄筋に対して傾くことがないように当該裏当て金の幅よりも僅かに広い幅としている(
図3及び
図7)。
【0026】
なお、裏当て金のサイズについて、鉄筋の太さに対応させて4種類のサイズを用意しているが、その幅についてはすべて同一である。
【0027】
前記切り欠き空間(21S)の配置について、前記水平延設面部(211)の先端であれば許容し得るが、操作性を考慮すると前記水平延設面部の幅方向の略中央位置が好ましい。最も好ましいのは、前記水平延設面部の幅方向の中央位置である(
図3)。
【0028】
前記先端延設面部(212)を設ける角度について、鉄筋を保持する際の安定性を考慮すると前記水平延設面部(211)に対して90度(直角)又は鈍角が好ましい。最も好ましいのは、鉄筋の保持が最も安定する90度である(
図2)。
【0029】
前記先端延設面部(212)は、前記水平延設面部(211)の先端部分を折り曲げて成形しても、また異なる面部材等を固着して成形してもよい。
【0030】
前記先端延設面部(212)と前記水平延設面部(211)との延設内周面について、鉄筋との接触面積が増加する曲面が好ましい(
図2)。
【0031】
前記裏面側ガイド部(213)について、前記切り欠き空間(21S)の幅と同一の幅を保ちつつ前記水平延設面部(211)の裏面側に向かって傾斜しながら延設させている。当該ガイド部を設けることにより、裏当て金の取り付けが安定し、また、鉄筋を保持する際の安定性も向上した(
図1及び
図2)。
【0032】
前記裏面側ガイド部(213)の延設形態について、製造の容易性やコストを含めた総合判断で好ましいと考える裏当て金の弧形状に近似する傾斜角度で延設させているが、裏当て金の弧形状に沿う延設形態も好ましい。
【0033】
前記側面ガイド部(214)について、当該ガイド部を設けることにより、指や被服などの挟み込みを防止する効果があり、安全性を向上させることができる(
図2)。
【0034】
前記鉄筋押さえ体(22)の構造について、前記鉄筋保持体(21)側とは反対の側から鉄筋の溶接を行うため、必然的に前記鉄筋保持体側からその反対の側に貫通して設ける溶接空間(22S)を設ける必要がある。本実施例では、
図4の様な四角形枠構造としている(
図4)。
【0035】
前記溶接空間(22S)の大きさについて、幅方向、長さ方向ともに大きくした方が溶接作業を容易とするが、少なくとも幅方向については、前記切り欠き空間(21S)の幅よりも広い方が好ましい(
図4)。
【0036】
次に、裏当て金取り付け工具を使用して2本の鉄筋を溶接継手する際の手順について
図5から
図8に従い説明する。
【0037】
鉄筋保持体(21)を構成する水平延設面部(211)の裏面上に、2本の鉄筋(30)を載せ置いた後、握持柄部(10)を握る(
図5)。
【0038】
上記の操作により、前記鉄筋保持体(21)の反対方向(
図6で示す上部方向)から鉄筋押さえ体(22)が前記2本の鉄筋(30)を押圧し、前記2本の鉄筋は挟持される(
図6)。
【0039】
その後、切り欠き空間(21S)に裏当て金(31)を取り付ける(
図7)。
【0040】
その後、前記鉄筋押さえ体(22)に設けた溶接空間(22S)から、溶接機具又は溶接設備(32)を使用して前記2本の鉄筋(30)の溶接継手を行う(
図8)。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本願発明の裏当て金取り付け工具は、鉄筋溶接の際に使用する裏当て金の取り付け位置を安定させる優れた工具であるので、産業上の利用可能性を有する。また、本願発明の2本の鉄筋を溶接継手する方法は、裏当て金の取り付け位置を安定させる優れた方法であるので、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0042】
1 裏当て金取り付け工具
10 握持柄部
11 握持基礎体
111 調整つまみ
12 握持可動体
121 操作レバー
20 挟持部
21 鉄筋保持体
211 水平延設面部
212 先端延設面部
213 裏面側ガイド部
214 側面ガイド部
21S 切り欠き空間
22 鉄筋押さえ体
22S 溶接空間
30 鉄筋
31 裏当て金
32 溶接機具又は溶接設備
【要約】
【課題】鉄筋溶接の際に使用する裏当て金の取り付け位置を安定させる裏当て金取り付け工具等を提供する。
【解決手段】裏当て金取り付け工具1は、2本の鉄筋の端面を、隙間をあけて対向させた状態で保持する鉄筋保持体21と、鉄筋保持体21の反対方向から2本の鉄筋を押圧する鉄筋押さえ体22とを備える。鉄筋保持体21の先端部分の幅方向の中央には、裏当て金の幅よりも僅かに広い幅の所定の切り欠き空間21Sを設けてある。
【選択図】
図1