(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6010211
(24)【登録日】2016年9月23日
(45)【発行日】2016年10月19日
(54)【発明の名称】自動車水没時の緊急脱出用ゴム栓
(51)【国際特許分類】
B60R 21/00 20060101AFI20161006BHJP
【FI】
B60R21/00 630A
【請求項の数】1
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2015-257826(P2015-257826)
(22)【出願日】2015年11月30日
【審査請求日】2016年3月9日
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000246354
【氏名又は名称】有▲吉▼ 一夫
(72)【発明者】
【氏名】有▲吉▼ 一夫
【審査官】
粟倉 裕二
(56)【参考文献】
【文献】
特開平11−301384(JP,A)
【文献】
特開平11−020581(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
丸つば付きのテーパ管を形成し、また、テーパ管に適合すると共にテーパ管より長めで、上下がテーパ管よりややはみ出る形のゴム栓を形成し、且、ゴム栓の胴体内に浮子を内蔵し、且、とっ手両側を下方に延伸して、針金と共に浮子を抱き込んで形成し、ゴム栓の下周には係止を形成し、而して、テーパ管を助手席と後部座席前のフロアに、座席に向けて傾斜状に取り付け、該テーパ管にゴム栓を挿し込んで密着させたことを特徴とする自動車水没時の緊急脱出用ゴム栓。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車水没時の緊急脱出用ゴム栓に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車が水没すると、ドアに強大な水圧がかかるため、ドアを開けられず、そのため、車内に閉じ込められ溺死する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、ドア付き自動車(以下車に畧)が水没した時、注水管のゴム栓を抜いて、大量の水を車内に流入させ、車内外の圧力差を急激に減じてドアを開けやすくし、乗車した全員が無事脱出できるようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
そして、本発明は、図に示すように、丸つば付きのテーパ管を形成し、また、テーパ管に適合すると共にテーパ管より長めで、上下がテーパ管
よりややはみ出る形のゴム栓を形成し、且、ゴム栓の胴体内を空洞にするか浮子を内蔵し、且、とっ手両側を下方に延伸して、針金と共に浮子を抱き込んで形成し、ゴム栓の下周には係
止を形成したものである。
而して、テーパ管を助手席と後部座席前のフロアに、座席に向けて傾斜状に取り付け、該テーパ管にゴム栓を挿し込んで、密着させたものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、車に注水管を取り付けたので、水没した時、とっ手を持って、ゴム栓を引き抜けば、テーパ管より大量の水が車内にドット流れ込む。
したがって、ドアが受ける水圧は急激に減じ、遂には零となる。
しかし、脱出は、水圧が零(車内の水圧が車外の水位と同じになった時)になるまで待つのではなく、水没の危機は刻一刻と迫るので、ドアを押し続ければ、車内の水位は上昇し続け、それにつれて、ドアが受ける水圧は加速度的に減じていくので、水が車内に充満するを待たないで、ドアを開けて無事脱出することができる。
更に、注水管は、助手席と後部座席前のフロアに、座席に向けて傾斜状に取り付けたので、ゴム栓を引き抜きやすく、後部座席の同乗者も引き抜けば、大量の水が流れ込み、車内への流入量は格段に増し、乗車した全員が無事脱出することができる。
また、ゴム栓は上記のように簡単に外れると共に、水に浮くので、脱出時に足元の邪魔にならず、浮いたゴム栓を見て、全部抜いたがどうか確認することができる。
なお、本発明の構造、操作きわめて簡単で、安価に製作できるので、製造中、使用中のドア付き車に取り付ければ、水没時に安全に脱出することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図中の1は丸つば2付きのテーパ管、3はテーパ管1に嵌合すると共にテーパ管1より長めで、上下共テーパ1よりややはみ出る形のゴム栓、また、該ゴム栓3内は空洞にするか金属または樹脂性の浮子4を内蔵し、該浮子4はとっ手5両側を下方に延伸して、針金6と共に浮子4を抱き込んでいる。
而して、テーパ管1を助手席や後部座席前のフロア8に、座席側に向けて傾斜状に取り付け、該テーパ管1にゴム栓3を挿し込んで密着させている。また、ゴム栓3の下周にゴム栓3が抜けないように係止9を形成している。
なお、本構造は、テーパ管1をフロアサイレンサー7で囲み、テーパ管1に、ゴム栓3を密着させ、騒音が車内に入らないと共に走行中、タイヤが、雨水をはねても車内に入らないようにしている。
【符号の説明】
【0008】
1 テーパ管
2 丸つば
3 ゴム栓
4 浮子
5 とっ手
6 針金
7 フロアサイレンサー
8 フロア
9 係止
【要約】
【課題】 従来、ドア付き自動車が水没すると、ドアに強大な水圧がかかるため、ドアを開けられず溺死する。
【課題解決手段】 自動車が水没した時、とってを持って、ゴム栓を引き抜くだけの簡単な操作でゴム栓を外し、水がドット車内に流れ込むように構成した。
これにより、ドアが受ける水圧は急激に小さくなるので、無事脱出することができる。
また、後部にも取り付けたので、同乗車もゴム栓を引抜けば、格段の水量が車内に流れ込むので、乗車した全員が無事脱出することができる。
【選択図】
図1