特許第6010516号(P6010516)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6010516
(24)【登録日】2016年9月23日
(45)【発行日】2016年10月19日
(54)【発明の名称】自動車用内張りパネル
(51)【国際特許分類】
   B60R 13/02 20060101AFI20161006BHJP
【FI】
   B60R13/02 B
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-230664(P2013-230664)
(22)【出願日】2013年11月6日
(65)【公開番号】特開2015-89749(P2015-89749A)
(43)【公開日】2015年5月11日
【審査請求日】2015年7月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】000157083
【氏名又は名称】トヨタ自動車東日本株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000124454
【氏名又は名称】河西工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100086184
【弁理士】
【氏名又は名称】安原 正義
(74)【代理人】
【識別番号】100102015
【弁理士】
【氏名又は名称】大澤 健一
(72)【発明者】
【氏名】木村 和夫
(72)【発明者】
【氏名】島崎 崇
【審査官】 倉田 和博
(56)【参考文献】
【文献】 実開平07−026219(JP,U)
【文献】 米国特許第07104590(US,B1)
【文献】 特開2005−053435(JP,A)
【文献】 特開2005−082015(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 13/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドアトリム本体に嵌め込まれるオーナメント外形と略同形状にドアトリム本体表面に設けられる嵌合と、
嵌合溝の底部に設けられた嵌合穴と、
嵌合穴のオーナメント嵌めこみ側手前の両側部に位置し、ドアトリム本体表面に設けられた嵌合溝の底部を挟んだ側壁の一方から他方の側壁方向へ立ち上げて設けられる側部リブと、
嵌合穴のオーナメント嵌めこみ側手前の側部リブの間かつ、ドアトリム本体の側部リブが設けられた側壁とは、嵌合溝の底部を挟んで対向する反対側の側壁から、側部リブとは位置をずらして、側部リブが設けられた側壁方向へ側部リブに対向させるように立ち上げて設けられる中間リブと、
嵌合穴の位置にあわせてオーナメント周囲に設けられ、嵌合穴に嵌合される嵌合爪と、
を備える、
自動車用内張りパネル。
【請求項2】
側部リブ及び中間リブのいずれか又は全てに、それぞれの対向側に向けて、傾斜する傾
斜部を有する、
請求項1記載の自動車用内張りパネル。
【請求項3】
オーナメントは、基材と、基材上に積層される基材より柔軟な素材からなる表皮層から
なる、
請求項1または請求項2のいずれか記載の自動車用内張りパネル。
【請求項4】
ドアトリム本体に嵌め込まれるオーナメントの外形と略同形状にドアトリム本体表面に設けられる嵌合溝と、
嵌合溝の底部に設けられた嵌合穴と、
嵌合穴のオーナメント嵌めこみ側手前の両側部に位置し、ドアトリム本体表面に設けられた嵌合溝の底部を挟んだ側壁の一方から他方の側壁方向へ立ち上げて設けられる側部リブと、
嵌合穴のオーナメント嵌めこみ側手前の側部リブの間かつ、ドアトリム本体の側部リブが設けられた側壁とは、嵌合溝の底部を挟んで対向する反対側の側壁から、側部リブとは位置をずらして、側部リブが設けられた側壁方向へ側部リブに対向させるように立ち上げて設けられる中間リブと、
嵌合穴の位置にあわせてオーナメント周囲に設けられ、嵌合穴に嵌合される嵌合爪と、
を備え、
嵌合爪を、側部リブと中間リブに挟ませて撓ませ、更に、嵌合爪を嵌合穴に入れて、嵌合爪を、側部リブと中間リブとの間を通り抜けさせることで撓み、変形を戻らせ、嵌合爪を嵌合穴に嵌合させて、オーナメントをドアトリム本体に取り付ける、
自動車用内張りパネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用内張りパネルに係る。詳細には、自動車ボデーの内装についてのドアトリムとオーナメントを別体とする、ドアトリムオーナメント別体化構造からなる自動車用内張りパネルに係る。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の「ドアトリムのオーナメント取付構造」は、特許文献1の記載によれば、「ドアトリム表面の一部にオーナメントを装着するためのオーナメント取付構造において、ドアトリム10の一部に、装着すべきオーナメント16の外形形状に対応する形状でかつ周縁部に多数個の切欠15を有する抜き穴14を形成する。そして、抜き穴14の周縁部表面にオーナメント16の外周縁を当接した状態で、該外周縁に点在状に設けた多数個のカシメ用の爪19を抜き穴14の切欠15に通して周縁部裏面にカシメることによりオーナメント16をドアトリム10に装着する構成」に係る。
【0003】
特許文献2に記載の「ドアトリム」は、特許文献2の記載によれば、「トリムボード3の取付穴31の周囲には、複数の係合片32が車室外側へ延びている。係合片32は切り欠かれており、第1固定部33および第2固定部34が並ぶように形成されている。取付穴31を塞ぐようにトリムボード3に取り付けられるオーナメント部材4の周縁部には、係合片32が挿入可能な複数の係合穴43が形成されている。係合片32を係合穴43に挿入して、係合穴43を第1固定部33に嵌合させた後、更に係合片32を押し込むことで、係合穴43を第2固定部34に嵌合させることができ、係合片32は係合穴43に対して2段係合することができるため、表皮41の有無に拘わらず、オーナメント部材4をトリムボード3に見栄えよく固定できる。」に係る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平6−83495号公報
【特許文献2】特開2007−38721号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1記載の「ドアトリムのオーナメント取付構造」では、オーナメントをトリム本体に組み付け後、カシメ爪の折り曲げ加工が必要となる課題を有した。
特許文献2記載の「ドアトリム」では、「第1固定部33」および「第2固定部34」が並ぶように形成され、2段係合するため、トリム本体へのオーナメント取付時に、2段係合爪が上下どちらに嵌ったかの管理が必要となる課題を有した。
【0006】
本発明の目的は、トリム本体へのオーナメントへの組み付け時に嵌合爪が嵌合したことが容易に判る課題を解決する手段を提供することである。
更に、トリム本体へのオーナメントへの組み付け時に嵌合爪が周りのトリム本体に傷をつけないようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の自動車用内張りパネルは、
ドアトリム本体に嵌め込まれるオーナメントの外形と略同形状にドアトリム本体表面に設けられる嵌合溝と、
嵌合溝の底部に設けられた嵌合穴と、
嵌合穴のオーナメント嵌めこみ側手前の両側部に位置し、ドアトリム本体表面に設けられた嵌合溝の底部を挟んだ側壁の一方から他方の側壁方向へ立ち上げて設けられる側部リブと、
嵌合穴のオーナメント嵌めこみ側手前の側部リブの間かつ、ドアトリム本体の側部リブが設けられた側壁とは、嵌合溝の底部を挟んで対向する反対側の側壁から、側部リブとは位置をずらして、側部リブが設けられた側壁方向へ側部リブに対向させるように立ち上げて設けられる中間リブと、
嵌合穴の位置にあわせてオーナメント周囲に設けられ、嵌合穴に嵌合される嵌合爪と、
を備える。
【0008】
あるいは、更に、本発明の自動車用内張りパネルは、
側部リブ及び中間リブのいずれか又は全てに、それぞれの対向側に向けて、傾斜する傾
斜部を有する、
を備える。
【0009】
あるいは、更に、本発明の自動車用内張りパネルは、
オーナメントは、基材と、基材上に積層される基材より柔軟な素材からなる表皮層から
なる、
を有する。
【0010】
あるいは、更に、本発明の自動車用内張りパネルは、
ドアトリム本体に嵌め込まれるオーナメントの外形と略同形状にドアトリム本体表面に設けられる嵌合溝と、
嵌合溝の底部に設けられた嵌合穴と、
嵌合穴のオーナメント嵌めこみ側手前の両側部に位置し、ドアトリム本体表面に設けられた嵌合溝の底部を挟んだ側壁の一方から他方の側壁方向へ立ち上げて設けられる側部リブと、
嵌合穴のオーナメント嵌めこみ側手前の側部リブの間かつ、ドアトリム本体の側部リブが設けられた側壁とは、嵌合溝の底部を挟んで対向する反対側の側壁から、側部リブとは位置をずらして、側部リブが設けられた側壁方向へ側部リブに対向させるように立ち上げて設けられる中間リブと、
嵌合穴の位置にあわせてオーナメント周囲に設けられ、嵌合穴に嵌合される嵌合爪と、
を備え、
嵌合爪を、側部リブと中間リブに挟ませて撓ませ、更に、嵌合爪を嵌合穴に入れて、嵌合爪を、側部リブと中間リブとの間を通り抜けさせることで撓み、変形を戻らせ、嵌合爪を嵌合穴に嵌合させて、オーナメントをドアトリム本体に取り付ける。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、オーナメント周囲に設けられた嵌合爪を、嵌合穴に入れて嵌合する。
このとき、
ドアトリム本体に嵌め込まれるオーナメントの外形と略同形状にドアトリム本体表面に設けられる嵌合溝と、嵌合溝の底部に設けられた嵌合穴と、
嵌合穴のオーナメント嵌めこみ側手前の両側部に位置し、ドアトリム本体表面に設けられた嵌合溝の底部を挟んだ側壁の一方から他方の側壁方向へ立ち上げて設けられる側部リブと、
嵌合穴のオーナメント嵌めこみ側手前の側部リブの間かつ、ドアトリム本体の側部リブが設けられた側壁とは、嵌合溝の底部を挟んで対向する反対側の側壁から、側部リブとは位置をずらして、側部リブが設けられた側壁方向へ側部リブに対向させるように立ち上げて設けられる中間リブと、を有する。
そのため、嵌合爪は、側部リブにより撓み、変形される。更に、嵌合爪を嵌合穴に入れると、嵌合爪先端は、両側部リブの間を通り抜け、嵌合穴に至り、撓みは戻り、変形は戻るとともに、嵌合爪は、側部リブと中間リブに挟まれて撓み、より円滑に、変形される。更に、嵌合爪を嵌合穴に入れると、嵌合爪先端は、側部リブと中間リブとの間を通り抜け、嵌合穴に至り、撓みは戻り、変形は戻る。
側部リブ及び中間リブのいずれか又は全てに、それぞれの対向側に向けて、傾斜する傾斜部を有すると、変形はより容易となる。
トリム本体へのオーナメントへの組み付け時に嵌合爪が嵌合したことが容易に判る。トリム本体へのオーナメントへの組み付け時に嵌合爪が周りのトリム本体に傷をつけない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】この発明の実施の形態に係る実施例のドアトリム本体とオーナメントの全体斜視図である。
図2】この発明の実施の形態に係る実施例のオーナメントの嵌合爪の拡大斜視図である。
図3】この発明の実施の形態に係る実施例のドアトリム本体へのオーナメント嵌合作業の途中を表す中央断面図である。
図4】この発明の実施の形態に係る実施例のドアトリム本体へのオーナメント嵌合状態図であって図1AA断面図に相当する図である。
図5図3における、上部嵌合穴部分であるB部の一部拡大断面図である。
図6図3における、下部嵌合穴部分であるA部の一部拡大断面図である。
図7図4における、下部嵌合穴部分への嵌合爪嵌合途中でドアトリム本体とオーナメントとの間に未だ隙間がある状態の側部リブ付近におけるE部一部拡大断面図である。
図8図4における、下部嵌合穴部分への嵌合爪嵌合状態でドアトリム本体とオーナメントとの間に隙間が無く、側部リブ付近におけるE部一部拡大断面図である。
図9図4における、下部嵌合穴部分への嵌合爪嵌合状態の中間リブ付近におけるE部一部拡大断面図である。
図10】この発明の実施の形態に係る実施例の図4のC視図であり、嵌合爪の嵌合穴への嵌合前の状態をあらわす。
図11】この発明の実施の形態に係る実施例の図4のC視図であり、嵌合爪を嵌合穴に向けて進めてはいるが、未だ嵌合爪の嵌合穴への嵌合前の状態をあらわす。
図12】この発明の実施の形態に係る実施例の図4のC視図であり、嵌合爪の嵌合穴への嵌合途中の状態をあらわす。
図13】この発明の実施の形態に係る実施例の図4のC視図であり、嵌合爪の嵌合穴への嵌合後の状態をあらわす。
図14】この発明の実施の形態に係る実施例の図4のDD断面図である。
図15】この発明の実施の形態に係る実施例の嵌合爪の嵌合穴への嵌合前の斜視図である。
図16】この発明の実施の形態に係る実施例の嵌合爪の嵌合穴への嵌合途中の斜視図である。
図17】この発明の実施の形態に係る実施例の嵌合爪の嵌合穴への嵌合後の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
この発明の実施の一形態に係る実施例を、図面に基づいて説明する。
11は、自動車用内張りパネルであり、この実施例では自動車用のドアトリム本体である。ドアトリム本体11は、硬質樹脂である樹脂インジェクションからなる。12は、嵌合溝である。嵌合溝12は、図1に図示されるように、ドアトリム本体11へのオーナメント取り付け部の周囲にオーナメントを取り付けるための溝部としてオーナメント41外形と略同形状に形成されるものである。
13、14、15は、それぞれ開口部である。開口部13、開口部14、開口部15の周りに嵌合溝12が設けられる。開口部13、開口部14、開口部15の間には、橋渡し部16、橋渡し部17を設ける。
18は、取付け部(嵌合部)である。取付け部18は、嵌合溝12の一部を穴開けして、その脇に取付け必要箇所の数だけ設ける。
【0016】
21は、嵌合穴である。嵌合穴21は、ドアトリム本体11に設けられた開口部13、開口部14、開口部15周囲に一定間隔で設けられる取付け部18に設けられ、オーナメント41外形と略同形状の嵌合溝12の底部に設けられる。
31は、側部リブである。32は、中間リブである。
嵌合穴21は、嵌合溝12の一部に穴明けして設けられるが、その嵌合穴21の脇に側部リブ31、側部リブ31、中間リブ32は設けられる。
側部リブ31、側部リブ31は、それぞれ、取付け部18の嵌合穴21のオーナメント嵌めこみ側手前に設けられた平坦面に設けられる。
【0017】
中間リブ32は、図7乃至図17に図示されるように、嵌合穴21のオーナメント嵌めこみ側手前の側部リブ31、側部リブ31の間、かつ、嵌合穴21を挟んで側部リブ31、側部リブ31と図中上下反対側にドアトリム本体11から立ち上げて設けられる。中間リブ32は、更に、側部リブ31、側部リブ31とは、嵌合穴21方向に位置をずらして相互に対向させて設けられる。
側部リブ31は、図15乃至図17に図示されるように、それぞれ、中間リブ32の対向側に向けて傾斜する傾斜部31aを有する。中間リブ32は、図15乃至図17に図示されるように、側部リブ31対向側に向けて傾斜する傾斜部32aを有する。
【0018】
41は、オーナメントである。オーナメント41は、図4に図示されるように、基材41aと基材41a上に積層される表皮層41bとからなる。基材41aは、ドアトリム本体11と同様に硬質樹脂からなる。表皮層41bは、基材41aより柔軟な素材からなる樹脂シートである。
嵌合爪42まで基材41aより柔軟な素材からなる表皮層41bで、表面を被覆する。
嵌合爪42の側部リブ31及び中間リブ32との接触部も、基材41aより柔軟な素材からなる表皮層41bで、表面を被覆し、取付時にドアトリム本体11への傷付け防止する。
嵌合爪42のトリム裏面への引掛かり部は表皮が巻き込まれないように管理する。
オーナメント41は、ドアトリム本体11にスナップフィット組み付けされる。
【0019】
42は、嵌合爪である。嵌合爪42は、図1に図示されるように、嵌合するドアトリム本体11に設けられる嵌合穴21の位置にあわせて、オーナメント41の横方向にオーナメント41周囲に一定間隔に設けられる。嵌合爪42は、図1図2に図示されるように、オーナメント41全体面と略直角に、取り付けられるドアトリム本体11方向に突設され、対応する嵌合穴21に嵌合される。
嵌合爪42の基部43は、図2図14乃至図17に図示されるように、先端の嵌合爪42よりも幅狭く設ける。嵌合爪42は、嵌合穴21よりも幅広く、嵌合爪42の基部43は、嵌合穴21と略同寸幅に設ける。
【0020】
本実施例によれば、オーナメント41周囲に一定間隔に設けられた嵌合爪42を、図13及び図14に図示されるように、嵌合穴21に入れて、嵌合穴21に引っ掛け、嵌合する。このとき、嵌合穴21の手前には、嵌合穴21を挟んで側部リブ31、31と中間リブ32が対向して設けられている。
そのため、嵌合爪42は、図12図16に図示されるように、特に図16に矢示されるように、側部リブ31,31と中間リブ32に挟まれて、中央部分と側部とは逆方向に押され、撓み、変形される。
中間リブ32を、嵌合穴21のオーナメント41嵌めこみ側手前の側部リブ31、31の間、かつ、嵌合穴21を挟んで側部リブ31、31位置と反対側に位置し、ドアトリム本体11から側部リブ31、31と位置をずらして相互に対向させて設けた場合は、嵌合爪42は、側部リブ31、31と中間リブ32に挟まれて撓み、側部リブ31、31のみを設けた場合に比し、より円滑に、変形される。
また、中間リブ32の高さを調節することにより、オーナメント41外周のドアトリム本体11との隙が一定となるように管理することも可能となる。
【0021】
更に、嵌合爪42を嵌合穴21に入れると、嵌合爪42先端は、側部リブ31、31と中間リブ32との間を通り抜け、中間リブ32により、嵌合穴21方向にガイドされ、側部リブ31、31と中間リブ32との間から解放され、図13図14図17に図示されるように、嵌合穴21に至り、撓みは戻り、変形は戻る。
そのとき、嵌合爪42の基部43は、図14図17に図示されるように嵌合穴21に位置する。
【0022】
オーナメント41のドアトリム本体11への取付け作業としては、各嵌合爪42と嵌合穴21の位置決めをして、オーナメント41をドアトリム本体11に押すだけでフィットする(スナップフィット)。その間、嵌合爪42は、撓み、次いで撓みは戻り、変形は戻る。
そのため、ドアトリム本体11へのオーナメント41への組み付け時に嵌合爪42が嵌合したことが変形及び変形の修復の節度感により容易に判る。併せて、嵌合爪42引掛り(係止)部は被覆されていないため、嵌合時に生じる嵌合爪42の嵌合音により容易に判る。
嵌合されることにより、オーナメント41は嵌合穴21の脇に設けられる側面リブ31、31と中間リブ32により位置決めとガタツキの防止がなされる。
側部リブ31、31は、傾斜部31aを有し、中間リブ32は、傾斜部32aを有するため、嵌合時の嵌合爪42の変形はより容易となる。
【0023】
橋渡し部16、17を設け、ドアトリム本体11とオーナメント41との重ね合わせ部に軽減穴である開口部13、14、15を設けたため、材料は低減し、重量は軽減される。開口部13、14、15の間に、橋渡し構造からなる橋渡し部16、17を設けることで、ドアトリム本体11の強度は維持され、ドアトリム本体11にオーナメント41を手押し等により取り付けるとき等の変形時の撓みを抑え、外れにくくなる。
【0024】
表皮層41bで、被覆されているため、トリム本体11へのオーナメント41の組み付け時に嵌合爪42が周りのトリム本体11に傷をつけることはない。
トリム本体11の共通化が可能であるため、仕様が異なるごとにオーナメント41の種類が増えても資材置き場や品番の増加を抑えることが可能となる。
トリム本体11に、軽減穴である開口部13、開口部14、開口部15が設けられているため、トリム本体11を自動車ボデーに取り付け後、開口部13、開口部14、開口部15から、インサイドハンドルケーブルによるクランプ作業を行うことができる。
【符号の説明】
【0025】
11 ドアトリム本体(自動車用内張りパネル)
12 嵌合溝
13 開口部
14 開口部
15 開口部
21 嵌合穴
31 側部リブ
32 中間リブ
41 オーナメント
42 嵌合爪
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17