【文献】
玉置 宏規,JavaScript、パララックス効果の仕掛けがもたらす新鮮な驚き スクロール芸でサイトがもっと楽しくなる。 SCROLL MAGIC !,Web Designing 第12巻 第4号,日本,株式会社マイナビ,2012年 4月 1日,第12巻,第63頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記背景層が複数のスライド背景層を含む場合、前記背景層編集モジュールは、表示モジュールによってコンテンツ層と背景層が表示される前に、ユーザによって編集され、少なくとも二つのレイヤを有するイメージ、及び前記ユーザにより設定された前記イメージのレイヤと前記スライド背景層のレイヤとの対応関係を取得して、前記背景層とすることを特徴とする請求項11に記載の移動端末のインタフェースインタラクション装置。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、図面を参照しながら本発明の実施例に係る移動端末のデスクトップシステム、デスクトップインタラクション方法、及び装置の具体的な実施形態について、詳細に説明する。
【0015】
ここで説明すべきなことは、本実施例において、移動端末として携帯電話を例として説明するが、本発明の移動端末は携帯電話に限らなく、タブレットPC、MP4などの表示スクリーンを持つ設備も含む。
【0016】
まず、本発明の実施例に係る移動端末のデスクトップシステムは、背景層とコンテンツ層で構成されている。
ここで、背景層は、当該背景層に対応するコンテンツ層の下方に位置し、シーンを具現してデスクトップ背景にする。
コンテンツ層は、コンテンツ層に対応する背景層の上方に位置し、コンテンツ層には、ユーザとインタラクションするためのユニットが配置され、上記ユニットに対応するアイコンの予め設定された頂点はコンテンツ層の予め設定された位置に設定され、コンテンツ層の予め設定された位置と背景層の具現するシーンの予め設定された位置が対応されて、アイコンと背景層の具現するシーンとがマッチングするようにする。
【0017】
説明すべきなことは、本発明に係るデスクトップシステムは、背景層とコンテンツ層の任意の組み合わせで構成され、且つ背景層は、スライド背景層と静的背景層とを含む。
図2に示されるデスクトップシステムは、二つの背景層と二つのコンテンツ層との組み合わせで構成され、ここで、第1の背景層と第1のコンテンツ層とが対応し、第2の背景層と第2のコンテンツ層とが対応し、位置的に第1の背景層は第1のコンテンツ層の下方に位置し、第2の背景層は第2のコンテンツ層の上方に位置する。
【0018】
具体的には、上記背景層は、静的イメージ、或いは動的イメージでシーンを具現してデスクトップ背景とする。即ち、デスクトップインタフェースの設計者は、静的イメージ、或いは動的イメージを背景層に設定してデスクトップ背景とする。
【0019】
且つ、上記コンテンツ層に配置されるユニットには、ショートカット、ウィジェット(Widget)、スイッチなどがある。例えば、APPのショートカット、時計、CPU(Central Processing Unit,中央プロセッサ)使用率制御器等のウィジェット、WiFi(Wireless−Fidelity,ワイファイ)インターネット、プロファイルスイッチ等を含む。
【0020】
更に、上記背景層には、一つ或いは複数のスライド背景層が含まれる。
【0021】
背景層に一つのスライド背景層が含まれる場合、移動端末がスライドコマンドを検出すると、上記スライド背景層とコンテンツ層はスライドコマンドの指示する方向に沿って予め設定された長さだけスライドし、コンテンツ層の予め設定された位置とスライド背景層の具現するシーンの予め設定された位置は対応関係を維持する。
【0022】
背景層に複数のスライド背景層が含まれる場合、移動端末がスライドコマンドを検出すると、各スライド背景層は、当該スライドコマンドの指示する方向に沿って、当該スライド背景層のレイヤに対応する予め設定された長さだけスライドする。
【0023】
上記静的背景層は、携帯電話がスライドコマンドを検出したとしてもスライド操作を行わない。
【0024】
更に、本発明に係るデスクトップシステムのインタフェースをさらに多様化し、且つ背景層の具現するシーンが立体的な効果を与えるようにするために、上記デスクトップシステムは、少なくとも二つのスライド背景層で構成され、各スライド背景層は、それぞれデスクトップシーンの具現に必要な近景、遠景等に用いられ、各スライド背景層の幅は、当該スライド背景層の位置するレイヤと対応する。
【0025】
具体的には、視覚効果の近くから遠くへ、或いは遠くから近くへの程度に基づいて、各スライド背景層の幅を予め設定された比率で増加、或いは減少させる。
【0026】
好ましくは、移動端末がスライドコマンドを検出した場合、コンテンツ層が当該スライドコマンドの指示する方向に沿ってスライドする長さは、当該移動端末のスクリーンの幅と同じである。
【0027】
更に、背景層に複数のスライド背景層が含まれる場合、上記複数のスライド背景層のうちコンテンツ層に配置されたアイコンの位置と対応関係を維持するスライド背景層は、当該コンテンツ層とスライド長さが同じである。
【0028】
更に、背景層に複数のスライド背景層が含まれる場合、別のオプション方法として、移動端末がスライドコマンドを検出した時、各スライド背景層のスライド長さが設計者により予め設定されて、コンテンツ層と複数のスライド背景層がスライドする時に、複数のレイヤ間で立体的なスライド効果を発生し、もっとリアルなデスクトップシーンが取得できるようにする。
【0029】
例えば、
図3に示すように、デスクトップシステムは、三つのスライド背景層で構成され、それぞれスライド背景層A、スライド背景層B、スライド背景層Cである。
【0030】
ここで、スライド背景層を設計する際、各スライド背景層が5つのスクリーンをサポートできるようにする場合を例として説明する。即ち、各スライド背景層は、携帯電話のスクリーンの4回のスクロール操作をサポートできる。
【0031】
図4に示す三つのスライド背景層において、スライド背景層Aはスライド背景層Bの下方に位置し、スライド背景層Bはスライド背景層Cの下方に位置し、各スライド背景層の幅は互いに異なり、それぞれ90、100、110画素であり、これは、ユーザにスライド背景層A、スライド背景層B、スライド背景層Cの自分との距離がますます遠くなる視覚的効果を招来する。
【0032】
対応的に、背景層A、背景層B、背景層Cすべてがスライド背景層である場合を例として説明する。ユーザがスクリーンをタッチしてスライドコマンドを発すると、移動端末のスクリーンは、上記スライドコマンドの方向に沿ってスクロール操作を行う。ここで、携帯電話のスクリーンの幅が20画素である場合を例として説明すると、スクリーンが毎回スクロール操作を行う時、スライド背景層A、スライド背景層B、スライド背景層Cのスライド長さは、それぞれ15、17.5、20画素である。
【0033】
具体的には、スライド背景層Cは、視覚的にユーザと一番近い層であるため、スライド背景層Cの幅が一番大きくて100画素であり、スクリーンが毎回スクロール操作を行う時に、スライド背景層Cのスライド長さは、100/5=20画素である。
【0034】
スライド背景層Bは、視覚的にユーザと比較的近い層であるため、スライド背景層Bの幅は中位の90画素であり、スクリーンが毎回スクロール操作を行う時に、スライド背景層Bのスライド長さは、(90−20)/(5−1)=17.5画素である。
【0035】
スライド背景層Aは、視覚的にユーザと一番遠い層であるため、スライド背景層Aの幅は一番小さくて80画素であり、スクリーンが毎回スクロール操作を行う時に、スライド背景層Aのスライド長さは、(80−20)/(5−1)=15画素である。
【0036】
上記改善によって、スライド背景層Aとスライド背景層Bがスクリーンスクロール操作を行う時、スクリーンスクロール操作前と異なる長さのつながりがあり、視覚的に近くから遠くへの三次元の効果を与えることができる。
【0037】
図1に示される従来のデスクトップシステムでは、ユニットのアイコンが固定的な四角形であって位置も固定され、デスクトップ背景と視覚的なつながりがないが、本発明に係るデスクトップシステムは、従来技術に対してもっと個性化である。
【0038】
以下、一つの具体的なデスクトップシステムを例として説明する。
【0039】
図4に示すように、依然として背景層とコンテンツ層を五つのスクリーンとしてデザインした場合を例として説明し、一つの具体的なデスクトップシステムのインタフェース表示の模式図を示し、当該デスクトップシステムは、二つのスライド背景層と一つのコンテンツ層で構成される。
【0040】
ここで、スライド背景層は、遠景背景層と近景背景層を含み、近景背景層は、遠景背景層の上方に位置し、コンテンツ層は、近景背景層の上方に位置する。
【0041】
図4に示す背景層とコンテンツ層はすべて五つのスクリーンの幅でデザインされ、
図4における点線によって区画され、左から右の順で、それぞれ第1のスクリーン、第2のスクリーン、第3のスクリーン、第4のスクリーンと第5のスクリーンである。
【0042】
具体的には、
図5に示すように、近景背景層は、静的イメージで構成され、当該静的イメージは、左クロージェット201、右クロージェット202、壁203、窓204、及びテーブル205を含む。
【0043】
ここで、窓204の可視的な視野部分(縦縞で示した領域)は、透明に設定されて、遠景背景層が具現するシーンを表示する。
【0044】
遠景背景層は、静的イメージ、或いは動的イメージで構成できる。
図6に示される縦縞図は、遠景レイヤ101を示し、具体的には、設計者によって、例えば芝生、海等のシーンイメージが選択できる。
【0045】
本実施例の
図4に示されるデスクトップシステムにおいて、第3のスクリーンと第4のスクリーンのみに窓204が表示でき、
図6に示されたのはユーザが窓を通じて見れるシーン(即ち、近景背景層より遠いシーン)であるため、遠景背景層として用いられるイメージの幅は二つのスクリーンの幅より小さくて窓204の可視的な視野部分の幅より大きく設定すればよい。
【0046】
図7に示すように、コンテンツ層は、ユーザとインタラクションするための複数のユニットで構成され、時計ウィジェット301、カメラショートカット302、ダイヤルショートカット303、カレンダーショートカット304、メモウィジェット305、フォトギャラリーショートカット306、ビデオカメラショートカット307、及びコンパスショートカット308を含む。
【0047】
ここで、上記ユニットに対応するアイコンは、設計者が任意に設定できるものであり、その形状、位置は限定されず、アイコンの予め設定された頂点をコンテンツ層における予め設定された位置に設定すればよい。コンテンツ層において、ユニットに対応するアイコンにカバーされる領域以外の領域はすべて透明である。
【0048】
例えば、
図8に示すように、フォトギャラリーショートカット306を設定する場合、フォトギャラリーショートカット306の左上頂点の座標だけ設定してフォトギャラリーショートカット306の左上頂点の座標とコンテンツ層の予め設定された位置の座標が重ねるようにすればよい。
【0049】
設計者によって背景層とコンテンツ層のデザインが完了して背景層とコンテンツ層を重ねると、デスクトップインタフェースが多様な立体的効果を発生することができる。
図4に示すシーンにおいて、視覚的効果から見ると、時計ウェイジェット301は壁203に掛けてあり、電話機アイコンで示すダイヤルショートカット303はテーブル205の上に置かれ、人たちに非常にリアル的な効果を与える。
【0050】
更に、背景層とユニットに対応するアイコンをデザインする時、フォトツールを利用して色、明るさ等の属性を編集することで、もっと個性化的な効果に達することができる。
【0051】
以下、スクリーンスクロール操作を例として説明する。
【0052】
現在、携帯電話のスクリーンが第4のスクリーンに止まっている場合を例とすると、
図9に示すように、ユーザがスクリーンをタッチしてスクリーンを右にスライドさせるスライドコマンドを発した場合、遠景背景層、近景背景層とコンテンツ層はすべて右にスライドし、且つ、近景背景層とコンテンツ層のスライド長さが同じであり、遠景背景層が右にスライドする長さは、近景背景層とコンテンツ層のスライド長さより小さい。これによって、近くから遠くへの視覚的効果を与えることができる。
【0053】
本発明に係る上記のデスクトップシステムに基づいて、本実施例は移動端末のデスクトップインタラクション方法をさらに提供し、
図10に示すように、以下のステップを含む。
【0054】
S401:コンテンツ層と背景層を表示する。
【0055】
ここで、上記各背景層は、各背景層に対応するコンテンツ層の下方に位置し、シーンを具現してデスクトップ背景とする。
上記コンテンツ層は、当該コンテンツ層に対応する背景層の上方に位置し、コンテンツ層にはユーザとインタラクションするためのユニットが配置され、当該ユニットに対応するアイコンの予め設定された頂点はコンテンツ層の予め設定された位置に設定され、コンテンツ層の予め設定された位置と背景層が具現するシーンの予め設定された位置が対応されて、アイコンと背景層が具現するシーンとがお互いにマッチングするようにする。
【0056】
S402:移動端末のスクリーンで発生したタッチイベントを検出して、当該タッチイベントに対応する操作コマンドを判断する。
【0057】
ここで、タッチイベントは、タッチポイントのワンクリックイベント、ダブルクリックイベント、長押しイベント、スライドイベント及び自己定義のイベント等を含み、ワンクリックイベント(或いはダブルクリックイベント)に対応する操作コマンドは、起動コマンド(例えば、ショートカットに対するワンクリックを通じてAPPを起動する)であってもよく、スライドイベントに対応する操作コマンドは、スライドコマンドであってもよい。
【0058】
更に、長押しイベントは、具体的に、携帯電話のスクリーンでタッチポイントを検出し、且つタッチポイントが移動せず、タッチ時間が予め設定された時間に達した場合、長押しイベントと判断する。
【0059】
起動コマンドは、具体的に、デスクトップシステムのコンテンツ層にワンクリックイベントが発生するとワンクリックイベントの発生領域を判断し、タッチイベントがコンテンツ層に配置されたユニットのアイコン領域で発生した場合、或いはアイコン領域との距離が予め設定された距離より小さい場合、当該ワンクリックイベントを、上記アイコン領域に対応するユニットに対する起動コマンドであると判断する。
【0060】
S403:上記操作コマンドに基づいて、当該操作コマンドに対応する操作を実行する。
【0061】
具体的には、本実施例において、背景層は、一つ或いは複数のスライド背景層を含む。
【0062】
上記背景層に一つのスライド背景層が含まれる場合、本ステップ403において、具体的に、操作コマンドがスライドコマンドである場合、タッチイベントに対応するコンテンツ層と背景層をスライドコマンドが指示する方向に沿って予め設定された長さだけスライドさせ、上記コンテンツ層の予め設定された位置とスライド背景層が具現するシーンの予め設定された位置が対応関係を維持するようにする。
【0063】
上記背景層に複数のスライド背景層が含まれる場合、本ステップ403において、具体的に、タッチイベントに対応するコンテンツ層をスライドコマンドが指示する方向に沿って予め設定された長さだけスライドさせ、且つ、スライド背景層をスライドコマンドが指示する方向に沿ってスライド背景層のレイヤに対応する予め設定された長さだけスライドさせる。
【0064】
図4に示すデスクトップシステムにおいて現在スクリーンが第3のスクリーンを表示する場合を例として説明する。携帯電話のスクリーンにタッチイベントが発生したことが検出され、当該タッチイベントに対応する操作コマンドが左へのスライドコマンドであると判断された場合、コンテンツ層と近景背景層が左にスライドする予め設定された長さは、一つのスクリーンの幅であり、遠景背景層が左へスライドする長さは一つのスクリーンの幅より小さい。これによって、ユーザに視覚的な立体効果、及び近くから遠くへの効果を与えることができる。
【0065】
更に、上記背景層は、静的背景層をさらに含んでもよく、背景層が静的背景層である場合、移動端末がスライドコマンドを受信しても、当該静的背景層はスライド操作を行わない。
【0066】
更に、携帯電話に本発明にかかるコンテンツ層と背景層が表示される前に、設計者による背景層とコンテンツ層に対する編集プロセスを含んでもよい。具体的には、
図11に示すように以下のようなステップを含む。
【0067】
S501:ユーザにより編集されたイメージを取得して背景層とする。
【0068】
説明すべきなことは、背景層に二つ、或いは二つ以上の背景層が含まれる場合、本ステップは、具体的に、ユーザにより編集され、且つ少なくとも二つのレイヤを有するイメージ、及びユーザにより設定されたイメージのレイヤと背景層のレイヤとの対応関係を取得して背景層とするステップを含む。
【0069】
ここで、設計者は、イメージ編集ツールを通じて背景層を編集してもよい。背景層としてのイメージは複数のレイヤを含み、設計者は、イメージを背景層に設定するとき、イメージのレイヤと背景層のレイヤとの対応関係も設定する必要がある。
【0070】
例えば、
図4に示すデスクトップシステムにおける背景層は、近景背景層と遠景背景層で構成され、遠景レイヤ101と近景レイヤで構成される。ここで、近景レイヤは、左クロージェット201、右クロージェット202、壁203、窓204、及びテーブル205を含み、遠景レイヤ101、近景レイヤにおける左クロージェット201、右クロージェット202、壁203、窓204、及びテーブル205が1つの静的イメージを構成して背景層になる。且つ、遠景レイヤ101を遠景背景層に設定し、左クロージェット201、右クロージェット202、壁203、窓204、及びテーブル205により近景レイヤを構成して近景背景層に設定する。
【0071】
S502:ユーザとインタラクションするためのユニットに対応するアイコン、及びユーザにより設定されたアイコンの予め設定された頂点のコンテンツ層における位置、アイコンに対応する起動属性を取得してコンテンツ層を得る。
【0072】
説明すべきなことは、設計者は、コンテンツ層におけるアイコンの編集を完成した後、アイコンの起動属性も設定するべきである。当該起動属性は、アイコンに対応するユニットの名称、或いは起動経路を含む。
【0073】
例えば、アイコンに対応するのが一つのウェブサイトのショートカットアクセス方式である場合、当該アイコンに対応するウェブサイトのアドレスを定義する必要があり、アイコンに対応するのが一つのAPPのショートカットである場合、当該アイコンに対応するAPPの名称を定義する必要がある。
【0074】
S503:予め設定されたフォーマットで、背景層とコンテンツ層を第1のファイルとして保存する。
【0075】
説明すべきなことは、設計者が背景層とコンテンツ層の編集を完成した後、予め設定されたフォーマットで、編集後の背景層とコンテンツ層を第1のファイルとして保存し、第1のファイルを複数の携帯電話にダウンロードして各携帯電話で本発明にかかるデスクトップシステムをサポートできるようにしてもよい。
【0076】
更に、ステップS401の前に、移動端末が第1のファイルを取得するステップを含むべきである。
【0077】
対応的に、ステップS401は、具体的に以下のようなステップを含む。
上記予め設定されたフォーマットに応じて上記第1のファイルを解釈して上記コンテンツ層と背景層を取得し、上記コンテンツ層と背景層を表示する。
【0078】
更に、ステップS401の後、本発明は、ユーザがデスクトップシーンを編集するステップを含む。具体的には、以下のステップを含む。
ユーザからの表示されているユニットに対する編集コマンドを検出すると、移動端末のスクリーンの予め設定された位置に候補ユニットを表示する。
ユーザは候補ユニットを選択して、候補ユニットをコンテンツ層における上記表示されているユニットに対応する位置に設置する。
【0079】
説明すべきなことは、デスクトップシーンにおける上記ユニットに対する編集は、コンテンツ層に配置されるユニットのアイコンサイズが同一である状況が好ましい。
【0080】
図12は、「アングリーバーズ」をデスクトップとする背景層を示し、
図13は、
図12に基づいて得られたデスクトップシステムである。
図13に示すようなデスクトップシステムにおいて、「アングリーバーズ」における各種要素(例えば、鳥、豚)等のイメージをユニットのアイコンとしてコンテンツ層に設置し、コンテンツ層におけるアイコンの位置と
図12に示される背景層における位置とが対応するようにする。
【0081】
以下、例を挙げて、ユーザがデスクトップシーンを編集する方法を説明すると、以下のようなステップを含む。
【0082】
ステップA:ユーザからの携帯電話のスクリーン上に表示されているユニットに対する編集コマンドを検出したか否かを判断する。検出した場合、ステップBを実行し、検出できなかった場合、本ステップAを繰り返して実行する。
【0083】
具体的には、予め設定された操作イベントと携帯電話のスクリーン上に表示されているユニットに対する編集コマンドとを対応付けて設定する。即ち、予め設定された操作イベントがトリガーされると、ユーザから携帯電話のスクリーン上の表示されているユニットに対する編集コマンドが発されたと確定する。
【0084】
ここで、上記予め設定された操作イベントは、具体的に、スクリーン上で一つ或いは複数のタッチポイントがタッチされるイベント、スクリーンの上の一つ或いは複数のタッチポイントが予め設定された軌跡に沿ってスライドするイベント、或いは、予め設定されたキーがトリガーされるイベントと含む。
【0085】
本実施例において、
図14を例とすると、予め設定された操作イベントは、具体的には、二つのタッチポイント(第1のタッチポイントと第2のタッチポイント)がスクリーン上で互いに対向する方向に沿ってスライドするスライドイベントである。
【0086】
ステップB:候補ユニットを表示する。
【0087】
ここで、候補ユニットは、現在デスクトップに存在しないユニットであり、候補ユニットのアイコンサイズは、交替しようとするユニットのアイコンサイズと同一である。
【0088】
ステップC:ユーザが選択した表示されているユニットを隠し、選択した候補ユニットを上記ユーザが選択した表示されているユニットのコンテンツ層における位置に設置する。
【0089】
具体的には、本ステップCは、少なくとも以下のような実施形態を含む。
ユーザが交替しようとするユニットに対応する位置をタッチすると、上記タッチした交替しようとするユニットを、ユーザが選択した表示されているユニットとし、使用しようとする候補ユニットをさらにクリックすると、使用しようとする候補ユニットでユーザが選択した表示されているユニットのコンテンツ層における位置を交替する。
【0090】
或いは、ユーザが使用しようとする候補ユニットを交替しようとするユニットに対応する位置にドラッグ・アンド・ドロップして、使用しようとする候補ユニットでユーザが選択した表示されているユニットのコンテンツ層における位置を交替するプロセスを完成する。
【0091】
また、本発明の実施例は、移動端末のインタフェースインタラクション装置を提供し、
図15に示すように、当該装置は、
コンテンツ層と背景層を表示するための表示モジュール601と、
移動端末のスクリーンで発生したタッチイベントを検出し、タッチイベントに対応する操作コマンドを判断するためのコマンド取得モジュール602と、
操作コマンドに基づいて、当該操作コマンドに対応する操作を実行する実行モジュール603とを含む。
【0092】
ここで、背景層は、当該背景層に対応するコンテンツ層の下方に位置し、シーンを具現してデスクトップ背景にする。
コンテンツ層は、当該コンテンツ層に対応する背景層の上方に位置し、当該コンテンツ層には、ユーザとインタラクションするためのユニットが配置され、上記ユニットに対応するアイコンの予め設定された頂点がコンテンツ層の予め設定された位置に設置されている。且つ、コンテンツ層の予め設定された位置と背景層の具現するシーンの予め設定された位置が対応されて、アイコンと背景層の具現するシーンとがマッチングするようにする。
【0093】
更に、上記背景層には一つのスライド背景層が含まれ、実行モジュール603は、具体的に、上記操作コマンドがスライドコマンドである場合、タッチイベントに対応するコンテンツ層とスライド背景層をスライドコマンドが指示する方向に沿って予め設定された長さだけスライドさせ、これによって、コンテンツ層の予め設定された位置とスライド背景層の具現するシーンの予め設定された位置とが対応するようにする。
【0094】
更に、上記背景層には複数のスライド背景層が含まれ、実行モジュール603は、具体的に、タッチイベントに対応するコンテンツ層をスライドコマンドが指示する方向に沿って予め設定された長さだけスライドさせ、且つスライド背景層をスライドコマンドが指示する方向に沿って当該スライド背景層のレイヤに対応する予め設定された長さだけスライドさせる。
【0095】
更に、
図16に示すように、上記装置は、表示モジュール601によりコンテンツ層と背景層を表示する前に、ユーザにより編集されたイメージを取得して背景層とする背景層編集モジュール604と、
ユーザとインタラクションするためのユニットに対応するアイコン、及びユーザにより設定されたアイコンの予め設定された頂点のコンテンツ層における位置、アイコンに対応する起動属性を取得してコンテンツ層を取得するコンテンツ層編集モジュール605と、
背景層とコンテンツ層を、予め設定されたフォーマットによって第1のファイルとして保存する保存モジュール606とを含む。
【0096】
ここで、起動属性は、アイコンに対応するユニットの名称、或いは起動経路を含む。
【0097】
更に、上記背景層が複数のスライド背景層を含む場合、背景層編集モジュール605は、具体的に、表示モジュール601によりコンテンツ層と背景層が表示される前に、ユーザにより編集され、少なくとも二つのレイヤを含むイメージ、及びユーザにより設定されたイメージのレイヤとスライド背景層のレイヤとの対応関係を取得して背景層とする。
【0098】
更に、
図17に示すように、上記装置は、表示モジュールによりコンテンツ層と背景層が表示される前に、第1のファイルを取得する取得モジュール607をさらに含む。
【0099】
更に、
図18に示すように、表示モジュール601は、具体的に、
予め設定されたフォーマットによって第1のファイルを解釈して、コンテンツ層と背景層を取得する解釈手段6011と、
コンテンツ層と背景層を表示する表示手段6012とを含む。
【0100】
更に、
図19に示すように、上記装置は、
表示モジュール601によりコンテンツ層と背景層が表示された後、ユーザからのユニットに対する編集コマンドを検出すると、移動端末のスクリーンの予め設定された位置に候補ユニットを表示する検出モジュール608と、
ユーザが上記候補ユニットを選択すると、候補ユニットをコンテンツ層における上記ユニットに対応する位置に設置する編集モジュール609とを含む。
【0101】
また、本発明は、不揮発性メモリを提供し、当該不揮発性メモリは、一つ或は複数の手段を含み、上記一つ或は複数の手段は、タッチスクリーン、プロセッサ、メモリとインタラクションして、デバイスに以下の機能を発揮させる。
コンテンツ層と背景層を表示する。
移動端末のスクリーンで発生したタッチイベントを検出し、タッチイベントに対応する操作コマンドを判断する。
操作コマンドに基づいて、当該操作コマンドに対応する操作を実行する。
【0102】
ここで、背景層は、当該背景層に対応するコンテンツ層の下方に位置し、シーンを具現してデスクトップ背景にする。
コンテンツ層は、当該コンテンツ層に対応する背景層の上方に位置し、当該コンテンツ層には、ユーザとインタラクションするためのユニットが配置され、上記ユニットに対応するアイコンの予め設定された頂点がコンテンツ層の予め設定された位置に設置されている。且つ、コンテンツ層の予め設定された位置と背景層の具現するシーンの予め設定された位置とが対応されて、アイコンと背景層の具現するシーンとがマッチングするようにする。
【0103】
上記背景層に一つのスライド背景層が含まれる場合、操作コマンドに基づいて、当該操作コマンドに対応する操作を実行することは、具体的に、上記操作コマンドがスライドコマンドである場合、タッチイベントに対応するコンテンツ層とスライド背景層をスライドコマンドが指示する方向に沿って予め設定された長さだけスライドさせ、これによって、コンテンツ層の予め設定された位置とスライド背景層の具現するシーンの予め設定された位置とが対応するようにすることを含んでもよい。
【0104】
上記背景層に複数のスライド背景層が含まれる場合、操作コマンドに基づいて当該操作コマンドに対応する操作を実行することは、具体的に、タッチイベントに対応するコンテンツ層をスライドコマンドが指示する方向に沿って予め設定された長さだけスライドさせ、且つスライド背景層をスライドコマンドが指示する方向に沿って当該スライド背景層のレイヤに対応する予め設定された長さだけスライドさせることを含む。
【0105】
更に、上記一つ或いは複数の手段は、デバイスに以下のような機能をさらに発揮させる。
コンテンツ層と背景層が表示される前に、ユーザにより編集されたイメージを取得して背景層とする。
ユーザとインタラクションするためのユニットに対応するアイコン、及びユーザにより設定されたアイコンの予め設定された頂点のコンテンツ層における位置、及びアイコンに対応する起動属性を取得してコンテンツ層を取得する。
背景層とコンテンツ層を、予め設定されたフォーマットによって第1のファイルとして保存する。
【0106】
ここで、起動属性は、アイコンに対応するユニットの名称、或いは起動経路を含む。
【0107】
更に、上記一つ或いは複数の手段は、デバイスに以下のような機能をさらに発揮させる。
コンテンツ層と背景層が表示される前に、ユーザにより編集され、少なくとも二つのレイヤを含むイメージ、及びユーザにより設定されたイメージのレイヤとスライド背景層のレイヤとの対応関係を取得して背景層とする。
【0108】
更に、上記一つ或いは複数の手段は、デバイスに以下のような機能をさらに発揮させる。
コンテンツ層と背景層が表示される前に、第1のファイルを取得する。
【0109】
更に、コンテンツ層と背景層を表示することは、具体的に、
予め設定されたフォーマットによって第1のファイルを解釈して、コンテンツ層と背景層を取得することと、
コンテンツ層と背景層を表示することとを含む。
【0110】
更に、上記一つ或いは複数の手段は、デバイスに以下のような機能をさらに発揮させる。
コンテンツ層と背景層が表示された後、ユーザからのユニットに対する編集コマンドを検出すると、移動端末のスクリーンの予め設定された位置に候補ユニットを表示し、
ユーザが上記候補ユニットを選択した後、候補ユニットをコンテンツ層における上記ユニットに対応する位置に設置する。
【0111】
本発明の実施例において、移動端末のデスクトップシステム、インタフェースインタラクション方法、及び装置によると、本発明に係るデスクトップシステムは、コンテンツ層と背景層を含み、設計者は、ユニットの形を限定する必要がなく、コンテンツ層におけるユニットに対応するアイコンの予め設定された頂点をコンテンツ層の予め設定された位置に設置すればよいので、設計者にもっと大きいデザインの権限を付与する。ユニットのコンテンツ層における予め設定された位置とスライド背景層が具現するシーンの予め設定された位置とが対応するようにすることで、設計者がユニットのアイコンと背景層の具現するシーンとをマッチングさせて、リアル的なシーンの視覚的効果を招来し、デスクトップインタフェースの様式を多様化し、美観を向上させ、ユーザの使用体験を向上させる。
【0112】
当業者は、実施方式に対する上記説明を通じて、本発明の実施例がハードウェアで実現されてもよく、ソフトウェアと必要な汎用ハードプウェアの組み合わせで実現されてもよいことがわかる。このような理解に基づいて、本発明の実施例の技術案は、ソフトウェア製品の形で具現でき、当該ソフトウェア製品は、不揮発性メモリ(CD−ROM、USBメモリ、モバイルハードディスクなど)に記録でき、いくつかのコマンドを含んで、コンピュータ(パーソナルコンピュータ、サーバ、或いはネットワークデバイスなど)に、本発明の各実施例で説明した方法を実行させてもよい。
【0113】
当業者は、図面が単なる好ましい実施例の模式図であり、図面におけるモジュール、或いはフローが本発明に必ずしも必要なものではないことが理解できる。
【0114】
当業者は、実施例におけるモジュールが他の実施例の装置に含まれてもよく、これに応じて、本実施例の別の一つ或いは複数の装置に含まれるように変更できることが理解できる。上記実施例におけるモジュールは一つのモジュールに合併されてもよく、更に、一つ或いは複数のサブモジュールに分けられてもよい。
【0115】
上記本発明の実施例の順番は、説明のためであり、実施例の優劣を代表しない。
【0116】
本発明は、上記の記述、及び図示された具体的な構成に限定されず、その範囲を逸脱しない状況で、様々な修正と変更が可能である、ことを理解すべきである。したがって、このような修正及び変更が本願のクレームの範囲に含まれる場合、本願は、このような修正及び変更を包含することを意図している。
【0117】
本願は、出願番号が201210289655.6であって、出願日が2012年8月14日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容を本願に援用する。