(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、マニュアル更新システム1の概要を説明する図である。
図2は、マニュアル更新システム1の構成を説明する図である。
図3は、マニュアルデータ、FAQデータ、顧客管理情報の構造を説明する図である。
図1に例示するように、本実施形態のマニュアル更新システム1は、ユーザ端末3A〜3Cと、周辺装置5A〜5Bと、マニュアル管理装置7と、コール情報管理装置9とを有する。
【0017】
図1及び
図2に例示するように、ユーザ端末3は、中央演算装置、主記憶装置、外部記録装置、入力装置、及びモニタなどで構成されたコンピュータ端末である。ユーザ端末3は、ネットワーク8又は接続ケーブルを介して、マニュアル管理装置7と、周辺装置5とに接続されている。
ユーザ端末3は、本発明に係るマニュアル閲覧装置の一例であり、ユーザ端末3の利用者は、ユーザ端末3のマニュアル表示画面11(
図4に後述)を介してマニュアルを閲覧する。マニュアル表示画面11は、マニュアル情報を表示するためのユーザーインターフェースのトップページである。また、ユーザ端末3は、マニュアル表示画面11に表示される利用者に適した表示メニュー(後述するFAQメニュー114)を選択し、選択された表示メニューを含むマニュアル表示画面11に更新する。ここで、「FAQメニュー114を選択する」とは、マニュアル表示画面11に表示されるメニューの候補として選択することを意味する。なお、利用者が、表示された表示メニュー(後述するFAQメニュー114)を選択する操作は「選択操作」と表し、これと区別する。さらに、ユーザ端末3は、適した表示メニューを選択するための選択の根拠となる装置情報を収集する。
【0018】
図2に例示するように、ユーザ端末3は、マニュアル格納データベース200(マニュアル格納DB200)を有する。マニュアル格納DB200には、装置情報と、マニュアルデータと、FAQデータとが格納されている。マニュアル格納DB200は、本発明に係るマニュアル格納手段の一例である。
ここで、装置情報とは、ユーザ端末3または、ユーザ端末3の周辺装置5(後述)の操作履歴、装置履歴、及びエラーログなどの装置に関する情報である。操作履歴とは、利用者によるユーザ端末3に対する操作の履歴である。具体的には、操作履歴とは、アプリケーションソフトウェアに対する操作の履歴である。例えば、操作履歴は、スキャナドライバやOCR(Optical Character Recognition)ソフトウェアなどの連携ソフトウェア等に対する操作の履歴である。装置履歴とは、エラーではない装置内部の情報である。具体的には、装置履歴は、ハードウェアのOS(Operating System)情報、または、OSや周辺装置5に対する設定情報である。エラーログとは、ユーザ端末3又は周辺装置5に発生するエラーの履歴である。
【0019】
マニュアルデータとは、機械、道具、又は、アプリケーションソフトウェアなどの使用説明書をデータ化(コンピュータが記録/処理できる形式に変換)したものである。
図3に例示するように、マニュアルデータには、本文ファイル(使用説明)と、本文ファイルに付けられたタイトルとが含まれる。本例では、このタイトルがFAQメニュー114となる。なお、FAQメニュー114は、本発明に係る表示メニューの一例である。マニュアルデータのFAQメニュー114には、選択要素が関連付けられている。選択要素とは、ユーザ端末3が、利用者に適した表示メニューを選択するための根拠である。
【0020】
さらに、
図3に例示するように、FAQデータには、「よくある質問」(質問内容)とその「回答情報」(回答内容)が含まれる。「よくある質問」には、タイトルが付けられ、本例では、このタイトルもFAQメニュー114とする。また、本発明に係るマニュアル情報は、マニュアルデータに含まれる本文ファイル(使用説明)と、FAQデータに含まれる回答情報とを含む。FAQデータのFAQメニュー114には、選択要素が関連付けられている。
【0021】
周辺装置5は、ユーザ端末3に接続された外部装置である。周辺装置5は、例えば、ユーザ端末3とネットワーク接続またはケーブル接続されたスキャナやプリンタなどである。本例の周辺装置5Aは、ユーザ端末3にUSB(Universal Serial Bus)接続されたスキャナである。
【0022】
コール情報管理装置9は、利用者の電話による問い合わせ情報を管理するコンピュータ端末であり、サーバ機能を有する。問い合わせ情報とは、マニュアルの対象となる装置又はソフトウェアに関する利用者の問い合わせに関する情報であり、例えば、電話による問い合わせがあった内容そのもの、これに対する回答、これらを識別するための識別情報、同一問い合わせ内容の問い合わせ頻度、回答が役立った頻度、問い合わせ日時、問い合わせた利用者の属性(性別、年齢、または地域)、及び、これらの組み合わせを含む概念である。具体的な問い合わせ内容として、コール情報管理装置9は、スキャナの使用方法、又は、スキャナの障害に関する利用者の電話による問い合わせ内容を管理する。
図3に例示するように、利用者の電話による問い合わせに関する情報(顧客管理情報)には、少なくとも、顧客からの複数の異なる質問が含まれ、一つの質問には、質問内容と、質問回数であるコール回数と、質問に対する回答と、役立った回答の回数であるお役立ち回数とが含まれる。これらの情報は、例えば、電話を受け付けたオペレータによりコール情報管理装置9に入力される。また、質問内容には、タイトルがつけられ、本例では、このタイトルもFAQメニュー114となる。
【0023】
マニュアル管理装置7は、サーバ機能を有するコンピュータ端末である。マニュアル管理装置7は、本発明に係るマニュアル管理装置の一例である。マニュアル管理装置7は、コール情報管理装置9から、顧客による問い合わせ情報の一部を抽出し、抽出された情報に基づいて、ユーザ端末3のマニュアル表示画面11に表示する表示メニュー(後述するFAQメニュー114)を選択する。また、マニュアル管理装置7は、更新されたマニュアルデータを、ユーザ端末3に送信する。
図2に例示するように、マニュアル管理装置7は、マニュアル管理データベース600(マニュアル管理DB600)を有する。マニュアル管理DB600には、コール情報と、FAQデータと、マニュアルデータと、更新マニュアルとが格納される。
コール情報とは、電話による問い合わせに関する情報であり、例えば、マニュアル管理装置7によりコール情報管理装置9から抽出された少なくとも、コール回数と、お役立ち回数とが含まれる。コール情報は、本発明に係る問い合わせ情報の一例である。
更新マニュアルとは、新規に作成されたマニュアルデータ、または、改版されたマニュアルデータのうちの更新部分である。更新マニュアルは、本発明に係る更新部分の一例であり、更新マニュアルは、マニュアル管理DB600により保持される。
【0024】
図4は、マニュアル表示画面11を例示する図である。
図5は、マニュアル表示画面11の更新部分13を例示する図である。
図4に例示するように、マニュアル表示画面11は、本発明に係る表示画面の一例である。本例では、マニュアル表示画面11を構成するファイルをトップページ構成ファイルとし、トップページ構成ファイルは、ユーザ端末3により保持される。さらに、トップページ構成ファイルは、ローカルマニュアル更新プログラム30(後述)によって更新される。
図5に例示するように、マニュアル表示画面11には、マニュアル更新ボタン110と、表示メニューカテゴリ112A〜112Dと、FAQメニュー114A1〜114A4、FAQメニュー114B1〜114B4、FAQメニュー114C1〜114C4、及びFAQメニュー114D1〜114D4とが含まれる。
マニュアル更新ボタン110は、利用者に適したマニュアル表示画面11の更新処理を開始するトリガーとなる。すなわち、ユーザ端末3は、利用者がマニュアル更新ボタン110を押下した場合に、利用者に適したマニュアル表示画面11を更新する処理を開始する。
表示メニューカテゴリ112は、FAQメニュー114を分類分けした分類のタイトルであり、本例では、表示メニューカテゴリ112には、やりたいことメニュー112A、調べたいメニュー112B、よくあるご質問(Q&A)112C、及びご提案メニュー112Dが含まれる。
FAQメニュー114A1〜114A4は、やりたいことメニュー112Aに属するFAQメニュー114である。FAQメニュー114B1〜114B4は、調べたいメニュー112Bに属するFAQメニュー114である。さらに、FAQメニュー114C1〜114C4は、よくあるご質問(Q&A)112Cに属するFAQメニュー114であり、FAQメニュー114D1〜114D4は、ご提案メニュー112Dに属するFAQメニュー114である。
【0025】
図6は、マニュアル更新システム1のローカルマニュアル更新プログラム30の機能構成を説明する図である。
図6に例示するように、ローカルマニュアル更新プログラム30は、収集部300と、接続確認部320と、情報選択部340と、更新部360と、表示部380と、送信部400と、受信部420と、差分適用部440とを有する。ローカルマニュアル更新プログラム30は、例えば、CD−ROMなどの記録媒体を介して、ユーザ端末3にインストールされる。
【0026】
収集部300は、ユーザ端末3の装置情報、又は、ユーザ端末3と情報の通信を行う周辺装置5の装置情報を収集する。
具体的には、収集部300は、少なくとも、ユーザ端末3に対するユーザ操作の履歴である操作履歴、エラーではない装置内部の情報である装置履歴及び、ユーザ端末3に発生したエラーの履歴であるエラーログ、又は、スキャナに対する操作履歴、装置履歴、及びエラーログを収集する。
本例では、収集部300は、利用者により、マニュアル表示画面11のマニュアル更新ボタン110が押下されることで機能する。収集部300は、ユーザ端末3又は、そのスキャナから収集した操作履歴情報と、装置履歴情報と、エラーログ情報とをマニュアル格納DB200に格納する。
【0027】
接続確認部320は、ユーザ端末3とマニュアル管理装置7との間の接続状態を確認する。本例では、接続確認部320は、ネットワーク8の接続状態を確認し、ネットワーク8がオフラインであれば、接続確認部320は、ユーザ端末3とマニュアル管理装置7が通信不可能であることを情報選択部340に通知する。ネットワーク8がオンラインである場合は、接続確認部320は、ユーザ端末3とマニュアル管理装置7とが通信不可能であることを送信部400に通知する。
【0028】
情報選択部340は、ユーザ端末3とマニュアル管理装置7との間で通信が不可能な場合に、収集部300により収集された装置情報に基づいて、マニュアル情報の一部を示すFAQメニュー114を選択する。
具体的には、接続確認部320によりユーザ端末3とマニュアル管理装置7とのネットワークが未接続であると通知を受けた場合に、情報選択部340は、収集部300により収集された操作履歴、装置履歴、及びエラーログに対して、前処理を施し、前処理された操作履歴、装置履歴、及びエラーログに基づいて、表示メニューカテゴリ112A〜112Dに属するFAQメニュー114をマニュアル格納DB200から選択する。
本例では、ネットワーク8がオフラインであるとの通知を接続確認部320より受けた場合に、情報選択部340は、装置情報に含まれた特定のキーワードである、OS、アプリケーションの種類と使用状況、または、エラーメッセージと頻度に関連付けられた情報に基づいて、表示メニューカテゴリ112A〜112Dに属するFAQメニュー114を抽出条件に従って、各4件ずつマニュアル格納DB200から選択する。抽出条件とは、予め設定されているFAQメニュー114の選択条件であり、情報選択部340が保持する。
【0029】
ここで、装置情報に含まれるキーワードに基づいて、選択されるFAQメニュー114の一例を説明する。
図7は、キーワードに基づくFAQメニュー114の選択例(情報選択部340による前処理の例)である。
図7(A)に例示するように、情報選択部340は、収集された操作履歴、装置履歴、及びエラーログに対し、既定のキーワード検索を行い、検索の結果に基づいて、収集された装置情報(操作履歴、装置履歴、及びエラーログ)を、抽出条件に適合した装置情報に変換する。
例えば、情報選択部340は、装置情報を特定のキーワードの「OS」及び「Windows(登録商標)」で検索し、ヒットした場合、装置情報「OS:Windows(登録商標)」を前処理結果として出力する。情報選択部340は、マニュアルデータの中から、「OS:Windows(登録商標)」に関するFAQメニュー114を選択する。
また、同様に、情報選択部340は、「言語」及び「日本語」でキーワード検索を行い、ヒットした場合、装置情報「言語:日本語」を前処理結果として出力する。情報選択部340は、マニュアルデータの中から「言語:日本語」に関するFAQメニュー114を選択する。
その他のキーワード検索の例として、情報選択部340は、アプリケーションの種類と使用状況を特定するための「アプリ」をキーワードとして検索し、ヒットした場合は、「アプリ」に続く文字列を適宜抽出し、「アプリ:名刺ファイリング、名刺、300dpi、カラー、150枚/日」や、「モバイルに保存、A5、150dpi、モノクロ、100枚/日」等を出力する。
また、情報選択部340は、キーワードを「エラーメッセージと頻度」で検索し、ヒットした場合、エラーメッセージに続く文字列(例えば、「原稿詰まり」)と、頻度に続く数字列(例えば「10」回/日)を出力する。
情報選択部340は、抽出されたキーワード検索の結果に基づいて、FAQメニュー114を選択する。選択結果は、
図7(B)に例示されるように、例えば、やりたいことメニューに、「ボタンを押すだけで読み取り/登録を行いたい」や、「Evernoteと連携したい」等が選択される。
【0030】
更新部360は、情報選択部340により選択されたFAQメニュー114を用いて、マニュアル情報を表示するマニュアル表示画面11を更新する。
具体的には、更新部360は、情報選択部340により選択されたFAQメニュー114をマニュアル表示画面11に表示し、さらに、更新部360は、利用者がマニュアル表示画面11に表示されたFAQメニュー114を選択した場合に、FAQメニュー114に対応するマニュアル情報を表示するよう更新したマニュアル表示画面11を表示部380に通知する。
本例では、更新部360は、情報選択部340により選択されたFAQメニュー114を表示メニューカテゴリ112A〜112Dのいずれかに属するようにトップページ構成ファイルを更新する。更に、更新部360は、情報選択部340により選択されたFAQメニュー114に対応するFAQデータの回答情報、または、マニュアルデータの使用説明情報をマニュアル格納DB200から抽出する。更新部360は、利用者によるマニュアル表示画面11のFAQメニュー114が選択操作された場合に、利用者により選択操作されたFAQメニュー114に対応する情報が表示されるように、トップページ構成ファイルを更新する。更新部360は、更新したトップページ構成ファイルを表示部380に通知する。
【0031】
表示部380は、マニュアル表示画面11をユーザ端末3に表示する。
具体的には、表示部380は、更新部360より通知されたトップページ構成ファイルに基づいて、マニュアル表示画面11をユーザ端末3に表示する。
【0032】
送信部400は、収集部300により収集されたユーザ端末3の装置情報又は、スキャナの装置情報をマニュアル管理装置7へ送信する。
具体的には、送信部400は、接続確認部320によりネットワーク8がオフラインであることの通知を受けた場合に、マニュアル格納DB200から装置情報を取得し、マニュアル管理装置7へ送信する。
受信部420は、マニュアル管理装置7により選択されたFAQメニュー114を受信し、更新部360に通知する。また、受信部420は、マニュアル管理装置7により送信される更新マニュアルを受信し、差分適用部440に通知する。
差分適用部440は、受信部420により受信した更新マニュアルをマニュアル格納DB200に格納し、マニュアルデータを更新する。
【0033】
図8は、マニュアル更新システム1のサーバマニュアル更新プログラム70の機能構成を説明する図である。
図8に例示するように、サーバマニュアル更新プログラム70は、受信部700と、情報選択部720と、抽出部740と、送信部760と、差分生成部780とを有する。サーバマニュアル更新プログラム70は、例えば、CD−ROMなどの記録媒体を介して、マニュアル管理装置7にインストールされる。
受信部700は、ユーザ端末3の送信部400により送信されたユーザ端末3又は、スキャナに接続された周辺装置の装置情報を受信する。
【0034】
情報選択部720は、ユーザ端末3とマニュアル管理装置7との間の通信が可能である場合に、ユーザ端末3の装置情報又は、スキャナの装置情報と、抽出部740(後述)により抽出されたコール情報とに基づいて、表示するFAQメニュー114を選択する。
具体的には、ネットワーク8がオンラインである場合に、情報選択部720は、受信部700により受信した装置情報に基づいて、FAQメニュー114をマニュアル管理DB600から選択する。
本例では、情報選択部720は、ユーザ端末3の情報選択部340と同じ機能を有する。情報選択部720は、受信部700により、ユーザ端末3から送信された装置情報を受信した場合に、装置情報に含まれるOS、アプリケーションの種類と使用状況、または、エラーメッセージと頻度に関連付けられた情報に基づいて、表示メニューカテゴリ112A〜112Dに属するFAQメニュー114をマニュアル管理DB600から選択する。さらに、情報選択部720は、選択したFAQメニュー114に対して、抽出部740(後述)により抽出したコール情報で重みづけを行い、抽出条件に従って表示メニューカテゴリ112A〜112Dに属するFAQメニュー114をマニュアル管理DB600から選択する。情報選択部720は、選択したFAQメニュー114を、送信部760に通知する。
【0035】
抽出部740は、顧客からの質問を管理するコール情報管理装置9からコール情報を抽出する。
具体的には、抽出部740は、情報選択部720により、装置情報に基づいて、選択されたFAQメニュー114に対応するコール回数と、お役立ち回数とをコール情報管理装置9から抽出する。さらに、抽出部740は、コール情報管理装置9から抽出したコール情報を情報選択部720に通知する。
【0036】
送信部760は、差分生成部780により生成された差分情報を、ユーザ端末3に送信する。
さらに、送信部760は、情報選択部720によりコール情報に基づいて、選択されたFAQメニュー114をユーザ端末3に送信する。
【0037】
差分生成部780は、マニュアルデータの更新部分を差分情報として生成する。
具体的には、差分生成部780は、マニュアル管理DB600に登録される新規に作成されたマニュアルデータ、又は、改版されたマニュアルデータから差分情報を生成し、ユーザ端末3に送信する。
本例では、差分生成部780は、新規に作成されたマニュアルデータ、又は、改版されたマニュアルデータのうち、版数が新しいファイルのみを差分情報としてユーザ端末3へ送信する。
【0038】
図9は、装置情報に対応するFAQメニュー114の一例である。
図9は、膨大なマニュアルデータに含まれる一部のFAQメニュー114を例示しており、ここでは、アプリ操作履歴情報、装置履歴情報、エラーログ情報1、及びエラーログ情報2には、対応するFAQメニュー114が示されている。
【0039】
図10は、FAQメニュー114の抽出条件の一例である。
図10に例示するように、情報選択部340と、情報選択部720とがFAQメニュー114を選択する際に使用する抽出条件を示している。
抽出条件1〜抽出条件4は、FAQメニュー114の既定の優先順位でFAQメニュー114を選択する。これにより、デフォルトで表示するFAQメニューが決定される。
抽出条件5は、アプリの操作頻度によるFAQメニュー114の抽出条件である。情報選択部340と情報選択部720とは、利用者によるアプリの操作頻度でFAQメニュー114を選択する際に抽出条件5を使用する。これにより、利用者がよく利用するアプリケーションソフトウェアに関連する情報の提供が可能になる。また、利用者があまり利用していないアプリケーションソフトウェアの利用を提案することも可能になる。
抽出条件6は、装置への操作頻度によるFAQメニュー114の抽出条件である。情報選択部340と情報選択部720とは、利用者による装置への操作頻度でFAQメニュー114を選択する際に抽出条件6を使用する。これにより、利用者の操作の癖に適合した提案を行うことが可能になる。例えば、ショートカット操作の提案などが可能になる。
すなわち、抽出条件5、または、抽出条件6を使用したFAQメニュー114の選択方法のうち、操作頻度が高い操作を優先してFAQメニュー114を抽出する選択方法を選択した場合は、利用者が頻繁に使用するFAQメニュー114を選択することが可能である。また、操作頻度が低い操作を優先してFAQメニュー114を抽出する選択方法を選択した場合は、利用者に、装置の新たな使用方法を提案するFAQメニュー114を選択することができる。
抽出条件7及び、抽出条件8は、装置に発生したエラーの発生頻度によるFAQメニュー114の抽出条件である。情報選択部340と情報選択部720とは、装置に発生したエラーの発生頻度でFAQメニュー114を選択する際に抽出条件8を使用する。これにより、エラーの対処方法などが提案可能になる。
すなわち、抽出条件7または、抽出条件8を使用したFAQメニュー114の選択により、利用者により選択操作される可能性の高いFAQメニュー114を選択することが可能である。
抽出条件9は、コール計による重みづけによるFAQメニュー114の抽出条件である。情報選択部720は、抽出部740により抽出されたコール情報からコール計を計算し、計算されたコール計に基づいて、FAQメニュー114を選択する際に抽出条件9を使用する。これにより、電話問合せの回数や内容を加味した提案が可能になり、例えば、電話問合せの回数低減が期待できる。
【0040】
図11は、マニュアルデータが新規、または、更新時のFAQメニュー114の選択例である。
FAQメニュー114には、予め、優先順位が決められており、情報選択部340は、FAQメニュー114の優先順位に従って、表示メニューカテゴリ112A〜112D(やりたいこと、調べたいこと、よくあるご質問、ご提案)に属するFAQメニュー114をマニュアル格納DB200に保持されるマニュアルデータ、または、FAQデータに含まれるFAQメニュー114から選択する。
図11では、情報選択部340は、装置情報であるアプリ操作履歴情報、装置履歴情報、エラーログ1、及びエラーログ2に対応するFAQメニュー114の一覧からマニュアル表示画面11に表示するFAQメニュー114を抽出条件1〜抽出条件4に従って選択している。
【0041】
図11(A)は、アプリ操作履歴情報と対応するFAQメニュー114の選択例である。情報選択部340は、装置情報であるアプリ操作履歴情報に対応する「オフィス機能」に関するFAQメニュー114の中から優先順位と抽出条件1とに従ってFAQメニュー114を選択する。例えば、情報選択部340は、表示メニューカテゴリ112A「やりたいこと」として、優先順位の高い上位2件である「指定したフォルダーに保存します」と「メールに添付します」とを選択する。
【0042】
図11(B)は、装置履歴情報と対応するFAQメニュー114の選択例である。
情報選択部340は、装置情報である装置履歴情報に対応する「いろいろな使い方」に関するFAQメニュー114の中から優先順位と抽出条件2とに従ってFAQメニュー114を選択する。例えば、情報選択部340は、装置履歴情報に対応する表示メニューカテゴリ112A「やりたいこと」として、優先順位の高い上位2件である「片面だけを読み取ります」と「カラー原稿をグレーまたは白黒で読み取ります」とを選択する。
【0043】
図11(C)は、エラーログ情報1と対応するFAQメニュー114の選択例である。
情報選択部340は、装置情報であるエラーログ情報1に対応する「原稿の読み取り」と「Managerの使い方」とに関するFAQメニュー114の中から優先順位と抽出条件3とに従ってFAQメニュー114を選択する。例えば、情報選択部340は、表示メニューカテゴリ112C「よくあるご質問」として、優先順位の高い上位1件である「原稿の読み取りが開始されない」を選択する。
【0044】
図11(D)は、エラーログ情報2と対応するFAQメニュー114の選択例である。
情報選択部340は、装置情報であるエラーログ情報2に対応する「A3キャリアシート」と「イメージデータの作成」とに関するFAQメニュー114の中から優先順位と抽出条件4とに従ってFAQメニュー114を選択する。例えば、情報選択部340は、表示メニューカテゴリ112C「よくあるご質問」として、優先順位の高い上位1件である「A3キャリアシートがうまく送られない」を選択する。
なお、選択結果は、丸印が記載されたFAQメニュー114である。FAQメニュー114に優先順位が付けられていることから、装置情報が存在しなくても、FAQメニュー114を選択することができる。
【0045】
図12〜
図15は、重みづけ前(オフライン時)のFAQメニュー114選択例である。
ここでは、情報選択部340、または、情報選択部720は、収集部300により収集した装置情報(読み取りアプリ履歴であるクイックメニューの1日の使用回数、機能使用履歴である1日の設定変更回数、及び、エラー履歴である装置の1日のエラー発生回数)と、抽出条件とに基づいて、FAQメニュー114を選択する。
【0046】
図12は、アプリ操作履歴情報に基づいたFAQメニュー114の選択例である。
まず、情報選択部340、または、情報選択部720は、収集部300により収集した装置情報から1日の読み取りアプリ履歴のクイックメニュー回数を出力する。出力されたクイックメニュー回数に基づいてマニュアル表示画面11に表示するFAQメニュー114の選択候補となるFAQメニュー114を選択する。
例えば、表示メニューカテゴリ112A「やりたいこと」として、情報選択部340、または、情報選択部720は、抽出条件5Aに基づいて、クイックメニュー回数の多い上位3件である、「指定したフォルダーに保存します」と、「名刺の情報をCardMinderに登録します」と、「iPhotoに登録します」とを選択する。
さらに、または、情報選択部720は、抽出条件5Bに基づいて、抽出条件5Aに基づいて選択されたFAQメニュー114の中から、マニュアル表示画面11に表示するFAQメニュー114を絞り込む。
例えば、表示メニューカテゴリ112A「やりたいこと」として、情報選択部340、または、情報選択部720は、抽出条件5Aに基づいて選択されたFAQメニュー114の中から、クイックメニューの回数が多い上位2件である「指定したフォルダーに保存します」と「名刺の情報をCardMinderに登録します」とを選択する。
【0047】
図13は、装置履歴情報に基づいたFAQメニュー114の選択例である。
情報選択部340、または、情報選択部720は、収集部300により収集した装置情報から1日の機能使用履歴である1日の設定変更回数を出力する。出力された設定変更回数に基づいてマニュアル表示画面11に表示するFAQメニュー114の選択候補となるFAQメニュー114を選択する。例えば、表示メニューカテゴリ112A「やりたいこと」として、情報選択部340、または、情報選択部720は、抽出条件6Aに基づいて、設定変更回数の多い上位3件である、「片面だけ読み取ります」と、「いろいろな向きで読み取った原稿の向きを補正します」と、「長尺原稿を読み取ります」とを選択する。
さらに、情報選択340、または、情報選択部720は、抽出条件6Bに基づいて、抽出条件6Aに基づいて選択されたFAQメニュー114の中から、マニュアル表示画面11に表示するFAQメニュー114を絞り込む。例えば、表示メニューカテゴリ112A「やりたいこと」として、情報選択部340、または、情報選択部720は、抽出条件6Aに基づいて選択されたFAQメニュー114の中から、設定変更の回数が多い上位2件である「片面だけ読み取ります」と、「いろいろな向きで読み取った原稿の向きを補正します」とを選択する。
【0048】
図14は、エラーログ情報1に基づいたFAQメニュー114の選択例である。
情報選択部340、または、情報選択部720は、収集部300により収集した装置情報から1日の装置のエラー発生回数を出力する。出力されたエラーの発生回数に基づいてマニュアル表示画面11に表示するFAQメニュー114の選択候補となるFAQメニュー114を選択する。例えば、表示メニューカテゴリ112C「よくあるご質問」として、情報選択部340、または、情報選択部720は、抽出条件7Aに基づいて、エラーの発生回数が0件以外である、「原稿がうまく送られない/原稿がつまる」と「原稿が何枚も重なって送られる」とを選択する。
さらに、情報選択340、または、情報選択部720は、抽出条件7Bに基づいて、抽出条件7Aに基づいて選択されたFAQメニュー114の中から、マニュアル表示画面11に表示するFAQメニュー114を絞り込む。例えば、表示メニューカテゴリ112C「よくあるご質問」として、情報選択部340、または、情報選択部720は、抽出条件7Aに基づいて選択されたFAQメニュー114の中から、エラーの発生回数が多い上位1件である「原稿がうまく送られない/原稿がつまる」を選択する。
【0049】
図15は、エラーログ情報2に基づいたFAQメニュー114の選択例である。
情報選択部340、または、情報選択部720は、収集部300により収集した装置情報から1日の装置のエラー発生回数を出力する。出力されたエラーの発生回数に基づいてマニュアル表示画面11に表示するFAQメニュー114の選択候補となるFAQメニュー114を選択する。例えば、表示メニューカテゴリ112C「よくあるご質問」として、情報選択部340、または、情報選択部720は、抽出条件8Aに基づいて、エラーの発生回数が0件以外である、「イメージデータが欠ける(A3キャリアシート)」と「イメージデータが傾いている」とを選択する。
さらに、情報選択340、または、情報選択部720は、抽出条件8Bに基づいて、抽出条件8Aに基づいて選択されたFAQメニュー114の中から、マニュアル表示画面11に表示するFAQメニュー114を絞り込む。例えば、表示メニューカテゴリ112C「よくあるご質問」として、情報選択部340、または、情報選択部720は、抽出条件8Aに基づいて選択されたFAQメニュー114の中から、エラーの発生回数が多い上位1件である「イメージデータが欠ける(A3キャリアシート)」を選択する。
【0050】
図16は、重みづけ後のFAQメニュー114の選択例である。
ユーザ端末3とマニュアル管理装置7とを繋ぐネットワーク8がオンラインの場合は、抽出部740は、
図12〜
図15の抽出条件5A〜抽出条件8Aに基づいて、情報選択部720により選択したFAQメニュー114に対応するコール回数とお役立ち回数とをコール情報管理装置9から抽出する。抽出したコール情報から情報選択部720は、コール計を計算する。
例えば、表示メニューカテゴリ112A「やりたいこと」において、抽出部740は、「指定したフォルダーに保存します」、「名刺の情報をCardMinderに登録します」、「iPhotoに登録します」、「片面だけを読み取ります」、「いろいろな原稿の向きで読み取った現行の向きを補正します」、及び「長尺原稿を読み取ります」に対応するコール回数と、お役立ち回数とをコール情報管理装置9から抽出する。コール計の一例としては、「指定したフォルダーに保存します」のコール回数が「23」、お役立ち回数が「5」であるのでコール計は、「28」となる。
情報選択部720は、
図12〜
図15の抽出条件5A〜抽出条件8Aに基づいて選択されたFAQメニュー114に対して、コール計で重みづけを行い、抽出条件9に従ってコール計の多い上位4件のFAQメニュー114を再選択する。例えば、情報選択部720は、表示メニューカテゴリ112A「やりたいこと」として、「指定したフォルダーに保存します」、「名刺の情報をCardMinderに登録します」、「いろいろな原稿の向きで読み取った現行の向きを補正します」、及び「長尺原稿を読み取ります」を選択する。
図12〜
図15の装置情報に基づいて選択されたFAQメニュー114と比較すると、表示メニューカテゴリ112A「やりたいこと」において、装置情報に基づいて選択されていた「片面だけを読み取ります」は、コール情報を加味すると選択結果から外れ、一方で、「長尺原稿を読み取ります」が選択結果となる。このように、コール情報を加味すると選択結果は異なってくる。
したがって情報選択部720は、利用者の問い合わせ回数に基づいて、FAQメニュー114を選択しているため、より、利用者による使用頻度の高いFAQメニュー114を選択することが可能となる。また、利用者の問い合わせ回数が多い項目のマニュアル参照がより容易になるため、結果として利用者からの問い合わせ回数が減り、コールセンターのコスト削減に繋がる。
【0051】
図17は、マニュアルデータの更新処理(S10)を説明する図である。
図17に例示されるように、ステップ100(S100)において、接続確認部320は、ユーザ端末3とマニュアル管理装置7とのネットワークの接続状態を確認する。ネットワーク8がオンラインであれば、マニュアルデータの更新処理(S10)は、S105に移行する。ネットワーク8がオフラインであれば、マニュアルデータ更新処理(S10)は、終了する。
【0052】
ステップ105(S105)において、差分生成部780は、更新マニュアルを差分情報の候補としてマニュアル管理DB600から抽出する。
ステップ110(S110)において、差分生成部780は、差分情報の候補である更新マニュアルの版数を確認する。版数が新しければ、差分生成部780は、差分情報を作成し、送信部760に通知する。さらに、マニュアルデータの更新処理(S10)は、S115に移行する。
更新マニュアルの版数が新しくなければ、差分生成部780は、差分情報の候補を差分情報とはせず、マニュアルデータの更新処理(S10)は、終了する。
ステップ115(S115)において、送信部760は、差分生成部780により通知された差分情報をユーザ端末3に送信する。
【0053】
図18は、トップページ更新処理(S20)を説明する図である。
図18に例示されるように、ステップ200(S200)において、収集部300は、ユーザ端末3又は、スキャナの装置情報を収集し、マニュアル格納DB200に格納する。
【0054】
ステップ205(S205)において、接続確認部320は、ユーザ端末3とマニュアル管理装置7とがネットワーク接続されているか確認する。ネットワーク8がオンラインであれば、トップページ更新処理(S20)は、S210に移行し、ネットワーク8がオフラインであれば、トップページ更新処理(S20)は、S215に移行する。
【0055】
ステップ210(S210)において、送信部400は、マニュアル格納DB200から装置情報を抽出し、送信部400は、装置情報をマニュアル管理装置7へ送信する。
【0056】
ステップ215(S215)において、情報選択部340は、収集部300により収集された装置情報に基づいて、FAQメニュー114をマニュアル格納DB200から選択する。
【0057】
ステップ220(S220)において、受信部420は、マニュアル管理装置7から送信された情報選択部720により選択されたFAQメニュー114を受信する。
ステップ225(S225)において、更新部360は、受信部420により受信したFAQメニュー114に基づいて、トップページ構成ファイルを更新し、表示部380は、更新されたトップページ構成ファイルに基づいて、マニュアル表示画面11を表示する。
【0058】
図19は、オンライン時のマニュアル管理装置7のマニュアル更新処理(S30)である。
図19に例示するように、ステップ300(S300)において、受信部700は、ユーザ端末3から送信される装置情報を受信する。
ステップ305(S305)において、情報選択部720は、受信部700により受信した装置情報に基づいて、マニュアル管理DB600からFAQメニュー114を選択する。
ステップ310(S310)において、抽出部740は、情報選択部720により選択されたFAQメニュー114に対応するコール情報をコール情報管理装置9から抽出する。
ステップ315(S315)において、情報選択部720は、抽出部740により抽出されたコール情報に基づいて、S305において選択したFAQメニュー114に対してコール計で重みづけを行い、FAQメニュー114を再選択し、送信部760に通知する。
ステップ320(S320)において、送信部760は、情報選択部720により選択されたFAQメニュー114をユーザ端末3に送信する。
【0059】
以上説明したように、本実施形態のマニュアル更新システム1は、マニュアル情報を格納し、マニュアルを閲覧するユーザ端末3と、マニュアルを管理するマニュアル管理装置7とから構成される。ユーザ端末3は、ユーザ端末3又は、ユーザ端末3の周辺装置5の装置情報に基づいて、FAQメニュー114をマニュアル格納DB200から選択する。ユーザ端末3は、選択したFAQメニュー114に基づいて、マニュアルを閲覧するマニュアル表示画面11に、選択したFAQメニュー114が表示されるようにマニュアル表示画面11を更新する。さらに、ユーザ端末3は、マニュアル表示画面11のFAQメニュー114から利用者が選択したFAQメニュー114に対応するマニュアルを表示できるようにマニュアル表示画面11を更新する。
【0060】
ユーザ端末3とマニュアル管理装置7とがデータ通信可能な場合は、ユーザ端末3は、収集した装置情報をマニュアル管理装置7に送信する。マニュアル管理装置7は、装置情報に基づいて、マニュアル管理DB600からFAQメニュー114を選択し、更に、マニュアル管理装置7は、選択したFAQメニュー114に関連するコール情報をコール情報管理装置9から抽出する。マニュアル管理装置7は、抽出したコール情報に基づいて、再度FAQメニュー114を選択する。マニュアル管理装置7は、選択したFAQメニュー114をユーザ端末3に送信し、ユーザ端末3は、受信したFAQメニュー114に基づいてマニュアル表示画面11を更新する。
【0061】
したがって、ユーザ端末3は、装置情報、すなわち利用者の使用実績に応じて、利用者に適したFAQメニュー114を選択し、マニュアル表示画面11を作成することで、動的に利用者に適したマニュアル表示画面11を作成可能となり、最低限の情報で即時に利用者の使用に合わせたマニュアル表示画面11を提供することができ、マニュアル情報の活用促進が図れる。
また、マニュアル更新システム1は、オンラン時は、マニュアル管理装置7が装置情報とコール情報とに基づいて、FAQメニュー114を選択し、ユーザ端末3がマニュアル表示画面11を作成するため、情報選択部720により選択したFAQメニュー114が利用者の使用にさらに合致する確率が向上し、マニュアルの活用促進が図れる。
【0062】
さらに、
図6に示すように、ローカルで保持されるマニュアルの内容は、膨大であり、利用者が欲しい情報を探し出すのは困難であるが、本実施形態に係るマニュアル閲覧装置によれば、利用者が認識していない潜在的なニーズに対する情報までも提供できる。
【0063】
次に、上記実施形態の変形例を説明する。
本実施形態では、コール情報管理装置9は、マニュアル管理装置7とは別に存在しているが、これに限定されるものではなく、コール情報管理装置9の機能をマニュアル管理装置7が実装してもよい。
また、本実施形態では、収集部300は、利用者による更新ボタンの押下により装置情報を収集しているが、これに限定されるものではなく、収集部300は、常時、装置情報を収集してもよい。
さらに、
図5及び
図7において、構成要素間でFAQメニューを通知、選択、及び送信しているが、これに限定されるものではなく、例えば、FAQメニューに関連付けられるFAQメニューを識別するFAQメニューIDを通知、選択、及び送信してもよい。