特許第6010818号(P6010818)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6010818係止構造を有することを特徴とした直管型LEDランプ用カートリッジ型筐体の安全な接続機構。
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6010818
(24)【登録日】2016年9月30日
(45)【発行日】2016年10月19日
(54)【発明の名称】係止構造を有することを特徴とした直管型LEDランプ用カートリッジ型筐体の安全な接続機構。
(51)【国際特許分類】
   H01R 33/06 20060101AFI20161006BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20161006BHJP
   F21V 19/00 20060101ALI20161006BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20161006BHJP
   F21V 23/06 20060101ALI20161006BHJP
【FI】
   H01R33/06
   F21S2/00 231
   F21V19/00 170
   F21V19/00 500
   F21V23/00 190
   F21V23/00 140
   F21V23/06
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-200849(P2012-200849)
(22)【出願日】2012年9月12日
(65)【公開番号】特開2014-56712(P2014-56712A)
(43)【公開日】2014年3月27日
【審査請求日】2015年9月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】000127112
【氏名又は名称】株式会社アンノオフィス
(72)【発明者】
【氏名】阿武 孝次
【審査官】 山田 康孝
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−130221(JP,A)
【文献】 特開2012−164514(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 33/06
F21S 2/00
F21V 19/00
F21V 23/00
F21V 23/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
両端部にそれぞれピン端子を有するエンドパーツを持つ直管型LEDランプと、片側にはピン端子装着孔と他方には前記同様のピン端子を有する照明以外の機能回路装置を搭載できるアダプター的な作用を持つカートリッジ型筐体とが連接された接続体であって、かつ既存の蛍光灯器具もしくは専用の器具のソケットに装着できるよう長さが調整されてあるもので、この接続体をそのまま該当する前記既存の蛍光灯器具もしくは専用の器具のソケットに装着した場合、地震の振動や衝撃、あるいは繰り返しの外力や着脱時の誤った操作によって前記接続体の接続部にピン端子の接触不良や破損が起こり、ついには前記直管型LEDランプと前記カートリッジ型筐体ともども落下する危険があるが、これを防止するために前記カートリッジ型筐体のピン端子装着孔がある側に前記ピン端子を有するエンドパーツを受け入れ保持するための前記ピン端子の長さより長い距離を有した深い円筒カバーを設けるとともに、前記深い円筒カバーと前記ピン端子を有するエンドパーツを相互に突起で係止する係止構造を有し、 前記直管型LEDランプのピン端子を有するエンドパーツを前記カートリッジ型筐体の深い円筒カバーの内部に挿入したとき、前記カートリッジ型筐体の深い円筒カバーに一体で形成される先端に下向きの突起を有した係止体が前記直管型LEDランプのピン端子を有するエンドパーツの後端部の肉厚部分に係止されてなるが、この係止体は解除のためのつまみ部分を有していて、これを上方に抉れば係止解除ができてなる、ことを特徴とした直管型LEDランプとカートリッジ型筐体の安全な接続機構。
【請求項2】
両端部にそれぞれピン端子を有するエンドパーツを持つ直管型LEDランプと、片側にはピン端子装着孔と他方には前記同様のピン端子を有する照明以外の機能回路装置を搭載できるアダプター的な作用を持つカートリッジ型筐体とが連接された接続体であって、かつ既存の蛍光灯器具もしくは専用の器具のソケットに装着できるよう長さが調整されてあるもので、この接続体をそのまま該当する前記既存の蛍光灯器具もしくは専用の器具のソケットに装着した場合、地震の振動や衝撃、あるいは繰り返しの外力や着脱時の誤った操作によって前記接続体の接続部にピン端子の接触不良や破損が起こり、ついには前記直管型LEDランプと前記カートリッジ型筐体ともども落下する危険があるが、これを防止するために前記カートリッジ型筐体のピン端子装着孔がある側に前記ピン端子を有するエンドパーツを受け入れ保持するための前記ピン端子の長さより長い距離を有した深い円筒カバーを設けるとともに、前記深い円筒カバーと前記ピン端子を有するエンドパーツを相互に突起で係止する係止構造を有し、 前記直管型LEDランプのピン端子を有するエンドパーツの円筒上面に、U字型に切り欠いて細長くかつ断面が薄い板状に成形されて弾性を有した係止体であって、かつ先端に上向きの突起を持った係止体が円筒上面の円周上に1個ないし複数個設けられ、この前記先端に上向きの突起を持った係止体が前記カートリッジ型筐体の深い円筒カバーの係止体案内溝を滑りながら係止体突起の受け孔に入り込んで自動的に係止され、突起を押し戻しつつ引くことにより係止解除ができてなる、ことを特徴とした直管型LEDランプ用カートリッジ型筐体の安全な接続機構。
【請求項3】
両端部にそれぞれピン端子を有するエンドパーツを持つ直管型LEDランプと、片側にはピン端子装着孔と他方には前記同様のピン端子を有する照明以外の機能回路装置を搭載できるアダプター的な作用を持つカートリッジ型筐体とが連接された接続体であって、かつ既存の蛍光灯器具もしくは専用の器具のソケットに装着できるよう長さが調整されてあるもので、この接続体をそのまま該当する前記既存の蛍光灯器具もしくは専用の器具のソケットに装着した場合、地震の振動や衝撃、あるいは繰り返しの外力や着脱時の誤った操作によって前記接続体の接続部にピン端子の接触不良や破損が起こり、ついには前記直管型LEDランプと前記カートリッジ型筐体ともども落下する危険があるが、これを防止するために前記カートリッジ型筐体のピン端子装着孔がある側に前記ピン端子を有するエンドパーツを受け入れ保持するための前記ピン端子の長さより長い距離を有した深い円筒カバーを設けるとともに、リングねじによって外から相互に螺止する係止構造を有し、 前記直管型LEDランプの前記カートリッジ型筐体の深い円筒カバーに挿入する側のピン端子を有するエンドパーツの円筒部外周にねじ切り部があって、前記直管型LEDランプのピン端子が前記カートリッジ型筐体のピン端子装着孔に挿入された後、前記カートリッジ型筐体の深い円筒カバーに回転可能に保持されたリングねじで前記直管型LEDランプのピン端子を有するエンドパーツの円筒部外周に設けられたねじ切り部と螺止できてなる、ことを特徴とした直管型LEDランプ用カートリッジ型筐体の安全な接続機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、既存の蛍光灯器具のソケットに装着して点灯が可能で、かつ両端部にそれぞれピン端子を有するエンドパーツを有する直管型LEDランプに、照明以外の機能回路装置を付加させるため、ピン端子での接続ができてあたかも一本の直管型LEDランプのように扱うようにできるようにするための接続構造つまり片側にはピン端子装着孔と他方にはピン端子を有するカートリッジ型筐体との安全な接続機構に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ピン端子とピン装着孔とを有する直管型蛍光灯とほぼ同じ断面形状の筐体であって、これを直管型蛍光ランプの片側のピン端子と接続させ、この接続体を既存の蛍光灯器具のソケットに装着して筐体に内蔵される装置によって照明以外の機能を持たせるという蛍光灯関連製品のアイデアがあった。具体的に示せば、直管型蛍光灯と一体に見えるように外形を整えてピン端子とピン端子装着孔で接続される無線送受信装置を内蔵した筐体を既存の蛍光灯器具のソケットに装着して無線送受信動作を行い、しかも蛍光灯を点灯しても照明を良好に保つという無線送受信装置(特許文献1)、及び筐体にマイナスイオン発生器能を持たせたマイナスイオン発生器を内蔵した蛍光ランプ(特許文献2)などが公知である。
【特許文献1】特開1996−237763
【特許文献2】特開2008−66267
【0003】
前者(特許文献1)のアイデアは、無線LANの中継を照明器具として普遍的に広く使用されている直管型蛍光灯に接続させた筐体に内蔵される装置で行わせるというものである。接続機構は単純なピン端子とピン端子装着孔を利用する差込式である。
【0004】
後者(特許文献2)のアイデアは、マイナスイオン発生器を直管型蛍光灯に接続させた筐体に内蔵される装置で行わせるというものである。接続機構は蛍光灯の端子ピンを有するエンドパーツが筐体の端子ピンソケットに若干入り込む単純な構造となっている。
【0005】
これらのアイデアは、従来の蛍光灯器具を使うので新たに配線を必要とせず有用なものであったが、これらのアイデアに共通するピン端子とピン端子装着孔による接続機構には弱点があった。若干の違いはあっても両者ともに基本的にはピン端子とピン端子装着孔の差込によって保持されるようになっているが、単純な接続方法としかいえないこれらのアイデアのものでは地震の振動や衝撃あるいは繰り返しの外力を受けるか着脱時の誤った操作によって蛍光灯と筐体との接続部でピン端子の接触不良や破損が起こり蛍光灯ともども落下する危険があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の技術でも述べたように、直管型蛍光灯を利用して新たな機能回路装置を付加しあたかも一本の蛍光灯のように扱わせるアイデアは新たな配線を必要とせず有用であったが、このアイデアには接続強度の脆弱性という技術的誤謬もあった。もともとピン端子接続は軽量な蛍光灯のみを蛍光灯器具のソケットに係止するためのものであり、従来の技術のようなアイデアつまりピン接続で繋いだ筐体を蛍光灯に装着した場合、接続部が振動や衝撃、繰り返しの外力を受けた場合などには、蛍光灯ともども落下する危険があった。
【0007】
今日では、時代と社会の要求から長寿命で電力消費の少ないLED照明が主流になりつつあるが、専用器具のコストや電気工事費用が大きな負担になっている。そのために既存の蛍光灯器具もしくは専用器具に使えるような前記ピン端子を有する直管型LEDランプが各種製品化されている。これらはDC電源内蔵で既設安定器接続方式のもので、磁気式のスタータ形、ラピッドスタータ形、インバータ式の3タイプがある。いずれにしてもこれらは中空の蛍光灯とは違い重量も大きく、少なくとも従来の蛍光灯の50%以上の重量増加となる。
【0008】
本発明では前記カートリッジ型筐体に搭載される機能回路装置の種類は特定していないが、搭載される機能回路装置を例示すれば、フレグランス発生器や空気清浄機能を有するマイナスイオン発生装置、CCD撮像装置、火災報知装置、停電時の非常灯自動点灯装置及び蓄電装置、電波中継器などが挙げられる。
【0009】
これらを搭載する前記カートリッジ型筐体は容積及び長さはモジュール化されていることが望ましい。但し、各種機能回路装置に応じた内部構造及び外観は基本の前記カートリッジ型筐体の外形を崩さない範囲で変更すればよい。この場合、前記カートリッジ型筐体と前記直管型LEDランプを接続させた全長が既存の蛍光灯器具もしくは専用器具で使用できる長さでなくてはならない。
【0010】
これを実現するために前記したアイデアのように前記カートリッジ型筐体をピン端子で単純に接続した構造の場合、前記接続部が繰り返しの外力を受けて破損が起こりついには直管型LEDランプともども落下する危険が前より大きくなると懸念される。本発明はこのようなニーズに対応できる製品を得るために、様々な照明以外の機能回路装置を登載させた前記カートリッジ型筐体を前記直管型LEDランプに安全に接続かつ機能交換できる機構を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
既存の蛍光灯器具もしくは専用器具のソケットに装着してそのまま点灯が可能であってかつ両端部にそれぞれ前記ピン端子を有するエンドパーツを持つ直管型LEDランプ、例えば磁気式のスタータ形、ラピッドスタータ形、インバータ式の3タイプのいずれかでも構わないがこれらを使用する場合において、本発明は前記した課題を解決するために請求項1に関して云えば、両端部にそれぞれピン端子を有するエンドパーツを持つ直管型LEDランプと、片側にはピン端子装着孔と他方には前記同様のピン端子を有する照明以外の機能回路装置を搭載できるアダプター的な作用を持つカートリッジ型筐体とが連接された接続体であって、かつ既存の蛍光灯器具もしくは専用の器具のソケットに装着できるよう長さが調整されてあるもので、この接続体をそのまま該当する前記既存の蛍光灯器具もしくは専用の器具のソケットに装着した場合、地震の振動や衝撃、あるいは繰り返しの外力や着脱時の誤った操作によって前記接続体の接続部にピン端子の接触不良や破損が起こり、ついには前記直管型LEDランプと前記カートリッジ型筐体ともども落下する危険があるので、これを防止するために前記カートリッジ型筐体のピン端子装着孔がある側に前記直管型LEDランプのピン端子を有するエンドパーツを受け入れ保持するための前記ピン端子の長さより長い距離を有した深い円筒カバーを設けるとともに、前記深い円筒カバーと前記ピン端子を有するエンドパーツを相互に突起で係止する係止構造を有する。また、前記直管型LEDランプのピン端子を有するエンドパーツを前記カートリッジ型筐体の深い円筒カバーの内部に挿入したとき、前記カートリッジ型筐体の深い円筒カバーに一体で形成される先端に下向きの突起を有した係止体が前記直管型LEDランプのピン端子を有するエンドパーツの後端部の肉厚部分に係止されてなるが、この係止体は解除のためのつまみ部分を有していて、これを上方に抉れば係止解除ができてなることを特徴とする安全な接続機構を得る。
【0013】
請求項2に関して云えば、前記直管型LEDランプのピン端子を有するエンドパーツの円筒上面に、U字型に切り欠いて細長くかつ断面が薄い板状に成形されて弾性を有した係止体であって、かつ先端に上向きの突起を持った係止体が円筒上面の円周上に1個ないし複数個設けられ、この前記先端に上向きの突起を持った係止体が前記カートリッジ型筐体の深い円筒カバーの係止体案内溝を滑りながら係止体突起の受け孔に入り込んで自動的に係止され、突起を押し戻しつつ引くことにより係止解除ができてなる
【0014】
請求項3に関して云えば、前記直管型LEDランプの前記カートリッジ型筐体の深い円筒カバーに挿入する側のピン端子を有するエンドパーツの円筒部外周にねじ切り部があって、前期直管型LEDランプのピン端子が前記カートリッジ型筐体のピン端子装着孔に挿入された後、前記カートリッジ型筐体の深い円筒カバーに回転可能に保持されたリングねじで前記直管型LEDランプのピン端子を有するエンドパーツの円筒部外周に設けられたねじ切り部と螺止できてなる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の効果は、請求項1に明示されるように、前記直管型LEDランプのピン端子を有するエンドパーツを受け入れるための前記カートリッジ型筐体の深い円筒カバーをピン端子の長さよりも長くしたものを設けるとともに、前記直管型LEDランプの前記カートリッジ型筐体の深い円筒カバーに挿入する側のピン端子を有するエンドパーツとを相互に突起で係止する係止構造を有することで、従来考慮されなかった前記ピン端子の挿入のみに委ねられた接続の脆弱性を排することができる。また、前記直管型LEDランプの深い円筒カバーに挿入する側のピン端子を有するエンドパーツを前記カートリッジ型筐体の深い円筒カバーに押し込めば簡単に係止できると同時に係止体は解除のためのつまみ部分を有していて、これを爪などで上方に抉れば係止解除ができてなるので簡易な構造で低コストであり操作も容易となる大きな効果を有する。
【0017】
請求項2に関して云えば、前記先端に上向きの突起を持った係止体が前記カートリッジ型筐体の深い円筒カバーの係止体案内溝を滑りながら係止体突起の受け孔に入り込んで自動的に係止され、外側から突起を押し戻しつつ引くことにより係止解除ができてなるので簡易ながら確実な着脱効果を発揮できる。
【0018】
請求項3に関して云えば、螺止構造となるので外力に対して強く、重量の大きい機能装置を搭載するとき効果が発揮される。



【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明と比較するためにまず従来の技術を図1図2図3で示す。本発明の実施例形態は図4から図9に基づき説明する。
【0020】
図1は従来の技術の1例を示す。図2及び図3では、図1の接続体6を既存の蛍光灯器具25に設置した場合を示すが、接続は基本的にピン端子5だけに頼ったものであり、上下左右の外力を受ければ振動増幅が起こり、接続部8の破損や落下の可能性を示す。
【0021】
図4では本発明の請求項1の実施代表例としてリングねじ11によって相互に螺止するなどの係止構造12を示している。これによりこの接続体6は既存の蛍光灯器具もしくは専用器具17に装着しても上下左右の外力に対して強く、破損や落下を防止することができる。
【0022】
請求項2に基づく実施例を図5図6で具体的に示すが、図5は正面から見た接続体6で、図6は平面から見たものである。前記直管型LEDランプ1のピン端子を有するエンドパーツ2を前記カートリッジ型筐体3の深い円筒カバー9の内部に挿入したとき、前記カートリッジ型筐体3の深い円筒カバー9に一体で形成される先端に下向きの突起を有した係止体28が前記直管型LEDランプ1のピン端子を有するエンドパーツ2の後端部の肉厚部分16に係止されてなるが、この先端に下向きの突起を有した係止体28には解除のためのつまみ部分15を有していて、これを上方に抉れば係止解除ができてなる直管型LEDランプとカートリッジ型筐体の安全な接続機構13を構成する。
【0023】
請求項3に基づく実施例を図7図8で示すが図8は接続した状態を示す。前記先端に上向きの突起を持った係止体18が深い円筒カバー9に設けられた係止体突起の受け孔20に係止体案内溝19を滑りながら入り込んで自動的に係止され、しかも前記深い円筒カバー9の係止体突起の受け孔20に入り込んだ係止体の突起10を外側から押し戻しつつ引くことにより解除ができてなる簡易な構造ながら確実な着脱効果を発揮できるように構成する。
【0024】
請求項4に基づく実施例を一部断面の図9で示す。前記直管型LEDランプ1のピン端子を有するエンドパーツ2の円筒部外周21にねじ切り部22があり、前記直管型LEDランプ1のピン端子5がカートリッジ型筐体3のピン端子装着孔4に挿入された後、前記カートリッジ型筐体3の深い円筒カバー9に回転可能に保持されたリングねじ11で前記した直管型LEDランプ1のピン端子を有するエンドパーツ2の円筒部外周21に設けられたねじ切り部22と螺止できてなる直管型LEDランプ用カートリッジ型筐体の安全な接続機構13を構成する。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明は以上のように低コスト及び簡単な構造でありながら係止構造を有することを特徴とするので、前記既存の蛍光灯器具もしくは専用器具に使えるようなピン端子を有する直管型LEDランプに接続対応できる安全なカートリッジ型筐体が各種実現でき、スマート家電とも関連して新しい機能を有する直管型LEDランプとして広く市場に提供できる可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】従来の接続機構の1例を示す蛍光灯製品の断面図。
図2図1の接続機構における上下振動に対する脆弱性を示す図。
図3図1の接続機構における抜け方向に対する脆弱性を示す図。
図4】本発明の請求項1の特徴である外力に対する接続体の抵抗力を図9のリングねじを用いた実施例で示す図。
図5】本発明の請求項2を示す正面図。
図6図5の平面図。
図7】本発明の請求項3を示す平面図。
図8図7の接続状態を示す平面図。
図9】本発明請求項4を示す断面図。
【符号の説明】
【0027】
1 直管型LEDランプ
2 ピン端子を有するエンドパーツ
3 カートリッジ型筐体
4 ピン端子装着孔
5 ピン端子
6 接続体
7 蛍光灯器具のソケット
8 接続部
9 深い円筒カバー
10 突起
11 リングねじ
12 係止構造
13 直管型LEDランプ用カートリッジ型筐体の安全な接続機構
14 弾性を有した係止体
15 解除のためのつまみ部分
16 エンドパーツの後端部の肉厚部分
17 既存の蛍光灯器具もしくは専用器具
18 先端に上向きの突起を有した係止体
19 係止体案内溝
20 係止体突起の受け孔
21 円筒部外周
22 ねじ切り部
23 機能回路装置
24 蛍光灯
25 蛍光灯器具
26 従来の接続機構
27 螺止構造
28 先端に下向きの突起を有した係止体
29 切り欠き溝
30 蛍光灯のソケット
31 口金
32 すり鉢状部
33 LED
34 U字型の切り欠き溝
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9