特許第6010914号(P6010914)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6010914
(24)【登録日】2016年9月30日
(45)【発行日】2016年10月19日
(54)【発明の名称】容器入り食品の製造方法
(51)【国際特許分類】
   B29C 65/20 20060101AFI20161006BHJP
   B65D 77/20 20060101ALI20161006BHJP
   B65B 7/28 20060101ALI20161006BHJP
   B65B 53/02 20060101ALI20161006BHJP
【FI】
   B29C65/20
   B65D77/20 E
   B65B7/28 B
   B65B7/28 H
   B65B53/02 F
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-26315(P2012-26315)
(22)【出願日】2012年2月9日
(65)【公開番号】特開2013-163280(P2013-163280A)
(43)【公開日】2013年8月22日
【審査請求日】2015年1月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】000104674
【氏名又は名称】キョーラク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100084250
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 隆夫
(72)【発明者】
【氏名】片山 亮
【審査官】 大塚 徹
(56)【参考文献】
【文献】 特開平02−109835(JP,A)
【文献】 特開平07−040908(JP,A)
【文献】 特開昭54−092491(JP,A)
【文献】 特開2004−292000(JP,A)
【文献】 意匠登録第1269452(JP,S)
【文献】 意匠登録第1208153(JP,S)
【文献】 特開2003−054634(JP,A)
【文献】 特開2000−085708(JP,A)
【文献】 特開昭63−313570(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 65/20
B65B 7/28
B65B 53/02
B65D 77/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成樹脂で凹状に成形される容器と、前記容器の開口部を塞ぐための合成樹脂製のフィルムと、からなる容器包装体を用い、前記容器に食品を充填した後、前記開口部の周縁に設けた鍔部に前記フィルムを溶着することで、前記容器を密封する容器入り食品の製造方法であって、
前記合成樹脂製のフィルムの厚みは30μm以下であり、
前記容器を保持可能な保持体と、前記保持体に向き合う環状の加熱体と、前記加熱体で囲われ前記保持体側に開放する空間部と、を有する熱溶着装置を用い、
前記保持体に前記容器を保持させると共に、前記容器と前記加熱体の間に、熱収縮性を備える前記フィルムを配置した後、
前記保持体に前記加熱体を合わせ、前記保持体と前記加熱体との合わせ面で前記鍔部および前記フィルムを挟んで溶着すると同時に、前記空間部の空気は、前記加熱体からの熱によって加熱され、前記鍔部で囲われる前記フィルムの内側領域を前記空間部の熱によって収縮させるようにしたことを特徴とする容器入り食品の製造方法。
【請求項2】
前記加熱体から前記空間部へ送られる熱は、少なくとも1方向からであり、
前記空間部の空気は、前記加熱体からの熱によって150℃以上に加熱される、
ことを特徴とする請求項1に記載の容器入り食品の製造方法。
【請求項3】
前記保持体に前記加熱体を合わせ、前記保持体と前記加熱体との合わせ面で前記鍔部および前記フィルムを挟んで溶着すると同時に、前記空間部の空気は、前記加熱体からの熱によって加熱され、前記鍔部で囲われる前記フィルムの内側領域を前記空間部の熱によって、一回だけ収縮させるようにしたことを特徴とする、請求項1、又は2記載の容器入り食品の製造方法。
【請求項4】
前記フィルムは、ポリエチレン製で、厚みは20μm以下である、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の容器入り食品の製造方法。
【請求項5】
合成樹脂で開口部の周縁に設けた鍔部の外縁が下方に折り返された凹状に成形される容器と、前記容器の開口部を塞ぐための合成樹脂製のフィルムと、からなる容器包装体を用い、前記容器に食品を充填した後、前記鍔部に前記フィルムを溶着することで、前記容器を密封する容器入り食品の製造方法であって、
前記合成樹脂製のフィルムの厚みは30μm以下であり、
前記容器を保持可能な保持体と、前記保持体に向き合う環状の加熱体と、前記加熱体で囲われ前記保持体側に開放する空間部と、を有する熱溶着装置を用い、
前記保持体に前記容器を保持させると共に、前記容器と前記加熱体の間に、熱収縮性を備える前記フィルムを配置した後、
前記保持体に前記加熱体を合わせ、前記保持体と前記加熱体との合わせ面で前記鍔部および前記フィルムを挟んで溶着すると同時に、前記空間部の空気は、前記加熱体からの熱によって加熱され、前記鍔部で囲われる前記フィルムの内側領域を前記空間部の熱によって収縮させるようにしたことを特徴とする容器入り食品の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器入り食品の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
合成樹脂製の容器に内容物を充填した後、容器の開口部をフィルムで塞ぐようにした密封容器が広く利用されている。従来、この種の容器包装体において、容器の開口部に合成樹脂製のフィルムを溶着する技術が各種提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1の図2には、トレー(1)(括弧付き数字は、特許文献1に記載された符号を示す。以下同様)を下型(5)に載せ、合成樹脂製のフィルム(2)を上型(6)で押し付けてトレー(1)のフランジ(3)に加熱接合するヒートシール技術が開示されている。この技術によれば、フランジ(3)に溶着されたフィルム(2)でトレー(1)の内部を密封することができ、トレー(1)内に充填された食品等を密封状態で保存することができる。
【0004】
ところで、近年、環境負荷低減の観点から、容器包装には更なる軽量化が求められている。このため、フィルム(2)の軽量化が求められており、その対策として、フィルム(2)の薄肉化が期待されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−138459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示される技術では、フィルム(2)を単に薄くすると、フィルム(2)の仕上がりが悪くなる。すなわち、薄いフィルム(2)は、剛性が低いため、トレー(1)に溶着された状態において形態が安定せず、フィルム(2)に弛みや皺が生ずる。結果、商品の見栄えが悪くなる。
【0007】
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フィルムの薄肉化が実現でき、しかも美粧性の高い商品を得ることができる容器入り食品の製造方法及び容器入り食品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下に示す構成によって把握される。
(1)合成樹脂で凹状に成形される容器と、前記容器の開口部を塞ぐための合成樹脂製のフィルムと、からなる容器包装体を用い、前記容器に食品を充填した後、前記開口部の周縁に設けた鍔部に前記フィルムを溶着することで、前記容器を密封する容器入り食品の製造方法であって、前記合成樹脂製のフィルムの厚みは30μm以下であり、前記容器を保持可能な保持体と、前記保持体に向き合う環状の加熱体と、前記加熱体で囲われ前記保持体側に開放する空間部と、を有する熱溶着装置を用い、前記保持体に前記容器を保持させると共に、前記容器と前記加熱体の間に、熱収縮性を備える前記フィルムを配置した後、前記保持体に前記加熱体を合わせ、前記保持体と前記加熱体との合わせ面で前記鍔部および前記フィルムを挟んで溶着すると同時に、前記空間部の空気は、前記加熱体からの熱によって加熱され、前記鍔部で囲われる前記フィルムの内側領域を前記空間部の熱によって収縮させるようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、剛性の低い薄いフィルムであっても、フィルムの内側領域が熱収縮して張り、平坦になる。したがって、フィルムの薄肉化が実現でき、しかも美粧性の高い商品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施形態にかかる容器包装体の斜視図である。
図2】実施形態にかかる容器入り食品の製造方法に用いる溶着装置の断面図である。
図3図2のB矢視図である。
図4】実施形態にかかる容器入り食品の製造方法を説明する図であり、溶着装置に容器およびフィルムを配置する工程を示す図である。
図5】実施形態にかかる容器入り食品の製造方法を説明する図であり、溶着装置で容器にフィルムを溶着する工程を示す図である。
図6】空間部によるフィルムの収縮作用を説明する図であり、(a)はフィルムが収縮していない状態を示す図、(b)はフィルムが収縮した状態を示す図である。
図7】実施形態にかかる容器包装体の作用を説明する図である。
図8】(a)は図7の変更例を示す図、(b)は(a)のC部の断面を拡大して示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
【0012】
実施形態にかかる容器入り食品の製造方法の説明に先立ち、この製造方法に用いる容器およびフィルムの溶着装置の構成を図1図3に基づいて説明する。
【0013】
図1に示すように、容器包装体10は、上方に向けて開口した合成樹脂製の容器11と、容器11の開口部12を塞ぐフィルム20と、からなり、豆腐や米飯、麺類、惣菜または加熱調理用の冷凍食品など各種の食品を包装するための食品保存用容器である。
【0014】
容器11は、圧空成形や真空成形、プレス成形など、任意の樹脂成形法で成形される。容器11は、凹状に形成され、食品内容物13を収納可能なほぼ直方体状の収納部15を有する。収納部15の周壁には、凹条部16と凸条部17が交互に周方向に並ぶように形成される。これら凹条部16、凸条部17によって、周壁の剛性が高まり、製造ラインにおける容器11の搬送性、あるいは、輸送時や保管時の容器11の耐圧縮性および耐衝撃性が高められている。開口部12の周縁には、平面視でほぼ長方形状の鍔部18が形成される。
【0015】
容器11の材質は、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂など、任意の合成樹脂材料から選択可能である。また、容器11は、単層構造または積層構造のいずれの構成でもよい。但し、冷凍保存、冷凍流通および電子レンジによる加熱等を考慮すると、容器11は、低温から高温まで幅広い温度範囲で使用可能な耐寒性ポリプロピレン用いることが好ましい。但し、易開封性(いわゆるイージーオープン性)を考慮すると、少なくとも容器11とフィルム20との溶着面は、微視的に異なる材質で構成することで開封時には凝集剥離により容易に引き剥がすことができるようにすることが望ましい。たとえば、容器11を融点の異なる2種以上のポリオレフィン系樹脂の混合樹脂により構成し、フィルム20をポリエチレンのシーラント層を有する構成などにし、容器11とフィルム20の溶着強度を小さく設定し、フィルム20を剥離し易くすることが望ましい。
【0016】
フィルム20は、鍔部18の上面に溶着されるポリオレフィン系樹脂からなる二軸延伸されたフィルムであり、熱収縮性を備える。フィルム20は、鍔部18の形状に合わせて、ほぼ長方形状に形成されると共に摘み部21を有する。摘み部21は、鍔部18の任意の部位(ここでは、角部)から浮かした部分、あるいは、はみ出した部分であり、開封時に使用される。
【0017】
また、フィルム20の素材としては、いわゆるシュリンクフィルム(熱固定されていない延伸フィルム)が好適であり、フィルムの厚みが30μm以下のポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂からなる単層または多層のものである。また、フィルム20は、表面に水滴が付きにくい防曇性に優れる材質や、透明性の高い材質とするため適宜公知の添加剤を混合させることができる。
【0018】
図2に示すように、溶着装置30は、バケット(保持体)31と、バケット31に対向するようにバケット31の上方に設けられるシールユニット32と、を有する。バケット31は、保持凹部33を有する。この保持凹部33は、容器11の収納部15(図1参照)の形態に合わせて形成される。シールユニット32は、熱源(ここでは、電熱ヒータ)35を内部に備える金属製のシールバー(加熱体)36と、シールバー36を白抜きの矢印の向きに昇降させるロッド37と、を有する。なお、熱源35は、電熱ヒータに格別に限定されるものではなく、容器包装体10(図1参照)の材質や、ヒートシールの条件等に応じて変更可能であり、熱源の種類、形態および位置は任意である。
【0019】
シールバー36は、ロッド37が固定される基部36aと、基部36aの下面に設けられ下方に環状に突出するヒートシール部36bと、を有する。ヒートシール部36bは、バケット31の上面に向き合い、かつ、保持凹部33よりも外側で環状(ここでは、ほぼ長方形状)に形成される。ヒートシール部36bは、熱源35によって加熱される。ヒートシール部36bの温度は、所定の範囲(たとえば、150℃〜160℃)に制御される。
【0020】
図3に示すように、シールバー36の中央部には、フィルム20(図1参照)を収縮させるための空間部38が設けられる。空間部38は、バケット31(図2参照)側に開放するほぼ長方形状でヒートシール時にフィルム20と非接触となる凹部であって、ヒートシール部36bで囲われる。空間部38の空気は、ヒートシール部36bからの熱によって加熱される。なお、空間部38は、ここでは、ほぼ長方形状としたが、容器の開口部12(図1参照)の形状やフィルム20(図1参照)の外形に応じて変更可能であり、フィルム20(図1参照)を収縮可能な空間であれば、形態は任意である。
【0021】
続いて、容器包装体10および溶着装置30を用いた容器入り食品の製造方法を図4図6に基づいて説明する。容器入り食品の製造方法は、容器11およびフィルム20を溶着装置30に配置する配置工程と、容器11にフィルム20を溶着する溶着工程と、からなる。
【0022】
図4に示すように、配置工程では、内容物13が充填された容器11を、保持凹部33に嵌めて保持させる。また、容器11とシールバー36の間にフィルム20を配置する。このとき、フィルム20は、容器11の鍔部18の上面に載せてもよいし、容器11とシールバー36の間に浮かせてもよい。
【0023】
図5に示すように、溶着工程では、シールバー36を下降させてバケット31に接近させ、バケット31とヒートシール部36bの合わせ面で鍔部18およびフィルム20を挟む。これにより、鍔部18の上面にフィルム20の外周部を溶着する。フィルム20は予め所定の大きさに裁断したものを用いても良いが、この場合に容器11の鍔部18との位置決めが必要となることから、ロール等から引き出した容器11の幅より大きなフィルム20を配置し、ヒートシールと同時またはその後に鍔部18の外周位置で裁断する。
【0024】
これと同時に、図6(a)に示すように、鍔部18で囲われるフィルム20の内側領域(図中、符号Aで示す領域)を空間部38の熱によって加熱する。フィルム20の内側領域Aは、溶着されない浮いた部分であるため、若干弛んでいるが、空間部38の熱によって加熱されると、図6(b)に示すように、熱収縮して張り、平坦になる。フィルム20が十分に収縮した段階で、容器包装体10は、次のトリミング工程に搬送される。トリミング工程では、鍔部18の余分な部位やフィルム20の余分な部位が切断されて、容器包装体10の形態が整えられる。
【0025】
以上、説明した実施形態によれば、剛性の低い薄いフィルム20であっても、フィルム20の浮いた部分(内側領域A)が熱収縮して良好に張る。従来は、剛性を確保し、かつ、易開封性を得るために、総厚み50μm〜80μmの積層フィルムを採用してきた。これに対して、実施形態では、たとえば、フィルム20をポリエチレンで構成した場合、厚み20μmのフィルム20を用いても、皺や弛みのない美粧性および易開封性に優れた商品を得ることができる。すなわち、図7に示すように、フィルム20を薄くしても、フィルム20が平坦に形成されて見栄えが良く、しかも、容器11とフィルム20の溶着力が易開封性に調整できるため、使用者は、摘み部21を摘まんでフィルム20を容器11から容易に剥離することができる。
【0026】
さらに、防曇性あるいは透明性に優れる材質でフィルム20を構成すれば、フィルム20を通して、内容物13の種類や保存状態をはっきりと視認することができる。
【0027】
加えて、本実施形態では、ヒートシール部36bを加熱するための熱を利用して、フィルム20を熱収縮させるようにした。このため、フィルム20を熱収縮させるための熱源を別途必要としない。したがって、製造コストを低く抑えることができる。
【0028】
次に、実施形態の変更例を図8に基づいて説明する。図8は、図7の変更例を示す図であり、図7の構成と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
【0029】
前述した実施形態にかかる容器包装体10(図7参照)では、容器11の深さが比較的大きいものであったが、容器11の深さは任意である。たとえば、図8(a)に示すように、変更例にかかる容器包装体40では、前述した実施形態にかかる容器入り食品の製造方法を用いて、深さが比較的小さいトレー状の容器41に、熱収縮性を備えるフィルム42を溶着するようにした。この変更例においても、前述した容器包装体10(図7参照)の場合と同様の作用・効果を得ることができる。
【0030】
また、図8(b)に示すように、容器41の鍔部43の外縁に、下方に折り返された折り返し部45を設けてもよい。この折り返し部45には、ある程度の板厚を有する一般的な蓋(図示省略)が嵌合可能である。すなわち、この容器41には、フィルム42または一般の蓋が選択的に被着可能である。これにより、複数種の蓋材に対して容器41を兼用することができ、容器包装体40のコスト低減を図ることができる。
【0031】
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0032】
たとえば、実施形態では、1個の容器に対して1枚のフィルムを溶着する容器入り食品の製造方法を説明したが、連結した複数個の容器を長尺のフィルムで密封した後、連結した複数の容器包装体を適宜切離するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0033】
10,40 容器包装体
11,41 容器
12 開口部
13 内容物
18,43 鍔部
20,42 フィルム
30 溶着装置
31 バケット(保持体)
36 シールバー(加熱体)
38 空間部
A フィルムの内側領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8