特許第6011236号(P6011236)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6011236
(24)【登録日】2016年9月30日
(45)【発行日】2016年10月19日
(54)【発明の名称】切妻屋根型紙容器用付属紙箱
(51)【国際特許分類】
   B65D 5/44 20060101AFI20161006BHJP
【FI】
   B65D5/44 A
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-230653(P2012-230653)
(22)【出願日】2012年10月18日
(65)【公開番号】特開2014-80228(P2014-80228A)
(43)【公開日】2014年5月8日
【審査請求日】2015年9月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(72)【発明者】
【氏名】間島 康文
(72)【発明者】
【氏名】松田 晃
(72)【発明者】
【氏名】吉留 和雄
【審査官】 植前 津子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−337853(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3034148(JP,U)
【文献】 特開2006−213328(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 5/00−5/76
B65D 25/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
切妻屋根型紙容器の上部に取り付ける切妻屋根型紙容器用付属紙箱であって、
前記切妻屋根型紙容器の傾斜した前部天面パネルと後部天面パネルのそれぞれに沿う前傾斜板と後傾斜板とを有し、該前傾斜板と後傾斜板のそれぞれの上方に区分された収納部が設けられており、該前傾斜板と後傾斜板のそれぞれの下方に、前記切妻屋根型紙容器の胴部上部を覆い被せる筒状部が設けられていることを特徴とする切妻屋根型紙容器用付属紙箱。
【請求項2】
前記切妻屋根型紙容器の前記前部天面パネルに口栓が装着されていて、前記前傾斜板に前記口栓を通す口栓差込孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の切妻屋根型紙容器用付属紙箱。
【請求項3】
前記切妻屋根型紙容器のトップシール部の特定箇所が視認できるように、窓部が蓋板に設けられていることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の切妻屋根型紙容器用付属紙箱。
【請求項4】
正面板の下方に前記前傾斜板が設けられ、上方に天井板と接続傾斜板を介して、前記後傾斜板が設けられたブランクより形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の切妻屋根型紙容器用付属紙箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、切妻屋根型紙容器用付属紙箱に関するものである。
【背景技術】
【0002】
切妻屋根型紙容器は、牛乳の容器として早くから使われていた。この容器は、紙層の両面にプラスチックを積層した包装材料から製函されていた。その後、バリア材を紙層より内層側に設けることによって、長期保存が可能となり、日本酒、焼酎、水割りウィスキーなどのアルコール飲料や、各種お茶類、アイスコーヒー、ジュースなどの清涼飲料に広く使われるようになった。
【0003】
この切妻屋根型紙容器は、図4の斜視図のように、前面パネル35と左右の側面パネル36、36と背面パネルとが四角筒状を形成した胴部とその下端に底部37が形成されている。
【0004】
胴部の上端は、前面パネル35と背面パネルの上端にそれぞれ設けられた傾斜した前部天面パネル31と後部天面パネル32と、左右の側面パネルの上端にそれぞれ設けられた折込三角板38と、この折込三角板38と前部天面パネル31および後部天面パネル32の間に設けられた折返板39により切妻屋根型となり、これらの上にトップシール部34が形成され密封され、上部が形成されている。そして、前部天面パネル31に口栓33が設けられた切妻屋根型紙容器300も多く使用されている。
【0005】
この切妻屋根型紙容器を段ボール箱などに集積包装させると、切妻屋根型とトップシール部により段ボール箱などの上部に空間部が生じる。この空間部を利用して、景品などを添付する付属紙箱を切妻屋根型紙容器の上部に取り付けることが行われるようになってきた。
【0006】
例えば、角筒体の前面板ならびに後面板の下端に傾斜板をそれぞれ連設した切妻屋根型紙容器用付属紙箱がある(特許文献1)。この切妻屋根型紙容器用付属紙箱では、切妻屋根型紙容器のトップシール部の上端近傍で前後の傾斜板が交差している。そのため、収納部が小さくなっている。
【0007】
また、下方に開口された箱体からなり、箱体の前後面の下端部にそれぞれ箱体の内側斜め上方に折り曲げられた傾斜片が連設され、これら傾斜片が、箱体の前後方向中央部の上端部で係合され、傾斜片同士の係合により、空間が箱体の前後に形成される切妻屋根型紙容器用付属紙箱がある(特許文献2)。この切妻屋根型紙容器用付属紙箱も、傾斜片が箱体の前後方向中央部の上端部で係合されていて、収納部が小さくなっている。
【0008】
さらまた、四方の側面板からなる胴部と、胴部の対向する一組の側面板に連接された底面板のそれぞれを、切妻屋根型紙容器の傾斜天面板に重なるようにして胴部内に折り込み、底面板それぞれの自由端に連接した起立片を相互に突き合わせてなる起立片間に切妻屋根型紙容器のトップシール部を挿入可能にし、底面板の内、一方の底面板に切妻屋根型紙容器の注出口栓が挿入可能な装着孔を設け、かつ、装着孔から胴部内に挿入された注出口栓を、覆って設けられた注出口栓が位置する第一空間と、小物を収納可能な第二空間とに仕切る仕切り板を起立片に連接した切妻屋根型紙容器用付属紙箱もある(特許文献3)。
【0009】
切妻屋根型紙容器用付属紙箱の場合は、小物を収納可能な第二空間を、注出口栓が位置する第一空間と仕切るために仕切り板を設けてあり、収納部を2箇所設けていないので、
第一空間が設けられている分だけ収納部が狭くなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開平7−315360号公報
【特許文献2】実用新案登録第3034148号公報
【特許文献3】特開2002−337853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は上記した事情に鑑みてなされたもので、区分された2箇所の収納部を有し、それぞれの収納部を大きくとることのできる切妻屋根型紙容器用付属紙箱を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
妻屋根型紙容器の上部に取り付ける切妻屋根型紙容器用付属紙箱であって、
前記切妻屋根型紙容器の傾斜した前部天面パネルと後部天面パネルのそれぞれに沿う前傾斜板と後傾斜板とを有し、該前傾斜板と後傾斜板のそれぞれの上方に区分された収納部が設けられており、該前傾斜板と後傾斜板のそれぞれの下方に、前記切妻屋根型紙容器の胴部上部を覆い被せる筒状部が設けられていることを特徴とする切妻屋根型紙容器用付属紙箱である。
【0013】
本発明の切妻屋根型紙容器用付属紙箱は、以上のような構成であって、切妻屋根型紙容
器の傾斜した前部天面パネルと後部天面パネルのそれぞれに沿う前傾斜板と後傾斜板とを
有し、該前傾斜板と後傾斜板のそれぞれの上方に区分された収納部が設けられているので
、区分された2箇所の収納部を有し、それぞれの収納部を大きくとることができる。さらに、前傾斜板と後傾斜板の下方に、切妻屋根型紙容器の胴部上部を覆い被せる筒状部が設けられているので、安定して切妻屋根型紙容器に取り付けることができる。
【0014】
本発明の請求項2に係る発明は、前記切妻屋根型紙容器の前記前部天面パネルに口栓が装着されていて、前記前傾斜板に前記口栓を通す口栓差込孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の切妻屋根型紙容器用付属紙箱である。
【0015】
本発明によれば、妻屋根型紙容器の前部天面パネルに口栓が装着されていても、前傾斜板に口栓を通す口栓差込孔が設けられているので、前部天面パネルと後部天面パネルのそれぞれに沿うように前傾斜板と後傾斜板を設けることができ、2箇所の収納部をそれぞれ大きくとることができる。
【0018】
本発明の請求項に係る発明は、前記切妻屋根型紙容器のトップシール部の特定箇所が
視認できるように、窓部が蓋板に設けられていることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の切妻屋根型紙容器用付属紙箱である。
【0019】
本発明によれば、切妻屋根型紙容器のトップシール部の特定箇所が視認できるように窓部が蓋板に設けられているので、トップシール部をシールするときに印字などで設けられた賞味期限などを表す表示を、切妻屋根型紙容器用付属紙箱を取り付けた状態で見ること
ができる。
【0020】
本発明の請求項に係る発明は、正面板の下方に前記前傾斜板が設けられ、上方に天井
板と接続傾斜板を介して、前記後傾斜板が設けられたブランクより形成されていることを
特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の切妻屋根型紙容器用付属紙箱である。
【0021】
本発明の切妻屋根型紙容器用付属紙箱は、正面板の下方に前記前傾斜板が設けられ、上方に天井板と接続傾斜片を介して、前記後傾斜板が設けられたブランクより形成されているので、切妻屋根型紙容器用付属紙箱の形状が安定している。
【発明の効果】
【0022】
本発明の切妻屋根型紙容器用付属紙箱は、区分された2箇所の収納部を有し、それぞれの収納部を大きくとることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の切妻屋根型紙容器用付属紙箱の一例の使用状態を模式的に縦断面で示した説明図である。
図2】本発明の切妻屋根型紙容器用付属紙箱の一例のブランクを模式的に示した説明図である。
図3】本発明の切妻屋根型紙容器用付属紙箱の一例の説明図である。(A)正面図、(B)右側面図、(C)平面図、(D)底面図。
図4】切妻屋根型紙容器の一例を斜視で示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明を実施するための形態につき説明する。
図1は、本発明の切妻屋根型紙容器用付属紙箱の一例の使用状態を模式的に右側面から見た縦断面で示した説明図である。
【0025】
本例の切妻屋根型紙容器用付属紙箱100は、図1のように、切妻屋根型紙容器300の傾斜した前部天面パネル31と後部天面パネル32のそれぞれに沿う前傾斜板1と後傾斜板2とを有し、前傾斜板1と後傾斜板2の上方のそれぞれに区分された第1収納部3と第2収納部4が設けられている。
【0026】
前傾斜板1には、口栓差込孔5が設けられていて、切妻屋根型紙容器300の前部天面パネル31に装着されている口栓33が、口栓差込孔5を通して、第1収納部3に突き出ている。
【0027】
切妻屋根型紙容器用付属紙箱100の正面板6の上端には、天井板7が延設されていて、内方に直角に折られている。更に天井板7の先端には折れ曲がって接続傾斜板8が延設されている。
【0028】
そして、切妻屋根型紙容器300のトップシール部34の下端付近で再度折れ曲がり、後部天面パネル32に沿った後傾斜板2が形成され、また、後部天面パネル32の下端付近で上に立ち上がって後立上片9が設けられている。
【0029】
また、切妻屋根型紙容器用付属紙箱100の背面板10の上端には、蓋板11が設けられていて、上面を覆うようになっている。更に蓋板11の先端には差込係止片12が設けられていて、正面板6と天井板7の間の折罫の中間に設けられた蓋係止切込13に差し込まれて蓋体11を係止している。
【0030】
蓋体11には、蓋体窓14が設けられ、また、天井板7にも重なり合う位置に天井窓15が設けられていて、切妻屋根型紙容器300のトップシール部34に、印字などで設けられた賞味期限などを表す表示が、切妻屋根型紙容器用付属紙箱100を装着したまま、目視できるようになっている。
【0031】
正面板6の下端には、前嵌合板16が延設され、内側の上方に折り返されている。そして、前嵌合板16の先端に前傾斜板1が延設され、切妻屋根型紙容器300の前部天面パネル31に沿って、斜めに折れ曲がっている。また、前傾斜板1の先端には中央立上片17が延設されていて、切妻屋根型紙容器300のトップシール部34に沿うように曲がって立上っている。
【0032】
背面板10の下端にも、後嵌合板18が延設され、内側の上方に折り返されている。そして、後嵌合板18の先端に後ろ差込片19が延設され、後傾斜板2と後立上片9の間の折罫の中間に設けられた後係止切込20に差し込まれて後傾斜板2を係止している。
【0033】
図2は、本発明の切妻屋根型紙容器用付属紙箱の一例のブランクを模式的に示した説明図である。
【0034】
本例の切妻屋根型紙容器用付属紙箱100を形成するブランク200は、図2のように、正面板6を挟んで左側面板21と右側面板22が左右に連設され、左側面板21の左側には背面板10と貼着板23がされている。
【0035】
正面板6の上端には天井板7が連設され、正面板6と天井板7の間の折罫の中間部分に蓋係止切込13が設けられている。また、天井板7には天井窓15が、切り抜かれて設けられている。
【0036】
天井板7の上端には接続傾斜板8が連設され、接続傾斜板8の上端には、切妻屋根型紙容器300の後部天面パネル32の上側に沿う後傾斜板2が設けられている。後傾斜板2の上端には、後立上片9が設けられている。また、後傾斜板2と後立上片9の間の折罫の中間部分に後係止切込20が設けられて、後述する後差込片19を差し込むようになっている。
【0037】
正面板6の下端には前嵌合板16が連設され、前嵌合板16の下端には、切妻屋根型紙容器300の前部天面パネル31の上側に沿う前傾斜板1が設けられている。前傾斜板1には、切妻屋根型紙容器300の前部天面パネル31に装着されている口栓33を通す口栓差込孔5が設けられている。
【0038】
また、前傾斜板1の下端には、切妻屋根型紙容器300のトップシール部34に沿って立上る中央立上片17が設けられている。
【0039】
背面板10の上端には蓋板11が連設され、蓋板11の上端には、正面板6と天井板7の間の蓋係止切込13に差し込んで、蓋板11を係止するための差込係止片12が設けられている。
【0040】
蓋板11には蓋体窓14が設けられ、切妻屋根型紙容器用付属紙箱100を切妻屋根型紙容器300に取り付けた状態で、トップシール部に設けられた賞味期限などを表す表示を、蓋体窓14から天井窓15を通して見ることができるようにしている。
【0041】
背面板10の下端に後嵌合板18が連設され、後嵌合板18の下端は後差込片19が下方に突き出て設けられている。この後差込片19を後係止切込20に差し込むことで、製
函後の後立上片9、後傾斜板2、接続傾斜板8、天井板7の位置を固定させ、切妻屋根型紙容器用付属紙箱100を堅固に安定させる。
【0042】
左側面板21、右側面板22の上端には、それぞれに、内フラップ24、24と外フラップ25、25が連設されている。
【0043】
また、左側面板21、右側面板22の下端には、それぞれに、折込板26、26が連設されている。各々の折込板26には、斜めの折罫と外側に凸の係止片切込27を介して傾斜板係止片28、28が設けられている。
【0044】
図3は、本発明の切妻屋根型紙容器用付属紙箱の一例の説明図である。(A)正面図、(B)右側面図、(C)平面図、(D)底面図である。
【0045】
上記のブランク200を用いて本例の切妻屋根型紙容器用付属紙箱100が製函される。
【0046】
貼着板23のおもて面を右側面板22の裏面に貼着して、正面板6、左側面板21、背面板10、右側面板22からなる角筒状の側壁を形成する。次に、内フラップ24、24を内側に倒して、その上に重なるように天井板7を倒し、図1の断面図のように、後傾斜板2の上端が後部天面パネル32の上端近傍に位置するように、接続傾斜板8及び後傾斜板2を折り込む。
【0047】
また、後傾斜板2は後部天面パネル32に沿って配置し、後傾斜板2の下端、すなわち、後傾斜板2と後立上片9との間の折罫が背面板10の内面に位置するように構成する。そして、その折罫で折り曲げて、後立上片9を背面板10の内面に沿って上方に向くように折り込む。尚、内フラップ24は、必要に応じて切り欠きや孔を設けて、蓋体窓14や天井窓15に重なってふさぐことのないようにしておく。
【0048】
そして、図1のように、前嵌合板16を正面板6の裏面に沿って折返し、前傾斜板1を斜めにして、中央立上片17を垂直になるように立ち上げる。また、後嵌合板18を背面板10の裏面に沿って折返し、後差込片19を後係止切込20に差し込む。
【0049】
次に、傾斜板係止片28、28、28、28を外側に折って、折込板26、26を左側面板21や右側面板22の裏面に沿って折返す。そして、係止片切込27、27、27、27で囲まれた折込板26、26の部分は、前傾斜板1や後傾斜板2の両端と左側面板21や右側面板22の間に差し込む。図3の(D)底面図のように、前傾斜板1や後傾斜板2が傾斜板係止片28、28、28、28で係止される。
【0050】
このように製函することによって、前傾斜板1や後傾斜板2の下方に筒状部が形成される。この筒状部に切妻屋根型紙容器300の胴部上部を覆い被せるように嵌め込むと、切妻屋根型紙容器300に切妻屋根型紙容器用付属紙箱100が、安定して取り付けることができる。
【0051】
また、筒状部は内側が、正面板6、左側面板21、背面板10、右側面板22の下端を折り返して設けられた、折込板26、26および前嵌合板16、後嵌合板18でかこまれているので、折り返した反発力が内方に向かい、切妻屋根型紙容器300の胴部上部を押さえるようになり、しっかりと固定される。
【0052】
次に、外側フラップ25を内側に倒し、蓋体11を倒して、差込係止片12を蓋係止切込13に差し込むことによって、図3のように、切妻屋根型紙容器用付属紙箱100が製
函される。
【0053】
そして、図1のように、第1収納部3と第2収納部4が形成される。この第1収納部3は正面板6、前傾斜板1、中央立上片17、天井板7、および、左側面板21、右側面板22で囲まれていて、そして、第2収納部4は、接続傾斜板8、後傾斜板2、後立上片9、蓋板11、および、左側面板21、右側面板22で囲まれていて、第1収納部3と第2収納部4は、それぞれに区分されている。
【0054】
この切妻屋根型紙容器用付属紙箱100は、蓋体窓14と天井窓15が設けられ、また、接続傾斜板8が斜めになっているので、蓋体窓14、天井窓15を通して外側から、切妻屋根型紙容器300のトップシール部34に設けられた、印字された賞味期限などの表示を読むことができる。
【0055】
また、切妻屋根型紙容器300に口栓33が設けられている場合であっても、切妻屋根型紙容器用付属紙箱100を取り付けるときに、口栓差込孔5に口栓33を通すことができるので、前傾斜板を前部天面パネルに沿うようにすることができ、第1収納部3を広く取ることができる。
【0056】
以上のように、本発明の切妻屋根型紙容器用付属紙箱100は、区分された第1収納部3と第2収納部4の2箇所の収納部を有し、それぞれの収納部を大きくとることができる。
【符号の説明】
【0057】
100・・・切妻屋根型紙容器用付属紙箱
200・・・ブランク
300・・・切妻屋根型紙容器
1・・・前傾斜板
2・・・後傾斜板
3・・・第1収納部
4・・・第2収納部
5・・・口栓差込孔
6・・・正面板
7・・・天井板
8・・・接続傾斜板
9・・・後立上片
10・・・背面板
11・・・蓋板
12・・・差込係止片
13・・・蓋係止切込
14・・・蓋体窓
15・・・天井窓
16・・・前嵌合板
17・・・中央立上片
18・・・後嵌合板
19・・・後差込片
20・・・後係止切込
21・・・左側面板
22・・・右側面板
23・・・貼着板
24、24・・・内フラップ
25、25・・・外フラップ
26、26・・・折込板
27、27、27、27・・・係止片切込
28、28、28、28・・・傾斜板係止片
31・・・前部天面パネル
32・・・後部天面パネル
33・・・口栓
34・・・トップシール部
35・・・前面パネル
36、36・・・側面パネル
37・・・底部
38・・・折込三角板
39・・・折返板
図1
図2
図3
図4