【文献】
LG Electronics,ETWS Support in Release 8[online],3GPP TSG-RAN WG2 #61bis R2-081515,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_61bis/Docs/R2-081515.zip>,2008年
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態は本発明の技術的範囲を限定しない。
【0016】
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態における通信システムについて、
図1を参照して説明する。
【0017】
第1の実施形態における通信システムは、移動局10と、基地局20と、MME30と、CBC40とCBS50とを備える。
図1は、移動局10を一台のみ示している。しかしながら、移動局10は、複数台設けられてもよい。
【0018】
図2は移動局10の構成を示す。移動局10は、無線通信部101と制御部102とを有する。無線通信部101は、基地局20から送信された警報を第一のチャネル(第一の周波数帯域)C1または第二のチャネル(第二の周波数帯域)C1を通じて受信する。制御部102は、第一のチャネルC1を通じて無線通信部101が受信した警報が正しく復号されたか否かを判定する。制御部102はその警報が正しく受信されていないと判断した場合、無線通信部101に、第一のチャネルC1を通じた警報の受信に関する情報(以下、警報受信情報と称する)を、基地局20へ送信させる。復号の判定は、CRC(Cyclic Redundancy Check)などの方法で行ってもよいし、他の誤り検出方法により行ってもよい。
【0019】
移動局10は、無線リンクを介して、基地局20と通信を行う。移動局10は、無線リソース制御を行うためのRRC(Radio Resource Control)メッセージの生成と、RRCメッセージに関わるパラメータとを決定する機能を有する。また、移動局10は、警報を上位レイヤへ通知する機能を有する。
図3は基地局20の構成を示す。基地局20は、無線通信部201と、制御部202とを有する。無線通信部201は、第一のチャネルC1または第二のチャネルC2を通じて移動局10へ警報を報知しまた送信する。無線通信部201は、警報受信情報を受信する。制御部202は、無線通信部201が、警報受信情報を受信した場合に、無線通信部201に第二のチャネルC2を用いて、移動局10に対して警報を報知または送信させる。
【0020】
基地局20はS1インタフェースを介してMME30とも通信を行う。基地局20は、以下に示すような機能も持つ。無線リソース制御を行うためのRRCメッセージの生成と、RRCメッセージに関わるパラメータとを決定する機能を有する。また、基地局20は、S1−AP(S1 Application)メッセージの生成と、S1−APメッセージに関わるパラメータとを決定する機能を有する。
MME30はコアネットワークを構成するノードの一つであり、S1インタフェースを介して基地局20と通信を行う。コアネットワークは、MME30に加えて、CBC40やCBS50などから構成される。
【0021】
次に、第1の実施形態における移動局10の動作について、
図4を参照して説明する。初めに、制御部102は、第一のチャネルC1を通じて基地局20から警報を受信したか判定する(ステップS101)。制御部102は、警報を受信していれば(ステップS101において“YES”)、受信した警報の復号を行う(ステップS102)。制御部102は、警報を受信していなければ(ステップS101において“NO”)、ステップS101の処理へと戻る。制御部102は、ステップS102の後、復号が成功したか否かを判定する(ステップS103)。制御部102は、復号が成功していれば(ステップS103において“YES”)、ステップS101の処理へと戻る。制御部102は、復号が成功していなければ(ステップS103において“NO”)、無線通信部101に警報受信情報を基地局20へ送信させ(ステップS104)、ステップS101の処理へと戻る。
【0022】
次に、第1の実施形態における基地局20の動作について、
図5を参照して説明する。初めに、無線通信部201は、第一のチャネルC1を用いて、移動局10に対して、警報を報知(送信)する(ステップS201)。続いて、制御部202は、移動局10から、警報受信情報を受信したかを判定する(ステップS202)。制御部202は、警報受信情報を受信していれば(ステップS202において“YES”)、無線通信部201に第二のチャネルC2を用いて、無線通信部警報を報知(送信)させる。制御部202は、警報受信情報を受信していなければステップS201の処理へ戻り、無線通信部201に第一のチャネルC1を用いて、移動局10に対して、一定周期で警報を報知(送信)させる。ステップS203では、第二のチャネルC2を用いて、移動局10に対して、警報の報知(送信)を行い、その後ステップS201の処理へ戻る。
【0023】
図6は、本発明の第1の実施形態に係る通信システムの動作を説明するためのシーケンスを示す。基地局20は、第一のチャネルC1を用いて、移動局10に対して、所定の周期Tで警報の報知(送信)を行う(ステップS301)。移動局10は、第一のチャネルC1を用いて警報を受信する。移動局10は、その警報の復号が成功していなければ、警報受信情報を基地局20へ送信する(ステップS302)。警報受信情報を受信した場合、基地局20は、第二のチャネルC2を用いて、移動局10に対して警報の報知(送信)を行う(ステップS303)。また、基地局20は、一定の周期Tで第一のチャネルC1を用いた警報の報知(送信)を行う(ステップS304)。
【0024】
警報受信情報は、移動局10から明示的に第二のチャネルC2を用いた警報送信を要求する情報であってもよい。警報受信情報は、第一のチャネルC1を介した警報の受信または復号が失敗したことを示す否定応答(NACK、Negative ACKnoledge)であってもよい。また、
図5のステップS202では移動局10が警報受信情報を送信しているがこのような場合に限られない。基地局20は、移動局10からの応答がない場合に、第二のチャネルC2を用いて移動局10に警報の報知(送信)ってもよい。
【0025】
以上のように、第1の実施形態における基地局20は、第一のチャネルC1を用いて周期的に警報の送信を行うだけではなく、移動局10から受信した警報受信情報に基づいて、第二のチャネルC2の警報送信を行うことができる。これにより、移動局1が第一のチャネルC1を介した警報の受信に失敗した場合に、次に基地局20が送信する契機まで、つまり一周期後まで警報の受信を待つ必要がない。これにより、移動局10において、警報の受信が遅延することを防ぐことができる。
【0026】
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、第1の実施形態の変形例である。第1の実施形態では、第一のチャネルC1を用いた警報の報知が1つのセグメントで行われている。これに対し、第2の実施形態では、第一のチャネルC1を用いた警報の報知が複数のセグメントで行われている。また、第1の実施の形態では、警報受信情報は1つのセグメントの受信についての情報を含んでいる。これに対して、第2の実施形態では、警報受信情報は複数のセグメントの全てまたは一部の受信についての情報を含んでいる。警報受信情報の構成により、第二のチャネルC2を用いた警報の報知(送信)も、第一のチャネルC1で報知(送信)されるセグメントの全てまたは一部が対象となる。
【0027】
図7は、第2の実施形態における基地局20の構成を示す。基地局20の制御部202は、セグメント分割部203を含む。セグメント分割部203は、警報を複数のセグメントに分割し、警報のセグメント各々(複数の警報の要素各々)を無線通信部201へ送信する。基地局20の無線通信部201は、複数のセグメントを移動局10へ報知する。
【0028】
図8は、第2の実施形態に係る通信システムの動作を説明するためのシーケンスを示す。第2の実施形態の説明は、第1の実施形態と同一の部分については簡略化のため省略する。第1の実施形態(
図6参照)では、第一のチャネルC1を用いて一つの警報が送信されている。これに対して、第2の実施形態では、基地局20の制御部202が警報を二つのセグメント(セグメントE1及びセグメントE2)に分割し、基地局20の無線通信部201が二つのセグメントを第一のチャネルC1を用いて送信している(ステップS401、S402)。移動局10の制御部102は、受信したセグメント1及びセグメント2を復号する。制御部102は、無線通信部101に正しく復号されなかったセグメントを示す警報受信情報を送信させる(ステップS302)。具体例として、セグメント2が正しく復号されなかった場合について説明する。この場合、基地局20は、警報受信情報によって示されるセグメント(警告)を第二のチャネルC2を用いて報知する(ステップS403)。その後、基地局20は、一定の周期で、第一のチャネルC1を用いたセグメントE1の報知(ステップS404)および第一のチャネルC1を用いたセグメントE2の報知(ステップS405)を行う。
【0029】
第2の実施形態では、セグメントの数が二つの場合について説明したが、これに限定されない。セグメントの数は、三つ以上であってもよい。セグメントの数が三つ以上の場合は、警報受信情報によって三つ以下のセグメントが指定される。また、第2の実施形態のステップS302において、移動局10から基地局20へ送信される警報受信情報は、移動局10が明示的に第二のチャネルC2を介した警報の送信を要求する情報であってもよい。警報受信情報は、第一のチャネルC1を介した警報の受信または復号が失敗したことを示す否定応答(NACK、Negative ACKnoledge)であってもよい。移動局10は、第一のチャネルC1を介して受信するセグメントのうち、受信または復号が失敗したセグメント全てを示す情報を、一つの警報受信情報で送ることに限定されない。移動局10は、受信または復号が失敗したセグメントの数に応じて、警報受信情報を送る回数を変えてもよい。例えば、移動局10は、受信または復号が失敗した一つのセグメントごとに一つの警報受信情報を生成および送信してもよい。
【0030】
以上のように、第2の実施形態における基地局20は、第1の実施の形態と同様に、移動局10において、警報の受信が遅延することを防ぐことができる。更に、移動局10は、第一のチャネルC1を介して受信したセグメント(警報)のうち、受信または復号が失敗したセグメントを示す警報受信情報を送る。このため、基地局20は、復号が成功したセグメント(警報)を第二のチャネルC2を介して報知する必要がない。その結果、無線リソースの利用を効率化することができる。
【0031】
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、複数種類の警報のうち、第二のチャネルC2で報知すべき警報にフラグを設定し、そのフラグを第二のチャネルC2を介した報知の要否の判定に用いる。
【0032】
第3の実施形態における通信システムの動作を説明するためのシーケンスを
図9に示す。
図9に示すように、第3の実施形態では、基地局20が二種類の警報を送信する。具体的には、基地局20は、第1の種別の警報Y1を第一のチャネルC1を用いて送信し(ステップS501)、また、第2の種別の警報Y2を第一のチャネルC1を用いて送信する(ステップS502)。ここで、警報がフラグを含む場合は、移動局10において警報の復号が成功しなかったときに、その警報の第二のチャネルC2を介した送信の要求が必要である。一方、警報がフラグを含まない場合は、移動局10において警報の復号が成功しなかったときに、その警報の第二のチャネルC2を介した送信の要求が必要ない。すなわち、フラグは、第二のチャネルC2を介して警報が報知される必要があるかについての判定に用いられる。ステップS501では、基地局20の制御部202は、フラグを警報Y1に含める。一方、ステップS502では、制御部202は、警報Y2にフラグを含めない。具体例として、移動局10において警報Y1、警報Y2のいずれも復号に成功しなかった場合について説明する。この場合、移動局10は、フラグが含まれる警報、すなわち警報Y1を示す警報受信情報を基地局20に送信する(ステップS503)。基地局20は、警報Y1を示す警報受信情報を受信に応答して、警報Y1を第二のチャネルC2を介して報知する(ステップS504)。基地局20は、二種類の警報を周期的に送信している。具体的には、基地局20は、周期T1毎に第1の種別の警報Y1を第一のチャネルC1を用いて送信し(ステップS505)、また、周期T2毎に第2の種別の警報Y2を第一のチャネルC1を用いて送信する(ステップS506)。
【0033】
図10は、第3の実施形態における基地局20の動作を説明するためのフローチャートを示す。第3の実施形態の説明は、第1の実施の形態と同一の部分については簡略化のため省略する。
図9に示すフローチャートは、
図5(第1の実施形態)と比較して、ステップS601とS602を含む点が異なる。ステップS601において、基地局20の制御部202は、警報毎にフラグを設定するか否かを選択する。ステップS602では、制御部202は、移動局10からの警報受信情報によって示される警報が、フラグが付与された警報であるかを判定する。警報受信情報によって示される警報がフラグが付与された警報である場合は、ステップS203において、制御部202は、無線通信部201に第二のチャネルC2を用いてその警報を報知させる。後述のように、移動局10は警報受信情報を送信する際に、フラグの有無について判定する。このため、ステップS602の処理がないようすることも可能である。
【0034】
警報に付与されるフラグは、警報の優先度、警報の送信周期、無線リソースの使用度等に応じて設定される。例えば、フラグは以下の第1〜第3の場合に設定されてもよい。
第1の場合は、警報の優先度が第一の閾値を上回った場合である。
第2の場合は、警報の送信周期が第二の閾値を上回った場合である。
第3の場合は、無線リソースの使用度が第三の閾値を下回った場合である。
なお、警報の優先度、警報の送信周期、無線リソースの使用度は、MME30など上位装置によって設定されてもよいし、基地局20が局データとして保持していてもよい。また、フラグの設定は、固定でも可変でもよい。例えば、フラグの設定を無線リソースの使用度等に応じて可変とすることにより、基地局20が警報以外のサービスに対して使用するリソースが第三の閾値を上回るときに、第二のチャネルC2を介した警報の報知を行わないようにしてもよい。
【0035】
図11は、第3の実施形態における移動局10の動作を説明するためのフローチャートを示す。第3の実施形態の説明は、第1の実施形態と同一の部分については簡略化のため省略する。
図11のフローチャートは、
図6(第1の実施形態に)と比較して、ステップS701を含む点が異なる。ステップS701において、移動局10の制御部102は、受信及び復号を行った警報毎にフラグが設定されているか否かを判定する。制御部102は、警報にフラグが設定されている場合には(ステップS701において“YES”)、無線通信部101にその警報を示す警報受信情報を基地局20へ送信させる。制御部102は、警報にフラグが設定されていない場合には(ステップS701において“NO”)、ステップS101へ戻り、警報の受信を待つ。
【0036】
上記では、第3の実施形態を、第1の実施形態に基づいて説明した。第3の実施形態を、第2の実施形態のように警報を複数のセグメントに分割して、複数のセグメントを送信する場合に適用することも可能である。
【0037】
以上のように、第3の実施形態における基地局20は、第1の実施の形態と同様に、移動局10において、警報の受信が遅延することを防ぐことができる。更に、フラグを用いることで、第二のチャネルC2で送信を行うべき警報を指定できる。このため、無線リソースの利用を効率化することができる。
【0038】
[第4の実施形態]
第4の実施形態に係る基地局20は、第3の実施形態のようなフラグの設定を行わない。一方で、第4の実施形態に係る基地局20は、警報受信情報を受信すると、第二のチャネルC2を介した警報の報知を行うか判断する。
【0039】
図12は、第4の実施形態に係る基地局20の動作を説明するためのフローチャートを示す。第4の実施形態の説明は、第3の実施形態と同一の部分については簡略化のため省略する。第3の実施形態に係る
図10に示すフローチャートでは、基地局20が警報毎にフラグを設定するか否かを選択するステップS601を含む。これに対して、第4の実施形態に係る
図12に示すフローチャートは、ステップS601を含まず、ステップS801を含む。ステップS801では、基地局20が、警報受信情報を受信したときに、第二のチャネルC2で警報の送信を行うか所定の条件に応じて判断する。所定の条件は、第3の実施形態で説明したように、警報の優先度、警報の送信周期、無線リソースの使用度を含んでもよい。所定の条件が、基地局20が警報以外のサービスに対して使用するリソースが第三の閾値を上回るか否かである場合について説明する。この場合、基地局20は、リソースが第三の閾値を上回るときには、移動局10から警報受信情報を受信しても、第二のチャネルC2を介して警報を報知しない。
【0040】
[第5の実施形態]
第5の実施形態では、第3の実施形態のように警報を複数のセグメントに分割して複数のセグメントが送信される。以下においては、一例としてCMASが適用される通信システムを詳細に説明する。第一のチャネルC1として報知チャネル、第二のチャネルC2として個別チャネルまたは共通チャネルが用いられる。より具体的には、報知チャネルはBCCHであり、個別チャネルおよび共通チャネルはDCCH(Dedicated Control Channel)またはCCCH(Common Control Channel)である。
【0041】
図13は、第5の実施形態における通信システムの動作を説明するためのシーケンスを示す。基地局20の制御部202は、警報を四つのセグメントに分割し、基地局20の通信部201は、BCCHを用いて移動局10に対して警報の報知を行う。より具体的には、制御部202は、警報を四つのセグメントE1、E2、E3、E4に分割する。通信部201は、BCCHを用いて移動局10に対して警報のセグメントE1を報知する(ステップS901)。通信部201は、BCCHを用いて移動局10に対して警報のセグメントE2を報知する(ステップS902)。通信部201は、BCCHを用いて移動局10に対して警報のセグメントE3を報知する(ステップS903)。通信部201は、BCCHを用いて移動局10に対して警報のセグメントE4を報知する(ステップS904)。基地局20は、これらセグメントに分割された警報の報知を行う際に、BCCHのSIB12を用いる。SIB12は、CMAS notificationとも呼ばれ、優先度の高低によらず用いられる。基地局20は、報知される警報が、フラグ、送信時間(time for transmission)およびセグメント数(num of segment)の情報を含むよう構成することも可能である。
フラグは、BCCHで報知された警報またはセグメントの復号を失敗した際に、基地局20からDCCHまたはCCCHで警報またはセグメントの送信を行うことを示す。フラグが警報単位で設定された場合、警報単位で優先度が決まる。優先度の一例は、緊急度である。優先度は、第3の実施形態で説明したように、警報の報知周期、無線リソースの使用度等に基づいて設定されてもよい。また、基地局20は、フラグを、一つの警報を分割して得られたセグメントの全て(本例では四つ)で共通に設定(または未設定)してもよい。ある一つの警報の全てのセグメントでフラグが共通に設定されている場合、移動局10は、一つのセグメントのみを受信することで、その警報にフラグが設定されていることを判断することができる。
【0042】
送信時間(time for transmission)は、一つの警報を分割して得られたセグメント全て(本例では四つ)を送信するのに要する時間である。移動局10は、この送信時間が経過した後に、全セグメントが受信できていない場合、受信に失敗したセグメントがあると判断し、基地局20に対してDCCHまたはCCCHで、セグメントを送信するよう要求してもよい。
【0043】
セグメント数は、一つの警報を分割して得られたセグメントの数を示す。移動局10は、セグメント数が通知された場合、どのセグメントの受信ができていないかを把握することができる。一つの警報を分割して得られたセグメント全てがセグメント数の情報を含んでもよい。この場合、最後のセグメントの受信に失敗したとしても、セグメント数に基づいた受信失敗セグメントを特定することが可能である。別法として、一つの警報を分割して得られたセグメントのうち、最後に送信されるセグメントのみがセグメント数の情報を含んでもよい。
【0044】
移動局10は、ステップS901からS904で報知されたセグメントの受信及び復号を行い、それらのセグメントの確認を行う(ステップS905)。セグメントの確認は、上述のフラグ、送信時間、セグメント数などに基づいて行う。より具体的には、移動局10は、セグメント数に基づいて全てのセグメント数が受信及び正しく復号されたかを判定する。移動局10は、受信または正しく復号されなかったセグメントがある場合には、正しく復号できたセグメントについてフラグの確認を行う。移動局10は、正しく復号できたセグメントにフラグが設定されていれば、基地局20に対し、受信または正しく復号できなかったセグメントを送信するよう要求を行う。本例では、移動局10がセグメントE3の受信または正しく復号できなかった場合について説明する。なお、正しく復号できたセグメントにフラグが含まれていなかった場合には、受信または正しく復号セグメントを送信するよう要求を行う処理は不要である。
【0045】
このセグメントの再送要求の処理は、移動局10の状態に応じて異なる。
図13において、オプションP1は移動局10がActiveのケースを示し、オプションP2は移動局10がIdleのケースを示す。
【0046】
オプションP1のケースにおいて上述のように移動局10がセグメントE3の受信に失敗した場合について説明する。この場合、移動局10は、セグメントE3を送信するよう、DCCHを用いて基地局20へ通知する(ステップS906)。この通知はRRC connection setup Completeなど既存のRRCメッセージを用いて行ってもよいし、現在規定されていない新規のメッセージを用いて行ってもよい。通知の際には、メッセージが、メッセージ識別子、シリアルナンバー、および受信を失敗したセグメントの番号のパラメータを含んでもよい。シリアルナンバーとは、セグメントまたは警報に関する通し番号である。
基地局20は、ステップS906で送信された、送信要求を受信した場合には、セグメントE3をDCCHで送信する(ステップS907)。
【0047】
オプションP2のケースにおいて、セグメントE3の受信に失敗した場合について説明する。この場合、移動局10は、セグメントE3を送信するよう、CCCHを用いて基地局20へ通知する(ステップS908)。通知を行うメッセージや通知に含まれるパラメータは、オプション1のケースと同様である。
基地局20は、ステップS908で送信された、送信要求を受信した場合には、セグメントE3をCCCHで送信する(ステップS909)。
【0048】
第5の実施形態では、警報を四つのセグメントに分割する場合について説明したが、これに限定されない。警報は、三つ以下または五つ以上のセグメントに分割されてもよい。上述の説明では、第3の実施形態に基づいて説明を行ったが、これに限定されない。第5の実施形態を第1、2および4の実施形態へ適用することも可能である。上記では、CMASが適用される通信システムについて説明を行ったが、CMASに限定されない。通信システムにETWSを適用することも可能である。ETWSを適用する場合、基地局20はSIB12ではなく、SIB10またはSIB11を用いて警報の報知を行う。SIB10はETWS primary notificationとも呼ばれ、地震が起きたときの第一報などの緊急度の高い場合に適用される。SIB11は、ETWS secondary notificationとも呼ばれ、地震が起きたときの二次災害など、SIB10よりも緊急度の高い場合に適用される。SIB10やSIB11だけでなく、緊急性の低い他のSIBを適用することも可能である。各SIBは非特許文献3で規定されているsi−Periodicityで定められた周期で報知される。
【0049】
第5の実施形態では、報知チャネルはBCCHであり、個別チャネルまたは共通チャネルDCCH(Dedicated Control Channel)またはCCCH(Common Control Channel)として、説明を行ったが、これに限定されず、他のチャネルであってもよい。また、第一のチャネルC1と第二のチャネルC2の種類を異なる場合について説明したがこれに限られない。第一のチャネルC1と第二のチャネルC2とが同一の種類であってもよい。
【0050】
また、第1から第5の実施形態で述べた通信システムの各動作は、
図3、4で示した通信システムが有する装置や、その装置と通信可能な他の装置のCPU(Central Processing Unit)が制御してもよい。この場合は、各実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を用意し、CPUが、汎用コンピュータが記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出すことにより動作することによっても達成されてもよい。
【0051】
プログラムを供給する記録媒体は、上記プログラムを記憶できればよく、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)、光ディスク、磁気ディスク、または不揮発性メモリカードであってもよい。
【0052】
第1から第5の実施形態で述べた基地局20の種類は限定されない。すなわち、基地局20は、マクロセルを構成するマクロ基地局、ピコセルを構成するピコ基地局、フェムトセルを構成するフェムト基地局(HNB(Home NodeB)またはHeNB(Home eNodeB))のいずれであってもよい。
【0053】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)移動局と通信を行う基地局であって、第一のチャネルを用いて前記移動局に対して警報を周期的に送信し、前記警報の受信に関する警報受信情報を前記移動局から受信し、前記第一のチャネルとは異なる第二のチャネルとを用いて前記移動局に対して前記警報の少なくとも一部を送信する無線通信部と、前記警報受信情報に応答して、前記第二のチャネルを用いて前記警報の少なくとも一部を前記移動局に対して送信するように前記無線通信部に指示する制御部とを含む基地局。
(付記2)前記警報受信情報は、前記警報の送信を要求する情報を含む、付記1に記載の基地局。
(付記3)前記制御部は、前記第二のチャネルを用いた警報の送信要否を決定する情報を、所定の条件に基づいて前記警報に付与するか判断する、付記1または2に記載の基地局。
(付記4)前記所定の条件は、前記警報の優先度、前記警報の送信周期、および前記基地局が使用するリソースの使用度の少なくとも一つである、付記3に記載の基地局。
(付記5)前記無線通信部は、複数の種類の警報を前記第一のチャネルを用いて送信する、付記1から4のいずれか1項に記載の基地局。
(付記6)前記制御部は、前記警報を複数のセグメントに分割するセグメント分割部を有する、付記1から5のいずれか1項に記載の基地局。
(付記7)前記所定の条件は、前記基地局が送信する信号の輻輳度である、付記3に記載の基地局。
(付記8)前記第一のチャネルは、報知チャネルである付記1から7のいずれか一つに記載の基地局。
(付記9)前記報知チャネルは、BCCH(Broadcast Control Channel)である付記8に記載の基地局。
(付記10)前記第二のチャネルは、個別チャネルである付記1から9のいずれか一つに記載の基地局。
(付記11)前記個別チャネルは、DCCH(Dedicated Control Channel)である付記10に記載の基地局。
(付記12)前記第二のチャネルは、共通チャネルである付記1から9のいずれか一つに記載の基地局。
(付記13)前記共通チャネルは、CCCH(Common Control Channel)である付記10に記載の基地局。
(付記14)移動局と通信を行う基地局のための通信方法であって、第一のチャネルを用いて前記移動局に対して警報を周期的に送信し、前記警報の受信に関する警報受信情報を前記移動局から受信し、前記第一のチャネルとは異なる第二のチャネルとを用いて前記移動局に対して前記警報の少なくとも一部を送信し、前記警報受信情報に応答して、前記第二のチャネルを用いて前記警報の少なくとも一部を前記移動局に対して送信するように指示することを含む通信方法。
(付記15)前記警報受信情報は、前記警報の送信を要求する情報を含む、請求項7に記載の通信方法。
(付記16)前記第二のチャネルの報知要否は、所定の条件に基づいて、決定される、付記14または15に記載の通信方法。
(付記17)前記所定の条件は、前記第一のチャネルで報知される情報に関する条件である、付記16に記載の通信方法。
(付記18)前記第一のチャネルで報知される情報に関する条件は、前記第一のチャネルで報知される情報に関する条件は、前記第一のチャネルで報知される情報の優先度である、付記17に記載の通信方法。
(付記19)前記第一のチャネルで報知される情報に関する条件は、前記第一のチャネルで報知される情報の報知周期である、付記17に記載の通信方法。
(付記20)前記所定の条件は、前記基地局が送信する信号の輻輳度である、付記16に記載の通信方法。
(付記21)前記第一のチャネルは、報知チャネルである付記14から20のいずれか一つに記載の通信方法。
(付記22)前記報知チャネルは、BCCH(Broadcast Control Channel)である付記21に記載の通信方法。
(付記23)前記第二のチャネルは、個別チャネルである付記14から22のいずれか一つに記載の通信方法。
(付記24)前記個別チャネルは、DCCH(Dedicated Control Channel)である付記23に記載の通信方法。
(付記25)前記第二のチャネルは、共通チャネルである付記14から22のいずれか一つに記載の基地局。
(付記26)基地局と通信を行う移動局であって、第一のチャネル用いて前記基地局から警報を周期的に受信し、前記警報の受信に関する警報受信情報を前記基地局に対して送信し、前記第一のチャネルとは異なる第二のチャネルとを用いて前記基地局から前記警報の少なくとも一部を受信する無線通信部と、前記警報を復号し、前記警報が正しく復号できたか判断し、前記警報が正しく復号できなかったと判断した場合、前記警報受信情報を前記基地局に対して送信するように前記無線通信部に指示する制御部とを含む移動局。
(付記27)基地局と移動局を含む無線通信システムであって、前記基地局は、第一のチャネルを用いて前記移動局に対して警報を周期的に送信し、前記警報の受信に関する警報受信情報を前記移動局から受信し、前記第一のチャネルとは異なる第二のチャネルとを用いて前記移動局に対して前記警報の少なくとも一部を送信する無線通信部と、前記警報受信情報に応答して、前記第二のチャネルを用いて前記警報の少なくとも一部を前記移動局に対して送信するように前記無線通信部に指示する制御部とを含む無線通信システム。
(付記28)
第一のチャネルを用いて移動局に対して警報を周期的に送信し、前記警報の受信に関する警報受信情報を前記移動局から受信し、前記第一のチャネルとは異なる第二のチャネルとを用いて前記移動局に対して前記警報の少なくとも一部を送信し、前記警報受信情報に応答して、前記第二のチャネルを用いて前記警報の少なくとも一部を前記移動局に対して送信するように指示することをコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0054】
この出願は、2012年12月26日に出願された日本国特願2012−281977を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。