(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を用いて、本発明の錠剤供給システム(分包システム)(
図1)について説明する。
【0017】
図1は、包装装置5と錠剤供給装置10を含む錠剤供給システムを示す図である。
【0018】
図1は、錠剤供給装置10、及び錠剤供給装置10から供給された錠剤を包装する包装装置5を含む錠剤供給システムを示す図である。
【0019】
1は、錠剤取出ユニットであり、錠剤シートから錠剤を取り出すユニットである。
【0020】
錠剤シートは、一般的にPTPシートと呼ばれており、錠剤シートのことをPTPシートとも言う。
【0021】
錠剤供給装置10には複数の錠剤取出ユニット1が収納されている。錠剤取出ユニット1は、本発明の錠剤取出し装置の適用例である。錠剤取出ユニット1は、幅方向(左右方向)に6つが並べられ、この6つの錠剤取出ユニット1からなる組が上下に3段に配置されている。すなわち、錠剤取出ユニット1は、左右6列、上下3段に配列されている。
【0022】
錠剤供給装置10は、
図1に示すように、錠剤取出ユニット1が、下から1段(目)、2段(目)、3段(目)と、6つの錠剤取出ユニット1からなる組が、それぞれ配置されている。このように、錠剤取出ユニットが複数段設置されている。
【0023】
錠剤供給装置10は複数の錠剤取出ユニット1を備えているが、錠剤取出ユニット1の数は1でもよい。
【0024】
5は、包装装置であり、錠剤供給装置10の錠剤取出ユニット1から供給された錠剤を包装する装置である。
【0025】
103は、散薬投入部であり、分包される散薬が投入される部である。また、散薬投入部103に投入された散薬を投薬1回分に分けられて、分けられた1回分の散薬を後述するメインホッパー505に入れられ、1回分ずつに分包される。
【0026】
10は、錠剤供給装置であり、1または複数の錠剤取出ユニット1と、錠剤取出ユニット1で取り出された錠剤を供給する錠剤供給ユニット400とを備えている。
【0027】
錠剤供給装置10は、錠剤取出ユニット1により錠剤シート(PTPシート)から錠剤を取り出して、錠剤供給ユニット400の供給経路を経て、包装装置5に供給する。錠剤供給装置10は、
図1に示す通り、複数の錠剤取出ユニット1を備えている。
【0028】
錠剤供給装置10は、1又は複数の錠剤を、それぞれ錠剤収容部に封入された錠剤シート(PTPシート)から錠剤を取り出して供給する。
【0029】
また、錠剤供給装置10は、錠剤供給装置として、手撒き錠剤部106を備えている。ユーザが、手で、1回分ごとの錠剤を、手撒き錠剤部106が備える後述の錠剤マス2301に入れることで、錠剤供給装置10が、当該1回分ごとの錠剤を、錠剤供給ユニット400の供給経路を経て、包装装置5に供給する。
【0030】
次に、
図2を用いて、錠剤供給装置10について説明する。
【0031】
図2は、錠剤供給装置10を示す図である。
【0032】
図2は、錠剤供給装置10を正面側から見た図である。
【0033】
203は、錠剤シートを錠剤取出ユニット1に投入する投入口である。
【0034】
次に、
図3を用いて、錠剤取出ユニット1の内部構造について説明する。
【0035】
図3は、錠剤取出ユニット1の内部構造を示す図である。
【0036】
図3は、錠剤取出ユニット1を正面側から見た図である。
【0037】
なお、
図3は、錠剤取出ユニット1が、2つ並んでいる図を示している。
【0038】
錠剤取出ユニット1は、錠剤シート51を搬送する搬送機構と、搬送機構により搬送された錠剤シート51が載置される載置台と、載置台上の錠剤シート51の錠剤収容部を押圧して錠剤を取り出す押出し機構とを有している。
【0039】
錠剤シート51は、錠剤を収容する錠剤収容部を有するシート本体の下面に、アルミニウム等からなる金属箔などを用いた封止シートを設けることによって錠剤が錠剤収容部に密封されたものである。
【0040】
錠剤シート51は、シート部上に凸状の錠剤収容部が幅方向に間隔をおいて2列に並んだ形態である。各列をなす複数の錠剤収容部は錠剤シート51の長さ方向に沿って並んでいる。
【0041】
なお、錠剤シート51としては、シート部上に錠剤収容部が2列に並んだ形態のものに限らず、錠剤収容部が錠剤シート51の長さ方向に1列に並んだ形態や、錠剤収容部が幅方向に間隔をおいて3列以上の複数列に並んだ形態も可能である。
【0042】
ここで、さらに、
図4を用いて、錠剤取出ユニット1の内部構造について説明する。
【0043】
図4は、錠剤取出ユニット1の内部構造(断面)を示す図である。
【0044】
図4は、錠剤シートの投入口203にPTPシートをセットし、PTPシートを除包位置(錠剤の取出位置)まで搬送を行った際の図である。
【0045】
錠剤取出ユニット1は、錠剤シートを搬送する錠剤シート搬送機構(搬送機構)と、錠剤シートが載置される載置台18と、錠剤シートから錠剤を取り出す錠剤取出機構(押出し機構)とを備えている。
【0047】
錠剤シート搬送機構は、錠剤シート51を進行方向に向け搬送するものであって、進行方向に互いに間隔をおいて設けられた下部ローラ39と、進行方向に互いに間隔をおいて設けられた上部ローラとを備えている。
【0048】
搬送機構は、錠剤収容部の押圧を継続する前に載置台18上の押圧される位置から所定の距離だけ錠剤シート51をさらに搬送し、押出し機構が、錠剤収容部の押圧を継続(リトライ)する。
【0049】
下部ローラ39は、駆動源により回転駆動可能であり、PTPシート部の下面に当接して錠剤シート51に進行方法への力を加えることができる。
【0050】
上部ローラは、駆動源により回転駆動可能であり、PTPシート部の上面に当接して錠剤シート51に進行方向への力を加えることができる。
【0051】
上部ローラの幅方向の位置は、2列の錠剤収容部の間に相当する位置であるため、上部ローラは錠剤収容部52に当接することはない。
【0052】
下部ローラ39と上部ローラは、錠剤シート部を上下から挟み込んで錠剤シートを進行方向に搬送できる。さらに、下部ローラ39と上部ローラは錠剤シート部を上下から挟み込んで錠剤シート51を進行方向とは逆の方向にも搬送できる。
【0054】
導入シュート24は、載置台の下面側に設けられており、錠剤シート51から取り出された錠剤を、後述する錠剤導入路401に導くものである。すなわち、導入シュート24は、載置台の下面側に排出口を有しており、錠剤シート51から取り出された錠剤はその排出口を通り、後述する錠剤導入路401に落ちていく。
【0055】
なお、この導入シュート24は、錠剤取出しホッパーとも言う。
【0056】
錠剤取出ユニット1は、載置台18上の錠剤シート51の錠剤収容部を押圧する速度を変更させる変更機構をさらに有している。
【0057】
押出し機構は、より高速に変更された速度で錠剤収容部の押圧を継続(リトライ)する。
【0058】
押出し機構は、錠剤収容部の中央付近を押圧する内側押圧体83と、中央付近よりも外側の部分を押圧する外側押圧体84とを含んでいる。
【0059】
内側押圧体83と外側押圧体84とが独立して動作することでPTPシートの錠剤収容部を押圧して、PTPシートから錠剤を取り出す。
【0060】
押出し機構は、内側押圧体83よりも先に外側押圧体84により錠剤収容部を押圧させる。
【0061】
内側押圧体83の先端は、ほとんどの錠剤シート51の錠剤収容部よりも面積が狭いので、内側押圧体83は錠剤を取り出す場合(下降した場合)に、錠剤シートに開いた穴から先端が突き出る。
【0062】
外側押圧体84の先端は、ほとんどの錠剤シート51の錠剤収容部よりも面積が広いので、錠剤を取り出す場合(下降した場合)に、錠剤シート51に開いた穴から先端が突き出ない。つまり、錠剤シート51の錠剤収容部を押し潰すためのものである。
【0063】
錠剤取出機構(押出し機構)は、外側押圧体84を昇降させる第1昇降機構と、内側押圧体83を昇降させる第2昇降機構とを有する。
【0064】
第1昇降機構は、外側押圧体84が取り付けられた第1昇降体93と、回転駆動して第1昇降体93を昇降させるカム94と、第1昇降体93を上昇方向に付勢する付勢部材(ばね)とを備えている。
【0065】
第1昇降体93は、前後方向にわたって延在する柱状体であり、前端部に外側押圧体84が取り付けられている。カム94は、外側押圧体84の昇降動作を考慮して設計された形状の板状体であり、駆動機構によって回転駆動する軸部に固定されている。
【0066】
カム94は、第1昇降体93の上面側に設けられ、軸部の回転に伴って回転駆動し、第1昇降体93を押圧することによって高さ位置を調整し、これによって外側押圧体84の高さ位置を調整する(外側押圧体84の昇降動作を行う)ことができる。第1昇降機構は、カムの回転動作のタイミング、カムの形状、軸部に対するカムの固定位置などの設定によって、外側押圧体84の昇降動作のタイミングや変位量を任意に設定できる。
【0067】
第2昇降機構は、内側押圧体83が取り付けられた第2昇降体98と、回転駆動して第2昇降体98を昇降させるカム99と、第2昇降体98を上昇方向に付勢する付勢部材(ばね)とを備えている。
【0068】
第2昇降体98は、前後方向にわたって延在する柱状体であり、前端部に内側押圧体83が取り付けられている。カム99は、第2昇降体98の上面側に設けられ、軸部の回転に伴って回転駆動し、第2昇降体98を押圧して高さ位置を調整し、これによって内側押圧体83の高さ位置を調整する(内側押圧体83の昇降動作を行う)ことができる。第2昇降機構は、カム99の回転動作のタイミング、カムの形状、軸部に対するカムの固定位置などの設定によって、内側押圧体83の昇降動作のタイミングや変位量を任意に設定できる。
【0069】
このため、カム94とカム99は、それぞれ第1昇降体と第2昇降体に対して互いに独立に動作可能であり、内側押圧体83と外側押圧体84は、互いに独立に昇降動作させることができる。
【0070】
錠剤取出機構における2つのカムの回転動作のタイミング等は、錠剤位置検出機構の検出部からの信号に基づいて定めることができる。具体的には、検出された錠剤収容部の位置に合わせて内側押圧体83と外側押圧体84を動作させることができる。
【0071】
錠剤取出ユニット1は、PTPシートの錠剤収容部の押圧をする前に、押圧される錠剤収容部の長さを検出する検出機構17をさらに有している。
【0072】
錠剤供給装置は、検出した錠剤収容部の長さに基づいて所定の距離を算出する算出手段をさらに有している。
【0073】
検出機構17は、押圧される錠剤収容部の長さを検出するとともに押圧される錠剤収容部の位置をさらに検知する。
【0074】
錠剤供給装置10は、検知されたPTPシートの錠剤収容部の位置に基づいて、押圧される位置までの搬送距離を算出する算出手段をさらに有する。
【0075】
搬送機構(下部ローラ39、上部ローラ)は、搬送距離により載置台18上の錠剤収容部が押圧される位置まで錠剤シートを搬送する。
【0076】
搬送機構は、所定の距離だけ前方または後方に錠剤シート51を搬送する。
【0077】
次に、
図5を用いて、錠剤供給装置10の内部構造について説明する。
【0078】
図5は、錠剤供給装置10の内部構造を示す図である。
【0079】
なお、
図5は、錠剤供給装置10を背面側(裏側)から見た図である。
【0080】
204は、光学センサ(ビームセンサ)であり、落下物を検知するものである。除包された錠剤が導入シュート24内を落下する際、除包された錠剤がビームセンサ上を通過し、ビームセンサを遮光する。このビームセンサが遮光された状態をON状態とし、遮光されていない状態をOFF状態とする。このON/OFF状態を用いて落下物の有無の判定を行う。錠剤落下検出機構は、光学センサ204と落下錠剤カウンタとを有する。
【0081】
錠剤供給装置10は、押圧により錠剤収容部から錠剤が取り出されたか否かを判定するべく、取り出された錠剤を検知する検知機構(光学センサ204)を有している。
【0082】
押出し機構は、取り出された錠剤が検知されない場合には錠剤収容部の押圧を継続(リトライ)し、取り出された錠剤が検知された場合には錠剤収容部の押圧を継続(リトライ)しない。
【0084】
錠剤導入路401は、導入シュート24と導通しており、錠剤シートから取り出され落下した錠剤を導入シュート24から第1集積ホッパーに中継する。
【0085】
次に、
図6を用いて、錠剤供給ユニット400の内部構造について説明する。
【0086】
図6は、錠剤供給ユニット400の内部構造を示す図である。
【0088】
第1集積ホッパー402は、錠剤取出ユニット1により、PTPシートから取り出された錠剤が導入シュート24を落下して通り、そして、導入シュート24から錠剤導入路401を通り、該錠剤が集積される部である。
【0089】
すなわち、錠剤導入路401は、第1集積ホッパー402と直接、導通している。
【0090】
501は、第2集積ホッパーである。第2集積ホッパー501は、第1集積ホッパー402で集積された錠剤をさらに集積する。
【0091】
すなわち、第2集積ホッパー501は、第1集積ホッパー402と導通している。
【0092】
そのため、第1集積ホッパー402に落ちてきた錠剤50は、第2集積ホッパー501に落ちて集積される。
【0093】
502は、第1の送り出し機構である。第1の送り出し機構502は、第2集積ホッパーに集積された錠剤50を第3の集積ホッパーに移動させる。
【0094】
503は、第3集積ホッパーである。第3集積ホッパー503は、第1の送り出し機構502により送り出(移動)された錠剤を集積する。
【0095】
504は、第2の送り出し機構である。第2の送り出し機構504は、第3集積ホッパーに集積された錠剤をメインホッパー505に移動させる。
【0096】
505は、メインホッパーである。メインホッパー505は、第2の送り出し機構504により送り出(移動)された錠剤(1回分)を集積し、包装シート(分包紙)の中に集積した錠剤を投入する。
【0097】
ここで、第1集積ホッパーは、本発明の第1の供給部の適用例であり、第2集積ホッパーは、本発明の第2の供給部の適用例である。また、第1、第2、第3の集積ホッパーは、本発明の供給部の適用例である。また、供給部は、前記錠剤取出し装置から、重力方向に向けて配置されている。
【0098】
次に、
図7、
図8を用いて、包装ユニット701の内部構造について説明する。
【0099】
図7は、包装ユニット701の内部構造を示す図である。
【0100】
図8は、
図7に示す包装ユニット701の内部構造の一部(703、704、705)を拡大した図である。
【0101】
包装ユニット701は、包装装置5内のユニットである。
【0102】
702は、包装シートが連なるロール紙(分包紙がロール状になっている紙)を包装機構に送り出すロール紙送出機構である。
【0103】
703は、メインホッパー505内に集積された錠剤(1回分の錠剤803)が包装シートの中に投入され、当該包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された錠剤を、包装シートの中に封入する(包装機構)。
【0104】
704は、メインホッパー505内に集積された錠剤が包装シートの中に投入され、当該包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された錠剤を、包装シートの中に封入する(包装機構)。
【0105】
すなわち、包装機構703と、包装機構704とで、包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された錠剤を、包装シートの中に封入する。
【0106】
705は、連なるロール紙を1包毎の包装シート(1つの包み802)に分断するための分断用ミシン目801を包装シートに形成する。(分断機構)
【0107】
706はプリンタであり、包装シートに、日付、患者データ、エラー情報を印字する(印字機構)。
【0108】
図7、
図8に示すように、包装ユニットにより、投薬1回分の錠剤が分包される。
【0109】
次に、
図9を用いて、錠剤取出ユニット1の内部構造について説明する。
【0110】
図9は、錠剤取出ユニット1の内部構造を示す図である。
【0111】
901は、錠剤シートの投入口203のカバーである。
【0112】
カバー901を開けることにより、錠剤シート51を投入口203に入れることが出来るようになる。
【0113】
また、
図9に示す24は、導入シュートであり、既に、
図4などを用いて説明しているため、ここでは説明を省略する。
【0114】
次に、
図10を用いて、錠剤供給装置10について説明する。
【0115】
図10は、錠剤供給装置10を正面から見た図である。
【0116】
図10に示す1は、
図1にも示している通り、錠剤取出ユニットである。
【0117】
錠剤取出ユニット1で、PTPシートから取り出された錠剤は、導入シュート24を通り、そして、錠剤導入路401を通り、第1集積ホッパー402に落ちていく。
【0118】
次に、
図11を用いて、錠剤供給装置10の錠剤供給ユニット400が備える各構成について説明する。
【0119】
図11は、錠剤供給装置10を横(正面から見て右側)から見た図である。
【0120】
図10でも説明したが、錠剤取出ユニット1で、PTPシートから取り出された錠剤は、導入シュート24、錠剤導入路を通り、第1集積ホッパー402内に落ちてくる。
【0121】
そして、第1集積ホッパー402を通った錠剤は、第2集積ホッパー501を通り、第1の送り出し機構502に送られる。第1の送り出し機構は、第1の中継ユニットである。
【0122】
そして、第1の送り出し機構502は、錠剤を第3集積ホッパー503に送り、第3集積ホッパー503は、第2の送り出し機構504に錠剤を送る。第2の送り出し機構504は、第2の中継ユニットである。
【0123】
第2の送り出し機構504は、第2の送り出し機構504に送られた錠剤を、メインホッパー505に送る。
【0124】
次に、
図12を用いて、錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤がどのように、導入シュート24、錠剤導入路401、第1集積ホッパー402を通るかについて説明する。
【0125】
図12は、
図10に示した錠剤供給装置10の一部を抜粋した図である。すなわち、
図10に示す錠剤取出ユニット1を2段分削除した図が、
図12である。
【0126】
図12に示す点線の矢印1201は、錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤の移動経路を示している。
【0127】
また、
図12に示す通り、第1集積ホッパー402の左側の導管、及び真ん中の導管の幅は、直径が78mmである。
【0128】
次に、
図13を用いて、錠剤供給装置10の錠剤供給ユニット400が備える各構成について説明する。
【0129】
図13は、錠剤供給装置10の内部を横(正面から見て右側)から見た図である。
【0130】
図13に示す点線の矢印1201は、錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤の移動経路を示している。
【0131】
最上段の錠剤取出ユニット1の導入シュート24の出口から、第1の傾斜部1401までの距離は、約460mmであり、中段の錠剤取出ユニット1の導入シュート24の出口から、第1の傾斜部1401までの距離は、約265mmである。
【0132】
また、第1集積ホッパー402の長さは、約362mmである。すなわち、最下段の錠剤取出ユニット1の導入シュート24の出口から、第2集積ホッパー501までの距離は、約362mmである。
【0133】
各段の錠剤取出ユニット1で、PTPシートから錠剤が取り出されると、錠剤は、導入シュート24を通り、導入シュート24の出口から、錠剤導入路401を通り、そして、第1集積ホッパー402に入り、第2集積ホッパー501に集積される。
【0134】
この時、錠剤供給装置10全体の分包時間を短縮させることを考慮すると、導入シュート24(錠剤取り出しホッパー)出口から、まっすぐ下に垂直落下させ、第2集積ホッパー下部に収めることが考えられる。
【0135】
しかしながら、最上段の錠剤取出ユニット1で取り出された錠剤を、導入シュート24(錠剤取り出しホッパー)出口から、まっすぐ下に垂直落下させ、第2集積ホッパー下部に収めると、約876mmもあるため、錠剤が割れたり、欠けたりして破損してしまう可能性が高くなる。また、PTPシートから取り出される薬が、カプセルの場合は凹んだりして変形をしてしまう可能性が高くなる。
【0136】
このように、本実施形態の錠剤供給装置10は、錠剤取出ユニット1が複数積み上げられて使用できるようになっているため、特に最上段の錠剤取出ユニット1から錠剤が落下する場合には、導入シュート24(錠剤取り出しホッパー)出口から第2集積ホッパーまでの距離が非常に長くなり、PTPシートから取り出される錠剤、又はカプセルが、破損してしまう可能性が高くなってしまう。
【0137】
そこで、第1集積ホッパー402の上部に、分包時間を余りロスしない程度に錠剤をバウンドさせる第1の傾斜部1401を設ける。すなわち、第1集積ホッパー402の上部の一部をオフセットさせる。
【0138】
本実施の形態では、重力方向から約32°の傾斜を有する第1の傾斜部1401としている。
【0139】
また、第2集積ホッパー501においても、第1集積ホッパー402から第2集積ホッパー501の下部にダイレクトに錠剤が到達しないように、第2集積ホッパー501も分包時間を余りロスしない程度に錠剤をバウンドさせる第2の傾斜部1402を設けている。
【0140】
本実施の形態においては、第2の傾斜部1402は、水平方向より約40°の傾斜としている。
【0141】
ここで、第1の傾斜部1401、第2の傾斜部1402の角度は、例として、それぞれ、約32°、約40°としているが、落下してくる錠剤がバウントして(落下スピードを落として)、その後の経路に移動可能な角度(次の供給部に落下により供給可能な角度の傾斜)であれば、どのような角度であってもよい。
【0142】
このように、第1集積ホッパー402に、第1の傾斜部1401を備え、第2集積ホッパー501に第2の傾斜部1402を備えることにより、錠剤取出ユニット1の導入シュート24(錠剤取り出しホッパー)出口から、第2集積ホッパー501の下部までダイレクトに錠剤を落下させず、錠剤の落下向きを変えつつ錠剤が破損、変形しない程度のクッションを与えることができる。その結果、落下してくる錠剤が第2集積ホッパー501の下部に到達した時の衝撃を和らげることができ、錠剤が破損、変形する可能性を低減させることが出来るようになる。
【0143】
第1の傾斜部は、錠剤取出し装置から落下してきた錠剤が接触する位置に設けられており、第2の傾斜部は、第1の傾斜部に接触した錠剤がさらに落下して接触する位置に設けられている。
【0144】
また、第1の傾斜部1401、第2の傾斜部1402に、ゴムなどの、衝撃を吸収する材料(衝撃吸収材)を更に設けることにより、錠剤の衝撃をさらに抑えることが可能となる。
【0145】
次に、
図14、
図15、
図16を用いて、錠剤シート51の搬送と、錠剤が取り出された錠剤シート51の排出プロセスについて、説明する。
【0146】
図14、
図15、
図16は、それぞれ、錠剤取出ユニット1の内部構造を示す断面傾斜図である。
【0147】
図14、
図15、
図16の39は、下部ローラであり、錠剤シート51を搬送するものである。
【0148】
図14、
図15、
図16の99、94は、カムであり、100°ずらして配置し回転することによって、第1昇降体93、第2昇降体98をそれぞれ独立したタイミング上下運動させるためのものである。
【0149】
錠剤取出ユニット1の内部構造については、既に、
図4を用いて説明しているように、
図14、
図15、
図16の84は、外側押圧体であり、PTPシートのアルミ箔を破る為のものである。また、
図14、
図15、
図16の83は、押し出し板であり、PTPシートのポケットから錠剤を取り出す為のものである。
【0150】
図14、
図15、
図16に示す1401は、多重搬送防止板であり、複数枚積まれたPTPシートを複数枚、搬送しないようにする為のものである。
【0151】
図14、
図15、
図16に示す1402は、PTPシート排出ガイド部であり、除包後のPTPシートを、排出路1601に排出するためのブロックである。
【0152】
この除包後のPTPシートは、排出路1601を通して、排出路1601と導通している排出BOXに集積される。
【0153】
図14に示すように投入口203にセットされたPTPシートが、
図15に示すように下部ローラ39、上部ローラにより搬送され、PTPシートから錠剤が取り出され、
図16に示すように、錠剤が取り出されたPTPシートが排出路1601に排出される。
【0154】
図17の1700は、第1の中継ユニットの内部で、(薬剤)分包装置の正面から見て後方方向、及び、前方(手前)方向に後退、及び前進に動くことにより、錠剤を押し出す錠剤押し出し部である。第2集積ホッパー501に錠剤が集積される前には、錠剤押し出し部1700は、手前側に移動しており、錠剤が第2集積ホッパー501に集積されるのを待機している。
【0155】
図17の1702は、錠剤(5錠)である。
【0156】
ここで、供給される錠剤が、第1の送り出し機構502、第2の送り出し機構504の動作により配送される経路について説明する。
【0157】
錠剤取出ユニットにより、PTPシートから取り出された錠剤は、錠剤導入路401、第1集積ホッパー402を通過して、第2集積ホッパー501に集合し、
図17に示すように、錠剤押し出し部1700の上で堰き止められる。
【0158】
そして、錠剤押し出し部1700が後方に後退すると、
図18に示すように、錠剤が第1の送り出し機構502の内部に落下し、その後、錠剤押し出し部1700が前方に前進することにより、
図19に示すように、錠剤が押し出されて、第3集積ホッパー503に搬送(配送)される。
【0159】
第3集積ホッパー503に集められた錠剤は、
図20に示すように、錠剤押し出し部2000の上で堰き止められる。そして、錠剤押し出し部2000が後方に後退(移動)すると、堰き止められていた錠剤が、
図21に示すように、第2の送り出し機構504の内部に落下して、その後、錠剤押し出し部2000が前方に前進(移動)すると、
図22に示すように、錠剤が押し出されて、メインホッパー505に搬送される。
【0160】
図18は、錠剤押し出し部1700が後退して、錠剤が第2の送り出し機構504の内部に落下した様子を示した図である。
【0161】
図19は、錠剤押し出し部1700が前進して、錠剤が第3集積ホッパー503に向けて押し出された様子を示した図である。
【0162】
図20は、第3集積ホッパー503に集合した錠剤が堰き止められている様子を示した図である。
【0163】
図20の2000は、第2の送り出し機構504の内部で錠剤供給システムの正面から見て、後方(奥側)/前方(手前)側に、後退/前進動作を行い、錠剤をメインホッパー505に押し出す錠剤押し出し部である。第3集積ホッパー503に錠剤が集積される前には、錠剤押し出し部2000は、手前側に移動しており、錠剤が第3集積ホッパー503に集積されるのを待機している。
【0164】
図21は、錠剤押し出し部2000が、後方に後退(移動)して錠剤が第2の送り出し機構504の内部に落下した様子を示した図である。
【0165】
図22は、錠剤押し出し部2000が、前方に前進(移動)して錠剤がメインホッパー505に向けて押し出された様子を示した図である。
【0166】
図23は、包装装置5の上部にある手撒き錠剤部106と、それを構成する錠剤マス2301の拡大図である。
【0167】
図23の2301は、手撒きによる錠剤をセットする錠剤マス(4番目のマス)である。
【0168】
図23の2302は、錠剤(3錠)である。
【0169】
図24は、手撒き錠剤部106の断面図であって、シャッター2401が閉じている場合の図と、シャッター2401が開いている場合の図とである。
【0170】
図24に示す2401は、錠剤マス2301の底面にあるシャッターである。
【0171】
図24の2401のシャッターは、開いた状態での開口部を広く確保するために2枚が重なった構造となっている。
【0172】
図25は、手撒き錠剤部106のスライド部2501と、その内部構造(錠剤の配送経路)の詳細を示す図である。
【0173】
図25の2501は、錠剤マス2301から落下した錠剤を、左方向へスライド搬送するためのスライド部である。
【0174】
図26は、錠剤マス2301、シャッター2401、スライド部2501の位置関係を示した図である。
【0175】
包装動作が始まるまでの間は、錠剤マスの真下にスライド部が位置している。
【0176】
図27は、スライド部2501から落ちてくる錠剤を堰き止めるフタの位置を示した図である。
【0177】
図27の2701は、スライド部の奥の行の錠剤を堰き止めるフタA(錠剤堰き止めフタA)である。
【0178】
図27の2702は、スライド部の中央行の錠剤を堰き止めるフタB(錠剤堰き止めフタB)である。
【0179】
図27の2703は、スライド部の手前の行の錠剤を堰き止めるフタC(錠剤堰き止めフタC)である。
【0180】
図28は、錠剤堰き止めフタと、第3集積ホッパー503との位置関係を示している。
【0181】
なお、
図28では、錠剤堰き止めフタA(錠剤堰き止めホッパーAとも言う)、錠剤堰き止めフタB(錠剤堰き止めホッパーBとも言う)が閉じた状態、錠剤堰き止めフタC(錠剤堰き止めホッパーCとも言う)Cが開いた状態となっている。
【0182】
本実施例のように、錠剤供給システムが手撒き錠剤部を装備している場合は、この手撒き錠剤部にセットした錠剤を、錠剤取り出し装置から取り出された錠剤と混合して分包することが可能である。
【0183】
図23に示すように、手撒き錠剤部106は多数の錠剤マス2301で構成されている。1包に包装する錠剤が錠剤マスの1マスに対応しており、包装する包数に応じてあらかじめ錠剤マスの番号順にユーザの操作によりセットしておく。
【0184】
そして、包装動作を開始すると、
図24のように錠剤マス底面にあるシャッターが開き、下部にある
図25に示すスライド部まで錠剤が落下する。スライド部左端の下には、
図27のように錠剤を堰き止める錠剤堰き止めフタA・B・Cが各行にあり、フタが開閉することによりスライド部1マス分ずつの錠剤を落下させることができる。
【0185】
1列分の錠剤を落とし終えると、スライド部が次の列まで移動することにより、スライド部にセットされた錠剤を順に落とすことができる構造となっている。
【0186】
なお、
図28のように堰き止めフタは、第3集積ホッパー503の上部に位置しており、堰き止めフタが開くと第3集積ホッパー503に錠剤が落下することになる。
【0187】
図29は、錠剤供給システムの構成図である。
【0188】
(薬剤)包装装置5と、錠剤供給装置10とは、シリアルインターフェース等により、通信可能に接続されている。
【0189】
包装装置5がホストとなり、錠剤供給装置10の各錠剤取出しユニット1による動作処理を行うタイミングなどを管理している。
【0190】
各錠剤取出しユニット1による錠剤取り出し動作を行う場合は、包装装置5のCPUが、錠剤取り出し動作の開始指示と共に、取り出し錠剤数の指示を付加した動作指示を、錠剤供給装置10、又は錠剤供給装置10の各錠剤取出しユニット1に送信し、錠剤供給装置10、又は錠剤供給装置10の各錠剤取出しユニット1のCPUが、当該指示に従って、錠剤取り出し動作を実行する。また、錠剤供給装置10、又は錠剤供給装置10の各錠剤取出しユニット1のCPUは、当該指示に対する応答として、動作状態の通知を行う。
【0191】
図30は、包装装置5のCPUが、錠剤取出しユニット1による錠剤取り出し動作が完了しているか否かを監視する処理を示すフローチャートである。
【0192】
包装装置5のCPUは、錠剤供給装置10、又は錠剤供給装置10の錠剤取出しユニット1のCPU2に、錠剤取出しユニット1による錠剤取り出し動作命令を送信する(S3001)。
【0193】
錠剤取出しユニット1は、錠剤取り出し動作命令を受信すると、錠剤取り出し動作を開始し、光学センサ204が、錠剤が取り出されたことを検知する(検出手段)ことにより、1回分の錠剤が取り出されたか否かを判定し、1回分の錠剤が取り出されていないと判定された場合には、錠剤取り出し動作を行っている旨の情報を包装装置5に送信し、1回分の錠剤が取り出されていると判定された場合には、錠剤取り出し動作が完了した旨の情報を包装装置5に送信する。
【0194】
そして、包装装置5のCPUは、錠剤取り出し動作による、錠剤供給装置10、又は錠剤供給装置10の錠剤取出しユニット1のCPUがビジー状態であるか否かを判定する(S3002)。
【0195】
すなわち、包装装置5のCPUは、S3001による応答として、錠剤取出しユニット1による錠剤取り出し動作を行っているか否かの情報を、錠剤供給装置10、又は錠剤供給装置10の錠剤取出しユニット1から受信し、当該情報に従って、錠剤取出しユニット1による錠剤取り出し動作がまだ行われているか、完了しているかを判断する。
【0196】
そして、錠剤取出しユニット1による錠剤取り出し動作が行われてないと判定された場合には(NO)、錠剤取出しユニット1による錠剤取り出し動作が完了したものと判定する。一方、錠剤取出しユニット1による錠剤取り出し動作が行われていると判定された場合には(YES)、錠剤取出しユニット1による錠剤取り出し動作がまだ終わっていないと判断して、処理をS3001に戻す。
【0197】
続いて、
図31を用いて、錠剤の搬送動作について説明する。
【0198】
図31は、包装途中における、1包の包装動作を1サイクルとした場合の錠剤搬送に関連する部分のタイムチャートである。
【0199】
図31は、包装途中における、1包の包装動作(
図8において薬剤を分包紙に封入し加熱溶着する動作)を1サイクルとした場合の錠剤搬送に関連する部分のタイムチャートである。
【0200】
図31の3101は、このタイムチャートでの1サイクル動作の基準時間(0ミリ秒)である。
【0201】
図31の3102は、基準時間から500ミリ秒手前の時点である。タイミングの都合上、錠剤に関連する動作はこのタイミングで動作を開始している。
【0202】
図31の3103は、1サイクルでの錠剤押し出し部2000の動作である。
【0203】
1サイクルの動作が開始すると、一定時間後に錠剤押し出し部2000の後退、前進動作が行われ、錠剤がメインホッパーに落下する。
【0204】
ここで落下する錠剤は、前回サイクルの動作で錠剤押し出し部2000上に堰き止められていた錠剤である。
【0205】
図31の3104は、1サイクルでの錠剤押し出し部1700の動作である。
【0206】
1サイクルの動作が開始すると、一定時間後に錠剤押し出し部1700の後退、前進動作が行われ、錠剤が錠剤押し出し部2000に落下する。
【0207】
ここで落下する錠剤は、前回サイクルの動作で錠剤押し出し部1700上に堰き止められていた錠剤である。
【0208】
錠剤押し出し部1700から落下した錠剤は、錠剤押し出し部2000の上で堰き止められる。この錠剤が包装されるのは次回のサイクルである。
【0209】
図31の3105は、3段目の錠剤取出しユニットによる1サイクルでの錠剤取り出し動作である。これにより、錠剤が取り出されて落下する。
【0210】
ここでは、錠剤取出しユニット(錠剤取り出し装置)が3段目に位置する場合であり、落下時間に900ミリ秒を要している。落下した錠剤は、錠剤導入路401、第1集積ホッパー402を通過して、第2集積ホッパー501に集合し、
図17のように錠剤押し出し部1700の上で堰き止められる。
【0211】
この錠剤が包装されるのは2回先のサイクルである。
【0212】
図31の3106は、1サイクルでの包装動作である。1200ミリ秒の時間を要する。
【0213】
図31の3107は、包装動作でのシール完了時点である。この時点で分包紙の溶着が完了し、これ以降では、薬剤等を分包紙内へ落下させることができる。
【0214】
図31の3108は、1サイクルでの錠剤取り出し動作であるが、錠剤取り出し装置が1段目に位置する場合であり、落下時間に500ミリ秒を要している。
【0215】
錠剤押し出し部1700の動作に対する動作タイミングを、錠剤取り出し装置が3段目に位置する場合と同じにするよう、400ミリ秒経過してから錠剤取り出し動作を開始する。
【0216】
図32は、錠剤取出ユニットから、第1集積ホッパー402の底までの錠剤落下時間表である。
【0217】
図32に示すテーブルは、包装装置の記憶手段に記憶されており、
図32に示すように、複数の段ごとに、錠剤取出し装置からの錠剤の落下時間、待機時間を含む時間情報が含まれている。
【0218】
図32に示すように、錠剤取出ユニットが設置されている段数に応じて、錠剤取り出し動作開始までの時間、および第1集積ホッパー402の底までの落下時間が異なる。
【0219】
例えば、錠剤取出ユニットが設置されている段数が3段目であれば、落下時間は、900ミリ秒であり、動作開始までの時間は0ミリ秒であるので、S3002で錠剤取出しが完了したと判定されてから、900ミリ秒後に、次のサイクルの錠剤取出し動作指示を錠剤取出ユニットに包装装置5が送信して、当該指示に従って、錠剤取出ユニットが次のサイクルの錠剤取出し動作を開始する。
【0220】
また、錠剤取出ユニットが設置されている段数が1段目であれば、落下時間は、500ミリ秒であり、動作開始までの時間は400ミリ秒であるので、S3002で錠剤取出しが完了したと判定されてから、900ミリ秒(500ミリ秒+400ミリ秒)後に、次のサイクルの錠剤取出し動作指示を錠剤取出ユニットに包装装置5が送信して、当該指示に従って、錠剤取出ユニットが次のサイクルの錠剤取出し動作を開始する。
【0221】
図31に示しているタイムチャートでは、S3606のシール完了のタイミングを基準に、錠剤の取出し動作の開始、錠剤押し出し部1700、錠剤押し出し部2000の動作の開始のタイミングが決定している。
【0222】
また、
図47は、
図32の変形例のテーブルであって、錠剤供給装置に設置されている各錠剤取出しユニットの位置と、当該錠剤取出しユニットから、第1集積ホッパー402の底までの錠剤の落下時間と、動作開始までの時間とを紐付けて登録したテーブルの一例である。
【0223】
図47に示すテーブルは、
図32に示すテーブルと同様に、包装装置の記憶手段に記憶されており、錠剤供給装置に設置されている各錠剤取出しユニットの位置ごとに、錠剤取出し装置からの錠剤の落下時間、待機時間を含む時間情報が含まれている。
【0224】
すなわち、上述の通り、錠剤取出ユニットが設置されている段数に応じて、錠剤取り出し動作開始までの時間、および第1集積ホッパー402の底までの落下時間が異なるが、さらに、錠剤取出ユニットが設置されている位置(分包システムの左右の幅方向の位置)に応じても、錠剤取り出し動作開始までの時間、および第1集積ホッパー402の底までの落下時間が異なる。
【0225】
これは、錠剤取出しユニットにより取り出された錠剤が、第1集積ホッパー402を通る際に、当該錠剤が取り出された錠剤取出しユニットの位置(分包システムの左右の幅方向の位置)に応じて、第1集積ホッパー402を通る経路がそれぞれ異なるためである。
【0226】
すなわち、錠剤取出しユニットの位置から、第2集積ホッパー501までの距離(経路)が、錠剤が取り出される錠剤取出しユニットの位置(分包システムの左右の幅方向の位置)に応じて異なるためである。
【0227】
そのため、
図47に示すように、錠剤供給装置に設置されている各錠剤取出しユニットの位置ごとに、錠剤取出し装置からの錠剤の落下時間、待機時間を含む時間情報を含むテーブルを、
図32の代わりに、包装装置の記憶手段に記憶する構成にしている。
【0228】
本実施形態では、分包システムの左側の2個の錠剤取出しユニットから、第2集積ホッパー501までの錠剤の落下経路の距離が最も短く、分包システムの中央の2個の錠剤取出しユニットから第2集積ホッパー501までの錠剤の落下経路の距離が次に短く、分包システムの右側の2個の錠剤取出しユニットから、第2集積ホッパー501までの錠剤の落下経路の距離が最も長い。
【0229】
そのため、
図47の例では、同じ段に設置された錠剤取出しユニットのうち、最も左側に設置された2個の錠剤取出しユニットから第2集積ホッパー501までの錠剤の落下時間が最も短く、中央に設置された2個の錠剤取出しユニットから第2集積ホッパー501までの錠剤の落下時間が次に短く、右側に設置された2個の錠剤取出しユニットから第2集積ホッパー501までの錠剤の落下時間が最も長くなるように設定されている。
【0230】
このように、本実施例では、錠剤取出しユニットが設置された段数だけではなく、錠剤取出しユニットが設置された位置(分包システムを前から見た左右の幅方向の位置)にも応じて、錠剤取出し動作を行うタイミングを変えることができる。
【0231】
例えば、錠剤取出ユニットが設置されている段数が3段目で、左側であれば、落下時間は、900ミリ秒であり、動作開始までの時間は100ミリ秒であるので、S3002で錠剤取出しが完了したと判定されてから、800ミリ秒後に、次のサイクルの錠剤取出し動作指示を錠剤取出ユニットに包装装置5が送信して、当該指示に従って、錠剤取出ユニットが次のサイクルの錠剤取出し動作を開始する。
【0232】
以上のように、
図32、
図47に示すように、錠剤供給装置に設置される錠剤取出し装置の設置位置を示す位置情報(錠剤取出しユニットの設置位置)と、錠剤シートから取り出された錠剤を包装するための所定の動作(錠剤取出し装置から取り出された錠剤の分包動作(包装紙がシールされる動作)を行う所定の基準時間からの時間であって、当該錠剤取出し装置による錠剤の取出し動作を行う時間を示す時間情報(動作開始までの時間、及び/又は落下時間)とを関連付けてメモリに記憶している。
【0233】
そして、錠剤供給装置に設置された前記錠剤取出し装置の設置位置と、メモリに記憶されている時間情報とに従って、当該錠剤取出し装置による錠剤の取り出し動作を行うタイミングを決定し、当該決定されたタイミングで、錠剤取出し装置による錠剤シートからの錠剤の取り出し動作を行う。
【0234】
図31に示すように、包装装置は、錠剤取出し装置により錠剤シートから取り出された錠剤が検出された時間と、錠剤シートから錠剤が取り出される錠剤取出し装置が設けられている位置(設置されている縦方向の位置(段)や左右の幅方向の位置)と、記憶手段に記憶されている時間情報とに従って、当該錠剤取出し装置により次に取り出される錠剤を包装するべく行われる錠剤取出し装置による錠剤の取り出し動作のタイミングを決定している(決定手段)。
【0235】
そして、
図31に示すように、包装装置は、その決定されたタイミングで、当該錠剤取出し装置による錠剤シートからの錠剤の取り出し動作を行う(取出し手段)。
【0236】
また、包装装置は、中継ユニットが、分包機構に、錠剤取出し装置から取り出された錠剤を中継するための錠剤押し出し部により、一時的に、当該錠剤の分包機構への中継が堰き止められるように、錠剤取出し装置による錠剤の取り出し動作のタイミングを決定している。
【0237】
また、このようにして決定されたタイミングは、錠剤取出し装置から取り出された錠剤を分包される時間(シール完了)を基準としたタイミングである。
【0238】
図33は、1サイクルの動作開始前後で各錠剤押し出し部上に堰き止められている錠剤が更新される例を説明するための図である。
【0239】
次に行う包装動作がn包目である場合、動作開始前では、錠剤押し出し部1上(
図33中ではAの部分)にn+1包目で使用する錠剤、錠剤押し出し部2000上(
図33中ではB)の部分にn包目で使用する錠剤が堰き止められており、動作終了後は、それぞれn+2包目、n+1包目に更新されている。
【0240】
このように、各錠剤押し出し部で錠剤を堰き止める動作を利用して前回のサイクルであらかじめ準備された錠剤が搬送されることにより、それぞれの箇所の動作が直列に実行される場合と比べて1サイクルの動作時間を大幅に短縮することができる。ただし、各錠剤押し出し部には次回の錠剤があらかじめ堰き止められていることが前提となる。
【0241】
図34は、包装動作の開始前に行う準備動作(錠剤取り出し動作〜錠剤押出動作)のフローチャートである。
【0242】
図34に示すフローチャートの各ステップの処理は、包装装置5のCPUにより実行される。
【0243】
図34は、包装動作の開始前の準備処理である。
【0244】
包装動作の第1包目及び第2包目に必要な錠剤については、包装動作の開始前に準備動作(錠剤取り出し動作〜錠剤押出動作)を行っておく必要がある。
【0245】
包装装置5のCPUは、第1包目の錠剤取り出し動作開始指示を錠剤取出し装置に送信する(S3401)。
【0246】
そして、包装装置5のCPUは、
図32のテーブル(包装装置5のメモリに記憶されている)に従って、錠剤取出し装置に送信してから落下する所定時間待機する。すなわち、錠剤が錠剤押し出し部1700に落下するまで待機している(S3402)。
【0247】
ここで待機する時間は、S3401で、錠剤取り出し動作開始指示を送信した錠剤取出し装置の段数と、
図32のテーブルとに従って、決定される。
【0248】
そして、包装装置5のCPUは、錠剤押し出し部1700の後退〜前進動作を行う。そして、錠剤を錠剤し出し部2000まで搬送する(S3403)。
【0249】
次に、包装装置5のCPUは、第2包目の錠剤取り出し動作開始指示を錠剤取出し装置に送信する(S3404)。
【0250】
そして、包装装置5のCPUは、
図32のテーブル(包装装置5のメモリに記憶されている)に従って、錠剤取出し装置に送信してから落下する所定時間待機する。すなわち、錠剤が錠剤押し出し部1700に落下するまで待機している(S3405)。
【0251】
ここで待機する時間は、S3404で、錠剤取り出し動作開始指示を送信した錠剤取出し装置の段数と、
図32のテーブルとに従って、決定される。
【0252】
図35は、次のサイクルの動作開始を遅延させる場合のタイムチャートである。
【0253】
錠剤がスムーズに取り出せない場合や、取り出す錠剤が多数である場合には、錠剤取り出し時間が長時間になる。すなわち、取り出す錠剤が多数である場合には、錠剤取り出し動作が長くなり、光学センサ204が、1回分の錠剤が取り出されたことを検知するまでに時間がかかる。そのまま次回サイクルの動作を進めると、錠剤押し出し部1700との動作タイミングが合わなくなり、結果として、錠剤が意図した包よりも後ろの包へ入ってしまうおそれがあるため、ここでは、これを回避する手段について説明する。
【0254】
図35の3501は1サイクルでの錠剤取り出し動作であるが、動作時間が650ミリ秒と長時間になっている。
【0255】
図35の3502は包装動作でのシール完了時点であるが、同時に、次回サイクルの開始判断時点でもある。この時点で、錠剤落下が間に合わないと判断した場合、次回サイクルの開始を遅延させる。以降、これを遅延処理と呼ぶ。
【0256】
すなわち、錠剤取り出し動作が完了してから、待機時間(落下時間と動作開始までの時間との合計の時間)が、シール完了時点3502を超えるか否かを判定して、超えると判定された場合には、待機時間が終了してから、次のサイクルの開始するよう、次のサイクルの開始時点を遅延させる。このとき、錠剤押し出し部1700、錠剤押し出し部2000も同様に遅延させる。3503のタイミングを基準として、錠剤押し出し部1700、錠剤押し出し部2000が動作するように、包装装置5が錠剤取出し装置に対して指示を送信する。
【0257】
図31、
図35の錠剤押し出し部1700、錠剤押し出し部2000が動作するタイミングは、錠剤取出し装置が錠剤の取出し動作を開始してから、所定時間後に開始されるため、錠剤の取出し動作の開始が遅延すると、それと同じ時間だけ、
図35の錠剤押し出し部1700、錠剤押し出し部2000が動作開始のタイミングも遅延することとなる。
【0258】
図35の3503は、遅延していた次回サイクルの処理が再開している時点である。この前のサイクルと同様、分包紙の包装動作よりも500ミリ秒早いタイミングで錠剤に関連する動作が開始する。
【0259】
包装装置は、錠剤取出し装置から錠剤が取り出されてから、錠剤取出し装置が設けられている段において記憶手段に記憶されている時間情報(
図32)に示される時間を経過する間に、錠剤取出し装置から取り出された錠剤が分包される時間が含まれているかを判定する(判定手段)。
【0260】
そして、包装装置は、錠剤が取り出されてから、錠剤取出し装置が設けられている段において記憶手段に記憶されている時間情報に示される時間を経過する間に、錠剤取出し装置から取り出された錠剤が分包される時間が含まれていると判定された場合、錠剤が取り出されてから、錠剤取出し装置が設けられている段において記憶手段に記憶されている時間情報に示される時間を経過した後のタイミングを、錠剤取出し装置による錠剤の取り出し動作のタイミングとして決定している。
【0261】
図36は、錠剤取り出し動作開始時に実行される処理、及び、包装動作中の次回サイクルの開始判断時点で実行される処理のフローチャートである。
【0262】
図36の3600は包装装置5のCPUが行う処理であり、錠剤取り出し動作3501で行われている処理のフローチャートである。
【0263】
図36の3609は錠剤供給装置10のCPU(錠剤取出しユニットのCPU)が行う処理であり、3502の時点で実行される処理のフローチャートである。
【0264】
図36のS3601は、錠剤取出しユニットのCPUに錠剤取り出し動作命令を送信する。
【0265】
図36のS3602は、錠剤取出しユニットのCPUのビジー状態を監視し、錠剤取り出し動作が完了したか否かを判定する。取り出し動作が完了した場合、S3603へ移行する。
【0266】
図36のS3603は錠剤押し出し部1700に錠剤が到達するまでの残り落下時間を表すカウントダウン変数メモリAに落下時間の初期値をセットする。落下時間の初期値は
図32で示したように段数に応じた落下時間となる。
【0267】
図36のS3604は、メモリAに確保している残り落下時間を時間経過と共にデクリメントする。
【0268】
図36のS3605は、メモリAの値が0であるかをチェックする。0でなければS3604へ遷移し、0であれば処理を終了する。S3604及びS3605により、メモリAに確保されている残り落下時間はリアルタイムにカウントダウンされている。
【0269】
図36のS3606は、錠剤取出しユニットのCPUのビジーを監視し、錠剤取り出し動作が完了したか否かを判定する。そして、取り出し動作が完了したと判定されるとS3607に移行する。
【0270】
図36のS3607は、次回サイクルを遅延させる必要のない最少時間BとメモリAに確保されている残り落下時間(S3604の時間)を比較し、3601によってリアルタイムカウントダウンされているメモリAの値がBを超えている間は遷移せず、メモリAの値がB以下になった時点でS3608へ遷移する。なお、現状のシステムでは、Bは400ミリ秒である。
【0271】
次回サイクルの遅延に関して、S3606からS3607への遷移直後でのメモリAの示す残り落下時間により、以下の3パターンに分類できる。
(1)メモリA=0の場合
【0272】
錠剤取り出し動作と錠剤落下時間のカウントが終了しており、次回サイクルの遅延は発生しない。
【0274】
錠剤取り出し動作が終了し、錠剤落下時間のカウント途中であるが、次回サイクルの遅延は発生しない。
【0275】
錠剤押し出し部1に錠剤が落下するまでの時間は(1)に比べて遅れるが、次回サイクルの動作に支障のない範囲である。
(3)メモリA>Bの場合
【0276】
次回サイクルの開始は(メモリA−B)ミリ秒だけ遅延する。
【0277】
S3607においてメモリA=Bとなった後は(2)と同様である。
【0278】
図36のS3608は、3503の時点で実行される次回サイクルの開始処理するように、錠剤取出し装置に錠剤取出し動作の開始指示を行う。そして、所定時間後に、錠剤押し出し部1700、錠剤押し出し部2000の動作開始の指示を行う。
【0279】
図37は、手撒き錠剤部、錠剤取出し装置を使用する場合のタイムチャートである。
【0280】
錠剤供給システムが手撒き錠剤部を装備している場合、錠剤取り出し装置からの錠剤と手撒き錠剤部の錠剤を混合して1包にまとめることができると上述したが、ここでは、この場合について説明する。
【0281】
図37は、錠剤取り出し装置からの錠剤と手撒き錠剤部の錠剤を混合して1包にまとめる場合のタイムチャートである。
【0282】
錠剤堰き止めフタが動作すると、スライド部にある錠剤が落下し、第3集積ホッパー503を経由して、錠剤押し出し部2000で堰き止められる。ここで、錠剤押し出し部1700から落下する錠剤と合流する。これらの錠剤が包装されるのは次回のサイクルである。
【0283】
図37の場合でも、シール完了時点を、各種動作の開始のタイミングの基準としている。すなわち、錠剤堰き止めフタは、シール完了時点に、錠剤押し出し部1700から錠剤押し出し部2000に錠剤が落下するタイミングと同じタイミングで、開けられる。
【0284】
図38は、錠剤押出部による堰き止め機能を利用せず、それぞれの箇所の動作が直列に実行される場合のタイムチャートである
【0285】
ここまでは錠剤押出部による堰き止め機能を利用した処理について説明してきたが、従来技術として、錠剤押出部による堰き止め機能を利用しない場合の動作について触れておく。
図38は錠剤押出部による堰き止め機能を利用せず、それぞれの箇所の動作が直列に実行される場合のタイムチャートである。各動作の終了を待ってから次の動作を始めなければならないために多くの処理時間を要することが明らかである。
【0286】
図39は、特に平べったい錠剤3902が、錠剤押し出し部1700、又は錠剤押し出し部2000により、第1の送り出し機構502、又は第2の送り出し機構504内を、複数押し出される際の錠剤搬送経路の内部が分かる簡略斜視図である。
【0287】
図39の3901は錠剤搬送経路の側壁である。
【0288】
図40は、特に平べったい錠剤3902が、複数押し出される時の錠剤搬送経路の簡略正面図である。
【0289】
図40の4001は、接平面が発生する箇所(接点)である。
【0290】
図40のように錠剤搬送経路の底面がフラットである場合、特に平べったい錠剤を複数搬送させようとすると、錠剤の配列によっては錠剤が数珠つなぎ状態になり、錠剤搬送経路左右の側壁と各錠剤間で複数接平面が発生し、錠剤搬送経路で詰り又は引っ掛かりが発生する。
【0291】
そこへ、後方より動作してくる錠剤押し出し部1700、又は錠剤押し出し部2000により押出されると、錠剤同士の接平面または錠剤と錠剤搬送経路の側壁と間に出来た接平面が解放されず、錠剤が前方へ押出されることが出来なくなる場合がある。
【0292】
結果として、後方からの錠剤押し出し部1700、又は錠剤押し出し部2000と引っ掛かりにより移動できなくなっているか低速度でしか移動できない錠剤が衝突し、衝撃により錠剤の割れ、欠け等の破損が発生してしまうおそれがある。
【0293】
錠剤搬送経路を広くすれば、その問題も回避出来るが錠剤供給システムの横方向が大きくなってしまう。また、理論的には錠剤数が多ければ、錠剤が数珠つなぎのように整列すると、この接平面が発生するおそれがある。
【0294】
そこで、このような課題を解決するために、本実施の形態では、第1の送り出し機構502、及び第2の送り出し機構504錠剤搬送経路の底面を、
図41のように山形にしている。
【0295】
図41は、錠剤搬送経路底面を山形にした錠剤搬送経路(第1の送り出し機構502、又は第2の送り出し機構504)の内部が分かる簡略斜視図である。
【0296】
図42は、第1の送り出し機構502、又は第2の送り出し機構504の錠剤搬送経路の底面を山形にした簡略正面図(断面図)である。
【0297】
錠剤搬送経路の底面を山形にした場合、特に平べったい錠剤は底面の山形に沿って傾いた状態で押し出されるのを待つので、錠剤が水平に数珠つなぎ状に並び、錠剤と錠剤搬送経路両側壁との間に接平面が出来ることを防げる。
【0298】
しかしながら、錠剤同士が接平面を作り出すことはあるが、錠剤と錠剤搬送経路両側面との間に接平面が出来ることはないので、搬送中錠剤が詰まる程の強靭な接平面を生み出すことが防ぐことができ、錠剤の割れ、欠け等の破損が発生してしまうおそれを低減させることができるようになる。
【0299】
錠剤同士による接点(接平面ではない)、または錠剤と錠剤搬送経路側壁によって生み出される接点が出来ることがあるが、押出具(錠剤押し出し部1700、又は錠剤押し出し部2000)により押し出されたとき、この互いの接点は簡単に解放され、接点のない状態になる。
【0300】
または、接点が解放されなくても、押出具(錠剤押し出し部1700、又は錠剤押し出し部2000)により押し出しされれば、錠剤は前方に移動可能である。つまり、搬送中錠剤が詰まる程の強靭な接点は発生しない。結果として、錠剤の詰まり、引っ掛かりを防げ、錠剤の割れ、欠け等の破損を防げることができる。
【0301】
図43は、第1の送り出し機構502、又は第2の送り出し機構504の錠剤搬送経路の底面がフラットの時の正面図(断面図)である。
【0302】
図43は、
図42と比べると錠剤と錠剤搬送経路側壁により接平面が出来やすいことを示している。
【0303】
本錠剤供給システムには、第1中継ユニット、第2中継ユニット共に錠剤搬送経路があるが、いずれの錠剤搬送経路でも同じことが言える。
【0304】
また、錠剤搬送経路底面の形状を一つの山の形状にして説明したが、これが二つの山、三つの山・・・でも同様である。二つの山の例を、
図44に示す。
【0305】
図45は、錠剤搬送経路の底面の両サイドを斜面にした場合の正面図である。
【0306】
図45に示す形状でも、前記同様の効果が得られる。また、錠剤搬送経路底面の斜面は片側のみでも良い。
【0307】
図46は、錠剤搬送経路の底面の両サイドをR形状にした時の正面図である。
【0308】
図46に示す形状でも前記同様の効果が得られる。また、錠剤搬送経路の底面のR形状は片側のみでも良い。
【0309】
当然、押出具の断面の形状も、錠剤搬送経路の断面に合わせた形状とし、錠剤搬送経路の底面と押出具の底面には、錠剤の押出プロセスに支障が無い程度の隙間しか設けない。もしくは、押出具の動作に支障が無ければ、隙間が無く、接触状態でも構わない。
【0310】
以上、本実施例では、包装装置5のCPU1、及び錠剤供給装置10のCPUが、それぞれ上述した処理を実行するように説明したが、包装装置5、又は錠剤供給装置10、又は錠剤取出しユニットのいずれかのCPUが、当該上述したそれぞれの処理(
図30、
図34、
図36、)の全てを実行することができる。この場合、その全ての処理を実行するCPUの装置のメモリが、その処理を実行するプログラム、及び、そのプログラムで実行する際に用いられるデータ(
図32や
図47など)を記憶する。
【0311】
以上、本実施例で説明した包装装置、錠剤取出し装置、錠剤供給システムで行う処理は、読み取り実行可能なコンピュータプログラムの制御に従って動作する。