(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6011825
(24)【登録日】2016年9月30日
(45)【発行日】2016年10月19日
(54)【発明の名称】モジュール型安全バスバー
(51)【国際特許分類】
H02G 5/02 20060101AFI20161006BHJP
H01H 73/20 20060101ALI20161006BHJP
H02B 1/40 20060101ALI20161006BHJP
H02B 1/20 20060101ALI20161006BHJP
H05K 7/06 20060101ALI20161006BHJP
【FI】
H02G5/02
H01H73/20 A
H02B9/00 E
H02B1/20 P
H05K7/06 C
【請求項の数】15
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2014-540930(P2014-540930)
(86)(22)【出願日】2012年8月13日
(65)【公表番号】特表2015-502127(P2015-502127A)
(43)【公表日】2015年1月19日
(86)【国際出願番号】KR2012006423
(87)【国際公開番号】WO2013069879
(87)【国際公開日】20130516
【審査請求日】2014年6月5日
(31)【優先権主張番号】10-2011-0115548
(32)【優先日】2011年11月8日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】514115076
【氏名又は名称】ビーエムティー カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ユン,ジョン チャン
【審査官】
澤崎 雅彦
(56)【参考文献】
【文献】
韓国公開実用新案第20−2009−0006691(KR,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 5/02
H01H 73/20
H02B 1/20
H02B 1/40
H02B 9/00
H05K 7/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
直方体状の絶縁ブロックを垂直に立てたもので、中間部に分電盤の1相の端子と遮断器の1相の端子を結合させるバスバーが十字形に貫通して結合され、上端に結合端が形成された垂直結合端と;
直方体状絶縁ブロックを水平に横たえたもので、下端中間部に前記垂直結合端の結合端と結合する結合具が形成された水平結合端と;
を含んでなり、
前記バスバーを分電盤又は遮断器の端子と連結する際に、前記垂直結合端は取っ手として機能し、バスバーの連結後、露出された金属連結部位は前記水平結合端によって覆われることを特徴とする、モジュール型安全バスバー。
【請求項2】
前記モジュール型安全バスバーは、
前記垂直結合端の内部に前記バスバーに流れる電気的情報を感知するセンサーモジュール部が内蔵され、上端に前記センサーモジュール部の検出信号を伝送するコネクタが形成され、
前記水平結合端は、下端中間部に前記垂直結合端のコネクタと連結されるセンサー結合端子が形成されて前記垂直結合端と結合され、内部に前記センサーモジュール部の信号を処理する計測回路部が形成されたPCB基板が挿入される水平結合端;
からなり、
分電盤及び遮断器の端子を連結させるとともに、連結される1相の端子の電気的情報を検出することを特徴とする、請求項1に記載のモジュール型安全バスバー。
【請求項3】
前記計測回路部は、
前記水平結合端のセンサー結合端子の信号を受信して伝達するトランスミッタ回路部と;
前記トランスミッタ回路から伝達される信号を解釈するメイン回路部と;
を含んでなることを特徴とする、請求項2に記載のモジュール型安全バスバー。
【請求項4】
前記トランスミッタ回路部は、
隣り合う他のトランスミッタ回路部から伝達される信号も受信して伝達する機能も含むことを特徴とする、請求項3に記載のモジュール型安全バスバー。
【請求項5】
前記トランスミッタ回路部とメイン回路部は、
それぞれ独立したPCB基板に形成され、
トランスミッタ回路基板とメイン回路基板に区分されて前記水平結合端に内蔵されることを特徴とする、請求項4に記載のモジュール型安全バスバー。
【請求項6】
前記モジュール型安全バスバーは、
前記水平結合端に前記トランスミッタ回路基板と前記メイン回路基板が一緒に収容されるマスターバスバーと;
前記水平結合端に前記トランスミッタ回路基板だけ収容されるスレーブバスバーと;
を含んでなり、
遮断器の3相または4相の端子の中で一端子にはマスターバスバーが連結され、残りの端子にはスレーブバスバーが連結され、
前記マスターバスバーとスレーブバスバーのトランスミッタ回路基板は平板状ケーブルで互いに連結され、
遮断器の各相に対するセンサー信号が独立して検出されるとともに、各相の検出信号がマスターバスバーで統合処理されることを特徴とする、請求項5に記載のモジュール型安全バスバー。
【請求項7】
前記モジュール型安全バスバーは、
前記水平結合端に前記トランスミッタ回路基板と前記メイン回路基板が一緒に収容されるマスターバスバーと;
前記水平結合端に前記トランスミッタ回路基板だけ収容されるスレーブバスバーと;
を含んでなり、
前記トランスミッタ回路基板には近距離無線通信回路部を含んでなり、各モジュール型安全バスバーには固有コードが内蔵され、
遮断器に並んで設置されたモジュール型安全バスバーの電気的情報がマスターバスバーに無線伝送されることを特徴とする、請求項5に記載のモジュール型安全バスバー。
【請求項8】
前記水平結合端は、上側はカバーによって開閉可能に構成され、内部にはPCB基板を装着させるスロットが形成され、
前記カバーが開かれ、メイン回路基板またはトランスミッタ回路基板が前記スロットに装着されることを特徴とする、請求項6または7に記載のモジュール型安全バスバー。
【請求項9】
前記水平結合端は、
両側面の上端部に、前記カバーを覆ったとき、平板状ケーブルが通過することができる一字形隙間が形成される凹部が形成され、
正面には容易な分離のために切開された正面カバーが設けられ、
内側に前記メイン回路基板が装着されるとき、前記正面カバーが分離され、前記メイン回路基板に外部線路を連結するための端子部が形成されることを特徴とする、請求項8に記載のモジュール型安全バスバー。
【請求項10】
前記垂直結合端は、
長手方向に両側が分離及び組立られ、
中間部にはバスバーが貫通して結合されるバスバー結合スロットが形成され、
内側には前記センサーモジュール部の装着空間が形成されることを特徴とする、請求項2に記載のモジュール型安全バスバー。
【請求項11】
前記センサーモジュール部は、
六面体状に構成され、
側面部に前記バスバーが貫通するバスバー貫通口が形成され、
上端部には、センサーを固定結合させるとともに電気的外乱を防止するセンサー固定通孔が前記バスバー貫通口に連通して形成され、
上端の一側から前記バスバー貫通口に伸び、前記バスバーが挿入されたときに前記バスバーに接触して電圧情報を検出する金属片が形成されることを特徴とする、請求項10に記載のモジュール型安全バスバー。
【請求項12】
前記バスバーは、
前記垂直結合端を両側に開いてバスバー結合スロットに装着してから閉めたとき、前記バスバー結合スロットからの離脱を防止するために、前記バスバー結合スロットより幅が大きな段差突部が中心部に形成されることを特徴とする、請求項10に記載のモジュール型安全バスバー。
【請求項13】
前記センサーモジュール部に設置されるセンサーは、
ホールセンサーまたはロゴスキーコイルによって、バスバーに流れる電気情報を非接触式で収集して電源情報を解釈することを特徴とする、請求項11に記載のモジュール型安全バスバー。
【請求項14】
センサーモジュール部は、
電流、温度、及び電圧の少なくとも一つを検出するセンサーであることを特徴とする、請求項11に記載のモジュール型安全バスバー。
【請求項15】
直方体状の絶縁ブロックを垂直に立てたもので、中間部に分電盤の1相の端子と遮断器
の1相の端子を結合させるバスバーが十字形に貫通結合された垂直結合端と;
前記垂直結合端の内部に前記バスバーに流れる電気的情報を感知するセンサーモジュール部と前記センサーモジュール部の信号を処理する計測回路部とが形成されたPCB基板が挿入される水平結合端;
を含んでなり、
前記バスバーを分電盤又は遮断器の端子と連結する際に、前記垂直結合端は取っ手として機能し、連結される1相の端子の電気的情報を検出することを特徴とする、モジュール型安全バスバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、直方体状の絶縁ブロックを垂直に立てたもので、中間部に分電盤の1相の端子と遮断器の1相の端子を結合させるバスバーが十字形に貫通結合され、上端に結合端が形成された垂直結合端と;直方体状絶縁ブロックを水平に横たえたもので、下端中間部に前記垂直結合端の結合端と結合する結合具が形成される水平結合端と;を含んでなり、前記垂直結合端で保持して分電盤及び遮断器の端子を安全に連結させるとともに、バスバーの連結後に露出された金属連結部位を前記水平結合端で覆って安全状態を形成させることを特徴とするモジュール型安全バスバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
本発明は端子箱と遮断器を連結するために使われるバスバーに関するものである。
【0003】
一般に、前記バスバーは両側にネジ孔が形成された金属鉄片で、端子箱の電源端子と遮断器の電源端子を連結するために使われる。
【0004】
ところで、前記端子箱と遮断器は、それぞれの端子間絶縁のために、端子の間に高いブロックが形成される。従来技術方式のバスバーは鉄片からなり、組立ての際に易しく握ることができる要素がないため、組立てが不便である。
【0005】
また、端子箱には電源が通電している状態であるので、組立てのためにバスバーを手で握るというのは非常に危ない行為であるにもかかわらず、実施現場では作業の簡素化及び便利さのために電源が通電している状態でバスバーを連結させる行為が頻繁である。
【0006】
一方、バスバーの組立ての後には、前記端子箱と遮断器の連結金属部位が露出された状態となるので、周辺環境の変化や不測の事故による漏電の危険性が非常に高い問題点がある。
【0007】
従来には、これを防止するために、端子箱の外部ケースをロック装置でロックして保護しているが、内部で連結金属部位の露出が解決されない問題は依然として残っている。
【0008】
一方、従来技術方式のバスバーはただ電源を連結する媒介体としてだけ機能するばかりであり、何の機能的要素も介入する可能性がなかった。
【0009】
ところが、端子箱に引き込まれる電源は中性線を含む4相が普段であり、遮断器に連結される負荷は単相を用いる負荷、2相を用いる負荷、3相を用いる負荷などの多様な負荷があり、各相に連結された負荷を調べてもインダクタンス成分が多く含まれた負荷やキャパシター成分が多く含まれた負荷などの多様な負荷が存在する。従来のバスバーは各相間の無効電力位相が互いに異なることを確認する方法なしに使われている。
【0010】
このような端子箱または遮断器における電力の使用を監視するために、端子箱または遮断器に電力使用監視装置が含まれた装置が開発されているが、これは端子箱または遮断器の全体の入替えを要求することになって多大な費用及び努力が要求される問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は前述したような問題点を解決するためになされたもので、端子箱と遮断器の連結作業の際、絶縁性取っ手を提供して作業を安全で便利に実行し、作業後にはバスバーの露出部位を覆って安全状態を提供し、連結された単相の電力使用情報を獲得してこれを活用することができるようにするモジュール型安全バスバーを提供することをその目的とする。
【0012】
また、過度な無効電力が発生する線路や過多な電力が使われる相を探して実効電力消費量を増加させるとか無効電力の位相を低めるように負荷電力を連結して電源品質を改善させることができる情報を提供するモジュール型安全バスバーを提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記のような目的を達成するために、本発明は、直方体状の絶縁ブロックを垂直に立てたもので、中間部に分電盤の1相の端子と遮断器の1相の端子を結合させるバスバーが十字形に貫通して結合され、上端に結合端が形成された垂直結合端と;直方体状絶縁ブロックを水平に横たえたもので、下端中間部に前記垂直結合端の結合端と結合する結合具が形成された水平結合端と;を含んでなり、前記垂直結合端で保持して分電盤及び遮断器の端子を安全に連結させるとともに、バスバーの連結後、露出された金属連結部位を前記水平結合端で覆って安全状態を形成させることを特徴とする、モジュール型安全バスバーを技術的要旨とする。
【0014】
ここで、前記モジュール型安全バスバーは、前記垂直結合端の内部に前記バスバーに流れる電気的情報を感知するセンサーモジュール部が内蔵され、上端に前記センサーモジュール部の検出信号を伝送するコネクタが形成され、前記水平結合端は、下端中間部に前記垂直結合端のコネクタと連結されるセンサー結合端子が形成されて前記垂直結合端と結合され、内部に前記センサーモジュール部の信号を処理する計測回路部が形成されたPCB基板が挿入される水平結合端;からなり、分電盤及び遮断器の端子を連結させるとともに、連結される1相の端子の電気的情報を検出することを特徴とする、モジュール型安全バスバーとなることが好ましい。
【0015】
また、前記計測回路部は、前記水平結合端のセンサー結合端子の信号を受信して伝達するトランスミッタ回路部と;前記トランスミッタ回路から伝達される信号を解釈するメイン回路部と;を含んでなることを特徴とする、モジュール型安全バスバーとなることが好ましい。
【0016】
また、前記トランスミッタ回路部は、隣り合う他のトランスミッタ回路部から伝達される信号も受信して伝達する機能も含むことを特徴とする、モジュール型安全バスバーとなることが好ましい。
【0017】
また、前記トランスミッタ回路部とメイン回路部は、それぞれ独立したPCB基板に形成され、トランスミッタ回路基板とメイン回路基板に区分されて前記水平結合端に内蔵されることを特徴とする、モジュール型安全バスバーとなることが好ましい。
【0018】
また、前記モジュール型安全バスバーは、前記水平結合端に前記トランスミッタ回路基板と前記メイン回路基板が一緒に収容されるマスターバスバーと;前記水平結合端に前記トランスミッタ回路基板だけ収容されるスレーブバスバーと;を含んでなり、遮断器の3相または4相の端子の中で一端子にはマスターバスバーが連結され、残りの端子にはスレーブバスバーが連結され、前記マスターバスバーとスレーブバスバーのトランスミッタ回路基板は平板状ケーブルで互いに連結され、遮断器の各相に対するセンサー信号が独立して検出されるとともに、各相の検出信号がマスターバスバーで統合処理されることを特徴とする、モジュール型安全バスバーとなることが好ましい。
【0019】
また、前記モジュール型安全バスバーは、前記水平結合端に前記トランスミッタ回路基板と前記メイン回路基板が一緒に収容されるマスターバスバーと;前記水平結合端に前記トランスミッタ回路基板だけ収容されるスレーブバスバーと;を含んでなり、前記トランスミッタ回路基板には近距離無線通信回路部を含んでなり、各モジュール型安全バスバーには固有コードが内蔵され、遮断器に並んで設置されたモジュール型安全バスバーの電気的情報がマスターバスバーに無線伝送されることを特徴とする、モジュール型安全バスバーとなることが好ましい。
【0020】
また、前記水平結合端は、上側はカバーによって開閉可能に構成され、内部にはPCB基板を装着させるスロットが形成され、前記カバーが開かれ、メイン回路基板またはトランスミッタ回路基板が前記スロットに装着されることを特徴とする、請求項6または7に記載のモジュール型安全バスバーとなることが好ましい。
【0021】
また、前記水平結合端は、両側面の上端部に、前記カバーを覆ったとき、平板状ケーブルが通過することができる一字形隙間が形成される凹部が形成され、正面には容易な分離のために切開された正面カバーが設けられ、内側に前記メイン回路基板が装着されるとき、前記正面カバーが分離され、前記メイン回路基板に外部線路を連結するための端子部が形成されることを特徴とする、モジュール型安全バスバーとなることが好ましい。
【0022】
また、前記垂直結合端は、長手方向に両側が分離及び組立られ、中間部にはバスバーが貫通して結合されるバスバー結合スロットが形成され、内側には前記センサーモジュール部の装着空間が形成されることを特徴とする、モジュール型安全バスバーとなることが好ましい。
【0023】
また、前記センサーモジュール部は、六面体状に構成され、側面部に前記バスバーが貫通するバスバー貫通口が形成され、上端部には、センサーを固定結合させるとともに電気的外乱を防止するセンサー固定通孔が前記バスバー貫通口に連通して形成され、上端の一側から前記バスバー貫通口に伸び、前記バスバーが挿入されたときに前記バスバーに接触して電圧情報を検出する金属片が形成されることを特徴とする、モジュール型安全バスバーとなることが好ましい。
【0024】
また、前記バスバーは、前記垂直結合端を両側に開いてバスバー結合スロットに装着してから閉めたとき、前記バスバー結合スロットからの離脱を防止するために、前記バスバー結合スロットより幅が大きな段差突部が中心部に形成されることを特徴とする、モジュール型安全バスバーとなることが好ましい。
【0025】
また、前記センサーモジュール部に設置されるセンサーは、ホールセンサーまたはロゴスキーコイルによって、バスバーに流れる電気情報を非接触式で収集して電源情報を解釈することを特徴とする、モジュール型安全バスバーとなることが好ましい。
【0026】
また、センサーモジュール部は、電流、温度、及び電圧の少なくとも一つを検出するセンサーであることを特徴とする、モジュール型安全バスバーとなることが好ましい。
【0027】
また、本発明は、直方体状の絶縁ブロックを垂直に立てたもので、中間部に分電盤の1相の端子と遮断器の1相の端子を結合させるバスバーが十字形に貫通結合された垂直結合端;を含んでなり、前記垂直結合端で保持して分電盤及び遮断器の端子を安全に連結させることを特徴とする、モジュール型安全バスバーとなることを他の技術的要旨とする。
【0028】
ここで、前記モジュール型安全バスバーは、前記垂直結合端の内部に前記バスバーに流れる電気的情報を感知するセンサーモジュール部と前記センサーモジュール部の信号を処理する計測回路部とが形成されたPCB基板が挿入される水平結合端;を含んでなり、分電盤及び遮断器の端子を連結させるとともに、連結される1相の端子の電気的情報を検出することを特徴とする、モジュール型安全バスバーとなることが好ましい。
【発明の効果】
【0029】
このような本発明によれば、端子箱と遮断器の連結作業の際、絶縁性取っ手を提供して作業を安全で便利に実行し、作業後にはバスバーの露出部位を覆って安全状態を提供し、連結された単相の電力使用情報を獲得してこれを活用することができるようにするモジュール型安全バスバーが提供される利点がある。
【0030】
また、過度な無効電力が発生する線路や過多な電力が使われる相を探して実効電力消費量を増加させるとか無効電力の位相を低めるように負荷電力を連結して電源品質を改善させることができる情報を提供するモジュール型安全バスバーが提供される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】カバーを分離した本発明のマスターバスバーの斜視図である。
【
図3】本発明の垂直結合端及び水平結合端の分離斜視図である。
【
図5】マスターバスバーとスレーブバスバーを並んで配列した斜視図である。
【
図6】本発明が実際結合される実施例の斜視図である。
【
図7】分電盤及び遮断器に本発明を実施した平面図である。
【
図8】分電盤及び遮断器に本発明を実施した側面図である。
【
図9】本発明のセンサーモジュール部の断面構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、添付図面を参照して本発明について詳細に説明する。本発明の説明において、関連の公知技術や構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不必要にあいまいにすることができると判断される場合にはその詳細な説明は省略する。
【0033】
そして、後述する用語は本発明における機能を考慮して定義された用語で、これは使用者、運用者の意図または慣例などによって変わることができるので、その定義は本発明を説明するこの明細書全般の内容に基づいて決定されなければならない。
【0034】
以下の説明において、
図1はカバーを分離した本発明のマスターバスバーの斜視図、
図2は本発明のスレーブバスバーの斜視図、
図3は本発明の垂直結合端と水平結合端の分離斜視図、
図4は本発明の全体分解斜視図、
図5はマスターバスバーとスレーブバスバーを並んで配列した斜視図、
図6は本発明が実際結合される実施例の斜視図、
図7は分電盤及び遮断器に本発明を実施した平面図、
図8は分電盤及び遮断器に本発明を実施した側面図、
図9は本発明のセンサーモジュール部の断面構造図である。
【0035】
添付図面に示しように、本発明は分電盤Aと遮断器Bの各相を連結させるバスバーに関するもので、大別してバスバー30とセンサーモジュール部300と垂直結合端20と水平結合端10とからなる。
【0036】
前記垂直結合端20は、
図3及び
図4に示したように、直方体状の絶縁ブロックを垂直に立てたもので、中間部に分電盤Aの1相の端子と遮断器Bの1相の端子を結合させるバスバー30が十字形に貫通結合され、内部には前記バスバー30に流れる電気的情報を感知するセンサーモジュール部300が内蔵され、上端に前記センサーモジュール部300の検出信号を伝送するコネクタ330が形成される。
【0037】
前記垂直結合端20は垂直に立てられた絶縁ブロックからなり、1次に前記分電盤Aに遮断器を連結するとき、バスバー30を握るための取っ手として機能する。
【0038】
図4に示したように、前記垂直結合端20にはセンサーモジュール部300が内蔵される。このために、前記垂直結合端20の内部にセンサーモジュール部300を装着させるための空間を設ける。
【0039】
前記垂直結合端20は、前記センサーモジュール部300の装着とバスバー30の組立てを便利に行うために、
図4に示したように、長手方向に分離及び組立られる両側組立体からなることが好ましい。
【0040】
両側に分離される垂直結合端20の内側中間部にはバスバー30を結合させるバスバー結合スロット230が形成され、内側には前記センサーモジュール部300の装着空間が形成される。
【0041】
前記垂直結合端20の上端には、本発明の水平結合端10と結合されて前記センサーモジュール部300の電気的信号を伝達するコネクタ330が形成される。
【0042】
前記センサーモジュール部300は六面体状に形成され、前記垂直結合端20に形成された装着空間に装着され、
図4及び
図9に示したように、中心部に前記バスバー30が貫通するバスバー貫通口310が形成され、上端にはセンサーを固定結合させるセンサー固定部320が形成される。
【0043】
センサーモジュール部300は、貫通されるバスバー30の電流、温度、及び電圧を検出するセンサーを少なくとも一つ含む。
【0044】
本発明においては、前記電流の検出のために、センサー360をホールセンサーまたはロゴスキーコイルから構成し、バスバー30を通じて流れる電気情報を非接触式で収集して電源情報を解釈する。
【0045】
このために、前記ホールセンサーまたはロゴスキーコイルはバスバー30の磁場情報を獲得することができるほどに近くの距離で非接触方式で固定されなければならない。
【0046】
また、前記バスバー30で発生する磁場情報を外乱の影響なしにセンサーで獲得しなければならない。
【0047】
本発明の前記センサー固定部320はこのためのもので、前記バスバー貫通口310に連通するように形成され、ホールセンサーまたはロゴスキーコイルをバスバー30に非接触式で固定させるとともに磁場検出情報に対する外乱の侵入を防止する。
【0048】
また、前記センサーモジュール部300には、前記バスバー30が挿入されたとき、上側で連通して前記バスバー30に接触して電圧情報を検出する金属片370が設けられる。
【0049】
前記金属片370で検出される電圧情報の利用については後述する。
【0050】
その外に、所望の設計目的によって、前記センサーモジュール部300には温度センサーなどの多様なセンサーを装着する。
【0051】
図9の前記センサーモジュール部の断面構造図に示したように、前記センサー360と金属片370はセンサー基板350に結合されて使われることが好ましく、バスバー30の固定のためにネジ340を下方に結合させることができる。
【0052】
前記バスバー30は前記垂直結合端20が両側に分離される構造であるので、前記垂直結合端20のバスバー結合スロット230に挿着され、前記垂直結合端20の両側を組み立てれば貫通体となる。
【0053】
したがって、前記垂直結合端20の両側が組み立てられた後に前記バスバー30が垂直結合端20の内部から離脱することができないように、前記バスバー30の中心部に前記バスバー結合スロット230の幅より大きな段差突部31が形成される。
【0054】
また、バスバーには、従来のバスバーのように、端子結合のためのネジ孔32が両側に形成される。
【0055】
本発明の水平結合端10は、
図1〜
図4に示したように、直方体状の絶縁ブロックを水平に横たえたもので、
図3に示したように、下端中間部に前記垂直結合端20のコネクタ330と連結されるセンサー結合端子112が設けられて前記垂直結合端20と結合され、内部に前記センサーモジュール部300の信号を処理する回路部が形成されたPCB基板が挿入される。
【0056】
前記垂直結合端20と水平結合端10の分離及び組立ての構造は、前記バスバー30の結合時に前記垂直結合端20が取っ手の機能をし、組立ての後には結合金属部位が外部に露出されないように前記水平結合端10がカバーの機能をする。
【0057】
前記垂直結合端20と水平結合端10の結合を堅固にするために、
図3に示したように、前記垂直結合端20と水平結合端10の接触部に結合手段が設けられる。
【0058】
すなわち、前記垂直結合端20の上端と水平結合端10の下端には、
図3に示したように、互いに結合関係をなす結合具150と結合端210が設けられる(
図3の水平結合端10は下端が見えるように180度覆された状態の斜視図であり、前記結合具と結合端は互いに結合する結合手段としての例示で、同じ目的を果たすために通用される公知技術のいずれもこれに相当する)。
【0059】
前記結合端210は、例えば
図3に示したように、通孔からなり、結合具150は前記通孔に押し込まれる突起からなるが、その反対に形成されることもできる。
【0060】
前記結合手段は水平結合端10の下端形成位置によって全体形状が決定され、前記水平結合端10の下端中間部に形成され、前記垂直結合端20と水平結合端10がT字形結合をなして前記バスバー30の結合金属部位を均等に覆うことが好ましい。
【0061】
前記水平結合端10に内蔵される回路部のPCB基板は前記センサー結合端子112と連結されて前記センサー信号を解釈する計測回路部から形成される。
【0062】
したがって、このように構成される本発明によれば、外部引込線路が分電盤Aを介して遮断器Bに連結されるとき、絶縁された垂直結合端20で安全に保持してバスバー30を連結するので、線路の連結が容易であり、水平結合端10によって
図8に示したように線路連結部が保護される機構的利点と、バスバーの連結で連結される各相の端子の個別電源情報が検出される電気情報的利点が発生する。
【0063】
一方、前記水平結合端10は、
図1及び
図2に示したように、上側がカバー100で開閉可能に構成され、内部にはPCB基板が装着されるスロット120が形成されることにより、回路の組立てや維持補修が便利になるように形成される。
【0064】
また、前記計測回路部は、前記水平結合端10のセンサー結合端子の信号を受信して伝達するトランスミッタ回路部と;前記トランスミッタ回路部から伝達される信号を解釈するメイン回路部と;からなり、それぞれ独立したPCB基板に形成され、トランスミッタ回路基板110−2及びメイン回路基板110−1に区分されて前記水平結合端10のスロット120にそれぞれ装着される。
【0065】
一方、前記分電盤Aと遮断器Bを調べると、外部引込線路は通常3相または中性線を含む4相線路から構成されるので、結合させる端子部分が3相または4相からなる。
【0066】
本発明は各単相を連結させるバスバー30であり、一つの遮断器Bには全て三つまたは四つのバスバー30が連結される。
【0067】
この際、本発明のバスバー30を
図6及び
図7に示したように遮断器Bに並んで連結して使えば、各単相の情報が独立的に検出される。
【0068】
本発明は、このような場合、回路的構成の便利さ及び全体電源の相情報を獲得するために、マスターバスバー1とスレーブバスバー2の形態を提供する。
【0069】
前記マスターバスバー1は前記水平結合端10に前記トランスミッタ回路基板110−2及び前記メイン回路基板110−1が一緒に挿入されるバスバーであり、前記スレーブバスバー2は前記水平結合端10に前記トランスミッタ回路基板110−2のみ挿入されるバスバーである。
【0070】
前記マスターバスバー1のメイン回路基板110−1は前記トランスミッタ回路基板110−2を通じて入力される検出情報を演算処理して結果を出力し、前記トランスミッタ回路基板110−2は前記センサーモジュール部300の検出情報及び隣接したトランスミッタ回路基板110−2の情報を前記メイン回路基板110−1に伝送するように構成される。
【0071】
このように構成される本発明は、3相または4相の遮断器の一端子にはマスターバスバー1を連結し、残りの端子にはスレーブバスバー2を連結して使用する。
【0072】
前記マスターバスバー1とスレーブバスバー2の各トランスミッタ回路基板110−2は平板状ケーブル113または近距離無線通信で互いに連結することで、一遮断器Bに対する各相のセンサー信号が独立して検出され、各相の検出信号がマスターバスバー1で統合して処理されるようにする。
【0073】
このような統合処理は前記遮断器Bの電圧情報を生産し、前記のように前記センサーモジュール部300の金属片370はバスバー30と接続してバスバー30の電気的情報を獲得し、前記金属片370は電気的に前記コネクタ330、センサー結合端子112、トランスミッタ回路基板110−2を介して連結されることにより、前記メイン回路基板110−1に伝送される。
【0074】
前記メイン回路基板110−1では各相の金属片370の電気情報を比較して各相間の電圧を演算する。
【0075】
このような相間電圧は単相で測定された電流量と比較して使用電力量を演算することができ、無効電力と実効電力の比が分かるようにする。
【0076】
前記水平結合端10は、両側面上端部に、前記カバー100を覆ったとき、前記平板状ケーブル113が通過することができる一字形隙間をなす凹部140が形成され、正面には、容易な分離のために切開された正面カバー130が設けられることで、内側に前記メイン回路基板110−1が挿着されるとき、前記正面カバー130が分離され、正面カバー130の分離された部分に、前記メイン回路基板110−1に外部線路を連結する端子部111が形成される。
【0077】
このような水平結合端10の構造はマスターバスバー1とスレーブバスバー2に共通して使用可能なケースを提供するので、金型費を節減する利点がある。
【0078】
前記トランスミッタ回路基板110−2を前記平板状ケーブル113で有線連結する場合には、
図5に示したように、前記凹部140によって形成される一字形隙間に平板状ケーブル113を通過させることによって互いに連結させる。
【0079】
このような場合には、本発明のバスバー30が遮断器において密接または接触状態で互いに隣接して結合されるので、
図6に示したように、前記平板状ケーブル113の外観がほぼ露出されない。
【0080】
前記トランスミッタ回路基板110−2に近距離無線通信回路部を含み、無線で情報を送信する場合には、各モジュール型安全バスバーに固有コードを内蔵することにより、一遮断器Bまたは一分電箱に並んで設置されたスレーブバスバー2の電気的情報がマスターバスバー1に無線伝送されるようにすることができる。
【0081】
したがって、このような場合には、分電箱の一端子にだけマスターバスバー1を設置し、分電箱の残りの端子にはスレーブバスバー2を設置することができる。
【0082】
このような本発明によれば、遮断器Bの相間電源の使用状態が分かるので、相間不平等を発生させる線路を捜し出すことができる。
【0083】
すなわち、過度な無効電力が発生する線路または過度な電力が使われる相を探し、他の遮断器に連結されて使われる負荷の引込電源を選択することができるので、実効電力消費量を増加させるとか無効電力の位相を低めるように負荷電力を連結して電源品質を改善させることができる。
【0084】
一方、前記水平結合端10のカバーに別途の表示部を設けることで、当該バスバー30の使用状態を外部で認識することができるようにする。
【0085】
このような表示部は、前記メイン回路基板110−1またはトランスミッタ回路基板110−2に上側に向かうLEDを設置し、前記水平結合端10のカバー100には前記LEDの直上端に通孔101を開けて前記LEDの駆動状態を確認することができるようにすることだけでも実現することができ、それより詳細な情報を表示する表示窓も構わない。
【0086】
また、本発明は前述した構成内容において垂直結合端だけで構成してもすべての機能的効果を達成することができる。
【0087】
すなわち、直方体状の絶縁ブロックを垂直に立てたもので、中間部に分電盤の1相の端子と遮断器の1相の端子を結合させるバスバーが十字形に貫通して結合された垂直結合端だけで構成されても前記垂直結合端で保持して分電盤及び遮断器の端子を安全に連結させる機能的目的を達成することができる。
【0088】
この際、前記垂直結合端の内部に前記バスバーに流れる電気的情報を感知するセンサーモジュール部と前記センサーモジュール部の信号を処理する計測回路部とが形成されたPCB基板が挿入される水平結合端を形成して分電盤及び遮断器の端子を連結することで、連結される1相の端子の電気的情報を検出することができる。
【0089】
このように、本発明の説明のために示した図面は本発明を具体化する一実施例であり、図面に示したように本発明の要旨を実現するために多様な形態の組合せが可能であるのが分かる。
【0090】
したがって、本発明は前述した実施例に限定されなく、以下の特許請求範囲で請求するように、本発明の要旨を逸脱することなしに、本発明が属する分野で通常の知識を持った者であれば誰でも多様な変更実施が可能な範囲まで本発明の技術的精神があると言える。