(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6011889
(24)【登録日】2016年9月30日
(45)【発行日】2016年10月25日
(54)【発明の名称】詰め替え可能なポンピング式アンプル容器
(51)【国際特許分類】
B65D 83/00 20060101AFI20161011BHJP
B65D 47/34 20060101ALI20161011BHJP
B65D 47/42 20060101ALI20161011BHJP
【FI】
B65D83/00 G
B65D47/34 A
B65D47/42 G
B65D83/00 K
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-535635(P2014-535635)
(86)(22)【出願日】2011年12月16日
(65)【公表番号】特表2015-500773(P2015-500773A)
(43)【公表日】2015年1月8日
(86)【国際出願番号】KR2011009742
(87)【国際公開番号】WO2013054982
(87)【国際公開日】20130418
【審査請求日】2014年10月9日
(31)【優先権主張番号】10-2011-0103979
(32)【優先日】2011年10月12日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】505475921
【氏名又は名称】ヨンウー カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ソ−フィ
【審査官】
家城 雅美
(56)【参考文献】
【文献】
韓国登録実用新案第20−0282764(KR,Y1)
【文献】
特開2010−173685(JP,A)
【文献】
特開2003−265228(JP,A)
【文献】
国際公開第2011/013876(WO,A1)
【文献】
特開2004−106939(JP,A)
【文献】
特開2003−040304(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D83/00
B65D83/76
B65D47/34
B65D47/42
A45D33/00−40/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物が収容される内容器と、
前記内容器の上部に結合されて、ポンピング作用を通じて内容器に収容された内容物を排出させるポンピング部材と、
前記内容器及びポンピング部材が収容され、内容器及びポンピング部材の挿入及び取り出しが可能に、かつ、使用者が指で前記内容器の下端を加圧できるように、下端部が開放されており、下部の両側には内容器を把持して取り替え可能に一部が切開されている外容器と、
前記外容器の上部に結合され、前記ポンピング部材と連通されるように結合されて、前記内容器の昇降による前記ポンピング部材のポンピング作用によって内容物を外部に排出する排出部と、および、
前記外容器の上部で前記排出部を囲んで結合されるオーバーキャップと、を含み、
前記外容器の上部内側には、前記外容器の内周面から中央部に延長されて内容物が移動するための空間が設けられ、前記ポンピング部材の上部と前記排出部の下部が結合されて、前記ポンピング部材と前記排出部とを連通させる連通部が形成されており、
前記排出部は、使用者の肌に内容物を塗布するアプリケーターと、前記アプリケーターが収容され、前記アプリケーターを支持する支持部と、および、前記支持部の下端から下方に延長され、内容物が通過するように中空であり、前記連通部に結合される結合部とを含み、
前記支持部の内側には、前記内容物が通過する経路内に位置し、前記アプリケーターの下部を支持する支持突起が設けられており、
使用者が、前記外容器の開放された下端部から指によって前記内容器を昇降させることにより、前記ポンピング部材のポンピング作用が生じることを特徴とする詰め替え可能なポンピング式アンプル容器。
【請求項2】
前記内容器には、前記内容器の下部外周面を囲む段差が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の詰め替え可能なポンピング式アンプル容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は詰め替え可能なポンピング式アンプル容器に関するもので、より詳しくは、容器を内容器と外容器の二重容器に構成して、外容器の上部に排出部を固定させ、内容物が収容される内容器を取り替えて用いることができるようにすることによって、内容物を使い切った場合、排出部はそのまま利用しながら内容器のみ取り替えて用いることができるので、使用者の費用負担を低減することができる詰め替え可能なポンピング式アンプル容器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、アンプル容器とは、滅菌状態に密封して保管すべき内容物を収容するためのもので、最近、美容に対する関心が高まることにつれて、しわ改善、美白のために4週〜8週など特別な期間の間集中管理するプログラム化粧品が発売され、エッセンスなどの濃縮成分で構成される高価の化粧品を収容するためにアンプル容器がたくさん使われている。
【0003】
このように、アンプル容器に収容される化粧品は他の化粧品に比べて、開封後流通期限が短く、段階別に内容物の成分が異なるため、少量の内容物が個別包装で複数セットになるように構成される。高価の化粧品であるだけに顔に吸収される量を多くするために容器本体の上部にはボール、シリコーンチップ、ブラシなどのアプリケーターが備えられる排出部が形成される。
【0004】
しかし、従来のアンプル容器は少量で複数が構成されるアンプル容器の上部に内容物を排出するためのアプリケーターが備えられた排出部がそれぞれ形成されるため、化粧品を使い切ってアンプル容器を廃棄する際、各アンプル容器の上部に形成される排出部が一緒に廃棄され、使用者が負担する費用が高くなるという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上述した問題点を解決するために案出されたもので、本発明の目的は、容器を内容器と外容器の二重容器に構成して、外容器の上部に排出部を固定させ、内容物が収容される内容器を取り替えて用いることができるようにすることによって、内容物を使い切った場合、排出部はそのまま利用しながら内容器のみ取り替えて用いることができるので、使用者の費用負担を低減することができる詰め替え可能なポンピング式アンプル容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記のような問題点を解決するために、本発明による詰め替え可能なポンピング式アンプル容器は、内容物が収容される内容器と;上記内容器の上部に結合されて、ポンピング作用を通じて内容器に収容された内容物を排出させるポンピング部材と;上記内容器及びポンピング部材を収容し、内容器及びポンピング部材が挿入及び取り出し可能に下端部が開放されて形成され、下部の両側には内容器を把持して取り替え可能に一部が切開されて形成される外容器と;上記外容器の上部に結合され、上記ポンピング部材と連通されるように結合されて、上記内容器の昇降によるポンピング部材のポンピング作用によって内容物を外部に排出する排出部と;上記外容器の上部で上記排出部を囲んで結合されるオーバーキャップと;を含むことを特徴とする。
【0007】
また、上記外容器の上部内側には外容器の内周面から中央部に延長されて内容物が移動する空間を形成するが、上記ポンピング部材の上部と上記排出部の下部が結合されて上記ポンピング部材と上記排出部を連通させる連通部が形成されることを特徴とする。
【0008】
また、上記排出部は使用者の肌に内容物を塗布するアプリケーターと、上記アプリケーターが収容され、アプリケーターを支持する支持部と、上記支持部の下方向に延長して形成されるが、内容物が移動されるように中空が形成され、上記連通部に結合される結合部とを含むことを特徴とする。
【0009】
また、上記支持部にはアプリケーターの下部を支持する支持突起が形成されることを特徴とする。
【0010】
また、上記内容器には内容器の下部の外周面を囲んで段差が形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
以上、上述したように、本発明によれば、容器を内容器と外容器の二重容器に構成して、外容器の上部に排出部を固定させ、内容物が収容される内容器を取り替えて用いることができるようにすることによって、内容物を使い切った場合、排出部はそのまま利用しながら内容器のみ取り替えて用いることができるので、使用者の費用負担を低減することができるという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の好ましい実施例による詰め替え可能なポンピング式アンプル容器の構成を示す結合斜視図である。
【
図2】本発明の好ましい実施例による詰め替え可能なポンピング式アンプル容器の構成を示す分解斜視図である。
【
図3】本発明の好ましい実施例による詰め替え可能なポンピング式アンプル容器の構成を示す断面図である。
【
図4】本発明の好ましい実施例による詰め替え可能なポンピング式アンプル容器の作動状態を示す状態図である。
【
図5】本発明の好ましい実施例による詰め替え可能なポンピング式アンプル容器の取り替え過程を示す説明図である。
【
図6】本発明の好ましい実施例による詰め替え可能なポンピング式アンプル容器の取り替え過程を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明を詳しく説明する。各図面に提示された同じ符号は同じ部材を示す。
【0014】
図1は本発明の好ましい実施例による詰め替え可能なポンピング式アンプル容器の構成を示す結合斜視図であり、
図2は本発明の好ましい実施例による詰め替え可能なポンピング式アンプル容器の構成を示す分解斜視図である。
【0015】
図3は本発明の好ましい実施例による詰め替え可能なポンピング式アンプル容器の構成を示す断面図であり、
図4は本発明の好ましい実施例による詰め替え可能なポンピング式アンプル容器の作動状態を示す状態図である。
【0016】
図1〜
図4によれば、本発明の好ましい実施例による詰め替え可能なポンピング式アンプル容器には、内容器100、ポンピング部材200、外容器300、排出部400、オーバーキャップ500が含まれる。
【0017】
上記内容器100は内容物が収容されるもので、内容物が排出されることができるように上端が開放されて形成され、開放された上部にはポンピング部材200が結合される。
【0018】
本発明において、上記内容器100は後述する外容器300に挿入及び取り出し可能に構成されて、収容された内容物を使い切った場合、内容物が充填された内容器100’で取り替えて用いることができることを特徴とする。
【0019】
上記内容器100は、取り替えるために外容器300から取り出す際に、取り出しが容易になるように、上記内容器100の下部外周面を囲んで段差110が形成されることが好ましい。
【0020】
一方、上記内容器100は、
図4に示すように、使用者の加圧によって外容器300 内で昇降され、ポンピング部材200のポンピング作用を可能にすることによって、収容された内容物が排出できるようにする。
【0021】
上記ポンピング部材200は上記内容器100の上部に結合されて、ポンピング作用を通じて内容器100に収容された内容物を排出させるもので、本発明において、上記ポンピング部材200の上部は連通部310に結合されるように構成されて、排出部400と連通されるように構成されることを特徴とする。
【0022】
上記ポンピング部材200は外容器300から内容器100を取り出す際に連通部310との結合が解除され、外容器300に内容器100を挿入する際に上記連通部310に結合されて、排出部400を通じて内容物が排出されることができるようにする。
【0023】
上記ポンピング部材200のその他の詳細な構成は本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者にとって公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
【0024】
上記外容器300は上記内容器100及びポンピング部材200を収容するもので、内容器100及びポンピング部材200の挿入及び取り出しが可能に下端部が開放されて形成され、その下部両側は内容器100を把持して取り替えることが容易になるように一部が切開されて形成される。
【0025】
上記外容器300は下部両側が切開されて形成されることによって、内容器100を取り出して取り替えることが容易であり、且つ、使用者が指で内容器100の下端を加圧して内容器100が上昇する時に外容器300との干渉が発生せず、ポンピング作用が円滑に行われることができる。
【0026】
一方、本発明において、上記外容器300の上部の内側には外容器300の内周面から中央部に延長されて内容物が移動する空間を形成する連通部310が備えられることを特徴とし、上記連通部310の下部には上記ポンピング部材200の上部が結合され、上記連通部310の上部には排出部400の下部が結合されて、上記ポンピング部材200と上記排出部400とを連通させることによって、ポンピング部材200のポンピング作用の時排出部400を通じて内容物が排出されることができるようにする。
【0027】
上記連通部310の内周面には排出部400が上方へ離脱されることを防止するように固定突部311が形成される。
【0028】
上記排出部400は上記外容器300の上部に結合されるが、上記連通部310を通じて上記ポンピング部材200と連通されるように構成されて、上記内容器100の昇降による上記ポンピング部材200のポンピング作用によって外部に内容物を排出するもので、アプリケーター410、支持部420及び結合部430を含む。
【0029】
上記アプリケーター410は使用者の肌に内容物を塗布するもので、本発明の図面ではボールタイプを例に挙げて示したが、シリコーンチップ、ブラシなどアプリケーターで適用可能な全ての塗布手段が可能である。
【0030】
上記支持部420は上記アプリケーター410が収容され、アプリケーター410を支持するもので、支持部420の内側にはアプリケーター410の下部を支持する支持突起421が形成されることを特徴とする。
【0031】
上記支持部420は支持突起421が形成されることによって、支持部420の内側とアプリケーター410との間に空間が発生される。これによって、ポンピング部材200のポンピング時、支持部420の内側とアプリケーター410との間に発生する空間にある程度内容物が満たされた後、残り内容物がアプリケーター410を通じて排出されるので、内容物がアプリケーター410を通じて一気に全部流れ出ることを防止することができる。
【0032】
上記結合部430は上記支持部420の下方に延長して形成されて、上記連通部310に結合されるもので、上記連通部310に結合されて固定されることが可能に連通部310の固定突部311に結合される固定突起431が形成される。
【0033】
上記結合部430はポンピング部材200のポンピング作用の時、排出部400を通じて内容物が排出されることができるように内容物が移動される中空が形成される。
【0034】
上記オーバーキャップ500は上記外容器300の上部で上記排出部400を囲んで結合されるもので、外部圧力によってアプリケーター410が破損されることを防止する。
【0035】
以下では、
図5及び6を参照して本発明の好ましい実施例による詰め替え可能なポンピング式アンプル容器の取り替え過程を説明する。
図5及び
図6は本発明の好ましい実施例による詰め替え可能なポンピング式アンプル容器の取り替え過程を示す説明図である。
【0036】
図5及び6によれば、本発明の好ましい実施例による詰め替え可能なポンピング式アンプル容器の取り替え過程は、内容器100に収容された内容物を使い切った場合、外容器300の開放された下端を通じて内容器100を取り出して内容器100と外容器300を分離させる。この時、内容器100の上部に結合されたポンピング部材200が外容器300から一緒に分離されるように構成される。
【0037】
次に、内容物aが充填された内容器100’を外容器100の開放された下端を通じて挿入する。内容器100’を外容器300に挿入する際に内容器100の上部に結合されたポンピング部材200が一緒に挿入されるが、ポンピング部材200の上部が外容器300の連通部310の下部に結合されて固定される。
【0038】
この時、内容物aが充填された内容器100’はその上部に結合されるポンピング部材200と、上記ポンピング部材200を囲んで結合される詰め替え用キャップ600が一つのセットに構成されるが、内容器100’を外容器300に挿入する際、内容器100’の上部に結合された詰め替え用キャップ600を離脱させた後、外容器300への挿入が行われる。
【0039】
図面及び明細書に最適な実施例が開示された。ここで特定用語を用いたが、これは本発明を説明するための目的で用いられたものであって、意味の限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するためのものではない。従って、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、これから多様な変形及び均等な他の実施例が可能であることを理解すべきである。また、本発明の真の技術的保護範囲は特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。