【課題を解決するための手段】
【0007】
(概要)
この必要性は、独立請求項に記述されるデバイスおよび方法によって対処される。従属請求項は、実施形態を規定する。
【0008】
局面に従って、マップデータベースおよび処理ユニットを含む乗り物のナビゲーションデバイスが提供される。マップデータベースは、リンクおよび属性を含むマップデータを格納する。リンクは、道路セグメントを表す。第一の属性は、それぞれリンクのサブセットに割り当てられ、サブセットに含まれるリンクが少なくなくとも1つの追い越し車線を有することを示す。第二の属性は、それぞれサブセットに含まれるリンクの少なくとも一部の車線に割り当てられ、それぞれの道路セグメントのどの車線が追い越し車線かを示す。処理ユニットは、マップデータベースに結合され、ルートサーチを少なくとも第一の属性に基づいて行うことと、ルートガイダンス情報の出力をユーザーインターフェースを介して少なくとも第二の属性に基づいて制御することとを行うように構成されている。
【0009】
ナビゲーションデバイスにおいて、追い越し車線を示す第一および第二の属性が用いられる。このことは、追い越し車線がルートサーチとルートガイダンスとの両方において考慮に入れられることを可能にする。第一および第二の属性は、マップデータベースの別個の部分に格納され得る。これは、処理ユニットが第一の属性が格納されている部分にアクセスすることによって、追い越し車線を考慮に入れたルートサーチを行い、第二の属性が格納されている部分にアクセスすることによって、追い越し車線を考慮に入れたルートガイダンスを行うことを可能にする。
【0010】
マップデータベースは、各リンクに対するデータ構造を含み得る。データ構造は、固定された数のデータフィールドを有する。値は、それぞれ、各データフィールドに対して設定される。第一の属性および第二の属性は、リンクに対するデータ構造から分離して格納され得る。次いで、マップデータベースは、少なくとも1つの追い越し車線を含むリンクのみに対して、第一および第二の属性を含むことを要求される。それによって、格納スペース要件が減少され得る。
【0011】
第一の属性は、ブーリアンパラメータを有し得る。処理ユニットは、ルートサーチをリンクに対して第一の属性とブーリアンパラメータとの両方に基づいて行うように構成され得る。ブーリアンパラメータは、回避および好みのオプションが追い越し車線に対して実装されることを可能にする。
【0012】
マップデータベースにおいて、ブーリアンパラメータが第一の値に設定された第一の属性は、それぞれ、追い越し車線から全体が構成されるリンクに割り当てられ得る。ブーリアンパラメータが第一の値とは異なる第二の値に設定された第一の属性は、それぞれ、少なくとも1つの非追い越し車線を含むリンクに割り当てられ得る。これは、回避および好みのオプションが追い越し車線に対して実装されることを可能にする。
【0013】
第一の属性は、パラメータを有し得、特に、整数パラメータタイプのパラメータを有し得る。パラメータは、車線の数を示し得る。処理ユニットは、ルートサーチをリンクに対して第一の属性とパラメータとの両方に基づいて行うように構成され得る。
【0014】
マップデータベースは、第一の部分および第二の部分を含み得る。第一の属性は、第一の部分に格納され、第二の属性は、第二の部分に格納される。処理ユニットは、ルートガイダンス情報の出力を第二の部分から検索されたデータに基づき、第一の部分に格納されたデータから独立して制御するように構成され得る。あるいは、またはさらに、処理ユニットは、ルートサーチを第一の部分から検索されたデータに基づき、第二の部分に格納されたデータから独立して行うように構成され得る。そのようなマップデータベースによって、情報は、マップデータベースからルートサーチまたはルートガイダンスのために効率的に検索され得る。ルートサーチを行うとき、回避または好みのオプションが追い越し車線に対して選択された場合、処理ユニットは、コストモデルにおけるリンクのコストを第一の属性に基づいて調節するように構成され得る。
【0015】
第一の部分および第二の部分は、別個のテーブルであり得る。第一の部分は、マップデータベースのルート層を表し得る。第二の部分は、マップデータベースのガイダンス層を表し得る。第一の部分および第二の部分は、別個のテーブルに格納される必要はないが、論理的に異なるファイルの部分に格納され得る。
【0016】
乗り物のナビゲーションデバイスは、マップデータベースにおけるデータを組織化または処理するためにタイリングを用い得る。そのようなタイリングおよびマップデータベースにおけるデータの対応する組織化の規定は、局所更新を容易にする。道路ネットワークにおける局所変更の結果から生じるマップデータにおける変更は、全部のマップデータベースの交換を要求せずに収容され得る。マップデータベースは、リンクのうちの少なくとも1つが少なくとも1つの追い越し車線を有する場合のみ、タイリングのタイルに配置されたリンクに対して第一の属性を含み得る。少なくとも1つの追い越し車線を有するリンクがないタイルに対する第一の属性を省略することによって、格納スペース要件が減少され得る。
【0017】
乗り物のナビゲーションデバイスは、さらなるタイリングをガイダンス機能に対して用い得る。さらなるタイリングは、ルート機能に対して用いられるタイリングと同一であり得るか、または異なり得る。マップデータベースは、タイルに配置された道路セグメントのうちの少なくとも1つが少なくとも1つの追い越し車線を有する場合のみ、さらなるタイリングのタイルに配置された道路セグメントの車線に対して第二の属性を含み得る。少なくとも1つの追い越し車線を有するリンクがないタイルに対する第二の属性を省略することによって、格納スペース要件が減少され得る。
【0018】
マップデータベースは、ナビゲーションデータ規格(NDS)に従うマップデータベースであり得る。
【0019】
別の局面に従って、マップデータベースを生成する方法が提供される。道路セグメントに関する情報および各道路セグメントの車線に関する情報を含むデータが検索される。複数の道路セグメントに対して、道路セグメントが少なくとも1つの追い越し車線を有するか否かが決定される。第一の属性は、道路セグメントの少なくとも1つの車線が追い越し車線である場合、道路セグメントを表すリンクに選択的に割り当てられる。第二の属性は、道路セグメントを表すリンクの車線に選択的に割り当てられる。第二の属性は、道路セグメントのどの車線が追い越し車線かに基づいて選択的に割り当てられる。第一の属性および第二の属性は、マップデータベースに格納される。
【0020】
そのような方法は、マップデータベースが乗り物のナビゲーションデバイスにおける利用のために生成されることを可能にする。マップデータベースは、それぞれ追い越し車線を示す第一および第二の属性を含む。第一および第二の属性は、マップデータベースが乗り物のナビゲーションデバイスに配備された場合、それぞれ、ルートサーチおよびルートガイダンスのために用いられ得る。
【0021】
第一の属性を選択的に割り当てることは、第一の属性のパラメータを道路セグメントの全ての車線が追い越し車線か否かに基づいて設定することを含み得る。パラメータは、マップデータベースに格納され得る。パラメータは、回避および好みのプションが追い越し車線に対して実装されることを可能にする。
【0022】
第一の属性は、マップデータベースの第一の部分に格納され得、第二の属性は、マップデータベースの第二の部分に格納され得る。第一の部分は、ルートサーチのためのデータを表し得、第二の部分は、ルートガイダンス情報を出力するためのデータを表し得る。そのようなマップデータベースによって、情報は、ルートサーチまたはルートガイダンスのためにマップデータベースから効率的に検索され得る。
【0023】
第一の部分は、第一のテーブルであり得、第二の部分は、第一のテーブルから分離した第二のテーブルとして形成され得る。第一および第二のテーブルは、例えば、SQLデータベースのテーブルであり得る。
【0024】
複数のタイルを含み、道路セグメントを含むタイリングが規定され得る。マップデータベースは、タイリングのいずれか所与のタイルに配置された道路セグメントに関連付けられたデータがマップデータベースにおいて識別され得るように、データをマップデータベースに格納することによって生成され得る。
【0025】
タイリングの各タイルに対して、第一の属性は、タイリングのそれぞれのタイルに含まれる少なくとも1つの道路セグメントが少なくとも1つの追い越し車線を含む場合のみ、マップデータベースに格納され得る。少なくとも1つの追い越し車線を有するリンクがないタイルに対して第一の属性を省略することによって、格納スペース要件が減少され得る。
【0026】
同様に、さらなるタイリングは、ルートガイダンスに関連付けられたデータを組織化するために規定され得る。さらなるタイリングは、タイリングと同一であり得る。さらなるタイリングの各タイルに対して、第二の属性は、さらなるタイリングのそれぞれのタイルに含まれる少なくとも1つの道路セグメントが少なくとも1つの追い越し車線を含む場合のみ、マップデータベースに格納され得る。少なくとも1つの追い越し車線を有するリンクがないタイルに対して第二の属性を省略することによって、格納スペース要件が減少され得る。
【0027】
別の局面に従って、マップデータベースに格納されたデータを処理する方法が提供される。マップデータベースは、道路セグメントを表すリンクと、第一および第二の属性とを含む。第一の属性は、リンクのサブセットに割り当てられ、第二の属性は、リンクのサブセットの少なくとも一部の車線に割り当てられる。方法において、ルートサーチが行われる。追い越し車線に対する好みまたは回避のオプションの起動が監視される。ルートのコストは、好みまたは回避のオプションが起動された場合、リンクに割り当てられた第一の属性に基づいて、選択的に調節される。方法において、ルートガイダンス情報が出力される。ルートガイダンス情報は、第二の属性に基づいて、出力される。
【0028】
ルートサーチを行うことは、好みまたは回避のオプションが起動された場合、第一の属性が割り当てられるリンクを識別することと、リンクに対するコストモデルにおけるコストを選択的に増やす、または減らすこととを含み得る。
【0029】
ルートガイダンス情報を出力することは、追い越し車線である乗り物の周囲状況における車線を第二の属性に基づいて、識別することと、オーディオまたは光学出力を識別された車線に基づいて改変することと含み得る。
【0030】
ルートサーチは、第二の属性から独立して行われ得る。あるいは、またはさらに、ルートガイダンス情報を出力することが、第一の属性から独立して行われ得る。
【0031】
マップデータベースは、いずれか一局面または実施形態に従うマップデータを生成する方法によって生成されたマップデータベースであり得る。
【0032】
別の局面に従って、リンクおよび属性を含むマップデータベースを格納するデータキャリアーが提供される。リンクは、道路セグメントを表し、第一の属性は、それぞれ、リンクのサブセットに割り当てられ、サブセットに含まれるリンクが少なくとも1つの追い越し車線を有することを示す。第二の属性は、それぞれ、サブセットに含まれるリンクの少なくとも一部の車線に割り当てられ、それぞれの道路セグメントのどの車線が追い越し車線かを示す。第二の属性は、第一の属性とは異なる。
【0033】
さらに別の局面に従って、ナビゲーションデータ規格(NDS)に従って構成されているマップデータベースを格納し、追い越し車線を示す少なくとも1つの属性を含むデータキャリアーが提供される。
【0034】
上で言及し、下で説明する特徴は、それぞれの示された組み合わせだけで用いられ得るだけでなく、他の組み合わせまたは単独で用いられ得ることが理解されるべきである。
【0035】
例えば、本発明は、以下の項目を提供する。
(項目1)
乗り物のナビゲーションデバイスであって、
該乗り物のナビゲーションデバイスは、
マップデータベース(10)であって、該マップデータベース(10)は、マップデータを格納し、該マップデータは、リンクおよび属性(63、64、83、86、93、98)を含み、該リンクは、道路セグメント(51〜59)を表し、第一の属性(63、64、83、86)は、それぞれ該リンクのサブセットに割り当てられることによって、該サブセットに含まれる該リンクが少なくとも1つの追い越し車線を有することを示し、第二の属性(93、98)は、それぞれ該サブセットに含まれる該リンクの少なくとも一部の車線に割り当てられることによって、該それぞれの道路セグメント(51〜53)のどの車線が追い越し車線かを示し、該第二の属性(93、98)は、該第一の属性(63、64、83、86)とは異なる、マップデータベース(10)と、
処理ユニット(2)であって、該処理ユニット(2)は、該マップデータベース(10)に結合され、該第一の属性(63、64、83、86)に少なくとも基づいてルートサーチを行うことと、ルートガイダンス情報の出力を、ユーザーインターフェース(4)を介して少なくとも該第二の属性(93、98)に基づいて制御することとを行うように構成されている、処理ユニット(2)と
を含む、乗り物のナビゲーションデバイス。
(項目2)
上記マップデータベース(10)は、各リンクに対してデータ構造(62、82、85、88、90、92、97、101、103)を含み、該データ構造(62、82、85、88、90、92、97、101、103)は、リンクに対して固定された数のデータフィールドを有し、値は、それぞれ各データフィールドに対して設定されており、
上記第一の属性(63、64、83、86)および上記第二の属性(93、98)は、該データ構造(62、82、85、88、90、92、97、101、103)から分離して格納される、上記項目のいずれかに記載の乗り物のナビゲーションデバイス。
(項目3)
上記第一の属性(63、64、83、86)は、ブーリアンパラメータを有し、
上記処理ユニット(2)は、リンクに対するルートサーチを、該第一の属性(63、64、83、86)と該ブーリアンパラメータとの両方に基づいて行うように構成されている、上記項目のいずれかに記載の乗り物のナビゲーションデバイス。
(項目4)
上記マップデータベース(10)において、上記ブーリアンパラメータが第一の値に設定された上記第一の属性(63、83)は、それぞれ、リンク(51、52)へ割り当てられ、該リンク(51、52)は、追い越し車線で全体が構成され、該ブーリアンパラメータが該第一の値とは異なる第二の値に設定された該第一の属性(64、86)は、それぞれ、リンク(53)へ割り当てられ、該リンク(53)は、少なくとも1つの追い越し車線と少なくとも1つの非追い越し車線とを含む、上記項目のいずれかに記載の乗り物のナビゲーションデバイス。
(項目5)
上記マップデータベース(10)は、第一の部分(11)および第二の部分(14)を含み、上記第一の属性(63、64、83、86)は、該第一の部分(11)に格納され、上記第二の属性(93、98)は、該第二の部分(14)に格納され、
上記処理ユニット(2)は、該第二の部分(14)から検索され、該第一の部分(11)に格納されたデータから独立しているデータに基づいて、上記ルートガイダンス情報の出力を制御するように構成されている、上記項目のいずれかに記載の乗り物のナビゲーションデバイス。
(項目6)
上記第一の部分(11)は、第一のテーブルであり、上記第二の部分(14)は、該第一のテーブル(11)とは異なる第二のテーブルである、上記項目のいずれかに記載の乗り物のナビゲーションデバイス。
(項目7)
各道路セグメント(51〜59)は、タイリングの少なくとも1つのタイル(50、71〜74)に配置され、
上記マップデータベース(10)は、リンクによって表された該道路セグメント(51〜53)の少なくとも1つが少なくとも1つの追い越し車線を有する場合ののみ、該タイリングのタイル(50、71〜74)に配置された該リンク(51〜53)に対する上記第一の属性(63、64、83、86)を含む、上記項目のいずれかに記載の乗り物のナビゲーションデバイス。
(項目8)
各リンクは、さらなるタイリングの少なくとも1つのタイル(71〜74)に配置され、
上記マップデータベース(10)は、該さらなるタイリングのタイル(71〜74)に配置された道路セグメント(51〜59)の少なくとも1つが少なくとも1つの追い越し車線を有する場合にのみ、該さらなるタイリングの該タイル(71〜74)に配置された該道路セグメント(51〜59)の車線に対する上記第二の属性(93、98)を含む、上記項目のいずれかに記載の乗り物のナビゲーションデバイス。
(項目9)
マップデータベース(10)を生成する方法であって、
該方法は、
道路セグメント(51〜59)に関する情報と各道路セグメントの車線に関する情報とを含むデータを検索することと、
複数の道路セグメント(51〜59)に対して、
該道路セグメント(51〜59)が少なくとも1つの追い越し車線を有するか否かを決定することと、
該道路セグメント(51〜59)の少なくとも1つの車線が追い越し車線である場合、第一の属性(63、64、83、86)を該道路セグメント(51〜59)を表すリンクに選択的に割り当てることと、
第二の属性(93、98)を該道路セグメント(51〜59)の車線に選択的に割り当てることであって、該第二の属性は(93、98)は、該道路セグメント(51〜59)のどの車線が追い越し車線かに基づいて選択的に割り当てられる、ことと
を行うことと、
該第一の属性(63、64、83、86)および第二の属性(93、98)を該マップデータベース(10)に格納することと
を含む、方法。
(項目10)
上記第一の属性(63、64、83、86)を選択的に割り当てることは、該第一の属性(63、64、83、86)のパラメータを上記道路セグメント(51〜59)の全ての車線が追い越し車線であるか否かに基づいて設定することを含み、該パラメータは、上記マップデータベース(10)に格納される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目11)
上記第一の属性(63、64、83、86)は、上記マップデータベース(10)の第一の部分(11)に格納され、上記第二の属性(93、98)は、該マップデータベース(10)の第二の部分(14)に格納され、該第一の部分(11)は、ルートサーチのためのデータを表し、該第二の部分(14)は、ルートガイダンス情報を出力するためのデータを表す、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目12)
複数のタイル(50、71〜74)を含み、上記道路セグメント(51〜59)をカバーするタイリングが規定され、
該タイリングの各タイル(50、71〜74)に対して、第一の属性(63、64、83、86)は、該タイリングの上記それぞれのタイル(50、71〜74)に含まれる少なくとも1つの道路セグメント(51〜59)が少なくとも1つの追い越し車線を含む場合にのみ、上記マップデータベース(10)に格納される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目13)
複数のタイル(71〜74)を含み、上記道路セグメント(51〜59)をカバーするさらなるタイリングが規定され、
該さらなるタイリングの各タイル(71〜74)に対して、第二の属性(93、98)は、該さらなるタイリング(71〜74)の上記それぞれのタイルに含まれる少なくとも1つの道路セグメント(51〜59)が少なくとも1つの追い越し車線を含む場合にのみ、上記マップデータベース(10)に格納される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目14)
マップデータベース(10)に格納されたデータを処理する方法であって、該マップデータベース(10)は、道路セグメント(51〜59)を表すリンクと、第一の属性(63、64、83、86)と、第二の属性(93、98)とを格納し、該第一の属性(63、64、83、86)は、リンク(51〜53)のサブセットに割り当てられ、該第二の属性(93、98)は、該リンク(51〜53)のサブセットの少なくとも一部の車線に割り当てられ、該方法は、
ルートサーチを行うことであって、該ルートサーチを行うことは、
追い越し車線に対する好みまたは回避のオプションの起動を監視することと、該好みまたは回避のオプションが起動された場合、リンクに割り当てられた該第一の属性(63、64、83、86)に基づいて、ルートのコストを選択的に調節することと
を含む、ことと、
ルートガイダンス情報を該第二の属性(93、98)に基づいて出力することと
を含む、方法。
(項目15)
上記ルートサーチは、上記第二の属性(93、98)から独立して行われ、該ルートガイダンス情報の出力は、上記第一の属性(63、64、83、86)から独立して行われる、上記項目のいずれかに記載の方法。
【0036】
(摘要)
乗り物のナビゲーションデバイス(1)は、マップデータを格納するマップデータベース(3)と処理ユニット(2)とを含む。マップデータベース(3)は、追い越し車線の存在を示す第一の属性と、車線に割り当てられることによって道路セグメントのどの車線が追い越し車線かを示す第二の属性とを含む。処理ユニット(2)は、マップデータベース(3)に結合され、ルートサーチを少なくとくとも第一の属性に基づいて行うことと、ルートガイダンス情報の出力をユーザーインターフェース(4)を介して少なくとも第二の属性に基づいて制御することとを行うように構成されている。
【0037】
添付の図面に関連して読んだ場合、実施形態の先述および他の特徴が以下の実施形態の詳細な説明からより明らかになる。図面において、類似の参照数字は、類似の要素を指す。