特許第6012286号(P6012286)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6012286
(24)【登録日】2016年9月30日
(45)【発行日】2016年10月25日
(54)【発明の名称】ターンランプ付きドアミラー
(51)【国際特許分類】
   B60R 1/06 20060101AFI20161011BHJP
   B60R 1/12 20060101ALI20161011BHJP
   B60Q 1/34 20060101ALI20161011BHJP
【FI】
   B60R1/06 D
   B60R1/12 A
   B60Q1/34 B
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-142059(P2012-142059)
(22)【出願日】2012年6月25日
(65)【公開番号】特開2014-4923(P2014-4923A)
(43)【公開日】2014年1月16日
【審査請求日】2015年6月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000147660
【氏名又は名称】株式会社石▲崎▼本店
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】安友 政人
【審査官】 岸 智章
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−051435(JP,A)
【文献】 特開2009−046037(JP,A)
【文献】 特開2012−104275(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 1/06−1/078,1/12
B60Q 1/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ミラーと、該ミラーを保持するミラーハウジングと、該ミラーハウジングを車両前方側から覆う外装部材としてのハウジングカバーと、該ハウジングカバーの開口部から露出するターンランプとを備えたターンランプ付きドアミラーであって、
前記ミラーハウジングに該ミラーハウジングを補強するためのフレームが取り付けられていて
前記ミラーハウジングには、前記ターンランプを取り付ける取付部が形成され、
前記フレームには、前記ターンランプを支持する車両前方側に突出した支持部が形成され、
前記ターンランプは、前記ミラーハウジングの前記取付部にボルトによって又は凹部と凸部の嵌合によって取り付けられているとともに、前記ミラーハウジングと前記フレームとの位置のばらつきが生じても、前記ターンランプと前記ハウジングカバーとの位置関係がずれないように、前記フレームの前記支持部には結合されず、該支持部に当てられることによって支持されていることを特徴とするターンランプ付きドアミラー。
【請求項2】
前記ミラーハウジング及びターンランプは、それらの車幅方向の外側端部に、互いに係合する係合部をそれぞれ有していることを特徴とする請求項1に記載のターンランプ付きドアミラー。
【請求項3】
前記支持部は、前記取付部を挟んで前記係合部の反対側で前記ターンランプを支持していることを特徴とする請求項2に記載のターンランプ付きドアミラー。
【請求項4】
前記ターンランプは、該ターンランプに電力を供給するハーネスに接続されるカプラーを有し、
前記支持部は、車幅方向における前記カプラーと対応する位置で前記ターンランプを支持していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のターンランプ付きドアミラー。
【請求項5】
前記取付部に前記ターンランプがボルトによって締結されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のターンランプ付きドアミラー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に設けられるターンランプ付きドアミラーに関し、特に、ドアミラーにターンランプを取り付けるための構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、車両には、点滅のシグナルにより周囲に右折及び左折を報知するために、車両の車幅方向両側にターンランプが据え付けられている。また、近時では、シグナルの視認性を向上するために、最も車幅方向に張り出すドアミラーにもターンランプが設けられている。このターンランプ付きドアミラーでは、ミラーを保持するミラーハウジングの車両前方側を覆うようにハウジングカバーが被せられ、ハウジングカバーの切欠きからターンランプが露出されている。
【0003】
近年では、ミラーハウジングに取り付けられたミラーのがたつきを抑制し、且つ、ミラーハウジングを補強するために、補強部材としてフレームがミラーハウジングの内側に取り付けられている。その一例が、特許文献1に記載されている。
【0004】
特許文献1では、ターンランプがミラーハウジング及びフレームに締結され、さらに、それぞれ対応する位置に形成されたターンランプの凹部とハウジングカバーの凸部とが係合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011−051435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、特許文献1に記載のターンランプ付きドアミラーでは、ミラーハウジングとフレームとの間で寸法誤差及び組付誤差等によって位置ずれがあると、ターンランプをフレームに締結したときに、ミラーハウジングにおけるターンランプの組付位置に若干のずれが生じることとなる。その結果、ハウジングカバーをミラーハウジングに取り付けたときに、ハウジングカバーとターンランプとの位置関係が狂い、見栄えが悪くなるという問題が生じる。また、ハウジングカバーとターンランプとの位置関係にずれが生じているときに、特許文献1のようにターンランプの凹部とハウジングカバーの凸部とを係合しようとしても、係合できないおそれがある。仮にそれらを係合できたとしても、ハウジングカバーに歪みが生じて見栄えが悪くなる。
【0007】
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、フレームを有するターンランプ付きドアミラーにおいて、ターンランプとハウジングカバーとの位置ずれを防止し、見栄えを良好にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するために、本発明は、ターンランプをフレームには結合せずに、フレームに当てて支持する構成を採用した。
【0009】
具体的に、本発明に係るターンランプ付きドアミラーは、ミラーと、該ミラーを保持するミラーハウジングと、該ミラーハウジングを車両前方側から覆う外装部材としてのハウジングカバーと、該ハウジングカバーの開口部から露出するターンランプとを備え、ミラーハウジングに該ミラーハウジングを補強するためのフレームが取り付けられていて、ミラーハウジングには、ターンランプを取り付ける取付部が形成され、フレームには、ターンランプを支持する車両前方側に突出した支持部が形成され、ターンランプは、ミラーハウジング取付部にボルトによって又は凹部と凸部の嵌合によって取り付けられているとともに、ミラーハウジングとフレームとの位置のばらつきが生じても、ターンランプとハウジングカバーとの位置関係がずれないように、フレームの支持部には結合されず、該支持部に当てられることによって支持されている。
【0010】
本発明に係るターンランプ付きドアミラーによると、ターンランプは、ミラーハウジング取付部にボルトによって又は凹部と凸部の嵌合によって取り付けられている一方、フレームの支持部には結合されず、該支持部に当てられることによって単に接して支持されているため、ミラーハウジングとフレームとの間で位置のばらつきが生じても、これに影響されることなく、ターンランプをミラーハウジングに高い位置精度で取り付けることができる。その結果、ハウジングカバーをミラーハウジングに取り付けたとき、共にミラーハウジングに取り付けられたターンランプとハウジングカバーとの間の位置精度を高く維持できて、ターンランプ付きドアミラーの見栄えを向上できる。
【0011】
本発明に係るターンランプ付きドアミラーにおいて、ミラーハウジング及びターンランプは、それらの車幅方向の外側端部に、互いに係合する係合部をそれぞれ有していることが好ましい。
【0012】
このようにすると、ターンランプは、ミラーハウジングの取付部だけでなく、係合部で係合しているため、ターンランプをミラーハウジングにより強固に取り付けることが可能となる。また、ミラーハウジング及びターンランプの係合部は、それらの車幅方向の外側端部に設けられているため、ターンランプが取付部を支点として車両前後方向に揺動することを抑制できる。
【0013】
また、この場合、フレームの支持部は、ミラーハウジングの取付部を挟んで係合部の反対側でターンランプを支持していることが好ましい。
【0014】
このような構成によると、ターンランプは、ミラーハウジングの取付部を挟んで車幅方向外側と内側とにおいて、ミラーハウジング及びフレームに支持されているため、ターンランプが取付部を支点として車両前後方向に揺動することを防止する上でさらに有利となる。
【0015】
本発明に係るターンランプ付きドアミラーにおいて、ターンランプは、該ターンランプに電力を供給するハーネスに接続されるカプラーを有し、支持部は、車幅方向におけるカプラーと対応する位置でターンランプを支持していることが好ましい。
【0016】
このような構成によると、車幅方向におけるカプラーと対応する位置でフレームの支持部がターンランプを支持しているため、カプラー近傍の振動を抑制でき、カプラーとハーネスとの接続が外れることを防ぎ、さらに、ハーネスのばたつきを抑制することができる。
【0017】
また、本発明に係るターンランプ付きドアミラーでは、ミラーハウジングの取付部にターンランプがボルトによって締結されていてもよい。
【発明の効果】
【0018】
本発明に係るターンランプ付きドアミラーによると、ターンランプは、ミラーハウジングの取付部にボルトによって又は凹部と凸部の嵌合によって取り付けられている一方、フレームの支持部には結合されず、該支持部に当てられることによって支持されているため、ミラーハウジングとフレームとの位置のばらつきに影響されることなく、ハウジングカバーとターンランプとの位置精度を向上できる。その結果、ターンランプ付きドアミラーの見栄えを向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施形態に係るターンランプ付きドアミラーを示す斜視図である。
図2】本発明の一実施形態に係るターンランプ付きドアミラーを示す分解斜視図である。
図3】本発明の一実施形態に係るターンランプ付きドアミラーのターンランプの内側を示す斜視図である。
図4】本発明の一実施形態に係るターンランプ付きドアミラーのフレームのターンランプと対向する側を示す斜視図である。
図5】本発明の一実施形態に係るターンランプ付きドアミラーにおけるフレームとターンランプとが接する部分を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用方法或いはその用途を制限することを意図するものでない。
【0021】
まず、本発明の一実施形態に係るターンランプ付きドアミラーの全体構成について図1及び図2を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係るターンランプ付きドアミラーを示す斜視図である。図2は本発明の一実施形態に係るターンランプ付きドアミラーを示す分解斜視図である。
【0022】
本実施形態に係るターンランプ付きドアミラー1(以下、単にドアミラーという。)は、運転者の後方確認のために用いられるものであり、車両のフロントドアのアウターパネルに固定される。また、詳細は後述するが、ドアミラー1は、格納姿勢(ミラー面と略垂直な方向と車幅方向とが略一致した姿勢)と、展開姿勢(ミラー面と略垂直な方向と車両前後方向とが略一致した姿勢)とを採ることができる。ここで、以下の説明では、便宜上ドアミラー1が展開姿勢をとった状態について説明し、図1に示すように、ミラー面と略垂直な方向を「車両前後方向」といい、ドアミラー1の幅方向を「車幅方向」といい、車両前後方向及び車幅方向に垂直な方向を「車両上下方向」という。また、以下の説明では、右側のドアミラー1について説明するが、左側のドアミラーについては、右側のドアミラー1と左右対称であることを除けば同様の構成であることから、その説明を省略する。
【0023】
図1及び図2に示すように、ドアミラー1は、ミラー2と、該ミラー2を保持するミラーハウジング3と、該ミラーハウジング3を車両前方側から覆う外装部材としてのハウジングカバー4と、ミラーハウジング3に取り付けられ、ハウジングカバー4の開口部から露出するターンランプ5とを備えている。
【0024】
具体的に、ミラー2はミラーホルダー6に装着されており、該ミラーホルダー6は、ミラー角度調節ユニット7に不図示のピボット球を介して傾動自在に支持されている。また、ミラー角度調節ユニット7は、ミラーハウジング3の車両後方側に固定され、これにより、ミラー2がミラーハウジング3に保持される。このような構成により、ミラー角度調節ユニット7がミラーホルダー6を傾動させることが可能となり、ミラー2をミラーハウジング3に対して角度を調節することが可能となっている。但し、このような構成に限られず、例えばミラー2の角度調節機能を不要とする場合は、ミラー2を直接にミラーハウジング3に取り付けても構わない。
【0025】
一方、ミラーハウジング3の車両前方側には、ミラーハウジング3を覆うようにハウジングカバー4が取り付けられている。なお、本実施形態において、ハウジングカバー4は、ミラーハウジング3の車両上方側を覆うアッパーパネル4aと、下方側を覆うロアパネル4bとの2つの部材からなるが、これに限られず、単一の部材により構成されてもよく、また、3つ以上の部材により構成されていてもよい。
【0026】
ミラーハウジング3の車両前方側の一部には、ターンランプ5が取り付けられている。ここで、ターンランプ5は、ハウジングカバー4から露出するようにミラーハウジング3に取り付けられている。ここで、ハウジングカバー4は、予めターンランプ5が設けられる位置に切欠き等の開口を有するように形成されており、ターンランプ5がその開口部から露出するように構成されている。なお、ターンランプ5の取り付け構造の詳細については後述する。
【0027】
図2に示すように、ミラーハウジング3の内側には、ミラーハウジング3を補強するようにフレーム8が設けられている。具体的に、フレーム8は車両後方側からミラーハウジング3の内側に嵌合するように取り付けられている。フレーム8は、ミラーハウジング3よりも剛性が高い材料からなり、ミラーハウジング3の内側に取り付けられることにより、ミラーハウジング3の剛性を向上して、ねじれ等を防止する。本実施形態では、ミラーハウジング3にフレーム8を嵌合するように取り付けたが、これに限られず、フレーム8がミラーハウジング3を補強できる態様であればよい。
【0028】
さらに、ドアミラー1は、前記のようにフロントドアのアウターパネルに固定されるためにミラーベース9を備えている。ミラーベース9は、フロントドアのアウターパネルに接続されると共に、フレーム8に取り付けられた回動軸と接続されている。これにより、ドアミラー1のミラーベース9以外の部分が前記回動軸周りに回動可能となり、ドアミラー1は、格納姿勢と展開姿勢とを採ることが可能となる。但し、このような構成に限られず、例えば回動軸を有する電動ユニットをフレーム8に設け、該回動軸をミラーベース9に接続してもよく、このようにすると、電動でドアミラー1を格納姿勢及び展開姿勢にすることが可能となる。
【0029】
次に、本発明の一実施形態に係るドアミラーにおけるミラーハウジングにターンランプを取り付けるための構造について、図2図5を参照しながら説明する。図3は本実施形態に係るターンランプを示す斜視図であり、図4は本実施形態に係るフレームを示す斜視図であり、図5は本実施形態に係るフレームとターンランプとが接する部分の拡大断面図である。
【0030】
図2及び図3に示すように、ミラーハウジング3には、ターンランプ5を取り付けるための取付部であるボス10が形成されており、一方、ターンランプ5には、ボス10の位置に対応するように、車両上下方向に延びるフランジに締結孔11が形成されている。ボス10と締結孔11との位置を合わせ、締結具であるボルト12を用いてターンランプ5の締結孔11とミラーハウジング3のボス10とが接続されることにより、ターンランプ5がミラーハウジング3に締結されている。本実施形態では、ボルト12を用いてミラーハウジング3にターンランプ5を取り付けたが、これに限られず、例えばミラーハウジング3の取付部を凹部とし、これに対応する凸部をターンランプ5に設け、これらを嵌合することによりミラーハウジング3にターンランプ5を取り付けてもよい。
【0031】
ターンランプ5は、前記のようにミラーハウジング3に取り付けられている一方で、フレーム8に接して支持されている。具体的に、図4及び図5に示すように、フレーム8には、ターンランプ5側(車両前方側)に突出する支持部13が形成されており、支持部13がターンランプ5の内側に接して支持している。本実施形態では支持部13のターンランプ5に接する面が十字状であるが、この形状に限られず、ターンランプ5を支持できる形状であればよい。
【0032】
このように、ターンランプ5がミラーハウジング3に締結されるだけでなく、フレーム8に支持されることにより、より強固にターンランプ5を取り付けることが可能となる。また、ターンランプ5は、フレーム8に締結されておらず、接して支持されているだけであるため、ミラーハウジング3とフレーム8との位置のばらつきが生じても、それに影響されることなく、ターンランプ5はミラーハウジング3に位置精度良く取り付けられる。このため、ハウジングカバー4をミラーハウジング3に取り付けると、ターンランプ5とハウジングカバー4との位置精度を高く維持できて、その結果、ドアミラー1の見栄えを向上できる。
【0033】
ここで、図2に示すように、ターンランプ5は、ミラーハウジング3に2つのボス10を介して取り付けられているが、支持部13は、それら2つのボス10を通る直線上以外の位置でターンランプ5を支持することが好ましい。支持部13が2つのボス10を通る直線上でターンランプ5を支持すると、ターンランプ5がボス10及び支持部13を支点に車両前後方向に揺動するおそれが生じるからである。
【0034】
また、ターンランプ5は、ミラーハウジング3のボス10に取り付けられているだけでなく、例えばターンランプ5の車幅方向の外側端部に係合部が形成され、該係合部がミラーハウジング3の外縁に形成された係合部と係合されていてもよい。例えば、図2及び図3に示すように係合部としてターンランプ5は凹部5aを有し、ミラーハウジング3の外縁に形成された係合部である凸部3aに凹部5aが嵌合されていてもよい。このとき、ターンランプ5は、ボス10を挟んで係合部の反対側において、フレーム8の支持部13に支持されていることが好ましい。このようにすると、ターンランプ5の車幅方向の両側がミラーハウジング3及びフレーム8に支持されているため、ターンランプ5がボス10を支点に車両前後方向に揺動すること防止できる。
【0035】
また、図2及び図3に示すように、ターンランプ5には、ターンランプ5に電力を供給するためのハーネス14が接続されていてもよい。このとき、ターンランプ5に設けられたカプラー15にハーネス14が接続される。本実施形態では、ターンランプ5の上端から上方に延びる筒状のカプラー15が設けられている。ここで、ターンランプ5は、車幅方向におけるカプラー15と対応する位置でフレーム8の支持部13に接して支持されていることが好ましい。ここで、車幅方向におけるカプラー15と対応する位置とは、例えば図3のA部分が該当する。この部分が支持部13に支持されると、カプラー15近傍の振動を抑制でき、カプラー15からハーネス14が抜け落ちることを防止でき、さらに、ハーネス14のばたつきを防止することが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
以上説明したように、本発明は、車両のドアミラーにターンランプを取り付けるための構造等に有用である。
【符号の説明】
【0037】
1 (ターンランプ付き)ドアミラー
2 ミラー
3 ミラーハウジング
3a 凸部(係合部)
4 ハウジングカバー
4a アッパーパネル
4b ロアパネル
5 ターンランプ
5a 凹部(係合部)
6 ミラーホルダー
7 ミラー角度調節ユニット
8 フレーム
9 ミラーベース
10 ボス(取付部)
11 締結孔
12 ボルト(締結具)
13 支持部
14 ハーネス
15 カプラー
図1
図2
図3
図4
図5