(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
筒状に構成されるものであり、前記拡散部に当接して拡散した前記気泡混入水がその内面に当接するように配置されるとともに、前記内面に当接した前記気泡混入水が下流側端部の開口から流出するように構成される、筒部材を具備し、
前記筒部材の内側において、前記絞り部から流出する前記気泡混入水の流出方向の延長線上に位置しないように下流側に行くにしたがって縮径される部分を有し、
前記拡散部に当接して拡散した前記気泡混入水が、前記縮径される部分に当接して、前記筒部材から吐出される前記気泡混入水の吐出範囲を狭くする、
請求項1に記載のノズル。
前記筒部材は、前記筒部材の内面に当接した前記気泡混入水の一部が前記筒部材の下流側端部の開口から複数本の線状に流出するように前記気泡混入水を案内する複数個の案内溝、を有する、
請求項1または2に記載のノズル。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明の第一実施形態に係るノズル1について、
図1から
図7を用いて説明する。なお、図中における矢印Aは、気泡混入水が流れる方向を示すものとして説明する。
【0017】
ノズル1は、水の流出口からノズル1に流入した水に空気を混入させて気泡混入水として、当該気泡混入水を吐出するように構成される。
ノズル1は、
図1乃至
図4に示すように、流入部11と、絞り部12と、空気導入部13と、拡散部14と、を具備し、全体的に略筒状に形成される。
【0018】
ノズル1の流入部11は、水の流出口に接続されて、当該水の流出口(例えば、ホース)から流出する水がノズル1内に流入する部分である。
【0019】
ノズル1の絞り部12は、流入部11からノズル1内に流入した水の流れを絞って水の流速を増加させる部分である。ノズル1の絞り部12は、流入部11よりも下流側に配置される。ノズル1は、絞り部12から下流側へ流出する水の流速が、絞り部12の上流側よりも増加するように構成される。
【0020】
ノズル1の空気導入部13は、絞り部12から下流側へ流出する水(水の流出口から流入した水)に空気が吸引されて当該空気が混入されることによって、絞り部12から下流側へ流出する水が気泡混入水となるように、ノズル1内に空気を導入する部分である。
ノズル1の空気導入部13は、ノズル1外から、ノズル1における絞り部12の下流側部分近傍に空気を導入するように構成される。ノズル1の空気導入部13における空気の出口の開口13bは、ノズル1内における絞り部12の下流側部分近傍に形成される。ノズル1内には、空気導入部13における空気の出口の開口13bから空気が導入される。
【0021】
ノズル1の拡散部14は、気泡混入水の水勢を弱めるとともに、気泡混入水を拡散させるものである。
ノズル1の拡散部14は、絞り部12および空気導入部13の下流側に配置される。ノズル1の拡散部14は、気泡混入水が当接するような位置に配置される。
ノズル1の拡散部14は、気泡混入水が拡散部14に当接することによって、気泡混入水の水勢が弱まるとともに気泡混入水が拡散するように構成される。
【0022】
このように構成されるノズル1では、気泡混入水が拡散部14に当接することによって気泡混入水の水勢が弱められることとなる。
もっとも、ノズル1では、絞り部12から下流側へ流出した直後の水(水の流出口から流入した水)の水勢は弱められておらず、絞り部12から下流側へ流出する水の空気の吸引力も低下しない。
このため、ノズル1では、空気導入部13において、絞り部12から下流側へ流出した水(水勢が弱められていない水)に確実に空気を混入させることができる。
【0023】
以上のようにして、ノズル1では、混入される気泡の量が減少することを防止しつつ水勢を弱めて気泡混入水を吐出することができる。
したがって、ノズル1によれば、気泡混入水による洗浄効果が低下することを防止しつつ洗浄対象が損傷することを防止することができる。
【0024】
ここで、従来のノズルでは、これから吐出される気泡混入水が筋状であるため、気泡混入水の吐出範囲が狭い。つまり、従来のノズルでは、これから吐出される気泡混入水が洗浄対象に直接接触する範囲が狭い。
このため、従来のノズルでは、気泡混入水が洗浄対象に直接接触する箇所を細かく移動させながら洗浄作業をおこなうことを要する。
つまり、従来のノズルを用いて洗浄対象(表面が柔らかく形くずれが起こりやすいく、または、筋状で強い水勢によって付着した汚れを剥離できなくとも十分に洗浄できる洗浄対象)を洗浄すると、当該ノズルから吐出される気泡混入水が筋状であるために、その洗浄作業が煩わしいものとなる。
【0025】
ノズル1では、気泡混入水が拡散部14に当接することによって気泡混入水が拡散することとなる(
図6参照)。
そして、ノズル1では、前記気泡混入水が拡散することによって、気泡混入水の吐出範囲が広がることとなる。
このため、ノズル1によれば、従来のノズルに比べて前記洗浄対象の洗浄作業を容易におこなうことができる。
【0026】
次に、ノズル1の具体的構成について説明する。
ノズル1は、
図1乃至
図4に示すように、接続部材20と、絞り部材30と、筒部材40と、を具備する。
【0027】
ノズル1の接続部材20は、その上流側端部および下流側端部が開口する略円筒状に形成される。
ノズル1の接続部材20における上流側部は、流入部11として構成される。
ノズル1の接続部材20は、その上流側部が水の流出口に接続可能に構成される。
ノズル1の接続部材20は、その上下中途部(上流側部と下流側部との間)に、フランジ21が形成されて構成される。ノズル1の接続部材20におけるフランジ21は、側方に突出するように形成される。
ノズル1の接続部材20は、その下流側部(フランジ21よりも下流側の部分)が絞り部材30の上流側端部の開口から絞り部材30内に嵌挿可能に構成される。
【0028】
ノズル1の絞り部材30は、
図1乃至
図5に示すように、その上流側端部が開口するとともに下流側端部に底部31を有して、有底略筒状に形成される。
ノズル1の絞り部材30における上流側端部には、フランジ32が形成される。ノズル1の絞り部材30におけるフランジ32は、側方に突出するように形成される。
【0029】
ノズル1の絞り部材30は、凹部33を有する。ノズル1の絞り部材30における凹部33は、底部31の上流側の面の中央部に形成される。ノズル1の絞り部材30における凹部33は、底部31の上流側の面が略半球状に凹むように形成される。
【0030】
ノズル1の絞り部材30は、複数個の絞り孔34・34・・・を有する。
ノズル1の絞り部材30における絞り孔34は、ノズル1内に流入した水の流れを絞って水の流速を増加させるものである。ノズル1の絞り部材30における複数個の絞り孔34で、絞り部12が構成される。
ノズル1の絞り部材30における絞り孔34は、絞り部材30内から絞り部材30外に底部31を貫通するように形成される。ノズル1の絞り部材30における絞り孔34は、上流側の開口35が凹部33に開口するように形成される。ノズル1の絞り部材30の絞り孔34は、周方向に60度ずつ位相をずらして形成される。
ノズル1の絞り部材30の絞り孔34は、当該絞り孔34におけるそれぞれの下流側の開口36から流出する三本の水流がノズル1の軸心方向に平行に流出するようにそれぞれ形成される。
なお、ノズル1の絞り部材30における絞り孔34の数は、三個であることに限定するものではない。
【0031】
ノズル1の絞り部材30は、切欠き37を有する。
ノズル1の絞り部材30における切欠き37は、周方向に180度ずつ位相をずらすようにして(絞り部材30の軸心を中心にして対向するような位置に)、それぞれ形成される。ノズル1の絞り部材30における切欠き37は、フランジ32を含むその外周面の一部が上端部から下端部に亘って絞り部材30の軸心方向に沿って切欠かれるように、それぞれ形成される。
【0032】
ノズル1の筒部材40は、
図1乃至
図4に示すように、その上流側端部および下流側端部が開口する円筒状に形成される。
ノズル1の筒部材40は、その上下中途部(上流側部と下流側部との間)から下流側端部にいくに従って次第に縮径されて、上流側端部の開口の内経が下流側端部の開口41の内経よりも大きくなるように形成されて、構成される。
ノズル1の筒部材40は、その上流側部内に絞り部材30におけるフランジ32よりも下流側の部分を嵌挿可能に構成される。
【0033】
そして、ノズル1は、その絞り部材30の上流側部内に、絞り部材30の上流側端部の開口から接続部材20におけるフランジ21よりも下流側の部分が嵌挿されて構成される。
前記ノズル1の絞り部材30に接続部材20が嵌挿された状態では、接続部材20内と絞り部材30内とが連通した状態となる。
ノズル1は、接続部材20における上流側部から流入した水が、接続部材20内を通って絞り部材30内に流入して、絞り部材30の絞り孔34におけるそれぞれの下流側の開口36から流出するように、構成される。
【0034】
また、ノズル1は、その筒部材40内に、筒部材40の上流側端部の開口から絞り部材30におけるフランジ32よりも下流側の部分が嵌挿されて構成される。前記ノズル1の筒部材40に絞り部材30が嵌挿された状態では、筒部材40の内周面と絞り部材30の切欠き37が形成されていない部分の外周面とが当接した状態となるが、筒部材40の内周面と絞り部材30の切欠き37が形成される部分の外面との間には空間が形成される。当該ノズル1の絞り部材30における切欠き37と筒部材40の内周面とで形成される空間で、空気導入部13が構成される。
【0035】
ノズル1では、絞り部材30における切欠き37の上端部の開口が、空気導入部13における空気の入口の開口13aとして構成される。また、ノズル1の絞り部材30における切欠き37の下端部の開口が、空気導入部13における空気の出口の開口13bとして構成される。
そして、ノズル1は、絞り部材30の絞り孔34(絞り部12)におけるそれぞれの下流側の開口36から流出した水に空気導入部13における空気の出口から導入された空気が混入されて、当該絞り孔34の下流側の開口36から流出した水を気泡混入水とするように構成される。
【0036】
ノズル1の絞り部材30は、拡散体38を有する。
ノズル1の絞り部材30における拡散体38は、気泡混入水の水勢を弱めるとともに、気泡混入水を拡散させるものである。ノズル1の絞り部材30における拡散体38は、拡散部14を構成する。
ノズル1の絞り部材30における拡散体38は、絞り孔34の下流側の開口36の近傍に位置するように配置される。ノズル1の絞り部材30における拡散体38は、底部31(絞り孔34の下流側の開口36)の下流側に位置するように配置される。ノズル1の絞り部材30における拡散体38は、絞り部材30の底部31の中央部(絞り孔34よりも中央側)から下流側に突出するように配置される。ノズル1の絞り部材30における拡散体38は、気泡混入水が当接するように配置される。
ノズル1の絞り部材30における拡散体38は、略円錐状に形成される。ノズル1の絞り部材30における拡散体38は、下流側にいくに従って末広がりのテーパ状に形成される。
ノズル1の絞り部材30における拡散体38は、その下流側端(外側端)が絞り孔34よりも外側(筒部材40の内周面側)に位置するように、形成される。ノズル1の絞り部材30における拡散体38は、その上流側の斜面が絞り孔34の軸心の延長線上に位置するように、形成される。ノズル1の絞り部材30における拡散体38は、その上流側の斜面が絞り部材30の絞り孔34から流出する気泡混入水の流出方向の延長線上に位置するように、形成される。
【0037】
このように構成されるノズル1では、絞り部材30が拡散体38(拡散部14)を有するため、ノズル1の軸心方向に絞り部材30の絞り孔34(絞り部12)から流出する気泡混入水は、絞り部材30の拡散体38に当接することとなる。
そして、ノズル1では、絞り部材30における拡散体38に気泡混入水が当接することによって気泡混入水の水勢が弱められることとなる。
もっとも、ノズル1では、絞り部材30の絞り孔34から流出した直後の水(水の流出口から流入した水)の水勢は弱められておらず、絞り部材30の絞り孔34から下流側へ流出する水の空気の吸引力も低下しない。
このため、ノズル1では、空気導入部13において、絞り部材30の絞り孔34から流出した水(水勢が弱められていない水)に確実に空気を混入させることができる。
【0038】
以上のようにして、ノズル1では、混入される気泡の量が減少することを防止しつつ水勢を弱めて気泡混入水を吐出することができる。
したがって、ノズル1によれば、気泡混入水による洗浄効果が低下することを防止しつつ洗浄対象が損傷することを防止することができる。
【0039】
また、ノズル1では、絞り部材30における拡散体38に気泡混入水が当接することによって気泡混入水が拡散することとなる(
図6参照)。
そして、ノズル1では、前記気泡混入水が拡散することによって、気泡混入水の吐出範囲が広がることとなる。このとき、ノズル1では、絞り部材30における拡散体38に当接した気泡混入水が下流側にいくに従って末広がりに拡散して、その吐出範囲が広がることとなる。
このため、ノズル1によれば、従来のノズル(気泡混入水を筋状に吐出するノズル)に比べて洗浄対象(表面が柔らかく形くずれが起こりやすいく、または、筋状で強い水勢によって付着した汚れを剥離できなくとも十分に洗浄できる洗浄対象)の洗浄作業を容易におこなうことができる。
【0040】
また、ノズル1の筒部材40は、その下流側端部の開口41が絞り部材30の拡散体38の下流側端よりも下流側に位置するように構成される。ノズル1の筒部材40は、前記絞り部材30の拡散体38に当接して拡散した気泡混入水が、筒部材40の内周面(内面)に当接するように配置される。ノズル1の筒部材40は、前記筒部材40の内周面(内面)に当接した気泡混入水が筒部材40の下流側端部の開口41から流出するように構成される。
このようにして、ノズル1は、前記絞り部材30の拡散体38に当接して拡散した気泡混入水が、筒部材40の内周面(内面)に当接して筒部材40の下流側端部の開口41から吐出されるように、構成される。
【0041】
このため、ノズル1では、前記絞り部材30の拡散体38に当接して拡散した気泡混入水を、その吐出範囲を広げた状態で洗浄対象に向けて吐出することができる(
図6参照)。
したがって、ノズル1によれば、混入される気泡の量が減少することを防止しつつ水勢を弱めるとともに吐出範囲が広げられた気泡混入水を、洗浄対象物に確実に吐出することができる。
【0042】
ノズル1は、
図7に示すように、狭範囲吐出部材45を具備してもよい。
ノズル1の狭範囲吐出部材45は、筒部材40の下流側端部の開口41から吐出される気泡混入水よりも吐出範囲を狭くするものである。
ノズル1の狭範囲吐出部材45は、その上流側端部および下流側端部が開口する円筒状に形成される。ノズル1の狭範囲吐出部材45は、その上下中途部から上流側端部にいくに従って次第に内経が拡縮径されて、上流側端部の開口の内経が下流側端部の開口46の内経よりも大きくなるように構成される。ノズル1の狭範囲吐出部材45は、その縮径される部分よりも下流側部分の内径が絞り部材30の拡散体38の最下流側の外径と略同一となるように構成される。ノズル1の狭範囲吐出部材45は、その前記縮径される部分の内経が筒部材40の内径よりも小さく形成されて構成される。
ノズル1の狭範囲吐出部材45は、その上流側部を筒部材40の下流側端部内に嵌挿可能に構成される。
【0043】
そして、ノズル1は、その筒部材40の下流側端部の開口41から筒部材40に狭範囲吐出部材45が嵌挿されて構成される。
このとき、ノズル1の狭範囲吐出部材45は、その前記縮径される部分が絞り部材30の拡散体38の外側に位置するように配置される。ノズル1の狭範囲吐出部材45は、その下流側端部の開口46が絞り部材30の拡散体38の下流側端よりも下流側に位置するように構成される。ノズル1の狭範囲吐出部材45は、その前記縮径される部分よりも下流側部分が絞り部材30の拡散体38よりも下流側に位置するように構成される。
【0044】
ノズル1の狭範囲吐出部材45は、前記絞り部材30の拡散体38に当接して拡散した気泡混入水が、狭範囲吐出部材45における前記縮径される部分の内周面(内面)に当接するように配置される。ノズル1の狭範囲吐出部材45は、狭範囲吐出部材45における前記縮径される部分の内周面(内面)に当接した気泡混入水が狭範囲吐出部材45の下流側端部の開口46から流出するように構成される。
このようにして、ノズル1は、前記絞り部材30の拡散体38に当接して拡散した気泡混入水が、狭範囲吐出部材45の内周面(内面)に当接して狭範囲吐出部材45の下流側端部の開口46から吐出されるように、構成される。
そして、ノズル1の狭範囲吐出部材45は、その前記縮径される部分の内経が筒部材40の内径よりも小さく形成されて構成される。
このため、ノズル1では、前記絞り部材30の拡散体38に当接して拡散した気泡混入水を、狭範囲吐出部材45を具備せずに筒部材40の下流側端部の開口41から吐出される気泡混入水よりも吐出範囲を狭くして、洗浄対象に向けて吐出することができる(
図7参照)。
【0045】
次に、本発明の第二実施形態に係るノズル1について、
図8乃至
図15を用いて説明する。
なお、第二実施形態に係るノズル1の説明は、第一実施形態に係るノズル1と同様の構成の部分については適宜省略し、第一実施形態に係るノズル1の構成と異なる部分を中心に説明する。
【0046】
ノズル1は、
図8乃至
図10に示すように、接続部材50と、水流方向変換部材60と、絞り部材30と、回転体70と、筒部材40と、を具備し、脈動するような気泡混入水を吐出するように構成される。
【0047】
ノズル1の接続部材50は、その上流側端部および下流側端部が開口する略円筒状に形成される。
ノズル1の接続部材50における上流側部は、流入部11として構成される。ノズル1の接続部材50における上流側部は、水の流出口に接続可能に構成される。
【0048】
ノズル1の水流方向変換部材60は、接続部材50の下流側に配置される。
ノズル1の水流方向変換部材60は、接続部材50から流出する水の水流方向を変換するものである。
ノズル1の水流方向変換部材60は、その上流側端部が開口され、下流側端部に底部61を有して、有底略筒状に形成される。
【0049】
ノズル1の水流方向変換部材60は、その上流側端部にフランジ62が形成されて構成される。ノズル1の水流方向変換部材60におけるフランジ62は、側方に突出するように形成される。
ノズル1の水流方向変換部材60は凸部65を有する。ノズル1の水流方向変換部材60における凸部65は、底部61の中央部から下流側に突出するように形成される。
ノズル1の水流方向変換部材60は、その下流側部(フランジ62よりも下流側の部分)が絞り部材30の上流側端部の開口から絞り部材30内に嵌挿可能に構成される。
【0050】
ノズル1の水流方向変換部材60は、貫通孔63を有する。
ノズル1の水流方向変換部材60における貫通孔63は、周方向に180度位相をずらすようにして(水流方向変換部材60の軸心を中心に対向する位置に)、その上下中途部(上流側部と下流側部との間)にそれぞれ形成される。ノズル1の水流方向変換部材60における貫通孔63は、水流方向変換部材60における中途部の外周面から内周面に(半径方向に)貫通するように、それぞれ形成される。
【0051】
ノズル1の水流方向変換部材60は、切欠き64を有する。
ノズル1の水流方向変換部材60における切欠き64は、周方向に180度位相をずらすようにして(水流方向変換部材60の軸心を中心に対向する位置に)それぞれ形成される。ノズル1の水流方向変換部材60における切欠き64は、底部61の下流側の面および中途部の外周面が切欠かれるように形成される。ノズル1の水流方向変換部材60における切欠き64は、その底部61から、二個の貫通孔63のうち一方の貫通孔63に亘るように形成される。
【0052】
そして、ノズル1は、接続部材50における下流側端に水流方向変換部材60の上流側端を当接するようにして接続部材50と水流方向変換部材60とが配置されて、構成される。ノズル1は、接続部材50に水流方向変換部材60が固定されて、構成される。前記ノズル1の接続部材50と水流方向変換部材60とが配置された状態では、接続部材50内と水流方向変換部材60内とが連通した状態となる。
ノズル1では、接続部材50の下流側端部の開口から流出した水が、水流方向変換部材60の上流側端部の開口から水流方向変換部材60内に流入するように、構成される。
【0053】
また、ノズル1は、その絞り部材30内の上流側部内に、絞り部材30の上流側端部の開口から水流方向変換部材60におけるフランジ62よりも下流側の部分が嵌挿されて構成される。
ノズル1の水流方向変換部材60が絞り部材30に嵌挿された状態では、水流方向変換部材60の貫通孔63および切欠き64を介して、水流方向変換部材60内と絞り部材30内とが連通した状態となる。
このようにして、ノズル1は、水流方向変換部材60の上流側端部の開口から流入した水が、その貫通孔63および切欠き64を通って絞り部材30内に流入して、絞り部材30の絞り孔34におけるそれぞれの下流側の開口36から流出するように構成される。
【0054】
また、ノズル1は、接続部材50から水流方向変換部材60内に流入した水が、接続部材50の貫通孔63および切欠き64とを流通することにより、水の水流方向が水流方向変換部材60内への流入方向(水流方向変換部材60の軸方向)から周方向となって、絞り部材30内に流入するように構成される。
つまり、ノズル1は、水流方向変換部材60から流出する水が、水流方向が変換されて螺旋状の流水(平面視で時計回りの水流)となって絞り部材30に流入するように構成さる。
【0055】
ノズル1の回転体70は、絞り部材30の絞り孔34(絞り部12)の上流側の開口35の閉鎖と開放とを隣接する絞り孔34ごとに順次おこなうように回転することによって、絞り孔34(絞り部12)への水の流入を断続的に遮断するものである。
【0056】
ノズル1の回転体70は、棒状の部材の軸心方向中央部に円盤状の部材が互いの軸心を一致させて設けられたような形状に構成される。ノズル1の回転体70における棒状部分の両端部は、それぞれ半球状に構成される。
【0057】
ノズル1の回転体70は、棒状部分の軸心を傾斜させるようにして絞り部材30内に配置される。ノズル1の回転体70は、棒状部分の一端部71(上流側部)をその他端部72(下流側部)よりも外周側に向けて水流方向変換部材60の凸部65の外側に配置させるとともに、棒状部分の他端部72を絞り部材30の凹部33に位置させるようにして、配置される。
ノズル1の回転体70は、棒状部分の軸心の傾斜する向きを変えるように回転可能に構成される。ノズル1の回転体70は、棒状部分の他端部72が絞り部材30の凹部33に位置した状態で、棒状部分の一端部71が絞り部材30の内周面に沿って水流方向変換部材60の凸部65の周りを移動するように、回転可能に絞り部材30内に配置される。
【0058】
ノズル1の回転体70は、絞り部材30内において、前記水流方向変換部材60によって水流方向が変換されて螺旋状の水流を回転体70の円盤状部分で受けることによって、回転するように構成される。
このとき、ノズル1では、回転体70が回転して、棒状部分の他端部72が絞り部材30における絞り孔34の上流側の開口35上に位置したときに、当該棒状部分の他端部72で当該絞り部材30における絞り孔34の上流側の開口35を閉鎖する。
ノズル1では、回転体70がさらに回転して、前記絞り部材30の絞り孔34の上流側の開口35を通過したときに、当該絞り孔34の上流側の開口35を開放する。
【0059】
ノズル1は、回転体70が回転することによって、回転体70の棒状部分の他端部72で絞り部材30における絞り孔34の上流側の開口35の閉鎖と開放とを隣接する絞り孔34ごとに順次おこなうように構成される。
このようにして、ノズル1は、回転体70が回転することによって、絞り部材30における絞り孔34への水の流入を断続的に遮断するように構成される。
【0060】
ノズル1は、回転体70が回転することによって、絞り部材30における複数個の絞り孔34(絞り部12)のうち水が流入する絞り孔34を断続的に変更して、絞り孔34の下流側の開口36から脈動するような水を流出するように構成される。
そして、ノズル1は、前記脈動するような水に空気導入部13における空気の出口から導入された空気が混入されて、前記脈動するような水を脈動するような気泡混入水としてこれを吐出するように、構成される。
【0061】
このように構成されたノズル1では、前記脈動するような気泡混合水を洗浄対象に吐出すると、当該脈動するような気泡混合水を洗浄対象に吐出する接触した洗浄対象物は、気泡混入水内の気泡混入水の洗浄効果に加えて、脈動するような気泡混合水の振動によっても洗浄されることとなる。
このようにして、ノズル1では、これから流出する気泡混入水の洗浄効果を向上させることができる。
【0062】
ノズル1の筒部材40は、
図10または
図11に示すように、複数個の案内溝42・42・・・を有する構成としてもよい。
ノズル1の筒部材40における複数個の案内溝42は、前記筒部材40の内周面(内面)に当接した気泡混入水の一部が筒部材40の下流側端部の開口41から複数本の線状に流出するように当該気泡混入水を案内するものである。
ノズル1の筒部材40の案内溝42は、筒部材40の内周面に形成される。ノズル1の筒部材40の案内溝42は、筒部材40の軸心方向(気泡混合水の流出方向)に沿って形成される。ノズル1の筒部材40の案内溝42は、その上下中途部(上流側部と下流側部との間)から下流側端部の開口41に至るように形成される。
ノズル1の筒部材40は、十二個の案内溝42が等間隔に配置されて構成される。
【0063】
このように構成されるノズル1では、前記絞り部材30における拡散体38に当接して拡散した気泡混入水の一部が、筒部材40における複数個の案内溝42を通って下流側に流通することにより、筒部材40の下流側端部の開口41から複数本の線状に吐出されることとなる。
このため、ノズル1では、気泡混入水の洗浄効果が低下することを防止しつつ洗浄対象が損傷することを防止するとともに、シャワー状に気泡混入水を吐出することができる。
そして、ノズル1では、気泡が混入される気泡混入水は一般のシャワーヘッドから吐出されるシャワー水よりも洗浄効果が高いため、当該一般のシャワーヘッドよりも少量の水(気泡混入水)で洗浄対象を洗浄することができる。
【0064】
なお、ノズル1の筒部材40の案内溝42の数は十二個に限定されるものではない。ノズル1の筒部材40は、例えば、
図12は
図13に示すように、二十四個の案内溝42が配置される構成でもよい。
また、ノズル1の筒部材40の案内溝42は、筒部材40の軸心方向と交差するように(例えば、螺旋状に)形成してもよい。
【0065】
ノズル1の筒部材40は、
図14または
図15に示すように、筒部材40の軸心方向(筒部材40の下流側端部の開口41から気泡混合水が流出する方向)に移動可能に構成してもよい。
このように構成されるノズル1では、筒部材40をその軸心方向に移動させることにより、筒部材40の下流側端部の開口41から吐出される気泡混入水の吐出範囲を微調節(少し広くまたは少し狭く)することができる。
【0066】
ノズル1は、絞り部材30の外周面に雄ネジが形成されるとともに筒部材40の内周面に雌ネジが形成されて、絞り部材30の雄ネジと筒部材40の雌ネジとを螺合させることにより、筒部材40が絞り部材30に取付けられるように構成してもよい。
このように構成されるノズル1では、絞り部材30の雄ネジと筒部材40の雌ネジとの螺合度合いを変更することにより、筒部材40をその軸心方向に移動させることができる。
【0067】
次に、本発明の第三実施形態に係るノズル1について、
図16乃至
図19を用いて説明する。
なお、第三実施形態に係るノズル1の説明は、第一実施形態または第二実施形態に係るノズル1と同様の構成の部分については適宜省略し、第一実施形態または第二実施形態に係るノズル1の構成と異なる部分を中心に説明する。
【0068】
ノズル1は、
図16または
図17に示すように、接続部材50と、水流方向変換部材60と、絞り部材30と、回転体70と、筒部材40と、を具備し、脈動するような気泡混入水を吐出するように構成される。
本実施形態のノズル1では、絞り部材30は拡散体38を有さない。
【0069】
ノズル1の筒部材40は、
図16乃至
図18に示すように、拡散体43、を有する。
ノズル1の筒部材40における拡散体43は、気泡混入水の水勢を弱めるとともに、気泡混入水を拡散させるものである。ノズル1の筒部材40における拡散体43は、拡散部14を構成する。
ノズル1の筒部材40における拡散体43は、筒部材40の内周面から筒部材40の軸心に向かって延出するアーム44・44・44に支持されて、筒部材40の内側(筒部材40の内側)に位置するように配置される。ノズル1の筒部材40における拡散体43は、筒部材40の下流側端部の開口41近傍に配置される。ノズル1の筒部材40における拡散体43は、絞り部材30の底部31(絞り孔34の下流側の開口36)の近傍に位置するように配置される。ノズル1の筒部材40における拡散体43は、絞り部材30の底部31(絞り孔34の下流側の開口36)の下流側に位置するように配置される。ノズル1の筒部材40における拡散体43は、絞り部材30の軸心の延長線上に拡散体43の軸心が位置するように配置される。ノズル1の筒部材40における拡散体43は、絞り部材30の絞り孔34から流出する気泡混入水が当接するように配置される。
ノズル1の筒部材40における拡散体43は、略円錐状に形成される。ノズル1の筒部材40における拡散体43は、下流側にいくに従って末広がりのテーパ状に形成される。
ノズル1の筒部材40における拡散体43は、その下流側端(外側端)が絞り部材30の絞り孔34よりも外側(筒部材40の内周面側)に位置するように、形成される。ノズル1の筒部材40における拡散体43は、その上流側の斜面が絞り部材30の絞り孔34の軸心の延長線上に位置するように、形成される。ノズル1の筒部材40における拡散体43は、その上流側の斜面が絞り部材30の絞り孔34から流出する気泡混入水の流出方向の延長線上に位置するように、形成される。
【0070】
このように構成されるノズル1では、筒部材40が拡散体43(拡散部14)を有するため、ノズル1の軸心方向に絞り部材30の絞り孔34(絞り部12)から流出する気泡混入水は、筒部材40の拡散体43に当接することとなる。
そして、ノズル1では、筒部材40における拡散体43に気泡混入水が当接することによって気泡混入水の水勢が弱められることとなる。
もっとも、ノズル1では、絞り部材30の絞り孔34から流出した直後の水(水の流出口から流入した水)の水勢は弱められておらず、絞り部材30の絞り孔34から下流側へ流出する水の空気の吸引力も低下しない。
このため、ノズル1では、空気導入部13において、絞り部材30の絞り孔34から流出した水(水勢が弱められていない水)に確実に空気を混入させることができる。
【0071】
以上のようにして、ノズル1では、混入される気泡の量が減少することを防止しつつ水勢を弱めて気泡混入水を吐出することができる。
したがって、ノズル1によれば、気泡混入水による洗浄効果が低下することを防止しつつ洗浄対象が損傷することを防止することができる。
【0072】
また、ノズル1では、筒部材40における拡散体43に気泡混入水が当接することによって気泡混入水が拡散することとなる(
図19参照)。
そして、ノズル1では、前記気泡混入水が拡散することによって、気泡混入水の吐出範囲が広がることとなる。このとき、ノズル1では、筒部材40における拡散体43に当接した気泡混入水が下流側にいくに従って末広がりに拡散して、その吐出範囲が広がることとなる。
このため、ノズル1によれば、従来のノズル(気泡混入水を筋状に吐出するノズル)に比べて洗浄対象(表面が柔らかく形くずれが起こりやすいく、または、筋状で強い水勢によって付着した汚れを剥離できなくとも十分に洗浄できる洗浄対象)の洗浄作業を容易におこなうことができる。
【0073】
また、ノズル1の筒部材40は、その下流側端部の開口41が拡散体43の下流側端よりも下流側に位置するように構成される。ノズル1の筒部材40は、前記拡散体43に当接して拡散した気泡混入水が、筒部材40の内周面(内面)に当接するように構成されるノズル1の筒部材40は、前記筒部材40の内周面(内面)に当接した気泡混入水が筒部材40の下流側端部の開口41から流出するように構成される(
図19参照)。
このようにして、ノズル1は、前記拡散体43に当接して拡散した気泡混入水が、筒部材40の内周面(内面)に当接して筒部材40の下流側端部の開口41から吐出されるように、構成される。
【0074】
このため、ノズル1では、前記筒部材40の拡散体43に当接して拡散した気泡混入水を、その吐出範囲を広げた状態で洗浄対象に向けて吐出することができる(
図19参照)。
したがって、ノズル1によれば、混入される気泡の量が減少することを防止しつつ水勢を弱めるとともに吐出範囲が広げられた気泡混入水を、洗浄対象物に確実に吐出することができる。
【0075】
ノズル1の筒部材40は、
図17または
図18に示すように、複数個の案内溝42・42・・・を有する構成としてもよい。
【0076】
このように構成されるノズル1では、前記拡散体43に当接して拡散した気泡混入水の一部が、筒部材40における複数個の案内溝42を通って下流側に流通することにより、筒部材40の下流側端部の開口41から複数本の線状に吐出されることとなる。
このため、ノズル1では、気泡混入水の洗浄効果が低下することを防止しつつ洗浄対象が損傷することを防止するとともに、シャワー状に気泡混入水を吐出することができる。
そして、ノズル1では、気泡が混入される気泡混入水は一般のシャワーヘッドから吐出されるシャワー水よりも洗浄効果が高いため、当該一般のシャワーヘッドよりも少量の水(気泡混入水)で洗浄対象を洗浄することができる。
【0077】
なお、第一実施形態に係るノズル1が、複数個の案内溝42を有する筒部材40を具備する構成とすることもできる。
第一実施形態に係るノズル1が、筒部材40の軸心方向(筒部材40の下流側端部の開口41から気泡混合水が流出する方向)に移動可能に構成される筒部材40を具備する構成とすることもできる。
第三実施形態に係るノズル1が、水流方向変換部材60と、回転体70と、を具備しない構成とすることもできる。
【0078】
次に、本発明の第四実施形態に係るノズル1について、
図20乃至
図23を用いて説明する。
なお、第四実施形態に係るノズル1の説明は、第一実施形態乃至第三実施形態に係るノズル1と同様の構成の部分については適宜省略し、第一実施形態乃至第三実施形態に係るノズル1の構成と異なる部分を中心に説明する。
【0079】
ノズル1は、
図20乃至
図22に示すように、流入部11と、絞り部12と、空気導入部13と、溶解部15と、を具備し、全体的に略筒状に形成される。
【0080】
ノズル1の溶解部15は、気泡混入水によって溶解部15に配置される固形剤90を溶解させて、当該気泡混入水を所定の溶液として流出するように構成される。
ノズル1の溶解部15は、絞り部12および空気導入部13の下流側に配置される。ノズル1の溶解部15は、溶解部15に配置される固形剤90に、絞り部12および空気導入部13の下流側を流通する気泡混入水のうち少なくとも一部の気泡混入水が接触するような位置に配置される。
ノズル1の溶解部15は、溶解部15に配置される固形剤90に気泡混入水が接触することによって、溶解部15に配置される固形剤90が溶解されて、当該気泡混入水が所定の溶液となって流出するように構成される。
そして、ノズル1は、溶解部15から流出した所定の溶液を吐出するように構成される。
【0081】
以上のようにして、ノズル1では、溶解部15を具備し、水の流出口からノズル1に流入した水に空気を混入させて気泡混入水として当該気泡混入水を吐出するとともに、当該気泡混入水が固形剤90に接触することによって当該固形剤90が溶解されて当該気泡混入水を所定の溶液として当該所定の溶液を吐出するように構成される。
したがって、ノズル1によれば、固形剤90を溶解して当該固形剤90が溶解されたものをノズル1に導入することを要さずに、所定の溶液を吐出することができる。
よって、ノズル1によれば、固形剤90が溶解されたものを導入して所定の溶液を吐出するように構成されるものに比べて、簡易に、所定の溶液を吐出することができる。
【0082】
ここで、ノズル1の溶解部15に配置される固形剤90とは、気泡混入水が接触することによって溶解可能なもの(例えば、気泡混入水(水)が接触することによって溶解可能な、固形洗剤、固形塗料剤、固形薬剤、または、固形炭酸剤等)を示す。
また、前記所定の溶液とは、固形剤90が溶解されたものが気泡混入水に混入されたものを示す。
【0083】
次に、ノズル1の具体的構成について説明する。
ノズル1は、
図20乃至
図22に示すように、接続部材50と、水流方向変換部材60と、絞り部材30と、回転体70と、第一筒部材81と、第二筒部材82と、固形剤配置部材86と、固形剤90と、蓋部材80と、を具備し、脈動するような気泡混入水を吐出するとともに、所定の溶液を吐出するように構成される。
本実施形態のノズル1では、絞り部材30は拡散体38を有さない。
【0084】
ノズル1の第一筒部材81は、その上流側端部および下流側端部が開口する円筒状に形成される。
ノズル1の第一筒部材81は、その上下中途部(上流側部と下流側部との間)から下流側端部にいくに従って次第に縮径されて、上流側端部の開口の内経が下流側端部の開口の内経よりも大きくなるように形成されて、構成される。
ノズル1の第一筒部材81は、その上流側部内に絞り部材30におけるフランジ32よりも下流側の部分を嵌挿可能に構成される。
【0085】
ノズル1の第二筒部材82は、その上流側端部および下流側端部が開口する円筒状に形成される。
ノズル1の第二筒部材82は、その上流側部内が第一筒部材81における下流側端部に嵌挿可能に構成される。
ノズル1の第二筒部材82は、その上流側部を除く部分(中途部および下流側部)の外径が上流側部よりも小さく形成されて構成される。
ノズル1の第二筒部材82は、その上流側端から第二筒部材82の上流側部と中途部との境界部分における内面が下流側に行くに従って縮径されて、その上流側端から第二筒部材82の上流側部と中途部との境界部分における内部に傾斜面を有するように(テーパ状に)構成される。
【0086】
ノズル1の第二筒部材82は、流出路84と、流入路85と、を有して構成される。
ノズル1の第二筒部材82の流出路84は、第二筒部材82の上流側部と中途部との境界部分に複数(四個)形成される。ノズル1の第二筒部材82の流出路84は、第二筒部材82の上流側部と中途部との境界部分の内面から外面に貫通するように形成される。ノズル1の第二筒部材82の流出路84は、90度位相をずらすようにしてそれぞれ配置される。
ノズル1の第二筒部材82の流入路85は、下流側端に複数(四個)形成される。ノズル1の第二筒部材82の流入路85は、第二筒部材82の下流側端の内面から外面に切り欠かれるように形成される。ノズル1の第二筒部材82の流入路85は、90度位相をずらすようにしてそれぞれ配置される。
【0087】
ノズル1の固形剤配置部材86は、その上流側端部が開口する有底円筒状に形成される。
ノズル1の固形剤配置部材86は、その底部の中央部に下流側開口部87を有して構成される。
ノズル1の固形剤配置部材86は、その上流側部内に第一筒部材81における下流側端部を嵌挿可能に構成される。
ノズル1の固形剤配置部材86は、その底部の下流側開口部87に第二筒部材82の下流側端部を嵌挿可能に構成される。
ノズル1の固形剤配置部材86は、側部に固形剤90を固形剤配置室88に配置するときに用いられる側部孔89を有して構成される。
【0088】
ノズル1は、その第一筒部材81内に、第一筒部材81の上流側端部の開口から絞り部材30におけるフランジ32よりも下流側の部分が嵌挿されて構成される。前記ノズル1の第一筒部材81に絞り部材30が嵌挿された状態では、第一筒部材81の内周面と絞り部材30の切欠き37が形成されていない部分の外周面とが当接した状態となるが、第一筒部材81の内周面と絞り部材30の切欠き37が形成される部分の外面との間には空間が形成される。当該ノズル1の絞り部材30における切欠き37と第一筒部材81の内周面とで形成される空間で、空気導入部13が構成される。
【0089】
ノズル1は、その第一筒部材81内に、第一筒部材81の下流側端部の開口から第二筒部材82の上流側部が嵌挿されて構成される。
前記ノズル1の第一筒部材81に第二筒部材82が嵌挿された状態では、第二筒部材82の流入路85の上流側の開口(内面側の開口)が、絞り部材30の絞り孔34から流出する気泡混入水の流出方向の延長線上に位置するように、形成される。
【0090】
ノズル1は、その固形剤配置部材86の上流側部内に第一筒部材81における下流側端部を嵌挿するとともに、その固形剤配置部材86の底部の下流側開口部87に第二筒部材82の下流側端部を嵌挿して、固形剤配置部材86の内側に第二筒部材82が位置するように構成される。
ノズル1は、固形剤配置部材86の内面と、第二筒部材82の外面(上流側部の下流側面、中途部の外面、および、下流側部の外面)と、で、固形剤90が配置可能な固形剤配置室88が形成されるように構成される。ノズル1の固形剤配置室88は、溶解部15として構成される。
ノズル1は、固形剤配置室88と第二筒部材82内とが流出路84または流入路85を介して連通するように構成される。
【0091】
ノズル1は、固形剤配置部材86の側部孔89から粒状の複数個の固形剤90が固形剤配置室88に配置されて構成される。
ノズル1は、固形剤配置室88に固形剤90が配置された状態では、蓋部材80によって閉じられるようにして固形剤配置部材86の側部孔89に蓋がされて構成される。
【0092】
そして、ノズル1は、
図23に示すように、絞り部材30の絞り孔34から流出した気泡混入水が、第二筒部材82の下流側端部の開口83から吐出されるように、構成される。
また、ノズル1は、絞り部材30の絞り孔34から流出した気泡混入水のうち一部の気泡混入水が、第二筒部材82の流出路84を介して第二筒部材82の内側から流出して、固形剤配置室88(溶解部15)に流入するように構成される。
ノズル1は、前記固形剤配置室88に流入した気泡混入水によって固形剤配置室88(溶解部15)に配置される固形剤90を溶解して当該気泡混入水を所定の溶液として、当該所定の溶液が固形剤配置室88(溶解部15)から第二筒部材82の流入路85を介して第二筒部材82の内側に流入するように構成される。
そして、ノズル1は、第二筒部材82の内側に流入した所定の溶液が第二筒部材82の下流側端部の開口83から吐出されるように、構成される。
【0093】
以上のようにして、ノズル1は、水の流出口からノズル1に流入した水に空気を混入させて気泡混入水として当該気泡混入水を吐出するとともに、当該気泡混入水が固形剤90に接触することによって当該固形剤90が溶解されて当該気泡混入水を所定の溶液として当該所定の溶液を吐出するように構成される。
したがって、ノズル1によれば、固形剤90を溶解して当該固形剤90が溶解されたものをノズル1に導入することを要さずに、所定の溶液を吐出することができる。
よって、ノズル1によれば、固形剤90が溶解されたものを導入して所定の溶液を吐出するように構成されるものに比べて、簡易な構成で所定の溶液を吐出することができる。
【0094】
次に、本発明の第五実施形態に係るノズル1について、
図24乃至
図27を用いて説明する。
なお、第五実施形態に係るノズル1の説明は、第一実施形態乃至第四実施形態に係るノズル1と同様の構成の部分については適宜省略し、第一実施形態乃至第四実施形態に係るノズル1の構成と異なる部分を中心に説明する。
【0095】
ノズル1は、
図24乃至
図26に示すように、流入部11と、絞り部12と、空気導入部13と、拡散部14と、溶解部15と、を具備し、全体的に略筒状に形成される。
【0096】
ノズル1は、接続部材50と、水流方向変換部材60と、絞り部材30と、回転体70と、第一筒部材81と、第二筒部材82と、固形剤配置部材86と、固形剤90と、蓋部材80と、を具備し、脈動するような気泡混入水を吐出するとともに、所定の溶液を吐出するように構成される。
ノズル1では、絞り部材30は拡散体38を有する。
【0097】
ノズル1の第二筒部材82は、その上流側部を除く部分(中途部および下流側部)の内径が、絞り部材30は拡散体38の最も下流側部分の径よりも大きく形成されて構成される。
ノズル1の第二筒部材82は、その内側(第二筒部材82の中途部の内側)に絞り部材30の拡散体38が位置するように構成される。
ノズル1の第二筒部材82は、その下流側端部の開口83が絞り部材30の拡散体38の下流側端よりも下流側に位置するように構成される。
ノズル1の第二筒部材82は、その流入路85の上流側の開口(内面側の開口)が絞り部材30の絞り孔34から流出する気泡混入水の流出方向の延長線よりも外側に位置するように構成される。
【0098】
ノズル1は、
図27に示すように、絞り部材30の拡散体38に当接して拡散した気泡混入水が、第二筒部材82の内周面(内面)に当接して第二筒部材82の下流側端部の開口83から吐出されるように、構成される。
また、ノズル1は、絞り部材30の拡散体38に当接して拡散した気泡混入水のうち一部の気泡混入水が、第二筒部材82の流出路84を介して第二筒部材82の内側から流出して、固形剤配置室88(溶解部15)に流入するように構成される。
【0099】
以上のようにして、ノズル1は、前記絞り部材30の拡散体38に当接して拡散した気泡混入水をその吐出範囲を広げた状態で洗浄対象に向けて吐出するとともに、当該気泡混入水が固形剤90に接触することによって当該固形剤90が溶解されて当該気泡混入水を所定の溶液として当該所定の溶液を吐出するように構成される。
したがって、ノズル1によれば、混入される気泡の量が減少することを防止しつつ水勢を弱めるとともに吐出範囲が広げられた気泡混入水を洗浄対象物に確実に吐出することができるとともに、固形剤90が溶解されたものを導入して所定の溶液を吐出するように構成されるものに比べて簡易な構成で所定の溶液を吐出することができる。
【0100】
次に、本発明の第六実施形態に係るノズル1について、
図28乃至
図30を用いて説明する。
なお、第六実施形態に係るノズル1の説明は、第一実施形態乃至第五実施形態に係るノズル1と同様の構成の部分については適宜省略し、第一実施形態乃至第五実施形態に係るノズル1の構成と異なる部分を中心に説明する。
【0101】
ノズル1は、
図28乃至
図29に示すように、流入部11と、絞り部12と、空気導入部13と、拡散部14と、溶解部15と、を具備し、全体的に略筒状に形成される。
【0102】
ノズル1は、接続部材50と、水流方向変換部材60と、絞り部材30と、回転体70と、第一筒部材81と、第二筒部材82と、固形剤配置部材86と、固形剤90と、蓋部材80と、を具備し、脈動するような気泡混入水を吐出するとともに、所定の溶液を吐出するように構成される。
【0103】
ノズル1の第二筒部材82は、流入路85を有さない。
ノズル1は、固形剤配置部材86の下流側開口部87が、第二筒部材82の下流側端部の開口83よりも下流側に位置するように構成される。
ノズル1は、固形剤配置部材86の下流側開口部87と第二筒部材82の下流側端部の開口83との間に隙間が形成されるように、固形剤配置部材86の第二筒部材82とが配置されて構成される。
【0104】
そして、ノズル1は、
図30に示すように、絞り部材30の拡散体38に当接して拡散した気泡混入水が、第二筒部材82の内周面(内面)に当接して第二筒部材82の下流側端部の開口83を介して固形剤配置部材86の下流側開口部87から吐出されるように、構成される。
また、ノズル1は、固形剤配置室88(溶解部15)内の所定の溶液が、固形剤配置室88(溶解部15)から固形剤配置部材86の下流側開口部87と第二筒部材82の下流側端部の開口83との間に隙間を流通して、固形剤配置部材86の下流側開口部87から流出するように構成される。
【0105】
以上のようにして、ノズル1は、前記絞り部材30の拡散体38に当接して拡散した気泡混入水をその吐出範囲を広げた状態で洗浄対象に向けて吐出するとともに、当該気泡混入水が固形剤90に接触することによって当該固形剤90が溶解されて当該気泡混入水を所定の溶液として当該所定の溶液を吐出するように構成される。
したがって、ノズル1によれば、混入される気泡の量が減少することを防止しつつ水勢を弱めるとともに吐出範囲が広げられた気泡混入水を洗浄対象物に確実に吐出することができるとともに、固形剤90が溶解されたものを導入して所定の溶液を吐出するように構成されるものに比べて簡易な構成で所定の溶液を吐出することができる。
【0106】
次に、本発明の第七実施形態に係るノズル1について、
図30乃至
図34を用いて説明する。
なお、第六実施形態に係るノズル1の説明は、第一実施形態乃至第六実施形態に係るノズル1と同様の構成の部分については適宜省略し、第一実施形態乃至第六実施形態に係るノズル1の構成と異なる部分を中心に説明する。
【0107】
ノズル1は、
図30乃至
図33に示すように、流入部11と、絞り部12と、空気導入部13と、拡散部14と、溶解部15と、を具備し、全体的に略筒状に形成される。
【0108】
ノズル1は、接続部材50と、水流方向変換部材60と、絞り部材30と、回転体70と、第一筒部材81と、第二筒部材82と、固形剤配置部材86と、固形剤90と、を具備し、脈動するような気泡混入水を吐出するとともに、所定の溶液を吐出するように構成される。
ノズル1は、蓋部材80を具備しない。ノズル1の固形剤配置部材86は、側部孔89を有さない。
【0109】
ノズル1は、固形剤90が固形剤配置室88に配置されるようにして組み立てられる。
ノズル1は、円環状の固形剤90が固形剤配置室88に配置されて構成される。
ノズル1の固形剤90は、その外径が固形剤配置室88の内径と略同一となるように構成される。ノズル1の固形剤90は、その内径が第二筒部材82の外径よりも大きく構成されて、固形剤配置室88に配置されたときに、第二筒部材82の内面と第二筒部材82の外面との間に隙間が生じるように構成される。
【0110】
そして、ノズル1は、
図34に示すように、絞り部材30の絞り孔34から流出した気泡混入水が、第二筒部材82の下流側端部の開口83から吐出されるように、構成される。
また、ノズル1は、絞り部材30の絞り孔34から流出した気泡混入水のうち一部の気泡混入水が、第二筒部材82の流出路84を介して第二筒部材82の内側から流出して、固形剤配置室88(溶解部15)に流入し、第二筒部材82の内面と第二筒部材82の外面との間を流通するように構成される。
ノズル1は、前記固形剤配置室88に流入して第二筒部材82の内面と第二筒部材82の外面との間を流通する気泡混入水によって固形剤配置室88(溶解部15)に配置される固形剤90を溶解して当該気泡混入水を所定の溶液として、当該所定の溶液が固形剤配置室88(溶解部15)から第二筒部材82の流入路85を介して第二筒部材82の内側に流入するように構成される。
そして、ノズル1は、第二筒部材82の内側に流入した所定の溶液が第二筒部材82の下流側端部の開口83から吐出されるように、構成される。
【0111】
以上のようにして、ノズル1は、水の流出口からノズル1に流入した水に空気を混入させて気泡混入水として当該気泡混入水を吐出するとともに、当該気泡混入水が固形剤90に接触することによって当該固形剤90が溶解されて当該気泡混入水を所定の溶液として当該所定の溶液を吐出するように構成される。
したがって、ノズル1によれば、固形剤90を溶解して当該固形剤90が溶解されたものをノズル1に導入することを要さずに、所定の溶液を吐出することができる。
よって、ノズル1によれば、固形剤90が溶解されたものを導入して所定の溶液を吐出するように構成されるものに比べて、簡易な構成で所定の溶液を吐出することができる。