(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6012616
(24)【登録日】2016年9月30日
(45)【発行日】2016年10月25日
(54)【発明の名称】クーポンをカラーに取り付けるための供給方法および供給ユニット、ならびにカラーおよびクーポンを備えるヒンジ式蓋を有するパッケージ
(51)【国際特許分類】
B65B 61/20 20060101AFI20161011BHJP
B65B 19/20 20060101ALI20161011BHJP
【FI】
B65B61/20
B65B19/20
【請求項の数】18
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2013-540477(P2013-540477)
(86)(22)【出願日】2011年11月24日
(65)【公表番号】特表2013-543823(P2013-543823A)
(43)【公表日】2013年12月9日
(86)【国際出願番号】IB2011055291
(87)【国際公開番号】WO2012070018
(87)【国際公開日】20120531
【審査請求日】2014年10月30日
(31)【優先権主張番号】BO2010A000702
(32)【優先日】2010年11月24日
(33)【優先権主張国】IT
(31)【優先権主張番号】BO2011A000004
(32)【優先日】2011年1月4日
(33)【優先権主張国】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】592033493
【氏名又は名称】ジ・ディ・ソシエタ・ペル・アチオニ
【氏名又は名称原語表記】G.D S.p.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100098464
【弁理士】
【氏名又は名称】河村 洌
(74)【代理人】
【識別番号】100149630
【弁理士】
【氏名又は名称】藤森 洋介
(74)【代理人】
【識別番号】100184826
【弁理士】
【氏名又は名称】奥出 進也
(72)【発明者】
【氏名】フェラーリ、ミケレ
(72)【発明者】
【氏名】パラッツァ、ダヴィデ
(72)【発明者】
【氏名】サルティ、ステファノ
(72)【発明者】
【氏名】ビオンディ、アンドレア
【審査官】
秋山 誠
(56)【参考文献】
【文献】
特開平08−253279(JP,A)
【文献】
特開平11−105856(JP,A)
【文献】
米国特許第5657609(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 61/20
B65B 19/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
クーポン(19)をカラー(14)に取り付けるための供給方法であって、該供給方法が、
前記カラー(14)の第1の壁(16;17)上に前記クーポン(19)を配置する工程、および
前記クーポン(19)を前記第1の壁(16;17)上に配置する前に、前記カラー(14)の少なくとも1つの保持タブ(20)を前記第1の壁(16;17)に対して立ち上がった位置に折り曲げる工程
を含み、前記供給方法が、
前記クーポン(19)を前記第1の壁(16;17)上に配置する前に、第1の折り曲げ操作を用いて、前記保持タブ(20)を前記第1の壁(16;17)に対して90°折り曲げる工程、
前記クーポン(19)を前記第1の壁(16;17)上に配置する前に、前記第1の折り曲げ操作に続き、第1の折り曲げ操作とは別の第2の折り曲げ操作により、前記保持タブ(20)を前記カラー(14)の前記第1の壁(16;17)に対して90°を超えて折り曲げる工程、および
前記クーポン(19)を前記第1の壁(16;17)上に配置した後に、前記第1の壁(16;17)に対して前記クーポン(19)を把持することによって、前記クーポン(19)を前記カラー(14)に固定するために、前記保持タブ(20)を前記カラー(14)に向かって折り曲げる工程
をさらに備えることを特徴とする供給方法。
【請求項2】
前記クーポン(19)を前記第1の壁(16;17)上に配置する前に、前記第1の壁(16;17)に対して垂直に移動する第1の折り曲げ装置(33)により、前記保持タブ(20)を前記第1の壁(16;17)に対して90°折り曲げる工程をさらに含む請求項1記載の供給方法。
【請求項3】
前記保持タブ(20)を画定する貫通切り込みを形成するために、前記カラー(14)を切断する工程、および
前記クーポン(19)を前記第1の壁(16;17)上に配置する前に、前記保持タブ(20)を前記第1の壁(16;17)に対して90°折り曲げ、同時に、前記カラー(14)を切断する工程
をさらに含む請求項1記載の供給方法。
【請求項4】
前記カラー(14)の切断が、一続きのストリップからの前記カラー(14)の分離も行う請求項3記載の供給方法。
【請求項5】
前記カラー(14)が、前記保持タブ(20)の形状を再現する固定のカウンターブレード(49)を通って移動する可動ブレード(47)によって切断される請求項3または4記載の供給方法。
【請求項6】
前記クーポン(19)を前記第1の壁(16;17)上に配置した後に、前記第1の壁(16;17)に対して平行に移動する第2の折り曲げ装置(40)を用いて、前記保持タブ(20)を前記第1の壁(16;17)に対して折り曲げる工程をさらに含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の供給方法。
【請求項7】
前記クーポン(19)を前記第1の壁(16;17)上に配置する前に、前記保持タブ(20)を前記第1の壁(16;17)に対して90°を超えて折り曲げるために、前記第1の壁(16;17)と平行な第1の方向に前記第2の折り曲げ装置(40)を移動させる工程、および
前記クーポン(19)を前記第1の壁(16;17)上に配置した後に、前記第1の壁(16;17)に対して前記クーポン(19)を把持することにより前記クーポン(19)を前記カラー(14)に固定するために、前記第1の壁(16;17)と平行で前記第1の方向とは反対の第2の方向に前記第2の折り曲げ装置(40)を移動させる工程
をさらに含む請求項6記載の供給方法。
【請求項8】
前記クーポン(19)を前記第1の壁(16;17)上に配置した後に、前記クーポン(19)を載せた前記カラー(14)の移動により前記保持タブ(20)と接触する第1の固定の折り曲げスクリュー(45)によって、前記保持タブ(20)を前記第1の壁(16;17)に対して折り曲げる工程をさらに含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の供給方法。
【請求項9】
前記クーポン(19)を前記第1の壁(16;17)上に配置する前に、前記カラー(14)の移動により前記保持タブ(20)と接触する第2の固定の折り曲げスクリュー(44)によって、前記保持タブ(20)を前記第1の壁(16;17)に対して90°を超えて折り曲げる工程をさらに含む請求項8記載の供給方法。
【請求項10】
吸引把持ヘッド(30)により前記カラー(14)を持ち上げる工程、
支持面(39)上に前記クーポン(19)を配置する工程、および
前記クーポン(19)が前記カラー(14)の前記第1の壁(16;17)上に置かれるように、前記吸引把持ヘッド(30)を用いて前記支持面(39)から前記クーポン(19)を取り除く工程
をさらに含む請求項1〜9のいずれか1項に記載の供給方法。
【請求項11】
前記支持面(39)を降下した受け取り位置に移動させる工程、
前記支持面(39)の上方に所定の距離だけ離して前記カラー(14)を配置する工程、および
前記クーポン(19)と係合するために、前記降下した受け取り位置から、前記クーポン(19)が前記吸引把持ヘッド(30)により持ち上げられる上昇した解放位置まで前記支持面(39)を垂直に持ち上げる工程
をさらに含む請求項10記載の供給方法。
【請求項12】
前記カラー(14)を前記支持面(39)の上方に位置付けるために、前記支持面(39)にコンベヤ(36)のポケット(38)を供給する工程をさらに含み、
前記ポケット(38)および前記支持面(39)は、前記支持面(39)が前記降下した受け取り位置から前記上昇した解放位置まで持ち上げられるときに、前記ポケット(38)が前記支持面(39)を通って移動できるように設計されている請求項11記載の供給方法。
【請求項13】
クーポン(19)をカラー(14)に取り付けるための供給ユニットであって、
該供給ユニット(28)は、前記クーポン(19)が前記カラー(14)の第1の壁(16;17)上に配置される結合ステーション(35)、および
前記クーポン(19)が前記第1の壁(16;17)上に配置される前に、前記第1の壁(16;17)に対して立ち上がった位置に前記カラー(14)の保持タブ(20)を折り曲げる第1の折り曲げ装置(33)
を備え、前記供給ユニット(28)は、
前記第1の折り曲げ装置(33)が、前記クーポン(19)を前記第1の壁(16;17)上に配置する前に、第1の折り曲げ操作を実行することによって、前記保持タブ(20)を前記第1の壁(16;17)に対して90°折り曲げ、
第2の折り曲げ装置(40)が、前記クーポン(19)を前記第1の壁(16;17)上に配置する前に、前記第1の折り曲げ操作に続き、第1の折り曲げ操作とは別の第2の折り曲げ操作を実行することによって、前記保持タブ(20)を前記カラー(14)の前記第1の壁(16;17)に対して90°を超えて折り曲げ、さらに
前記クーポン(19)を前記第1の壁(16;17)上に配置した後に、前記第1の壁(16;17)に対して前記クーポン(19)を把持することによって前記クーポン(19)を前記カラー(14)に固定するために、前記保持タブ(20)を前記カラー(14)に向かって折り曲げる第3の折り曲げ装置(40)
を備えることを特徴とする供給ユニット。
【請求項14】
開放端(4)と、該開放端(4)をそれぞれ開閉する開放位置と閉鎖位置との間で、容器(2)に対して回転するヒンジ(6)に沿って前記容器(2)にヒンジ取り付けされるカップ状の蓋(5)とを有する容器(2)、
前記開放端(4)の外側に部分的に突出するカラー(14)であって、前記容器(2)の前壁(9)に接触して配置される前壁(16)と、前記容器(2)の各側壁(11)と接触して配置され、前記カラーの前記前壁(16)の両側に位置付けられ、各折り曲げ線(18)に沿って前記カラーの前記前壁(16)に接続される2つの側壁(17)とを備えたカラー(14)、および
前記カラー(14)の前記前壁(16)に接触して前記容器(2)の内部に配置されるクーポン(19)
を備えたパッケージであって、
前記カラー(14)は、貫通切り込みにより前記カラー(14)に形成され、前記カラー(14)の前記前壁(16)に対して前記クーポン(19)を把持することによって前記クーポン(19)を前記カラー(14)に固定する少なくとも1つの保持タブ(20)を備え、
前記パッケージ(1)が、
2つの分離した保持タブ(20)は、前記カラーの側壁(17)を前記カラーの前壁(16)に接続する前記折り曲げ線(18)の近傍で、前記クーポン(19)の両側に配置され、
各保持タブ(20)が、前記折り曲げ線(18)に対して10〜30°の角度で傾斜している折り目(20a)の周りを回転することにより、前記カラー(14)から離れて持ち上がり、
2つの前記折り目(20a)は、各々と、前記折り曲げ線(18)とに対して、傾斜していることを特徴とするパッケージ。
【請求項15】
各折り目(20a)が、前記2つの折り曲げ線(18)とは異なり、分離したものである請求項14記載のパッケージ。
【請求項16】
各折り目(20a)が、折り曲げ線(18)の近傍に該折り曲げ線(18)に並んで位置付けられる請求項15記載のパッケージ。
【請求項17】
各保持タブ(20)の1つの側部が前記カラー(14)の前記前壁(16)のエッジと一致し、各保持タブ(20)を画定する貫通切り込みがL字型である請求項14〜16のいずれか1項に記載のパッケージ。
【請求項18】
各保持タブ(20)の下側が、前記カラー(14)の前記前壁(16)の下側エッジと一致する請求項17記載のパッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クーポンをカラーに取り付けるための供給方法および供給ユニット、ならびにカラーおよびクーポンを備えるヒンジ式蓋を有するパッケージに関する。以下の記載においては、簡潔さのため、そして限定されない例として単にシガレットの箱について言及する。
【背景技術】
【0002】
シガレットのヒンジ式蓋を有する箱は、一束のシガレットを収容する内側パッケージと、内側パッケージを収容し、ヒンジ式蓋を有し、タバコの湿度および香りを保つために熱融着される透明なプラスティック(通常、ポリプロピレン)の上包みで包まれる硬質の容器とを含んでいる。
【0003】
シガレット箱によっては、広告や画像が印刷されたシート状(場合によっては折り曲げられている)のクーポンを含み、これは、通常は容器と透明なプラスティックの上包みとの間に挿入され、箱を開封しなくても見ることができるか、もしくは、容器の前部の内側、すなわち内側パッケージの前壁と容器の前壁との間に挿入される。
【0004】
クーポンを容器内に挿入するために、クーポンは内側パッケージの前壁に配置され、内側パッケージおよびクーポンの周囲でブランクが折り曲げられ、容器を形成する。この方法は広く用いられているが、大きな欠点がある。すなわち、クーポンが内側パッケージの前壁に配置されるステーションと、内側パッケージおよびクーポンの周囲にブランクが折り曲げられるステーションとの間で、内側パッケージが多数の他のステーションを通って供給されるので、その途中で、クーポンが内側パッケージに対して滑ることを防ぐため、すなわち、クーポンを内側パッケージ上の正しい位置に維持するために、措置が取られなければならない。かかる措置は、しかしながら、常に複雑であるため高額であり、また常に効果的でもなく、不良品の箱の数は、取るに足りない数では決してないという結果を伴っている。
【0005】
この問題に対して提案される1つの解決策は、熱(すなわち、素早く接着する)接着剤のスポットを用いてクーポンを内側パッケージに固定することである。これはあまり一般的ではないが、内側パッケージから取り除かれるときにクーポンの一部が破られるので、クーポン(および内側パッケージ)の外観を損なう。
【0006】
この問題を解決するために、特許文献1は、まずクーポンを機械的に(すなわち、接着剤を用いずに)カラーに接続し、その後カラーおよびクーポンを一緒に内側パッケージに取り付けることを提案している。クーポンを機械的にカラーに接続するために、カラーの前壁は、クーポンの対応する部分によって係合されるV字型の切り込みを有する。換言すれば、このV字型の切り込みは、前壁に対してクーポンを係合および把持するために、前壁からわずかに離れて持ち上げられる保持タブを形成する。切り込みは中央に位置付けられ上向きであるので、実質的には、クーポンをカラーに対して縦方向に固定することを提供する。
【0007】
特許文献1で提案されている解決策は、内側パッケージおよびクーポンの周囲でブランクを折り曲げて容器を形成するときの、クーポンの滑りを防ぐという問題を少なくとも部分的には解決しているが、十分に効果的にするには、クーポンに切り込みを必要とし、ここにカラー上の保持タブを挿入する。切り込みがクーポンの外観を損なうおそれがあるという事実(これは、クーポンの純粋な広告機能を前提とすると、明らかに重大な問題であるが)は別にしても、包装機上で、カラー上の保持タブをクーポンの切り込みに自動的に挿入することは非常に困難である。
【0008】
さらに、特許文献1で提案されている解決策は、折り曲げられないクーポンにのみ適用される(すなわち、サイズを小さくするために1回または2回以上折り曲げられる、比較的大きなクーポンには適用されない)。
特許文献2は、硬質のヒンジ式蓋を有する箱を製造するために、包装機の包装ラインにカラー・クーポンアセンブリを供給する方法および装置を開示しており、これによりカラーおよび各クーポンは、接合ステーションまで各経路に沿って移動するときには、切断することによって、それぞれポケットを備え、また接合ステーションから下方向に延びる共通の経路を移動するときには、カラーおよびクーポンを実質的に一体とする接合ステーションで各ポケットの内部に少なくとも部分的に挿入される付属体を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】欧州特許第0665174号明細書
【特許文献2】欧州特許出願公開第0691267号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、上記の欠点を排除するように設計され、特に、安価で実施しやすい、クーポンをカラーに取り付けるための供給方法および供給ユニット、ならびにカラーおよびクーポンを備えるヒンジ式蓋を有するパッケージを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明にしたがって、添付の請求項に記載されるような、クーポンをカラーに取り付けるための供給方法および供給ユニット、ならびにカラーおよびクーポンを備えるヒンジ式蓋を有するパッケージが提供される。
【0012】
本発明の非制限的な実施形態は、例示目的として、添付図面を参照して記載される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】閉鎖位置にある本発明によるシガレット箱の正面斜視図である。
【
図2】開放位置にある
図1のシガレット箱の正面斜視図である。
【
図3】閉鎖位置にある
図1のシガレット箱の後面斜視図である。
【
図4】
図1のシガレット箱のカラーの展開図である。
【
図5】クーポンが取り付けられた
図4のカラーを示す図である。
【
図6】
図4のカラーのデザインの変形例を示す図である。
【
図7】
図4のカラーのデザインの変形例を示す図である。
【
図8】
図4のカラーのデザインの変形例を示す図である。
【
図9】
図1のシガレット箱を製造する包装機の概略斜視図である。
【
図10】
図9の包装機の一部を形成するカラー供給ユニットの斜視図である。
【
図11】
図9の包装機の一部を形成するカラー供給ユニットの斜視図である。
【
図12】クーポンを
図1のシガレット箱のカラーに取り付けるために
図10および11の供給ユニットによって実行される運転順序の概略図である。
【
図13】クーポンを
図1のシガレット箱のカラーに取り付けるために
図10および11の供給ユニットによって実行される運転順序の概略図である。
【
図14】クーポンを
図1のシガレット箱のカラーに取り付けるために
図10および11の供給ユニットによって実行される運転順序の概略図である。
【
図15】クーポンを
図1のシガレット箱のカラーに取り付けるために
図10および11の供給ユニットによって実行される運転順序の概略図である。
【
図16】クーポンを
図1のシガレット箱のカラーに取り付けるために
図10および11の供給ユニットによって実行される運転順序の概略図である。
【
図17】クーポンを
図1のシガレット箱のカラーに取り付けるために
図10および11の供給ユニットによって実行される運転順序の概略図である。
【
図18】
図10および11のカラー供給ユニットの異なる実施形態の斜視図である。
【
図19】明瞭さのために部品が取り除かれた、
図18の供給ユニットの多数の構成部品の別の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1、2および3の参照符号1は、カップ状の板紙容器2、および容器2内に収容される内側パッケージ3を含む硬質のシガレット箱を、全体として表している。内側パッケージ3は、平行六面体状のシガレット束を含み、切り取り式のカバー部分により閉鎖され、内側パッケージ3の前壁の一部および上壁の一部にわたって広がる、上面および前面のシガレット取り出し開口部を有する。
【0015】
容器2は、開放上端4、および開放上端4をそれぞれ開閉する開放位置(
図2)と閉鎖位置(
図1および3)との間で容器2に対して回転するように、ヒンジ6に沿って容器2にヒンジ付けされるカップ状の蓋5を有する。
【0016】
蓋5が閉鎖位置にあるときには、容器2は直方体である平行六面体状であり、互いに対して対向し、かつ平行な上壁7および下壁8、互いに対して対向し、かつ平行な前壁9および後壁10、ならびに壁9と10との間に配置される2枚の平行な側壁11を備えている。4つの縦エッジ12は、側壁11と、前壁および後壁9、10との間に画定され、8つの横エッジ13は、上壁および下壁7、8と、前壁、側壁および後壁9、10、11との間に画定される。
【0017】
図1〜3の実施形態では、エッジ12および13は全て直線である。図示されていない代替的な実施形態においては、いくつかのエッジ12および13が傾斜していてもよいし、曲線的であってもよい。
【0018】
箱1は硬質(すなわち、板紙製)のカラー14も含み、これはU字に折り曲げられ容器2の内部に接続(接着)され、蓋5が閉鎖位置にあるときに蓋5の対応する内面と係合するように、開放上端4から部分的に突出している。好適な実施形態において、カラー14は2つの突出部15を有し、これらは蓋5を閉鎖位置に保持するために、蓋5の側壁に干渉するように横方向に突出する。カラー14は、容器2の前壁9に接触して配置される前壁16と、前壁16の両側に位置し、容器2の側壁11と接触して配置される2枚の側壁17とを含んでいる。カラー14の2枚の側壁17は、カラー14の前壁16に対して90°折り曲げられ、2本の縦の折り曲げ線18(
図4に示す)に沿って前壁16に接続される。
【0019】
箱1はさらに、カラー14の前壁16と内側パッケージ3の前壁との間で、容器2の内部に挿入されるクーポン19を含んでいるので、クーポン19の片面はカラー14の前壁16に接触し、クーポン19の反対の面は内側パッケージ3の前壁に接触している。
【0020】
図4および5に示されるようにカラー14は、カラー14の前壁16の両側に位置する2つの保持タブ20を含んでおり、これらはそれぞれ、カラー14の前壁16に対してクーポン19を把持(grip)することによって、クーポン19をカラー14に固定する。換言すれば、クーポン19の端部は、各保持タブ20とカラー14の前壁16との間に挿入され、把持される。
図5の詳細部により明白に示されるように、各保持タブ20は、前壁16に対してクーポン19を把持するために、カラー14の前壁16から部分的に離れて持ち上げられている。言うまでもなく、各保持タブ20は、内側パッケージ3の前壁方向において(すなわち、容器2の内部に向かって)、カラー14の前壁16から部分的に離れて持ち上げられており、これはカラー14の前壁16の反対側が容器2の前壁9に接着されているからである。
【0021】
好適な実施形態において、各保持タブ20は、各折り曲げ線18の近傍に折り曲げ線に並んで位置付けられる折り目20aの2つの端部から延びるU字型の貫通切り込みにより形成される(すなわち、U字型の貫通切り込みの2つの端部は、折り目20a上に「ある(rest)」)。換言すれば、各保持タブ20は矩形であって、一方の側ではU字型の貫通切り込みに区切られ、他方の側では折り曲げ線18とは分離した別の折り目20aに区切られる。各折り目20aは、対応する折り曲げ線18とは別の分離したものでなければならず、これはカラー14の材料(板紙)は、折り曲げ線18に沿って弱くなっており、それによりあまり弾力性がなくなるからである。一方、各折り目20aに沿っては、カラー14の材料(板紙)は、保持タブ20がクーポン19をしっかりと把持するのに十分な弾力性を保たなければならない。
【0022】
図示されていない、代替的な、全く同等の実施形態において、各保持タブ20は1つまたは2つ以上のV字型の貫通切り込みにより形成される(ゆえに、三角形である)。
【0023】
図4および5の実施形態において、各保持タブ20は、対応する折り目20aから前壁16の内側に延びるU字型の貫通切り込みによって、前壁16に形成される。一方で、
図6と同等の実施形態において、各保持タブ20は、対応する折り目20aから側壁17の内部側に延びるU字型の貫通切り込みによって、側壁17に形成されるが、前壁16に対してクーポン19を把持するために、折り目20a周りに前壁16へと180°折り曲げられなければならない。
【0024】
図7の実施形態において、各保持タブ20の下側は、カラー14の前壁16の下側エッジと一致し、同等の実施形態においては、各保持タブ20の上側が、カラー14の前壁16の上側エッジと一致するが、両方の場合において各貫通切り込みはL字型である。
【0025】
図4〜7の実施形態において、2本の折り目20aは互いに対して平行であって、折り曲げ線18とも平行である。
図8の実施形態において、2本の折り目20aは互いに対して傾斜しており、折り曲げ線18に対しても傾斜している。より詳細には、それらはカラー14の上部に向かって近づき、カラー14の底部に向かって離れている(すなわち、延ばしていくと、2本の折り目20aは、カラー14の上で交差する)。
図8の実施形態において、各保持タブ20は矩形の台形形状である。
【0026】
各折り目20aは、各折り曲げ線18に対してわずかに傾斜しており、30°
以下、通常は10〜15°傾斜する。
【0027】
保持タブ20は、詳細に記載または図示されていない他の形状(例えば、半円形、半楕円形、五角形、六角形など)であってもよいということを記しておくことが重要である。
【0028】
図面に示される実施形態は、カラー14の前壁16上に置かれる1つのクーポン19を有する。図示されていない別の実施形態は、カラー14の側壁17に置かれる1つのクーポン19、またはカラー14の2つの側壁17に位置を占める2つのクーポン19を有する。
【0029】
図9は、上述し、
図1〜3に示した種類のシガレット箱1を製造する、ジ・ディ・ソシエタ・ペル・アチオニ製のモデルX2、X3またはX6のシガレット包装機21の一部を示す。
【0030】
包装機21は、シガレット束23を形成する束形成ユニット22、内側パッケージ3を形成するための、箔包装材料のシート25にシガレット束23を包装する包装ユニット24、および、クーポン19が取り付けられたカラー14とブランク27とを内側パッケージ3の周りに折り曲げることにより、外側容器2を形成する包装ユニット26を含んでいる。クーポン19が取り付けられたカラー14は、
図9に概略的に示される供給ユニット28によって包装ユニット26に供給される。
【0031】
図10および11(供給ユニット28の一部を示す)に示されるように、供給ユニット28は、回転中心軸(図示せず)の周りで回転し、多数の吸引把持ヘッド30が取り付けられた移送ホイール29を含み、吸引把持ヘッド30はそれぞれ、カラー14を保持するための吸引装置31(2つの隣り合う吸引部材を備えている)と、対応するクーポン19を保持するための吸引装置32(1つの吸引部材を備えている)とを備えている。言うまでもなく、吸引装置31および32の吸引部材の数および位置は、特定のカラー14および/またはクーポン19に適合させるために変更されてもよい。各吸引装置31は折り曲げ装置33を有し、これは吸引装置31により運ばれるカラー14の保持タブ20に位置付けられる2つの端部を有するフォーク型の折り曲げ器34を含んでいる。各折り曲げ器34は、2つの保持タブ20をカラー14上で90°折るために、折り曲げ器34の2つの端部が装置31により運ばれるカラー14に対して後退した(すなわち、所定の距離だけカラー14から後退した)後退位置(
図10の右側の吸引装置31、および
図11の吸引装置31に示す)と、折り曲げ器34の2つの端部が吸引装置31により運ばれるカラー14を通して挿入されている引出位置(
図10の左側の吸引装置31に示す)との間で、カム作動システムにより放射方向に移動可能である。
【0032】
移送ホイール29の回転は、吸引把持ヘッド30がカラー供給ユニットからカラー14を持ち上げるピックアップステーション(
図19)、吸引把持ヘッド30が先に持ち上げられているカラー14に取り付けられるクーポン19を持ち上げる結合ステーション35(
図10および11)、および吸引把持ヘッド30がクーポン19が取り付けられたカラー14を包装ユニット26へ解放する解放ステーション(図示せず)を通して、各吸引把持ヘッド30を周期的に供給する。
【0033】
供給ユニット28は、結合ステーション35に連続的にクーポン19を供給するベルトコンベヤ36を含み、またそれぞれが各クーポン19を収容する多数のポケット38が取り付けられたベルト37も備えている。
【0034】
結合ステーション35は支持面39を含み、コンベヤ36は、後続の移送ホイール29上の吸引把持ヘッド30による持ち上げのために、その上にクーポン19を連続して置く。支持面39は、コンベヤ36上のポケット38が、支持面39の上方で、支持面39から所定の距離だけ離してクーポン19を配置する、降下した受け取り位置(
図10)と、支持面39がポケット38からクーポン19を取り除き、移送ホイール29の吸引把持ヘッド30による持ち上げのための位置にクーポン19を移動させる、上昇した解放位置(
図11)との間で、鉛直方向に(移送ホイール29の回転軸に対して垂直に)移動可能である。より詳細には、支持面39が降下した受け取り位置(
図10)にあるときには、コンベヤ36のポケット38が、クーポン19を支持面39の上方に配置し、これが上昇した解放位置(
図11)へと鉛直上方に移動するにつれて、支持面39はクーポン19を捕らえ、コンベヤ36のポケット38から鉛直方向に取り除く。言うまでもなく、コンベヤ36のポケット38および支持面39は、これが降下した受け取り位置(
図10)から上昇した解放位置(
図11)へと上に移動するときに、支持面39を通ってポケット38を移動させることができるように設計されている。
【0035】
最後に、結合ステーション35は、互いに向かってまたは互いから周期的に動かされ、好適な実施形態においては、互いに平行であって移送ホイール29の回転軸と交差する各回転軸の周りで回転される2つの折り曲げ部材41を備えた折り曲げ装置40を有している。支持面39は、貫通開口42を有し、この貫通開口42を通して一方の折り曲げ部材41が移動するが、もう一方の折り曲げ部材41は支持面39の側方に位置付けられている。このようにして、支持面39は、機械的干渉なしに、折り曲げ部材41に対して垂直方向に自由に移動する。明らかに、各折り曲げ装置33は、対応する把持ヘッド30と一体となって共に移動し、折り曲げ装置40は把持ヘッド30とは分離し独立しており、結合ステーション35に位置付けられている。
【0036】
ここでクーポン19をカラー14に接続するための供給ユニット28の動作を、特に
図12〜17に示されるシーケンスを参照して記載する。
【0037】
まず、
図12に示されるように、カラー14は、移送ホイール29上の吸引把持ヘッド30によって、結合ステーション35に供給される。
【0038】
図13に示されるように、カラー14が結合ステーション35に到達する前に、吸引把持ヘッド30上の折り曲げ装置33は、折り曲げ器34の2つの端部を、カラー14を通して挿入し、2つの保持タブ20をカラー14上で90°折り曲げるために、後退位置から引出位置へと移動する(このステップは、
図10の左側の把持ヘッド30にも示されている)。その後、クーポン19がカラー14の前壁16上に配置される前に、折り曲げ装置33は各保持タブ20を、前壁16から離れた立ち上がり位置へと折り曲げる。
【0039】
図14に示されるように、カラー14が結合ステーション35に到達すると、吸引把持ヘッド30上の折り曲げ装置33は、保持タブ20を外すために、引出位置から後退位置へと戻る。この時までに、支持面39は、上に詳細に記載したように、降下した受け取り位置(
図10)から上昇した解放位置(
図11)に移動しており、コンベヤ36のポケット38からクーポン19を垂直方向に取り除いている。
【0040】
図14および15に示されるように、結合ステーション35では、カラー14の前壁16に対して保持タブ20を90°を超えて折り曲げV字型の「ファンネル(funnel)」にし、これによりクーポン19をカラー14の前壁16に連続的に供給するために、折り曲げ装置40の2つの折り曲げ部材41が、保持タブ20の内側の位置(
図14)から保持タブ20の外側の位置(
図15)へと水平方向に移動する。換言すれば、各保持タブ20は、前壁16に対して垂直方向に移動する折り曲げ装置33によって行われる第1の折り曲げ操作により、カラー14の前壁16に対して90°折り曲げられ、その後、前壁16に対して水平方向に移動する折り曲げ装置40によって行われる、第1の操作の後であり、第1の操作とは別の第2の折り曲げ操作により、カラー14の前壁16に対して90°を超えて折り曲げられる。
【0041】
図16に示されるように、支持面39が把持ヘッド30に可能な限り近いときに、クーポン19は、カラー14の前壁16上の2つの保持タブ20の間に挿入され、把持ヘッド30の吸引装置32により係合される(
図11の把持ヘッド30により示されるように)。
【0042】
クーポン19がカラー14の前壁16上に置かれると、
図16および17に示されるように、保持タブ20をカラー14に向けて折り曲げ、前壁16に対してクーポン19を把持することによりクーポン19をカラー14に固定するために、折り曲げ装置40の2つの折り曲げ部材41が、保持タブ20の外側の位置(
図16)から保持タブ20の内側の位置(
図17)へと移動する。換言すれば、クーポン19がカラー14の前壁16上に置かれると、前壁16に対してクーポン19を把持することによりクーポン19をカラー14に固定するために、折り曲げ装置40は各保持タブ20をカラー14に向かって折り曲げる。
【0043】
クーポン19はゆえにカラー14に取り付けられるので、把持ヘッド30は結合ステーション35を離れ、吸引把持ヘッド30が、クーポン19が取り付けられたカラー14を包装ユニット26に解放する解放ステーション(図示せず)へと移動する(
図10の右側の把持ヘッド30により示されるように)。
【0044】
図18の変形例において、供給ユニット28は、折り曲げ装置33を有さず(すなわち、移送ホイール29上の各吸引装置31が折り曲げ装置33を有していない)、折り曲げ装置40も有していない。
【0045】
この実施形態において、各カラー14上の2つの保持タブ20は、吸引把持ヘッド30がカラー供給ユニットからカラー14を持ち上げるピックアップステーション(
図19)で、折り曲げ器43によりカラー14の前壁16に対して90°折り曲げられる。換言すれば、この実施形態において、固定位置でピックアップステーションにあり移送ホイール29から離れている折り曲げ器43は、カラー14の前壁16に対して各カラー14の2つの保持タブ20を90°折り曲げる。
【0046】
この実施形態は、ピックアップステーションと結合ステーション35との間で吸引把持ヘッド30が通る経路の両側に、2つの固定された折り曲げスクリュー44を有する。各折り曲げスクリュー44は、固定位置に取り付けられ、また、対応する把持ヘッド30が通過すると、クーポン19がカラー14の前壁16に置かれる前に、カラー14の前壁16に対して90°を超えて保持タブ20を折り曲げるために各保持タブ20を係合するという折り曲げプロファイルを有するので、保持タブ20は開いてV字型の「ファンネル(funnel)」となり、これによりクーポン19をカラー14の前壁16に連続的に挿入する。
【0047】
この実施形態はまた、結合ステーション35と解放ステーション(図示せず)との間で吸引把持ヘッド30が通る経路の両側に、2つの固定された折り曲げスクリュー45(
図18でのみ示す)も有する。各折り曲げスクリュー45は、固定位置に取り付けられ、また、対応する把持ヘッド30が通過すると、クーポン19がカラー14の前壁16に置かれた後に、カラー14に向かって保持タブ20を折り曲げ、前壁16に対してクーポン19を把持することによってクーポン19をカラー14に固定するために各保持タブ20を係合するという折り曲げプロファイルを有する。
【0048】
換言すれば、各保持タブ20は、折り曲げ装置43により行われる第1の折り曲げ操作によって、カラー14の前壁16に対して90°折り曲げられ、その後、折り曲げスクリュー44によって行われる、第1の操作に続くがこれとは分離した第2の折り曲げ操作により、カラー14の前壁16に対して90°を超えて折り曲げられる。
【0049】
図18の供給ユニット28を用いる場合、折り曲げスクリュー44および45による固定タブ20の折り曲げを容易にするために、折り目20aは、
図8の実施形態に示されるように、互いに対して傾斜し、折り曲げ線18に対しても傾斜することが好ましい。
【0050】
図示されていない代替的な実施形態において、供給ユニット28は、
図10および11の実施形態の部品、ならびに
図18の実施形態の部品を含んでいてもよい。例えば、供給ユニット28は折り曲げ装置33(
図10および11の実施形態)および折り曲げスクリュー44および45(
図18の実施形態)を含んでいてもよく、ピックアップステーションでの折り曲げ器43(
図18の実施形態)および折り曲げ装置40(
図10および11の実施形態)を含んでいてもよい。
【0051】
図19に示される好適な(非制限的な)実施形態において、ピックアップステーションの切断装置46は、リールから巻き出された一続きのストリップからカラー14を連続的に切り離し、これは前後に回転する可動ブレード47と、可動ブレード47と協働してストリップを切断する固定のカウンターブレード48とを含んでいる。より詳細には、可動ブレード47は、ストリップが可動ブレード47とカウンターブレード48との間の隙間を通して供給される後退位置(
図19)から、可動ブレード47が切断されたカラー14を吸引把持ヘッド30の吸引装置31に置く前進位置(図示せず)まで、周期的に移動する。
【0052】
切断装置46はまた、2つの固定のカウンターブレード49を含み、これらはカラー14に保持タブ20を画定する切込みを形成するために可動ブレード47と協働する。すなわち、保持タブ20を画定する切込みを形成するために、可動ブレード47は各カウンターブレード49を通って移動し、これは保持タブ20の形状を再現する。換言すれば、後退位置(
図19)から前進位置(図示せず)への可動ブレード47の回転は、可動ブレード47と協働する固定のカウンターブレード48によって生み出される切断動作により、一続きのストリップからカラー14を切断するだけでなく、可動ブレード47と協働する固定のカウンターブレード49によって生み出される切断動作により、保持タブ20を画定する2つの切り込みをカラー14中に形成する。言うまでもなく、可動ブレード47は2つの貫通開口を有しており、これらは固定のカウンターブレード49に配置され、固定のカウンターブレード49の形状をネガティブに再現し、固定のカウンターブレード49を、可動ブレード47を通り抜けさせる。
【0053】
保持タブ20を形成するためにカラー14を切断することに加えて、固定のカウンターブレード49は、カラー14の前壁16に対して、保持タブ20を同時に90°折り曲げることも提供する。換言すれば、1つの簡単な特徴(固定のカウンターブレード49)が、保持タブ20の形成のためにカラー14を切断することと、カラー14の前壁16に対して保持タブ20を90°折り曲げることという2つの異なる操作の実行を提供する。
【0054】
固定のカウンターブレード49はカラー14の前壁16の中央部に切り込みを形成できないので、上述のような、2つの固定のカウンターブレード49を備える切断装置46は、保持タブ20の一方の側がカラー14の前壁16のエッジと一致する、
図7に示される種類のカラー14のみの製造がされることに注意することが重要である。
【0055】
記載されるシガレット箱1のデザインはまた、シガレットのカートンなどの他の種類のパッケージにも適用され、これは、内側パッケージ3と対照的に、一束のシガレット箱を含むという点でのみシガレット箱1と異なる。
【0056】
記載されるシガレット箱1は、多数の利点を有する。
【0057】
特に、記載されるシガレット箱1において、クーポン19は、保持タブ20によってカラー14上に固定される。これは、正しい位置でカラー14に取り付けられると、カラー14に対するクーポン19のあらゆる滑りが防がれ、記載されるシガレット箱1が、クーポン19を正しい位置に維持するために必要な特別な手段なしに、標準の包装機で製造され得るということを意味する。
【0058】
2つの保持タブ20は、クーポン19をカラー14に対して横方向に固定することを提供し、すなわち、カラー14に対して、クーポン19を縦方向に(すなわち、折り曲げ線18と平行に)は移動させるが、横方向に(すなわち、折り曲げ線と垂直に)は移動させない。シガレット箱1が開封されると、あらゆる横方向の動作がすぐに気づかれるという点で、クーポン19がカラー14に対して横方向に移動することを防ぐことは不可欠である。一方で、シガレット箱1からのクーポン19の抜き取り方向で生じる、カラー14に対するクーポン19の制限された量の縦方向の動作は、実質的に気づかれなくなる。
【0059】
2つの保持タブ20は、シガレットが箱1から1つずつ抜き取られる間、クーポン19をカラー14の前壁16に固定することも提供する。換言すれば、消費者はクーポン19を取り除く前に箱1が空になるまで待つ場合さえあり、クーポンがシガレットの抜き取りの途中に干渉することはない。
【0060】
クーポン19はカラー14に機械的にしっかりと、すなわち接着剤を用いずに固定される。
【0061】
保持タブ20はシガレット箱1の外側から見えないので、ユーザの視界から見えない。
【0062】
記載される供給ユニット28も、安価で製造しやすく、カラー14にクーポン19を固定するために、保持タブ20をクーポン19上に効果的に折り曲げることを提供するといった、多数の利点を有する。