(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記モーションセンサー部170は、速度センサー、動きセンサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、圧力センサー、振動センサー、地磁気センサー、光センサー、及びフォトセンサーのうち、少なくとも1つ以上であることを特徴とする、請求項1に記載の統合入力に従う運用をサポートする携帯端末機。
前記センサー部は、速度センサー、動きセンサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、圧力センサー、振動センサー、地磁気センサー、光センサー、及びフォトセンサーのうち、少なくとも1つ以上であることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
タッチ信号がこれ以上維持されなくなった後に前記センサー信号を受信すれば、少なくとも1つ以上の前記受信されたタッチイベント及び常時受信されたセンサー信号に関連した各々のユーザ機能を実行する動作をさらに含むことを特徴とする、請求項11に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に従う好ましい実施形態を添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。同一な参照番号は一般的に同一な部分を参照するために図面の全般に使われる。よく知られた機能と構造に対する詳細な説明は、本発明の主題の歪曲を防止するためにここで省略できる。
【0011】
図1は、本発明の実施形態に従う携帯端末機の概略的な構成をブロック図で示す図である。
【0012】
図1を参照すると、本発明の携帯端末機100は、通信(RF)部110、入力部120、オーディオ処理部130、モーションセンサー部170、タッチスクリーン140、格納部150、及び制御部160の構成を含む。
【0013】
スクリーンの上にタッチが発生すれば(以下、タッチダウンイベント)、本発明の携帯端末機100はタッチダウンイベントに従うタッチされたスクリーンの上の地点の個数を判断すると共に、タッチダウンイベントが維持された状態で発生するモーションセンサー部170のセンサー信号を統合的に認識して、それに対応する命令語を生成し、機能遂行を制御するようにサポートする。これによって、携帯端末機100は統合的に収集された複合入力信号に対して各々区別される命令語に基づいて特定ユーザ機能を遂行するようにサポートすることができる。これによって、携帯端末機100は多様なユーザ機能運用上の状況でも独特の命令語生成をサポートすることができるので、ユーザが携帯端末機100を基盤にしてより容易な運用制御を遂行することができるようにサポートする。以下、本発明の統合入力基盤の運用のための上記携帯端末機100の各構成の役割と機能に対して、より詳細に説明する。
【0014】
上記通信(RF)部110は、上記制御部160の制御によって通話機能に関連した音声信号及びデータ通信に関連したデータ送信及び受信をサポートする。上記通信部110は、送信される信号の周波数を上昇変換及び増幅する無線周波数送信部(図示せず)と、受信される信号を低雑音増幅し、周波数を下降変換する無線周波数受信部(図示せず)などを含むことができる。特に、本発明の通信(RF)部110は、タッチパネル143、及びモーションセンサー部170で収集される複合入力信号によって特定状況で活性化されるか、非活性化できる。例えば、ユーザが1つの地点に対するタッチダウンを遂行しながら“振り(shaking)”動作を遂行することによって、単一地点タッチダウンイベントが発生する場合、上記通信(RF)部110は“振り”信号と単一地点タッチダウンイベントとの組合せに応答して事前に設定された機能を遂行することができる。例えば、振りとタッチダウンイベントとの組合せに応答して特定電話番号を有する他携帯端末機との自動通信連結機能を遂行するようにすることができる。この際、通信(RF)部110はタッチ地点の個数とセンサー信号の種類によって各々区別されて生成される命令語によって、各々異なるユーザ機能を遂行することができる。例えば、特定他携帯端末機との画像通話連結、指定されたウェブアドレスを有するウェブページの自動接続などをタッチダウンイベント及び感知されたセンサー信号の種類に基づいて遂行するようにすることができる。
【0015】
上記入力部120は、上記携帯端末機100の制御に関連した多様な入力信号を生成するようにサポートする構成である。このような入力部120は数字または文字情報の入力を受けて、各種の機能を設定するための多数の入力キー及びファンクションキーを含む。上記ファンクションキーは特定機能を遂行するように設定された方向キー、サイドキー、及びショートカットキーなどを含むことができる。上記入力部120は、上記携帯端末機100がフルタッチタイプ入力部に提供される場合、サイドキーなどのみで形成され、数字や文字入力のための機能はキーマップで構成されて、タッチスクリーン140の上に出力されて構成できる。このような入力部120は、本発明の実施形態に従うタッチダウンイベントのタッチ地点の個数とセンサー信号の種類と形態に従う統合入力モードを活性化または非活性化するように制御する入力信号をユーザ制御によって生成することができる。上記入力部120は、生成された入力信号を制御部160に伝達することができる。入力部は、
図1に図示された装置の選択的特徴として認識できる。
【0016】
上記オーディオ処理部130は、上記通話時、送受信されるオーディオデータを再生するためのスピーカー(SPK)と、通話時、ユーザの音声またはその他のオーディオ信号を収集するためのマイク(MIC)を含む。特に、オーディオ処理部130はモーションセンサー部170、及びタッチパネル143に従う“統合−入力”モード状態を指示する案内メッセージ出力をサポートすることができる。(例えば、“統合−入力モードに進入”、“統合−入力モード解除”)。また、オーディオ処理部130は統合入力モード状態で統合入力によって生成される特定命令語遂行に対応する案内音または効果音の出力をサポートすることができる。前述したオーディオ処理部130の統合入力に従う案内音または効果音はユーザ制御によって省略されることもできる。
【0017】
上記タッチスクリーン140は、携帯端末機の機能によって活性化される画面を出力し、制御部160の制御によって活性化されてタッチイベントを収集する機能をサポートする。このために、タッチスクリーン140は表示パネル141及びタッチパネル143を含むことができる。
【0018】
上記表示パネル141は、ブーティング画面、待機画面、メニュー画面、通話画面などを出力することができる。このような表示パネル141は、OLED(Organic Light Emitting Diode)、LCD(Liquid Crystal Display)などの薄膜トランジスタ基盤のフラットパネルディスプレイ技術が適用されることができ、LCDが適用される場合、表示パネル141は、LCD制御部、データを格納することができるメモリ、及びLCD表示素子などを備えることができる。特に、本発明の表示パネル141は統合入力によって生成される命令語(“統合−入力”)を基盤に遂行されるユーザ機能の運用によって多様な画面出力または既出力された画面の形態変化などをサポートすることができる。上記表示パネル141により出力される画面の変化に対しては後述する実施形態の説明と共により詳細に説明する。
【0019】
上記タッチパネル143は、上記表示パネル141の上部または下部に設けられてタッチに従うタッチイベントを生成する構成である。このようなタッチパネル143は技術の異なる種類を使用して構成できる。例えば、抵抗膜方式、静電容量方式、または抵抗膜と静電容量との混用方式などにより構成できる。特に、タッチパネル143は少なくとも1つ以上のタッチ地点の各々に対するタッチダウンイベントを生成し、生成されたタッチ地点の位置情報及びタッチ状態情報を制御部160に提供することができる。上記タッチパネル143は、上記モーションセンサー部170と独立的に運行できる。これによって、モーションセンサー部170が特定の種類のセンサー信号を生成する間にもタッチパネル143はユーザのタッチに従うタッチイベント(例えば、タッチダウンイベント)を生成することができる。特に、タッチパネル143は一定周期単位でタッチ状態をスキャンすることで、タッチ状態の変化を検出してタッチダウンイベントの解除時点やタッチダウンが発生した地点の個数変化などを検出することができる。上記タッチパネル143が収集したタッチイベントは制御部160に伝達できる。
【0020】
上記格納部150は、本発明の実施形態に従う機能動作に必要な応用プログラムを始めとして、タッチパネル143の運用のための応用プログラム、モーションセンサー部170の各センサーモジュールの運用のための応用プログラムなどを格納する。上記格納部150は、タッチパネル143から発生するタッチイベント及びモーションセンサー部170から入力されるセンサー信号を臨時格納するバッファ151を含み、バッファ151を用いてタッチイベント及びセンサー信号のうち、少なくとも1つをバッファリングするようにサポートすることができる。このような上記格納部150は、プログラム領域(図示せず)及びデータ領域(図示せず)を含むことができる。
【0021】
上記プログラム領域は、携帯端末機100をブーティングさせるオペレーティング・システム(OS:Operating System)、モーション入力装置に含まれたセンサー部運用のための応用プログラム、携帯端末機100のその他の機能に関連した応用プログラムなどを格納する。例えば、プログラム領域は、音再生機能、イメージ及び/または動映像再生機能などの応用プログラムを含むことができる。特に、本発明のプログラム領域は統合入力サポートプログラムを格納することができる。上記“統合−入力”サポートプログラムは、モーションセンサー部170に含まれた各センサーを運用するためのルーチン、タッチパネル143の運用のためのルーチン、収集されたタッチイベントとセンサー信号によって各々区別される(“統合入力”)命令語を生成するルーチン、及び生成された命令語に対応するユーザ機能の活性化または事前活性化されているユーザ機能の運用を制御する制御ルーチンを含むことができる。上記統合入力サポートプログラムは、携帯端末機100の統合入力モード選択によって制御部160にロードできる。
【0022】
上記データ領域は携帯端末機100の使用によって発生するデータが格納される領域であって、上記携帯端末機100が提供する多様な機能のオプションと関連したユーザデータを格納することができる。例えば、データは、動映像、フォンブックデータと、オーディオデータ、及び該当コンテンツまたはユーザデータに対応する情報などの作業を収集し格納することができる。特に、本発明のデータ領域は統合入力に対応する命令語(“統合−入力”)を生成するようにサポートする命令語テーブルを格納することができる。上記命令語テーブルは、タッチダウンイベントのタッチ地点の個数及びセンサー信号の種類によって各々区別される命令語を含むことができ、またタッチ地点の個数、センサー信号の種類、及び現在活性化されている応用プログラムの種類別に区別される命令語を含むことができる。このような命令語テーブルは、制御部160に“統合−入力”サポートプログラムがロードされれば、該当“統合入力”サポートプログラムにより参照できる。
【0023】
上記モーションセンサー部170は、多様なセンサーを含む。例えば、モーションセンサー部170は、少なくとも1つ以上の動きセンサー、速度センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、圧力センサー、及び振動センサーを含む。このような多様なセンサーは制御部160の制御によって供給される電源に基づいて動作し、携帯端末機100の動きまたは携帯端末機100に伝えられる圧力などによって対応するセンサー信号を生成する。上記モーションセンサー部170は、対応するセンサーが生成したセンサー信号を制御部160に伝達することができる。その他、本発明のモーションセンサー部170は追加的なセンサー、例えば地磁気センサー、光センサー、フォトセンサーなどを含むことができる。
【0024】
上記制御部160は、携帯端末機100の電源供給及び各装置の活性化と、各装置の間に送受信される信号の流れを制御する。特に、本発明の制御部160は“統合−入力”モード選択要請によってモーションセンサー部170とタッチパネル143の電源供給を制御し、タッチパネル143で収集されるタッチイベントのタッチ地点の個数とモーションセンサー部170が生成するセンサー信号に基づいて“統合−入力”命令語を生成するようにサポートすることができる。そして、制御部160は生成された“統合−入力”命令語によって携帯端末機100のユーザ機能を運用するようにサポートする。このために、本発明の制御部160は、
図2に図示されたような構成を含むことができる。
【0025】
図2は、本発明の携帯端末機100の構成のうち、制御部160の構成をより詳細に示す図である。
【0026】
図2を参照すると、本発明の制御部160は、タッチイベント収集部161、センサー信号収集部163、命令語生成部165、及び機能制御部167を含むことができる。
【0027】
タッチイベント収集部161は、タッチパネル143で発生するタッチイベントを収集する構成である。特に、タッチイベント収集部161は、タッチパネル143で発生するタッチダウンイベントのタッチ地点の個数に対する情報を収集し、収集された情報を命令語生成部165に伝達することができる。また、タッチイベント収集部161は、タッチパネル143で発生するタッチダウンイベントのタッチ領域に対する位置情報を収集し、タッチ地点の個数に対する情報と共に位置情報を命令語生成部165に伝達することができる。
【0028】
センサー信号収集部163は、携帯端末機100の動作状態によってモーションセンサー部170から発生する多様なセンサー信号を収集する構成である。このために、センサー信号収集部163は、モーションセンサー部170に含まれた多様なセンサーをモニターリングして如何なるセンサー信号が発生するかを確認することができる。これによって、センサー信号収集部163は信号を発生したセンサーの種類に対する情報と、該当センサーから伝えられるセンサー信号値を命令語生成部165に伝達することができる。例えば、モーションセンサー部170に含まれたセンサーのうち、加速度センサーが携帯端末機100のケースの内側に配置される場合、センサー信号収集部163は携帯端末機100の“振り”や“スナップ”などにより発生する信号を検出することができる。ここで、センサー信号収集部163は、振り動作とスナップ動作を携帯端末機の動きによって発生する周波数の変化を通じて区分することができる。即ち、センサー信号収集部163は携帯端末機100の動きによって発生する周波数の振幅変化曲線が緩慢(連続)であり、多数が発生する場合、“振り”に区分する。周波数の振幅変化曲線が尖鋭で、一回性に発生する場合、“スナップ”動作に区分できる。そして、センサー信号収集部163は、モーションセンサー部170に含まれたジャイロセンサーを用いて上記携帯端末機100の傾けなど、方向の変化に該当するセンサー信号を検出することができる。また、センサー信号収集部163はモーションセンサー部170の振動センサーをモニターリングして上記携帯端末機100の揺れや、外部衝撃によって携帯端末機100で発生する振動などに該当する信号を検出することができる。そして、上記センサー信号収集部163は、モーションセンサー部170の圧力センサーを用いて外部から上記携帯端末機100のケースに加えられる圧力によって発生するセンサー信号を検出することができる。上記センサー信号収集部163は、前述したようなセンサーのうち、少なくとも1つのセンサーから収集されるセンサー信号を命令語生成部165に伝達することができる。
【0029】
命令語生成部165は、タッチイベント収集部161及びセンサー信号収集部163で収集される信号に対応する命令語を生成し、生成された命令語を機能制御部167に伝達する構成である。このような命令語生成部165は、“統合−入力”モード設定によってタッチイベント収集部161からタッチダウンイベントが収集されれば、収集されたタッチダウンイベントをバッファ151に臨時格納するように制御することができる。そして、命令語生成部165はタッチダウンイベントが維持されている間、センサー信号収集部163からセンサー信号が伝えられるかを確認することができる。命令語生成部165は、タッチダウンイベントが維持されている間、センサー信号が受信されれば、タッチダウンイベントのタッチ地点の個数と対応するセンサー信号の種類と形態に対応する“統合−入力”命令語を生成する。タッチダウンイベントのタッチ地点の個数と対応するセンサー信号の種類と形態は機能制御部167に伝達することができる。即ち、命令語生成部165はタッチダウンイベントとセンサー信号に対応する統合入力に該当する“統合−入力”命令語を生成することができる。このために、命令語生成部165は格納部150に格納された命令語テーブルを参照し、“統合−入力”命令語が設けられた該当命令語テーブルに対応して事前設定された命令語を生成し伝達するように制御することができる。更に、命令語生成部165はタッチダウンイベントのタッチ地点の個数とセンサー信号の種類と形態だけでなく、現在活性化されているユーザ機能の種類などによっても各々“統合−入力”命令語を生成するようにサポートすることができる。
【0030】
しかしながら、上記命令語生成部165はタッチダウンイベントが維持されている状態で既設定された時間の間、別途のセンサー信号の伝達がない場合、収集されたタッチダウンイベントに対応する命令語を生成し、これを機能制御部167に伝達することができる。また、命令語生成部165は別途のセンサー信号伝達が発生する以前に他のタッチイベント、例えば、タッチドラッグイベントやタッチ解除イベントが収集されれば、以前に収集されたタッチダウンイベント及びタッチドラッグイベントやタッチ解除イベントに対応する命令語を生成し、該当命令語を機能制御部167に感知または/及び伝達することができる。これによって、命令語生成部165は“統合−入力”モードでタッチダウンイベントとセンサー信号の受信が実質的に同時になされない場合、即ちタッチイベントのみ収集される場合、またはセンサー信号のみ収集される場合、各々の信号に対応する“単一”命令語を生成し、これを機能制御部167に伝達することができる。
【0031】
しかしながら、命令語生成部165は“統合−入力”モードが設定されていない場合には、タッチイベントとセンサー信号が実質的に同時に受信されるとしても各々の信号に対応する個別的な命令語を生成し、生成された命令語を機能制御部167に伝達して個別的な命令語に各々対応する特定ユーザ機能の運用をサポートすることができる。
【0032】
機能制御部167(例えば、プロセッサ)は、上記命令語生成部165が伝達する命令語に対応するユーザ機能の運用を制御することができる。このような機能制御部167は、命令語生成部165が携帯端末機100の多様な環境に従って各々区別されるように生成した“統合−入力”命令語によって対応するユーザ機能を活性化するように制御したり、既に活性化されているユーザ機能の運用を制御することができる。上記機能制御部167により活性化されるか運用されるユーザ機能の実施形態に対して後述する図面を参照してより詳細に説明する。
【0033】
以上、説明したように、本発明の実施形態に従う携帯端末機100は、“統合−入力”モードに設定されたか否かによってタッチダウンイベントのタッチ地点の個数とセンサー信号の種類及び形態によって各々区別される“統合−入力”命令語を生成し、生成された命令語に基づいてユーザ機能の活性化または活性化されたユーザ機能の運用を制御するようにすることで、より複合的で、かつ単純なユーザ機能の運用をサポートすることができる。特に、このような“統合−入力”サポート機能は携帯端末機100を運用するに当たってユーザがよく使用するようになる画面への移動や、特定ユーザ機能への復帰に適用する場合、より容易な携帯端末機100の運用をサポートすることができる。
【0034】
図3は、本発明の実施形態に従う統合入力に従う端末機運用方法を説明するためのフローチャートである。
【0035】
図3を参照すると、本発明の統合入力に従う端末機運用方法は、携帯端末機100に電源が供給されれば、携帯端末機100の制御部160が供給された電源を分配して携帯端末機100の各構成を初期化し、初期化過程が完了すれば、特定ユーザ機能を活性化するようにサポートすることができる。ここで、ユーザ機能はスケジュール情報によって設定された、例えば、待機画面出力機能、メニュー画面出力機能、ウェブ接続機能などになることができ、またユーザ制御によって入力部120から入力される入力信号に対応して活性化されるユーザ機能になることができる。これによって、制御部160はステップ301のように、設定された機能遂行に従う画面を表示パネル141に出力するように制御することができる。
【0036】
次に、制御部160は、ステップ303で、タッチダウンイベントが発生するか否かを確認することができる。このために、制御部160はタッチパネル143を活性化するように制御し、タッチパネル143を一定周期、またはインターバルの間、スキャニングしてタッチダウンイベントが発生するか否かを確認することができる。このステップで、別途のタッチダウンイベントの発生がない場合、制御部160はステップ301の以前に分岐して以下の過程を繰り返して遂行するように制御することができる。但し、制御部160は携帯端末機100の終了のための入力信号が発生する場合、端末機の運営終了を遂行するように制御することができる。
【0037】
上記ステップ303で、タッチダウンイベントが発生すれば、制御部160はステップ305に分岐してセンサー信号の発生があるか否かを確認することができる。ステップ305で、別途のセンサー信号の発生がない場合、制御部160はステップ307に分岐してタッチイベントに従う機能遂行を制御することができる。即ち、制御部160はタッチイベントに従う個別的な命令語を生成し、生成された命令語を現在活性化されているユーザ機能に適用したり、対応するユーザ機能を活性化するように運用することができる。
【0038】
一方、ステップ305でセンサー信号が発生されると判断する場合、実際的に同時またはタッチダウンイベントの感知後に既設定された時間の間、またはタッチダウンイベントが維持された状態でセンサー信号が発生する場合(例えば、タッチ−解除イベントがまだ感知されていない場合)、制御部160はステップ309に分岐してタッチダウンイベントが感知される間、タッチ地点の個数の判別及びセンサー信号の種類の判別を遂行することができる。このために、制御部160はタッチパネル143をスキャニングして維持されているタッチダウンイベントのタッチ地点の個数及び位置情報を収集する。そして、制御部160はセンサー信号の種類と形態を把握して如何なるセンサー信号が発生するかを確認することができる。
【0039】
以後、制御部160はステップ311に分岐してタッチ地点の個数及びセンサー信号の種類に従う命令語を生成するように制御し、ステップ313で生成された該当命令語に従う機能遂行を制御することができる。この際、上記制御部160は現在活性化されているユーザ機能に該当統合入力に従う“統合−入力”命令語を運用するように制御したり、新たなユーザ機能を活性化するように制御することができる。このようなユーザ機能運用に対しては後述する実施形態でより詳細に説明することにする。
【0040】
次に、制御部160はステップ315に分岐してタッチ解除イベントが発生するか否かを確認することができる(例えば、タッチダウンイベントがタッチパネルから除去)。別途のタッチ解除イベントが感知されない場合、制御部160はステップ303の以前に分岐して以下の過程を繰り返して遂行するように制御することができる。
【0041】
しかしながら、制御部160はステップ315でタッチ解除イベントが発生すれば、制御部160はステップ317に分岐して端末機の終了のために入力信号発生があるか否かを確認し、別途の入力信号が感知されない場合、ステップ301の以前に分岐して以下の過程を繰り返して遂行するように制御することができる。
【0042】
しかしながら、ステップ317で、携帯端末機100の運用を終了するための入力信号(または、統合−入力モード)が感知されれば、制御部160は携帯端末機100の運営を終了するための動作(または、統合−入力モード)を制御する。
【0043】
一方、前述した統合入力に従う端末機運用方法は、“統合−入力”モードが活性化された状態で遂行されることができ、“統合−入力”モードが設定されない場合、制御部160はステップ309のような過程の遂行無しでタッチイベント及びセンサー信号に従う別途の命令語生成及びそれに従う機能遂行を制御することができる。
【0044】
前述したように、本発明の実施形態に従う携帯端末機の統合入力基盤の端末機運用方法は、タッチパネル143の上で維持されているタッチ地点の個数とセンサー信号の種類と形態によって各々区別される“統合−入力”命令語を生成し、生成された命令語に基づいて機能を遂行するように制御することができる。この際、本発明の端末機運用方法は、現在活性化されているユーザ機能の種類によっても生成される命令語を区別し、該当命令語に従うユーザ機能運用を遂行するようにサポートすることができる。
【0045】
以上、本発明の実施形態に従う“統合−入力”モードをサポートする携帯端末機及び端末機の運用方法について説明した。以下、本発明の統合入力モード基盤の端末機運用に対する多様な実施形態を説明する。
【0046】
図4は、本発明の第1実施形態に従う統合入力に従う端末機運用のための画面インターフェースの一例を示す図である。以下の説明で、41、43、45画面領域は実際の画面領域でなく、仮想配置画面領域に該当することができる。
【0047】
図4を参照すると、携帯端末機100のユーザは端末機制御を通じてメッセージやメモ作成機能を活性化するための入力信号を入力部120を用いて生成することができる。この際、携帯端末機100は、ユーザ要請によって計算機機能と、ファイル再生機能、及びカレンダー機能を既に活性化した状態で提供することができ、これによって、携帯端末機100はマルチタスキング機能をサポートするようになる。
【0048】
例えば、携帯端末機100はカレンダー機能活性化要請によって401画面での43画面のようにカレンダー機能に対応する画面を表示パネル141に出力するようにサポートすることができる。一方、ユーザが入力部120またはタッチパネル143を運用してメッセージまたはメモ作成機能を活性化するための入力信号を生成することができる。すると、携帯端末機100は、401画面に図示したように、該当メッセージまたはメモ機能に対応する画面を表示パネル141に出力するように制御することができる。この際、携帯端末機100は以前に活性化されていたカレンダー機能に対応する43画面は、マルチタスキング機能に基づいてバックグラウンドプロセシングにより遂行されるように制御することができる。
【0049】
一方、401画面のように表示パネル141にメッセージ作成またはメモ作成機能に対応する画面が出力された状態で制御部160は文字入力のためのタッチパネル活性化を制御することができる。この際、図示されたように、ユーザは表示パネル141の、例えば入力された文字が出力される領域の一側に1つのタッチ地点(1P)を有するタッチダウンイベントを生成することができる。すると、携帯端末機100は追って入力される統合入力によって選択ユーザ機能の種類を変更することができる。例えば、1つのタッチ地点(1P)を有するタッチダウンイベントと共に、ユーザが携帯端末機100を一定方向、例えば右方に傾けを遂行する場合、携帯端末機100のモーションセンサー部170は傾け動作に対応するセンサー信号を収集することができる。
【0050】
すると、携帯端末機100は1つのタッチ地点(1P)を有するタッチダウンイベントが維持された状態で右側傾けセンサー信号が収集されれば、403画面のようにカレンダー機能に対応する43画面を表示パネル141に出力するように制御することができる。代案的に、傾け方向によって、即ち1つのタッチ地点(1P)信号を有するタッチダウンイベントと左側傾けセンサー信号の発生の場合、計算機機能に対応する41画面が表示パネル141に出力されることができ、1つのタッチ地点(1P)信号を有するタッチダウンイベントと下方傾けセンサー信号の発生の場合、ファイル再生機能に対応する45画面が表示パネル141に出力できる。
【0051】
一方、上記携帯端末機100は、401画面で1つのタッチ地点(1P)を有するタッチダウンイベントが文字出力領域などに発生すれば、“統合−入力”モードのサポートのために傾け方向によって選択できる他のユーザ機能を識別することができるアイコン(51、53、55)を表示パネル141の一側に出力するように制御することができる。ここで、他のユーザ機能はマルチタスキング機能によって事前活性化されるが、選択されていないユーザ機能になることができる。したがって、マルチタスキング機能により遂行されていた他のユーザ機能の個数及び種類によって上記アイコン(51、53、55)の数と形態が変わることができる。例えば、ファイル再生機能が遂行されていない場合、1つのタッチ地点(1P)を含むタッチイベントが発生してもアイコン55は表示パネル141に出力されないことがある。反対に、現在表示パネル141に出力されているユーザ機能を除いて、4個のユーザ機能がマルチタスキング機能によって活性化されている場合、上側傾けまたは持ち上げによって該当ユーザ機能への画面切換が遂行されることができ、上側傾け方向に対応するアイコンが1つのタッチ地点(1P)を有するタッチダウンイベント出力時、表示パネル141の上に出力されることができる。そして、上記マルチタスキング基盤のユーザ機能を指示するアイコンはセンサー信号発生方向側の表示パネル141の一定領域に出力できる。
【0052】
上記画面切換において、メッセージまたはメモ作成機能に対応する画面から43画面に切り換えられる場合、41画面領域にはメッセージまたはメモ作成機能に対応する画面が仮想に配置され、また43画面領域に計算機機能の画面が仮想に配置できる。これによって、ユーザは以前の画面への復帰機能のために以前に遂行した右側傾けと反対になるタッチダウンイベント及び左側傾けを遂行することができる。
【0053】
図5は、本発明の第2実施形態に従う統合入力に従う端末機運用のための画面インターフェースの一例を示す図である。
【0054】
図5を参照すると、本発明の携帯端末機100は、ユーザ制御によって501画面のように特定メニューアイコンまたはウィジェットアイコンが少なくとも1つが出力される画面を表示パネル141に出力することができる。そして、携帯端末機100はユーザ制御、特にタッチパネル143の上で左側スイープまたは右側スイープイベント発生によって他のメニューページまたはウィジェットページへの切換をサポートすることができる。
【0055】
特に、本発明の携帯端末機100は501画面のように第1タッチ地点(1P1)にタッチダウンイベントが発生して第1タッチに該当する命令が生成された状態で振りに対応するセンサー信号が収集される場合、503画面のように多数のメニューページのうち、最初の第1メニューページへの画面移動を制御することができる。このような最初のメニューページへの画面移動は、現在メニューページの数に関わらず遂行できる。即ち、携帯端末機100の制御部160は、2〜9メニューページが表示パネル141に出力された状態で第1タッチ地点(1P1)のタッチダウンイベントと振りセンサー信号が収集されれば、第1メニューページを表示パネル141に出力するように制御することができる。
【0056】
一方、携帯端末機100は501画面で第2タッチ地点(1P2)にタッチダウンイベントが発生して第2タッチに該当する命令が生成された状態で振りに対応するセンサー信号が収集される場合、505画面のように多数のメニューページの最後のページ(例えば、第9メニューページ)への画面移動を制御することができる。このような最後のメニューページへの画面移動もメニューページの数に関わらず1〜8メニューページが表示された状態で前述した第2タッチ及び振りセンサー信号ノ発生があれば遂行できる。
【0057】
上記第1タッチ地点(1P1)及び第2タッチ地点(1P2)は、各々表示パネル141の上の任意の地点になることができ、制御部160はユーザの領域及び対応する入力の認識のために、表示パネル141の中心線を基準に、左側領域は第1タッチを生成する領域に、右側領域は第2タッチを生成する領域に容易に割り当てることができる。
【0058】
前述したように、本発明の携帯端末機100は、統合入力信号によって特定ユーザ機能、例えば、ページビュー機能で最初のページへの移動または最後のページへの移動をより容易に遂行するように制御することができる。
【0059】
図6は、本発明の第3実施形態に従う統合入力に従う端末機運用のための画面インターフェースの一例を示す図である。統合入力モードは、ユーザ設定または基本モードによって設定されるか、特定プログラムにより活性化される。
【0060】
図6を参照すると、本発明の携帯端末機100は、ユーザ制御によってe−ブック(e-book)画面を出力することができる。このために、ユーザは携帯端末機100がe−ブックコンテンツを選択するための入力信号生成を制御することができる。携帯端末機100の制御部160は、ユーザがe−ブックコンテンツを活性化するための入力信号を生成すれば、該当e−ブックコンテンツを活性化し、e−ブックコンテンツ活性化に対応する特定ページを表示パネル141に出力するように制御することができる。
【0061】
一方、制御部160はe−ブックコンテンツ再生機能のうち、特定ページが表示パネル141の上に出力された状態でユーザが1つのタッチ地点(1P)を有するタッチダウンイベントを表示パネル141の特定領域で発生させれば、図示したように、ページめくり機能をサポートする多様な補助アイコン(31、33、35、37)を表示パネル141の特定領域に出力するように制御することができる。例えば、制御部160は表示パネル141の左側中央部に以前ページ選択のためのアイコン31を、表示パネル141の右側中央部に次のページ選択のためのアイコン33を、表示パネル141の上側中央部に2ページずつ次のめくりをサポートするアイコン35を、表示パネル141の下側中央部に2ページずつ以前めくりをサポートするアイコン37を出力するようにサポートすることができる。
【0062】
これによって、ユーザは1つのタッチ地点(1P)を有するタッチダウンイベントを表示パネル141の特定領域で発生させた後、表示パネル141の上に出力されるアイコン(31、33、35、37)を参照してページめくり動作のための携帯端末機100の傾けを遂行するようにサポートすることができる。即ち、制御部160は1つのタッチ地点(1P)に対応するタッチダウンイベントと傾け方向によってe−ブックコンテンツのページめくり制御を遂行するようにサポートすることができる。例えば、ユーザがタッチダウンイベントと下側方向傾けセンサー信号を生成するように携帯端末機100を制御すれば、制御部160は現在ページから2以前のページに該当するページを表示パネル141に出力するように制御することができる。ここで、制御部160は、以前ページがない場合、現在ページが最初または2番目の2以前のページであることを指示するメッセージを一時的に出力するように制御することもできる。
【0063】
図7は、本発明の第4実施形態に従う統合入力に従う端末機運用のための画面インターフェースの一例を示す図である。
【0064】
図7を参照すると、本発明の携帯端末機100は、ユーザ制御または初期化の以後、事前設定によって701画面のようにメニュー画面を表示パネル141に出力するように制御することができる。そして、メニュー画面でユーザが特定ユーザ機能(例えば、MP3機能)を活性化するための入力信号、例えば、メニュー選択を遂行した場合、携帯端末機100は703画面のようにMP3機能活性化に対応する画面を表示パネル141に出力するように制御することができる。この過程で携帯端末機100は入力信号の感知によって選択された特定コンテンツまたは事前に設定されたコンテンツを再生して該当オーディオ信号をオーディオ処理部130を通じて出力するように制御することができる。
【0065】
一方、MP3機能が遂行された状態でユーザはマルチタスキング機能運用によってメッセージ作成またはメモ作成機能のためのユーザ機能を活性化するための入力信号を生成することができる。すると、携帯端末機100は705画面のようにメッセージ作成またはメモ作成機能のためのユーザインターフェースを表示パネル141に出力するように制御することができる。この状態でユーザは最初のユーザ機能画面、即ちメニューページに該当する701画面への復帰を所望する場合、表示パネル141の特定領域の上に1つのタッチ地点(1P)を有するタッチダウンイベントに該当する第1タッチと共に振りセンサー信号を生成するように制御することができる。すると、携帯端末機100は図示されたように、705画面から701画面への画面復帰を遂行することができる。この際、携帯端末機100の制御部160は、MP3機能及びメッセージまたはメモ作成機能をマルチタスキング機能として維持するようにサポートすることができる。
【0066】
前述したように、本発明の統合入力運用はユーザが携帯端末機100の特定ユーザ機能を運用しているとしても特定の“統合−入力”信号生成を通じて所望の特定ユーザ機能のページに切り換えるホームスクリーン機能をサポートすることができる。ここで、上記ホームスクリーン機能へのページ切換において、該当ユーザ機能はユーザの設定によって調整できる。例えば、上記携帯端末機100は1つのタッチ地点(1P)を有するタッチイベントと共に振りセンサー信号が発生する場合、ホームスクリーンに指定された“待機画面”または“メニュー画面”、“ロック機能画面”などへの速い切換をサポートし、上記ホームスクリーン指定画面は前述したようにユーザ設定によって調整できる。即ち、本発明は複数のユーザ機能をマルチタスキングに基づいて遂行して特定ユーザ機能に対応する画面が出力された状態で上記タッチダウンイベントが維持され、特定センサー信号が発生すれば、上記タッチダウンイベントが発生したタッチパネルの上の位置と特定センサー信号が発生する方向によって設定された特定ユーザ機能画面に切り換えるように制御することができる。
【0067】
図8は、本発明の第5実施形態に従う統合入力に従う端末機運用のための画面インターフェースの一例を示す図である。
【0068】
図8を参照すると、本発明の携帯端末機100はユーザ制御によって、または事前設定されたスケジュール情報によって、801画面のように“ロック状態(Lock State)”を維持することができる。一方、上記携帯端末機100は“ロック−状態”で通話連結を要請する通話呼が受信されるか、メッセージを受信した場合、そしてユーザが該当通話呼を受信できなかったり、またはメッセージを確認しない場合、801画面のように未受信通話呼(Missed Call)及び未確認メッセージ(Unread Message)のうち、少なくとも1つのお知らせを案内する案内メッセージを表すアイコンをロック状態の表示パネル141に出力するように制御することができる。ユーザは、表示パネル141の確認を通じて未受信通話呼または未確認メッセージを確認することができる。
【0069】
ここで、ユーザが未受信通話呼アイコンが出力されれば、第1タッチ地点(1P1)を有するタッチダウンイベントに該当する第1タッチと特定センサー信号、例えば、振りに該当するセンサー信号を生成する場合、携帯端末機100は803画面のように未受信通話呼が確認できる画面インターフェースを表示パネル141に出力するように制御することができる。すると、ユーザは803画面を通じて未受信通話呼リストを確認することができる。一方、ユーザは未受信通話呼リスト確認の以後、また801状態のようなロック状態への遷移のために“統合−入力”命令語、例えば、803画面の表示パネル141領域のうち、特定領域でのタッチダウンイベントと特定センサー信号、例えば、振りセンサー信号を発生するように制御することができる。すると、携帯端末機100の制御部160は、803画面から801画面への遷移を制御することができる。この際、制御部160は801画面を出力し、かつ未受信通話呼の確認の処理によって該当未受信通話呼(Missed Call)アイコンを801画面から除去するように制御することができる。この場合、801画面には“Unread Message”アイコン領域のみ出力できる。
【0070】
一方、801画面で、ユーザが未確認メッセージアイコンが出力された第2タッチ地点(1P2)を有するタッチダウンイベントに該当する第2タッチと振りセンサー信号収集に該当する携帯端末機100動作を遂行する場合、制御部160は、805画面のように未確認メッセージリストを出力する画面を表示パネル141に出力するように制御することができる。ユーザは、805画面で未確認メッセージ確認の処理を完了した以後、801画面への復帰のために803画面の説明で言及したように、タッチダウンイベントと振りセンサー信号の生成を遂行することができる。この際、携帯端末機100の制御部160は、未確認メッセージ確認の処理によって801画面から未確認メッセージアイコン(Unread Message)を除去するように制御することができる。
【0071】
一方、ユーザが別途の第3タッチ地点(1P3)、即ち未受信通話呼アイコン(Missed Call)、及び未確認メッセージアイコン(Unread Message)が出力された領域を除外した他の領域の上でタッチダウンイベントを生成し、振り動作を遂行する場合、制御部160は別途の動作変化を遂行しないように制御することができる。
【0072】
また一方、上記携帯端末機100はタッチスクリーン140の上でユーザがタッチダウンイベント生成の以後に設定された特定センサー信号発生、例えば、前後に振り遂行に従うセンサー信号が発生した場合、設定された“ロック状態”を解除するように制御することができる。この際、上記携帯端末機100はロック状態解除と共に、未受信通話呼リスト及び未確認メッセージリストのうち、少なくとも1つを表示パネルの上に出力するように制御することができる。即ち、本発明の携帯端末機100はタッチダウンイベントと携帯端末機100の特定振りだけでなく、タッチスクリーン140の1つまたは2つのタッチ地点を有するタッチダウンイベントと事前設定された特定センサー信号発生によってタッチロック解除と共に特定ユーザ機能が遂行されるように制御することもできる。また、本発明の携帯端末機100はタッチロック解除状態で1つのタッチ地点または2つのタッチ地点を有するタッチダウンイベントと特定センサー信号の発生時、タッチロック状態に遷移するように制御することもできる。
【0073】
図9は、本発明の第6実施形態に従う統合入力に従う端末機運用に従う画面インターフェースの一例を説明するための図である。
【0074】
図9を参照すると、本発明の携帯端末機100はユーザ制御によって特定イメージファイルを901画面のように表示パネル141の上に出力するようにサポートすることができる。このために、ユーザは写真ファイル検索機能またはギャラリー機能を活性化するための入力信号を生成するように制御することができる。
【0075】
一方、特定イメージファイルが表示パネル141の上に出力された状態でユーザはタッチパネル143の上に2つのタッチ地点(2P1、2P2)を有するタッチダウンイベントに該当する2タッチと、一定方向、例えば、上方への傾けに該当するセンサー信号を生成するように携帯端末機100を制御することができる。すると、制御部160は903画面のように表示パネル141の上に出力されるイメージをズームアウト(Zoom Out)して出力するように制御することができる。また、上記制御部160は前述した2タッチと下方への傾けに該当するセンサー信号が生成される場合、905画面のように表示パネル141の上に出力されるイメージをズームイン(Zoom In)して出力するように制御することができる。
【0076】
ここで、上方は実質的に携帯端末機100を把持したユーザの体を中心に携帯端末機100の上側縁部を外方に(ユーザから遠ざかる)傾ける方向になることができる。反対に、下方は携帯端末機100を把持したユーザの体を中心に携帯端末機100の上側縁部を内方に(ユーザ側に)傾ける方向になることができる。ここでは、センサー信号の種類を傾け上方または下方として説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、901画面から903画面への切換機能は2つのタッチ地点(2P1、2P2)を有するタッチダウンイベントに該当する2タッチと携帯端末機100の移動方向、例えば、ユーザから遠ざかる方向への移動時、ズーム−アウト、ユーザに近づく方向への移動時、ズーム−イン機能が遂行されるように制御することができる。例えば、ユーザが両手で携帯端末機100を把持し、2つのタッチ地点(2P1、2P2)をタッチダウン状態に維持しながら携帯端末機100を体の方に引く場合、制御部160はイメージを拡大して出力するように制御し、体から押し出す場合、制御部160はイメージを縮小して出力するように制御することができる。一方、本発明の統合入力に従うズーム−イン及びズーム−アウト機能は、イメージ拡大及び縮小機能に適用できるだけでなく、写真撮影時、被写体に対する拡大縮小機能にも同一に適用することができる。
【0077】
図10は、本発明の第7実施形態に従う統合入力に従う端末機運用のための画面インターフェースの一例を説明するための図である。
【0078】
図10を参照すると、本発明の携帯端末機100は、ユーザ制御によって1001の画面のように電話帳メニューを表示パネル141に出力することができる。このために、ユーザはメニュー項目のうち、電話帳メニューが選択できる項目を選択することができる。一方、電話帳メニューが表示パネル141の上に出力された状態でユーザは表示パネル141の一定領域に2つのタッチ地点(2P1、2P2)を有するタッチダウンイベントに該当する第2タッチを生成しながら、特定センサー信号、例えば、上方への傾けに該当する傾けセンサー信号を生成するように携帯端末機100を制御することができる。すると、制御部160は1003画面のように該当電話帳メニューの上位項目に該当するメニュー画面を出力するように制御することができる。また、ユーザは表示パネル141の一定領域に2つのタッチ地点(2P1、2P2)を有するタッチダウンイベントに該当する第2タッチを生成しながら、特定センサー信号、例えば、下方への傾けに該当する傾けセンサー信号を生成するように携帯端末機100を制御することができる。すると、制御部160は1005画面のように該当電話帳メニューから選択された特定項目、例えば、“電話番号検索”項目の細部項目に該当する“検索語で検索”画面を表示パネル141に出力するように制御することができる。
【0079】
以上、説明したように、本発明の実施形態に従う“統合−入力”命令語基盤の端末機運用は、2つのタッチ地点(2P1、2P2)を有するタッチダウンイベントが維持されながら特定センサー信号が発生する場合、センサー信号の種類または形態によって上位カテゴリーの移動または下位カテゴリーの移動を速く遂行するようにサポートすることができる。
【0080】
図11は、本発明の第8実施形態に従う統合入力基盤の端末機運用のための画面インターフェースの一例を示す図である。
【0081】
図11を参照すると、本発明の携帯端末機100は、ユーザ制御によってイメージファイルを表示パネル141に出力するように制御することができる。このために、ユーザは格納部150に格納された特定イメージ、例えば、写真ファイルや、動映像ファイルなどを再生するための入力信号生成を制御することができる。すると、携帯端末機100はユーザが選択したファイルを再生して1101画面のように表示パネル141に該当写真イメージまたは動映像イメージを出力するように制御する。
【0082】
一方、1101画面のようにイメージが表示パネル141に出力された状態で、ユーザは表示パネル141の上で2つのタッチ地点(2P1、2P2)を含むタッチダウンイベントに該当する第2タッチを生成すると共に、特定センサー信号、例えば上側または下側に携帯端末機100を傾ける動作を遂行することができる。すると、携帯端末機100は1103画面のように2つのタッチ地点(2P1、2P2)を基準に表示パネル141の一定領域(SP)をキャプチャーまたは拡大するように制御することができる。ここで、2つのタッチ地点(2P1、2P2)による一定領域(SP)は2つのタッチ地点(2P1、2P2)を中心に仮想の左右軸を連結し、該当軸の連結によって生成される閉曲線の内の領域になることができる。
【0083】
一方、前述した説明ではセンサー信号を一定方向に携帯端末機100を傾ける動作に該当する信号として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、ユーザは2タッチと共に携帯端末機100を振る動作を遂行して、振りセンサー信号を生成するように制御することができる。ここで、振り動作は左右振りだけでなく、前後振り動作も含むことができる。
【0084】
図12は、本発明の第9実施形態に従う統合入力に従う端末機運用のための画面インターフェースの一例を示す図である。
【0085】
図12を参照すると、本発明の携帯端末機100は、ユーザ制御または既設定されたスケジュール情報によって1201画面のように待機画面を表示パネル141に出力するように制御したり、特定イメージを表示パネル141に出力するように制御することができる。
【0086】
一方、ユーザは待機画面または特定イメージが出力された表示パネル141の上で特定ユーザ機能を活性化するために、“統合−入力”信号の生成のための動作を遂行することができる。例えば、ユーザは図示したように表示パネル141の特定領域に2つのタッチ地点(2P1、2P2)を含むタッチダウンイベントに該当する第2タッチを生成し、タッチダウンイベントが維持された状態で携帯端末機100を一定方向に傾ける動作を遂行することができる。制御部160は、第2タッチと一定方向の傾けセンサー信号が実際的に同時収集されれば、1201画面で出力されているイメージまたは待機画面を一定サイズにリサイジングして画面の一側、例えば中央に配置し、イメージまたは待機画面サイズ調整によって発生する表示パネル141の一部に特定メニューアイコンを出力するように制御することができる。この際、特定メニューアイコンは図示したように傾けセンサー信号が収集された方向、即ち上方の表示パネル141の空の領域の上に出力できる。メニューアイコンが配置された追加領域は、センサー信号のサイズ、即ち傾けの角度によって表示パネル141の上のサイズが変わることができる。即ち、傾け角度が大きい場合、特定メニューアイコンが配置された追加領域が表示パネル141の上により大きく出力されることができ、傾け角度が小さい場合、配置された追加領域が小さく出力できる。また、配置された追加領域のサイズによって該当追加領域に出力されるメニューアイコンの個数が変わることができる。即ち、配置された追加領域が大きく出力される場合、より多い数のメニューアイコンが追加領域に配置されて出力されることができ、反対の場合、より少ない数のメニューアイコンが追加領域に配置されて出力できる。
【0087】
これによって、ユーザは表示パネル141の上に出力されたメニューアイコンのうちのいずれか1つを選択して特定ユーザ機能を運用することができる。この際、特定ユーザ機能が選択されれば、上記1203画面は選択されたユーザ機能に対応する画面に取替できる。
【0088】
前述した説明で、特定メニューアイコンの出力方向を上側表示部の余白として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、傾け方向または傾け方向の反対方向の表示部の上にメニューアイコンが出力されることもできる。一方、ユーザは表示部の上に出力されたメニューアイコンのうち、特定アイコンを選択するためにはタッチダウンイベントを解除することができる。これによって、携帯端末機100は1203画面状態でタッチダウンイベントのうち、少なくとも一部地点でのタッチが解除されても該当画面状態を維持するようにサポートすることができる。
【0089】
図13は、本発明の第10実施形態に従う統合入力に従う端末機運用のための画面インターフェースの一例を示す図である。
【0090】
図13を参照すると、本発明の携帯端末機100はユーザ制御または既設定されたスケジュール情報によって待機画面を表示パネルに出力するように制御するか、1301画面のように既設定されたメニュー画面を表示パネルに出力するように制御することができる。例えば、上記携帯端末機100は多数のページで構成されたメニューページのうち、第1ページに該当するメニュー画面を出力するようにサポートすることができる。第1ページは多数個のメニュー項目、例えば、3個のメニューが配置された画面から構成できる。
【0091】
この状態で携帯端末機100のユーザは、特定メニュー項目、例えば“3”メニュー項目を他のメニューページに席移動することを所望することがある。すると、ユーザは該当項目、即ち“3”メニュー項目が出力されたタッチスクリーン140の上にタッチダウンイベントを発生させることができる。特にユーザは一定時間以上タッチダウン状態を有するロングタッチ形態のタッチイベントを“3”メニュー項目が出力された領域の上で生成するように動作することができる。
【0092】
すると、携帯端末機100は1303画面のように選択された“3”メニュー項目を以前に配置されたメニューページとレイヤ(Layer)の上に分離されるように制御することができる。この際、携帯端末機100は“1”及び“2”メニュー項目が配置されたメニューページの照度や彩度を変更する一方、選択された“3”メニュー項目のサイズを拡大して“3”メニュー項目がメニューページからレイヤの上に分離されていることを視覚的に表現するように制御することができる。この状態で、ユーザはタッチダウンイベントを持続的に維持するように動作することができる。
【0093】
一方、ユーザは“3”メニュー項目を移動させようとするメニューページを検索するためにタッチダウンイベントが維持された状態で携帯端末機100を一定方向に傾けるように、例えば、右側に傾けるように制御することができる。すると、携帯端末機100はメニューページのページめくりを遂行するように制御し、この際、ページめくりに従う画面変化を表示パネルの上に出力することができる。この過程で、“3”メニュー項目はタッチダウンイベントが維持された位置で持続的に出力された状態を維持することができる。ユーザがメニュー3ページに“3”メニュー項目を配置しようとして傾け動作をメニュー3ページで中止した場合、1305画面のようにメニュー3ページがタッチスクリーンの上に出力できる。すると、携帯端末機100のユーザはタッチダウン状態を維持しながら“3”メニュー項目を配置させる空間にドラッグ動作を遂行して“3”メニュー項目を移動させることができる。別途の移動が不要な場合、ドラッグ動作は遂行されないことがある。
【0094】
以後、携帯端末機100のユーザは“3”メニュー項目をメニュー3ページに適用するために、タッチ解除イベント(release)を生成するように動作することができる。すると、携帯端末機100は1307画面のように“3”メニュー項目がメニュー3ページの一定位置に配置できる。この際、携帯端末機100は“3”メニュー項目のサイズを他のメニュー項目のサイズと類似に調整するように制御することができる。特に、携帯端末機100は“3”メニュー項目が移動のために出力された画面、即ち1303、1305画面ではメニューページの照度や彩度を変更して“3”メニュー項目がレイヤの上に分離されていることを表示するように制御することができ、メニュー項目配置、即ち移動されたメニューページに“3”メニュー項目が属するように調整されれば、選択された“3”メニュー項目が同一レイヤの上に他のメニュー項目と共に配置されていることを指示するように表示することができる。
【0095】
前述したように、本発明の携帯端末機100は、メニュー項目を他のページに移動させる時、タッチダウンイベントと傾け動作を通じてより容易に作業を遂行することができる。前述した説明で、1303画面で“3”メニュー項目はユーザのドラッグイベント発生によって同一メニューページの他の領域への移動を遂行することができる。そして、前述した説明ではメニューページを例にして説明したが、上記メニュー項目はウィジェット項目や特定ユーザ機能運用のための項目になることもできる。
【0096】
一方、前述した説明では表示部の空の領域の上に統合入力によって出力される構成をメニューアイコンとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、上記表示部の余白の上に統合入力によって出力される項目は現在携帯端末機100で遂行されているマルチタスキング機能に従うユーザ機能項目となることができる。したがって、上記表示部の空の領域の上に出力されるアイコンはマルチタスキング機能に従うユーザ機能項目に該当するアイコンとなることができ、結果的に、遂行されているユーザ機能の種類と個数によって表示部の余白の上に出力されるアイコンの個数と種類が変わることができる。
【0097】
前述したように、本発明の統合入力に従う端末機運用は2つのタッチ地点(2P1、2P2)を含むタッチダウンイベント発生時、一次的な画面変換、即ち表示パネル141の上に出力されているイメージのサイズ調整を遂行し、持続されるタッチダウンイベントとセンサー信号の統合入力によって追加的な機能であるアイコン出力機能を遂行するようにサポートすることができる。
【0098】
以上、説明したように、本発明の実施形態に従う統合入力に従う携帯端末機の運用及びこれをサポートする携帯端末機は、タッチダウンイベントのタッチ地点の個数とセンサー信号の種類と形態によって各々区別される“統合−入力”命令語を生成するようにサポートし、区別された命令語によって各々のユーザ機能運用をサポートすることができる。また、本発明は同一なタッチダウンイベント及びセンサー信号としても現在活性化されているユーザ機能の種類によって各々区別される命令語を生成するようにして、より速い入力信号の生成及び便利な入力信号の生成をサポートすることができる。
【0099】
前述した携帯端末機100はその提供形態に近距離通信のための近距離通信モジュール、前述したように被写体の停止映像/動映像を撮影するためのカメラモジュール、上記携帯端末機100の有線通信方式または無線通信方式によるデータ送受信のためのインターフェース、インターネットネットワークと通信してインターネット機能を遂行するインターネット通信モジュール、及びディジタル放送受信と再生機能を遂行するディジタル放送モジュールのように、上記で言及されていない構成をさらに含むこともできる。このような全ての構成要素はディジタル機器のコンバージェンス(convergence)趨勢によって変形が非常に多様であるので、発明の請求範囲の運用を説明するために全て列挙する必要はないが、上記言及された構成要素と同等な水準の構成要素が上記デバイスにさらに含まれて構成できる。また、本発明の携帯端末機100はその提供形態によって上記した構成で特定構成が除外されるか、他の構成に取替できることは勿論である。これは、本技術分野の通常の知識を有する者には容易に理解されるべきである。
【0100】
また、本発明の実施形態に従う上記携帯端末機100は、多様なセンサーを含む装置であって、多様な通信システムに対応する通信プロトコル(communication protocols)に基づいて動作する全ての移動通信端末機(mobile communication terminals)を始めとして、PMP(Portable Multimedia Player)、ディジタル放送プレーヤー、PDA(Personal Digital Assistant)、音楽再生機(例えば、MP3プレーヤー)、携帯ゲーム端末、スマートフォン、ノートブック(Notebook)、及びハンドヘルドPCなど、全ての情報通信機器とマルチメディア機器及びそれに対する応用機器を含むことができる。
【0101】
本発明に従う上記の方法は、ハードウェア、ファームウエア、またはCD ROM、RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、または光磁気ディスクのような記録媒体に格納されるソフトウェアまたはコンピュータコードであるか、遠隔記録装置または非一時的機械読取装置に格納されるネットワークを介してダウンロードされたコンピュータコードに設置されることができ、ここに説明された方法はASICまたはFPGAのようなプログラムできるか、専用のハードウェア、特殊プロセッサ、または汎用コンピュータを使用して記録媒体に格納されている該当ソフトウェアをレンダリングできるようにする。従来の技術から理解できるように、コンピュータ、プロセッサ、マイクロプロセッサコントローラ、またはプログラム可能なハードウェアは、例えば、RAM、ROM、Flashなどのコンピュータ、プロセッサまたはハードウェアに接続し実行して、ここに説明された処理方法を具現するソフトウェアまたはコンピュータコードを格納または受信するメモリ構成要素を含む。また、汎用コンピュータがここにある処理を具現するためにコードに接続する場合、コードの実行が汎用コンピュータはここにある処理を実行するために特殊目的コンピュータに変換を認識されるべきである。
【0102】
以上、本発明を幾つかの好ましい実施形態を使用して説明したが、これら実施形態は例示的なものであり、限定的なものではない。このように、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の思想と添付した特許請求範囲に提示された権利範囲から逸脱することなく、均等論によって多様な変化及び修正を加えることができることが理解されるべきである。