特許第6012770号(P6012770)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6012770タッチスクリーン機器でのフォルダの新規作成方法及び端末
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6012770
(24)【登録日】2016年9月30日
(45)【発行日】2016年10月25日
(54)【発明の名称】タッチスクリーン機器でのフォルダの新規作成方法及び端末
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0486 20130101AFI20161011BHJP
   G06F 3/0481 20130101ALI20161011BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20161011BHJP
【FI】
   G06F3/0486
   G06F3/0481 170
   G06F3/0488
【請求項の数】12
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2014-557965(P2014-557965)
(86)(22)【出願日】2012年4月12日
(65)【公表番号】特表2015-509624(P2015-509624A)
(43)【公表日】2015年3月30日
(86)【国際出願番号】CN2012073895
(87)【国際公開番号】WO2013123700
(87)【国際公開日】20130829
【審査請求日】2014年8月22日
(31)【優先権主張番号】201210043468.X
(32)【優先日】2012年2月24日
(33)【優先権主張国】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】509024525
【氏名又は名称】ゼットティーイー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100091096
【弁理士】
【氏名又は名称】平木 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100102576
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 敏章
(74)【代理人】
【識別番号】100101063
【弁理士】
【氏名又は名称】松丸 秀和
(72)【発明者】
【氏名】チョウ,フイホン
【審査官】 佐藤 匡
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/018212(WO,A2)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0042272(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0486
G06F 3/0481
G06F 3/0488
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチスクリーン機器は、現在のインタフェースで2つ以上の対象が連続的に選択され且つ1つのプリセットされた時間帯範囲内に相次いで特定区域にドラッグしてドロップしたことを検出した後、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成し、且つ前記2つ以上の対象を前記新たなフォルダ中に保存することを含むタッチスクリーン機器でのフォルダの新規作成方法。
【請求項2】
現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成するステップは、
前記2つ以上の対象のうちのいずれか1つの対象がドラッグされる前に所在する位置において1つの新たなフォルダを生成することを含む請求項に記載の方法。
【請求項3】
前記2つ以上の対象のうちのいずれか1つの対象がドラッグされる前に所在する位置において1つの新たなフォルダを生成する前、前記方法は、
前記タッチスクリーン機器が、前記2つ以上の対象のタイプがいずれも事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するかを判断することを更に含み、
現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成し、且つ前記2つ以上の対象を前記新たなフォルダ中に保存するステップは、
前記2つ以上の対象のうち、前記タッチスクリーン機器が、タイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するいずれか1つの対象がドラッグされる前に所在する位置において1つの新たなフォルダを生成し、その後、タイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するすべての対象を前記新たなフォルダ中に保存することを含む請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記タッチスクリーン機器が、現在のインタフェースで2つ以上の対象が連続的に選択され且つ1つのプリセットされた時間帯範囲内に相次いで特定区域にドラッグしてドロップされることを検出するステップは、
前記タッチスクリーン機器が、現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出する度ごとに、タイミングし始め、前記プリセットされた時間帯範囲内に別の1つの対象が選択され且つ前記特定区域にドラッグしてドロップされると判断すると、前記プリセットされた時間帯範囲内に対象が選択される又は特定区域にドラッグしてドロップされることがなくなるまで、リタイミングすること
を含む請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記タッチスクリーン機器が、現在のインタフェースで2つ以上の対象が連続的に選択され且つ1つのプリセットされた時間帯範囲内に相次いで特定区域にドラッグしてドロップされるステップは、
前記タッチスクリーン機器が、現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出すると、タイミングし始め、前記プリセットされた時間帯範囲内に選択され且つ前記特定区域にドラッグされた対象を統計することを含む請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記特定区域は、第1個の対象が選択される前にすでに現在のインタフェースのアイドル位置に表示され、又は前記タッチスクリーン機器が、前記第1個の対象が選択されたことを検出した時に現在のインタフェース上において前記特定区域を表示し、且つ前記特定区域は現在のインタフェースの表示範囲中においてほかのフォルダを含まない請求項又はの中のいずれか一つに記載の方法。
【請求項7】
タッチスクリーンが設置される端末であって、
外界の前記タッチスクリーン上に表示している各対象への操作動作を検出するように設置される検出ユニットと、
前記検出ユニットが、現在のインタフェースで2つ以上の対象が連続的に選択され且つ1つのプリセットされた時間帯範囲内に相次いで特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出した後、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成し、且つ前記2つ以上の対象を前記新たなフォルダ中に保存するように設置される新規作成ユニットとを含む端末。
【請求項8】
前記新規作成ユニットは、
前記2つ以上の対象のうちのいずれか1つの対象がドラッグされる前に所在する位置において1つの新たなフォルダを生成する方式で、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成するように設置される請求項に記載の端末。
【請求項9】
前記検出ユニットは、前記2つ以上の対象のタイプがいずれも事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するかを判断するように更に設置され、
前記新規作成ユニットは、
前記2つ以上の対象のうち、タイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するいずれか1つの対象がドラッグされる前に所在する位置において1つの新たなフォルダを生成し、その後、タイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するすべての対象を前記新たなフォルダ中に保存する方式で、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成し、且つ前記2つ以上の対象を前記新たなフォルダ中に保存するように設置される請求項に記載の端末。
【請求項10】
前記検出ユニットは、現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出する度ごとに、タイミングし始め、前記プリセットされた時間帯範囲内に別の1つの対象が選択され且つ前記特定区域にドラッグしてドロップされると判断すると、前記プリセットされた時間帯範囲内に対象が選択され又は特定区域にドラッグしてドロップされることがなくなるまでリタイミングするように設置される請求項に記載の端末。
【請求項11】
前記検出ユニットは、現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出すると、タイミングし始め、前記プリセットされた時間帯範囲内に選択され且つ前記特定区域にドラッグされた対象を統計するように設置される請求項に記載の端末。
【請求項12】
前記対象が選択される前、前記特定区域を現在のインタフェースのアイドル位置上に表示し、又は、
前記検出ユニットが、前記対象が選択されたことを検出した時に現在のインタフェース上に前記特定区域を表示し、且つ前記特定区域が現在のインタフェースの表示範囲中においてほかのフォルダを含まないように設置される表示ユニットを更に含む請求項又は10のいずれかに記載の端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子技術分野に関し、特にタッチスクリーン機器でのフォルダの新規作成方法及び端末に関する。
【背景技術】
【0002】
電子技術の発展につれて、タッチスクリーンを使用する機器(以下、タッチスクリーン機器と略称する)、例えば携帯、タブレットPC、PMP(Portable Media Player、ポータブルメディアプレーヤー)、電子ブックリーダー等はますます一般的になってきている。
【0003】
機器の普及は移動インターネットが更に多いサービスを提供するというユーザのニーズを促進する。IDC(Internet Data Center、インターネットデータセンター)分析から、2014年まで移動アプリケーションダウンロード量は769億回に近くなると考える。アプリケーションの急速な発展は、ユーザ機器に記憶する情報数量を爆発的に成長させ、フォルダは情報を管理するための共通方式でユーザ中に普及されている。
【0004】
現在、大部分のタッチスクリーン機器上にフォルダを新規作成する形式は主に以下の2種を含む。
【0005】
1、メニュー方式で選択的に空フォルダを作成する。
【0006】
該方法はフォルダを新規作成する時、現在のページにおいて新規作成されるフォルダを置くスペースがある必要があり、且つ操作方式が直感的ではないという欠点が存在している。
【0007】
2、2つのファイルを衝突して1つのフォルダを形成する。
【0008】
この方式を採用する時、1類であると考えるファイルを2つ見つけてからこそ、衝突して新たなフォルダを形成することができる。
【0009】
以上のように、従来のフォルダの新規作成方式は比較的単一で、ユーザによりよいユーザ体験をもたらすことができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の実施例の目的はユーザの新規作成効率を向上させ、ユーザ体験を向上させるためのタッチスクリーン機器でのフォルダの新規作成方法及び端末を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記問題を解決するために、本発明の実施例はタッチスクリーン機器でのフォルダの新規作成方法を提供し、前記方法は、
タッチスクリーン機器は、現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出した後、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成し、且つ前記対象を前記新たなフォルダ中に保存することを含む。
【0012】
現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成することは、
前記対象がドラッグされる前に所在する位置において1つの新たなフォルダを生成することを含んでもよい。
【0013】
前記特定区域は、前記対象が選択される前、すでに現在のインタフェースのアイドル位置に表示され、又は前記タッチスクリーン機器が、前記対象が選択されたことを検出した時に現在のインタフェース上において前記特定区域を表示し、且つ前記特定区域は現在のインタフェースの表示範囲中においてほかのフォルダを含まなくてもよい。
【0014】
現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成する前、
前記タッチスクリーン機器は、前記対象のタイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するかを判断することを更に含んでもよく、
現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成することは、
前記対象のタイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属すると判断すると、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成してもよい。
【0015】
上記方法は、
前記タッチスクリーン機器が、前記対象のタイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属しないと判断すると、フォルダの新規作成の失敗を提示することを更に含んでもよい。
【0016】
相応的に、本発明は別のタッチスクリーン機器でのフォルダの新規作成方法を提供し、
タッチスクリーン機器は、現在のインタフェースで2つ以上の対象が連続的に選択され且つ1つのプリセットされた時間帯範囲内に相次いで特定区域にドラッグしてドロップしたことを検出した後、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成し、且つ前記2つ以上の対象を前記新たなフォルダ中に保存することを含む。
【0017】
現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成することは、
前記2つ以上の対象のうちのいずれか1つの対象がドラッグされる前に所在する位置において1つの新たなフォルダを生成することを含んでもよい。
【0018】
前記2つ以上の対象のうちのいずれか1つの対象がドラッグされる前に所在する位置において1つの新たなフォルダを生成する前、
前記タッチスクリーン機器は、前記2つ以上の対象のタイプがいずれも事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するかを判断することを更に含んでもよく、
現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成し、且つ前記2つ以上の対象を前記新たなフォルダ中に保存することは、具体的に、
前記2つ以上の対象のうち、前記タッチスクリーン機器が、タイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するいずれか1つの対象がドラッグされる前に所在する位置において1つの新たなフォルダを生成し、その後、タイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するすべての対象を前記新たなフォルダ中に保存することを含んでもよい。
【0019】
前記タッチスクリーン機器において、現在のインタフェースで2つ以上の対象が連続的に選択され且つ1つのプリセットされた時間帯範囲内に相次いで特定区域にドラッグしてドロップされることは、
前記タッチスクリーン機器が、前記プリセットされた時間帯範囲内に対象が選択され又は特定区域にドラッグしてドロップされることがなくなるまで、現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ前記特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出する度ごとに、タイミングし始め、前記プリセットされた時間帯範囲内に別の1つの対象が選択され且つ前記特定区域にドラッグしてドロップされると判断すると、リタイミングすることを含んでもよい。
【0020】
前記タッチスクリーン機器において、現在のインタフェースで2つ以上の対象が連続的に選択され且つ1つのプリセットされた時間帯範囲内に相次いで特定区域にドラッグしてドロップされることは、
前記タッチスクリーン機器が、現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出すると、タイミングし始め、前記プリセットされた時間帯範囲内に選択され且つ前記特定区域にドラッグされた対象を統計することを含んでもよい。
【0021】
前記特定区域は、第1個の対象が選択される前、すでに現在のインタフェースのアイドル位置に表示され、又は前記タッチスクリーン機器が、前記第1個の対象が選択されたことを検出した時に現在のインタフェース上において前記特定区域を表示し、且つ前記特定区域は、現在のインタフェースの表示範囲中においてほかのフォルダを含まなくてもよい。
【0022】
相応的に、本発明の実施例はさらにタッチスクリーンが設置される端末を提供し、
外界の前記タッチスクリーン上に表示している各対象への操作動作を検出するように設置される検出ユニット、
前記検出ユニットが現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出すると、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成し、且つ前記対象を前記新たなフォルダ中に保存するように設置される新規作成ユニットを含む。
【0023】
前記新規作成ユニットは、前記対象がドラッグされる前に所在する位置において1つの新たなフォルダを生成するように設置されてもよい。
【0024】
前記端末は、
前記対象が選択される前、前記特定区域を現在のインタフェースのアイドル位置上に表示し、又は、
前記検出ユニットは、前記対象が選択されたことを検出した時に現在のインタフェース上において前記特定区域を表示し、且つ前記特定区域が現在のインタフェースの表示範囲中においてほかのフォルダを含まないように設置される表示ユニットを含んでもよい。
【0025】
前記検出ユニットは、前記対象のタイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するかを判断するように更に設置されてもよく、
前記新規作成ユニットは、前記検出ユニットが前記対象のタイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属すると判断した時、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成するように設置されてもよい。
【0026】
前記表示ユニットは、前記検出ユニットが、前記対象のタイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属しないと判断すると、フォルダの新規作成の失敗を提示するように更に設置されてもよい。
【0027】
相応的に、本発明はタッチスクリーンが設置される別の端末を提供し、
外界の前記タッチスクリーン上に表示している各対象への操作動作を検出するように設置される検出ユニット、
前記検出ユニットが、現在のインタフェースで2つ以上の対象が連続的に選択され且つ1つのプリセットされた時間帯範囲内に相次いで特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出した後、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成し、且つ前記2つ以上の対象を前記新たなフォルダ中に保存するように設置される新規作成ユニットを含む。
【0028】
前記新規作成ユニットは、前記2つ以上の対象のうちのいずれか1つの対象がドラッグされる前に所在する位置において1つの新たなフォルダを生成するように設置されてもよい。
【0029】
前記検出ユニットは、前記2つ以上の対象のタイプがいずれも事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するかを判断するように更に設置されてもよく、
前記新規作成ユニットは、前記2つ以上の対象のうち、タイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するいずれか1つの対象がドラッグされる前に所在する位置において1つの新たなフォルダを生成し、その後、タイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するすべての対象を前記新たなフォルダ中に保存するように設置されてもよい。
【0030】
前記検出ユニットは、前記プリセットされた時間帯範囲内に対象が選択され又は特定区域にドラッグしてドロップされることがなくなるまで、現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ前記特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出する度ごとに、タイミングし始め、前記プリセットされた時間帯範囲内に別の1つの対象が選択され且つ前記特定区域にドラッグしてドロップされると判断すると、リタイミングするように設置されてもよい。
【0031】
前記検出ユニットは、現在のインタフェースで2つ以上の対象が連続的に選択され且つ1つのプリセットされた時間帯範囲内に相次いで特定区域にドラッグしてドロップされると検出するように設置されてもよく、具体的に、
前記検出ユニットは、現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出すると、タイミングし始め、前記プリセットされた時間帯範囲内に選択され且つ前記特定区域にドラッグされた対象を統計するように設置されることを含む。
【0032】
前記端末は、
前記対象が選択される前、前記特定区域を現在のインタフェースのアイドル位置上に表示するように設置され、又は、
前記検出ユニットが、前記対象が選択されたことを検出した時に現在のインタフェース上に前記特定区域を表示し、且つ前記特定区域が現在のインタフェースの表示範囲中においてほかのフォルダを含まないように設置される表示ユニットを含んでもよい。
【発明の効果】
【0033】
従来の技術に比べて、発明の実施例はフォルダを新規作成する時、より直感的であり、且つ新規作成されるフォルダにスペースを予め用意しておく必要がなく、ファイルのタイプを予め判断する必要もない。本発明の実施例は更にユーザの新規作成及び連続的に1つのフォルダに追加する操作の効率を向上させ、ユーザ体験を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1図1は本発明の実施例によるタッチスクリーン機器でのフォルダの新規作成方法のフローチャートである。
図2図2は本発明の実施例による別のタッチスクリーン機器でのフォルダの新規作成方法のフローチャートである。
図3図3は本発明の実施例において特定区域が存在しないオリジナルグリッドレイアウト状態である。
図4図4は本発明の実施例において第一個のジェスチャーのトリガー状態である。
図5図5は本発明の実施例において第二個のジェスチャーのトリガー状態である。
図6図6は本発明の実施例において第三個のジェスチャーのトリガー状態である。
図7図7は本発明の実施例において特定区域が存在しないオリジナルリストレイアウト状態である。
図8図8は本発明の実施例において特定区域が存在しているオリジナル状態である。
図9図9は本発明の実施例における端末の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳しく説明する。ただし、衝突がない場合、本出願における実施例及び実施例における特徴は互いに任意に組み合せることができる。
【0036】
本実施例において、図1に示すように、タッチスクリーン機器でのフォルダの新規作成方法は、
タッチスクリーン機器は、現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出した後、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成し、且つ該対象を該新たなフォルダ中に保存することを含む。そのうち、該任意のアイドル位置は該対象がドラッグされる前に所在する位置であることが好ましい。このように、フォルダを新規作成する時、インタフェース上にアイドル位置を予め用意しておく必要がない。
【0037】
また、具体的に実現される時、該特定区域は、該対象が選択される前、すでに現在のインタフェースのアイドル位置に表示されてもよく、該対象が選択される時に表示されてもよく、且つ誤操作を防止するように、現在のインタフェースの表示区域中にほかの既存のフォルダを含んでもよい。
【0038】
フォルダ中に追加してはならない対象をフォルダ中に追加することを防止するために、現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出した後、該タッチスクリーン機器は、さらに該対象のタイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するかを判断することができ、属すると、1つの新たなフォルダを生成し、且つ該対象を該新たなフォルダ中に保存し、属しないと、新たなフォルダを生成する操作を実行せず、且つ該対象タイプが要求を満たさず、フォルダの新規作成が失敗したことをユーザに提示することができる。
【0039】
本実施例において、図2に示すように、別のタッチスクリーン機器でのフォルダの新規作成方法は、
タッチスクリーン機器が、現在のインタフェースで2つ以上の対象が連続的に選択され且つ1つのプリセットされた時間帯範囲内に相次いで特定区域にドラッグしてドロップしたことを検出した後、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成し、且つ該2つ以上の対象を該新たなフォルダ中に保存することを含む。そのうち、該任意のアイドル位置は該対象がドラッグされる前に所在する位置であることが好ましい。このように、フォルダを新規作成する時、インタフェース上にアイドル位置を予め用意しておく必要がない。
【0040】
具体的に実現される時、現在のインタフェースで2つ以上の対象が連続的に選択され且つ1つのプリセットされた時間帯範囲内に相次いで特定区域にドラッグしてドロップされることを検出し、以下の2つの方式のうちのいずれかにより実現されることができる。
【0041】
方式1:該タッチスクリーン機器は、該プリセットされた時間帯範囲内に対象が選択され又は特定区域にドラッグしてドロップされることがなくなるまで、現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ前記特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出する度ごとに、タイミングし始め、該プリセットされた時間帯範囲内に別の対象が選択され且つ前記特定区域にドラッグしてドロップされると判断すると、リタイミングする。
【0042】
方式2:該タッチスクリーン機器は、現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出すると、タイミングし始め、該プリセットされた時間帯範囲内に選択され且つ該特定区域にドラッグされたすべての対象を統計する。
【0043】
フォルダ中に追加してはならない対象をフォルダ中に追加することを防止するために、現在のインタフェースで2つ以上の対象が連続的に選択され且つ1つのプリセットされた時間帯範囲内に相次いで特定区域にドラッグしてドロップしたことを検出した後、該タッチスクリーン機器は、さらに該2つ以上の対象のタイプがいずれも事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するかを判断することができ、少なくとも一部が属すると、1つの新たなフォルダを生成し、該範囲内に属する対象を該新たなフォルダ中に保存し、該範囲内に属しない対象に対して、該対象タイプが要求を満たさないことをユーザに提示することができる。
【0044】
上記方法は多種のUIレイアウトを有してもよい。
【0045】
図3及び図7に示すように、上記方法は対象グリッドレイアウト又はリストレイアウトに適用する。
【0046】
オリジナル状態に特定区域が存在しない実施方式に対して、インタフェース初期状態は図3に示すように、
ユーザは指又は他の入力機器で対象選択を行い、タッチスクリーン機器は入力を検出した後、図4に示すように、特定時間内にタッチスクリーン上に特定区域を表示し、
図5に示すように、ユーザが対象を特定区域の有効範囲内に移動した時、該特定区域はトリガー応答を取得し、該特定区域をハイライト表示することができ(例えば背景色を変更する等)、
対象がドロップされた後、タッチスクリーン機器は該対象のタイプを判断し、事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーを満たすと、フォルダ新規作成操作が有効であり、ドロップされた対象の元の所在する位置において1つの新たなフォルダを生成し、対象をこの新規作成されたフォルダ中に置く。該対象が該フォルダ収納プロパティーを満たさないと、図6に示すように、フォルダ新規作成操作が無効であり、対象をドラッグされる前の区域に返す。そのうち、フォルダ収納プロパティーは事前設定されたものであり、各段のインタフェースにその下でのフォルダ収納プロパティーを事前設定し、例えば、待機インタフェースでのフォルダ収納プロパティー中に保存することができる対象タイプはアプリケーションのショートカットのみである。
【0047】
オリジナル状態に特定区域が存在する実施方式は、図8に示すように、特定区域がオリジナル状態で存在し、他の実施方式はオリジナル状態に特定区域が存在しない実施方式と同じなので、ここでは繰り返して説明しない。
【0048】
本実施例において、図9に示すように、タッチスクリーンが設置される端末は、
外界の前記タッチスクリーン上に表示している各対象への操作動作を検出するように設置される検出ユニット901、
前記検出ユニットが現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出すると、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成し、且つ前記対象を前記新たなフォルダ中に保存するように設置される新規作成ユニット902を含む。
【0049】
好ましくは、
前記新規作成ユニット902は前記対象がドラッグされる前に所在する位置において1つの新たなフォルダを生成するように設置される。
【0050】
好ましくは、前記端末は、
前記対象が選択される前、前記特定区域を現在のインタフェースのアイドル位置上に表示し、又は、
前記検出ユニットは、前記対象が選択されたことを検出した時に現在のインタフェース上において前記特定区域を表示し、且つ前記特定区域が現在のインタフェースの表示範囲中においてほかのフォルダを含まないように設置される表示ユニット903を更に含む。
【0051】
好ましくは、
前記検出ユニット901は、前記対象のタイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するかを判断するように更に設置され、
前記新規作成ユニット902は、前記検出ユニットは前記対象のタイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属すると判断した時、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成するように設置される。
【0052】
好ましくは、前記表示ユニット903は、
前記検出ユニット901が、前記対象のタイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属しないと判断した時、フォルダの新規作成の失敗を提示するように更に設置される。
【0053】
本実施例において、タッチスクリーンが設置される別の端末は、
外界の前記タッチスクリーン上に表示している各対象への操作動作を検出するように設置される検出ユニット、
前記検出ユニットが、現在のインタフェースで2つ以上の対象が連続的に選択され且つ1つのプリセットされた時間帯範囲内に相次いで特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出した後、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成し、且つ前記2つ以上の対象を前記新たなフォルダ中に保存するように設置される新規作成ユニットを含む。
【0054】
好ましくは、前記新規作成ユニットは、現在のインタフェースでの任意のアイドル位置において1つの新たなフォルダを生成するように設置され、具体的には、
前記新規作成ユニットは、前記2つ以上の対象のうちのいずれか1つの対象がドラッグされる前に所在する位置において1つの新たなフォルダを生成するように設置される。
【0055】
好ましくは、
前記検出ユニットは、前記2つ以上の対象のタイプがいずれも、事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するかを判断するように更に設置され、
前記新規作成ユニットは、前記2つ以上の対象のうち、タイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するいずれか1つの対象がドラッグされる前に所在する位置において1つの新たなフォルダを生成し、その後、タイプが事前設定された現在のインタフェースでのフォルダ収納プロパティーの範囲内に属するすべての対象を前記新たなフォルダ中に保存するように設置される。
【0056】
好ましくは、前記検出ユニットは、前記プリセットされた時間帯範囲内に対象が選択され又は特定区域にドラッグしてドロップされることがなくなるまで、現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ前記特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出する度ごとに、タイミングし始め、前記プリセットされた時間帯範囲内に別の1つの対象が選択され且つ前記特定区域にドラッグしてドロップされると判断すると、リタイミングするように設置される。
【0057】
好ましくは、前記検出ユニットは、現在のインタフェースで1つの対象が選択され且つ特定区域にドラッグしてドロップされたことを検出すると、タイミングし始め、前記プリセットされた時間帯範囲内に選択され且つ前記特定区域にドラッグされた対象を統計するように設置される。
【0058】
好ましくは、前記端末は、
前記対象が選択される前、前記特定区域を現在のインタフェースのアイドル位置上に表示し、又は、
前記検出ユニットは、前記対象が選択されたことを検出した時に現在のインタフェース上に前記特定区域を表示し、且つ前記特定区域が現在のインタフェースの表示範囲中においてほかのフォルダを含まないように設置される表示ユニットを更に含む。
【0059】
当業者は、上記方法における全部又は一部のステップをプログラムによって関連ハードウェアに命令を出して完成させることができ、前記プログラムはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば読取り専用メモリ、ディスク又は光ディスク等に記憶してもよいことを理解することができる。選択肢として、上記実施例の全部又は一部のステップが一つ又は複数の集積回路により実現されてもよい。相応的に、上記実施例における各モジュール/ユニットはハードウェアの形式で実現されてもよく、ソフトウェア機能モジュールの形式で実現されてもよい。本発明は如何なる特定形式のハードウェアとソフトウェアの組合せに限らない。
【0060】
上記は本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明の保護範囲を制限するものではない。本発明の発明内容に基づいて、更に他の多種の実施例を有してもよく、本発明の趣旨とその実質を逸脱しない場合に、本分野に詳しい当業者は本発明に基づいて各種の相応の変更と変形を行うことができ、本発明の趣旨と原則の内に行った如何なる修正、等価交換、改進等はいずれも本発明の保護範囲に属する。
【産業上の利用可能性】
【0061】
本発明の実施例はフォルダを新規作成する時、より直感的であり、且つ新規作成されるフォルダにスペースを予め用意しておく必要がなく、ファイルのタイプを予め判断する必要もなく、更にユーザの新規作成及び連続的に1つのフォルダに追加する操作の効率を向上させ、ユーザ体験を向上させることができる。
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図2
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