(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
階段昇降機ガイドレールのセクションであって、階段昇降機ガイドレールの他のセクションに結合するための2つの孔を有し、前記2つの孔は前記セクションの1つの縁に沿った1つの点に対して互いに対称的に位置しており、前記2つの孔のうちの少なくとも1つの孔は前記セクションを取り付けるためのブラケットが結合されるように構成され、前記セクションは複数のラック孔を有するラックを更に備え、前記ラック孔によって階段昇降機の最小移動距離が定まり、前記2つの孔の中心はそれぞれ1つのラック孔の中心に整列していることを特徴とする、セクション。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図を参照して実施形態を説明するが、複数の図を通して同様な参照番号は同じあるいは対応する部品を示す。
【0023】
図1を参照すると、最上部で左へ伸びる踊り場Yを備えた階段室Xが示されている。一続きの階段の脇にシャフト2を有する階段昇降機レール1があり、シャフト2の上に階段昇降ユニット(図示されていない)が乗る。階段昇降機レール1には、シャフトの下にシャフトの長さ方向に伸びるラック3が更に設けられており、階段昇降ユニットの駆動ピニオンに係合する。ラックは複数のラック孔を有しており、ラック孔は階段昇降ユニットのそれぞれのピニオンに係合する。従って、ラック孔は階段昇降機の最小移動距離を定めている。
【0024】
レール1は3つのセクションA、B、Cから作られている。これらのセクションはそれぞれ形状が異なっており、レールが家に設置される時にそれぞれのセクションが内側スリーブで結合される。以下において、内側スリーブはスピゴットと呼ばれ、
図5を参照して説明される。更に、
図1には幾つかの取付けブラケットが示されている。これらの取付けブラケットには参照符号D、G、F、60が付与されている。取付けブラケットGはレールの端を支持するものであり、踊り場に固定されている。これによって、レールの端部から出るオス型凸部あるいはメス型凹部をブラケットの中に収めることができる。取付けブラケットDはガイドレール1を壁に取り付ける。取付けブラケットFは下側踊り場に固定し、レールの端部から出るオス型凸部あるいはメス型凹部をブラケットの中に収めることができる。しかし、取付けブラケット60はガイドレールを階段に取り付ける。これらの取付けブラケットは階段昇降機レールを支持し、階段昇降機レールを所定の場所にしっかりと保持する。
【0025】
図2および
図3は、第1の歯と開孔したラック孔とのユニバーサルな位置を示す。それでレールシャフトセクション2Aの端部とセクション2Bのシャフト端部は、レールのこれら2つのセクションが結合される時に作られる新しいラック孔の中心線において接する。セクション2Aのラック3の一端には、メス型凹部4が存在する。セクション2Bのラック3の他端には、オス型凸部5が位置している。これら2つのセクションが結合される時、第1のセクションのラックのメス型凹部4が第2のセクションのラックのオス型凸部を受ける。ピン6がラック孔7A、7Bに挿入されて、オス型凸部とメス型凹部を結合する。これにより、第1のセクションと第2のセクションが結合されるときラック3の正確な位置決めが確保される。
【0026】
更に、
図2にはガイドレールシャフト2のシャフト孔が示されている。セクションAのシャフト孔8Aは固定ネジ12Aを受け入れるのに十分な大きさである。同様に、セクションBにはシャフト孔8Bがあり、固定ネジ12Bを受け入れるように設定されている。固定ネジを用いることができるが、固定ボルトなど任意の種類の固定部材を用いることができる。
【0027】
シャフト孔8Aの中心は、セクションAにあるラック孔10Aの中心と整列されている。既に述べたように、ラック孔は階段昇降機が移動できる最少距離を定めている。同様に、セクションBのシャフト孔8Bはラック孔10Bの中心と整列されている。特に、シャフト孔8Bの中心は、ラック孔10Bの中心と整列されている。シャフト孔8Aの中心をラック孔10Aの中心と整列させ、シャフト孔8Bの中心をラック孔10Bの中心と整列させることにより、ガイドレールのセグメントの最小利用可能サイズを考えることができる。この場合、レールの最小の長さはラック孔一つ分とすることができる。言い換えれば、設置の際に利用できる短いセクションを作成できる柔軟性がこれにより得られる。これは特に、階段親柱などの建築上の特徴物の周りにガイドレールを設置する場合に有用である。やはり理解されるであろうが、レールセクションの端部にこの1つ孔のレールセクションを付加することにより、付加的孔を1つ設けることができる。それで、1つ孔セクションを2つのレールセクションの間に置くことにより、3つの孔を作ることができる。図では、シャフト孔の幅がラック孔の幅とほぼ同じであることが示されているが、本開示はそれに限定されるわけではない。
【0028】
また
図2では、ガイドレールのセクションAおよびセクションBを互いに接続し付着させるために用いられているスピゴット50が簡単に示されている。スピゴット50については
図5を参照してより詳細に説明される。しかし留意してほしいのは、スピゴット50が受け孔を有しており、セクションAとセクションBが結合されるとき、それら受け孔がシャフト孔8Aおよび8Bと整列し、その中に固定部材12Aおよび12Bがそれぞれ固定されることである。これにより、セクションAおよびセクションBが所定の位置に固定される。
【0029】
次に
図3を参照すると、
図1のセクションAと同様のセクションがより詳細に示されている。特に、セクションAのそれぞれの端部には1対のシャフト孔が示されている。
図3では、特にメス型凹部の端部4において、セクションAの右側に第1のシャフト孔8Aおよび第2のシャフト孔8A’が示されている。これらシャフト孔の双方の中心はラック孔10Aの中心と整列されている。更に、2つのシャフト孔8Aおよび8A’は、このセクションの縁にある1つの点に対して対称である。
図3では、シャフト孔8Aおよび8A’は点Qに対して対称である。
図3の点Qは、ガイドレールの点で、その点の真下にラックが位置している。しかし、理解されるであろうが、本開示はそれに限定されない。後に説明するように、ガイドレールシャフトの縁の点に対して対称的にシャフト孔8Aおよび8A’を備えることにより、セクションAを左側あるいは右側の湾曲セクションとして使用することが可能になる。これにより、どんなキットの場合でも、必要とされる形の異なるセクションの数を減らすことができ、ガイドレールの組立のモジュール性を高めることができる。
【0030】
更に
図3には、シャフト孔9Aおよび9A’の第2の対が示されている。これらはオス型凸部端部5(セクションAの左側)に位置しており、そこには更に別のガイドレールセクション(あるいは、末端キャップ)を取り付けることができる。前述の2つのシャフト孔8Aおよび8A’と同様に、第2の対のシャフト孔9Aおよび9A’はこのセクションの1つの縁に沿った1つの点に対して対称的に位置している。実施形態では第2の対のシャフト孔9Aおよび9A’は、ラックがガイドレールに取り付けられる点に対しても対称的な位置にある。更に、第2の対のシャフト孔9Aおよび9A’のそれぞれの中心はラック孔11Aに対して整列しており、ラック孔11Aと同じ幅を有している。勿論、本開示はこの特定の配列に限定されるものではなく、第2の対のシャフト孔9Aおよび9A’は任意の点に対して対称的な位置に置くことができる。
【0031】
次に、セクションAをどのようにして左側あるいは右側湾曲セクションとして使用するかを説明する。鏡像型の(即ち、踊り場が右側に抜ける)階段室において
図1のレール区間Aを用いることを決定した場合、セクションAは反時計回りに90度(
図3を参照)回転させることができる。言い換えれば、シャフト孔8Aおよび8A’が
図3の左側になり、第2のシャフト孔9Aおよび9A’が
図3の右側になる。勿論、一度向きを変えると、セクションAはセクションBに接続することができない。なぜなら、セクションBの端部はオス型凸部4ではないのに、セクションAの端部はやはりオス型凸部4だからである。しかし、セクションBは直線セクション部品であるため、これも回転させると、セクションAのオス型凸部がセクションBのメス型凹部に係合可能となるからである。言い換えれば、セクションAは反時計回りに90度回転させて(
図3を参照)、右側曲線セクションから左側曲線セクションへと変えることができる。セクションAはレールの内側曲線セクションあるいは外側曲線セクションとして使用することができる。セクションAを左側カーブから右側曲線セクションへと変更すると、オス型ラック端部5とメス型ラック端部4の順番が変更される。これは、水平曲線セクション(セクションA)が逆になっても同じである。勿論、セクションが縦方向上側に角度をつけた屈曲または(セクションBのように)縦方向下側に角度をつけた屈曲の場合でも、あるいは(いわゆる扇形階段で用いられるような)螺旋形の屈曲セクションのレールの場合でさえも、やはり同じことが起こることは当業者には理解されるであろう。
【0032】
次に、
図4Aおよび
図4Bを参照すると、本開示の実施形態による別のセクション10が示されている。セクション10は、シャフト12とシャフト12のすぐ下に位置するラック13とを有している。ラック13はユニバーサルな位置に配置されており、それにより、どのセクション10でも、第1の歯と開孔したラック孔はセクション10の端部側にある。シャフトセクション10の端部が他の対応するシャフトセクションに接するときには、2つのラックセクションが一緒に設置される時にできる新しいラック孔の中心線においてそれらのセクションが接する。
図4Aには2つのオス型凸部が示されており、ピン6がラック孔7Bおよび17Aを通して挿入されることにより、オス型凸部とメス型凹部を位置決めする。これにより、結合のときラック3の正確な位置決めが確保される。ピンは、2つのセクションを互いにしっかりと固定するために、ネジとして構成とすることができる。オス型凸部およびメス型凹部は、接続されると互いに係合して切れ目のないラックを形成するように構成されている。これによって、階段昇降ユニットは、搭載されたとき、ガイドレールに沿って移動することができる。上に述べたように、レールの最短の長さのセクションはラック孔1つであろう。このラック孔1つのレールセクションがメス型凹部を備えたレールセクションの端部に結合されると、2つ孔のレールの延長が作られる。これが、結合された延長として可能な最短のものである。末端キャップや他のセクションを取り付けることができる。レール12のセクション(
図4B)を標準的な(メス,オス)(メス、オス)(メス,オス)(メス,オス)のセクションの間に用いると、セクションの極性を変えることができる。言い換えれば、
図4Bに示されているセクションを挿入することにより、セクションの順番は(メス,オス)(メス,メス)(オス,メス)(オス,メス)となる。レールのこのセクションがラック孔1つのセクションだった場合、レールの2つのセクションの間に取り付けることにより、ラック孔3つのレール区間が作り出される。必要な場合には、このレールシステムは延長したり短縮したりすることができ、あるいは特注セクションを、設置されているストックの範囲のセクションに交換することができる。これはすべてのレールセクションにユニバーサルな端部を持たせることにより可能とされている。セクションの配列の極性を替えることにより、
図1のセクションAの左側の屈曲を回転させて右側の屈曲とすることができる。
【0033】
更にセクション10には、縁に対して対称な2つのシャフト孔16Aおよび16A’が設けられている。これら2つのシャフト孔16Aおよび16A’は、オス型凸部端部5でのシャフト孔9Aおよび9A’と同じである。メス型凹部端部4でのシャフト孔8Aおよび8A’は、16Aおよび16A’と同じシャフト孔である。シャフト孔9Aおよび9A’、8Aおよび8A’は
図3に関連して説明した。更に、
図4Aおよび
図4Bには、シャフト12の長さ方向に沿って設けられた第2の対のシャフト孔16Bおよび16B’が示されている。第2の対のシャフト孔16Bおよび16B’は1つだけ示されているが、任意の数のシャフト孔を設けることができる。例えば、シャフト孔をこのセクションの長さ方向に沿ってあるいはこのセクションの一部だけに沿って設けることができる。これら付加的シャフト孔は等間隔である必要はなく、連続的である必要もない。
図4Aおよび
図4Bに示されているように、付加的シャフト孔16Bおよび16B’の水平方向の中心線はメインのラック孔と同じ中心線である。しかし、本開示はそれに限定されない。付加的シャフト孔16Bおよび16B’の水平方向の中心線がメインのラック孔の水平方向の中心線と同じ場合は、孔16Bの垂直方向の中心線は、孔8Aおよび9Aの中心を通り、ラック位置(点Q)の中心線と平行に伸びる線となる。孔16B’の垂直中心線は、孔8A’および孔9A’の中心を通り、ラック位置(点Q)の中心線と平行に伸びる線となる。
【0034】
付加的シャフト孔16Bおよび16B’は様々な応用に使用することができる。付加的シャフト孔は、レールのセクション同士を結合するスピゴットと共に使用して、非常に強い結合を実現することができる。言い換えれば、シャフト孔16Aおよび16A’と付加的シャフト孔16Bおよび16B’とを用いてスピゴットを各セクションに固定することができる。更に、付加的シャフト孔16Bおよび16B’は支持脚(60)用のあるいは壁取付け具(D)用のブラケット支持手段を提供することができる。更に、付加的シャフト孔16Bおよび16B’は、2つのセクションの結合部から離れた個所でスピゴットと共に用いて、支持脚、充電位置、停止位置、末端キャップ(G)固定、および床取付け具(F)固定のためのブラケット支持手段を、および/または、シャフトへのワイヤ出し入れのための孔を、提供することができる。更に、付加的シャフト孔16Bおよび16B’はまた、後に説明するように完成したガイドレールの長さ方向に沿ってシャフトの内部に挿入できる光チューブキットから光を放射するために用いることができる。
【0035】
生産を容易にするためには、これら付加的シャフト孔を、対応するラック孔に対してその上側で中心合わせさせる。これにより、セクションを、ラックを取り付けた長いチューブとして製造し、次いで、製造過程において所定の長さに切断することができる。
【0036】
次に、
図5を参照して、本開示によるスピゴット50を示す。スピゴット50は、セクション10の1つの側に挿入される短い長さの部材である。スピゴットの直径はセクション10の直径よりわずかに小さく、それによりスピゴットをセクション10に挿入できるようになっている。また、スピゴット50は固定部材(ネジ)受け部52Aおよび52Bを有しており、これらネジ受け部52Aおよび52Bは、それぞれ
図3のシャフト孔8Aおよび8B、そして
図4Aおよび
図4Bのシャフト孔16Aおよび16A’に整列されている。ネジ受け部52Aおよび52Bは、
図2に示された固定部材(実施形態では、ネジ)12Aおよび12Bを受け入れるように構成されている。ネジ受け部52Aおよび52Bは、スピゴット50から突出してもよいし、スピゴット50内にくぼんでいてもよい。実施形態では、ネジ受け部52Aおよび52Bはくぼんでいて、スピゴット50の外面が滑らかになるようにしている。これによりスピゴット50は、セクションAあるいはセクションBに容易に挿入することができる。ネジ受け部52Aおよび52Bがくぼんでいるので、スピゴット50の厚さは、実施形態では、ガイドレールセクションの厚さより大きい。しかし、理解されるように、常にそうである必要はない。
【0037】
更に、
図5では、シャフト孔8A、9A、あるいは16Aのいずれにも整列することになる単一のネジくぼみ部52Aおよび52Bが示されている。しかし、スピゴット50には、このセクションの1つの縁に沿った1つの点に対して対称的な位置にある孔に対して整列するネジくぼみ部のセットが更に設けられることが分かるであろう。言い換えれば、
図4Aおよび
図4Bを参照すると、ネジ受け部52Aおよび52Bに対して、スピゴット50に配置されるネジ受け部のもう1つのセットがあり、
図4Aおよび
図4Bに示されている孔16’に整列される。これにより、スピゴット50を用いて、どんなセクションでも方向(即ち、セクションの左側湾曲あるいは右側湾曲)にかかわらず接続することができる。更に、スピゴット50に更にネジ受け部を設けて、メインのラック孔の中心と同じ中心線状の付加的シャフト孔と整列するようにすることができる。これにより、スピゴットを短いレールセクションに適応させることができる。スピゴット50には様々な長さの選択肢があり得る。スピゴット50は、ラックのどちらかの側にただ1つの長さの孔がある右利きあるいは左利きの一度だけ用いられるものではない。
【0038】
次に、
図6を参照すると、ガイドレールを床に取り付けるためのブラケット60が示されている。この実施形態では、取付けブラケット60はセクションAおよびBと同じ材質でできており、同じ色とすることができる。取付けブラケット60は、取付けブラケット60を床に固定するためのネジを受ける2つの取付け孔60Aおよび60Bを有している。更に、シャフト取付け孔60Cが設けられており、これらシャフト取付け孔60Cは、セクションAおよびセクションBが互いに固定されるときに
図2のシャフト孔8Aおよび8Bと整列する。取付けブラケット60を結合されたセクションに固定するとき、取付けブラケット60は孔60Cを用いて2つのセクションAおよびBに固定されることを見込んでいる。言い換えれば、ガイドレールの設置の際には、2つのセクションを共にスピゴット50上に配置し、シャフト孔8Aおよび8Bをネジ受け部52Aおよび52Bに整列させ、取付けブラケット60を結合したセクションの外部に配置し、取付け孔60Cをシャフト孔8Aおよび8Bと整列させ、ネジ12Aおよび12Bを用いて適切な位置に固定する。これにより、取付けブラケット60はガイドレールセクションAおよびBとスピゴット50とに固定される。取付けブラケット60はシャフト孔8Aおよび8Bに合わせるものとして説明したが、取付けブラケット60をセクションの他の側に配置することも、勿論、同様に可能である。
【0039】
シャフト孔をセクションの縁に沿った1つの点に対して対称的に設けることによって、取付けブラケット60をガイドレールのどちらの側にも配置することができることに注目するのは重要である。これは、セクションのモジュール性を考えるとき、重要である。特に、セクションの1つの縁に沿った1つの点に対して対称的に2つの孔を設けることにより、取付けブラケットの位置を変えずにセクションの方向を逆にすることができる。これが重要なのは、理解されるように、左側の屈曲(取付けブラケットがシャフト孔8Aに固体される)を示す
図3を参照すると、取付けブラケットを上に述べたようにシャフト孔9A’に固定するだけで、同じセクションを右側の屈曲として使用することができるからである。これは、右側屈曲は回転させて左側屈曲としても役割を果たすことができるので、製造しなければならない部品の数がより少なくてすむことを意味する。更に、レールの直線セクションや螺旋セクションを逆にすることができる。従って、同じ部品を用いて、完全な階段昇降機組立体の鏡像を作ることができる。例えば、次のものはすべて、レールのセクションを逆にするだけで、右側レールセットから左側レールセットへと変更することができる。
【0040】
階段の直線セクション、最上部の平坦な踊り場、側面へのステップ1つを備えた90度の屈曲1つ。
階段の直線セクション、最上部の2つの扇形ステップ、1つの螺旋形屈曲。
階段の直線セクション、最上部の3つの扇形ステップ、1つの螺旋形屈曲。
階段の直線セクション、2つの扇形ステップ、1つの螺旋形屈曲、最上部でそれに続く別の直線ステップ。
階段の直線セクション、3つの扇形ステップ、1つの螺旋形屈曲、最上部でそれに続く単一のステップ。
階段の直線セクション、最上部の平坦な踊り場、90度の屈曲1つ、それに続く2つのステップ。
階段の直線セクション、平坦な踊り場、90度の屈曲1つ、最上部でそれに続く3つのステップ。
1つのステップ、底部における平坦な踊り場、90度の屈曲1つ、それに続く直線的な一続きの階段。
底部における2つの扇形ステップ、90度の螺旋形屈曲1つ、それに続く直線的な一続きの階段。
底部における3つの扇形ステップ、90度の螺旋形屈曲1つ、それに続く直線的な一続きの階段。
直線的な一続きの階段、平坦な踊り場、90度の屈曲1つ、もう1つの直線的な一続きの階段、最上部の踊り場、そして、階段から離れるもう1つの90度の屈曲。
直線的な一続きの階段、直線的な平坦な踊り場へと上り、そして反対側で下る。
底部における3つの扇形ステップ、90度の螺旋形屈曲1つ、直線セクション、それに続く別の3つの扇形ステップ、90度の螺旋形屈曲1つ。
直線的な一続きの階段、平坦な180度の踊り場、2つの別々の90度の屈曲、それに続くもう1つの直線的な一続きの階段。
底部における4つの扇形ステップ、90度の螺旋形屈曲1つ、それに続く直線的な一続きの階段。
直線的な一続きの階段、6つの扇形ステップ、2つの別個の90度の螺旋形屈曲、そして踊り場へと続く。
螺旋形の階段室。
直線的な一続きの階段、階段の底部に近いドア、そして最上部の踊り場へと直線的に続く。
水平なスタート部分、直線的な一続きの階段、そして最上部の踊り場へと直線的に続く。
直線的な一続きの階段、最上部の4つの扇形ステップ、90度の螺旋形の屈曲1つ、それに続く単一のステップ。
直線的な一続きの階段、最上部の2つの扇形ステップ、90度の螺旋形屈曲1つ、それに続く2つのステップ。
直線的な一続きの階段、最上部の3つの扇形ステップ、それに続く2つのステップ。
【0041】
同じ階段昇降ユニットがこのシステムにおいても使用できる。
【0042】
次に
図7を参照して、設置プロセスを説明する。設置の期間には、顧客の家での調査が行なわれる。調査の間、幾つかのバーコード(QRコード化されたターゲットとして言及する)が階段上の特定の点また段の位置における特定の点に置かれる。
図7に示されている例では、第1のターゲット71Cが階段の踊り場の領域に配置されている。第2のターゲット71Bは段の垂直部分(「段の蹴込」と呼ばれることがある)に配置されている。第3のターゲット71Aは段の踏み面に置かれている。第3のターゲットに関して71Aで詳細に示されているように、置かれた各ターゲットはQRコードとすることができる。これは従来の2Dのターゲットに比べてより多くの情報を格納することができる。
【0043】
本開示の実施形態においては、ターゲットの位置に設置すべきセクションのタイプがターゲットにより一意的に特定される。例えば第1のターゲット71Cは、ターゲットと同じ位置に設置すべき曲線セクションであってラック孔20個分の長さを有し2つのオス型凸部を備えたものを一意的に特定する。同様に、第2のターゲット71Bは、ラック孔35個分の長さを有し1つのメス型凹部と1つのオス型凸部を備えた直線セクションを特定し、そして第3のターゲット71Aは装着セクションを一意的に特定する。装着セクションについては後に説明する。様々なセクションはターゲットの位置が中心となるように配置される。
【0044】
図7のシステムでは、コンピュータ可読な任意のタイプのターゲットを調査手続きの際に使用することが考えられる。QRコードはタブレットコンピュータと相性が良いことが良く知られており、QRコードタイプのターゲットを読む多くのアプリが利用できるので、QRコードの使用は特に有利である。
【0045】
調査の際には、作業者がタブレットコンピュータを使用して、QRコードが正しく配置された階段室の画像をキャプチャ(画像として保存)する。設置の際にはこれを利用して、各セクションの位置を特定する。更に、QRコードによりセクションが一意的に特定されるので、インターネットを介してタブレットコンピュータをサーバに接続し、そのセクションの画像を検索することができる。次いで、タブレットコンピュータはQRコードと位置を読み、拡張現実を利用して、セクションを階段室の実際の生活の場面に重ねることができる。これによって、調査者と顧客は現場でガイドレールの位置を検討することができる。顧客は拡張現実の画像に基づいて調査を承認することもできる。一旦承認されれば、調査システムは階段昇降機キットを取り付けるために必要なすべての部品のリストを作ることができる。必要とするすべての部品が調査者の手元にあれば、階段昇降機を設置することができる。必要とするすべての部品がその時に得られなければ、依頼人は設置の時を予約できる。情報は倉庫に送って処理することができる。拡張現実を提供するためにQRコードを利用することは当業者には良く知られており、これ以上は詳細に説明しない。
【0046】
装着セクションおよび装着装置
次に
図8を参照すると、部分的に設置されたガイドレールが示されている。この図において、設置されたガイドレールにはセクション80が欠けている。更に、階段昇降機をレールに載せる必要がある。従来の方法では、階段昇降機(35kgを超えることがある)を階段の最上部に運び、ガイドレールの5の部分で挿入する。しかし、非常に大きくて重い装置を階段の上に運ぶことにより多くの損傷が引き起こされることがある。更に、イスをガイドレールと整列させるために、イスをガイドレールに載せるために多くの小さな動きが必要とされる。重い装置の場合、これは非常に難しいが、通常1人で行なわれる。本開示の実施形態はこの問題に対処する。
【0047】
図9を参照すると、装着装置90が示されている。装着装置90は巻き上げ機91を有しており、キャスタに載せられているので移動させることができる。一般的に、階段昇降ユニットのボックスが家に輸送されると、階段昇降ユニットをその輸送ボックスから持ち上げるために巻き上げ機を使用することが考えられる。
図8で最も低いステップの非常に近い位置に巻き上げ機が来れるように、巻き上げ機の脚は短いものである。
図9の垂直方向の矢印で示されているように、巻き上げ機は高さ方向に調節可能である。巻き上げ機には留め具93が付けられている。留め具93は巻き上げ機91に固定的に付けられており、品物を巻き上げ機91に簡単に取り付けたり、取り外したりできるようになっている。
【0048】
装着器具92が巻き上げ機に取り付けられているのが示されている。装着器具92は、2つのアーム94Aおよび94Bを有する中心体を有しており、アーム94Aおよび94Bは中心体に対して水平方向に固定的に取り付けられている。2つのアーム94Aおよび94Bには、クランプ95Aおよび95Bが取り付けられている。クランプ95Aおよび95Bはジョー(顎)97Aおよび97Bを有しており、それらのジョーはネジ機構96Aおよび96Bを用いて開いたり、閉じたりすることができる。
【0049】
操作の際には、
図9の水平方向矢印で示されているように、アーム94Aおよび94Bを水平方向に調節する。これにより、ジョー97Aと97Bとの間の水平方向の距離が調節できる。特に、使用の際、ジョー97Aおよび97Bは階段昇降ユニット100のアームを締め付ける。従って、アーム94Aおよび94Bを水平方向に調節することにより、ジョー97Aと97Bとの間の水平方向距離を階段昇降ユニット100のアームと整列させる。
【0050】
装着器具92は、制御ユニット98を用いて制御される。
図9に示されたシステムの場合、装着器具92は有線接続を用いて制御される。しかし、ブルートゥース(登録商標)接続などの無線接続を用いて中心体を制御することも考えられる。更に、中心体がRS232シリアルポートを用いて制御される場合、RS232をwww.get−console.comで提供されるブルートゥースアダプタにつないで用いることにより、タブレットコンピュータで中心体を制御することができる。
【0051】
図9から明らかなように、階段昇降ユニット100は装着チューブ101に搭載される。装着チューブは、
図8に示された間隙の長さに対応する長さ80を有するモジュールセクションである。装着チューブには、修正スピゴットが取り付けられているが、このスピゴットについては
図10を参照して詳細に示す。スピゴットは、シャフト孔102および103において適切な位置にネジ止めされる。修正スピゴットは、屈曲可能な延長セクション115を有しており、その部分がセクションBおよびセクションCのどちらかの端部に挿入される。装着チューブを提供することにより、輸送車において、階段昇降ユニット100を装着チューブに容易に取り付けることができる。これは、装着チューブ101の小さな部品を階段昇降ユニット100の駆動機構に挿入する間、階段昇降ユニット100を動かずに保持することができるからである。有利なことに、これにより、階段昇降ユニット100を階段の上に運んで先端5でガイドレールに取り付けることは必要がなくなる。
【0052】
使用の際には、巻き上げ機91の高さを下げ、アーム94Aと94Bの水平の長さを調整して、階段昇降ユニット100のアーム99をジョー97Aおよび97Bに整列させる。次いで、ユーザはジョーを締め付けて階段昇降ユニット100のアームを歯に保持させ、次いで巻き上げ機を引き上げる。巻き上げ機を階段の底部の装着場所へと動かすことにより、巻き上げ機を装着領域80の近くに置く。
【0053】
図11を参照すると、装着器具92がより詳細に示されている。特に、装着器具92はAで水平位置にあるものとして示されている。
図11のBでは、装着器具92は時計回りの方向に角度θ1だけ回転されている。装着器具は、制御ユニット98で制御される電気モータなど(図示されていない)で回転させられる。ここで、装着器具92が中心部の周りに回転していることに注目すべきである。これは階段昇降ユニットがジョーにロードされているとき、装着チューブも時計回りの方向に角度θ1で傾けられることを意味する。
【0054】
同様に、
図11のCでは、装着器具92は反時計回りの方向にθ2だけ回転されている。やはり、この回転も中心部の周りの回転である。その結果、装着器具92の回転角を変えることにより、装着チューブ101の角度が調節される。従って、装着チューブ101は、
図8のセクションBおよびセクションCと整列するように傾けることができる。従って、巻き上げ機91が下げられていると、装着チューブ101は
図8のセクションBとセクションCとの間隙80に簡単にはめこまれる。
【0055】
階段昇降ユニットは、階段昇降ユニットの組み立ての際に、装着チューブ101と取付けブラケット92が工場で取り付けられる。巻き上げ機は、留め具93を用いて、階段昇降ユニット持ち上げブラケット92に接続され、次いで、階段昇降ユニットは輸送ボックスから持ち上げられる。制御ユニット98が階段昇降ユニットに差し込まれ、それにより設置者は装着チューブ101の前方および後方への動きを制御することができる。設置者は装着チューブの(プラスあるいはマイナスの)鉛直角を調節することができる。設置者はまた、階段昇降ユニットを時計回りあるいは反時計回りに回転するために、回転シートモータを備えた階段昇降ユニットを用いることができる。従って、装着チューブ101は、それが装着されるレールセクションに対して整列するように、傾けることができる。
【0056】
装着チューブを正しい位置に導入するのを助けるために、修正スピゴットが用いられている。修正スピゴット110は
図10により詳細に示されている。修正スピゴットは
図5に示されているスピゴット50と類似の構成要素を有している。これら類似の構成要素は同じ参照番号が付されており、更に詳細に説明することはしない。
【0057】
しかし、それら類似の構成要素に加えて、スピゴット50の一端に屈曲可能な(柔軟な)突出部115が取り付けられている。これは
図9に示されている。柔軟な突出部115はプラスチック製あるいはゴム製とすることができ、垂直方向および水平方向に操ることができる。装着チューブ101を領域80に装着する場合には、設置技術者は柔軟な突出部115を曲げて操り、
図8のセクションBおよびセクションCの端部に係合させる。これにより、階段昇降ユニット100はふさわしい位置に置かれ、装着チューブ101はセクションBおよびセクションCにそれぞれ取り付けられる。装着チューブの設置挿入の後に、階段昇降ユニットは要求通りに使用することができる。
【0058】
設置プロセス
次に
図12を参照すると、設置プロセス120を説明するフローチャートが示されている。フローチャートはステップ121から始まり、そのステップでは調査者が現場を訪れる。ステップ122で、調査者は調査を行う。調査122では、当業者に知られた従来の調査技術を用いることができる。それに代えて、本開示の実施形態によれば、
図13を参照して説明する新しい調査技術を用いることができる。
【0059】
調査の後、階段昇降機キットを設置することができ、あるいはステップ123でそのキットを倉庫に直接注文して、顧客の家に配達させることができる。次いで、ステップ124で、設置技術者が顧客の家を訪れ、階段昇降ユニットとそれに関連したガイドレールを設置する。このプロセス124は、
図14を参照してより詳細に説明される。次いで、ステップ125で設置プロセスが終了する。
【0060】
図13を参照すると、
図12の調査ステップ122がより詳細に説明されている。このプロセスは131で開始され、その時、調査者が顧客の家に到着する。次いで、調査者は階段環境内の特定の領域にQRコードを付ける。これがステップ132である。本開示の実施形態では、貼り付けられるQRコードは使用すべきセクションを示している。使用すべきセクションの位置は、QRコードが置かれる位置を中心とする。言い換えれば、
図7において、QRコード71Aの位置は装着チューブの中心位置を示す。同様に、71Cの位置に置かれるQRコードは、その位置にどのセクションが設置されるかを一意に特定する(この場合、それは左側の屈曲である)。
【0061】
様々なQRコードを置いた調査者は、次に、QRコードが取り付けられた階段室の画像をタブレットコンピュータでキャプチャする。これはステップ133で行われる。その場所の静止画像のキャプチャリングに加えて、タブレットコンピュータがインターネットに接続されていれば(あるいは、様々なセクションの画像がタブレットコンピュータ上に保存されていれば)、階段室のライブ画像に拡張現実を適用するためにQRコードが用いられる。これがステップ134である。
【0062】
これを実行するために、QRコードは、設置の際に使用される特定のセクションを示す。インターネットに接続されていれば、そのセクションの画像がサーバから検索される。次いで、拡張現実の手続きにおいて、タブレットコンピュータによってキャプチャされている画像の上にそのセグメントが重ねられる。タブレットコンピュータ上の拡張現実は良く知られた技術なので、ここでは更に説明しない。
【0063】
拡張現実を利用してユーザは完成した製品を見ることができるので、ステップ135でユーザは調査を完了させて、階段昇降ユニットとガイドレールの設置を承認することができる。これがステップ135である。
【0064】
ステップ136で、タブレットコンピュータはセルラーネットワークあるいはWiFi(登録商標)ネットワークを介してセールスサーバに接続する。セールスサーバに接続すると、ステップ137において、拡張現実画像に表示されたセクションがセールスサーバから発注される。次いで、ステップ138において調査手続きが終了する。
【0065】
従来の写真調査においては、調査者は現場に出て、符号化されたマーカーを利用する。これらのマーカーは、特注ガイドレールを設計する際に考慮すべき建築上の特徴を示すものである。符号化されたマーカーは、従来、階段室の縮尺図を作成し、階段昇降ユニットおよびガイドレールの縮尺設計図を作成するために用いられる。縮尺設計図は承認のために顧客に送られる。顧客が設計書類を承認した後、特注システムが作成される。このプロセスは何日も何週もかかる場合がある。
【0066】
しかし、本実施形態による上記のシステムでは、モジュールセクションの各々にはそれに割り当てられた特定の目的があるので、ユーザは設置後の階段昇降機システムを拡張現実を用いて可視化することができるだけでなく、すべての構成部品を(キットの形で)すぐに特定することができ、それら部品は箱型貨物自動車に載せてすぐに顧客のために設置することができる。あるいは、階段昇降機キットを倉庫に注文する必要がある場合、すぐに注文し、配達し、次の日に設置することができる。これにより、調査と取付けの間のリードタイムが短縮される。
【0067】
次に、
図14を参照すると、設置プロセス124がより詳細に説明されている。設置プロセスはステップ140で開始される。ステップ141で、設置技術者はキャプチャされた画像を検討して、関係するセクションの位置を識別する。上で述べたように、各セクションの中心はQRコードの位置に置かれる。ステップ142で、これらのセクションが取付けブラケットとスピゴットを用いて設置される。次にステップ143で、巻き上げ機91を用いて階段昇降ユニット100が取り上げられる。巻き上げ機91を装着セクション80の近くに配置し、階段昇降ユニット装着器具92を回転して装着チューブ101をセクションAおよびセクションBと整列させる。次いで、階段昇降ユニットを適切な位置に下げ、装着セクションをガイドレールの残りの部分に固定する。これらは、それぞれ、ステップ143、ステップ144、ステップ145、ステップ146である。
【0068】
そして、設置プロセスはステップ147で終了する。
【0069】
設置プロセスの過程で、光チューブをガイドレールの長さ方向に沿って設置することができる。光チューブはガイドレールの長さ方向に沿った孔と整列させられる。これらの孔は
図4Aあるいは
図4Bに示された孔16とすることができ、あるいは追加の孔をこの管システムに設けることができる。光チューブを孔に整列させることにより、ガイドレールに沿って光効果を提供することができる。これにより、ガイドレールによって装飾的な呼び物が提供される。あるいは、ガイドレールの長さ方向に沿ってストロボ効果が提供され、それにより階段昇降ユニットの移動方向が示される。これを色の異なる照明によって補足したり置き換えたりできる。例えば、ガイドレールを下る場合には、孔から緑の光を照らし、ガイドレールを上る場合には、孔から赤の光を照らすことができる。あるいは、階段昇降ユニットがガイドレールを下る場合には、階段を下る方向にストロボ発光させ、階段昇降ユニットがガイドレールを上る場合には、階段を上る方向のストロボ効果となるようにすることができる。また、階段昇降機に電源供給上の問題がある場合には、赤色などの光が点滅するようにできる。
【0070】
光チューブはガイドレールの最上部から設置できる(即ち、
図8の5の位置から挿入できる)。
【0071】
光チューブと様々なセクション、取付け具、およびスピゴットをキットに含めて、それが設置され、顧客の家に配達することが考えられる。ガイドレールセクションの供給者によってキットを保管しておくことができる。あるいは、幾つかの数の同じセクションをキットと呼ぶこともできる。
【0072】
ガイドレールセクションは、鋼、プラスチック、あるいは任意の適切な化合物など、任意の材料で作ることができる。
【0073】
明らかに、上の教示に照らして多くの修正や変形が可能である。従って、理解されるように、添付の請求項の範囲内で、ここに具体的に記載されたものとは異なる仕方で本発明を実施することができる。
階段昇降機ガイドレールのセクションであって、階段昇降機ガイドレールの他のセクションに結合するための2つの孔を有するセクションが示されている。2つの孔は、セクションの1つの縁に沿った1つの点に対して互いに対称的に位置しており、更に、2つの孔のうちの少なくとも1つの孔は、セクションを取り付けるためのブラケットが結合されるように構成されている。