(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
円形の孔と前記孔の縁部から前記孔の径方向かつ前記孔の外側に向かうスリットとが形成された蓋部材を有するケーシングに収納されるゴルフ練習用のピン起伏装置であって、
前記孔より上方に起立する起立状態と、前記起立状態から前記スリットを経て前記ケーシング内に倒伏する倒伏状態と、を移動するピンと、
前記ピンの移動を駆動する駆動装置と、
前記駆動装置に連設され、前記ピンの倒伏状態から起立状態への移動に伴って前記スリットに移行し、かつピンの起立状態から倒伏状態への移動に伴って前記ケーシングの底部側に移行するように上下動するスリット閉塞部材とを有し、
前記ピンが起立状態のときには、前記スリット閉塞部材は、前記蓋部材より上方に突出していることを特徴とする、ピン起伏装置。
前記スリット閉塞部材は、支持棚と前記支持棚の上面に形成された突出部とからなり、前記突出部は弾性部材によって構成されることを特徴とする、請求項1に記載のピン起伏装置。
【発明を実施するための形態】
【0010】
この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
(第1の実施形態)
まず、この発明の第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、ゴルフのアプローチショットなどを練習するためのグリーン100は、略円形に形成されており、その略中央に、ボール排出装置101を備えている。ボール排出装置101は、グリーン100上のゴルフボールをグリーン100の外へ排出するための装置である。
【0012】
ボール排出装置101は、ポール102と、ポール102の一端を支持するポール回転体103と、を備えており、ポール回転体103が回転すると、ポール102がグリーンの表面に沿って回転するように構成されている。グリーン100上のゴルフボールは、回転するポール102に押されることによって、グリーン100の外へ押し出される。
【0013】
本発明の実施の形態に係るピン起伏装置10は、以上のようなボール排出装置101を備えるグリーン100に配設することができる。ピン起伏装置10は、後述するように、その一部がグリーン100より上方に起立するピンを有しており、ボール排出装置101のポール102が回転するときに、ピンがポール102と干渉しないようにピンを倒伏させ(
図1のB参照)、ポール102の回転が終了したときに、ピンを起立させる(
図1のA参照)装置である。また、ピン起伏装置10は、ボール排出装置101と連動して作動するように構成されており、例えば、ボール排出装置101の電源をオンすることに伴い作動するように構成されている。尚、ピン起伏装置10は、ポール102がスムースに回転するように、ピンが倒伏する方向がポール102が回転する時に描く円の接戦方向と一致するように、グリーン100に配設されることが望ましい。
【0014】
図2に示すように、ピン起伏装置10は、直方体状のケーシング20と、ケーシング20の中に収容されるピン起伏ユニット30と、を備える。尚、ピン起伏装置10の長手方向をX方向、X方向に垂直な水平方向をY方向、鉛直方向をZ方向として、以下説明する。また、
図2乃至
図4に示されるXYZ座標の矢印方向を+方向、その反対を−方向として、以下説明する。
【0015】
図2に示すように、ケーシング20は、筐体21と、蓋部材27と、を備える。
【0016】
筐体21は、上方すなわち+Z方向の面に開口が形成された直方体の筐体である。詳細は後述するが、筐体21の内側の側面及び底面には、ピン起伏ユニット30が収容されたときに、ピン起伏ユニット30を固定するための固定部位が形成されている。尚、筐体21は、グリーン100(
図1参照)に埋設される部材である。
【0017】
図2に示すように、蓋部材27は、筐体21の上方の開口を覆うための部材であり、該開口と略同じ大きさで形成されている。蓋部材27は、上面板27aと、立ち下げ部27eと、立ち下げ部27fと、人工芝部材27gと、を有している。
【0018】
上面板27aには、円形の孔27cと、孔27cの縁部分から孔27cの径方向かつ孔27cの外側に向かうスリット27dと、が形成されている。立ち下げ部27eは、孔27cの縁部分から下方すなわち−Z方向に向かって形成されており、孔27cに入ったゴルフボールを案内するための案内部を形成している。立ち下げ部27fは、スリット27dの縁部分から下方すなわち−Z方向に向かって形成されており、後述するスリット閉塞部材42及びピン部34aを案内するための案内部を形成している。
【0019】
人工芝部材27gは、上面板27aと略同じ大きさで形成され、上面板27aの上に配設される、上面に人工芝が形成されたシート状の部材である。人工芝部材27gの、上面板27aの孔27cとスリット27dに対応する位置には、それぞれ対応する大きさの孔27hとスリット27iとが形成されている。人工芝部材27gは、ピン起伏装置10がグリーン100に配設されたとき、グリーン100の表面と略面一になるように配設される部材である。
【0020】
尚、ケーシング20の筐体21の側面又は底面には、蓋部材27の孔27cから進入したゴルフボールを排出するための、図示しないボール排出口が形成されている。
【0021】
図2に示すように、ピン起伏ユニット30は、ソレノイド31と、動力伝達バー32と、ピン回動レバー33と、ピンユニット34と、ヨーク35と、長ボルト36と、コイルばねユニット37と、アジャストバー38と、L型レバー39と、昇降バー40と、支持部材41と、スリット閉塞部材42と、を備える。
【0022】
図3に示すように、ソレノイド31は、筐体21に形成された庇部21bにL字金具21aによって固定されている。ソレノイド31は、X方向を向くプランジャ31aを有しており、電源のオンにより、プランジャ31aが+X方向へ、例えば30ミリ移動するように構成されている。
【0023】
プランジャ31aの端部には、X方向を向く柱状の動力伝達バー32の+X側の端部が連結されている。
【0024】
ピン回動レバー33は、板面がY軸に垂直であって長手方向が略Z方向を向く細長板状に形成された部材である。ピン回動レバー33は、後述するピンユニット34のピン部34aを起立又は倒伏させるための部材である。ピン回動レバー33の下端は、筐体21に固定されたブラケット21cのY方向を向く固定回転軸22に回動可能に連結されている。
【0025】
また、ピン回動レバー33の長手方向略中央部には、Y方向を向く移動回転軸61が配設されている。移動回転軸61には、動力伝達バー32の−X側の端部が回動可能に連結されている。
【0026】
ピン回動レバー33の上端には、長孔33aが形成されている。長孔33aには、Y方向を向く移動回転軸62が配設されている。
【0027】
図3に示すように、ピンユニット34は、例えば布で形成された旗(図示せず)を一端側に備えるピン部34aと、ピン部34aの他端を支持するピン支持金具34bと、を有する。
【0028】
ピン支持金具34bは、屈折部を有する略L字状に形成されている。ピン支持金具34bの屈折部には、孔34cが形成されている。孔34cには、筐体21に固定されたY方向を向く固定回転軸23が挿通している(
図2参照)。詳しくは後述するが、ピン支持金具34bが固定回転軸23を中心に回転することにより、ピン部34aは、Z方向を向く起立状態(
図3参照)又はX方向を向く倒伏状態(
図4参照)となる。
【0029】
また、ピン支持金具34bの、ピン部34aを支持する端部とは異なる端部は、上述の移動回転軸62に回動可能に連結されている。
【0030】
ピン回動レバー33の長手方向略中央部に配設された移動回転軸61には、上述した動力伝達バー32と共に、X方向を向くヨーク35の+X側の端部が回動可能に連結されている。
【0031】
ヨーク35の−X側の端部には、X方向を向く長ボルト36の+X側の端部が連結されている。
【0032】
長ボルト36は、コイルばねユニット37の中を挿通している。また、長ボルト36の−X側の端部には、アジャストバー38の+X側の端部が連結されている。
【0033】
コイルばねユニット37により、ばねの復元力で、+X方向に移動したプランジャ31aを−X方向の元の位置に移動させると共に、ピン部34aを倒伏状態(
図4参照)から起立状態(
図3参照)に短時間で移動させることができる。コイルばねユニット37は、固定ガイド37aと、横移動ガイド37bと、コイルばね37cと、ナット37dと、を備える。
【0034】
固定ガイド37aは、有底円筒状に形成されており、例えばねじなどで、筐体21に固定されたブラケット21eに固定されている。固定ガイド37aの底部には、長ボルト36の直径より大きな直径の孔が形成されており、固定ガイド37aは、該孔に長ボルト36をX方向に移動可能に挿通させている。
【0035】
横移動ガイド37bは、有底円筒状に形成されている。また、横移動ガイド37bの底部には、長ボルト36を挿通させるための孔が形成されている。横移動ガイド37bの−X側に位置する長ボルト36には、横移動ガイド37bと当接するようにナット37dが配設されている。これにより、長ボルト36が+X方向に移動すると、ナット37dと共に横移動ガイド37bが+X方向に移動する。
【0036】
固定ガイド37aと横移動ガイド37bとの間には、コイルばね37cが配設されている。コイルばね37cは、横移動ガイド37bが+X方向に移動すると、収縮するように構成されている。
【0037】
アジャストバー38は、板面がY軸に垂直であって長手方向が略X方向を向く細長板状に形成された部材である。アジャストバー38の−X側の端部には、Y方向を向く移動回転軸63が配設されている。移動回転軸63には、L型レバー39の+Z側の端部が、回動可能に連結されている。
【0038】
L型レバー39は、屈折部を有する略L字状に形成された、一対の板状部材である。一対のL型レバー39は、アジャストバー38を挟むように配設されている。L型レバー39の屈折部には、図示しない孔が形成されている。その孔には、ブラケット21eに形成されたY方向を向く固定回転軸24が挿通している。L型レバー39の+X側の端部には、Y方向を向く移動回転軸64が配設されている。移動回転軸64には、昇降バー40の−Z側の端部が回動可能に連結されている。
【0039】
昇降バー40は、Y軸に垂直な面を有し長手方向がZ方向を向く、一対の矩形板状部材である。一対の昇降バー40は、アジャストバー38を挟むように配設されている。
【0040】
昇降バー40の+Z側の端部には、後述するスリット閉塞部材42をコイルばね44を介して支持する支持部材41が連結されている。支持部材41は、四角柱状の棚部41aと、棚部41aの上面に形成されたコイルばね44の内側面をガイドする一対の円柱状のガイド部41bと、を有している。
【0041】
スリット閉塞部材42は、スリットにゴルフボールを進入させないようにスリットを塞ぐための部材である。スリット閉塞部材42は、蓋部材27のスリット27d及び人工芝部材27gのスリット27iを通って、その上端が蓋部材27の上面より上方に突出するように配設されている。スリット閉塞部材42は、スポンジ支持棚42aと、ガイド42bと、ボールよけ部材42cと、コイルばね44と、ストッパ42eと、を備える。
【0042】
スポンジ支持棚42aは、断面が四角形あるいはH形の長尺状(
図5(d)参照)に形成された部材である。スポンジ支持棚42aの下面には、コイルばね44の外径よりわずかに大きな内径を有する円筒状のガイド42bが形成されている。ガイド42bは、内側にコイルばね44を嵌挿させて、コイルばね44の外側面をガイドする部材である。スポンジ支持棚42aの上面には、長尺状のボールよけ部材42cが配設されている。ボールよけ部材42cは、その上面にゴルフボールが載らないように、断面が略半円状に形成されている(
図2及び
図5(a)参照)。また、ボールよけ部材42cは、ピン部34aが倒伏したときに、ピン部34aから受ける衝撃を緩和するために、スポンジ、ゴムなどの弾性部材から形成されている。
【0043】
コイルばね44は、下端側が支持部材41のガイド部41bに挿通され、上端側がスリット閉塞部材42のガイド42bに嵌挿されている。コイルばね44は、ピン部34aが倒伏したときに、棚部41aが下方へ移動するのに伴ってスポンジ支持棚42aを下方に移動させて、ボールよけ部材42cがピン部34aから受けた衝撃を緩和する。また、コイルばね44は、ピン部34aが起立したときに、棚部41aが上方へ移動するのに伴って収縮状態となってスポンジ支持棚42aを押し上げる力を高めておき、ボールよけ部材42cが下がりにくくする。
【0044】
また、スポンジ支持棚42aの下面には、略L字状のストッパ42eが形成されている。ストッパ42eは、スリット閉塞部材42が上昇した時に、筐体21に形成された庇部21gと当接することによって、スリット閉塞部材42が蓋部材27より過度に上方に突出することを防ぐためのストッパである。
【0045】
以上説明したように、ピン起伏ユニット30は、ソレノイド31がL字金具21aによって、また、コイルばねユニット37の固定ガイド37aがブラケット21eによって、筐体21に固定されている。さらに、ピン起伏ユニット30は、ピン回動レバー33が固定回転軸22を中心に、また、ピンユニット34の屈折部が固定回転軸23を中心に、また、L型レバー39の屈折部が固定回転軸24を中心に、回転可能に筐体21に固定されている(
図3及び
図4の薄墨部分参照)。
【0046】
以上のように構成されたピン起伏装置10は、動作する前、すなわち電源がオンされる前では、
図3及び
図5(a)に示すように、ピン部34aが起立すると共に、ボールよけ部材42cの上端が蓋部材27の上面より上方に突出するように構成されている。
【0047】
図5(a)に示すように、ボールよけ部材42cの上面は、その上にゴルフボールが載らないような断面形状で形成され、また、ボールよけ部材42cの上端が蓋部材27の上面より上方に突出するように位置している。これにより、ゴルフボールがスリットに進入しないように構成されている。尚、ボールよけ部材42cは、その上面にゴルフボールが載らない形状で形成され、かつ、その上端が蓋部材27の上面より上方に突出するように構成されていれば、
図5(b)に示すように、その断面形状が上に凸の略四角形状であってもよく、また、
図5(c)に示すように、その断面形状が三角形状であってもよい。
【0048】
また、
図5(d)及び
図5(e)に示すように、ゴルフボールGBがボールよけ部材42cの近傍で止まっても、ピン部34aは、倒伏するとき、ゴルフボールGBの側面を叩いてゴルフボールGBを
図5(d)及び
図5(e)の白抜き矢印方向へ散らす。これにより、ゴルフボールGBがスリットに進入しないように構成されている。
【0049】
次に、ピン起伏装置10及びボール排出装置101の動作を
図3及び
図4を用いて説明する。
【0050】
まず、ボール排出装置101の電源がオンされると、ソレノイド31のプランジャ31aが+X方向へ移動する。それに伴い、動力伝達バー32が+X方向へ移動すると共に、ピン回動レバー33が、固定回転軸22を中心に
図3の右回りに回転する。そして、ピン回動レバー33の上端に連結されたピン支持金具34bが、固定回転軸23を中心に
図3の左回りに回転する。これにより、
図4に示すように、ピン部34aがX方向を向く倒伏状態となる。
【0051】
また、これと同時に、ヨーク35、長ボルト36、横移動ガイド37b及びアジャストバー38が+X方向へ移動する。これにより、固定ガイド37aと横移動ガイド37bとの間に配設されたコイルばね37cが収縮状態となる。
【0052】
さらに、アジャストバー38に連結されたL型レバー39の上側の端部が、+X方向へ移動する。これにより、L型レバー39が、固定回転軸24を中心に
図3の右回りに回転する。このとき、L型レバー39の+X側の端部に連結された昇降バー40が、−Z方向へ移動すると共に、昇降バー40の上端に連結された支持部材41及び支持部材41に連結されたスリット閉塞部材42が、−Z方向へ移動する。以上のとおり、電源がオンされることにより、
図4に示すように、ピン部34aが倒伏すると共に、スリット閉塞部材42の上端が蓋部材27の上面より下方に移動する。
【0053】
そして、所定の時間経過後、例えば数分後、ボール排出装置101のポール回転体103が、ポール102を回転させる。これにより、ピン部34aとポール102とが干渉することなく、グリーン100上のゴルフボールがグリーン100の外に排出される。
【0054】
次に、ボール排出装置101の電源がオフされると、ポール102の回転が終了する。そして、所定の時間経過後、例えば数分後、ソレノイド31のプランジャ31aの+X方向の位置での保持が解除される。これにより、収縮状態のコイルばね37cが伸張する。それに伴い、横移動ガイド37b、長ボルト36が、−X方向へ移動すると共に、L型レバー39を介して、昇降バー40、支持部材41及びスリット閉塞部材42が上昇して、元の位置に戻る。同時に、ヨーク35が+X側に移動し、ピン回動レバー33が、固定回転軸22を中心に
図4の左回りに回転する。そして、ピン回動レバー33の上端に連結されたピン支持金具34bが、固定回転軸23を中心に
図4の右回りに回転する。これにより、
図3に示すように、ピン部34aがZ方向を向く起立状態となる。
【0055】
以上のとおり、電源がオフされることにより、
図3に示すように、ピン部34aが起立すると共に、スリット閉塞部材42の上端が蓋部材27の上面より突出した位置に移動する。
【0056】
以上説明したように、本実施形態のピン起伏装置10では、ピンが倒伏状態になったときに進入するスリットに、ピンが起立状態のときには上端が蓋部材27より上方へ突出した位置に位置するスリット閉塞部材42を備えたので、スリットにゴルフボールが進入してピンが倒れなくなることがなく、確実にスリットに倒伏状態のピンを進入させることができる。そのため、ピン起伏装置10をボール排出装置101を備えるグリーン100に配設しても、ピンとポールとが干渉することがない。
【0057】
また、ボールよけ部材42cの上面をゴルフボールが載らないような形状としたので、さらに確実にスリットに倒伏状態のピンを進入させることができる。また、ボールよけ部材42cを、弾性部材で形成したので、ピン部34aから受ける衝撃を緩和することができる。
【0058】
(第2の実施形態)
次に、この発明の第2の実施形態について説明する。
【0059】
ピン起伏装置10の基本的な構成は、第1の実施形態と同様である。この実施の形態では、ピン起伏装置10にリミットスイッチを配設した点が第1の実施形態とは異なる。
【0060】
図3及び
図4に示すように、リミットスイッチ43は、検知部としてのローラレバー43aを有しており、例えばソレノイド31の上方に配設される。リミットスイッチ43は、ローラレバー43aが回動することにより、ピン起伏ユニット30が正常に作動していること、すなわち、ピン部34aが倒伏状態になっていることを検出する。また、リミットスイッチ43は、ピン起伏ユニット30が正常に作動していることを検出した場合、公知の手段でボール排出装置101に信号を出力する。
【0061】
プランジャ31aには、リミットスイッチ43のローラレバー43aを押圧するための押圧板31bが配設されている。
【0062】
ボール排出装置101は、リミットスイッチ43からの信号が入力されたときのみ、ポール102が回転するように構成されている。
【0063】
以上のように構成されたピン起伏装置10及びボール排出装置101の電源がオンされると、まず、ソレノイド31のプランジャ31aが+X方向の位置に移動する。これにより、押圧板31bがリミットスイッチ43のローラレバー43aを押圧して回動させる。そして、リミットスイッチ43は、ピン起伏ユニット30が正常に作動している旨の信号をボール排出装置101に出力する。信号が入力されたボール排出装置101は、ポール102を回転させる。
【0064】
以上説明したように、本実施形態のピン起伏装置10は、リミットスイッチ43を備え、ピン起伏ユニット30が正常に作動しているとき、すなわち、ピン部34aが倒伏状態になっているときのみボール排出装置101が作動するように構成したので、ピン部34aとポール102とが干渉して、ピン起伏装置10又はボール排出装置101が故障することを防止することができる。
【0065】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明は上述した実施の形態に限定されず、種々の変形および応用が可能である。
【0066】
上記の実施形態では、人工芝部材27gをグリーン100の表面と面一に配設し、スリット閉塞部材42の上端が人工芝部材27gより上方に位置するように構成されていたが、これに限定されるものではない。人工芝部材27gを設けず、蓋部材27の上面板27aをグリーン100の表面と面一に配設し、スリット閉塞部材42の上端が上面板27aより上方に位置するように構成してもよい。
【0067】
また、上記の実施形態では、ピン起伏装置10とボール排出装置101とが連動して作動するように構成されていたが、これに限定されるものではない。ピン起伏装置10とボール排出装置101は、それぞれスイッチを有しており、独立して作動するように構成されていてもよい。
【0068】
尚、上記の実施形態では、ピン部34aは旗(図示せず)を有しており、ピン部34aがスリットに進入したとき、旗はスリットから出た状態となることがあるが、旗は布で形成されているのでポール102と干渉しても、ポール102は故障することはない。