(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記気密保持手段として、前記ピンフロントインサートをシール部材で形成すると同時に、前記中間インサートと一体成形することを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ケーブルやコイル等での接続では接続が面倒であり、かつ、スペースをとることになり、近年、客先からは、内外からの気密を維持しつつ、ケーブルやコイル等を使用しないで、簡単に接続できる構造の電気コネクタが要求されるようになってきた。
特許文献1及び2に示したような構造では、気密構造ではあるが、ケーブルを使用しているため、客先の要求に応えることができない。
【0004】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、内外からの気密を維持しつつ、ケーブルやコイル等を使用しないで、簡単に接続できる構造の電気コネクタを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本目的は、請求項1のように、相手コネクタと着脱され、かつ、
基板と接続される電気コネクタであって、
前記電気コネクタは、相手コネクタと嵌合するレセプタクルコネクタと
基板と接続する基板側コネクタとを備え、
前記レセプタクルコネクタは、
一方端側に相手コネクタと接触する接触部と他方端に前記基板側コネクタに接続する接続部と前記接触部と前記接続部との間に位置する鍔部を有する複数のピンコンタクトと、
該ピンコンタクトが配列・挿入される第1挿入孔を有するピンフロントインサートと、
前記ピンコンタクトが配列・挿入される第2挿入孔を有する中間インサートと、
前記ピンコンタクトが配列・挿入される第3挿入孔とピンリアインサートと、
前記ピンフロントインサートと前記中間インサートと前記ピンリアインサートが挿入される挿入穴を有し、該挿入穴内には前記ピンフロントインサートと係合する段部とリテナーリングが入る溝部を設け、前記ピンフロントインサートとともに相手コネクタが入る嵌合口を形成し、前記相手コネクタとの嵌合手段を有するシェルと、
前記ピンコンタクトの前記ピンリアインサートへの保持手段と、
前記ピンフロントインサートと前記中間インサートと前記ピンリアインサートを前記シェルへ固定するリテナーリングと、
前記レセプタクルコネクタが筐体に取付られた状態で、嵌合口を通じて筐体外から筐体内へ及び筐体内から嵌合口を通じて筐体外への気密を保持する気密保持手段とを有し、
前記基板側コネクタは、
一方端側に前記ピンコンタクトと接触する接触部と他方端に前記相手物と接続する接続部とを有するソケットコンタクトと、
該ソケットコンタクトが配列・挿入される装着孔を有するハウジングと、
前記相手物に固定する固定手段とを有し、
前記ピンコンタクトの接続部は、その形状を、板状の突出片にし、
前記ピンリアインサートには、前記基板側コネクタ側に突出する少なくとも2以上のガイド片を設け、
前記基板側コネクタのハウジングには、前記ガイド片に対応する位置に前記ガイド片が入る大きさのガイド溝を設け、
前記ガイド片と前記ガイド溝を係合させるとともに前記ピンコンタクトの接続部を、前記基板側コネクタ
に装着するだけで、前記レセプタクルコネクタと前記
基板とが
前記基板側コネクタを介して接続できることを特徴とする電気コネクタにより達成できる。
【0006】
請求項2記載の電気コネクタは、前記気密保持手段として、前記ピンフロントインサートをシール部材で形成すると同時に、前記中間インサートと一体成形することを特徴とする請求項1記載の電気コネクタにある。
また、請求項3記載の電気コネクタは、前記気密保持手段として、前記ピンフロントインサートをシール部材で形成し、
前記ピンリアインサートには、その外周と前記シェルとの間に空間を形成するとともに前記中間インサート面まで達する防水性のある材料を流す注入口を設け、
該注入口より防水性のある材料を、前記空間と前記ピンコンタクトまで達しないようにそれぞれのインサート間に流すことを特徴とする請求項1記載の電気コネクタにある。
【発明の効果】
【0007】
以上の説明から明らかなように、本発明の電気コネクタによると、次のような優れた効果が得られる。本電気コネクタでは、
前記レセプタクルコネクタが筐体に取付られた状態で、嵌合口を通じて筐体外から筐体内へ及び筐体内から嵌合口を通じて筐体外への気密を維持しつつ、基板側コネクタにレセプタクルコネクタのピンコンタクトの接続部を差し込むだけで、ケーブルやコイルを使用することなく、簡単に動力源(モータ)に接続することができる構造の電気コネクタを提供できる。
(1)請求項1記載のように、相手コネクタと着脱され、かつ、
基板と接続される電気コネクタであって、
前記電気コネクタは、相手コネクタと嵌合するレセプタクルコネクタと
基板と接続する基板側コネクタとを備え、
前記レセプタクルコネクタは、
一方端側に相手コネクタと接触する接触部と他方端に前記基板側コネクタに接続する接続部と前記接触部と前記接続部との間に位置する鍔部を有する複数のピンコンタクトと、
該ピンコンタクトが配列・挿入される第1挿入孔を有するピンフロントインサートと、
前記ピンコンタクトが配列・挿入される第2挿入孔を有する中間インサートと、
前記ピンコンタクトが配列・挿入される第3挿入孔とピンリアインサートと、
前記ピンフロントインサートと前記中間インサートと前記ピンリアインサートが挿入される挿入穴を有し、該挿入穴内には前記ピンフロントインサートと係合する段部とリテナーリングが入る溝部を設け、前記ピンフロントインサートとともに相手コネクタが入る嵌合口を形成し、前記相手コネクタとの嵌合手段を有するシェルと、
前記ピンコンタクトの前記ピンリアインサートへの保持手段と、
前記ピンフロントインサートと前記中間インサートと前記ピンリアインサートを前記シェルへ固定するリテナーリングと、
前記レセプタクルコネクタが筐体に取付られた状態で、嵌合口を通じて筐体外から筐体内へ及び筐体内から嵌合口を通じて筐体外への気密を保持する気密保持手段とを有し、
前記基板側コネクタは、
一方端側に前記ピンコンタクトと接触する接触部と他方端に前記相手物と接続する接続部とを有するソケットコンタクトと、
該ソケットコンタクトが配列・挿入される装着孔を有するハウジングと、
前記相手物に固定する固定手段とを有し、
前記ピンコンタクトの接続部は、その形状を、板状の突出片にし、
前記ピンリアインサートには、前記基板側コネクタ側に突出する少なくとも2以上のガイド片を設け、
前記基板側コネクタのハウジングには、前記ガイド片に対応する位置に前記ガイド片が入る大きさのガイド溝を設け、
前記ガイド片と前記ガイド溝を係合させるとともに前記ピンコンタクトの接続部を、前記基板側コネクタ
に装着するだけで、前記レセプタクルコネクタと前記
基板とが
前記基板側コネクタを介して接続できることを特徴とする電気コネクタにしているので、
前記レセプタクルコネクタが筐体に取付られた状態で、嵌合口を通じて筐体外から筐体内へ及び筐体内から嵌合口を通じて筐体外への気密を維持しつつ、基板側コネクタにレセプタクルコネクタのピンコンタクトの接続部を差し込むだけで、ケーブルやコイルを使用することなく、簡単に動力源(モータ)に接続することができる構造の電気コネクタを提供できる。
(2)請求項2記載のように、前記気密保持手段として、前記ピンフロントインサートをシール部材で形成すると同時に、前記中間インサートと一体成形することを特徴とする請求項1記載の電気コネクタにしているので、より容易に内外の気密を維持しつつ、基板側コネクタにレセプタクルコネクタのピンコンタクトの接続部を差し込むだけで、ケーブルやコイルを使用することなく、簡単に動力源(モータ)に接続することができる構造の電気コネクタを提供できる。
(3)請求項3記載のように、前記気密保持手段として、前記ピンフロントインサートをシール部材で形成し、
前記ピンリアインサートには、その外周と前記シェルとの間に空間を形成するとともに前記中間インサート面まで達する防水性のある材料を流す注入口を設け、
該注入口より防水性のある材料を、前記空間と前記ピンコンタクトまで達しないようにそれぞれのインサート間に流すことを特徴とする請求項1記載の電気コネクタにしているので、簡単な構造で内外の気密を維持しつつ、基板側コネクタにレセプタクルコネクタのピンコンタクトの接続部を差し込むだけで、ケーブルやコイルを使用することなく、簡単に動力源(モータ)に接続することができる構造の電気コネクタを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の特徴は、相手コネクタと着脱され、かつ、相手物と接続される電気コネクタ10であって、前記レセプタクルコネクタ20は、一方端側に相手コネクタと接触する接触部221と他方端に前記基板側コネクタ50に接続する接続部223と前記接触部221と前記接続部223との間に位置する鍔部222を有する複数のピンコンタクト22と、該ピンコンタクト22が配列・挿入される第1挿入孔241を有するピンフロントインサート24と、前記ピンコンタクト22が配列・挿入される第2挿入孔261を有する中間インサート26と、前記ピンコンタクト22が配列・挿入される第3挿入孔281とピンリアインサート28と、前記ピンフロントインサート24と前記中間インサート26と前記ピンリアインサート28が挿入される挿入穴301を有し、該挿入穴301内には前記ピンフロントインサート24と係合する段部302とリテナーリング32が入る溝部340を設け、前記ピンフロントインサート24とともに相手コネクタが入る嵌合口11を形成し、前記相手コネクタとの嵌合手段を有するシェル30と、前記ピンコンタクト22の前記ピンリアインサート28への保持手段と、前記ピンフロントインサート24と前記中間インサート26と前記ピンリアインサート28を前記シェル30へ固定するリテナーリング32と、内外からの気密を保持する気密保持手段とを有し、前記基板側コネクタ50は、一方端側に前記ピンコンタクト22と接触する接触部542と他方端に前記相手物と接続する接続部543とを有するソケットコンタクト54と、該ソケットコンタクト54が配列・挿入される装着孔521を有するハウジング52と、前記相手物に固定する固定手段とを有し、前記ピンコンタクト22の接続部223は、その形状を、板状の突出片にし、前記ピンリアインサート28には、前記基板側コネクタ50側に突出する少なくとも2以上のガイド片40を設け、前記基板側コネクタ50のハウジング52には、前記ガイド片40に対応する位置に前記ガイド片40が入る大きさのガイド溝60を設け、前記ガイド片40と前記ガイド溝60を係合させるとともに前記ピンコンタクト22の接続部223を、前記基板側コネクタ50の装着するだけで、前記レセプタクルコネクタ20と前記相手物とが接続できることを特徴とする電気コネクタ10である。
つまり、前記ピンコンタクト22の接続部223は、その形状を、板状の突出片にし、前記ピンリアインサート28には、前記基板側コネクタ50側に突出する少なくとも2以上のガイド片40を設け、前記基板側コネクタ50のハウジング52には、前記ガイド片40に対応する位置に前記ガイド片40が入る大きさのガイド溝60を設け、前記ガイド片40と前記ガイド溝60を係合させるとともに前記ピンコンタクト22の接続部223を、前記基板側コネクタ50の装着するだけで、前記レセプタクルコネクタ20と前記相手物とが接続できるようにした電気コネクタ10である。
つまり、前記ピンコンタクト22の接続部223は、その形状を、板状の突出片にし、前記ピンリアインサート28には、前記基板側コネクタ50側に突出する少なくとも2以上のガイド片40を設け、前記基板側コネクタ50のハウジング52には、前記ガイド片40に対応する位置に前記ガイド片40が入る大きさのガイド溝60を設け、前記ガイド片40と前記ガイド溝60を係合させるとともに前記ピンコンタクト22の接続部223を、前記基板側コネクタ50の装着するだけで、前記レセプタクルコネクタ20と前記相手物とが接続できるようにした電気コネクタ10である。
【0010】
図1(A)は本発明のレセプタクルコネクタを嵌合方向より見た斜視図であり、(B)は本発明の基板側コネクタを嵌合方向より見た斜視図であり、(C)は本発明のレセプタクルコネクタと基板側コネクタとが接続した状態をレセプタクルコネクタの嵌合方向より見た斜視図である。
図2(A)は本発明のレセプタクルコネクタをあるピンコンタクト部分で断面した断面図であり、(B)は本発明の基板側コネクタをあるソケットコンタクト部分で断面した断面図であり、(C)は本発明のレセプタクルコネクタと基板側コネクタとが接続した状態で、あるコンタクト部分で断面した断面図である。
図3(A)はピンコンタクトを、嵌合方向より見た斜視図であり、(B)はアースピンコンタクトを、嵌合方向より見た斜視図である。
図4(A)はピンフロントインサートを、嵌合方向より見た斜視図であり、(B)はピンフロントインサートを、嵌合方向の反対側より見た斜視図であり、(C)はピンフロントインサートを、第1挿入孔の中心で断面した断面図である。
図5(A)は中間インサートを、嵌合方向より見た斜視図であり、(B)は中間インサートを、嵌合方向の反対側より見た斜視図であり、(C)は中間インサートを、第2挿入孔の中心で断面した断面図である。
図6(A)はピンリアインサートを、嵌合方向より見た斜視図であり、(B)はピンリアインサートを、嵌合方向の反対側より見た斜視図であり、(C)はピンリアインサートを、第3挿入孔の中心で断面した断面図である。
図7(A)はシェルを、嵌合方向より見た斜視図であり、(B)はシェルを、嵌合方向の反対側より見た斜視図であり、(C)はシェルを、挿入穴の中心で断面した断面図である。
図8(A)はアースラグの斜視図であり、(B)はリテナーリングの斜視図である。
図9(A)はハウジングを、嵌合方向より見た斜視図であり、(B)はハウジングを、嵌合方向の反対側より見た斜視図であり、(C)はハウジングを、装着孔の中心で断面した断面図である。
図10(A)はソケットコンタクトを、嵌合方向より見た斜視図であり、(B)はソケットコンタクトを、嵌合方向の反対側より見た斜視図である。
図11は固定具の斜視図である。
本発明の電気コネクタ10は、レセプタクルコネクタ20と基板側コネクタ50とを備えている。前記レセプタクルコネクタ20は、少なくとも複数のピンコンタクト22とピンフロントインサート24と中間インサート26とピンリアインサート28とシェル30と前記ピンコンタクト22の前記ピンリアインサート28への保持手段と3つの前記インサート24、26、28を前記シェル30へ固定するリテナーリング32と内外からの気密を保持する気密保持手段とを有している。更に、本実施例では、前記シェル30とアースを取るためのアースコンタクト34とアースラグ36とを有している。
【0011】
まず、ピンコンタクト22について説明する。前記ピンコンタクト22は図 のように略棒状をしており、前記ピンコンタクト22は金属製であり、公知技術のプレス加工や切削加工によって製作されている。前記ピンコンタクト22の材質としては、寸法安定性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記ピンコンタクト22は主に一端側に相手コネクタと接触する接触部221と、他端側に基板側コネクタ50に接続する接続部223と、前記接触部221と前記接続部223との間に、1つの鍔部222とを有している。前記ピンコンタクト22は保持手段によってピンリアインサート28に固定されている。
【0012】
前記接触部221は、相手コネクタと接触する部分であり、相手コネクタとの接触性や形状や接触力等を考慮して適宜設計している。本実施例ではピン形状にしている。
前記鍔部222は、前記ピンリアインサート28に前記ピンコンタクト22を挿入する際の位置決め部分であり、このような役割を考慮して、形状と大きさを適宜設計している。
【0013】
前記接続部223は、前記基板側コネクタ50に接続される部分であり、形状・大きさは接続性や接続安定性や加工性等を考慮して適宜設計する。本発明では、前記基板側コネクタ50に差し込むだけで接続できるようにするため、前記ピンコンタクト22の接続部223の形状を、板状の突出片にしている。
【0014】
次に、前記ピンフロントインサート24について説明する。前記ピンフロントインサート24は
図4のように略円筒形をしている。前記ピンフロントインサート24は電気絶縁性のゴムであり、公知技術のコンプレッション成形によって製作され、この材質としては弾性や寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはシリコンゴムやニトリルゴムやクロロプレンゴムやこれらの合成材料を挙げることができる。
【0015】
前記ピンフロントインサート24には、相手物(コンタクト)に対応する位置に前記ピンコンタクト22が挿入できる所要数の第1挿入孔241が設けられ、また、前記アースピンコンタクト34が挿入される位置にも第1挿入孔241が設けられている。前記第1挿入孔241は前記ピンコンタクト22が挿入できればよく、材質としてゴムを用いることで前記ピンコンタクト22との密着性を上げ、防水性を高めている。密着性を上げるため、前記第1挿入孔241の大きさは前記ピンコンタクト22より挿入できる範囲で幾分小さくしている。前記アースピンコンタクト34が挿入される第1挿入孔241も同様である。さらに、前記第1挿入孔241内には、前記ピンコンタクト22との密着性を高めるために、複数の突起245が設けられている。該突起245の大きさは、密着性を高める目的や前記ピンコンタクト22の挿入性を考慮して適宜設計している。
【0016】
また、前記ピンフロントインサート24の嵌合面側及び接続面側には、前記ピンコンタクト22が挿入される前記第1挿入孔141の外周に、凸部242が設けられている。嵌合面側の凸部242は前記ピンコンタクト22間の沿面距離を延ばすものであり、接続面側の凸部242は前記ピンコンタクト22間の沿面距離を延ばすとともに前記中間インサート26の凹部263との係合により防水性のある材料の流れ防止(前記ピンコンタクト12まで達しないようにする)を行うものである。それぞれの前記凸部242の大きさは、このような役割を考慮して適宜設計する。
【0017】
さらに、前記ピンフロントインサート24の嵌合面側には、前記アースピンコンタクト34が挿入される前記挿入孔の外周に、凸部242が設けられ、接続面側には、前記アースピンコンタクト34が挿入される前記第1挿入孔241の外周に、該第1挿入孔241と連通した凹部243が設けられている。嵌合面側の凸部242は上記同様の役割を果たすもので、接続面側の凹部243は前記ピンコンタクト22と前記アースピンコンタクト34間の沿面距離を延ばすとともに前記中間インサート16の凸部162との係合により防水性のある材料の流れ防止(前記アースピンコンタクト24まで達しないようにする)を行うものである。前記凸部242と前記凹部243の大きさは、このような役割を考慮して適宜設計する。
【0018】
前記ピンフロントインサート24には、前記ピンコンタクト22や前記アースピンコンタクト34の第1挿入孔241と交わらない所定の位置に、複数の係合突起244が設けられている。該係合突起244は前記中間インサート26の係止凹部264と係合させることで、前記ピンフロントインサート24が前記中間インサート26からの浮き上がりを防止するものである。つまり、前記ピンフロントインサート24と前記中間インサート26との密着を良くするものである。前記係合突起244の大きさ及び形状はこのような役割を考慮して適宜設計する。形状としては、このような役割を考慮して先端部分を大きくして保持力を高めている。本実施例では、バランスを考慮して、前記係合突起244を前記ピンコンタクト22及び前記アースピンコンタクト34の間に5個設けている。
【0019】
次に、前記中間インサート26について説明する。前記中間インサート26は
図5のように略円筒形をしている。前記中間インサート26は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
【0020】
前記中間インサート26には、前記ピンコンタクト22及び前記アースピンコンタクト34が挿入される所要数の第2挿入孔261が設けられている。該第2挿入孔261は、前記ピンコンタクト22及び前記アースピンコンタクト34が挿入できればよく、前記ピンコンタクト22及び前記アースピンコンタクト34より幾分大きくしている。
【0021】
前記中間インサート26には、前記ピンフロントインサート24と接する面側で、前記ピンコンタクト22が挿入される部分に、前記ピンフロントインサート24の凸部242が入り、かつ、前記第2挿入孔261と連通した凹部263が設けられ、前記アースピンコンタクト34が挿入される部分に、前記ピンフロントインサート24の凹部243に入る凸部262が設けられている。
【0022】
前記中間インサート26には、前記ピンリアインサート28と接する面側で、前記ピンコンタクト22が挿入される部分に、前記ピンリアインサート28の凹部282に入る凸部262が設けられ、前記ピンコンタクト22が挿入される部分に、前記ピンコンタクト22の段部224が入り、かつ、前記第2挿入孔261と連通した挿入溝265が設けられている。それぞれの前記凸部262及び前記凹263は、前記ピンフロントインサート24の凹部243や凸部242や前記ピンリアインサート28の凸部282と嵌め合わさることで、防水のある材料が注入された際に前記ピンコンタクト22まで達しないようにするためのものである。それぞれの前記凸部262及び前記凹263の形状・大きさはこのような役割や強度や嵌め合わさりぐらいを考慮して適宜設計している。また、前記挿入溝265は前記ピンコンタクト22の段部224の逃げであって、位置決めのためのものである。
【0023】
前記中間インサート26には、防水性のある材料の前記注入口38に対応した位置に前記注入口38とほぼ同一形状をした溝部266が設けられている。該溝部266は、前記注入口38の一部であって、防水性のある材料を前記中間インサート26と前記ピンリアインサート28間に流れ易くするためのものである(前記ピンコンタクト22には達しない程度)。前記溝部266の形状はこのような役割を考慮し、注入口38とほぼ同形状にしているし、大きさはこのような役割や強度を考慮して適宜設計する。
【0024】
また、前記中間インサート26には、前記ピンフロントインサート24の係合突起244に対応する位置に前記係合突起244と係合する係止凹部264が設けられている。本実施例では前記係止凹部264は貫通しており、前記係合突起244を挿入し易くするために前記ピンフロントインサート24側を円錐形状にしている。前記係止凹部264の大きさは、前記係合突起244が前記中間インサート26の前記ピンリアインサート28と接する面に引っ掛かるようにしている。
【0025】
さらに、前記中間インサート26には、前記ピンリアインサート28と接する面側で、前記ピンコンタクト22が挿入される第2挿入孔261間に、前記ピンリアインサート28の突片286が入る凹267が設けられている。前記凹267は、防水性のある材料が前記ピンコンタクト22まで確実に達しないようにするためのものである。
【0026】
次に、前記ピンリアインサート28について説明する。前記ピンリアインサート28は
図6のように略円筒形をしている。前記ピンリアインサート28は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
【0027】
前記ピンリアインサート28には、前記ピンコンタクト22及び前記アースピンコンタクト34が挿入される所要数の第3挿入孔281が設けられている。該第3挿入孔281は、前記ピンコンタクト22及び前記アースピンコンタクト34が挿入できればよく、前記ピンコンタクト22及び前記アースピンコンタクト34より幾分大きくしている。
【0028】
前記ピンリアインサート28には、前記中間リアインサート26と接する面側で、前記ピンコンタクト22が挿入される部分に、前記中間インサート26の凸部262が入り、かつ、前記第3挿入孔281と連通した凹部282が設けられている。該凹部282は、前記中間インサート26の凸部262と嵌め合わさることで、防水のある材料が注入された際に前記ピンコンタクト22まで達しないようにするためのものである。前記凹部282の大きさは、このような役割や強度や嵌め合わさり具合を考慮して適宜設計する。
【0029】
前記ピンリアインサート28には、本実施例では前記アースピンコンタクト34に対応する位置に、前記中間インサート26まで達する略U字形状の注入口38が設けられている。該注入口38は、防水性のある材料を注入するためのものである。前記注入口38の形状・大きさは、材料の注入のし易さや強度や加工性等を考慮して適宜設計する。本実施例では、前記アースピンコンタクト34部分まで達するように設けられているが、当然のことながら、配置されているコンタクトが前記ピンコンタクト22のみであれば、前記ピンコンタクト22には達しないように前記注入口38を設ける。
【0030】
また、前記ピンリアインサート28には、前記ピンフロントインサート24の係合突起244を逃げるための逃げ溝285が前記係合突起244と対応する位置に設けられている。前記逃げ溝285の形状・大きさは、前記係合突起244を逃げられれば如何なるものであってもよく、強度や加工性を考慮して適宜設計する。
【0031】
前記ピンリアインサート28には、前記中間インサート26と接する面側で、防水性のある材料を流したい部分に窪み部287を設けることが望ましい。また、該窪み部287内には、防水性のある材料が前記ピンコンタクト22に達しないようにするために各ピンコンタクト22間に突片286が設けられている。本来、防水性のある材料が、前記ピンコンタクト22まで達しないで、前記中間インサート26と前記ピンリアインサート28との間に流れれば、前記窪み部287は必要ない。前記窪み部287の形状・大きさは、上記役割や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。前記突片286は、前記中間インサート26の凹267と係合することで、防水性のある材料が前記ピンコンタクト22まで確実に達しないようにするためのものである。
【0032】
前記ピンリアインサート28には、前記第3挿入孔281の内側に、保持手段が一体に設けられている。前記保持手段としては、6枚の櫛羽283を設けて、その先端を内側に突出させ、その突出させた部分を前記ピンコンタクト22の鍔部223に引っ掛けて保持している。6枚の櫛羽283をそれぞれ分割させることで、前記櫛羽283に弾性を持たせており、6枚の前記櫛羽283は引っ掛かりを良くするために、先端部分が窄まった形状をしている。
【0033】
前記ピンリアインサート28の前記保持手段(前記櫛羽283)の内側には、前記ピンコンタクト22が挿入される挿入穴が設けられている。前記挿入穴の形状や大きさは、前記ピンコンタクト22が挿入できればよく、前記ピンコンタクト22に沿って、前記電気コネクタ10の小型化を考慮して適宜設計する。
【0034】
前記ピンリアインサート28には、少なくとも2箇所以上に、前記基板側コネクタ50側で、かつ、円周方向に突出した突出部288が設けられている。前記突出部288は下術するガイド片40を設ける部分であり、その形状・大きさは前記ガイド片40が設けられればよく、その役割や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
【0035】
前記ピンリアインサート28の突出部288には、前記基板側コネクタ50側に突出した少なくとも2箇所以上のガイド片40が設けられている。前記ガイド片40は、前記レセプタクルコネクタ20を前記基板側コネクタ50に接続する際に、前記レセプタクルコネクタ20を前記基板側コネクタ50に確実に導き、確実に接続させるためのものである。その形状・大きさは、この役割や強度や加工性や接続安定性等を考慮して適宜設計する。本実施例では、2つ設けているが、バランスを考えると120度間隔に3つ設けることが望ましい。
【0036】
次に、シェル30について説明する。このシェル30は金属製であり、公知技術の切削加工やダイキャスト成型等によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的には亜鉛合金やアルミニウム合金等を挙げることができる。
【0037】
前記シェル20は、
図7のように、略円筒形をした本体部と略板状形をしたフランジ部305を有している。前記フランジ部305は筐体にネジによって固定される部分であり、所定の位置にネジを挿入するための孔306が設けられている。本実施例では、前記孔306は前記フランジ部305の四隅に4箇所設けている。
【0038】
前記本体部は略筒状をしており、
図7のように貫通した挿入穴301が設けられている。該挿入穴301と前記ピンフロントインサート24とで、相手コネクタが入る嵌合口11を形成している。前記本体部の嵌合側の外周部分には、相手コネクタと係合するための雌ネジ304が設けられている。
【0039】
前記シェル30の挿入穴301内には、所定の位置に前記リテナーリング32が入り、前記リテナーリング32により前記ピンフロントインサート24と前記中間インサート26と前記ピンリアインサート28を固定するための溝部303が設けられている。前記溝部303の形状・大きさは前記リテナーリング32が入ればよく、前記ピンフロントインサート24と前記中間インサート26と前記ピンリアインサート28を固定できるように適宜設計している。
【0040】
前記シェル30の挿入穴301内には、所定の位置に前記ピンフロントインサート24の嵌合側端面と係合する段部302が設けられている。前記段部302は前記ピンフロントインサート24が嵌合口側に突出しないような位置決めと同時に、前記段部302と前記リテナーリング32とで前記ピンフロントインサート24と前記中間インサート26と前記ピンリアインサート28を挟持する役割をもっている。
【0041】
前記溝部303と前記段部302の位置は、前記ピンフロントインサート24と前記中間インサート26と前記ピンリアインサート28が固定でき、かつ、相手コネクタと嵌合できるように適宜設計している。
【0042】
本実施例においては、前記シェル30のフランジ305と筐体との間に、シール部材であるガスケットが配置されている。前記ガスケットを配置することで、気密性を高めている。
【0043】
次に、アースピンコンタクト34について説明する。前記アースピンコンタクト34は略棒状をしており、前記アースピンコンタクト34は金属製であり、公知技術の切削加工によって製作されている。前記アースピンコンタクト34の材質としては、寸法安定性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記アースピンコンタクト34は主に一端側に相手コネクタと接触する接触部341と、他端側に鍔部342とを有している。前記鍔部342には、厚さ方向に貫通した孔343が設けられている。前記アースピンコンタクト34はアースラグ36を介して、前記シェル30と導通させることで、アースを取ったものである。
【0044】
次にアースラグ36について説明する。前記アースラグ36は略直方体をしており、一方端側は円筒形をし、該円筒形部分が前記アースピンコンタクト34の孔343に入ることで前記アースピンコンタクト34と導通する。また、他端側には突起361が設けられており、前記突起361が前記シェル30を削るように接触することで前記シェル30と導通し、しいては前記アースラグ36を介して、前記アースピンコンタクト34と前記シェル30とが導通し、アースが取られる。
【0045】
ここで、内外からの気密を保持する気密保持手段として、防水性のある材料を接続側に注入の仕方について説明する。前記レセプタクルコネクタ20の接続側に、簡単な方法で防水性のある材料を注入することによって結露が発生しても水分(水滴)がシェルやインサートの隙間やケーブルをつたわって嵌合口側やコンタクト側に進入することがなく、接続不良が発生しないようにしたものである。前記注入口38より、防水性のある材料を注入すると、まず、前記シェル30と前記ピンリアインサート28との空間を流れると同時に、各インサート間の隙間を流れる。ただ、各インサートに設けられた挿入孔の外周は凹凸の関係になっているため、防水性のある材料がピンコンタクト22まで達することがない。防水性のある材料としては、流動性が25Pa・s以下のものを使用し、前記シェル30の接続部側端面まで注入している。しかし、流動性としては、理想的には0.6〜20Pa・sの材料を使用することが望ましく、流動性が0.6Pa・s以下では余分なところまで流れ込み易くなる可能性があり、流動性が20Pa・s以上では流れ込みが少なく、性能が満足できなくなってしまう。流動性が0.6〜20Pa・sのものとしては、シリコンゴムやニトリルゴムやクロロプレンゴムやこれらの合成材料や接着剤などを挙げることができる。接着剤としては、シーリング材やエポキシ樹脂やポリウレタン系などを挙げることができる。
【0046】
別の方法の内外からの気密を保持する気密保持手段を説明する。前記ピンフロントインサート24を、前記中間インサート26に一体成形する。一体成形することで、前記ピンフロントインサート24と前記中間インサート26は隙間無く、密着した状態になり、かつ、前記ピンフロントインサート24はゴム製の材料のため前記シェル30及び前記ピンコンタクト22との密着性も向上する為、前記シェル30の挿入穴301内では相手コネクタの嵌合方向及び前記基板側コネクタ50の接続方向の2方向からの気密を保持できるようになる。また、前記ピンフロントインサート24と前記中間インサート26の構造を簡単にすることで、製造コストの低減になる。少なくとも、前記ピンフロントインサート24の係合突起244と前記中間インサート26の係止凹部264は不要になる。
【0047】
前記レセプタクルコネクタ20の最後に、リテナーリング32について説明する。このリテナーリング32は略C字形状をしている。前記リテナーリング32は金属製であり、公知技術のフォーミング加工やコイリング加工によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはベリリウム銅やりん青銅等の銅合金を挙げることができる。前記リテナーリング32の役割は前記ピンフロントインサート24と前記中間インサート26と前記ピンリアインサート28とを、前記リテナーリング32を前記シェル40の溝部403に入れることで、前記シェル40の段部404と前記リテナーリング32で挟持し、前記ピンフロントインサート24と前記中間インサート26と前記ピンリアインサート28とを前記シェル40に固定するものである。前記リテナーリング32の大きさは、このような役割と強度と加工性等を考慮しおて、前記シェル40の溝部403に入るように適宜設計している。
【0048】
次に、基板側コネクタ50について説明する。前記基板側コネクタ50は、少なくともハウジング52とソケットコンタクト54を有している。本実施例では、更に、固定具56を有している。以下、各部品について説明する。
【0049】
まず、前記ハウジング52について説明する。前記ハウジング52は
図9のように略直方体をしている。前記ハウジング52は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
【0050】
前記ハウジング52には、前記ピンコンタクト22が入る嵌合口5が設けられている。前記嵌合口5は前記ピンコンタクト22が挿入される部分であり、その形状・大きさは前記ピンコンタクト22の形状・大きさに沿い、コネクタの小型化や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
【0051】
前記ハウジング52には、前記ソケットコンタクト54が保持・配列される装着孔521が設けられている。前記装着孔521の形状・大きさは、前記ソケットコンタクト54が保持できればよく、保持力や接続安定性や加工性等を考慮して適宜設計する。
【0052】
前記ハウジング52には、前記ガイド片40に対応する位置で、前記ガイド片40と係合するガイド溝60が設けられている。前記ガイド溝60の形状・大きさは、前記ガイド片40と係合できればよく、2つのコネクタ同士の接続安定性や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。本実施例では、窪んだ溝にしているが、ガイドでき、係合できればよく、貫通孔や止め孔等であってもよい。
【0053】
次に、ソケットコンタクト54について説明する。前記ソケットコンタクト54は
図10のように略U字形状をしており、前記ソケットコンタクト54は金属製であり、公知技術のプレス加工や切削加工によって製作されている。前記ソケットコンタクト54の材質としては、寸法安定性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記ソケットコンタクト54は主に一端側に前記レセプタクルコネクタ20のピンコンタクト22と接触する接触部542と、他端側にケーブルに接続する接続部543とを有しており、前記接触部542は接触片541の先端に設けられている。本実施例では、前記ソケットコンタクト54は前記ハウジング52に圧入で保持されている。
【0054】
前記接触片541は、前記ピンコンタクト22と確実に接触できるように、前記ピンコンタクト22の挿入方向に3枚突出させている。3枚の前記接触片541を、約120度間隔で配置することで、3点で接触させ、確実に接触できるようにしている。前記接触片541の枚数は、確実に前記ピンコンタクト22に接触できれば何枚でもよく、保持力や接触安定性や加工性等を考慮して適宜設計する。
【0055】
前記接続部543は基板に実装する部分であり、本実施例ではディップタイプ(DIP)により接続されている。前記接続部543の形状・大きさは基板に実装できればよく、実装密度や実装強度や加工性等を考慮して適宜設計している。DIP以外に表面実装タイプ(SMT)であってもよい。
【0056】
前記基板側コネクタ50の最後に、固定具56について説明する。前記固定具56は
図11のように略L字形状をしており、前記固定具56は金属製であり、公知技術のプレス加工や切削加工によって製作されている。前記固定具56の材質としては、寸法安定性や加工性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記固定具56は主に一端側に前記ハウジング52への装着部561と、他端側に基板に接続する接続部563とを有している。
【0057】
本実施例では、前記装着部561は前記ハウジング52に圧入によって保持されている。前記装着部561の形状・大きさは前記ハウジング52に保持できればよく、保持力や加工性等を考慮して適宜設計する。
【0058】
前記接続部563は基板に実装する部分であり、本実施例ではネジ止めにより接続(固定)されている。前記接続部563の形状・大きさは基板に固定(実装)できればよく、実装密度や実装強度や加工性等を考慮して適宜設計している。ネジ止め以外にディップタイプやSMTタイプであってもよい。