(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記複数のメッセージのそれぞれが、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)メッセージとLPP Extensions(LPPe)メッセージとのうちの一方である、請求項1に記載の方法。
前記ロケーション関連情報がセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL:Secure User Plane Location)メッセージの中で転送され、前記ロケーション関連情報が60000オクテットより大きい、請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、大量のデータ、たとえば支援データまたはロケーション情報を個別のメッセージ、たとえばLPP/LPPeメッセージの中で、モバイル端末120(UE、MS、SETなど、または一般に「ターゲット」と呼ばれることがある)とロケーションサーバ150(サーバと呼ばれることがある)との間で、モバイル端末120とサーバ150の両方に都合の良いレートで転送することができるネットワークアーキテクチャ100を示す。LPPプロトコルは、公に入手可能な3GPP技術仕様(TS)36.355に記載されている。LPPeはOMAで定義されており、組み合わされたLPP/LPPeメッセージのそれぞれが埋込み型LPPeメッセージを含有するLPPメッセージ(3GPP TS 36.355で定義される)であるようにLPPとの組合せで使用される。そのような組み合わされたメッセージのLPP部は、通常、限定されたサイズ(たとえば、一般的には高々数千オクテック)を有する一方で、組込み型LPPeメッセージは、メガバイトまで、さらにはそれを超えるサイズを有する可能性がある。
【0016】
本明細書で使用するモバイル端末は、サーバを用いて1つまたは複数のネットワークを介してワイヤレス通信が可能でかつ、OMAで定義されるセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションソリューション、およびLTEサービングネットワークと共に使用するための3GPPで定義される制御プレーンロケーションソリューションを限定されずに含み得るポジショニングおよびロケーションサービスをサポートする、デバイスである。SUPLロケーションソリューションは、公に入手可能なOMAによる文書、OMA−TS−ULP−V2_0−20110527−CおよびOMA−TS−ULP−V3_0−20110819−Dにおいて定義されている。LTEに対する制御プレーンロケーションソリューションは、公に入手可能な3GPP TS 23.271および3GPP TS 36.305において定義される。ロケーションサービス(LCS)は、ロケーションサーバ150にアクセスし、モバイル端末120のロケーションに対する要求を発してモバイル端末120に対するロケーション推定値をロケーションサーバ150から返信を受けるLCSクライアント160に代わって実行され得る。LCSクライアント160はまた、たとえば、ロケーションサーバ150とモバイル端末120とによって使用されるロケーションソリューションがSUPLであるときは、SUPLエージェントとしても知られる。モバイル端末120はまた、モバイル端末120内の何らかのポジショニング可能な機能に対してロケーション要求を発し、後でモバイル端末120に対するロケーション推定値の返信を受けることができる、LCSクライアントまたはSUPLエージェント(
図1に示さず)を含み得る。モバイル端末120内のLCSクライアントまたはSUPLエージェントは、モバイル端末120のユーザに対してロケーションサービスを実行することができ、たとえば、モバイル端末120の近辺においてナビゲーション案内を提供するかまたは興味のある所を識別する。
【0017】
簡単のために、
図1にはただ1つのモバイル端末120を示す。本明細書で使用するモバイル端末は、セルラーまたは他のワイヤレス通信デバイス、パーソナル通信システム(PCS)デバイス、パーソナルナビゲーションデバイス(PND)、個人情報マネージャ(PIM)、携帯情報端末(PDA)、ラップトップ、あるいはワイヤレス通信および/またはナビゲーション信号を受信することが可能な他の適切なモバイルデバイスなどのデバイスを指す。また、「モバイル端末」という用語は、衛星信号受信、支援データ受信、および/または位置に関係する処理が当該デバイスで発生するかパーソナルナビゲーションデバイス(PND)で発生するかにかかわらず、短距離ワイヤレス、赤外線、ワイヤライン接続、または他の接続などによってPNDと通信するデバイスを含むものとする。また、「移動局」は、インターネット、Wi−Fi(登録商標)、セルラーワイヤレスネットワーク、DSLネットワーク、パケットケーブルネットワーク、または他のネットワークなどを介してサーバとの通信が可能であり、衛星信号受信、支援データ受信、および/または位置に関係する処理が当該デバイスで発生するか、サーバで発生するか、またはネットワークに関連する別のデバイスで発生するかにかかわらず、ワイヤレスおよびワイヤライン通信デバイス、コンピュータ、ラップトップなどを含むすべてのデバイスを含むものとする。上記の任意の動作可能な組合せも「移動局」と見なされる。本明細書で使用するサーバ150は、SUPL Location Platform(SLP)、進化型サービングモバイルロケーションセンター(eSMLC)、サービングモバイルロケーションセンター(SMLC)、ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)、位置決定エンティティ(PDE)、スタンドアロンSMLC(SAS)、および/または同様のものであってよい。
【0018】
たとえば、LPP/LPPeなどのポジショニングプロトコルに組み入れられるような、ネットワークアーキテクチャ100によって使用される通信プロシージャは、モバイル端末120およびサーバ150によって実行されているロケーションおよび通信の活動などの他の活動との干渉を回避することを含めて、モバイル端末120およびサーバ150の輻輳を回避するために使用され得る。通信プロシージャは、任意の種類の支援データをモバイル端末120に転送するためにサーバ150によって使用されてよく、任意の種類のロケーションデータをサーバ150に転送するためにモバイル端末120によって使用されてよく、送信請求型と非送信請求型の両方の転送に適用される。通信プロシージャは、大量のデータが、場合によっては基礎となるトランスポートプロトコルまたはロケーションプロトコル使用して転送するには大きすぎるメッセージを生じるときに、データを転送するために使用され得る。たとえば、SUPLに対する最大のメッセージサイズは、65335オクテット未満に制限される。60000オクテットより大きく、より具体的には65335オクテットより大きく、かつSUPLメッセージ内で転送されるべきLPP/LPPeメッセージに対して、本通信プロシージャによるセグメント化されたデータ転送が使用され得る。通信は、LPPにおいて定義された、LPP高信頼トランスポート機能を活用する。
【0019】
図1に示すように、モバイル端末120は、第1のネットワーク130と第2のネットワーク132とを介してサーバ150と通信することができ、サーバ150は第2のネットワーク132に接続されている。モバイル端末120は、第1のネットワーク130に関連する第1の無線アクセスネットワーク(RAN)140を介して第1のネットワーク130と通信する。第1のネットワーク130を介するサーバ150との通信が中断される場合(たとえば、モバイル端末120が無線の接続性を失う場合)、サーバ150との通信は、同じネットワーク130を介するか、または異なるネットワーク、たとえば破線143で示す第2のRAN 142を介する第3のネットワーク134を介するかのいずれかで再確立され得る。
【0020】
モバイル端末120は、位置決定に使用され得るRAN 140および142からの信号を受信して測定することができる。140および142のワイヤレス通信ネットワークRAN 140および142は、ワイヤレス広域ネットワーク(WWAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)などであってよい。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。WWANは、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時間分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ネットワーク、Long Term Evolution(LTE)、WiMaxなどであってよい。CDMAネットワークは、cdma2000、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))などの1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)を実装することができる。cdma2000は、IS−95標準、IS−2000標準、およびIS−856標準を含む。TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))、Digital Advanced Mobile Phone System(D−AMPS)、または何らかの他のRATを実装することができる。GSM、W−CDMAおよびLTEは、3GPPによる文書に記載されている。cdma2000は、「3rd Generation Partnership Project2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。3GPPおよび3GPP2の文書は公に入手可能である。WLANは、IEEE802.11xネットワークでよく、WPANは、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、IEEE802.15xネットワーク、または他の何らかの種類のネットワークであってもよい。本技法はまた、WWAN、WLAN、および/またはWPANの任意の組合せに関して実装され得る。たとえば、RAN1 140は、たとえば、進化型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)(LTE)ネットワーク、W−CDMA UTRANネットワーク、GSM/EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)、1xRTTネットワーク、エボリューションデータ最適化(EvDO)ネットワーク、WiMaxネットワーク、またはWLANであってよく、RAN2 142はRAN1 140と異なる上記のネットワークのうちの1つであってよい。
【0021】
いくつかの場合(
図1に示さず)において、第1のネットワーク130と第2のネットワーク132、および/または第2のネットワーク132と第3のネットワーク134は同じネットワークであってよい。いくつかの場合(
図1に示さず)において、第1、第2および第3のネットワーク130、132および134のうちの1つまたは複数は、ワイヤラインネットワーク(たとえば、DSL、パケットケーブル)であってもよいし、ワイヤレス(たとえば、WiFi(登録商標))ローカルアクセスを備えたワイヤラインネットワークであってもよい。
【0022】
モバイル端末120はまた、衛星測位システム(SPS)の一部である1つまたは複数の地球周回軌道衛星ビークル(SV)180からの信号を受信し得る。たとえば、SVは、全地球測位システム(GPS)、Galileo、GlonassまたはCompassなど、Global Navigation Satellite System(GNSS)の集まりの中にあってよい。いくつかの態様によれば、本明細書で提示する技法は、SPSのためのグローバルシステム(たとえば、GNSS)に制限されない。たとえば、本明細書で提供する技法は、たとえば、日本のQuasi−Zenith Satellite System(QZSS)、インドのIndian Regional Navigational Satellite System(IRNSS)、中国のBeidouもしくはCompassなどの様々な領域システム、ならびに/あるいは1つまたは複数のグローバルおよび/または領域ナビゲーション衛星システムに関連付けられるかまたは場合によってはそれらのシステムとともに使用することを可能にされた様々なオーグメンテーションシステム(たとえば、Satellite Based Augmentation System(SBAS))に適用すること、または場合によってはそれらのシステムにおいて使用することが可能である。限定ではなく例として、SBASは、たとえば、Wide Area Augmentation System(WAAS)、European Geostationary Navigation Overlay Service(EGNOS)、Multi−functional Satellite Augmentation System(MSAS)、GPS Aided Geo Augmented NavigationまたはGPSおよびGeo Augmented Navigationシステム(GAGAN)など、完全性情報、差分補正などを行う(1つまたは複数の)オーグメンテーションシステムを含むことができる。したがって、本明細書で使用するSPSは、1つまたは複数のグローバルナビゲーション衛星システムおよび/または領域ナビゲーション衛星システム、ならびに/あるいはグローバルオーグメンテーションシステムおよび/または領域オーグメンテーションシステムの任意の組合せを含むことができ、SPS信号は、SPS信号、SPS様の信号、および/またはそのような1つまたは複数のSPSに関連する他の信号を含み得る。
【0023】
モバイル端末120は、SV 180ならびに/あるいは第1および第3のネットワーク130および134と関連するRAN 140、142からの信号を測定し得、衛星に対する擬似距離測定値とRAN 140、142からのネットワーク測定値とを取得し得る。擬似距離測定値および/またはネットワーク測定値は、モバイル端末120の位置推定値を導出するために使用され得る。サーバ150は、支援データなどのロケーション関連情報をモバイル端末120に与えるために使用され得、モバイル端末120は、SV 180およびRAN 140、142からの信号を取得して測定すること、および/またはこれらの測定値から位置推定値を導出することを支援するために使用され得る。加えて、モバイル端末120は、推定された位置またはロケーションの測定値(たとえば、1つまたは複数のGNSSからの衛星測定値、または1つまたは複数のネットワークからのネットワーク測定値など)などのロケーション関連情報をサーバ150に与え得る。データ転送が大きくて、セグメント化されたデータ転送が必要な場合、モバイル端末120が、ネットワーク130から第3のネットワーク134に切り替えるとき、またはネットワーク130との通信を失い、次いで再確立するとき、またはサーバ150が一時的な通信障害を被ったときに、データ転送が中断されることがある。したがって、セグメント化されたデータ転送は、サーバ150との接続が再確立された後で再開される。
【0024】
図2は、サーバ150からターゲット120に接続を使用して支援データを転送することと、適用可能な場合に、全データ転送の間確立されたままのターゲット120とサーバ150との間のロケーションセッションとをサポートする基本的プロシージャのメッセージフローを示す。例として、メッセージフローは、LPP/LPPeポジショニングプロトコルメッセージとして記載しているが、必要な場合、他の種類のメッセージが使用されてよいことを理解されたい。
【0025】
ステップ1では、ターゲット120のセグメント化された支援データ転送機能を含むLPP/LPPe機能がサーバ150に知られていない場合、サーバ150は、説明した実施形態のいくつかの態様において、RequestCapabilitiesメッセージをターゲット120に送信し得る。RequestCapabilitiesメッセージは、他のパラメータの中でも、支援データのセグメント化された転送をサポートするためのターゲット120の機能を要求する、SegmentedAssistanceData_ReqCapabilitiesパラメータを含む。ターゲット120は、メッセージフローのステップ2で、ProvideCapabilitiesメッセージがサーバ150に送信されることで応答し得る。説明した実施形態のいくつかの態様では、ステップ1においてRequestCapabilitiesメッセージが送信されることがない場合に、ステップ2において、ProvideCapabilitiesメッセージが、送信請求されることなくターゲット120によって与えられてよい。別の実施形態では、ステップ2におけるProvideCapabilitiesメッセージは、代わりに、ターゲット120によって後でステップ3で送信される、支援データの要求に関連して送信されてもよい。ProvideCapabilitiesメッセージは、他のパラメータの中でも、ターゲット120による支援データのセグメント化された転送のサポートを示すために、SegmentedAssistanceData_ProvideCapabilitiesパラメータを含む。SegmentedAssistanceData_ProvideCapabilitiesパラメータは、以下の:サーバ150によって支援データがセグメント化されるべき個別のLPPメッセージの最大数を示すmaxSegmentsと;ターゲット120によってサポートされた、たとえば1024の倍数に端数処理した後たとえば1024オクテットの倍数にセグメント化された転送に対して、転送されるすべての支援データの全サイズの最大を示すmaxSizeと;単一のLPPメッセージにおいてすべての支援データを送信することに優先して、そのサイズに対して、セグメント化されたデータ転送がサーバ150によって使用されるべき、すべての支援データの全サイズの最小を示すminSizeと;ターゲット120が、以下に論じる再開機能を用いてセグメント化された転送をサポートできるかどうかを示すresumeとのうちの1つまたは複数を含む複数のフィールドを含み得る。
【0026】
ステップ1および2に類似するが反対方向のメッセージ転送を有するステップが、支援データのセグメント化された転送をサポートするために、サーバ150の機能をターゲット120に転送するために、ステップ1および2に代わって、またはステップ1および2に加えて実行されてよい。これらのステップは、
図2には示さず、使用する場合、反転しているLPPeモードを活用してよく、それによりターゲット120は、サーバ150から機能を要求して受信することが可能になる。
【0027】
メッセージフローのステップ3では、ターゲット120は、場合によっては、トランザクション識別子(ID)Tを有する新しいトランザクションの一部として、支援データのLPP要求をサーバ150に送信する。ターゲット120は、要求された特定の支援データ(たとえば、GNSS支援データ、マップデータなど)を指定し得、支援データをセグメント化された形態で転送するための選択を含んでも含まなくてもよい。支援データをセグメント化された形態で転送するための選択を含むことは、これをサポートするためのサーバ150の機能についてのターゲット120による知識(たとえば、ステップ3に先立ってサーバ150のLPP/LPPe機能がターゲット120に転送されたときに取得される)に基づくことができる。セグメント化された転送に対する要求の存在または不在が、説明する実施形態のいくつかの態様においてサーバ150によって無視されてよく、たとえば、サーバ150は、ターゲット120がこのセグメント化された転送を要求しないときにセグメント化された転送を使用することを選択してもよい。いくつかの実施形態では、ステップ3は行われないことがあり、サーバ150は、たとえば
図2に示していない、前にサーバ150によってターゲット120に送信されたロケーション情報の要求をサポートするためにターゲット120を支援するために、送信請求されることなく後続のステップにおいて支援データをターゲット120に送信することを決定することができる。
【0028】
メッセージフローのステップ4では、サーバ150は、ターゲット120に転送されるべき支援データを取得し、次いでn個の部分に分割する。ステップ3が実行された場合、支援データは、通常、ターゲット120によって要求され、サーバ150が利用可能なすべてのものを備える。支援データの各部分は、十分に構成されたLPP/LPPe Provide Assistance Dataメッセージまたは他の適切な種類のメッセージ(すなわち、任意の他のメッセージから独立に復号され解釈され得るメッセージ)で転送され得るべきである。LPPまたはLPPeにおける構造化されていないオクテットストリングとして定義されたパラメータに属する支援データは、連続したメッセージがすべて受信されると、ターゲット120によって、連結された異なる部分を有する連続したメッセージの間で単一のオクテットストリングに分割され得る。いくつかの支援データは、2つ以上の個別のメッセージの中で複製されてよく、たとえば、異なるメッセージの中で転送される支援データの部分が同じ必須パラメータを伴う必要がある場合、これらの同じ必須パラメータが個別のメッセージの中で送信され、したがって複製される。その場合、説明する実施形態の一態様では、同じ必須パラメータのすべての出現は、同一のデータを含有し得る。説明する実施形態のいくつかの態様では、2つ以上のセグメントの中に出現する随意のパラメータは、出現ごとに同じ値を含んでよく、または1回だけの出現において含まれてよい。他の支援データが、同じパラメータを搬送するが異なるデータを有する異なるメッセージ、たとえば、異なるGNSS SVに関連する支援データに分割される必要があり得る。サーバ150は、高信頼トランスポートシーケンス番号S1を搬送するLPPメッセージの中で、支援データの第1の部分を送信する。高信頼トランスポートシーケンス番号パラメータは、3GPP TS 36.355で定義されるLPPメッセージの高信頼トランスポートをサポートするために使用される、同じシーケンス番号パラメータであってよい。メッセージは、ステップ3が発生し、トランザクションTが終了したことを示さない場合は、ステップ3と同じトランザクションID Tを含む。メッセージは、LPP高信頼トランスポート確認応答を要求する。支援データをセグメント化された形態でターゲット120に転送することがサーバ150によって決定されることは、ステップ3が発生する場合はステップ3における特定の選択に部分的に基づくか、またはこのセグメント化された形態の転送をサポートするためのターゲット120の機能についての、サーバ150による知識(たとえば、ステップ2でターゲット120のLPP/LPPe機能がサーバ150に転送されたときに取得される)に基づくことができる。この決定における別の要因は、すべての支援データの全サイズが大きいことであり得る。
【0029】
メッセージフローのステップ5では、トランザクションTが終了していないというステップ4での表示によって、ターゲット120は、支援データがLPPメッセージのシーケンスの中で転送されることを認識する。ターゲット120は、LPP高信頼トランスポート確認応答(説明する実施形態の一態様において通常のLPPメッセージにピギーバックされない)を返答することによって、ステップ4におけるメッセージの受信を確認応答する。LPP高信頼トランスポート確認応答メッセージは、LPP高信頼トランスポートをサポートするために3GPP TS 36.355において定義される同じ確認応答メッセージであってよく、確認応答されているトランザクションID TとシーケンスS1とを含有する小さいメッセージであってよい。ターゲット120は、メッセージフローを制御するためにLPP確認応答を使用し得、たとえば、ターゲット120が次のメッセージ(ステップ6で送信される)を受信する用意ができるまで、ターゲット120は、確認応答をサーバ150に送信するのを遅延し得る。LPP確認応答は、ステップ4におけるメッセージの受信を確認し得るだけであり、メッセージが正しかったこと(たとえば、復号可能であったこと)を必ずしも確認しない。
【0030】
メッセージフローのステップ6では、ステップ5で確認応答を受信した後、サーバ150は、S1と異なってよい新しいシーケンス番号S2を搬送するLPPメッセージの中で支援データの第2の部分を送信し、確認応答を要求する。サーバ150がステップ5で、タイムアウト期間後に確認応答を受信しない場合、サーバ150は、たとえば、3GPP
TS 36.355におけるLPP高信頼トランスポートをサポートするために説明したように、ステップ4においてLPPメッセージを再送信し得る。ターゲット120は、ステップ4において元の送信が正しく受信された場合、ステップ4におけるメッセージの再送信など、複製のLPPメッセージを破棄するが、説明する実施形態のいくつかの態様において、確認応答をサーバ150になお返答することもある。再送信は、同じシーケンス番号の使用によって、たとえば、ステップ4におけるメッセージの再送信に対してシーケンス番号S1を使用することによって、認識され得る。
【0031】
メッセージフローのステップ7では、ターゲット120は、ステップ6におけるメッセージの受信を、LPP確認応答とともに確認応答する。
【0032】
メッセージフローのステップ8では、ステップ6および7を繰り返すことによって、シーケンス番号S3〜Sn−1(それぞれ異なってよく、たとえばシーケンスのサイズを法として単調に増加する)を有するLPPメッセージの中に含有される支援データをサーバ150が転送し、ターゲット120がそれに対して確認応答する。転送中の任意の時点において、いずれかの端部は、他方の端部にたとえばLPP Abortメッセージを送信することによって転送を中断し得る。ターゲット120がサーバ150から受信されたLPPメッセージの中にエラーを検出した場合、ターゲット120は、エラーを示すLPP
Errorメッセージを返答し得、そのことで同様に転送が終端され得る。
【0033】
メッセージフローのステップ9では、サーバ150は、シーケンス番号Snを有するLPPメッセージの中の支援データの最後の(n番目の)部分を転送し、確認応答を要求する。サーバ150はまた、このメッセージがトランザクションTを終了することの表示を含む。
【0034】
メッセージフローのステップ10では、ターゲット120は、ステップ9におけるメッセージを確認応答する。
【0035】
図2では、いずれかの端部、すなわちターゲット120またはサーバ150が、LPPメッセージのフローのレートを制御し得る。サーバ150は、ターゲット120から確認応答を受信した後、後続のLPPメッセージの送信を遅延することによってフローを制御し得る。たとえば、サーバ150は、ステップ5で確認応答を受信した後、ステップ6でLPPメッセージを送信するのを遅延し得る。加えて、セグメンテーションの決定、たとえばセグメンテーションの数およびセグメンテーションのサイズは、事前に静的に作られるばかりでなく、オンザフライでも作られ得るので、サーバ150は、メッセージサイズを動的に制御することによってフローを制御することができる。ターゲット120は、確認応答の返答を遅延することによってフローを制御し得、そのことが、サーバ150に後続のLPPメッセージを送信するのを遅延させることを強制し、たとえば、ターゲット120は、ステップ6でLPPメッセージを受信した後、ステップ7で確認応答を送信するのを遅延することができる。サーバ150は、一定のタイムアウト期間の後、確認応答されなかったLPPメッセージを再送信することができ、したがってターゲット120は、不要な再送信を回避するために確認応答における遅延を制限することができる。代替として、ターゲット120は、延長された期間だけ確認応答を遅延するために、不要な再送信を許容することができるが、延長された期間は、追加の不要な再送信を要し、さらにサーバ150が転送を中断するほど長くないことが必要である。
【0036】
図3は、
図2に示すものに類似するが、再開機能を有するメッセージフローを示し、それにより、ターゲット120とサーバ150との間の接続および/またはセッションが、転送が完了する前に解除され、後で再確立されるときでさえ、セグメント化された支援データ転送は成功し得る。
【0037】
ステップ2ではターゲット120が、再開機能を用いた支援データのセグメント化された転送をサポートし得ることをサーバ150に対して表示し得ることを除いて、
図3のメッセージフローにおけるステップ1およびステップ2は、
図2に示すステップ1およびステップ2と同じである。メッセージフローのステップ3では、ターゲット120は、トランザクションID Tを有する新しいトランザクションの一部として、支援データのLPP要求をサーバ150に随意に送信する。ターゲット120は、支援データを再開機能を用いてセグメント化された形態で転送するための選択を含み得る。再開機能を用いて支援データをセグメント化された形態で転送するための選択を含むことは、このセグメント化された形態での転送をサポートするためのサーバ150の機能についてのターゲット120による知識(たとえば、ステップ3に先立ってサーバ150のLPP/LPPe機能がターゲット120に転送された場合に取得される)に基づくことができる。
【0038】
サーバ150が、再開機能を用いた支援データのセグメント化された転送を使用することを決定し、このセグメント化された転送をサポートするために、すべての転送に対して一意のセッションID Sを割り当て、このIDが支援データの第1のセグメントであることの表示とともに、このIDを第1のLPP Provide Assistance
Dataメッセージの中に含むこと以外は、メッセージフローのステップ4は
図2のメッセージフローにおけるステップ4と同じであり得る。支援データを、再開機能を用いてセグメント化された形態でターゲット120に転送することがサーバ150によって決定されることは、ステップ3が発生する場合はステップ3における特定の選択に基づくことができるか、またはこのセグメント化された形態の転送をサポートするためのターゲット120の機能についての、サーバ150による知識(たとえば、ステップ2でターゲット120のLPP/LPPe機能がサーバ150に転送された場合に取得される)に基づくことができる。支援データをセグメント化された形態で転送することを決定することに対する他の要因は、たとえば、支援データのサイズと、接続帯域幅と、予想される接続の信頼性と、データを制御された方式で受信するためのターゲット120の知られている機能と、転送の初期における支援データの一部だけの利用可能性および後の転送中の残りの支援データの利用可能性と、すべてのデータを高いレートで送信するのではなくデータをより低いレートでより長期間にわたって(たとえば、ネットワークの輻輳を回避するように)送信するための選択とであってよい。
【0039】
メッセージフローのステップ5は、
図2のステップ5と同じである。
【0040】
メッセージフローのステップ6では、サーバ150は、より多くの支援データをターゲット120に送信し続け、ターゲットは、
図2に対して説明したように受信を確認応答する。サーバ150は、後続のProvide Assistance DataメッセージのそれぞれにおいてセッションID Sを含み得、セグメント番号、たとえばセグメント2〜i−1を含む。再送信が発生する場合、メッセージのコンテンツは、第1の送信(シーケンス番号とセグメント番号とを含む)に対するものと同じままである。
【0041】
メッセージフローのステップ7では、ターゲット120とサーバ150との間の接続(たとえば、セキュアIP接続)および/またはセッション(たとえば、SUPLセッション)が解除されるかまたは早期に機能しなくなる。接続および/セッションは、たとえば支援データ転送を完了するためまたは他の理由のために、後で再確立される。
【0042】
メッセージフローのステップ8では、ターゲット120は、セッションおよび/または接続が回復したことを認識し、セッションID Sと次に予想されるLPP Provide Assistance Dataメッセージのセグメント番号iとを含有するLPP Request Assistance Dataメッセージをサーバ150に送信する。メッセージは、他の支援データの要求を含有しなくてもよい。このメッセージに対するトランザクションID Uは、前のトランザクションID Tと同じである必要はない。
【0043】
メッセージフローのステップ9では、ステップ8で受信されたメッセージは、セッションID Sを含むために、ステップ3またはステップ4で開始された支援データの転送に関連することを、サーバ150は認識する。次いで、サーバ150は、トランザクションID Uと、シーケンス番号Siと、セッションID Sと、これがi番目のセグメントであることの表示とを搬送するLPP Provide Assistance Dataメッセージの中の支援データのi番目の部分を送信することによって、ステップ7で中断された支援データ転送を再開する。メッセージはまた、確認応答を要求する。たとえば、ターゲット120が、接続および/またはセッションが同じサーバ150に対して回復していることに気づかないために、サーバ150がステップ8で要求を受信しない場合、サーバ150は、送信請求されることなく支援転送を再開することができる。転送の再開が送信請求されないとき、サーバ150は、ステップ7より前にメッセージi−1が確認応答されている場合はLPPメッセージiを送信し、またはステップ7より前にi−1に対する確認応答がサーバ150に届いていない場合はメッセージi−1を再送信することによって開始する。サーバ150が、たとえば、ステップ7の間の長いタイムアウト期間によって転送を中断した場合、サーバ150は、ステップ8でメッセージを受信した後、次の支援データセグメントの代わりにLPP Errorメッセージを返答し得、残りのステップは割愛される。ステップ8と9とが並列に発生する場合、サーバ150は、ステップ8に対してLPP Errorを返答し得、ターゲット120は、ステップ9から継続する。
【0044】
メッセージフローのステップ10では、ターゲット120は、ステップ9でメッセージに対する確認応答を返答し、このメッセージがステップ7の直前にすでに受信されていた場合、メッセージを破棄する。ターゲット120が、たとえば、ステップ7における長いタイムアウト期間によって転送を中断した場合、ターゲット120は、ステップ9でメッセージを受信した後、代わりに、LPP Errorメッセージをサーバ150に返答し得、残りのステップは割愛される。
【0045】
メッセージフローのステップ11では、サーバ150は、セグメントi+1〜n−1をターゲット120に転送し、サーバ150は、
図2で説明したように各メッセージの受信を確認応答する。
【0046】
メッセージフローのステップ12は、サーバ150がセッションID Sとセグメント番号nとを含み得る以外は、
図2におけるステップ9と同様である。
【0047】
メッセージフローのステップ13では、ターゲット120は、ステップ12におけるメッセージを確認応答する。
【0048】
図3における両端によるフロー制御のサポートは、
図2に対して説明したものと同じであってよい。
【0049】
図4は、接続を使用してターゲット120からサーバ150にロケーション情報を転送することと、適用可能な場合に、全データ転送の間確立されたままの、ターゲット120とサーバ150との間のロケーションセッションとをサポートする基本的プロシージャのメッセージフローを示す。例として、メッセージフローは、LPP/LPPeメッセージとして記載しているが、必要な場合、他の種類のメッセージが使用されてよいことを理解されたい。
【0050】
ターゲット120のセグメント化されたロケーション情報転送機能を含むLPP/LPPe機能がサーバ150に知られていない場合、説明した実施形態のいくつかの態様において、サーバ150はRequestCapabilitiesメッセージをメッセージフローのステップ1においてターゲット120に送信し得る。RequestCapabilitiesメッセージは、他のパラメータの中でも、ロケーション情報のセグメント化された転送をサポートするためにターゲット120の機能を要求する、SegmentedLocationInformation_ReqCapabilitiesパラメータを含む。ターゲット120は、メッセージフローのステップ2で、ProvideCapabilitiesメッセージがサーバ150に送信されることで応答し得る。説明した実施形態のいくつかの態様では、ステップ1におけるRequestCapabilitiesメッセージが送信されることがない場合に、ステップ2において、ProvideCapabilitiesメッセージが、送信請求されることなくターゲット120によって与えられてよい。ProvideCapabilitiesメッセージは、他のパラメータの中でも、ロケーション情報のセグメント化された転送のサポートを示すためのSegmentedLocationInformation_ProvideCapabsパラメータを含み得る。SegmentedLocationInformation_ProvideCapabsパラメータは、以下の:ターゲット120によってロケーション情報がセグメント化され得る個別のLPPメッセージの最大数を示すmaxSegmentsと;ターゲット120によってサポートされた、たとえば1024の倍数に端数処理した後たとえば1024オクテットの倍数にセグメント化された転送に対して、転送され得るすべてのロケーション情報の全サイズの最大を示すmaxSizeと;単一のLPPメッセージにおいてすべてのロケーション情報を送信することに優先して、そのサイズに対して、セグメント化されたロケーション情報転送がターゲット120によって選択される、すべてのロケーション情報の全サイズの最小を示すminSizeと;ターゲット120が、以下に論じる再開機能を用いてセグメント化された転送をサポートできるかどうかを示すresumeとのうちの1つまたは複数含む複数のフィールドを含み得る。
【0051】
ステップ1および2に類似するが反対方向のメッセージ転送を有するステップが、ロケーション情報のセグメント化された転送をサポートするために、サーバ150の機能をターゲット120に転送するために、ステップ1および2に代わって、またはステップ1および2に加えて実行されてよい。これらのステップは、
図4には示さず、使用する場合、反転しているLPPeモードを活用してよく、それによりターゲット120は、サーバ150から機能を要求して受信することが可能になる。
【0052】
メッセージフローのステップ3では、サーバ150は、場合によっては、トランザクション識別子(ID)Tを有する新しいトランザクションの一部として、ロケーション情報のLPP要求をターゲット120に送信する。サーバ150は、要求された特定のロケーション情報(たとえば、GNSS測定値、WiFi測定値、ロケーション推定値など)を指定し得、ロケーション情報をセグメント化された形態で転送するための選択を含んでも含まなくてもよい。ロケーション情報をセグメント化された形態で転送するための選択を含むことは、このセグメント化された形態での転送をサポートするためのターゲット120の機能についてのサーバ150による知識(たとえば、ステップ2においてターゲット120のLPP/LPPe機能がサーバ150に転送されたときに取得される)に基づくことができる。セグメント化された転送の要求の存在または不在が、説明する実施形態のいくつかの態様においてターゲット120によって無視されてよく、たとえば、ターゲット120は、サーバ150がこのセグメント化された転送を要求しないときにセグメント化された転送を使用することを選択してもよい。いくつかの実施形態では、ステップ3は行われないことがあり、ターゲット120は、たとえば、サーバ150がターゲット120に対するロケーション推定値を得ることを支援するため、および/またはサーバ150がターゲット120に送信するために適切な支援データを選択することを支援するために、送信請求されることなく後続のステップにおいてロケーション情報をサーバ150に送信することを決定し得る。
【0053】
メッセージフローのステップ4では、ターゲット120は、サーバ150に転送されるべきロケーション情報を取得し、次いでn個の部分に分割する。ステップ3が実行された場合、ロケーション情報は、通常、サーバ150によって要求され、ターゲット120が利用可能であるかまたはターゲット120によって得られ得るすべてのものを備える。ロケーション情報の各部分は、十分に構成されたLPP/LPPe Provide Location informationメッセージまたは他の適切な種類のメッセージ(すなわち、任意の他のメッセージから独立に復号され解釈され得るメッセージ)で転送され得るべきである。LPPまたはLPPeにおける構造化されていないオクテットストリングとして定義されたパラメータに属するロケーション情報は、連続したメッセージがすべて受信されると、サーバ150によって、連結された異なる部分を有する連続したメッセージの間で単一のオクテットストリングに分割され得る。いくつかのロケーション情報は、2つ以上の個別のメッセージに複製されてよく、たとえば、異なるメッセージの中で転送されるロケーション情報の部分が同じ必須パラメータを伴う必要がある場合、これらの同じ必須パラメータが個別のメッセージの中で送信され、したがって複製される。その場合、説明する実施形態の一態様では、同じ必須パラメータのすべての出現は、同一のデータを含有し得る。説明する実施形態のいくつかの態様では、2つ以上のセグメントの中に出現する随意のパラメータは、出現ごとに同じ値を含んでよく、または1回だけの出現において含まれてよい。他のロケーション情報が、同じパラメータを搬送するが異なるデータを有する異なるメッセージ、たとえば、異なるGNSS SV、異なるGNSS、または異なるネットワークなどに関連するロケーション情報に分割される必要があり得る。ターゲット120は、高信頼トランスポートシーケンス番号S1を搬送するLPPメッセージの中で、ロケーション情報の第1の部分を送信する。高信頼トランスポートシーケンス番号パラメータは、3GPP TS 36.355で定義されるLPPメッセージの高信頼トランスポートをサポートするために使用される、同じシーケンス番号パラメータであってよい。メッセージは、ステップ3が発生し、トランザクションTが終了したことを示さない場合は、ステップ3と同じトランザクションID Tを含む。メッセージは、LPP高信頼トランスポート確認応答を要求する。ロケーション情報をセグメント化された形態でサーバ150に転送することがターゲット120によって決定されることは、ステップ3が発生する場合はステップ3における特定の選択に部分的に基づくか、またはこのセグメント化された形態の転送をサポートするためのサーバ150の機能についてのターゲット120による知識(たとえば、ステップ4の前にサーバ150のLPP/LPPe機能がターゲット120に転送されたときに取得される)に基づくことができる。ロケーションデータをセグメント化された形態で転送することを決定することに対する他の要因は、たとえば、ロケーションデータのサイズと、接続帯域幅と、予想される接続の信頼性と、データを制御された方式で受信するためのサーバ150の知られている機能と、転送の初期におけるロケーションデータの一部だけの利用可能性および後の転送中の残りのロケーションデータの利用可能性と、すべてのデータを高いレートで送信するのではなくデータをより低いレートでより長期間にわたって(たとえば、ネットワークの輻輳を回避するように)送信するための選択とであってよい。
【0054】
メッセージフローのステップ5では、トランザクションTが終了していないというステップ4での表示によって、サーバ150は、ロケーション情報がLPPメッセージのシーケンスの中で転送されることを認識する。サーバ150は、LPP高信頼トランスポート確認応答(説明する実施形態の一態様において通常のLPPメッセージにピギーバックされない)を返答することによって、ステップ4におけるメッセージの受信を確認応答する。LPP高信頼トランスポート確認応答メッセージは、LPP高信頼トランスポートをサポートするための3GPP TS 36.355において定義される同じ確認応答メッセージであってよく、確認応答されているトランザクションID TとシーケンスS1とを含有する小さいメッセージであってよい。サーバ150は、メッセージフローを制御するためにLPP確認応答を使用し得、たとえば、サーバ150が次のメッセージ(ステップ6で送信される)を受信する用意ができるまで、サーバ150は、確認応答をターゲット120に送信するのを遅延し得る。LPP確認応答は、ステップ4におけるメッセージの受信を確認し得るだけであり、メッセージが正しかったこと(たとえば、復号可能であったこと)を必ずしも確認しない。
【0055】
メッセージフローのステップ6では、ステップ5で確認応答を受信した後、ターゲット120は、好ましい実施形態ではS1と異なるべき新しいシーケンス番号S2を搬送するLPPメッセージの中でロケーション情報の第2の部分を送信し、確認応答を要求する。ターゲット120がステップ5で、タイムアウト期間後に確認応答を受信しない場合、ターゲット120は3GPP TS 36.355におけるLPP高信頼トランスポートをサポートするために説明したようなステップ4におけるLPPメッセージを再送信し得る。サーバ150は、ステップ4における元の送信が正しく受信された場合、ステップ4におけるメッセージの再送信など、複製のLPPメッセージを破棄するが、説明する実施形態のいくつかの態様において、確認応答をターゲット120になお返答することもある。再送信は、同じシーケンス番号の使用によって、たとえば、ステップ4におけるメッセージの再送信に対してシーケンス番号S1を使用することによって、認識され得る。
【0056】
メッセージフローのステップ7では、サーバ150は、ステップ6におけるメッセージの受信を、LPP確認応答とともに確認応答する。
【0057】
メッセージフローのステップ8では、ステップ6および7を繰り返すことによって、シーケンス番号S3〜Sn−1(それぞれ異なってよく、たとえばシーケンスのサイズを法として単調に増加する)を有するLPPメッセージの中に含有されるロケーション情報を、ターゲット120が転送し、サーバ150が確認応答する。転送中の任意の時点において、いずれかの端部は、他方の端部にたとえばLPP Abortメッセージを送信することによって転送を中断し得る。サーバ150がターゲット120から受信したLPPメッセージの中にエラーを検出すると、サーバ150は、エラーを示すLPP Errorメッセージを返答し得、そのことで同様に転送が終端され得る。
【0058】
メッセージフローのステップ9では、ターゲット120は、シーケンス番号Snを有するLPPメッセージでの中でロケーション情報の最後の(n番目の)部分を転送し、確認応答を要求する。ターゲット120はまた、このメッセージがトランザクションTを終了することの表示を含む。
【0059】
メッセージフローのステップ10では、サーバ150は、ステップ9におけるメッセージを確認応答する。
【0060】
図4では、いずれかの端部、すなわちターゲット120またはサーバ150が、LPPメッセージのフローのレートを制御し得る。ターゲット120は、サーバ150から確認応答を受信した後、後続のLPPメッセージの送信を遅延することによってフローを制御し得る。たとえば、ターゲット120は、ステップ5で確認応答を受信した後、ステップ6でLPPメッセージを送信するのを遅延し得る。加えて、セグメンテーションの決定、たとえばセグメンテーションの数およびセグメンテーションのサイズは、事前に静的に作られるばかりでなく、オンザフライでも作られ得るので、ターゲット120は、メッセージサイズを動的に制御することによってフローを制御することができる。サーバ150は、確認応答の返答を遅延することによってフローを制御することができ、それにより、ターゲット120に後続のLPPメッセージを送信するのを遅延させ、たとえば、サーバ150は、ステップ6でLPPメッセージを受信した後、ステップ7で確認応答を送信するのを遅延することができる。ターゲット120は、一定のタイムアウト期間の後、確認応答されなかったLPPメッセージを再送信することができ、したがってサーバ150は、不要な再送信を回避するために確認応答における遅延を制限することができる。代替として、サーバ150は、延長された期間だけ確認応答を遅延するために不要な再送信を許容することができるが、延長された期間は、追加の不要な再送信を要し、さらにターゲット120が転送を中断するほど長くないことが必要である。
【0061】
図5は、
図4に示すものに類似するが、再開機能を有するメッセージフローを示し、それにより、ターゲット120とサーバ150との間の接続および/またはセッションが、転送が完了する前に解除され、後で再確立されるときでさえ、セグメント化されたロケーション情報転送は成功し得る。
【0062】
ステップ2ではターゲット120が、再開機能を用いたロケーション情報のセグメント化された転送をサポートし得ることをサーバ150に対して表示し得ることをサーバ150に表示し得ることを除いて、
図5のメッセージフローにおけるステップ1およびステップ2は、
図4に示すステップ1およびステップ2と同じである。メッセージフローのステップ3では、サーバ150は、トランザクションID Tを有する新しいトランザクションの一部として、ロケーション情報のLPP要求をターゲット120に随意に送信する。サーバ150は、再開機能を用いてロケーション情報をセグメント化された形態で転送するための選択を含み得る。再開機能を用いてロケーション情報をセグメント化された形態で転送するための選択を含むことは、このセグメント化された形態での転送をサポートするためのターゲット120の機能についてのサーバ150による知識(たとえば、ステップ2においてターゲット120のLPP/LPPe機能がサーバ150に転送されたときに取得される)に基づくことができる。
【0063】
ターゲット120が、再開機能を用いたロケーション情報のセグメント化された転送を使用することを決定し、このセグメント化された転送をサポートするためにすべての転送に対して一意のセッションID Sを割り当て、このIDを第1のLPP Provide Location informationメッセージの中に、このメッセージがロケーション情報の第1のセグメントであることの表示とともに含めること以外は、メッセージフローのステップ4は
図4のメッセージフローにおけるステップ4と同じであり得る。再開機能を用いてロケーション情報をセグメント化された形態でサーバ150に転送することがターゲット120によって決定されることは、ステップ3が発生する場合はステップ3における特定の選択に基づくことができるか、またはこのセグメント化された形態の転送をサポートするためのサーバ150の機能についてのターゲット120による知識(たとえば、ステップ4の前にサーバ150のLPP/LPPe機能がターゲット120に転送されたときに取得される)に基づくことができる。この決定における別の要因は、すべてのロケーション情報の全サイズが大きいことであり得る。
【0064】
メッセージフローのステップ5は、
図4のステップ5と同じである。
【0065】
メッセージフローのステップ6では、ターゲット120は、より多くのロケーション情報をサーバ150に送信し続け、サーバ120は、
図4で説明したように受信を確認応答する。ターゲット120は、後続のProvide Location Informationメッセージのそれぞれの中にセッションID Sを含み得、セグメント番号、たとえばセグメント2〜i−1を含む。再送信が発生する場合、メッセージのコンテンツは、第1の送信(シーケンス番号とセグメント番号とを含む)に対するものと同じままである。
【0066】
ステップ7では、サーバ150とターゲット120との間の接続(たとえば、セキュアIP接続)および/またはセッション(たとえば、SUPLセッション)が、解除されるかまたは早期に機能しなくなる。接続および/セッションは、たとえば、ロケーション情報転送を完了するため、または他の理由のために、後で再確立される。
【0067】
メッセージフローのステップ8では、サーバ150は、セッションおよび/または接続が回復したことを認識し、セッションID Sと次に予想されるLPP Provide
Location informationメッセージのセグメント番号iとを含有するLPP Request Location informationメッセージをターゲット120に送信する。メッセージは、他のロケーション情報の要求を含有しなくてもよい。このメッセージに対するトランザクションID Uは、前のトランザクションID Tと同じである必要はない。
【0068】
メッセージフローのステップ9では、ステップ8で受信されたメッセージは、セッションID Sを含むことから、ステップ3またはステップ4で開始されたロケーション情報の転送に関連することを、ターゲット120は認識する。次いで、ターゲット120は、トランザクションID Uと、シーケンス番号Siと、セッションID Sと、このメッセージがi番目のセグメントであることの表示とを搬送するLPP Provide Location informationメッセージの中でロケーション情報のi番目の部分を送信することによって、ステップ7で中断されたロケーション情報転送を再開する。メッセージはまた、確認応答を要求する。たとえば、サーバ150が、接続および/またはセッションが同じターゲット120に対して回復していることに気づかないために、ターゲット120がステップ8で要求を受信しない場合、ターゲット120は、送信請求されることなくロケーション情報転送を再開することができる。転送の再開が送信請求されないとき、ターゲット120は、ステップ7より前にメッセージi−1が確認応答されている場合はLPPメッセージiを送信し、またはステップ7より前にi−1に対する確認応答がターゲット120に届いていない場合はメッセージi−1を再送信することによって開始する。ターゲット120が、たとえば、ステップ7の間の長いタイムアウト期間によって転送を中断した場合、ターゲット120は、ステップ8でメッセージを受信した後、次のロケーション情報セグメントの代わりにLPP Errorメッセージを返答し、残りのステップが割愛される。ステップ8と9とが並列に発生する場合、ターゲット120は、ステップ8に対してLPP Errorを返答し、サーバ150は、ステップ9から継続する。
【0069】
メッセージフローのステップ10では、サーバ150は、ステップ9でメッセージに対する確認応答を返答し、このメッセージがステップ7の直前にすでに受信されていた場合、メッセージを破棄する。サーバ150が、たとえば、ステップ7における長いタイムアウト期間によって転送を中断した場合、サーバ150は、ステップ9でメッセージを受信した後、代わりに、LPP Errorメッセージをターゲット120に返答し得、残りのステップが割愛される。
【0070】
メッセージフローのステップ11では、ターゲット120は、セグメントi+1〜n−1をサーバ150に転送し、ターゲット120は、
図4で説明したように受信を確認応答する。
【0071】
メッセージフローのステップ12は、ターゲット120がセッションID Sを含み得ることとセグメント番号nを含むべきであること以外は、
図4に対するステップ9と同様である。
【0072】
メッセージフローのステップ13では、サーバ150は、ステップ12におけるメッセージを確認応答する。
【0073】
図5における両端によるフロー制御のサポートは、
図4に対して説明したものと同じであってよい。
【0074】
図6は、複数のメッセージを使用して第1のエンティティから第2のエンティティにロケーション関連情報を転送し、両エンティティ間の接続が解除され再確立された後で転送が再開する方法を示すフローチャートである。ロケーション関連情報は、たとえば、サーバ150からモバイル端末120に転送された支援データか、またはモバイル端末120からサーバ150に転送されたロケーション情報であってよい。図示のように、サーバ150かまたはターゲット120であってよい第1のエンティティが、ロケーション関連情報を複数のメッセージにセグメント化し(202)、複数のメッセージは、第2のエンティティからロケーション関連情報の要求を受信した後、実行され得る。第1のエンティティは、複数のメッセージの第1のサブセットを第2のエンティティに送信する(204)。第1のエンティティと第2のエンティティとの間の接続は、ロケーション関連情報の転送が完了する前に解除され(206)、再確立される(208)。ロケーション関連情報の転送は、接続が再確立された後、第1のエンティティから第2のエンティティに複数のメッセージのうちの第2のサブセット、たとえば残りの受信されていないメッセージを送信することによって再開される(210)。方法は、第1のエンティティが、接続が再確立された後、第1のエンティティによって送信されるべき次のメッセージの表示を第2のエンティティから受信し、第1のエンティティが、次のメッセージを第2のエンティティに送信することによってロケーション関連情報の転送を再開することをさらに含み得る。第2のエンティティは、第1のエンティティから各メッセージを成功裏に受信した後、確認応答メッセージを第1のエンティティに与え得、第1のエンティティは、第2のエンティティによって確認応答された最後のメッセージに対する次のメッセージを送信することによってロケーション関連情報の転送を再開する。
【0075】
図7は、フロー制御によってロケーション関連情報を第1のエンティティから第2のエンティティに転送する方法を示すフローチャートである。図示のように、サーバ150かまたはターゲット120であってよい第1のエンティティが、ロケーション関連情報を第1のエンティティによって複数のメッセージにセグメント化し(252)、複数のメッセージは、第2のエンティティからロケーション関連情報に対する要求の後、実行され得る。第1のエンティティは、第2のエンティティから前のメッセージの受信の確認応答を受信した後、複数のメッセージの中の各メッセージを第2のエンティティに送信する(254)。第1のエンティティと第2のエンティティの両方が、ロケーション関連情報の転送のフローを制御し得る(256)。第1のエンティティは、メッセージのうちの1つまたは複数の送信を遅延することによって、および/または各メッセージのサイズを動的に制御することによってフローを制御し、第2のエンティティは、1つまたは複数の受信の確認応答の送信を遅延することによってフローを制御する。
【0076】
次に
図8を参照すると、図は、本明細書で説明するように、再開機能を用いたセグメント化されたロケーション関連情報の転送をサポートすることを可能にされた、モバイル端末120のいくつかの例示的な特徴を示す概略的ブロック図である。モバイル端末120は、たとえば、1つまたは複数の接続306(たとえば、バス、回線、ファイバ、リンクなど)と動作可能に結合できる、1つまたは複数の処理ユニット302と、メモリ304と、トランシーバ310(たとえば、ワイヤレスネットワークインターフェース)と、(適用可能な場合に)SPS受信機340とを含み得る。いくつかの例示的な実装形態では、モバイル端末120の全部または一部はチップセットなどの形態をとることができる。SPS受信機340は、1つまたは複数のSPSリソースに関連する信号を受信することが可能であり得る。たとえば、トランシーバ310は、1つまたは複数の種類のワイヤレス通信ネットワークにわたって1つまたは複数の信号を送信することが可能である送信機312と、1つまたは複数の種類のワイヤレス通信ネットワークにわたって送信される1つまたは複数の信号を受信するための受信機314とを含み得る。
【0077】
処理ユニット302は、ハードウェアとファームウェアとソフトウェアとの組合せを使用して実装され得る。処理ユニット302は、ロケーション情報を複数のLPP ProvideLocationInformationメッセージにセグメント化するセグメント化ユニット316を含み得る。処理ユニット302は、LPP ProvidelocationInformationメッセージをサーバに送信し、サーバとの接続が解除され再確立された後、後続のLPP ProvidelocationInformationメッセージを送信するメッセージ制御ユニット318をさらに含み得る。加えて、メッセージ制御ユニット310は、サーバ150からLPP Acknowledgmentメッセージを受信した後まで、LPP ProvideLocationInformationメッセージを送信するのを遅延することによって、転送のフローを制御し得る。処理ユニット302は、モバイル端末120の動作に関するデータ信号コンピューティングプロシージャまたはプロセスの少なくとも一部分を実行するように構成可能な1つまたは複数の回路を表すことができる。
【0078】
フローチャートおよびメッセージフローにおける本明細書で説明する方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装できる。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装できる。ハードウェア実装の場合、処理ユニット302は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明した機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せの中で実装され得る。
【0079】
ファームウェアおよび/またはソフトウェア実装の場合、本方法は、本明細書で説明した機能を実行するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に実施するいずれの機械可読媒体も、本明細書で説明する方法の実装において使用され得る。たとえば、ソフトウェアコードが、プロセッサユニット302に接続され、それによって実行される非一時的コンピュータ可読媒体320またはメモリ304の中に記憶され得る。メモリは、プロセッサユニット内またはプロセッサユニットの外部に実装できる。本明細書で使用する「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、もしくは他のメモリのいずれかの種類を指し、メモリの特定の種類またはメモリの数、またはメモリが記憶される媒体の種類に限定されない。
【0080】
ファームウェアおよび/またはソフトウェアで実装した場合、機能は、媒体320および/またはメモリ304など、非一時的コンピュータ可読記憶媒体上に1つまたは複数の命令308またはコードとして記憶され得る。例としては、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体、およびコンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ可読媒体がある。たとえば、記憶されたプログラムコードを含む非一時的コンピュータ可読媒体は、ロケーション関連情報を複数のメッセージにセグメント化するためのプログラムコードと、複数のメッセージの各メッセージを第2のエンティティに逐次送信するためのプログラムコードと、ロケーション関連情報の転送が完了する前に第2のエンティティとの接続が解除され再確立された後で、複数のメッセージの中の残りのメッセージを第2のエンティティに送信するためのプログラムコードとを含み得る。コンピュータ可読媒体は、第2のエンティティから前のメッセージの受信の確認応答を受信した後、後続のメッセージのそれぞれを第2のエンティティに送信するためのプログラムコードと、ロケーション関連情報の転送のフローを制御するために、1つまたは複数のメッセージを遅延するためのプログラムコードとをさらに含み得る。コンピュータ可読媒体は、接続が解除される前に第2のエンティティから受信された受信の最後の確認応答がメッセージ(i−1)に対するものである場合に、接続が再確立された後でロケーション関連情報の転送を再開するために、メッセージ(i−1)に対する次のメッセージ(i)を第2のエンティティに送信するためのプログラムコードをさらに含み得る。コンピュータ可読媒体は、接続が再確立された後で送信されるべき次のメッセージ(i)の識別情報を第2のエンティティから受信するためのプログラムコードと、接続が再確立された後、ロケーション関連情報の転送を再開するために、第2のエンティティによって識別された次のメッセージ(i)を送信するためのプログラムコードとをさらに含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体とすることができる。限定ではなく、例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスク(disk)ストレージ、磁気ディスク(disk)ストレージ、または他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができ、本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
【0081】
コンピュータ可読媒体上での記憶に加えて、命令および/またはデータは、通信装置中に含まれる伝送媒体上の信号として与えられ得る。たとえば、通信装置は、命令とデータとを示す信号を有するトランシーバを含み得る。命令およびデータは、1つまたは複数のプロセッサに特許請求の範囲で概説する機能を実装させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示した機能を実行するための情報を示す信号をもつ伝送媒体を含む。初めに、通信装置中に含まれる伝送媒体は、開示した機能を実行するための情報の第1の部分を含み得、次に、通信装置中に含まれる伝送媒体は、開示した機能を実行するための情報の第2の部分を含み得る。
【0082】
メモリ304は、任意のデータ記憶機構を表し得る。たとえば、メモリ304は、一次メモリおよび/または二次メモリを含み得る。たとえば、一次メモリは、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリなどを含み得る。この例では処理ユニット302とは別個として示されているが、一次メモリの全部または一部を、処理ユニット302内に設ける、または場合によっては処理ユニット302と共設/結合することができることを理解されたい。たとえば、二次メモリは、一次メモリ、および/または1つまたは複数のデータ記憶デバイスもしくはシステム、たとえば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、固体メモリドライブなどと同じまたは同様の種類のメモリを含み得る。
【0083】
いくつかの実装形態では、二次メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体320を動作可能に受容するか、または場合によってはそれに結合するように構成され得る。したがって、いくつかの例示的な実装形態では、本明細書で提示する方法および/または装置は、少なくとも1つの処理ユニット302によって実行されると、本明細書で説明する例示的な動作の全部または一部分を実行することが動作上可能になり得る、その上に記憶されたコンピュータ実施可能命令308を含むことができる、コンピュータ可読媒体320の形態を全体的にまたは一部とることができる。コンピュータ可読媒体320は、メモリ304の一部であってよい。
【0084】
次に
図9を参照すると、図は、本明細書で説明するように、再開機能を用いたセグメント化されたロケーション関連情報の転送をサポートすることを可能にされた、サーバ150のいくつかの例示的な特徴を示す概略的ブロック図である。上記で説明したモバイル端末120と同様に、サーバ150は、たとえば、1つまたは複数の接続356(たとえば、バス、回線、ファイバ、リンクなど)と動作可能に結合できる、1つまたは複数の処理ユニット352と、メモリ354と、トランシーバ360(たとえば、ワイヤラインまたはワイヤレスネットワークインターフェース)と、(適用可能な場合に)SPS受信機390とを含み得る。いくつかの例示的な実装形態では、サーバ150の全部または一部はチップセットなどの形態をとることができる。トランシーバ360は、有線送信および/または有線受信をサポートし、必要な場合、追加または代替として1つまたは複数の種類のワイヤレス通信ネットワークを介して1つまたは複数の信号の送信および受信をサポートし得る送信機362および受信機364を含み得る。
【0085】
処理ユニット352は、ハードウェアとファームウェアとソフトウェアとの組合せを使用して実装され得る。処理ユニット352は、支援データを複数のLPP ProvideAssistanceDataメッセージにセグメント化するセグメント化ユニット366を含み得る。処理ユニット352は、LPP ProvideAssistanceDataメッセージをターゲットに送信し、ターゲットとの接続が解除され再確立された後、後続のLPP ProvideAssistanceDataメッセージを送信するメッセージ制御ユニット368をさらに含み得る。加えて、メッセージ制御ユニット360は、ターゲット120からLPP Acknowledgmentメッセージを受信した後まで、LPP ProvideAssistanceDataメッセージを送信するのを遅延することによって、転送のフローを制御し得る。
【0086】
したがって、たとえば、処理ユニット352は、サーバ150の動作に関するデータ信号コンピューティングプロシージャまたはプロセスの少なくとも一部分を実行するように構成可能な1つまたは複数の回路を表すことができる。
【0087】
フローチャートおよびメッセージフローにおける本明細書で説明する方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装できる。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装できる。ハードウェア実装の場合、処理ユニット352は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明した機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せの中で実装され得る。
【0088】
ファームウェアおよび/またはソフトウェア実装の場合、本方法は、本明細書で説明した機能を実行するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に実施するいずれの機械可読媒体も、本明細書で説明する方法の実装において使用され得る。たとえば、ソフトウェアコードが、プロセッサユニット352に接続され、それによって実行される非一時的コンピュータ可読媒体370またはメモリ354の中に記憶され得る。メモリは、プロセッサユニット内またはプロセッサユニットの外部に実装できる。本明細書で使用する「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリのいずれかの種類を指し、メモリの特定の種類またはメモリの数、あるいはメモリが記憶される媒体の種類に限定されない。
【0089】
ファームウェアおよび/またはソフトウェアで実装した場合、機能は、媒体370および/またはメモリ354など、非一時的コンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令358またはコードとして記憶され得る。例としては、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体、およびコンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ可読媒体がある。たとえば、記憶されたプログラムコードを含む非一時的コンピュータ可読媒体は、ロケーション関連情報を複数のメッセージにセグメント化するためのプログラムコードと、複数のメッセージの各メッセージを第2のエンティティに逐次送信するためのプログラムコードと、ロケーション関連情報の転送が完了する前に第2のエンティティとの接続が解除され再確立された後で、複数のメッセージの中の残りのメッセージを第2のエンティティに送信するためのプログラムコードとを含み得る。コンピュータ可読媒体は、第2のエンティティから前のメッセージの受信の確認応答を受信した後、後続のメッセージのそれぞれを第2のエンティティに送信するためのプログラムコードと、ロケーション関連情報の転送のフローを制御するために、1つまたは複数のメッセージを遅延するためのプログラムコードとをさらに含み得る。コンピュータ可読媒体は、接続が解除される前に第2のエンティティから受信された受信の最後の確認応答がメッセージ(i−1)に対するものである場合に、接続が再確立された後でロケーション関連情報の転送を再開するために、メッセージ(i−1)に対する次のメッセージ(i)を第2のエンティティに送信するためのプログラムコードをさらに含み得る。コンピュータ可読媒体は、接続が再確立された後で送信されるべき次のメッセージ(i)の識別情報を第2のエンティティから受信するためのプログラムコードと、接続が再確立された後、ロケーション関連情報の転送を再開するために、第2のエンティティによって識別された次のメッセージ(i)を送信するためのプログラムコードとをさらに含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体とすることができる。限定ではなく、例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク(disk)ストレージ、磁気ディスク(disk)ストレージ、または他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができ、本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
【0090】
コンピュータ可読媒体上での記憶に加えて、命令および/またはデータは、通信装置中に含まれる伝送媒体上の信号として与えられ得る。たとえば、通信装置は、命令とデータとを示す信号を有するトランシーバを含み得る。命令およびデータは、1つまたは複数のプロセッサに特許請求の範囲で概説する機能を実装させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示した機能を実行するための情報を示す信号をもつ伝送媒体を含む。初めに、通信装置中に含まれる伝送媒体は、開示した機能を実行するための情報の第1の部分を含み得、次に、通信装置中に含まれる伝送媒体は、開示した機能を実行するための情報の第2の部分を含み得る。
【0091】
メモリ354は、任意のデータ記憶機構を表し得る。たとえば、メモリ354は、一次メモリおよび/または二次メモリを含み得る。たとえば、一次メモリは、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリなどを含み得る。この例では処理ユニット352とは別個として示されているが、一次メモリの全部または一部を、処理ユニット352内に設ける、または場合によっては処理ユニット352と共設/結合することができることを理解されたい。たとえば、二次メモリは、一次メモリ、および/または1つまたは複数のデータ記憶デバイスもしくはシステム、たとえば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、固体メモリドライブなどと同じまたは同様の種類のメモリを含み得る。
【0092】
いくつかの実装形態では、二次メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体370を動作可能に受容するか、または場合によってはそれに結合するように構成され得る。したがって、いくつかの例示的な実装形態では、本明細書で提示する方法および/または装置は、少なくとも1つの処理ユニット352によって実行されると、本明細書で説明する例示的な動作の全部または一部分を実行することが動作上可能になり得る、その上に記憶されたコンピュータ実施可能命令358を含むことができる、コンピュータ可読媒体370の形態を全体的にまたは一部とることができる。コンピュータ可読媒体370は、メモリ354の一部であってよい。
【0093】
本発明は、教授の目的で特定の実施形態に関して示したが、本発明はそれらの実施形態に限定されない。本発明の範囲から逸脱することなく、様々な適応および修正が行われ得る。したがって、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲は上記の説明に限定されるべきでない。
以下に本願出願当初の特許請求の範囲を付記する。
[C1] ロケーション関連情報を第1のエンティティから第2のエンティティに転送する方法であって、
前記第1のエンティティによって前記ロケーション関連情報を複数のメッセージにセグメント化することと、
前記複数のメッセージのうちの第1のサブセットを、前記第1のエンティティから前記第2のエンティティに送信することと、ここにおいて、前記第1のサブセットは前記複数のメッセージのすべてより少ないメッセージを備え、
前記第1のサブセットを送信した後、前記第1のエンティティと前記第2のエンティティとの間の接続を解除することと、
前記第1のエンティティと前記第2のエンティティとの間の前記接続を再確立することと、
前記接続が再確立された後、前記複数のメッセージのうちの第2のサブセットを前記第1のエンティティから前記第2のエンティティに送信することとを備える、方法。
[C2] 前記第2のサブセットが、前記複数のメッセージのうちの、前記第1のサブセット以外のすべてのメッセージを備える、C1に記載の方法。
[C3] 前記第2のエンティティから前のメッセージの受信の確認応答を受信した後、後続のメッセージのそれぞれを前記第1のエンティティから前記第2のエンティティに送信することと、
前記第1のエンティティと前記第2のエンティティの両方によって前記ロケーション関連情報の前記転送のフローを制御することとをさらに備え、前記第1のエンティティが、1つまたは複数のメッセージを遅延することおよび各メッセージのサイズを動的に制御することのうちの少なくとも1つによって前記フローを制御し、前記第2のエンティティが、1つまたは複数の受信の確認応答を送信するのを遅延することによって前記フローを制御する、C1に記載の方法。
[C4] 前記接続を前記解除することの前に前記第1のエンティティによって前記第2のエンティティから受信された受信の最後の確認応答がメッセージ(i−1)に対するものであり、前記ロケーション関連情報の前記転送を再開することが、前記メッセージ(i−1)に対する次のメッセージ(i)を前記第1のエンティティによって前記第2のエンティティに送信することを備える、C3に記載の方法。
[C5] 前記接続が再確立された後、前記第1のエンティティから送信されるべき次のメッセージ(i)の識別情報を、前記第2のエンティティから受信することであって、前記次のメッセージ(i)は、前記接続を前記解除することの前に前記第2のエンティティによって成功裏に受信された最後のメッセージ(i−1)に続くものであること、をさらに備え、
前記ロケーション関連情報の前記転送を再開することが、前記次のメッセージ(i)を前記第1のエンティティから前記第2のエンティティに送信することを備える、C1に記載の方法。
[C6] 前記第1のエンティティがサーバであり、前記第2のエンティティがターゲットであり、前記ロケーション関連情報が支援データである、C1に記載の方法。
[C7] 前記第1のエンティティがターゲットであり、前記第2のエンティティがサーバであり、前記ロケーション関連情報がロケーション情報である、C1に記載の方法。
[C8] 前記複数のメッセージのそれぞれが、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)メッセージとLPP Extensions(LPPe)メッセージとのうちの一方である、C1に記載の方法。
[C9] 前記ロケーション関連情報がセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL:Secure User Plane Location)メッセージの中で転送され、前記ロケーション関連情報が60000オクテットより大きい、C1に記載の方法。
[C10] 前記ロケーション関連情報を前記複数のメッセージにセグメント化する前に、前記第1のエンティティによって前記第2のエンティティから前記ロケーション関連情報の要求を受信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C11] ロケーション関連情報をリモートエンティティに転送するためのトランシーバと、
前記トランシーバに接続されるプロセッサとを備え、前記プロセッサが、前記ロケーション関連情報を複数のメッセージにセグメント化し、前記複数のメッセージの各メッセージを前記トランシーバを用いて前記リモートエンティティに逐次送信するように適応され、および、前記リモートエンティティとの接続が再確立された後で前記リモートエンティティによって受信されていなかった前記複数のメッセージの中の任意のメッセージを送信するように適応されることによって、前記ロケーション関連情報の転送が完了する前に前記リモートエンティティとの前記接続が解除され再確立された後で前記ロケーション関連情報の前記転送を再開するように適応される、装置。
[C12] 前記プロセッサが、前記リモートエンティティからの前のメッセージの受信の確認応答を前記トランシーバを用いて受信した後、後続のメッセージのそれぞれを前記リモートエンティティに送信し、前記ロケーション関連情報の前記転送において1つまたは複数のメッセージを遅延することおよび各メッセージのサイズを動的に制御することのうちの少なくとも1つによって前記ロケーション関連情報の前記転送のフローを制御するようにさらに適応される、C11に記載の装置。
[C13] 前記接続が解除される前に前記リモートエンティティから受信された受信の最後の確認応答が、メッセージ(i−1)に対するものであり、前記プロセッサが、前記メッセージ(i−1)に対する次のメッセージ(i)を前記リモートエンティティに送信するように適応されることによって、前記ロケーション関連情報の前記転送を再開するように適応される、C12に記載の装置。
[C14] 前記プロセッサが、前記接続が再確立された後、送信されるべき次のメッセージ(i)の識別情報を前記リモートエンティティから受信するようにさらに適応され、および、前記プロセッサが、前記リモートエンティティによって識別された前記次のメッセージ(i)を送信するように適応されることによって前記ロケーション関連情報の前記転送を再開するように適応される、C11に記載の装置。
[C15] 前記装置がサーバであり、前記リモートエンティティがターゲットであり、前記ロケーション関連情報が支援データである、C11に記載の装置。
[C16] 前記装置がターゲットであり、前記リモートエンティティがサーバであり、前記ロケーション関連情報がロケーション情報である、C11に記載の装置。
[C17] 前記複数のメッセージのそれぞれが、Long Term Evolution Positioning Protocol(LPP)メッセージとLPP Extensions(LPPe)メッセージとのうちの一方である、C11に記載の装置。
[C18] 前記ロケーション関連情報がセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)メッセージの中で転送され、前記ロケーション関連情報が60000オクテットより大きい、C11に記載の装置。
[C19] 前記プロセッサが、前記ロケーション関連情報の要求を前記リモートエンティティから受信した後、前記ロケーション関連情報を前記複数のメッセージにセグメント化するように適応される、C11に記載の装置。
[C20] ロケーション関連情報をリモートエンティティに転送するための装置であって、
前記ロケーション関連情報を複数のメッセージにセグメント化するための手段と、
前記複数のメッセージのうちの第1のサブセットを、前記リモートエンティティに送信するための手段と、ここにおいて、前記第1のサブセットは前記複数のメッセージのすべてより少ないメッセージを備え、
前記リモートエンティティとの接続が解除され再確立された後で前記複数のメッセージのうちの第2のサブセットを前記リモートエンティティに送信するための手段とを備える、装置。
[C21] 前記第2のサブセットが、前記複数のメッセージのうちの、前記第1のサブセット以外のすべてのメッセージを備える、C20に記載の装置。
[C22] 前記リモートエンティティから前のメッセージの受信の確認応答を受信した後、後続のメッセージのそれぞれを前記リモートエンティティに送信するための手段と、
1つまたは複数のメッセージを遅延することおよび各メッセージのサイズを動的に制御することのうちの少なくとも1つによって、前記ロケーション関連情報の前記転送のフローを制御するための手段とをさらに備える、C20に記載の装置。
[C23] 前記接続が解除される前に前記リモートエンティティから受信された受信の最後の確認応答が、メッセージ(i−1)に対するものであり、前記ロケーション関連情報の前記転送を再開するための手段が、前記メッセージ(i−1)に対する次のメッセージ(i)を前記リモートエンティティに送信するための手段を備える、C22に記載の装置。
[C24] 前記接続が再確立された後、送信されるべき次のメッセージ(i)の識別情報を前記リモートエンティティから受信するための手段をさらに備え、前記ロケーション関連情報の前記転送を再開するための前記手段が、前記次のメッセージ(i)を前記リモートエンティティに送信するための手段を備える、C20に記載の装置。
[C25] 前記装置がサーバであり、前記リモートエンティティがターゲットであり、前記ロケーション関連情報が支援データである、C20に記載の装置。
[C26] 前記装置がターゲットであり、前記リモートエンティティがサーバであり、前記ロケーション関連情報がロケーション情報である、C20に記載の装置。
[C27] 前記ロケーション関連情報の要求を前記リモートエンティティから受信するための手段をさらに備える、C20に記載の装置。
[C28] 記憶されたプログラムコードを含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、
ロケーション関連情報を複数のメッセージにセグメント化するためのプログラムコードと、
前記ロケーション関連情報を転送するために前記複数のメッセージの各メッセージをリモートエンティティに逐次送信するためのプログラムコードと、
前記リモートエンティティとの接続が再確立された後で前記リモートエンティティによって受信されていない前記複数のメッセージのうちの任意のメッセージを送信するためのプログラムコードを含む、前記ロケーション関連情報の前記転送が完了する前に前記リモートエンティティとの前記接続が解除され再確立された後で、前記ロケーション関連情報の前記転送を再開するためのプログラムコードとを備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C29] 前記リモートエンティティから前のメッセージの受信の確認応答を受信した後、後続のメッセージのそれぞれを前記リモートエンティティに送信するためのプログラムコードと、
1つまたは複数のメッセージを遅延することおよび前記1つまたは複数のメッセージのサイズを動的に制御することのうちの少なくとも1つによって前記ロケーション関連情報の前記転送のフローを制御するためのプログラムコードとをさらに備える、C28に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C30] 前記接続が解除される前に前記リモートエンティティから受信された受信の最後の確認応答がメッセージ(i−1)に対するものであり、前記非一時的コンピュータ可読媒体が、前記接続が再確立された後、前記ロケーション関連情報の前記転送を再開するために前記メッセージ(i−1)に対する次のメッセージ(i)を前記リモートエンティティに送信するためのプログラムコードをさらに備える、C29に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C31] 前記接続が再確立された後、送信されるべき次のメッセージ(i)の識別情報を前記リモートエンティティから受信するためのプログラムコードと、前記接続が再確立された後、前記ロケーション関連情報の前記転送を再開するために、前記リモートエンティティによって識別された前記次のメッセージ(i)を送信するためのプログラムコードとをさらに備える、C28に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C32] 支援データをサーバからターゲットに転送する方法であって、
前記サーバによって前記支援データを複数のLong Term Evolution
Positioning Protocol(LPP)ProvideAssistanceDataメッセージにセグメント化することと、
第1のLPP ProvideAssistanceDataメッセージを前記サーバから前記ターゲットに送信することと、
前記第1のLPP ProvideAssistanceDataメッセージを送信した後、前記サーバと前記ターゲットとの間の接続を解除し再確立することと、
前記接続を再確立した後、第2のLPP ProvideAssistanceDataメッセージを前記サーバから前記ターゲットに送信することとを備える、方法。
[C33] 前記接続を解除する前に、前記ターゲットから送信された、前記第1のLPP ProvideAssistanceDataメッセージの受信を確認応答するLPP Acknowledgeメッセージを前記サーバによって受信することをさらに備え、前記第2のLPP ProvideAssistanceDataメッセージが、引き続いて、前記第1のProvideAssistanceDataメッセージの後の次のLPP ProvideAssistanceDataメッセージとなる、C32に記載の方法。
[C34] 前記接続を再確立した後、前記ターゲットから送信されたLPP RequestAssistanceDataメッセージを前記サーバによって受信することをさらに備え、前記LPP RequestAssistanceDataメッセージが前記サーバによって送信されるべき次のLPP ProvideAssistanceDataを識別する、C32に記載の方法。
[C35] 前記ターゲットから送信された、前記第1のLPP ProvideAssistanceDataメッセージの受信を確認応答するLPP Acknowledgeメッセージを前記サーバによって受信することと、
前記LPP Acknowledgeメッセージを受信した後にのみ、後続のLPP ProvideAssistanceDataメッセージを前記サーバから前記ターゲットに送信することと、
前記サーバから前記ターゲットへの前記支援データの転送のフローを前記サーバと前記ターゲットの両方によって制御することとをさらに備え、前記サーバが、前記後続のLPP ProvideAssistanceDataメッセージを前記送信することを遅延することおよび前記後続のLPP ProvideAssistanceDataメッセージのサイズを動的に制御することのうちの少なくとも1つによって前記フローを制御し、前記ターゲットが、前記LPP Acknowledgeメッセージを送信することを遅延することによって前記フローを制御する、C32に記載の方法。
[C36] 支援データをターゲットに転送するためのトランシーバと、
前記トランシーバに接続されたプロセッサとを備え、前記プロセッサが、前記支援データを複数のLong Term Evolution Positioning Protocol(LPP)ProvideAssistanceDataメッセージにセグメント化し、第1のLPP ProvideAssistanceDataメッセージを前記トランシーバを用いて前記ターゲットに送信し、前記ターゲットとの接続が解除され再確立された後、第2のLPP ProvideAssistanceDataメッセージを前記トランシーバを用いて前記ターゲットに送信するように適応される、装置。
[C37] 前記プロセッサが、前記ターゲットから送信された、前記第1のLPP ProvideAssistanceDataメッセージの受信を確認応答するLPP Acknowledgeメッセージを前記トランシーバを用いて受信するようにさらに適応され、前記接続が解除され再確立される前に前記LPP Acknowledgeメッセージが送信され、前記第2のLPP ProvideAssistanceDataメッセージが、引き続いて、前記第1のProvideAssistanceDataメッセージの後の次のLPP ProvideAssistanceDataメッセージとなる、C36に記載の装置。
[C38] 前記プロセッサが、前記接続が解除され再確立された後、前記ターゲットから送信されたLPP RequestAssistanceDataメッセージを前記トランシーバを用いて受信するようにさらに適応され、前記LPP RequestAssistanceDataメッセージが前記サーバによって送信されるべき次のLPP ProvideAssistanceDataを識別する、C36に記載の装置。
[C39] 前記プロセッサが、前記ターゲットから送信された、前記第1のLPP ProvideAssistanceDataメッセージの受信を確認応答するLPP Acknowledgeメッセージを前記トランシーバを用いて受信し、前記LPP Acknowledgeメッセージを受信した後にのみ後続のLPP ProvideAssistanceDataメッセージを前記トランシーバを用いて前記ターゲットに送信するように適応され、また前記プロセッサが、前記後続のLPP ProvideAssistanceDataメッセージを送信することを少なくとも遅延することおよび前記後続のLPP
ProvideAssistanceDataメッセージのサイズを動的に制御することのうちの少なくとも1つを行うように適応されることによって前記サーバから前記ターゲットへの前記支援データの転送のフローを制御するようにさらに適応される、C36に記載の装置。
[C40] ロケーション情報をターゲットからサーバに転送する方法であって、
前記ターゲットによって前記ロケーション情報を複数のLong Term Evolution Positioning Protocol(LPP)ProvideLocationInformationメッセージにセグメント化することと、
第1のLPP ProvideLocationInformationメッセージを前記ターゲットから前記サーバに送信することと、
前記第1のLPP ProvideLocationInformationメッセージを送信した後、前記ターゲットと前記サーバとの間の接続を解除し再確立することと、
前記接続を再確立した後、第2のLPP ProvideLocationInformationメッセージを前記ターゲットから前記サーバに送信することとを備える、方法。
[C41] 前記接続を解除する前に、前記サーバから送信された、前記第1のLPP ProvideLocationInformationメッセージの受信を確認応答するLPP Acknowledgeメッセージを前記ターゲットによって受信することをさらに備え、前記第2のLPP ProvideLocationInformationメッセージが、引き続いて、前記第1のProvideLocationInformationメッセージの後の次のLPP ProvideLocationInformationメッセージとなる、C40に記載の方法。
[C42] 前記接続を再確立した後、前記サーバから送信されたLPP RequestLocationInformationメッセージを前記ターゲットによって受信することをさらに備え、前記LPP RequestLocationInformationメッセージが前記ターゲットによって送信されるべき次のLPP ProvideLocationInformationを識別する、C40に記載の方法。
[C43] 前記サーバから送信された、前記第1のLPP ProvideLocationInformationメッセージの受信を確認応答するLPP Acknowledgeメッセージを前記ターゲットによって受信することと、
前記LPP Acknowledgeメッセージを受信した後にのみ、後続のLPP Acknowledgeメッセージを前記ターゲットから前記サーバに送信することと、
前記ターゲットから前記サーバへの前記ロケーション情報の転送のフローを前記ターゲットと前記サーバの両方によって制御することとをさらに備え、前記ターゲットが、前記後続のLPP ProvideLocationInformationメッセージを前記送信することを遅延することおよび前記後続のLPP ProvideLocationInformationメッセージのサイズを動的に制御することのうちの少なくとも1つによって前記フローを制御し、前記サーバが、前記LPP Acknowledgeメッセージを前記送信することを遅延することによって前記フローを制御する、C40に記載の方法。
[C44] ロケーション情報をサーバに転送するためのトランシーバと、
前記トランシーバに接続されたプロセッサとを備え、前記プロセッサが、前記ロケーション情報を複数のLong Term Evolution Positioning Protocol(LPP)ProvideLocationInformationメッセージにセグメント化し、第1のLPP ProvideLocationInformationメッセージを前記トランシーバを用いて前記サーバに送信し、前記サーバとの接続が解除され再確立された後、第2のLPP ProvideLocationInformationメッセージを前記トランシーバを用いて前記サーバに送信するように適応される、装置。
[C45] 前記プロセッサが、前記サーバから送信された、前記第1のLPP ProvideLocationInformationメッセージの受信を確認応答するLPP Acknowledgeメッセージを前記トランシーバを用いて受信するようにさらに適応され、前記接続が解除され再確立される前に前記LPP Acknowledgeメッセージが送信され、前記第2のLPP ProvideLocationInformationメッセージが、引き続いて、前記第1のProvideLocationInformationメッセージの後の次のLPP ProvideLocationInformationメッセージとなる、C44に記載の装置。
[C46] 前記プロセッサが、前記接続が解除され再確立された後、前記サーバから送信されたLPP RequestLocationInformationメッセージを前記トランシーバを用いて受信するようにさらに適応され、前記LPP RequestLocationInformationメッセージが前記ターゲットによって送信されるべき次のLPP ProvideLocationInformationを識別する、C44に記載の装置。
[C47] 前記プロセッサが、前記サーバから送信された、前記第1のLPP ProvideLocationInformationメッセージの受信を確認応答するLPP Acknowledgeメッセージを前記トランシーバを用いて受信し、前記LPP Acknowledgeメッセージを受信した後にのみ後続のLPP ProvideLocationInformationメッセージを前記トランシーバを用いて前記サーバに送信するように適応され、および、前記後続のLPP ProvideLocationInformationメッセージを送信すること遅延することおよび前記後続のLPP ProvideLocationInformationのサイズを動的に制御することのうちの少なくとも1つを行うように適応されることによって前記ターゲットから前記サーバへの前記ロケーション情報の転送のフローを制御するようにさらに適応される、C44に記載の装置。