特許第6013629号(P6013629)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6013629デジタルサイネージと連携したESLシステムおよびこれに用いられるESLサーバ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6013629
(24)【登録日】2016年9月30日
(45)【発行日】2016年10月25日
(54)【発明の名称】デジタルサイネージと連携したESLシステムおよびこれに用いられるESLサーバ
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20161011BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20161011BHJP
【FI】
   G06Q30/06
   G06Q30/02 470
【請求項の数】6
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2015-559374(P2015-559374)
(86)(22)【出願日】2015年7月17日
(86)【国際出願番号】JP2015003607
【審査請求日】2015年12月8日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】391062872
【氏名又は名称】株式会社オプトエレクトロニクス
(74)【代理人】
【識別番号】100105050
【弁理士】
【氏名又は名称】鷲田 公一
(72)【発明者】
【氏名】藤沢 秀隆
【審査官】 貝塚 涼
(56)【参考文献】
【文献】 特開平07−271862(JP,A)
【文献】 特開2011−248393(JP,A)
【文献】 特開2010−194043(JP,A)
【文献】 特開2005−258572(JP,A)
【文献】 特開2008−217378(JP,A)
【文献】 特開2005−270558(JP,A)
【文献】 特開2011−096037(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品に関する文字情報を含む画像データを表示部に表示可能な複数の電子棚札と、基地局を介して前記各電子棚札と通信を行うESLサーバと、を含み、所定のスケジュールに従って商品の広告コンテンツをディスプレイに表示させるサイネージシステムと接続するESLシステムの前記ESLサーバであって、
前記各電子棚札に固有の棚札IDと各商品に固有の商品IDとを対応付けてメモリに保存する管理データ処理部と、
前記各電子棚札に表示させる画像データを前記商品毎に生成する画像データ生成部と、
前記各電子棚札に、前記棚札IDに対応する商品IDの画像データを送信する画像データ送信部と、
前記サイネージシステムから、前記広告コンテンツの表示時間を示すスケジュール情報を広告商品の商品IDとともに受信する受信部と、
前記スケジュール情報に基づいて、前記棚札IDが前記広告商品の商品IDに対応付けられている前記広告商品の電子棚札の表示状態を制御する棚札制御部と、
を具備し、
前記画像データ生成部は、前記広告商品について、第1の画像データと、前記第1の画像データと態様が異なる第2の画像データを生成し、
前記棚札制御部は、前記広告商品の電子棚札に対して、前記サイネージシステムにおいて前記広告コンテンツが前記ディスプレイに表示されている時間を含む第1時間には前記第1の画像データを表示させ、前記第1時間以外の第2時間には前記第2の画像データを表示させる、
ESLサーバ。
【請求項2】
前記受信部は、前記サイネージシステムから、前記各広告商品の前記第1の画像データおよび前記第2の画像データのそれぞれについて、前記商品ID、POP(Point of Purchase)情報およびテンプレート情報を含む表示方式データを受信し、POSサーバから、前記商品ID、商品名および価格を含む商品データを受信し、
前記画像データ生成部は、前記テンプレート情報に規定された各領域に前記商品名、前記価格および前記POP情報を表示するように、前記第1の画像データおよび前記第2の画像データを生成する、
請求項1に記載のESLサーバ。
【請求項3】
商品に関する文字情報を含む画像データを表示部に表示可能な複数の電子棚札と、基地局を介して前記各電子棚札と通信を行うESLサーバと、を含み、所定のスケジュールに従って商品の広告コンテンツをディスプレイに表示させるサイネージシステムと接続するESLシステムの前記ESLサーバであって、
前記各電子棚札に固有の棚札IDと各商品に固有の商品IDとを対応付けてメモリに保存する管理データ処理部と、
前記各電子棚札に表示させる画像データを前記商品毎に生成する画像データ生成部と、
前記各電子棚札に、前記棚札IDに対応する商品IDの画像データを送信する画像データ送信部と、
前記サイネージシステムから、前記広告コンテンツの表示時間を示すスケジュール情報を広告商品の商品IDとともに受信する受信部と、
前記スケジュール情報に基づいて、前記棚札IDが前記広告商品の商品IDに対応付けられている前記広告商品の電子棚札の状態を制御する棚札制御部と、
を具備し、
前記棚札制御部は、前記広告商品の電子棚札のLEDを、前記サイネージシステムにおいて前記広告コンテンツが前記ディスプレイに表示されている時間を含む第1時間には点灯または点滅させ、前記第1時間以外の第2時間には消灯させる、
ESLサーバ。
【請求項4】
前記管理データ処理部は、各商品の商品IDと当該商品に関連する商品の商品IDとを対応付けてメモリに保存し、
前記棚札制御部は、前記棚札IDが前記広告商品に関連する商品の商品IDに対応付けられている関連商品の電子棚札のLEDを、前記第1時間には前記広告商品の電子棚札のLEDと異なる色で点灯または点滅させ、前記第2時間には消灯させる、
請求項3に記載のESLサーバ。
【請求項5】
商品に関する文字情報を含む画像データを表示部に表示可能な複数の電子棚札と、基地局を介して前記各電子棚札と通信を行うESLサーバと、を含み、所定のスケジュールに従って商品の広告コンテンツをディスプレイに表示させるサイネージシステムと接続するESLシステムであって、
前記ESLサーバは、
前記各電子棚札に固有の棚札IDと各商品に固有の商品IDとを対応付けてメモリに保存し
記サイネージシステムから、前記広告コンテンツの表示時間を示すスケジュール情報を広告商品の商品IDとともに受信し、
前記広告商品について、第1の画像データと、前記第1の画像データと態様が異なる第2の画像データを生成し、
前記棚札IDが前記広告商品の商品IDに対応付けられている前記広告商品の電子棚札に対して、前記第1の画像データ及び前記第2の画像データを送信し、
前記広告商品の電子棚札は、
前記ESLサーバで作成された前記第1の画像データおよび前記第2の画像データを受信し、
前記サイネージシステムにおいて前記広告コンテンツが前記ディスプレイに表示されている時間を含む第1時間に前記第1の画像データを表示し、
前記第1時間以外の第2時間に前記第2の画像データを表示する
ESLシステム。
【請求項6】
商品に関する文字情報を含む画像データを表示部に表示可能な複数の電子棚札と、基地局を介して前記各電子棚札と通信を行うESLサーバと、を含み、所定のスケジュールに従って商品の広告コンテンツをディスプレイに表示させるサイネージシステムと接続するESLシステムであって、
前記ESLサーバは、
前記各電子棚札に固有の棚札IDと各商品に固有の商品IDとを対応付けてメモリに保存し、
前記各電子棚札に表示させる複数の画像データを前記商品毎に生成し、
前記各電子棚札に、前記棚札IDに対応付けられた商品IDの画像データを送信し、
前記サイネージシステムから、前記広告コンテンツの表示時間を示すスケジュール情報を広告商品の商品IDとともに受信し、
前記スケジュール情報に基づいて、前記棚札IDが前記広告商品の商品IDに対応付けられている広告商品電子棚札に対して、前記サイネージシステムにおいて前記広告コンテンツが前記ディスプレイに表示されている時間を含む第1時間にはLEDを点灯または点滅させ、前記第1時間以外の第2時間にはLEDを消灯させるように指示し、
前記広告商品の電子棚札は、
前記ESLサーバで作成された画像データを受信して表示し、
前記ESLサーバの指示に従ってLEDの状態を制御する、
ESLシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルサイネージと連携したESL(電子棚札表示)システムおよびこれに用いられるESLサーバに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、特定商品の宣伝のために、商店の店頭等に設置されたディスプレイ(映像表示端末)に、対象となる商品の広告の静止画像を映したり動画コンテンツを放映したりするデジタルサイネージが普及している(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−186552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、これまでは、デジタルサイネージの設置場所と広告商品が置かれている場所とが関連していないため、2つの場所が離れている場合等には、消費者が、当該商品を探すことが困難であった。このため、消費者が、広告商品に興味を持ったとしても、当該商品の購入に至らない場合が有り、デジタルサイネージによる販売促進の効果を十分に発揮することができていなかった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、デジタルサイネージと連携し、消費者に広告商品が置かれている場所を知らせ、販売促進の効果を十分に発揮することができるESLシステムおよびこれに用いられるESLサーバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るESLサーバは、商品に関する文字情報を含む画像データを表示部に表示可能な複数の電子棚札と、基地局を介して前記各電子棚札と通信を行うESLサーバと、を含み、所定のスケジュールに従って商品の広告コンテンツをディスプレイに表示させるサイネージシステムと接続するESLシステムの前記ESLサーバであって、前記各電子棚札に固有の棚札IDと各商品に固有の商品IDとを対応付けてメモリに保存する管理データ処理部と、前記各電子棚札に表示させる画像データを前記商品毎に生成する画像データ生成部と、前記各電子棚札に、前記棚札IDに対応する商品IDの画像データを送信する画像データ送信部と、前記サイネージシステムから、前記広告コンテンツの表示時間を示すスケジュール情報を広告商品の商品IDとともに受信する受信部と、前記スケジュール情報に基づいて、前記棚札IDが前記広告商品の商品IDに対応付けられている前記広告商品の電子棚札の表示状態を制御する棚札制御部と、を具備し、前記画像データ生成部は、前記広告商品について、第1の画像データと、前記第1の画像データと態様が異なる第2の画像データを生成し、前記棚札制御部は、前記広告商品の電子棚札に対して、前記サイネージシステムにおいて前記広告コンテンツが前記ディスプレイに表示されている時間を含む第1時間には前記第1の画像データを表示させ、前記第1時間以外の第2時間には前記第2の画像データを表示させる
【0008】
本発明に係るESLシステムは、商品に関する文字情報を含む画像データを表示部に表示可能な複数の電子棚札と、基地局を介して前記各電子棚札と通信を行うESLサーバと、を含み、所定のスケジュールに従って商品の広告コンテンツをディスプレイに表示させるサイネージシステムと接続するESLシステムであって、前記ESLサーバは、前記各電子棚札に固有の棚札IDと各商品に固有の商品IDとを対応付けてメモリに保存し、前記サイネージシステムから、前記広告コンテンツの表示時間を示すスケジュール情報を広告商品の商品IDとともに受信し、前記広告商品について、第1の画像データと、前記第1の画像データと態様が異なる第2の画像データを生成し、前記棚札IDが前記広告商品の商品IDに対応付けられている前記広告商品の電子棚札に対して、前記第1の画像データ及び前記第2の画像データを送信し、前記広告商品の電子棚札は、前記ESLサーバで作成された前記第1の画像データおよび前記第2の画像データを受信し、前記サイネージシステムにおいて前記広告コンテンツが前記ディスプレイに表示されている時間を含む第1時間に前記第1の画像データを表示し、前記第1時間以外の第2時間に前記第2の画像データを表示する
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、デジタルサイネージの広告の表示時間に同期して広告商品の電子棚札の表示状態を制御することができる。これにより、デジタルサイネージで広告している商品の場所を消費者に知らせることができるので、販売促進の効果を十分に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施の形態1に係るESLシステムおよびこれと連携するサイネージシステムの構成を示す図
図2】本発明の実施の形態1に係るESLサーバの内部構成を示すブロック図
図3】本発明の実施の形態1に係るESLサーバの商品データ保存部に保存されるデータの一例を示す図
図4】本発明の実施の形態1に係るESLサーバの表示方式データ保存部に保存されるデータの一例を示す図
図5】本発明の実施の形態1に係るESLサーバの棚札データ保存部に保存されるデータの一例を示す図
図6】本発明の実施の形態1に係るESLサーバのスケジュールデータ保存部に保存されるデータの一例を示す図
図7】本発明の実施の形態1に係る電子棚札の内部構成を示すブロック図
図8A】本発明の実施の形態1に係る電子棚札の外観図
図8B】本発明の実施の形態1に係る電子棚札の外観図
図9】本発明の実施の形態2に係るESLサーバの内部構成を示すブロック図
図10】本発明の実施の形態2に係るESLサーバの関連商品データ保存部に保存されるデータの一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
(実施の形態1)
[システム構成]
まず、本発明の実施の形態1に係るESLシステムおよびこれと連携するサイネージシステムの構成について図1を用いて説明する。なお、図1における点線は、店舗内(図1の左側)と店舗外(図1の右側)の境界を示している。
【0013】
[サイネージシステム1]
図1に示すように、サイネージシステム1は、コンテンツ作成装置(表示クリエータ)10と、情報配信サーバ20と、STB(セットトップボックス)30と、ディスプレイ40と、から主に構成されている。情報配信サーバ20は、インターネット等の通信ネットワークNを介してコンテンツ作成装置10およびSTB30に接続される。
【0014】
コンテンツ作成装置10は、ユーザの操作により、商品の広告情報等のコンテンツデータを作成し、完成したコンテンツデータを、当該商品を識別する情報(以下、「商品ID」という)と供に、情報配信サーバ20に送信する。
【0015】
また、コンテンツ作成装置10は、ユーザの操作により、電子棚札100に表示される各文字情報iの表示領域(基準点の座標(x,y)、幅W、高さH)、各表示領域の色(文字色、背景色)等を設定したテンプレートを商品毎に生成する。本実施の形態において、テンプレートは、通常時のものと、宣伝時(ディスプレイ40に商品の広告コンテンツが表示されている時)のものの、少なくとも2種類が用意される。なお、各商品に対応する電子棚札100の種類(大きさ)が複数の場合には、各商品について電子棚札100の種類毎にテンプレートが用意される。
【0016】
また、コンテンツ作成装置10は、ユーザの操作により、電子棚札100に表示されるPOP(Point of Purchase)を商品毎に生成する。なお、本実施の形態において、POPは、通常時のものと宣伝時のものの少なくとも2種類が用意される。
【0017】
そして、コンテンツ作成装置10は、テンプレートを示す情報(以下「テンプレート情報」という)およびPOPを示す情報(以下、「POP情報」という)を、商品IDと供に情報配信サーバ20に送信する。なお、これらには、通常時のものと宣伝時のものとを識別するためのフラグ情報が付加される。
【0018】
情報配信サーバ20は、コンテンツ作成装置10から受信したコンテンツデータおよび商品IDを記憶すると供に、ユーザによって設定された各コンテンツデータを表示するスケジュール(表示開始時刻および表示時間)を示す情報(以下、「スケジュール情報」という)を記憶する。そして、情報配信サーバ20は、各コンテンツデータを商品IDおよびスケジュール情報と供にSTB30に送信する。
【0019】
また、情報配信サーバ20は、コンテンツ作成装置10から受信した商品ID、テンプレート情報、POP情報およびフラグ情報のデータセット(以下、「表示方式データ」という)をSTB30に送信する。
【0020】
STB30は、スケジュール情報に従ってコンテンツデータを再生してディスプレイ40に表示させる。また、STB30は、商品IDおよびスケジュール情報をESLシステム2のESLサーバ300に送信する。また、STB30は、表示方式データをESLシステム2のESLサーバ300に送信する。
【0021】
[ESLシステム2]
ESLシステム2は、(1)レジと紙の棚札との価格との不一致の解消、(2)紙の棚札を作る紙等の原価および作業をなくすこと、(3)商品価格の変更をタイムリーにできるようにすること、等を目的として導入されている。図1に示すように、ESLシステム2は、電子棚札100と、基地局200と、ESLサーバ300と、から主に構成されている。ESLサーバ300は、STB30およびPOSサーバ50と有線接続する。また、ESLサーバ300は、既存の無線アクセスポイント70を介して、ハンディターミナル60と無線接続する。
【0022】
POSサーバ50は、全ての商品に関する管理データである商品マスタを記憶し、商品マスタから電子棚札100の表示に必要な各商品のデータ(商品ID、商品名、数量、通常価格、割引価格等)を抽出してESLサーバ300に送信する。
【0023】
ハンディターミナル60は、ユーザの操作により、1つの商品の商品IDをコード化したバーコードおよび当該商品と対応付ける電子棚札100の固有のID(以下、「棚札ID」という)をコード化したバーコードを読み取り、これらのバーコードデータを含む信号を、無線アクセスポイント70を介してESLサーバ300に送信する。
【0024】
ESLサーバ300は、ESLシステム2を統括的に管理するサーバ装置で有り、一般的には、店舗内の販売スペースとは別室のバックヤード等に配置される。
【0025】
ESLサーバ300は、POSサーバ50から受信した各商品のデータを記憶する(図3参照)。また、ESLサーバ300は、STB30から受信した表示方式データを記憶する(図4参照)。
【0026】
また、ESLサーバ300は、無線アクセスポイント70を介してハンディターミナル60から受信した信号に基づいて、各電子棚札100の棚札IDを、対応する商品の商品IDに関連付けて記憶する(図5参照)。
【0027】
ESLサーバ300は、記憶している上記の情報を用いて、各電子棚札100に通常時に表示させる画像データ(以下、「通常表示データ」という)を生成する。そして、ESLサーバ300は、通常表示データ(第2の画像データ)を当該電子棚札100の棚札IDと供に、当該電子棚札100と通信している基地局200に送信する。
【0028】
また、ESLサーバ300は、STB30から受信した商品IDおよびスケジュール情報を記憶する(図6参照)。ESLサーバ300は、広告コンテンツを放映する商品について、対応する電子棚札100に宣伝時(ディスプレイ40に商品の広告コンテンツが表示されている時)に表示させる画像データ(以下、「特別表示データ」という)を生成する。そして、ESLサーバ300は、スケジュール情報に含まれる表示開始時刻において、各電子棚札100の特別表示データ(第1の画像データ)を当該電子棚札100の棚札ID、スケジュール情報と供に、当該電子棚札100と通信している基地局200に送信する。
【0029】
各基地局200は、店舗の壁や天井等に設置され、自セル(配置されたエリア)内に存在する各電子棚札100と無線通信を行い、ESLサーバ300から受信した信号(後述する、画像データ、指示信号等)を各電子棚札100に送信する。
【0030】
各電子棚札100は、商品棚3のフェースに着脱可能に取り付けられる。また、電子棚札100は、存在するエリアに配置された基地局200と無線通信を行い、基地局200から受信した信号に含まれる指示信号に基づいて画面に画像データを表示する。
【0031】
[ESLサーバ300の内部構成(ブロック図)]
次に、ESLサーバ300の内部構成について図2のブロック図を用いて説明する。図2に示すように、ESLサーバ300は、ネットワークドライバ301と、CPU302と、メモリ部303と、表示部304と、入力デバイス305と、電源部306と、タイマ307と、から主に構成されている。
【0032】
ネットワークドライバ301は、CPU302から出力された信号を基地局200に送信し、基地局200から受信した信号をCPU302に出力する。また、ネットワークドライバ301は、STB30から受信した信号、POSサーバ50から受信した信号、および、無線アクセスポイント70を介してハンディターミナル60から受信した信号をCPU302に出力する。
【0033】
CPU302は、ESLサーバ300の中央処理装置であり、メモリ部303をワークメモリとして、各種プログラムを実行する。なお、CPU302の本発明に係る機能については後述する。
【0034】
メモリ部303は、ROM、RAMを有し、CPU302が実行する各種プログラム、および、各種データを記憶する。なお、メモリ部303には、商品データ保存部303a、表示方式データ保存部303b、棚札データ保存部303c、スケジュールデータ保存部303d、画像データ保存部303eの各保存領域が用意される。
【0035】
表示部304は、液晶等により構成される画面を有し、CPU302で生成された各種データを画面上に表示させる。
【0036】
入力デバイス305は、キーボード等であり、ユーザの意志に基づくボタン操作内容を電気信号に変換してCPU302に伝達する。
【0037】
電源部306は、ESLサーバ300の各部に電源を供給する。
【0038】
タイマ307は、CPU302の指示により計時を開始し、所定時間を計時すると、完了通知をCPU302に出力する。
【0039】
[CPU302の機能、および、保存データ例]
CPU302は、本発明に係る機能として、管理データ処理部302aと、画像データ生成部302bと、画像データ送信部302cと、棚札制御部302dと、を有する。
【0040】
図3に示すように、管理データ処理部302aは、POSサーバ50から受信した商品データ(商品ID、商品名、数量、通常価格、割引価格等)を商品データ保存部303a(サブ商品マスタ)に保存する。
【0041】
また、図4に示すように、管理データ処理部302aは、STB30から受信した表示方式データ(商品ID、POP情報、テンプレート情報、フラグ情報等)を表示方式データ保存部303b(商品表示マスタ)に保存する。なお、図4のフラグ情報において、「0」は通常表示データを示し、「1」は特別表示データを示す。
【0042】
また、図5に示すように、管理データ処理部302aは、ハンディターミナル60から受信した信号に含まれる棚札IDおよび商品IDを抽出し、これらを対応付けて棚札データ保存部303cに保存する。これにより、電子棚札100と商品とが紐付けられる。なお、複数の電子棚札100により1つの商品の情報を提示する場合には、複数の棚札IDに同一の商品IDが対応付けられる(登録完了)。そして、管理データ処理部302aは、登録された商品IDを含む登録通知信号を画像データ生成部302bに出力する。
【0043】
また、図6に示すように、管理データ処理部302aは、STB30から受信した信号から、商品IDおよびスケジュール情報を取り出してスケジュールデータ保存部303dに保存する。
【0044】
なお、管理データ処理部302aは、POSサーバ50から更新された商品データを入力した場合や、STB30から更新された表示方式データを入力した場合には、更新された内容をメモリ部303に保存されたデータに反映させる。同時に、管理データ処理部302aは、表示内容に変更が生じた商品の商品IDを含む変更通知信号を画像データ生成部302bに出力する。
【0045】
画像データ生成部302bは、登録通知信号または変更通知信号を入力すると、各電子棚札100のLCD152(図8A図8B参照)に表示させる画像データ(通常表示データおよび特別表示データ)を生成する。
【0046】
例えば、商品IDがPR101の商品について、通常表示データを作成する場合、画像データ生成部302bは、まず、商品データ保存部303aを参照して、PR101の商品データ(商品名:豚肉、数量:100g、通常価格:270)を抽出し、表示方式データ保存部303bを参照して、PR101に対応付けられたフラグ情報「0」のテンプレート情報「TE101」およびPOP情報「おすすめ品」を抽出する。そして、画像データ生成部302bは、抽出したテンプレート情報「TE101」に規定された各領域(x,y,W,H)にそれぞれ「豚肉」、「100g」、「270円」、「おすすめ品」の文字を表示するように通常表示データを作成する(図8A参照)。また、画像データ生成部302bは、同様な方法で特別表示データを作成する(図8B参照)。
【0047】
画像データ生成部302bは、完成した画像データを商品ID、フラグ情報と対応付けて画像データ保存部303eに保存し、当該商品IDを含む完成通知信号を画像データ送信部302cおよび棚札制御部302dに出力する。
【0048】
画像データ送信部302cは、完成通知信号を入力すると、棚札データ保存部303cを参照して、完成通知信号に含まれる商品IDに対応する棚札IDを抽出し、画像データ保存部303eを参照して、当該商品IDの画像データ(通常表示データおよび特別表示データ)および各画像データのフラグ情報を抽出し、棚札ID、フラグ情報および画像データのデータセットを、基地局200を介して電子棚札100に送信する。
【0049】
棚札制御部302dは、スケジュール情報に示された表示開始時刻において、特別表示データの表示を指示する変更指示信号を、棚札IDが広告商品の商品IDに対応する電子棚札(以下、「広告商品の電子棚札」という)100の当該棚札IDと併せて、基地局200を介して電子棚札100に送信する。同時に、棚札制御部302dは、スケジュール情報に示された表示時間をタイマ307にセットし、タイマ307を初期化して起動する。なお、棚札制御部302dは、変更指示信号に、電子棚札100のLED105(図7参照)の発光色を指定する情報を含めても良い。
【0050】
そして、棚札制御部302dは、タイマ307が表示時間を計時したタイミングで、通常表示データの表示を指示する復帰指示信号を、広告商品の電子棚札100の棚札IDと併せて、基地局200を介して電子棚札100に送信する。
【0051】
なお、画像データ送信部302cおよび棚札制御部302dから各基地局200に送信された各信号は、各基地局200において、変調(位相変調)、増幅、フィルタリング、アップコンバート等の無線送信処理がなされた後、各電子棚札100に無線送信される。
【0052】
[電子棚札100の内部構成(ブロック図)]
次に、電子棚札100の内部構成について図7のブロック図を用いて説明する。図7に示すように、電子棚札100は、本体部151(図8A図8B参照)の内部に、アンテナ101と、無線部102と、ベースバンド部103と、電池104と、LED105と、LCD152と、を有する。
【0053】
アンテナ101は、例えば、GHz帯の高周波の電波を送受信可能なものであり、フェライト等で構成されている。
【0054】
無線部102は、無線信号の処理を行う。無線部102は、送信部121と、受信部122と、無線制御部123と、第1クロック124と、を有する。なお、送信部121、受信部122および無線制御部123は、1チップの無線IC(集積回路)に集積される。
【0055】
送信部121は、CPU131から出力されたベースバンドのデジタル信号に対して、変調(位相変調)、増幅、フィルタリング、アップコンバート等の無線送信処理を行い、アンテナ101から基地局200に無線信号を送信する。
【0056】
受信部122は、基地局200から送信され、アンテナ101に受信された無線信号に対して、増幅、ダウンコンバート、フィルタリング、復調等の無線受信処理を行い、ベースバンドのデジタル信号をCPU131に出力する。
【0057】
無線制御部123は、第1クロック124のクロック信号を使用して無線部102内の各部の制御を行う。また、無線制御部123は、受信信号に含まれる棚札IDが自機の棚札IDと一致した場合に、当該受信信号をCPU131にする。
【0058】
第1クロック124は、無線ICの内部で使用するための、所定周波数の基準クロック信号を生成する。
【0059】
ベースバンド部103は、ベースバンド信号の処理を行う。ベースバンド部103は、CPU131と、メモリ部132と、第2クロック133と、タイマ134と、を有する。
【0060】
CPU131は、ベースバンド部103の中央処理装置であり、メモリ部132をワークメモリとして、各種プログラムを実行する。なお、CPU131の本発明に係る機能については後述する。
【0061】
メモリ部132は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有し、CPU131が実行する各種プログラム、および、各種データを記憶する。特に、本発明において、メモリ部132は、自機(電子棚札100)の棚札IDを記憶する。
【0062】
第2クロック133は、CPU131で使用するための、所定周波数の基準クロック信号を生成する。
【0063】
タイマ134は、CPU131の指示により計時を開始し、所定時間を計時すると、完了通知をCPU131に出力する。
【0064】
電池104は、図示しない起動スイッチがONされると、電子棚札100の各部に電源を供給する。ただし、消費電力を抑えるために、スリープ状態では、電池104は、第2クロック133等の一部の機器のみに電力を供給する。
【0065】
LED105は、LCD152のバックライト光源とは別に設けられ、CPU131の指示により点灯(または点滅)/消灯する。
【0066】
[CPU131の機能]
CPU131は、本発明に係る機能として、画像データ抽出部131aと、表示制御部131bと、を有する。
【0067】
画像データ抽出部131aは、自機宛の受信信号(基地局200から送信され、受信部122に受信され、無線制御部123から出力された信号)から画像データ(通常表示データおよび特別表示データ)を取り出してメモリ部132に保存する。
【0068】
また、画像データ抽出部131aは、画像データに付加されたフラグ情報が通常表示データを示すものである場合、通常表示データを受信したことを表示制御部131bに通知する。また、画像データ抽出部131aは、変更指示信号、復帰指示信号を表示制御部131bに出力する。
【0069】
表示制御部131bは、通常表示データを受信した旨の通知を受けると、メモリ部132に保存された通常表示データをLCD152に表示させる。また、表示制御部131bは、変更指示信号を入力すると、メモリ部132に保存された特別表示データをLCD152に表示させ、LED105を点灯(または点滅)させる。その後、表示制御部131bは、復帰指示信号を入力すると、再び、メモリ部132に保存された通常表示データをLCD152に表示させ、LED105を消灯させる。
【0070】
[電子棚札100の外観、表示例]
次に、本実施の形態に係る電子棚札100の外観および表示例について図8A図8Bを用いて説明する。図8Aおよび図8Bに示すように、電子棚札100は、本体部151と、表示部の一例であるLCD(液晶ディスプレイ)152と、を有する。LCD152は、本体部151の正面151aに設けられる。なお、LCD152の外周を縁取るフレーム151bの表側の面には、電子棚札100の棚札IDをコード化したバーコード(図示せず)が印字される。
【0071】
本体部151は、商品棚3のフェースに取り付け可能な平板形状の筐体である。本体部151は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリ塩化ビニル等の合成樹脂で構成され、ブロー成形や射出成形等で形成される。なお、本実施の形態では、本体部151のフレーム151bがLED105の点灯により発光するように構成される。
【0072】
LCD152は、文字やコード記号、バーコード等を表示する。例えば、LCD152は、電子棚札100が対応付けられた商品の商品名152a、数量152b、価格152c、POP152d等を示す画像を表示する。なお、本実施の形態では、LCD152の代わりに、有機EL、無機EL及び電子ペーパー等のフラットパネルディスプレイを使用してもよい。
【0073】
本実施の形態では、各電子棚札100について、通常時と宣伝時とで、LCD152の表示内容を異ならせる。図8Aは、LCD152が、通常時において、通常表示データを表示している例を示している。図8Bは、LCD152が、宣伝時において、特別表示データを表示している例を示している。また、本実施の形態では、図8Bに示すように、宣伝時において、LED105が点灯し、本体部151のフレーム151bが発光する。なお、本実施の形態では、宣伝時に、LCD152のバックライト光源を点灯させても良い。
【0074】
[効果]
以上のように本実施の形態によれば、ESLシステム2のESLサーバ300が、サイネージシステム1から受信したスケジューリング情報に基づいて電子棚札100の表示状態(LCD152の表示内容、LED105の点灯/消灯)を制御することができるので、デジタルサイネージの広告の表示時間と、広告商品の電子棚札100の表示状態を連携させることができる。
【0075】
これにより、デジタルサイネージで広告している商品の場所を消費者に知らせることができる。また、消費者は、店員の説明を受けなくても当該商品の内容を理解することができると供に、好みの商品を買うことができる。したがって、本実施の形態によれば、デジタルサイネージによる販売促進の効果を十分に発揮することができる。
【0076】
なお、本実施の形態では、サイネージシステム1おいてディスプレイ40に広告コンテンツが表示されている時間と、ESLシステム2において電子棚札100に特別表示データが表示されている時間が同一である場合について説明したが、本発明はこれに限られず、ディスプレイ40に広告コンテンツが表示されている時間を含む時間(第1時間)に、電子棚札100に特別表示データを表示させ、その他の時間(第2時間)に、通常表示データを表示させるようにすればよい。
【0077】
また、本実施の形態では、ハンディターミナル60により商品IDと棚札IDを読み取り、これらのIDを紐付ける場合について説明したが、本発明はこれに限られず、ESLサーバ300のキーボード操作により商品IDと棚札IDを紐付けるようにすることもできる。
【0078】
(実施の形態2)
実施の形態2では、デジタルサイネージの広告の表示時間に同期して広告商品およびこれに関連する商品の電子棚札の表示状態を切り替える場合について説明する。なお、本実施の形態のシステム構成は、実施の形態1で説明した図1に示したものと同一である。また、本実施の形態の電子棚札100の内部構成および外観は、実施の形態1で説明した図7、8に示したものと同一である。
【0079】
図9は、本実施の形態に係るESLサーバ300aの内部構成を示すブロック図である。なお、図9に示すESLサーバ300aにおいて、図2に示したESLサーバ300と共通する構成部分には同一の符号を付して説明を省略する。図9に示すESLサーバ300aは、図2に示したESLサーバ300に対して、メモリ部303の中に関連商品データ保存部303fを追加する構成を採る。
【0080】
図10に示すように、管理データ処理部302aは、入力デバイス305から入力されたユーザの指示に応じて、関連商品データ保存部303fに、各商品IDについて当該商品と関連する商品の商品IDを対応付けて保存する。
【0081】
例えば、アンチエイジング効果があるサプリメント商品Aの商品IDをPR201とすると、管理データ処理部302aは、商品Aと同じようにアンチエイジング効果がある他のサプリメント商品B、Cの商品IDであるPR202、PR203をPR201に対応付けて保存する。
【0082】
棚札制御部302dは、スケジュール情報に示された表示開始時刻において、特別表示データの表示を指示する変更指示信号を、広告商品の商品IDに対応付けられた棚札IDと併せて基地局200に送信する。これと同時に、棚札制御部302dは、関連表示を指示する関連表示指示信号を、関連商品IDに対応付けられた棚札IDと併せて基地局200に送信する。なお、関連表示とは、関連商品の電子棚札100のLED105を、広告商品の電子棚札100と異なる色で点灯させるものである。例えば、棚札制御部302dは、変更指示信号において、広告商品の電子棚札100のLED105の発光色を「赤」に指定した場合、関連商品の電子棚札100のLED105の発光色を「緑」に指定する。
【0083】
電子棚札100の表示制御部131bは、関連表示指示信号を入力すると、通常表示データをLCD152に表示させたまま、関連表示指示信号で指定された色でLED105を点灯させる。
【0084】
[効果]
以上のように本実施の形態によれば、ESLシステム2のESLサーバ300が、デジタルサイネージの広告の表示時間に同期して広告商品の電子棚札100の表示状態、および、関連商品の電子棚札100の表示状態(LEDの点灯/消灯およびLEDの発光色)を制御することができるので、消費者に、関連商品を認知してもらうことができる。これにより、関連商品の販売促進の効果も得ることができる。
【0085】
なお、本実施の形態では、関連商品の電子棚札100に表示させる画像データ(以下、「関連表示データ」という)を生成し、ESLシステム2のESLサーバ300が、広告商品の宣伝時に、関連商品の電子棚札100の表示内容を関連表示データに切り替えるようにしても良い。
【産業上の利用可能性】
【0086】
本発明は、デジタルサイネージを設置している店舗のESLシステムに用いるのに好適である。本発明によれば、デジタルサイネージシステムとESLシステムとを連携させ、消費者が店員の説明を受けなくても商品の内容を理解して好みの商品を買うことができるような、新しい形態の売り場を提供することができる。
【符号の説明】
【0087】
1 サイネージシステム
2 ESLシステム
3 商品棚
10 コンテンツ作成装置
20 情報配信サーバ
30 STB
40 ディスプレイ
50 POSサーバ
60 ハンディターミナル
100 電子棚札
101 アンテナ
102 無線部
103 ベースバンド部
104 電池
105 LED
121 送信部
122 受信部
123 無線制御部
124 第1クロック
131 CPU
131a 画像データ抽出部
131b 表示制御部
132 メモリ部
133 第2クロック
134 タイマ
151 本体部
152 LCD
200 基地局
300、300a ESLサーバ
301 ネットワークドライバ
302 CPU
302a 管理データ処理部
302b 画像データ生成部
302c 画像データ送信部
302d 棚札制御部
303 メモリ部
304 表示部
305 入力デバイス
306 電源部
307 タイマ
【要約】
ESLシステム(2)のESLサーバ(300)は、サイネージシステム(1)と接続し、サイネージシステム(1)から、ディスプレイ(40)に表示する広告コンテンツの表示開始タイミングおよび表示時間を含むスケジュール情報を広告商品の商品IDとともに受信する。ESLサーバ(300)は、各電子棚札(100)に表示させる画像データを商品毎に生成する画像データ生成部(302b)と、各電子棚札(100)に、棚札IDに対応する商品IDの画像データを送信する画像データ送信部(302c)と、スケジュール情報に基づいて、棚札IDが広告商品の商品IDに対応付けられている電子棚札の表示状態を制御する棚札制御部(302d)と、を具備する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9
図10