【実施例】
【0036】
次に、実施例および比較例によって本発明をさらに詳細に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例中のエアバッグ用織物の特性評価などについては下記の方法にて実施した。なお、JISは1999年度版を用いた。
(1)原糸の繊度、引張強さ、引張伸び率、沸水収縮率:JIS L1013に従って計測した。
(2)原糸の一定荷重時伸び率:JIS L1017 7.7に準じて評価した。
(3)糸−糸摩擦力:糸条を3回撚り掛けして互いに接触させ、給糸側の荷重(T1)を1.4Nに調整して撚り掛けを行い、引き取り張力T2(N)を計測し、T2/T1を摩擦力とした。測定時の引き取り速度は3cm/minとした。
【0037】
(4)織物目付け(単位面積当たり重量):10cm×10cmの試料を用い、JIS L1096 附属書3に準じて行なった。
(5)分解糸総繊度:JIS L1096 附属書14に準じて、織物を分解し、経緯の分解糸につき試料長を25cmとして計測した。
(6)分解糸引張り特性:JIS L1013 8.5.1に準じ、20回/25cmの撚り掛けをし、つかみ間隔25cmで引張り速度30cm/minの引張り試験を実施し、分解糸の引張強さ(N)を測定した。分解糸の一定荷重時伸び率(%)は、荷重4.7cN/dtexにおける伸度を求めた。
(7)分解糸クリンプ率:JIS L1096 附属書12に従って得た。
【0038】
(8)織糸引抜抵抗:
図4の(a)に引抜抵抗測定試料を示す。織糸引抜抵抗P(N/cm/cm)は、織物を縦4cm×横6cmに切り出し、横方向6cm長の織糸15本分を残して横方向の織糸を除去し、横端より2cm、3cm、4cmの3箇所の縦の織糸をそれぞれ1本ずつの引張り試料とした。次に、
図4の(b)に示したように、縦の織糸引張試料1本ずつを25mm長で把持するチャック(21)で把持し、一方、横方向の織糸が残っている織物部について、引抜く縦の織糸を15mm幅でまたぐようにスペーサー(23)を入れてチャック(22)で把持し、引張試験機にて10mm/minの速度で引張って引抜いた時の最大の力f(N)を求めた。この測定を織物の経緯の両方向とも実施した。下記式にて経糸が1cm幅の相当本数で緯糸と1cm幅の相当本数で直交する場合の抵抗値として算出した。緯糸方向についても同様に算出した。
P=f(Dx/2.54)/(15×2.54/Dy)
(ただし、fは測定値(N)、Dxは測定部分の織密度(本/2.54cm)、Dyは測定部分と垂直方向の織密度(本/2.54cm)、Pは引抜抵抗値(N/cm/cm)である。なお、Dx、Dyがほぼ同じ密度であれば平均の密度を代入してもかまわない。)
【0039】
(9)織物の引張強さと引張伸び率:JIS L1096 8.12.1 A法(ストリップ法)に準じて行なった。織物特定荷重伸び率(%)は、300N/cm荷重における伸度を求めた。
(10)織密度:JIS L1096 附属書11Aに準じ、デンシメータを使用した。
(11)油剤成分:織物試料10gを300mlのn−ヘキサンで8時間ソックスレー抽出した。n−ヘキサン抽出分の乾固重量から試料中の油剤成分量(重量%)を求めた。
【0040】
(12)環状ユニマー:織物をNMR溶媒に溶解し、
13C−NMRにより測定した。溶液は完溶し、pH調整をせず測定した。
13C−NMRスペクトルはBRUKER社製のAVANCE(II)400型NMR装置を使用し、以下の条件にて測定した。
NMR条件
試料濃度:100mg/NMR溶媒0.8ミリリットル
NMR溶媒:ヘキサフルオロイソプロパノール−d2
測定温度:25℃
パルス繰り返し間隔:2秒
積算回数:18000回
化学シフト基準:ヘキサフルオロイソプロパノール−d2のメチン炭素のピークトップとなる分岐中心ピークを71.28ppmとした。得られたポリアミド6・6および含有される環状ユニマーについて、窒素結合β位炭素(C2)のピーク帰属を表1に示す。
【0041】
【表1】
環状ユニマー成分比(A)は、それぞれのピークを計算範囲で積算したピーク強度Iから次の式にて百分率を算出した。
A=I(C2)/(I(2)+I(2cis))×100
【0042】
(13)特定縫目負荷通気度:織物から縦38cm×横15cmを2枚切り出し、コート布であればコート面を互いに向かい合わせで、長辺の端より1cmの部分より1350dtexの撚り糸である縫製糸にて50回/10cmで本縫いにて縫製し縫い糸両端を結ぶ。これを、織物の経方向合わせの縫合と緯方向合わせの縫合で試料作成した。その後、A&D社製引っ張り試験機において、100mm/minの速度にて引っ張り、1500Nの荷重をかけ、一旦取り出した後、24時間後に動的通気度を測定した。動的通気度はTEXTEST社製FX3350を用い、充填圧300kPa、充填容量400ccにて測定を実施し、50kPa時の通気度を測定した。袋織では、直線の接結部を15cm含む試料を切り出し、同様に1500Nの引張荷重の後に動的通気度の50kPa通気度を測定した。
【0043】
(14)剛軟度:ASTM D4032−94にしたがって測定した。
(15)サイドカーテンエアバッグの作製:平織りのエアバッグ用織物では、
図1に示す形状で容量24Lのサイドカーテンエアバッグを、縫糸が235dtex/2×3、運針数が5.0針/cmで4mm幅の2列本縫いで縫製した。一方、同様のサイドカーテンエアバッグを袋織で得た。袋をとじる接結部の織組織は、
図3に示したように、袋織り→2/2斜子(4本)→袋織り(4本風通を含む)→3/3斜子(6本)→袋織りの順で変化している。袋部の二重織の2枚の織組織のそれぞれは1/1の平織りであり、袋の接結部の外側で膨張しない部分は袋織の二重織を1%ほど部分接結したものである。
サイドカーテンエアバッグにはインナーチューブを挿入し、展開ガスをリア端のガス供給口からフロント膨張部とリア膨張部へ誘導するようにした。インナーチューブはポリアミド6・6繊維700dtex/105fによる経緯38×38本/2.54cmの平織り布で、20g/m
2のシリコーンコーティング布を用いた。この布をガス供給口が装入できるような口径で筒状にバイアス縫製した。縫製は1400dtexの縫い糸で、36本/10cmの運針数で7mm幅の2列の二重環縫いで行なった。インナーチューブの先端は開口であり、さらに、縫製部を上側として、リア膨張部のガス供給の切り欠き口を下側に向けて設けた。
【0044】
(16)展開速度:上記(15)項に記載したサイドカーテンエアバッグを鉛直方向(
図1における上下方向)でロールに巻き上げ、ガス供給口にホースバンドで取り付けて展開に備えた。マイクロシス社製CGSシステムを用い、ガス供給元タンクの圧力6MPa、容量1Lで、オリフィス0.6インチとし、ヘリウムガスをバッグに瞬時供給した。展開が完了するまでの時間を、バッグが完全展開した姿に正対して観測できる位置で高速カメラ撮影し、計測した。展開完了の判定は、バッグの袋部境界線内の面積が最大面積に到達する直前の98%面積に達した時間を展開完了時間として展開速度とした。470dtex織物のケースを100として相対値にて評価した。
【0045】
(17)高速バースト圧:平織りのエアバッグ織物では、
図2の(a)に示す円形バッグで縫糸が235dtex/2×3、運針数が5.0針/cmの2列本縫いで縫製した。一方、同様の円形バッグを袋織で得た。織組織は上記(15)項に記載のサイドカーテンエアバッグと同様にした。バッグを
図2の(b)〜(d)に示すように折畳み、テープで2箇所留めて折畳みを維持し、ガス供給口にホースバンドで取り付けて展開に備えた。マイクロシス社製CGSシステムを用い、ガス供給元タンクは圧力7.5MPa、容量1Lで、オリフィス0.6インチとし、ヘリウムガスをバッグに瞬時供給した。縫目からガスリークが無く展開圧に優れるものは高いバースト圧を示した。展開圧に劣るものは低圧で破袋した。ガスリークが著しいものは展開圧が立たず、破袋にもいたらなかった。
【0046】
(18)インパクター試験:FMVSS201に準じて実施した。上記(15)項記載のサイドカーテンエアバッグを2.0molストアードガスインフレーターのガス供給口にホースバンドで取り付け、展開させた。側面から展開膨張を観察し、膨張断面積が99%に達した時点に合わせて、ヘッドフォームを衝突させた。すなわち、サイドカーテンエアバッグの運転席保護エリアのクッション中心部に向けてカーテン面に対して垂線方向から、FMVSS201用ヘッドフォーム(重さ4.5kg)を24km/Hrで放出した。ヘッドフォーム内の加速度計により衝撃吸収の加速度(m/s
2)の時間経過(msec)を計測した。
図5に示した「加速度−時間」曲線の下部面積の中で、減速加速度が検出され始める拘束開始時点から全面積の15%の時点での時間を拘束立ち上がり時間とし、この時間の短さで早期拘束性を評価した。470dtex織物のケースを100として相対値にて示した。
(19)収納性:上記(15)項に記載のサイドカーテンエアバッグを鉛直方向にロールに巻いて外形寸法からロール断面積を出して、470dtex織物のケースを100として、相対値にて比較した。
(20)引裂き強力保持率:引裂き強力をJIS L10968.15.1 A−1により計測し、織物試料を120℃の熱風炉で500時間処理した前後で引裂き強力の保持率(%)を求めた。
【0047】
[
参考例1]
ヘキサメチレンとアジピン酸の中和塩を含む水溶液に、重合触媒の次亜燐酸ナトリウムを加え、連続重合装置にて縮重合し、熱安定剤の沃化銅/沃化カリウム水溶液を添加して後期重合した後に樹脂チップとした。引き続いて固相重合を行い、95.5%硫酸への1g/100ml溶解液で相対粘度ηrが3.1のポリアミド6・6ポリマーを得た。
溶融紡糸の際に環状ユニマーを添加して紡糸し、繊度235dtex、フィラメント数72本のポリアミド6・6繊維を製織用原糸とした。原糸強度は10.0cN/dtexであり、一定荷重時伸び率は8.0%、沸水収縮率は10.3%であった。この原糸を撚糸せず、アクリル系糊付けを施し、ウォータージェットルームにて平織物を得た。次いで、この織物をソーダ灰10g/L含む70℃温水で精練し、次いでピンテンターを用いて経方向に2%のオーバーフィード、緯方向つまり幅方向に0%のストレッチで140℃の2分間、次いで、経方向に2%のオーバーフィード、緯方向つまり幅方向に0%のストレッチで180℃の2分間処理後急冷してヒートセットした。その後、15℃のシリンダー冷却を経て、さらに、常温のピンテンターにて経方向に1%の緊張フィード、緯方向つまり幅方向に1%のストレッチで4分間処理した。このようにして、経糸と緯糸の織密度がともに73.5本/2.54cmのノンコートエアバッグ用織物を得た。
【0048】
このエアバッグ用織物の織物分解糸(フィラメント糸)につき、総繊度、引張強さ、一定荷重時伸び率、さらに、織糸引抜抵抗、また、織物の引張強さ、特定荷重伸び率、織密度、特定縫目負荷通気度、剛軟度、単位面積当たり重量、油剤含有量、環状ユニマー含有量等を表2に示す。
このエアバッグ用織物からエアバッグを縫製し、展開速度評価、高速バースト圧評価、インパクター試験、収納性評価を行なった。この結果も表2に示す。
展開ガスのロス無く展開速度は速く、高速バースト圧評価では高圧の破袋圧を示し、インパクター試験では早期拘束挙動を示した。
【0049】
[
参考例2]
溶融紡糸の際に環状ユニマーを添加しなかったことを除いて、
参考例1と同様に実施した。織物の性状と各種評価結果を表2に示す。展開ガスのロス無く展開速度は速く、高速バースト圧評価では高圧の破袋圧を示し、インパクター試験では早期拘束挙動を示した。
【0050】
[
参考例3]
参考例1のヒートセット織物に対して、無溶媒の付加反応型シリコーンをエアナイフコーターで20g/m
2塗布し、180℃で2分間の加硫をピンテンターで経方向が1%のオーバーフィード、緯方向が0%ストレッチで行い、この後に、15℃のシリンダー冷却を行った。さらに、常温のピンテンターにて経方向に1%の緊張フィード、緯方向つまり幅方向に1%のストレッチで4分間処理した。こうしてコーティングエアバッグ用織物を得た。織物の性状と各種評価結果を表2に示す。表2では織物の単位面積当たり重量はコーティングを除いた重量を記している。
展開ガスのロス無く展開速度は速く、高速バースト圧評価では高圧の破袋圧を示し、インパクター試験では早期拘束挙動を示した。
【0051】
[実施例4]
参考例1の原糸を用い、撚糸せず、PVA糊付けを施し、エアジェット織機でジャカード織りして袋織エアバッグを得た。次いで、この織物をソーダ灰10g/L含む70℃温水で精練し、次いでピンテンターを用いて経方向に2%のオーバーフィード、緯方向つまり幅方向に0%のストレッチで140℃の2分間、次いで、経方向に2%のオーバーフィード、緯方向つまり幅方向に0%のストレッチで180℃の2分間処理後急冷してヒートセットした。さらに、無溶媒の付加反応型シリコーンをエアナイフコーターで20g/m
2塗布し180℃で2分間の加硫をピンテンターで経方向が1%のオーバーフィード、緯方向が0%ストレッチで行い、この後に、15℃のシリンダー冷却を行った。さらに、常温のピンテンターにて経方向に1%の緊張フィード、緯方向つまり幅方向に1%のストレッチで4分間処理した。これを、表裏繰り返してコーティング袋織エアバッグ用織物を得た。織物の性状と各種評価結果を表2に示す。表2では織物の単位面積当たり重量はコーティングを除いた重量を記している。
袋部の平織り物を切り出して縫目負荷通気度を評価しても低通気度で良好であった。また、接結部が直線である部分から試料を切り出て縫目負荷通気度を評価しても、経糸負荷通気度が220mm/s、緯糸負荷通気度が300mm/sで良好な低通気度であった。展開ガスのロス無く展開速度は速く、高速バースト圧評価では高圧の破袋圧を示し、インパクター試験では早期拘束挙動を示した。
【0052】
[
参考例4]
繊度235dtex、フィラメント数36本の製織用原糸としたことを除いて、
参考例1と同様に平織物を得た。得られた平織物に
参考例3と同様にコーティングして、コーティングエアバッグ用織物を得た。織物の性状と各種評価結果を表2に示す。表2では織物の単位面積当たり重量はコーティングを除いた重量を記している。
展開ガスのロス無く展開速度は速く、高速バースト圧評価では高圧の破袋圧を示し、インパクター試験では早期拘束挙動を示した。
【0053】
[比較例1]
製織原糸として強度が8.6cN/dtexの表2に示すポリアミド6・6繊維を用いて
参考例1と同様に実施した。織物の性状と各種評価結果を表2に示す。
展開速度試験では縫目ガスリークのため展開が遅い。高速バースト試験では織物強力不足で耐圧が低かった。インパクター試験では拘束時間が遅めであった。
【0054】
[比較例2]
製織原糸として強度が9.6cN/dtexの表2に示す繊維を用いて
参考例1と同様に実施した。織物の性状と各種評価結果を表2に示す。
展開速度試験では縫目ガスリークのため展開が遅い。高速バースト試験では織物強力は十分であるが、ガスリークによる破袋で耐圧が低かった。インパクター試験では拘束時間が遅めであった。
【0055】
[比較例3]
織密度を68本/2.54cmとした以外は
参考例1と同様に実施した。織物の性状と各種評価結果を表2に示す。
展開速度試験ではコーティング織物だが低織密度による縫目ガスリークのため展開がやや遅い。高速バースト試験では、原糸に由来する縫目開きの抵抗があるものの、織物強力不足で耐圧が低かった。インパクター試験では拘束時間が遅めであった。
【0056】
[比較例4]
製織原糸として従来の高強力糸タイプである沸水収縮率が4.0%の繊維を用いたことを除いて、
参考例1と同様に実施した。織物の性状と各種評価結果を表2に示す。
展開速度試験では、縫目ガスリークのため展開が遅い。高速バースト試験では、縫目ガスリークが多すぎて破袋限界試験にならなかった。インパクター試験では拘束時間が遅めであった。
【0057】
[比較例5]
熱セット条件が、ピンテンターを用いて経方向に5%のオーバーフィード、緯方向つまり幅方向に5%の幅入れリラックスで140℃の2分間、次いで、経方向に2%のオーバーフィード、緯方向つまり幅方向に2%の幅入れリラックスで180℃の2分間処理でヒートセットした後、振落としで受け箱に受け取るような緩冷却をした以外は、
参考例1と同様に実施した。織物の性状と各種評価結果を表2に示す。
展開速度試験では、クリンプが大きく縫目ガスリークのため展開が遅い。高速バースト試験では、縫目ガスリークが多すぎて破袋限界試験にならなかった。インパクター試験では拘束時間が遅めであった。
【0058】
[比較例6]
整経時に整経油剤を常温でキスロール方式で原糸に対して油剤付着率1.5重量%付与したことを除いて、
参考例1と同様に実施した。整経油剤は鉱物油27部、天然油脂28部、脂肪酸エステル28部、高級アルコール12部、アニオン活性剤5部からなる。経糸の摩擦は1.2で低かった。この原糸を撚糸せず、エアジェットルームにて平織物を得た。次いで、この織物を精練せず、ピンテンターを用いて経方向に2%のオーバーフィード、緯方向つまり幅方向に0%のストレッチで140℃の2分間、次いで、経方向に2%のオーバーフィード、緯方向つまり幅方向に0%のストレッチで180℃の2分間処理後急冷してヒートセットしてノンコートエアバッグ用織物を得た。織物の性状と各種評価結果を表2に示す。
展開速度試験では、目開き抵抗が少なく縫目ガスリークのため展開が遅い。高速バースト試験では、縫目ガスリークが多すぎて破袋限界試験にならなかった。インパクター試験では拘束時間が遅めであった。
【0059】
[比較例7]
製織原糸として繊度が470dtexでフィラメント数が72本の表2に示すポリアミド6・6繊維を用いたことを除いて、
参考例1と同様に実施した。高速展開試験の展開時間とインパクター試験の早期拘束時間ではこの評価値を100とした。織物の性状と各種評価結果を表2に示す。
展開速度試験では展開時間が遅い。高速バースト圧は良好である。しかし、インパクター試験は拘束時間が相対的に非常に遅かった。収納性も軽量性も大きく劣っている。
【0060】
[
参考例5]
環状ユニマーを添加する際に、織物中の環状ユニマー含有量が0.08%とした以外は
参考例1と同様に実施した。
熱経時前後の引裂き保持率は80%であった。その他、織物の性状と各種評価結果を表2に示す
【0061】
[比較例8]
環状ユニマーを添加する際に、織物中の環状ユニマー含有量が3.6%とした以外は
参考例1と同様に実施した。引抜抵抗が少なく、目開きしやすい織物となっている。エアバッグを形成する評価を実施しなかったが、それらを除いて織物の性状と各種評価結果を表2に示す。
【0062】
【表2】