(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
表示装置を含み、画像データが格納されるサーバ装置を識別する識別コードを前記表示装置に表示する携帯型の情報処理端末と、前記情報処理端末の前記表示装置に表示された識別コードを読取り、読取った当該識別コードが示すサーバ装置から画像データを取得し、その画像データの印刷を行なう画像処理装置とを含む画像処理システムであって、
前記情報処理端末は、
前記識別コードを受信するための識別コード受信手段と、
前記識別コード受信手段が前記識別コードを受信したことに応答して、前記画像処理装置を用いて前記サーバ装置に格納されている画像データを印刷することを促すメッセージを前記表示装置に表示するための受信通知手段と、
当該情報処理端末が前記画像処理装置の近傍にある場合に所定の条件が満たされたことに応答して、前記識別コード受信手段が受信した前記識別コードを前記表示装置に表示するための識別コード表示手段とを含み、
前記画像処理装置は、
前記識別コードを読取る読取装置と、
前記読取装置で前記識別コードを読取ると、読取った前記識別コードにより識別された前記サーバ装置と通信することにより、前記サーバ装置から画像データを取得するための手段とを含む、画像処理システム。
情報処理端末の表示装置に表示された識別コードを読取り、読取った当該識別コードが示すサーバ装置から当該サーバ装置に格納されている画像データを取得し、その画像データの印刷を行なう画像処理装置であって、
前記識別コードを読取る読取装置と、
情報を表示するための情報表示手段と、
操作を受付けるための操作受付手段と、
前記操作受付手段が前記サーバ装置に格納されている画像データを当該画像処理装置を用いて印刷するための操作を受付けた際に、前記読取装置の配設位置に関する情報、及び、前記情報処理端末に表示されている前記識別コードを前記読取装置にかざすように促すメッセージを前記情報表示手段に表示するための手段と、
前記読取装置で前記識別コードを読取ると、読取った前記識別コードにより識別された前記サーバ装置と通信することにより、前記サーバ装置から画像データを取得するための手段とを含む、画像処理装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ストレージサーバに画像データをアップロードして画像を共有する場合、ストレージサーバに画像データをアップロードするユーザとストレージサーバから画像データをダウンロードするユーザとは同一人物でないことが多い。このような場合、画像データをアップロードしたユーザ(ユーザA)から他のユーザ(ユーザB)に、E−mail等によって画像データをアップロードした旨を連絡することになる。特許文献1に開示の技術では、例えばE−mailにQRコードを添付して連絡することになる。
【0007】
しかし、E−mailに添付されたQRコードを受取っただけでは、受取ったユーザは、添付されたQRコードが何を示すものかがわかりづらい。そのため、画像データをアップロードした旨の連絡を受取っても、どのようにして、店舗に設置された画像処理装置で印刷するにかがわかりにくい。特に、年配のユーザ及びPC(Personal Computer)及び携帯電話機等の電子機器に詳しくないユーザにとっては、店舗に設置された画像処理装置で画像データを印刷するまでに多くの障壁がある。
【0008】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の1つの目的は、店舗等に設置された画像処理装置で画像データを容易に印刷することができる画像処理システム、画像処理装置、情報処理端末、及びコンピュータプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面に係る画像処理システムは、表示装置を含み、画像データが格納されるサーバ装置を識別する識別コードを表示装置に表示する携帯型の情報処理端末と、情報処理端末の表示装置に表示された識別コードを読取り、読取った当該識別コードが示すサーバ装置から画像データを取得し、その画像データの印刷を行なう画像処理装置とを含む画像処理システムである。この画像処理システムにおいて、情報処理端末は、識別コードを受信するための識別コード受信手段と、識別コード受信手段が識別コードを受信したことに応答して、画像処理装置を用いてサーバ装置に格納されている画像データを印刷することを促すメッセージを表示装置に表示するための受信通知手段と、当該情報処理端末が画像処理装置の近傍にある場合に所定の条件が満たされたことに応答して、識別コード受信手段が受信した識別コードを表示装置に表示するための識別コード表示手段とを含む。画像処理装置は、識別コードを読取る読取装置と、読取装置で識別コードを読取ると、読取った識別コードにより識別されたサーバ装置と通信することにより、サーバ装置から画像データを取得するための手段とを含む。
【0010】
情報処理端末は、識別コードを受信すると、画像処理装置を用いてサーバ装置に格納されている画像データを印刷することを促すメッセージを表示装置に表示する。このようなメッセージを表示することにより、情報処理端末は、受信者(ユーザ)に識別コードを意識させることなく次の操作を誘導できる。情報処理端末は、画像処理装置の近傍にある場合に所定の条件が満たされたことに応答して、識別コードを表示装置に表示する。画像処理装置は、読取装置で情報処理端末の表示装置に表示された識別コードを読取り、読取った識別コードにより識別されるサーバ装置と通信することにより、サーバ装置から画像データを取得し、取得した画像データの印刷を行なう。
【0011】
このように、本画像処理システムでは、情報処理端末で識別コードを受信してからサーバ装置に格納されている画像データを印刷するまでの操作方法を案内できるので、例えば年配のユーザ及びPC等の電子機器に詳しくないユーザであっても、店舗等に設置された画像処理装置で画像データを容易に印刷することができる。
【0012】
好ましくは、画像処理装置は、情報を表示するための情報表示手段と、操作を受付けるための操作受付手段と、操作受付手段がサーバ装置に格納されている画像データを当該画像処理装置を用いて印刷するための操作を受付けた際に、情報表示手段に、情報処理端末の表示装置の画面を確認するように促すメッセージを表示するための案内表示手段とをさらに含み、情報処理端末は、識別コード表示手段が識別コードを表示したことに応答して、表示した識別コードを画像処理装置の読取装置にかざすように促すメッセージを表示装置に表示するための案内表示手段をさらに含む。
【0013】
情報処理端末のユーザは、サーバ装置に格納されている画像データを、画像処理装置を用いて印刷するために当該画像処理装置を操作すると、画像処理装置は、情報処理端末の表示装置の画面を確認するように促すメッセージを情報表示手段に表示する。これにより、画像処理装置は、ユーザに対してさらに次ぎの操作を誘導できる。情報処理端末の表示装置に識別コードが表示されると、その識別コードを画像処理装置の読取装置にかざすように促すメッセージが情報処理端末の表示装置に表示される。これにより、情報処理端末は、ユーザに対してさらに次ぎの操作を誘導できる。このメッセージを見たユーザが、そのメッセージにしたがって、識別コードを画像処理装置の読取装置にかざすと、読取装置は識別コードを読取る。したがって、情報処理端末で識別コードを受信してからサーバ装置に格納されている画像データを印刷するまでの操作方法をより詳細に案内できるので、例えば年配のユーザ及びPC等の電子機器に詳しくないユーザであっても、店舗等に設置された画像処理装置で画像データをより容易に印刷することができる。
【0014】
より好ましくは、画像処理装置は、操作を受付けるための操作受付手段と、操作受付手段がサーバ装置に格納されている画像データを当該画像処理装置を用いて印刷するための操作を受付けた際に、情報処理端末に対して、当該情報処理端末の表示装置に識別コードを表示させる信号を送信するための手段とをさらに含み、上記所定の条件は、情報処理端末が信号を受信したことである。
【0015】
画像処理装置は、サーバ装置に格納されている画像データを画像処理装置を用いて印刷するための操作を受付けると、情報処理端末に対して、当該情報処理端末の表示装置に識別コードを表示させるための信号を送信する。情報処理端末は、画像処理装置から送信された上記信号を受信すると、識別コードを表示装置に表示する。これにより、ユーザは、情報処理端末を特に操作することなく、識別コードを表示させることができる。
【0016】
上記所定の条件は、ユーザによって前記識別コードを表示する操作がされたことであってもよい。
【0017】
さらに好ましくは、画像処理装置は、操作を受付けるための操作受付手段と、操作受付手段がサーバ装置に格納されている画像データを当該画像処理装置を用いて印刷するための操作を受付けた際に、情報処理端末に対して自機の装置情報を送信するための装置情報送信手段とをさらに含み、情報処理端末は、画像処理装置から送信された装置情報を受信するための装置情報受信手段をさらに含み、識別コード表示手段は、装置情報受信手段が装置情報を受信したことに応答して、識別コードを表示装置に表示するための手段を含む。
【0018】
画像処理装置は、サーバ装置に格納されている画像データを画像処理装置を用いて印刷するための操作を受付けると、情報処理端末に対して自機の装置情報を送信する。情報処理端末は、画像処理装置から送信された装置情報を受信すると、識別コードを表示装置に表示する。これにより、ユーザは、情報処理端末を特に操作することなく、識別コードを表示させることができる。
【0019】
さらに好ましくは、画像処理システムは、1又は複数の画像処理装置を含み、情報処理端末は、現在の自機の位置情報を取得するための位置情報取得手段と、位置情報取得手段によって取得した位置情報に基づいて、当該情報処理端末の現在地から所定の範囲内に存在する印刷可能な画像処理装置を検索し、その結果を表示装置に表示するための検索結果表示手段とをさらに含む。
【0020】
情報処理端末は、当該情報処理端末の現在地から所定の範囲内に存在する印刷可能な画像処理装置を表示装置に表示する。識別コードを受信したユーザは、サーバ装置に格納されている画像データをどこで印刷できるかを容易に知ることができる。そのため、ユーザは店舗等に設置された画像処理装置で画像データをより容易に印刷することができる。
【0021】
さらに好ましくは、検索結果表示手段は、検索された複数の画像処理装置を、当該情報処理端末の現在地から近い順に表示するための手段を含む。
【0022】
印刷可能な画像処理装置を、情報処理端末の現在地から近い順に表示することによって、近くの画像処理装置を容易に見つけることができる。そのため、ユーザは店舗等に設置された画像処理装置で画像データをさらに容易に印刷することができる。
【0023】
さらに好ましくは、上記装置情報は、装置の機種名及び読取装置の配設位置を示す情報を含み、情報処理端末の案内表示手段は、識別コードを画像処理装置の読取装置にかざすように促すメッセージとともに、装置情報受信手段が受信した装置情報に基づいて、読取装置の配設位置に関する情報を表示装置に表示するための手段を含む。
【0024】
情報処理端末は、識別コードを画像処理装置の読取装置にかざすように促すメッセージとともに、読取装置の配設位置に関する情報を表示装置に表示する。これにより、画像処理装置に応じた、読取装置の配設位置に関する情報を表示装置に表示できるので、ユーザは画像処理装置のどこに識別コードをかざせばよいかを容易に知ることができる。
【0025】
本発明の第2の局面に係る画像処理装置は、情報処理端末の表示装置に表示された識別コードを読取り、読取った当該識別コードが示すサーバ装置から当該サーバ装置に格納されている画像データを取得し、その画像データの印刷を行なう画像処理装置である。この画像処理装置は、識別コードを読取る読取装置と、情報を表示するための情報表示手段と、操作を受付けるための操作受付手段と、操作受付手段がサーバ装置に格納されている画像データを当該画像処理装置を用いて印刷するための操作を受付けた際に、読取装置の配設位置に関する情報、及び、情報処理端末に表示されている識別コードを読取装置にかざすように促すメッセージを情報表示手段に表示するための手段と、読取装置で識別コードを読取ると、読取った識別コードにより識別されたサーバ装置と通信することにより、サーバ装置から画像データを取得するための手段とを含む。
【0026】
画像処理装置は、サーバ装置に格納されている画像データを画像処理装置を用いて印刷するための操作を受付けると、読取装置の配設位置に関する情報、及び、情報処理端末に表示されている識別コードを読取装置にかざすように促すメッセージを情報表示手段に表示する。これにより、画像処理装置は、ユーザに対して次ぎの操作を誘導できる。また、読取装置の配設位置に関する情報を表示することによって、ユーザは画像処理装置のどこに識別コードをかざせばよいかを容易に知ることができる。画像処理装置は、読取装置で情報処理端末に表示される識別コードを読取ると、読取った識別コードにより識別されたサーバ装置と通信する。そして、サーバ装置から画像データを取得して、取得した画像データの印刷を行なう。このように、本画像処理装置によれば、ユーザに対して次ぎの操作を案内できるので、ユーザは、容易に、サーバ装置に格納された画像データの印刷を行なうことができる。
【0027】
本発明の第3の局面に係る情報処理端末は、表示装置を含み、画像データが格納されたサーバ装置を識別する識別コードを表示装置に表示する携帯型の情報処理端末である。この情報処理端末は、識別コードを受信するための識別コード受信手段と、識別コード受信手段が識別コードを受信したことに応答して、画像処理装置を用いてサーバ装置に格納されている画像データを印刷することを促すメッセージを表示装置に表示するための受信通知手段と、識別コード受信手段が受信した識別コードを表示装置に表示するための識別コード表示手段と、表示した識別コードを画像処理装置に読取らせるために、識別コードを画像処理装置の読取装置にかざすように促すメッセージを表示装置に表示するための案内表示手段とを含む。
【0028】
情報処理端末は、識別コードを受信すると、画像処理装置を用いてサーバ装置に格納されている画像データを印刷することを促すメッセージを表示装置に表示する。このようなメッセージを表示することにより、情報処理端末は、受信者(ユーザ)に識別コードを意識させることなく次の操作を誘導できる。識別コードを表示装置に表示すると、情報処理端末は、表示した識別コードを画像処理装置に読取らせるために、識別コードを画像処理装置の読取装置にかざすように促すメッセージを表示する。このように、本情報処理端末によれば、ユーザに対して次ぎの操作を案内できるので、ユーザは、容易に、店舗等に設置された画像処理装置を用いて、サーバ装置に格納された画像データの印刷を行なうことができる。
【0029】
本発明の第4の局面に係るコンピュータプログラムは、表示装置に接続されたコンピュータを、識別コードを受信するための識別コード受信手段と、識別コード受信手段によって受信された識別コードが、画像データが格納されているサーバ装置のアドレス情報を示すものであるか否かを判定するための判定手段と、判定手段の判定結果に応じて、識別コードを受信したことを通知するメッセージの表示装置への表示及び非表示を切替えるための手段と、判定手段によって、識別コードが、画像データが格納されているサーバ装置のアドレス情報を示すものであると判定されたことに応答して、画像処理装置を用いてサーバ装置に格納されている画像データを印刷することを促すメッセージを表示装置に表示するための手段と、情報受信手段が受信した識別コードを表示装置に表示するための識別コード表示手段と、識別コードを画像処理装置の読取装置にかざすように促すメッセージを表示装置に表示するための案内表示手段として機能させる。
【0030】
コンピュータが本コンピュータプログラムに従って処理を実行することにより、受信した識別コードが、画像データが格納されているサーバ装置のアドレス情報を示すものであるか否かを判定する。識別コードがサーバ装置のアドレス情報を示すものであれば、識別コードを受信したことを通知するメッセージ、及び、画像処理装置を用いてサーバ装置に格納されている画像データを印刷することを促すメッセージを表示装置に表示する。そして、識別コードが表示装置に表示されると、表示した識別コードを画像処理装置に読取らせるために、識別コードを画像処理装置の読取装置にかざすように促すメッセージを表示装置に表示する。したがって、ユーザに対して次ぎの操作を案内できるので、ユーザは、容易に、店舗等に設置された画像処理装置を用いて、サーバ装置に格納された画像データの印刷を行なうことができる。
【発明の効果】
【0031】
以上より、本発明によれば、店舗等に設置された画像処理装置で画像データを容易に印刷することができる画像処理システム、画像処理装置、情報処理端末、及びコンピュータプログラムを容易に得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
【0034】
(第1の実施の形態)
[全体システム構成]
図1を参照して、本実施の形態に係る画像処理システムの全体構成について説明する。この画像処理システムは、記録用紙に画像を形成するための複数の画像処理装置100と、情報処理端末200と、サーバ装置300とを含む。画像処理装置100は、例えばコピー機能及びプリンタ機能等を備えるデジタル複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。情報処理端末200は、スマートフォン(Smartphone)、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機及びタブレット端末等の携帯型の情報端末である。サーバ装置300は、例えばストレージサーバ等の情報処理装置である。これらの画像処理装置100、情報処理端末200及びサーバ装置300は、インターネット及びイントラネット等のネットワーク50により通信可能に接続されている。情報処理端末200は、ネットワーク50に接続された基地局60と無線により通信することで、ネットワーク50と接続される。
【0035】
本画像処理システムにおいては、複数の画像処理装置100(画像処理装置100−1〜100−n)を含み、各画像処理装置100(100−1〜100−n)は、例えばコンビニエンスストア等の店舗に設置されているものとする。これら画像処理装置100は、いずれも、QRコード等の識別コードを読取る後述する識別コード読取装置150(
図2参照)を備える。
【0036】
なお、
図1に示した画像処理装置100、情報処理端末200及びサーバ装置300の台数及び配置は一例であって、
図1に示した台数及び配置に限定されるものではない。同じ符号を付した画像処理装置は、同じ機能を備えたものである必要はないが、いずれの画像処理装置も印刷機能、及び、識別コードを読取る識別コード読取機能を備える。
図1では、2台の画像処理装置100−1及び100−2を示している。さらに、本画像処理システムにおいて、ネットワーク50に接続される上記情報処理端末200を複数含む構成であってもよい。本実施の形態では、2台の情報処理端末200a及び200bを含む構成とされている。
【0037】
本実施の形態において、画像処理装置100は、識別コード読取装置150によって識別コードを読取る。識別コードにサーバ装置300のアドレス情報が含まれる場合は、画像処理装置100は、読取った識別コードからサーバ装置300のアドレス情報を抽出し、そのアドレス情報を用いてサーバ装置300と通信する。そして、サーバ装置300に格納されている画像データをダウンロードし、それら画像データが示す画像を印刷する。すなわち、画像処理装置100は、読取った識別コードにより識別されたサーバ装置と通信することにより、そのサーバ装置から画像データを取得する。
【0038】
[ハードウェア構成]
《画像処理装置100》
図2を参照して、本画像処理システムを構成する画像処理装置100(ここでは、画像処理装置100−1と画像処理装置100−2とは同じ構成であるとする)は、制御部110、記憶部120、プリンタ部130、画像処理部140、識別コード読取装置150、ユーザI/F160、及び通信部170を含む。
【0039】
制御部110は、実質的にコンピュータであって、いずれも図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含む。CPUは、ユーザI/F160からの指示に応じて各種コンピュータプログラムを実行することによって、画像処理装置100の各部の動作及びサーバ装置300等の情報処理装置との通信等の所望の処理を実行する。上記の各種コンピュータプログラムは、予めROM又は記憶部120に記憶されており、所望の処理の実行時において、当該ROM又は記憶部120から読出されてRAMに転送される。CPUは、CPU内の図示しないプログラムカウンタと呼ばれるレジスタに格納された値によって指定される、RAM内のアドレスからプログラムの命令を読出し、解釈する。CPUはまた、読出された命令によって指定されるアドレスから演算に必要なデータを読出し、そのデータに対し命令に対応する演算を実行する。実行の結果も、RAM、記憶部120及びCPU内のレジスタ等の、命令によって指定されるアドレスに格納される。
【0040】
制御部110はさらに、ユーザの操作を誘導するために、ユーザI/F160にメッセージ等の案内情報を表示する第1の案内表示部112、識別コード読取装置150で読取った識別コードを解析して、サーバ装置300のアドレスを示すアドレス情報を抽出する識別コード解析部114、及び、サーバ装置300からダウンロードした画像データをユーザI/F160に表示するデータ表示部116とを含む。
【0041】
制御部110には、記憶部120、プリンタ部130、画像処理部140、識別コード読取装置150、ユーザI/F160、及び通信部170が電気的に接続される。
【0042】
記憶部120は、図示しないHDD(Hard Disk Drive)を含む。記憶部120には、画像処理装置100の一般的な動作を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。このコンピュータプログラムは、ネットワーク50及び通信部170を介して、情報処理装置等の外部機器から提供される。なお、このコンピュータプログラムは、そのコンピュータプログラムが記録された、例えばDVD等の記憶媒体によって提供されてもよい。すなわち、コンピュータプログラムの記録媒体としてのDVDが、画像処理装置100内に内蔵されるDVDドライブ(図示せず。)に装着され、そのDVDからコンピュータプログラムが読出されて記憶部120にインストールされてもよい。記憶部120は、他に、画像データ等を含む各種データを記憶する。
【0043】
プリンタ部130は、画像メモリ132及び印字部134を含む。画像メモリ132は、RAMを含み、画像データをページ単位で一時的に記憶する。画像メモリ132は、制御部110等からの指示に応じて、印字部134に送信するための、例えば、画像処理部140から入力される画像データをページ単位で一時的に記憶し、記憶した画像データを印字部134による画像形成に同期して、印字部134に対して出力する。印字部134は、感光体ドラム、帯電器、LSU(Laser Scanning Unit)、現像装置、転写装置、クリーニング装置及び定着装置(以上いずれも図示せず。)、並びに、画像処理装置100に着脱自在に装着されるトナーカートリッジを含む。印字部134はさらに、画像処理部140に着脱自在に装着される給紙トレイ(図示せず。)を含む。給紙トレイは記録用紙を保持し、用紙搬送部(図示せず。)に記録用紙を給送する。印字部134は、制御部110等からの指示に応じて、上記給紙トレイから用紙搬送部を介して搬送される記録用紙上に、画像メモリ132から送信される画像データに基づく画像を印刷する。
【0044】
画像処理部140は、MPU(Micro Processing Unit:図示せず。)を含む。画像処理部140は、例えばサーバ装置300等から受信した画像データに対して、例えば、ラスタライズ処理等の所定の画像処理を含む各種処理を施して所定の階調のデータを作成し、プリンタ部130に対して出力する。
【0045】
識別コード読取装置150は、識別コードを読取り、読取った識別コードを制御部110に送信する。
【0046】
ユーザI/F160は、例えばタッチパネルディスプレイ及びハードキー等を含む入出力装置からなる。タッチパネルディスプレイは、例えば、表示パネルとタッチパネルとが重ねて構成されるタッチパネル一体型の液晶表示装置である。ユーザI/F160は、画像処理装置100の状態及び各種処理の状態に関する情報等の各種情報をユーザに提供する。このタッチパネルディスプレイはまた、ユーザに対して対話的な操作インターフェイスを提供する。この対話的な操作インターフェイスは、タッチパネルから画像処理装置100全体の動作に対するユーザの指示を受付け、その指示の内容を表示パネルに表示するとともに、その指示に応じた制御信号を制御部110又は画像処理部140のMPUに対して出力する。
【0047】
通信部170は、ネットワーク50とのインターフェイスをとる。画像処理装置100は、この通信部170を介して、ネットワーク50上のサーバ装置300等と、所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を行なうことができる。
【0048】
《情報処理端末200》
図3を参照して、本画像処理システムを構成する情報処理端末200(ここでは、情報処理端末200aと情報処理端末200bとは同じ構成であるとする)は、制御部210、記憶部220、ユーザI/F230、通信部240及び位置検出装置250を含む。
【0049】
制御部210は、実質的にコンピュータであって、いずれも図示しないCPU、ROM及びRAMを含む。CPUは、ユーザI/F230等からの指示に応じて、各種コンピュータプログラムを実行することによって、情報処理端末200の各部の動作及び外部装置との通信等の所望の処理を実行する。
【0050】
この制御部210はさらに、サーバ装置300等から識別コードを受信する識別コード受信部212、識別コードを受信した際に、画像処理装置100での印刷を促すメッセージをユーザI/F230の表示画面に表示するための受信通知部214、受信した識別コードをユーザI/F230の表示画面に表示するための識別コード表示部216、及び、識別コードをユーザI/F230の表示画面に表示した際に、ユーザの操作を誘導するためのメッセージ(第2の案内メッセージ)等をユーザI/F230の表示画面に表示する第2の案内表示部218を含む。
【0051】
制御部210には、記憶部220、ユーザI/F230、通信部240及び位置検出装置250が電気的に接続される。ROM、RAM、記憶部220、ユーザI/F230、通信部240及び位置検出装置250は、いずれもCPUの制御のもとに協調して動作し、本実施の形態に係る情報処理端末として情報処理端末200は種々のアプリケーションによる処理を実現する。それらアプリケーションは、例えば、サーバ装置300にアップロードされた画像データを店舗等に設置された画像処理装置100で容易に印刷できる画像処理システムにおける情報処理端末200を実現する。
【0052】
記憶部220は、例えばSSD(Solid State Drive)等のフラッシュメモリドライブ(図示せず。)を含む。この記憶部220には、情報処理端末200の一般的な動作を実現するためのコンピュータプログラム及び上記アプリケーション等が記憶される。記憶部220は、他に、画像データ等を含む各種データを記憶する。なお、上記記憶部220は、SSDに代えて、又は、SSDとともに、HDDを含む構成であってもよい。
【0053】
ユーザI/F230は、例えばタッチパネルディスプレイ等の操作表示装置及びハードキー等を含む入出力装置からなる。
【0054】
通信部240は、ネットワーク50とのインターフェイスをとる。上記のように、通信部240は、無線により基地局60(
図1参照)と通信し、当該基地局60を介して、ネットワーク50に接続される。情報処理端末200は、この通信部240を介して、ネットワーク50上のサーバ装置300等と、所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を行なうことができる。
【0055】
位置検出装置250は、例えばGPS(Global Positioning System)を含む。この位置検出装置250は、現在の自機の位置情報を取得する。
【0056】
《サーバ装置300》
図4を参照して、サーバ装置300は、制御部310、記憶部320及び通信部330を含む。制御部310は、実質的にコンピュータであって、いずれも図示しないCPU、ROM及びRAMを含む。CPUは、情報処理端末200及び画像処理装置100等の外部装置又は操作部(図示せず。)等からの指示に応じて各種コンピュータプログラムを実行することによって、サーバ装置300の各部の動作及び外部装置との通信等の所望の処理を実行する。
【0057】
制御部310はさらに、通信部330を介して、デジタル画像データ等の電子データを受信し、記憶部320に記憶するデータ受信部312と、データ受信部312が受信したデータの所在を示すアドレス情報を基に識別コードを生成する識別コード生成部314と、データ受信部312が受信した情報処理端末200のアドレスに、生成した識別コードを通信部330を介して送信する識別コード送信部316とを含む。
【0058】
制御部310には、記憶部320及び通信部330が電気的に接続される。
【0059】
記憶部320は、例えばHDDを含む。HDDは、データ受信部312が受信したデジタル画像データ等の電子データを格納するデータ記憶部322を含む。この記憶部320にはさらに、サーバ装置300の一般的な動作を実現するためのコンピュータプログラムも記憶される。
【0060】
なお、サーバ装置300は、当該サーバ装置300にアクセスする情報処理端末200に対しても、識別コードを送信する。
図1を参照して、例えばユーザAが情報処理端末200aからサーバ装置300に画像データをアップロードした場合、サーバ装置300は、アップロードした情報処理端末200aに対して生成した識別データを送信する。一方、ユーザAがアップロードした画像データをユーザBがダウンロードしようとして、ユーザBが情報処理端末200bを用いてサーバ装置300にアクセスした場合、サーバ装置300は、ユーザBの情報処理端末200bに対しても生成した識別データを送信する。
【0061】
[ソフトウェア構成]
図5を参照して、本実施の形態に係る画像処理システムにおいて、ユーザに対して操作の案内表示処理を行なうために、情報処理端末200で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。このプログラムは、電子メール(E−mail)等の情報を受信することによって起動される。
【0062】
このプログラムは、受信した情報に識別コードが含まれるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1000と、ステップS1000において、受信した情報に識別コードが含まれると判定された場合に実行され、当該識別コードがサーバ装置300のアドレス情報を示すものであるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1010と、ステップS1010において、識別コードがサーバ装置300のアドレス情報を示すものであると判定された場合に実行され、画像処理装置100での印刷を促すメッセージをユーザI/F230の表示画面に表示するステップS1020とを含む。ステップS1000において、受信した情報に識別コードが含まれないと判定された場合、及び、ステップS1010において、識別コードがサーバ装置300のアドレス情報を示すものでないと判定された場合は、このプログラムは終了する。
【0063】
ステップS1020では、例えば、
図7に示すようなメッセージがユーザI/F230の表示画面に表示される。
図7を参照して、ユーザI/F230の表示画面には、例えば「写真が届きました。お近くのプリンタで印刷してください。」との画像処理装置100での印刷を促すメッセージが表示される。
【0064】
再び
図5を参照して、このプログラムはさらに、ステップS1020の後に実行され、印刷可能な画像処理装置100の検索機能が利用可能か否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1030を含む。ステップS1030では、例えば、情報処理端末200からサーバ装置300にアクセスして必要な情報を取得する機能、及び、情報処理端末200からネットワーク50内の画像処理装置100を検索する検索コマンドを発行して画像処理装置100からの応答に基づいて検索する機能等の検索機能が利用可能か否かを判定する。
【0065】
このプログラムはさらに、ステップS1030において、検索可能であると判定された場合に実行され、位置検出装置250(GPS)を用いて自機の現在地を示す位置情報を取得するステップS1040と、ステップS1040の後に実行され、取得した現在地情報に基づいて、現在地から所定の範囲内に存在する印刷可能な画像処理装置100を検索するステップS1050と、ステップS1050の後に実行され、印刷可能な画像処理装置100の検索結果をユーザI/F230の表示画面に表示するステップS1060と、ステップS1060の後、及び、ステップS1030において、検索機能が利用可能ではないと判定された場合に実行され、ユーザI/F230の表示画面に次操作の案内情報を表示してこのプログラムを終了するステップS1070とを含む。
【0066】
ステップS1060では、例えば、
図8に示すような検索結果がユーザI/F230の表示画面に表示される。
図8を参照して、ユーザI/F230の表示画面には、例えば「写真が届きました。お近くのプリンタで印刷可能です。」とのメッセージとともに、現在地付近に存在する印刷可能な画像処理装置100の一覧が表示される。検索結果の一覧には、例えば、画像処理装置100が設置される店舗の名称、画像処理装置100の機種名等が表示される。表示画面に表示された一覧から所望の画像処理装置100をタッチして選択すると、ユーザI/F230の表示画面は
図9に示す画面に遷移する。
図9を参照して、ユーザI/F230の表示画面には、例えば、選択された画像処理装置100の機種名、選択された画像処理装置100が設置されている店舗の所在地、現在地から設置されている店舗までの地図(経路)、及び、印刷に要する費用等の画像処理装置を選択する際に参考となる情報が表示される。
【0067】
図6は、
図5のステップS1070の詳細なフローである。
図6を参照して、このルーチンは、ユーザI/F230の表示画面に受信した識別コードが表示されるまで待機するステップS1100と、ステップS1100において、ユーザI/F230の表示画面に識別コードが表示されたと判定された場合に実行され、ユーザI/F230の表示画面に、識別コードを識別コード読取装置150にかざすように促す第2の案内メッセージを表示してこのルーチンを終了するステップS1110とを含む。
【0068】
ステップS1100では、ユーザによってユーザI/F230が操作されると、
図10に示すように、識別コード(QRコード)が表示画面に拡大表示される。ステップS1110では、
図11に示すように、識別コードとともに、表示されている識別コードを画像処理装置100の識別コード読取装置150にかざすように促すメッセージが表示される。
図11を参照して、ユーザI/F230の表示画面には、識別コードとともに、例えば「この識別コードを、プリンタの読取装置にかざしてください。」とのメッセージが表示される。
【0069】
図12を参照して、本実施の形態に係る画像処理システムにおいて、ユーザに対して操作の案内表示処理を行なうために、画像処理装置100で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。このプログラムは、画像処理装置100のユーザI/F160(タッチパネルディスプレイ)に初期画面を表示すると起動される。
【0070】
このプログラムは、例えば情報処理端末200のユーザによって、画像処理装置100の動作モードがサーバ装置300に格納されているデータの印刷を行なう印刷モードに切替えられたことに応答して、当該印刷モードを起動するステップS2000と、ステップS2000の後に実行され、情報処理端末200に表示される識別コードを確認して識別コード読取装置150にかざすように促す第1の案内メッセージをユーザI/F160の表示画面に表示するステップS2010と、ステップS2010の後に実行され、識別コードが読込まれたか否かを判定し、識別コードが読込まれるまで待機するステップS2020と、ステップS2020において、識別コードが読込まれたと判定された場合に実行され、読込まれた識別コードからアドレス情報を抽出するステップS2030と、ステップS2030の後に実行され、抽出したアドレス情報を用いてサーバ装置300にアクセスし、サーバ装置300に格納されているデータ(デジタル画像データ)を取得(ダウンロード)してこのプログラムを終了するステップS2040とを含む。
【0071】
ステップS2010では、ユーザI/F160の表示画面に、
図13に示すようなメッセージ(第1の案内メッセージ)が表示される。
図13を参照して、ユーザI/F160の表示画面には、情報処理端末200に表示される識別コードを確認して識別コード読取装置150にかざすように促すメッセージ、及び、識別コード読取装置150の配設位置(取付位置)を示した自機のイラストが表示される。具体的には、例えば、「携帯端末に識別コードが表示されています。ご確認のうえ、識別コードを下の矢印の位置にかざして、読取装置に読取らせてください。」とのメッセージとともに、識別コードをかざす位置を示すイラストが表示される。
【0072】
なお、ステップS2040において、サーバ装置300に格納されているデータが取得されると、取得したデータの一覧がユーザI/F160の表示画面に表示される。表示されたデータを選択することにより、選択したデータの印刷が実行される。
【0073】
[動作]
図1及び
図5〜
図13を参照して、以上のような構造及びフローチャートに基づく、本実施の形態に係る画像処理システムの動作について説明する。以下では、サーバ装置300にユーザAがアップロードした画像(画像データ)を、ユーザBが店舗に設置された画像処理装置100で印刷する場合について説明する。
【0074】
図1を参照して、ユーザAが情報処理端末200aを用いて画像データをサーバ装置300にアップロードすると、サーバ装置300は、識別コードを生成して、生成した識別コードをユーザAの情報処理端末200aに送信する。情報処理端末200aは、サーバ装置300からの識別コードを受信する。ユーザAは、例えばユーザBと画像を共有するために、サーバ装置300に画像データをアップロードした旨を電子メール等でユーザBに連絡する。なお、サーバ装置300にアップロードするデータが複数ある場合、一度のアップロードでサーバ装置300に格納した複数のデータに対して、サーバ装置300が1つの識別コードを生成する。
【0075】
ユーザAが識別コードを添付した電子メールをユーザBの情報処理端末200bに送信すると、その電子メールを受信した情報処理端末200bは、受信した情報に識別コードが含まれると判定し(
図5に示すステップS1000においてYES)、さらに、その識別コードがサーバ装置300のアドレス情報を示すものであると判定する(ステップS1010においてYES)。
【0076】
一方、ユーザAが識別コードを電子メールに添付せずに、又は、サーバ装置300のアドレス情報を示す識別コード以外の識別コードを電子メールに添付して、サーバ装置300に画像データをアップロードした旨を当該電子メールでユーザBに連絡した場合、その電子メールを受信したユーザBの情報処理端末200bは、受信した情報に識別コードが含まれない(ステップS1000においてNO)、又は、識別コードがサーバ装置300のアドレス情報を示すものではない(ステップS1010においてNO)と判定する。この電子メールを受信したユーザBは、電子メールの内容をたよりにサーバ装置300にアクセスすると、サーバ装置300はアクセスしたユーザBの情報処理端末200bに対して生成した識別コードを送信する。
【0077】
ユーザBの情報処理端末200bは、サーバ装置300から識別コードを受信すると、識別コードを含む電子メールを受信した場合と同様、受信した情報に識別コードが含まれると判定し(ステップS1000においてYES)、さらに、その識別コードがサーバ装置300のアドレス情報を示すものであると判定する(ステップS1010においてYES)。
【0078】
情報処理端末200bは識別コードを受信すると、ユーザI/F230の表示画面に、
図7に示すような、画像処理装置100での印刷を促すメッセージを表示する。この表示により、情報処理端末200bによって通知を受信したユーザBは、サーバ装置300にアップロードされたデータが印刷可能であることを即座に認識できる。
【0079】
情報処理端末200bは、上記メッセージを表示すると、印刷可能な画像処理装置100の検索機能が利用可能か否かを判定する(
図5に示すステップS1030)。検索機能が利用可能である場合(ステップS1030においてYES)、情報処理端末200bは、位置検出装置250(GPS)を用いて自機の現在地を示す位置情報を取得する(ステップS1040)。取得した現在地情報に基づいて、情報処理端末200bは、現在地付近に存在する印刷可能な画像処理装置100を検索し、その検索結果をユーザI/F230の表示画面に表示する(ステップS1060)。この表示により、ユーザBは、どこの画像処理装置100で印刷することが可能かを認識できる。
図8を参照して、表示画面に表示された検索結果の一覧から所望の画像処理装置100を選択すると、
図9に示すように、選択した画像処理装置100が設置されている店舗の地図が表示される。これにより、ユーザBは、近くの画像処理装置100まで容易にたどり着ける。ユーザBは、
図8に示す検索結果の一覧画面、又は、
図9に示す地図(経路情報)を参照して、所望の画像処理装置100が設置されている店舗に到着すると、情報処理端末200bのユーザBは、画像処理装置100のユーザI/F160を操作して、画像処理装置100の動作モードとして、サーバ装置300に格納されているデータの印刷を行なう印刷モードを選択する。
【0080】
上記印刷モードが選択されると、画像処理装置100はサーバ装置300に格納されているデータの印刷を行なう印刷モードに移行する(
図12に示すステップS2000)。当該印刷モードに移行すると、画像処理装置100はユーザI/F160の表示画面(タッチパネルディスプレイ)に、
図13に示すようなメッセージ(情報処理端末の表示画面を確認し、識別コードを識別コード読取装置150にかざすように促すメッセージ)を表示する。
【0081】
この表示を見たユーザBが情報処理端末200bに識別コードを表示する(
図10参照)と、情報処理端末200bは、識別コードとともに、
図11に示すようなメッセージ(表示した識別コードを画像処理装置100の識別コード読取装置150にかざすように促すメッセージ)を表示する(
図6に示すステップS1110)。この状態で、画像処理装置100は識別コードを読取るまで待機し(
図12に示すステップS2020)、識別コードを読取ると、読取った識別コードからサーバ装置300のアドレス情報を抽出する(ステップS2030)。画像処理装置100は抽出したアドレス情報を用いてサーバ装置300にアクセスし、サーバ装置300に格納されている画像データを取得する(ステップS2040)。画像処理装置100は、サーバ装置300から画像データを取得すると、取得した画像データの一覧をユーザI/F160の表示画面に表示する。ユーザBは、表示されたデータを確認しながら、印刷を行なうデータを選択できる。表示されたデータが選択されると、画像処理装置100は選択されたデータの印刷を実行する。
【0082】
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像処理システムを利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
【0083】
情報処理端末200は、識別コードを含む情報を受信すると、画像処理装置100を用いてサーバ装置300に格納されている画像データを印刷することを促すメッセージをユーザI/F230の表示画面に表示する。このようなメッセージを表示することにより、情報処理端末200は、受信者(ユーザ)に識別コードを意識させることなく次の操作を誘導できる。情報処理端末200のユーザは、サーバ装置300に格納されている画像データを画像処理装置100を用いて印刷するために当該画像処理装置100を操作すると、画像処理装置100は、情報処理端末200の表示画面を確認するように促すメッセージを自機の表示画面に表示する。これにより、画像処理装置100は、ユーザに対して次ぎの操作を誘導できる。情報処理端末200の表示画面に識別コードが表示されると、その識別コードを画像処理装置100の識別コード読取装置150にかざすように促すメッセージが情報処理端末200の表示画面に表示される。このメッセージを見たユーザが、そのメッセージにしたがって、識別コードを画像処理装置100の識別コード読取装置150にかざすと、識別コード読取装置150は識別コードを読取り、読取った識別コードからサーバ装置300のアドレス情報を抽出する。そして、抽出したアドレス情報を用いてサーバ装置300と通信することにより、画像処理装置100は、サーバ装置300から画像データを取得して、取得した画像データの印刷を行なう。
【0084】
このように、本画像処理システムでは、情報処理端末200で情報を受信してからサーバ装置300に格納されている画像データを印刷するまでの操作方法を案内できるので、例えば年配のユーザ及びPC等の電子機器に詳しくないユーザであっても、店舗等に設置された画像処理装置100で画像データを容易に印刷することができる。
【0085】
情報処理端末200はまた、当該情報処理端末200の現在地から所定の範囲内に存在する印刷可能な画像処理装置100を表示画面に表示する。識別コードを含む情報を受信したユーザは、サーバ装置300に格納されている画像データをどこで印刷できるかを容易に知ることができる。そのため、ユーザは店舗等に設置された画像処理装置100で画像データをより容易に印刷することができる。
【0086】
情報処理端末200はさらに、識別コードを画像処理装置100の識別コード読取装置150にかざすように促すメッセージとともに、識別コード読取装置150の配設位置を示すイラストを表示画面に表示する。これにより、画像処理装置100に応じた、識別コード読取装置150の配設位置を示すイラストを表示画面に表示できるので、ユーザは画像処理装置100のどこに識別コードをかざせばよいかを容易に知ることができる。
【0087】
(第2の実施の形態)
図14を参照して、本実施の形態に係る画像処理システムは、上記第1の実施の形態に係る画像処理システムとほぼ同様である。ただし、本画像処理システムは、画像処理装置100及び情報処理端末200に代えて、それぞれ、画像処理装置500及び情報処理端末600を含む点において上記第1の実施の形態とは異なる。
【0088】
[ハードウェア構成]
《画像処理装置500》
図15を参照して、本画像処理システムを構成する画像処理装置500(ここでは、画像処理装置500−1と画像処理装置500−2とは同じ構成であるとする)は、上記画像処理装置100とほぼ同様の構成を有している。ただし、画像処理装置500は、画像処理装置100の制御部110に代えて、制御部510を含む点において、画像処理装置100と異なる。制御部510は、第1の案内表示部112、識別コード解析部114及びデータ表示部116に加えて、装置情報通知部512をさらに含む。装置情報通知部512は、自機に関する装置情報を情報処理端末600に通知(送信)する。上記装置情報は、装置(画像処理装置500)の機種名及び識別コード読取装置150の配設位置(取付位置)を示す情報等を含む。
【0089】
画像処理装置500は、当該画像処理装置500自身が備える、又は画像処理装置500の近傍に接続される、例えば無線LAN(Local Area Network)アクセスポイントを利用して、一定時間毎に検索コマンドをブロードキャスト送信し、情報処理端末600がそのコマンドに応答することで、ネットワーク50に接続されている、使用可能な情報処理端末600を検索する。画像処理装置500は、検索した情報処理端末600に対して、上記装置情報を送信する。なお、本実施の形態では、情報処理端末600側に検索コマンドに応答するプロセスが常駐している。
【0090】
《情報処理端末600》
図16を参照して、本画像処理システムを構成する情報処理端末600(ここでは、情報処理端末600aと情報処理端末600bとは同じ構成であるとする)は、上記情報処理端末200とほぼ同様の構成を有している。ただし、情報処理端末600は、情報処理端末200の制御部210に代えて、制御部610を含む点において情報処理端末200と異なる。制御部610は、識別コード受信部212、受信通知部214及び識別コード表示部216に加えて、第2の案内表示部612及び装置情報受信部614をさらに含む。装置情報受信部614は、画像処理装置500から送信される装置情報を受信する。第2の案内表示部612は、装置情報受信部614で受信した装置情報に基づいて、識別コードを識別コード読取装置150にかざすように促すメッセージを生成し、生成したメッセージをユーザI/F230の表示画面に表示する。
【0091】
[ソフトウェア構成]
図17を参照して、本実施の形態に係る画像処理装置500において、ステップS3000及びステップS3010における処理を除く各処理は、
図12に示すコンピュータプログラムによって実行される各処理と同様である。以下、異なる部分について説明する。
【0092】
このプログラムは、ネットワーク50上に使用可能な情報処理端末600があるかを検索するステップS3000を含む。ステップS3000では、画像処理装置500が一定時間毎に検索コマンドをブロードキャスト送信し、情報処理端末600がそのコマンドに応答することで検索を実現する。このステップS3000における検索では、無線LANアクセスポイントを利用してブロードキャスト送信するため、無線LANアクセスポイントの電波の届く範囲(半径最大数10m程度)に位置する情報処理端末600を検索することになる。ステップS3000において、検索が終了すると制御はステップS2010に進む。
【0093】
このプログラムはさらに、ステップS2010の後に実行され、検索された情報処理端末600に対して自機の装置情報を送信し、制御をステップS2020に進めるステップS3010を含む。
【0094】
図18を参照して、本実施の形態に係る情報処理端末600において、ステップS4000における処理を除く各処理は、
図5に示すコンピュータプログラムによって実行される各処理と同様である。以下、異なる部分について説明する。
【0095】
このプログラムは、
図5に示すステップS1070に代えてステップS4000を含む。
図19は、
図18のステップS4000の詳細なフローである。
図18を参照して、このルーチンは、画像処理装置500から送信される装置情報を受信するまで待機するステップS4010と、ステップS4010において、画像処理装置500から送信される装置情報を受信した場合に実行され、ユーザI/F230の表示画面に識別コードを表示するステップS4020と、ステップS4020の後に実行され、ユーザI/F230の表示画面に、識別コードを識別コード読取装置150にかざすように促す第2の案内メッセージを表示して、このルーチンを終了するステップS4030とを含む。
【0096】
ステップS4020では、画像処理装置500から送信される装置情報を受信したことに応答して、識別コードを自動でユーザI/F230の表示画面に表示する。識別コードを含む情報(電子メール等)を複数受信している場合、情報処理端末600は、例えば、選択可能なメニューを表示してユーザに選択させる、又は、最先の電子メール等の識別データを優先的に表示する。
【0097】
ステップS4030では、ユーザI/F230の表示画面に、
図20に示すようなメッセージ(第2の案内メッセージ)が表示される。
図20を参照して、ユーザI/F230の表示画面には、識別コードを識別コード読取装置150にかざすように促すメッセージ、及び、識別コード読取装置150の配設位置(取付位置)を示した画像処理装置500のイラストが表示される。画像処理装置500のイラストは、受信した装置情報に基づいて表示されるため、表示されるイラストは受信した装置情報を送信した画像処理装置500に対応する。
【0098】
[動作]
図10、
図11、
図13、
図17、
図19及び
図20を参照して、以上のような構造及びフローチャートに基づく、本実施の形態に係る画像処理システムの動作について説明する。なお、画像処理装置500による情報処理端末600の検索動作、及び、情報処理端末600による装置情報の受信動作を除いた動作は、上記第1の実施の形態と同様である。したがって、同様の動作についての詳細な説明は繰返さない。
【0099】
識別コードを含む情報を受信した情報処理端末600のユーザBは、画像データを印刷するために、画像処理装置500が設置されている店舗に向かっているとする。画像処理装置500は、ネットワーク50に接続されている使用可能な情報処理端末600を検索するために、無線LANアクセスポイントを利用して一定時間毎に検索コマンドをブロードキャスト送信している。情報処理端末600のユーザBが、店舗に近づくことによって情報処理端末600が無線LANアクセスポイントの電波の届く範囲に来ると、情報処理端末600は画像処理装置500からの検索コマンドに応答する。これにより、向かっている店舗に設置されている画像処理装置500は、ネットワーク50に接続されている使用可能な情報処理端末600の検索を実現する。
【0100】
画像処理装置500は、ネットワーク50に接続されている使用可能な情報処理端末600の検索が終了すると(
図17に示すステップS3000においてYES)、自機の動作モードをサーバ装置300に格納されているデータの印刷を行なう印刷モードに切替える。すなわち、画像処理装置500は、情報処理端末600の検索が終了すると、自機の動作モードをサーバ装置300に格納されているデータの印刷を行なう印刷モードに切替えるように自動で操作される。画像処理装置500は、自機の動作モードを上記印刷モードに切替えたことに応答して、情報処理端末600に表示される識別コードを確認して識別コード読取装置150にかざすように促す第1の案内メッセージをユーザI/F160の表示画面に表示する(ステップS2010)。具体的には、画像処理装置500は、
図13に示すようなメッセージをユーザI/F160の表示画面に表示する。
【0101】
続いて、画像処理装置500は、検索コマンドに応答した情報処理端末600に対して自機の装置情報を送信する。ユーザBの情報処理端末600が画像処理装置500から送信される装置情報を受信すると(
図19に示すステップS4010においてYES)、情報処理端末600は装置情報を受信したことに応答して、ユーザI/F230の表示画面に識別コードを表示する(ステップS4020)。この頃には、ユーザBは目的の店舗に到着して画像処理装置500の前にいる状態になっているものとする。
【0102】
情報処理端末600は、受信した装置情報に基づいて、識別コードを識別コード読取装置150にかざすように促すメッセージとともに、識別コードをかざす位置を示すイラストをユーザI/F230の表示画面に表示する(ステップS4030)。具体的には、情報処理端末600は、
図20に示すようなメッセージ(第2の案内メッセージ)をユーザI/F230の表示画面に表示する。なお、例えば、
図20に示す画面において所定の操作(例えば表示画面の任意の位置をタッチする又は画面をスライドする等)を行なうと、識別コードが表示される画面(
図10及び
図11参照)に戻る。
【0103】
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像処理システムを利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
【0104】
上記第1の実施の形態では、ユーザ自身が画像処理装置100のユーザI/F160を操作して動作モードの選択を行なっていた。これに対し、本実施の形態では、画像処理装置500自身がネットワーク50内に検索コマンドを送信して当該コマンドに応答する情報処理端末600があるか否かを検索して、情報処理端末600が検索できたら第1の案内メッセージをユーザI/F160の表示画面に表示する。すなわち、本実施の形態では、画像処理装置500は、情報処理端末600の検索が終了したことに応答して、サーバ装置300に格納されているデータの印刷を行なう印刷モードを選択する操作を自動で行なう。このため、情報処理端末600のユーザが近くの画像処理装置500に赴くと、画像処理装置500は既に上記印刷モードに移行した状態となっており、識別コードを読取れる状態となっている。これにより、画像処理装置500における動作モードの切替操作を省略することができるので、ユーザが行なう操作の操作回数を減らすことができる。
【0105】
画像処理装置500はまた、サーバ装置300に格納されている画像データを、画像処理装置500を用いて印刷するための操作を受付けると、情報処理端末600に対して自機の装置情報を送信する。情報処理端末600は、画像処理装置500から送信された装置情報を受信すると、識別コードを表示画面に表示する。これにより、ユーザは、情報処理端末600を特に操作することなく、識別コードを表示させることができる。
【0106】
さらに、情報処理端末600は、受信した装置情報に基づいて、識別コード読取装置150の配設位置(取付位置)を示した画像処理装置500のイラストを表示することによって、画像処理装置500の機種に応じたイラストを表示させることができるので、ユーザに対して、操作にまごつくことがないようすることができる。
【0107】
[変形例]
上記実施の形態では、画像処理装置の一例であるMFPに本発明を適用した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、コピー機、プリンタ等の画像処理装置であってもよい。本発明に係る画像処理装置は、少なくともネットワーク対応の印刷機能及び識別コードを読取る機能を備えた装置であればよく、MFPに限定されるものではない。
【0108】
上記実施の形態では、識別コードとしてQRコードを用いた例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。サーバ装置のアドレス情報を抽出することが可能な識別コードであれば、QRコード以外の識別コードであってもよい。例えば、一次元バーコード等のような識別コードであってもよい。
【0109】
上記実施の形態では、
図8に示すように、情報処理端末200の現在地の近くに位置する印刷可能な画像処理装置を検索し、その検索結果をユーザI/F230の表示画面に表示する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、
図21に示す、本発明の変形例に係る情報処理端末700のように、画像処理装置の検索結果に現在地からの距離を表示し、現在地から近い順に検索結果(画像処理装置)を表示するようにしてもよい。
【0110】
上記実施の形態では、情報処理端末による印刷可能な画像処理装置の検索機能として、情報処理端末からサーバ装置にアクセスして必要な情報を取得する機能、及び、情報処理端末からネットワーク内の画像処理装置を検索する検索コマンドを発行して画像処理装置からの応答に基づいて検索する機能等の検索機能について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、予め、サーバ装置に印刷可能な画像処理装置の情報を格納しておき、情報処理装置の現在地に応じて、現在地から近い順に画像処理装置の情報をサーバ装置から取得するようにしてもよい。
【0111】
上記実施の形態では、画像処理装置のユーザI/F及び情報処理端末のユーザI/Fに、識別コード読取装置の配設位置(識別コードをかざす位置)を示すイラストを表示する例について示したが、イラストに代えて、例えば、識別コード読取装置の配設位置(識別コードをかざす位置)を示す写真等を表示するようにしてもよい。
【0112】
上記第2の実施の形態では、画像処理装置がネットワーク内に検索コマンドを送信して当該コマンドに応答する情報処理端末があるか否かを検索し、検索コマンドに応答する情報処理端末がある場合に、自身の動作モードを、サーバ装置に格納されているデータの印刷を行なう印刷モードに切替え、当該印刷モードに切替えたことをトリガとして、自機の装置情報を情報処理装置に対して送信する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、ユーザが、画像処理装置のユーザI/Fを操作することによって、画像処理装置の動作モードを、サーバ装置に格納されているデータの印刷を行なう印刷モードに切替えたときに、自機の装置情報を情報処理装置に対して送信するようにしてもよい。すなわち、画像処理装置の動作モードの切替は、手動及び自動のいずれであっても、動作モードを切替えたことをトリガとして、自機の装置情報を情報処理装置に対して送信するようにすることができる。
【0113】
上記第2の実施の形態において、画像処理装置による、ネットワークに接続された使用可能な情報処理端末の検索方法は、検索コマンドをブロードキャスト送信する方法以外の方法であってもよい。さらに、検索コマンドをブロードキャスト送信することによって、ネットワークに接続された使用可能な情報処理端末を検索する場合、情報処理端末が識別コードを受信した場合にのみ、情報処理端末が検索コマンドに応答するようにするのが好ましい。このように構成すれば、必要な場合にのみ、画像処理装置のユーザI/Fに、情報処理端末に表示される識別コードを確認して識別コード読取装置にかざすように促す第1の案内メッセージを表示することができる。
【0114】
上記で開示された技術を適宜組合せて得られる実施の形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0115】
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。