(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制限解除手段は、解除にキー入力の操作を伴う機能制限を、キー入力の操作に代えて、前記表示装置の接続を検出することによって解除する、請求項1又は請求項2に記載の画像出力システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
画像出力装置を提供する側の視点で機能拡張を考えた場合、量産によるコスト削減効果を得るために内部構成の共通化を高めたり、低価格モデルの制御部のROM(Read Only Memory)にも高機能モデルと同じプログラムを書込んでおき、ライセンスキーの入力を行なうことで機能の利用を許可したりする、といった構成を採用することがある。
【0009】
ライセンスキーの入力により機能利用を許可する構成では、機能追加のためのROM交換作業時間が発生しないため、その分、作業時間を短縮できる。しかし、ライセンスキーの利用は、当該ライセンスキーの漏洩のリスクを伴う。
【0010】
一方、画像出力装置を利用する側の視点で機能拡張を考えた場合、装置の購入後に機能拡張を行なうと、その機能拡張によって従前慣れ親しんだ操作性が変化することがあり、操作性の変化にユーザが混乱してしまうおそれがある。そういったおそれがない状態で機能拡張を行なうことができれば好適である。
【0011】
上述した特許文献1及び2には、このような問題を解決するための方法については何ら記載されていない。
【0012】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の1つの目的は、機能拡張が容易であり、機能拡張を行なった場合でも操作性の低下が抑制される画像出力システム及び画像出力装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面に係る画像出力システムは、表示装置と、表示装置が着脱可能に装着される画像出力装置とを含む画像出力システムである。この画像出力システムにおいて、画像出力装置は、機能の一部に制限が課されている。この画像出力装置は、表示装置を自機に対して電気的に接続するための接続手段と、接続手段による表示装置の接続を検出するための検出手段と、検出手段によって表示装置の接続が検出されたことに応答して、自機の機能制限を解除するための制限解除手段と、制限解除手段によって制限が解除された機能に関する画面を表示装置に表示するための表示手段とを含む。
【0014】
画像出力装置は、機能の一部に制限が課されており、表示装置が装着されると機能制限を解除する。この機能制限の解除により機能が追加(拡張)される。機能制限の解除に際し、ROMを交換する必要がないため、機能追加のためのROM交換作業時間が発生しない。その分、作業時間を短縮できる。さらに、機能制限の解除に際し、例えばライセンスキーを入力する必要がないため、ライセンスキーの漏洩のリスクを回避できる。
【0015】
画像出力装置の機能制限が解除されると、制限が解除された機能に関する画面が表示装置に表示される。制限が課されていない機能は、機能拡張前と同様の操作により当該機能を実行できる。そのため、機能拡張による操作性の変化を抑制できるので、機能拡張を行なった場合でも操作性の低下を抑制できる。加えて、従前慣れ親しんだ操作性を維持できるので、操作性の変化に起因するユーザの混乱を抑制できる。
【0016】
好ましくは、表示装置は、当該表示装置を識別する識別情報を記憶するための記憶手段を含み、制限解除手段は、記憶手段に記憶されている識別情報に基づいて、自機の機能制限を解除する。これにより、容易に、機能制限の解除を行なうことができるので、容易かつ安全に、機能を追加できる。
【0017】
より好ましくは、制限解除手段は、解除にキー入力の操作を伴う機能制限を、キー入力の操作に代えて、表示装置の接続を検出することによって解除する。これにより、キー入力の操作を行なうことなく、機能制限を解除できるので、キー入力の手間を省くことができる。
【0018】
さらに好ましくは、画像出力装置は、複数の機能に対して制限が課されており、表示装置は、制限を解除する対象の機能をユーザに選択させる選択画面を表示するための手段を含み、制限解除手段は、選択された機能制限を解除するための手段を含む。
【0019】
表示装置に選択画面を表示することにより、ユーザに対して、制限を解除する対象の機能を選択させることができる。本画像出力システムにおいて、制限を解除する対象の機能が選択されると、選択された機能制限を解除する。これにより、機能毎に機能を解除できるので、所望の機能のみを解除できる。さらに、例えば、機能制限の解除に対して課金を行なう場合、機能毎に制限解除のための課金を行なうことができる。
【0020】
さらに好ましくは、表示装置は、制限解除の対象である画像出力装置の識別情報を予め記憶するための記憶手段を含み、画像出力装置は、記憶手段に記憶されている識別情報に応じて、制限解除手段による機能制限の解除の可否を設定するための手段をさらに含む。
【0021】
例えば、表示装置が複数の画像出力装置のいずれかに装着される場合、画像出力装置毎に機能制限の解除の可否が設定される。このため、画像出力装置毎に機能制限を解除できる。さらに、例えば、機能制限の解除に対して課金を行なう場合、画像出力装置毎に制限解除のための課金を行なうことができる。
【0022】
さらに好ましくは、機能制限の解除は、画像出力装置の出力結果をプレビュー表示する機能の解除であり、表示手段は、制限解除手段によって制限が解除されたことに応答して、表示装置にプレビュー画面を表示するための手段を含む。これにより、画像出力装置に装着された表示装置の画面を拡張画面として利用できる。この画面にプレビュー画面を表示することにより、出力結果の仕上がりを確認できる。
【0023】
さらに好ましくは、表示装置は、制限解除手段が機能制限を解除した機能と連携するアプリケーションソフトを記憶するための記憶手段と、記憶手段に記憶されているアプリケーションソフトを実行することにより、画像出力装置における機能制限が解除された機能と連携して所定の処理を実行するための手段とを含む。
【0024】
記憶手段に記憶されたアプリケーションソフトによって、ユーザの利便性をさらに向上できる。さらに、複数の表示装置に異なるアプリケーションソフトを記憶させておけば、ユーザの利用シーンに合わせて異なる機能を提供できる。
【0025】
本発明の第2の局面に係る画像出力装置は、機能の一部に制限が課されている画像出力装置である。この画像出力装置は、追加で装着される表示装置を自機に対して電気的に接続するための接続手段と、接続手段による表示装置の接続を検出するための検出手段と、
検出手段によって表示装置の接続が検出されたことに応答して、自機の機能制限を解除するための制限解除手段と、制限解除手段によって制限が解除された機能に関する画面を表示装置に表示するための手段とを含む。
【0026】
画像出力装置は、機能の一部に制限が課されており、表示装置が装着されると機能制限を解除する。この機能制限の解除により機能が追加(拡張)される。機能制限の解除に際し、ROMを交換する必要がないため、機能追加のためのROM交換作業時間が発生しない。その分、作業時間を短縮できる。さらに、機能制限の解除に際し、例えばライセンスキーを入力する必要がないため、ライセンスキーの漏洩のリスクを回避できる。
【0027】
画像出力装置の機能制限が解除されると、制限が解除された機能に関する画面が表示装置に表示される。制限が課されていない機能は、機能拡張前と同様の操作により当該機能を実行できる。そのため、機能拡張による操作性の変化を抑制できるので、機能拡張を行なった場合でも操作性の低下を抑制できる。加えて、従前慣れ親しんだ操作性を維持できるので、操作性の変化に起因するユーザの混乱を抑制できる。
【発明の効果】
【0028】
以上より、本発明によれば、機能拡張が容易であり、機能拡張を行なった場合でも操作性の低下が抑制される画像出力システム及び画像出力装置を容易に得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
【0031】
(第1の実施の形態)
[全体システム構成]
図1を参照して、本実施の形態に係る画像出力システム50の全体構成について説明する。この画像出力システム50は、画像出力装置100と、画像出力装置100に追加で装着される表示装置とを含む。表示装置には、拡張用のディスプレイ装置200及びタブレット型の情報端末装置(以下「タブレット端末」と呼ぶ。)300を用いることができる。以下において、ディスプレイ装置200及びタブレット端末300を代表して表示装置400と呼ぶことがある。
【0032】
画像出力装置100は、例えばコピー機能、プリンタ機能及びスキャナ機能、並びに、Fax送受信機能及びE−mail送信機能等のデータ送信機能等を備えるデジタル複合機である。画像出力装置100は、当該画像出力装置100に標準で装着されるユーザインターフェイス(以下「ユーザI/F」と呼ぶ。)140と、表示装置400が着脱可能に装着される装着部材170とを含む。装着部材170は、アーム部180を介して、画像出力装置100の本体部100Aに支持されている。装着部材170には、表示装置400が装着されたときに、表示装置400と電気的に接続される接続端子(図示せず。)が設けられている。この接続端子は、アーム部180の内部に配された導線(図示せず)を介して、画像出力装置100と電気的に接続されている。そのため、装着部材170に表示装置400が装着されると、接続端子及び導線を介して、表示装置400が画像出力装置100と電気的に接続される。
【0033】
[ハードウェア構成]
《画像出力装置100》
図2を参照して、画像出力装置100は、制御部110、記憶部120、印刷エンジン130、ユーザI/F140及び通信部150を含む。
【0034】
制御部110は、実質的にコンピュータであって、いずれも図示しないCPU、ROM及びRAMを含む。CPUは、ユーザI/F140からの指示に応じて各種コンピュータプログラムを実行することによって、画像出力装置100の各部の動作及び表示装置400との通信等の所望の処理を実行する。上記の各種コンピュータプログラムは、予めROM又は記憶部120に記憶されており、所望の処理の実行時において、当該ROM又は記憶部120から読出されてRAMに転送される。CPUは、CPU内の図示しないプログラムカウンタと呼ばれるレジスタに格納された値によって指定される、RAM内のアドレスからプログラムの命令を読出し、解釈する。CPUはまた、読出された命令によって指定されるアドレスから演算に必要なデータを読出し、そのデータに対し命令に対応する演算を実行する。実行の結果も、RAM、記憶部120及びCPU内のレジスタ等の、命令によって指定されるアドレスに格納される。
【0035】
ROMには、例えば高機能モデルと同じプログラムが書込まれている。すなわち、ROMには、拡張用の機能のためのプログラムも記憶されている。複数の機能のうちの一部の機能(拡張用の機能)は機能制限が課されている。
【0036】
制御部110はさらに、コマンド解析部112、画像出力処理部114及び応答部116を含む。コマンド解析部112は、情報処理装置等の外部機器(図示せず。)から送信された画像データ及びコマンド、画像出力装置100のスキャナ部(図示せず。)でスキャンした画像データ等を解析し、解析結果に基づいてデータの出力条件を設定する。画像出力処理部114は、受信したデータをコマンド解析部112で決定した設定で出力処理する。すなわち、画像出力処理部114は、データをコマンド解析部112で決定した情報に基づいて、印刷エンジン130に出力する。応答部116は、画像出力装置100に表示装置400が装着された場合に、表示装置400から送信されるデータに応答して、機能制限の解除等の所定の処理を実行する。
【0037】
制御部110には、BUSライン160が接続されており、このBUSライン160には、記憶部120、印刷エンジン130、ユーザI/F140及び通信部150が電気的に接続される。
【0038】
記憶部120は、図示しないHDD(Hard Disk Drive)を含む。この記憶部120には、画像出力装置100の一般的な動作を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。このコンピュータプログラムは、ネットワーク及び通信部150を介して、情報処理装置等の外部機器から提供される。なお、このコンピュータプログラムは、そのコンピュータプログラムが記録された、例えばDVD等の記憶媒体によって提供されてもよい。すなわち、コンピュータプログラムの記録媒体としてのDVDが、画像出力装置100内に内蔵されるDVDドライブ(図示せず。)に装着され、そのDVDからコンピュータプログラムが読出されて記憶部120にインストールされてもよい。記憶部120は、他に、画像データ等を含む各種データを記憶する。記憶部120はさらに、印刷ジョブを記憶するための印刷ジョブ記憶部122を含む。
【0039】
なお、記憶部120には、機能制限を解除する機能を有するディスプレイ装置(対象としているディスプレイ装置)の型番又はシリアル番号が予め記憶されている。
【0040】
印刷エンジン130は、画像メモリ及び印字部(以上、いずれも図示せず。)を含む。画像メモリは、RAMを含み、画像データをページ単位で一時的に記憶する。画像メモリは、制御部110等からの指示に応じて、印字部に送信するための、例えば、画像出力処理部114から入力される画像データをページ単位で一時的に記憶し、記憶した画像データを印字部による画像形成に同期して、印字部に対して出力する。印字部は、感光体ドラム、帯電器、LSU(Laser Scanning Unit)、現像装置、転写装置、クリーニング装置及び定着装置(以上いずれも図示せず。)、並びに、画像出力装置100に着脱自在に装着されるトナーカートリッジを含む。印字部はさらに、画像出力装置100に着脱自在に装着される給紙トレイ(図示せず。)を含む。給紙トレイは記録用紙を保持し、用紙搬送部(図示せず。)に記録用紙を給送する。印字部は、制御部110等からの指示に応じて、上記給紙トレイから用紙搬送部を介して搬送される記録用紙上に、画像メモリから送信される画像データに基づく画像を印刷する。
【0041】
ユーザI/F140は、例えばタッチパネルディスプレイ及びハードキー等を含む入出力装置からなる。このユーザI/F140は、上記のように、表示装置400とは別に設けられた標準の操作パネルである。タッチパネルディスプレイは、例えば、表示パネルとタッチパネルとが重ねて構成されるタッチパネル一体型の液晶表示装置である。タッチパネルディスプレイは、画像出力装置100の状態及び各種処理の状態に関する情報等の各種情報をユーザに提供する。このタッチパネルディスプレイはまた、ユーザに対して対話的な操作インターフェイスを提供する。この対話的な操作インターフェイスは、タッチパネルから画像出力装置100全体の動作に対するユーザの指示を受付け、その指示の内容を表示パネルに表示するとともに、その指示に応じた制御信号を制御部110等に対して出力する。
【0042】
通信部150は、ネットワークとのインターフェイスをとる。画像出力装置100は、この通信部150を介して、ネットワーク上の情報処理装置等と、所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を行なうことができる。通信部150はまた、表示装置400が装着された際に、表示装置400とのインターフェイスをとる。画像出力装置100は、この通信部150を介して、装着された表示装置400とデータ通信を行なう。通信部150はさらに、電源ラインを含む。表示装置400が画像出力装置100に装着されると、画像出力装置100は、電源ラインを介して、表示装置400に電力を供給する。
【0043】
《ディスプレイ装置200》
図3を参照して、ディスプレイ装置200は、制御部210、ROM220、RAM230、タッチパネルディスプレイ240及び通信部250を含む。
【0044】
制御部210は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を含む。制御部210には、BUSライン260が接続されており、このBUSライン260には、ROM220、RAM230、タッチパネルディスプレイ240及び通信部250が電気的に接続される。
【0045】
ROM220又はRAM230には、ディスプレイ装置200の型番及びシリアル番号に関する情報が記憶されている。タッチパネルディスプレイ240は、タッチパネルからなる入力部242と、表示パネルからなる表示部244とを含む。通信部250は、ディスプレイ装置200が画像出力装置100に装着された際に、画像出力装置100とのインターフェイスをとる。ディスプレイ装置200は、この通信部250を介して画像出力装置100とデータ通信を行なう。通信部250はさらに、電源ラインを含む。ディスプレイ装置200が画像出力装置100に装着されると、電源ラインを介して、画像出力装置100からディスプレイ装置200に電力が供給される。
【0046】
《タブレット端末300》
図4を参照して、タブレット端末300は、制御部310、ROM320、RAM330、記憶部340、タッチパネルディスプレイ350及び通信部360を含む。
【0047】
制御部310は、実質的にコンピュータであって、図示しないCPUを含む。制御部310は、タッチパネルディスプレイ350等からの指示に応じて、各種コンピュータプログラムを実行することによって、タブレット端末300の各部の動作及び画像出力装置100との通信等の所望の処理を実行する。
【0048】
この制御部310はさらに、情報取得部312、情報分析部314、表示処理部316及び情報送信処理部318を含む。情報取得部312は、例えば、タブレット端末300が画像出力装置100に装着されている場合に、当該画像出力装置100から情報を取得する。情報分析部314は、例えば、当該画像出力装置100から取得した情報を分析する。表示処理部316は、例えば、情報分析部314によって分析された結果に基づいて、タッチパネルディスプレイ350に表示する画面の表示処理を行なう。情報送信処理部318は、例えば、タブレット端末300からの画像出力装置100に対して情報を送信する。
【0049】
制御部310には、BUSライン370が接続されており、このBUSライン370には、ROM320、RAM330、記憶部340、タッチパネルディスプレイ350及び通信部360が電気的に接続される。ROM320、RAM330、記憶部340、タッチパネルディスプレイ350及び通信部360は、いずれも制御部310の制御のもとに協調して動作し、タブレット端末300は種々のアプリケーションによる処理を実現する。それらアプリケーションは、例えば、画像出力装置100の機能制限を容易に解除できる画像出力システム50におけるタブレット端末300を実現する。
【0050】
記憶部340は、例えばHDD(Hard Disk Drive)を含む。この記憶部340には、タブレット端末300の一般的な動作を実現するためのコンピュータプログラム及び上記アプリケーション等が記憶される。記憶部340は、他に、画像データ等を含む各種データを記憶する。なお、上記記憶部340は、HDDに代えて、又は、HDDとともに、例えばSSD(Solid State Drive)等のフラッシュメモリドライブを含む構成であってもよい。
【0051】
タッチパネルディスプレイ350は、タッチパネルからなる入力部352と、表示パネルからなる表示部354とを含む。通信部360は、タブレット端末300が画像出力装置100に装着された際に、画像出力装置100とのインターフェイスをとる。タブレット端末300は、この通信部360を介して画像出力装置100とデータ通信を行なう。通信部360はさらに、電源ラインを含む。タブレット端末300が画像出力装置100に装着されると、電源ラインを介して、画像出力装置100からタブレット端末300に電力が供給される。
【0052】
[ソフトウェア構成]
図5を参照して、本実施の形態に係る画像出力システム50において、機能制限の解除処理を行なうために、画像出力装置100で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。このプログラムは、画像出力装置100の主電源スイッチがオンにされることによって起動される。
【0053】
このプログラムは、画像出力装置100に対して表示装置400が接続されたか否かを判定し、表示装置400が接続されるまで待機するステップS1000と、ステップS1000において、表示装置400が接続されたと判定された場合に実行され、接続された表示装置400がタブレット端末300であるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1010と、ステップS1010において、接続された表示装置400がタブレット端末300ではない(接続された表示装置400がディスプレイ装置200である)と判定された場合に実行され、接続されたディスプレイ装置200の型番又はシリアル番号が、対象としているディスプレイ装置の型番又はシリアル番号と一致するか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1020とを含む。
【0054】
ステップS1020において、接続されたディスプレイ装置200の型番又はシリアル番号が、対象としているディスプレイ装置の型番又はシリアル番号と一致しないと判定された場合、このプログラムは終了する。
【0055】
このプログラムはさらに、ステップS1010において、接続された表示装置400がタブレット端末300であると判定された場合に実行され、接続されたタブレット端末300に有効にできる機能情報があるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1030と、ステップS1020において、接続されたディスプレイ装置200が対象としているディスプレイ装置の型番又はシリアル番号と一致すると判定された場合、及び、ステップS1030において、接続されたタブレット端末300に有効にできる機能情報があると判定された場合に実行され、機能制限を解除して機能を有効に設定するステップS1040と、ステップS1040の後に実行され、制限を解除した機能に関する画面を接続された表示装置400に表示してこのプログラムを終了するステップS1050とを含む。ステップS1030において、接続されたタブレット端末300に有効にできる機能情報がないと判定された場合、このプログラムは終了する。
【0056】
ステップS1030では、タブレット端末300のタッチパネルディスプレイ350に、
図6に示す設定画面500を表示する。
図6を参照して、この設定画面500は、現在登録されている機器(画像出力装置)のシリアルNo.一覧を示す領域510、機能制限を解除する画像出力装置のシリアルNo.を入力する入力領域520、入力領域520に入力したシリアルNo.に対応する画像出力装置を、機能制限を解除する対象の画像出力装置として設定するための登録ボタン530、及び、領域510に表示されたシリアルNo.一覧から所望のシリアルNo.を削除するための削除ボタン540を含む。領域510には、機能制限を解除する画像出力装置として予め登録されている画像出力装置のシリアルNo.の一覧が表示される。
【0057】
機能制限を解除する対象の画像出力装置として、当該タブレット端末300を装着した画像出力装置100が登録されていない場合は、
図5に示すステップS1030において、接続されたタブレット端末300に有効にできる機能情報はないと判定される。
【0058】
機能制限を解除する対象の画像出力装置として、当該タブレット端末300を装着した画像出力装置100が登録されている場合、当該画像出力装置100が機能制限を解除する対象の画像出力装置として設定される。機能制限を解除する対象の画像出力装置として設定されると、画像出力システム50は、タッチパネルディスプレイ350に、
図7に示す設定画面600を表示する。
図7を参照して、この設定画面600は、機能制限を解除して有効にしたい機能を選択するためのチェックボックスを含む領域610と、チェックボックスにチェックが入れられた機能を、制限を解除する対象の機能として設定するための登録ボタン620とを含む。
図7には、制限を解除する対象の機能として、i−Fax拡張キット、外部アプリケーションの通信キット、外部アカウントキット及びE−mailアラート/ステータスが例示されている。これらの機能は、従来一般的に、プロダクトキーを手動入力して解除されている機能である。
【0059】
なお、
図6に示す設定画面500及び
図7に示す設定画面600は、画像出力装置100の機能制限を解除するための上記アプリケーションが予めタブレット端末300にインストールされている場合に表示される。上記アプリケーションがインストールされていないタブレット端末が装着された場合は、
図5に示すステップS1030において、接続されたタブレット端末に有効にできる機能情報はないと判定される。
【0060】
図5に示すステップS1050では、上記のように、制限を解除した機能に関する画面を表示装置400に表示する。画像出力装置100にディスプレイ装置200が装着され、ステップS1020において、そのディスプレイ装置200の型番又はシリアル番号が、対象とするディスプレイ装置の型番又はシリアル番号と一致すると判定された場合、ステップS1050では、ディスプレイ装置200に、例えば
図8に示すプレビュー画面700を表示する。
図8を参照して、プレビュー画面700では、例えばコピー印刷後の仕上がり画面がプレビュー表示される。
【0061】
[動作]
図1及び
図5〜
図8を参照して、以上のような構造及びフローチャートに基づく、本実施の形態に係る画像出力システム50の動作について説明する。
【0062】
ユーザが画像出力装置100の装着部材170(
図1参照)に表示装置400を装着する。表示装置400が装着されると、画像出力装置100は、表示装置400が電気的に接続されたことを検出する(
図5に示すステップS1000においてYES)。画像出力装置100は、接続された表示装置400と通信することにより、当該表示装置400がタブレット端末300であるか否かを判定する(ステップS1010)。
【0063】
ユーザが装着した表示装置400がタブレット端末300ではない場合、すなわち、ユーザがディスプレイ装置200を画像出力装置100に装着した場合、画像出力装置100は、記憶部120に記憶されている、機能制限を解除する機能を有するディスプレイ装置(対象とするディスプレイ装置)の型番又はシリアル番号を参照して、接続されたディスプレイ装置200の型番又はシリアル番号が対象とするディスプレイ装置の型番又はシリアル番号であるか否かを判定する。
【0064】
接続されたディスプレイ装置200の型番又はシリアル番号が、対象とするディスプレイ装置の型番又はシリアル番号と一致する場合(ステップS1020においてYES)、画像出力装置100は所定の機能制限を解除して機能を有効に設定する(ステップS1040)。
【0065】
対象の型番又はシリアル番号のディスプレイ装置200が画像出力装置100に装着されると、画像出力装置100は、例えば、プレビュー表示機能の制限を解除する。画像出力装置100は、ディスプレイ装置200に、例えば
図8に示すようなプレビュー表示を行なう。これにより、ユーザは、例えば、コピー印刷後の仕上がり画面をディスプレイ装置200で確認できる。
【0066】
一方、ユーザが装着した表示装置400がタブレット端末300の場合(ステップS1010においてYES)、当該タブレット端末300に有効にできる機能情報があるか否かを判定する。タブレット端末300に予め専用のアプリケーションがインストールされている場合、タブレット端末300は、
図6に示す設定画面500を表示する。タブレット端末300は、設定画面500において、領域510に、現在登録されている機器(画像出力装置)のシリアルNo.一覧を表示して、ユーザに、機能制限を解除して有効にしたい画像出力装置のシリアルNo.を選択させる。
【0067】
シリアルNo.一覧を示す領域510に、タブレット端末300を装着している画像出力装置100のシリアルNo.がある場合、ユーザがそのシリアルNo.を選択すると、タブレット端末300は、機能制限を解除する画像出力装置100のシリアルNo.を入力領域520に表示する。なお、タブレット端末300にソフトキーボードを表示して、入力領域520にシリアルNo.をキー入力することもできる。
【0068】
入力領域520に機能制限を解除する画像出力装置100のシリアルNo.が表示された状態で、ユーザが登録ボタン530を操作すると、入力領域520に表示されるシリアルNo.に対応する画像出力装置100を、機能制限を解除する対象の画像出力装置として設定する。
【0069】
シリアルNo.一覧を示す領域510に、タブレット端末300を装着している画像出力装置100のシリアルNo.がない場合、当該画像出力装置100は機能制限を解除する対象の画像出力装置として設定できないため、この場合は、機能制限を解除できない装置とされる。
【0070】
領域510に表示されるシリアルNo.をユーザが選択し、削除ボタン540を操作すると、タブレット端末300は、選択されたシリアルNo.の登録を削除する。
【0071】
図6に示す設定画面500において、ユーザが、機能制限を解除する画像出力装置100のシリアルNo.を入力し、登録ボタン530を操作すると、画面は、
図7に示す設定画面600に遷移する。タブレット端末300は、設定画面600を表示することによって、ユーザに、機能制限を解除して有効にしたい機能を選択させる。設定画面600において、チェックボックスにチェックを入れると、チェックを入れた機能が、制限を解除する対象の機能として選択される。
【0072】
ユーザが登録ボタン620を操作すると、タブレット端末300は、選択された機能を制限を解除する対象の機能として登録し、その情報を画像出力装置100に送信する。画像出力装置100は、タブレット端末300からの登録情報を受信すると、受信した登録情報に基づいて、機能制限を解除し、当該機能を有効に設定する(
図5に示すステップS1040)。
【0073】
タブレット端末300の装着によって指定された機能の制限が解除されると、画像出力装置100は、機能制限が解除された機能に関する画面をタブレット端末300に表示する(ステップS1050)。
【0074】
このように、機能制限の解除により追加した機能については、ディスプレイ装置200又はタブレット端末300を用いて表示又は操作の受付けを行なう。一方、制限が課せられていない機能については、標準の操作パネルであるユーザI/F140で表示又は操作の受付けを行なう。
【0075】
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像出力システム50を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
【0076】
画像出力装置100は、機能の一部に制限が課されており、ディスプレイ装置200又はタブレット端末300が装着されると機能制限を解除する。この機能制限の解除により機能が追加(拡張)される。機能制限の解除に際し、ROMを交換する必要がないため、機能追加のためのROM交換作業時間が発生しない。その分、作業時間を短縮できる。さらに、機能制限の解除に際し、例えばライセンスキーを入力する必要がないため、ライセンスキーの漏洩のリスクを回避できる。
【0077】
画像出力装置100の機能制限が解除されると、制限が解除された機能に関する画面が装着されたディスプレイ装置200又はタブレット端末300に表示される。制限が課されていない機能は、機能拡張前と同様、標準の操作パネルであるユーザI/F140の操作により当該機能を実行できる。そのため、機能拡張による操作性の変化を抑制できるので、機能拡張を行なった場合でも操作性の低下を抑制できる。加えて、従前慣れ親しんだ操作性を維持できるので、操作性の変化に起因するユーザの混乱を抑制できる。
【0078】
ディスプレイ装置200は、当該ディスプレイ装置200の型番又はシリアル番号を記憶しており、画像出力装置100は、ディスプレイ装置200が接続されると、ディスプレイ装置200と通信し、ディスプレイ装置200に記憶されている型番又はシリアル番号に基づいて、自機の機能制限を解除する。画像出力装置100には、予め、機能制限を解除する機能を有するディスプレイ装置の型番又はシリアル番号が記憶されている。画像出力装置100は、記憶されている型番又はシリアル番号の中に装着されたディスプレイ装置200の型番又はシリアル番号と一致するものがあるか否かを判定する。一致するものがあれば、画像出力装置100は、所定の機能制限を解除する。一方、一致するものがなければ、装着されたディスプレイ装置200は、対象とするディスプレイ装置ではないと判定され、機能制限は解除されない。このような構成により、容易に、機能制限の解除を行なうことができるので、容易かつ安全に、機能を追加できる。
【0079】
タブレット端末300の装着により機能制限を解除する対象の機能として、例えば、i−Fax拡張キット、外部アプリケーションの通信キット、外部アカウントキット及びE−mailアラート/ステータスが挙げられる。これらの機能は、従来、一般的にプロダクトキーを手動入力して解除されていた機能である。本実施の形態では、タブレット端末300の装着によりこれらの機能を追加することができるため、ソフトキー等によるキー入力の手間を省くことができる。そのため、より容易に、機能を追加できる。
【0080】
タブレット端末300に設定画面600を表示することにより、ユーザに対して、制限を解除する対象の機能を選択させることができる。本画像出力システム50において、制限を解除する対象の機能が選択されると、選択された機能制限を解除する。これにより、機能毎に機能を解除できるので、所望の機能のみを解除できる。さらに、例えば、機能制限の解除に対して課金を行なう場合、機能毎に制限解除のための課金を行なうことができる。
【0081】
さらに、タブレット端末300に設定画面500を表示することにより、例えば、表示装置400が複数の画像出力装置のいずれかに装着される場合、画像出力装置100毎に機能制限を解除できる。加えて、例えば、機能制限の解除に対して課金を行なう場合、画像出力装置毎に制限解除のための課金を行なうことができる。
【0082】
(第2の実施の形態)
本実施の形態に係る画像出力システムは、上記第1の実施の形態に係る画像出力システム500と同様の構成を有している。ただし、本実施の形態では、タブレット端末に、当該タブレット端末が画像出力装置100に装着されることによって制限が解除された機能(拡張機能)と連携する機能を有するアプリケーションソフトがインストールされている点において、上記第1の実施の形態とは異なる。
【0083】
本実施の形態では、アプリケーションソフトの実行によって当該アプリケーションソフトと連携する機能の制限が解除される。そして、そのアプリケーションの画面において、機能制限が解除された機能(拡張機能)に関する情報の表示及び拡張機能の操作を受付ける。
【0084】
このように、タブレット端末にインストールされたアプリケーションソフトによって、ユーザの利便性をさらに向上できる。さらに、複数のタブレット端末に異なるアプリケーションソフトをインストールしておけば、ユーザの利用シーンに合わせて異なる機能を提供できる。
【0085】
(第3の実施の形態)
本実施の形態に係る画像出力システムでは、タブレット端末に、画像出力装置のAPI(Application Programming Interface)と連携するアプリケーションソフト(以下「連携アプリ」と記す場合がある。)がインストールされている。画像出力装置のAPIは、当該画像出力装置の出荷時には利用許可がされておらず、画像出力装置にタブレット端末が接続されることにより利用が許可(機能制限が解除)される。
【0086】
タブレット端末には、連携アプリとして例えば翻訳ソフト(以下「翻訳アプリ」と記す。)がインストールされている。翻訳アプリが実行されると、翻訳アプリは、画像出力装置と連携して、原稿のスキャン処理、OCR(Optical Character Recognition)処理、翻訳処理及び訳文の印刷処理を順に実行する。この場合、タブレット端末は、画像出力装置内のスキャンAPIをアクセスして画像出力装置にプルスキャンを実行させ、画像出力装置内のプリントAPIをアクセスして訳文の印刷を実行させる。
【0087】
通常のスキャン動作及びプリント動作と、APIを介したスキャン動作及びプリント動作との違いとして、自由度の高さが挙げられる。APIを利用する場合、制御する機器(本実施の形態では、タブレット端末)の側に制御が一任される。通常のプリント動作であれば、例えば、複数のクライアントPCから順次送信されるプリントジョブが順次印刷されるように画像出力装置内の制御部によって制御される。一方、タブレット端末のアプリケーションソフトからAPIを介して制御する場合、制御の主体はタブレット端末となり、例えば、タブレット端末からのプリントジョブのみを優先的に印刷し、他のクライアントPCからのジョブはホールド状態にする、といったことも可能である。したがって、タブレット端末にインストールされたアプリケーションソフトと画像出力装置のAPIとが連携する本実施の形態では、画像出力装置の内部制御から解放されて、自由度を高めることができるので、有用なアプリケーションソフトを開発できる環境を提供できる。
【0088】
他の連携アプリの例として、例えば、タブレット端末にクラウド連携アプリ(例えば、クラウドサーバへのスキャンデータのアップロード及びクラウドサーバに保存されているデータの印刷機能を持つアプリケーションソフト)が挙げられる。クラウド連携アプリをインストールし、タブレット端末の接続によってクラウドサービスを利用可能とすることもできる。
【0089】
このように構成することにより、アプリケーションソフトの機能によって、例えば、ログイン→スキャン→アップロードの処理、及び、ログイン→ファイル選択→印刷の処理等を少ない入力手順で実行可能になる。
【0090】
さらに、クラウド連携の別の例として、例えば、タブレット端末にウェブブラウザがインストールされた構成が挙げられる。この場合、ブラウザからクラウドアクセスにより、ログイン→スキャン→アップロードの処理、及び、ログイン→ファイル選択→印刷の処理等を実行できる。
【0091】
(第4の実施の形態)
本実施の形態に係る画像出力システムでは、タブレット端末が画像出力装置に直接装着されるのではなく、タブレット端末が、有線LAN(Local Area Network)回線及び無線LAN回線等のネットワークを介して画像出力装置を接続される。タブレット端末は、ネットワーク内に接続された機器を検索する機能を有している。例えば、タブレット端末は、LAN接続された全機器に対してブロードキャストでコマンドを送り、それに対する応答により各機器のIPアドレスと機器情報を取得し、取得した機器情報に基づいて接続可能な画像出力装置か否かを判定する。タブレット端末はこうした機能を用いて画像出力装置と接続する。
【0092】
なお、タブレット端末に画像出力装置のIPアドレスを入力、又は、画像出力装置にタブレット端末のIPアドレスを入力する方法により、タブレット端末と画像出力装置とを接続する構成であってもよい。この場合、IPアドレスが入力された機器が、当該機器に対して送信し応答を得ることで通信を確立するステップがあり、このステップにより機器の検出を行なう。
【0093】
本実施の形態では、タブレット端末がネットワークを介して画像出力装置と接続されるため、画像出力装置に、端末接続用の専用の通信部(装着部材)を設けなくてもよい。したがって、画像出力装置の構成を簡素化できる。
【0094】
[変形例]
上記実施の形態では、画像出力装置の一例である複合機に本発明を適用した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、コピー機、プリンタ等の画像出力装置であってもよい。本発明に係る画像出力装置は、印刷機能を備えた装置であればよく、複合機に限定されるものではない。
【0095】
上記実施の形態では、画像出力装置の本体部から延びるアーム部によって、表示装置が装着される装着部材を支持する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。表示装置の装着方法は、上記実施の形態で示した方法以外の方法であってもよい。
【0096】
上記実施の形態では、1台の表示装置を画像出力装置に装着する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。複数第の表示装置を画像出力装置に漂着可能に構成することもできる。
【0097】
上記実施の形態では、ディスプレイ装置が画像出力装置に装着された場合に、プレビュー表示機能を解除する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。ディスプレイ装置の装着によって制限が解除される機能は、プレビュー表示機能以外の機能であってもよい。
【0098】
上記実施の形態では、情報端末装置の一例であるタブレット端末を用いた例について説明したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。タブレット端末以外の携帯型端末を情報端末装置として用いる構成であってもよい。
【0099】
上記実施の形態において、機能制限を解除する機能(拡張可能な機能)は、上記実施の形態で示した機能以外にも適宜設定できる。
【0100】
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。