特許第6013821号(P6013821)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6013821
(24)【登録日】2016年9月30日
(45)【発行日】2016年10月25日
(54)【発明の名称】集積装置
(51)【国際特許分類】
   B65G 17/12 20060101AFI20161011BHJP
   B65G 47/34 20060101ALI20161011BHJP
【FI】
   B65G17/12 D
   B65G47/34
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-161289(P2012-161289)
(22)【出願日】2012年7月20日
(65)【公開番号】特開2014-19559(P2014-19559A)
(43)【公開日】2014年2月3日
【審査請求日】2015年4月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000253019
【氏名又は名称】澁谷工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100086852
【弁理士】
【氏名又は名称】相川 守
(74)【代理人】
【識別番号】100090169
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 孝
(74)【代理人】
【識別番号】100124497
【弁理士】
【氏名又は名称】小倉 洋樹
(74)【代理人】
【識別番号】100147762
【弁理士】
【氏名又は名称】藤 拓也
(72)【発明者】
【氏名】坂川 康裕
(72)【発明者】
【氏名】村浜 政貴
【審査官】 八板 直人
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭55−031739(JP,A)
【文献】 特開平07−285654(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 17/00−17/48
B65G 47/00−47/20;47/34−47/52;
47/56−47/62;47/66
B65G 43/00−43/10
B65B 5/00− 5/12
B65B 35/00−35/58
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一対のスプロケットに掛け回された搬送チェーンに、平面視がほぼ三角形の物品を1個ずつ収容するバケットが複数個取り付けられ、駆動手段によって前記搬送チェーンを駆動する集積コンベヤと、この集積コンベヤの各バケットに物品を供給する物品供給手段と、前記各バケットから物品を取り出す物品取り出し手段とを備え、
前記各バケットは、内部に収容される前記物品の頂点が搬送経路の内部側を向くとともに、底部側の2点が搬送方向前後に隣接する物品と接近するように前記搬送チェーンに取り付けられ、前記集積コンベヤは、搬送チェーンによる搬送経路が直線搬送区間と湾曲搬送区間とを有しており、前記複数のバケットに収容された物品を、湾曲搬送区間において、前記頂点が接近するように集積し、集積されたこれら複数の物品を前記物品取り出し手段によって同時に取り出すことを特徴とする集積装置。
【請求項2】
前記スプロケットと搬送チェーンを上下に2組配置し、それぞれに複数のバケットと駆動手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の集積装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、供給されてきた物品を複数個集積する集積装置に係り、特に、平面形状がほぼ三角形状の物品を、その頂点を一点に集合させて複数個集積する集積装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
搬送コンベヤによって供給されてきた物品を所定個数集積する装置は従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された装置は、製品用コンベヤベルトによってランダムに搬送されてくる製品の、位置、方向をラインカメラで検出し、ピッカの吸着手段で吸着して所定の正しい向きに方向を変えた後、容器用コンベヤベルトで搬送されてきた容器内に挿入して整列した状態に集積する。
【0003】
また、ほぼ三角形状の物品を所定個数集積した後箱詰めを行う装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2に記載された箱詰めシステムは、平面形状がほぼ三角形の物品(円形のケーキを12等分したトルテタイプのケーキ)を扱っているが、この装置では、交互に対向させて整列・集積して所定個数ずつ包装箱に箱詰めするようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−218104号公報
【特許文献2】特許3122384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1に記載された装置のように、物品の方向を検出してロボットにより保持してケーシングを行うには、複数台のロボットを必要とするためコスト高であるという問題があった。また、特許文献2に記載された装置では、平面形状が三角形の物品の向きを交互に逆向きにして整列させるようにしており、三角形の頂点を集合させて扇状に集積するという構成には対応できないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、少なくとも一対のスプロケットに掛け回された搬送チェーンに、平面視がほぼ三角形の物品を1個ずつ収容するバケットが複数個取り付けられ、駆動手段によって前記搬送チェーンを駆動する集積コンベヤと、この集積コンベヤの各バケットに物品を供給する物品供給手段と、前記各バケットから物品を取り出す物品取り出し手段とを備え、前記各バケットは、内部に収容される前記物品の頂点が搬送経路の内部側を向くとともに、底部側の2点が搬送方向前後に隣接する物品と接近するように前記搬送チェーンに取り付けられ、前記集積コンベヤは、搬送チェーンによる搬送経路が直線搬送区間と湾曲搬送区間とを有しており、前記複数のバケットに収容された物品を、湾曲搬送区間において、前記頂点が接近するように集積し、集積されたこれら複数の物品を前記物品取り出し手段によって同時に取り出すことを特徴とするものである。
【0007】
また、第2の発明は、前記第1の発明において、前記スプロケットと搬送チェーンを上下に2組配置し、それぞれに複数のバケットと駆動手段を設けたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の集積装置は、平面形状がほぼ三角形の複数の物品を、その頂点が円形のスプロケットの中心を向くように集合させ、頂点以外の2点を隣接する他の物品と接近するように集積したので、簡単な構成で複数の三角形状の物品を放射状(扇状)に整列させることができる。また、第2の発明では、2組のバケットコンベヤを別々に駆動できるようにしたので、集積装置の能力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は集積装置の平面図である。
図2図2は集積装置の要部(集積コンベヤ)を縦断面にした側面図である。
図3図3は物品の集積状態を示す平面図である。
図4図4は集積した物品を円形のケース内にケーシングする場合を示す平面図であり、(a)図は半数の物品を収容した状態、(b)図はすべての物品を収容した状態を示す。(実施例2)
図5図5(a)、(b)はそれぞれ物品の他の例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
平面形状が三角形の物品を、その頂点を搬送方向前方側に向けて一列で搬送する供給コンベヤ等の物品供給手段と、この物品供給手段から供給された物品を複数のバケット内に一つずつ受け取って、各物品の三角形の頂点を中心に集合させるとともに、他の2点を隣接する他の物品に接近するように集積する集積コンベヤと、これら集積された複数の物品を一度に取り出すロボット等の物品取り出し手段を備えている。前記集積コンベヤは少なくとも一対のスプロケットと、これらスプロケットに掛け回された搬送チェーンと、この搬送チェーンに取り付けられた複数のバケットを備えており、この搬送チェーンによる搬送経路は、スプロケットの周囲を回転する湾曲搬送区間と、スプロケット間を接続する直線搬送区間とを備えている。前記集積コンベヤの各バケットは、前記三角形状の物品を1個ずつ収容するように物品の形状よりもやや大きい三角形状をしており、湾曲搬送区間にこれらバケットを集合させると、各バケット内に収容されている物品の頂点がスプロケットの中心側を向き、物品の他の2点、つまり底辺側の端部が、隣接した物品の底辺側の端部に接近した状態になり、各物品が扇状あるいは放射状に並んだ状態に集積される。このような構成にしたことより、平面形状が三角形の物品を複数個集積して一度に取り出し、ケーシングを行うことを可能にするという目的を達成する。
【実施例1】
【0011】
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。この集積装置(全体として符号1で示す)は、平面視でほぼ二等辺三角形状をしている物品2を複数個集積する装置であり、物品2を所定の配置に集積した後ケーシングを行う。この集積装置1は、前記物品2を供給する物品供給手段(供給コンベヤ4)と、この供給コンベヤ4から受け取った三角形の物品2を複数個集積する集積コンベヤ6と、集積コンベヤ6によって集積された物品2を一度に取り出す物品取り出し手段(ロボット8)とを有している。また、この集積装置1には、物品2を収容するケース10を搬送するケースコンベヤ12が設置されており、前記集積された複数の物品2を、ロボット8のハンド8aに設けられた吸盤8bによって吸着して取り出し、これら物品2をケースコンベヤ12上のケース10内に挿入する
【0012】
前記物品2の平面形状は、この実施例では、頂角αが両底角βよりも小さい角度の二等辺三角形であり(拡大して示す図3参照)、頂点2aと短い底辺2bと両側の長い等辺2c、2dとを有しており、供給コンベヤ4によってその頂点2aを前方に向け底辺2bを後方に向けて一列で搬送される。なお、底辺2bの両端部(頂点2a以外の2点)を符号2e、2fで示す。但し、物品2の形状は図示のものに限定されないことはいうまでもない。
【0013】
供給コンベヤ4の下流端4aの前方側に、供給コンベヤ4によって搬送されてきた物品2を受け取って複数個(この実施例では5個)集積させる集積コンベヤ6が配置されている。集積コンベヤ6は、独立して駆動可能な2組のバケットコンベヤ(第1バケットコンベヤ6Aと第2バケットコンベヤ6B)を備えている。集積コンベヤ6の全体の構成としては、ベース14を上下に貫通して回転自在に支持された2本の回転軸(上流側に配置された第1回転軸16と下流側の第2回転軸18)と、これら回転軸16、18に支持されて水平面内で回転する上流側(図2の右側)の上下2個のスプロケット20、22と、下流側の上下2個のスプロケット24、26と、これら上下のスプロケット(上方のスプロケット20、24と、下方のスプロケット22、26)にそれぞれ掛け回された上下2本の搬送チェーン(上方の第1搬送チェーン28と、下方の第2搬送チェーン30)と、これら第1搬送チェーン28および第2搬送チェーン30に、それぞれ取り付けられた複数のバケット32、34を備えている。この実施例では、第1搬送チェーン28に連続して取り付けられている5個のバケット32が第1バケットグループ32Aを構成し、第2搬送チェーン30に連続して取り付けられた5個のバケット34が第2バケットグループ34Aを構成している(図3参照)。
【0014】
この実施例では、第1バケットグループ32Aまたは第2バケットグループ34A内に集積された物品2をロボット8によって取り出している間に、他のバケットグループ34Aまたは32Aに次の物品2の供給を行うことにより集積装置1の能力を向上させることができるように、2組のバケットコンベヤ6A、6Bは独立して駆動されるようになっている。前記ベース14の下面側に、各回転軸16、18をそれぞれ駆動するサーボモータ(第1サーボモータ38と第2サーボモータ40)が固定され、各サーボモータ38、40の出力軸38a、40aに取り付けられたギヤ42、44が、各回転軸16、18の下端に取り付けられたギヤ46、48に噛み合っており、各サーボモータ38、40の駆動により第1および第2の回転軸16、18が独立して回転される。
【0015】
上流側の第1回転軸16に対し、上方のスプロケット20はキー結合されており、サーボモータ38の駆動によって直接駆動される駆動スプロケットであり、下流側の第2回転軸18に支持されている上方のスプロケット24は、回転軸18に対しフリー回転する従動スプロケットである。また、下流側の第2回転軸18に対し、下方のスプロケット26はキー結合されており、サーボモータ40の駆動によって直接駆動される駆動スプロケットであり、上流側の第1回転軸16に支持されている下方のスプロケット22は、回転軸16に対しフリー回転する従動スプロケットである。
【0016】
上方の駆動スプロケット20と従動スプロケット24に掛け回されている第1搬送チェーン28には、ブラケット50を介して5個のバケット32からなる第1バケットグループ32Aが取り付けられて第1バケットコンベヤ6Aを構成している。また、下方の駆動スプロケット26と従動スプロケット22に掛け回されている第2搬送チェーン30には、ブラケット52を介して5個のバケット34からなる第2のバケットグループ34Aが取り付けられて、第2バケットコンベヤ6Bを構成している。上方側の第1搬送チェーン28と下方側の第2搬送チェーン30は異なる高さに配置されているが、ブラケット50、52の高さを調節することにより、これら各チェーン28、30にそれぞれ取り付けられているバケット32、34の高さを一致させている。
【0017】
前記供給コンベヤ4の下流端4aに、搬送されてきた物品2を検出するセンサ54が設けられている。このセンサ54が物品2を検出すると、この検出信号が制御装置56(図2参照)に送られ、この制御装置56が、上下二組のバケットコンベヤ6A、6Bの搬送チェーン28、30をそれぞれ駆動するサーボモータ38、40の駆動を制御する。
【0018】
各バケットコンベヤ6A、6Bのバケット32、34は、平面形状が二等辺三角形である前記物品2を受け入れるように、物品2より一回り大きい形状の二等辺三角形をしている。これらバケット32、34は、物品2を載せる底板32a、34aと、二等辺三角形の底辺に当たる後方壁面32b、34bと、両側の等辺に当たる両側壁32c、32d、34c、34dを有しており、その頂点32e、34eが集積コンベヤ6の内部側に向けられている。また、バケット32、34の上方は、物品2の出し入れを行うために開放している。
【0019】
上方側の両スプロケット20、24のやや上方に、水平な支持プレート58が配置されており(図2参照)、この支持プレート58上に設置された支持レール60によって、搬送チェーン28、30の走行によって移動するバケット32、34の下面側を支持するようになっている。この支持レール60は、バケット32、34の頂点32e、34eと後方壁面32b、34bとのほぼ中間の下面側を支持するようになっている。
【0020】
前記バケット32、34の底板32a、34aの下面側の、頂点32e、34e寄りの位置に、2個のガイドローラ62、62、64、64が縦に並んで(二等辺三角形の頂点32e、34eを通る中心線上に並んで)取り付けられている。一方、前記水平な支持プレート58上の、支持レール60よりも内側に、搬送チェーン28、30によって移動するバケット32、34の姿勢を規制するためのガイド66が設けられており、前記2個のガイドローラ62、62、64、64がこのガイド66を挟み、ガイド66に沿って移動することにより、バケット32、34の頂点32e、34e側が移動経路のもっとも内周側を移動するように規制している。
【0021】
搬送チェーン28、30の走行によって移動するバケット32、34の搬送経路68は、図1に示すように、各スプロケット20、24、22、26の周囲を回転移動するほぼ半周に亘る湾曲搬送区間68aと、両スプロケット20と24、22と26間を移動する直線搬送区間68bを有している。また、各バケット32、34の頂点32e、34e側の底板32a、34aの下面に設けられたガイドローラ62、62、64、64を案内するガイド66も、湾曲ガイド部66aと直線ガイド部66bとを有している(図3参照)。搬送チェーン28、30の走行によってバケット32、34の後方壁面32b、34b側が湾曲搬送区間68aを移動しているときには、頂点32e、34e側の2個のガイドローラ62、62、64、64も湾曲ガイド部66aを移動しており、図3の受け取り位置A側にあるバケットグループ32Aの進行方向後方側の3個のように、頂点32eをスプロケット20の中心方向を向けて接近した状態になり、底部壁面32bの両端部の2点32f、32gは、搬送方向前後のバケット32の2点32f、32gの一方に隣接した状態になっている。つまり、隣接するバケット32、34の両側壁32c、32dが互いに接触または接近した状態になる。また、搬送チェーン28、30の直線搬送区間68bでは、前記バケットグループ32Aの先頭側の2個のバケット32のように、後方壁面32bが搬送チェーン28と平行な状態になり、頂点32eは離隔している。
【0022】
以上の構成に係る集積装置1の作動について説明する。平面形状が二等辺三角形の物品2が、供給コンベヤ4上を、その頂点2aを前方に向けて搬送されてくる。運転の開始時点では、2組のバケットコンベヤ6A、6Bの各バケットグループ32A、34Aの一方(例えば、第1バケットグループ32A)は、物品受け取り位置Aの上流側に位置しており、その先頭のバケット32が物品受け取り位置Aの少し上流側で待機している。このとき第2バケットコンベヤ6Bに取り付けられた第2バケットグループ34Aは、前記第1バケットグループ32Aと干渉しない位置に待機している。
【0023】
供給コンベヤ4によって搬送されてきた先頭の物品2をセンサ54が検出すると、第1サーボモータ38の駆動によってバケットグループ32Aの先頭のバケット32が物品受け取り位置Aに移動し、供給コンベヤ4から1個の物品2を受け取る。供給コンベヤ4は二等辺三角形の物品2の頂点2aを搬送方向前方側に向けて搬送しており、一方、バケット32は、物品受け取り位置Aでは、頂点32eをスプロケット20の中心方向(第1回転軸16方向)へ向け、底部壁面32bを供給コンベヤ4方向に向けているので、バケット32の開放している上面から物品2がバケット32内に投入される。また、供給コンベヤ4上の次の物品2をセンサ54が検出すると、第1サーボモータ38の駆動によって、物品2を受け取ったバケット32は第1搬送チェーン28の走行により前進してこの物品受け取り位置Aから下流側へ移動するとともに、2番目のバケット32が物品受け渡し位置Aに移動して物品2を受け取る。このようにして5個のバケット32が順次1個ずつ物品2を受け取り、5個のバケット32にすべて物品2が供給されると、ロボット8が配置されている下流側の物品取り出し位置B側へ移動する(図3は、右側のバケットグループ32Aの最後尾(5番目)のバケット32が物品2を受け取る直前の状態を示す)。
【0024】
5個のバケット32がすべて1個ずつ物品2を受け取ると、このバケットグループ32Aは、物品取り出し位置Bへ移動する。物品取り出し位置Bでは、5個のバケット32にそれぞれ収容されている5個の物品2を同時に取り出すようになっており、5個のバケット32をすべて搬送チェーン28の湾曲搬送区間68a内に移動させて停止させる。この位置では、搬送チェーン28に取り付けられているバケット32の後方壁面32b側がスプロケット24の周囲の湾曲搬送区間68a内に位置するとともに、バケット32の頂点32e側のガイドローラ62、62も、ガイド66の湾曲ガイド部66aに位置しているので、図3の左側に示すバケットグループ34のように、5個のバケット32の頂点32eがスプロケット24の内周側(下流側の回転軸18方向)を向いて接近した状態になり、後方壁面32b側はその両側の2点32f、32gがそれぞれ隣接するバケット32の後方壁面32bの端部32fまたは32gに接近した状態になる。なお、図3では、上流側(図の右側)で第1バケットグループ32Aに物品を供給し、下流側では第2バケットグループ34が物品を集積した状態を示しているが、第1バケットグループ32Aに物品2が供給され、第2バケットグループ34Aから物品2が取り出された後、それぞれが移動して互いに入れ替わることはいうまでもない。従って、物品2を集積した状態では、バケットの符号を34として説明する。
【0025】
前記のように5個のバケット34からなるバケットグループ34Aが、半円弧状の湾曲搬送区間68a内に整列された状態になると、各バケット34に収容されている物品2は、5個のバケット34の配置と同様の配置で集積される。この状態でロボット8がハンド8aを、ケースコンベヤ12を越えて集積コンベヤ6の物品取り出し位置Bへ移動させ、半円状に集積された5個の物品2を、ハンド8aの5個の吸盤8bで同時に吸着保持して取り出す。集積コンベヤ6の物品取り出し位置Bと接近した位置に、ケースコンベヤ12が配置されて空ケース10を搬送しており、この空ケース10内に保持している5個の物品2を挿入する。
【0026】
前記のように集積コンベヤ6に、スプロケット20、22、24、26の外周を回る湾曲搬送区間68aと両スプロケット20、24と22、26間の直線搬送区間68bを設け、湾曲搬送区間68aを利用して物品2を集積するようにしたので、平面形状が二等辺三角形の物品2を、頂点2a側を中心部に集合させ、底辺2b側を隣接する物品2同士互いに接近させて集積させることができ、集積した状態のまま物品2を取り出してケース10内に収容することができる。なお、この実施例では、物品2の形状が平面視で二等辺三角形状であり、立体的な形状については限定していないが、例えば、三角形状の面を4つ有する、牛乳等の飲料を包装した三角パックや、チーズ等にも適用可能である。また、前記実施例では、5個の物品2を半円弧状の空間内に集積したが、5個に限るものではなく、6個あるいは7個等その他の数でも適用可能である。さらに、ケーシングされた物品2の上にさらにケーシングを行う多段積みのケーシングにも対応可能である。また、供給コンベヤ4は1本に限らず、直線区間に複数本配置するようにしても良い。
【0027】
また、図4に示すように、円形のケース100内に、円形の半分の面積を占める扇状に集積させた物品2を収容した後(同図(a)参照)、同様に集積させた物品2を、円形のケース100の残りの半分の空間内に挿入することもできる(同図(b)参照)。なお、この場合には、ロボットハンド8aが水平面内で180度回転する機構が必要である。また、前記実施例では、平面視が二等辺三角形の物品2を集積したが、必ずしも二等辺三角形に限るものではなく、例えば、物品2の平面視が台形形状(図5(a)参照)や二等辺三角形の底部側が円弧状に湾曲した形状(図5(b)参照)等であっても適用可能である。
【符号の説明】
【0028】
2 物品
2a 物品の頂点
2e 物品の底部側の点
2f 物品の底部側の点
4 物品供給手段(供給コンベヤ)
8 物品取り出し手段(ロボット)
20 スプロケット
22 スプロケット
24 スプロケット
26 スプロケット
28 搬送チェーン(第1搬送チェーン)
30 搬送チェーン(第2搬送チェーン)
32 バケット
34 バケット
38 駆動手段(第1サーボモータ)
40 駆動手段(第2サーボモータ)
68 搬送経路
68a 湾曲搬送区間
68b 直線搬送区間
図1
図2
図3
図4
図5