(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御部は、前記入力部に入力された前記登録情報の各項目を、前記設定表に基づいて、登録先の情報システム毎の変換ロジックを用いて変換し、変換した登録情報が含まれる前記登録要求を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報登録システム。
複数項目の登録情報のうち、定められた項目の登録情報をそれぞれに記憶し、前記複数項目の登録情報のうち同一項目の前記登録情報を異なるデータ形式により記憶する複数の情報システムに接続され、前記複数の情報システム毎に、前記複数項目の登録情報のうち当該情報システムに登録する項目の候補と、当該項目の登録情報の送信に対する前記情報システムからの応答の期待値と、を対応付けたシナリオ情報が記憶されるシナリオ情報記憶部と、複数の前記情報システム毎に、当該情報システムに記憶させる前記登録情報の項目毎のデータ形式を示す設定表が記憶される設定表記憶部とを備えた情報登録システムの情報登録方法であって、
前記複数項目の登録情報の入力を受け付けるステップと、
入力された前記複数項目の登録情報と、前記シナリオ情報記憶部に記憶されている前記シナリオ情報とに基づいて、前記複数の情報システム毎に、前記複数項目の登録情報のうち当該情報システムに記憶させる登録情報が含まれる登録要求を生成するステップと、
生成した前記登録要求を、前記複数の情報システム毎に送信するステップと、
前記入力された前記登録情報を、前記設定表に基づいて変換し、変換した登録情報が含まれる前記登録要求を生成するステップと、
送信した登録要求に対する前記情報システムからの応答内容に基づいて、エラーの有無を判定するステップと、
を含むことを特徴とする情報登録方法。
複数項目の登録情報のうち、定められた項目の登録情報をそれぞれに記憶し、前記複数項目の登録情報のうち同一項目の前記登録情報を異なるデータ形式により記憶する複数の情報システムに接続され、前記複数の情報システム毎に、前記複数項目の登録情報のうち当該情報システムに登録する項目の候補と、当該項目の登録情報の送信に対する前記情報システムからの応答の期待値と、を対応付けたシナリオ情報が記憶されるシナリオ情報記憶部と、複数の前記情報システム毎に、当該情報システムに記憶させる前記登録情報の項目毎のデータ形式を示す設定表が記憶される設定表記憶部とを備えた情報登録システムのコンピュータに、
前記複数項目の登録情報の入力を受け付けるステップと、
入力された前記複数項目の登録情報と、前記シナリオ情報記憶部に記憶されている前記シナリオ情報とに基づいて、前記複数の情報システム毎に、前記複数項目の登録情報のうち当該情報システムに記憶させる登録情報が含まれる登録要求を生成するステップと、
生成した前記登録要求を、前記複数の情報システム毎に送信するステップと、
前記入力された前記登録情報を、前記設定表に基づいて変換し、変換した登録情報が含まれる前記登録要求を生成するステップと、
送信した登録要求に対する前記情報システムからの応答内容に基づいて、エラーの有無を判定するステップと、
を実行させる情報登録プログラム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述のように接続インタフェースを開発して登録処理を自動化させる場合、複数の情報システム間の連携が実現するまでの開発期間がかかるとともに、相応の開発費用がかかることになる。また、例えばAシステムについてはFTP(File Transfer Protocol)により登録情報を送信し、BシステムについてはSOAPにより登録情報を送信するといったように、情報システム毎に異なるプロトコルによる接続インタフェースを開発しなければならない場合があると考えられる。このような場合、より多くの開発期間や開発費用がかかる。一方、オペレータがオペレータ端末を操作することにより情報を登録する場合、オペレータは、Aシステムの操作を覚え、Bシステムの操作を覚え、Cシステムの操作を覚え、また情報を登録する情報システムの順序等を覚える必要があり、操作を習得するための時間や相応の人的コストがかかることになる。そこで、このような場合に、効率良く複数の情報システムに情報を登録することが望ましい。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、複数の情報システムに登録情報を記憶させる情報登録システム、情報登録方法、および情報登録プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、複数項目の登録情報のうち、定められた項目の登録情報をそれぞれに記憶する複数の情報システムに接続された情報登録システムであって、複数の情報システム毎に、複数項目の登録情報のうち情報システムに登録する項目を対応付けたシナリオ情報が記憶されるシナリオ情報記憶部と、複数項目の登録情報の入力を受け付ける入力部と、入力部に入力された複数項目の登録情報と、シナリオ情報記憶部に記憶されているシナリオ情報とに基づいて、複数の情報システム毎に、複数項目の登録情報のうち情報システムに記憶させる登録情報が含まれる登録要求を生成する制御部と、制御部により生成された登録要求を、複数の情報システム毎に送信する通信部と、を備えることを特徴とする情報登録システムである。
【0007】
また、本発明の一態様は、複数の情報システムが、複数項目の登録情報のうち同一項目の登録情報を異なるデータ形式により記憶し、情報登録システムは、複数の情報システム毎に、情報システムに記憶させる登録情報の項目毎のデータ形式を示す設定表が記憶される設定表記憶部を備え、制御部は、入力部に入力された登録情報を、設定表に基づいて変換し、変換した登録情報が含まれる登録要求を生成することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の一態様は、情報システムが、複数の登録画面毎に入力される登録情報を自身に記憶し、情報登録システムが備えるシナリオ情報記憶部に記憶されるシナリオ情報には、複数の情報システム毎の複数の登録画面毎に、登録画面に入力する登録情報の項目が対応付けられ、情報登録システムが備える制御部は、シナリオ情報に基づいて、複数の登録画面毎に登録情報を入力するための登録要求を生成することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の一態様は、情報システムが、送信されるHTTPリクエストである登録要求を受信し、受信した登録要求に含まれる登録情報を自身に記憶し、情報登録システムが備える制御部は、HTTPリクエストである登録要求を生成することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の一態様は、情報システムが、入力される登録情報を自身の記憶部に記憶させる登録部を備え、情報登録システムは、情報システム内において、通信部から送信される登録要求を受信し、受信した登録要求に含まれる登録情報を登録部に入力する第2の制御部を備えることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の一態様は、複数項目の登録情報のうち、定められた項目の登録情報をそれぞれに記憶する複数の情報システムに接続され、複数の情報システム毎に、複数項目の登録情報のうち情報システムに登録する項目を対応付けたシナリオ情報が記憶されるシナリオ情報記憶部を備えた情報登録システムの情報登録方法であって、複数項目の登録情報の入力を受け付けるステップと、入力された複数項目の登録情報と、シナリオ情報記憶部に記憶されているシナリオ情報とに基づいて、複数の情報システム毎に、複数項目の登録情報のうち情報システムに記憶させる登録情報が含まれる登録要求を生成するステップと、生成した登録要求を、複数の情報システム毎に送信するステップと、を備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の一態様は、複数項目の登録情報のうち、定められた項目の登録情報をそれぞれに記憶する複数の情報システムに接続され、複数の情報システム毎に、複数項目の登録情報のうち情報システムに登録する項目を対応付けたシナリオ情報が記憶されるシナリオ情報記憶部を備えた情報登録システムのコンピュータに、複数項目の登録情報の入力を受け付けるステップと、入力された複数項目の登録情報と、シナリオ情報記憶部に記憶されているシナリオ情報とに基づいて、複数の情報システム毎に、複数項目の登録情報のうち情報システムに記憶させる登録情報が含まれる登録要求を生成するステップと、生成した登録要求を、複数の情報システム毎に送信するステップと、を実行させる情報登録プログラムである。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように、本発明によれば、複数項目の登録情報のうち、定められた項目の登録情報をそれぞれに記憶する複数の情報システムに接続され、複数の情報システム毎に、複数項目の登録情報のうち情報システムに登録する項目を対応付けたシナリオ情報が記憶されるシナリオ情報記憶部を備えた情報登録システムが、複数項目の登録情報の入力を受け付け、入力された複数項目の登録情報と、シナリオ情報記憶部に記憶されているシナリオ情報とに基づいて、複数の情報システム毎に、複数項目の登録情報のうち情報システムに記憶させる登録情報が含まれる登録要求を生成し、生成した登録要求を、複数の情報システム毎に送信することにより、複数の情報システムに登録情報を記憶させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による情報登録システム1の構成を示すブロック図である。情報登録システム1は、オペレータ端末100と、複数の情報システム200(情報システム200−1、情報システム200−2、情報システム200−3、・・・)と、情報登録装置300とのコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワーク5を介して接続されている。情報システム200−1をAシステムともいい、情報システム200−2をBシステムともいい、情報システム200−3をCシステムともいう。複数の情報システム200は同様の構成であるので、特に区別しない場合には「−1」、「−2」等の記載を省略して情報システム200として説明する。情報システム200が備える各処理部についても、複数の情報システム200において同様である場合には「−1」、「−2」等の記載を省略して説明する。
【0016】
情報登録システム1としては、具体的には、例えば、通信サービスを提供する事業者が顧客からの通信サービスの利用申込を管理するコンピュータシステムが想定できる。このような通信サービスは、例えば基幹網、専用回線、LAN回線、アクセス回線などの回線を統合して提供されることが考えられ、それぞれの回線が異なる事業部等によって管理されている場合がある。このとき、それぞれの事業部(例えば、A事業部、B事業部、C事業部)が、それぞれ異なる情報システム200(例えば、Aシステム、Bシステム、Cシステム)により通信サービスの利用申込を管理していることがある。また、このような複数の情報システム200が、もともとは連携して動作することが想定されずに別個のシステムとしてそれぞれ独自に開発されたものであり、同様の項目の登録情報をそれぞれに記憶していることがある。このような場合、単一の顧客からの利用申込の登録情報を、複数の情報システム200毎に、それぞれ必要な項目のみ登録する必要がある。この場合、従来であれば、情報システム200毎に異なるプロトコルの接続インタフェースを開発するか、オペレータがオペレータ端末100を操作してそれぞれの情報システム200が提供するUI画面にアクセスし、個別に登録情報の登録を行っていた。
【0017】
そこで、本実施形態の情報登録システム1によれば、オペレータ端末100が、利用申込のための登録情報を含む登録情報ファイルを情報登録装置300に送信すると、情報登録装置300が、予め定められた設定表とシナリオ情報とに基づいて、複数の情報システム200毎に、その情報システム200に必要な項目を記憶させるための登録要求を送信する。このような登録情報ファイルは、例えば、可搬USB(Universal Serial Bus)メモリやCD(Compact Disc)等の可搬媒体に記憶されており、オペレータ端末100がこの可搬媒体から登録情報ファイルを読み出して、情報登録装置300に送信することができる。あるいは、例えばオペレータ端末100において読み出すことができるメールアドレスを宛先とした電子メールに登録情報ファイルを添付して送信し、オペレータ端末100が電子メールに添付された登録情報ファイルを読み出して情報登録装置300に送信することができる。あるいは、ネットワークを介して接続されたサーバ装置等の特定のフォルダに登録情報ファイルを記憶させておき、オペレータ端末100がその登録情報ファイルを定期的に取得して、取得した登録情報ファイルを情報登録装置300に送信することもできる。これにより、効率良く、自動的に必要な全ての情報システム200に登録情報を記憶させることができる。このような情報登録システム1を実現する構成について、以下詳細に説明する。
【0018】
ネットワーク5は、複数のコンピュータ装置を接続する通信ネットワークである。
オペレータ端末100は、オペレータによって操作されるコンピュータ装置であり、複数の情報システム200に記憶させる複数項目の登録情報が含まれる登録情報ファイルを記憶している。オペレータ端末100は、自身の記憶領域に記憶される登録情報ファイルを、ネットワーク5を介して情報登録装置300に送信する。
図2は、オペレータ端末100が情報登録装置300に送信する登録情報ファイルのデータ例を示す図である。この例では、登録情報ファイルはセル毎に情報が対応付けられた表形式の情報であり、A、B、C、D、E、F、・・・等の列を識別する英字と、1、2、3、4、5、・・・等の行を示す数字との組み合わせにより各セルが識別される。この図では、例えば「A1」のセルには「申込年月日」の文字列が対応付けられており、「B1」のセルには申込年月日を示す登録情報(2012/08/20)が対応付けられている。このように、登録情報ファイルには、「申込年月日」、「申込者郵便番号」、「申込者住所」、「申込者氏名」等の複数項目の登録情報が含まれている。
【0019】
また、オペレータ端末100は、例えばウェブブラウザ(インターネットブラウザ)の機能を備えており、オペレータからの操作に基づいて情報登録装置300に接続し、登録情報ファイルを情報登録装置300に送信するための送信画面を取得する。オペレータ端末100は、オペレータからの操作に基づいて、例えば送信画面に含まれる入力コントロールに、オペレータ端末100に記憶されている登録情報ファイルを識別するファイルパスを入力し、送信ボタンが押下されると、登録情報ファイルを、ネットワーク5を介して情報登録装置300に送信する。
【0020】
情報システム200は、記憶部210と、通信部220と、制御部230とを備えている。
記憶部210は、登録情報ファイルに含まれる複数項目の登録情報のうち、定められた項目の登録情報をそれぞれに記憶する。例えば、登録情報ファイルに含まれる50項目の登録情報のうち、情報システム200−1の記憶部210−1は30項目を記憶し、情報システム200−2の記憶部210−2は40項目を記憶し、情報システム200−3の記憶部210−3は20項目を記憶する。ここで、複数の情報システム200は、登録情報ファイルに含まれる複数項目の登録情報のうち同一項目の登録情報を異なるデータ形式により記憶するものであってもよい。例えば、同一項目の登録情報である「申込年月日」のデータを、情報システム200−1においては「YYYYMMDD」の文字列として記憶し、情報システム200−2においては「YYYY/MM/DD」の日付形式として記憶し、情報システム200−3においては「YYYY−MM−DD」の日付形式として記憶するようなことが考えられる。
【0021】
通信部220は、ネットワーク5を介して他のコンピュータ装置と通信する。
制御部230は、情報システム200が備える各部を制御し、ウェブサーバ部231を備えている。ウェブサーバ部231は、HTTP通信を行ってHTMLファイル等のデータを送受信し、受信したデータに基づく処理を行う。例えば、ウェブサーバ部231は、受信する登録画面要求に応じて、登録情報を入力するための入力コントロールが含まれる登録画面を示すHTMLファイルを送信する。また、送信した登録画面に含まれる入力コントロールに入力された登録情報を含むHTTPリクエストである登録要求を受信すると、受信した登録要求に含まれる登録情報を、記憶部210に記憶させる。また、制御部230は、複数の登録画面毎に入力される登録情報が含まれる登録要求を受信し、受信した登録要求に含まれる登録情報を、自身が備える記憶部210に記憶させる。このように、ウェブサーバ部231は、複数の登録画面を遷移させることにより、対話形式で登録情報の入力を受け付けて記憶部210に記憶させるウェブサービスを提供する。
【0022】
ここで、複数の情報システム200は、予め上述のようなウェブサービスの機能を持つものが存在するが、このようなウェブサービスの機能からではなく、ネイティブアプリケーションのプログラム等により登録情報を記憶させるものも存在すると考えられる。例えば、情報システム200−1と情報システム200−2とは、上述のようなウェブサービスの機能を予め持つものとする。これに対し、情報システム200−3は、予めウェブサービスにより登録情報を記憶部210−3に記憶させる機能を持たず、入力された登録情報を記憶部210−3に記憶させるネイティブアプリケーションのプログラム等である登録部233−3と、システム独自の登録情報を記憶する記憶部210−3とのみを予め備えるものとする。具体的には、登録部233−3は、例えばVisual Basic(登録商標)等により生成されたプログラムである。
【0023】
このような情報システム200−3に対しては、情報登録装置300から送信されるHTTPリクエストである登録要求を受信して、受信した登録要求に含まれる登録情報を登録部233−3に入力するための処理部を新たに追加する。具体的には、通信部220−3、および、ウェブサーバ部231−3と変換部232−3とを備える制御部230−3(第2の制御部)を新たに追加する。すなわち、本実施形態における情報登録システム1は、情報システム200−3内において、情報システム200−3が備える記憶部210−3と登録部233−3とに加えて、通信部220−3と、制御部230−3とを備えている。
【0024】
通信部220−3は、ネットワーク5を介して他のコンピュータ装置と通信する。
制御部230−3は、ウェブサーバ部231−3と、変換部232−3とを備えており、情報登録装置300の通信部320から送信される登録要求を受信し、受信した登録要求に含まれる登録情報を登録部233−3に入力する。
ウェブサーバ部231−3は、HTTP通信を行ってHTMLファイル等のデータを送受信し、受信したデータに基づく処理を行う。例えば、ウェブサーバ部231−3は、受信する登録画面要求に応じて、登録情報を入力するための入力コントロールが含まれる登録画面を示すHTMLファイルを送信する。また、送信した登録画面に含まれる入力コントロールに入力された登録情報を含むHTTPリクエストである登録要求を受信すると、受信した登録要求に含まれる登録情報を、変換部232−3に入力する。ここで、ウェブサーバ部231−3が送信する登録画面は、記憶部210−3に記憶させる登録情報の項目を入力するための入力コントロールを備える画面である。
【0025】
変換部232−3は、ウェブサーバ部231−3が受信した登録要求に含まれる登録情報を、登録部233−3に解釈可能な形式に変換し、変換した登録情報を登録部233−3に入力する。
これにより、登録部233−3は、情報システム200−3内において、情報登録装置300の通信部320から送信される登録要求を受信し、受信した登録要求に含まれる登録情報を情報システム200−3の記憶部210−3に記憶させる。このようにして、予めウェブサービスの機能を備えない情報システム200−3においても、外部からのウェブによる制御を実現することができる。
【0026】
情報登録装置300は、記憶部310と、通信部320と、入力部330と、制御部340とを備えている。
記憶部310は、情報登録装置300が動作するためのプログラムや各種情報を記憶すし、設定表記憶部311と、登録情報記憶部312と、シナリオ情報記憶部313とを備えている。
【0027】
設定表記憶部311には、複数の情報システム200毎に、その情報システム200に記憶させる登録情報の項目毎のデータ形式を示す設定情報が含まれる設定表が記憶される。
図3は、設定表記憶部311に記憶される設定表のデータ例を示す図である。設定表には、登録情報の項目名と、登録情報ファイルにおいてその項目の登録情報が対応付けられているセル位置と、登録情報記憶部312においてその項目を識別するDB項目名と、その項目の登録情報をAシステム(情報システム200−1)に記憶させるためのデータ形式に変換するための変換ロジックと、その項目の登録情報をBシステム(情報システム200−2)に記憶させるためのデータ形式に変換するための変換ロジックと、その項目の登録情報をCシステム(情報システム200−3)に記憶させるためのデータ形式に変換するための変換ロジックとが対応付けられる。変換ロジックは、例えば上述のような日付を示す情報を変換するための変換方法などが考えられる。あるいは、例えば都道府県を示す文字列を、情報システム200に合わせたコードに置き換える変換ロジックや、半角文字を全角文字に変換する変換ロジック、全角文字を半角文字に変換する変換ロジックなどが考えられる。
【0028】
登録情報記憶部312には、登録情報ファイルに含まれる各項目の登録情報が記憶される。また、それぞれの項目毎に、設定表記憶部311に記憶されている設定表に基づいて、各情報システム200向けに変換された変換後の登録情報が記憶される。
図4は、登録情報記憶部312に記憶される登録情報のデータ例を示す図である。この例では、「申込年月日」(app_date)の項目は、登録情報ファイルにおいては「YYYY/MM/DD」のデータ形式であるが、Aシステムにおいては「YYYYMMDD」のデータ形式に変換されており、Bシステムにおいては「YYYY/MM/DD」のデータ形式に変換されており、Cシステムにおいては「YYYY−MM−DD」のデータ形式に変換されている。すなわち、オリジナルの項目の属性情報として、各情報システム200向けに変換された変換後の登録情報が対応付けられて記憶される。
【0029】
またこの例では、「申込者郵便番号」(contract_post_number)の項目は、登録情報ファイルにおいては「NNN−NNNN」(Nは正の整数)のデータ形式であるが、Aシステムにおいては「NNN/NNNN」のデータ形式に変換されており、Bシステムにおいては「NNNNNNN」のデータ形式に変換されており、Cシステムにおいては変換されずに「NNN−NNNN」のまま記憶されている。
またこの例では、「申込者住所」(contract_address)の項目は、登録情報ファイルにおいては都道府県名、市町村名等を文字列により示すデータ形式であったが、Aシステムにおいては都道府県と市町村名がAシステムにおける独自コードに変換されており、Bシステムにおいては変換されずにそのまま記憶されており、Cシステムにおいては都道府県がCシステムにおける独自コードに変換されている。
【0030】
またこの例では、「申込者性別」(contract_sex)の項目は、登録情報ファイルにおいては「男」(または「女」)の文字により示すデータ形式であるが、Aシステムにおいては「0」または「1」(例えば、0であれば男を示し、1であれば女であることを示すフラグデータ)に変換されており、Bシステムにおいては不要であるため記憶されておらず、Cシステムにおいても不要であるため記憶されていない。
【0031】
シナリオ情報記憶部313には、複数の情報システム200毎に、登録情報ファイルに含まれる複数項目の登録情報のうちその情報システム200に登録する項目を対応付けたシナリオ情報が記憶される。
図5は、シナリオ情報記憶部313に記憶されるシナリオ情報のデータ例を示す図である。本実施形態では、シナリオ情報は、XML(Extensible Markup Language)形式で表される。符号aに示す箇所には、「default」タグにより、登録要求を送信する送信先である情報システム200を識別するURL(Uniform Resource Locator)が記述される。この例では、「http://1.2.3.4/」とのURLが示されている。符号bに示す箇所には、登録対象の情報システム200のシステム名を示すコメントが記述される。符号cに示す箇所には、登録対象の情報システム200における画面名を示すコメントが記述される。
【0032】
符号dに示す箇所には、登録画面における操作等を示す情報が記述される。「post」タグは、情報システム200に送信する登録要求の生成を行うことを示しており、「url」のパラメータには、その登録画面を識別するためにURLに付加する文字列が記述される。ここでは、「a/detail」の文字列が記述されており、符号aに示したURLと連結して「http://1.2.3.4/a/detail」との文字列が、登録対象の登録画面を識別するURLであることを示す。符号eに示す箇所には、「param」タグにより、登録画面において項目を識別する文字列と、送信する登録情報の項目とが対応付けられて記述される。例えば、登録画面のHTMLファイルにおいて「Application_date」との名称が付されている入力コントロールに対して、登録情報記憶部312における項目「app_date」の登録情報を対応付けた登録要求を生成することが示される。例えばAシステムに対してGETパラメータによる登録要求を送信する場合には、「http://1.2.3.4/a/detail?Application_date=20120820&Contract_ID=123456&SenyoLine_ID=0002」のような文字列が登録要求として生成される。
【0033】
符号eに示す箇所には、「result」タグにより、情報システム200に登録要求を送信した場合に情報システム200からの応答として送信される応答画面に関する情報が記述される。例えば、「check」タグには、応答画面に含まれる情報の期待値が記述される。この例では、上述のような登録要求を情報システム200に送信した場合に情報システム200から送信されるHTMLファイルに「入力が完了しました」との文字列が含まれることが期待値として記述されている。この場合、例えば応答画面であるHTMLファイルに「入力が完了しました」との文字列が含まれない場合には、エラーとして判定される。「getPattern」タグは、応答画面であるHTMLファイルから所定の文字列を検出して変数に代入することを示している。この例では、応答画面に含まれる「N番:N12345」といった文字列を検出するための正規表現が「pattern」のパラメータに対応付けられており、その文字列のうちの「N12345」という文字列を、n_noという変数に代入することを示している。
【0034】
この図では、ひとつの登録画面に対して3つの項目の登録情報が含まれる登録要求を生成するためのシナリオ情報の例を示しているが、対象の登録画面に応じた個数の項目を含ませることができる。また、複数の登録画面を遷移しながらそれぞれの登録画面に応じた項目の登録情報が含まれる登録要求を送信するために、登録画面毎に対応するpostタグを記述しておくことができる。このように、シナリオ情報には、複数の情報システム200毎の複数の登録画面毎に、その登録画面に入力する登録情報の項目が対応付けられる。
【0035】
上述したような設定表やシナリオ情報は、例えば、各情報システム200の操作マニュアルや仕様書を解析したり、オペレータ端末100と情報システム200との間を流れるパケットを取得して解析したりすることにより、作成することができる。あるいは、例えばオペレータ端末100を操作するオペレータに操作方法や操作手順をヒアリングしたり、オペレータの操作によりオペレータ端末100が直接情報システム200に接続して登録画面を介して登録情報を送信する際の画面や動作を録画したりすることにより、作成することができる。このようにしてオペレータ端末100と情報システム200とのインタフェースをシミュレートすることで、情報システム200側の改造をすることなく、同一の登録情報を複数の情報システム200に登録するための設定表やシナリオ情報を生成することができる。このような設定表やシナリオ情報に基づいて登録情報の登録処理を行うことで、同一の登録情報を複数の情報システム200に登録するために、情報システム200毎に接続インタフェースを開発することに比べて、大幅に開発期間、費用を削減することができる。また、各情報システム200において管理しているデータ形式に合わせて登録情報を変換して登録することができる。
【0036】
通信部320は、ネットワーク5を介して接続された他のコンピュータ装置と通信する。例えば、通信部320は、制御部340により生成された登録要求を、複数の情報システム200毎に送信する。
入力部330は、複数項目の登録情報の入力を受け付ける。例えば、入力部330はウェブサーバの機能を備えており、上述したように、オペレータ端末100が備えるウェブブラウザからの接続に応じて、登録情報ファイルの送信画面をオペレータ端末100に送信する。また、送信した送信画面に応じてオペレータ端末100から送信される登録情報ファイルを受信する。
【0037】
制御部340は、情報登録装置300が備える各部を制御し、登録情報登録部341と、登録情報変換部342と、登録要求実行部343とを備えている。
登録情報登録部341は、入力部330に入力された登録情報ファイルの各項目の登録情報を、設定表に基づいて登録情報記憶部312に記憶させる。
登録情報変換部342は、入力部330に入力され、登録情報登録部341によって登録情報記憶部312に記憶された登録情報を、設定表に基づいて変換し、変換した登録情報を登録情報記憶部312に記憶させる。
【0038】
登録要求実行部343は、登録情報変換部342によって変換されて登録情報記憶部312に記憶された登録情報が含まれるHTTPリクエストである登録要求を生成する。ここで、登録要求実行部343は、登録情報記憶部312に記憶された登録情報と、シナリオ情報記憶部313に記憶されているシナリオ情報とに基づいて、複数の情報システム毎に、複数項目の登録情報のうち情報システム200に記憶させる登録情報が含まれる登録要求を生成する。ここで、登録要求実行部343は、シナリオ情報に基づいて、複数の登録画面毎に登録情報を入力するための登録要求を生成することができる。
【0039】
次に、本実施形態による情報登録システム1の動作例を説明する。
図6は、本実施形態による情報登録装置300の登録情報取得処理の動作例を示すフローチャートである。
入力部330は、オペレータ端末100からの登録情報ファイルの入力を受け付け、オペレータ端末100から送信される登録情報ファイルを受信する(ステップS1)。登録情報登録部341は、入力部330が受信した登録情報ファイルを読み出す(ステップS2)。登録情報登録部341は、設定表記憶部311に記憶されている設定表を読み出し、読み出した設定表から1行の設定情報を読み出す(ステップS3)。
【0040】
登録情報登録部341が設定表に含まれる設定情報の全行を読み出していなければ(ステップS4:NO)、ステップS2において入力された登録情報ファイルから、設定情報に指定されたセル位置にあたる登録情報を読み出す(ステップS5)。登録情報登録部341は、読み出した登録情報を、登録情報記憶部312の「登録情報」の項目に記憶させ(ステップS6)、ステップS3に戻る。ステップS4において、登録情報登録部341が設定表に含まれる設定情報の全行を読み出し終わっていれば(ステップS4:YES)、ステップS7に進む。
【0041】
次に、登録情報変換部342が、設定表記憶部311に記憶されている設定表を読み出し、読み出した設定表から1行の設定情報を読み出す(ステップS7)。登録情報変換部342が設定表に含まれる設定情報の全行を読み出していなければ(ステップS8:NO)、設定情報に変換ロジックが対応付けられているか否かを判定する。変換ロジックが対応付けられていなければ(ステップS9:NO)、登録情報変換部342は、登録情報を変換せずに、その項目の登録情報記憶部312の「登録情報」に記憶されている登録情報を、システム毎の登録情報として記憶させ(ステップS10)、ステップS7に戻る。ステップS9において、設定情報に変換ロジックが対応付けられていれば(ステップS9:YES)、登録情報を、指定された変換ロジックで変換し、システム毎の変換結果を登録情報として記憶させ(ステップS11)、ステップS7に戻る。ステップS8において、登録情報変換部342が設定表に含まれる設定情報の全行を読み出していれば(ステップS8:YES)、処理を終了する。
【0042】
図7は、本実施形態による情報登録装置300の登録要求処理の動作例を示すフローチャートである。
登録要求実行部343は、シナリオ情報記憶部313に記憶されている登録対象のシステムに対応するシナリオ情報を読み出し(ステップS21)、シナリオ情報から1行読み出す(ステップS22)。登録要求実行部343は、シナリオ情報を最後の行まで読み終わっていれば(ステップS23:YES)、処理を正常終了する。登録要求実行部343は、シナリオ情報を最後の行まで読み終わっておらず(ステップS23:NO)、読み出した行がPOST要求タグ(postタグ)であれば(ステップS24:YES)、postタグの属性情報(URL等)を取得し、自身の記憶領域に記憶させ(ステップS25)、ステップS22に戻る。
【0043】
ステップS24において、読み出した行がポスト要求タグでなく(ステップS24:NO)、パラメータ指定タグ(paramタグ)であれば(ステップS26:YES)、そのparamタグに指定されたパラメータを自身の記憶領域に記憶させ(ステップS27)、ステップS22に戻る。ステップS26において、読み出した行がパラメータ指定タグでなく(ステップS26:NO)、結果判定タグ(resultタグ)であれば(ステップS28:YES)、そのresultタグに指定された結果判定方法を自身の記憶領域に記憶させ(ステップS29)、ステップS22に戻る。
【0044】
ステップS28において、読み出した行が結果判定タグでなく(ステップS28:NO)、POST実行タグ(/postタグ)であれば(ステップS30:YES)、ステップS25において自身の記憶領域に記憶させたURLに、ステップS27において自身の記憶させたパラメータを付加してHTTPリクエストである登録要求を生成し、情報システム200に送信する。また、登録要求実行部343は、送信した登録要求に応じて情報システム200から応答として送信されるHTMLファイルを受信して、自身の記憶領域に記憶する(ステップS31)。登録要求実行部343は、受信したHTMLファイルと、ステップS29において自身の記憶領域に記憶させた結果判定方法とを比較して、結果にエラーがないか否かを判定する。結果にエラーがないと判定すれば(ステップS32:YES)、ステップS22に戻る。結果にエラーがあると判定すれば(ステップS32:NO)、処理をエラー終了する。
【0045】
ステップS28において、読み出した行が結果判定タグでなく(ステップS28:NO)、POST実行タグ(/postタグ)でもなければ(ステップS30:NO)、登録要求実行部343は、読み出した行にその他の規定のタグが含まれるか否かを判定する。登録要求実行部343は、読み出した行にその他の規定のタグが含まれないと判定すれば(ステップS33:NO)、シナリオ情報の異常としてエラー終了する。読み出した行にその他の所定のタグが含まれると判定すれば(ステップS33:YES)、所定の処理を行う(ステップS34)。例えば、所定のタグ、所定の処理とは、例えば上述したように、「default」タグであれば、「gotoID」パラメータに対応付けられたURLを変数に記憶する処理である。あるいは、「getPattern」タグであれば、応答画面であるHTMLファイルから所定の文字列を検出して変数に代入する処理である。
【0046】
なお、本実施形態では、情報システム200が記憶部210を備える例を説明したが、記憶部210は、情報システム200とは異なるコンピュータ装置として構成してもよい。例えば、記憶部210を備えるデータベースサーバを設置し、情報システム200と接続することができる。
また、本実施形態では、情報登録システム1が備える構成を
図1のように示したが、情報登録装置300や情報システム200が備える制御部230−3の構成は、ネットワーク環境、連携させる情報システム200の数、情報システム200毎のユーザ数や登録情報の量、情報登録システム1を構成するために用意されたハードウェアの数やスペック等に応じて、任意の台数のコンピュータ装置に分散または集約して配置することができる。
【0047】
また、本実施形態では、オペレータ端末100に登録情報ファイルが記憶されており、オペレータ端末100から情報登録装置300に登録情報ファイルを送信することにより情報登録装置300の入力部330に登録情報ファイルが入力される例を示したが、これ以外の方法により入力部330に登録情報ファイルが入力されるようにしてもよい。例えば、可搬USBメモリやCD等の可搬媒体に記憶されている登録情報ファイルを入力部330が読み出すことにより、登録情報ファイルが入力されるようにしてもよい。あるいは、入力部330が通信部320を介して他のコンピュータ装置に登録情報ファイルの取得要求を送信して登録情報ファイルを受信するようにしてもよい。例えば、ネットワークを介して接続されたサーバ装置等の特定のフォルダに登録情報ファイルを記憶させておき、入力部330がその登録情報ファイルを定期的に取得することにより入力されるようにしてもよい。
【0048】
また、シナリオ情報の記述によっては、例えば、登録画面において登録を行った後の応答画面に表示される情報を記憶しておき、次の登録画面において入力するといったように制御することもできる。
また、処理がエラー終了した場合には、例えばその時点でオペレータ端末100の画面にエラー画面を表示させることや、例えば定められたオペレータにメールを送信する等の制御を行うこともできる。
【0049】
また、複数の登録情報ファイルがある場合は、複数の登録情報ファイルを読み込んで、必要な登録情報を抜き出して登録情報記憶部312に記憶させておくことができる。
また、登録情報のファイルに、項目が異なる複数のバージョンが存在する場合には、バージョン毎の設定表やシナリオ情報を予め用意して記憶部310に記憶させておき、登録情報ファイルのバージョンに応じた設定表やシナリオ情報を読み出して処理を行うことができる。
【0050】
以上説明したように、本実施形態によれば、同一項目の登録情報を複数の情報システム200に登録する場合に、簡単に、効率良く登録することができる。すなわち、本実施形態によれば、設定表とシナリオ情報とを生成して記憶部310に記憶させておくことで、同一項目の登録情報を複数の情報システム200に連携して記憶させることができる。このため、オペレータがオペレータ端末100を操作して複数の情報システム200のそれぞれに登録情報を登録する作業を自動化することができ、人的コストを大幅に削減するとともに、例えばオペレーションミスにより情報システム200間でのデータ不整合が発生することを防ぐことができる。また、例えば、情報システム200毎に接続インタフェースを開発する場合に比べて、データ連携のためのシステム開発期間、開発費用を大幅に削減することができる。
【0051】
また、本実施形態によれば、例えば複数の情報システム200が、もともとは連携して動作することが想定されずに別個のシステムとしてそれぞれ独自に開発されたものであり、同様の項目の登録情報をそれぞれに記憶している場合でも、効率的に登録情報を連携させることができる。
また、本実施形態で説明したような情報登録システム1は、同一の登録情報を複数の情報システム200に登録させたい様々な場合に適用することができる。例えば、社内の業務システムとして、勤怠管理システム、売上管理システム、ワークフローシステム、等にユーザの増減等の同一の情報を登録させたい場合にも適用することができる。
【0052】
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより情報登録を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0053】
また、上述した機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。