(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1〜
図5を参照して、建設機械1用二次電池充放電制御装置10について説明する。
【0010】
建設機械1は、
図1に示すように、例えば掘削作業等の作業を行う機械であり、例えばショベルである。建設機械1の動力源は、化石燃料と電気とを合わせたハイブリッドシステム、または、電気のみを利用した電動システムである(以下、建設機械1の動力源はハイブリッドシステムであるとして説明する)。建設機械1は、下部走行体3と、下部走行体3に対して旋回可能に搭載された上部旋回体5と、上部旋回体5に取り付けられたアタッチメント7と、二次電池充放電制御装置10(
図2参照)と、を備える。アタッチメント7は、例えば、上部旋回体5に起伏可能に取り付けられるブーム7aと、ブーム7aに起伏可能に取り付けられるアーム7bと、アーム7bに取り付けられるバケット7c(フォーク等でもよい)と、を備える。
【0011】
二次電池充放電制御装置10(建設機械用二次電池充放電制御装置)は、
図2に示すように、二次電池11の充放電を制御する装置である。二次電池充放電制御装置10は、二次電池11と、発電電動機13と、電力変換装置15と、電力コントローラ17と、二次電池温度測定部21と、二次電池充電状態演算部23と、走行レバー31と、操作レバー33と、機械動作状態判定部35と、充放電制御部41と、を備える。
【0012】
二次電池11(2次電池)は、電気エネルギーを放出及び蓄積するための蓄電装置(蓄電デバイス)である。二次電池11は、例えば、ニッケル水素電池、又はリチウムイオン電池などである。二次電池11は、キャパシタ(例えば電気二重層キャパシタ)よりも大きなエネルギー容量を持つので、連続的な充放電(キャパシタでは賄いきれない程度に連続的な充放電)が必要な用途に利用される。
【0013】
この二次電池11は、端子間の電圧が上下とも一定の値(最高電圧V_max、最低電圧V_min)を超えると、劣化が進行したり安全が損われるおそれがある。二次電池11の端子間の電圧が上記値の範囲内(最低電圧V_min以上、最高電圧V_max以下)になるように、二次電池11の充放電電力の許容値(充放電可能な電力)が決まる。二次電池11の充放電電力の許容値を決定する大きな要因の一つは、二次電池11の内部抵抗である。二次電池11の内部抵抗が大きくなると、二次電池11の充放電電力の許容値は小さくなる(充放電電流の許容値が小さくなる)。
【0014】
この二次電池11の内部抵抗について説明する。二次電池11の内部抵抗は、充電状態(充電率、SOC:State of Charge)、温度状態、劣化状態、及び連続充放電時間などにより決まる。二次電池11の内部抵抗は、低温時、及び劣化時などに大きくなる。また、
図3に示すように、二次電池11の内部抵抗(見かけの内部抵抗)は、連続充放電時間(連続通電時間)が長い(後述)と大きくなる。
図3に示すグラフは、二次電池11の温度が、ある温度T[℃]の場合のグラフである。このグラフ中に、領域Aと領域Bとを示す。領域Aは、二次電池11の連続充放電時間が長い(数十秒以上、例えば約20秒以上など)領域であり、分極の影響がほぼなくなった領域である。領域Bは、二次電池11の連続充放電時間が短い(数秒、例えば約10秒以下など)領域である。領域Bは、分極の影響により見かけの内部抵抗が領域Aに比べ低い領域である。
【0015】
発電電動機13(
図2参照)は、電力を消費して建設機械1(
図1参照)を駆動させる(電動機動作)(以下、建設機械1については
図1参照)。また、
図2に示す発電電動機13は、建設機械1の動力を電力に変換する(発電機動作)。発電電動機13は、例えば、建設機械1が備えるエンジン(図示なし)をアシストする(電動機動作)とともに、エンジンに駆動されて発電する(発電機動作)。また例えば、発電電動機13は、上部旋回体5(
図1参照)を旋回させる(電動機動作)とともに、上部旋回体5の旋回の減速時に発電する(発電機動作)。発電電動機13は、電力変換装置15を介して二次電池11に接続される。
【0016】
電力変換装置15は、二次電池11と発電電動機13との間で電力を授受するための装置である。電力変換装置15は、インバータ回路とコンバータ回路とを備える。インバータ回路は、二次電池11の直流電力を交流電力に変換して、交流電力を発電電動機13に供給する。コンバータ回路は、発電電動機13の交流電力を直流電力に変換して、直流電力を二次電池11に供給する。
【0017】
電力コントローラ17は、電力変換装置15に接続され、電力変換装置15で授受される電力を制御する。電力コントローラ17は、発電電動機13の駆動を制御する動力コントローラの機能と、二次電池11の充電電力を制御する充電コントローラの機能と、を備える。
【0018】
二次電池温度測定部21は、二次電池11の温度を測定(観測)する。
二次電池充電状態演算部23は、二次電池11の充電状態(SOC)を演算(観測)する。
【0019】
走行レバー31(機械走行レバー)は、建設機械1を走行させるために、建設機械1の操作者に操作されるレバーである。
操作レバー33(機械操作レバー)は、建設機械1を操作するために、建設機械1の操作者に操作されるレバーである。操作レバー33には、例えば、上部旋回体5を旋回させる旋回レバーと、アタッチメント7を操作するアタッチ操作レバーと、がある。
【0020】
機械動作状態判定部35は、建設機械1の動作状態(動作モード)を判定(判断)する。機械動作状態判定部35は、建設機械1が特定の動作状態(特定動作状態)であるか否かを判定する(特定動作状態の具体例は後述する)。特定動作状態とは、特定動作状態以外の動作状態に比べ、二次電池11の連続充電時間または連続放電時間(以下、連続充放電時間)の想定長さが短い動作状態である。
特定動作状態は、二次電池11の連続充放電時間の想定長さが数秒(例えば、約10秒以下、約5秒以下など)となるような動作状態である。特定動作状態では、領域B(
図3参照)の内部抵抗で、二次電池11が充放電を行うと想定される。
特定動作状態以外の動作状態は、二次電池11の連続充放電時間の想定長さが数十秒以上(例えば、約10秒より長い、約20秒以上、数分など)となるような動作状態である。特定動作状態以外の動作状態では、領域A(
図3参照)の内部抵抗で、二次電池11が充放電を行うと想定される。
【0021】
この機械動作状態判定部35が判定する特定動作状態とは、具体的には、建設機械1の作業状態である。作業状態とは、
図1に示すアタッチメント7を動作させている状態(アタッチ作業)、又は(及び)、下部走行体3に対して上部旋回体5を旋回させている状態である。アタッチ作業時および旋回(加速)時には、二次電池11が放電した電力が発電電動機13に供給される。旋回(減速)時には、発電電動機13が発電した電力が二次電池11に充電される。この充放電は、特定動作状態以外のときの二次電池11の充放電に比べ、大電力(大電流)で行われる。
特定動作状態以外の動作状態とは、具体的には、建設機械1の走行状態、及び、待機状態(アイドル状態)である。走行状態の時は、二次電池11が放電した電力が発電電動機13に供給される。待機状態の時は、発電電動機13が発電した電力が二次電池11に充電される。この充電は、走行レバー31または操作レバー33が入力されるまで、または、規定の充電状態(SOC)まで二次電池11が充電されるまで、行われる。
なお、走行状態かつ作業状態の場合は、機械動作状態判定部35は、走行状態(特定動作状態以外の動作状態)であると判定する。
【0022】
この機械動作状態判定部35には、
図2に示すように、走行レバー31及び操作レバー33が接続される。機械動作状態判定部35は、操作レバー33の状態に基づいて、特定動作状態であるか否かを判定する。機械動作状態判定部35は、操作レバー33のレバー信号(パイロット油圧または電気信号など)に基づいて上記判定をする。機械動作状態判定部35は、走行レバー31の状態(レバー信号)に基づいて、特定動作状態以外の動作状態であることを判定可能である。
【0023】
充放電制御部41は、二次電池11の充放電電力(充電電力および放電電力)を制御する。充放電制御部41は、電力コントローラ17を介して電力変換装置15に接続される。充放電制御部41は、電力変換装置15で授受される電力値を、電力コントローラ17を介して電力変換装置15に出力する。
【0024】
この充放電制御部41には、二次電池温度測定部21と、二次電池充電状態演算部23と、機械動作状態判定部35と、が接続される。充放電制御部41は、二次電池11の動作状態(電池動作状態)および建設機械1の動作状態に基づいて、二次電池11の充放電電力の上限値(充放電電力上限値)を設定する。充放電制御部41は、二次電池温度測定部21の測定結果、二次電池充電状態演算部23の演算結果、及び、機械動作状態判定部35の判定結果に基づいて、充放電電力上限値を設定する。なお、充放電電力上限値には、充電電力上限値(充電許容電力)と、放電電力上限値(放電許容電力)と、がある。充放電制御部41には、二次電池11の端子間の最高電圧V_maxと最低電圧V_minとが予め定められる。充放電制御部41は、二次電池11の端子間の電圧が最高電圧V_max以下かつ最低電圧V_min以上となるように、充放電電力上限値を設定する(詳細は後述)。最高電圧V_max及び最低電圧V_minは、二次電池11の劣化の抑制や安全性の確保ができるように定められる。
【0025】
(動作)
次に、二次電池充放電制御装置10(
図2参照)の動作を説明する。以下、建設機械1については
図1を参照し、二次電池充放電制御装置10の各構成要素については
図2を参照し、ステップS1〜S35については
図4を参照して説明する。
【0026】
二次電池充放電制御装置10の動作の概要は次の通りである。機械動作状態判定部35は、建設機械1が特定動作状態であるか否かを判定する(S1〜S7)。充放電制御部41は、建設機械1が特定動作状態以外の場合(S10、S30)には、充放電電力上限値を所定上限値に設定する(S15、S35)。充放電制御部41は、建設機械1が特定動作状態の場合(S20)には、充放電電力上限値を所定上限値よりも大きく設定する(S25)。以下、二次電池充放電制御装置10の動作の詳細を説明する。
【0027】
ステップS1、S3、S5、及びS7では、建設機械1の動作状態が、機械動作状態判定部35に判定される。
【0028】
ステップS1では、走行レバー31のレバー信号が、機械動作状態判定部35に取得される。次に、ステップS3に進む。
ステップS3では、走行レバー31のレバー信号が有るか否かが、機械動作状態判定部35に判定される。
レバー信号が有る場合(YES)、建設機械1の動作状態が、(1)走行状態(S10)と判定される。機械動作状態判定部35は、充放電制御部41に、判定結果を出力する(この判定結果の出力については、後述する(2)作業状態および(3)待機状態と判定された場合も同様)。
レバー信号が無い場合(NO)、ステップS5へ進む。
【0029】
ステップS5では、操作レバー33のレバー信号が、機械動作状態判定部35に取得される。次に、ステップS7に進む。
ステップS7では、操作レバー33のレバー信号が有るか否かが判定される。
レバー信号が有る場合(YES)、建設機械1の動作状態が、(2)作業状態(S20)と判定される。
レバー信号が無い場合(NO)、建設機械1の動作状態が、(3)待機状態(アイドル状態)(S30)と判定される。
【0030】
ステップS11、S21、及びS31では、充放電マップ(充放電制御マップ)(
図5参照)が選択される。この選択は、機械動作状態判定部35の判定結果に基づいて、充放電制御部41が行う。(1)走行状態(S10)の場合は、走行用充放電マップが選択され(S11)、ステップS13に進む。(2)作業状態(S20)の場合は、作業用充放電マップが選択され(S21)、ステップS23に進む。(3)待機状態(S30)の場合は、待機用充放電マップが選択され(S31)、ステップS33に進む。各充放電マップの詳細(具体例)は後述する。
【0031】
ステップS13、S23、及びS33では、二次電池11の温度及び充電状態の情報(SOC情報)が取得される。具体的には、二次電池温度測定部21の測定結果が、充放電制御部41に入力される。二次電池充電状態演算部23の演算結果が、充放電制御部41に入力される。次に、ステップS15((1)走行状態の場合)、S25((2)作業状態の場合)、又はS35((3)待機状態の場合)に進む。
【0032】
ステップS15、S25、及びS35では、二次電池11の充放電電力上限値が、充放電制御部41により決定される。充放電電力上限値は、充放電マップ(S11、S21、又はS31で選択)に従って決定される。さらに、充放電電力上限値は、二次電池11の温度及びSOC情報(S13、S23、又はS33で取得)に基づいて決定される。そして、充放電制御部41は、決定された充放電電力上限値を、電力コントローラ17に出力する。電力コントローラ17は、電力変換装置15を制御する。その結果、二次電池11から発電電動機13に供給される電力が制御される(発電電動機13の動力が制御される)、または、発電電動機13から二次電池11に供給される電力(充電電力)が制御される。
【0033】
図5に、各動作状態での充放電マップの設定例を示す。この充放電マップは、二次電池11の充電状態(SOC)(横軸)と、充放電電力上限値(縦軸)と、の関係を示すグラフである。この充放電マップでは、充電電力上限値を正の値、放電電力上限値を負の値としている。この充放電マップは、二次電池11の温度が温度T[℃]のときのマップである。まず、充放電マップの設定事項のうち、各動作状態に共通する事項について説明する。充電状態(SOC)が大きいほど、充電電力上限値(の絶対値)は小さく設定される。また、充電状態(SOC)が大きいほど、放電電力上限値は大きく設定される。次に、充放電マップの設定事項のうち、各動作状態ごとに異なる事項について説明する。
【0034】
(1)走行状態(特定動作状態以外の動作状態)のときの放電電力上限値は、(2)作業状態(放電)のときよりも小さく(低く)設定される。この設定の詳細は次の通りである。上述したように、(1)走行状態では、領域A(
図3参照)の内部抵抗で、二次電池11が放電を行うと想定される。そこで、領域Aの内部抵抗と、二次電池11の最低電圧V_minと、に基づいて、放電電力上限値が設定される。さらに詳しくは、ある充電状態(SOC)における開放電圧から電圧が変動したときに、二次電池11の電圧が最低電圧V_minを下回らないように(V_min以上となるように)、放電電力上限値(所定上限値)が設定される。
【0035】
(2)作業状態(特定動作状態)のときの充放電電力上限値は、(1)走行状態および(3)待機状態のときよりも大きく(高く)設定される。この設定の詳細は次の通りである。上述したように、(2)作業状態では、領域B(
図3参照)の内部抵抗で、二次電池11が充放電を行うと想定される。そこで、領域Bの内部抵抗と、二次電池11の最高電圧V_maxと、に基づいて、充放電電力上限値が設定される。さらに詳しくは、ある充電状態(SOC)における開放電圧から電圧が変動したときに、二次電池11の電圧が最高電圧V_maxを超えないように(V_max以下となるように)、充電電力上限値が設定される。また、ある充電状態(SOC)における開放電圧から電圧が変動したときに、二次電池11の電圧が最低電圧V_minを下回らないように、放電電力上限値が設定される。
【0036】
(3)待機状態のとき(特定動作状態以外の動作状態)の充電電力上限値は、(2)作業状態のときよりも
小さく(
低く)設定される。この設定の詳細は次の通りである。上述したように、(3)待機状態(特定動作状態以外の動作状態)では、領域A(
図3参照)の内部抵抗で、二次電池11が充電を行うと想定される。そこで、領域Aの内部抵抗と、二次電池11の最高電圧V#maxと、に基づいて、充電電力上限値(所定上限値)が設定される。
【0037】
(効果1)
次に、
図2に示す二次電池充放電制御装置10による効果を説明する。二次電池充放電制御装置10は、建設機械1(
図1参照)に備えられる二次電池11と、二次電池11に接続される発電電動機13と、二次電池11と発電電動機13との間で電力を授受するための電力変換装置15と、二次電池11の温度を測定する二次電池温度測定部21と、二次電池11の充電状態を演算する二次電池充電状態演算部23と、建設機械1が特定動作状態であるか否かを判定する機械動作状態判定部35と、二次電池11の充放電電力を制御する充放電制御部41と、を備える。充放電制御部41は、二次電池温度測定部21の測定結果、二次電池充電状態演算部23の演算結果、及び、機械動作状態判定部35の判定結果に基づいて、充放電電力の上限値である充放電電力上限値を設定する。充放電制御部41は、建設機械1が特定動作状態以外の場合には、充放電電力上限値を「所定上限値」に設定する(
図4のS10〜S15、及びS30〜S35参照)。充放電制御部41は、建設機械1が特定動作状態の場合には、充放電電力上限値を所定上限値よりも大きく設定する(
図4のS20〜S25、及び
図5参照)。
【0038】
上記構成では、充放電制御部41は、建設機械1が特定動作状態の場合には、充放電電力上限値を上記「所定上限値」よりも大きく設定する。建設機械1の動作状態に応じて充放電電力上限値が設定されるので、二次電池11の安全性確保や劣化抑制ができるとともに、二次電池11の充放電電力の制限が過剰になることを抑制できる。その結果、二次電池11に過剰な性能(容量など)を持たせる必要がない。その結果、二次電池11のコスト増大を抑制でき、二次電池11を小型化できる。二次電池11を小型化できる結果、建設機械1の機器レイアウトを二次電池11が圧迫することを抑制できる。
【0039】
この効果の詳細は次の通りである。建設機械1の動作状態(例えば、(1)走行状態、(2)作業状態、(3)待機状態など)によって、二次電池11の連続充放電時間の想定長さが異なる。連続充放電時間の長さによって、二次電池11の内部抵抗が異なる(
図3参照)。内部抵抗の大きさによって、二次電池11の充放電電力の許容値(二次電池11の安全性確保や劣化抑制が可能な許容値)が異なる。すなわち、建設機械1の動作状態によって、二次電池11の充放電電力の許容値が異なる。
ところが、従来技術(特許文献1)では、建設機械1の動作状態を考慮することなく、二次電池11の充放電電力上限値(特許文献1における「バッテリの出力」「バッテリの充放電電流」)が設定されていた。そのため、従来技術では、充放電電力上限値が、過剰に安全側に(制約が厳しい条件で)設定されるおそれがある。その結果、二次電池11に過剰な性能(容量など)を持たせる必要が生じてしまう。一方、二次電池充放電制御装置10では、この問題を抑制できる。
【0040】
(効果2)
特定動作状態は、特定動作状態以外の動作状態に比べ、二次電池11の連続充放電時間(連続充電時間または連続放電時間)の想定長さが短い動作状態である。
この構成では、二次電池11の連続充放電時間の想定長さに応じて充放電電力上限値が設定される。よって、上記(効果1)に記載の効果がより確実に得られる。
【0041】
(効果3)
特定動作状態は、(2)作業状態(
図4参照)である。
この構成では、建設機械1の動作状態が(2)作業状態である場合に、充放電電力上限値が上記「所定上限値」よりも大きく設定される。よって、上記(効果1)に記載の効果がより確実に得られる。
【0042】
(効果4)
建設機械1は、建設機械1を操作するための操作レバー33を備える。機械動作状態判定部35は、操作レバー33の状態に基づいて特定動作状態であるか否かを判定する。
この構成では、特定動作状態であるか否かの判定を行うための装置(建設機械1が必ず備える操作レバー33とは別の装置)等を、建設機械1に新たに設ける必要が無い。
【0043】
(効果5)
充放電制御部41には、二次電池11の端子間の最高電圧V_maxと最低電圧V_minとが予め定められる。充放電制御部41は、二次電池11の端子間の電圧が最高電圧V_max以下かつ最低電圧V_min以上となるように、充放電電力上限値を設定する。
この構成では、二次電池11の端子間の電圧が、最高電圧V_max以下かつ最低電圧V_min以上に規制される。よって、最高電圧V_max及び最低電圧V_minを適切に設定すれば、二次電池11の劣化抑制や安全確保ができる。
【0044】
(変形例)
上記実施形態は様々に変形できる。例えば、上記実施形態では、機械動作状態判定部35は、操作レバー33及び走行レバー31のレバー信号を検出して、建設機械1の動作状態を判定した(
図4のS1〜S7参照)。しかし、機械動作状態判定部35は、建設機械1が備えるアクチュエータ(図示なし)の負荷を検出して、建設機械1の動作状態を判定してもよい。上記アクチュエータは、下部走行体3を走行させる、上部旋回体5を旋回させる、または、アタッチメント7を動作させるものである。