(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施の形態に係るブレーキ付モータ10について、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、X方向とは、モータ軸50の延伸方向を指し、X1側とは軸受B1が位置する側(
図1の右側)を指し、X2側とは軸受B2が位置する側(
図1の左側)を指す。
【0015】
<1.ブレーキ付モータ10の構成について>
図1は、ブレーキ付モータ10の全体構成を示す側断面図である。なお、以下で説明するブレーキ付モータ10は、同期モータであり、磁石42がモータロータ40内部に埋め込まれたIPM(Interior Permanent Magnet)モータである。ただし、同期モータとしては、IPMモータとは異なるタイプである、SPM(Surface Permanent Magnet)モータであっても、本発明を良好に適用することは可能である。
【0016】
図1に示すように、ブレーキ付モータ10は、ケース20を有している。ケース20は、モータフレーム21とモータカバー22とを備え、これらの嵌合によって、当該ケース20で覆われる内部空間を封止する状態で覆っている。ケース20の一端側(X1側)には軸孔23が設けられていて、その軸孔23からは、後述するモータ軸50の一端側が突出している。
【0017】
ブレーキ付モータ10は、上述したケース20の内部空間に、ステータ30と、モータロータ40と、モータ軸50と、ブレーキユニット60と、プルロータ70と、を備えている。
【0018】
図1に示すように、ケース20の内壁には、コイル32が巻回されているステータ30が設けられている。
図2は、ステータ30とモータロータ40の位置関係を示す図であり、X2側からX1側に向かい見た状態を示す図である。
図1および
図2に示すように、ステータ30は、円筒形状に設けられていて、その内周側がモータロータ40と対向する状態で配置されている。
図2に示すように、ステータ30には、多数のコイル孔31が設けられていて、そのコイル孔31には、コイル32の一部が挿通される。なお、本実施の形態においては、コイル32は、ステータ30に対して分布巻の状態で巻回されているが、集中巻を採用しても良い。
【0019】
図1および
図2に示すように、モータロータ40は、ロータコア41と、磁石42とを有している。ロータコア41は、いわゆる強磁性体を材質として形成されていて、鉄、またはコバルト、ニッケルなどの金属を含む合金等を材質としている。このロータコア41は、磁石42を覆っている。磁石42は、永久磁石であり、フェライト、ネオジム、アルニコ、サマリウムコバルト等を材質としている。
図1および
図2に示す磁石42は、厚みの薄い矩形状となっているが、その着磁方向は磁石42の厚み方向となっている。なお、
図2に示すように、本実施の形態では、磁石42は、周方向に4つ設けられている、いわば極数が4極の構成となっている。しかしながら、磁石42の個数は、4つに限られるものではなく、幾つ設けられていても良い。また、極数も4極に限られるものではなく、幾つ極数が設けられていても良い。
【0020】
また、モータロータ40の径方向の中心には、モータ軸50が挿通している。モータ軸50は、不図示のキーおよびキー溝等を介して、モータロータ40と一体的に回転する。また、モータ軸50の他端側(X2側)には、軸側スプライン51が形成されていて、その軸側スプライン51は、プルロータ70のスプライン70aや、可動コア61のコア側スプライン61aと嵌合している。それにより、プルロータ70および可動コア61は、モータ軸50と一体的に回転するように設けられている。
【0021】
図1に示すように、モータ軸50のX1側およびX2側は、たとえばベアリング(ラジアルベアリングやスラストベアリング等)のような軸受B1,B2が配置されていて、かかる軸受B1,B2によってモータ軸50が回転自在に支持されている。
【0022】
図1に示すように、ブレーキユニット60は、可動コア61と、ブレーキドラム62と、ブレーキライニング63と、ブレーキバネ64とを有している。可動コア61は、上述したロータコア41と同様または異なる磁性材料から構成されている。そのため、可動コア61は、プルロータ70からの磁力によって、当該プルロータ70に吸着される。
【0023】
可動コア61は、モータ軸50と共に回転すると共に、モータ軸50に摺動可能に設けられている。そのような回転および摺動を可能とするために、可動コア61の内周面にはコア側スプライン61aが形成されており、このコア側スプライン61aとモータ軸50の軸側スプライン51とを嵌合させることで、ブレーキユニット60は、モータ軸50の軸方向へ摺動する状態で、当該モータ軸50と一体的に回転する。また、可動コア61には、その一端側の端面(X1側の端面)から他端側(X2側)に向かって窪む凹形状のバネ受部61bが設けられていて、このバネ受部61bにはブレーキバネ64の他端側(X2側)が挿入される。
【0024】
また、ブレーキドラム62は、可動コア61のモータカバー22側(X2側)に固定されている。ブレーキドラム62は、略椀形状に設けられていて、その外周部62aがブレーキライニング63に押圧される。ブレーキライニング63は、リング状に設けられていると共に、ブレーキドラム62の外周部62aに取り付けられている。ブレーキライニング63は、モータカバー22の内周部22aに押圧された場合には、大きな摩擦力を生じさせて、ブレーキドラム62を含めた回転部分の回転に対する制動力を与える。
【0025】
ブレーキバネ64は、その一端側(X1側)がプルロータ70の他端側の端面(X2側の端面)に当接すると共に、その他端側(X2側)が上述したバネ受部61bの底面に当接する。ブレーキバネ64は、ブレーキライニング63をモータカバー22の内周部22aに押圧する付勢力を与える。
【0026】
図1に示すように、モータ軸50の軸側スプライン51と、プルロータ70のスプライン70aとが噛み合うことにより、プルロータ70がモータ軸50に取り付けられている。ただし、プルロータ70が軸方向(X方向)に移動するのを防ぐため、プルロータ70は、支持部材80と皿ばね81との間に挟み込まれている。支持部材80は、プルロータ70よりもX2側の部位に位置し、そのX2側からプルロータ70に対して当接している。支持部材80は、モータ軸50の窪み部分に取り付けられているが、かかる窪み部分への取り付けを実現すべく、支持部材80は、たとえば2分割形の分割リングと、その分割リングを外周側から押える押えリングとを有している(符号省略)。また、皿ばね81は、プルロータ70よりもX1側の部位に位置し、そのX1側からプルロータ70に対して付勢力を及ぼしつつ当接している。皿ばね81は、モータ軸50の段差部分によって受け止められている。
【0027】
<2.プルロータ70について>
続いて、プルロータ70について説明する。
図1に示すように、プルロータ70は、モータロータ40と可動コア61との間に配置されていて、ステータ30の内周側と対向する状態で配置されている。
【0028】
図3は、プルロータ70の構成を示す半断面状態の斜視図である。
図4は、プルロータ70の鉄片71の構成を示す図であり、
図3から保持部材72と芯部材73とを除いた状態を示す斜視図(一部が半断面状態の斜視図)である。
図3および
図4に示すように、プルロータ70は、鉄片71と、保持部材72と、芯部材73とを有している。鉄片71は、磁性体片に対応し、プルロータ70の周方向に等間隔で配置されている。本実施の形態では、鉄片71は、磁石42の個数と同一の個数である4個設けられている。鉄片71は、上述したロータコア41と同様または異なる磁性材料から構成されていて、可動コア61を磁力によって吸着可能としている。
【0029】
ここで、
図1、
図3および
図4に示すように、鉄片71は、モータ軸50の軸方向に垂直な平面で切断した場合、一端側(X1側)から他端側(X2側)に向かうにつれて、徐々に肉厚が厚くなるような形状に設けられている。すなわち、鉄片71は、可動コア61側の方が、モータロータ40側よりも断面積が大きく設けられている。なお、本実施の形態では、鉄片71には、X方向に対して傾斜する斜面71aが設けられているが(
図4参照)、鉄片71は斜面71aを有さずに段階的に肉厚が変化する形状としても良い。
【0030】
また、鉄片71のうちロータコア41と対向する側の内周側には、他の部分よりも周方向に突出する一対の突出部71bが設けられている。かかる突出部71bの存在により、鉄片71がロータコア41と対向する面積が広げられている。また、一対の突出部71bは、後述する保持部材72の凹部72aにそれぞれ入り込む。そのため、突出部71bの存在により、鉄片71に大きな遠心力が作用しても、鉄片71が径方向の外方側に抜け出すのが防止される。
【0031】
保持部材72は、鉄片71を保持する略円筒形状の部材であり、非磁性体材料によって形成されている。非磁性体材料としては、いわゆる常磁性体のアルミニウムなどの導電性が高い材料を用いている。保持部材72には、凹部72aが設けられていて、その凹部72aに突出部71bが入り込む。それにより、プルロータ70の回転時に大きな遠心力が作用しても、鉄片71が径方向の外方側に抜け出すのが防止される。なお、保持部材72は、たとえばアルミダイキャスト等により形成される部分としても良い。芯部材73は、保持部材72を保持する部分である。芯部材73の内筒部にはスプライン70aが形成されており、スプライン70aとモータ軸50の軸側スプライン51とを嵌合させることで、プルロータ70はモータ軸50と一体的に回転する。芯部材73の材質は特に限定されないが、機械的強度が高いものを用いることが好ましく、本実施の形態では鉄芯である。また、芯部材73は、保持部材72と一体に形成してもよい。
【0032】
ここで、プルロータ70と磁石42との位置関係について、
図2に基づいて説明する。
図2に示すように、プルロータ70の鉄片71と磁石42とは、同位相となる位置に設けられている。すなわち、鉄片71と磁石42とが、モータ軸50の軸方向(X方向)において、それらの周方向における位置が、同一の角度位置に設けられている。このように配置する場合、次のメリットがある。すなわち、同期モータであるブレーキ付モータ10においては、磁石42は、ステータ30から与えられる回転磁界に追従して回転しようとするが、その回転に際しては、磁石42の極は、電磁石であるステータ30のうち対向している極と逆となっている。すなわち、磁石42は、電磁石であるステータ30との間で磁力が大きくなる位置に位置しようとする。
【0033】
そこで、鉄片71も、周方向において磁石42と同じ位置(同位相となる位置)に位置すれば、鉄片71とステータ30との間の磁力が大きくなり、鉄片71を通る磁束が最大化されるはずである。そのため、本実施の形態では、
図2に示すように、鉄片71と磁石42とは、同位相となる位置に設けられている。
【0034】
しかしながら、鉄片71は、必ずしも、磁石42と周方向において同じ位置(同位相となる位置)に位置しなくても良い。以下に、それらの場合について説明する。
【0035】
図5は、磁石42に対して、鉄片71が周方向においてずれた位置に位置している状態を示す平面図である。
図5に示すように、鉄片71は、磁石42に対し、回転方向における位相が進んだ位置に位置している。すなわち、ステータ30から回転磁界が与えられて、モータロータ40が回転しようとする場合、回転磁界よりもモータロータ40は、遅れた位相にて回転する。そのため、
図5では、モータロータ40の位相遅れを見越して、プルロータ70が回転磁界に対して、位相遅れがない、または位相遅れが小さな位置に、鉄片71を配置している。このような配置とすると、特にブレーキ付モータ10を始動させる場合に、鉄片71を通過する磁束を最大化でき、可動コア61を吸引する力を大きくすることが可能となる。なお、
図5では、回転磁界およびモータロータ40、プルロータ70の回転方向が反時計回りであるため、鉄片71は、磁石42よりも反時計回りに位相が進んだ位置に配置されている。
【0036】
ただし、
図5に示すような、磁石42に対して鉄片71がオフセットした配置は、モータロータ40およびプルロータ70が一方向に回転する場合には有効であるが、モータロータ40およびプルロータ70が両方向に回転する場合には、
図2に示す配置とするのが好ましい。
【0037】
また、
図2および
図5は、磁石42と鉄片71とが同数設けられる場合を示しているが、これらは、異なる個数設けるようにしても良い。その例を、
図6に示す。
図6は、1つの磁石42に対して、2つの鉄片71が重なる位置に配置されている構成を示す平面図である。なお、1つの磁石42に対して、3つ以上の鉄片71が重なる位置に配置しても良い。
【0038】
また、鉄片71は、その全部が磁石42と重なる位置に配置される必要はなく、少なくとも一部が重なる位置に配置されていれば良い。ただし、隣り合う磁石42の双方に、鉄片71の一部が重なる配置とすると、ステータ30からの磁束は、鉄片71を通過していずれかの磁石42へと流れて(逃げて)しまう。そのため、ステータ30からの磁束を、可動コア61を吸引する力へと良好に活用できなくなる。そこで、鉄片71は、隣り合う磁石42の一方のみに、重なる配置に設けられている。
【0039】
<3.作用について>
以上のような構成のブレーキ付モータ10の動作について説明する。コイル32への通電を遮断している状態では、コイル32は励磁されず、そのためモータロータ40は回転を停止している。このとき、ブレーキバネ64は、可動コア61およびブレーキドラム62を他端側(X2側)へ向かって付勢し、その付勢力によって、ブレーキライニング63は、モータカバー22の内周部22aを押圧し、両者の間に大きな摩擦力が作用する。それにより、モータロータ40およびプルロータ70は、大きな制動力で停止状態を維持する。
【0040】
この状態で、コイル32に通電し、ステータ30が回転磁界を生じさせると、ステータ30から鉄片71を通過する磁束が、可動コア61に向かう。それにより、可動コア61は、電磁力(磁気吸引力)によってブレーキバネ64の付勢力に抗して鉄片71側(X1側)に引き寄せられる。特に、磁石42と鉄片71とが、
図2、
図5または
図6に示すような配置となることで、鉄片71が可動コア61を磁気吸引する力が大きくなっている。そして、可動コア61が鉄片71側(X1側)に引き寄せられていくと、ブレーキライニング63と内周部22aとの間の摩擦力も徐々に小さくなり、ある時点でモータロータ40、プルロータ70および可動コア61は、回転を開始する。
【0041】
この回転状態で、通電を遮断すると、ステータ30から生じていた回転磁界もなくなるので、モータロータ40を回転させる力が与えられない状態となる。一方、ステータ30から鉄片71を介して、可動コア61へ向かう磁束もなくなり、鉄片71と可動コア61との間での磁気吸引力がなくなる。そのため、ブレーキドラム62は、ブレーキバネ64の付勢力によって他端側(X2側)へと押し込まれ、ブレーキライニング63は、モータカバー22の22aを押圧し、両者の間に大きな摩擦力が作用する。それにより、可動コア61、ブレーキドラム62、プルロータ70およびモータロータ40は、大きな制動力によって回転を停止させられる。
【0042】
以上のようにして、鉄片71と可動コア61との間には、コイル32への通電による磁気吸引力が働き、通電時にはブレーキの解除を行うことができ、また通電停止によってブレーキを利かせることが可能となる。なお、かかる構成のブレーキ付モータ10は、たとえば電気チェーンブロック用のモータ、電気ホイストの横行用や荷上げ用のモータとして有効である。しかしながら、ブレーキ付モータ10は、それ以外の用途に用いても良い。
【0043】
<4.効果について>
以上のような構成のブレーキ付モータ10によると、モータ軸50の軸方向(X方向)において、鉄片71は、隣り合う磁石42の一方には重なると共に他方には重ならない配置に設けられている。このため、ステータ30から鉄片71内へと入り込んだ磁界が、隣り合ういずれかの磁石42に向かう(逃げる)のが防止され、可動コア61に向かう。そのため、鉄片71が、可動コア61に対する磁気吸引力を大きくすることが可能となる。
【0044】
それにより、バネ力の大きなブレーキバネ64を用いることが可能となり、ブレーキ付モータ10における制動力を高めることが可能となる。
【0045】
また、本実施の形態では、
図2に示すように、鉄片71は、磁石42に対して、モータロータ40の周方向における同位相となる位置に配置することも可能である。このように配置する場合には、ステータ30から鉄片71を介して、可動コア61に向かう磁束を多くすることが可能となり、電磁力により可動コア61を吸引する磁気吸引力を大きくすることが可能となる。
【0046】
さらに、本実施の形態では、
図5に示すように、鉄片71は、磁石42に対して、モータロータ40の周方向における同位相となる位置から、所定のオフセット量だけ周方向にずれた位置に配置することも可能である。ここで、所定のオフセット量は、回転磁界に対するモータロータ40の追従遅れに対応する量である。このように配置する場合には、特にブレーキ付モータ10の動き始め等の場合のように、モータロータ40の追従遅れが顕著となる場合に、電磁力により可動コア61を吸引する磁気吸引力を大きくすることが可能となる。そのため、ブレーキ付モータ10の始動のような、最も力(磁気吸引力)が必要な場合に、磁気吸引力を大きくして、良好なブレーキの解除動作を行うことが可能となる。
【0047】
また、本実施の形態では、鉄片71は、磁石42と同数設けられている配置とすることもできる。このような配置とする場合、磁石42と鉄片71とが1対1で対応する配置とすることが可能となり、磁石42に対して鉄片71が存在しない箇所が生じるのを防ぐことができる。それにより、磁石42に対して鉄片71が存在しない箇所が生じる場合と比べて、磁気吸引力を高めることが可能となる。
【0048】
さらに、本実施の形態では、モータ軸50に垂直な平面で切断した鉄片71の断面においては、鉄片71は、可動コア61側の方が、モータロータ40側よりも断面積が大きく設けられている。このため、ステータ30から鉄片71に向かう磁束が多くなる可動コア61側の方が、モータロータ40側よりも鉄片71の断面積が大きくなり、鉄片71を通過する磁束を多くすることが可能となる。また、鉄片71が可動コア61と対向する対向面積を大きくすることが可能となる。それにより、鉄片71が可動コア61を吸引する磁気吸引力を大きくすることが可能となる。
【0049】
<5.変形例>
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
【0050】
上述の実施の形態では、鉄片71と磁石42とが同位相となる位置の場合(
図2の場合)、鉄片71が磁石42に対して位相が進んだ位置に位置する場合(
図5の場合)、1つの磁石42に対して複数の鉄片71が重なる位置に配置されている場合(
図6の場合)について説明している。しかしながら、磁石42に対する鉄片71の位置は、これらには限られない。すなわち、モータ軸50の軸方向において、鉄片71は、隣り合う磁石42の一方には重なると共に他方には重ならない配置に設けられていれば、いずれの配置を採用してもよい。たとえば、鉄片71が磁石42に対して位相が遅れた位置に位置する配置を採用してもよい。
【0051】
また、上述の実施の形態においては、モータ軸50の軸方向(X方向)において、鉄片71は、隣り合う磁石42の一方には重なると共に他方の磁石42には重ならない配置に設けられている。しかしながら、次のような配置としても良い。すなわち、ステータ30と対向する磁石の極が、周方向に、N極、N極、S極、S極、N極、N極、S極、S極等となるように配置することも考えられる。その場合、鉄片71は、隣り合うと共に互いに異なる磁極の一方には重なると共に他方の磁極には重ならない配置に設けられていれば良い。なお、ステータ30と対向する側において、磁石42の同極が並ぶ個数は、2つに限られるものではなく、3つ以上であっても良い。
【0052】
また、上述の実施の形態では、磁性体片として、鉄片71を用いた場合について説明している。しかしながら、磁性体片は、鉄片71には限られない。たとえば、アモルファス合金等、鉄系以外の材料を用いても良い。