(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩もしくはその立体異性体を含む、ヤヌスキナーゼJAK1に対するJAK2およびJAK3と比較して選択的な阻害により改善することができる哺乳動物における状態の処置のための医薬組成物であって、前記状態が、関節炎、喘息および閉塞性気道疾患、自己免疫疾患または障害、ならびに癌から選択されるものである前記医薬組成物。
前記状態が、慢性喘息、遅発性喘息、気道過敏症、気管支炎、気管支喘息、アレルギー性喘息、内因性喘息、外因性喘息、塵埃喘息、再発性気道閉塞、および慢性閉塞性肺疾患(COPD)、および肺気腫から選択される、請求項8に記載の医薬組成物。
【発明を実施するための形態】
【0010】
【化1】
(式中、
R
aおよびR
4は、各々独立して、水素およびC
1−4アルキルから選択され;
R
5は、アリールおよびヘテロアリールから選択され、前記R
5は、0、1、2、3または4個の置換基、R
5aで置換されており;
R
1、R
2およびR
3は、各々独立して、
水素、
ハロゲン、
C
1−10アルキル、
C
2−10アルケニル、
C
1−10ヘテロアルキル、
アリールC
0−10アルキルC
0−10アルキル、
C
3−8シクロアルキルC
0−10アルキル、
ヘテロアリールC
0−10アルキル、
(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキル、
から選択され、この場合、R
1、R
2およびR
3の各々は、独立して、0、1、2、3または4個の置換基R
5aで置換されており;
R
5aは、
ハロゲン、
C
1−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
C
1−10ヘテロアルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
C
2−10アルケニル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
アリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
アリールC
2−10アルケニル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
アリールC
2−10アルキニル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
C
3−8シクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
ヘテロアリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
C
1−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
C
1−10ヘテロアルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
C
2−10アルケニル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
C
1−10ヘテロアルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
アリールC
0−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
(C
3−8)シクロアルキルC
0−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
ヘテロアリールC
0−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
((C
0−10)アルキル)
1―2アミノカルボニルオキシ、
(C
0−10)ヘテロアルキルアミノカルボニルオキシ、
アリール(C
0−10)アルキルアミノカルボニルオキシ、
(C
3−8)シクロアルキル(C
0−10)アルキルアミノカルボニルオキシ、
ヘテロアリール(C
0−10)アルキルアミノカルボニルオキシ、
(C
3−8)ヘテロシクロアルキル(C
0−10)アルキルアミノカルボニルオキシ、
C
1−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、
(C
0−10)ヘテロアルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、
C
3−8シクロアルキルC
0−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、
アリールC
0−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、
ヘテロアリールC
0−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、
(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、
C
1−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、
C
1−10ヘテロアルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、
C
3−8シクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、
アリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、
ヘテロアリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、
(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、
−CO
2(C
0−10アルキル)、
−(C
0−10アルキル)CO
2H、
オキソ(=O)、
C
1−10アルキルスルホニル、
C
1−10ヘテロアルキルスルホニル、
(C
3−8)シクロアルキルスルホニル、
(C
3−8)シクロヘテロアルキルスルホニル、
ヘテロアリールスルホニル、
アリールスルホニル、
アミノスルホニル、
−SO
2N(C
1―6アルキル)
1―2、
−SO
2C
1―6アルキル、
−SO
2CF
3、
−SO
2CF
2H、
C
1−10アルキルスルフィニル、
アミノ、
(C
0−10アルキル)
1―2アミノ、
C
1−4アシルアミノC
0−10アルキル、
ヒドロキシ、
C
0−10アルキルアルコキシ、
シアノ、
C
1―6アルキルシアノ、および
C
1―6ハロアルキル
から選択され;
前記R
5aは、各々、0、1、2、3または4個のR
6置換基で置換されていてもよく、ならびにR
6は、
ハロゲン、
C
1−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
C
1−10ヘテロアルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
C
2−10アルケニル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
アリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
アリールC
2−10アルケニル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
アリールC
2−10アルキニル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
C
3−8シクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
ヘテロアリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
C
1−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
C
2−10アルケニル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
C
1−10ヘテロアルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
アリールC
0−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
(C
3−8)シクロアルキルC
0−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
ヘテロアリールC
0−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
((C
0−10)アルキル)
1―2アミノカルボニルオキシ、
アリール(C
0−10)アルキルアミノカルボニルオキシ、
(C
3−8)シクロアルキル(C
0−10)アルキルアミノカルボニルオキシ、
ヘテロアリール(C
0−10)アルキルアミノカルボニルオキシ、
(C
3−8)ヘテロシクロアルキル(C
0−10)アルキルアミノカルボニルオキシ、
C
1−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、
C
3−8シクロアルキルC
0−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、
アリールC
0−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、
ヘテロアリールC
0−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、
(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、
C
1−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、
C
3−8シクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、
アリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、
ヘテロアリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、
(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、
−CO
2(C
0−10アルキル)、
−(C
0−10アルキル)CO
2H、
オキソ(=O)、
C
1−10アルキルスルホニル、
C
1−10ヘテロアルキルスルホニル、
(C
3−8)シクロアルキルスルホニル、
(C
3−8)シクロヘテロアルキルスルホニル、
ヘテロアリールスルホニル、
アリールスルホニル、
アミノスルホニル、
−SO
2N(C
1―6アルキル)
1―2、
−SO
2C
1―6アルキル、
−SO
2CF
3、
−SO
2CF
2H、
C
1−10アルキルスルフィニル、
−OSi(C
1−10アルキル)
3、
アミノ、
(C
0−10アルキル)
1―2アミノ、
−(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1N(C
0−10アルキル)
1―2
C
1−4アシルアミノC
0−10アルキル、
ヒドロキシ、
C
0−10アルコキシ、
シアノ、および
C
1―6ハロアルキル
から独立して選択され;および
前記R
6は、ヒドロキシ、(C
1―6)アルコキシ、ハロゲン、CO
2H、−(C
0−6)アルキルCN、−O(C=O)C
1−C
6アルキル、NO
2、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ、−N−C(O)O(C
0−6)アルキル、C
1−10アルキルスルホニル、C
1−10ヘテロアルキルスルホニル、オキソ(O=)、(C
3−8)シクロアルキルスルホニル、(C
3−8)シクロヘテロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アリールスルホニル、アミノスルホニル、−SO
2N(C
1―6アルキル)
1―2、−SO
2C
1―6アルキル、−SO
2CF
3、−SO
2CF
2H、−C
1−10アルキルスルフィニル、−OSi(C
1−10アルキル)
3、−O
(0−1)(C
1−10)ハロアルキルおよびNH
2から独立して選択される0、1、2または3個の置換基で置換されていてもよい;但し、式Iの化合物が、
2−(ジメチルアミノ)エチル4−(1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル)ピペリジン−1−カルボン酸2−(ジメチルアミノ)エチル;および
1−[(1Sまたは1R)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
以外であることを条件とする)
またはそれらの医薬的に許容され得る塩もしくは立体異性体を提供する。
【0011】
本発明の代表化合物としては、以下の化合物およびそれらの医薬的に許容され得る塩ならびにそれらの立体異性体が挙げられるが、それらに限定されない:
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
4−{1−[4−カルバモイル−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル]2−シアノエチル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
3−(1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
1−(2−シアノエチル)−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロペンチルエチル)−3−({4−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)カルボニル]フェニル}アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−メチルエチル)−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[1−(シアノメチル)プロピル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロペンチルエチル)−3−[(3−{[4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]メチル}フェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[2−シアノ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)エチル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[2−シアノ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)エチル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[1−(シアノメチル)−2−メチルプロピル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[1−(シアノメチル)−3,3−ジメチルブチル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[2−シアノ−1−(テトラヒドロフラン−3−イル)エチル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[2−シアノ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)エチル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−メチルエチル)−3−({4−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)カルボニル]フェニル}アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[1−(シアノメチル)プロピル]−3−({4−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)カルボニル]フェニル}アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピル−1−メチルエチル)−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロブチルエチル)−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロペンチルエチル)−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1,1−ジメチルエチル)−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−3−シクロブタン−2−イル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2S,3S)−3−シクロブタン−2−イル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2R,3R)−3−シクロブタン−2−イル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2S,3R)−3−シクロブタン−2−イル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2R,3S)−3−シクロブタン−2−イル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(3−シアノ−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
4−(1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
4−{1−[4−カルバモイル−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−シアノエチル}−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
4−{2−[4−カルバモイル−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−シアノプロパン−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[4−(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
5−{[4−カルバモイル−1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}−1−オキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−カルボン酸tert−ブチル;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[3−(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(2−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−(ピリジン−3−イルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[3−(2−シアノエチル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[4−(シアノメチル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[3−(シアノメチル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[3−(ヒドロキシメチル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[4−(メチルカルバモイル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(4−シアノフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−(イソキノリン−7−イルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(3−シアノフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(4−モルホリン−4−イルフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(5−シアノピリジン−3−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
3−{[4−(アセチルアミノ)フェニル]アミノ}−1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[4−(ジメチルカルバモイル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[3−(メチルカルバモイル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[4−(1,3−オキサゾール−5−イル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[4−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[4−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
3−[(2−クロロピリジン−4−イル)アミノ]−1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−({4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−({4−[(ジフルオロメチル)スルホニル]フェニル}アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(2,3,3−トリメチル−1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[1−オキソ−2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[4−(メチルスルフィニル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(2−メチル−1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
(5−{[4−カルバモイル−1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}−1−オキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)酢酸tert−ブチル;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(1,1−ジオキシド−1−ベンゾチオフェン−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(2−フルオロピリジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチオフェン−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−({3−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)メチル]フェニル}アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(2−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−[(4−スルファモイルフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
(5−{[4−カルバモイル−1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}−1−オキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)酢酸;
1−(2−シアノプロピル)−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−メチルエチル)−3−{[4−(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
4−(1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル)ピペリジン−1−カルボン酸2−(ジメチルアミノ)エチル;
4−(1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル)ピペリジン−1−カルボン酸メチル;
4−(1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル)ピペリジン−1−カルボン酸2−(メチルスルホニル)エチル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸オキセタン−3−イル;
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸オキセタン−3−イル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸シクロブチル;
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸シクロブチル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸シクロペンチル;
4−[1−{(1S)−4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸シクロペンチル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2,2,2−トリフルオロエチル;
4−[(1S)−1−{−4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2,2,2−トリフルオロエチル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル;
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2−メトキシ−1−メチルエチル;
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2−メトキシ−1−メチルエチル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸シクロプロピルメチル;
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸シクロプロピルメチル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル;
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸テトラヒドロフラン−3−イルメチル;
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸テトラヒドロフラン−3−イルメチル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2−モルホリン−4−イルエチル;
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2−モルホリン−4−イルエチル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2−メトキシエチル;
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2−メトキシエチル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2,2−ジメチルプロピル;
4−[(1R)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2,2−ジメチルプロピル;
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2,2−ジメチルプロピル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2−メチルプロピル;
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2−メチルプロピル;
4−[(1R)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2−メチルプロピル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸エチル;
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸エチル;
4−[(1R)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸エチル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸シクロヘキシル;
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸シクロヘキシル;
4−[(1R)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸シクロヘキシル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル;
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル;
4−[(1R)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル;
1−{1−[1−(6−クロロ−5−メチルピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−2−シアノエチル}−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−{(1S)−1−[1−(6−クロロ−5−メチルピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−2−シアノエチル}−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[(1R)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[(1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
4−[(1R)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
4−{1−[4−カルバモイル−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−シアノエチル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
4−{(1S)−1−[4−カルバモイル−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−シアノエチル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
4−{(1R)−1−[4−カルバモイル−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−シアノエチル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
1−[1−(シアノメチル)プロピル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[(1R)−1−(シアノメチル)プロピル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[(1S)−1−(シアノメチル)プロピル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[2−シアノ−1−シクロペンチルエチル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[(1S)−2−シアノ−1−シクロペンチルエチル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[(1R)−2−シアノ−1−シクロペンチルエチル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[1−シアノプロパン−2−イル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[(2R)−1−シアノプロパン−2−イル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[(2S)−1−シアノプロパン−2−イル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[(1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[(1R)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−[(2−フルオロピリジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[(1R)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−[(2−フルオロピリジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[(1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−[(2−フルオロピリジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[(1R)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[(1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−[(1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[(1R)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−[(1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;および
1−[(1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−[(1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド。
【0012】
本発明の1つの実施形態における代表化合物としては、以下の化合物およびそれらの医薬的に許容され得る塩ならびにそれらの立体異性体が挙げられるが、それらに限定されない:
1−(2−シアノ−1−シクロペンチルエチル)−3−({4−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)カルボニル]フェニル}アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1,1−ジメチルエチル)−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
4−(1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
4−{2−[4−カルバモイル−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−シアノプロパン−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[3−(2−シアノエチル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[4−(メチルカルバモイル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[3−(メチルカルバモイル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−({4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−({4−[(ジフルオロメチル)スルホニル]フェニル}アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[4−(メチルスルフィニル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(2−メチル−1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(1,1−ジオキシド−1−ベンゾチオフェン−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチオフェン−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−[(4−スルファモイルフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
(5−{[4−カルバモイル−1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}−1−オキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)酢酸;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸シクロブチル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2,2,2−トリフルオロエチル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸シクロプロピルメチル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル;
4−[1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸エチル;
1−[2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
4−{1−[4−カルバモイル−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−シアノエチル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
1−[1−シアノプロパン−2−イル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−[(2−フルオロピリジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
1−[2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;および
1−[2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−[(1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド。
【0013】
本発明は、式Iの化合物を含有する医薬組成物、および式Iの化合物を使用するJAK媒介疾患の処置または予防方法も包含する。
【0014】
別段の指示がない限り、以下の定義を用いて本発明を記載する。
【0015】
「アシル」は、−C(O)Rラジカルを意味し、この式中のRは、置換されていてもよいアルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールヘテロアリールなどである。
【0016】
「アシルアミノ」は、−NRR’ラジカルを意味し、この式中のRは、H、OHまたはアルコキシであり、およびR’は、本明細書中で定義するとおりのアシルである。
【0017】
本明細書において用いる場合、断り書きのある場合を除き、「アルキル」は、すべての異性体を含めて、指定数の炭素原子を有する、分岐鎖飽和脂肪族炭化水素基と直鎖飽和脂肪族炭化水素基の両方を含むことを意図している。アルキル基について一般に用いられる略記を本明細書を通して用いており、例えば、メチルを「Me」またはCH
3によって表すことがあり、エチルを「Et」またはCH
2CH
3によって表すことがあり、プロピルを「Pr」またはCH
2CH
2CH
3によって表すことがあり、ブチルを「Bu」またはCH
2CH
2CH
2CH
3によって表すことがある等々。例えば、「C
1―6アルキル」(または「C
1−C
6アルキル」)は、すべての異性体を含めて、指定数の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖アルキル基を意味する。C
1―6アルキルは、ヘキシルアルキルおよびペンチルアルキル異性体、ならびにn−、イソ−、sec−およびt−ブチル、n−およびイソプロピル、エチルならびにメチルのすべてを含む。「C
1−4アルキル」は、n−、イソ−、sec−およびt−ブチル、n−およびイソプロピル、エチルならびにメチルを意味する。用語「アルキレン」は、すべての異性体を含めて、指定数の炭素原子を有する、および2つの末端鎖結合部を有する、分岐鎖飽和脂肪族炭化水素基と直鎖飽和脂肪族炭化水素基の両方を指す。説明のために、用語「非置換A−C
4アルキレン−B」は、A−CH
2−CH
2−CH
2−CH
2−Bを表す。用語「アルコキシ」は、酸素架橋によって結合されている、示されている炭素原子数の線状または分岐アルキル基を表す。
【0018】
用語「アルキル」は、直鎖であってもよくまたは分岐鎖であってもよい、および示されている数の炭素原子を有する、脂肪族炭化水素基を指す。アルキル基の非限定的な例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、s−およびt−ブチル、ペンチル、ヘキシルならびにこれらに類するものが挙げられる。
【0019】
用語「ヘテロアルキル」は、1、2または3個の炭素原子が、N、OまたはSから独立して選択されるヘテロ原子によって置換されている、アルキル基を指す。
【0020】
「アルケニル」は、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含有する、および直鎖状であってもよくまたは分岐していてもよい、および示されている数の炭素原子を有する、脂肪族炭化水素基を指す。好ましくは、アルケニルは、1つの炭素対炭素二重結合を含有するが、4つ以下の非芳香性炭素−炭素二重結語が存在してもよい。アルケニル基の例としては、エテニル、プロペニル、n−ブテニル、2−メチル−1−ブテニル、3−メチルブタ−2−エニル、n−ペンテニル、オクテニルおよびデセニルが挙げられる。
【0021】
「アルキニル」は、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を含有する、および直鎖状であってもよいしまたは分岐していてもよい、および示されている数の炭素原子を有する、脂肪族炭化水素基を指す。適するアルキニル基の非限定的な例としては、エチニル、プロピニル、2−ブチニルおよび3−メチルブチニルが挙げられる。
【0022】
「アルコキシ」は、アルキル−O−基を指し、この式中のアルキルは、上で説明したとおりである。例えば、C
1―6アルコキシとしては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシおよびこれらに類するものが挙げられる。
【0023】
「アルコキシアルキル」は、1個以上(特に1から3個)の水素原子がアルコキシ基によって置換されている、上で説明したとおりのアルキル基を指す。例としては、CH
2OCH
3、CH
2CH
2OCH
3およびCH(OCH
3)CH
3が挙げられる。
【0024】
「アミノアルキル」は、1個の水素原子がアミノ、モノアルキルアミノまたはジアルキルアミノ基によって置換されている、上で説明したとおりのアルキル基を指す。例としては、CH
2NH
2、CH
2CH
2NHCH
3およびCH(N(CH
3)
2)CH
3が挙げられる。
【0025】
「C
0−6アルキル」などの表現の中で用いる場合の用語「C
0」は、直接共有結合を意味する;またはこの用語が置換基の末端に現れるとき、C
0−6アルキルは、水素またはC
1―6アルキルを意味する。同様に、基の中の一定の数の原子の存在を定義する整数が0であるとき、これは、それに隣接する原子が結合によって直接連結されていることを意味する。例えば、sが0、1または2である整数である構造
【0026】
【化2】
において、sが0であるとき、その構造は、
【0028】
用語「C
3−8シクロアルキル」(または「C
3−C
8シクロアルキル」)は、合計3から8個の炭素原子を有する環式アルカン環(すなわち、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはシクロオクチル)を意味する。用語「C
3―7シクロアルキル」、「C
3−6シクロアルキル」、「C
5−7シクロアルキル」およびこれらに類する用語は、類似の意味を有する。
【0029】
用語「ハロゲン」(または「ハロ」)は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を指す(あるいはフルオロ(F)、クロロ(Cl)、ブロモ(Br)およびヨード(I)と呼ばれる)。
【0030】
用語「アリール」は、芳香族単および多炭素環式環構造であって、多環構造内の個々の炭素環式環が互いに縮合しているまたは単結合によって結合している環構造を指す。適するアリール基としては、フェニル、ナフチル、2,3−ジヒドロ−1H−インデニル、およびビフェニルが挙げられる。
【0031】
本明細書において用いる場合、用語「炭素環」(およびその語尾変化形、例えば「炭素環式」または「カルボシクリル」)は、別段の指示がない限り、(i)C
3からC
8単環式飽和もしくは不飽和環または(ii)C
7からC
12二環式飽和もしくは不飽和環構造を指す。(ii)における各環は、他の環から独立しているか、他の環に縮合しており、および各環は、飽和しているまたは不飽和である。炭素環は、結果として安定な化合物を生じさせるいずれの炭素原子で、その分子の残部に結合していてもよい。縮合二環式炭素環は、前記炭素環のサブセットである;すなわち、用語「縮合二環式炭素環」は、一般に、C
7からC
10二環式環構造であって、各環が飽和しているまたは不飽和である、および2個の隣接炭素原子が該環構造内の各々の環によって共有されている、二環式環構造を指す。一方の環が飽和しており、および他方が飽和している縮合二環式炭素環は、飽和二環式環構造である。一方の環がベンゼンであり、および他方が飽和している縮合二環式炭素環は、不飽和二環式環構造である。一方の環がベンゼンであり、および他方が不飽和である縮合二環式炭素環は、不飽和環構造である。飽和炭素環式環は、シクロアルキル環、例えばシクロプロピル、シクロブチルなどとも呼ばれる。別段の断り書きがない限り、炭素環は、非置換であり、またはC
1―6アルキル、C
1―6アルケニル、C
1―6アルキニル、アリール、ハロゲン、NH
2もしくはOHで置換されている。前記縮合二環式不飽和炭素環のサブセットは、一方の環がベンゼン環であり、および他方の環が飽和しているまたは不飽和であり、結果として安定な化合物を生じさせる任意の炭素原子によって結合している、二環式炭素環である。このサブセットの代表的な例としては、以下のものが挙げられる:
【0032】
【化4】
「シアノアルキル」は、1個の炭素原子がシアノ基によって置換されている、上で説明したとおりのアルキル基を指す。例としては、CH
2CN、CH
2CH
2CNおよびCH(CN)CH
3が挙げられる。
【0033】
「シクロアルキル」は、3から12個の環炭素原子を有する炭素環式環構造を意味し;該環構造は、(a)ベンゼンもしくは部分不飽和炭素環に縮合していてもよい単環式飽和炭素環であることもあり、または(b)二環式飽和炭素環であることもある。(a)または(b)いずれかの範囲内の二環式構造について、環は、2個の隣接環炭素原子にわたって縮合しており(例えば、デカリン)、1個の環炭素原子で縮合しており(例えば、スピロ[2.2]ペンタン)、または架橋基(例えば、ノルボルネン)である。上の意味の範囲内の追加の例としては、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、ペルヒドロインダン、デカリン、スピロ[4.5]デカン、ビシクロ[2.2]オクタン、およびこれらに類するものが挙げられるが、それらに限定されない。
【0034】
「ハロアルキル」は、1個以上(特に1から5個)の水素原子がハロゲン原子により、ハロ基でのすべての水素原子の完全置換まで、置換されている、上で説明したとおりのアルキル基を指す。例えば、C
1―6ハロアルキルとしては、−CF
3、−CF
2CF
3、CHFCH
3およびこれらに類するものが挙げられる。
【0035】
「複素環」、「複素環式」または「ヘテロシクリル」は、少なくとも1つの環が非芳香族(飽和または部分不飽和)であり、ならびにO、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有する、単環式または二環式3〜12員環構造を表す。二環式環構造の場合、第二の環は、ヘテロアリール、複素環または飽和、部分不飽和もしくは芳香族炭素環であってよく、およびその分子の残部への結合点(単数または複数)は、いずれの環上にあってもよい。したがって、「ヘテロシクリル」は、ヘテロアリールはもちろん、それらのジヒドロおよびテトラヒドロ類似体も含む。ヘテロシクリル置換基の結合は、炭素原子経由で起こる場合もあり、またはヘテロ原子経由で起こる場合もある。
【0036】
複素環(ヘテロシクリル)の例としては、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チアモルホリニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロイミダゾリル、ジヒドロインドリル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル、5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、ベンゾ−1,4−ジオキサニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾフラザニル、ベンゾピラゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、カルバゾリル、カルボリニル、シンノリニル、フラニル、イミダゾリル、インドリニル、インドリル、インドラジニル、インダゾリル、イソベンゾフラニル、イソインドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、ナフトピリジニル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、オキサゾリン、イソオキサゾリン、オキセタニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドピリジニル、ピリダジニル、ピリジニル、ピリミジル、ピロリル、キナゾリニル、キノリル、キノキサリニル、テトラヒドロピラニル、テトラゾリル、テトラゾロピリジル、チアジアゾリル、チアゾリル、チエニル、トリアゾリル、アゼチジニル、アジリジニル、1,4−ジオキサニル、ヘキサヒドロアゼピニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ジヒドロベンゾイミダゾリル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロベンゾチオフェニル、ジヒドロベンゾオキサゾリル、ジヒドロフラニル、ジヒドロイミダゾリル、ジヒドロインドリル、ジヒドロイソオキサゾリル、ジヒドロイソチアゾリル、ジヒドロオキサジアゾリル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロピラジニル、ジヒドロピラゾリル、ジヒドロピリジニル、ジヒドロピリミジニル、ジヒドロピロリル、ジヒドロキノリニル、ジヒドロテトラゾリル、ジヒドロチアジアゾリル、ジヒドロチアゾリル、ジヒドロチエニル、ジヒドロトリアゾリル、ジヒドロアゼチジニル、メチレンジオキシベンゾイル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロチエニル、ならびにこれらのN−オキシドが挙げられるが、それらに限定されない。
【0037】
飽和複素環式のものは前記複素環のサブセットを形成する;すなわち、用語「飽和複素環式および(C
3−12)ヘテロシクロアルキル」は、一般に、(単環式であろうと、多環式であろうと)環構造全体が飽和されている、上で定義したとおりの複素環を指す。用語「飽和複素環式環」は、炭素原子とN、OおよびSから選択される1個以上のヘテロ原子とから成る、4から8員飽和単環式環または安定な7から12員二環式環構造を指す。代表的な例としては、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼパニル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、およびテトラヒドロフリル(またはテトラヒドロフラニル)が挙げられる。
【0038】
ヘテロ芳香族のものは前記複素環のもう1つのサブセットを形成する;すなわち、用語「ヘテロ芳香族」(あるいは「ヘテロアリール」)は、一般に、(単環式であろうと、多環式であろうと)環構造全体が芳香族環構造である、上で定義したとおりの複素環を指す。用語「ヘテロ芳香族環」は、炭素原子とN、OおよびSから選択される1個以上のヘテロ原子とから成る、5または6員単環式芳香族環または安定な7から12員二環式のものを指す。一方の環のみがヘテロ芳香族であればよい二環式ヘテロアリールについての第二の環は、ヘテロ芳香族であってもよいし、または芳香族、飽和もしくは部分不飽和炭素環であってもよく、およびその分子の残部への結合点(単数または複数)は、いずれの環上にあってもよい。少なくとも1個の窒素原子を含有する置換ヘテロアリール環(例えば、ピリジン)の場合、かかる置換は、N−オキシドが形成される結果となるものであることもある。ヘテロアリールの例としては、フラニル、チエニル(またはチオフェニル)、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、キノリニル、イソキノリニル、ナフチリジニル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾール、ベンゾピラゾリル、インドリル、イソインドリル、インドリジニル、インダゾリル、プリニル、キノリジニル、フタラジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、5,6,7,8−テトラヒドロキノリニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、イミダゾ[1,2−a]−ピリミジニル、5,6−ジヒドロピロロ[1,2−b]ピラゾリル、ピロロ[3,2−c]ピリジニル、ピロロ[3,2−c]ピリジニル、チエノ[2,3−b]ピロリル、フロピリジンおよびチエノピリジンが挙げられるが、これらに限定されない。
【0039】
二環式複素環の代表的な例としては、ベンゾトリアゾリル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、インドリニル、イソインドリニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、クロマニル、イソクロマニル、テトラヒドロキノリニル、キノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、イソキノリニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、2,3−ジヒドロベンゾ−1,4−ジオキシニル(すなわち、
【0040】
【化5】
)、イミダゾ(2,1−b)(1,3)チアゾール(すなわち、
【0041】
【化6】
)、およびベンゾ−1,3−ジオキソリル(すなわち、
【0042】
【化7】
)が挙げられる。本明細書における一定の文脈の中では、
【0043】
【化8】
を、2個の隣接炭素原子に結合しているメチレンジオキシを置換基として有するフェニルと代替的に呼ぶ。
【0044】
「ヒドロキシアルキル」は、1個以上(特に1から3個)の水素原子がヒドロキシ基によって置換されている、上で説明したとおりのアルキル基を指す。例としては、CH
2OH、CH
2CHOHおよびCHOHCH
3が挙げられる。
【0045】
「アルキレン」、「アルケニレン」、「アルキニレン」、「シクロアルキレン」、「アリーレン」、「ヘテロアリーレン」および「ヘテロシクリレン」は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリル基(これらの各々は、上で定義したとおりである)からの1個の水素原子の除去によって得られる二価ラジカルをそれぞれ指す。
【0046】
相反する明確な記述がない限り、「不飽和」環は、部分または完全不飽和環である。例えば、「不飽和単環式C
6炭素環」は、シクロヘキセン、シクロヘキサジエンおよびベンゼンを指す。
【0047】
相反する明確な記述がない限り、本明細書中に列記するすべての範囲は包含的である。例えば、「1から4個のヘテロ原子」を含有すると記載されている複素環は、該複素環が1、2、3または4個のヘテロ原子を含有し得ることを意味する。
【0048】
任意の変数が、任意の構成要素中にまたは本明細書の化合物を描写および記載する任意の式中に1回以上出現するとき、各出現に関するその定義は、すべての他の出現に対するその定義から独立している。また、置換基および/または変数の組み合わせは、かかる組み合わせが結果として安定な化合物を生じさせる場合にのみ許される。
【0049】
(例えば、「1つ以上の置換基で置換されていてもよいアリール・・・」におけるような)用語「置換されている」は、名を挙げる置換基による一および多置換を、かかる一および多置換(同じ部位での多置換を含む)が化学的に許される程度に含む。
【0050】
用語「オキシ」は、酸素(O)原子を意味する。用語「チオ」は、硫黄(S)原子を意味する。用語「オキソ」は、「=O」を意味する。用語「カルボニル」は、「C=O」を意味する。
【0051】
メチル基を末端に有する置換基を有する化合物の構造表現は、記号「CH
3」例えば「−CH
3」を使用して、またはメチル基の存在を表す直線、例えば「
【0052】
【化9】
」を使用して末端メチル基を表示することがあり、「
【0054】
【化11】
」は、等価の意味を有する。
【0055】
反復用語、例えば(CR
iR
j)
r(この式中、rは整数2であり、R
iは被定義変数であり、およびR
iは被定義変数である)を有する用語を含有する変数の定義についてのR
iの値は、それが出現する場合ごとに異なってよい。例えば、R
iおよびR
jが、メチル、エチル、プロピルおよびブチルから成る群より独立して選択される場合には、(CR
iR
j)
2は、
【0057】
本発明の1つの実施形態において、R
aは、水素、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルまたはメチルである。この実施形態の変形では、R
aは、水素またはメチルである。もう1つの変形では、R
aは、水素である。
【0058】
本発明の1つの実施形態において、R
4は、水素、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルまたはメチルである。この実施形態の変形では、R
4は、水素である。もう1つの変形において、R
4は、メチルまたはプロピルである。
【0059】
1つの実施形態において、R
5は、アリールまたはヘテロアリールであり、前記R
5は、0、1、2、3または4個のR
5a置換基で置換されている。
【0060】
1つの実施形態において、R
5は、フラニル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、キノリニル、イソキノリニル、ナフチリジニル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾール、ベンゾピラゾリル、インドリル、イソインドリル、インドリジニル、インダゾリル、プリニル、キノリジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、5,6,7,8−テトラヒドロキノリニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリミジニル、5,6−ジヒドロピロロ[1,2−b]ピラゾリル、ピロロ[3,2−c]ピリジニル、ピロロ[2,3−b]ピリジニル、チエノ[2,3−b]ピロリル、フロピリジニル、チエノピリジニル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、インドリニル、イソインドリニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、クロマニル、イソクロマニル、テトラヒドロキノリニル、キノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、イソキノリニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、2,3−ジヒドロベンゾ−1,4−ジオキシニル、イミダゾ(2,1−b)(1,3)チアゾール、およびベンゾ−1,3−ジオキソリル、フェニル、インデニルおよびナフチルから選択される。
【0061】
もう1つの実施形態において、R
5は、フェニル、1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール、ピリジニル、キノリニル、インドキシプリル(indoxplyl)、イソキノリニル、2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラニル、ベンゾフラニル、ジヒドロ−1H−インデニル、インデニル、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニル、2,3,ジヒドロ−1H−イソインドリル、イソインドリルおよびベンゾ[b]チオフェンから選択され、前記R
5は、0、1、2、3または4個のR
5a置換基で置換されている。
【0062】
もう1つの実施形態において、R
5は、フェニル、1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール、ピリジニル、イソキノリニル、2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラニル、ジヒドロ−1H−インデニル、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニル、2,3,ジヒドロ−1H−イソインドリルおよびベンゾ[b]チオフェンから選択され、前記R
5は、0、1、2、3または4個のR
5a置換基で置換されている。
【0063】
1つの実施形態において、R
1、R
2およびR
3は、水素、C
1−10アルキル、アリールC
0−10アルキルC
0−10アルキル、(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキル、C
3−8シクロアルキルC
0−10アルキル、およびヘテロアリールC
0−10アルキルから選択され、前記R
1、R
2およびR
3の各々は、0、1、2、3または4個のR
5a置換基で独立して置換されている。
【0064】
もう1つの実施形態において、R
1、R
2およびR
3は、水素、C
1−10アルキル、(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキル、およびC
3−8シクロアルキルC
0−10アルキルから選択され、前記R
1、R
2およびR
3の各々は、0、1、2、3または4個のR
5a置換基で独立して置換されている。
【0065】
本発明のもう1つの実施形態において、R
1、R
2およびR
3は、水素、ピペリジニル、シクロプロピル、ピロリジニル、シクロペンチル、メチル、エチル、テトラヒドロ−2H−ピラニル、(テトラヒドロ−2H−ピラニル)メチル、プロピル、tert−ブチル、イソプロピル、ジメチルプロピル、ジメチルブチル、テトラヒドロフラニル、tertブチルメチルおよびシクロブチルから独立して選択され、前記R
1、R
2およびR
3の各々は、0、1、2、3または4個のR
5a置換基で独立して置換されている。
【0066】
本発明のもう1つの実施形態において、R
1およびR
2は、水素、ピペリジニル、シクロプロピル、ピロリジニル、シクロペンチル、メチル、エチル、テトラヒドロ−2H−ピラニル、(テトラヒドロ−2H−ピラニル)メチル、プロピル、tert−ブチル、イソプロピル、ジメチルプロピル、ジメチルブチル、テトラヒドロフラニル、tertブチルメチルおよびシクロブチルから独立して選択され、前記R
1およびR
2の各々は、0、1、2、3または4個のR
5a置換基で独立して置換されている。
【0067】
1つの実施形態において、R
3は、水素、メチル、エチルまたはブチルである。この実施形態の変形では、R
3が水素またはメチルである。
【0068】
もう1つの実施形態において、R
1は、水素、C
1−10ヘテロアルキル、またはシクロプロピルである。
【0069】
1つの実施形態において、R
2は、水素、C
1−10アルキル、C
1−10ヘテロアルキル、(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキルおよびC
3−8シクロアルキルC
0−10アルキルから選択される。もう1つの実施形態において、R
2は、水素、C
1−10ヘテロアルキル、またはシクロプロピルである。
【0070】
もう1つの実施形態において、R
2およびR
1は、各々独立して、C
1−10アルキル、C
2−10アルケニルおよびC
1−10ヘテロアルキルから選択され、ならびにR
2およびR
1とそれらが結合している原子とが一緒に4、5または6員不飽和環構造を形成し、ならびにR
1、R
2およびR
3の各々は、0、1、2、3または4個のR
5a置換基で独立して置換されている。この実施形態の変形では、前記飽和環は、ピペリジニル、ピペリジノおよびアジレチジニルから選択される。
【0071】
1つの実施形態において、R
3は、水素、C
1−10アルキル、C
1−10ヘテロアルキル、(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキルおよびC
3−8シクロアルキルC
0−10アルキルから選択される。
【0072】
もう1つの実施形態において、R
1およびR
3は、各々独立して、C
1−10アルキル、C
2−10アルケニルおよびC
1−10ヘテロアルキルから選択され、ならびにR
1およびR
3とそれらが結合している原子とが一緒に4、5または6員不飽和環構造を形成し、ならびにR
1、R
2およびR
3の各々は、0、1、2、3または4個のR
5a置換基で独立して置換されている。この実施形態の変形では、前記飽和環は、シクロヘキシル、ピペリジニルおよびピペリジノから選択される。
【0073】
1つの実施形態において、R
5aは、ハロゲン、
C
1−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
C
1−10ヘテロアルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
C
2−10アルケニル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
アリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
アリールC
2−10アルケニル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
アリールC
2−10アルキニル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
C
3−8シクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
ヘテロアリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、
C
1−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、
((C
0−10)アルキル)
1―2アミノカルボニルオキシ、
C
1−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、
C
1−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、
アリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、
ヘテロアリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、
−CO
2(C
0−10アルキル)、
−(C
0−10アルキル)CO
2H、
オキソ(=O)、
C
1−10アルキルスルホニル、
アミノスルホニル、
−SO
2N(C
1―6アルキル)
1―2、
−SO
2C
1―6アルキル、
−SO
2CF
3、
−SO
2CF
2H、
C
1−10アルキルスルフィニル、
アミノ、
(C
0−10アルキル)
1―2アミノ、
ヒドロキシ、
C
0−10アルキルアルコキシ、
シアノ、
C
1―6アルキルシアノ、および
C
1―6ハロアルキル
から選択され;前記R
5aは、各々、0、1、2、3または4個のR
6置換基で置換されていてもよい。
【0074】
1つの実施形態において、R
5aは、ハロゲン、C
1−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、C
1−10ヘテロアルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、アリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、C
3−8シクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、(C
3−8)ヘテロアリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、C
1−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、C
1−10ヘテロアルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、C
1−10ヘテロアルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、アリールC
0−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、(C
3−8)シクロアルキルC
0−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、(C
3−8)ヘテロアリールC
0−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキル(カルボニル)
0―1オキシC
0−10アルキル、−CO
2(C
0−10アルキル)、オキソ(=O)、−SO
2N(C
1―6アルキル)
1―2、−SO
2C
1―6アルキル、−SO
2CF
3、−SO
2CF
2H、C
1−10アルキルスルフィニル、ヒドロキシ、C
0−10アルキルアルコキシ、C
1―6アルキルシアノ、およびC
1―6ハロアルキルから選択される。
【0075】
本発明のもう1つの実施形態において、R
5aは、ハロゲン、((C
0−10)アルキル)
1―2アミノカルボニルオキシ、(C
0−10)ヘテロアルキルアミノカルボニルオキシ、アリール(C
0−10)アルキルアミノカルボニルオキシ、(C
3−8)シクロアルキル(C
0−10)アルキルアミノカルボニルオキシ、(C
3−8)ヘテロアリール(C
0−10)アルキルアミノカルボニルオキシ、(C
3−8)ヘテロシクロアルキル(C
0−10)アルキルアミノカルボニルオキシ、C
1−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、(C
0−10)ヘテロアルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、C
3−8シクロアルキルC
0−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、アリールC
0−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、(C
3−8)ヘテロアリールC
0−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキルアミノ(オキシ)
0―1カルボニルC
0−10アルキル、C
1−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、C
1−10ヘテロアルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、C
3−8シクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、アリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、(C
3−8)ヘテロアリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、(C
3−8)ヘテロシクリルアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、アミノ、(C
0−10アルキル)
1―2アミノ、およびC
1−4アシルアミノC
0−10アルキルから選択される。
【0076】
本発明の1つの実施形態において、R
5aは、ギ酸tert−ブチル、tert−ブチルカルボニルオキシ;ハロゲン、チオモルホリニルカルボニル、トリアゾリルメチル、tert−ブチルオキシカルボニル、メチルスルホニル、オキソ、トリフルオロメチル、シアノエチル、シアノメチル、ヒドロキシメチル、メトキシ、メチルカルバモイル、シアノ、モルホリニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、アセチルアミノ、ジメチルカルバモイル、1,3−オキサゾリル、イミダゾリル、トリフルオロメチルスルホニル、ジフルオロメチルスルホニル、メチル、トリフルオロエチル、メチルスルフィニル、tert−ブチルオキシカルボニルメチル、オキサジアゾリル、1−エトキシ−2,2−ジメチルプロパニル、スルファモイル、ジメチルスルファモイル、酢酸、メチルスルホニル、エチルオキシカルボニル、メチルオキシカルボニル、オキセタン−3−イルオキシカルボニル、シクロブチルオキシカルボニル、シクロペンチルオキシカルボニル、メチルオキシカルボニル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルカルボニル、メチルエチルオキシカルボニル、シクロプロピルメチルオキシカルボニル、テトラヒドロフラン−3−イルメチルオキシカルボニル、2−モルホリン−4−イルエチルオキシカルボニル、エチルオキシカルボニル、2,2−ジメチルプロピルオキシカルボニル、2−メチルプロピルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、ピリミジニル、メチルスルホニル、tert−ブチルオキシカルボニル、および1,2,4−オキサジアゾリルから選択され;前記R
5aは、0、1、2、3または4個のR
5置換基で置換されている。
【0077】
本発明の1つの実施形態において、R
6は、ハロゲン、C
1−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、C
1−10ヘテロアルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、アリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、C
3−8シクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、ヘテロアリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、C
1−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、C
3−8シクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、アリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、ヘテロアリールC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、(C
3−8)ヘテロシクロアルキルC
0−10アルキル(オキシ)
0―1カルボニルアミノC
0−10アルキル、−CO
2(C
0−10アルキル)、オキソ、C
1−10アルキルスルホニル、C
1−10ヘテロアルキルスルホニル、(C
3−8)シクロアルキルスルホニル、(C
3−8)シクロヘテロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アリールスルホニル、アミノスルホニル、−SO
2C
1―6アルキル、アミノ、(C
0−10アルキル)
1―2アミノ、ヒドロキシ、C
0−10アルコキシ、シアノ、およびC
1―6ハロアルキルから独立して選択され;前記R
6は、置換されていてもよい。
【0078】
もう1つの実施形態において、R
6は、ハロゲン、C
1−10アルキル(オキシ)
0―1(カルボニル)
0―1C
0−10アルキル、オキソ、C
1−10アルキルスルホニル、(C
0−10アルキル)
1―2アミノ、ヒドロキシ、C
1−10アルコキシ、およびC
1―6ハロアルキルから独立して選択され;前記R
6は、水素、ヒドロキシ、(C
1―6)アルコキシ、ハロゲン、CO
2H、−(C
0−6)アルキルCN、−O(C=O)C
1−C
6アルキル、NO
2、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ、−N−C(O)O(C
0−6)アルキル、C
1−10アルキルスルホニル、C
1−10ヘテロアルキルスルホニル、オキソ(O=)、(C
3−8)シクロアルキルスルホニル、(C
3−8)シクロヘテロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アリールスルホニル、アミノスルホニル、−SO
2N(C
1―6アルキル)
1―2、−SO
2C
1―6アルキル、−SO
2CF
3、−SO
2CF
2H、−C
1−10アルキルスルフィニル、−OSi(C
1−10アルキル)
3、−O
(0−1)(C
1−10)ハロアルキルおよびNH
2から選択される0、1、2または3個の置換基で置換されていてもよい。
【0079】
もう1つの実施形態において、R
6は、オキソ、メチル、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル、クロロ、フルオロ、トリメチルフルオロ、ジフルオロメチル、ヒドロキシル、ジメチルアミノ、メチルスルホニルおよびメトキシから独立して選択され;前記R
6は、水素、ヒドロキシ、(C
1―6)アルコキシ、ハロゲン、CO
2H、−(C
0−6)アルキルCN、−O(C=O)C
1−C
6アルキル、NO
2、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ、−N−C(O)O(C
0−6)アルキル、C
1−10アルキルスルホニル、C
1−10ヘテロアルキルスルホニル、オキソ(O=)、(C
3−8)シクロアルキルスルホニル、(C
3−8)シクロヘテロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アリールスルホニル、アミノスルホニル、−SO
2N(C
1―6アルキル)
1―2、−SO
2C
1―6アルキル、−SO
2CF
3、−SO
2CF
2H、−C
1−10アルキルスルフィニル、−OSi(C
1−10アルキル)
3、−O
(0−1)(C
1−10)ハロアルキルおよびNH
2から選択される0、1、2または3個の置換基で置換されていてもよい。
【0080】
1つの実施形態において、本発明の化合物は、JAK2と比較して選択的JAK1阻害剤である。所与の化合物についてのJAK1阻害の相対選択性の決定は、(JAK2 IC
50値/JAK1 IC
50値)の相対比が少なくとも2であるように規定される。さらにもう1つの実施形態において、所与の化合物についての、(JAK2 IC
50値/JAK1 IC
50値)の相対比は、少なくとも5である。
【0081】
「患者」は、ヒトと動物の両方を含む。
【0082】
「哺乳動物」は、ヒトおよび他の哺乳類動物を含む。
【0083】
「治療有効量」は、研究者、獣医、医師または他の臨床家によって探求中である、組織、系、動物またはヒトの生物学的または医学的応答を惹起することになる薬物または医薬品の量を意味する。
【0084】
用語「処置」または「処置すること」は、疾患または障害に関連した徴候および症状を緩和する、改善する、軽減する、または別様に低減させることを含む。
【0085】
医薬組成物におけるような用語「組成物」は、活性成分(単数または複数)と担体を構成する不活性成分(単数または複数)(医薬的に許容され得る賦形剤)とを含む生成物はもちろん、任意の2つ以上の成分の併用、複合体形成もしくは凝集の結果として、または1つ以上の成分の解離の結果として、または1つ以上の成分の他のタイプの反応もしくは相互作用の結果として、直接または間接的に生ずる任意の生成物も包含することを意図している。したがって、本発明の医薬組成物は、式Iの化合物を医薬的に許容され得る賦形剤と混合することによって製造される任意の組成物を包含する。
【0086】
用語「置換されていてもよい」は、「非置換の状態および置換されている状態」を意味し、したがって、本明細書に記載する一般構造式は、明記する任意選択の置換基を含有する化合物はもちろん、その任意選択の置換基を含有しない化合物も包含する。
【0087】
各変数は、それが一般構造式の定義の中に出現するたびに独立して定義される。例えば、アリール/ヘテロアリールについて1つより多くの置換基が存在する場合、各置換基は、各出現に対して独立して選択され、および各置換基は、他のもの(単数または複数)と同じであることもあり、または異なることもある。もう1つの例として、基−(CR
3R
3)
2−について、2つのR
3基の各々の出現は、同じであることもあり、または異なることもある。本明細書において用いる場合、相反する明確な記述がない限り、本発明の特定の化合物または本発明の化合物の一般式への各言及は、その(それらの)化合物はもちろん、その(それらの)医薬的に許容され得る塩も含むことを意図している。
【0088】
光学異性体−ジアステレオマー−幾何異性体−互変異性体
式Iの化合物は、1つ以上の不斉中心を含有し、したがって、ラセミ体およびラセミ混合物、単一エナンチオマー、ジアステレオマー混合物および個々のジアステレオマーとして出現することがある。本発明は、単一化学種またはそれらの混合物いずれかとしての、式Iの化合物のすべてのかかる異性体形態を包含することを意図している。
【0089】
本明細書に記載する化合物の一部は、オレフィン性二重結合を含有し、および別段の指定がない限りE幾何異性体とZ幾何異性体の両方を含むことを意図している。
【0090】
本明細書に記載する化合物の一部は、異なる水素結合点を伴って存在することがあり、それらを互変異性体と呼ぶ。前述の一例は、ケト−エノール互変異性体として公知の、ケトおよびそのエノール形態であり得る。個々の互変異性体はもちろん、それらの混合物も、式Iの化合物に包含される。
【0091】
本発明の特定の実施形態は、本明細書中の実施例の対象化合物またはその医薬的に許容され得る塩から成る群より選択される化合物を含む。
【0092】
本発明の化合物は、1つ以上の不斉中心を含有することがあり、したがって、ラセミ体およびラセミ混合物、エナンチオマー混合物、単一エナンチオマー、ジアステレオマー混合物および個々のジアステレオマーを含む「立体異性体」として出現する場合がある。追加の不斉中心が、分子上の様々な置換基の性質に依存して存在することがある。各々のかかる不斉中心は、2つの光学立体異性体を独立して生成することになり、ならびに混合物でのおよび純粋なまたは部分精製化合物としてのすべての可能な光学異性体およびジアステレオマーが本発明の範囲内に含まれることを意図している。本発明は、これらの化合物のすべてのかかる立体異性体形態を包含することを意図している。キラル炭素への結合が本発明の式中に直線として描かれている場合、そのキラル炭素の(R)立体配置と(S)立体配置の両方、したがってエナンチオマーとそれらの混合物の両方が式Iに包含されると解される。例えば、式Iは、具体的な立体化学を伴わずに化合物のクラスの構造を示す。本発明の化合物が1つのキラル中心を含有するとき、用語「立体異性体」は、エナンチオマーと、エナンチオマーの混合物、例えば、ラセミ混合物と呼ばれる特異的50:50混合物の両方を含む。
【0093】
式(I)の化合物は、不斉またはキラル中心を含有することがあり、したがって、異なる立体異性体形態で存在することがある。式(I)の化合物のすべての立体体形態はもちろん、ラセミ混合物をはじめとするそれらの混合物も、本発明の一部を構成することを意図している。加えて、本発明は、すべての幾何および位置異性体を包含する。例えば、式(I)の化合物が二重結合または縮合環を含む場合、cis−形態とtrans−形態の両方はもちろん、混合物も、本発明の範囲内に包含される。
【0094】
ジアステレオマー混合物は、当業者に周知の方法、例えば、クロマトグラフィーおよび/または分別結晶化などにより、それらの物理的化学的相違に基づいてそれらの個々のジアステレオマーに分離することができる。エナンチオマーは、適切な光学活性化合物(例えば、キラル助剤、例えばキラルアルコールまたはモッシャー酸塩化物)との反応によるエナンチオマー混合物のジアステレオマー混合物への変換、前記ジアステレオマーの分離、および個々のジアステレオマーの対応する純粋なエナンチオマーへの変換(例えば、加水分解)によって分離することができる。また、式(I)の化合物の一部は、アトロプ異性体(例えば、置換ビアリール)であることがあり、それらも本発明の一部とみなす。キラルHPLCカラムの使用によりエナンチオマーを分離することもできる。
【0095】
式(I)の化合物が異なる互変異性体形態で存在することも可能であり、すべてのかかる形態が本発明の範囲内に包含される。また、例えば、前記化合物のすべてのケト−エノールおよびイミン−エナミン形態が本発明に包含される。
【0096】
本発明の化合物のすべての立体異性体(例えば、幾何異性体、光学異性体およびこれらに類するもの)(本化合物の塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグのものはもちろん、該プロドラッグの塩、溶媒和物およびエステルのものも含む)、例えば、エナンチオマー形態(不斉炭素が不在の場合でさえ存在することがある)、回転異性体形態、アトロプ異性体形態およびジアステレオマー形態をはじめとする、様々な置換基上の不斉炭素に起因して存在するものが、本発明の範囲内で企図され、同様に位置異性体(例えば、4−ピリジルおよび3−ピリジルなど)も企図される。(例えば、式(I)の化合物が二重結合または縮合環を含む場合、cis−形態とtrans−形態の両方はもちろん、それらの混合物も、本発明の範囲内に包含される。また、例えば、前記化合物のすべてのケト−エノールおよびイミン−エナミン形態が本発明に包含される。)本発明の化合物の個々の立体異性体は、例えば、他の異性体が実質的にないこともあり、あるいは例えば、ラセミ体として、またはすべての他の、もしくは他の選択された、立体異性体と、混合されていることもある。本発明のキラル中心は、IUPAC 1974 Recommendationsによって定義されているようなSまたはR立体配置を有することができる。用語「塩」、「溶媒和物」、「エステル」、「プロドラッグ」およびこれらに類する用語の使用は、本発明の化合物のエナンチオマー、立体異性体、回転異性体、互変異性体、位置異性体、ラセミ体またはプロドラッグの塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグに同等に適用されることを意図している。
【0097】
本願において、特定の立体異性体化合物を、その立体異性体の呼称の中で「および」を用いて命名している場合、例えば、1−(2S,3Sおよび2R,3R)−3−シクロブタン−2−イル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドの場合、この「および」は、エナンチオマーのラセミ混合物であることを示す。すなわち、個々のエナンチオマーを個別に単離しなかった。
【0098】
立体異性体の命名法が、「または」を含む場合、例えば、1−(2S,3Sまたは2R,3R)−3−シクロブタン−2−イル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドの場合、この「または」は、個々のエナンチオマーへのラセミ体のキラル分割を果たしたが、その特定のエナンチオマーの実際の光学活性を判定しなかったことを示す。
【0099】
これらのジアステレオマーの独立した合成またはそれらのクロマトグラフ分離を、本明細書に開示する方法論の適切な変更により、当該技術分野において公知であるように達成することができる。それらの絶対立体化学は、結晶生成物または結晶中間体のX線結晶学によって決定することができ、必要に応じて、該結晶生成物または結晶中間体を、絶対立体配置が分かっている不斉中心を含有する試薬で誘導体化する。所望される場合、個々のエナンチオマーを単離するために前記化合物のラセミ混合物を分離してもよい。この分離は、当該技術分野において周知の方法よって、例えば、化合物のラセミ混合物をエナンチオマー的に純粋な化合物とカップリングさせてジアステレオマー混合物を形成し、その後、標準的方法、例えば分別結晶化またはクロマトグラフィーにより個々のジアステレオマーを単離することによって行うことができる。前記カップリング反応は、多くの場合、エナンチオマー的に純粋な酸または塩基を使用する塩の形成である。その後、それらのジアステレオマー誘導体を、付加されたキラル残基の切断によって純粋なエナンチオマーに変換することができる。キラル固定相を利用するクロマトグラフ法によって前記化合物のラセミ混合物を直接分離することもでき、これらの方法は、当該技術分野において周知である。あるいは、立体配置が分かっている光学的に純粋な出発原料または試薬を使用する当該技術分野において周知の方法による立体選択的合成によって、化合物の任意のエナンチオマーを得ることができる。
【0100】
塩
用語「医薬的に許容され得る塩」は、無機塩基および有機塩基を含む医薬的に許容され得る非毒性塩基から調製される塩を指す。無機塩基から誘導される塩としては、アルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅、第二鉄、第一鉄、リチウム、マグネシウム、第二マンガン塩、第一マンガン、カリウム、ナトリウム、亜鉛およびこれらに類するものが挙げられる。アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムおよびナトリウム塩が特に好ましい。医薬的に許容され得る有機非毒性塩基から誘導される塩としては第一級、第二級および第三級アミン、置換アミン(天然に存在する置換アミンを含む)、環式アミン、および塩基性イオン交換樹脂、例えば、アルギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチル−モルホリン、N−エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、リシン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、トロメタミンおよびこれらに類するものの塩が挙げられる。
【0101】
本発明の化合物が塩基性であるとき、無機および有機酸を含む医薬的に許容され得る非毒性酸から塩を調製することができる。かかる酸としては、酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、樟脳スルホン酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グルタミン酸、臭化水素酸、塩酸、イセチオン酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、粘液酸、硝酸、パモ酸、パントテン酸、リン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸、p−トルエンスルホン酸およびこれらに類するものが挙げられる。クエン酸、臭化水素酸、塩酸、マレイン酸、リン酸、硫酸および酒石酸が特に好ましい。
【0102】
別段の指定がない限り、式Iの化合物、そのサブセット、その実施形態、ならびに特定の化合物への言及がそれらの医薬的に許容され得る塩および立体異性体も含むことを意図していることは、理解されるであろう。
【0103】
さらに、本発明の化合物についての結晶形態の一部は、多形として存在することがあり、したがって、かかるすべての形態が本発明の含まれることを意図している。加えて、本発明の化合物の一部は、水(水和物)または一般的な有機溶媒と溶媒和物を形成することがある。かかる溶媒和物は、本発明の範囲内に包含される。
【0104】
標識化合物
一般式Iの化合物において、原子は、それらの天然同位体存在度を呈示することもあり、または原子の1つ以上が、自然界において主として見いだされる原子質量もしくは質量数とは異なる原子質量もしくは質量数だが同じ原子番号を有する特定の同位体に関して人工的に富化されていることもある。本発明は、一般式Iの化合物のすべての適する同位体異形を含むことを意図している。例えば、水素(H)の異なる同位体形態としては、プロチウム(
1H)およびジュウテリウム(
2H)が挙げられる。プロチウムは、自然界で見いだされる主要水素である。ジュウテリウムの富化は、一定の治療的利点、例えば、in vivo半減期の増加もしくは投薬必要量の低減をもたらすことができ、または生体試料の特徴づけのための標準物質として有用な化合物を提供することができる。一般式Iの範囲内の同位体富化化合物は、適切な同位体富化試薬および/もしくは中間体を使用して、当業者に周知の従来の技法により、または本明細書中のスキームおよび実施例に記載するものに類似した工程により、過度の実験を伴うことなく調製することができる。
【0105】
有用性
式Iの化合物またはその医薬的に許容され得る塩および医薬組成物を使用して、ヤヌスキナーゼにより媒介される様々な状態または疾患、特に、ヤヌスキナーゼ、例えば、JAK1、JAK2またはJAK3、およびTYK2の阻害により改善され得る疾患または状態を処置または予防することができる。かかる状態および疾患としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:
(1)関節リウマチ、若年性関節炎および乾癬性関節炎を含む、関節炎;(2)慢性喘息、遅発性喘息、気道過敏症、気管支炎、気管支喘息、アレルギー性喘息、内因性喘息、外因性喘息、塵埃喘息、再発性気道閉塞および慢性閉塞性肺疾患(肺気腫を含む)を含む、喘息および他の閉塞性気道疾患;(3)単一臓器または単一細胞タイプ自己免疫障害と呼ばれるもの、例えば、橋本甲状腺炎、自己免疫性溶血性貧血、悪性貧血の自己免疫性萎縮性胃炎、自己免疫性脳脊髄炎、自己免疫性精巣炎、グッドパスチャー病、自己免疫性血小板減少症、交感性眼炎、重症筋無力症、グレーブス病、原発性胆汁性肝硬変、慢性活動性肝炎、潰瘍性大腸炎および膜性糸球体症、全身性自己免疫障害を伴うと言われるもの、例えば、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、シェーグレン症候群、ライター症候群、多発性筋炎−皮膚筋炎、全身性硬化症、結節性多発動脈炎、多発性硬化症および水疱性類天疱瘡、ならびにB細胞(体液性)に基づくこともありまたはT細胞に基づくこともあるさらなる自己免疫疾患(コーガン症候群、強直性脊椎炎、ヴェグナー肉芽腫症、自己免疫性脱毛症、I型または若年型糖尿病、および甲状腺炎を含む)を含む、自己免疫疾患または障害;(4)消化管/胃腸管癌、結腸癌、肝臓癌、皮膚癌(肥満細胞腫および扁平上皮癌を含む)、乳房癌および乳癌、卵巣癌、前立腺癌、リンパ腫、白血病(急性骨髄性白血病および慢性骨髄性白血病を含む)、腎臓癌、肺癌、筋肉癌、骨癌、膀胱癌、脳癌、黒色腫(口腔および転移性黒色腫を含む)、カポジ肉腫、骨髄腫(多発性骨髄腫を含む)、骨髄増殖性障害、増殖性糖尿病性網膜症および血管新生関連障害(固形癌を含む)を含む、癌または腫瘍;(5)I型糖尿病および糖尿病からの合併症を含む、糖尿病;(6)眼の自己免疫疾患、角結膜炎、春季結膜炎、ブドウ膜炎(ベーチェット病に随伴するブドウ膜炎およびレンズ誘導性ブドウ膜炎を含む)、角膜炎、ヘルペス性角膜炎、円錐角膜炎、角膜上皮ジストロフィー、角膜白色混濁、眼天疱瘡、モーレン潰瘍、強膜炎、グレーブス眼症、フォークト−小柳−原田症候群、乾性角結膜炎(ドライアイ)、フリクテン、虹彩毛様体炎、サルコイドーシス、内分泌性眼障害、交感性眼炎、アレルギー性結膜炎および眼新生血管形成を含む、目の疾患、障害または状態;(7)クローン病および/または潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患、腹腔疾患、直腸炎、好酸球性胃腸炎ならびに肥満細胞症を含む、腸の炎症、アレルギーまたは状態;(8)運動ニューロン疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脳虚血を含む、神経変性疾患、または外傷性損傷、脳卒中、グルタミン酸塩神経毒性もしくは低酸素によって引き起こされる神経変性疾患;脳卒中時の虚血/再灌流傷害、心筋虚血、腎虚血、心臓発作、心肥大症、アテローム性動脈硬化症および動脈硬化症、臓器低酸素、ならびに血小板凝集;(9)アトピー性皮膚炎、湿疹、乾癬、強皮症、そう痒および他のそう痒性状態を含む、皮膚の疾患、状態または障害;(10)アナフィラキー、アレルギー性鼻炎、アレルギー性皮膚炎、アレルギー性蕁麻疹、血管性浮腫、アレルギー性喘息、または虫刺され、食物、薬もしくは花粉に対するアレルギー反応を含む、アレルギー反応;(11)膵島移植拒絶反応、骨髄移植拒絶反応、移植片対宿主病、骨髄、軟骨、角膜、心臓、椎間板、島、腎臓、四肢、肝臓、肺、筋肉、筋原細胞、神経、膵臓、皮膚、小腸または気管および異種移植などの臓器および細胞移植拒絶反応を含む、移植拒絶反応。
【0106】
したがって、本発明のもう1つの態様は、JAK媒介疾患または障害の処置または予防方法であって、それを必要とする哺乳動物に治療有効量の式Iの化合物を投与することを含む方法を提供する。1つの実施形態において、かかる疾患としては、喘息および関節リウマチが挙げられる。
【0107】
本発明のもう1つの態様は、JAK媒介疾患または障害の処置または予防のための薬物の製造における式Iの化合物の使用に備えている。
【0108】
本発明の1つの態様は、ヤヌスキナーゼJAK1に対するJAK2と比較して選択的な阻害によって改善される疾患または障害の処置または予防のための薬物の製造における、式Iの化合物またはその医薬的に許容され得る塩もしくは立体異性体の使用である。
【0109】
本発明のもう1つの態様は、ヤヌスキナーゼJAK1に対するJAK2と比較して選択的な阻害によって改善される疾患または障害の処置のための薬物の製造における、式Iの化合物またはその医薬的に許容され得る塩もしくは立体異性体および第二の活性薬剤の使用である。
【0110】
用量範囲
式Iの化合物の予防または治療用量の規模は、もちろん、処置すべき状態の性質および重症度によって、ならびに式Iの個々の化合物およびその投与経路によって変わることになる。その規模は、個々の患者の年齢、体重、全身の健康状態、性別、食事、投与回数、排泄率、薬の組み合わせおよび応答をはじめとする様々な要因によっても変わることになる。一般には、哺乳動物の体重1kgにつき約0.001mgから約100mg、好ましくは1kgにつき0.01mgから約10mgの日用量。その一方で、場合によってはこれらの範囲外の投薬量の使用が必要であることもある。
【0111】
単一剤形を生成するために担体材料と併用することができる活性成分の量は、処置する宿主および個々の投薬方式に依存して変わることになる。例えば、ヒトの経口投与を意図した調合物は、全組成物の約5から約99.95パーセントにわたり得る適切かつ適便な量の担体材料と共に0.05mgから5gの活性薬剤を含有することができる。投薬単位形は、一般に、約0.1mgから約0.4gの間、典型的には0.5mg、1mg、2mg、5mg、10mg、25mg、50mg、100mg、200mgまたは400mgの活性成分を含有することになる。
【0112】
医薬組成物
本発明のもう1つの態様は、式Iの化合物と医薬的に許容され得る担体を含む医薬組成物を提供する。任意のプロスタノイド媒介疾患の処置のために、式Iの化合物を、従来の非毒性で医薬的に許容され得る担体、アジュバントおよびビヒクルを含有する投薬単位調合物で、経口投与、吸入スプレーにより投与、局所投与、非経口投与または直腸内投与することができる。本明細書において用いる場合の非経口という用語は、皮下注射、静脈内、筋肉内、胸骨内注射または注入法を含む。温血動物、例えば、マウス、ラット、ウマ、ウシ、ヒツジ、イヌ、ネコなどの処置に加えて、本発明の化合物は、ヒトの処置に有効である。
【0113】
前記活性成分を含有する医薬組成物は、例えば、錠剤、トローチ、ロゼンジ、水性もしくは油性懸濁液、分散性粉末もしくは顆粒、エマルジョン、ハードもしくはソフトカプセル、またはシロップもしくはエリキシルのような、経口使用に適する形態であり得る。経口使用を意図した組成物は、医薬組成物の製造のための当該技術分野に公知の任意の方法に従って調製することができ、かかる組成物は、医薬的に上品で口当たりのよい製剤を提供するために甘味剤、着香剤、着色剤および保護薬から成る群より選択される1つ以上の薬剤を含有することがある。錠剤は、錠剤の製造に適している非毒性で医薬的に許容され得る賦形剤との混合物で、活性成分を含有する。これらの賦形剤は、例えば、不活性希釈剤、例えば炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウム;造粒および崩壊剤、例えばコーンスターチまたはアルギン酸;結合剤、例えばデンプン、ゼラチンまたはアラビアゴム、および滑沢剤、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルクであり得る。錠剤は、未コーティングであってもよく、または胃腸管内での崩壊および吸収を遅らせ、それによって長時間にわたる持続作用をもたらすために公知の技法により錠剤をコーティングしてもよい。例えば、時間遅延材料、例えばモノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルを使用することができる。制御放出用の浸透圧錠剤を形成するために、米国特許第4,256,108号、同第4,166,452号および同第4,265,874号明細書に記載されている技法によってそれらをコーティングしてもよい。
【0114】
経口使用のための調合物を、ハードゼラチンカプセルとして調製することもでき、この場合は活性成分を不活性固体希釈剤、例えば炭酸カルシウム、リン酸カルシウムもしくはカオリンと混合し、あるいはソフトゼラチンカプセルとして調製することもでき、この場合は活性成分を水不混和性溶媒、例えばプロピレングリコール、PEGおよびエタノール、または油性媒体、例えばピーナッツ油、流動パラフィンもしくはオリーブ油と混合する。
【0115】
水性懸濁液は、水性懸濁液の製造に適する賦形剤との混合物で活性材料を含有する。かかる賦形剤は、懸濁化剤、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴムおよびアラビアゴムである;分散または湿潤剤は、天然に存在するリン脂質、例えばレシチン、またはアルキレンオキシドと脂肪酸の縮合生成物、例えばポリオキシエチレンステアラート、またはエチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールの縮合生成物、例えばヘプタデカエチレンオキシセタノール、またはエチレンオキシドと脂肪酸およびヘキシトールから誘導される部分エステルとの縮合生成物、例えばポリオキシエチレンソルビトールモノオレアート、またはエチレンオキシドと脂肪酸および無水ヘキシトールから誘導される部分エステルとの縮合生成物、例えばポリエチレンソルビタンモノオレアートであってもよい。前記水性懸濁液は、1つ以上の防腐剤、例えばエチル、またはn−プロピル、p−ヒドロキシベンゾアート、1つ以上の着色剤、1つ以上の着香剤、および1つ以上の甘味剤、例えばスクロース、サッカリンまたはアスパルテームも含有することがある。
【0116】
油性懸濁液は、活性成分を植物油、例えば落花生油、オリーブ油、ゴマ油もしくはヤシ油に、または鉱油、例えば流動パラフィンに懸濁させることによって調合することができる。前記油性懸濁液は、増粘剤、例えば蜜蝋、固形パラフィンまたはセチルアルコールを含有することがある。口当たりのよい経口製剤を提供するために、甘味剤、例えば上で述べたもの、および着香剤を添加してもよい。これらの組成物を、アスコルビン酸などの抗酸化物質の添加によって保存することができる。
【0117】
水の添加による水性懸濁液の調製に適する分散性粉末および顆粒は、分散または湿潤剤、懸濁化剤および1つ以上の防腐剤との混合物で活性成分を提供する。適する分散または湿潤剤および懸濁化剤は、既に上に挙げたものによって例示される。さらなる賦形剤、例えば甘味、着香および着色剤が存在することもある。
【0118】
本発明の医薬組成物は、水中油型エマルジョンの形態であることもある。その油相は、植物油、例えばオリーブ油もしくは落花生油であってもよく、または鉱油、例えば流動パラフィンであってもよく、またはこれらの混合物であってもよい。適する乳化剤は、天然に存在するリン脂質、例えば大豆、レシチン、および脂肪酸と無水ヘキシトールから誘導されるエステルまたは部分エステル、例えばソルビタンモノオレアート、および前記部分エステルとエチレンオキシドの縮合生成物、例えばポリオキシエチレンソルビタンモノオレアートであり得る。前記エマルジョンは、甘味および着香剤も含有することがある。
【0119】
シロップおよびエリキシルは、甘味剤、例えばグリセロール、プロピレングリコール、ソルビトールまたはスクロースを用いて調合することができる。かかる調合物は、粘滑薬、防腐剤ならびに着香および着色剤も含有することがある。これらの医薬組成物は、滅菌注射用水性または油性懸濁液の形態であることがある。この懸濁液は、上に挙げた適する分散もしくは湿潤剤および懸濁化剤を使用して、公知の技術に従って調合することができる。前記滅菌注射用懸濁液は、例えば1,3−ブタンジオール中の溶液のような、非毒性で非経口的に許容され得る希釈剤または溶媒中の滅菌注射用溶液または懸濁液であることもある。利用することができる許容され得るビヒクルおよび溶媒には、水、リンガー溶液および等張塩化ナトリウム溶液などがある。補助溶媒、例えば、エタノール、プロピレングリコールまたはポリエチレングリコールを使用することもある。加えて、滅菌固定油が溶媒または懸濁媒体として従来使用されている。このために、合成モノまたはジグリセリドをはじめとする任意の無菌固定油を利用することができる。加えて、オレイン酸などの脂肪酸が注射剤の調製に使用されている。
【0120】
吸入投与のための剤形をエアロゾルまたは乾燥粉末として適便に調合することができる。吸入投与に適するおよび/または適応している組成物については、活性物質が粒径低減形態であることが好ましく、およびさらに好ましくは、その粒径低減形態は、微粒子化によって得られるまたは得ることができる。
【0121】
1つの実施形態において、前記医薬製剤は、定量された用量の医薬を各始動時に放出する加圧式定量噴霧式吸入器(pMDI)での使用に適応している。pMDI用の調合物は、ハロゲン化炭化水素噴霧剤中の溶液または懸濁液の形態である場合がある。pMDIにおいて使用される噴射剤のタイプは、ヒドロフルオロカーボン(HFC)としても公知のヒドロフルオロアルカン(HFA)に移行されつつある。特に、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFA 134a)および1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(HFA 227)が、幾つかの現在市販されている医薬吸入製品において使用されている。その組成物は、吸入使用のための他の医薬的に許容され得る賦形剤、例えばエタノール、オレイン酸、ポリビニルピロリドンおよびこれらに類するものを含むことがある。
【0122】
加圧式MDIは、典型的には2つの要素を有する。第一に、薬物粒子が加圧下で懸濁または溶解形態で保存されるキャニスタ要素がある。第二に、そのキャニスタを保持および始動させるために使用される入れ物要素がある。典型的に、キャニスタは、多回用量の調合物を収容することになるが、単回用量キャニスタを有することも可能である。キャニスタ要素は、該キャニスタの内容物を排出することができるバルブ出口を典型的に備えている。エアロゾル薬物は、キャニスタ要素に力を印加してそれを入れ物要素に押込むこと、それによって、バルブ出口を開口させること、およびそのバルブ出口から入れ物容器を通って薬物粒子を運ばせることによってpMDIから分注され、その入れ物の出口から薬物粒子を排出させる。キャニスタから排出されると、薬物粒子は、「霧化」されてエアロゾルになる。患者がエアロゾル化された薬物の排出と彼または彼女の吸入を協調させ、その結果、薬物粒子が患者の吸引流に捕捉され、肺に運ばれることが意図されている。典型的に、pMDIは、キャニスタの内容物を加圧するために、および薬物粒子を入れ物要素の出口から外に推進するために噴射剤を使用する。pMDIの場合、調合物は、液体または懸濁形態で供給され、噴射剤と共に容器内にある。噴射剤は、様々な形態をとることがある。例えば、噴射剤は、圧縮ガスまたは液化ガスを含むことがある。
【0123】
もう1つの実施形態において、前記医薬製剤は、乾燥粉末吸入器(DPI)での使用に適応している。DPIにおける使用に適する吸入組成物は、典型的に、活性成分の粒子と医薬的に許容され得る担体の粒子とを含む。活性材料の粒径は、約0.1μmから約10μmにわたり得るが、遠位肺への有効な送達のためには、活性薬剤の少なくとも95%が5μm以下である。活性薬剤の各々は、0.01〜99%の濃度で存在し得る。しかし、典型的には、活性薬剤の各々は、その組成物の総重量の約0.05から50%、さらに典型的には約0.2〜20%の濃度で存在する。
【0124】
上で述べたように、活性成分に加えて、吸入用粉末は、好ましくは、医薬的に許容され得る担体を含み、該担体は、吸入に許容され得る任意の薬理学的に不活性な材料または材料の組み合わせから成り得る。有利には、前記担体粒子は、1つ以上の結晶糖から成る;前記担体粒子は、1つ以上の糖アルコールまたはポリオールから成ることもある。好ましくは、前記担体粒子は、デキストロースまたはラクトース、とりわけラクトースの粒子である。従来の乾燥粉末吸入器、例えば、Handihaler、Rotohaler、Diskhaler、TwisthalerおよびTurbohalerを利用する本発明の実施形態において、前記担体粒子の粒径は、約10マイクロメートルから約1000マイクロメートルにわたり得る。これらの実施形態のうちの幾つかにおいて、前記担体粒子の粒径は、20マイクロメートルから約120マイクロメートルにわたり得る。一定の他の実施形態において、担体粒子の少なくとも90重量%についてのサイズは、1000マイクロメートル未満であり、好ましくは60マイクロメートルと1000マイクロメートルの間に存する。これらの担体粒子の比較的大きいサイズにより、良好な流動および飛沫同伴特性が得られる。存在する場合、担体粒子の量は、一般に、粉末の総重量に基づき95重量%以下、例えば、90重量%以下、有利には80重量%以下、および好ましくは50重量%以下であろう。いずれの微細賦形剤材料の量も、存在する場合には粉末の総重量に基づき50重量%以下および有利には30重量%以下、とりわけ20重量%以下であり得る。前記粉末は、性能改良剤、例えばL−ロイシンもしくは別のアミノ酸、および/またはステアリン酸の金属塩、例えば、ステアリン酸マグネシウムもしくはカルシウムを含有してもよい。
【0125】
前記薬物の直腸内投与のために式Iの化合物を坐剤の形態で投与することもできる。これらの組成物は、前記薬物を、周囲温度で固体であるが直腸温度で液体であり、したがって直腸内で溶融して該薬物を放出することになる、適する無刺激性賦形剤と混合することによって調製することができる。かかる材料は、カカオ脂およびプロピレングリコールである。
【0126】
局所使用には、式Iの化合物を含有するクリーム、軟膏、ゲル、溶液および懸濁液などを利用する。(本願のために、局所適用はマウスウォッシュおよびうがい薬を包含するものとする。)局所用調合物は、一般に、医薬担体、補助溶媒、乳化剤、浸透増進剤、防腐剤系および皮膚軟化薬から成り得る。
【0127】
他の薬物との併用
JAK媒介疾患の処置または予防のために、式Iの化合物を他の治療薬と併用投与することができる。したがって、もう1つの態様において、本発明は、治療有効量の式Iの化合物と1つ以上の他の治療薬とを含む、JAK媒介疾患を処置するための医薬組成物を提供する。詳細には、炎症性疾患関節リウマチ、乾癬、炎症性腸疾患、COPD、喘息およびアレルギー性鼻炎の処置のために、式Iの化合物を薬剤、例えば、(1)TNF−α阻害剤、例えば、Remicade(登録商標)およびEnbrel(登録商標));(2)非選択的COX−I/COX−2阻害剤(例えば、ピロキシカム、ジクロフェナク、プロピオン酸、例えばナプロキセン、フルビプロフェン、フェノプロフェン、ケトプロフェンおよびイブプロフェン、フェナマート、例えばフェナム酸、インドメタシン、スリンダク、アパゾン、ピラゾロン、例えばフェニルブタゾン、サリシラート、例えばアスピリン);(3)COX−2阻害剤(例えば、メロキシカム、セレコキシブ、ロフェコキシブ、バルデコキシブおよびエトリコキシブ);(4)低用量メトトレキサート、レフルノミド(lefunomide)、シクレソニド、ヒドロキシクロロキン、d−ペニシラミン、オーラノフィンまたは非経口用もしくは経口用金を含む、関節リウマチの処置のための他の薬剤;(5)ロイコトリエン生合成阻害剤、5−リポキシゲナーゼ(5−LO)阻害剤または5−リポキシゲナーゼ活性化タンパク質(FLAP)アンタゴニスト、例えばジレウトン;(6)LTD4受容体アンタゴニスト、例えば、ザフィルルカスト、モンテルカストおよびプランルカスト;(7)PDE4阻害剤、例えば、ロフルミラスト;(8)抗ヒスタミンH1受容体アンタゴニスト、例えば、セチリジン、ロラタジン、デスロラタジン、フェキソフェナジン、アステミゾール、アゼラスチンおよびクロルフェニラミン;(9)α1−およびα2−アドレナリン受容体アゴニスト血管収縮剤交感神経刺激薬、例えば、プロピルヘキセドリン、フェニレフリン、フェニルプロパノールアミン、プソイドエフェドリン、ナファゾリン塩酸塩、オキシメタゾリン塩酸塩、テトラヒドロゾリン塩酸塩、キシロメタゾリン塩酸塩、およびエチルノルエピネフリン塩酸塩;(10)抗コリン薬、例えば、イプラトロピウム臭化物、チオトロピウム臭化物、オキシトロピウム臭化物、アクリジニウム臭化物(aclindinium bromide)、グリコピロレート、ピレンゼピンおよびテレンゼピン;(11)β−アドレナリン受容体アゴニスト、例えば、メタプロテレノール、イソプロテレノール、イソプレナリン、アルブテノール、サルブタノール、ホルモテロール、サルメテロール、テルブタリン、オルシプレナリン、ビトルテロールメシル酸塩、およびピルブテロール、またはメチルキサンチン(methylxanthanines)(テオフィリンおよびアミノフィリンを含む)、クロモグリク酸ナトリウム;(12)インスリン様成長因子I型(IGF−1)ミメティック;(13)全身性副作用が低減された吸入グルココルチコイド、例えば、プレドニゾン、プレドニゾロン、フルニソリド、トリアムシノロンアセトニド、ベクロメタゾンプロピオネート、ブデソニド、フルチカゾンプロピオネート、シクレソニドおよびモメタゾンフロエートと併用することができる。
【0128】
合成方法
スキームおよび実施例
本明細書において用いる略記は、以下の表にした意味を有する。下に表にしていない略記は、別段の明確な記述がない限り、一般に用いられているとおりのそれらの意味を有する。
【0130】
【表2】
合成方法
適切な材料を使用して、以下の一般スキームに従って本発明の化合物を調製することができ、後続の特定の実施例によって本発明の化合物をさらに例示する。実施例において例証する化合物を、本発明とみなされる唯一の類を構成するものとみなすべきではない。したがって、下の例証となる実施例は、列挙する化合物によって限定されず、および例証を目的として用いるいずれの特定の置換基によっても限定されない。スキーム中に示す置換基の番号づけは、請求項において用いるものと必ずしも相関せず、およびしばしば、明瞭さのために、本明細書における本発明の上記定義のもとで多数の置換基が許されるところの化合物に結合している単一の置換基を示す。
【0131】
以下の調製手順の条件および工程の公知変型を用いてこれらの化合物を調製できることは、当業者には容易に理解されるであろう。さて、以下の非限定的実施例において本発明を例証することにする。これらの実施例では、別段の記述がない限り:
すべての反応を、別段の明確な記述がない限り、窒素またはアルゴンの不活性雰囲気下で撹拌(機械的に、撹拌棒/撹拌プレート、または振盪)および実施した。
【0132】
すべての温度は、別段の断り書きがない限り、摂氏度(℃)である。
【0134】
殆どの化合物を、逆相分取HPLC、シリカゲルでのMPLC、再結晶および/またはスウィッシュ(溶媒への懸濁、その後の固体の濾過)によって精製した。
【0135】
反応の経過を薄層クロマトグラフィー(TLC)および/またはLCMSおよび/またはNMRによって追跡した。反応時間を単に実例として与える。
【0136】
すべての最終生成物をNMRおよびLCMSによって分析した。
【0137】
中間体をNMRおよび/またはTLCおよび/またはLCMSによって分析した。
【0138】
方法1
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム1に記載する。アルキルグリニャール試薬を適切に置換されているカルボン酸(ヘテロ)アリールIと0℃でまたは0℃付近で、THFなどの適切な溶媒中で反応させて、本発明の実施例の合成において使用する中間体IIを得る。
【0140】
【化13】
方法2
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム2に記載する。トリフルオロメチルアニオン等価物、CF
3TMSをTBAFおよび適切に置換されている(ヘテロ)アリール無水物(III)とTHFなどの適切な溶媒中で反応させて、本発明の実施例の合成において使用する中間体IVを得る。
【0142】
【化14】
方法3
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム3に記載する。相溶性溶媒または溶媒混合物、例えば10:1 v:v ジオキサン:水中、90℃でまたは90℃付近で、Pd(dppf)Cl
2などの適するパラジウム錯体およびK
3PO
4などの適する塩基を使用して、ヘテロアリールボロン酸エステルまたはボロン酸VIを、置換されていてもよい臭化(ヘテロ)アリールVと交差カップリングさせて、本発明の実施例の合成における中間体VIIを得る。
【0144】
【化15】
方法4
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム4に記載する。適切に置換されている臭化ベンジルVIIIを、酢酸カリウムなどの適する塩基を使用してアザ複素環と反応させて、またはアジ化ナトリウム、その後、置換されていてもよいアセチレンおよび標準的1,3−双極付加環化試薬と反応させて、本発明の実施例の合成における中間体IXを得ることができる。
【0146】
【化16】
方法5
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム5に記載する。適切に置換されている臭化ベンジルXを、水素化ナトリウムなどの適する塩基の存在下でヒドロキシ酢酸メチルと反応させ、その後、アルキルグリニャール試薬とさらに反応させて、本発明の実施例の合成における中間体XIを得ることができる。
【0148】
【化17】
方法6
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム6に記載する。適切に置換されているチオフェノールXIIを、周囲温度で、DMFなどの適切な溶媒中で、水素化ナトリウムなどの適する塩基、およびトリフルオロメタンスルホン酸5−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,d]チオフェニウムなどのトリフルオロメチル化試薬と反応させる。得られた中間体をm−CPBAなどの適する酸化剤で対応するスルホンXIIIに酸化させて、本発明の実施例の合成において使用する中間体を得る。
【0150】
【化18】
方法7
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム7に記載する。適切に置換されているチオフェノールXIIを、適切な溶媒または溶媒混合物、例えば1:1 v:v MeCN:水中で、水酸化カリウムなどの適する塩基、および[ブロモ(ジフルオロ)メチル]ホスホン酸ジエチルなどのジフルオロメチル化試薬と反応させる。得られた中間体をm−CPBAなどの適する酸化剤で対応するスルホンXIVに酸化させて、本発明の実施例の合成において使用する中間体を得る。
【0152】
【化19】
方法8
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム8に記載する。適切に置換されているアリールスルホキシドXVを、1,2−DCEなどの溶媒中、40℃でまたは40℃付近で、ヨウ化亜鉛などのルイス酸、およびBASTなどの適する求核性フッ素源と反応させる。得られた中間体をm−CPBAなどの適する酸化剤で対応するスルホンXVIに酸化させて、本発明の実施例の合成において使用する中間体を得る。
【0154】
【化20】
方法9
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム9に記載する。適切に置換されているベンゾチオフェンXVIIを、m−CPBAなどの適する酸化剤で対応するスルホンに酸化させ、その後、水酸化ナトリウム水溶液中、100℃でのまたは100℃付近での撹拌によりヒドロキシル化して、本発明の実施例の合成において使用する中間体XVIIIを得る。
【0156】
【化21】
方法10
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム10に記載する。水素化ナトリウムなどの適する塩基とヨウ化メチルとを使用して、適切に置換されている2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−オンXIXをポリメチル化して、本発明の実施例の合成において使用する中間体XXを得ることができる。
【0158】
【化22】
方法11
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム11に記載する。水素化ナトリウムなどの適する塩基と置換されていてもよいアルキル化剤とを使用して、適切に置換されている2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−オンXIXをモノアルキル化して、本発明の実施例の合成において使用する中間体XXIを得ることができる。
【0160】
【化23】
方法12
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム12に記載する。置換されていてもよいアルキルアルデヒドXXIIを、カリウムtert−ブトキシドなどの適する塩基の存在下で(シアノメチル)ホスホン酸ジエチルと縮合させて、本発明の実施例の合成において使用する置換アクリロニトリルXXIIIを得る。
【0162】
【化24】
方法13
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム13に記載する。置換されていてもよいカルバマート保護複素環式ケトンXXIVを、カリウムtert−ブトキシドなどの適する塩基の存在下で(シアノメチル)ホスホン酸ジエチルと縮合させて、本発明の実施例の合成において使用する置換されていてもよいアクリロニトリルXXVを得る。
【0164】
【化25】
方法14
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム14に記載する。カルバマートが保護されている置換されていてもよいアクリロニトリルXXVを、適する酸、例えばTFAまたはHClの存在下で脱保護して、アミノ酸中間体XXVIを形成し、それをさらに誘導体化してスルホンアミドXXVII、ウレタンXXVIIIおよびN−アリール化中間体XXIXを形成する。スルホンアミド誘導体XXVIIは、DCMなどの適する溶媒中でDIPEAなどの適切な塩基を使用して、脱保護された置換されていてもよいアクリロニトリルを置換されていてもよいスルホニルクロリドと反応させることによって形成する。尿素誘導体XXVIIIは、脱保護された置換されていてもよいアクリロニトリルと二重活性化カルボニル等価物、例えばDSC、および置換されていてもよいアルコールとをTEAなどの適する塩基の存在下で反応させることによって形成する。N−アリール化誘導体XXIXは、t−BuOHなどの溶媒中、90℃でまたは90℃付近で、Pd
2(dba)
3およびX−Phosなどの適するパラジウム−配位子系、Cs
2CO
3などの適切な塩基を使用して、脱保護された置換されていてもよいアクリロニトリルを置換されていてもよいハロゲン化アリールと反応させることによって形成する。
【0166】
【化26】
方法15
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム15に記載する。メタ重亜硫酸ナトリウム水溶液を使用し、その後、シアン化カリウムなどの適するシアン化物源を添加することにより、置換されていてもよい(複素)環式ケトンXXXのシアノヒドリンXXXIを調製する。メシルクロリドまたはPOCl
3などの適する薬剤でのヒドロキシル基活性化、続いての適切な条件下、例えば、ピリジン還流下での除去によって、本発明の実施例の合成において中間体として使用する置換アクリロニトリルXXXIIを得る。
【0168】
【化27】
方法16
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム16に記載する。置換されていてもよい(複素)環式ケトンXXXIIIをLDAなどの適切な塩基でエノール化し、N−(5−クロロピリジン−2−イル)−1,1,1−トリフルオロ−N−(トリフルオロメチルスルホニル)メタンスルホンアミドなどの適するトリフレート化剤と反応させる。得られたビニルトリフレートXXXIVをテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)などの適するパラジウム錯体、およびシアン化亜鉛などの適切なシアン化物源と反応させて、本発明の実施例の合成において中間体として使用する置換アクリロニトリルXXXVを得る。
【0170】
【化28】
方法17
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム17に記載する。標準的条件、例えばベンゼンの還流を用いて、アクリロニトリルに、適切に置換されているブタジエンとのディールス・アルダー環化を受けさせる。その付加環化生成物を1N HClなどの酸水溶液で脱保護して、置換シクロヘキサノンXXXVIを得、その後、それを適する還元剤、例えば、塩化セシウム(IIII)および水素化ホウ素ナトリウムと反応させて、本発明の実施例の合成において使用する中間体XXVIIを得る。
【0172】
【化29】
方法18
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム18に記載する。2−クロロプロパ−2−エンニトリルを酢酸水溶液中でベンゼンスルフィン酸ナトリウムと反応させる。得られたオレフィンを、TEAなどの適切な塩基でのクロロ置換基の除去によって再生させる。得られたアクリロニトリルXXXVIIIに、標準的条件、例えばベンゼンの還流を用いて、適切に置換されているブタジエンとのディールス・アルダー環化を受けさせて、シアンベンゾスルホン置換シクロヘキサノンXXXIXを得る。TsOHなどの酸性条件下、ベンゼンなどの適切な溶媒中、高温で、例えば110℃でまたは110℃付近で、この置換シクロヘキサノンXXXIXをエチレングリコールで脱保護する。カリウムtert−ブトキシドなどの適切な塩基でのベンゾスルホンの除去後、アセタール置換アクリロニトリルXLを得る。この合成順路により、本発明の実施例の合成において使用する中間体が得られる。
【0174】
【化30】
方法19
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム19に記載する。3−アミノピラゾールカルボキサミドXLIを、2−プロパノールなどの適切な溶媒中、触媒パラジウム−配位子系、例えばPd
2(dba)
3およびMe
4−
tBu−X−Phosと適する塩基、例えばK
3PO
4またはKOAcを使用して、ハロゲン化(ヘテロ)アリールXLIIと交差カップリングさせて、ピラゾール中間体XLIIIを得る。
【0176】
【化31】
方法20
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム20に記載する。3−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルXLIVを水素化ナトリウムなどの適する塩基、およびSEM−Clと反応させて、3−アミノピラゾールXLVとXLVIの混合物を得、ジオキサンなどの適する溶媒中、適する触媒パラジウム−配位子系、例えばPd
2(dba)
3およびX−Phos、適する塩基、例えばK
3PO
4を使用して、適切に置換されているハロゲン化(ヘテロ)芳香族XLIIでその混合物をアリール化する。水酸化ナトリウムと混合した過酸化水素などの適切な酸化剤を使用して、それらの中間体ニトリルXLVIIおよびXLVIIIを対応するアミドに酸化させ、その後、SEM基を酸加水分解によって除去して、ピラゾールXLIII、本発明の実施例の合成における中間体を得る。
【0178】
【化32】
方法21
本発明の中間体を調製するための一般手順をスキーム21に記載する。適する溶媒、例えばMeCN、EtOHまたはtert−BuOH中の適する塩基、DBUを使用して、3−アミノピラゾールカルボキサミドXLIを、スキーム#12〜18に図示したものを含む(しかしこれらに限定されない)置換されていてもよいアクリロニトリルに共役付加させて、アルキル化ピラゾールカルボキサミドXLIX、本発明の実施例の合成における中間体を得る。
【0180】
【化33】
方法22
本発明の実施例を調製するための一般手順をスキーム22に記載する。5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボン酸メチルLを、触媒ナトリウムメトキシドなどの適する塩基の存在下、スキーム#12〜18に図示したものを含む(しかしこれらに限定されない)置換アクリロニトリルに共役付加させる。得られた中間体LIを、適する触媒パラジウム−配位子系、例えばPd
2(dba)
3およびX−Phos、ならびに適する塩基、例えばK
3PO
4を使用して、ハロゲン化(ヘテロ)アリールXLIIと交差カップリングさせる。LiOHなどの水酸化物水溶液を使用するLIIの鹸化、続いて標準的条件、例えばEDC、HOBT、ならびに置換されていてもよい第一級および第二級アミンを使用するアミド形成によって、本発明の実施例LIVを得る。
【0182】
【化34】
方法23
本発明の実施例を調製するための一般手順をスキーム23に記載する。適する溶媒、例えばMeCN、EtOHまたはtert−BuOH中、DBUなどの適切な塩基を使用して、N−(ヘテロ)アリール化ピラゾールカルボキサミドXLIIIを、スキーム#12〜18において例証したものを含む(しかしこれらに限定されない)置換されていてもよいアクリロニトリルに共役付加させて、本発明の実施例LVを得る。
【0184】
【化35】
方法24
本発明の実施例を調製するための一般手順をスキーム24に記載する。アルキル化3−アミノピラゾールカルボキサミドXLIXを、ジオキサンなどの溶媒中、適切な触媒パラジウム−配位子系、例えばPd
2(dba)
3およびX−PhosまたはMe
4−
tBu−X−Phos、ならびに適する塩基、例えばK
3PO
4またはKOAcを使用して、ハロゲン化(ヘテロ)アリールXLIIに交差カップリングさせて、本発明の実施例LVを得る。
【0186】
【化36】
方法25
本発明の実施例を調製するための一般手順をスキーム25に記載する。SiliaCat(登録商標)DPP−Pdなどの固体担持パラジウム系、およびK
2CO
3などの適する塩基を使用して、置換されていてもよいボロン酸LVIIをブロモフェニル置換ピラゾールLVIと交差カップリングさせて、本発明の実施例LVIIIを得る。
【0188】
【化37】
方法26
本発明の実施例を調製するための一般手順をスキーム26に記載する。BASTなどの求核性フッ素源を使用して、ヒドロキシ置換アミノピラゾールカルボキサミドLIXをフッ素化して、本発明の実施例LXを得ることができる。
【0190】
【化38】
方法27
本発明の実施例を調製するための一般手順をスキーム27に記載する。熱と適切な塩基、例えばCs
2CO
3を使用して、置換されていてもよいハロゲン化アルキルLXIでN−(ヘテロ)アリール化ピラゾールカルボキサミドXLIIIをアルキル化して、本発明の実施例LXIIを得ることができる。
【0192】
【化39】
方法28
本発明の実施例を調製するための一般手順をスキーム28に記載する。カルバマートが保護された置換アミノピラゾールカルボキサミドLXIIIを酸、例えばTFAまたはHClの存在下で脱保護して、アミノ中間体LXIVを得、当業者に公知の標準的条件を用いてそれをさらに誘導体化して、本発明の実施例を得る。実施例としては、アルキル化LXV、還元アミノ化LXVIおよびアリール化LXVII誘導体、ならびにカルバマートLXVIII、尿素LXIX、アミドLXXおよびスルホンアミドLXXIが挙げられるが、これらに限定されない。
【0194】
【化40】
方法29
本発明の実施例を調製するための一般手順をスキーム29に記載する。ヒドロキシル化シクロヘキシルピラゾールカルボキサミドLIXを適切な酸化剤、例えばTPAPおよびNMOで酸化させ、その後、標準的条件、例えば、AcOH、NaCNBH
3、ならびに置換されていてもよい第一級および第二級アミンを使用して還元アミノ化して、本発明の実施例LXXIIを得ることができる。
【0196】
【化41】
方法30
本発明の実施例を調製するための一般手順をスキーム30に記載する。ヒドロキシル化シクロヘキシルピラゾールカルボキサミドLIXを置換されていてもよいイソシアナートおよびDMAPと反応させて、本発明のカルバマート誘導体LXXIIIを得ることができる。
【0198】
【化42】
方法31
本発明の実施例を調製するための一般手順をスキーム31に記載する。置換されていてもよい、カルバマート保護ピラゾールカルボキサミドLXXIVを酸、例えばTFAまたはHClの存在下で脱保護し、その後、二重活性化カルボニル基、例えば、DSCまたはホスゲンの存在下で置換されていてもよいアルコールと反応させて、本発明のカルバマート誘導体LXXVIを得る。
【0200】
【化43】
市販の/以前に記載された材料
以下の表は、中間体、および本発明の実施例の合成に用いる化学材料についての商業的供給源、および以前に開示された合成経路を収載するものである。このリストは、いかなる点においても包括的、排他的および限定的であることを意図したものではない。
【0201】
【表3】
中間体
以下の実験手順は、本発明の実施例の合成において使用する化学材料の調製を詳述するものである。これらの例示手順は、例証のためのものに過ぎず、いかなる点においても本発明の範囲を限定することを意図したものではない。
【0203】
【化44】
1−{{tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロパン−2−オール
DCM(60mL)中のプロピレングリコール(1.0g、13mmol)の溶液に、tert−ブチルジメチルクロロシラン(2.0g、13mmol)、続いてDIPEA(3.2mL、18mmol)を添加した。その反応混合物を周囲温度で18時間撹拌した。その溶液をエーテルで希釈し、NaHCO
3飽和水溶液、ブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して表題化合物を得た。
【0204】
LRMS(ESI)C
9H
22O
2Si[M+H]
+についての計算値:191、実測値:191。
【0206】
【化45】
3−オキソシクロヘキサンカルボン酸tert−ブチル
無水MgSO
4(3.4g、28mmol)をDCM(28mL)に懸濁させ、この激しく撹拌された混合物に濃硫酸(0.7g、7mmol)を添加した。得られた混合物を周囲温度で30分間撹拌させた。3−オキソシクロヘキサンカルボン酸(1.0g、7.0mmol)を添加し、続いてt−BuOH(2.6g、35mmol)を添加した。得られた混合物を24時間撹拌させた後、それを濾過し、DCMでフラッシュした。濾液を水で洗浄し、有機層を水、ブラインで再び洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して表題化合物を得た。その残留物をさらに精製せずに使用した。
1H NMR(500MHz,CDC1
3):δ 2.72−2.64(m,1H),2.47(d,J=8.1Hz,2H),2.36−2.24(m,2H),2.08−1.98(m,2H),1.84−1.66(m,2H),1.44(s,9H)。
【0208】
【化46】
3−オキソシクロヘキサンカルボン酸メチル
ジエチルエーテル(28mL)中の3−オキソシクロヘキサンカルボン酸(1.0g、7.0mmol)の溶液にTMS−ジアゾメタン(3.5mL、7.0mmol、ジエチルエーテル中の2.0mL)を1滴ずつ添加した。MeOH(30mL)を添加し、その混合物を周囲温度で30分間維持した。混合物を真空下で濃縮し、その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜45%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物を得た。
【0209】
1H NMR(500MHz,CDC1
3):δ 3.66(s,3H),2.82−2.72(m,1H),2.54−2.46(m,2H),2.38−2.24(m,2H),2.12−1.98(m,2H),1.86−1.75(m,1H),1.75−1.64(m,1H)。
【0211】
【化47】
5−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}シクロヘキサ−1−エン−1カルボニトリル
5−ヒドロキシヘキサ−1−エン−1−カルボニトリル(500mg、4.06mmol)を無水DMF(5.08mL)に溶解し、その後、0℃に冷却した。イミダゾール(276mg、4.06mmol)およびTBS−Cl(612mg、4.06mmol)を添加し、その反応混合物を0℃で2時間撹拌させた。反応混合物を水とDCMとで分配した。有機層を回収し、水性層をDCMで再び抽出した。合せた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜100%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製して表題化合物を得た。
【0212】
LRMS(ESI)C
13H
23NOSi[M+H]
+についての計算値:238、実測値:238。
【0214】
【化48】
2−(5−ブロモピリジン−2−イル)プロパン−2−オール
5−ブロモピコリン酸メチル(500mg、2.31mmol)をTHF(7.0mL)に溶解し、そのフラスコをセプタムで密封し、アルゴンでフラッシュした。その混合物を0℃に冷却し、臭化メチルマグネシウム(3.1mL、9.3mmol、THF中3M)を添加した。得られた混合物を0℃で1時間撹拌させた後、反応を塩化アンモニウム飽和水溶液で失活させ、EtOAcで抽出した。その後、有機層をブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して表題化合物を得、それをさらに精製せずに使用した。
【0215】
LRMS(ESI)C
8H
10BrNO[M+H]
+についての計算値:216、実測値:216。
【0217】
【化49】
1−(5−ブロモピリジン−2−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノール
5−ブロモピコリンアルデヒド(500mg、2.70mmol)をTHF(9.0mL)に溶解し、その後、そのフラスコをセプタムで密封し、アルゴンでフラッシュし、0℃に冷却した。その後、(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(0.44mL、3.0mmol)を添加し、続いてTBAF(2.7mL、2.7mmol、THF中1M)を添加した。得られた混合物を放置して周囲温度に温め、2時間撹拌した。その後、反応を水で失活させ、DCM(2x)で抽出した。併せた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(10〜20%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製して表題化合物を得た。LRMS(ESI)C
8H
6BrF
3O[M+H]
+についての計算値:256、実測値:256。
【0219】
【化50】
4−(3−ブロモフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール
1,3−ジブロモベンゼン(0.38mL、3.2mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(595mg、2.86mmol)、Pd(dppf)Cl
2(260mg、0.320mmol)およびリン酸カリウム(2.0g、9.5mmol)をフラスコの中で併せ、ジオキサン(16mL)および水(1.6mL)に溶解した。その後、そのフラスコを密封し、アルゴンでフラッシュした。その反応混合物を90℃で90分間撹拌させた。その後、その混合物を周囲温度に冷却し、EtOAcで希釈した。有機層を水、ブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(50%EtOAc/ヘキサン)によって精製して表題化合物を得た。
【0220】
LRMS(ESI)C
10H
9BrN
2[M+H]
+についての計算値:237、実測値:237。
【0221】
表1において見つけられる以下の中間体を、中間体#7−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#3のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0222】
【表4】
スキーム#4
中間体#8−1
【0223】
【化51】
1−(3−ブロモベンジル)−1H−ベンゾトリアゾール
THF(25mL)中の1H−ベンゾトリアゾール(0.52g、4.4mmol)の溶液にカリウムtert−ブトキシド(4.6mL、4.6mmol、THF中1M)を添加し、続いて1−ブロモ−3−(ブロモメチル)ベンゼン(1.0g、4.0mmol)を添加した。その溶液を4時間撹拌させた後、反応をNaHCO
3飽和水溶液で失活させ、EtOAcで希釈した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮乾固した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜80%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製して表題化合物を白色固体として得た。
【0224】
LRMS(ESI)C
13H
11BrN
3[M+H]
+についての計算値:288、実測値:288。
【0225】
表2に開示する以下の中間体を、中間体#8−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#4のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0227】
【化52】
{5−ブロモ−2−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}メタノール
NaH(120mg,3.01mmol、油中の60%分散物)およびトリフルオロメタンスルホン酸5−(トリフルオロメチル)ジベンゾ[b,d]チオフェニウム(808mg、2.01mmol)を23℃でDMF(10mL)中の(5−ブロモ−2−スルファニルフェニル)メタノール(440mg、2.01mmol)の溶液に順次添加した。その反応混合物を23℃で45分間撹拌し、その後、EtOAcと水とで分配した。有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜20%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製して表題化合物を得た。
【0228】
1H NMR(500MHz,CDC1
3):δ 7.82(d,J=1.8Hz,1H),7.53−7.48(m,2H),4.92(s,2H),2.02(s,1H)。
【0230】
【化53】
{5−ブロモ−2−[(ジフルオロメチル)スルファニル]フェニル}メタノー
(5−ブロモ−2−スルファニルフェニル)メタノール(0.50g、2.8mmol)をアセトニトリル(11.4mL)に溶解し、続いて水(11.4mL)および固体水酸化カリウム(2.56g、45.6mmol)を添加した。その混合物を−78℃浴に沈め、混合物が凍結しはじめたら、[ブロモ(ジブロモ)メチル]ホスホン酸ジエチル(1.22g、4,56mmol)をすべて一度に添加し、氷浴を取り外した。その混合物を放置して周囲温度に温め、20分間撹拌した。その後、混合物をEtOAcと水とで分配した。有機層をブラインで洗浄し無水MgSO
4で乾燥させ、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜25%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物を得た。
【0231】
1H NMR(500MHz,CDC1
3):δ 7.76(s,1H),7.47(m,2H),6.80(t,J=56.5Hz,1H),4.87(s,2H),1.96(br s,1H)。
【0233】
【化54】
1−ブロモ−4−[(トリフルオロメチル)スルファニル]ベンゼン
1−ブロモ−4−(メチルスルフィニル)ベンゼン(1.50g、6.85mmol)を1,2−DCE(13.7ml)に溶解し、周囲温度で撹拌した。BAST(3.79g、17.1mmol)を1滴ずつ添加し、続いてヨウ化亜鉛(0.07g、0.2mmol)を1滴ずつ添加した。反応容器を密封し、その混合物を40℃に加熱し、24時間撹拌させ、その後、放置して周囲温度に冷却した。混合物をEtOAcと水とで分配し、層を分離し、有機層を無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜20%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物を得た。
【0234】
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 7.49−7.44(m,2H),7.38−7.33(m,2H),5.69(d,J=52.8Hz,2H)。
【0236】
【化55】
{5−ブロモ−2−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}メタノール
DCM(6.6mL)中のm−CPBA(452mg、2.62mmol)および{5−ブロモ−2−[(トリフルオロメチル)チオ]フェニル}メタノール(188mg、0.655mmol)の混合物を40℃に加熱し、マイクロ波反応容器の中で30時間撹拌した。23℃に冷却した後、その反応混合物をEtOAcと重硫酸カリウム水溶液(40% w/w)とで分配した。有機層をNaHCO
3飽和水溶液、ブラインで順次洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜30%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製し、表題化合物を得た。
【0237】
1H NMR(500MHz,CDC1
3):δ 8.06(d,J=1.7Hz,1H),7.91(d,J=8.6Hz,1H),7.73(dd,J=8.6,2.0Hz,1H),5.01(s,2H),2.56(s,1H)。
【0238】
表3は、中間体12−2および12−3を開示するものであり、これらの中間体を、中間体#12−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#6〜8のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0239】
【表6】
スキーム#9
中間体#13
【0240】
【化56】
5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチオフェン−3−オール1,1−ジオキシド
【0241】
【化57】
段階A.5−ブロモ−1−ベンゾチオフェン1,1−ジオキシド(段階A中間体)
5−ブロモ−1−ベンゾチオフェン(1.50g、7.04mmol)をクロロホルム(47mL)に溶解し、周囲温度で激しく撹拌させた。m−CPBA(4.34g、17.6mmol)を3回に分けて添加し、得られた混合物を周囲温度で16時間維持した。その後、その混合物を1Mチオ硫酸ナトリウム水溶液で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を1Mチオ硫酸水溶液、NaHCO
3飽和水溶液、ブラインで再び洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜30%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物を得た。
【0242】
1H NMR(600MHz,CDC1
3):δ 7.65(dd,J=7.9,1.8Hz,1H),7.55(d,J=7.9Hz,1H),7.50(d,J=1.8Hz,1H),7.15(d,J=6.9Hz,1H),6.74(d,J=6.9Hz,1H)。
【0243】
段階B.5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチオフェン−3−オール1,1−ジオキシド(中間体#13)
5−ブロモ−1−ベンゾチオフェン1,1−ジオキシド(100mg、0.41mmol)を1N水酸化ナトリウム水溶液(2.0mL)に懸濁させ、マイクロ波反応装置で100℃に加熱し、15分間撹拌させた。その後、その混合物を放置して周囲温度に冷却した後、混合物を塩化アンモニウム飽和水溶液で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その残留物をさらに精製せずに使用した。LRMS(ESI)C
8H
7BrO
3S[M+Na]
+についての計算値:285、実測値:285。
【0245】
【化58】
5−ブロモ−2,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オン(中間体#14)
5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オン(150mg、0.71mmol)をDMF(3.5mL)に溶解し、周囲温度で撹拌した。NaH(85mg、2.12mmol、油中の60%分散物)を2回に分けて注意深く添加し、得られた混合物を15分間撹拌させた後、MeI(151mg、1.06mmol)を添加した。その混合物を周囲温度で30分間撹拌させた後、水(10mL)を注意深く添加した。その混合物をEtOAcで抽出し、有機層を水、ブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜20%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物を得た。
【0246】
LRMS(ESI)C
11H
12BrNO[M+H]
+についての計算値:254、実測値:254。
【0248】
【化59】
5−ブロモ−2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オン(中間体#15)
5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オン(100mg、0.47mmol)をDMF(4.7mL)に溶解し、0℃で撹拌した。NaH(38mg、0.94mmol、油中の60%分散物)を2回に分けて注意深く添加し、得られた混合物を0℃で15分間撹拌させた後、トリフルオロメタンスルホン酸2,2,2−トリフルオロエチル(110mg、0.47mmol)を添加した。その混合物を0℃で30分間撹拌させた後、NaHCO
3飽和水溶液(10mL)を注意深く添加し、その混合物をEtOAcで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜20%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物を得た。
【0249】
LRMS(ESI)C
10H
7BrF
3NO[M+H]
+についての計算値:294、実測値:294。
【0251】
【化60】
(5−ブロモ−1−オキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)酢酸tert−ブチル(中間体#16)
5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オン(100mg、0.47mmol)をDMF(4.7mL)に溶解し、0℃で撹拌した。NaH(38mg、0.94mmol、油中の60%分散物)を注意深く2回で添加し、得られた混合物を0℃で15分間撹拌させた後、ブロモ酢酸tert−ブチル(92mg、0.47mmol)を添加した。その混合物を0℃で30分間撹拌させた後、NaHCO
3飽和水溶液(10mL)を注意深く添加した。その混合物をEtOAcで抽出し、有機層を水、ブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜20%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物を得た。LRMS(ESI)C
14H
16BrNO
3[M+Na]
+についての計算値:348、実測値:348。
【0253】
【化61】
1−[(3−ブロモベンジル)オキシ]−2−メチルプロパン−2−オール(中間体#17)
【0254】
【化62】
段階A.[(3−ブロモベンジル)オキシ]酢酸メチル(段階A中間体)
ヒドロキシ酢酸メチル(0.80g、8.8mmol)をTHF(10mL)に溶解し、窒素雰囲気下、0℃で撹拌させた。NaH(0.40g、9.6mmol、油中の60%分散物)をおおよそ5分にわたって少しずつ添加した。冷却浴を取り外し、反応混合物を放置して周囲温度に温めた。1−ブロモ−3−(ブロモメチル)ベンゼン(2.0g、8.0mmol)を1回で添加し、得られた混合物を40℃に加熱した。4時間後、その反応混合物を放置して周囲温度に冷却し、水とEtOAcとで分配した。層を分離し、有機層をNaHCO
3飽和水溶液、ブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して表題化合物を得、それをさらに精製せずに次に進めた。
【0255】
1H NMR(600MHz,CDC1
3):δ 7.53−7.50(m,1H),7.42−7.38(m,1H),7.30−7.17(m,2H),4.57(s,2H),4.09(s,2H),3.74(s,3H)。
【0256】
段階B.1−[(3−ブロモベンジル)オキシ]−2−メチルプロパン−2−オール(#17中間体)
[(3−ブロモベンジル)オキシ]酢酸メチル(2.0g、7.7mmol)をTHF(10mL)に溶解し、窒素雰囲気下で撹拌させた。臭化メチルマグネシウム(7.7mL、23mmol、THF中3.0M)を1滴ずつ添加した。その反応混合物を周囲温度で4時間撹拌させた後、反応を水で失活させ、その混合物をEtOAcで抽出した。有機層をNaHCO
3飽和水溶液、ブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(2〜70%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物を得た。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物を得た。
【0257】
1H NMR(600MHz,CDC1
3):δ 7.46(s,1H),7.40(d,J−7.9Hz,1H),7.25−7.18(m,2H),4.52(s,2H),3.29(s,2H),1.21(s,6H)。
【0259】
【化63】
段階A〜B.2−[1−(3−ブロモベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル]プロパン−2−オール(中間体#18)
DMSO(40mL)中の1−ブロモ−3−(ブロモメチル)ベンゼン(5.0g、20mmol)の溶液にアジ化ナトリウム(1.3g、20mmol)を添加した。得られた混合物を周囲温度で18時間撹拌させた後、それを水で希釈し、ジエチルエーテル(2x)で抽出した。併せた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その粗製残留物を
tBuOH(65mLおよび水(39mL)に溶解し、この混合物に2−メチルブタ−3−イン−2−オール(2.3g、27mmol)を添加し、その後、水(10mL)中の硫酸銅(II)・五水和物(0.26g、1.0mmol)の溶液、続いて水(8mL)中のアスコルビン酸ナトリウム(0.83g、4.2mmol)の溶液を添加した。得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌させた後、それを水で希釈し、EtOAc(2x)で抽出した。併せた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その残留物をさらに精製せずに使用した。
【0260】
LRMS(ESI)C
12H
14BrN
3O[M+H]
+についての計算値:296、実測値:296。
【0262】
【化64】
4−(シアノメチリデン)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体#19−1)
機械撹拌棒を装着した三つ口丸底フラスコにカリウムtert−ブトキシド(263mL、263mmol、THF中1.0M)およびTHF(200mL)を添加した。その混合物を0℃に冷却し、その後、注射器によってゆっくりと(シアノメチル)ホスホン酸ジエチル(43.7mL、276mmol)を添加した。その反応混合物を0℃で10分間維持し、その後、周囲温度に温め、1時間維持した。その混合物を0℃に冷却し、30分にわたってTHF(150mL)中の4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(50.0g、251mmol)を1滴ずつ添加して処理した。添加後、その混合物を0℃で20分間維持し、その後、周囲温度に温め、18時間維持した。その後、反応混合物を水(800mL)で希釈し、EtOAc(700mLx2)で抽出した。併せた有機抽出物を水、ブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して表題化合物を薄ピンク色固体として得た。
【0263】
1H NMR(600MHz,CDC1
3)δ 5.19(S,1H),3.48−3.53(m,4H),2.56(t,J=5.4Hz,2H),2.33(t,J=5.4Hz,2H),1.47(s,9H)。
【0264】
表4は、中間体19−2から19−24を開示するものであり、これらの中間体を、中間体#19−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#12および13のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0265】
【表7】
スキーム#13
中間体#20
【0266】
【化65】
(4Eおよび4Z)−4−(シアノメチリデン)−3−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体#20)
DMF(10mL)中のNaH(0.27g、6.6mmol、鉱油中60%)の溶液に(シアノメチル)ホスホン酸ジエチル(1.5g、6.6mmol)を添加した。その混合物を周囲温度で30分間撹拌した後、3−フルオロ−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.70g、3.3mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、反応を水で失活させ、その混合物を真空下で濃縮した。その粗製残留物をシリカゲルでのMPLCによって精製して表題化合物を得た。
【0267】
LRMS(ESI)(C
12H
18FN
2O
2)[M+H]
+についての計算値:241、実測値241。
【0269】
【化66】
4−(1−シアノエチリデン)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体#21)
DMF中のMeI(1.4g、10mmol)の溶液にNaH(0.40g、10mmol、鉱油中60%)、続いて(シアノメチル)ホスホン酸ジエチル(2.35g、10mmol)を添加した。その混合物を周囲温度で撹拌した。30分後、別のバッチのNaH(0.40g、10mmol、鉱油中60%)を添加し、続いて4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.99g、10mmol)を添加した。得られた混合物を30分間撹拌した後、反応を水で失活させ、その混合物を真空下で濃縮した。その粗製残留物をシリカゲルでのMPLCによって精製して表題化合物を得た。LRMS(ESI)C
13H
21N
2O
2[M+H]
+についての計算値237、実測値237。
【0271】
【化67】
4−[シアノ(シクロプロピル)メチリデン]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体#22)
4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.0g、10mmol)およびシクロプロピルアセトニトリル(0.97g、12mmol)をTHF(20mL)に溶解し、加熱して還流させ、3時間撹拌させた。その後、その混合物を周囲温度に冷却し、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLCによって精製して表題化合物を白色固体として得た。
【0272】
LRMS(ESI)C
15H
23N
2O
2[M+H]
+についての計算値263、実測値263。
【0274】
【化68】
段階A〜B.[1−(エチルスルホニル)アゼチジン−3−イリデン]アセトニトリル(中間体#23)
3−(シアノメチリデン)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(5.0g、26mmol)をジオキサン中の4M HCl(25.7mL)に溶解し、周囲温度で16時間撹拌させた。その混合物を真空下で濃縮乾固させ、その後、DCM(30.0mL)に溶解し、−10℃に冷却した。DIPEA(11.6g、90.0mmol)を添加し、続いてエタンスルホニルクロリド(5.0g、39mmol)を添加した。得られた混合物を7時間撹拌させた後、その混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(5〜70%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物を得た。
【0275】
LRMS(ESI)C
7H
10N
2O
2S[M+H]
+についての計算値:187、実測値187。
【0277】
【化69】
4−(シアノメチレン)ピペリジン−1−カルボン酸2,2,2−トリフルオロエチル
【0278】
【化70】
段階A.トリフルオロ酢酸4−(シアノメチリデン)ピペリジニウム(段階A中間体)
4−(シアノメチレン)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(5.0g、22.5mmol)をDCM(75.0mL)に溶解した。TFA(8.7mL、110mmol)を添加し、得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌させた。その混合物を真空下で濃縮して表題化合物を得た。
【0279】
LRMS(ESI)C
7H
10N
2[M+H]
+についての計算値:123、実測値123。
【0280】
段階B.4−(シアノメチレン)ピペリジン−1−カルボン酸2,2,2−トリフルオロエチル(中間体#24)
2,2,2−トリフルオロエタノール(1.6mL、22mmol)およびTEA(6.2mL、45mmol)をアセトニトリル(200mL)に溶解した。炭酸N,N−ジスクシンイミジル(8.6g、34mmol)を添加し、得られた混合物を周囲温度で90分間撹拌した。その後、DMSO(10mL)中のトリフルオロ酢酸4−(シアノメチリデン)ピペリジニウム(5.3g、23mmol)を添加し、続いてTEA(6.2mL、45mmol)を添加した。得られた混合物を50℃で16時間撹拌した。その反応混合物を周囲温度に冷却し、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3(水溶液)および水で順次洗浄した。有機層を無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(DCM中0〜5%MeOHの勾配溶離を使用する)によって精製して表題化合物を得た。LRMS(ESI)C
10H
11F
3N
2O
2[M+H]
+についての計算値:249、実測値249。
【0282】
【化71】
[1−(3,4−ジメトキシフェニル)ピペリジン−4−イリデン]アセトニトリル
【0283】
【化72】
段階A.4−(シアノメチリデン)ピペリジニウムクロリド(段階A中間体)
4−(シアノメチリデン)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(20g、90mmol)をジオキサン中4M HClに溶解し、周囲温度で2時間撹拌させた。その後、その混合物を真空下で濃縮して表題化合物を得た。
【0284】
LRMS(ESI)C
7H
10N
2[M+H]
+についての計算値:123、実測値123。
【0285】
段階B.[1−(3,4−ジメトキシフェニル)ピペリジン−4−イリデン]アセトニトリル(中間体#25−1)
封管の中で、4−(シアノメチリデン)ピペリジニウムクロリド(16mg、0.10mmol)、Pd
2(dba)
3(14mg、0.015mmol)、X−Phos(20mg、0.020mmol)、4−ブロモ−1,2−ジメトキシベンゼン(33mg、0.15mmol)およびCs
2CO
3(98mg、0.30mmol)をt−BuOH(0.5mL)に懸濁させた。その反応混合物をアルゴンで5分間パージし、その反応フラスコに蓋をし、12時間、90℃に加熱した。その後、その反応物を周囲温度に冷却し、DMF:MeCN(1.0mL、50:50)で希釈した。この混合物にシリカ担持DMT(0.50mmol、0.57mmol/g)を添加し、続いてシリカ担持イソシアナート(0.15mmol、1.33mmol/g)を添加した。その後、その得られた混合物を50℃で4時間振盪した。その後、混合物をナイロン・シリンジ・フィルタ(0.45μm)に通し、濾液を真空下で濃縮して表題化合物を得た。その粗製残留物をさらに精製せずに使用した。
【0286】
LRMS(ESI)C
15H
18N
2O
2[M+H]
+についての計算値:259、実測値259。
【0287】
表5は、中間体25−2から25−3を描写するものであり、これらの中間体を、中間体#25−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#14のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0288】
【表8】
スキーム#15
中間体#26−1
【0289】
【化73】
段階A〜C.3−シアノシクロヘキサ−3−エン−1−カルボン酸tert−ブチル(中間体#26−1)
3−オキソシクロヘキサンカルボン酸tert−ブチル(1.35g、6.81mmol)を水(11.4mL)に溶かし、周囲温度で撹拌した。メタ重亜硫酸ナトリウム(0.75g、3.9mmol)を添加し、その混合物を40分間撹拌させた。ジエチルエーテル(11.4mL)を添加し、続いてシアン化カリウム(0.70g、11mmol)を添加した。得られた混合物を1時間、激しく撹拌させた後、それをジエチルエーテルと水とで分配した。有機層を水、ブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。さらに精製せずに使用したその残留物をDCM(22.0mL)に溶解した。DIPEA(1.07g、8.26mmol)を添加し、得られた混合物を0℃に冷却した。メタンスルホニルクロリド(0.69g、6.1mmol)を1滴ずつ添加し、得られた混合物を0℃で20分間維持し、その後、放置して周囲温度に温めた。その混合物をDCMと水とで分配した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。さらに精製せずに使用したその残留物をピリジン(13.6mL)に溶解し、20時間、95℃に加熱した。その後、その混合物を放置して周囲温度に冷却し、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜45%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物を得た。
【0290】
1H NMR(500MHz,CDC1
3):δ 6.63−6.58(m,1H),2.54−2.48(m,1H),2.44−2.40(m,2H),2.36−2.16(m,2H),2.02−1.94(m,1H),1.71−1.63(m,1H),1.44(s,9H)。
【0291】
表6は、中間体26−2から26−4を描写するものであり、これらの中間体を、中間体#26−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#15のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0292】
【表9】
スキーム#15
中間体#27−1
【0293】
【化74】
段階A〜B.4−メチルシクロヘキサ−1−エン−1−カルボニトリル(中間体#27−1)
4−メチルシクロヘキサノン(1.0g、8.9mmol)を、メタ重亜硫酸ナトリウム(0.98g、5.2mmol)を含有する水(8.9mL)の撹拌溶液に添加した。得られた混合物を周囲温度で15〜30分間撹拌させた後、ジエチルエーテル(8.9mL)を添加し、続いてシアン化カリウム(0.91g、14mmol)を添加した。その二相混合物を少なくとも30分間、激しく撹拌した後、層を分配し、有機層を水、続いてブラインで洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮(23℃水浴)して、4−メチル−1−ヒドロキシシクロヘキサンカルボニトリルを粗製残留物として得、それをさらに精製せずに前に進めた。その粗製残留物(0.50g、3.6mmol)をマイクロ波バイアルの中でピリジン(18.3mL、226mmol)、およびPOCl
3(1.34mL、14.4mmol)と併せ、密封した。その反応混合物を16時間、加熱して還流させた。その後、その反応混合物を周囲温度に冷却し、ジエチルエーテルで希釈し、塩化ナトリウムで飽和させた2N HCl水溶液で洗浄した(3x)。有機層をブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮(23℃水浴)して、表題化合物を油として得た。
【0294】
1H NMR(600MHz,CDC1
3):δ 6.59−6.56(m,1H),2.28−2.20(m,3H),1.80−1.71(m,2H),1.71−1.59(m,1H),1.28−1.21(m,1H),0.96(d,J=6.6,3H)。
【0295】
表7は、中間体27−2から27−3を描写するものであり、これらの中間体を、中間体#27−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#15のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0296】
【表10】
スキーム#16
中間体#28
【0297】
【化75】
段階A〜B.5−シアノ−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(中間体28)
n−ブチルリチウム(2.8mL、7.0mmol、ヘキサン中2.5M)の溶液を−78℃でTHF(10.0mL)中のジイソプロピルアミン(1.0mL、7.0mmol)の溶液に添加した。冷却浴を15分間、取り外し、その後、反応混合物を冷却して−78℃に戻した。THF(6mL)中の3−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.0g、5.0mmol)の溶液をそのLDA冷却溶液に5分にわたって1滴ずつ添加し、15分間維持し、その後、N−(5−クロロピリジン−2−イル)−1,1,1−トリフルオロ−N−[(トリフルオロメチル)スルホニル]メタンスルホンアミド(2.4g、6.0mmol)を1回で添加した。その反応混合物を−78℃で15分間撹拌し、その後、冷却浴を取り外した。冷却浴を取り外した後45分間、反応混合物を撹拌し、その後、EtOAcと水とで分配した。有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮し、その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜20%ジエチルエーテル/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製して、溶出する第二の位置異性体として5−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]オキシ}−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチルを得た。その生成物の一部分(123mg、0.371mmol)をマイクロ波管の中でシアン化亜鉛(52mg、0.45mmol)、Pd(PPh
3)
4(64mg、0.056mmol)およびDMF(1.9mL)と併せた。その反応混合物をマイクロ波反応装置において100℃で20分間加熱した。23℃に冷却した後、反応混合物をEtOAcと水とで分配した。有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮し、その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜100%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製して表題化合物を得た。
【0298】
1H NMR(500MHz,CDC1
3):δ 6.73(br s,1H),4.02(br s,2H),3.49(t,J=5.6Hz,2H),2.29(br s,2H),1.47(s,9H)。
【0300】
【化76】
4−ヒドロキシシクロヘキサ−1−エン−1−カルボニトリル
【0301】
【化77】
段階A.4−オキソシクロヘキサ−1−エン−1−カルボニトリル
封管の中で、{[(3E)−4−メトキシブタ−1,3−ジエン−2−イル]オキシ}(トリメチル)シラン(5.65mL、29.0mmol)およびアクリロニトリル(1.91mL、29.0mmol)をベンゼン(9.67mL)に配合し、加熱して還流させ、16時間撹拌させた。その後、その反応混合物を周囲温度に冷却し、揮発分を真空下(23℃水浴)で除去した。残留物を1N HCL水溶液(29.0mL、29.0mmol)とTHF(9.67mL)の混合物に入れて撹拌した。周囲温度で3時間撹拌した後、その反応混合物をジエチルエーテルで抽出した。有機層を脱イオン水(2x)、ブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下(23℃水浴)で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜50%ヘキサン/アセトンの勾配溶離を使用する)によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下(23℃水浴)で濃縮して表題化合物を得た。
【0302】
1H NMR(600MHz,CDC1
3):δ 6.68(tt,J=4.0,1.5,1H),3.05(dt,J=4.3,2.2,2H),2.71(tq,J=6.9,1.9,2H),2.61−2.53(t,J=6.9 2H)。
【0303】
段階B.4−ヒドロキシシクロヘキサ−1−エン−1−カルボニトリル(中間体#29)
−78℃でMeOH(2.3mL)中の4−オキソシクロヘキサ−1−エン−1−カルボニトリル(170mg、1.40mmol)の撹拌溶液にMeOH(4.7mL)中の塩化セシウム(III)(484mg、1.96mmol)を添加した。得られた混合物を5分間、−78℃で撹拌させた後、NaBH
4(48mg、1.26mmol)を1回で添加した。その混合物を20分間撹拌し、その後、放置して周囲温度に温めた。30分間撹拌した後、その反応混合物を水で希釈し、ジエチルエーテル(3x)で抽出した。併せた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下(23℃水浴)で濃縮して表題化合物を得た。
【0304】
1H NMR(600MHz,CDC1
3):δ 6.50(tt,J=3.9,1.8,1H),4.03−3.98(m,1H),3.50−3.42(qd,J=11.4,4.5,1H),2.50(br d,J=19.2,1H),2.46−2.38(m,lH),2.33−2.23(m,1H),2.21−2.13(m,1H),1.90−1.84(m,1H),1.76−1.67(m,1H)。
【0306】
【化78】
1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−7−エン−8−カルボニトリル
【0307】
【化79】
段階A〜C.(1R,2Sおよび1S,2R)−4−オキソ−2−(フェニルスルホニル)シクロヘキサンカルボニトリル
ベンゼンスルフィン酸ナトリウム塩(9.4g、57mmol)を水(18.3mL)と酢酸(9.1mL)の混合物に溶解した。2−シクロプロパ−2−エンニトリル(4.6mL、57mmol)を添加し、続いてMeOH(18.3mL)を添加した。得られた混合物を10分間撹拌させた後、固体生成物を濾過によって回収し、最少量の水ですすいだ。固体の大部分がすすぎ液とともに濾過され、したがってすべての材料をフィルタに通してすすいだ。その濾液をDCM(2x)で抽出し、併せた有機層をNaHCO
3飽和水溶液、ブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、2−クロロ−3−(フェニルスルホニル)プロパンニトリルを粗製残留物として得た。粗製2−クロロ−3−(フェニルスルホニル)プロパンニトリル(6.1g、27mmol)を、氷−塩浴で冷却したクロロホルム(41mL)に溶解し、撹拌した後、TEA(3.7mL、27mmol)を1滴ずつ添加した。その混合物を0℃で20分間撹拌させた。その後、その反応混合物を1Nの希HCl水溶液、続いてNaHCO
3飽和水溶液で順次洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下(23℃水浴)で濃縮して、(2Eおよび2Z)−3−(フェニルスルホニル)プロパ−2−エンニトリルを粗製残留物として得た。その粗製残留物(4.9g、25.5mmol)および(ブタ−1,3−ジエン−2−イルオキシ)(トリメチル)シラン(4.2g、29.3mmol)を一緒に窒素下で16時間、ベンゼン(63.8mL)中で還流させた。その後、その反応混合物を真空下で濃縮して、中間体付加物の油性混合物を得た。その残留物を酢酸水溶液(80%)に溶解し、撹拌させた。周囲温度で1時間後、その混合物を水で希釈し、DCM(2x)で抽出した。併せた有機抽出物を真空下で濃縮し、残留物をDCMに溶解した。固体がその溶液から沈殿し、それを濾過によって回収して表題化合物を得た。
【0308】
1H NMR(600MHz,CDC1
3):δ 7.91(d,J=7.7,2H),7.74(t,J=7.4,1H),7.63(t,J=7.8,2H),3.81(q,J=4.4,1H),3.68(q,J=4.8,1H),2.76(dd,J=16.5,6.3,1H),2.74−2.66(m,1H),2.62(dd,J=11.4,4.5,1H),2.61−2.56(m,2H),2.25(dq,J=14.3,4.9,1H)。
【0309】
段階D〜E.1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−7−エン−8−カルボニトリル(中間体#30)
圧力容器に、(1R,2Sおよび1S,2R)−4−オキソ−2−(フェニルスルホニル)シクロヘキサンカルボニトリル(100mg、0.380mmol)、ベンゼン(19.0mL)、エチレングリコール(0.90mL、16mmol)およびp−トルエンスルホン酸・一水和物(14mg、0.076mmol)を添加した。その容器に蓋をし、反応混合物を加熱して還流させ、16時間撹拌させた。反応混合物を放置して周囲温度に冷却した後、それをEtOAcで希釈した。有機層を水(3x)、ブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下(23℃水浴)で濃縮して、(7S,8Rおよび7R,8S)−7−(フェニルスルホニル)−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−カルボニトリルを粗製残留物として得た。その粗製残留物(110mg、0.358mmol)にTHF(7.1mL)およびカリウムtert−ブトキシド(137mg、1.22mmol)を添加した。その反応混合物を周囲温度で15分間撹拌させた後、それをジエチルエーテルで希釈した。有機層を水、ブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下(23℃水浴)で濃縮して表題化合物を得た。
【0310】
1H NMR(600MHz,CDC1
3):δ 6.48(tt,J=4.0,1.8,1H),3.96(s,4H),2.45(tq,J=6.6,2.2,2H),2.39(q,J=3.1,2H),1.78(t,J=6.6,2H)。
【0312】
【化80】
3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(中間体#31−1)
3−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(19.8g、157mmol)、K
3PO
4(66.7g、314mmol)、ブロモベンゼン(23.2mL、220mmol)および2−プロパノール(785mL)を丸底フラスコの中で併せ、N
2ガス流で40分間パージした。Pd
2(dba)
3(1.80g、1.96mmol)および2−ジ−t−ブチルホスフィノ−3,4,5,6−テトラメチル−2’,4’,6’−トリ−i−プロピルビフェニル(3.77g、7.85mmol)を添加し、その反応物をさらに5分間パージした。その後、反応混合物を80℃に加熱し、N
2雰囲気下で12時間撹拌させた。その後、混合物をさらに16時間放置して周囲温度に冷却した。その反応混合物をEtOAc(300mL)で希釈し、(ゆっくりと)セライトに通して濾過した。そのセライトをEtOAc(300mL)で洗浄し、併せた濾液を真空下で濃縮して油を得、それをシリカゲルでのMPLC(0〜10%MeOH/DCMの勾配溶離を使用する)によって精製した。主、低rf生成物を単離して赤褐色油性固体を得た。その褐色固体を40mLの温MeOHに懸濁させ、周囲温度に冷却し、水(40mL)を添加した。その混合物を30分間撹拌し、濾過した。固体を16時間、吸引乾燥させて、表題化合物を桃色の固体として得た。
【0313】
LRMS(ESI)C
10H
10N
4O[M+H]
+についての計算値:203、実測値:203。
【0314】
表8に示す以下の中間体を、中間体#31−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#19のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0316】
【化81】
3−({4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(中間体#32)
3−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.48g、3.8mmol)および1−ブロモ−4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]ベンゼン(1.0g、3.5mmol)を出発原料として使用して、中間体#31−1について説明した一般手順に従って表題化合物、中間体#32を調製することができる。
【0317】
LRMS(ESI)C
17H
18FN
5O
2[M+H]
+についての計算値:335、実測値:335。
【0318】
あるいは、酢酸(5.0mL)中の3−{{4−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェニル}アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(中間体31−3)(0.50g、1.6mmol)に溶解し、その後、過酸化水素(0.87mL、9.9mmol、水中35重量%)を添加することによって表題化合物、中間体#32を調製することもできる。得られた混合物を18時間、50℃に加熱した後、追加の過酸化水素(0.87mL、9.9mmol、水中35重量%)を添加し、その混合物を8時間、80℃に加熱した。その混合物を周囲温度に冷却し、真空下で濃縮し、EtOAcで希釈した。その混合物を、重炭酸塩飽和水溶液でpH>8に調整したチオ硫酸ナトリウム水溶液で3回洗浄した。有機層を回収し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その残留物をシリカゲルでのMPLC(0〜15%MeOH/DCM)によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物を得た。
【0319】
LRMS(ESI)C
11H
9F
3N
4O
3S[M+H]
+についての計算値:335、実測値:335。
【0321】
【化82】
4−[(4−カルバモイル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ]安息香酸プロパン−2−イル
丸底フラスコに2−プロパノール(595mL)を投入し、その2−プロパノールを2時間、窒素でバブリングした。Pd
2(dba)
3(1.63g、1.78mmol)およびジ−tert−ブチル(2’,4’,6’−トリイソプロピル−3,4,5,6−テトラメチルビフェニル−2−イル)ホスフィン(3.43g、7.14mmol)を添加し、その混合物を20分間撹拌した。その後、酢酸カリウム(17.5g、178mmol)、3−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(15.0g、119mmol)および4−ブロモ安息香酸イソプロピル(34.7g、143mmol)を添加し、その反応混合物を6.5時間、75℃に加熱した。その後、反応混合物を23℃に冷却し、EtOAc(500mL)で希釈し、セライトに通して濾過した。濾液を真空下でシリカゲルに吸着させ、シリカゲルでのMPLC(30〜90%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製して表題化合物を得た。
【0322】
LRMS(ESI)C
14H
17N
4O
3[M+H]
+についての計算値:289、実測値:289。
【0324】
【化83】
3−(ピリジン−4−イルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
段階A.3−アミノ−1−{[2−トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルおよび5−アミノ−1−{[2−トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
3−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(10g、93mmol)およびNaH(4.0g、100mmol、油中の60%分散物)を0℃でDMF(60mL)に懸濁させた。SEMCl(19.7mL、111mmol)を1滴ずつ添加し、得られた混合物を周囲温度で16時間維持した。水を添加し、その混合物をEtOAcで抽出した。併せた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。シリカゲルでのMPLCによるその残留物の精製によって、2つの位置異性体の混合物を黄色油性固体として得た。3−アミノ−1−{[2−トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルおよび5−アミノ−1−{[2−トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6):δ 7.54(s,1H),6.77(s,2H),5.21(s,2H),3.49(m,2H),0.78(m,2H),0.08(s,9H)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d6):δ 8.24(s,1H),5.60(s,2H),5.11(s,2H),3.47(m,2H),0.79(m,2H),0.07(s,9H)。
【0325】
段階B.3−(ピリジン−4−イルアミノ)−1−{[2−トリメチルシリル)エトキシ]メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルおよび5−(ピリジン−4−イルアミノ)−1−{[2−トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル
マイクロ波容器に、3−アミノ−1−{[2−トリメチルシリル)エトキシ]メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルと5−アミノ−1−{[2−トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの混合物(500mg、2.1mmol)、4−ヨードピリジン(0.52g、2.5mmol)、ジオキサン(10.5mL)およびK
3PO
4(0.89g、4.2mmol)を添加した。その混合物を5分間、窒素ガスでバブリングすることにより脱気した。その後、Pd
2(dba)
3(0.19mg、0.21mmol)およびX−Phos(0.30g、0.63mmol)を添加し、その混合物を100℃に加熱し、14時間撹拌させた。その後、混合物を放置して周囲温度に冷却し、セライトに通して濾過した。濾液を真空下でシリカゲルに吸着させ、その混合物をシリカゲルでのMPLC(20〜100%EtOAc/DCMの勾配溶離を使用する)によって精製して表題化合物を得た。LRMS(ESI)C
15H
22N
5OSi[M+H]
+についての計算値:316、実測値:316。
【0326】
段階C.3−(ピリジン−4−イルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(中間体#34−1)
DMSO(1.2mL)およびEtOH(1.2mL)中の3−(ピリジン−4−イルアミノ)−1−{[2−トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルと5−(ピリジン−4−イルアミノ)−1−{[2−トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの混合物(150mg、0.5mmol)を含有する溶液に、5M NaOH水溶液(0.7mL、3.3mmol)を添加した。その混合物を55℃に加熱し、その後、30%H
2O
2(0.7mL、7.1mmol)を1滴ずつ添加した。10分後、追加の30%H
2O
2(0.30mL、3.4mmol)を1滴ずつ添加した。その混合物を30分間維持した後、それを放置して周囲温度に冷却した。その粗製反応混合物にMeOH(1mL)および6N HCl水溶液(2mL)を添加した。得られた混合物を55℃で1.5時間加熱した。追加の6N HCl水溶液(1mL)を添加し、その混合物をさらに1時間撹拌し続けた。混合物を周囲温度に冷却し、5N NaOH水溶液でpH≒6〜7まで注意深く中和した。その後、その混合物を真空下で濃縮して溶媒の大部分を除去した。そのスラリー様残留物にMeOH(20mL)を添加し、得られた混合物を5分間、音波処理した。その混合物を濾過して不溶性沈殿物を除去し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物、中間体#34−1を含有する粗製残留物を得、それをさらに精製せずに使用した。
【0327】
LRMS(ESI)C
9H
9N
5O[M+H]
+についての計算値:204、実測値:204。
【0328】
表9に示す以下の中間体を、中間体#34−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#20のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0329】
【表12】
スキーム#21
中間体#35−1
【0330】
【化84】
4−(3−アミノ−4−カルバモイル−1H−ピラゾール−1−イル)−4−(シアノメチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
3−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(0.80g、6.3mmol)および4−(シアノメチレン)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.1g、9.5mmol)を圧力容器の中でアセトニトリル(31mL)と併せた。その後、DBU(1.05mL、6.89mmol)を周囲温度で添加した。反応容器を密封し、その混合物を16時間、80℃に加熱した。その後、反応混合物を放置して周囲温度に冷却した後、水(150mL)を添加した。その混合物水溶液をEtOAc(2x)で抽出した。その後、有機層を併せ、ブラインで洗浄し、無水MgSO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その粗製残留物を真空下でシリカゲルに吸着させ、シリカゲルでのMPLC(75〜100%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製して表題化合物、中間体#35−1を得た。
【0331】
LRMS(ESI)C
16H
24N
6O
3[M+H]
+についての計算値:349、実測値:349。
【0332】
表10に示す以下の中間体を、中間体#35−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#21のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0333】
【表13】
スキーム#21
中間体#36
【0334】
【化85】
3−アミノ−1−[(1S,2Sおよび1R,2R)−2−シアノ−4−ヒドロキシシクロヘキシル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
DBU(1.20mL、7.93mmol)を23℃でエタノール(7.2mL)中の3−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(500mg、3.96mmol)と5−ヒドロキシシクロヘキサ−1−エン−1−カルボニトリル(976mg、7.93mmol)の混合物に添加した。その後、その反応混合物を16時間、70℃に加熱した。その後、混合物を周囲温度に冷却し、シリカゲルを添加し、その混合物を真空下で濃縮した。その後、得られた粉末をシリカゲルでのMPLC(0〜15%MeOH/EtOAcの勾配溶離を使用する)によって精製して表題化合物を得た。主異性体の立体化学は、1,2−trans、1,4−cisであり、副異性体は、1,2−trans、1,4−transであり、これら2つの異性体が前記生成物混合物の≒90%を構成していた。LRMS(ESI)C
7H
16N
5O
2[M+H]
+についての計算値:250、実測値:250。
【0335】
スキーム#21
中間体#37−1および#37−2
【0336】
【化86】
3−アミノ−1−[(1S,2Sおよび1R,2R)−2−シアノシクロヘキシル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドおよび3−アミノ−1−[(1S,2Rおよび1R,2S)−2−シアノシクロヘキシル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
3−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(10g、79mmol)およびシクロヘキサ−1−エン−1−カルボニトリル(17g、160mmol)を出発原料として使用して、中間体#36に関する一般手順に従って表題化合物を調製した。
【0337】
中間体#37−1:
3−アミノ−1−[(1S,2Sおよび1R,2R)−2−シアノシクロヘキシル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
LRMS(ESI)C
11H
16N
5O[M+H]
+についての計算値:234、実測値:234。
【0338】
中間体#37−2:3−アミノ−1−[(1S,2Rおよび1R,2S)−2−シアノシクロヘキシル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
LRMS(ESI)C
11H
16N
5O[M+H]
+についての計算値:234、実測値:234。
【0340】
【化87】
トリフルオロ酢酸4−[4−カルバモイル−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル]−4−(シアノメチル)ピペリジニウム(中間体#38)
DCM(2.5mL)中の実施例14−4(キラル)、4−[4−カルバモイル−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル]−4−(シアノメチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.1g、2.4mmol)の懸濁液に、TFA(1.5mL)を1滴ずつ添加した。得られた透明溶液を周囲温度で3時間維持した。その後、その混合物を真空下で濃縮し、残留物をMeCN/水(35mL:15mL)の混合物に溶解し、凍結乾燥させて表題化合物、中間体#38を得た。LRMS(ESI)C
17H
20N
6O[M+H]
+についての計算値:357、実測値:357。
【0341】
本発明の実施例
以下の実験手順は、本発明の特定の実施例の調製を詳述するものである。これらの実施例は、例証のためのものに過ぎず、いかなる点においても本発明の範囲を限定することを意図したものではない。
【0343】
【化88】
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
DBU(26.8μL、0.178mmol)をアセトニトリル(742μL)中の中間体31−1(3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド)(30mg、0.148mmol)と中間体19−5((2Z)−3−シクロプロピルプロパ−2−エンニトリル(17mg、0.18mmol))の混合物に添加し、そのバイアルに蓋をし、周囲温度で15時間撹拌させた。その反応混合物を酢酸エチルと塩化アンモニウム飽和水溶液とで分配した。有機層を水、ブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その残留物を逆相分取HPLC(MeCN/水(0.1% v/v TFA変性剤を伴う)の勾配溶離を使用する)によって精製した。所望の画分を併せ、NaHCO
3飽和水溶液で塩基性化し、EtOAcで抽出した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して表題化合物実施例#1−1を得た。
【0344】
1H NMR(600MHz,DMSO−D
6)δ 9.10(s,1H),8.28(s,1H),7.62(br.s,1H),7.49(d,J=7.7,2H),7.20(t,J=8.4,7.5,2H),7.09(br.s,1H),6.79(t,J=7.3,1H),3.79(dt,J=9.6,6.1,1H),3.26−3.13(m,2H),1.37−1.28(m,1H),0.73−0.63(m,1H),0.59−0.53(m,1H),0.50(td,J=9.7,4.6,1H),0.37(td,J=9.6,4.6,1H)。LRMS(ESI)C
16H
17N
5O[M+H]
+についての計算値:296、実測値:296。
【0345】
表11に示す以下の実施例は、表4、8および9からの中間体を利用して、実施例#1−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#23のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0346】
【表14】
スキーム#23
[実施例#2]
【0347】
【化89】
1−(3−シアノ−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(2−1)
3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(中間体31−1)(60mg、0.30mmol)をDMF(1.4mL)中の4,4,4−トリフルオロブタ−2−エンニトリル(180mg、1.4mmol)およびDBU(90mg、0.59mmol)と併せ、周囲温度で15分間撹拌した。その反応混合物をEtOAcと水とで分配した。有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮した。その残留物を逆相分取HPLC(45〜80%MeCN/水(0.1% v/v TFA変性剤を伴う)の勾配溶離を使用する)によって精製した。所望の画分を併せ、NaHCO
3飽和水溶液で塩基性化し、EtOAcで抽出した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して表題化合物、実施例#2(2−1)を得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d6):δ 9.16(s,1H);8.33(s,1H);7.83(s,1H);7.48(d,J=8.1Hz,2H);7.21−7.22(m,3H);6.82(t,J=7.3Hz,1H);5.93(d,J=8.4Hz,1H);3.58(dd,J=17.2,9.3Hz,1H);3.51(dd,J=17.2,4.9Hz,1H)。
【0348】
LRMS(ESI)C
14H
12F
3N
5O[M+H]
+についての計算値:324、実測値324。
【0350】
【化90】
4−(1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(3−1)
DBU(443μL、2.94mmol)を、アセトニトリル(30.3mL)中の中間体31−7(30mg、0.148mmol)と(2Z)−3−シクロプロピルプロパ−2−エンニトリル(中間体19−13)(2.2g、10.0mmol)の混合物に添加し、反応容器に蓋をし、80℃で15時間撹拌させた。その反応混合物を周囲温度に冷却し、ジエチルエーテルで希釈した。有機部分をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。その残留物を順相クロマトグラフィー(0〜100%EtOAc/DCM使用勾配溶離)によって精製した。所望の画分を併せ、真空下で濃縮して表題化合物実施例#3−1を得た。
【0351】
LRMS(ESI)C
11H
16F
3N
5O[M+H]
+についての計算値:457、実測値457。
【0352】
表12に示す以下の実施例を、実施例#3−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#23のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0353】
【表15】
スキーム#24
[実施例#4−1]
【0354】
【化91】
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[4−(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(4−1)
マイクロ波バイアルに中間体35−2(3−アミノ−1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド)(0.20g、0.91mmol)、1−ブロモ−4−(メチルスルホニル)ベンゼン(0.21g、91mmol)、K
3PO
4(0.39g、1.8mmol)およびジオキサン(9.1mL)を添加した。その混合物を5分間アルゴンでバブリングして脱気した。その後、Pd
2(dba)
3(0.08g、0.09mmol)およびX−Phos(0.13g、0.27mmol)を添加し、そのバイアルを密封し、1.5時間、120℃に加熱した。その後、混合物を周囲温度に冷却し、EtOAcで希釈し、セライトに通して濾過し、EtOAcで溶離した。濾液を真空下で濃縮し、得られた黄色油をシリカゲルでのMPLC(50〜100%EtOAc/ヘキサンの勾配溶離を使用する)によって精製して表題化合物、実施例#4−1を得た。
【0355】
1H NMR(600MHz,CDC13):δ 9.29(s,1H);7.88(s,1H);7.76(d,J=8.7Hz,2H);7.63(d,J=8.7Hz,2H);5.81(br s,2H);3.50−3.51(m,1H);3.13−3.14(m,2H);3.01(s,3H);1.44−1.45(m,1H);0.87(td,J=8.9,4.7Hz,1H);0.74−0.75(m,1H);0.46−0.47(m,2H)。
【0356】
LRMS(ESI)C
17H
19N
5O
3S[M+H]
+についての計算値:374、実測値374。
【0357】
表13に開示する以下の実施例を、実施例#4−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#24のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0359】
【化92】
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチオフェン−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(実施例#5)
実施例#4−35(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−{[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド)(0.07g、0.2mmol)を1:1 EtOAc:EtOH(35mL)に溶解し、Parrシェーカーに添加した。活性炭担持10%パラジウム(0.02g、0.02mmol)を添加し、得られた混合物を真空とH
2ガスに交互に付した(4x)。その後、その混合物をH
2雰囲気(50psi)下で1.5時間振盪させた。混合物をその後真空とH
2ガスに交互に付した(4x)。混合物はセルライトにて濾過し、DCMですすいだ。濾過物を真空下で濃縮し、残留物をシリカゲルのMPLC(0〜60%EtOAc/ヘキサン勾配溶離に続いて0〜10%MeOH/DCM勾配溶離を使用)によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物、実施例#5−1を得た。
【0360】
1H NMR(500MHz,CD
3OD):δ 8.27(s,1H);7.80(s,1H);7.55−7.56(m,2H);3.72−3.73(m,1H);3.49(t,J=6.9Hz,2H);3.36(t,J=6.9Hz,2H);3.24−3.25(m,2H);1.50−1.52(m,1H);0.84−0.86(m,1H);0.73−0.75(m,1H);0.56−0.57(m,1H);0.49−0.50(m,1H)。
【0361】
LRMS(ESI)C
18H
19N
5O
3S[M+H]
+についての計算値:386、実測値386。
【0363】
【化93】
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−({3−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)メチル]フェニル}アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(実施例#61)
中間体#35−2(3−アミノ−1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(50mg、0.23mmol))、中間体#17(1−[(3−ブロモベンジル)オキシ]−2−メチルプロパン−2−オール)(67mg、0.27mmol)、K
3PO
4(97mg、0.46mmol)、Pd
2(dba)
3(5mg、0.006mmol)、およびジ−tert−ブチル[3,4,5,6−テトラメチル−2’,4’,6’−トリ(プロパン−2−イル)ビフェニル−2−イル]ホスファン(11mg、0.020mmol)を5mLマイクロ波バイアルの中で併せた。プロパン−2−オール(2.3mL)を添加し、その後、N
2ガスでその液体を5分間バブリングした。反応容器を密封し、80℃に加熱し、その反応混合物を6時間撹拌させた。その後、反応混合物を周囲温度に冷却し、2.5gセライト充填済みプラグに通して濾過し、MeOH(2mL)でフラッシュした。濾液を逆相分取HPLC(35〜70%MeCN/水(0.1% v/v TFA変性剤を伴う)の勾配溶離を使用する)によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、凍結乾燥させて表題化合物、実施例#6−1を得た。
【0364】
1H NMR(600MHz,CD
3OD):δ 9.84(s,IH),9.08(s,IH),7.44−7.40(m,IH),7.20(t,J=7.4Hz,IH),6.83(d,J=7.4Hz,IH),5.42(s,2H),3.70−3.65(m,IH),3.32−3.20(m,4H),1.52−1.45(m,IH),1.42(s,6H),0.85−0.78(m,IH),0.74−0.68(m,IH),0.58−0.51(m,IH),0.50−0.46(m,IH)。LRMS(ESI)C
21H
27N
5O
3[M+H]
+についての計算値:398、実測値398。
【0365】
表14に開示する以下の実施例を、実施例#6−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#24のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0366】
【表17】
スキーム#28
[実施例#7]
【0367】
【化94】
1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−3−[(1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(実施例#7)
DCM(0.50mL)中の実施例#4−2 5−((4−カルバモイル−1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ)−1−オキソイソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチル(30mg、0.067)の懸濁液にTFA(0.10mL)を1滴ずつ添加した。その反応混合物を20分間、23℃で撹拌し、その後、酢酸エチルと重炭酸ナトリウム飽和水溶液とで分配した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して表題化合物、実施例#7を得た。
【0368】
LRMS(ESI)C
18H
19N
6O
2[M+H]
+についての計算値:351、実測値351。
[実施例#8]
【0369】
【化95】
(5−{[4−カルバモイル−1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}−1−オキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)酢酸(実施例#8)
実施例#4−36(5−{[4−カルバモイル−1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]アミノ}−1−オキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)酢酸tert−ブチル)(30mg、0.06mmol)を出発原料として使用して、実施例#7に関する一般手順に従って表題化合物を調製した。
【0370】
1H NMR(500MHz,DMSO−d6):δ 9.54(s,1H);8.35(s,1H);7.89(s,1H);7.73(s,1H);7.52(s,2H);7.21(s,1H);4.43(s,2H);4.21(s,2H);3.84(t,J=8.1Hz,1H);3.27(d,J=5.8Hz,2H);1.38(s,1H);0.71(s,1H);0.51−0.60(m,2H);0.41(s,1H)。LRMS(ESI)C
20H
20N
6O
4[M+H]
+についての計算値:409、実測値409。
【0372】
【化96】
1−(2−シアノプロピル)−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(実施例#9)
マイクロ波バイアルの中で中間体#31−7(3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド)(50mg、0.23mmol)、3−クロロ−2−メチル−プロピオニトリル(36mg、0.34mmol)、Cs
2CO
3(89mg、0.27mmol)およびDMF(1.14mL)を併せた。反応容器に蓋をし、その反応混合物をマイクロ波反応装置で150℃に加熱し、30分間撹拌させた。得られた溶液を濾過し、質量トリガ(mass−triggered)逆相分取HPLC(10〜100%MeCN/水(0.1% v/v TFA変性剤を伴う)の勾配溶離を使用する)によって直接精製した。所望の画分を同定し、併せ、凍結乾燥させて、表題化合物、実施例#9を白色固体として得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6):δ 9.08(s,1H),8.14(s,1H),7.65(br s,1H),7.54−7.48(m,2H),7.10(br s,1H),7.05−6.98(m,2H),4.30−4.20(m,2H),3.45−3.35(m,1H),1.23(d,J=7.0Hz,3H)。
【0373】
LRMS(ESI)C
14H
14FN
5O[M+H]
+についての計算値:288、実測値:288。
【0375】
【化97】
1−(2−シアノ−1−メチルエチル)−3−{[4−(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(実施例#10)
Cs
2CO
3(93mg、0.29mmol)をNMP(0.71mL)中の中間体34−2(3−{[4−(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド)(40mg、0.14mmol)および3−ブロモブタンニトリル(32mg、0.22mmol)の溶液に添加した。得られた混合物をマイクロ波反応装置で120℃に加熱し、15分間撹拌させた。その反応混合物を100℃に冷却し、20時間撹拌を継続させた。その後、反応混合物を放置して周囲温度に冷却し、0.45マイクロンフリットに通して濾過し、DMSOで洗浄した。その濾液を逆相分取HPLC(MeCN/水(0.1% v/v TFA変性剤を伴う))によって精製して表題化合物、実施例#10を得た。
【0376】
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6):δ 9.58(s,1H),8.29(s,1H),7.74−7.71(m,4H),7.69(br s,1H),7.22(br s,1H),4.70−4.64(m,1H),3.12−3.10(m,2H),3.09(s,3H),1.51(d,J=5.5Hz,3H)。
【0377】
LRMS(ESI)C
15H
17N
5O
3S[M+H]
+についての計算値:348、実測値:348。
【0378】
スキーム#28
[実施例#11−1]
【0379】
【化98】
4−(1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル)ピペリジン−1−カルボン酸2−(ジメチルアミノ)エチル(実施例11−1)
アセトニトリル(0.47mL)中のN,N−ジメチルアミノエタノール(11mg、0.13mmol)の溶液にTEA(12μL、0.09mmol)を添加し、続いて炭酸N,N’−ジスクシンイミジル(33mg、0.13mmol)を添加した。得られた混合物を周囲温度で1.5時間撹拌させた。その後、DMSO(0.47mL)中の中間体#38(トリフルオロ酢酸4−{4−カルバモイル−3−[(2−フルオロピリジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−(シアノメチル)ピペリジニウム)(40mg、0.09mmol)の溶液をその反応混合物に1滴ずつ添加した。得られた混合物を50℃に加熱し、2時間撹拌させた。その粗製反応混合物を周囲温度に冷却し、逆相分取HPLC(MeCN/水(0.1% v/v TFA変性剤を伴う))によって直接精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物、実施例#11−1を得た。
【0380】
LRMS(ESI)C
23H
30FN
7O
3[M+H]
+についての計算値:472、実測値:472。
【0381】
表15に示す以下の化合物を、実施例#11−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#28のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0382】
【表18】
スキーム#28
[実施例#12−1]
【0383】
【化99】
4−[(1S)−1−{4−カルバモイル−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−シアノエチル]ピペリジン−1−カルボン酸2−メトキシエチル(実施例12−1)
バイアルの中で中間体#38(4−{4−カルバモイル−3−[(2−フルオロピリジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−(シアノメチル)ピペリジン)と、2−メトキシエチルクロロホルマート(17.0mg、0.213mmol)とDCM(2.2mL)中のDIEA(0.037mL、0.21mmol)とを併せた。バイアルに蓋をし、反応物を周囲温度で一晩撹拌させた。その反応混合物をフィルタプレートに通して濾過し、DMSO(200μL)で希釈し、真空下で乾燥させ(Genevac)、DMSO(800μL)で希釈した。その粗製反応混合物を逆相分取HPLC(MeCN/水(0.1% v/v TFA変性剤を伴う))によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物、実施例#12−1を得た。
【0384】
LRMS(ESI)C
23H
30FN
7O
3[M+H]
+についての計算値:459、実測値:459。
【0385】
表16に示す以下の化合物を、実施例#12−1について説明した同様の手順に従ってスキーム#28のとおりに調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0386】
【表19】
スキーム#28
[実施例#13]
【0387】
【化100】
1−{(1S)−1−[1−(6−クロロ−5−メチルピリミジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]−2−シアノエチル}−3−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(実施例#13)
バイアルの中のエタノール(530μL)中で中間体#38(4−{4−カルバモイル−3−[(2−フルオロピリジン−4−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−(シアノメチル)ピペリジン)(75mg、0.16mmol)、4,6−ジクロロ−5−メチルピリミジン(29mg、0.18mmol)およびDIEA(44μL、0.25mmol)を併せた。バイアルに蓋をし、その反応混合物を80℃に加熱した。反応物を周囲温度に冷却し、その粗製反応混合物を逆相分取HPLC(MeCN/水(0.1% v/v TFA変性剤を伴う))によって精製した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物、実施例#13を得た。
【0388】
LRMS(ESI)C
23H
30FN
7O
3[M+H]
+についての計算値:483、実測値:483。
【0389】
キラル分割
以下の実験手順は、本発明のエナンチオピュアな実施例のキラル分割および単離を例示するものである。以下の実施例は、例証のためのものに過ぎず、いかなる点においても本発明の範囲を限定することを意図したものではない。
[実施例#14−1および14−2]
【0390】
【化101】
1−[(1Rまたは1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(実施例#14−1および#14−2)
1−[(1S,2Sおよび1R,2R)−2−シアノシクロヘキシル]−3−({4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}アミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(実施例#4−1)をキラルSFC(Chiral Technology IC−H、2.1x25cm、35%MeOH−CO
2、100mL/分、35℃、100バール)によって2つの構成要素エナンチオマーにキラル分割した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物のエナンチオマー的に純粋な試料を得た。実施例14−1:第一の溶出エナンチオマー:1−[(1Rまたは1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド。
【0391】
1H NMRデータは、ラセミ混合物、実施例#4−1について報告したスペクトルデータと一致する。
【0392】
実施例14−2:第二の溶出エナンチオマー、1−[(1Rまたは1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
1H NMRデータは、ラセミ混合物、実施例#4−1について報告したスペクトルデータと一致する。
【0393】
表17に示す以下の化合物を、実施例#14−1および14−2について説明した同様の手順に従って調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0395】
【化102】
4−{(1Sまたは1R)−1−[4−カルバモイル−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−シアノエチル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例#15−1)
4−{(1Sまたは1R)−1−[4−カルバモイル−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−シアノエチル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルをキラルSFC(Chiral Technology IB−H、2.1x25cm、30%MeOH/CO
2、70mL/分)によって2つの構成要素エナンチオマーにキラル分割した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物のエナンチオマー的に純粋な試料を得た。カラムから溶出する第一のエナンチオマーは、JAK1を強力に阻害し、カラムから溶出する第二のエナンチオマーは、JAK1の強力な阻害剤ではない。
【0396】
実施例15−1(溶出する第一のエナンチオマー):4−{(1Sまたは1R)−1−[4−カルバモイル−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−1−イル]−2−シアノエチル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル、カラムから溶出する第一のエナンチオマー。
【0397】
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6):δ 9.10(s,1H),8.14(s,1H),7.61(br s,1H),7.47(d,J=7.9Hz,2H),7.20(t,J−7.9Hz,2H),7.11(br s,1H),6.79(t,J=7.3Hz,1H),4.32−4.25(m,1H),4.00−3.80(m,2H),3.20−3.10(m,2H),2.80−2.40(m,2H),2.05−1.95(m,1H),1.70(d,J=10.3Hz,1H),1.32(s,9H),1.12−0.98(m,3H)。
【0398】
LRMS(ESI)C
23H
30N
6O
3[M+H]
+についての計算値:439、実測値:439。
[実施例16−1および16−2]
【0399】
【化103】
1−[(1Rまたは1S)−1−(シアノメチル)プロピル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(実施例#16−1および#16−2)
1−[(1Rまたは1S)−1−(シアノメチル)プロピル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドをキラルSFC(Chiral Technology OD−H、2.1x25cm、25%MeOH/CO
2、60mL/分)によって構成要素エナンチオマーにキラル分割した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物のエナンチオマー的に純粋な試料を得た。
【0400】
実施例16−1:1−[(1Rまたは1S)−1−(シアノメチル)プロピル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、カラムから溶出する第一のエナンチオマー。
【0401】
1H NMR(600MHz,CDC1
3):δ 8.73(br.S,1H),7.59(s,1H),7.53−7.50(m,2H),7.29−7.25(m,2H),6.89(t,J=7.3Hz,1H),5.34(br.S,2H),4.20−4.12(m,1H),2.97(ddd,J=22.0,16.9,6.4Hz,2H),2.31−1.84(m,2H),0.89(t,J=7.3Hz,3H)。
【0402】
LRMS(ESI)C
15H
17N
5O[M+H]
+についての計算値:284、実測値:284。
【0403】
実施例16−2:1−[(1Rまたは1S)−1−(シアノメチル)プロピル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、カラムから溶出する第二のエナンチオマー。
【0404】
1H NMR(600MHz,CDC1
3):δ 8.73(br.S,1H),7.59(s,1H),7.52(d,J=7.7Hz,2H),7.28−7.25(m,2H),6.89(t,J=7.3Hz,1H),5.39−5.29(br.S,2H),4.19−4.13(m.1H),2.97(ddd,J=22.0,17.0,6.4Hz,2H),2.23−1.88(m,2H),0.89(t,J=7.3Hz,3H)。
【0405】
LRMS(ESI)C
15H
17N
5O[M+H]
+についての計算値:284、実測値:284。
【0406】
表18に示す以下の化合物を、実施例#16−1および16−2について説明した同様の手順に従って調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0407】
【表21】
[実施例17−1および17−2]
【0408】
【化104】
1−[(2Sまたは2R)−1−シアノプロパン−2−イル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(実施例#17−1および#17−2)
1−[(2Sまたは2R)−1−シアノプロパン−2−イル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドをキラルSFC(Chiral Technology OD−H、2.1x25cm、20%MeOH+0.2%ジエチルアミン/CO
2)によって構成要素エナンチオマーにキラル分割した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物のエナンチオマー的に純粋な試料を得た。
【0409】
実施例17−1:1−[(2Sまたは2R)−1−シアノプロパン−2−イル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、カラムから溶出する第一のエナンチオマー。
【0410】
LRMS(ESI)C
14H
15N
5O[M+H]
+についての計算値:270、実測値:270。
【0411】
実施例17−2:1−[(2Sまたは2R)−1−シアノプロパン−2−イル]−3−(フェニルアミノ)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、カラムから溶出する第二のエナンチオマー。
【0412】
LRMS(ESI)C
14H
15N
5O[M+H]
+についての計算値:270、実測値:270。
【0413】
表19に示す以下の実施例を、実施例#17−1および17−2について説明した同様の手順に従って調製した。有機合成技術分野の通常の当業者は、これを果たすことができる。
【0414】
【表22】
[実施例#18−1および18−2]
【0415】
【化105】
1−[(1Rまたは1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(実施例#18−1および#18−2)
1−[(1Rまたは1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドをキラルSFC(Chiral Technology IA−H、2.1x25cm、35%MeOH/CO
2、70mL/分)によって構成要素エナンチオマーにキラル分割した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物のエナンチオマー的に純粋な試料を得た。
【0416】
実施例18−1:1−[(1Rまたは1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、カラムから溶出する第一のエナンチオマー。
【0417】
1H NMR(500MHz,CD
3OD):δ 8.28(s,1H),8.00(d,J=8.8Hz,2H),7.74(d,J=8.8Hz,2H),3.80−3.70(m,1H),3.38−3.24(m,2H),2.40(s,3H),1.58−1.48(m,1H),0.90−0.80(m,1H),0.78−0.70(m,1H),0.62−0.54(m,1H),0.54−0.46(m,1H)。
【0418】
LRMS(ESI)C
19H
19N
7O
2[M+H]
+についての計算値:378、実測値:378。
【0419】
実施例18−2:1−[(1Rまたは1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−{[4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル]アミノ}−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、カラムから溶出する第二のエナンチオマー。
【0420】
1H NMR(500MHz,CD
3OD):δ 8.28(s,1H),8.00(d,J=8.8Hz,2H),7.74(d,J=8.8Hz,2H),3.80−3.70(m,1H),3.38−3.24(m,2H),2.40(s,3H),1.58−1.48(m,1H),0.90−0.80(m,1H),0.78−0.70(m,1H),0.62−0.54(m,1H),0.54−0.46(m,1H)。
【0421】
LRMS(ESI)C
19H
19N
7O
2[M+H]
+についての計算値:378、実測値:378。
[実施例19−1および19−2]
【0422】
【化106】
1−[(1Rまたは1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−[(1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(実施例#19−1および#19−2)
1−[(1Rまたは1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−[(1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドをキラルSFC(Chiral Technology IA−H、2.1x25cm、30%EtOH/CO
2、70mL/分)によって構成要素エナンチオマーにキラル分割した。所望の画分を同定し、併せ、真空下で濃縮して表題化合物のエナンチオマー的に純粋な試料を得た。
【0423】
実施例19−1:1−[(1Rまたは1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−[(1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、カラムから溶出する第一のエナンチオマー。
【0424】
LRMS(ESI)C
18H
18N
6O
2[M+H]
+についての計算値:351、実測値:351。
【0425】
実施例19−2:1−[(1Rまたは1S)−2−シアノ−1−シクロプロピルエチル]−3−[(1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、カラムから溶出する第二のエナンチオマー。
【0426】
LRMS(ESI)C
18H
18N
6O
2[M+H]
+についての計算値:351、実測値:351。
【0427】
生物学的アッセイ
Jak生化学HTRFアッセイプロトコル
各々の酵素(Invitrogen JAK1 #M4290、JAK2 #4290、JAK3 #4290、Tyk2 #4290)についての組換え精製GST標識触媒ドメインを使用してHTRF形式生化学アッセイでJAK1、JAK2、JAK3およびTyk2の活性を阻害する化合物の能力を測定した。これらの反応には、共通のペプチド基質、LCB−EQEDEPEGDYFEWLW−NH2(社内)を用いた。基本アッセイプロトコルは次の通りである:先ず、Labcyte Echo 555アコースティックディスペンサを使用してDMSO中の希釈化合物(250nL)を乾燥384ウェル黒色プレート(Greiner #781076)のウェルに分注した。その後の試薬添加には、Agilent Bravoを用いた。次に、1Xアッセイバッファ(Invitrogenキナーゼバッファ#PV3189、2mM DTT、0.05%BSA)中の1.11X酵素および1.11X基質(18μL)をそれらのウェルに添加し、振盪し、その後、室温で30分間プレインキュベートして、化合物結合を平衡させた。平衡後、1Xアッセイバッファ中の10X ATP(2μL)を添加してキナーゼ反応を開始させ、それらのプレートを振盪し、その後、室温で120分間インキュベートした。インキュベーション終了時に20μLの2X停止バッファ(ストレプトアビジン−Dylight 650(Thermo #84547B/100mL)、Eu標識pY20抗体(Perkin Elmer #AD0067)、EDTA,HEPES、およびTriton)を添加して反応を失活させた。プレートを振盪し、遠心分離し、その後、60分、室温でインキュベートし、その後、Perkin Elmer Envisionで読み取った(λ
ex=337nm、λ
em=665および615nm、TRF遅延時間=20マイクロ秒)。HTRFシグナル=10,000
*665nm読取り/615nm読取り。未処理対照への正規化後、各化合物濃度でのHTRFシグナルの阻害率を計算した。化合物濃度の対数に対する阻害率のプロットを4変数用量応答方程式に当てはめてIC
50値を計算した。
【0428】
最終反応条件は、次のとおりであった:
【0429】
【表23】
試験した化合物濃度は、1496、499、175、49.9、18.7、6.2、2.1、0.75、0.24、0.075および0.0125nMであり、残留DMSOは1.25%であった。
【0430】
生物学的データ
上で説明したとおりのJAK1およびJAK2 in vitro結合アッセイで、本発明の実施例を評価した。表20は、本発明について開示するJAK1 IC
50値およびJAK2 IC
50値を表にしたものである。