(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のゲーム機を示す図である。
図1は、実施形態のゲーム機1の斜視図である。
図2は、実施形態のゲーム機1のメダル落下孔5の詳細を説明する図である。
図3は、実施形態のゲーム機1内におけるメダルMの動きを説明する図である。
【0010】
図1に示すように、ゲーム機1(メダルゲーム機)は、左右方向Xの幅2m程度、奥行方向Yの長さ2m程度、鉛直方向Zの高さ2m程度の略立方体の装置であり、主にゲームセンタ等の店舗に設置される。
ゲーム機1は、ケース2、ステーションSt1〜St4(プレイ部)、プレイ領域F1〜F4、貯留放出装置17、メダル放出部20A、20Bを備えている。
【0011】
ケース2は、ゲーム機1の筐体であり、 ウィンドウ2aを備えている。
ウィンドウ2aは、ゲーム機1の内部と外部とを仕切る部材であり、ゲーム機1の内部がプレイ領域Fとなっている。ウィンドウ2aは、ゲーム機1の内部が視認できるように、透明なガラス、樹脂等により形成される。
ステーションSt1〜St4は、4人のプレイヤが独立してプレイ可能な装置を有する領域である。ステーションSt1は、ゲーム機1の手前側Y1の左側X1の領域であり、ステーションSt2は、手前側Y1の右側X2の領域であり、ステーションSt3は、奥側Y2の左側X1の領域であり、ステーションSt4は、奥側Y2の右側X2の領域である。
【0012】
各ステーションSt1〜St4には、各プレイ領域F1〜F4が対応して設けられている。
なお、プレイ領域Fとは、プレイヤが投入したメダルMで実際にプレイをするゲーム機1の内部の領域をいう。本実施形態では、ウィンドウ2aよりも内側の領域がプレイ領域Fであり、プレイ領域F内に、プレイ領域F1〜F4が設けられている。
【0013】
以下、主にステーションSt1の構成について説明するが、ステーションSt2〜St4についても、同様な構成である。
ステーションSt1は、メダル投入装置3(メダル投入部)、プッシャ台4、メダル落下孔5、外部払い出し口6(払出手段)、チェッカ7、スロット8、ホッパ13を備えている。
メダル投入装置3は、プレイヤがプレイ領域F1にメダルMを投入するための装置であり、ステーションSt1の正面の左側X1及び右側X2にそれぞれ設けられている。メダル投入装置3は、左右方向Xに回転可能であり、プレイヤがメダルMの投入方向を変更することができる。メダル投入装置3は、メダル投入部分に投入されたメダルMをカウントするメダルカウンタ3−1を備える。
メダルカウンタ3−1は、メダルMのカウント信号を制御部40(後述する)に出力する。
【0014】
プッシャ台4は、プレイ領域F1内に配置されており、複数のメダルMを載置し、メダルMを手前側Y1に押し出す装置である。プッシャ台4は、往復テーブル4aと、固定テーブル4bとを備える。
往復テーブル4aは、メダル投入装置3から投入されたメダルM、後述するようにメダル放出部20Aから放出されたメダルM等を、受け止めて載置するためのテーブルである。往復テーブル4aは、固定テーブル4bに対して奥行方向Yに往復移動するように、モータ等から構成される駆動装置(図示せず)が設けられている。
固定テーブル4bは、メダル投入装置3から投入されたメダルM、後述するように放出されたメダルM、往復テーブル4aから落下したメダルM等を、受け止めて載置するためのテーブルである。固定テーブル4bは、往復テーブル4aの下側に配置されている。固定テーブル4b上のメダルMは、往復テーブル4aの往復移動にともなって手前側Y1に押し出され、メダル落下孔5又はチェッカ7に落下する。
【0015】
図2に示すように、メダル落下孔5は、払出孔5aと、親落ち孔5bとを備える。
払出孔5aは、固定テーブル4bの手前側Y1に設けられた開口孔であり、外部払い出し口6に連通している。
親落ち孔5bは、固定テーブル4bの上面左側X1及び右側X2の側壁の一部に設けられた開口孔であり、ホッパ13のメダル収容部14(後述する)に連通している。
図1及び
図3に示すように、外部払い出し口6は、払出孔5aに落下したメダルMを、外部に払い出す払い出し口である。外部払い出し口6に払い出されたメダルMは、プレイヤが獲得してメダル投入装置3からプレイ領域F1に再び投入することができる。
【0016】
チェッカ7は、固定テーブル4bの手前側Y1に設けられた入賞口である。固定テーブル4b上のメダルMがチェッカ7にうまく入賞した場合には、チェッカ7の内部に設けられた光学センサ等の検出部7−1が検出信号を制御部40(後述する)に出力し、制御部40が抽選処理を行う。
チェッカ7は、外部払い出し口6に連通している。そのため、チェッカ7に入賞したメダルは、検出部7−1に検出された後、外部払い出し口6に払い出される。
スロット8は、3つの数字を揃える抽選装置であり、後述するように、小当たり、大当たり等の抽選を行う。スロット8は、プレイ領域F1,F3をまたがって配置された基台9A上に配置されている。
【0017】
ホッパ13は、メダルMを、貯留放出装置17、メダル放出部20Aに供給する装置である。また、ホッパ13は、親落ち孔5bから落下したメダルMを回収する。ホッパ13は、メダル収容部14、メダル搬送部15、メダル振分部16を備える。
メダル収容部14は、メダルMを収容する部分であり、親落ち孔5bに連通している。メダル収容部14は、ケース2の内側のプレイ領域F1の下側に配置される。
メダル搬送部15は、レール状の部材によってメダルMを運搬する部分である。メダル搬送部15は、貯留搬送部15−1、少量放出部15−2を備える。
【0018】
貯留搬送部15−1は、貯留放出装置17の貯留皿17a(後述する)に対してメダルMを搬送して供給する部分である。貯留搬送部15−1は、貯留皿17aの上側に配置され、その供給口が貯留皿17aに向いている。また、貯留搬送部15−1の供給口は、他のステーションSt2〜St4の各貯留搬送部15B−1、15C−1、15D−1の供給口と結合されている。
少量放出部15−2は、メダル放出部20の傾斜部20A−1、20A−2に対してメダルMを搬送する部分である。
メダル振分部16は、メダル搬送部15のメダル供給の振り分けをする装置である。
メダル振分部16は、貯留搬送部15−1、少量放出部15−2にメダルMをそれぞれ振り分ける振分部16−1、16−2から構成される。
【0019】
図1に示すように、貯留放出装置17は、大量のメダルMを貯留し、大当たりの場合にメダルMを、メダル放出部20A、20Bを通してプレイ領域F1〜F4のいずれかに大量放出(例えば数百枚〜数千枚)する装置である。貯留放出装置17は、貯留皿17a、鉛直方向駆動部17b、傾斜駆動部17cを備える。
なお、本実施形態において、放出とは、貯留皿17a、各少量放出部15−2、15B−2、15C−2、15D−2から各プレイ領域F1〜F4へメダルMを出すことをいう。また、払い出しとは、ゲーム機1外部へメダルMを出すことをいう。
【0020】
貯留皿17aは、大量放出をするメダルMを貯留する容器である。貯留皿17aは、各ステーションSt1〜St4の貯留搬送部15−1、15B−1、15C−1、15D−1からメダルMが供給される。貯留皿17aは、水平面(XY平面)内においてプレイ領域Fのほぼ中央に配置され、鉛直方向Zに移動可能に支持されている。貯留皿17aは、透明な樹脂材料等により形成されており、プレイ領域Fの上側に配置された場合であっても、プレイヤが貯留しているメダルMを視認することができる。
【0021】
鉛直方向駆動部17bは、貯留皿17aを支持するとともに、貯留皿17aを鉛直方向Zに駆動する駆動装置である。鉛直方向駆動部17bは、2本の送りねじ17b−1、17b−2を備えている。
送りねじ17b−1,17b−2は、プレイ領域F内に鉛直方向Zに延在するように、平行して配置されている。送りねじ17b−1は、手前側Y1に配置され、送りねじ17b−2は、奥側Y2に配置されている。送りねじ17b−1、17b−2は、DCモータ等(図示せず)によって鉛直方向Zの軸回りに回転駆動され、貯留皿17aを鉛直方向Zに駆動する。
【0022】
傾斜駆動部17cは、送りねじ17b−1と貯留皿17aとの間に配置されている。傾斜駆動部17cは、DCモータ等(図示せず)を備えており、貯留皿17aを奥行方向Yの軸回りに回転して傾斜させる。
これによって、傾斜駆動部17cは、貯留皿17aをメダル放出部20A、20Bの方向に傾斜して、貯留皿17aに貯留している複数のメダルMを、メダル放出部20A、20Bへと流し込むようにして移動する。
【0023】
図1に示すように、メダル放出部20Aは、ステーションSt1、St3にメダルMを大量放出、少量放出(例えば数十枚程度)する部分である。メダル放出部20Aは、プレイ領域F1、F3をまたがって配置された基台9A上に配置されている。メダル放出部20Aは、傾斜部20A−1、傾斜部20A−2を備える。
傾斜部20A−1は、メダル放出部20Aのプレイ領域F1側に設けられた斜面であり、少量放出部15−2から搬送されたメダルMや、貯留皿17aから流し出されたメダルMをプレイ領域F1に放出する。
傾斜部20A−2は、メダル放出部20Aのプレイ領域F3側に設けられた斜面であり、少量放出部15C−2から搬送されたメダルMや、貯留皿17aから流し出されたメダルMをプレイ領域F3に放出する。
メダル放出部20Bは、ステーションSt2、St4にメダルMを大量放出、少量放出する部分であり、プレイ領域F1、F3をまたがって配置された基台9B上に配置されている。メダル放出部20Bの形態は、メダル放出部20Aの形態と同様である。
【0024】
図4は、実施形態のゲーム機1のブロック図である。
図4に示すように、ゲーム機1は、上記ハードウェアの他に、記憶部30、制御部40、設定部50を備えている。
図中、メダル投入装置3B〜3D、チェッカ7B〜7D、スロット8B〜8D、ホッパ13B〜13D、メダル搬送部15B〜15D、メダル振分部16B〜16Dは、ステーションSt2〜St4それぞれのメダル投入装置、チェッカ、スロット、ホッパ、メダル搬送部、メダル振分部であり、それらの構成は、ステーションSt1のメダル投入装置3、チェッカ7、スロット8、ホッパ13、メダル搬送部15、メダル振分部16と同様である。
なお、本発明でいうコンピュータとは、記憶装置、制御装置等を備えた情報処理装置をいい、ゲーム機1は、記憶部30、制御部40、設定部50等を備えた情報処理装置であり、本発明のコンピュータの概念に含まれる。
【0025】
記憶部30は、ゲーム機1の動作に必要なプログラム、情報等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置である。記憶部30は、プレイ進行に必要な情報を一時的に記憶したりする。また、記憶部30は、このメダルゲームを進行させるゲームプログラム31を記憶している。
制御部40は、ゲーム機1の各部を統括制御する制御回路であり、例えば、CPU(中央処理装置)等から構成される。制御部40は、メダル供給管理部41、プレイ進行部42を備え、必要に応じてこれら各部の間で情報を伝達することができる。
制御部40は、記憶部30に記憶された各種プログラムや、設定部50の設定情報等を適宜読み出して実行することにより、前述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
【0026】
メダル供給管理部41は、ゲーム機1の各ホッパ13、13B、13C、13Dを制御して、貯留放出装置17、メダル放出部20A、20Bに対しメダルMを振り分けて供給する処理を行う。
メダル供給管理部41は、メダルMを少量放出する場合、各ステーションのうち少量放出を必要とするステーションのホッパを駆動させて、そのホッパの少量放出部からメダル放出部20A、20Bに対してメダルMを放出する。
【0027】
また、メダル供給管理部41は、ゲーム機1の4台あるホッパのうちから選択したホッパを駆動させて、貯留放出装置17の貯留皿17aにメダルMを供給する。このとき、メダル供給管理部41は、各ホッパのメダル収容部に収容されたメダルMの収容枚数を推測し、その推測した収容枚数に基づいて、複数あるホッパからメダルMを供給するホッパを選択する。本実施形態では、メダル供給管理部41は、各ホッパの推測した収容枚数が最も多いホッパを、優先的に選択する。
【0028】
メダル供給管理部41は、以下の式により、各ホッパのメダルMの収容枚数Hを推測する。この式は、各プレイ領域F1〜F4が一定枚数のメダルMを載置し、各プレイ領域に投入、放出されたメダルMと同数のメダルMがプッシャ台により落下するものと仮定している。また、プッシャ台から落下したメダルMのうち、所定の割合のメダルMがホッパに回収されるものとしている。ここで、プレイ領域が一定枚数のメダルMを載置すると仮定したのは、プレイ領域上にあるメダルMは、メダルMが投入されたり、少量放出されたりした場合、多くても2枚程度が重なるに過ぎず、また、プレイ領域上にメダルMが載置される面積が一定であることによるものである。
H=I+T×(1−P)+W×(1−P)−U+Ws×(1−P)−Ws
【0029】
ここで、Iは、ゲーム機1の管理者がゲーム機1の電源投入前に各メダル収容部に予め収容するメダルMの枚数であり、ゲーム機1の管理者によって設定部50から設定される。Tは、各メダル投入装置から各プレイ領域に投入されたメダルMの投入枚数であり、各メダルカウンタのカウント信号をメダル供給管理部41が管理する。Pは、各プレイ領域に投入又は放出されたメダルMの枚数と、各外部払い出し口に払い出されるメダルMの枚数との比率であり、ゲーム機1の管理者によって設定部50から設定される。Wは、貯留皿17aから各プレイ領域に対して大量放出されたメダル枚数であり、メダル供給管理部41で管理される。Wsは、各少量放出部から各プレイ領域に対して少量放出されたメダル枚数であり、メダル供給管理部41で管理される。Uは、各ホッパから貯留皿17aに供給したメダルの枚数であり、メダル供給管理部41で管理される。
例えば、ステーションSt1のホッパ13について、ゲーム機1の電源投入時にメダル収容部14に収容されたメダル枚数がI1=500であり、プレイ領域F1に投入されたメダル枚数がT1=100であり、プレイ領域F1に少量放出されたメダル枚数がWs1=30であり、大量放出されたメダル枚数W1=100であり、ホッパ13が貯留皿17aに供給したメダル枚数がU1=10であり、プレイ領域F1に投入又は放出されたメダルMの枚数と、外部払い出し口6に払い出されるメダルMの枚数との比率がP=0.6(60%)である場合、ホッパ13内に推測されるメダルの収容枚数は、H1=552となる。
上記式よって、メダル供給管理部41は、より具体的に各ホッパのメダル収容枚数を容易に推測することができる。
【0030】
ここで、上記式による計算では、メダルMが大量放出されたプレイ領域のホッパのメダル収容枚数は、大量放出された直後から、大量放出によってプレイ領域から落下したメダルMが所定の比率(1−P)でメダル収容部に回収されるものと仮定して推測される。
しかし、実際には、プレイ領域にメダルMが大量放出された後に、放出されたメダルMによってプッシャ台に載置されていたメダルMが押し出され、その一部が親落ち孔5bに落下して回収される。そのため、貯留放出装置17がプレイ領域へメダルMを大量放出した時点と、ホッパがプッシャ台からメダルMを回収した時点とには、時間差が生じる。
【0031】
したがって、上記式による計算上の推測では、大量放出による親落ち孔5bからのメダルMの回収により、そのホッパに十分な枚数のメダルMが収容されていると推測されていても、上記時間差が考慮されていないため、実際には、そのホッパに親落ち孔5bからのメダルMの回収がまだなされておらず、そのホッパのメダル収容枚数が、推測した枚数を大きく下回る場合が起こりうる。この場合において、上記式により推測した収容枚数によって、そのホッパが貯留放出装置17にメダルMを供給するホッパに選択されると、そのホッパは、メダル切れを生じさせる可能性がある。
【0032】
そこで、メダル供給管理部41は、貯留放出装置17からのメダルMの大量放出時に、メダルMが放出されるプレイ領域のホッパのメダルMの収容枚数が所定枚数(例えば、200枚)を下回るときに、メダルMの収容枚数が所定枚数を上回るまでは、そのホッパ以外の他のホッパからメダルMを供給させる。こうすることで、ゲーム機1は、ホッパの上記メダル切れの発生を回避することができる。
本実施形態では、メダル供給管理部41は、各少量放出部によるメダルMの少量放出時には、上記処理を行わない。これは、少量放出の場合、親落ち孔5bからホッパへのメダルMの回収枚数が大量放出の場合に比べて非常に少なく、少量放出直後からプレイ領域上のメダル枚数が一定であると考えることができ、メダル供給管理部41が予測した収容枚数と実際にホッパに収容された収容枚数とは、差異が小さいからである。
【0033】
プレイ進行部42は、ゲームの進行を統括的に制御するための部分である。
設定部50は、ゲーム機1の管理者が、ゲーム機1の電源投入前に各メダル収容部に予め収容するメダルMの枚数Iや、各プレイ領域に投入又は放出されたメダルMの枚数と各外部払い出し口に払い出されるメダルMの枚数との比率Pを入力する部分である。
【0034】
次に、ゲーム機1の動作について説明する。
図5は、実施形態のゲーム機1の動作を説明するフローチャートである。
なお、以下、主にステーションSt1の動作について説明するが、ステーションSt2〜St4の動作も同様である。
最初に、ステップS(以下、単に「S」という)10において、プレイヤがメダルMをメダル投入装置3から投入すると、メダル投入装置3のメダルカウンタ3−1がメダルのカウント信号を制御部40に出力して、制御部40が処理を開始する。
【0035】
S20において、プレイ進行部42は、メダル投入装置3のメダルカウンタ3−1からの出力に基づいて、メダルMの投入枚数をカウントし、メダルMが10枚投入されたか否かを判定する。プレイ進行部42は、メダルMが10枚投入されたと判定した場合には(S20:YES)、S30に進み、一方、メダルMが10枚投入されていないと判定した場合には(S20:NO)、S60に進む。このときメダル供給管理部41は、各プレイ領域に投入されたメダルMの投入枚数Tを管理する。
S30において、メダル供給管理部41は、ゲーム機1の各ホッパのメダル収容部14、14B、14C、14Dのメダル収容枚数H1〜H4を推測する。
S40において、メダル供給管理部41は、推測した各ホッパのメダル収容枚数H1〜H4に基づいて、貯留放出装置17の貯留皿17aにメダルMを供給するホッパを選択する。
【0036】
S50において、メダル供給管理部41は、選択したホッパを駆動し、貯留皿17aに1枚のメダルMを供給する。このとき、メダル供給管理部41は、貯留皿17aに供給したメダル枚数を管理する。また、プレイ進行部42は、メダル投入枚数を「0」にリセットする。
S60において、プレイ進行部42は、チェッカ7の検出部(図示せず)の出力に応じて、メダルMがチェッカ7に入賞したか否かを判定する。この場面でメダルMが入賞する場合は、プレイヤがメダル投入装置3からメダルMを投入して、プッシャ台4上のメダルMがチェッカ7に入賞する場合である。
プレイ進行部42は、メダルMがチェッカ7に入賞したと判定した場合には(S60:YES)、S70に進み、一方、メダルMがチェッカ7に入賞していないと判定した場合には(S60:NO)、S130に進む。
【0037】
S70において、プレイ進行部42は、スロット8を制御して抽選処理を行う。
S80において、プレイ進行部42は、スロット8の抽選結果が小当たりであるか否かを判定する。なお、小当たりである場合は、「7」以外の数字が3つ揃った場合、つまりスロット8の表示が「000」、「111」等になった場合である。
プレイ進行部42は、小当たりであると判定した場合(S80:YES)、S81に進み、一方、小当たりではないと判定した場合(S80:NO)、S90に進む。
【0038】
S81において、メダル供給管理部41は、メダルMの少量放出の処理を行う。具体的には、メダル供給管理部41が、ホッパ13を駆動して少量放出部15−2から所定の枚数、例えば80枚のメダルMをメダル放出部20Aの傾斜部20A−1に搬送する。搬送されたメダルMは、傾斜部20A−1を滑り落ちてプレイ領域F1へ放出される。このとき、メダル供給管理部41は、少量放出したメダル枚数Wsを管理する。
この結果、プッシャ台4に載置されるメダルMが増加するので、プッシャ台4上のメダルMは、往復テーブル4aの往復移動にともなって手前側Y1に移動し、固定テーブル4bから落下する可能性が大きくなる。メダルMは、固定テーブル4bから払出孔5aに落下した場合には、外部払い出し口6に払い出され、プレイヤに獲得される。一方、親落ち孔5bに落下した場合には、メダルMは、ホッパ13のメダル収容部14に回収される。
【0039】
S82において、メダル供給管理部41は、ゲーム機1の各ホッパのメダル収容部14、14B、14C、14Dのメダル収容枚数H1〜H4を推測する。
S83において、メダル供給管理部41は、推測した各ホッパのメダル収容枚数H1〜H4に基づいて、貯留放出装置17の貯留皿17aにメダルMを供給するホッパを選択する。
S84において、メダル供給管理部41は、選択したホッパを駆動し、貯留皿17aに20枚のメダルMを供給する。このとき、メダル供給管理部41は、貯留皿17aに供給したメダル枚数を管理する。
なお、メダル供給管理部41は、メダルの供給枚数が多い場合などにおいては、2以上のホッパから貯留皿17aにメダルMを供給してもよい。また、2以上のホッパから供給する場合において、メダル供給管理部41は、各ホッパのメダル収容枚数に応じて、各ホッパのメダルの供給枚数に差をつけてもよい。例えば、メダル供給後の各ホッパのメダル収容枚数が均等になるように、メダル供給管理部41は、各ホッパからメダルMを供給させることも可能である。
【0040】
S90において、プレイ進行部42は、スロット8の抽選結果が大当たりであるか否かを判定する。なお、大当たりである場合は、「7」の数字が3つ揃った場合、つまりスロット8の表示が「777」になった場合である。
プレイ進行部42は、大当たりであると判定した場合(S90:YES)、S91に進み、一方、大当たりではないと判定した場合(S90:NO)、S100に進む。
【0041】
S91において、メダル供給管理部41は、貯留皿17aに供給されたメダルMの大量放出の処理を行う。
具体的には、メダル供給管理部41は、鉛直方向駆動部17b及び傾斜駆動部17cを制御して、貯留皿17aをメダル放出部20Aの上側に配置し、貯留皿17aをメダル放出部20Aの傾斜部20A−1の方へ傾斜させる。この結果、貯留皿17aのメダルMは、傾斜部20A−1に流れ込むにようにして受け渡されて移動し、傾斜部20A−1を滑り落ちてプレイ領域F1へと放出される。
大量放出が終了すると、メダル供給管理部41は、貯留皿17aを再び水平位置に戻す。
【0042】
S100において、メダル供給管理部41は、ゲーム機1の各ホッパのメダル収容部14、14B、14C、14Dのメダル収容枚数H1〜H4を推測する。
S110において、メダル供給管理部41は、推測した各ホッパのメダル収容枚数H1〜H4に基づいて、貯留放出装置17の貯留皿17aにメダルMを供給するホッパを選択する。
S120において、メダル供給管理部41は、選択したホッパを駆動し、貯留皿17aに5枚のメダルMを供給する。このとき、メダル供給管理部41は、貯留皿17aに供給したメダル枚数を管理する。
なお、貯留皿17aに貯留されたメダルMの枚数、すなわち大量放出のメダル枚数Wは、ゲーム機1の全てのホッパ13、13B、13C、13Dが、上述のS50、S84、S120において供給したメダル枚数の総数であるため、メダル供給管理部41で管理することができる。また、各ホッパから貯留皿17aに供給されたメダルMの枚数Uは、各ステーションSt1〜St4のホッパが、それぞれ、上述のS50、S84、S120において供給したメダル枚数の総数であるため、メダル供給管理部41で管理することができる。
【0043】
S130において、プレイ進行部42は、メダル投入装置3のメダルカウンタ3−1の出力に基づいて、プレイが終了したか否かを判定する。プレイ進行部42は、所定時間(例えば60秒程度)、メダルカウンタ3−1から出力がない場合にはプレイが終了したものと判定し(S130:YES)、S140に進み、一連の処理を終了する。一方、プレイ進行部42は、メダルカウンタ3−1からの引き続き出力がある場合には、プレイが継続されプレイ終了していないと判定し(S130:NO)、S20からの処理を繰り返す。
【0044】
以上説明したように、ゲーム機1は、各ホッパのメダル収容枚数に応じて貯留放出装置17へメダルMを供給するホッパを選択するので、例えばメダル収納枚数の少ないホッパから貯留放出装置17にメダルMを供給することを避けることができ、各ホッパのメダル切れによるゲームの中断を抑制することができる。
また、ゲーム機1は、簡易な方法で各ホッパのメダル収容枚数を具体的に推測することができ、その推測した収容枚数によって貯留放出装置へメダルMを供給するホッパを適切に選択することができる。さらに、ホッパのメダル収容枚数をカウントする装置等を設ける必要がなく、ゲーム機1の部材コストが増加するのを回避することができる。
【0045】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
【0046】
(変形形態)
(1)実施形態において、メダル供給管理部41は、メダルMが10枚以上投入された場合(S20:YES)、チェッカ7に入賞したが小当たり、大当たりに該当しなかった場合(S90:NO)、小当たりによるメダルMの少量放出処理(S81)後の場合において、貯留放出装置17にメダルMを供給する例を示したが、これに限定されない。例えば、メダル供給管理部41は、メダルMの大量放出処理(S91)後において、貯留放出装置17に所定の枚数のメダルMを供給してもよい。
【0047】
(2)実施形態において、各ホッパのメダル収容枚数の予測式に用いるIは、ゲーム機1の管理者によって設定部50から設定される例を示したが、これに限定されない。例えば、ゲーム機1の電源投入時における各ホッパのメダル収容枚数を所定の枚数(例えば、500枚)に定めておき、メダル供給管理部41が、ゲーム機1の電源投入されたときにIを所定の枚数(500枚)と認識するようにしてもよい。この場合、ゲーム機1の管理者は、電源投入前に、各ホッパにメダルMを所定の枚数(500枚)を入れておく必要がある。
【0048】
(3)実施形態において、メダル収容枚数は、各プレイ領域に投入又は放出されたメダルMの枚数のうち、各外部払い出し口に払い出されるメダルMの枚数の比率Pに基づいて推測した例を示したが、これに限定されない。例えば、プレイ領域F1〜F4に投入又は放出されたメダルMの総数うち、各外部払い出し口6、6B、6C、6Dに払い出されるメダルMの総数の比率を、メダル収容枚数の推測に用いてもよい。
(4)実施形態において、ゲーム機1は、プッシャゲームの例を示したが、これに限定されない。例えば、ゲーム機は、メダルMを賭ける競馬ゲーム等に用いてもよい。