(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6014375
(24)【登録日】2016年9月30日
(45)【発行日】2016年10月25日
(54)【発明の名称】LEDランプ用ソケット、およびこれを用いた照明器具
(51)【国際特許分類】
H01R 33/06 20060101AFI20161011BHJP
F21V 23/06 20060101ALI20161011BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20161011BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20161011BHJP
【FI】
H01R33/06
F21V23/06
F21V23/00 160
F21S2/00 231
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-127554(P2012-127554)
(22)【出願日】2012年6月4日
(65)【公開番号】特開2013-251245(P2013-251245A)
(43)【公開日】2013年12月12日
【審査請求日】2015年5月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000140269
【氏名又は名称】株式会社遠藤照明
(74)【代理人】
【識別番号】100087664
【弁理士】
【氏名又は名称】中井 宏行
(74)【代理人】
【識別番号】100149504
【弁理士】
【氏名又は名称】沖本 周子
(72)【発明者】
【氏名】松下 昭
【審査官】
竹下 晋司
(56)【参考文献】
【文献】
実開平02−049089(JP,U)
【文献】
特開2011−249083(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3171199(JP,U)
【文献】
特開平02−117080(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 33/00 − 33/46
F21S 2/00
F21V 23/00
F21V 23/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンパクト型蛍光ランプの口金部から突設する4つの給電端子のうちの2つに対応する位置に第1および第2の電極穴が形成された本体部と、
前記本体部に傾動可能に軸支され、コンパクト型LEDランプの口金部における、前記第1および第2の電極穴に対応する位置に突設された第1および第2の電極端子を挿通させる挿通孔が底面に形成され、前記コンパクト型LEDランプの口金部を包み込む口金収容凹部を有した受金ガイド部とを備え、
前記本体部には、第1〜第4の電源接続部が設けられており、
前記第1の電源接続部が、前記第1の電極端子が挿入される前記第1の電極穴と電気的に接続され、
前記第2の電源接続部が、前記第2の電極端子が挿入される前記第2の電極穴と電気的に接続され、
前記第1の電源接続部は、前記コンパクト型LEDランプへの給電線用の電源接続部として機能し、
前記第2の電源接続部は、他のコンパクト型LEDランプへの渡り配線用の電源接続部として機能する、LEDランプ用ソケット。
【請求項2】
前記第3の電源接続部は、前記第1の電極穴と電気的に接続され、
前記第4の電源接続部は、前記第2の電極穴と電気的に接続され、
前記第1および第4の電源接続部が、前記コンパクト型LEDランプへの給電線用の電源接続部として機能し、
前記第2および第3の電源接続部が、他のコンパクト型LEDランプへの渡り配線用の電源接続部として機能する、請求項1記載のLEDランプ用ソケット。
【請求項3】
前記コンパクト型LEDランプは、直流駆動であり、
前記第1の電源接続部は、前記コンパクト型LEDランプへの給電用の電源接続部として機能し、
前記第2の電源接続部は、他のコンパクト型LEDランプへの渡り配線用の電源接続部として機能する、請求項1記載のLEDランプ用ソケット。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のLEDランプ用ソケットを複数備え、
前記複数のうちの第1のLEDランプ用ソケットに設けられた前記第1の電源接続部は、電源に接続されており、
前記複数のうちの第2のLEDランプ用ソケットに設けられた前記第1の電源接続部と、前記第1のLEDランプ用ソケットに設けられた第2の電源接続部とが接続され、前記第1のLEDランプ用ソケットが前記第2のLEDランプ用ソケットに渡り給電している、照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、いわゆるコンパクト型、あるいはツイン型蛍光ランプに類似させた形状を有するLEDランプに対応した
LEDランプ用ソケット、およびこれを用いた照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
近時、エコを目的とした屋内設備のリニューアルとして、照明用の蛍光ランプ等を、低消費電力かつ長寿命なLEDランプによって置換することがしばしば行われている。そして、いわゆるコンパクト型、あるいはツイン型蛍光ランプ(FPL36W型等)も例外ではなく、たとえば次の非特許文献にあるように、それを代替するためのLEDランプが市販され始めている。
【0003】
従来の蛍光ランプを代替することを目的としたLEDランプの場合、その蛍光ランプ用のソケットにそのまま装着できる口金部を備えたものとすれば、ソケットを交換する必要がないのでリニューアルの費用を抑えることができる。また事実、非特許文献1に記載のLEDランプも、従来の蛍光ランプと同形状の口金部を採用している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】http://www.yusac.ne.jp/keikoutou/fhp.pdf
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところでLEDランプは、外部から供給された直流電源によって内部のLED素子を発光させるか、あるいは外部から供給された交流電源を受け、それを内部の電源回路によって整流した直流電源によってLED素子を発光させる仕組みなので、口金部には一組の給電端子を備えればよい。これは二組(4つ)の給電端子を必要とする従来の蛍光ランプとは異なる大きな特徴である。
【0006】
よって、従来の蛍光ランプを代替するLEDランプであっても、このLEDランプ専用のソケットでは、そのような特徴を生かす構成とするのが望ましい。しかし、特にコンパクト型、あるいはツイン型蛍光ランプを代替するLEDランプ用のソケットについてみると、そのようなものは未だ提案されていない。
【0007】
そこで本発明は、そのようなコンパクト型、あるいはツイン型蛍光ランプを代替するLEDランプ用のソケットとして、上記の特徴を生かした新規な構成のLEDランプ用ソケット、特に渡り配線を可能としたLEDランプ用ソケット
、およびこれを用いた照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によるLEDランプ用ソケットは、
コンパクト型蛍光ランプの口金部から突設する4つの給電端子のうちの2つに対応する位置に第1および第2の電極穴が形成された本体部と、前記本体部に傾動可能に軸支され、コンパクト型LEDランプの口金部における、前記第1および第2の電極穴に対応する位置に突設された第1および第2の電極端子を挿通させる挿通孔が底面に形成され、前記コンパクト型LEDランプの口金部を包み込む口金収容凹部を有した受金ガイド部とを備え、前記本体部には、第1〜第4の電源接続部が設けられており、前記第1の電源接続部が、前記第1の電極端子が挿入される前記第1の電極穴と電気的に接続され、前記第2の電源接続部が、前記第2の電極端子が挿入される前記第2の電極穴と電気的に接続され、前記第1の電源接続部は、前記コンパクト型LEDランプへの給電線用の電源接続部として機能し、
前記第2の電源接続部は、他のコンパクト型LEDランプへの渡り配線用の電源接続部として機能する。
【0009】
本発明によるLEDランプ用ソケットは、前記第3の電源接続部は、前記第1の電極穴と電気的に接続され、前記第4の電源接続部は、前記第2の電極穴と電気的に接続され、前記第1および第4の電源接続部が、前記コンパクト型LEDランプへの給電線用の電源接続部として機能し、前記第2および第3の電源接続部が、他のコンパクト型LEDランプへの渡り配線用の電源接続部として機能するようにしてもよい。
また本発明によるLEDランプは、前記コンパクト型LEDランプは、直流駆動であり、
前記第1の電源接続部は、前記コンパクト型LEDランプへの給電用の電源接続部として機能し、前記第2の電源接続部は、他のコンパクト型LEDランプへの渡り配線用の電源接続部として機能する。
【0010】
本発明による照明器具は、
LEDランプ用ソケットを複数備え、前記複数のうちの第1のLEDランプ用ソケットに設けられた前記第1の電源接続部は、電源に接続されており、前記複数のうちの第2のLEDランプ用ソケットに設けられた前記第1の電源接続部と、前記第1のLEDランプ用ソケットに設けられた第2の電源接続部とが接続され、前記第1のLEDランプ用ソケットが前記第2のLEDランプ用ソケットに渡り給電している。
【発明の効果】
【0011】
本発明によるLEDランプ用ソケットを複数備えたシステムや、照明器具では、それらのソケットに配線によって渡り給電できるので、それぞれのソケットを配線によって個別に給電する構成に比べて、接続線が短くて済み、配線作業も簡単である。これは複数のLEDランプを用いる照明器具等では非常に有利であり、製品を低コストで提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明によるLEDランプ用ソケットの一例を示す平面図(a)と、LEDランプが装着された状態を示す横断面図(b)と、LEDランプを装着する前の状態を示す横断面図(c)である。
【
図2】
図1に示したLEDランプ用ソケットの左側面図(a)と、正面図(b)と、右側面図(c)と、背面図(d)と、平面図(e)と、底面図(f)である。
【
図3】(a)〜(c)はそれぞれ、電極穴の配置を異ならせたLEDランプ用ソケットの変形例を示す平面図である。
【
図4】複数のLEDランプ用ソケットを渡り配線した状態を示す概念図である。
【
図5】内部配線を異ならせた複数のLEDランプ用ソケットを渡り配線した状態を示す概念図である。
【
図6】
図1に示したLEDランプ用ソケットに装着されるLEDランプの正面図(a)と、右側面図(b)と、底面図(c)である。
【
図7】(a)〜(c)はそれぞれ、給電端子の配置を異ならせたLEDランプの変形例である。
【
図8】(a)〜(d)は、本発明によるLEDランプ用ソケットの他例を示す平面図であり、それぞれ電極穴の配置を異ならせている。ある。
【
図9】
図8(a)に示したLEDランプ用ソケットに装着されるLEDランプの正面図(a)と、右側面図(b)と、底面図(c)である。
【
図10】(a)〜(c)はそれぞれ、給電端子の配置を異ならせたLEDランプの変形例の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、いわゆるコンパクト型蛍光ランプの代替を意図して製造されたLEDランプ(
図6、
図9参照)の口金部に対応するソケットである。
【0014】
コンパクト型蛍光ランプは、先端部が互いに連通された平行な2本の放電管の根元を、楕円形の広がりを有する口金部に固着させたものである。すなわち直管形蛍光ランプを中央で折り返し、その両端の口金部を1つにまとめたような構造であるから、その口金部には2組(4本)の給電端子が設けられている。
【0015】
これに対してLEDランプは、一組のみの給電端子が口金部に設けられる。しかしながらLEDランプには、交流駆動タイプのものと、直流駆動タイプのものがあるから、それぞれに対応してソケットとを用意する必要がある。
【0016】
図1、
図2は、本発明が提案するソケットの一例で、交流駆動タイプのLEDランプに対応した交流電源用ソケットである。
【0017】
これらの図において、ソケット1は、ランプの口金部20より突設された一組の給電端子21を挿通させる挿通孔11fが底面に形成され、その口金部20を包み込む口金収容凹部を有したガイド部11と、このガイド部11を傾動可能に取付け、挿通孔11fより突出させたLEDランプ2の一組の給電端子21を挿着させる一組の電極穴13が対応して形成された本体部12とで構成される。
【0018】
ガイド部11は、楕円形の広がりを有する内周壁が形成された口金収容凹部11aと、口金部20の給電端子21を挿通させるための矩形の挿通孔11fが形成された底面11bからなる。口金収容凹部11aの両側には、口金部20の両側に設けられている係止片20aを受け入れて奥方向にスライドさせる一対の係止溝部11cが対向して形成されている。
【0019】
また口金収容凹部11aの内周壁の係止溝部11cに隣接した対向位置には、ランプ種別制限突起11dが形成されている。ランプ種別制限突起11dは、たとえばLEDランプ2の定格電力等に基づいて、このソケット1に装着可能なランプの種別を制限するためのものである。当然であるが、このソケット1に装着すべき口金部20には、そのランプ種別制限突起11dに、装着時に障害にならない切欠き20bが必要である(
図6(b)参照)。
【0020】
底面11bの両外側には一対の軸受部11eが設けられ、それぞれの軸受部11eには、本体部12から突出して形成された支持軸12aが挿通されている。そのためガイド部11は、その支持軸12aを中心として傾動可能である。
【0021】
本体部12は、概ね長方体形であって、口金部20の給電端子21を装着させる電極穴13が形成された本体背面部に対して、ガイド部11を直立させた状態のとき、すなわちガイド部11が口金保持位置にあるとき、そのガイド部11を係止溝部11cを含めて半ば以上収容するためのガイド部収容凹部12bが、正面から上面にかけて開口されている。
【0022】
本体左右側面部の内側には、ガイド部11の係止溝部11cより突出した口金部20の係止片20aを収容する係止片収容部12cが形成されている。係止片収容部12cは、左右側面部の裏面より後退した段差部で、その横断面がガイド部11の側に開口されている。本体背面部に対してガイド部11を傾斜させた状態(
図1(c)参照)では、口金部20は、ガイド部11の口金収容凹部11aに対して自由に挿入抜出可能であるが、その状態で口金部20をガイド部11の口金収容凹部11aに挿入してから、本体背面部に対してガイド部11を直立させた状態(
図1(b)参照)にすると、口金部20の係止片20aは、ガイド部11の係止溝部11cと係止片収容部12cとによって周囲が囲まれた状態となって、口金部20はソケット1によって抜け出しできない状態に保持されることになる。
【0023】
電極穴13はいずれも、本体底面部の内側に形成され上方に向いて開口している。それぞれの電極穴には毛抜きのような両側から挟み込むタイプの金属製接続端子が埋設されている。電極穴13に挿入された給電端子21は、この毛抜き形の接続端子によって挟持されて電気的な接続が確立される。
【0024】
電極穴13の位置は特に制限されないが、例えば、従来のコンパクト型蛍光ランプ用のソケットと同様の場所、すなわち口金保持位置にあるガイド部11の底面11bに相対する位置に、正方形の土台部12dを形成し、その正方形の各頂点を電極穴13の候補位置として、そこから2カ所を選択して電極穴13を形成してもよい。この例では、上側の2カ所に電極穴13を形成して、残った2カ所は、「L」、「N」の電極名を表記する場所として利用している。
【0025】
図3(a)〜(c)は、
図1(a)とは電極穴の位置を異ならせた変形例の平面図である。このような電極穴13の配置に対しても本発明は適用できる。
【0026】
土台部12dの各頂点のそれぞれに電極穴13が形成された本体部を利用して、必要な2カ所を残し、不要な2カ所を穴埋加工して塞ぐようにしてもよい。従来の蛍光ランプ用ソケットには、そのような4カ所に電極穴13が形成されているので、その部品を流用してもよい。また、このような製造方法は、後述する直流駆動タイプのLEDランプに対応したソケットにもそのまま適用できる。このような穴埋加工を施したソケットでは、2個の電極穴13の近傍に、2個の穴埋加工痕11gが生じることになる。しかしその穴埋加工痕11gの上に上記のような電極名を刻印してもよい。
【0027】
図4の例では、本体背面部には、電極穴13に対応して、給電線を接続して電源を供給するための電源接続部14と、電源40に接続されたソケット1から隣接したソケット1に給電するために対応して設けた、渡り配線用の電源接続部14とが設けられている。それぞれの電源接続部14は、背面部の外側に形成した配線挿入穴の奥にそれぞれ速結端子を収容して構成すれば配線作業が簡単にできて便利である。
【0028】
本体底面部は電極穴13の深さが確保できる厚みを有する必要があり、そのため電極穴13の周囲に空間が生じるので、電極穴13を電源接続部14に接続するための部材を本体天面部に無理なく収めることができる。配線部材にはリード線を用いてもよいし、金属板等を用いてもよい。
【0029】
電極穴13と、それらの電源接続部14との接続に特に制限はないが、たとえば
図4に示すような対応関係で、それぞれの電極穴13に2つずつの電源接続部14を接続させればよい。そうすれば図示のように、複数のソケット1を渡り配線で連結できるので、それぞれのソケット1を個別の電源線で交流電源40に接続するよりも接続線が短くて済み、配線加工も簡単である。これは複数のLEDランプ2を用いる照明器具等では非常に有利であり、製品を低コストで提供できるようになる。
【0030】
図5は、電極穴13と電源接続部14との対応関係を異ならせた例である。
図4、
図5は例示に過ぎず、これ以外の対応関係も可能である。
【0031】
図6に示したLEDランプ2は、
図1に示したソケット1に対応した交流駆動タイプのものである。このLEDランプ2は、楕円筒形のランプ本体22の一方の端部に口金部20が固定され、他方の端部にはキャップ24が固定されている。ランプ本体22は、LED素子25を実装した基板24が金属本体22aの上面に固定され、その金属本体22aに透光カバー22bを被せた基本構造である。LED素子25から照射された光は、透光カバー22bを透過して照明光となる。金属本体22aには、直流電源を生じさせる電源部23が設けられている。口金部20は、端面の長手方向に一組の給電端子21が並べて突設されている。また口金部20の周壁面には、係止片20aと、前述した切欠き20bとが形成されている。このLEDランプは、給電端子21を通じて交流電源を受け、電源部23によって整流した直流電源によってLED素子25を点灯させる。
【0032】
図7(a)〜(c)は、給電端子の配置を異ならせたLEDランプ2の変形例であって、それぞれ
図3の(a)〜(c)に示したソケットに対応している。
【0033】
図8(a)〜(d)はいずれも、本発明が提案するソケットの他例で、直流駆動タイプのLEDランプに対応した直流電源用ソケットとし得るが、
図1および
図3の(a)〜(c)に示した交流電源用ソケットとは電源穴13の配置が異なるものを選択すべきである。電源穴13の配置以外の構成は、いずれのソケット1でも同様である。なお、
図8(a)の例では、土台部12dの各頂点の中から、右側の2カ所に電極穴13を形成し、残った2カ所は、「+」、「−」の電極名を表記する場所として利用している。
【0034】
図9に示したLEDランプ2は、
図8(a)に示したソケット1に対応した直流駆動タイプのものである。
図6に示したLEDランプ2に類似した形状を有するが、電源部23を備えない点と、口金部20の端面の短軸方向に一組の給電端子21が並べて突設されている点とが異なっている。また、このLEDランプ2は、給電端子21を通じて直流電源を受け、その直流電源によってLED素子25を点灯させる。
【0035】
図10の(a)〜(c)はいずれも、
図9に示したLEDランプ2から給電端子の配置を異ならせた変形例であって、それぞれ
図8の(b)〜(d)に示したソケットに対応している。
【0036】
またこれらのソケットには、LEDランプをアースするための1つの電極穴が更に形成されていてもよい。そしてLEDランプ側では、その電極穴に対応したアース用の給電端子を口金部に設けて、これに金属本体を接続しておけば、感電事故等も防止できる。
【符号の説明】
【0037】
1 ソケット
11 ガイド部
11a 口金収容凹部
11b 底面
11f 挿通孔
12 本体部
13 電極穴
2 LEDランプ
20 口金部
21 給電端子