(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、各端末装置の利用者が他の利用者との間のメッセージの授受の履歴を確認できれば便利である。しかし、過去に何度もメッセージを授受した相手の履歴と未だ充分に交流していない相手の履歴とを同列に混在させて利用者に提示した場合、過去に交流した相手の履歴のみを選択的に確認することや未交流の相手の履歴のみを選択的に確認することが困難であるという問題がある。特にSNS(Social Networking Service)のように不特定の相手からメッセージを受信し得る構成では、過去に交流した相手の履歴が未交流の多数の相手の履歴に埋没し得るから、交流済の相手の履歴の選択的な確認が困難であるという問題は深刻化する。以上の事情を考慮して、本発明は、各相手利用者とのメッセージ授受の履歴の確認を容易化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために本発明が採用する手段を以下に説明する。なお、本発明の理解を容易にするために以下では図面の参照符号を便宜的に括弧書で付記するが、本発明を図示の形態に限定する趣旨ではない。
【0006】
本発明に係る端末装置(14)は、相手利用者の端末装置(14)との間でメッセージ(M)を送受信する送受信部(32)と、各相手利用者との間のメッセージ(M)の送受信に関する履歴情報(ZA,ZB)を表示装置(26)に表示させる要素であって、前記送受信部(32)によるメッセージ(M)の送受信履歴(H)が所定条件を充足する各相手利用者(YA)の履歴情報(ZA)と、前記送受信履歴(H)が前記所定条件を充足しない各相手利用者(YB)の履歴情報(ZB)とを区別して前記表示装置(26)に表示させる表示制御部(36)とを具備する。
【0007】
本発明の好適な態様において、前記表示制御部(36)は、前記送受信部(32)によるメッセージ(M)の送受信の回数が所定値以上である各相手利用者(YA)の履歴情報(ZA)と、当該回数が前記所定値を下回る各相手利用者(YB)の履歴情報(ZB)とを区別して前記表示装置(26)に表示させる。例えば、前記表示制御部(36)は、前記送受信部(32)によるメッセージ(M)の送信および受信の対を単位とした回数(K)が所定値(KTH)以上である各相手利用者(YA)の履歴情報(ZA)と、当該回数(K)が前記所定値(KTH)を下回る各相手利用者(YB)の履歴情報(ZB)とを区別して前記表示装置(26)に表示させる。なお、特定の相手利用者(YB)に対するメッセージ(M)の送信が複数回にわたり連続的に実行された場合、複数回の送信を包括的に1回と計数するか各回の送信を個別的に把握して複数回と計数するかは任意である。メッセージ(M)の受信についても同様である。
【0008】
本発明の好適な態様において、前記表示制御部(36)は、前記送受信履歴(H)が前記所定条件を充足する各相手利用者(YA)の履歴情報(ZA)を前記表示装置(26)に表示させる一方、前記送受信履歴(H)が前記所定条件を充足しない各相手利用者(YB)の履歴情報(ZB)を、利用者から指示された場合に前記表示装置(26)に表示させる。
【0009】
本発明の好適な態様において、前記表示制御部(36)は、前記送受信履歴(H)が前記所定条件を充足しない相手利用者のうち、前記送受信履歴(H)に応じて判別された第1利用者(YB1)と第2利用者(YB2)とで履歴情報(ZB)を区別して前記表示装置(26)に表示させる。例えば、相手利用者の端末装置(14)に対するメッセージ(M)の送信と当該端末装置(14)からのメッセージ(M)の受信との双方が所定回にわたり実行されたことを前記所定条件とした構成において、前記表示制御部(36)は、前記送受信履歴(H)が前記所定条件を充足しない各相手利用者(YB)のうち、前記送受信部(32)がメッセージ(M)の送信のみを実行した第1利用者(YB1)の履歴情報(ZB)と、前記送受信部(32)がメッセージ(M)の受信のみを実行した第2利用者(YB2)の履歴情報(ZB)とを区別して表示させる。また、前記表示制御部(36)が、前記第1利用者(YB1)と前記第2利用者(YB2)とで相異なる態様の画像(EB3)を、相手利用者毎に表示する構成も好適である。
【0010】
本発明の好適な態様において、前記表示制御部(36)は、利用者との交流関係が登録された相手利用者の履歴情報(ZA)を、前記送受信履歴(H)が前記所定条件を充足する相手利用者(YA)の履歴情報(ZA)とともに前記表示装置(26)に表示させる。
【0011】
本発明は、前述の各態様に係る端末装置(14)としてコンピュータを機能させるためのプログラムとしても特定される。本発明に係るプログラムは、相手利用者の端末装置(14)との間でメッセージ(M)を送受信する送受信処理と、各相手利用者との間のメッセージ(M)の送受信に関する履歴情報(ZA,ZB)を表示装置(26)に表示させる要素であって、前記送受信処理によるメッセージ(M)の送受信履歴(H)が所定条件を充足する各相手利用者(YA)の履歴情報(ZA)と、前記送受信履歴(H)が前記所定条件を充足しない各相手利用者(YB)の履歴情報(ZB)とを区別して前記表示装置(26)に表示させる表示制御処理とをコンピュータに実行させる。本発明に係るプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に格納された形態で提供されてコンピュータにインストールされるほか、通信網を介した配信の形態で提供されてコンピュータにインストールされる。
【0012】
本発明は、端末装置(14)の制御方法としても特定される。本発明に係る端末装置(14)の制御方法は、相手利用者の端末装置(14)との間でメッセージ(M)を送受信する端末装置(14)の表示装置(26)に、各相手利用者との間のメッセージ(M)の送受信に関する履歴情報(ZA,ZB)を表示させる端末装置(14)の制御方法であって、メッセージ(M)の送受信履歴(H)が所定条件を充足する各相手利用者(YA)の履歴情報(ZA)と、前記送受信履歴(H)が前記所定条件を充足しない各相手利用者(YB)の履歴情報(ZB)とを区別して前記表示装置(26)に表示させる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る通信システム100のブロック図である。第1実施形態の通信システム100は、管理装置12と複数の端末装置14とを具備する。各端末装置14は、例えば携帯電話機やスマートフォン等の通信端末であり、通信網16(例えば移動通信網やインターネット)を介して管理装置12と相互に通信する。
【0015】
第1実施形態の通信システム100は、各端末装置14が相互にメッセージを交換するメッセージ交換システムである。具体的には、複数の端末装置14の相互間で授受されたメッセージが各端末装置14にて順次に時系列に表示されるチャットシステムを以下では通信システム100として例示する。管理装置12は、例えば各端末装置14の利用者にSNSを提供するサーバ装置(SNSサーバ装置)であり、各端末装置14から送信されたメッセージを送信先の端末装置14に転送する中継装置として機能する。なお、以下の説明では、任意の利用者Xが使用する1個の端末装置14に着目し、利用者Xの端末装置14との間でメッセージを授受する他の端末装置14の利用者(すなわち、利用者Xとの間でメッセージの交換相手となる利用者)を「相手利用者」と表記する。また、以下では2個の端末装置14が相互にメッセージを授受する場合を想定するが、3個以上の端末装置14が相互にメッセージを授受する場合(グループチャット)にも本発明は同様に適用され得る。
【0016】
図2は、各端末装置14のブロック図である。
図2に示すように、端末装置14は、制御装置20と記憶装置22と通信装置24と表示装置26と入力装置28とを具備するコンピュータシステムで実現される。制御装置20は、端末装置14の各要素を統括的に制御する演算処理装置である。通信装置24は、通信網16と管理装置12とを介して他の端末装置14と通信する。なお、端末装置14と通信網16との間の通信は典型的には無線通信であるが、例えば据置型のパーソナルコンピュータ等を端末装置14として利用する場合には端末装置14と通信網16とが有線通信することも可能である。
【0017】
表示装置26(例えば液晶表示パネル)は、制御装置20による制御のもとで各種の画像を表示する。入力装置28は、端末装置14に対する指示を利用者Xが入力するための機器であり、例えば利用者Xが操作する複数の操作子を含んで構成される。なお、表示装置26と一体に構成されたタッチパネルや、端末装置14に対する指示を音声で入力するためのマイクロホンを入力装置28として採用することも可能である。
【0018】
端末装置14の利用者Xは、入力装置28を適宜に操作することで、所望のメッセージや送信先の端末装置14を任意に指定することが可能である。例えば、管理装置12は、事前に登録された会員から複数の選択候補を抽出して利用者Xの端末装置14に提示する。選択候補の抽出方法は任意であるが、例えば、複数の会員から選択候補をランダムに抽出する構成や、利用者Xについて事前に登録された属性情報に対応する会員(例えば年齢や性別や嗜好等の属性情報が合致する会員)を選択候補として抽出する構成が好適である。利用者Xは、入力装置28を適宜に操作することで、管理装置12から提示された複数の選択候補からメッセージの送信先を選択することが可能である。したがって、過去に交流がない利用者間でメッセージが送受信される可能性がある。
【0019】
記憶装置22は、制御装置20が実行するプログラムや制御装置20が使用する各種のデータを記憶する。例えば記憶装置22は、相手利用者の端末装置14との間でメッセージを送信または受信した履歴(以下「送受信履歴」という)Hを相手利用者毎に記憶する。
【0020】
図3は、利用者Xの端末装置14の記憶装置22に記憶された任意の相手利用者Yの送受信履歴Hの模式図である。
図3に示すように、送受信履歴Hは、利用者Xの端末装置14と相手利用者Yの端末装置14との間で送受信された各メッセージに対応する複数の単位情報Uを含んで構成される。すなわち、送受信履歴H内の1個の単位情報Uは、利用者Xの端末装置14から相手利用者Yの端末装置14に対するメッセージの1回の送信、または、相手利用者Yの端末装置14から利用者Xの端末装置14に対するメッセージの1回の送信(利用者Xの端末装置14によるメッセージの1回の受信)に対応する。
図3に示すように、送受信履歴H内の各単位情報Uは、送信側情報QSと受信側情報QRと時刻情報QTとメッセージMとを含んで構成される。メッセージMは、文字や記号等の複数の符号を配列した符号列である。
【0021】
送信側情報QSは、メッセージMの送信側の利用者の利用者情報である。各利用者の利用者情報は、利用者に固有に付与された識別情報と、利用者を表象する符号(例えば名前や愛称等の文字列)を指定する表示情報とを含んで構成される。識別情報は利用者毎に固定的に設定され、表示情報は例えば利用者からの指示に応じて可変に設定される。利用者Xの端末装置14が相手利用者Yの端末装置14に送信したメッセージMに対応する単位情報U内の送信側情報QSは、利用者Xの利用者情報に設定され、利用者Xの端末装置14が相手利用者Yの端末装置14から受信したメッセージMを含む単位情報U内の送信側情報QSは、相手利用者Yの利用者情報に設定される。同様に、受信側情報QRは、メッセージMの受信側の利用者の利用者情報である。したがって、送受信履歴Hを参照することで、任意の相手利用者Yとの間で過去に実行されたメッセージMの送信および受信の回数を特定することが可能である。時刻情報QTは、メッセージMの送受信の時刻(例えばメッセージMの送信時刻)を指定する。
【0022】
図2に示すように、各端末装置14の制御装置20は、記憶装置22に記憶されたプログラムを実行することで、他の端末装置14との間でメッセージMを授受するための複数の機能(送受信部32,情報生成部34,表示制御部36)を実現する。制御装置20が実行するプログラムは、他の端末装置14との間のメッセージMの授受(チャット)に利用されるアプリケーションソフトウェアであり、ネイティブ型のソフトウェアとして事前に端末装置14にダウンロードされて記憶装置22に記憶される。
【0023】
図2の送受信部32は、各相手利用者の端末装置14との間でメッセージMを送信および受信する。情報生成部34は、送受信部32によるメッセージMの送信および受信に応じて記憶装置22内の各送受信履歴Hを更新する。表示制御部36は、各種の画像を表示装置26に表示させる。例えば、表示制御部36は、利用者間で授受されるメッセージMの時系列を表示装置26に順次に表示させる。
【0024】
利用者Xが入力装置28に対する操作でメッセージMと送信先の相手利用者Yとを指定すると、送受信部32は、利用者Xの利用者情報を指定する送信側情報QSと相手利用者Yの利用者情報を指定する受信側情報QRとメッセージMの送信時刻を指定する時刻情報QTとをメッセージMとともに含む送信情報DSを生成して通信装置24から管理装置12に送信する(
図2のステップSA)。送信情報DSは、送信先に指定された相手利用者Yの端末装置14に管理装置12から転送される。利用者Xの端末装置14の情報生成部34は、今回の送信情報DS内の送信側情報QSと受信側情報QRと時刻情報QTとメッセージMとを含む単位情報Uを相手利用者Yの送受信履歴H(
図3)に追加する。
【0025】
他方、相手利用者Yの端末装置14から送信される送信情報DSは、相手利用者Yの利用者情報を指定する送信側情報QSと利用者Xの利用者情報を指定する受信側情報QRとメッセージMの送信時刻を指定する時刻情報QTとをメッセージMとともに包含する。利用者Xの端末装置14の送受信部32は、相手利用者Yの端末装置14から送信されて管理装置12を経由した送信情報DSを通信装置24から受信する(
図2のステップSB)。情報生成部34は、相手利用者Yの端末装置14から受信した送信情報DS内の送信側情報QSと受信側情報QRと時刻情報QTとメッセージMとを含む単位情報Uを相手利用者Yの送受信履歴Hに追加する。
【0026】
利用者Xの端末装置14の表示制御部36は、利用者Xと相手利用者Yとの間で授受されるメッセージMを時系列に配列した
図4の交流画面Cを表示装置26に表示させる。
図4に示すように、メッセージMを作成した利用者の利用者情報が指定する表示情報(例えば名前)とメッセージMの内容とが、送受信部32による送信情報DSの送信または受信のたびに順次に交流画面Cに追加される。すなわち、任意の利用者Xは所望の相手利用者Yとの間でチャットを実行することが可能である。
【0027】
また、利用者Xが入力装置28に対する所定の操作で履歴確認を指示すると、表示制御部36は、
図5の履歴確認画面GAまたは
図6の履歴確認画面GBを表示装置26に表示させる。履歴確認画面GAおよび履歴確認画面GBの各々は、各相手利用者との間のメッセージMの送受信の履歴を利用者Xに提示する画像である。
【0028】
表示制御部36は、記憶装置22に記憶された送受信履歴Hが所定条件を充足するか否かを相手利用者毎に判定し、送受信履歴Hが記憶装置22に記憶された複数の相手利用者の各々を、送受信履歴Hが所定条件を充足する相手利用者(以下では「既定利用者」という)YAと送受信履歴Hが所定条件を充足しない相手利用者(以下「新規利用者」という)YBとに判別する。既定利用者YAは、過去に実行されたメッセージMの授受により利用者Xとの間で充分な友好関係が既に形成されていると推定される相手利用者であり、新規利用者YBは、過去にメッセージMが充分に授受されておらず利用者Xとの間で友好関係が成立していないと推定される相手利用者である。
【0029】
具体的には、送受信履歴Hから特定されるメッセージMの送受信の回数が所定条件を充足するか否かに応じて既定利用者YAと新規利用者YBとが判別される。例えば、表示制御部36は、メッセージMの送信と受信との対(すなわち利用者間のメッセージMの往復)を単位(1回)とした総回数(以下「往復回数」という)Kを各相手利用者の送受信履歴Hから相手利用者毎に算定し、往復回数Kが所定値KTH以上である相手利用者を既定利用者YAに判別する一方、往復回数Kが所定値KTHを下回る相手利用者を新規利用者YBに判別する。
【0030】
なお、特定の相手利用者との間では、メッセージMの送信と受信とが交互に実行されるとは限らない。例えば、特定の相手利用者に対するメッセージMの送信が複数回にわたり連続的に(すなわち、相前後する各送信の合間にその相手利用者からのメッセージMを受信することなく)実行される場合や、特定の相手利用者からのメッセージMの受信が複数回にわたり連続的に実行される場合もあり得る。第1実施形態では、以上のように連続的に送信または受信が実行される場合でも、特定の相手利用者に対する1回の送信とその相手利用者からの1回の受信との対を単位として往復回数Kが計数される。例えば、特定の相手利用者に対するメッセージMの送信が3回にわたり連続的に実行された後に、その相手利用者からのメッセージMの受信が2回にわたり連続的に実行された場合、往復回数Kは2回と計数される。
【0031】
往復回数Kと比較される所定値KTHは例えば1に設定される。すなわち、利用者Xの端末装置14の送受信部32がメッセージMを1回以上にわたり送信したけれども送信先から応答のメッセージMを1回も受信していない相手利用者と、利用者Xの端末装置14の送受信部32がメッセージMを1回以上にわたり受信したけれども利用者Xの端末装置14からは応答のメッセージMを1回も送信していない相手利用者とが新規利用者YBに判別され、利用者Xの端末装置14の送受信部32が1回以上のメッセージMの送信と1回以上のメッセージMの受信とを過去に実行した相手利用者(利用者Xとの間でメッセージMが1回以上にわたり往復した相手利用者)が既定利用者YAに判別される。
【0032】
図5の履歴確認画面GAは、既定利用者YA毎に履歴情報ZAを配列した画像である。新規利用者YBは履歴確認画面GA内の表示対象から除外される。
図5に示すように、履歴情報ZAは、利用者Xと既定利用者YAとの間で過去に実行されたメッセージMの送受信の履歴に関する情報であり、具体的には、表示情報EA1と送受信時刻EA2と最新メッセージEA3とを含んで構成される。
【0033】
表示情報EA1は、既定利用者YAを表象する符号(例えば名前)であり、既定利用者YAの送受信履歴H内の各単位情報Uの利用者情報から特定される。送受信時刻EA2は、利用者Xと既定利用者YAとが最後にメッセージMを授受した時刻(すなわち、最新の単位情報Uの時刻情報QTが指定する時刻)である。各履歴情報ZAは、送受信時刻EA2の順番で時系列に配列される。最新メッセージEA3は、利用者Xと既定利用者YAとの間で授受された最新のメッセージMである。
【0034】
利用者Xは、入力装置28を適宜に操作することで履歴確認画面GA内の任意の履歴情報ZA(例えば表示情報EA1)を選択することが可能である。表示制御部36は、利用者Xが選択した履歴情報ZAに対応する既定利用者YAの送受信履歴Hを参照することで、利用者Xと既定利用者YAとが過去に授受したメッセージMを配列した交流画面C(
図4)を表示させ、利用者Xと既定利用者YAとの間のメッセージMの授受を実行する。すなわち、履歴確認画面GAは、複数の既定利用者YAを送受信部32によるメッセージMの送受信の相手候補として利用者Xに提示する画像である。
【0035】
図5の履歴確認画面GAには各既定利用者YAの履歴情報ZAに加えて操作子画像Bが配置される。操作子画像Bは、利用者Xからの指示を受付ける要素(コマンドボタン)である。利用者Xは、入力装置28を適宜に操作することで操作子画像Bを操作することが可能である。利用者Xが操作子画像Bを操作すると、表示制御部36は、
図5の履歴確認画面GAに代えて
図6の履歴確認画面GBを表示装置26に表示させる。
【0036】
図6の履歴確認画面GBは、新規利用者YB毎の履歴情報ZBを配列した画像である。履歴情報ZAと同様に、履歴情報ZBは、利用者Xと新規利用者YBとの間のメッセージMの送受信の履歴に関する情報であり、具体的には、表示情報EB1と送受信時刻EB2と識別画像EB3とを含んで構成される。表示情報EB1は、新規利用者YBを表象する符号(例えば名前)であり、例えば新規利用者YBの送受信履歴H内の単位情報Uの利用者情報から特定される。送受信時刻EB2は、利用者Xと新規利用者YBとがメッセージMを授受した時刻(単位情報Uの時刻情報QTが指定する時刻)である。履歴確認画面GB内の各履歴情報ZBは、送受信時刻EB2の順番で時系列に配列される。
【0037】
前述の通り、新規利用者YBは、利用者Xの端末装置14の送受信部32がメッセージMの送信のみを実行した相手利用者(送受信部32がメッセージMを1回も受信していない相手利用者である。以下「第1利用者YB1」という)、または、利用者Xの端末装置14の送受信部32がメッセージMの受信のみを実行した相手利用者(送受信部32がメッセージMを1回も送信していない相手利用者である。以下「第2利用者YB2」という)に該当する。識別画像EB3は、第1利用者YB1と第2利用者YB2とを利用者Xが視覚的に区別するための画像(図像)である。具体的には、表示制御部36は、各新規利用者YBの送受信履歴Hに応じて新規利用者YBを第1利用者YB1と第2利用者YB2とに判別し、第1利用者YB1の識別画像EB3と第2利用者YB2の識別画像EB3とを相異なる態様で表示する。
図6の例示では、第1利用者YB1の識別画像EB3は右向きの矢印(利用者Xからの送信を表象する画像)であり、第2利用者YB2の識別画像EB3は左向きの矢印(利用者Xによる受信を表象する画像)である。したがって、履歴確認画面GBで提示された各新規利用者YBが、利用者XがメッセージMの送信のみを実行した第1利用者YB1であるのか、利用者XがメッセージMの受信のみを実行した第2利用者YB2であるのかを、各識別画像EB3を視認することで利用者Xが視覚的および直観的に把握できるという利点がある。
【0038】
利用者Xは、入力装置28を適宜に操作することで履歴確認画面GB内の任意の履歴情報ZB(例えば表示情報EB1)を選択することが可能である。表示制御部36は、利用者Xが選択した履歴情報ZBに対応する新規利用者YBの送受信履歴Hを参照することで、利用者Xが新規利用者YBとの間で過去に送信または受信したメッセージMを表示する交流画面Cを表示させ、利用者Xと新規利用者YBとの間のメッセージMの授受を実行する。すなわち、履歴確認画面GBは、複数の新規利用者YBを送受信部32によるメッセージMの送受信の相手候補として利用者Xに提示する画像である。なお、複数の新規利用者YBのうち利用者XがメッセージMを表示させていない新規利用者YBの総数(新規利用者YBからのメッセージMの未読数)が、
図5の履歴確認画面GA内の操作子画像Bに付加される(
図5の数値「4」)。
【0039】
以上に説明した通り、第1実施形態では、送受信履歴Hが所定条件を充足する既定利用者YAの履歴情報ZAと送受信履歴Hが所定条件を充足しない新規利用者YBの履歴情報ZBとを区別して表示装置26に表示させる。したがって、各既定利用者YAの履歴情報ZAと各新規利用者YBの履歴情報ZBとの双方を時系列に配列する構成と比較して、各既定利用者YAの履歴情報ZAの確認や各新規利用者YBの履歴情報ZBの確認(更には各既定利用者YAの選択や各新規利用者YBの選択)が容易化されるという利点がある。第1実施形態では特に、各既定利用者YAの履歴情報ZAを配列した履歴確認画面GAが初期的に表示装置26に表示され、各新規利用者YBの履歴情報ZBを配列した履歴確認画面GBは、利用者Xが明示的に指示(操作子画像Bを操作)した場合に表示される。すなわち、利用者が指示しなければ履歴確認画面GBは表示されない。したがって、新規利用者YBとの交流を希望しない利用者Xは、各新規利用者YBの存在を意識すらせずに各既定利用者YAの履歴情報ZAを確認できるという利点がある。
【0040】
第1実施形態では特に、利用者間のメッセージMの送受信の回数(具体的には往復回数K)に応じて相手利用者が既定利用者YAと新規利用者YBとに判別されるから、利用者Xとの間で友好関係が既に形成されている相手利用者(既定利用者YA)と利用者Xとの間でまだ友好関係が形成されていない相手利用者(新規利用者YB)とを適切に区別できるという利点がある。一般的には、他の利用者との間で友好関係を形成する意思がある場合にはその利用者からのメッセージMに応答し、他の利用者との間で友好関係を形成する意思がない場合にはその利用者からのメッセージMに応答しないという概略的な傾向がある。第1実施形態では、メッセージMの送信と受信との対(利用者間のメッセージMの往復)を単位とした往復回数Kが所定値KTHを上回るか否かに応じて既定利用者YAと新規利用者YBとを区別するから、利用者間に友好関係の成立の意図が存在するか否かを適切に推定できるという格別の効果が実現される。
【0041】
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態を以下に説明する。なお、以下に例示する各形態において作用や機能が第1実施形態と同等である要素については、第1実施形態の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
【0042】
第2実施形態における任意の利用者Xの端末装置14の記憶装置22は、利用者Xに対する交流関係が登録された各相手利用者を規定する関係情報を記憶する。関係情報は、例えば、利用者Xが入力装置28に対する操作で指定した各相手利用者の識別情報を含んで構成される。
【0043】
第2実施形態の表示制御部36は、記憶装置22に記憶された関係情報を参照することで、利用者Xとの交流関係が登録されているか否か(関係情報内の識別情報の有無)を相手利用者毎に判定する。そして、利用者Xとの交流関係が登録された相手利用者を、送受信履歴Hが所定条件を充足する相手利用者とともに既定利用者YAとして、履歴確認画面GAに履歴情報ZAを表示させる。すなわち、利用者Xとの交流関係が登録された相手利用者は、送受信履歴Hが所定条件を充足するか否かに拘わらず既定利用者YAに判別される。以上の説明から理解される通り、送受信履歴Hが所定条件を充足する相手利用者と利用者Xとの交流関係が登録された相手利用者(送受信履歴Hが所定条件を充足するか否かは不問)とで構成される既定利用者YAの履歴情報ZAが履歴確認画面GAに表示され、利用者Xとの交流関係が未登録で送受信履歴Hが所定条件を充足しない相手利用者(新規利用者YB)の履歴情報ZBが履歴確認画面GBに表示される。
【0044】
第2実施形態においても第1実施形態と同様の効果が実現される。また、第2実施形態では、利用者Xとの交流関係が登録された相手利用者は、送受信履歴Hが所定条件を充足するか否かとは無関係に既定利用者YAに選別される。したがって、利用者Xとの交流関係が登録された相手利用者でも送受信履歴Hが所定条件を充足しない場合には新規利用者YBに判別される構成(例えば第1実施形態)と比較して、利用者Xとの交流関係が登録された相手利用者を利用者Xが容易に選択できるという利点がある。
【0045】
<変形例>
以上に例示した各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
【0046】
(1)前述の各形態では、各既定利用者YAの履歴情報ZAを配列した履歴確認画面GAと各新規利用者YBの履歴情報ZBを配列した履歴確認画面GBとを表示装置26に選択的に表示させる構成を例示したが、各既定利用者YAの履歴情報ZAと各新規利用者YBの履歴情報ZBとを区別して表示するための構成は以上の例示に限定されない。例えば、
図7に示すように、各既定利用者YAの履歴情報ZAが配列された領域R1と各新規利用者YBの履歴情報ZBが配列された領域R2とが画定された履歴確認画面Gを表示装置26に表示させる構成や、
図8に示すように、各既定利用者YAの履歴情報ZAと各新規利用者YBの履歴情報ZBとを相異なる態様(例えば色彩や階調や文字種等の視覚的に区別可能な性状)で配列した履歴確認画面Gを表示装置26に表示させる構成も採用され得る。
【0047】
(2)前述の各形態では、メッセージMの往復回数Kが所定値KTHを上回るか否かに応じて相手利用者を既定利用者YAと新規利用者YBとに判別したが、相手利用者を既定利用者YAと新規利用者YBとに判別する方法は以上の例示に限定されない。例えば、利用者Xの端末装置14がメッセージMを受信した回数が所定値を上回るか否か(利用者Xの端末装置14がメッセージMを送信した回数は無関係)に応じて既定利用者YAと新規利用者YBとを区別する構成や、利用者Xの端末装置14がメッセージMを送信した回数が所定値を上回るか否か(利用者Xの端末装置14がメッセージMを受信した回数は無関係)に応じて既定利用者YAと新規利用者YBとを区別する構成も採用され得る。
【0048】
また、各相手利用者の送受信履歴Hを記憶する機能や各相手利用者の送受信履歴Hが所定条件を充足するか否かを判定する機能(各相手利用者を既定利用者YAと新規利用者YBとに判別する機能)を、管理装置12に搭載する(端末装置14からは省略する)ことも可能である。端末装置14の表示制御部36は、相手利用者毎の判別結果を管理装置12から取得して履歴確認画面GAや履歴確認画面GBを表示装置26に表示させる。以上の説明から理解される通り、本発明の好適な態様における表示制御部36は、送受信履歴Hが所定条件を充足する各相手利用者(既定利用者YA)の履歴情報ZAと送受信履歴Hが所定条件を充足しない各相手利用者(新規利用者YB)の履歴情報ZBとを区別して表示する要素として包括され、所定条件の具体的な内容や所定条件の成否の判定主体(管理装置12および端末装置14の何れが判定するか)は不問である。
【0049】
(3)前述の各形態では、各新規利用者YBを、利用者Xの端末装置14がメッセージMを送信した第1利用者YB1と利用者Xの端末装置14がメッセージMを受信した第2利用者YB2とに判別したが、各新規利用者YBを第1利用者YB1と第2利用者YB2とに判別する方法は以上の例示に限定されない。
【0050】
例えば、所定値KTHを2以上の数値に設定した構成では、利用者Xとの間でメッセージMの送信および受信の双方を実行した相手利用者(往復回数Kが1回以上の相手利用者)でも新規利用者YBに判別され得るから、第1実施形態と同様の基準(利用者Xに対するメッセージMの送信/受信)では、新規利用者YBを第1利用者YB1と第2利用者YB2とに判別できない。そこで、例えば、利用者Xとの間で授受された最新(最後)のメッセージMの送信者/受信者に応じて各新規利用者YBを第1利用者YB1と第2利用者YB2とに判別する構成が採用される。例えば、表示制御部36は、利用者Xとの間で授受された最新のメッセージMが利用者Xから新規利用者YBに送信されたものである場合(利用者Xが送信側である場合)にその新規利用者YBを第1利用者YB1に選別し、利用者Xとの間で授受された最新のメッセージMが新規利用者YBから利用者Xに送信されたものである場合(利用者Xが受信側である場合)にその新規利用者YBを第2利用者YB2に選別する。また、利用者Xから新規利用者YBに対するメッセージMの送信回数が新規利用者YBから利用者Xに対するメッセージMの送信回数を上回る場合(利用者XのほうがメッセージMの送信回数が多い場合)にその新規利用者YBを第1利用者YB1に選別し、新規利用者YBから利用者Xに対するメッセージMの送信回数が利用者Xから新規利用者YBに対するメッセージMの送信回数を上回る場合(新規利用者YBのほうがメッセージMの送信回数が多い場合)にその新規利用者YBを第2利用者YB2に選別することも可能である。
【0051】
また、各新規利用者YBを第1利用者YB1と第2利用者YB2とに判別する機能を管理装置12に搭載する(端末装置14からは省略する)ことも可能である。端末装置14の表示制御部36は、新規利用者YB毎の判別結果を管理装置12から取得して履歴確認画面GBを表示装置26に表示させる。以上の説明から理解される通り、本発明の好適な態様における表示制御部36は、送受信履歴Hに応じて判別された第1利用者YB1と第2利用者YB2とで履歴情報ZBを区別して表示装置26に表示させる要素として包括され、第1利用者YB1と第2利用者YB2との具体的な判別方法や判別主体(管理装置12および端末装置14の何れが判定するか)は不問である。また、新規利用者YBを第1利用者YB1と第2利用者YB2とに判別する構成を省略することも可能である。
【0052】
(4)前述の各形態では、第1利用者YB1と第2利用者YB2とで相異なる識別画像(マーク)EB3を表示したが、第1利用者YB1と第2利用者YB2とを視覚的に区別する方法は以上の例示に限定されない。例えば、第1利用者YB1の履歴情報ZBと第2利用者YB2の履歴情報ZBとを1画面内の別個の領域に表示する構成や、第1利用者YB1の履歴情報ZBと第2利用者YB2の履歴情報ZBとを相異なる態様(例えば色彩や階調や文字種等の視覚的に区別可能な性状)で表示する構成も採用され得る。また、第1利用者YB1と第2利用者YB2とを視覚的に識別するための識別画像EB3は図像(マーク)に限定されない。例えば、例えば、「送信」「受信」等の文字や記号を識別画像EB3として表示することも可能である。
【0053】
(5)前述の各形態では、相手利用者との間のメッセージMの送信または受信が連続的に実行される場合でも、メッセージの1回の送信と1回の受信との対を単位として往復回数Kを計数したが、往復回数Kの計数の方法は適宜に変更される。例えば、相連続する複数回の送信を1回とし、相連続する複数回の受信を1回として、往復回数Kを計数することも可能である。例えば、特定の相手利用者に対するメッセージMの送信が3回にわたり連続的に実行された後に、その相手利用者からのメッセージMの受信が2回にわたり連続的に実行された場合、往復回数Kは1回と計数される。往復回数Kと比較される所定値KTHは、往復回数Kの計数方法に応じて適宜に選定される。なお、複数回にわたる連続的な送信または受信を1回として計数するかその回数として計数するかに関わらず、送受信部32がメッセージMの送信のみを実行した第1利用者YB1と送受信部32がメッセージMの受信のみを実行した第2利用者YB2とを区別して表示する構成が好適である。
【0054】
(6)第2実施形態では、関係情報が各端末装置14に記憶された場合を例示したが、管理装置12が関係情報を利用者毎に記憶する構成も採用され得る。利用者Xの端末装置14の表示制御部36は、各相手利用者について利用者Xとの交流関係が登録されているか否かを管理装置12に照会し、管理装置12から送信される照会結果に応じて履歴確認画面GAまたは履歴確認画面GBを表示装置26に表示させる。また、前述の各形態では、各端末装置14が管理装置12を介してメッセージMを送受信する構成を例示したが、管理装置12を介したメッセージMの授受は本発明の必須の要件ではない。すなわち、各端末装置14の相互間で直接的に(すなわち管理装置12を経由せずに)メッセージMを送受信することも可能である。したがって、管理装置12は省略され得る。
【0055】
(7)履歴情報ZAおよび履歴情報ZBの内容は以上の例示に限定されない。例えば、履歴情報ZAから送受信時刻EA2または最新メッセージEA3を省略した構成や、履歴情報ZBから送受信時刻EB2または識別画像EB3を省略した構成も採用され得る。履歴情報ZAと履歴情報ZBとの内容の異同も不問である。また、履歴情報ZAの表示情報EA1や履歴情報ZBの表示情報EB1の内容は相手利用者の名前に限定されない。例えば、相手利用者を撮影した画像や相手利用者を表象するキャラクタ(アバター)の画像を各相手利用者の名前とともに(または各相手利用者の名前に代えて)表示情報EA1や表示情報EB1として利用することも可能である。