(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
パソコンのディスプレイに表示される画面や画像形成装置の操作部に表示される操作画面の四辺を、上辺、下辺、右辺、左辺とする。パソコンの画面や画像形成装置の操作画面の下辺側には、表示領域が設けられている。パソコンの画面の下辺側には、例えば、タスクバーの表示領域が設けられている。画像形成装置の操作画面の下辺側には、例えば、タブの表示領域が設けられている。
【0005】
タスクバーを例に説明すると、タスクバーは、画面の下辺側に配置されているが、ユーザーの好みに応じて、タスクバーを、画面の上辺側、右辺側及び左辺側のいずれかに移動させることができる。タスクバーの位置を移動させるには、プロパティ画面にアクセスして、タスクバーの場所の設定を変える必要がある。
【0006】
しかし、タスクバーの位置を移動させる設定の仕方について、知らないユーザーもいるし、たとえ、知っていても、タスクバーの位置を移動させる設定に要するステップ数が多いので面倒である。
【0007】
本発明は、画面の四辺のいずれかの辺側に配置された表示領域を、四辺のいずれかの辺側に移動させる操作を簡単にできる表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成する本発明に係る表示装置は、画面を表示する表示部と、前記画面を規定する四辺のうち、いずれかの辺側に配置された表示領域を含む前記画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、前記表示領域を含む前記画面が前記表示部に表示された状態で、回転を示すジェスチャーがされたか否かを判定するジェスチャー判定部と、を備え、前記表示制御部は、前記ジェスチャーがされたと判定された場合、前記表示領域を前記画面上で移動させて、前記四辺のいずれかの辺側に配置する。
【0009】
本発明に係る表示装置では、回転を示すジェスチャーという直感的な操作によって、表示領域を、ジェスチャーが示す回転方向に従って、画面上を移動させて、四辺のいずれかの辺側に配置することができる。従って、本発明に係る表示装置によれば、画面の四辺のいずれかの辺側に配置された表示領域を、四辺のいずれかの辺側に移動させる操作を簡単にできる。
【0010】
上記構成において、前記表示領域は、複数あり、前記ジェスチャー判定部は、前記複数の表示領域のうち、いずれの表示領域上で前記ジェスチャーがされたか否かを判定し、前記表示制御部は、前記複数の表示領域のうち、前記ジェスチャーがされた表示領域を、前記画面上で移動させて、前記四辺のいずれかの辺側に配置する。
【0011】
この構成によれば、表示領域が複数ある場合に、表示領域を選択して移動させることができる。
【0012】
上記構成において、前記ジェスチャーで示される動きの回転角度を検出する角度検出部を更に備え、前記ジェスチャーで示される1回転を、0度以上θ1未満の第1の角度範囲、前記θ1以上θ2未満の第2の角度範囲、前記θ2以上θ3未満の第3の角度範囲、前記θ3以上θ4未満の第4の角度範囲、前記θ4以上360度未満の第5の角度範囲に分け、前記四辺を、第1の辺を基準にして、前記ジェスチャーで示す回転方向に配置された前記第1の辺、第2の辺、第3の辺、第4の辺とし、前記表示制御部は、前記表示領域が前記第1の辺側に配置された状態で、前記ジェスチャーがされたとき、前記角度検出部で検出された前記回転角度が、前記第1の角度範囲の場合、前記表示領域を移動させず、前記第2の角度範囲に到達した場合、前記表示領域を前記
第1の辺側から前記第2の辺側に移動させて前記第2の辺側に配置し、前記第3の角度範囲に到達した場合、前記表示領域を前記第2の辺側から前記第3の辺側に移動させて前記第3の辺側に配置し、前記第4の角度範囲に到達した場合、前記表示領域を前記第3の辺側から前記第4の辺側に移動させて前記第4の辺側に配置し、前記第5の角度範囲に到達した場合、前記表示領域を前記第4の辺側から前記第1の辺側に移動させて前記第1の辺側に配置する。
【0013】
この構成によれば、画面の四辺のうちいずれかの辺側に配置された表示領域を、1回転を示すジェスチャーによって、四辺のうちいずれかの辺側に移動させることができる。
【0014】
上記構成において、前記表示部は、タッチパネル式表示部であり、前記ジェスチャー判定部は、前記画面がタッチされて前記ジェスチャーがされたか否かを判定する。
【0015】
この構成は、タッチパネルを利用して、回転を示すジェスチャーが判定される態様である。
【0016】
上記構成において、前記ジェスチャーは、前記画面上のマウスポインターで円を描くマウスジェスチャーであり、前記ジェスチャー判定部は、前記画面上のマウスポインターで円を描く前記マウスジェスチャーがされたか否かを判定する。
【0017】
この構成は、回転を示すジェスチャーが、マウスジェスチャーの態様である。
【0018】
上記構成において、前記表示領域は、複数あり、前記表示部は、タッチパネル式表示部であり、前記四辺を、第1の辺を基準にして、前記ジェスチャーで示す回転方向に配置された前記第1の辺、第2の辺、第3の辺、第4の辺とし、前記ジェスチャー判定部は、前記複数の表示領域のうち、前記第1の辺側に配置されている表示領域に一方の指の指先をタッチして動かさず、かつ、他方の指の指先を前記画面上で移動させて円弧を描く前記ジェスチャーがされたか否かを判定し、前記表示制御部は、円弧を描く前記ジェスチャーがされたと判定された場合、前記一方の指がタッチされた表示領域を、前記画面上で移動させて、前記第2の辺側に配置する。
【0019】
この構成において、四辺のいずれかの辺側へ移動させたい表示領域に一方の指の指先をタッチして動かさないことによって、移動させたい表示領域を選択する。この状態で、他方の指の指先を画面上で移動させて円弧を描くジェスチャーがされると、選択された表示領域を、ジェスチャーで示される回転方向に従う次の辺側に配置する。従って、この構成によれば、複数の表示領域のうち、移動させたい表示領域を選択する操作とその表示領域を移動させる操作とを兼ねることができる。この構成では、複数の表示領域のうち、移動させたい表示領域に一方の指の指先をタッチして動かさないことによって、移動させたい表示領域を選択するので、特に、表示領域が小さい場合や細長い場合に有効である。
【0020】
上記構成において、前記表示領域は、タスクバー又はタブが表示される領域である。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、画面の四辺のいずれかの辺側に配置された表示領域を、四辺のいずれかの辺側に移動させる操作を簡単にできる。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置を備える画像形成装置1の内部構造の概略を説明する説明図である。画像形成装置1は、例えば、コピー、プリンター、スキャナー及びファクシミリの機能を有するデジタル複合機に適用することができる。画像形成装置1は、装置本体100、装置本体100の上に配置された原稿読取部200、原稿読取部200の上に配置された原稿給送部300及び装置本体100の上部前面に配置された操作部400を備える。
【0024】
原稿給送部300は、自動原稿送り装置として機能し、原稿載置部301に置かれた複数枚の原稿を連続的に原稿読取部200で読み取ることができるように送ることができる。
【0025】
原稿読取部200は、露光ランプ等を搭載したキャリッジ201、ガラス等の透明部材により構成された原稿台203、不図示のCCD(Charge Coupled Device)センサー及び原稿読取スリット205を備える。原稿台203に載置された原稿を読み取る場合、キャリッジ201を原稿台203の長手方向に移動させながらCCDセンサーにより原稿を読み取る。これに対して、原稿給送部300から給送された原稿を読み取る場合、キャリッジ201を原稿読取スリット205と対向する位置に移動させて、原稿給送部300から送られてきた原稿を、原稿読取スリット205を通してCCDセンサーにより読み取る。CCDセンサーは読み取った原稿を画像データとして出力する。
【0026】
装置本体100は、用紙貯留部101、画像形成部103及び定着部105を備える。用紙貯留部101は、装置本体100の最下部に配置されており、用紙の束を貯留することができる用紙トレイ107を備える。用紙トレイ107に貯留された用紙の束において、最上位の用紙がピックアップローラー109の駆動により、用紙搬送路111へ向けて送出される。用紙は、用紙搬送路111を通って、画像形成部103へ搬送される。
【0027】
画像形成部103は、搬送されてきた用紙にトナー像を形成する。画像形成部103は、感光体ドラム113、露光部115、現像部117及び転写部119を備える。露光部115は、画像データ(原稿読取部200から出力された画像データ、パソコンから送信された画像データ、ファクシミリ受信の画像データ等)に対応して変調された光を生成し、一様に帯電された感光体ドラム113の周面に照射する。これにより、感光体ドラム113の周面には、画像データに対応する静電潜像が形成される。この状態で感光体ドラム113の周面に現像部117からトナーを供給することにより、周面には画像データに対応するトナー像が形成される。このトナー像は、転写部119によって先ほど説明した用紙貯留部101から搬送されてきた用紙に転写される。
【0028】
トナー像が転写された用紙は、定着部105に送られる。定着部105において、トナー像と用紙に熱と圧力が加えられて、トナー像は用紙に定着される。用紙はスタックトレイ121又は排紙トレイ123に排紙される。
【0029】
操作部400は、操作キー部401と表示部403を備える。表示部403は、タッチパネル機能を有しており、ソフトキーを含む画面が表示される。ユーザーは、画面を見ながらソフトキーを操作することによって、コピー等の機能の実行に必要な設定等をする。
【0030】
操作キー部401には、ハードキーからなる操作キーが設けられている。具体的には、スタートキー405、テンキー407、ストップキー409、リセットキー411、コピー、プリンター、スキャナー及びファクシミリを切り換えるための機能切換キー413等が設けられている。
【0031】
スタートキー405は、コピー、ファクシミリ送信等の動作を開始させるキーである。テンキー407は、コピー部数、ファクシミリ番号等の数字を入力するキーである。ストップキー409は、コピー動作等を途中で中止させるキーである。リセットキー411は、設定された内容を初期設定状態に戻すキーである。
【0032】
機能切換キー413は、コピーキー及び送信キー等を備えており、コピー機能、送信機能等を相互に切り替えるキーである。コピーキーを操作すれば、コピーの初期画面が表示部403に表示される。送信キーを操作すれば、ファクシミリ送信及びメール送信の初期画面が表示部403に表示される。
【0033】
図2は、
図1に示す画像形成装置1の構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、装置本体100、原稿読取部200、原稿給送部300、操作部400、制御部500及び通信部600がバスによって相互に接続された構成を有する。装置本体100、原稿読取部200、原稿給送部300及び操作部400に関しては既に説明したので、説明を省略する。
【0034】
制御部500は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び画像メモリー等を備える。CPUは、画像形成装置1を動作させるために必要な制御を、装置本体100等の画像形成装置1の上記構成要素に対して実行する。ROMは、画像形成装置1の動作の制御に必要なソフトウェアを記憶している。RAMは、ソフトウェアの実行時に発生するデータの一時的な記憶及びアプリケーションソフトの記憶等に利用される。画像メモリーは、画像データ(原稿読取部200から出力された画像データ、パソコンから送信された画像データ、ファクシミリ受信の画像データ等)を一時的に記憶する。
【0035】
通信部600は、ファクシミリ通信部601及びネットワークI/F部603を備える。ファクシミリ通信部601は、相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)及びファクシミリ通信用の信号を変復調する変復調回路を備える。ファクシミリ通信部601は、電話回線605に接続される。
【0036】
ネットワークI/F部603は、LAN(Local Area Network)607に接続される。ネットワークI/F部603は、LAN607に接続されたパソコン等の端末装置との間で通信を実行するための通信インターフェイス回路である。
【0037】
本実施形態に係る表示装置2について説明する。
図2を参照して、表示装置2は、操作部400及び制御部500を備える。制御部500は、機能ブロックとして、画面データ記憶部501、表示制御部503、ジェスチャー判定部505、及び、角度検出部507を備える。
【0038】
画面データ記憶部501は、タッチパネル式表示部403(以下、「表示部403」と記載する場合もある)に表示させる画面の画面データを予め記憶している。
【0039】
表示制御部503は、画面データ記憶部501に記憶されている画面データを読み出して、その画面データで示される画面を表示部403に表示させる。
【0040】
図3は、表示部403に表示される画面11の第1例を示す図である。
図3に示す画面11を規定する四辺を、下辺、右辺、上辺、左辺とする。画面11は、下辺側に配置された一つの表示領域13を含む。表示領域13は、下辺に沿って延びる細長形状を有する。
【0041】
表示領域13は、タスクバー15が表示される領域である。タスクバー15は、スタートボタン17、タスクボタン19及びタスクトレイ21を含む。
図3には、三個のタスクボタン19が示されている。
【0042】
表示領域13の位置は、下辺側に限定されず、画面11の四辺のうち、いずれかの辺側に配置されていればよい。
【0043】
表示領域13は、タスクバー15が表示される領域に限定されない。例えば、タブが表示される領域でもよい。
図4は、表示部403に表示される画面11の第2例を示す図である。
図4に示す画面11は、画像形成装置1の操作画面であり、画面11の下辺側に配置された一つの表示領域13を含む。
図4の表示領域13は、下辺に沿って延びる細長形状を有しており、タブ23が表示される領域である。
図4には、六個のタブ23が示されている。
【0044】
ジェスチャー判定部505は、表示領域13を含む画面11が表示部403に表示された状態で、回転を示すジェスチャーがされたか否かを判定する。
【0045】
上述したように、
図3は、タスクバー15の表示領域13が画面11の下辺側に配置された画面11を示す図である。
図5は、タスクバー15の表示領域13が画面11の右辺側に配置された画面11を示す図である。
図6は、タスクバー15の表示領域13が画面11の上辺側に配置された画面11を示す図である。
図7は、タスクバー15の表示領域13が画面11の左辺側に配置された画面11を示す図である。
【0046】
表示制御部503は、ジェスチャー判定部505によって、回転を示すジェスチャーがされたと判定された場合、表示領域13を画面11上で移動させて、画面11の四辺のいずれかの辺側に配置する。
【0047】
回転を示すジェスチャーは、ローテーションジェスチャー、及び、画面11上のマウスポインターで円を描くマウスジェスチャーである。
【0048】
ローテーションジェスチャーは、三つある。第1のローテーションジェスチャーは、マルチタッチであり、一方の指の指先及び他方の指の指先を通る仮想線を回転させるように、これらの指先の距離を保ちつつ、これらの指先を画面11上で移動させるジェスチャーである。
【0049】
第2のローテーションジェスチャーも、マルチタッチであり、一方の指の指先を画面11上で動かさず(言い換えれば、固定し)、かつ、他方の指の指先を画面11上で移動させて円弧を描くジェスチャーである。第2のローテーションジェスチャーは、いわゆるピボットローテーションである。
【0050】
第3のローテーションジェスチャーは、シングルタッチであり、一本の指の指先を画面11上で移動させて円を描くジェスチャーである。
【0051】
画面11上のマウスポインターで円を描くマウスジェスチャーは、手でマウスを動かして、画面11上のマウスポインターで円を描くジェスチャーである。
【0052】
ローテーションジェスチャーの場合、ジェスチャー判定部505は、画面11がタッチされてローテーションジェスチャーがされたか否かを判定する。マウスジェスチャーの場合、ジェスチャー判定部505は、画面11上のマウスポインターで円を描くマウスジェスチャーがされたか否かを判定する。
【0053】
角度検出部507は、本実施形態の第1の変形例で説明する。
【0054】
次に、ローテーションジェスチャーによって、
図3に示す画面11の表示領域13を移動させる動作について、上述した第1のローテーションジェスチャーを例にして説明する。
図8は、第1のローテーションジェスチャーによって、表示領域13を反時計回りに移動させる動作を説明するための画面11を示す図である。
図9は、第1のローテーションジェスチャーによって、表示領域13が反時計回りに移動された画面11を示す図である。
図10は、第1のローテーションジェスチャーによって、表示領域13を時計回りに移動させる動作を説明するための画面11を示す図である。
図11は、第1のローテーションジェスチャーによって、表示領域13が時計回りに移動された画面11を示す図である。
【0055】
図8を参照して、表示領域13が画面11の下辺側に配置された状態で、一方の指F1の指先及び他方の指F2の指先を通る仮想線Lを反時計回りに回転させるように、これらの指先の距離を保ちつつ、これらの指先を画面11上で移動させるジェスチャー(第1のローテーションジェスチャー)をする。表示制御部503は、ジェスチャー判定部505によって、そのジェスチャーがされたと判定された場合、
図9に示すように、表示領域13を、画面11の下辺側から右辺側に移動させる。
【0056】
このジェスチャーを繰り返すことにより、表示領域13は、
図9に示す画面11の右辺側から
図6に示す画面11の上辺側に移動し、画面11の上辺側から
図7に示す画面11の左辺側に移動し、画面11の左辺側から
図3に示す画面11の下辺側に移動する。このように、反時計回りの第1のローテーションジェスチャーを繰り返すことにより、表示領域13は、画面11の下辺側から画面11の右辺側、画面11の右辺側から画面11の上辺側、画面11の上辺側から画面11の左辺側、画面11の左辺側から画面11の下辺側へ移動する。つまり、表示領域13は、反時計回りに、画面11の四辺の各辺側に順番に配置されるように画面11上を移動し(言い換えれば、画面11の四辺に沿って画面11上を移動し)、画面11の四辺のいずれかの辺側に配置される。
【0057】
これに対して、
図8に示すジェスチャーと逆方向の動作、すなわち、
図10を参照して、表示領域13が画面11の下辺側に配置された状態で、一方の指F1の指先及び他方の指F2の指先を通る仮想線Lを時計回りに回転させるように、これらの指先の距離を保ちつつ、これらの指先を画面11上で移動させるジェスチャー(第1のローテーションジェスチャー)をする。表示制御部503は、ジェスチャー判定部505によって、そのジェスチャーがされたと判定された場合、
図11に示すように、表示領域13を、画面11の下辺側から左辺側に移動させる。
【0058】
このジェスチャーを繰り返すことにより、表示領域13は、
図11に示す画面11の左辺側から
図6に示す画面11の上辺側に移動し、画面11の上辺側から
図5に示す画面11の右辺側に移動し、画面11の右辺側から
図3に示す画面11の下辺側に移動する。このように、時計回りの第1のローテーションジェスチャーを繰り返すことにより、表示領域13は、画面11の下辺側から画面11の左辺側、画面11の左辺側から画面11の上辺側、画面11の上辺側から画面11の右辺側、画面11の右辺側から画面11の下辺側へ移動する。つまり、表示領域13は、時計回りに、画面11の四辺の各辺側に順番に配置されるように画面11上を移動し(言い換えれば、画面11の四辺に沿って画面11上を移動し)、画面11の四辺のいずれかの辺側に配置される。
【0059】
次に、画面11上のマウスポインターで円を描くマウスジェスチャーによって、
図3に示す画面11の表示領域13を移動させる動作について説明する。
図12は、マウスジェスチャーによって、表示領域13を反時計回りに移動させる動作を説明するための画面11を示す図である。
図13は、マウスジェスチャーによって、表示領域13が反時計回りに移動された画面11を示す図である。
図14は、マウスジェスチャーによって、表示領域13を時計回りに移動させる動作を説明するための画面11を示す図である。
図15は、マウスジェスチャーによって、表示領域13が時計回りに移動された画面11を示す図である。
【0060】
図12を参照して、表示領域13が画面11の下辺側に配置された状態で、手でマウスを動かして、画面11上のマウスポインターPで反時計回りに円を描くジェスチャーをする。表示制御部503は、ジェスチャー判定部505によって、そのジェスチャーがされたと判定された場合、
図13に示すように、表示領域13を、画面11の下辺側から右辺側に移動させる。
【0061】
このジェスチャーを繰り返すことにより、表示領域13は、
図13に示す画面11の右辺側から
図6に示す画面11の上辺側に移動し、画面11の上辺側から
図7に示す画面11の左辺側に移動し、画面11の左辺側から
図3に示す画面11の下辺側に移動する。このように、反時計回りのマウスジェスチャーを繰り返すことにより、表示領域13は、反時計回りに、画面11の四辺の各辺側に順番に配置されるように画面11上を移動し、画面11の四辺のいずれかの辺側に配置される。
【0062】
これに対して、
図12に示すジェスチャーと逆方向の動作、すなわち、
図14を参照して、表示領域13が画面11の下辺側に配置された状態で、手でマウスを動かして、画面11上のマウスポインターPで時計回りに円を描くジェスチャーをする。表示制御部503は、ジェスチャー判定部505によって、そのジェスチャーがされたと判定された場合、
図15に示すように、表示領域13を、画面11の下辺側から左辺側に移動させる。
【0063】
このジェスチャーを繰り返すことにより、表示領域13は、
図15に示す画面11の左辺側から
図6に示す画面11の上辺側に移動し、画面11の上辺側から
図5に示す画面11の右辺側に移動し、画面11の右辺側から
図3に示す画面11の下辺側に移動する。このように、時計回りのマウスジェスチャーを繰り返すことにより、表示領域13は、時計回りに、画面11の四辺の各辺側に順番に配置されるように画面11上を移動し、画面11の四辺のいずれかの辺側に配置される。
【0064】
本実施形態の主な効果を説明する。
図10及び
図11を参照して、本実施形態に係る表示装置2では、ローテーションジェスチャーという直感的な操作によって、表示領域13を、そのジェスチャーが示す回転方向に従って、画面11上を移動させて、画面11の四辺のいずれかの辺側に配置することができる。
【0065】
従って、表示領域13の移動の操作を、少ないステップ数で実現可能である。また、表示領域13の移動の操作に、ボタン等の押下が不要であり、表示領域13の場所を設定する設定画面にアクセスする必要がない。さらに、例えば、ドラッグ&ドロップによって、表示領域13を、画面11の四辺のいずれかの辺側から別の辺側に移動させる場合、ドラッグ&ドロップの移動距離は長くなるが、本実施形態によれば、ローテーションジェスチャーをトリガーとして表示領域13を移動させるので、このようなことはない。
【0066】
以上より、本実施形態に係る表示装置2によれば、画面11の四辺のいずれかの辺側に配置された表示領域13を、四辺のいずれかの辺側に移動させる操作を簡単にできる。
【0067】
本実施形態の第1の変形例及び第2の変形例を説明する。第1の変形例は、1回転を示すジェスチャーの回転角度に応じて、表示領域13を移動させる。このようなジェスチャーは、第3のローテーションジェスチャーや、画面11上のマウスポインターPで円を描くマウスジェスチャーがある。第3のローテーションジェスチャーを例にして説明する。第3のローテーションジェスチャーは、上述したように、シングルタッチであり、一本の指の指先を画面11上で移動させて円を描くジェスチャーである。
【0068】
第1の変形例では、
図2に示す角度検出部507が利用される。角度検出部507は、タッチパネル式表示部403によって検出された画面11上のタッチ位置を利用して、第3のローテーションジェスチャーで示される動きの回転角度を検出する。詳しくは、角度検出部507は、一本の指の指先が画面11上にタッチされて、画面11上で円を描く動作がされると、その円の中心(回転中心)を演算し、画面11上でタッチが開始された位置(始点)からの回転角度を演算する。
【0069】
図3を参照して、第3のローテーションジェスチャーが反時計回りの場合、画面11の下辺(第1の辺)を基準にすると、回転方向に従って、画面11の下辺、画面11の右辺(第2の辺)、画面11の上辺(第3の辺)、画面11の左辺(第4の辺)が配置されている。
【0070】
これに対して、第3のローテーションジェスチャーが時計回りの場合、画面11の下辺(第1の辺)を基準にすると、回転方向に従って、画面11の下辺、画面11の左辺(第2の辺)、画面11の上辺(第3の辺)、画面11の右辺(第4の辺)が配置されている。
【0071】
第3のローテーションジェスチャーで示される1回転を、0度以上θ1未満(例えば、0度以上45未満)の第1の角度範囲、θ1以上θ2未満(例えば、45度以上135度未満)の第2の角度範囲、θ2以上θ3未満(例えば、135度以上225度未満)の第3の角度範囲、θ3以上θ4未満(例えば、225度以上315度未満)の第4の角度範囲、θ4以上360度未満(例えば、315度以上360度未満)の第5の角度範囲に分ける。
【0072】
ジェスチャー判定部505が、
図3に示すように、表示領域13が画面11の下辺側に配置された状態で、反時計回りの第3のローテーションジェスチャーがされていると判定した場合、角度検出部507は、そのジェスチャーで示される動きの回転角度を検出する。
【0073】
表示制御部503は、第1の角度範囲の場合、表示領域13を移動させず、第2の角度範囲に到達した場合、表示領域13を画面11の下辺側から画面11の右辺側に移動させて画面11の右辺側に配置し(
図5)、第3の角度範囲に到達した場合、表示領域13を画面11の右辺側から画面11の上辺側に移動させて画面11の上辺側に配置し(
図6)、第4の角度範囲に到達した場合、表示領域13を画面11の上辺側から画面11の左辺側に移動させて画面11の左辺側に配置し(
図7)、第5の角度範囲に到達した場合、表示領域13を画面11の左辺側から画面11の下辺側に移動させて画面11の下辺側に配置する(
図3)。
【0074】
第1の変形例によれば、画面11の四辺のいずれかの辺側に配置された表示領域13を、1回転を示すジェスチャーによって、四辺のいずれかの辺側に移動させることができる。
【0075】
次に、第2の変形例を説明する。第2の変形例は、表示領域が複数あり、いずれかの表示領域を選択的に移動させる。
図16は、第2の変形例に適用される画面31の具体例を示す図である。画面31の構成要素のうち、
図3に示す画面11の構成要素と同じ要素については同一符号を付する。
【0076】
画面31は、表示領域13に加えて表示領域33を含む。表示領域33は、画面31の上辺側に配置されており、上辺に沿って延びる細長形状を有する。表示領域33は、例えば、メニューバーが表示される領域である。第2の変形例では、画面31が二つの表示領域13,33を備えるが、三つ以上であってもよい。
【0077】
図2に示すジェスチャー判定部505は、タッチパネル式表示部403によって検出された画面31上のタッチ位置を利用して、二つの表示領域13,33のうち、いずれの表示領域上でローテーションジェスチャーやマウスジェスチャーがされたか否かを判定する。表示制御部503は、二つの表示領域13,33のうち、ローテーションジェスチャーやマウスジェスチャーがされた表示領域を、ジェスチャーが示す回転方向に従って、画面31上を移動させて、画面31の四辺のいずれかの辺側に配置する共に残りの表示領域を移動させない。
【0078】
第2の変形例について、第2のローテーションジェスチャーを例にして説明する。上述したように、第2のローテーションジェスチャーは、一方の指の指先を画面31上で動かさず(言い換えれば、固定し)、かつ、他方の指の指先を画面31上で移動させて円弧を描くジェスチャーである。第2のローテーションジェスチャーで示す回転の方向を、時計回りとし、選択する表示領域を表示領域33とする。
【0079】
図17は、第2のローテーションジェスチャーによって、表示領域33を時計回りに移動させる動作を説明するための画面31を示す図である。
図18は、表示領域33が時計回りに移動された画面31を示す図である。画面31の四辺を、上辺(第1の辺)を基準にして、ジェスチャーで示す回転方向(ここでは時計回り)に配置された上辺、右辺(第2の辺)、下辺(第3の辺)、左辺(第4の辺)とする。
【0080】
図17に示すように、表示領域33が画面31の上辺(第1の辺)側に配置された状態で、表示領域33に一方の指F1の指先をタッチして動かさず、かつ、他方の指F2の指先を画面31上で移動させて円弧を描くジェスチャーがされる。ジェスチャー判定部505によって、そのジェスチャーがされたと判定された場合、
図18に示すように、表示制御部503は、表示領域33を、ジェスチャーが示す回転方向に従って、画面31上を移動させて、画面31の右辺(第2の辺)側に配置する。
【0081】
第2の変形例によれば、二つの表示領域13,33がある場合に、表示領域を選択して移動させることができる。回転を示すジェスチャーが、第2のローテーションジェスチャーの場合、さらに、次の効果を有する。
【0082】
第2のローテーションジェスチャーによれば、画面31の四辺のいずれかの辺側へ移動させたい表示領域33に一方の指F1の指先をタッチして動かさないことによって、移動させたい表示領域33を選択する。この状態で、他方の指F2の指先を画面31上で移動させて円弧を描くジェスチャーがされると、選択された表示領域33を、ジェスチャーで示される回転方向に従う次の辺側に配置する。従って、二つの表示領域13,33のうち、移動させたい表示領域33を選択する操作とその表示領域33を移動させる操作とを兼ねることができる。表示領域33に一方の指F1の指先をタッチして動かさないことによって、表示領域33を選択するので、特に、表示領域33が小さい場合や細長い場合に有効である。
【0083】
本実施形態、第1の変形例及び第2の変形例は、
図2に示す画像形成装置1に備えられる操作部400の表示部403に表示される画面11,31を例に説明した。しかしながら、パソコン等に備えられる表示装置に表示される画面にも、本発明を適用することができる。