(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記本体(14)に取り付けられている蓋(12)を含み、前記蓋(12)は、前記薬物再構成アセンブリ(100)を前記本体(14)内に密閉して封入するように構成されている、請求項1に記載の医療パッケージアセンブリ(10)。
前記少なくとも1つの突出部(16、18)は、前記筐体(110)に対する前記容器(120、130)の軸方向平行移動を防止するように構成されている、請求項2に記載の医療パッケージアセンブリ(10)。
前記容器(120、130)は、首部(122a)および肩部(122b)を含む第1のバイアル(120)であり、前記第1のバイアル(120)は、前記第1のバイアル(120)の前記首部(122a)の少なくとも一部を前記少なくとも1つの開口(116)と整列させるように前記筐体(110)に対して配列され、前記少なくとも1つの突出部(16)は、前記第1のバイアル(120)が前記穿刺針アセンブリ(200)に対する望ましくない変位に達するより前に、前記首部(122a)に向かって延び、前記肩部(122b)に係合するように構成されている、請求項1に記載の医療パッケージアセンブリ(10)。
前記第1の突出部(16)は、前記第1の容器(120)に隣接する第1の場所において前記筐体(110)に係合し、前記第2の突出部(18)は、前記第2の容器(130)に隣接する第2の場所において前記筐体(110)に係合する、請求項11に記載の薬物送達製品(10)。
少なくとも、(i)前記第1の開口(116)が、前記筐体(110)の周りに放射状に離間されている複数の第1の開口(116)のうちの1つであるか、(ii)前記第2の開口(118)が、前記筐体(110)の周りに放射状に離間されている複数の第2の開口(118)のうちの1つである、請求項13に記載の薬物送達製品(10)。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本開示は、組み立てられたパッケージおよび再構成アセンブリを含む、パッケージ化されたアセンブリを提供する。パッケージ化されたアセンブリは、発送および取り扱いの間、再構成アセンブリの早期作動を防止するために特に有用である。パッケージ化されたアセンブリは、主に、本明細書では、再構成アセンブリを含むように説明されるが、適切に構成されるパッケージは、他の薬物アセンブリ、または使用に先立って分離される構成要素を有する他の製品の発送の際に使用されてもよいことが明白であろう。
【0015】
次に、図面、特に、
図1および2を参照すると、組み立てられたパッケージ10が、概して、示される。組み立てられたパッケージ10は、一般に、除去可能な蓋12、本体14、および薬物再構成アセンブリ100(
図2)を含む。
【0016】
除去可能な蓋12は、高密度ポリエチレンファイバ、例えば、TYVEK(登録商標)、箔材料または紙材料のうちの任意の1つ以上から作製されることができ、一実施形態では、加熱によって活性化される接着剤を用いて、本体14に接着される。接着剤および適用プロセスは、除去可能な蓋12が、本体14にしっかりと接着されるが、また、患者によって比較的に容易に除去されることも可能にする。
【0017】
本体14は、熱形成可能テレフタル酸ポリエチレン(「PET」)材料から構築されることができる。本体14は、熱形成プロセスを介して形成される、突出部16、18、ウェル20aから20c等を伴うその所望の形状に形成されることができる。代替実施形態では、本体14は、ポリマー材料から作製され、射出成形プロセスを介して形成される。
【0018】
図1および2に図示されるように、蓋12は、密閉可能かつ除去可能に本体14に取り付き、薬物再構成アセンブリ100をパッケージ10内に封入する。除去可能な蓋12は、平坦表面を提供することができ、その上に、製造業者の指示および識別情報が、表示されることができる。情報識別子は、バーコード、画像コード、企業情報、およびユーザにより詳細な情報を指示するインターネットアドレスを含み得る。情報は、薬剤情報、患者識別および処方情報、製造業者情報、認可および行政機関情報、製造日および有効期限情報、および使用上の注意を含み得る。
【0019】
図1および2に図示されるように、本体14は、内部チャンバを画定するように形成され、本体14は、チャンバ内に突出する、複数の突出部16および18と、チャンバの内部から離れて延びるウェル20aから20cとを含む。これらの特徴は、以下により詳細に説明される。本明細書で使用される場合、突出部は、一般に、本体14の内部チャンバの中心に向かって延びる一方、ウェルは、一般に、チャンバの内部の中心から離れて延びる。
【0020】
内部チャンバは、
図2に図示されるように、薬物再構成アセンブリ100を受け入れる。薬物再構成アセンブリ100は、上側部分112(使用のために保持されるとき)および下側部分114(使用のために保持されるとき)を有する、筐体110を含む。上側部分112および下側部分114は、略円筒形通路を形成する。薬物再構成アセンブリ100はまた、少なくとも部分的に、筐体の上側部分112によって形成される通路内に格納される、上側容器120(使用のために保持されるとき)と、少なくとも部分的に、筐体の下側部分114によって形成される通路内に格納される、下側容器130(使用のために保持されるとき)と、筐体110の外側上に提供される、アクセスポートプラグ140とを含む。パッケージ10の除去可能な蓋12は、本体14に密閉可能に取り付き、薬物再構成アセンブリ100を本体14内に封入する。
【0021】
次に、
図3を参照すると、外側から見た、組み立てられたパッケージ10の本体側面図が、図示される。第1の対の突出部16および第2の対の突出部18は、本体14の周囲表面から内部チャンバ内に延び、薬物再構成アセンブリ100の嵌合特徴に接触する。ウェル20a、20b、および20cは、本体14の周囲表面に対して、内部チャンバから外向きに延びる。ウェル20a、20b、および20cは、少なくとも実質的に平坦であり、互に同一平面にあり(また、
図1および2参照)、パッケージ10は、ウェル20a、20b、および20cを安定表面上に設定することによって、本体側に静置され得る。本体14はまた、
図1から3に図示されるように、本体14の上側および下側端にもウェル22および24を形成する。
【0022】
次に、
図4を参照すると、線IV−IVに沿った
図3の断面側面図が、図示される。突出部18の半径方向間隔および幾何学形状と比較して、突出部16の半径方向間隔および幾何学形状により、線IV−IVは、
図3では段違いであり、
図4の単一図における突出部16および18の両方の断面をより明白に示す。再構成アセンブリ100およびその筐体110の断面図は、再構成アセンブリの内容物を図示する。具体的には、再構成アセンブリ100は、第1の、すなわち、上側容器120、第2の、すなわち、下側容器130、および移送セットアセンブリ200を含む。
【0023】
参照することによって本明細書に組み込まれる、第’967号出願に詳細に論じられるように、移送セットアセンブリ200は、上側穿刺針202と、下側穿刺針204と、上側穿刺針202および下側穿刺針204を通して進行する流路とを含む。上側穿刺針202は、上側容器120の開口部128に面する一方、下側穿刺針204は、下側容器130の開口部138に面する。種々の実施形態では、移送セットアセンブリ200のプラスチック部分は、好適な成形可能かつ滅菌可能なプラスチック、例えば、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(「ABS」)、ポリカーボネート(「PC」)、またはアクリル等から作製される。
【0024】
上側穿刺針202は、上側穿刺針の下側部分およびその流路部分を被覆し、その無菌状態を維持するように構成される、上側保護鞘206を含むことができる。同様に、下側穿刺針204は、下側穿刺針内の上側部分および流路を被覆し、その無菌状態を維持するように構成される、下側保護鞘208を含む。上側206および下側208保護鞘は、一実施形態では、それぞれ、薬物再構成アセンブリ100の作動に応じて、上側穿刺針202および下側穿刺針204によって比較的に容易に貫通される、エラストマー材料から作製される。
【0025】
移送セットアセンブリ200はまた、上側穿刺針202および下側穿刺針204を通して進行する流路に略垂直であり、それと弁付き流体連通を維持する、注射器ポート経路(
図2に図示されるプラグ140の真下)を含むことができる。注射器ポート経路は、代替として、移送セットアセンブリ200の流路から非垂直に延びることができる。注射器ポート経路は、再構成アセンブリ100の筐体110を通して延びる、注射器ポートと連通する。
図2では、注射器ポートプラグ140は、注射器ポートに係合し、ポートおよび接続流路の無菌状態を維持する。
【0026】
薬物再構成アセンブリ100の完全作動後、ユーザは、注射器ポートプラグ140を除去し、ユーザが別個の注射器を介してアクセスすることができる、注射器ポートを露出させる。注射器ポートプラグ140は、把持および除去のために屈曲され得る、エラストマーまたはゴム材料から作製される。注射器ポート経路および穿刺針流路は、注射器ポートから上側および下側容器120および130への流体連通を可能にする。
【0027】
上側120および下側130容器は、例えば、好適な医療グレードの滅菌可能なガラスまたはプラスチックから作製される、上側121および下側131バイアルを含む。上側バイアル121および下側バイアル131は各々、略円筒形であり、首部分122a、132a、主要部分122c、132c、およびリム部分126、136を含む、類似の幾何学形状を有する。首部分122a、132aは、主要部分122c、132cまたはリム部分126、136のいずれよりも小さい直径を有する。上側ストッパ124は、上側バイアル121の上側開口部128を密閉可能に塞ぎ、上側容器120の内容物の汚染または漏出を防止する。同様に、下側ストッパ134は、下側バイアル131の下側開口部138を密閉可能に塞ぎ、下側容器130の内容物の汚染または漏出を防止する。上側ストッパ124および下側ストッパ134は、ゴムまたはエラストマー材料から作製されることができる。上側バイアル121および上側ストッパ124のアセンブリは、本明細書では、上側容器120として定義されることを理解されたい。同様に、下側バイアル131および下側ストッパ134のアセンブリは、本明細書では、下側容器130として定義される。
【0028】
再構成アセンブリ100の筐体110は、再び、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(「ABS」)、ポリカーボネート(「PC」)、またはアクリルから作製されることができる、上側筐体部分112および下側筐体部分114を含む。上側筐体部分112は、複数の開口116を含み、または画定する一方、下側筐体部分114は、複数の開口118を含み、または画定する(
図2に最も良く図示される)。開口または窓116および118は各々、それぞれの筐体の周囲に放射状に離間される。開口116、118は、ガス滅菌が、再構成アセンブリ100の内部部分および構成要素に流動することを可能にする。滅菌プロセスを容易にすることに加え、開口116、118は、上側120および下側130容器が、再構成筐体110内に格納されると、上側120および下側130容器への少なくとも部分的アクセスを提供する。
【0029】
第’967号出願においてより詳細に論じられるように、薬物再構成アセンブリ110の作動に応じて、上側穿刺針202は、上側保護鞘206および上側ストッパ124を貫通し、上側容器120の内容物にアクセスし、その後、下側穿刺針204は、下側保護鞘208および下側ストッパ134を貫通し、下側容器130の内容物にアクセスする。上側202および下側穿刺針204が、それぞれ、上側120および下側容器130の内容物にアクセスすると、流路が、上側容器120と下側容器130との間に作成される。第’967号出願は、上側容器120が上側穿刺針202に向かって進行し、下側穿刺針204が下側容器130の下側ストッパ134に接触し得る前に、上側ストッパ124が上側穿刺針202によって完全に貫通されることを確実にする、アセンブリ110の他の内部機構について論じている。
【0030】
図4は、容器120および130が、どのように薬物再構成アセンブリ100の筐体110内に収まるか、薬物再構成アセンブリ100が、発送(非作動状態)の間、どのようにパッケージ本体14の内部チャンバ内に収まるかを図示する。図示されるように、上側容器120は、少なくとも部分的に、上側筐体部分112内に収まる。上側バイアル121の上側リム126および上側ストッパ124は各々、移送セットアセンブリ200および上側穿刺針202に向かって配向される。図示される非作動状態では、上側容器120の上側ストッパ124は、上側穿刺針202の近傍に配置されるが、上側穿刺針202と接触しない。
【0031】
上側筐体部分112は、一実施形態では、
図2に部分的に図示されるように、上側筐体部分112の周りに放射状に実質的に均等に配置される、3つの開口116を含む。任意の数の開口が、上側筐体部分112内に組み込まれ得、間隔は、等しい、または放射状である必要はないことを理解されたい。上側筐体部分112は、上側容器120がその発送構成に固定されると、上側肩部122b、上側首部122a、および上側リム126等の上側バイアル121の種々の特徴が、開口116と縦方向に整列されるように形成される。
【0032】
上側容器120と同様に、下側容器130は、少なくとも部分的に、下側筐体部分114内に収まる。下側バイアル131の下側リム138および下側ストッパ134は各々、移送セットアセンブリ200の下側穿刺針204に向かって配向される。非作動状態(図示されるように)では、下側容器130の下側ストッパ134は、下側穿刺針204の近傍に配置されるが、移送セットアセンブリ200の下側穿刺針204と接触しない。
【0033】
下側筐体部分114は、一実施形態では、
図2に部分的に図示されるように、下側筐体部分114の周りに放射状に均等に配置される、6つの開口118を含む。任意の好適な数の開口が、下側筐体部分114内に組み込まれ得、均等または放射状に離間される必要はない。
図4では、下側筐体部分114の開口118のうちの2つが、可視である。下側筐体部分114は、下側容器130がその発送構成に固定されると、下側肩部132b、下側首部132a、および下側リム136等の下側バイアル131の種々の特徴が、開口118と縦方向に整列されるように形成される。
【0034】
上側容器120および下側容器130は、ユーザが薬物再構成アセンブリ100を意図的に作動させる前に、その発送構成から偏移しないことが重要である。発送、取り扱い、または誤った取り扱いによって生じる、上側容器120または下側容器130いずれかのそのような望ましくない変位は、上側202または下側204穿刺針とそれぞれの上側124または下側134ストッパとの間の早期接触をもたらし得る。それぞれの穿刺針202および204による比較的に薄い保護鞘206および208の破裂または外乱でさえ、移送セットアセンブリ200の穿刺針202および204を通して進行する流路の滅菌環境を破壊し得る。パッケージ10は、以下に詳細に論じられるように、これらの望ましくない変位を防止する。
【0035】
本開示の場合、望ましくない変位は、上側120および下側130容器、上側202および下側204穿刺針、上側124および下側134ストッパ、上側206および下側208保護鞘、移送セットアセンブリ200、および筐体110の複数の異なる結果として生じる位置のいずれかの1つを画定することを理解されたい。発送の間の非意図的に生じ得る望ましくない変位位置の各々は、本体14と薬物再構成アセンブリ100の相互作用によって防止される。以下に説明されるのは、いくつかの望ましくない変位位置である。上側および下側容器の両方に関して論じられるが、望ましくない変位位置の各々は、個々に、または集合的に、上側120および下側130容器の各々に適用されることが想定されることを理解されたい。
【0036】
第1の望ましくない変位位置では、上側容器120または下側容器130は、移送セットアセンブリ200に対して軸方向に偏移し、上側ストッパ124または下側ストッパ134が、上側保護鞘206または下側保護鞘208と接触し、順に、それぞれ、上側穿刺針202または下側穿刺針204と接触し、少なくとも部分的に、それによって穿通される。第1の望ましくない変位位置では、それぞれの穿刺針202、204は、上側124または下側134ストッパを完全に貫通しないことを理解されたい。第1の望ましくない変位位置では、それぞれの上側202および下側204穿刺針による上側206および下側208保護鞘の貫通が、移送セットアセンブリ200およびその流路を汚染にさらす。
【0037】
第2の望ましくない変位位置では、上側容器120または下側容器130は、上側ストッパ124または下側ストッパ134が、それぞれ、上側保護鞘206または下側保護鞘208と接触するように、移送セットアセンブリ200に対して軸方向に偏移する。上側保護鞘206または下側保護鞘208は、順に、それぞれの容器の軸方向平行移動によって、上側穿刺針202または下側穿刺針204に対して押し付けられる。第2の望ましくない変位位置では、上側穿刺針202または下側穿刺針204は各々、それぞれの保護鞘206、208を完全に貫通し、少なくとも部分的に、それぞれの容器120、130のストッパ124、134を貫通する。種々の実施形態の第2の望ましくない変位位置では、穿刺針202、204は、それぞれのストッパ124、134を完全に貫通する。第2の望ましくない位置では、上側202または下側204穿刺針による上側124または下側134ストッパの部分的または完全貫通は、移送セットアセンブリ200の汚染ならびに容器120または130のいずれかの内容物の汚染の機会増加につながる。
【0038】
第3の望ましくない変位位置では、上側容器120または下側容器130は、筐体110に対して半径方向にまたは軸方向に偏移し、バイアル121、131と筐体110の内部との間のシールの喪失を生じさせる。第3の望ましくない変位位置では、喪失されたシールは、筐体110内における上側容器120および下側容器130の固定位置付けを悪化させ、それによって、早期軸方向平行移動の可能性を増加させ、追加の望ましくない変位位置につながり得る。
【0039】
本体14への除去可能な蓋12の取り着けに先立って、薬物再構成アセンブリ100は、本体14の内部チャンバ内に挿入される。そうすることによって、突出部16および18およびウェル20aから20c、22および24は、薬物再構成アセンブリ100内に保持された上側120および下側130容器を含む薬物再構成アセンブリ100の異なる特徴と嵌合する。
【0040】
次に、
図5および6を参照すると、突出部およびウェルがさらに、図示される。ウェル20a、20b、および20cは、本体14から外向きに延び、実質的に、同一平面を形成し、その上に、アセンブリ10が、支持されることができる。ウェル20cは、実質的に、薬物再構成アセンブリ100の注射器ポートプラグ140の外形に一致するように成形される。発送位置では、注射器ポートプラグ140は、アセンブリの底部に向かって下向きに面し、ウェル20cと嵌合する。注射器ポートプラグ140とウェル20cの係合は、本体14内でのポートの回転移動を阻止する。注射器ポートプラグ140はまた、ウェル20cと嵌合し、本体14に対して、筐体100に追加の軸方向制約を提供する。注射器ポートプラグ140をアセンブリ100の下側端に向かって下向きに配向することは、ユーザが、除去可能な蓋12の剥離時に、注射器ポートプラグ140によって薬物再構成アセンブリ100を除去(これは、プラグ140が偶発的に注射器ポートから外れる可能性を増加させ得る)することを防止する。注射器ポートプラグ140は、代わりに、外部注射器によるアセンブリ100の接続直前に、除去されるべきである。
【0041】
図5は、パッケージ本体14から本体の内部チャンバ内に内向きに延びる、2つの突出部16を図示する。
図6に図示されるように、突出部16は、薬物再構成アセンブリ100の嵌合特徴と協働するように形成される、いくつかの幾何学的特徴を含む。具体的には、各突出部16は、先細面16a、蓋側面16b、本体側面16c、上側面16d、および下側面16eを含む、複数の面を含む。
図1から6は、2つの突出部16が、本体14の縦方向中心の両側に等しく離間された本体14の外側から延びることを明らかにする。
【0042】
図2は、薬物再構成アセンブリ100が、どのように本体14内に収まるかの分解図を示す。薬物再構成アセンブリ100が、本体14内に挿入されると、2つの突出部16は、上側筐体部分112の2つの対応する開口116を通って延びる。
図4に図示されるように、突出部16は、開口116を通して、上側容器120に向かって延びる。具体的には、突出部16の本体側面16cは、開口116を形成する、上側筐体部分112の側116aと係合するように構成および配列され、突出部16の蓋側面16bは、開口116を形成する、上側筐体部分112の側116bと係合するように構成および配列され、上側面16dは、開口116を形成する、上側筐体部分112の側116cと係合するように構成および配列され、下側面16eは、開口116を形成する、上側筐体部分112の側116dと係合するように構成および配列される。
【0043】
突出部16と開口116との間の係合は、薬物再構成アセンブリ100が、本体14内で軸方向に平行移動または回転することを防止する。特に、蓋側面16bは、開口116を形成する、上側筐体部分112の側116bに接触し、本体側面16cは、開口116を形成する、上側筐体部分112の側116aに接触し、薬物再構成アセンブリ100が、本体14内で回転することを防止する。同様に、下側面16eは、開口116を形成する、上側筐体部分112の側116dに接触し、上側面16dは、開口116を形成する、上側筐体部分112の側116cに接触し、薬物再構成アセンブリ100が、本体14内で軸方向に平行移動することを防止する。
【0044】
種々の実施形態では、突出部16は、上側容器120の上側バイアル121と物理的に接触しながら、開口116の側116c、116dと一定または任意の接触をする必要はない。上側容器120のいかなる軸方向偏移も、突出部16によって阻止され、開口116(すなわち、上側筐体部分112)のいかなる軸方向偏移も、同じ突出部16によって阻止されるので、突出部16が上側容器120を上側筐体部分112内にしっかりと保持するのに役立つことを理解されたい。突出部16は、開口116間および上側容器120の上側バイアル121の首部122aとリム126との間に延びるので、突出部16、したがって、本体14は、上側筐体部分112に対する上側容器120の軸方向偏移を防止する。
【0045】
前述の突出部16と同様に、本体14はまた、その下側端に、本体14から本体の内部チャンバ内に内向きに延びる、2つの突出部18を含む。
図6では、突出部18のうちの1つが、より詳細に図示される。突出部16のように、突出部18は、パッケージ10内に挿入されると、薬物再構成アセンブリ100の嵌合特徴と協働するように、本体14に対して定寸および配列される、いくつかの幾何学的特徴を含む。具体的には、突出部18は、先細面18a、蓋側面18b、本体側面18c、下側面18d、および上側面18eを含む。
図1から6は、2つの突出部18が、本体14の縦方向中心の両側に等しく離間された本体14から内向きに延びることを明らかにする。
【0046】
図2は、薬物再構成アセンブリ100が本体14内に挿入されると、2つの突出部18が、下側筐体部分114の2つの対応する開口118を通って延びることを示す。
図4に図示されるように、突出部18は、開口118を通して、下側容器130に向かって延びる。具体的には、突出部18の本体側面18cは、開口118を形成する、下側筐体部分114の側118aと係合するように構成され、突出部18の蓋側面18bは、開口118を形成する、下側筐体部分114の側118bと係合するように構成され、下側面18dは、開口118を形成する、下側筐体部分114の側118cと係合するように構成され、上側面18eは、開口118を形成する、下側筐体部分114の側118dと係合するように構成される。
【0047】
突出部18と開口118との間の係合は、薬物再構成アセンブリ100が、本体14内で軸方向に平行移動または回転することを防止する。特に、蓋側面18bは、開口118を形成する、下側筐体部分114の側118bに接触し、本体側面18cは、開口118を形成する、下側筐体部分114の側118aに接触し、薬物再構成アセンブリ100が、本体14内で回転することを防止する。同様に、下側面18dは、開口118を形成する、下側筐体部分114の側118cに接触し、上側面18eは、開口118を形成する、下側筐体部分114の側118dに接触し、薬物再構成アセンブリ100が、本体14内で軸方向に平行移動することを防止する。
【0048】
種々の実施形態では、突出部18は、下側容器130の下側バイアル131と物理的に接触しながら、開口118の側118c、118dと一定または任意の接触をする必要はない。突出部18は、下側容器130のいかなる軸方向偏移も、突出部18によって阻止され、開口118(すなわち、下側筐体部分114)ののいかなる軸方向偏移も、同一の突出部18によって阻止されるので、下側容器130を下側筐体部分114内にしっかりと保持するのに役立つことを理解されたい。突出部18は、開口118間および下側容器130の下側バイアル131の首部132aとリム136との間に延びるので、突出部18、したがって、本体14は、下側筐体部分114に対する下側容器130の軸方向偏移を防止する。
【0049】
突出部16および18は、故に、パッケージ10内での薬物再構成アセンブリ100の筐体110の軸方向および回転移動の両方を防止するように協働する。各突出部16および18のうちの2つが、それぞれ、開口116および118のそれぞれの2つと嵌合して図示されるが、他の実施形態は、各突出部16および18の一方が、対応する開口116および118と嵌合する、または各突出部16、18の3つ以上が、3つ以上の対応する開口116、118と嵌合することも含む。また、第’967号出願により詳細に論じられる理由から、薬物再構成アセンブリ100内の内部機構および摩擦は、上側120および下側130容器を筐体110に対して固定させる役割を果たすことを理解されたい。
【0050】
種々の実施形態では、上側120または下側130容器が、薬物再構成アセンブリ100の縦軸を中心として半径方向に偏移する場合、第’967号出願により詳細に説明される種々の内部シールまたは構成要素は、損なわれ得る。突出部20c、16、および18は、筐体110内の上側120または下側130容器またはパッケージ10内の薬物再構成アセンブリ100の任意の他の特徴の偶発的回転偏移を防止するように協働することを理解されたい。
【0051】
再び、
図3から6を参照すると、本体14と容器120の上側バイアル121および下側容器130の下側バイアル131の各々との間の嵌合関係がさらに、論じられ、図示される。筐体110の開口116を伴う突出部16と、筐体110の開口118を伴う突出部18との間の相互作用に加え、前述のように、筐体110の移動を防止するために、突出部16はまた、上側バイアル121の異なる特徴と嵌合する一方、突出部18もまた、下側バイアル131の異なる特徴と嵌合し、上側120および下側130容器の有意な移動を防止する。この目的を達成するために、突出部16および18は各々、それぞれの開口116および118を通して延び、上側バイアル121および下側バイアル131と接触する。種々の実施形態では、筐体110に対する上側120および130容器、より具体的には、それぞれ、上側筐体部分112および下側筐体部分114の軸方向平行移動は、同時に、上側バイアル121および開口116と係合する突出部16と、同時に、下側バイアル131および開口118と係合する突出部18とによって阻止される。
【0052】
前述のように、上側120および下側130容器は、上側バイアル121および下側バイアル131のそれぞれの肩部122b、132b、首部122a、132a、およびリム126、136が、それぞれ、開口116、118の各々と整列されるように配列される。図示される実施形態では、突出部16は、上側バイアル121の3つの異なる部分、すなわち、肩部122b、首部122a、およびリム126に接触するように構成される。同様に、突出部18は、下側バイアル131の3つの異なる部分、すなわち、肩部132b、首部132a、およびリム136に接触する。
図2は、開口116および118が、それぞれ、突出部16および18を適切に受容するように回転されることをポートプラグ140が確実にすることを示す。
【0053】
本体14の突出部16の先細部分16cは、上側バイアル121の肩部122bの輪郭に沿って追従し、その結果、それを保持するように構成される。同様に、本体14の突出部18の先細部分18cは、下側バイアル131の肩部132bの輪郭に沿って追従し、その結果、それを保持するように構成される。先細部分16a、18aは、故に、また、パッケージ10内におけるそれぞれの上側120および下側130容器の有意な平行移動偏移を防止するように、上側121および下側131バイアルの各々を支持する役割を果たす。望ましくない変位位置へのバイアルの移動を防止するために、種々の実施形態では、先細部分16a、18aは、輪郭形成された肩部122b、132bと常時接触する必要はないことを理解されたい。肩部122b、132bの輪郭形成された性質および先細部分16a、16bの対応する先細形状により、上側120および下側130容器は、本体14および筐体110に対する偏移に対抗するように後押しされる。本体の輪郭形成された形状はまた、上側121および下側131バイアルと本体14との間にぴったりとした適合をもたらすので、抱持効果を提供する。
【0054】
種々の実施形態では、本体14の突出部16の蓋側面16bは、上側バイアル121の首部122aに向かって、上側バイアル121のリム126と肩部122bとの間に延びるように配列される。リム126と肩部122bとの間にくさび留めされた蓋側面16bはさらに、パッケージ10内での上側容器120の平行移動偏移を防止する役割を果たす。同様に、突出部18の蓋側面18bは、下側バイアル131の首部132bに向かって、下側バイアル131のリム136と肩部132bとの間に延びるように構成される。リム136と肩部132bとの間にくさび留めされた蓋側面18bはさらに、パッケージ10内での下側容器130の平行移動偏移を防止する役割を果たす。望ましくない変位位置へのバイアルの移動を防止するために、種々の実施形態では、蓋側面16b、18bは、リム126、136および肩部122b、132bと常時接触する必要はないことを理解されたい。
【0055】
移送セットアセンブリ200は、必ずしも、上側112または下側114筐体のいずれかの一部ではないが、移送セットアセンブリ200は、部分的に、注射器ポートにおけるその接続により、筐体に対して静止したままであることを理解されたい。したがって、容器120、130および筐体100に関する前述の類似原理により、本体14およびその突出部16、18もまた、移送セットアセンブリ200に対する上側120および下側130容器の軸方向平行移動を防止するように機能することを理解されたい。
【0056】
加えて、本体14内に形成される先細部116a、118aの配向により、上側120および下側130容器は、いずれにしても、移送セットアセンブリ200から離れるように後押しされる。
図4および6に図示されるように、それぞれの上側121および下側131バイアルの肩部122b、132bは、それぞれ、角度付けられた輪郭116a、118a上に置かれ、それによって、あらゆる他の軸方向障害物なしに、上側120および下側130容器は、内向きに、すなわち、移送セットアセンブリ200、具体的には、上側穿刺針202および保護鞘206ならびに下側穿刺針204および保護鞘208に向かって、望ましくない変位位置に偏移不可能である。上側120および下側130容器は、移送セットアセンブリ200に対する軸方向平行移動が阻止される少なくとも同一の理由から、互に対する軸方向平行移動が阻止されることを理解されたい。
【0057】
本体14の端部分22は、パッケージ10内に組み立てられると、薬物再構成アセンブリ100の異なる特徴を支持および拘束するように形成される。
図4は、本体14の端部分22が、上側バイアル121の上向き軸方向移動を制限することによって、上側容器120を拘束するように構成されることを示す。端部分22はまた、上側バイアル121の基部部分122cを支持する。同様に、本体14の端部分24は、下側バイアル131の下向き軸方向移動を制限することによって、下側容器130を拘束するように構成される。端部分24はまた、下側バイアル131の基部部分132cを支持する。いくつかの実施形態は、端部分22、24が、それぞれ、上側121および下側131バイアルのそれぞれの底部と接触またはほぼ接触するように、公差が定められた本体14を含むことを理解されたい。種々の実施形態では、端部分22、24は、それぞれ、上側121および下側131バイアルの底部と接触しない。
【0058】
前述の議論から、形成された本体14の幾何学形状および特徴は、複数の接触場所において、(i)その回転および平行移動を防止するために、薬物再構成アセンブリ100と、(ii)望ましくない変位位置へのその回転および平行移動を防止するために、上側120および下側130容器と相互作用することを理解されたい。
【0059】
本明細書に説明される主題の側面は、単独で、または本明細書に説明される1つ以上の他の側面と組み合わせて、有用であり得る。前述の説明を限定するわけではないが、本開示の第1の側面では、医療パッケージアセンブリは、薬物再構成アセンブリであって、(i)少なくとも1つの開口を形成する筐体と、(ii)少なくとも部分的に、筐体の内部内に配置される容器と、(iii)容器を穿刺可能であるように、筐体内に配列される穿刺針アセンブリとを含む薬物再構成アセンブリと、薬物再構成アセンブリを格納するように成形された本体であって、本体は、開口を通して、筐体の内部内に延びている少なくとも1つの突出部を含み、少なくとも1つの突出部は、容器が穿刺針アセンブリに対する望ましくない変位に達するより前に、穿刺針アセンブリに向かう容器の移動を防止するように位置付けられ、配列されている、本体とを含む。
【0060】
第1の側面と組み合わせて使用され得る、本開示の第2の側面によると、医療パッケージアセンブリは、本体に取り付けられ、薬物再構成アセンブリを本体内に密閉可能に封入するように構成される、蓋を含む。
【0061】
先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第3の側面によると、蓋は、加熱によって活性化される接着剤を用いて、本体に取り付けられる。
【0062】
先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第4の側面によると、少なくとも1つの突出部は、筐体に対する容器の軸方向平行移動を防止するように構成される。
【0063】
先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第5の側面によると、少なくとも1つの突出部はさらに、本体内での薬物再構成アセンブリの回転を防止する。
【0064】
先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第6の側面によると、本体は、本体の回転を防止するように、少なくとも1つの平坦表面を伴って構築される。
【0065】
先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第7の側面によると、薬物再構成アセンブリは、注射器ポートプラグと、薬物再構成アセンブリの注射器ポートプラグと嵌合するように成形されている空洞を含む本体とを含む。
【0066】
先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第8の側面によると、容器は、第1の容器であり、医療パッケージアセンブリは、少なくとも部分的に、薬物再構成アセンブリの筐体内に配置される第2の容器を含み、筐体は、少なくとも1つの第2の開口を形成し、少なくとも1つの突出部は、第1の突出部であり、医療パッケージアセンブリは、第2の突出部を含み、第2の突出部は、第2の容器が穿刺針アセンブリに対して望ましくない変位に達するより前に、第2の開口を通して、筐体の内部内に延び、穿刺針アセンブリに向かう第2の容器の移動を防止するように位置付けられ、配列される。
【0067】
先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第9の側面によると、容器は、首部および肩部を含む、第1のバイアルであり、第1の容器は、筐体に対して配列され、第1のバイアルの首部の少なくとも一部を第1の少なくとも1つの開口と整列させ、第1の少なくとも1つの突出部は、第1のバイアルが穿刺針アセンブリに対して望ましくない変位に達するより前に、首部に向かって延び、肩部に係合するように構成される。
【0068】
先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第10の側面によると、容器は、第1の容器であり、医療パッケージアセンブリは、少なくとも部分的に、薬物再構成アセンブリの筐体内に配置される、第2の容器を含み、第2の容器は、首部および肩部を含む、バイアルであり、筐体は、少なくとも1つの第2の開口を形成し、第2の容器は、筐体に対して配列され、第2の容器の首部の少なくとも一部と少なくとも1つの第2の開口を整列させ、少なくとも1つの突出部は、第1の突出部であり、本体は、第2の突出部を形成し、第2の突出部は、第2の容器が穿刺針アセンブリに対して望ましくない変位に達するより前に、第2の開口を通して、筐体の内部内に、第2の容器の首部に向かって延び、第2の容器の肩部に係合するように位置付けられ、配列される。
【0069】
先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第11の側面によると、薬物送達製品は、筐体と筐体内に配置される容器とを含む薬物再構成アセンブリと、薬物再構成アセンブリを格納するように成形される本体と、本体から延びる少なくとも1つの突出部であって、筐体および容器に係合し、筐体に対する容器の軸方向平行移動を阻止するように位置付けられ、配列されている、少なくとも1つの突出部とを含むパッケージとを含む。
【0070】
第11の側面と組み合わせて、先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第12の側面によると、容器は、第1の容器であり、医療パッケージアセンブリは、筐体内に配置される第2の容器を含み、突出部は、第1の突出部であり、本体は、筐体と係合し、筐体に対する第2の容器の軸方向平行移動を阻止するように位置付けられ、配列されている、第2の突出部を含む。
【0071】
第11の側面と組み合わせて、先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第13の側面によると、第1の突出部は、第1の容器に隣接する第1の場所において、筐体に係合し、第2の突出部は、第2の容器に隣接する第2の場所において、筐体に係合する。
【0072】
第11の側面と組み合わせて、先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第14の側面によると、第1および第2の係合は、それぞれ、筐体の第1および第2の開口を通して延びる、第1および第2の突出部を含む。
【0073】
第11の側面と組み合わせて、先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第15の側面によると、少なくとも、(i)第1の開口が、筐体の周りに放射状に離間されている複数の第1の開口のうちの1つであるか、(ii)第2の開口が、筐体の周りに放射状に離間されている複数の第2の開口のうちの1つである。
【0074】
第11の側面と組み合わせて、先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第16の側面によると、第1および第2の開口を通して延びる、第1および第2の突出部はさらに、本体に対する筐体の回転移動を阻止する。
【0075】
第11の側面と組み合わせて、先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第17の側面によると、第1および第2の容器は、移送セットアセンブリによってアクセスされ、移送セットアセンブリは、ユーザによってアクセス可能なポートを含み、本体は、筐体の軸方向移動を阻止するために、ポートに係合するように位置付けられ、配列されているウェルまたはポートを塞ぐプラグを含む。
【0076】
第11の側面と組み合わせて、先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第18の側面によると、少なくとも1つの突出部による薬物再構成アセンブリの係合もまた、本体に対する筐体の回転移動を阻止する。
【0077】
第11の側面と組み合わせて、先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第19の側面によると、少なくとも1つの突出部による薬物再構成アセンブリの係合もまた、本体に対する筐体の軸方向移動を阻止する。
【0078】
先行側面のうちの任意の1つ以上と組み合わせて使用され得る、本開示の第20の側面によると、薬物再構成アセンブリをパッケージ化する方法は、パッケージに、除去可能な蓋と、薬物再構成アセンブリを格納するように構成され、本体から延びる少なくとも1つの突出部を含む、本体とを提供することと、薬物再構成アセンブリに、少なくとも1つの開口を有する筐体と、少なくとも部分的に、筐体内に配置される容器とを提供することであって、容器の首部分は、筐体の開口のうちの少なくとも1つと整列する、ことと、本体の少なくとも1つの突出部が、筐体ののうちの少なくとも1つを通って延びるように、薬物再構成アセンブリをパッケージの本体内に組み立てることであって、パッケージ内の薬物再構成アセンブリの配向は、所定の数の配向に限定されている、ことと、除去可能な蓋を用いて、薬物再構成アセンブリをパッケージの本体内に密閉することとを含む。
【0079】
本明細書に説明される現在好ましい実施形態への種々の変更および修正は、当業者に明白となるであろうことを理解されたい。そのような変更および修正は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、かつその意図される利点を損なうことなく、行なわれることができる。したがって、そのような変更および修正は、添付の請求項によって包含されることが意図される。
【0080】
本発明はさらに、例えば、以下を提供する。
(項目1)
医療パッケージアセンブリであって、前記医療パッケージアセンブリは、
薬物再構成アセンブリであって、薬物再構成アセンブリは、
(i)少なくとも1つの開口を形成している筐体と、
(ii)少なくとも部分的に前記筐体の内部内に配置されている容器と、
前記容器を穿刺可能であるように、前記筐体内に配列されている穿刺針アセンブリと
を含む、薬物再構成アセンブリと、
前記薬物再構成アセンブリを格納するように成形されている本体であって、前記本体は、前記開口を通って前記筐体の内部内に延びている少なくとも1つの突出部を含む、本体と
を備え、
前記少なくとも1つの突出部は、前記容器が前記穿刺針アセンブリに対する望ましくない変位に達するより前に、前記穿刺針アセンブリに向かう前記容器の移動を防止するように位置付けられ、配列されている、パッケージアセンブリ。
(項目2)
前記本体に取り付けられている蓋を含み、前記蓋は、前記薬物再構成アセンブリを前記本体内に密閉して封入するように構成されている、項目1に記載の薬医療パッケージアセンブリ。
(項目3)
前記蓋は、加熱によって活性化される接着剤を用いて、前記本体に取り付けられている、項目2に記載の薬医療パッケージアセンブリ。
(項目4)
前記少なくとも1つの突出部は、前記筐体に対する前記容器の軸方向平行移動を防止するように構成されている、項目2に記載の薬医療パッケージアセンブリ。
(項目5)
前記少なくとも1つの突出部は、前記本体内での前記薬物再構成アセンブリの回転をさらに防止する、項目1に記載の薬医療パッケージアセンブリ。
(項目6)
前記本体は、前記本体の回転を防止するように、少なくとも1つの平坦表面を伴って構築されている、項目1に記載の薬医療パッケージアセンブリ。
(項目7)
前記薬物再構成アセンブリは、注射器ポートプラグを含み、前記本体は、前記薬物再構成アセンブリの前記注射器ポートプラグと嵌合するように成形されている空洞を含む、項目1に記載の薬医療パッケージアセンブリ。
(項目8)
前記容器は、第1の容器であり、前記薬医療パッケージアセンブリは、少なくとも部分的に前記薬物再構成アセンブリの前記筐体内に配置されている第2の容器を含み、前記筐体は、少なくとも1つの第2の開口を形成し、前記少なくとも1つの突出部は、第1の突出部であり、前記薬医療パッケージアセンブリは、第2の突出部を含み、前記第2の突出部は、前記第2の開口を通って前記筐体の内部内に延び、前記第2の容器が前記穿刺針アセンブリに対する望ましくない変位に達するより前に、前記穿刺針アセンブリに向かう前記第2の容器の移動を防止するように位置付けられ、配列されている、項目1に記載の薬医療パッケージアセンブリ。
(項目9)
前記容器は、首部および肩部を含む第1のバイアルであり、前記第1のバイアルは、前記第1のバイアルの前記首部の少なくとも一部を前記第1の少なくとも1つの開口と整列させるように前記筐体に対して配列され、前記第1の少なくとも1つの突出部は、前記第1のバイアルが前記穿刺針アセンブリに対する望ましくない変位に達するより前に、前記首部に向かって延び、前記肩部に係合するように構成されている、項目1に記載の薬医療パッケージアセンブリ。
(項目10)
前記容器は、第1の容器であり、前記薬医療パッケージアセンブリは、少なくとも部分的に前記薬物再構成アセンブリの前記筐体内に配置されている第2の容器を含み、前記第2の容器は、首部および肩部を含むバイアルであり、前記筐体は、少なくとも1つの第2の開口を形成し、前記第2の容器は、前記第2の容器の前記首部の少なくとも一部を前記少なくとも1つの第2の開口と整列させるように前記筐体に対して配列され、前記少なくとも1つの突出部は、第1の突出部であり、前記本体は、第2の突出部を形成し、前記第2の突出部は、前記第2の容器が前記穿刺針アセンブリに対する望ましくない変位に達するより前に、前記第2の容器の前記首部に向かって、前記第2の開口を通って前記筐体の内部内に延び、前記第2の容器の前記肩部に係合するように位置付けられ、配列されている、項目9に記載の薬医療パッケージ。
(項目11)
薬物送達製品であって、
筐体と、前記筐体内に配置されている容器とを含む薬物再構成アセンブリと、
前記薬物再構成アセンブリを格納するように成形されている本体と、前記本体から延びている少なくとも1つの突出部とを含むパッケージであって、前記少なくとも1つの突出部は、前記筐体および前記容器に係合し、前記筐体に対する前記容器の軸方向平行移動を阻止するように位置付けられ、配列されている、パッケージと
を備えている、薬物送達製品。
(項目12)
前記容器は、第1の容器であり、前記薬物送達製品は、前記筐体内に配置されている第2の容器を含み、前記突出部は、第1の突出部であり、前記本体は、第2の突出部を含み、前記第2の突出部は、前記筐体と係合し、前記筐体に対する前記第2の容器の軸方向平行移動を阻止するように位置付けられ、配列されている、項目11に記載の薬物送達製品。
(項目13)
前記第1の突出部は、前記第1の容器に隣接する第1の場所において前記筐体に係合し、前記第2の突出部は、前記第2の容器に隣接する第2の場所において前記筐体に係合する、項目12に記載の薬物送達製品。
(項目14)
前記第1および第2の係合は、それぞれ、前記筐体の第1および第2の開口を通って延びている前記第1および第2の突出部を含む、項目12に記載の薬物送達製品。
(項目15)
少なくとも、(i)前記第1の開口が、前記筐体の周りに放射状に離間されている複数の第1の開口のうちの1つであるか、(ii)前記第2の開口が、前記筐体の周りに放射状に離間されている複数の第2の開口のうちの1つである、項目14に記載の薬物送達製品。
(項目16)
前記第1および第2の開口を通って延びている前記第1および第2の突出部は、前記本体に対する前記筐体の回転移動をさらに阻止する、項目14に記載の薬物送達製品。
(項目17)
前記第1および第2の容器は、移送セットアセンブリによってアクセスされ、前記移送セットアセンブリは、ユーザによってアクセス可能なポートを含み、前記本体は、前記筐体の軸方向移動を阻止するために、前記ポートに係合するように位置付けられ、配列されているウェル、または前記ポートを塞ぐプラグを含む、項目12に記載の薬物送達製品。
(項目18)
前記少なくとも1つの突出部による前記薬物再構成アセンブリの係合もまた、前記本体に対する前記筐体の回転移動を阻止する、項目11に記載の薬物送達製品。
(項目19)
前記少なくとも1つの突出部による前記薬物再構成アセンブリの係合もまた、前記本体に対する前記筐体の軸方向移動を阻止する、項目11に記載の薬物送達製品。
(項目20)
薬物再構成アセンブリをパッケージ化する方法であって、
パッケージに、除去可能な蓋と、前記薬物再構成アセンブリを格納するように構成されている本体とを提供することであって、前記本体は、前記本体から延びている少なくとも1つの突出部を含む、ことと、
前記薬物再構成アセンブリに、少なくとも1つの開口を有する筐体と、少なくとも部分的に前記筐体内に配置されている容器とを提供することであって、前記容器の首部分は、前記筐体の前記開口のうちの少なくとも1つと整列している、ことと、
前記本体の前記少なくとも1つの突出部が、前記筐体の前記開口のうちの少なくとも1つを通って延びるように、前記薬物再構成アセンブリを前記パッケージの前記本体内に組み立てることであって、前記パッケージ内での前記薬物再構成アセンブリの配向は、所定の数の配向に限定されている、ことと、
前記除去可能な蓋を用いて、前記薬物再構成アセンブリを前記パッケージの前記本体内に密閉することと
を含む、方法。