特許第6015060号(P6015060)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6015060
(24)【登録日】2016年10月7日
(45)【発行日】2016年10月26日
(54)【発明の名称】パターヘッド
(51)【国際特許分類】
   A63B 53/04 20150101AFI20161013BHJP
【FI】
   A63B53/04 J
   A63B53/04 H
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-73972(P2012-73972)
(22)【出願日】2012年3月28日
(65)【公開番号】特開2013-202186(P2013-202186A)
(43)【公開日】2013年10月7日
【審査請求日】2015年2月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】592014104
【氏名又は名称】ブリヂストンスポーツ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100086911
【弁理士】
【氏名又は名称】重野 剛
(72)【発明者】
【氏名】成田 忠広
(72)【発明者】
【氏名】坂 航
【審査官】 藤井 達也
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第01/051135(WO,A1)
【文献】 特開2012−040311(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0220156(US,A1)
【文献】 米国特許第01854548(US,A)
【文献】 国際公開第2012/038921(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 53/00−53/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッド本体のフェース面にフェースインサートを装着したパターヘッドにおいて、
該フェースインサートに、上端部から下方に切り込まれたスリットが設けられており、
該スリットよりもフェース面側の前面部と該スリットよりも後面側の後面部とが該フェースインサートのトウ側及びヒール側において連なっており、
前記スリットはフェースインサートのトウ・ヒール方向の中央部において最も深くなっており、該中央部からトウ側及びヒール側に向って連続的に又は段階的に浅くなっており、
該スリットのトウ・ヒール方向の長さは、該フェースインサートのトウ・ヒール方向の長さの80〜98%であることを特徴とするパターヘッド。
【請求項2】
請求項1において、該スリットに粘弾性材が充填されていることを特徴とするパターヘッド。
【請求項3】
請求項1又は2において、前記スリットよりも前面側のフェースインサート前面部の厚みは、前記スリットよりも後面側のフェースインサート後面部の厚みよりも小さいことを特徴とするパターヘッド。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか1項において、前記スリットの底面は、トウ側からヒール側にかけて半楕円形の弧状であることを特徴とするパターヘッド。
【請求項5】
請求項1ないし3のいずれか1項において、前記スリットの底面は、トウ・ヒール方向の中央付近からトウ側及びヒール側にかけて段階的に浅くなることを特徴とするパターヘッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフのパターのパターヘッドに関するものであり、特にヘッド本体のフェース面にフェースインサートを装着したパターヘッドに関するものである。さらに詳しくは、本発明は、打球にバックスピンがかかり易いパターヘッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ゴルフのパターは、主としてグリーン上においてボールをヒットしてボールをカップに向けて転がす用途に用いられるクラブである。特開2007−117635には、パターヘッドのフェース面にフェースインサートを装着して打感を柔らかくすることが記載されている。
【0003】
特開2012−40311には、打球にバックスピンがかかり易いパターヘッドとして、ヘッド本体のフェース面にフェースインサートを装着したパターヘッドにおいて、該フェースインサートに、上端部又は上方から下方に切り込まれたスリットが設けられており、該スリットがフェースインサートの左端面から右端面まで(すなわちトウ側の端面からヒール側の端面まで)連続して延在しているパターヘッドが記載されている。このパターヘッドでは、上端部から下方に向って切り込まれた形状のスリットが設けられているため、ボールをヒットしたときにフェースインサートの上部が後退し、トップスピンが減少し、ボールにバックスピンがかかり易い。このような特性を有したパターヘッドは、少し荒れたグリーンや、転がりの良いグリーンの場合、転がりが悪くなることにより距離感が合わせ易くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−117635
【特許文献2】特開2012−40311
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この特許文献2のパターヘッドにあっては、スリットが左端面及び右端面に臨んでいるため、ボールをセンターよりも大幅にトウ側又はヒール側でヒット(オフセンターヒット)したときに、フェースインサート上部の後退量が過大となり、バックスピンが過度にかかり、オフセンターヒットに伴うボール反発力の低下と重畳してボールの転がり具合がセンターヒット時の転がり具合と異なったものとなるおそれがある。また、フェースインサートの強度が低くなるおそれもある。
【0006】
本発明は、通常のパターに比べボールを打った時にボールにトップスピンが減少し、ひいては、ボールにバックスピンがかかり易く、しかもセンターヒット時とオフセンターヒットとで転がり具合の差が小さいパターヘッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のパターヘッドは、ヘッド本体のフェース面にフェースインサートを装着したパターヘッドにおいて、該フェースインサートに、上端部から下方に切り込まれたスリットが設けられており、該スリットよりもフェース面側の前面部と該スリットよりも後面側の後面部とが該フェースインサートのトウ側及びヒール側において連なっており、前記スリットはフェースインサートのトウ・ヒール方向の中央部において最も深くなっており、該中央部からトウ側及びヒール側に向って連続的に又は段階的に浅くなっており、該スリットのトウ・ヒール方向の長さは、該フェースインサートのトウ・ヒール方向の長さの80〜98%であることを特徴とするものである。
【0009】
該スリットに粘弾性材が充填されてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明のパターヘッドのフェースインサートには、上端部から下方に向って切り込まれた形状のスリットが設けられている。そのため、ボールをヒットしたときにフェースインサートの上部が後退し、トップスピンが減少し、ボールにバックスピンがかかり易いものとなる。このような特性を有したパターヘッドは、少し荒れたグリーンや、転がりの良いグリーンの場合、転がりが悪くなることにより距離感が合わせ易くなる。
【0011】
このフェースインサートは、そのトウ側及びヒール側においてスリットよりも前面側と後面側とが連なっているため、オフセンターヒットしたときのバックスピンのかかり具合が弱くなる。一般に、オフセンターヒットするとボール転がりが弱くなるが、上記の通りバックスピンのかかり方が弱くなることから、ボール転がりの弱まりが緩和され、オフセンターヒット時のボールの転がり具合がセンターヒット時のボールの転がり具合と略同等となる。即ち、オフセンターヒットというミスパットを行ったにもかかわらず、ボールはセンターヒットしたときと略同様に転がるようになる。
【0012】
本発明では、フェースインサートの強度も高い。
【0013】
このスリットに粘弾性材を充填することにより、打球音や、打感の調節を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】(a)図は実施の形態に係るパターヘッドの分解斜視図、(b)図はこのパターヘッドの正面図、(c)図は(b)図のC−C線断面図である。
図2】フェースインサートの正面図である。
図3図2のIII−III線断面図である。
図4図3のIV−IV線断面図である。
図5】スリットに粘弾性体を充填したフェースインサートの断面図である。
図6】別の実施の形態に係るパターヘッドのフェースインサートの断面図である。
図7】別の実施の形態に係るパターヘッドのフェースインサートの断面図である。
図8】別の実施の形態に係るパターヘッドのフェースインサートの断面図である。
図9】別の実施の形態に係るパターヘッドのフェースインサートの前後方向の縦断面図である。
図10】異なる実施の形態に係るパターヘッドの断面図である。
図11】(a)図は、さらに異なる実施の形態に係るパターヘッドの正面図、(b)図は(a)図のB−B線断面図である。
図12】(a)図は異なる実施の形態に係るパターヘッドの断面図、(b)図は(a)図のパターヘッドのフェースインサートの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
【0016】
第1図〜第4図は第1の実施の形態に係るパターヘッド1を示すものである。このパターヘッド1では、ヘッド本体2の前面(フェース面)に凹部2Hが設けられ、この凹部2H内にフェースインサート3が配置されている。この実施の形態では、ヘッド本体2はアルミ合金、チタン合金、銅合金、ステンレスなどの金属製である。フェースインサート3は、ポリエステル、ナイロン、ウレタンなどの合成樹脂又はアルミ合金、銅合金、ステンレスなどの金属よりなる。フェースインサート3の前面と、凹部2Hの周囲のヘッド本体2の前面とは面一である。
【0017】
凹部2H及びフェースインサート3は、横長の略長方形状である。凹部2Hの深さは全体として均一であり、フェースインサート3の厚さも全体として均一である。ただし、部分的に深い箇所及び厚い部位を設けたり、逆に部分的に浅い箇所及び薄い部位を設けてもよい。
【0018】
フェースインサート3の左右幅及び上下幅は凹部2Hよりも若干小さいものとなっており、フェースインサート3の上下左右の側面3Sと凹部2Hの周面2Sとの間には若干の空隙4があいている。この空隙4の幅は0.3〜1.5mm特に0.4〜1.0mm程度が好適である。フェースインサート3の大きさは上下幅Hが16〜30mm特に18〜25mm、左右幅Wが50〜150mm特に70〜100mm、厚さが2〜10mm特に3〜8mm程度が好ましいが、これに限定されない。
【0019】
第2図〜第4図に明示の通り、このフェースインサート3にあっては、その上面から下方に向って切り込まれた形状のスリット3aが設けられている。スリット3aは、フェースインサート3のトウ側端部近傍からヒール側端部近傍まで延在している。フェースインサート3のトウ側及びヒール側の側端面にはスリット3aは到達していない。即ち、スリット3aよりも前面(フェース面)側の前面部と、スリット3aよりも後面側の後面部とは、このフェースインサート3のトウ側端部及びヒール側端部において連なっている。
【0020】
このスリット3aは、トウ・ヒール方向(パターヘッドの正面視において左右方向)の中央付近において最も深くなっており、この中央付近からトウ側及びヒール側に向って徐々に浅くなっている。この実施の形態では、第4図において、スリット3aの底面は略半楕円形の弧状となっている。
【0021】
この実施の形態において、スリット3aのトウ・ヒール方向の長さWは、フェースインサート3のトウ・ヒール方向の長さWの80〜98%特に85〜90%であることが好ましい。
【0022】
第3図の通り、この実施の形態においては、フェース面を鉛直とした状態において、スリット3aは、鉛直方向に設けられている。また、スリット3bの前後方向の幅(スリット厚み)tは全体にわたって均等となっている。この実施の形態では、スリット3aよりもフェース面側の前面部の厚みtは、後面部の厚みtよりも小さくなっており、スリット3aは、フェースインサート3の厚み方向の中間よりも若干フェース面側に位置しているが、中間に位置してもよい。フェースインサート3の全体の厚み(t+t+t)に対し、スリット3aの厚みtの比率は10〜50%特に25〜45%程度であることが好ましく、tの比率は10〜50%特に25〜40%程度であることが好ましい。
【0023】
このスリット3aは、フェースインサート3の素板に対し切削加工を施すことにより容易に形成することができるが、フェースインサート3を合成樹脂製とする場合には、射出成形用金型にスリット3aに相当する凸部を中子等により形成しておくことにより、フェースインサートの成形時にスリット3aを併せて形成するようにしてもよい。
【0024】
フェースインサート3は、第3図の左側面がパターのフェース前面となるように凹部2H内に配置され、反対側が接着剤によって凹部2Hの奥壁面に接着される。接着剤としては、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤、両面テープなどが好適であるが、これに限定されない。
【0025】
このように構成されたパターヘッド1のホゼル部1hにシャフトを連結することによりパターが構成される。このパターでパッティング(グリーン上のボールをフェース面で打つこと)すると、ボールをヒットしたときにフェースインサート3の前面側(スリット3aよりもフェース側)が若干後退する。この結果、ボールのトップスピンが減少し、ボールにバックスピンがかかり易くなる。そのため、少し荒れたグリーンや転がりの良いグリーンの場合、転がりが悪くなることによって距離感が合わせ易くなる。即ち、一般にパターでヒットされたボールは、パターのフェース面から離れた直後、グリーン面上を無回転又は低回転で滑るように移動し、それから暫くすると、ボールとグリーン面との摩擦によってボールがグリーン上を滑らずに転動するようになる(ボールの周速度とボールの移動速度とが等しくなる)。パターヘッドによるボールヒット時にボールに加えられるトップスピン方向の力が減少するか、又はボールヒット時にバックスピン方向の力がボールに加えられると、上記のヒット直後における無回転ないし低回転の滑動移動距離が長くなる。グリーン面が荒れている場合、このヒット直後における無回転ないし低回転の滑動移動の間ボールがグリーン面から受ける影響が小さくなり、その結果として、ボールが停止するまでの全転がり距離は、通常のグリーンの場合と同等程度のものとなる。また、転がりの良いグリーン(具体的には、芝を短く刈ってあるグリーンや、ローラー等によって硬く締めたグリーンなど)の場合、ボールヒット直後のボールの転がりが、トップスピンが弱くなるかバックスピンが生じることによって抑制される。これにより、ボールが停止するまでの全転がり距離は、通常のグリーンの場合と同等程度のものとなる。このようなことから、本発明のパターヘッドは、少し荒れたグリーンや転がりの良いグリーンで距離感が合わせ易い、即ちプレーヤーが意図した距離だけボールが転がるものとなる。
【0026】
また、このパターヘッド1においては、フェースインサート3は、そのトウ側及びヒール側においてスリット3aの前面側と後面側とが連なっているため、オフセンターヒットしたときのバックスピンのかかり具合が弱くなる。一般に、オフセンターヒットするとボール転がりが弱くなるが、上記の通りバックスピンのかかり方が弱くなることから、ボール転がりの弱まりが緩和され、オフセンターヒット時のボールの転がり具合がセンターヒット時のボールの転がり具合と略同等となる。即ち、オフセンターヒットというミスパットを行ったにもかかわらず、ボールはセンターヒットしたときと略同様に転がるようになる。
【0027】
本発明では、第5図のようにスリット3aに粘弾性材3bを充填してもよい。粘弾性材としてはゴム、エラストマー、軟質合成樹脂などが用いられる。スリット3aに粘弾性材を充填すると、ボールをヒットしたときの打球音や打感を調節することができる。この粘弾性材は、フェースインサートの前面部の変形特性に殆ど影響せず、バックスピンのかかり易さに温度依存性は実質的にない。
【0028】
上記実施の形態のフェースインサート3では、スリット3aの底面はトウ側からヒール側にかけて半楕円形の弧状となっており、トウ・ヒール方向の中央付近からトウ側及びヒール側に向って連続的に浅くなっているが、第6図のフェースインサート3Aのようにトウ・ヒール方向の中央付近からトウ側及びヒール側に向って段階的に浅くなってもよい。また、第7図のフェースインサート3Bのように、トウ・ヒール方向の中央付近ではスリット3aの深さはトウ・ヒール方向において一定であり、トウ側近傍及びヒール側近傍においてトウ側及びヒール側に向って徐々に(又は段階的に)浅くなるようにしてもよい。
【0029】
本発明では、第8図のフェースインサート3Dのように、スリット3aと、フェースインサート3Dのトウ側側端面及びヒール側側端面とを連通する浅い溝部3dを設けてもよい。この浅い溝部3dの深さHは、フェースインサート3Dの高さHの20%以下特に15%以下であることが好ましい。なお、Hを過度に大きくすると、(例えば、Hを前述のHと同等にすると、)オフセンターでボールを打ったときのボールの反発性が低くなるので、HをHの20%以下(0%を含む。)とすることが好ましい。
【0030】
本発明では、第9図(a)のフェースインサート3Eのように、スリット3aを後傾状態としてもよく、逆に、第9図(b)のフェースインサート3Fのように前傾させてもよい。
【0031】
上記実施の形態では、フェースインサートの前面は平坦となっているが、横長の溝を複数本平行に設けてもよい。溝の幅員(上下幅)は0.3〜1.6mm程度が好適であり、溝の深さは0.05〜1.1mm程度が好ましい。
【0032】
第1図では、フェースインサート3の周囲に空隙4を形成しているが、第10図のようにこの空隙に、ゴム、エラストマー、合成樹脂などの粘弾性材8を配材してもよい。また、第11図のパターヘッド1’のように、空隙4が生じないようにフェースインサート3を凹部2Hにぴったりと嵌まるように構成してもよい。
【0033】
第10,11図のその他の構成は第1図と同様であり、同一符号は同一部分を示している。なお、フェースインサート3の周面3Sと凹部2Hの周面2Sとの間に空隙4や粘弾性材8を設けると、フェースインサートの反発特性が設計通りになるという効果が得られる。本発明では、少なくともフェースインサートの上側に空隙や粘弾性材を設けるのが好ましい。
【0034】
本発明では、凹部2Hはパターヘッドの上面に臨んでいてもよい。第12図(a)はその一例に係るパターヘッド1’’を示す断面図であり、前記第1図(c)と同様部分の断面を示している。なお、このパターヘッド1’’では、フェースインサート3のスリット3aに粘弾性材3bが充填されている。この粘弾性材3bの色をフェースインサート3の色と異ならせると、パターヘッド1’’の上部前縁に沿って帯状に延在する粘弾性材3bの上面が見える。本実施例では白色のシリコンゴムを用いた。この帯状部をパッティングラインと直交させるようにアドレスを行うことにより、パターヘッドのフェース面をパッティングラインと直交状に合わせることが容易となる。
【符号の説明】
【0035】
1,1’,1’’ パターヘッド
2 ヘッド本体
2H 凹部
3,3A,3B,3D,3E,3F フェースインサート
3a スリット
3b 粘弾性材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12