(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するのに好適な実施形態について説明する。以下に説明する申込システムは、ポイントカードの申し込みを店内などに設置された端末上で受け付けるシステムであって、他人に見られ易い状態で端末装置へ個人情報の入力を行っている場合に、端末装置への入力情報を非表示にして入力者の情報を保護する。
【0019】
<第1実施形態>
[申込システムの構成]
図1は、第1実施形態に係る申込システムの構成を示す。
図1に示すように、申込システムは、ポイントカードの受付画面を表示して所定の個人情報の入力を受け付ける端末装置1と、端末装置1を保持する端末用スタンド2と、サーバ6とを備える。端末装置1及びサーバ6は、LANケーブル8A、8B及びネットワークハブ7を介して同一のLAN内において接続する。
図1に示す申込システムは、本発明における「表示システム」の一例である。以下、各構成要素について説明する。
【0020】
(端末装置)
まず、端末装置1について説明する。
図2は、端末装置1の正面図及び側面図を示す。
図2に示すように、端末装置1は、例えばiPad(登録商標)などのタブレットPCであって、ディスプレイ101と、電源スイッチ102と、傾きセンサ104とを有する。
【0021】
ディスプレイ101は、タッチパネル105が積層されたディスプレイであって、ポイントカードの申し込みに必要な個人情報の入力画面(「個人情報入力画面」とも呼ぶ。)を表示して入力を受け付ける。本実施形態では、ディスプレイ101は、個人情報入力画面として、ポイントカードの申込みを行うための入力画面を表示する。電源スイッチ102は、端末装置1の電源のオン及びオフを切り替えるスイッチである。傾きセンサ104は、例えば3軸加速度センサなどであり、水平方向に対して端末装置1のディスプレイ101がなす角(「傾き角θ」とも呼ぶ。)を検出する。
【0022】
図3は、端末装置1の機能ブロック図である。
図3に示すように、端末装置1は、機能的には、電源スイッチ102やディスプレイ101に積層されたタッチパネル105などの入力手段11、端末装置1とのデータ通信が可能な通信装置などの通信手段12、記憶手段13、処理手段14、ディスプレイ101などの表示手段16と、傾きセンサ104などの検出手段17等により構成される。
【0023】
処理手段14は、CPU等のプロセッサによって構成され、端末装置1の全体の制御を行う。処理手段14は、傾き判定手段141と、表示制御手段142とを備える。
【0024】
傾き判定手段141は、傾きセンサ104が検出した傾き角θが所定角度(「角度θth」とも呼ぶ。)以上となるか否かを判定する。ここで、上述の角度θthは、端末装置1の操作者以外の者がディスプレイ101の表示内容を容易に覗き見することが可能か否かについての傾き角θの閾値に設定される。即ち、角度θthは、ディスプレイ101が入力者以外の者に覗き見されやすい状態では傾き角θが角度θth以上となり、ディスプレイ101が覗き見されにくい状態では傾き角θが角度θth未満となるように設定される。
【0025】
表示制御手段142は、通信手段12を介してサーバ6から受信した表示情報に基づき、所定の画面をディスプレイ101に表示させる。具体的には、表示制御手段142は、傾き角θが角度θth未満の場合には、サーバ6から受信した表示情報に基づき、ディスプレイ101に個人情報入力画面を表示させる。そして、表示制御手段142は、傾き角θが角度θth以上の場合には、個人情報入力画面での入力内容が通行人などの他者に視認されるのを防止するための表示画面(「覗き見防止画面」とも呼ぶ。)をディスプレイ101に表示させる。このディスプレイ101の表示制御については、[表示画面例]のセクションで詳しく説明する。
【0026】
記憶手段13は、ROMやRAMといったメモリによって構成される。例えば、記憶手段13は、個人情報入力画面での入力により生成された入力情報を、サーバ6へ送信するまで、一時的に記憶する。
【0027】
(端末用スタンド)
次に、端末用スタンド(設置台)2について説明する。
図4は、端末用スタンド2の側面図である。
図4に示すように、端末用スタンド2は、端末保持部20と、略円盤状の土台部21と、第1〜第3アーム22A〜22Cと、第1、第2回動支持部23A、23Bとを有する。
【0028】
端末保持部20は、端末装置1が載置された場合に端末装置1を背面及び底面から支持する。第1アーム22Aは、土台部21から略垂直に延出し、延出した端部には第1回動支持部23Aが設けられる。第1回動支持部23Aは、第2アーム22Bを、矢印が示す方向に回動可能に支持する。第1回動支持部23Aによって支持されていない側の第2アーム22Bの端には、第2回動支持部23Bが設けられる。第2回動支持部23Bは、第3アーム22Cを矢印が示す方向に回動可能に支持する。そして、第3アーム22Cは、端末保持部20と略垂直に接続する。
【0029】
このように、端末用スタンド2は、第1回動支持部23Aでの第2アーム22Bの第1アーム22Aに対する角度及び第2回動支持部23Bでの第3アーム22Cの第2アーム22Bに対する角度がそれぞれ調整可能に構成される。これにより、端末用スタンド2は、端末保持部20の角度や高さを変更することができる。これについて、
図5を参照して説明する。
【0030】
図5(A)は、端末保持部20が土台部21に対してなす角度を大きく設定した場合の端末用スタンド2を示し、
図5(B)は、端末保持部20が土台部21に対してなす角度を小さく設定した場合の端末用スタンド2を示す。なお、以後では、土台部21は、水平面に設置されるものとし、端末保持部20が土台部21に対してなす角度は、端末用スタンド2に保持される端末装置1の傾き角θに等しいものとする。
【0031】
図5(A)に示すように、第1アーム22Aと第2アーム22Bとを略同一直線上にして第3アーム22Cを第2アーム22Bに対して略垂直にした場合、端末保持部20が土台部21に対してなす角度は、大きくなる。一方、
図5(A)の状態から、第2アーム22Bを第1アーム22Aに対して右回りに回動させた場合、端末用スタンド2は
図5(B)の状態となり、端末保持部20が土台部21に対してなす角度は小さくなる。また、
図5(B)の状態から、第2アーム22Bをさらに右回りに回動させ、かつ、第3アーム22Cを左回りに回動させた場合、端末保持部20は、端末保持部20が土台部21に対してなす角度を保ったまま土台部21に対する高さが低くなる。このように、端末用スタンド2は、端末装置1を保持しつつ、傾き角θや土台部21に対する端末装置1の高さを好適に変更することができる。
【0032】
(サーバ)
次に、サーバ6について説明する。サーバ6は、ハードウェアとして、データ通信が可能な通信装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリなどを備える。
図6は、サーバ6の機能ブロック図である。
図6に示すように、サーバ6は、機能的には、通信手段62、記憶手段63、及び処理手段64等により構成される。
【0033】
通信手段62は、処理手段64の制御に基づき、端末装置1とLANを介した通信を行う。記憶手段63は、ROMやRAMといったメモリによって構成され、端末装置1に表示させる各画面の表示情報を記憶する。また、記憶手段63は、処理手段64の制御に基づき、端末装置1から送信された個人情報入力画面での入力情報を記憶する。
【0034】
処理手段64は、送信制御手段641と、記憶制御手段642とを有する。送信制御手段641は、端末装置1の要求に応じて個人情報入力画面などの各画面の表示情報を通信手段62により端末装置1へ送信する。記憶制御手段642は、個人情報入力画面で入力された入力情報を通信手段62が受信した場合に、当該入力情報を記憶手段63に記憶させる。
【0035】
[傾き角に基づく表示切替]
次に、傾き角θに基づく表示画面の切り替えについて、
図7及び
図8を参照して説明する。
【0036】
図7は、傾き角θを角度θth以上に設定した状態で端末装置1を保持した端末用スタンド2を示す。
図8は、傾き角θを角度θth未満に設定した状態で端末装置1を保持した端末用スタンド2を示す。
【0037】
図7の例では、端末装置1は、傾き角θが角度θth以上の状態で保持され、入力者以外の者にディスプレイ101の表示画面が覗き見されやすい状態になっている。この場合、端末装置1の傾き判定手段141は、傾きセンサ104の出力に基づき、傾き角θが角度θth以上であると判定する。そして、端末装置1の表示制御手段142は、覗き見防止画面をディスプレイ101に表示させる。覗き見防止画面については、[表示画面例]のセクションで詳しく説明する。
【0038】
一方、
図8の例では、端末装置1は、傾き角θが角度θth未満の状態で保持され、操作者以外の者がディスプレイ101の表示画面を覗き見しにくい状態になっている。この場合、端末装置1の傾き判定手段141は、傾きセンサ104の出力に基づき、傾き角θが角度θth未満であると判定する。この場合、後述するように、表示制御手段142は、個人情報入力画面をディスプレイ101に表示させる。
【0039】
[表示画面例]
次に、表示制御手段142がディスプレイ101に表示させる表示画面について説明する。
【0040】
(1)初期画面
図9は、端末装置1に操作がなされていない初期状態の場合に表示される画面(「初期画面」とも呼ぶ。)を表示した端末装置1の正面図を示す。
図9に示すように、初期状態では、表示制御手段142は、傾き角θが角度θth以上であるか否かに関わらず、ポイントカードの申し込みを受け付けている旨の広告画面を、初期画面としてディスプレイ101に表示させる。この場合、好適には、傾き角θは、角度θth以上に設定されるとよい。これにより、端末装置1は、ポイントカードの受付を行っている旨を通行人などに見やすい態様で表示することができる。なお、表示制御手段142は、初期画面をディスプレイ101に表示させる場合、初期画面の表示情報を予め記憶した記憶手段13から当該表示情報を取得してもよく、ブラウザの起動時にサーバ6から初期画面の表示情報を受信してもよい。
【0041】
(2)個人情報入力画面
図10は、個人情報入力画面が表示された端末装置1の正面図を示す。表示制御手段142は、
図9に示す初期画面を表示した状態で、例えばタッチパネル105への押下などの所定の操作を検知した場合に、初期画面から個人情報入力画面にディスプレイ101の表示を切り替える。なお、表示制御手段142は、個人情報入力画面をディスプレイ101に表示させる場合、個人情報入力画面の表示情報を予め記憶した記憶手段13から当該表示情報を取得してもよく、上述の切り替えのタイミングでサーバ6から表示情報を受信してもよい。
【0042】
図10に示す個人情報入力画面には、傾き角θが角度θth未満であることを示す傾き小マーク41と、個人情報を入力するための入力欄42〜44と、キャンセルボタン45と、登録ボタン46とが表示されている。
【0043】
このように、表示制御手段142は、傾き角θが角度θth未満となる個人情報入力画面の表示時には、傾き角θが角度θth未満であることを示す傾き小マーク41を画面右上に表示する。これにより、表示制御手段142は、操作者以外の者がディスプレイ101の表示画面を覗き見しにくい傾き角θとなっていることを好適に操作者に視認させる。
【0044】
また、表示制御手段142は、入力欄42〜44が指先又はスタイラスなどによるタッチパネル105への操作により選択された場合、ソフトウェアキーボードなどを表示し、選択された入力欄への入力を受け付ける。
図10では、入力欄42には「大日本」が入力されると共に、入力欄43に「太郎」が既に入力されている。そして、表示制御手段142は、各入力欄42〜44への入力により生成された入力情報を、記憶手段13に記憶させる。
【0045】
そして、表示制御手段142は、キャンセルボタン45が選択された場合、入力欄42〜44への入力を示す入力情報を破棄してポイントカードの申し込み手続きを中止する。この場合、表示制御手段142は、ポイントカードの申し込み手続きを中止する旨の情報をサーバ6へ送信する。一方、表示制御手段142は、登録ボタン46が選択された場合、入力欄42〜44への入力を示す入力情報をサーバ6に送信し、ポイントカードの申し込みを完了させる。
【0046】
(3)覗き見防止画面
図11は、覗き見防止画面が表示された端末装置1の正面図を示す。表示制御手段142は、傾き角θが角度θth以上であると傾き判定手段141が判定した場合、
図11に示す覗き見防止画面をディスプレイ101に表示させる。なお、表示制御手段142は、個人情報入力画面をディスプレイ101に表示させる場合、個人情報入力画面の表示情報を予め記憶した記憶手段13から当該表示情報を取得してもよく、上述の切り替えのタイミングでサーバ6から表示情報を受信してもよい。
【0047】
図11に示すように、表示制御手段142は、覗き見防止画面では、覗き見防止の注意喚起の文章をディスプレイ101に表示させる。これにより、表示制御手段142は、端末装置1を寝かせるように傾けて傾き角θを小さくする操作をユーザに促す。
【0048】
また、表示制御手段142は、傾き角θが角度θth以上であることを示す傾き大マーク47を画面右上に表示する。これにより、表示制御手段142は、操作者以外の者がディスプレイ101の表示画面を覗き見しやすい傾き角θとなっていることを好適に操作者に視認させる。
【0049】
さらに、表示制御手段142は、申込やめるボタン48をディスプレイ101に表示させる。そして、表示制御手段142は、申込やめるボタン48が選択された場合、個人情報入力画面での入力内容を破棄してポイントカードの申し込み手続きを中止する。
【0050】
[処理フロー]
次に、端末装置1が実行する処理フローについて説明する。
図12は、端末装置1が実行する処理手順を示すフローチャートである。端末装置1は、
図12に示す処理フローを、例えば
図9に示す初期画面を表示中に所定の操作を検出した場合に実行する。
【0051】
まず、端末装置1の表示制御手段142は、
図9に示す初期画面を表示中に所定の操作を検出した場合、個人情報入力画面を表示し、入力の受け付けを行う(ステップS101)。具体的には、この場合、表示制御手段142は、
図10に示すポイントカードの申し込みに必要な入力欄42〜44を含む個人情報入力画面をディスプレイ101に表示させる。また、表示制御手段142は、入力欄42〜44に入力された入力情報を、各記入欄42〜44に対応付けて記憶手段13に記憶させる。
【0052】
次に、表示制御手段142は、個人情報入力画面の登録ボタン46が選択されたか否か判定する(ステップS102)。そして、登録ボタン46が選択された場合(ステップS102;Yes)、表示制御手段142は、入力欄42〜44に入力された入力情報をサーバ6へ送信する(ステップS103)。そして、サーバ6の記憶制御手段642は、通信手段62が受信した入力情報を、記憶手段63に記憶させる。その後、端末装置1の表示制御手段142は、例えば
図9に示す初期画面をディスプレイ101に表示させる。
【0053】
一方、登録ボタン46が選択されていない場合(ステップS102;No)、表示制御手段142は、キャンセルボタン45が選択されたか否か判定する(ステップS104)。そして、キャンセルボタン45が選択された場合(ステップS104;Yes)、表示制御手段142は、キャンセルされた旨をサーバ6に通知すると共に、記憶手段13に記憶させた入力情報を削除する(ステップS105)。その後、端末装置1の表示制御手段142は、例えば
図9に示す初期画面をディスプレイ101に表示させる。
【0054】
一方、キャンセルボタン45が選択されていない場合(ステップS104;No)、傾き判定手段141は、傾き角θが角度θth以上であるか否か判定する(ステップS106)。そして、傾き角θが角度θth未満である場合(ステップS106;No)、表示制御手段142は、今までに入力された入力情報を反映した個人情報入力画面を引き続き表示し、入力欄42〜44への入力を受け付ける(ステップS110)。
【0055】
一方、傾き角θが角度θth以上である場合(ステップS106;Yes)、表示制御手段142は、
図11に示す覗き見防止画面をディスプレイ101に表示させる(ステップS107)。これにより、表示制御手段142は、個人情報入力画面での入力内容が覗き見されることを抑制すると共に、端末装置1の傾き角θを変えるように促す。
【0056】
次に、表示制御手段142は、申込やめるボタン48が選択されたか否か判定する(ステップS108)。そして、申込やめるボタン48が選択された場合(ステップS108;Yes)、処理手段14は、申込みがキャンセルされた旨をサーバ6へ通知し、キャンセルされた申込みに関する入力情報を記憶手段13から削除する(ステップS109)。この場合、サーバ6の記憶制御手段642は、キャンセルされた申込みについて、端末装置1から受信している入力情報が既に存在する場合には、当該入力情報を記憶手段63から削除する。
【0057】
一方、申込やめるボタン48が選択されていない場合(ステップS108;No)、傾き判定手段141は、傾き角θが角度θth以上であるか否か判定する(ステップS106)。そして、傾き角θが角度θth未満となった場合(ステップS106;No)、表示制御手段142は、記憶手段13に記憶させた入力情報を反映した個人情報入力画面を表示し、入力欄42〜44への入力を受け付ける(ステップS110)。即ち、表示制御手段142は、記憶手段13が記憶している入力情報に基づき、ステップS107で覗き見防止画面に切り替える直前の個人情報入力画面を再表示する。この場合、ユーザは、覗き見防止画面に切り替わる前に記入した内容を再度個人情報入力画面で入力する必要がない。
【0058】
[第1実施形態の申込システムによる作用効果]
第1実施形態の申込システムによれば、端末装置1は、端末用スタンド2に保持され、傾き角θが角度θth以上の場合には、個人情報入力画面を表示せずに覗き見防止画面を表示する。これにより、端末装置は、他者に見られる可能性がある状態で個人情報入力画面を表示するのを好適に抑制し、入力者の情報を好適に保護することができる。
【0059】
また、端末装置1は、覗き見防止画面では、傾き角θが大きい旨を示す傾き大マーク47と、端末装置1の傾き角θを小さくすべき旨の文章とを表示する。このようにすることで、端末装置は、現在の傾き角θが他者に表示内容が見られ易い傾き角θであることを操作者に認識させ、傾き角θを他者に表示内容が見られにくい角度に修正させることができる。
【0060】
[変形例]
次に、本実施形態の変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施形態に適用してもよい。
【0061】
(変形例1)
端末装置1の表示制御手段142は、覗き見防止画面として、個人情報入力画面の表示を一部変更した画面をディスプレイ101に表示させてもよい。これについて、
図13を参照して説明する。
【0062】
図13は、本変形例における覗き見防止画面が表示された端末装置1の正面図である。
図13では、表示制御手段142は、
図10に示す個人情報入力画面で表示された入力欄42〜44を、入力内容が視認できない態様で塗りつぶして表示している。また、表示制御手段142は、
図11に示す覗き見防止画面と同様、傾き大マーク47及び申込やめるボタン48を表示する。
【0063】
このように、本変形例では、表示制御手段142は、傾き角θが角度θth以上の場合、個人情報入力画面の表示を原則的に維持しつつ、入力欄42〜44を入力内容が視認できない態様で表示する。この場合であっても、好適に個人情報が覗き見されるのを防止することができる。
【0064】
なお、表示制御手段142は、
図13に示す表示例に代えて、個人情報入力画面で既に入力がなされた入力欄42、43のみを、入力内容が視認できない態様で塗りつぶして表示し、入力がなされていない入力欄44については
図10と同様に表示してもよい。
【0065】
(変形例2)
図12のフローチャートでは、表示制御手段142は、ステップS101で初期画面から個人情報入力画面に切り替えた後、ステップS106で傾き角θが角度θth以上の場合に覗き見防止画面を表示した。
【0066】
これに代えて、例えば、表示制御手段142は、初期画面から個人情報入力画面に切り替える直前に、傾き角θが角度θth以上であると判定した場合には、個人情報入力画面を表示することなく覗き見防止画面を表示してもよい。
【0067】
他の例では、表示制御手段142は、入力欄42〜44に入力がなされていない場合には、傾き角θが角度θth以上であるか否かに関わらず、引き続き個人情報入力画面を表示してもよい。この場合、表示制御手段142は、入力欄42〜44への入力を検知した際に、傾き角θが角度θth以上であるか否かの判定を傾き判定手段141が行い、傾き角θが角度θth以上である場合に覗き見防止画面をディスプレイ101に表示させる。
【0068】
これらの場合であっても、表示制御手段142は、好適に、個人情報入力画面での入力内容が覗き見されるのを抑制することができる。
【0069】
(変形例3)
端末装置1の記憶手段13は、初期画面、個人情報入力画面、及び覗き見防止画面の各表示情報を予め記憶してもよい。この場合、端末装置1の表示制御手段142は、サーバ6と通信を行うことなく、記憶手段13が記憶する表示情報に基づき、上述の初期画面、個人情報入力画面、及び覗き見防止画面を表示手段16に表示させる。
【0070】
(変形例4)
端末装置1は、端末用スタンド2によって保持されたタブレット型端末であったが、本発明が適用可能な構成は、これに限定されない。これに代えて、端末装置1は、スマートフォンやあるいは、キーボードなどが設けられた本体部に対してディスプレイ部が開閉可能に回動するノート型パソコンであってもよい。この場合、端末装置1は、ディスプレイ部に傾きセンサ104を備える。そして、端末装置1は、ディスプレイ部の水平面に対する傾きが角度θth未満の場合にのみ個人情報入力画面を表示する。この態様であっても、端末装置1は、好適に、入力者以外の他者に個人情報が覗き見されるのを抑制することができる。また、端末装置1とサーバ6間の通信は、LANだけでなく、携帯電話通信網やインターネットが介在していてもよい。
【0071】
(変形例5)
端末装置1への入力操作は、タッチパネル105への操作に限定されず、端末装置1がマウスを有する場合には、マウスのクリック操作であってもよい。
【0072】
(変形例6)
端末装置1は、傾き角θが角度θth以上の場合に、個人情報入力画面の表示を制限した。これに代えて、端末装置1は、電子書籍や動画などの種々の電子コンテンツを表示する場合にも、傾き角θに基づき、表示内容の切り替えを行ってもよい。この場合、端末装置1は、傾き角θが角度θth未満の場合にのみ電子コンテンツを表示し、傾き角が角度θth未満の場合には覗き見防止画面を表示する。
【0073】
このように、傾き角θが角度θth以上の場合に、電子コンテンツを非表示にすることで、端末装置1は、個人情報に限らず、著作権法上他人に見せるのが好ましくないコンテンツについて、他人に覗き見されるのを好適に抑制することができる。
【0074】
(変形例7)
端末装置1が傾き角θが角度θth以上か否かを判定する場合に代えて、傾き角θが角度θth以上か否かをサーバ6が判定し、その判定結果に基づき、個人情報入力画面と覗き見防止画面とを切り替えるように、サーバ6が端末装置1を制御してもよい。
【0075】
この場合、端末装置1の処理手段14は、傾きセンサ104が検出した傾き角θを示す情報を通信手段12によりサーバ6へ送信する。そして、サーバ6の送信制御手段641は、受信した情報が示す傾き角θが角度θth以上の場合には、覗き見防止画面を表示すべき旨の指示信号を端末装置1へ送信する。このとき、送信制御手段641は、覗き見防止画面の表示情報が未送信の場合には当該表示情報を端末装置1へ送信する。この場合、端末装置1の表示制御手段142は、サーバ6から受信した指示信号等に基づき、ディスプレイ101に覗き見防止画面を表示させる。
【0076】
一方、送信制御手段641は、傾き角θが角度θth未満の場合には、個人情報入力画面を表示すべき旨の指示信号を端末装置1へ送信する。このとき、送信制御手段641は、個人情報入力画面の表示情報が未送信の場合には当該表示情報を端末装置1へ送信する。この場合、端末装置1の表示制御手段142は、サーバ6から受信した指示信号等に基づき、ディスプレイ101に個人情報入力画面を表示させる。さらに、表示制御手段142は、対応する入力情報が記憶手段13に記憶されていた場合には、当該入力情報を反映した個人情報入力画面をディスプレイ101に表示させる。
【0077】
この態様であっても、申込システムは、入力者の入力情報が他者に覗き見されるのを好適に抑制することができる。
【0078】
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。
図14は、第2実施形態に係る申込みシステムの概略構成である。第2実施形態に係る申込みシステムは、無線通信が可能な端末装置1Aと、端末用スタンド2が載置された近接無線アンテナシート3と、通信変換器4とを有する。そして、第2実施形態に係る申込みシステムは、端末装置1Aが近接無線アンテナシート3の通信可能範囲内に存在するという条件がさらに満たされた場合にのみ個人情報入力画面を表示する点で第1実施形態と異なる。第2実施形態と第1実施形態とで同様の点は、適宜その説明を省略する。
【0079】
[近接無線アンテナシート及び通信変換器]
近接無線アンテナシート(通信シート)3は、所謂二次元通信が可能なシートであって、端末装置1Aが近接した場合に、端末装置1Aと通信変換器4との間で相互に送出される無線信号を他方に伝達させる。近接無線アンテナシート3の表面及びその近傍には電磁波(エバネッセント波)が滲み出ている。そして、近接無線アンテナシート3は、上から順にメッシュ層と、誘電層と、シールド層とを有し、メッシュ層のメッシュ間隔と誘電層の比誘電率によって出力される電磁波の量が制御される。本実施形態において出力される電磁波の量は、端末装置1Aが載置された状態によって端末装置1Aによる無線通信の可否が切り替わる量に設定される。そして、近接無線アンテナシート3は、上述の電磁波を介して端末装置1A及び通信変換器4と無線信号の通信を行う。
【0080】
通信変換器4は、LANケーブル8A、8B及びネットワークハブ7を介してサーバ6と同一のLANにおいて接続する。また、通信変換器4は、二次元通信において用いられるカプラとして機能し、無線信号を近接無線アンテナシート3内に供給する。さらに、通信変換器4は、アクセスポイント又は無線LANルータとして機能し、端末装置1Aが接続する無線LANの信号と、サーバ6及びネットワークハブ7が接続する有線LANの信号とを相互変換する。
【0081】
[端末装置]
次に、第2実施形態に係る端末装置1Aについて説明する。
図15は、端末装置1Aの正面図及び側面図を示す。
図15に示すように、端末装置1Aは、無線通信アンテナ103を有する点で、第1実施形態に係る端末装置1と異なる。
【0082】
無線通信アンテナ103は、無線通信が可能なアンテナであって、近接無線アンテナシート3から滲みだした電磁波(エバネッセント波)に基づき無線信号を受信する。無線通信アンテナ103は、
図15の端末装置1Aの側面図に示すように、端末装置1Aが端末用スタンド2に載置された状態で、端末装置1Aの上部に位置する部分に配置される。
【0083】
図16は、端末装置1Aの機能ブロック図である。
図16に示す端末装置1Aは、通信手段12Aが無線通信アンテナ103を有し、処理手段14Aが通信可能判定手段143を有する点で、
図3に示す端末装置1の通信手段12及び処理手段14と異なる。
【0084】
処理手段14Aの通信可能判定手段143は、無線通信アンテナ103が近接無線アンテナシート3を介した無線通信が可能な範囲(単に「通信可能範囲RC」とも呼ぶ。)内に存在するか、又は、通信可能範囲RC外に存在するかを判定する。この場合、通信可能判定手段143は、無線通信を行うのに十分な電磁波が近接無線アンテナシート3から届いているか否かを判定することで、無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC内か通信可能範囲RC外かを判定する。ここで、無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC内か否かは、端末装置1Aが端末用スタンド2に保持された角度である傾き角θ等によって切り替わる。これについては、[傾き角に基づく通信可否の変化]のセクションで詳しく説明する。そして、通信可能判定手段143は、無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC内か否かの判定結果を表示制御手段142に供給する。
【0085】
表示制御手段142は、無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC内の場合に限り、サーバ6から受信した表示情報に基づき、ディスプレイ101に個人情報入力画面を表示させる。このディスプレイ101の表示制御については、[表示画面の切替]のセクションで詳しく説明する。
【0086】
[傾き角に基づく通信可否の変化]
次に、傾き角θの変化に基づく無線通信アンテナ103の通信可否の変化について、
図17及び
図18を参照して説明する。概略的には、ディスプレイ101が他者に覗き見されやすい傾き角θでは、無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC外となり、ディスプレイ101が他者に覗き見されにくい傾き角θでは、無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC内となる。
【0087】
図17は、傾き角θを大きく設定した状態で端末装置1Aを保持した端末用スタンド2を示す。
図18は、傾き角θを小さく設定した状態で端末装置1Aを保持した端末用スタンド2を示す。
図17及び
図18では、通信可能範囲RCが図示されている。
【0088】
図17及び
図18に示す通信可能範囲RCは、近接無線アンテナシート3の近傍に形成され、傾き角θによって無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC内になったり通信可能範囲RC外になったりする範囲に存在する。例えば、通信可能範囲RCは、傾き角θが所定角度以上の場合に、無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC外になるような範囲となっている。ここで、上述の所定角度は、好適には角度θthと同等の値になるように設定される。具体的には、所定角度は、ディスプレイ101が入力者以外の者に覗き見されやすい状態では傾き角θが所定角度以上となり、ディスプレイ101が覗き見されにくい状態では傾き角θが所定角度未満となるように設定される。この場合、所定角度に関する上述の条件が満たされるように、近接無線アンテナシート3の出力調整による通信可能範囲RCの調整、端末用スタンド2の設置位置の調整、及び端末装置1Aが端末保持部20に保持される高さの調整等が行われる。
【0089】
図17の例では、端末装置1Aは、近接無線アンテナシート3に対して垂直に近い状態で保持され、入力者以外の者にディスプレイ101の表示画面が覗き見されやすい状態になっている。この場合、無線通信アンテナ103が通信可能範囲RCの外に存在する。従って、この場合、端末装置1Aの通信可能判定手段143は、通信に必要な十分な電磁波が無線通信アンテナ103に届いていないことから、無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC外に存在すると判定する。また、この場合、傾き角θは角度θth以上になる。従って、端末装置1Aの表示制御手段142は、覗き見防止画面をディスプレイ101に表示させる。
【0090】
一方、
図18の例では、端末装置1Aは、水平に近い状態で保持され、操作者以外の者がディスプレイ101の表示画面を覗き見しにくい状態になっている。この場合、無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC内に存在する。この場合、端末装置1Aの通信可能判定手段143は、通信に必要な十分な電磁波が無線通信アンテナ103に届いていることから、無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC内に存在すると判定する。また、この場合、傾き角θは角度θth未満になる。従って、表示制御手段142は、個人情報入力画面をディスプレイ101に表示させる。
【0091】
[表示画面の切替]
次に、表示制御手段142が実行するディスプレイ101の表示画面の切り替え制御について
図19を参照して説明する。
【0092】
図19は、無線通信アンテナ103の通信可否と傾き角θとに基づく個人情報入力画面の表示の可否を示すマップである。
図19に示すように、表示制御手段142は、無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC内のときであって、かつ、傾き角θが角度θth未満のときに限り、個人情報入力画面をディスプレイ101に表示させる。このようにすることで、表示制御手段142は、入力者以外の者に個人情報入力画面の入力内容を覗き見されるのをより確実に抑制することができる。
【0093】
また、個人情報入力画面又は覗き見防止画面を表示する際、表示制御手段142は、第1実施形態と同様、
図10に示す傾き小マーク41又は
図11に示す傾き大マーク47を、傾き角θが角度θth以上であるか否かに応じてディスプレイ101に表示させる。なお、表示制御手段142は、傾き小マーク41及び傾き大マーク47に代えて、又はこれに加えて、端末装置1Aが通信可能範囲RC内の場合には、通信可能範囲RC内である旨のマーク(「圏内マーク」とも呼ぶ。)をディスプレイ101に表示させ、端末装置1Aが通信可能範囲RC外の場合には、通信可能範囲RC外に存在する旨のマーク(「圏外マーク」とも呼ぶ。)をディスプレイ101に表示させてもよい。これにより、表示制御手段142は、端末装置1Aが通信可能範囲RC内か通信可能範囲RC外かを好適にユーザに知らせることができる。
【0094】
[処理フロー]
次に、第2実施形態において、端末装置1Aが実行する処理フローについて説明する。
図20は、端末装置1Aが実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、ステップS201〜ステップS205の処理については、第1実施形態における
図12のフローチャートのステップS101〜ステップS105と同様であるため、その説明を省略する。
【0095】
ステップS206では、傾き判定手段141は、傾き角θが角度θth以上であるか否か判定する(ステップS206)。そして、傾き角θが角度θth未満である場合(ステップS206;No)、通信可能判定手段143は、端末装置1Aの無線通信アンテナ103が通信可能範囲RCの外に存在するか否か判定する(ステップS210)。具体的には、通信可能判定手段143は、通信を行うのに十分な電磁波が近接無線アンテナシート3から無線通信アンテナ103に届いているか否か判定する。そして、無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC内に存在する場合(ステップS210;No)、表示制御手段142は、今までに入力された入力情報を反映した個人情報入力画面を引き続き表示し、入力欄42〜44への入力を受け付ける(ステップS211)。
【0096】
一方、傾き角θが角度θth以上である場合(ステップS206;Yes)、又は、無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC外に存在する場合(ステップS210;Yes)、表示制御手段142は、
図11に示す覗き見防止画面をディスプレイ101に表示させる(ステップS207)。これにより、表示制御手段142は、個人情報入力画面での入力内容が覗き見されることを抑制すると共に、端末装置1Aの傾き角θを変えるように促す。
【0097】
次に、表示制御手段142は、申込やめるボタン48が選択されたか否か判定する(ステップS208)。そして、申込やめるボタン48が選択された場合(ステップS208;Yes)、処理手段14は、無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC内のときに申込みがキャンセルされた旨をサーバ6へ通知し、キャンセルされた申込みに関する入力情報を記憶手段13から削除する(ステップS209)。この場合、サーバ6の記憶制御手段642は、キャンセルされた申込みについて、端末装置1Aから受信している入力情報が既に存在する場合には、当該入力情報を記憶手段63から削除する。
【0098】
一方、申込やめるボタン48が選択されていない場合(ステップS208;No)、通信可能判定手段143は、傾き角θが角度θth以上であるか否か判定する(ステップS206)。そして、傾き角θが角度θth未満となった場合(ステップS206;No)、通信可能判定手段143は、端末装置1Aの無線通信アンテナ103が通信可能範囲RCの外に存在するか否か判定する(ステップS210)。そして、端末装置1Aの無線通信アンテナ103が通信可能範囲RC内の場合(ステップS210;No)、表示制御手段142は、記憶手段13に記憶させた入力情報を反映した個人情報入力画面を表示し、入力欄42〜44への入力を受け付ける(ステップS211)。即ち、表示制御手段142は、記憶手段13が記憶している入力情報に基づき、ステップS107で覗き見防止画面に切り替える直前の個人情報入力画面を再表示する。この場合、ユーザは、覗き見防止画面に切り替わる前に記入した内容を再度個人情報入力画面で入力する必要がない。
【0099】
[第2実施形態のコンテンツ再生システムによる作用効果]
第2実施形態の申込システムによれば、端末装置1Aは、近接無線アンテナシート3上で端末用スタンド2に保持され、近接無線アンテナシート3の通信可能範囲RC外では、個人情報入力画面を表示せずに覗き見防止画面を表示する。これにより、端末装置1Aは、他者に見られる可能性がある位置で入力情報を表示するのをより確実に抑制し、入力者の情報を好適に保護することができる。その他、第2実施形態の申込システムは、第1実施形態と同様の機能を実現することができる。
【0100】
[変形例]
次に、第2実施形態の変形例について説明する。第2実施形態では、第1実施形態の変形例1〜7に加え、以下の変形例8を適用してもよい。
【0101】
(変形例8)
サーバ6は、端末装置1Aが通信可能範囲RC外になった際に表示させる覗き見防止画面の表示情報を、端末装置1Aが通信可能範囲RC内に存在する場合に予め端末装置1Aに送信してもよい。これにより、サーバ6は、端末装置1Aが通信可能範囲RC外におり、覗き見されやすい状態の場合に、ユーザに通知させたい広告などを好適に表示する。
【0102】
図21は、端末装置1Aが通信可能範囲RC外に存在するときに覗き見防止画面が表示された端末装置1Aの正面図である。
図21に示す覗き見防止画面では、端末装置1Aが通信可能範囲RC外に存在することを示す圏外マーク49に加え、ポイントカードに関する広告である入会による特典情報が表示されている。この場合、端末装置1Aは、通信可能範囲RC内に存在する際に、予め覗き見防止画面の表示情報をサーバ6から受信しておく。例えば、端末装置1Aは、初期画面の表示情報と共に
図21に示す覗き見防止画面の表示情報をサーバ6から受信してもよく、初期画面から個人情報入力画面に遷移した際に当該覗き見防止画面の表示情報をサーバ6から受信してもよい。この場合、サーバ6の記憶手段63は、予め
図21に示す覗き見防止画面の表示情報を記憶しておき、送信制御手段641は、端末装置1Aの要求に応じて、当該覗き見防止画面の表示情報を通信手段62に送信させる。
【0103】
このようにすることで、サーバ6は、端末装置1Aが覗き見されやすい状態の場合に、端末装置1Aにポイントカードの広告を積極的に表示させ、操作者及び操作者の背後の通行人等にポイントカードの入会を促すことができる。