(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記パーツ画像設定手段は、前記指定された点の座標位置から予め定められた範囲内にある複数の座標位置のそれぞれに基づいて前記複数の特徴のそれぞれの強さ度合いを特定し、特定した強さ度合いの各特徴を有するパーツ画像のそれぞれを前記記憶手段から読み出して前記表示制御手段により前記表示手段に表示させ、前記表示手段に表示された複数のパーツ画像のうち前記操作入力手段により指定されたパーツ画像を前記全体画像に用いるパーツ画像として設定する請求項2に記載の画像作成装置。
前記パーツ画像設定手段は、前記指定された点の座標位置に基づいて特定した強さ度合いの各特徴を有する複数種類のパーツ画像を前記記憶手段から読み出して前記表示制御手段により前記表示手段に表示させ、前記表示手段に表示された複数種類のパーツ画像のうち前記操作入力手段により指定されたパーツ画像を前記全体画像に用いるパーツ画像として設定する請求項2に記載の画像作成装置。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0014】
図1は、本実施形態の携帯端末100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、携帯端末100は、中央制御部1と、メモリ2と、表示部3と、操作入力部4と、画像記録部5と、画像処理部6と、送受話部7と、通信制御部8と、を備えている。
なお、携帯端末100は、例えば、通信機能を具備する撮像装置や、携帯電話やPHS(Personal Handy-phone System)などの移動体通信網で用いられる移動局、PDA(Personal Data Assistants)、スマートフォン等から構成されている。
【0015】
中央制御部1は、携帯端末100の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部1は、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え、携帯端末100用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
【0016】
メモリ2は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、中央制御部1や画像処理部6等の各部によって処理されるデータ等を一時的に記憶するものである。
【0017】
表示部3は、表示パネル3aと、表示制御部3bとを具備している。
表示パネル(表示手段)3aは、表示画面上に画像や各種操作画面を表示する。表示パネル3aとしては、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネルなどが挙げられるが、一例であってこれらに限られるものではない。
表示制御部3bは、中央制御部1からの指示に基づいて、パーツ画像設定画面31、調整画面32をはじめとする各種操作画面や画像記録部5から読み出された画像を表示パネル3aの表示画面上に表示させる制御を行う。
【0018】
図2に、パーツ画像設定画面31の一例を示す。パーツ画像設定画面31は、目、鼻、唇、眉毛、輪郭、髪型等の、顔画像を構成する各パーツのパーツ画像を設定するための画面である。
図2では、目を設定対象のパーツとした場合を例として示している。
図2に示すように、パーツ画像設定画面31は、座標領域31a、プレビュー画像表示領域31b、調整ボタン31c、終了ボタン31dを有している。座標領域31aは、顔画像の作成に用いるパーツ画像をユーザが指定するための領域である。プレビュー画像表示領域31bは、座標領域31aを操作することにより指定された各パーツのパーツ画像を組み合わせた顔画像のプレビュー画像を表示するための領域である。調整ボタン31cは、調整画面32(
図3参照)への移行を指示するためのボタンである。終了ボタン31dは、パーツ画像の設定の終了を指示するためのボタンである。
【0019】
具体的に、座標領域31aには、
図2に示すように、複数(ここでは2つ)の座標軸が表示されている。各座標軸の目盛りは、それぞれパーツ画像の予め定められた特徴(座標軸毎に異なる)の強さ度合いを示している。横軸は右にいくほどその特徴の強さ度合いが大きいことを示し、縦軸は上にいくほどその特徴の強さ度合いが大きいことを示す。縦軸と横軸により形成される各座標には、その座標値により特定される強さ度合いの各特徴を有するパーツ画像が対応付けられている。例えば、
図2に示す横軸が「開(縦方向に大きい)」という特徴の強さ度合いを示すものであり、縦軸が「幅広」という特徴の強さ度合いを示すものである場合、座標(5,4)には、目の開き度が5(最大)、かつ、幅広度が4のパーツ画像が対応付けられている。操作入力部4のタッチパネル4aにより座標領域31aの座標上の任意の点の指定操作(接触)が検出されると、指定された点の座標値に対応する強さ度合いの各特徴を有するパーツ画像が顔画像の作成に用いられるパーツ画像として設定され、プレビュー画像表示領域31bの該当するパーツの位置に表示される。
【0020】
図3に調整画面32の一例を示す。調整画面32は、パーツ画像設定画面31により設定された各パーツ画像の表示態様を調整するための画面である。
図3に示すように、調整画面32は、調整領域32a、プレビュー画像表示領域32b、終了ボタン32cを有している。調整領域32aには、調整項目毎のスライダーバーが表示されており、操作入力部4のタッチパネル4aによりスライダーバーを操作することでパーツ画像の表示態様を調整することができる。
図3においては、調整対象パーツが目である場合を表示しており、上がり目と下がり目(設定されたパーツ画像の回転角度)を調整するためのスライダーバーb1、目に付加するまぶたの位置を調整するためのスライダーバーb2、目の水平方向の位置(目の離れ度合い)を調整するためのスライダーバーb3、目の上下方向の位置を調整するためのスライダーバーb4が表示されている。タッチパネル4aによりスライダーバーの操作が検出されると、検出された操作量に応じてパーツ画像が調整されたプレビュー画像がプレビュー画像表示領域32bに表示される。
【0021】
操作入力部4は、携帯端末100本体に対して各種指示を入力するためのものである。
具体的には、操作入力部4は、モードや機能等の選択指示に係る上下左右のカーソルボタンや決定ボタン、電話の発着信や電子メールの送受信等の実行指示に係る通信関連ボタン、テキストの入力指示に係る数字ボタンや記号ボタン等の各種ボタン(何れも図示略)を備えている。
そして、ユーザにより各種ボタンが操作されると、操作入力部4は、操作されたボタンに応じた操作指示を中央制御部1に入力する。中央制御部1は、操作入力部4から入力された操作指示に従って所定の動作(例えば、被写体の撮像、電話の発着信、電子メールの送受信等)を各部に実行させる。
【0022】
また、操作入力部4は、表示部3の表示パネル3aと一体となって設けられたタッチパネル4aを有している。
タッチパネル4aは、表示パネル3aの表示画面に直接的若しくは間接的に接触するユーザの指(手)やタッチペン等の接触位置を検出する。即ち、タッチパネル4aは、例えば、表示画面上或いは当該表示画面よりも内側に設けられ、抵抗膜方式、超音波表面弾性波方式、静電容量方式等の各種方式により、表示画面上における接触位置のXY座標を検出する。そして、タッチパネル4aは、接触位置のXY座標に係る位置信号を中央制御部1に入力する。
なお、タッチパネル4aによる表示画面上における接触位置の検出精度は、適宜任意に変更可能であり、例えば、厳密に一の画素を接触位置としても良いし、一の画素を中心とする所定範囲内の複数の画素を接触位置としても良い。
【0023】
画像記録部5は、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等により構成されている。画像記録部5は、後述する顔画像作成処理で作成された顔画像等の画像データを記録する。
また、画像記録部5は、記憶手段として、パーツ画像テーブルTを予め記憶している。パーツ画像テーブルTは、顔を構成するパーツ(目、鼻、唇、眉毛、輪郭、髪型等)毎に、その形状を表すパーツ画像を複数記憶したテーブルであり、各パーツ画像を複数の特徴(上述の座標領域31aの各座標軸に対応する複数の特徴)の強さ度合いを表す数値に対応付けて記憶している。本実施形態において、パーツ画像テーブルTは、パーツ毎に、座標領域31aの各座標に対応するパーツ画像を記憶している。
例えば、
図2に示す座標領域31aにおいては、横軸に11個、縦軸に11個の目盛りが付されており、121個の座標が存在している。よって、パーツ画像テーブルTには、パーツ毎に121個のパーツ画像が記憶されている。
【0024】
画像処理部6は、パーツ画像設定部6a、プレビュー画像作成部6b、調整部6c、顔画像作成部6dを備えて構成されている。なお、画像処理部6の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
【0025】
パーツ画像設定部6aは、パーツ画像設定画面31(
図2参照)において、操作入力部4のタッチパネル4aにより座標領域31aの座標上の任意の点の指定操作が検出されると、指定された点の座標位置に基づいて複数の特徴のそれぞれの強さ度合いを特定し、各特徴が特定した強さ度合いのパーツ画像を顔画像の作成に用いるパーツ画像として設定する。具体的には、パーツ画像設定部6aは、画像記録部5のパーツ画像テーブルTに記憶された設定対象パーツの複数のパーツ画像の中から、指定された点の座標位置に基づいて特定した強さ度合いの各特徴を有するパーツ画像を読み出して顔画像の作成に用いるパーツ画像として設定し、プレビュー画像作成部6b及び顔画像作成部6dに出力する。
【0026】
プレビュー画像作成部6bは、パーツ画像設定部6aにより設定されたパーツ画像を適切な位置に配置して組み合わせることによりプレビュー画像を作成し、表示制御部3bに出力する。
調整部6cは、調整画面32における調整項目毎のスライダーバーの操作入力部4による操作量に応じてプレビュー画像上のパーツ画像を調整し、調整されたプレビュー画像を表示制御部3bに出力するとともに、調整情報を顔画像作成部6dに出力する。
顔画像作成部6dは、パーツ画像設定部6aにより設定されたパーツ画像を適切な位置に配置して組み合わせることにより顔画像を作成し、画像記録部5に出力する。なお、プレビュー画像と顔画像は、解像度、画像サイズ等が異なる。
【0027】
送受話部7は、通信ネットワークNを介して接続された外部機器の外部ユーザとの通話を行う。
具体的には、送受話部7は、マイク7a、スピーカ7b、データ変換部7c等を備えている。そして、送受話部7は、マイク7aから入力されるユーザの送話音声をデータ変換部7cによりA/D変換処理して送話音声データを中央制御部1に出力するとともに、中央制御部1の制御下にて、通信制御部8から出力されて入力される受話音声データ等の音声データをデータ変換部7cによりD/A変換処理してスピーカ7bから出力する。
【0028】
通信制御部8は、通信ネットワークN及び通信アンテナ8aを介してデータの送受信を行う。
即ち、通信アンテナ8aは、当該携帯端末100が無線基地局(図示略)との通信で採用している所定の通信方式(例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式、CDMA2000方式、GSM;登録商標(Global System for Mobile Communications)方式等)に対応したデータの送受信が可能なアンテナである。そして、通信制御部8は、所定の通信方式に対応する通信プロトコルに従って、この通信方式で設定される通信チャネルにより無線基地局との間で通信アンテナ8aを介してデータの送受信を行う。
即ち、通信制御部8は、中央制御部1から出力されて入力される指示信号に基づいて、通信相手の外部機器に対して、当該外部機器の外部ユーザとの通話中の音声の送受信や、電子メールのデータの送受信を行う。
なお、通信制御部8の構成は一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能であり、例えば、図示は省略するが、無線LANモジュールを搭載し、アクセスポイント(Access Point)を介して通信ネットワークNにアクセス可能な構成としても良い。
【0029】
通信ネットワークNは、携帯端末100を無線基地局やゲートウェイサーバ(図示略)等を介して接続する。また、通信ネットワークNは、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークであり、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の様々な回線形態を適用することが可能である。
また、通信ネットワークNには、例えば、電話回線網、ISDN回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信ネットワーク網と、IPネットワーク、VoIP(Voice over Internet Protocol)ゲートウェイ、インターネットサービスプロバイダ等が含まれる。
【0030】
次に、携帯端末100の動作について説明する。
図4は、携帯端末100により実行される顔画像作成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
顔画像作成処理は、ユーザによる操作入力部4の所定操作に基づいて顔画像の作成が指示された場合に、中央制御部1の制御下において実行される。
【0031】
まず、表示制御部3bは、表示パネル3aに、上述のパーツ画像設定画面31(
図2参照)を表示させる(ステップS1)。なお、この段階では何れのパーツのパーツ画像も設定されていないが、本実施形態においては、設定対象のパーツ(目、鼻、口、輪郭、髪型等)の指定用に、プレビュー画像表示領域31bに各パーツのデフォルトのパーツ画像が表示されているものとする。
【0032】
タッチパネル4aによりプレビュー画像表示領域31b上のパーツ画像の指定操作が検出されると(ステップS2;YES)、表示制御部3bは、指定されたパーツの予め定められた複数(ここでは2つ)の特徴の強さ度合いを示す複数(ここでは2つ)の座標軸を座標領域31aに表示する(ステップS3)。
【0033】
タッチパネル4aにより、座標領域31aの座標軸により形成される座標上の任意の点の指定操作が検出されると(ステップS4;YES)、パーツ画像設定部6aは、指定された点の座標位置に基づいて、各特徴の強さ度合いを特定する(ステップS5)。次いで、パーツ画像設定部6aは、画像記録部5のパーツ画像テーブルTに記憶されている設定対象パーツのパーツ画像のうち、ステップS5において特定された各特徴の強さ度合いが対応付けられたパーツ画像を読み出して顔画像の作成に用いるパーツ画像として設定し、プレビュー画像作成部6b及び顔画像作成部6dに出力する(ステップS6)。
【0034】
なお、タッチパネル4aの検出精度等によって複数の点が検出された場合には、パーツ画像設定部6aは、検出された点毎に、各特徴の強さ度合いを特定し、各点に対応する複数のパーツ画像をパーツ画像テーブルTの座標位置により読み出して表示制御部3bにより座標領域31aに一覧表示させ、表示された複数のパーツ画像のうちタッチパネル4aによって指定が検出されたパーツ画像を顔画像の作成に用いるパーツ画像として設定し、プレビュー画像作成部6b及び顔画像作成部6dに出力することとしてもよい。
また、パーツ画像設定部6aは、タッチパネル4aによって検出された点の座標位置から予め定められた範囲内にある複数の座標位置のそれぞれに基づいて前記複数の特徴のそれぞれの強さ度合いを特定し、特定した強さ度合いの各特徴を有するパーツ画像のそれぞれをパーツ画像テーブルTから読み出して表示制御部3bにより座標領域31aに一覧表示させ、表示された複数のパーツ画像のうちタッチパネル4aにより指定されたパーツ画像を顔画像の作成に用いるパーツ画像として設定し、プレビュー画像作成部6b及び顔画像作成部6dに出力することとしてもよい。このようにすれば、ユーザが所望する特徴に近いパーツ画像を見比べながらパーツ画像を設定することが可能となる。
【0035】
ステップS7において、プレビュー画像作成部6bは、プレビュー画像表示領域31bに表示されるプレビュー画像の設定対象パーツの位置にパーツ画像設定部6aにおいて設定されたパーツ画像を配置することによりプレビュー画像を作成し、表示制御部3bに出力する(ステップS7)。表示制御部3bは、プレビュー画像作成部6bにおいて作成されたプレビュー画像を表示パネル3aのプレビュー画像表示領域31bに表示する(ステップS8)。
【0036】
タッチパネル4aにより座標領域31aの座標上の新たな点の指定操作が検出されると(ステップS9;YES)、処理はステップS5に戻り、ステップS5〜S9の処理が実行される。即ち、指定された新たな点の座標位置に基づいて、各特徴の強さ度合いが特定され、特定された各特徴の強さ度合いが対応付けられたパーツ画像が顔画像の作成に用いるパーツ画像として設定され、設定されたパーツ画像を用いたプレビュー画像がプレビュー画像表示領域31bに表示される。
ステップS5〜S9の処理により、ユーザによる座標上の指定操作に応じて、プレビュー画像中の設定対象パーツのパーツ画像をリアルタイムに変化させることができる。
【0037】
タッチパネル4aによりプレビュー画像表示領域31bのパーツの指定操作が検出されると(ステップS9;NO、ステップS10;YES)、処理はステップS3に戻る。これにより座標領域31aの座標軸が指定されたパーツのものに変更され、設定対象パーツを変更してパーツ画像の設定を行うことが可能となる。
【0038】
タッチパネル4aにより調整ボタン31cの指定操作が検出されると(ステップS9;NO、ステップS10;NO、ステップS11;YES)、表示制御部3bは表示パネル3aに調整画面32(
図3参照)を表示する(ステップS13)。一方、タッチパネル4aにより終了ボタン31dの指定操作が検出されると(ステップS11;NO、ステップS12;YES)、処理はステップS20に移行する。
【0039】
タッチパネル4aによりプレビュー画像表示領域32b上のパーツ画像の指定操作が検出されると(ステップS14;YES)、表示制御部3bは、指定されたパーツのパーツ画像の調整用のスライダーバーを調整領域32aに表示する(ステップS15)。
【0040】
タッチパネル4aにより調整領域32aのスライダーバーの操作(例えば、指定操作やスライド操作)が検出されると(ステップS16;YES)、調整部6cは、スライダーバーの操作に応じて、プレビュー画像上の調整対象のパーツのパーツ画像を調整し、調整結果を示す調整情報を顔画像作成部6dに出力する(ステップS17)。
【0041】
タッチパネル4aによりプレビュー画像表示領域32bのパーツの指定操作が検出されると(ステップS18;YES)、処理はステップS15に戻る。これにより調整領域32aのスライダーバーが指定されたパーツのものに変更され、調整対象パーツを変更してパーツ画像の調整を行うことが可能となる。
【0042】
タッチパネル4aにより終了ボタン32cの操作が検出されると(ステップS18;NO、ステップS19;YES)、ステップS20に移行する。
【0043】
ステップS20において、顔画像作成部6dは、パーツ画像設定部6aから出力されたパーツ画像、調整部6cから出力された調整情報(調整があった場合)に基づいて、設定されたパーツ画像を配置して組み合わせることにより顔画像を作成し、画像記録部5に出力する。
【0044】
画像記録部5は、顔画像作成部6dから出力された顔画像の画像データを記憶する(ステップS21)。
【0045】
以上説明したように、携帯端末100によれば、パーツ画像の複数の特徴のそれぞれの強さ度合いを示す複数の座標軸を表示パネル3aのパーツ画像設定画面31に表示する。このパーツ画像設定画面31に表示された座標軸により形成される座標上の任意の点の指定操作がタッチパネル4aにより検出されると、パーツ画像設定部6aは、指定された点の座標位置に基づいてパーツ画像の複数の特徴のそれぞれの強さ度合いを特定し、特定した強さ度合いの各特徴を有するパーツ画像を顔画像に用いるパーツ画像として設定する。
従って、座標上を指定するという簡単な操作で、パーツ画像の複数の特徴についての強さ度合いを一度に指定することができ、多数のパーツ画像候補の中から所望する特徴を有するパーツ画像を容易に絞り込んで顔画像に用いるパーツ画像として設定することができるので、従来のように、所望する特徴を有するパーツ画像を何度もページ送りをしながら探して選択するといった煩雑な操作をする必要がなくなり、パーツ画像を設定する際の操作性が向上する。
【0046】
また、設定されたパーツ画像はリアルタイムにプレビュー画像に表示されるので、パーツ画像をドラッグ操作等してパーツ画像を組み合わせる操作が不要となり、利便性が向上する。
【0047】
また、顔画像のプレビュー画像に配置されたパーツ画像の配置や回転等の微調整は、プレビュー画像とは別領域に表示されたスライダーバーの操作により行うことができるので、顔画像上のドラッグ操作等によりユーザの手指がプレビュー画像に重なって視界が遮られてしまうといったことがなく、仕上がりをチェックしながら効率的に微調整を行うことが可能となる。
【0048】
以下、上記実施形態の変形例について説明する。
[変形例1]
上記実施形態においては、パーツ画像テーブルTに複数の特徴の強さ度合いが対応付けられたパーツ画像を一種類記憶しておくこととしたが、複数の特徴の強さ度合いが対応付けられた複数種類(複数デザイン)のパーツ画像を記憶しておくこととしてもよい。そして、パーツ画像設定部6aは、
図4のステップS6において、タッチパネル4aにより指定が検出された点の座標位置に基づいて特定した強さ度合いの各特徴を有する複数種類のパーツ画像を候補としてパーツ画像テーブルTから読み出して表示制御部3bにより表示パネル3aに表示させ、表示パネル3aに表示された複数種類のパーツ画像の候補のうちタッチパネル4aにより指定が検出されたパーツ画像を顔画像に用いるパーツ画像として設定することとしてもよい。
【0049】
図5に、変形例1において、
図4のステップS1で表示されるパーツ画像設定画面311の座標上の任意の点をユーザがタッチパネル4aにより指定した場合に表示される複数種類のパーツ画像の表示例を示す。
図5において、311aは座標領域を、311bは、プレビュー画像表示領域を示す。311cは調整ボタン、311dは終了ボタンを示す。なお、ここでは、パーツ画像テーブルTには、少女漫画風の目(
図5のE11、E21、E31等)、標準の目(
図5のE12、E22、E32等)、化粧をした目(
図5のE13、E23、E33等)の3種類のパーツ画像が記憶されていることとする。
【0050】
例えば、点P1が指定された場合、
図5に示すように、上記3種類のそれぞれのパーツ画像群から、最も幅が広く、縦方向に大きく開いている目のパーツ画像(E11〜E13)が読み出され、表示される。
例えば、点P2が指定された場合、
図5に示すように、上記3種類のそれぞれのパーツ画像群から、最も幅が小さく、縦方向に大きく開いている目のパーツ画像(E21〜E23)が読み出され、表示される。
例えば、点P3が指定された場合、
図5に示すように、上記3種類のそれぞれのパーツ画像群から、幅の広さが中間で、細い目のパーツ画像(E31〜E33)が読み出され、表示される。
【0051】
このように、変形例1によれば、座標上の点を指定すると、指定した点の座標位置に応じた強さ度合いの各特徴を有する複数種類のパーツ画像が候補として表示されるので、ユーザがより多くのデザインのパーツ画像の中から簡単な操作で容易に所望のパーツ画像を設定することが可能となる。
【0052】
なお、複数種類のパーツ画像を候補として表示するのではなく、パーツ画像の種類を選択するためのアイコン等をパーツ画像設定画面311に表示しておき、指定された座標位置に対応するパーツ画像であって、予め選択されたアイコンに応じた種類のパーツ画像を顔画像に用いるパーツ画像として設定し、プレビュー画像に表示することとしてもよい。
【0053】
[変形例2]
また、上記実施形態においては、調整画面32に
図3に示す調整項目毎のスライダーバーを表示し、スライダーバーの操作に応じて調整を行うこととして説明したが、調整のための手段としては、スライダーバーの変わりに2軸を使用することとしてもよい。
図6に、2軸を利用した調整画面321の一例を示す。
図6において、321aは調整領域を、321bは、プレビュー画像表示領域を、321cは終了ボタン示す。
図6に示すように、調整領域321aに表示された2つの軸は、原点で左右、上下がそれぞれ2つに区切られて4つの軸部分に分割され、4つの調整項目が割り当てられている。調整部6cは、タッチパネル4aにより何れかの軸部分上の任意の点の指定操作が検出されると、指定された位置に応じた項目について、指定された位置に応じた量の調整を行う。または、調整部6cは、2つの軸部分により形成される座標上の任意の点の指定操作がタッチパネル4aにより検出されると、指定された点の座標位置に基づいて、2つの軸部分に割り当てられた2つの調整項目のそれぞれの調整量を特定し、特定した量の調整を行うこととしてもよい。例えば、
図6に示す右下のP点が指定された場合は、調整部6cは、設定されているパーツ画像を、最も垂れ目で、最も目の間が離れた態様に調整する。
このようにすれば、複数の調整項目の調整量を一度に指定することが可能となるので、操作性が更に向上する。
なお、調整項目を選択するためのアイコン等を調整画面32や321に表示しておき、アイコンを軸上にドラッグすると、ドラッグされた位置の軸部分に対応する調整項目がアイコンに対応する調整項目に変更されることとしてもよい。
【0054】
以上、本実施形態及びその変形例について説明したが、上記実施形態及びその変形例における記述内容は、本発明に係る携帯端末の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
【0055】
例えば、上記実施形態においては、パーツ画像を組み合わせることにより作成される全体画像を顔画像として説明したが、これに限定されるものではない。
また、例えば、上記実施形態においては、パーツ画像設定画面31(311)の各座標に対応するパーツ画像をパーツ画像テーブルTに記憶していることとしたが、基準となるパーツ画像をいくつか(例えば、各軸の最も強度の高いパーツ画像や最も強度の低いパーツ画像等)記憶しておき、パーツ画像設定部6aは、ユーザにより指定された座標位置により特定される強さ度合の各特徴を有するパーツ画像をそれらの基準となるパーツ画像を変形することにより作成して設定することとしてもよい。変形処理としては、例えば、アフィン変換、射影変換等の公知の技術を用いることができる。
【0056】
また、パーツ画像設定部6aにおけるパーツ画像の設定の態様としては、上記実施形態や変形例に限定されない。例えば、指定された点の座標位置が何れの象限(第1象限〜第4象限)に含まれているかを判断し、指定された点を含む象限に含まれる各座標に基づいて、それぞれ複数の特徴の強さ度合いを特定し、特定された強さ度合いの各特徴を有するパーツ画像のそれぞれをパーツ画像テーブルTから読み出してパーツ画像候補として座標領域31aに一覧表示し、表示された候補の中からタッチパネル4aにより指定されたパーツ画像を顔画像に用いるパーツ画像として設定することとしてもよい。
この態様では、ユーザにより指定された点の座標位置によって一覧表示する候補を限定することができるので、従来のように全てのパーツ画像の一覧をページ送りで表示する場合に比べ操作性が向上する。
【0057】
また、上記実施形態においては、表示制御手段、パーツ画像設定手段、プレビュー画像作成手段としての機能は、中央制御部1の制御下において、それぞれ表示制御部3b、パーツ画像設定部6a、プレビュー画像作成部6bが駆動することにより実現される構成としたが、これに限らず、例えば、中央制御部1のCPUによって所定のプログラムが実行されることにより実現される構成としてもよい。
例えば、中央制御部1のCPUが表示制御部3b、パーツ画像設定部6a、プレビュー画像作成部6bの各部の機能と同様の機能を実現する処理を実行するためのプログラムをプログラムメモリ(図示略)に記憶しておく構成としてもよい。そして、中央制御部1のCPUとこのプログラムとの協働により、表示制御手段、パーツ画像設定手段、及びプレビュー画像作成手段としての機能を実現する構成としてもよい。
【0058】
さらに、上記の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMやハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
【0059】
また、携帯端末100の構成は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これらに限られるものではない。さらに、画像作成装置として、携帯端末100を例示したが、これらに限られるものではない。
【0060】
その他、通信システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0061】
(付記)
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
<請求項1>
パーツ画像を組み合わせて全体画像を作成する画像作成装置であって、
前記パーツ画像の複数の特徴のそれぞれの強さ度合いを示す複数の座標軸を表示手段の画面上に表示する表示制御手段と、
前記表示手段に表示された座標軸により形成される座標上の任意の点を指定するための操作入力手段と、
前記指定された点の座標位置に基づいて前記複数の特徴のそれぞれの強さ度合いを特定し、前記特定した強さ度合いの各特徴を有するパーツ画像を前記全体画像に用いるパーツ画像として設定するパーツ画像設定手段と、
を備える画像作成装置。
<請求項2>
前記複数の特徴の強さ度合いが対応付けられた複数種類のパーツ画像を記憶する記憶手段を更に備え、
前記パーツ画像設定手段は、前記記憶手段に記憶された、前記複数のパーツ画像の中から、前記指定された点の座標位置に基づいて特定した強さ度合いの各特徴を有するパーツ画像を前記全体画像に用いるパーツ画像として設定する請求項1に記載の画像作成装置。
<請求項3>
前記パーツ画像設定手段は、前記指定された点の座標位置から予め定められた範囲内にある複数の座標位置のそれぞれに基づいて前記複数の特徴のそれぞれの強さ度合いを特定し、特定した強さ度合いの各特徴を有するパーツ画像のそれぞれを前記記憶手段から読み出して前記表示制御手段により前記表示手段に表示させ、前記表示手段に表示された複数のパーツ画像のうち前記操作入力手段により指定されたパーツ画像を前記全体画像に用いるパーツ画像として設定する請求項2に記載の画像作成装置。
<請求項4>
前記パーツ画像設定手段は、前記指定された点の座標位置に基づいて特定した強さ度合いの各特徴を有する複数種類のパーツ画像を前記記憶手段から読み出して前記表示制御手段により前記表示手段に表示させ、前記表示手段に表示された複数種類のパーツ画像のうち前記操作入力手段により指定されたパーツ画像を前記全体画像に用いるパーツ画像として設定する請求項2に記載の画像作成装置。
<請求項5>
前記パーツ画像設定手段により設定されたパーツ画像を用いた前記全体画像のプレビュー画像を作成するプレビュー画像作成手段を備え、
前記表示制御手段は、前記プレビュー画像作成手段により作成されたプレビュー画像を前記表示手段の前記複数の座標軸と同一画面上に表示する請求項1〜4の何れか一項に記載の画像作成装置。
<請求項6>
パーツ画像を組み合わせて全体画像を作成する画像作成装置における画像作成方法であって、
前記パーツ画像の複数の特徴のそれぞれの強さ度合いを示す複数の座標軸を表示手段の画面上に表示する工程と、
前記表示手段に表示された座標軸により形成される座標上の任意の点が操作入力手段により指定されると、前記指定された点の座標位置に基づいて前記複数の特徴のそれぞれの強さ度合いを特定し、前記特定した強さ度合いの各特徴を有するパーツ画像を前記全体画像に用いるパーツ画像として設定する工程と、
を含む画像作成方法。
<請求項7>
パーツ画像を組み合わせて全体画像を作成する画像作成装置に用いられるコンピュータを、
前記パーツ画像の複数の特徴のそれぞれの強さ度合いを示す複数の座標軸を表示手段の画面上に表示する表示制御手段、
前記表示手段に表示された座標軸により形成される座標上の任意の点が操作入力手段により指定されると、前記指定された点の座標位置に基づいて前記複数の特徴のそれぞれの強さ度合いを特定し、前記特定した強さ度合いの各特徴を有するパーツ画像を前記全体画像に用いるパーツ画像として設定するパーツ画像設定手段、
として機能させるためのプログラム。