(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
機体を走行させる走行装置(2)と、圃場の穀稈を刈り取る刈取装置(4)と、該刈取装置(4)で刈取られた穀稈を脱穀する脱穀装置(3)と、刈取装置(4)の搬送装置(34)によって搬送された穀稈を脱穀装置(3)に供給するフィードチェン(12B)を備えたコンバインにおいて、エンジン(62)から入力された回転を無段階に変速して前記走行装置(2)及び前記刈取装置(4)へ向けて出力する第1無段変速装置(66)と、前記エンジン(62)から入力された回転を無段階に変速してフィードチェン(12B)へ向けて出力する第2無段変速装置(10)と、前記第1無段変速装置(66)から前記刈取装置(4)へ伝達される回転の速度を検出する速度センサ(34S)と、該速度センサ(34S)により検出される回転速度に基づいて前記第2無段変速装置(10)を変速制御する制御装置(85)を備え、前記刈取装置(4)を支持する刈取後フレーム(28)の基部に横伝動筒(36)を取付け、機体フレーム(1)から立設した右側の懸架台(35)の上下方向中間部と機体フレーム(1)から立設した左側の懸架台(35)の上下方向中間部との間に連結フレーム(35E)を架設し、前記右側の懸架台(35)の上端部に、前記横伝動筒(36)の右側の部位を係合および係合解除自在に軸支する支持部材(35D)を設け、前記左側の懸架台(35)の左側前部には、前記横伝動筒(36)の左側の部位を軸支する横伝動筒軸支フレーム(35C)の基部を上下方向の刈取・搬送回動軸(35B)で回動可能に支持し、前記支持部材(35D)による係合を外して横伝動筒(36)を前方に引き出すことで、前記刈取装置(4)が前記刈取・搬送回動軸(35B)を中心として左側方へ回動する構成とし、前記フィードチェン(12B)を支持する支持フレーム(19)の前端部を、前記刈取・搬送回動軸(35B)の上端部および下端部に回動自在に取付け、該刈取・搬送回動軸(35B)を中心としてフィードチェン(12B)が回動する構成としたことを特徴とするコンバイン。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。なお、理解を容易にするために便宜的に方向を示して説明しているが、これらにより構成が限定されるものではない。なお、本明細書においてコンバインの前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後という。
(全体構成)
コンバインは、
図1,2に示すように、機体フレーム1の下方には土壌面を走行するための左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の上方左側には脱穀・選別を行う脱穀装置3が設けられ、脱穀装置3の前方には圃場の穀桿を収穫する刈取装置4が設けられている。脱穀装置3で脱穀・選別された穀粒は脱穀装置3の右側に設けられたグレンタンク5に貯留され、貯留された穀粒は排出筒7により外部へ排出される。また、機体フレーム1の上方右側には操作者が搭乗する操作席6が設けられ、操作席6の下側にはエンジン62を搭載するエンジンルーム8が設けられている。
【0015】
(刈取装置)
刈取装置4は、刈取後フレーム28と、刈取後フレーム28の先端部に左右方向に横設された刈取伝動ケース29とによって形成された主枠となる刈取フレーム30に取付けられている。刈取後フレーム28の基部は、機体フレーム1に立設された左右一対の懸架台35,35の上部に回動可能に軸支された横伝動筒36の右側に偏倚した部位に取付けられている。
【0016】
刈取装置4は、前側下部に設けられた植立穀稈を分草する分草杆31と、分草杆31の後方に設けられた倒伏した植立穀稈を引き起こす引起装置32と、引起装置32の後方の下部に設けられた植立穀稈の株元を切断する刈刃装置33と、引起装置32と刈刃装置33の後方に設けられた刈取穀稈を脱穀装置3の一側に設けられた脱穀部搬送装置12へ向けて搬送する刈取搬送装置(搬送装置)34とを備えている。刈取搬送装置34は、刈取穀稈の株元側を搬送する株元刈取搬送装置34Aと、穂先側を搬送する穂先刈取搬送装置34Bから構成されており、また、この刈取搬送装置34から脱穀部搬送装置12へ引継ぐ際の穀桿の落下を防止するために、脱穀部搬送装置12の前端部の内側部(右側部)には、刈取搬送装置34の後端部から扱室50の前端部に亘って、支持体37が設けられている。
【0017】
穂先刈取搬送装置34Bに対向する支持体37の上面の右側に偏倚した部位には、刈取搬送装置34から脱穀部搬送装置12に引継がれる穀桿の姿勢を良好に維持するために、補助搬送装置37Aを配置するのが好適である。なお、補助搬送装置37Aを下面の右側に偏倚した部位に配置することもできる。
【0018】
補助搬送装置37Aには、穂先刈取搬送装置34Bから引継がれた穀桿の穂先をフィードチェン12Bに搬送するために、前側から後側に移動するラグ付きベルト(突付きベルト)が備えられている。また、補助搬送装置37Aには、後述するカウンタ軸71の回転を、フィードチェン用油圧式無段変速装置(第2無段変速装置)10の出力軸Bを介して伝動することによって、ラグ付きベルト等の移動速度をフィードチェン12Bの移動速度と同一速度にすることが好適である。
【0019】
図3〜5に示すように、左側の懸架台35は、機体フレーム1に立設したベース35Aの上側に取付けられている。懸架台35の左側の前部には、横伝動筒36の左側部を軸支する横伝動フレーム
(横伝動筒軸支フレーム)35Cの基部を回転可能に支持する上下方向に延設した固定軸(刈取・搬送回動軸)35Bが設けられている。また、固定軸35Bを中心として横伝動筒36を回動して刈取装置4の分草杆31、引起装置32等の装置の保守・点検作業を容易に行なうために、横伝動フレーム35Cは、正面視において基部から先端部に下方向に凸部を有する円弧状に形成されている。なお、後述するように、穀桿を搬送する脱穀部搬送装置12も固定軸35Bを中心として回動する。
【0020】
右側の懸架台35は、機体フレーム1に立設したベース35Aの上側に取付けられている。該懸架台35の上端部には、横伝動筒36の右側部を軸支する支持部材35Dが取付けられている。支持部材35Dは、略半円弧状に分割された前側支持部材と、後側支持部材とで構成されている。横伝動筒36の右側部を軸支する場合には、前後側支持部材を係合し、刈取装置4又はトランスミッション65のメンテナンスを行うために、固定軸35Bを中心として横伝動筒36を回動させて、刈取装置4を左側方へ移動させる場合には、前後側支持部材の係合を外して横伝動筒36を前方に引き出す。また、左右の懸架台35,35の変形等に対する剛性を高めるために、左右の懸架台35,35の上下方向の中間部には連結フレーム35Eが架設されている。
【0021】
図9に示す如く、エンジン62の回転は、刈取油圧式無段変速装置(第1無段変速装置)66の入力軸に支持されたプーリ66Bを介して刈取油圧式無段変速装置66に伝動され、刈取油圧式無段変速装置66に伝動された回転は、刈取油圧式無段変速装置66の刈取駆動軸65Cに支持された出力プーリ65Dからベルトを介して、横伝動筒36に内装された横伝動軸36Aの右端部に支持されたプーリ36Bに伝動され、横伝動軸36Aを回転させる。なお、横伝動軸36Aに伝動された回転は、フレーム27,28に内装された伝動軸(図示省略)を介して、刈取装置4の引起装置32、刈刃装置33、刈取搬送装置34等に伝動される。
【0022】
また、刈取油圧式無段変速装置66に伝動された回転は、トランスミッション65を介して、走行装置2の左右のクローラに伝動される。
(脱穀装置)
脱穀装置3は、
図4に示すように、前側の上部に穀稈の脱穀を行う扱室50を備え、扱室50の下側に脱穀された穀粒の選別を行なう選別室(選別部)51を備えている。
【0023】
扱室50には、複数の扱歯を有する扱胴55が前後壁50A,50Cに軸支された扱胴軸に支持されている。そして、扱室50の前壁50Aの左側下部には穀稈供給口26Aが開口され、左壁50Bの下部には扱胴55に沿って扱ぎ口26Bが開口され、後壁50Cの左側下部には排藁口26Cが開口されている。また、扱室50の左側には扱ぎ口26Bに沿って穀桿の株元を挟持して後方に搬送する脱穀部搬送装置12が並設され、脱穀部搬送装置12によって搬送されて脱穀が完了した排藁穀桿は、脱穀部搬送装置12の後方に設けられた排藁搬送装置58に引き継がれてさらに後方に搬送された後、一対の排藁カッタ59によって裁断され外部に排出される。
【0024】
選別室51の上部には、揺動選別装置52が設けられ、選別室51の下部には揺動選別装置52の前部のシーブに空気を送風する第一唐箕53Aと、揺動選別装置から漏下する穀粒を回収する一番受樋53Bと、揺動選別装置の後部のシーブに空気を送風する第二唐箕53Cと、揺動選別装置から漏下する枝梗等が付着した穀粒(二番物)を回収する二番受樋53Dとが前側から順に設置されている。一番受樋53Bで回収された穀粒は、一番受樋53Bに内装された一番移送螺旋53bによってグレンタンク5に移送され、二番受樋53Dで回収された穀粒等は、二番受樋53Dに内装された二番移送螺旋53dによって二番処理室に移送される。
【0025】
扱室50の右側の後部は、排塵処理室に連通し、排塵処理室の内部には、外周面にスクリュー羽根体を備える排塵処理胴57が前後方向に軸支され、排塵処理室の前側には、二番物を処理して還元するための二番処理室が設けられている。二番処理室の内部には外周面に間欠螺旋羽根を備える二番処理胴56が軸支されている。また、揺動選別棚の後方上側には、脱穀・選別時に発生する藁屑等を吸引し機外に排出する排塵ファン48が配置されている。
【0026】
(脱穀部搬送装置)
脱穀部搬送装置12は、
図3,6等に示すように、上側に位置する挟持杆12Aと、下側に位置するフィードチェン12Bを備えている。挟持杆12Aは、扱室50の上部カバー50Dに対してスプリング等の付勢手段14によってフィードチェン12B側に付勢されている。フィードチェン12Bは、上側チェンレール18Aの前後端部にそれぞれ回転自在に支持された張設輪17B,17Bと、張設輪17B,17Bの間に設けられた駆動スプロケット17Aに巻回されて駆動される無端のチェンである。上側チェンレール18Aに上載された作用側のフィードチェン12Bは、前側から後方に向かって移動する過程で挟持杆12Aと穀稈の株元を挟持する。
【0027】
なお、搬送される穀桿のフィードチェン12Bの終端部等への巻付きを防止するために、後側の張設輪17Bは両側部に巻付防止プレート17Dが設けられたアイドルスプロケットを使用するのが好適である。
【0028】
側面視において、挟持杆12Aは、扱室50の穀稈供給口26Aから排藁口26Cまで扱ぎ口26Bに沿って後上がり傾斜に設けられている。作用側のフィードチェン12Bを上載する上側チェンレール18Aは、横軸伝動筒36の前方の前端から後上がり傾斜した後、緩やかに後上がり傾斜して扱室50の穀稈供給口26Aの前方に至った後、挟持杆12Aと対向して扱室50の穀稈供給口26Aから排藁口26Cまで扱ぎ口26Bに沿って後上がり傾斜する。その後、排藁口26Cから後方に水平に延在した後、後下がり傾斜して穂先刈取搬送装置34Aの前端部の後方の後端に至る。なお、刈取装置4の刈取り条数の変更に伴う脱穀部搬送装置12の前後方向長さの変更を容易に行なうために、上側チェンレール18Aは前後方向に分割できる分割構造にするのが好適である。
【0029】
非作用側のフィードチェン12Bを上載する下側チェンレール18Bは、駆動スプロケット17Aにエンジン62の回転を伝動するカウンタ軸71の上方の前端から後上がり傾斜して後端に至っている。なお、下側チェンレール18Bの後端は、後側の張設輪17Bの前方であって排藁口26Cの下方に設けられている。
【0030】
下側チェンレール18Bの前端部には、非作用側のフィードチェン12Bを下側チェンレール18Bの前端部よりも下方に設けられた駆動スプロケット17Aに誘導するガイド18Dが着脱自在に取付けられている。ガイド18Dは、カウンタ軸71の上方に設けられ、略1/4円形状に形成されている。なお、ガイド18Dの上方に油等の落下によってカウンタ軸71等の汚れを防止するためにカバー(図示省略)を設けることが好適である。
【0031】
下側チェンレール18Bの下側には、レール連結プレート18Cによって上側チェンレール18Aと、下側チェンレール18Bを支持する支持フレーム19が設けられている。すなわち、フィードチェン12Bは支持フレーム19によって支持されている。また、上側チェンレール18Aと、下側チェンレール18Bに連結される連結プレート18Eには、穀稈搬送中のフィードチェン12Bから落下する藁屑が前記選別室51の駆動部に落下することを防止するための藁屑ガイド板(図示省略)が取り付けられている。
【0032】
支持フレーム19の前端部は、
図3,5に示すように、ブラケット19Bにボルト等によって取付けられたプレート19Aに取付けられ、ブラケット19Bは、左側の懸架台35に設けられた固定軸35Bの上下端部に回転自在に取付けられている。なお、固定軸35Bを中心としてフィードチェン12Bの回動時に、フィードチェン12Bの先端部の機体内側への入り込みを低減するために、固定軸35Bがフィードチェン12Bを巻回する前側の張設輪17Bの後側近傍に立設されている。
【0033】
支持フレーム19は、フィードチェン用油圧式無段変速装置10等との干渉を防止するために、側面視において、前端部からフィードチェン用油圧式無段変速装置10の入力軸10Aとギヤボックス68の出力軸
(第1出力軸)68Bの間を後方に向かって延在した後、変速モータ10Cの前方で略90度湾曲して上方に向かって延在する。そして、カウンタ軸71の前方を上方に向かって延在した後、ガイド18Dの下側から下側チェンレール18Bの下側に沿って後上がり傾斜して、略下側チェンレール18Bの前後方向の中央部に至っている。
【0034】
これによって、フィードチェン12B、フィードチェン用油圧式無段変速装置10等の保守・点検を行なう場合には、固定軸35Bを中心にして支持フレーム19を回動させて、フィードチェン12Bの後部を脱穀装置3の本体から離間させることにより容易に行なうことができる。なお、フィードチェン用油圧式無段変速装置10の保守・点検を容易に行なうために、固定軸35Bをフィードチェン用油圧式無段変速装置10の前部よりも前側に立設されている。
【0035】
側面視において、前側の張設輪17Bは、
図3に示すように、刈取装置4にエンジン62の回転を伝動する横軸伝動筒36の前方近傍に設けられ、後側の張設輪17Bは穂先刈取搬送装置34Aの前端部の後方近傍に設けられている。駆動スプロケット17Aは、前後方向にあっては前後側の張設輪17B,17Bの間であって前側の張設輪17B側に偏倚して配置されており、横軸伝動筒36とフィードチェン12Bにエンジン62の回転を伝動するカウンタ軸71の略中央に位置する。また、上下方向にあってはカウンタ軸71と下側チェンレール18B等を支持する後方に向かって延在する支持フレーム19の略中央に位置する。また、前側の張設輪17Bと駆動スプロケット17Aの間には、後述する駆動軸68Dに基部が支持されたテンションスプロケット17Cに設けられている。
【0036】
これにより、フィードチェン12Bは、駆動スプロケット17Aから上方に向かって移動した後、テンションスプロケット17Cに沿って移動して前側の張設輪17Bに至り、前側の張設輪17Bから上側チェンレール18Aの上側を後側の張設輪17Bに向かって移動する。その後、フィードチェン12Bは、後側の張設輪17Bから前方の下側チェンレール18Bに向かって移動した後、下側チェンレール18Bの後端から下側チェンレール18Bの上側を前側のガイド18Dに移動した後、ガイド18Dに沿って移動して駆動スプロケット17Aに至っている。
【0037】
エンジン62の回転は、
図9に示すように、カウンタ軸71を介してフィードチェン用油圧式無段変速装置10に伝動され、ギヤボックス68で増減速された後に、脱穀部搬送装置12の駆動スプロケット17Aと接続される出力軸68Bに伝動される。
【0038】
図6に示すように、カウンタ軸71の両側部は、脱穀装置3の前壁50Aの上下方向の中央部に前方に向かって立設した一対の支持部材80に軸支されている。エンジン62の回転は、カウンタ軸71の右端部に支持されたプーリ71Aを介してカウンタ軸71に伝動される。
【0039】
図9に示すように、カウンタ軸71に伝動された回転は、プーリ71Aの左側に支持されたプーリ(第1プーリ)71C、ベルト92を介して扱胴55に伝動されると共に、カウンタ軸71の左端部に支持されたプーリ(第2プーリ)71Eの右側に支持されたプーリ(第3プーリ)71D、ベルト93等を介してフィードチェン用油圧式無段変速装置10の入力軸10Aに伝動される。フィードチェン用油圧式無段変速装置10の入力軸10Aに伝動された回転は、
図8に示すように、出力軸10Bを介してギヤボックス68に伝動されて、ギヤボックス68のギヤによって増減速されて出力軸68Bに伝動される。出力軸68Bに伝動された回転は、カップリング68Cを介してフィードチェン12Aの駆動スプロケット17Aに伝動される。なお、駆動スプロケット17Aは駆動軸68Dに回転自在に支持されている。
【0040】
駆動軸68Dは、支持フレーム19の右側に取付けられたプレート19Cに支持され、支持フレーム19を固定軸35Bに対して回動させた場合、カップリング68Cによる出力軸68Bと駆動スプロケット17Aの連結が解除され、エンジン62の回転は駆動スプロケット17Aに伝動されずフィードチェン12B、ガイド18D等の交換を安全に行なうことができる。なお、出力軸68Bと駆動軸68Dを連結するカップリング68Cに替えて、対向する出力軸68Bと駆動軸68Dの端部にかみ合いクラッチ、爪クラッチを設けることもできる。
【0041】
ギヤボックス68は、
図7に示すように、脱穀装置3の前壁50Aの上下方向の下側に偏倚した部位に前方に向かって立設した後側プレート11Bの右側面に取付けられている。また、脱穀装置3の前側の空間を有効に活用するために、ギヤボックス68の左側面には、フィードチェン用油圧式無段変速装置10が取り付けれ、さらに、フィードチェン用油圧式無段変速装置10の後側には、フィードチェン用油圧式無段変速装置10のトラニオン軸を回転させる変速モータ10Cが取付けられている。なお、フィードチェン用油圧式無段変速装置10、ギヤボックス68を機体フレーム1に取付けることもでき、ギヤボックス68に変速モータ10Cを取付けることもでき、入力軸10Aを備えるポンプ部と出力軸10Bを備えるモータ部が一体構造とされたフィードチェン用油圧式無段変速装置10に替えてポンプ部とモータ部が分割構造とされたフィードチェン用油圧式無段変速装置を使用することもできる。
【0042】
変速モータ10Cは、刈取装置4の駆動速度に連動してフィードチェン用油圧式無段変速装置10を変速する。具体的には、刈取油圧式無段変速装置66から出力され、刈取装置4へ伝達される回転の速度を検出し、この回転速度に応じて変速モータ10Cを作動させる。
【0043】
図6に示すように、後側プレート11Bの前端部と、左右の懸架台35,35の連結フレーム35Eに備える前側プレート11Aの後端部は、振動を低減するために、緩挿されたピンによって接続されている。なお、後側プレート11Bの後部は、カウンタ軸71側のブラケットとボルト等の締結手段により連結されている。
【0044】
右側のベース35Aの左側には、油圧系路を短くするために、フィードチェン用油圧式無段変速装置10、刈取油圧式無段変速装置66等の油圧系路の開閉を制御するコントロールバルブ9Aが設けられ、コントロールバルブ9Aの右側には、フィードチェン用油圧式無段変速装置10、刈取油圧式無段変速装置66等に油を供給するオイルタンク9Bが設けられている。
【0045】
脱穀装置3の前方下側の空間を有効活用し、フィードチェン12Bの回動時にフィードチェン12B、ベルト93等の干渉を防止するために、フィードチェン用油圧式無段変速装置10の入力軸10Aと出力軸10B及びギヤボックス68の出力軸68Bが上下に垂直になるように設けられている。
【0046】
油圧の圧力損失を防止するために、フィードチェン用油圧式無段変速装置10のポンプ部の入力軸10を出力軸10Bよりも下側に設け、フィードチェン用油圧式無段変速装置10とコントロールバルブ9Aと油圧経路を短くしている。
【0047】
フィードチェン12Bの巻回を容易にするために、ギヤボックス68の出力軸68Bをフィードチェン用油圧式無段変速装置10の出力軸10Bよりも上側に設け、フィードチェン12Bの長さを短くしている。
【0048】
(伝動機構)
次に、本実施形態の伝動機構について説明する。エンジン62の回転は、
図9に示すように、フィードチェン用油圧式無段変速装置10に伝動される第1伝動経路Aと、刈取油圧式無段変速装置66に伝動される第2伝動経路Bと、グレンタンク5の前方のギヤボックス39に伝動される第3経路Cに分岐して伝動される。
【0049】
フィードチェン用油圧式無段変速装置10に伝動される第1伝動経路Aでは、エンジン62の回転は、クランク軸70に支持されたプーリ70Aと、ベルト90と、カウンタ軸71に支持されたプーリ71Aを介してカウンタ軸71に伝動される。なお、第1伝動経路Aには、ベルト90よりも伝動下流側への伝動を接続及び遮断する脱穀クラッチ90Aが設けられている。
【0050】
カウンタ軸71の回転は、プーリ71Bと、ベルト91等を介して二番処理胴56と排塵処理胴57に伝動され、プーリ71Cと、ベルト92等を介して扱胴55と排藁搬送装置58に伝動される。また、カウンタ軸71の回転は、ギヤケース21に付設の減速ギヤケース22に伝動される。このギヤケース21にはフィードチェン用油圧式無段変速装置10と刈取油圧式無段変速装置66が取り付けられ、フィードチェン12Bへの出力軸68Bを変速し、刈取駆動軸23を変速する。出力軸68Bと刈取駆動軸23にはそれぞれ回転速度を検出するフィードチェン駆動センサ12Sと搬送速度センサ(速度センサ)34Sを設けている。
【0051】
出力軸68Bは、軸端に取り付けた駆動スプロケット17Aでフィードチェン12Bを駆動し、刈取駆動軸23は、ベルト25で刈取入力軸26を駆動し、刈刃装置33と引起装置32と刈取搬送装置34と株元刈取搬送装置34Aと穂先刈取搬送装置34Bを駆動する。
【0052】
ギヤケース21内で増速して出力する選別駆動軸24は、ベルト94とベルト95で、第一唐箕53Aと第二唐箕53Cと一番移送螺旋53bと二番移送螺旋53dと排塵ファン48と揺動選別装置52と排藁カッタ59を駆動する。
【0053】
出力軸68Bの回転は、カップリング40を介して駆動軸13に伝動され、駆動軸12Bの左端に軸支された駆動スプロケット17Aを介してフィードチェン12Bに伝動される。なお、フィードチェン12Bを左側の懸架台35に立設された固定軸35Bを中心として容易に回動するために、
図5に示すように、フィードチェン12Bの中心よりも機体内側に固定軸35Bの中心を設け、固定軸35Bを上下方向に垂直に延設し、
図6に示すように、出力軸68Bの左端は、カウンタ軸71の左端よりも左側に延設し、駆動スプロケット17Aもプーリ71Eよりも左側に支持されている。
【0054】
刈取油圧式無段変速装置66に伝動される第2伝動経路Bでは、エンジン62の回転は、クランク軸70に固定されたプーリ70Bと、ベルト96と、刈取油圧式無段変速装置66の入力軸66Aに固定されたプーリ66Bを介してこの刈取油圧式無段変速装置66に入力される。
【0055】
刈取油圧式無段変速装置66の入力軸の回転は、トランスミッション65に伝動され、トランスミッション65に内装された複数のギヤによって増減速された後に、トランスミッション65に軸支された左右の車軸を介して走行装置2に伝動される。
【0056】
また、刈取油圧式無段変速装置66の入力軸66Aの回転は、逆転ファン駆動油圧式無段変速装置41に伝動され、逆転ファン42を駆動し、コンプレッサー43を駆動する。
また、
図5と
図10に示す如く、刈取油圧式無段変速装置66からトランスミッション65内の副変速装置72を介して伝動されるセンターギヤ65Gの左右両側部には、左右のサイドクラッチギヤ65Hを係合および離脱自在に軸支している。このセンターギヤ65Gと左右のサイドクラッチギヤ65Hの間には、爪クラッチ式の左右のサイドクラッチ65Iを夫々形成している。この左右のサイドクラッチ65Iには、左右の車軸65Aにギヤ連結する車軸ギヤ65Jを噛み合わせている。
【0057】
刈取油圧式無段変速装置66からギヤ組を介して副変速装置72に伝動する副変速主軸73には刈取駆動軸65Cを連結し、搬送速度センサ34Sで刈取駆動軸65Cの回転を検出している。また、左右の車軸65Aには走行速度センサ66Sを設けて回転速度を検出している。
【0058】
上記の左右のサイドクラッチ65Iは、操作席6の前方に配置した操向レバーの左右傾動操作によって作動するシフタ(図示省略)によってサイドクラッチギヤ65Hを左右方向に摺動させ、センターギヤ65Gから離脱させることで伝動遮断状態となる。
【0059】
グレンタンク5の排出螺旋39Aに伝動される第3経路Cでは、エンジン62の回転は、クランク軸70に支持されたプーリ70Cと、ベルト97、ギヤボックス39等を介して、グレンタンク5の下部に設けられた排出螺旋39Aに伝動される。また、排出螺旋39Aの回転は、グレンタンク5の後方に設けられた排出筒7に内装されたオーガー螺旋39Bに伝動される。
【0060】
(別実施例の伝動機構)
次に、別実施例の伝動機構を
図11で説明する。エンジン62の回転は、
図9に示すように、フィードチェン用油圧式無段変速装置10に伝動される第1伝動経路Aと、刈取油圧式無段変速装置66に伝動される第2伝動経路Bと、グレンタンク5の前方のギヤボックス39に伝動される第3経路Cに分岐して伝動される。
【0061】
フィードチェン用油圧式無段変速装置10に伝動される第1伝動経路Aでは、エンジン62の回転は、クランク軸70に支持されたプーリ70Aと、ベルト90と、カウンタ軸71に支持されたプーリ71Aを介してカウンタ軸71に伝動される。なお、第1伝動経路Aには、ベルト90よりも伝動下流側への伝動を接続及び遮断する脱穀クラッチ90Aが設けられている。
【0062】
カウンタ軸71の回転は、プーリ71Bと、ベルト91等を介して二番処理胴56と排塵処理胴57に伝動され、プーリ71Cと、ベルト92等を介して扱胴55と排藁搬送装置58に伝動される。また、カウンタ軸71の回転は、ギヤケース21に付設の減速ギヤケース22に伝動される。このギヤケース21にはフィードチェン用油圧式無段変速装置10と刈取油圧式無段変速装置66が取り付けられ、出力軸68Bを変速し、刈取駆動軸23を変速する。出力軸68Bと刈取駆動軸23にはそれぞれ回転速度を検出するフィードチェン駆動センサ12Sと搬送速度センサ34Sを設けている。
【0063】
出力軸68Bは、軸端に取り付けた駆動スプロケット17Aでフィードチェン12Bを駆動し、刈取駆動軸23は、ベルト25で刈取入力軸26を駆動し、刈刃装置33と引起装置32と刈取搬送装置34と株元刈取搬送装置34Aと穂先刈取搬送装置34Bを駆動する。
【0064】
ギヤケース21内で増速して出力する選別駆動軸24は、ベルト94とベルト95で、第一唐箕53Aと第二唐箕53Cと一番移送螺旋53bと二番移送螺旋53dと排塵ファン48と揺動選別装置52と排藁カッタ59を駆動する。
【0065】
出力軸68Bの回転は、カップリング40を介して駆動軸13に伝動され、駆動軸12Bの左端に軸支された駆動スプロケット17Aを介してフィードチェン12Bに伝動される。
【0066】
走行油圧式無段変速装置67に伝動される第2伝動経路Bでは、エンジン62の回転は、クランク軸70に固定されたプーリ70Bと、ベルト96と、走行油圧式無段変速装置67の入力軸67Aに固定されたプーリ67Bを介してこの走行油圧式無段変速装置67に入力される。
【0067】
走行油圧式無段変速装置67の入力軸67Aの回転は、トランスミッション65に伝動され、トランスミッション65に内装された複数のギヤによって増減速された後に、トランスミッション65に軸支された左右の車軸を介して走行装置2に伝動される。
【0068】
また、走行油圧式無段変速装置67の入力軸67Aの回転は、逆転ファン駆動油圧式無段変速装置41に伝動され、逆転ファン42を駆動し、コンプレッサー43を駆動する。
この実施例の動力伝動経路では、ギヤケース21を挟んでフィードチェン用油圧式無段変速装置10を刈取駆動軸23側に設け、刈取油圧式無段変速装置66をその反対側に設けることで、両油圧式無段変速装置10、66の入力軸を共用化出来て、重量の重い刈取油圧式無段変速装置66を出力側と反対側にしていることで、出力軸の配置が適正である。
【0069】
(制御操作)
図2に示す操作席6の左側には、刈取油圧式無段変速装置66を遠隔操作する主変速レバー16が設けられ、主変速レバー16の後側には植立穀桿の倒伏状態に応じてトランスミッション65内の伝動機構に備えた有段式の副変速装置を切換操作する副変速レバー15が設けられている。変速制御は、
図12において、主変速レバー16には、フィードチェン用油圧式無段変速装置10を遠隔操作する増速スイッチ16Aと、減速スイッチ16Bが設けられている。増速スイッチ16Aを約2秒以上長押しすると、フィードチェン用油圧式無段変速装置10の出力軸10Bの回転を最高回転速度に変更することができ、増速スイッチ16Aを約1秒短押しすると、出力軸10Bの回転を段階的に高速にすることができる。同様に、減速スイッチ16Bを約2秒以上長押しすると、フィードチェン用油圧式無段変速装置10の出力軸10Bの回転を最低回転速度に変更することができ、減速スイッチ16Bを約1秒短押しすると、出力軸10Bの回転を段階的に低速にすることができる。上記増速スイッチ16Aおよび減速スイッチ16Bを、変速スイッチSと総称する。また、主変速レバー16の下部には、主変速レバー16の変移位置を測定する主変速レバー位置センサ16Sが設けられ、副変速レバー15の下部には、副変速レバー15の変移位置を測定する副変速レバー位置センサ15S設けられている。
【0070】
また、操作席6の前下方のステップ上に配置した掻込操作具44の踏み込み等の操作を検出する掻込センサ44Sが設けられ、操作に連動して、左右のサイドクラッチ65Iが共に遮断操作されるように連繋している。
【0071】
これにより、圃場の一辺を畦際まで刈り進み、主変速レバー16を中立位置へ操作して停車し、掻込操作具44を踏み込んで左右のサイドクラッチ65Iを遮断する。そして、主変速レバー16を再度前進側へ操作すると、刈取油圧式無段変速装置66の出力によって刈取駆動軸65Cが駆動し、刈取クラッチ65Fを介して刈取装置4が一定速度で駆動され、搬送速度センサ34Sの回転検出によってフィードチェン12Bが一定速度で駆動される。なお、刈取装置4とフィードチェン12Bの駆動は主変速レバー16の操作量に応じて駆動変速したり、最高速度で駆動したりするようにしても良い。
【0072】
このような刈取装置4とフィードチェン12Bの駆動は、刈取搬送装置34に設ける穀稈センサが穀稈を感知した場合に行うが、主変速レバー16を操作しても或いは機体が走行していても掻込操作具17を操作しない限りフィードチェン12Bの停止状態を持続して安全を図る。
【0073】
この際、左右のサイドクラッチ65Iが遮断されているために、走行装置2は前進駆動されず、停車状態を維持する。この構成によって、畦際まで刈り進んで停車した状態で、刈取装置4に入ったままの植立穀稈を、掻込操作具と主変速レバー16の操作によって刈り取ることができる。
【0074】
刈取装置4とフィードチェン12Bの駆動停止中に掻込操作具44を駆動操作して駐車ブレーキを解除するとフィードチェン12Bの駆動を開始する。
フィードチェン用油圧式無段変速装置10の油圧閉回路に高圧側と低圧側を連通する連通バルブを設け、刈取搬送装置34の引継チェンからフィードチェン12Bへの引継部に設ける詰りセンサが穀稈の詰りを検出すると前記連通バルブを自動で開いてフィードチェン12Bを直ちに停止すると、詰った穀稈の除去が容易になる。
【0075】
(フィードチェンの駆動方法)
次に、本実施形態のフィードチェンの駆動方法について説明する。操作席6内に設けられた制御装置85の入力側には、
図12に示すように、走行装置2の速度Vを検出するする走行速度センサ66Sと、刈取装置4の刈取搬送装置34の速度VHを検出するする搬送速度センサ34Sと、脱穀部搬送装置12のフィードチェン12Bの速度VFを検出するするフィードチェン速度センサ10Sと、副変速レバー15のレバー位置を検出する副変速レバー位置センサ15Sと、主変速レバー16に設けられたフィードチェン12Bの速度VFの増減速を行なう増減速スイッチ16A,16Bと、手扱モードへの切り換えを行なうモードスイッチ6Bが接続されている。一方、出力側には、フィードチェン用油圧式無段変速装置10に設けられた変速モータ10Cが接続されている。
【0076】
前記モードスイッチ6Bは、フィードチェン12Bの搬送始端部の近傍、又は、操作席6の近傍に設けられており、このモードスイッチ6Bの入力がない状態(手扱ぎモードに設定されていない状態)では、後述の第1駆動方法によってフィードチェン12Bが駆動される。また、モードスイッチ6Bの入力がある状態(手扱ぎモードに設定されている状態)では、後述の第2駆動方法によってフィードチェン12Bが駆動される。
【0077】
<フィードチェンの第1駆動方法>
図11には、フィードチェン12Bの速度VFの第1駆動方法が図示されている。横軸は走行速度センサ66Sで検出された走行装置2の走行速度Vを示し、V1,2は走行速度Vの第1,2設定値である。左側の縦軸はフィードチェン速度センサ10Sで検出されたフィードチェン12Bの速度VFを示し、VF1,2はフィードチェン12Bの速度VFの第1,2設定値であり、右側の縦軸は刈取搬送速度センサ34Sで検出された刈取搬送装置34の速度VHを示し、VH1,2は搬送速度VHの第1,2設定値であり、VH1,2は走行装置2の走行速度Vが第1,2設定値V1,2時の速度に対応する。
【0078】
また、実線はフィードチェン12Bの速度VFを示し、破線は刈取搬送装置34の速度VHを示している。
先ず、制御装置85は、モードスイッチ6Bの入力があったか否か判断し、モードスイッチ6Bの入力が無いと判断された場合には、制御装置85は、刈取搬送装置34の速度VH(搬送速度センサ34Sからの入力値)が第1設定値VH1よりも低速か否か判断する。
【0079】
刈取搬送装置34の速度VHが第1設定値VH1よりも低速と判断された場合には、第1状態に示すように、フィードチェン12Bの速度VFを下式1で演算される速度に制御する。なお、副変速レバー15により設定される変速段位により、走行装置2の走行速度Vに対する刈取搬送装置34の搬送速度VHは変化する。
【0080】
式1 VF=K×V
但し K=VH1/V1
一方、刈取搬送装置34の速度VHが第1設定値VF1よりも等速以上と判断された場合には、第2状態に示すように、フィードチェン12Bの速度VFを下式2で演算される速度に制御する。
【0081】
式2 VF=VF1+1.5〜2.5×K×(V―V1)
但し K=(VH2―VH1)/(V2―V1)
次に、制御装置85は、フィードチェン12Bの速度VF(フィードチェン速度センサ10Sの入力値)が刈取搬送装置34の第2設定値VH2よりも低速か否か判断する。
【0082】
フィードチェン12Bの速度VFが刈取搬送装置34の第2設定値VH2よりも低速と判断された場合には、第2状態に示すように、フィードチェン12Bの速度VFを式2で演算される速度に制御する。
【0083】
一方、フィードチェン12Bの速度VFが刈取搬送装置34の第2設定値VH2と等速以上と判断された場合には、第3状態に示すように、フィードチェン12Bの速度VFを第2設定値VF2に維持する。
【0084】
<フィードチェンの第2駆動方法>
図12には、フィードチェン12Bの速度VFの第2駆動方法が図示されている。実線はフィードチェン12Bの速度VFを示し、破線は刈取搬送装置34の速度VHを示し、第1駆動方法と同一部材には同一符号を付して重複した記載を省略する。
【0085】
先ず、制御装置85は、モードスイッチ6Bの入力があったか否か判断し、モードスイッチ6Bの入力が無いと判断された場合には、前述した第1〜3状態のフィードチェン12Bの速度VFを維持する。
【0086】
一方、モードスイッチ6Bの入力があったと判断された場合、フィードチェン12Bの速度VFを下式3で演算される速度に制御する。なお、フィードチェン12Bの速度VFは調速ダイヤル6Aによって10〜20%の範囲で増減速することができる。
【0087】
式3 VF=0.25〜0.5×VH1