(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1には、本発明の実施の形態に係る穀物乾燥装置10(穀物遠赤外線乾燥装置)が左方から見た断面図にて示されており、
図2には、穀物乾燥装置10が前方から見た断面図(
図1の2−2線断面図)にて示されている。さらに、
図3には、穀物乾燥装置10が上方から見た断面図(
図1の3−3線断面図)にて示されており、
図4には、穀物乾燥装置10が前斜め右方から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、穀物乾燥装置10の前方を矢印FRで示し、穀物乾燥装置10の右方を矢印RHで示し、穀物乾燥装置10の上方を矢印UPで示す。
【0013】
図1〜
図4に示す如く、本実施の形態に係る穀物乾燥装置10は、装置本体としての機体12を備えており、機体12は、上下に高く前後に長い直方体箱状とされている。機体12は、例えば、上下方向寸法が約7m、左右方向寸法が約1.6m、前後方向寸法が約3.5mにされている。
【0014】
機体12内の上側部分は、収容室を構成する穀槽14とされており、穀槽14内には、穀物K(例えば籾)が貯留(収容)される。
【0015】
機体12内の下側部分には、右側及び左側において、一対の排風路隔壁16が設けられており、排風路隔壁16は、通気性を有すると共に、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されている。排風路隔壁16は、上下方向中間部が上下方向に配置されると共に、上部及び下部が機体12の側面板から左右方向中央へ向けて下方に傾斜されており、一対の排風路隔壁16は、漏斗状とされている。
【0016】
一対の排風路隔壁16間には、周囲体を構成する風胴板18が設けられており、風胴板18は、通気性を有すると共に、略六角形筒状とされている。風胴板18は、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されると共に、風胴板18の上下方向中間部及び下部は、対向する排風路隔壁16に平行とされており、風胴板18の内部は、送風路20とされている。機体12の前面板には、送風路20に対応して、略矩形状の外気入口22が形成されており、外気入口22は、送風路20に連通している。
【0017】
図5及び
図10に示す如く、風胴板18の下端部を除く部分は、風胴上板24にされると共に、風胴板18の下端部は、風胴下板26にされており、風胴板18は、風胴下板26の下端において、内部が下方に開放されている。風胴下板26の右側部分と左側部分との間には、周囲体を構成する逆台形板状の下支持板28が複数架け渡されており、複数の下支持板28は、それぞれ前後方向に垂直にされると共に、前後方向に等間隔に配置されている。
【0018】
風胴板18の上部と各排風路隔壁16の上部との間には、導風路隔壁30が設けられており、導風路隔壁30は、通気性を有すると共に、略菱形筒状とされている。導風路隔壁30は、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されており、導風路隔壁30の内部は、導風路32とされている。導風路隔壁30の下側部分は、対向する排風路隔壁16に平行とされると共に、対向する風胴板18に平行とされている。
【0019】
風胴板18の左方及び右方には、風胴板18と導風路隔壁30との間、導風路隔壁30と排風路隔壁16との間、及び、風胴板18と排風路隔壁16との間において、収容室を構成する穀物流下路34が形成されており、穀物流下路34には、穀槽14内に貯留された穀物Kが流下(流動)する。
【0020】
一対の穀物流下路34の下端間には、風胴板18の下端(風胴下板26の下端)の直下において、流動手段及び周囲体を構成する繰出手段としての円筒状のシャッタドラム36が設けられており、シャッタドラム36は、各穀物流下路34の下端を略閉塞すると共に、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されて軸回りに回転可能とされている。シャッタドラム36の外周には、軸方向に長尺とされた矩形状のスリット38が一対形成されており、一方のスリット38はシャッタドラム36外周の前側に配置されると共に、他方のスリット38は、シャッタドラム36外周の後側かつ一方のスリット38の周方向反対側に配置されている。ここで、シャッタドラム36が回転してスリット38が穀物流下路34の下端に対面することで、穀物流下路34内の穀物Kがスリット38を経てシャッタドラム36内に流入し、更にシャッタドラム36が回転してスリット38が下向きとなることで、シャッタドラム36内に流入した穀物Kが下方へ排出される。
【0021】
図5に示す如く、各排風路隔壁16の下方には、張込流し板40が設けられており、張込流し板40は、機体12の前面板と後面板との間に架け渡されている。一対の張込流し板40は、それぞれ機体12の側面板から左右方向中央へ向けて下方に傾斜されて、漏斗状とされている。また、機体12の側面板及び張込流し板40と排風路隔壁16との間は、排風路42とされている。
【0022】
機体12の各側面板下部には、張込ホッパ44が開閉可能に設けられており、張込ホッパ44が開放されることで、機体12内へ穀物Kを張り込み(供給)可能とされている。ここで、シャッタドラム36から排出された穀物K又は張込ホッパ44から張り込まれた穀物Kは、一対の張込流し板40の下端間に流下する。
【0023】
一対の張込流し板40の下端間には、流動手段を構成する下スクリューコンベヤ46が設けられており、下スクリューコンベヤ46は、後端が機体12の後面板に固定されると共に、前端が機体12の前面から前方に突出している。下スクリューコンベヤ46は、長尺樋状の下搬送樋48を有しており、機体12外における下搬送樋48の上面及び前面は、閉塞されている。機体12内における下搬送樋48は、排風路42に連通されており、下搬送樋48内には、一対の張込流し板40の下端間に到達した穀物Kが流下する。下搬送樋48内には、下スクリュー50が設けられており、下搬送樋48内に流下した穀物Kが下スクリュー50によって前方へ搬送される。また、下搬送樋48の下壁及び右側壁は、下搬送樋48の左側壁に対し回動可能にされており、下搬送樋48の下壁及び右側壁が下搬送樋48の左側壁に対し回動されることで、下搬送樋48内が下側及び右側に開放される。
【0024】
機体12の右側部分の前方には、流動手段を構成する昇降機52が立設されており、昇降機52の上部は、機体12の上面板よりも上方へ突出している。昇降機52内には、無端ベルト54が配置されており、無端ベルト54には、バケット56が一定間隔で取り付けられている。昇降機52内の下端は、下搬送樋48内の前端に連通されており、下スクリューコンベヤ46(下搬送樋48内の前端)から排出されて昇降機52内の下端に堆積した穀物Kが、無端ベルト54の回転によりバケット56によって昇降機52内の上端まで持上搬送される。
【0025】
機体12の上端には、流動手段を構成する上スクリューコンベヤ58が設けられており、上スクリューコンベヤ58は、後端が機体12の上面板中央直下に配置されると共に、前端が機体12の前面板から突出している。上スクリューコンベヤ58は、長尺樋状の上搬送樋60を有しており、上搬送樋60の後端下面は、開放されている。上搬送樋60内の前端は、昇降機52内の上端に連通されており、昇降機52内の上端まで搬送された穀物Kが上搬送樋60内の前端に流下する。上搬送樋60内には、上スクリュー62が設けられており、上搬送樋60内の前端に流下した穀物Kが上スクリュー62によって後方へ搬送される。また、上搬送樋60内の前端は、排出管64に連通可能とされており、上搬送樋60内の前端が排出管64に連通された際には、上搬送樋60内の前端に流下した穀物Kが排出管64を経て穀物乾燥装置10から排出される。
【0026】
上スクリューコンベヤ58後端の下方には、流動手段を構成する円盤状の均分機66が回転可能に設けられており、上スクリューコンベヤ58の後端(上搬送樋60内の後端)に搬送された穀物Kが、回転される均分機66の上面に流下することで、遠心力によって穀槽14内へ均等に放散分配される。
【0027】
機体12の前面下部には、昇降機52の左側において、略矩形筒状の火炉ケース68が設けられており、火炉ケース68内は、上記外気入口22に連通されている。火炉ケース68の前側は、略矩形板状の火炉カバー70によって被覆されており、火炉カバー70は、火炉ケース68から取り外し可能にされている。火炉カバー70には、スリット状の外気導入口72が複数形成されており、火炉ケース68内は、外気導入口72を介して機体12外に連通されている。
【0028】
上記風胴板18内(送風路20)には、放射体を構成する放射管としての遠赤外線放射体74が配置されている。遠赤外線放射体74は、円管状に形成されると共に、全体としてU字形に曲げられており、遠赤外線放射体74は、上側部分及び下側部分が前後方向に延伸されると共に、上側端及び下側端が外気入口22側に配置されている。遠赤外線放射体74は、下側部分が上側部分に対し拡径されており、遠赤外線放射体74の下側端には、挿入筒74Aが縮径されて形成されている。
【0029】
遠赤外線放射体74の下側には、放射体を構成する断面略逆L字形長尺板状の上レール76が一対固定されており、一対の上レール76は、それぞれ前後方向に延伸されると共に、左右方向に並べられている。
図6及び
図11に示す如く、上レール76の上側部分は、断面逆V字状にされており、上レール76は、下側部分が上側部分の機体12左右方向外側端に連結されている。上レール76の後端部の下側部分には、被支持部としての切欠76Aが形成されており、切欠76Aは、下方及び後方に開放されると共に、前端が前後方向に垂直に配置されている。なお、上レール76は、断面五角形状にされてもよく、この場合、上レール76の内部が下側に開放される。
【0030】
図5、
図10及び
図11に示す如く、風胴板18内の下部には、周囲体を構成する断面略逆L字形長尺板状の下レール78が一対配置されており、一対の下レール78は、それぞれ風胴板18の前端から後端近傍において前後方向に延伸されると共に、左右方向に並べられている。下レール78の上側部分は、断面逆V字状にされており、下レール78は、下側部分が上側部分の機体12左右方向外側端に連結されている。下レール78の後端の下側部分には、回動軸(支持部)としての円柱状の支持軸78Aが固定されており、支持軸78Aは、下レール78から左右方向に平行に突出されている。なお、下レール78は、断面五角形状にされてもよく、この場合、下レール78の内部が下側に開放される。
【0031】
一対の下レール78は、周囲体を構成する複数の矩形状の支持板80の上側に支持されており、複数の支持板80は、それぞれ前後方向に垂直にされると共に、前後方向に間隔を開けて配置されている。支持板80は、風胴下板26内の下支持板28に部分的に重合された状態で固定されており、一対の下レール78は、支持板80及び下支持板28を介して風胴下板26に支持されている。上レール76は、下レール78上に載置されると共に、上レール76の切欠76A前端部は、下レール78の支持軸78Aに前側及び上側から当接されており、これにより、
図1〜
図3に示す如く遠赤外線放射体74が風胴板18内(送風路20)に配置されている。
【0032】
遠赤外線放射体74の下側端には、乾燥風生成手段としてのバーナ82が固定されており、バーナ82は、先端側の燃焼筒82Aが遠赤外線放射体74の挿入筒74Aに挿入されると共に、火炉ケース68内に配置されている。
【0033】
遠赤外線放射体74の上側端は、排気口84にされて、上記外気入口22の近傍において外気入口22に対向されており、バーナ82によって発生した熱風(加熱された空気流)は、遠赤外線放射体74を加熱しながら、排気口84から送風路20内に放出される。さらに、遠赤外線放射体74が当該熱風によって加熱されることで、遠赤外線放射体74から遠赤外線が放射されて、送風路20内の空気が加熱される。
【0034】
図6及び
図7に示す如く、バーナ82の下側には、固定手段としての直方体形箱状のバーナ台86が固定されており、バーナ台86が火炉ケース68の下壁に固定されることで、バーナ82及び遠赤外線放射体74の位置が固定されている。また、バーナ台86は、火炉ケース68の下壁から取り外し可能にされると共に、内部が下側に開放されている。
【0035】
バーナ台86内には、維持手段としての略矩形板状の固定台88(
図8〜
図10参照)が収納されており、固定台88は、基端において、バーナ台86の前部に回動可能に支持されている。
【0036】
図1〜
図3に示す如く、機体12の後面下部には、直方体箱状の送風機取付台90が設けられており、送風機取付台90内は、上記各排風路42に連通されている。送風機取付台90の後面には、送風機92の前端が取り付けられており、送風機92の後端には、可撓性を有する排風ダクト94の一端が取り付けられている。
【0037】
これにより、送風機92が駆動されることで、常温の外気(常温風)が、火炉カバー70の外気導入口72から火炉ケース68内及び外気入口22を経て送風路20内に吸引流入され、さらに、風胴板18、穀物流下路34、排風路隔壁16、排風路42及び送風機取付台90内を経て送風機92内に吸引送風され、かつ、排風ダクト94を経て排風される。また、穀物流下路34の上部を送風される外気は、導風路隔壁30及び導風路32を通過する。
【0038】
さらに、遠赤外線放射体74の排気口84から送風路20内に放出された熱風及び遠赤外線放射体74から放射された遠赤外線によって加熱された送風路20内の外気が混合されて、乾燥風が生成されることで、乾燥風が穀物流下路34を通過する。
【0039】
図4に示す如く、機体12の前面下部には、火炉ケース68の左側部分の直下において、制御手段としての操作盤96(制御装置)が設けられており、操作盤96は、穀物乾燥装置10の各駆動部に接続されている。操作盤96には、張込運転スイッチ、乾燥運転スイッチ、排出運転スイッチ及び停止スイッチ等の各種の操作スイッチ(図示省略)が設けられており、操作盤96の各種の操作スイッチが操作されることで、穀物乾燥装置10が操作盤96によって制御(運転及び停止等)される。
【0040】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0041】
以上の構成の穀物乾燥装置10では、操作盤96の張込運転スイッチを運転操作すると、下スクリューコンベヤ46、昇降機52、上スクリューコンベヤ58及び均分機66が駆動されて、張込運転が開始され、その後、張込ホッパ44を開放して、刈り取ってきた穀物Kを機体12内へ張り込む。機体12内へ張込まれた穀物Kは、張込流し板40によって下スクリューコンベヤ46に案内され、下スクリューコンベヤ46から昇降機52、上スクリューコンベヤ58及び均分機66を経て、穀槽14内及び各穀物流下路34へ搬送される(貯留される)。
【0042】
張込運転が終了した後に、操作盤96の乾燥運転スイッチを運転操作すると、シャッタドラム36、下スクリューコンベヤ46、昇降機52、上スクリューコンベヤ58、均分機66及び送風機92が駆動されると共に、バーナ82が点火されて、乾燥運転が開始される。
【0043】
乾燥運転では、シャッタドラム36、下スクリューコンベヤ46、昇降機52、上スクリューコンベヤ58及び均分機66が駆動されることで、穀槽14内に貯留された穀物Kが、穀物流下路34、シャッタドラム36、下スクリューコンベヤ46、昇降機52、上スクリューコンベヤ58及び均分機66を経て穀槽14に戻され、穀物乾燥装置10内を循環される。
【0044】
さらに、機体12外の常温の外気が、送風機92の駆動により、火炉カバー70の外気導入口72から火炉ケース68内に吸引導入されると共に、機体12前面板の外気入口22を介して風胴板18内(送風路20内)に吸引導入されることで、バーナ82によって発生された熱風が遠赤外線放射体74の排気口84から送風路20内に放出されると共に、遠赤外線放射体74が当該熱風によって加熱され遠赤外線を放射して送風路20内の外気が加熱される。このため、送風路20内において乾燥風が生成され、この乾燥風が風胴板18を介して穀物流下路34へ吸引送風されて穀物流下路34内の穀物Kの水分を吸収することで、穀物Kが乾燥される。穀物Kの水分を吸収した後の乾燥風は、排風路隔壁16、排風路42及び送風機取付台90内を経て(通過して)送風機92に吸引送風され、さらに、排風ダクト94を経て排風される。
【0045】
乾燥運転が終了した後に、操作盤96の排出運転スイッチを運転操作すると、シャッタドラム36、下スクリューコンベヤ46、昇降機52、上スクリューコンベヤ58及び均分機66が駆動されて、排出運転が開始され、さらに、上搬送樋60内の前端が排出管64に連通されることで、穀物Kが排出管64を経て穀物乾燥装置10から排出される。
【0046】
ところで、穀物乾燥装置10の乾燥運転時には、穀物Kから異物(埃や枝梗等)が発生する(脱落される)。穀物流下路34から排風路隔壁16を通過した異物は、排風路42及び送風機取付台90内を介して送風機92に吸引されて排風ダクト94を介して排出され、又は、排風路42を介して張込流し板40上に付着する。穀物流下路34から風胴板18を通過した異物は、送風路20を介してシャッタドラム36の周面に落下して穀物Kと共にシャッタドラム36内、下スクリューコンベヤ46、昇降機52、上スクリューコンベヤ58及び均分機66を介して穀槽14に戻され、又は、送風路20を介して風胴板18の風胴上板24下端部の内側面24Aに付着する。
【0047】
張込流し板40上に付着した異物は、例えば下搬送樋48の下壁及び右側壁が下搬送樋48の左側壁に対し回動されて下搬送樋48内が下側及び右側に開放されることで、容易に除去及び排出可能にされている。一方、風胴板18の風胴上板24下端部の内側面24Aに付着した異物は、堆積し易い。
【0048】
このため、
図6に示す如く、火炉ケース68から火炉カバー70が取り外されると共に、バーナ台86が火炉ケース68の下壁から取り外された後に、遠赤外線放射体74下側の上レール76が風胴板18内の下レール78に対し前側へスライドされて、遠赤外線放射体74が機体12前面板の外気入口22及び火炉ケース68内を介して機体12の前側に引き出される。これにより、遠赤外線放射体74に阻害されずに、火炉ケース68内及び外気入口22を介して、風胴上板24下端部の内側面24Aから異物を除去できる(風胴上板24下端部の内側面24Aを掃除できる)。
【0049】
しかしながら、穀物乾燥装置10の設置室の側壁が機体12の前側近傍に配置される場合や遠赤外線放射体74の重量が大きい場合には、機体12の前側に遠赤外線放射体74を引き出すことができず、風胴上板24下端部の内側面24Aからの異物の除去が困難になる可能性がある。
【0050】
ここで、穀物乾燥装置10では、穀物Kが排出された後において、火炉ケース68から火炉カバー70が取り外されると共に、バーナ台86が火炉ケース68の下壁から取り外された後に、
図8〜
図10に示す如く、上レール76の切欠76A前端部が下レール78の支持軸78Aに当接された状態で、遠赤外線放射体74が支持軸78Aを中心として上側に回動される(持ち上げられる)ことで、遠赤外線放射体74と風胴上板24下端部の内側面24Aとの間の空間が大きくされる。
【0051】
このため、火炉ケース68内及び機体12前面板の外気入口22を介して風胴上板24下端部の内側面24Aを視認し易くできると共に、火炉ケース68内及び機体12前面板の外気入口22を介して遠赤外線放射体74と風胴上板24下端部の内側面24Aとの間に除去手段としての箒及びエアガンを挿入し易くでき、箒又はエアガンによって風胴上板24下端部の内側面24Aから異物を除去できて、異物をシャッタドラム36の周面に落下させることができる。さらに、下搬送樋48の下壁及び右側壁が下搬送樋48の左側壁に対し回動されて下搬送樋48内が下側及び右側に開放されると共に、操作盤96の排出運転スイッチが運転操作されることで、シャッタドラム36の周面に落下された異物をシャッタドラム36内及び下搬送樋48内を介して落下させて機体12外に排出できる。
【0052】
したがって、機体12の前側に遠赤外線放射体74を引き出すことができない場合でも、風胴上板24下端部の内側面24Aから異物を除去できると共に、異物を機体12外に排出できる。
【0053】
さらに、遠赤外線放射体74が支持軸78Aを中心として上側に回動された際には、バーナ台86内の固定台88が、バーナ台86に対して下側に回動されて、バーナ台86の前壁に当接された状態で、先端において火炉ケース68の下壁に載置される。これにより、遠赤外線放射体74がバーナ82、バーナ台86及び固定台88を介して火炉ケース68の下壁に支持(固定)されて、遠赤外線放射体74が上側に回動された状態が維持される。このため、遠赤外線放射体74が上側に回動された状態を作業者が維持する必要がなく、風胴上板24下端部の内側面24Aから異物を除去する作業を容易にできると共に、異物を機体12外に容易に排出できる。
【0054】
また、遠赤外線放射体74を機体12前面板の外気入口22及び火炉ケース68内を介して機体12の前側に引き出す作業は、2人で行う必要があるが、赤外線放射体74を支持軸78Aを中心として上側に回動させる作業は、1人で行うことができる。このため、風胴上板24下端部の内側面24Aから異物を一層容易に除去できると共に、異物を機体12外に一層容易に排出できる。
【0055】
なお、本実施の形態では、赤外線放射体74を支持軸78Aを中心として上側に回動させた際に風胴上板24下端部の内側面24Aから異物を除去する。しかしながら、赤外線放射体74を支持軸78Aを中心として上側に回動させた際に他の部位(風胴板18の他の部分、下支持板28、シャッタドラム36、遠赤外線放射体74、上レール76、下レール78又は支持板80)から異物を除去してもよい。