特許第6016540号(P6016540)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6016540エレベータ融雪装置およびエレベータ融雪方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6016540
(24)【登録日】2016年10月7日
(45)【発行日】2016年10月26日
(54)【発明の名称】エレベータ融雪装置およびエレベータ融雪方法
(51)【国際特許分類】
   B66B 13/30 20060101AFI20161013BHJP
【FI】
   B66B13/30 Q
   B66B13/30 N
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-198690(P2012-198690)
(22)【出願日】2012年9月10日
(65)【公開番号】特開2014-51384(P2014-51384A)
(43)【公開日】2014年3月20日
【審査請求日】2014年10月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000236056
【氏名又は名称】三菱電機ビルテクノサービス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147566
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100161171
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 潤一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100117776
【弁理士】
【氏名又は名称】武井 義一
(72)【発明者】
【氏名】星野 雅哉
【審査官】 大塚 多佳子
(56)【参考文献】
【文献】 特開平10−279241(JP,A)
【文献】 特開平06−016371(JP,A)
【文献】 特開平05−280225(JP,A)
【文献】 特開2008−285257(JP,A)
【文献】 特開2003−147742(JP,A)
【文献】 特開2012−072571(JP,A)
【文献】 特開2002−332173(JP,A)
【文献】 特開2012−092529(JP,A)
【文献】 特開2003−147744(JP,A)
【文献】 特開2010−024693(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 13/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
戸閉位置にある乗場戸に対して昇降路から離れる方向に隣り合う乗場の部分である乗場戸近接乗場部分を加熱する乗場加熱装置と、
前記乗場戸が挿入される敷居溝を加熱する敷居溝加熱装置と、
前記乗場戸の過負荷を検出する過負荷検出装置と
前記乗場戸近接乗場部分に雪が積もっていることを検出する積雪検出装置と
を備え、
前記積雪検出装置は、前記乗場戸近接乗場部分よりも光が上方を通るように配置された光センサから構成され前記乗場戸近接乗場部分に異物が乗っていることを検出する異物検出装置と、前記乗場戸近接乗場部分の温度を検出する温度検出装置とを有し、前記異物検出装置が前記乗場戸近接乗場部分に異物が乗っていることを検出し、かつ、前記温度検出装置が検出する温度が所定温度を下回る場合に、前記乗場戸近接乗場部分に雪が積もっていると判定して、前記乗場戸近接乗場部分に雪が積もっていることを検出し、
前記敷居溝加熱装置は、前記過負荷検出装置の検出結果に基づいて、前記敷居溝を加熱し、
前記乗場加熱装置は、前記積雪検出装置の検出結果に基づいて、前記乗場戸近接乗場部分を加熱することを特徴とするエレベータ融雪装置。
【請求項2】
前記乗場加熱装置は、前記乗場戸近接乗場部分の上面に設置されることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ融雪装置。
【請求項3】
前記敷居溝加熱装置は、前記敷居溝の内周面に設置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータ融雪装置。
【請求項4】
戸閉位置にある乗場戸に対して昇降路から離れる方向に隣り合う乗場の部分である乗場戸近接乗場部分に雪が積もっているか否かを判定する積雪判定工程と、
前記積雪判定工程で、前記乗場戸近接乗場部分に雪が積もっていると判定された場合に、前記乗場戸近接乗場部分を加熱する乗場加熱工程と、
前記乗場戸の過負荷を検出する工程と、
前記乗場戸の過負荷を検出する工程の検出結果に基づいて、前記乗場戸が挿入される敷居溝を加熱する敷居溝加熱工程と
を備え
前記積雪判定工程では、前記乗場戸近接乗場部分よりも光が上方を通るように配置された光センサから構成された異物検出装置が、前記乗場戸近接乗場部分に異物が乗っていることを検出し、かつ、前記乗場戸近接乗場部分の温度を検出する温度検出装置が検出する温度が所定温度を下回る場合に、前記乗場戸近接乗場部分に雪が積もっていると判定されることを特徴とするエレベータ融雪方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、エレベータの戸閉不良の発生を抑制するエレベータ融雪装置およびエレベータ融雪方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エレベータの乗場敷居の敷居溝を加熱する敷居溝加熱装置を備え、敷居溝加熱装置が敷居溝を加熱することによって、敷居溝に進入した雪が溶融するエレベータ融雪装置が知られている。敷居溝に雪が進入した場合に、敷居溝が加熱されることによって、敷居溝に進入した雪が融解する。これにより、敷居溝に進入した雪によって発生するエレベータの戸閉不良の発生が抑制される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−23750号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、戸閉位置にある乗場戸に対して昇降路から離れる方向に隣り合う乗場の部分である乗場戸近接乗場部分には、積雪によって雪のかたまりができる場合がある。乗場戸近接乗場部分に雪のかたまりができた状態で、戸閉位置にある乗場戸が戸開位置に変位すると、例えば、乗場からかごに進入する利用者が雪のかたまりに当ることによって、乗場戸近接乗場部分にできた雪のかたまりが乗場敷居の敷居溝に進入してしまう場合がある。敷居溝に進入した雪のかたまりは、敷居溝加熱装置が敷居溝を加熱することによって融解し始めるものの、乗場戸が戸開位置から戸閉位置に変位するまでに完全に融解することができない場合がある。その結果、敷居溝に進入した雪のかたまりによって、エレベータの戸閉不良が発生しまうという問題点があった。
【0005】
この発明は、乗場敷居の敷居溝に雪のかたまりが進入することを抑制することができるエレベータ融雪装置およびエレベータ融雪方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るエレベータ融雪装置は、戸閉位置にある乗場戸に対して昇降路から離れる方向に隣り合う乗場の部分である乗場戸近接乗場部分を加熱する乗場加熱装置と、乗場戸が挿入される敷居溝を加熱する敷居溝加熱装置と、乗場戸の過負荷を検出する過負荷検出装置と、乗場戸近接乗場部分に雪が積もっていることを検出する積雪検出装置とを備え、積雪検出装置は、乗場戸近接乗場部分よりも光が上方を通るように配置された光センサから構成され乗場戸近接乗場部分に異物が乗っていることを検出する異物検出装置と、乗場戸近接乗場部分の温度を検出する温度検出装置とを有し、異物検出装置が乗場戸近接乗場部分に異物が乗っていることを検出し、かつ、温度検出装置が検出する温度が所定温度を下回る場合に、乗場戸近接乗場部分に雪が積もっていると判定して、乗場戸近接乗場部分に雪が積もっていることを検出し、敷居溝加熱装置は、過負荷検出装置の検出結果に基づいて、敷居溝を加熱し、乗場加熱装置は、積雪検出装置の検出結果に基づいて、乗場戸近接乗場部分を加熱する。
【0007】
この発明に係るエレベータ融雪方法は、戸閉位置にある乗場戸に対して昇降路から離れる方向に隣り合う乗場の部分である乗場戸近接乗場部分に雪が積もっているか否かを判定する積雪判定工程と、積雪判定工程で、乗場戸近接乗場部分に雪が積もっていると判定された場合に、乗場戸近接乗場部分を加熱する乗場加熱工程と、乗場戸の過負荷を検出する工程と、乗場戸の過負荷を検出する工程の検出結果に基づいて、乗場戸が挿入される敷居溝を加熱する敷居溝加熱工程とを備え、積雪判定工程では、乗場戸近接乗場部分よりも光が上方を通るように配置された光センサから構成された異物検出装置が、乗場戸近接乗場部分に異物が乗っていることを検出し、かつ、乗場戸近接乗場部分の温度を検出する温度検出装置が検出する温度が所定温度を下回る場合に、乗場戸近接乗場部分に雪が積もっていると判定される
【発明の効果】
【0008】
この発明に係るエレベータ融雪装置によれば、戸閉位置にある乗場戸に対して昇降路から離れる方向に隣り合う乗場の部分である乗場戸近接乗場部分を加熱する乗場加熱装置を備えているので、乗場戸近接乗場部分に雪が積もることが抑制される。これにより、乗場戸近接乗場部分に雪のかたまりができることが抑制される。その結果、戸閉位置にある乗場戸が戸開位置に変位する場合に、乗場敷居の敷居溝に雪のかたまりが進入することを抑制することができる。
【0009】
この発明に係るエレベータ融雪方法によれば、戸閉位置にある乗場戸に対して昇降路から離れる方向に隣り合う乗場の部分である乗場戸近接乗場部分を加熱する乗場加熱工程を備えているので、乗場戸近接乗場部分に雪が積もることが抑制される。これにより、乗場戸近接乗場部分に雪のかたまりができることが抑制される。その結果、戸閉位置にある乗場戸が戸開位置に変位する場合に、乗場敷居の敷居溝に雪のかたまりが進入することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】この発明の実施の形態1に係るエレベータを示す側面図である。
図2図1の乗場戸装置および乗場融雪装置を示す側面図である。
図3図1の乗場戸装置および乗場融雪装置を示す平面図である。
図4図1の乗場戸装置および乗場融雪装置を示す正面図である。
図5図2の乗場融雪装置を示すブロック図である。
図6図2の乗場融雪装置の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータを示す側面図である。図において、エレベータは、昇降路100を昇降するかご1と、一端部がかご1に接続されたロープ2と、ロープ2の他端部に接続され、昇降路100を昇降する釣合錘3と、機械室200に設けられ、ロープ2が巻き掛けられた巻上機4と、巻上機4に隣り合うように機械室200に設けられ、ロープ2が巻き掛けられたそらせ車5と、機械室200に設けられたエレベータ制御盤6と、各階に設けられた乗場戸装置7と、各階に設けられた乗場融雪装置(エレベータ融雪装置)8とを備えている。
【0012】
巻上機4の駆動は、エレベータ制御盤6により制御される。巻上機4が駆動することにより、ロープ2が移動して、かご1および釣合錘3が互いに反対方向に昇降する。
【0013】
図2図1の乗場戸装置7および乗場融雪装置8を示す側面図、図3図1の乗場戸装置7および乗場融雪装置8を示す平面図、図4図1の乗場戸装置7および乗場融雪装置8を示す正面図である。乗場戸装置7は、乗場300に設けられた乗場敷居71と、乗場出入口301を開閉する乗場戸72とを有している。乗場敷居71の上面には、乗場出入口301の幅方向に延びた敷居溝711が形成されている。乗場戸72は、乗場戸本体721と、乗場戸本体721の下端部に設けられ、敷居溝711に挿入されるシュー722とを有している。乗場戸72は、乗場出入口301を閉じる戸閉位置と、乗場出入口301が開く戸開位置との間で変位する。
【0014】
乗場融雪装置8は、戸閉位置にある乗場戸72に対して昇降路100から離れる方向に隣り合う乗場300の部分である乗場戸近接乗場部分302を加熱する乗場加熱装置81と、敷居溝711を加熱する敷居溝加熱装置82と、乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっていることを検出する積雪検出装置83と、乗場加熱装置81および敷居溝加熱装置82のそれぞれを制御する制御装置84とを備えている。
【0015】
乗場加熱装置81は、融雪マットから構成されている。乗場加熱装置81は、乗場戸近接乗場部分302の上面に設置されている。これにより、乗場加熱装置81は、乗場戸近接乗場部分302に対して、容易に着脱することができる。なお、乗場加熱装置81は、乗場戸近接乗場部分302の内部に配置されてもよい。
【0016】
敷居溝加熱装置82は、フィルムヒータから構成されている。敷居溝加熱装置82は、敷居溝711の内周面に設置されている。これにより、敷居溝加熱装置82は、敷居溝711に対して、容易に着脱することができる。なお、敷居溝加熱装置82は、乗場敷居71の内部に配置されてもよい。
【0017】
積雪検出装置83は、乗場戸近接乗場部分302に異物が乗っていることを検出する異物検出装置831と、乗場加熱装置81に設けられ、乗場戸近接乗場部分302の温度を検出する温度検出装置832とを有している。
【0018】
異物検出装置831は、光センサから構成されており、光を発する発光部と、発光部から発せられた光を受ける受光部とを有している。発光部および受光部は、発光部から受光部に向かう光の方向が乗場出入口301の幅方向となるように配置されている。また、発光部および受光部は、発光部から受光部に向かう光が、乗場戸近接乗場部分302よりも僅かに上方を通るように配置されている。これにより、乗場戸近接乗場部分302に雪が積もると、発光部から発せられ受光部に向かう光が雪に遮られて、乗場戸近接乗場部分302に異物が乗っていることが検出される。この例では、発光部から受光部に向かう光が、乗場加熱装置81よりも僅かに上方を通るように、異物検出装置831が配置されている。
【0019】
積雪検出装置83は、異物検出装置831の検出結果および温度検出装置832の検出結果に基づいて、乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっているか否かを判定する。具体的には、積雪検出装置83は、異物検出装置831が乗場戸近接乗場部分302に異物が乗っていることを検出し、かつ、温度検出装置832が検出する温度が所定温度、この例では、3℃を下回る場合に、乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっていると判定して、乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっていることを検出する。
【0020】
図5図2の乗場融雪装置8を示すブロック図である。図において、乗場加熱装置81、敷居溝加熱装置82および積雪検出装置83は、制御装置84に電気的に接続されている。積雪検出装置83の検出結果は、制御装置84に送信される。制御装置84は、積雪検出装置83の検出結果に基づいて、乗場加熱装置81および敷居溝加熱装置82を制御する。
【0021】
次に、乗場融雪装置8の動作について説明する。図6図2の乗場融雪装置8の動作を示すフローチャートである。まず、制御装置84は、積雪検出装置83が乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっていることを検出しているか否かを判定する(積雪判定工程)(ステップS101)。ステップS101で、積雪検出装置83が乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっていることを検出していないと制御装置84が判定すると、乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっていないので、ステップS101が繰り返される。
【0022】
一方、ステップS101で、積雪検出装置83が乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっていることを検出していると制御装置84が判定すると、制御装置84は、乗場加熱装置81を制御して、乗場戸近接乗場部分302を加熱する(乗場加熱工程)(ステップS102)。その後、制御装置84は、敷居溝加熱装置82を制御して、敷居溝711を加熱する(敷居溝加熱工程)(ステップS103)。
【0023】
その後、制御装置84は、積雪検出装置83が乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっていることを検出しているか否かを判定する(積雪判定工程)(ステップS104)。ステップS104で、積雪検出装置83が乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっていることを検出していると制御装置84が判定すると、乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっているので、ステップS102に戻る。
【0024】
一方、ステップS104で、積雪検出装置83が乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっていることを検出していないと制御装置84が判定すると、乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっていないので、制御装置84は、乗場加熱装置81を制御して、乗場戸近接乗場部分302の加熱を停止する(乗場部分加熱停止工程)(ステップS105)。その後、制御装置84は、敷居溝加熱装置82を制御して、敷居溝711の加熱を停止する(敷居溝加熱停止工程)(ステップS106)。以上により、乗場融雪装置8によるエレベータ融雪方法が終了する。
【0025】
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係る乗場融雪装置8によれば、戸閉位置にある乗場戸72に対して昇降路100から離れる方向に隣り合う乗場300の部分である乗場戸近接乗場部分302を加熱する乗場加熱装置81を備えているので、乗場戸近接乗場部分302に雪が積もることが抑制される。これにより、乗場戸近接乗場部分302に雪のかたまりができることが抑制される。その結果、戸閉位置にある乗場戸72が戸開位置に変位する場合に、乗場敷居71の敷居溝711に雪のかたまりが進入することを抑制することができる。敷居溝711への雪のかたまりの進入が抑制されることによって、エレベータの戸閉不良の発生を抑制することができる。
【0026】
また、乗場融雪装置8は、乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっていることを検出する積雪検出装置83を備え、乗場加熱装置81は、積雪検出装置83の検出結果に基づいて、乗場戸近接乗場部分302を加熱するので、乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっている場合にのみ、乗場戸近接乗場部分302を加熱することができる。その結果、乗場戸近接乗場部分302に雪が積もっていない場合に乗場戸近接乗場部分302を加熱することを防止することができる。
【0027】
また、乗場加熱装置81は、乗場戸近接乗場部分302の上面に設置されているので、乗場加熱装置81は、乗場戸近接乗場部分302に対して、容易に着脱することができる。その結果、既設のエレベータに対して、乗場加熱装置81を容易に取り付けることができる。
【0028】
また、乗場融雪装置8は、乗場戸72が挿入される敷居溝711を加熱する敷居溝加熱装置82を備えているので、敷居溝711に雪が進入した場合に、敷居溝711に進入した雪を融解させることができる。その結果、エレベータの戸閉不良の発生をさらに抑制することができる。
【0029】
また、敷居溝加熱装置82は、敷居溝711の内周面に設置されているので、敷居溝加熱装置82は、敷居溝711に対して、容易に着脱することができる。その結果、既設のエレベータに対して、敷居溝加熱装置82を容易に取り付けることができる。
【0030】
また、この発明の実施の形態1に係るエレベータ融雪方法によれば、戸閉位置にある乗場戸72に対して昇降路100から離れる方向に隣り合う乗場300の部分である乗場戸近接乗場部分302を加熱する乗場加熱工程を備えているので、乗場戸近接乗場部分302に雪が積もることが抑制される。これにより、乗場戸近接乗場部分302に雪のかたまりができることが抑制される。その結果、戸閉位置にある乗場戸72が戸開位置に変位する場合に、乗場敷居71の敷居溝711に雪のかたまりが進入することを抑制することができる。敷居溝711への雪のかたまりの進入が抑制されることによって、エレベータの戸閉不良の発生を抑制することができる。
【0031】
なお、上記実施の形態1では、積雪検出装置83の検出結果に基づいて、敷居溝加熱装置82が敷居溝711を加熱する構成について説明したが、乗場融雪装置8が乗場戸72の過負荷を検出する過負荷検出装置をさらに備え、過負荷検出装置の検出結果に基づいて、敷居溝加熱装置82により敷居溝711が加熱される構成であってもよい。
【符号の説明】
【0032】
1 かご、2 ロープ、3 釣合錘、4 巻上機、5 そらせ車、6 エレベータ制御盤、7 乗場戸装置、8 乗場融雪装置(エレベータ融雪装置)、71 乗場敷居、72 乗場戸、81 乗場加熱装置、82 敷居溝加熱装置、83 積雪検出装置、84 制御装置、100 昇降路、200 機械室、300 乗場、301 乗場出入口、302 乗場戸近接乗場部分、711 敷居溝、721 乗場戸本体、722 シュー、831 異物検出装置、832 温度検出装置。
図1
図2
図3
図4
図5
図6