特許第6016592号(P6016592)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6016592
(24)【登録日】2016年10月7日
(45)【発行日】2016年10月26日
(54)【発明の名称】携帯情報端末機用ケース
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/11 20060101AFI20161013BHJP
   H04M 1/04 20060101ALI20161013BHJP
【FI】
   H04M1/11 Z
   H04M1/04 A
【請求項の数】4
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2012-258226(P2012-258226)
(22)【出願日】2012年11月27日
(65)【公開番号】特開2014-107654(P2014-107654A)
(43)【公開日】2014年6月9日
【審査請求日】2015年11月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】591177037
【氏名又は名称】横田 正判
(74)【代理人】
【識別番号】100080746
【弁理士】
【氏名又は名称】中谷 武嗣
(72)【発明者】
【氏名】横田 正判
【審査官】 石井 則之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−341966(JP,A)
【文献】 特開2001−177618(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3166290(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/04
H04M 1/11
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示面を有する携帯情報端末機(S)に外嵌状に取着すると共に背面側に矩形状窓部(10)を有するケース本体部(1)を備え、
さらに、上記窓部(10)の一長辺部(10a)に揺動自在に設けられた第1板部(31)と、該第1板部(31)の先端部(31b)に折り曲げ自在に設けられた第2板部(32)と、を有し、上記第1板部(31)と上記第2板部(32)とが折畳まれて上記窓部(10)に収納される収納状態と、上記第1板部(31)と上記第2板部(32)がV字状として後方へ引き出されて上記第2板部(32)が上記ケース本体部(1)に係止されたV字状起立状態と、に切り換わる折畳支持部(3)を備え、
上記ケース本体部(1)は、上記携帯情報端末機(S)の両縦側壁部(Sa)(Sa)を抱き込み状に保持する一対の縦側壁部(11)(11)の摩擦力によって上記携帯情報端末機(S)に対して縦方向スライド自在に設け、
上記携帯情報端末機(S)の縦置き使用状態において、上記第2板部(32)を上記ケース本体部(1)に係止させて平面視V字状起立状態となった上記折畳支持部(3)にて、縦置き姿勢の上記携帯情報端末機(S)を傾斜状に支持するように構成し、さらに、上記ケース本体部(1)の縦方向のスライドにて、上記携帯情報端末機(S)の縦置き姿勢の傾斜角度(β)を無段階に変更自在とし、
上記携帯情報端末機(S)の横置き使用状態において、上記第2板部(32)を上記ケース本体部(1)に係止させて側面視横倒V字状起立状態となった上記折畳支持部(3)にて、横置き姿勢の上記携帯情報端末機(S)を傾斜状に支持するように構成し、さらに、上記ケース本体部(1)と上記第2板部(32)の係止位置を変更して、上記携帯情報端末機(S)の横置き姿勢の傾斜角度(α)を切換自在に構成したことを特徴とする携帯情報端末機用ケース。
【請求項2】
上記折畳支持部(3)は、上記第2板部(32)にコの字状乃至U字状の切欠部をもって形成された揺動片(92)を有し、
上記ケース本体部(1)は、上記第2板部(32)の先端部(32b)を係止する横置き用当り部(17)と、上記揺動片(92)を係止する係止用孔部(19)と、を有し、
上記第2板部(32)の上記先端部(32b)と上記横置き用当り部(17)との係止状態と、上記第2板部(32)の上記揺動片(92)と上記係止用孔部(19)との係止状態と、に切り換えて、上記携帯情報端末機(S)の上記横置き姿勢の傾斜角度(α)を切換自在とした請求項1記載の携帯情報端末機用ケース。
【請求項3】
上記横置き用当り部(17)は、上記第2板部(32)の先端部(32b)を係止して上記携帯情報端末機(S)を第1傾斜角度(α1)をもって支持するための第1横置き用当り部(17A)と、上記第2板部(32)の先端部(32b)を係止して上記携帯情報端末機(S)を上記第1傾斜角度(α1)よりも大きな第2傾斜角度(α2)をもって支持するための第2横置き用当り部(17B)と、備え、
上記揺動片(92)は、上記係止用孔部(19)に係止され上記携帯情報端末機(S)を上記第1傾斜角度(α1)よりも小さな第3傾斜角度(α3)をもって支持するための第1揺動片(92A)と、上記係止用孔部(19)に係止され上記携帯情報端末機(S)を上記第3傾斜角度(α3)よりも小さな第4傾斜角度(α4)をもって支持するための第2揺動片(92B)と、を備えている請求項記載の携帯情報端末機用ケース。
【請求項4】
上記ケース本体部(1)は、縦置き使用状態における上記第1板部(31)と上記第2板部(32)との稜線(Q)が、平面視で、上記ケース本体部(1)の幅方向略中央位置となるように、上記第2板部(32)を係止する縦置き用当り部(18)を有する請求項1,2又は3記載の携帯情報端末機用ケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯情報端末機用ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のスマートフォン等の携帯情報端末機用ケースは、携帯情報端末機の外側面と背面を覆って、傷等の損傷を防止するものであった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】登録実用新案第3170216号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、携帯情報端末機は、表示面に、テレビやインターネット等の情報通信網を介した動画、或いは、テレビ電話用の画像等を表示させることがある。
このように表示面を長時間見る場合に、手に持ったままでは、疲れるため、充電スタンドに立て掛けて動画等を視聴していた。
しかし、外出の際に、充電スタンドを持ち運ぶのは煩雑で、手間であった。また、携帯情報端末機の姿勢を画面が見易い姿勢に保持することができなかった。
【0005】
そこで、本発明は、携帯情報端末機を容易かつ迅速に横置きや縦置きすることができ、しかも、携帯情報端末機の横置き姿勢の傾斜角度を画面が見易い所望の傾斜角度に切換可能な携帯情報端末機用ケースの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の携帯情報端末機用ケースは、表示面を有する携帯情報端末機に外嵌状に取着すると共に背面側に矩形状窓部を有するケース本体部を備え、さらに、上記窓部の一長辺部に揺動自在に設けられた第1板部と、該第1板部の先端部に折り曲げ自在に設けられた第2板部と、を有し、上記第1板部と上記第2板部とが折畳まれて上記窓部に収納される収納状態と、上記第1板部と上記第2板部がV字状として後方へ引き出されて上記第2板部が上記ケース本体部に係止されたV字状起立状態と、に切り換わる折畳支持部を備え、上記ケース本体部は、上記携帯情報端末機の両縦側壁部を抱き込み状に保持する一対の縦側壁部の摩擦力によって上記携帯情報端末機に対して縦方向スライド自在に設け、上記携帯情報端末機の縦置き使用状態において、上記第2板部を上記ケース本体部に係止させて平面視V字状起立状態となった上記折畳支持部にて、縦置き姿勢の上記携帯情報端末機を傾斜状に支持するように構成し、さらに、上記ケース本体部の縦方向のスライドにて、上記携帯情報端末機の縦置き姿勢の傾斜角度を無段階に変更自在とし、上記携帯情報端末機の横置き使用状態において、上記第2板部を上記ケース本体部に係止させて側面視横倒V字状起立状態となった上記折畳支持部にて、横置き姿勢の上記携帯情報端末機を傾斜状に支持するように構成し、さらに、上記ケース本体部と上記第2板部の係止位置を変更して、上記携帯情報端末機の横置き姿勢の傾斜角度を切換自在に構成したものである。
【0007】
た、上記折畳支持部は、上記第2板部にコの字状乃至U字状の切欠部をもって形成された揺動片を有し、上記ケース本体部は、上記第2板部の先端部を係止する横置き用当り部と、上記揺動片を係止する係止用孔部と、を有し、上記第2板部の上記先端部と上記横置き用当り部との係止状態と、上記第2板部の上記揺動片と上記係止用孔部との係止状態と、に切り換えて、上記携帯情報端末機の上記横置き姿勢の傾斜角度を切換自在としたものである。
また、上記横置き用当り部は、上記第2板部の先端部を係止して上記携帯情報端末機を第1傾斜角度をもって支持するための第1横置き用当り部と、上記第2板部の先端部を係止して上記携帯情報端末機を上記第1傾斜角度よりも大きな第2傾斜角度をもって支持するための第2横置き用当り部と、備え、上記揺動片は、上記係止用孔部に係止され上記携帯情報端末機を上記第1傾斜角度よりも小さな第3傾斜角度をもって支持するための第1揺動片と、上記係止用孔部に係止され上記携帯情報端末機を上記第3傾斜角度よりも小さな第4傾斜角度をもって支持するための第2揺動片と、を備えているものである。
また、上記ケース本体部は、縦置き使用状態における上記第1板部と上記第2板部との稜線が、平面視で、上記ケース本体部の幅方向略中央位置となるように、上記第2板部を係止する縦置き用当り部を有するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、携帯情報端末機を容易かつ迅速に縦置き姿勢及び横置き姿勢に置くことができる。携帯情報端末機を所望の傾斜角度をもって横置きできる。嵩張らず容易に携帯情報端末機と共に持ち運びできる。充電スタンドに比べて、タッチパネル等を操作した際に携帯情報端末機が脱落や位置ズレせず、操作性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施の一形態を示す正面図である。
図2図1のA−A断面図である。
図3図1のケース本体部のB−B断面図である。
図4】一部破断背面図である。
図5】横置き使用状態を説明するための側面断面図である。
図6】横置き使用状態を説明するための側面断面図である。
図7】横置き使用状態を説明するための側面断面図である。
図8】横置き使用状態を説明するための側面断面図である。
図9】横置き使用状態を説明するための側面断面図である。
図10】縦置き使用状態を説明するための側面図である。
図11】縦置き使用状態を説明するための側面図である。
図12】縦置き用当り部を説明するための平面断面図である。
図13】要部拡大断面図である。
図14】他の実施形態の正面図である。
図15】他の実施形態の側面図である。
図16】他の実施形態の縦置き使用状態の側面図である。
図17参考例の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明に係る携帯情報端末機用ケースは、図1に示すように、正面視略矩形状の携帯情報端末機Sに外嵌状に取着するケース本体部1を備えている。
携帯情報端末機Sは、表て面に、タッチパネル操作部に対応した(一体状の)表示面を有するものであって、例えば、スマートフォンやタブレット型のパーソナルコンピューター(PC)、電子辞書、ミュージックプレイヤ、携帯型ゲーム機、タブレット型のゲーム機やタブレット型の電子書籍等である。
【0011】
図1乃至図4に於て、ケース本体部1は、横断面略コの字状に形成され、携帯情報端末機Sの長手方向に沿った両縦側壁部Sa,Saを抱き込み状に保持する一対の縦側壁部11,11と、携帯情報端末機Sの背面側に配設される背壁部12と、を有している。
ケース本体部1は両縦側壁部11,11の挟持力(弾性的復元力)や摩擦力によって、携帯情報端末機Sに対して縦方向にスライド自在に取着している。
【0012】
ケース本体部1は、背面側(背壁部12)に矩形状窓部10を有している。
窓部10は、ケース本体部1(携帯情報端末機S)の長手方向(縦方向)に沿った一対の長辺部10a,10bと、幅方向(横方向)に沿った一対の短辺部10c,10dを、有する長方形状に形成されている。
【0013】
そして、窓部10の一長辺部(一方の長辺部)10aに揺動自在に設けられる矩形状の第1板部31と、第1板部31の先端部31bに折り曲げ自在に設けられた矩形状の第2板部32と、を有し、第1板部31と第2板部32とが折り畳まれて窓部10に収納される折畳支持部3を備えている。また、折畳支持部3は収納状態で正面視長方形状に形成されている。
【0014】
ケース本体部1は、窓部10の一対の短辺部10c,10d夫々から突出する凸条部98,98を有している。一対の凸条部98,98は、収納状態で折畳支持部3の外側露出面(第1板部31の外面)31dが、ケース本体部1の背面と面一状に収納される収納所定位置で、折畳支持部3(の第1板部31の両短辺部)に当接して前方への揺動を阻止するように設けている。
【0015】
また、折畳支持部3は、収納状態において、第1板部31と第2板部32との折曲縁部30(第1板部31の先端縁)が、窓部10の他長辺部(他方の長辺部)10bに係止されて、後方への開き揺動が防止される。
また、使用者が収納状態の折畳支持部3を後方へ引くと、第1板部31と第2板部32とが弾性弯曲変形して、折曲縁部30が他長辺部10bを乗り越えて、折畳支持部3が後方へ引き出されるように設けている。
【0016】
折畳支持部3は、第2板部32の先端部32bの長手方向中間部に突設された係止用爪部32eを有すると共に、第2板部32の幅方向中間部かつ長手方向中間部にコの字状乃至U字状の切欠部をもって形成された複数の揺動片92を有している。
複数の揺動片92とは、第2板部32の先端部32b寄りに配設される第1揺動片92Aと、第1揺動片92Aよりも第2板部32の基端部32a(第1板部31の先端部31b)側に配設される第2揺動片92Bと、である。
【0017】
そして、折畳支持部3は、図1乃至図4の収納状態から、図5乃至図9に示すように、第1板部31と第2板部32とがV字状として後方へ引き出されて第2板部32がケース本体部1に係止されたV字起立状態に、切り換わるように設けている。
【0018】
図5図6に示すように、ケース本体部1は、折畳支持部3のV字起立状態で、第2板部32の先端部32bを係止する複数の横置き用当り部17を有している。
【0019】
図1及び図4に示すように、複数の横置き用当り部17とは、窓部10の他長辺部10bの長手方向中間部位をもって形成される第1横置き用当り部17Aと、窓部10の両短辺部10c,10d近傍かつ窓部10の幅方向中間位置に窓部内方凸状に設けられる第2横置き用当り部17Bと、である。
第1横置き用当り部17Aは、第2板部32の係止用爪部32eを係止し、第2横置き用当り部17Bは、第2板部32の先端部32bの先端両端部32fを係止するように設けている。
【0020】
また、図1及び図4に示すように、第2横置き用当り部17B近傍の凸条部98,98を切り欠いて、第2横置き用当り部17Bに係止された第2板部32の先端両端部32fが差し込まれる横置き用先端差込部15を設けている。つまり、先端両端部32fを横置き用先端差込部15に差し込んで係止状態を保持するようにしている。
また、凸条部98は、第2板部32の先端両端部32fを摺接させて、横置き用当り部17へ案内するガイドレール部でもある。
【0021】
また、ケース本体部1は、背壁部12の長手方向中間部かつ窓部10の他長辺部10b近傍に、揺動片92(92A,92B)を係止する後方開口状の係止用孔部19を一つ有している。
係止用孔部19は、第1揺動片92Aと第2揺動片92Bの両方に対応した共用孔部(併用)である。また、係止用孔部19は差し込まれた揺動片92に適度な摩擦力を発揮する複数の丸山状の凸部19a,19aを有している。
【0022】
そして、図5乃至図9に示すように、携帯情報端末機Sの幅方向を上下方向とした横置き使用状態において、ケース本体部1と第2板部32の係止位置を変更して、携帯情報端末機Sの横置き姿勢の傾斜角度(携帯情報端末機Sの背面と設置面Gの間の角度)αを切換自在に構成している。
【0023】
つまり、図5に示すように、第2板部32の先端部32b(係止用爪部32e)を第1横置き用当り部17Aに係止した状態の横置き姿勢において、携帯情報端末機Sは第1傾斜角度α1をもって支持される。
また、図6に示すように、第2板部32の先端部32b(先端両端部32f)を第2横置き用当り部17Bに係止した状態の横置き姿勢において、携帯情報端末機Sは(第1傾斜角度α1よりも大きな)第2傾斜角度α2をもって支持される。
また、図7に示すように、第2板部32の第1揺動片92Aを前方へ揺動させて係止用孔部19に係止した状態の横置き姿勢において、携帯情報端末機Sは(第1傾斜角度α1よりも小さな)第3傾斜角度α3をもって支持される。
また、図8に示すように、第2板部32の第2揺動片92Bを前方へ揺動させて係止用孔部19に係止した状態の横置き姿勢において、携帯情報端末機Sは(第3傾斜角度α3より小さな)第4傾斜角度α4をもって支持される。
【0024】
また、図5乃至図8に於て、第1板部31を設置面G側として横倒V字状起立状態とした横置き姿勢であるが、ケース本体部1の上下を反転させ、第2板部32を設置面G側としても、携帯情報端末機Sを横置き姿勢に支持可能に構成している。
例えば、図5の横置き使用状態から、ケース本体部1を上下を反転させ、第2板部32を設置面G側として、図9に示すように携帯情報端末機Sを横置き姿勢に支持可能である。
【0025】
また、折畳支持部3の第2板部32の先端部32bをケース本体部1に係止させ、平面視V字起立状態とし、図10図11に示すように、携帯情報端末機S(ケース本体部1)の長手方向を上下方向とした縦置き使用状態にすると、携帯情報端末機Sを、縦置き姿勢の傾斜角度βをもって傾斜状に支持するように構成している。
【0026】
さらに、ケース本体部1を縦方向(上下方向)にスライドさせて、折畳支持部3の(下方側となった)短辺部3bと設置面Gとの間の傾倒角度θbを変化させて、縦置き姿勢の傾斜角度βを無段階に変更(調整)自在に構成している。ケース本体部1は、使用者からの操作力を受けてスライドした後は、携帯情報端末機Sとの摩擦抵抗によってスライド後の位置に保持される。
【0027】
ここで、図12に示すように、ケース本体部1は、折畳支持部3の平面視V字状起立状態(縦置き使用状態)における第1板部31と第2板部32との稜線Qが、平面視でケース本体部1の幅方向略中央位置となるように、第2板部31の先端部32bを係止する縦置き用当り部18を有している。
また、ケース本体部1は、縦置き用当り部18に係止された第2板部32の先端両端部32fが差し込まれる縦置き用先端差込部16を、縦置き用当り部18近傍の凸条部98,98を切り欠いて設けている。
また、縦置き用当り部18を、第2横置き用当り部17Bと併用とし、縦置き用先端差込部16を横置き用先端差込部15と併用としている。
なお、「ケース本体部1の幅方向略中央位置となるように」とは、ケース本体部1の幅寸法をWとすると、ケース本体部1の一方の縦側面から、第1板部31と第2板部32との稜線Qまでの稜線位置寸法Yが幅寸法Wの半分(W/2)の0.9倍以上1.1倍以下となるように、稜線Qが配設されることを言う。
【0028】
縦置き用当り部18で第2板部32を係止して、ケース本体部1及び携帯情報端末機Sを縦置き支持することで、表示面に触れるようなタッチパネル操作等を行なった際に、ケース本体部1を幅方向にバランス良く支持でき、横倒れや揺れが防止され安定する。
【0029】
また、図5図7図8に示すように第1板部31を設置面G側とした横置き使用状態と、図5図7図8の横置き使用状態からケース本体部1と第2板部32の係止位置を変更せずに、第2板部32を設置面G側とした横置き使用状態とで、横置き姿勢の傾斜角度αが切り換わるように(相違するように)構成している。
【0030】
つまり、図5図7図8において、第1板部31を設置面G側とした横置き姿勢の傾斜角度αよりも、第2板部32を設置面G側とした横置き姿勢の傾斜角度αが大きくなるように、側面視で第1板部31と第2板部32との稜線Qからケース本体部1の一方の縦側壁部11Aの背面側角部61(一方の縦側壁面と背面の稜線)までの距離より、第1板部31と第2板部32との稜線Qからケース本体部1の他方の縦側壁部11Bの背面側角部62(他方の縦側面と背面の稜線)までの距離を短く設定している。
【0031】
例えば、図5の横置き使用状態から、ケース本体部1の上下を反転させ、第2板部32を設置面G側とした、図9の横置き使用状態とすると、第1板部31と第2板部32の開き角度θaは同じでありながら、第1傾斜角度α1より大きな第5傾斜角度α5をもって、携帯情報端末機Sを支持する。
また、図6は稜線Qが幅方向中央位置であり、側面視で第1板部31と第2板部32と稜線Qからケース本体部1の一方の縦側壁部11Aの背面側角部61までの距離と、第1板部31と第2板部32と稜線Qからケース本体部1の他方の縦側壁部11Bの背面側角部62までの距離とは、等しく、第2板部32を設置面G側としても傾斜角度αは変化しない。
【0032】
また、図13に示すように、縦側壁部11,11には、携帯情報端末機Sをケース本体部1に縦方向へスライド差込状に取着する際や、縦置き姿勢のスライド操作の際に、携帯情報端末機Sの縦側壁Saに突設された、操作ボタン等の側面操作部Sdを押圧しないように逃がすための凹溝部97が形成されている。
また、ケース本体部1の一対の縦側壁部11,11は、保持した携帯情報端末機Sの表て面の前方に突出し、携帯情報端末機Sの表て面を係止する取付用凸部20を有している。また、携帯情報端末機Sをケース本体部1に対して着脱可能に、縦側壁部11,11及び取付用凸部20を弾性変形可能に設けている。
また、他の図では図示省略したが、図13に示すように、縦側壁部11には側面操作部Sdを操作するためや、外部機器接続用端子(充電端子やイヤホン端子、マイク端子等)に外部機器を接続するための貫孔や切欠等の逃がし部96を貫設している。
【0033】
また、図1図2図4において、第1板部31は、使用者の指が差込可能な操作用窓部70と、操作用窓部70に差し込まれた指が係止可能な舌片状の操作用突片部71と、を有している第2板部32は、収納状態で操作用窓部70と連通する操作用孔部72を有している。また、図示省略するが、ケース本体部1に、カメラレンズや照明(フラッシュ)、センサ用の窓部や切欠部を設けている。
【0034】
また、第1板部31と第2板部32の長手方向寸法(縦寸法)は、携帯情報端末機Sの長手方向長さ寸法の50%以上95%以下に設けている。また、第1板部31と第2板部32の幅方向長さ寸法は、携帯情報端末機Sの幅方向長さ寸法の70%以上95%以下に設けている。下限値未満であると横置き姿勢での操作力によって後方へ倒れてしまう虞や、安定的に支持できない虞がある。上限値を越えると、ケース本体部1が大きくなって携帯性が悪くなる。また、第1板部31及び第2板部32は、0.5mm以上4mm以下の薄板状が好ましい。
【0035】
次に、図14乃至図16に示す他の実施形態について説明する。主に図1乃至図13の実施の形態と異なる構成を説明する。
ケース本体部1は、長手方向に沿った一対の縦側壁部11,11と幅方向に沿った一辺の横側壁部13とを有する正面視門型の外壁部14と、背壁部12と、を有し、矩形状乃至長円形形状の携帯情報端末機Sに対して縦方向にスライド自在に取着する。
【0036】
携帯情報端末機Sの縦置き使用状態において、携帯情報端末機Sの下端部に包囲状に取着するキャップ部材5を備えている。キャップ部材5は、携帯情報端末機Sの背面側下端縁部Sfを覆う背面側下端縁部用の補足部51を有している。補足部51は、縦置き使用状態で設置面Gに平行な一直線状に形成している。また、キャップ部材5の下壁部に逃がし部96を貫設している。
【0037】
図14及び図15に示すように、ケース本体部1の横側壁部(上壁部)13に携帯情報端末機Sの上面が当接して上方への移動が規制された基準状態で、ケース本体部1とキャップ部材5は、表て面同士と、側面同士とが、面一状に接して、正面視で矩形状の輪郭を形成し、ケース本体部1とキャップ部材5で(全体として)携帯情報端末機Sの外側面と背面を保護する浅箱ケース体を構成する。
【0038】
そして、図16に示すように、携帯情報端末機Sの縦置き使用状態において、ケース本体部1を折畳支持部3にて傾斜状に支持する際に、携帯情報端末機Sの背面側下端縁部Sfに代わって、キャップ部材5の補足部51が設置面Gに当接するように設けている。
【0039】
例えば、図14に示すように、携帯情報端末機Sの背面側下端縁部Sfが下方突出円弧状に形成されている場合や、携帯情報端末機Sの下端部が丸山状や弯曲状に形成されている場合に、キャップ部材5を被せないと、携帯情報端末機Sの背面側下端縁部Sfが設置面Gに点接触のようになって、縦置き姿勢が不安定となる。そこで、携帯情報端末機Sの下端部にキャップ部材5を被せることで、キャップ部材5が設置面Gに線接触して、縦置き姿勢を安定させることが可能となる。
【0040】
なお、キャップ部材5の背面下端縁補足部51は、携帯情報端末機Sの背面側下端縁部Sfが設置面Gに直接的に接触する場合に比べて、接触面積(接触点)が増加する形状であれば良い。例えば、波状や鋸刃状等複数の凹凸を有する形状とするも良い。
また、図示省略したが、キャップ部材5の縦側壁部52,52に、スライド操作用の滑り止め凹凸部を形成している。
【0041】
次に、図17に示す参考例を説明する。
ケース本体部1を、長手方向に沿った一対の縦側壁部11,11と幅方向に沿った一対の横側壁部13,13とを有する正面視矩形状の外壁部14と、背壁部12と、を有する浅箱型に形成し、ケース本体部1を縦方向にスライド不可能に取着している。図示省略するが横側壁部13,13に逃がし部96を設けている。また、凹部溝97を省略している。他の構成は、図1乃至図13の実施形態と同様である。
【0042】
また、図示省略するが、図1乃至図17において、折畳支持部3に、鏡部材を固着して、携帯情報端末機Sがうつ伏せ姿勢となるようにケース本体部1を設置面Gに載置することで、(第1板部31や第2板部32に付設した)鏡部材を使用者が目視可能にするも良い。鏡部材は、V字状起立状態の第2板部32の表て面(収納状態においては携帯情報端末機Sの背面と対面状となる面)に設けるのが望ましい。
【0043】
なお、本発明は、設計変更可能であって、ケース本体部1や折畳支持部3やキャップ部材5に、エラストマー等のゴム製(高摩擦抵抗材質)の滑り止め部材を取着しても良い。また、ケース本体部1や折畳支持部3やキャップ部材5に、携帯ストラップやアクセサリー取付用の凸部や孔部を設けても良い。また、ケース本体部1と折畳支持部3とキャップ部材5の材質は金属や樹脂等自由である。また、携帯情報端末機Sは矩形状に限らず、長円形状や楕円形状であっても良く、ケース本体部1が抱き込み状に保持可能な縦側壁部(長辺縁部)11,11を有する形状であれば良い。また、ケース本体部1の横断面形状は、携帯情報端末機Sに抱き込み状に取着可能であれば、携帯情報端末機Sの形状に沿った円弧状やC字状等とするも良い。また、揺動片92の数は、1つ又は3つ以上等自由である。横置き用先端差込部15(縦置き用先端差込部16)は省略しても良い。
【0044】
以上のように、本発明の携帯情報端末機用ケースは、表示面を有する携帯情報端末機Sに取着すると共に背面側に矩形状窓部10を有するケース本体部1を備え、窓部10の一長辺部10aに揺動自在に設けられた第1板部31と、第1板部31の先端部31bに折り曲げ自在に設けられた第2板部32と、を有し、第1板部31と第2板部32とが折畳まれて窓部10に収納される収納状態と、第1板部31と第2板部32がV字状として後方へ引き出されて第2板部32がケース本体部1に係止されたV字状起立状態と、に切り換わる折畳支持部3を備え、携帯情報端末機Sの縦置き使用状態において、ケース本体部1をV字起立状態の折畳支持部3にて傾斜状に支持するように構成し、携帯情報端末機Sの横置き使用状態において、ケース本体部1と第2板部32の係止位置を変更して、携帯情報端末機Sの横置き姿勢の傾斜角度αを切換自在に構成したので、携帯情報端末機Sを横置きと縦置きに容易かつ迅速に切り換える(置き換える)ことができる。容易かつ迅速に所望の横置き姿勢の傾斜角度αをもって表示面を見ることができる。携帯情報端末機Sと一体状に嵩張らず容易に持ち運びできる。また、携帯情報端末機Sを容易かつ迅速に何処でも縦置き及び横置きできるため片手が不自由な人が直ぐに電子メール等の操作を行なうことができる。
【0045】
また、ケース本体部1を携帯情報端末機Sに対して縦方向スライド自在に設け、ケース本体部1を縦方向にスライドさせて、携帯情報端末機Sの縦置き姿勢の傾斜角度βを変更自在に構成したので、携帯情報端末機Sを容易に所望の縦置き姿勢の傾斜角度βをもって縦置きできる。携帯情報端末機Sの縦置き姿勢の傾斜角度βを容易かつ迅速に無段階で調節できる。
【0046】
また、折畳支持部3は、第2板部32にコの字状乃至U字状の切欠部をもって形成された揺動片92を有し、ケース本体部1は、第2板部32の先端部32bを係止する横置き用当り部17と、揺動片92を係止する係止用孔部19と、を有し、第2板部32の先端部32bと横置き用当り部17との係止状態と、第2板部32の揺動片92と係止用孔部19との係止状態と、に切り換えて、携帯情報端末機Sの横置き姿勢の傾斜角度αを切換自在としたので、ケース本体部1と別体の部材を着脱して支持するような手間がかからず、切換操作が簡単で、迅速に横置き姿勢の傾斜角度αを切り換ることができる。折畳支持部3の幅寸法を、縦置きや横置きに適した(安定して支持可能な)大きさに形成可能でありながら、横置き姿勢の傾斜角度αを切り換えることができる。
【0047】
また、ケース本体部1は、V字状起立状態における第1板部31と第2板部32との稜線Qが、平面視で、ケース本体部1の幅方向略中央位置となるように、第2板部32を係止する縦置き用当り部18を有するので、横倒れや揺れが防止され、縦置き姿勢を安定支持できる。
【符号の説明】
【0048】
1 ケース本体部
3 折畳支持部
10 窓部
10a 一長辺部
17 横置き用当り部
17A 第1横置き用当り部
17B 第2横置き用当り部
18 縦置き用当り部
19 係止用孔部
31 第1板部
31b 先端部
32 第2板部
32b 先端部
92 揺動片
92A 第1揺動片
92B 第2揺動片
Q 稜線
S 携帯情報端末機
Sa 縦側壁部
α 横置き姿勢の傾斜角度
α1 第1傾斜角度
α2 第2傾斜角度
α3 第3傾斜角度
α4 第4傾斜角度
β 縦置き姿勢の傾斜角度
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17