特許第6016731号(P6016731)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6016731
(24)【登録日】2016年10月7日
(45)【発行日】2016年10月26日
(54)【発明の名称】電気的制御機器の使用方法
(51)【国際特許分類】
   F16H 61/00 20060101AFI20161013BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20161013BHJP
   H05K 5/00 20060101ALI20161013BHJP
   H05K 1/02 20060101ALI20161013BHJP
【FI】
   F16H61/00
   H05K7/20 C
   H05K7/20 B
   H05K5/00 B
   H05K1/02 Q
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-168993(P2013-168993)
(22)【出願日】2013年8月15日
(62)【分割の表示】特願2010-513811(P2010-513811)の分割
【原出願日】2008年5月13日
(65)【公開番号】特開2014-13079(P2014-13079A)
(43)【公開日】2014年1月23日
【審査請求日】2013年8月15日
(31)【優先権主張番号】102007029913.5
(32)【優先日】2007年6月28日
(33)【優先権主張国】DE
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】390023711
【氏名又は名称】ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100112793
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 佳大
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100135633
【弁理士】
【氏名又は名称】二宮 浩康
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】ロルフ ベッカー
(72)【発明者】
【氏名】クリスティアン ラマース
(72)【発明者】
【氏名】ユルゲン イェルク
(72)【発明者】
【氏名】ヨアヒム ヴォルフ
(72)【発明者】
【氏名】フォルカー ホッホホルツァー
(72)【発明者】
【氏名】ウルリッヒ トレーシャー
(72)【発明者】
【氏名】ヘルムート ブーベック
(72)【発明者】
【氏名】クラウス フォイクトレンダー
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ベンツラー
(72)【発明者】
【氏名】トーマス ライカ
(72)【発明者】
【氏名】ヴィリー キューン
(72)【発明者】
【氏名】トーマス ヴィーザ
(72)【発明者】
【氏名】ミヒャエル クラップ
【審査官】 岡本 健太郎
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2006/066983(WO,A1)
【文献】 特開2004−303860(JP,A)
【文献】 特開2002−012097(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16H 61/00
H05K 1/02
H05K 5/00
H05K 7/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
オートマチックトランスミッション内に構成されているトランスミッション制御部のための、少なくとも1つのケーシング部分(3,4)と多層導体路基板(2)とを備える制御機器(1)の使用方法であって、
前記多層導体路基板(2)を、前記ケーシング部分(3,4)の内部と、前記ケーシング部分(3,4)の外部に位置する電気的構成要素(6,7,8)との間の電気的接続部として使用する、
制御機器(1)の使用方法において、
前記多層導体路基板(2)は、電子回路(9)の複数の電気的構成素子(11)に対する支持体であり、同時に冷却体(10)に熱的にコンタクトしている、
ことを特徴とする制御機器の使用方法。
【請求項2】
前記多層導体路基板(2)は、前記ケーシング部分(3,4)および/または前記冷却体(10)への熱的なコンタクトのための貫通接続部(25)を有する、請求項1記載の制御機器の使用方法。
【請求項3】
前記多層導体路基板(2)は、前記ケーシング部分(3,4)の外部に位置する電気的構成要素(6,7,8)への電気的接続のための貫通接続部(21)を有する、請求項1または2記載の制御機器の使用方法。
【請求項4】
前記多層導体路基板(2)は、一体型に構成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の制御機器の使用方法。
【請求項5】
前記ケーシング部分(3,4)の外部に位置する電気的構成要素(6,7,8)の電気的接続は、プレスコンタクトまたは蝋付けコンタクトまたはバネコンタクトを含むコンタクト手段によって行われる、請求項1から4までのいずれか1項記載の制御機器の使用方法。
【請求項6】
前記電子回路(9)を形成する前記電気的構成素子(11)は、前記多層導体路基板(2)上に被着されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の制御機器の使用方法。
【請求項7】
前記電子回路(9)の前記電気的構成素子(11)は、前記多層導体路基板(2)上で、成型材または発泡スチロールまたはジェル材を含む部材によって覆われている、請求項1から6までのいずれか1項記載の制御機器の使用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は独立請求項1の上位概念に記載された電気的制御機器の使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の電気的制御機器は例えばDE4023319C1明細書から公知であり、プレート上にフレキシブルな導体路箔の形態で積層された導体路基板を有している。この導体路基板は両側に複数の電気的な構成素子を実装され、これらの構成素子は電子回路を形成している。これらの構成素子は導体路起案の表側と裏側に被着される2つのケーシング部分によって覆われている。前記ケーシング部分によって覆われている導体路基板領域外には、機器プラグ部分が導体路基板上に設けられており、この機器プラグ部分は、導体路基板の導体路を介して複数の構成素子と接続されており、さらに当該制御機器を外部のワイヤハーネスに接続するのに用いられている。この公知の制御機器は車両のエンジンルームに組み込むために定められている。
【0003】
さらにDE19529632A1からは、その上側と下側がケーシング半部によって覆われている電気的な構成素子を実装した導体路基板を有している制御機器が公知である。このケーシング半部はネジ止め可能な固定手段によって導体路基板に固定されている。この導体路基板に実装されるパワー構成素子は作動中に熱を発生する。この熱はパワー構成素子下方の貫通コンタクトを介して導体路基板下方側の熱伝導層に伝わり、そこからコンタクト形成されるケーシング部分に放散される。
【0004】
その他にWO2006/066983明細書からは、制御モジュールとして構成された、変速機用の電気的制御機器が公知であり、ここでは機器用プラグとセンサが支持体に配設され、それらの電気的な接続がフレキシブルな導体箔を介してハウジング内部空間に導かれ、そこでワイヤ接続を介して別個に形成された回路部分とコンタクトしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】DE4023319C1明細書
【特許文献2】DE19529632A1
【特許文献3】WO2006/066983明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、従来技術の欠点に鑑み、これを解決すべく改善を行うことであり、低コストで製造も容易な形式で、オートマチックトランスミッションへの取り付けに適している制御機器の使用方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題は本発明により、多層導体路基板は、電子回路の複数の電気的構成素子に対する支持体であり、同時に、前記ケーシング部分および/または冷却体に熱的にコンタクトしており、例えば前記冷却体はトランスミッションの油圧プレートであるように構成されて解決される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】変速機の油圧プレート上に取付けられる本発明による電気的制御機器とそれに配設されているセンサ及びアクチュエータを示した断面図
図2】センサ、アクチュエータ、ケーシング部分を省いて示した制御機器導体路基板の平面図
図3図1の部分拡大詳細図
図4】本発明の別の実施例による導体路基板の細部断面図
図5】本発明のさらに別の実施例の断面図(機器用プラグ部分は示されていない)
図6】本発明の第4実施例の詳細図
図7】本発明の第5実施例の詳細図
図8】本発明のさらに別の実施例の詳細図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明による独立請求項1の特徴部分に記載された電気的制御機器は、公知の制御機器に比べて特に低コストでかつ容易な製造形式でのオートマチックトランスミッションへの取付けに適しているという利点を有する。オートマチックトランスミッションに組み込まれる制御機器は、機器用プラグや相互接続された複数の電気構成素子からなる電子回路部分の他にも、さらなる多数の電気的構成素子、例えばアクチュエータ及び/又はセンサなどにもコンタクト接続されなければならない。本発明による制御機器は有利には固有の共通した導体路基板も有している。これはプリント基板、金属性支持体上のフレキシブルな導体箔、またはその他の適した導体路基板などである。ここで重要なのは、導体路基板の導体路は、導体路基板上でケーシング部分によって覆われた電子回路部分を形成する電気的構成素子との電気的な接続のみに用いられるのではなくて、回路部分と機器用プラグ部分との接続及びさらなる電気的構成要素のための少なくとも1つのコンタクト箇所との接続のために用いられるさらなる導体路との電気的な接続にも用いられるということである。この少なくとも1つのコンタクト箇所は1つのケーシング部分によって覆われた部分の外部若しくは複数のケーシング部分が設けられている場合には、複数のケーシング部分によって覆われた部分の外部と、機器用プラグ部分を備えた導体路基板の部分の外部に配置されている。
【0010】
有利には少なくとも1つのコンタクト箇所は導体路基板に被着されているセンサ端子部分と電気的に接続されていてもよい。そのうえさらに、電子制御された油圧式アクチュエータ、例えば電気的に操作可能な圧力制御弁あるいは別の変速機構成要素の対抗コンタクトと電気的に接続される少なくとも1つのコンタクト箇所を導体路基板上の複数のケーシング部分によって覆われた領域外に設けることも可能である。
本発明の別の有利な構成例及び改善例は従属項に記載されている手段によって実現され得る。
【0011】
有利には電気的な構成要素、例えばセンサ端子部分は、複数のケーシング部分によって覆われた導体路基板の領域外に直接配設してもよい。導体路基板上の複数のケーシング部分によって覆われた領域外のその他のコンタクト箇所は、導体路基板から空間的に離されて設けられているアクチュエータと電気的に接続されてもよい。
【0012】
特に有利には少なくとも1つのケーシング部分及び機器用プラグ部分及び少なくとも1つのコンタクト箇所によって覆われない導体路基板の外部領域に保護層が施される。第1の側と、該第1の側とは反対側の第2の側と、囲繞している端面側とを備えたプレート状の導体路基板は、有利には保護層として、第1の側と第2の側に被着される保護層と、囲繞する端面側に被着される縁部カバーを含んでいる。この保護層は有利には、銅層、コーティング層またはその他の適する不動態化層を含み得る。それらはミッションオイル、水分及びその他の有害媒体の基板内への拡散を回避させる。
【0013】
熱放出の改善は、少なくとも1つのケーシング部分が、熱放出のために設けられた冷却体、特に自動車用変速機の油圧プレートへの載置のためのフラットな面を備えるように形成されてもよい。
【0014】
熱放出のさらなる改善は、導体路基板の第1の側に配設され熱を発生する少なくとも1つの電気的な構成素子を、導体路基板の貫通接続部を介して、導体路基板の第1の側とは反対側の第2の側の熱伝導層と熱的に接続させることによって得られる。熱伝導のさらなる改善に対しては、熱伝導層がケーシング部分及び/又は冷却体と熱伝導のために接触接続される。
【0015】
以下の明細書では、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
【実施例】
【0016】
図1には、本発明の第1の実施例が断面図で示されている。本発明による電気的制御機器1は導体路基板2を含んでいる。この導体路基板は単層プリント基板若しくは多層プリント基板として、あるいは又は金属プレート上に積層されたフレキシブルな導体箔若しくは射出成形部材として、共に埋込まれる導体路と共に形成されてもよいし、その他のやり方で形成されてもよい。この導体路基板は第1の側15と、その反対側にある第2の側16と、周りを取り囲む端面側31とを有し、実質的にプレート状に形成されている。導体路基板2はその第1の側15と第2の側の局所的に限られた領域に、電子回路9を形成している複数の電気的構成素子11を備えている。前記構成素子11は導体路基板の片側のみに被着させるだけでもよい。複数の構成素子11が実装されている領域は図2では波線で示されている。これらの電気的構成素子11は導体路基板2の導体路12によって相互に電気的に接続されている。これらの導体路は多層基板の1つ若しくは複数の層を介して案内されていてもよい。前記導体路基板上には電気的構成素子11の配線のための導体路12の他にもさらに別の複数のさらなる導体路13ないし14が配設されており、これらの導体路は前記第1の側15と第2の側16で電子回路9によって占有されている領域外の導体路基板2の離れた領域に導かれている。図2から明らかなようにこの導体路基板は最大長aと最大幅bを有しており、それらはできるだけ少ない材料裁断が得られるように選定されている。導体路基板2の面積の拡大は自動車用変速機における所与の状況に適合化される。図1から明らかなように第1の側15の電子回路9に所属する構成素子11は第1のケーシング部分3によって覆われており、それに対して第2の側16の構成素子11は第2のケーシング部分4によって覆われている。これらのケーシング部分3,4は例えば金属性のシェル状半部として、例えば打抜き曲げ加工部材として形成されてもよい。図3から最もよくわかるように、第1のケーシング部分3と第2のケーシング部分4が公知の手法で縁部領域において多重に折曲げられていてもよい。それにより環状の遮蔽リング17がそれぞれのケーシング部分の折曲げ領域と導体路基板2の間に配置され得る。ネジ結合手段18を用いて、あるいはその他の適切な手法を用いて、第1のケーシング部分3と第2のケーシング部分4は導体路基板2に固定可能である。この場合それぞれの環状の遮蔽リング17は対応するケーシング部分と導体路基板2の間で押圧され、電子回路9が外部に向けて密閉される。導体路基板2の導体路14は、電気的構成素子11を機器プラグ部分6に接続させる。この機器プラグ部分6はケーシング部分3,4によって覆われている領域外の導体路基板に配設されている。この機器プラグ部分6は制御機器1を外部のワイヤハーネスに接続するために用いられる。重要なのは、導体路基板2上のケーシング部分3,4によって覆われている領域の外部と、導体路基板2上の機器プラグ部分6によって覆われている領域の外部に、少なくとも1つのコンタクト箇所21が設けられていることである。このコンタクト箇所は制御機器のさらなる電気的構成素子のコンタクト形成のために用いられる。少なくとも1つのコンタクト箇所21は、例えば金属面の形態で形成されてもよいし貫通接続部の形態で形成されてもよい。
【0017】
図1から明らかなように、さらなる構成要素はセンサ端子部分7であってもよい。このセンサ端子部分7は回転数センサの接続のために用いられ、2つのコンタクトピン30を用いて導体路基板上の2つのコンタクト箇所21と電気的に接続される。これらのコンタクト箇所21は、図2に示されているように導体路13を介して電子回路9と接続されている。センサ端子部分7は、ケーシング部分3,4と機器プラグ部分によって覆われている領域外部で導体路基板2に機械的に固定されていてもよい。図1から明らかなように、導体路基板の第2の側には少なくとも1つのさらなるコンタクト箇所22が配設されている。このさらなるコンタクト箇所は導電性のコンタクトバネ要素29を用いて電気油圧式アクチュエータに接続されている。この電気油圧式アクチュエータ8は、例えば変速機の油圧回路内で油圧を調節している圧力制御弁であってもよい。導体路基板2上で、ケーシング部分3,4と機器プラグ部分6によって覆われている領域の外部には、変速機の例えばセンサ、アクチュエータ、クランプコンタクト、押圧コンタクトなどの電気的な構成要素のコンタクト形成のための別のコンタクト箇所が任意に設けられていてもよい。これらのコンタクト箇所と電気的な構成素子のコンタクト形成は、差込みコンタクト、蝋付けコンタクト、プレスコンタクト、バネコンタクトあるいはその他の適切なやり方で行われ得る。全てのコンタクト箇所は導体路基板の導体路を介して電子回路9に接続されている。
【0018】
ケーシング部分3,4と機器プラグ部分6及びコンタクト箇所21,22及び場合によって電気的構成要素7の実装されている導体路基板2は、第2のケーシング部分4のフラットな外表面4を用いて冷却体10に取付けられている。この冷却体10は例えば変速機の油圧プレートである。この油圧プレートには複数のアクチュエータ8が固定されており、これらのアクチュエータは導体路基板上でバネコンタクト要素29を介して対応するコンタクト箇所22に電気的に接続されている。
【0019】
図4に示されているように、例えばシェル状半部の形状のケーシング部分3ないし4の代わりに鋳造材20の充填されたフレーム部材19をケーシング部分として電気的な構成素子11のカバーのために使用してもよい。また前記構成素子11を覆うケーシング部分を成型材、発泡スチロール、ジェル材などで構成することも可能である。重要なのは、第1の側15の構成素子11と第2の側16の構成素子11がケーシング部分3,4によって攻撃的な媒体から保護することである。
【0020】
本発明の更に別の有利な実施例が図5に示されている。この実施例は図1に示されている実施例と次の点で異なっている。すなわちケーシング部分3,4によって覆われていない、導体路基板2の第1の側15と第2の側16の領域が保護層を備えている点である。これに対して導体路基板2の第1の側15と当該第1の側15とは反対側の第2の側16がこの図には示されていない機器プラグ部分6まで、ケーシング部分3、4とコンタクト箇所21,22で占有されている領域外の部分をそれぞれ広範囲に亘って被着されている保護層23を備えている。この保護層23は有利には広範囲の銅性導体路、塗装部分又は適切なハードコーティングないしソフトコーティング部分を含んでおり、それらは例えばミッションオイル又は湿気などの媒体が基板内に拡散することを防いでいる。また導体路基板2の囲繞する端面側には保護層として縁部カバー24が被着されている。この縁部カバー24は、塗装、鋳造材、射出成形材などまたはその他の適したパッシベーション部によって実現されていてもよい。
【0021】
熱を発生する構成素子からの熱放出は様々なやり方で行うことが可能である。例えば図6に示されているように、パワー構成素子11から導体路基板2の第1の側で発生した熱が例えば公知手法で導体路基板2内に設けられている貫通接続部25を介して第2の側16に放出されるようにしてもよい。導体路基板2の第2の側16は、熱伝導層26と熱的にコンタクトしている。この熱伝導層26は例えば自身と熱伝導形成するケーシング部分4に熱を伝える銅性の層であってもよい。そこから熱は、当該のケーシング部分4が載置されている冷却体10に伝導される。この冷却体は例えば変速機の油圧プレートとして表されている。しかしながらこれらの熱は熱伝導層26から直接冷却体10に伝達されるものであってもよい。この目的のためには例えば図7に示されているように、冷却体は台部27を備えており、この台部27の上に導体路基板2が熱伝導層26を介して載置されている。また代替的に図8に示されているように、冷却体10は切欠部32と該切欠部32を囲繞する縁部28を有していてもよい。ここではこの縁部に導体路基板2が熱伝導層26の介在のもとで載置されている。
【符号の説明】
【0022】
2 導体路基板
3 ケーシング部分
4 ケーシング部分
6 機器プラグ部分
8 アクチュエータ
9 電子回路
10 冷却体
11 パワー構成素子
15 第1の側
16 第2の側
21 コンタクト箇所
22 コンタクト箇所
23 保護層
25 貫通接続部
26 熱伝導層
29 バネコンタクト要素
31 端面側
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8