(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に添付図面を参照して、消色装置の実施の形態を説明する。
(第一の実施形態)
【0008】
第一の実施形態は、読取部を有する消色装置において、画像消色の前後で同一の読取部により画像を読み取り、複数の処理モードを有する。
【0009】
図1は、第一の実施形態のシステム構成図である。モード選択システムは、システム構成として例えば、複数の消色装置100、複数のクライアントPC(Personal Computer)101、サーバ102を有する。また、システムの各コンポーネントはネットワーク103を介して接続されている。
【0010】
図2は、消色装置の構成図である。消色装置100は、画像形成装置で画像形成された用紙(記録媒体)の画像を消色し、用紙の再利用を可能とする。消色装置100は、給紙部10、第1の搬送路11、第2の搬送路12、第1の読取部13A、第2の読取部13B、消色部15、搬送ローラ16、経路変更部(切替部)17、第1の排紙部19、第2の排紙部20を有する。
【0011】
給紙部10は、再利用しようとする用紙Pの画像を消色するために消色装置100の内部へ給紙する。給紙部10は、給紙トレイ22及びピックアップローラ18を有する。給紙トレイ10は、再利用するための用紙Pを積載する。ピックアップローラ18は、給紙トレイ10 から用紙Pを1枚ずつ取り出し、第1の搬送路11へ送り出す。
【0012】
第1の搬送路11、第2の搬送路12は、複数の搬送ローラ16を有し、搬送ローラ16は駆動ローラと従動ローラの対で構成される。第1の搬送路11は、一対の第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bを有する。第1の読取部13A及び第2の読取部13Bは二次元CCDスキャナを有する。第1の読取部13Aは、給紙部10から搬送されてくる用紙の片面を読み取り、第2の読取部13Bは第1の読取部13Aの読み取る面の反対側の面を読み取る。第1の読取部13A及び第2の読取部13Bで読み取った画像は、記憶部であるRAM(Random Access Memory)203に保存される。第1の読取部13A及び第2の読取部13Bで読み取った画像の保存先は、RAM203に限らず、ROM(Read Only Memory)202やHDD(Hard disk drive)、メモリ等であっても良い。
【0013】
第1の読取部13A及び第2の読取部13Bで読み取った画像は、消色装置100のRAM203への保存に限らず、クライアントPC101のRAM302やサーバ102のRAM402に保存するようにしても良い。また、使用者を個人認証するため、ログイン、ログアウト機能を備える消色装置100であるとき、消色装置100のログアウト時に、消色装置100のRAM203に保存された画像のデータをクライアントPC101のRAM302あるいはサーバ102のRAM402に送信し、保存するようにしても良い。
【0014】
また、第1の読取部13A及び第2の読取部13Bは、用紙Pが使用可能か否か、用紙の印字が消色されたか否かを判断するために、表面を読み取る。
【0015】
第1の読取部13A及び第2の読取部13Bによる読み取りは2回行う。第1の読取部13A及び第2の読取部13Bは、1回目の読み取りで、読み取った画像を電子化して、記憶部に保存する。第1の読取部13A及び第2の読取部13Bは、消色後の2回目の読み取りで、消色処理後、用紙が再利用可能か否かを判定する。
【0016】
1回目の読み取りで、画像を保存し、しわやステイプル、折れ、消色不可能なメモ書き等により使用不可能であるか否かを判定するようにしても良い。この場合、1回目の読み取りで、再利用可能な状態であると判断されれば、消色処理を施し、2回目の読み取りで、用紙Pの画像が消色されているか否かを判断し、第1の排紙部19または第2の排紙部20に排紙する。1回目の読み取りで、再利用不可能な状態であると判断されれば、消色処理を施し、2回目の読み取りを行わずに、第1の排紙部19または第2の排紙部20に排紙する。また、1回目の読み取りで、再利用不可能な状態であると判断されれば、消色処理、及び2回目の読み取りを行わずに、第1の排紙部19または第2の排紙部20に排紙しても良い。これらの設定は事前に選択し、設定できる。第1の読取部13A及び第2の読取部13Bは、対の二次元CCDスキャナに限定されず、CMOSセンサであっても良い。
【0017】
また、消色後の読み取りで、しわやステイプル、折れ、消色不可能なメモ書き等により使用不可能であるか否かを判定するようにしても良い。消色後の読み取りは、1回目の読み取りであっても、2回目の読み取りであっても良い。消色後に読み取りを行うと、しわやステイプル、折れ、消色不可能なメモ書き等の検知をしやすくなる。CPU200は、消色後の読み取りで、しわやステイプル、折れ、消色不可能なメモ書き等により使用不可能であるか否かを判定し、判定結果に応じて、第1の排紙部19または第2の排紙部20に排紙する。これらの設定は事前に選択し、設定できる。
【0018】
第1の搬送路11は、給紙部10から、第1の排紙部19または第2の排紙部20へ接続される。第2の搬送路12は、第1の搬送路11の第1の読取部13A及び第2の読取部13Bの下流の分岐点から分岐し、第1の搬送路11の第1の読取部13A及び第2の読取部13Bの上流の合流点で合流する。分岐点には経路変更部17が配置される。
【0019】
第2の搬送路12は、搬送路中に消色部15を有する。消色部15は、ローラ対21、及びヒータ205を有する。ローラ対21はヒータ205により加熱される。ヒータ205により加熱されたローラ対21を介して、用紙Pに一定以上の温度や熱を加えることにより、消色可能な画像形成材料を用いて形成された用紙Pの画像を加熱し、色材を無色化する。消色部15はローラ対21で画像消色をすることにより、用紙Pの両面の画像消色を可能とする。
【0020】
排紙部23は第1の排紙部19及び第2の排紙部20を有する。各種処理を施した用紙Pは、第1の排紙部19または第2の排紙部20へ排紙される。ユーザは第1の排紙部19または第2の排紙部20のいずれかに用紙Pを排紙できるよう選択可能としても良い。
【0021】
図3は、消色装置100、及びクライアントPC101、及びサーバ102のブロック図である。消色装置100の制御部であるCPU(Central Processing Unit)200は、システムバス201を介してROM(Read Only Memory)202、RAM203、第1の読取部13A、第2の読取部13BのCCDセンサ204、消色部15のヒータ205、外部からのデータの入力、外部へのデータの出力をするインターフェース(I/F)206が接続される。CPU200は、システムバス201を介して接続されたI/F206によってクライアントPC101やサーバ102と通信する。
【0022】
また、CPU200は、経路変更部17を制御する経路変更部駆動制御部207、及び搬送ローラを駆動する用紙搬送モータ209を制御する用紙搬送モータ駆動制御部208、及び操作部210、及び表示部211が接続される。
【0023】
ROM202には、CPU200を動作させるためのプログラム、再利用可否の指針とするため用紙の印字率、画像が消色されたか否かを判断するための濃度閾値が格納される。また、1回目の画像読取でしわの深さなどを判定する場合は、しわの深さなどを判定するために利用する濃度閾値が格納される。RAM203には、用紙Pの画像読取時に得られる画像を格納する。CCDセンサ204は、一列のラインセンサとして配置されており、用紙Pの濃淡を検出する。ヒータ205は、IHヒータなどを用い、消色部15を用紙Pが通過する間にローラ対21を介して、用紙Pに熱を加えて色材を無色化する。
【0024】
操作部210はタッチパネル式の表示部211と各種キーを有し、例えば消去装置本体の上部に配置される。操作キーは、例えばテンキー、ストップキー、スタートキー等を有する。表示部211は、消色装置100の各種の処理モードを含む設定情報や動作ステータス、ログ情報、あるいはユーザへのメッセージを表示する。ユーザは、操作部210を介して、消色の開始あるいは消色するシートPの画像の読み込み等の消色装置100の処理モードを選択可能である。処理モードについては後述する。なお、操作部210は、消色装置100の本体に配置されるものに限定されない。例えばネットワークを介して消色装置100と接続される外部装置の操作部から操作できる構成であっても良い。あるいは、操作部210は、消色装置本体から独立した形態であり、有線あるいは無線通信によって消色装置100を操作する構成であっても良い。本実施形態の操作部は、消色装置100に対して処理の指示や情報の閲覧等ができるものであれば良い。以下の説明では、表示部211をタッチパネルとして説明する。
【0025】
CPU200は、経路変更部駆動制御部207を制御することにより、経路変更部17を駆動して、第1の搬送路11から第2の搬送路12へ用紙Pを搬送するよう振り分けたり、第1の搬送路11から第1の排紙部19、第2の排紙部20へ用紙Pを搬送するよう振り分けたりする。さらに、CPU200は、画像消色後に消色が正常に施されたか否か、すなわち用紙Pが再利用可能であるか否かを判別する。
【0026】
クライアントPC101は、CPU300、ROM301、RAM302、操作部303、表示部304、及びI/F305を有する。クライアントPC101の制御部であるCPU300はシステムバス306を介して、ROM301、RAM302、操作部303、表示部304、及びI/F305と接続する。また、クライアントPC101のRAM302に、消色装置100の第1の読取部13A及び第2の読取部13Bで読み取った画像を保存するようにしても良い。
【0027】
サーバ102は、CPU400、ROM401、RAM402、I/F403を有する。サーバ102の制御部であるCPU400は、システムバス4040を介して、ROM401、RAM402、I/F403と接続する。また、サーバ102のRAM402に、消色装置100の第1の読取部13A及び第2の読取部13Bで読み取った画像を保存するようにしても良い。
【0028】
図4乃至
図6は、消色装置100の第1の搬送路11及び第2の搬送路12における用
紙Pの搬送を示す図である。
【0029】
図4は、給紙部10から給紙された用紙Pが、第1の搬送路11を搬送する状態を示す。図中の矢印は、用紙Pの進行方向を示す。用紙Pを第1の搬送路11へ搬送し、第1の読取部13A及び第2の読取部13Bで画像を読み取る。第1の読取部13Aあるいは第2の読取部13Bで用紙を検知すると、経路変更部17は、第1の搬送路11から第2の搬送路12へ用紙Pを搬送する方向に回動する。第1の読取部13A及び第2の読取部13Bで画像を読み取った用紙Pは第2の搬送路12へ振り分けられる。
【0030】
図5は、用紙Pが第2の搬送路12を搬送する状態を示す。第1の搬送路11から第2の搬送路12へ搬送された用紙Pの画像を消色部15により消色する。画像を消色した用紙Pは、第1の搬送路11の第1の読取部13A及び第2の読取部13Bの上流へ搬送される。
【0031】
図6は、画像の消色処理後の第1の搬送路11における用紙Pの搬送を示す図である。第2の搬送路12から第1の搬送路11へ搬送された用紙Pの画像を第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bで再び読み取る。第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bで再び画像を読み取ると、経路変更部17は、第1の搬送路11から排紙部23へ用紙Pが搬送される方向に回動する。画像を再び読み取った用紙Pは第1の排紙部19または、第2の排紙部20へ振り分けられる。
【0032】
第1の排紙部19を再利用可能な用紙Pの排紙先とし、第2の排紙部20を再利用不可能な用紙Pの排紙先とする。第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bが読み取った画像から、CPU200は、用紙Pが再利用可能であるか否かを判断し、再利用可能であれば、第1の排紙部19へ用紙Pを搬送し、再利用不可能であれば、第2の排紙部20へ用紙Pを搬送する。これに限らず、再利用可能であれば、第2の排紙部20へ用紙Pを搬送し、再利用不可能であれば、第1の排紙部19へ用紙Pを搬送するようにしても良い。
【0033】
消色装置100は、複数の処理モードを有する。1つ目は消色モード、2つ目は読取モード、3つ目は分別モードである。4つ目は読取及び消色を組み合わせたモードであり、5つ目は消色及び分別を組み合わせたモードであり、6つ目は読取及び消色及び分別を組み合わせたモードである。
【0034】
図7は、表示部211における、設定項目によるモード選択を表示部211に示す第1の表示例である。処理設定時、CPU200は、表示部211に、設定項目30、31、32、33、処理設定ボタン40、41、42、43、決定ボタン50、キャンセル51を表示する。また、CPU200は、処理設定時、例えば「実行する処理をONにしてください」と表示し、処理選択を促す。CPU200は、設定項目30、31、32を処理する順序に並べて表示する。
図7では、左から順に設定項目30、31、32を並べて表示する。設定項目30はデータ保存、設定項目31は消色、設定項目32は分別、33は事前分別である。設定項目30、31、32の並べる順序は、左からに限らず、例えば上から順に並べて表示するようにしても良い。
【0035】
CPU200は、読取部13にて画像を読み取る第1の設定、消色部15にて画像を消色する第2の設定、及び読取部13にて再利用可能か否かを判断する第3の設定の内少なくとも1つの設定を受け付け、受け付けた設定の処理を行う。CPU200は、設定項目の設定の組み合わせにより処理モードを決定する。例えば、CPU200が、第1の設定、第2の設定、第3の設定を受け付けたら、読取及び消色及び分別処理を行う。このときのモードは、読取及び消色及び分別を組み合わせたモードである。また、用紙Pのサイズが所定のサイズより大きい場合、CPU200が、消色処理をしないモードを受け付けても、経路変更部17を、消色部15を有する第2の搬送路12へ用紙Pを搬送させるよう切り替える。このとき、CPU200は、用紙Pを消色処理せずに搬送する。消色処理をしないモードとは、読取モードあるいは、分別モードを指す。
【0036】
事前分別は、1回目の読み取りで、印字率を確認し、分別する処理である。印字率が高ければ、CPU200は、消色処理を行わず、再利用不可能であると判断し、第2の排紙部20へ排紙する。例えば、検知範囲における印字率が閾値以上であれば、印字率が高いと判断する。用紙の再利用可否を判断する印字率の閾値は、適宜変更可能としても良い。
【0037】
設定項目30、31、32は、処理する順序を示す形状で表示する。例えば、設定項目30、31の形状を矢印で示し、処理する順序が分かるよう示す。また、矢印での表示に限らず、英数字や文字で順序を記載するようにしても良い。
【0038】
CPU200は、設定項目30は処理設定ボタン40と、設定項目31は処理設定ボタン41と、設定項目32は処理設定ボタン42とを、それぞれ対に表示する。処理設定ボタン40、41、42、43は、ONまたはOFFに選択可能である。処理設定ボタン40がONに選択されると、読取部13で画像を読み取る第1の設定となり、処理設定ボタン41がONに選択されると、消色部15にて、画像を消色する第2の設定となり、処理設定ボタン42がONに選択されると、読取部13にて再利用可能か否かを判断する第3の設定となり、処理設定ボタン43がONに選択されると、事前分別処理を行う設定となる。処理設定ボタン40がOFFに選択されると、データ保存処理をしない設定となり、処理設定ボタン41がOFFに選択されると、消色処理をしない設定となり、処理設定ボタン42がOFFに選択されると、分別処理をしない設定となり、処理設定ボタン43がONに選択されると、事前分別処理をしない設定となる。表示部211は、タッチパネルであり、CPU200は、例えば、処理設定ボタン40、41、42、43が押下されたと判断したら、選択タブを表示し、ONあるいはOFFを選択可能に表示する。
【0039】
ユーザは、選択ボタン40、41、42、43で、ONあるいはOFFを選択し、選択が終了したら、決定ボタン50を押下する。CPU200は、決定ボタン50が押下されたと判断したら、モードを決定する。また、CPU200は、キャンセルボタン51を押下されたと判断したら、処理設定をやめる。
【0040】
図8は、設定項目とモードの関係を示す表である。モードは、設定項目30、31、32の処理設定ボタン40、41、42の設定により選択される。処理設定ボタン40、41、42のONまたはOFFの組み合わせにより、消色モード、読取モード、分別モード、読取及び消色を組み合わせたモード、消色及び分別を組み合わせたモード、読取及び消色及び分別を組み合わせたモードの6つのモードが選択される。
【0041】
データ保存の設定項目30の処理設定ボタン40でON、事前分別の設定項目33の処理設定ボタン43でOFF、消色の設定項目31の処理設定ボタン41でOFF、分別の設定項目32の処理設定ボタン42でOFFが選択されたら、CPU200は読取モードと判断する。データ保存の設定項目30の処理設定ボタン40でOFF、事前分別の設定項目33の処理設定ボタン43でON、消色の設定項目31の処理設定ボタン41でOFF、分別の設定項目32の処理設定ボタン42でOFFが選択されたら、CPU200は事前分別モードと判断する。データ保存の設定項目30の処理設定ボタン40でOFF、事前分別の設定項目33の処理設定ボタン43でOFF、消色の設定項目31の処理設定ボタン41でON、分別の設定項目32の処理設定ボタン42でOFFが選択されたら、CPU200は消色モードと判断する。データ保存の設定項目30の処理設定ボタン40でOFF、事前分別の設定項目33の処理設定ボタン43でOFF、消色の設定項目31の処理設定ボタン41でOFF、分別の設定項目32の処理設定ボタン42でONが選択されたら、CPU200は分別モードと判断する。
【0042】
データ保存の設定項目30の処理設定ボタン40でON、事前分別の設定項目33の処理設定ボタン43でOFF、消色の設定項目31の処理設定ボタン41でON、分別の設定項目32の処理設定ボタン42でOFFが選択されたら、CPU200は読取及び消色を組み合わせたモードと判断する。データ保存の設定項目30の処理設定ボタン40でOFF、事前分別の設定項目33の処理設定ボタン43でOFF、消色の設定項目31の処理設定ボタン41でON、分別の設定項目32の処理設定ボタン42でONが選択されたら、CPU200は消色及び分別を組み合わせたモードと判断する。データ保存の設定項目30の処理設定ボタン40でON、事前分別の設定項目33の処理設定ボタン43でOFF、消色の設定項目31の処理設定ボタン41でON、分別の設定項目32の処理設定ボタン42でONが選択されたら、CPU200は読取及び消色及び分別を組み合わせたモードと判断する。
【0043】
データ保存の設定項目30の処理設定ボタン40でOFF、事前分別の設定項目33の処理設定ボタン43でON、消色の設定項目31の処理設定ボタン41でON、分別の設定項目32の処理設定ボタン42でOFFが選択されたら、CPU200は事前分別及び消色を組み合わせたモードと判断する。データ保存の設定項目30の処理設定ボタン40でON、事前分別の設定項目33の処理設定ボタン43でON、消色の設定項目31の処理設定ボタン41でON、分別の設定項目32の処理設定ボタン42でOFFが選択されたら、CPU200は読取及び事前分別及び消色を組み合わせたモードと判断する。データ保存の設定項目30の処理設定ボタン40でOFF、事前分別の設定項目33の処理設定ボタン43でON、消色の設定項目31の処理設定ボタン41でON、分別の設定項目32の処理設定ボタン42でONが選択されたら、CPU200は事前分別及び消色及び分別を組み合わせたモードと判断する。データ保存の設定項目30の処理設定ボタン40でON、事前分別の設定項目33の処理設定ボタン43でON、消色の設定項目31の処理設定ボタン41でON、分別の設定項目32の処理設定ボタン42でONが選択されたら、CPU200は読取及び事前分別及び消色及び分別を組み合わせたモードと判断する。
【0044】
上述の説明では、処理設定ボタン40、41、42をONあるいはOFFを選択することで設定しているが、これに限らず、ON、OFFを「処理する」あるいは「処理しない」と表示するようにしても良い。
【0045】
図7では、設定項目30(データ保存)、31(消色)、32(分別)を処理する順序に左から順に並べ、設定項目33(事前分別)を別に表示しているが、
図9に示すように、事前分別の設定項目33含む、4つの設定項目を処理する順序に並べて表示するようにしても良い。データ保存及び事前分別は、1回目の読み取り時に、処理されるので、
図9では、データ保存及び事前分別の設定項目30、33を並行処理される項目として、上下に並べて表示する。このように処理する順序に設定項目を並べて表示することで、ユーザに分かり易い表示となる。
【0046】
消色モードについて説明する。消色モードは、画像読取を行わず、消色処理を実施する。
【0047】
図10は、消色モードのフローチャートである。
図7の設定項目30、31、32、33の処理設定ボタン40、41、42、43により、消色モードが選択されたら、500において、ピックアップローラ18が、用紙Pを給紙トレイ22から給紙し、501において第1の搬送路11へ用紙Pを搬送する。502において、経路変更部駆動制御部207が、経路変更部17を駆動して、第1の搬送路11から第2の搬送路12へ用紙Pを搬送する。503において、消去部15が用紙Pの画像の消色処理を行う。その後、504において、搬送ローラ16によって、第2の搬送路12から第1の搬送路11へ用紙Pを搬送する。505において、搬送ローラ16によって、用紙Pを第1の排紙部19または第2の排紙部20へ排紙し、動作を終了する。
【0048】
読取モードについて説明する。読取モードは、画像消色を行わず、画像の読取処理を実施する。
【0049】
図11は、読取モードのフローチャートである。
図7の設定項目30、31、32、3
3の処理設定ボタン40、41、42、43により、読取モードが選択されたら、600において、ピックアップローラ18が、用紙Pを給紙トレイ22から給紙し、601において第1の搬送路11へ搬送ローラ16が、用紙Pを搬送する。602において、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bにより、用紙Pの画像を読み取り、読み取った画像を記憶部に保存する。603において、用紙Pを搬送ローラ16が、第1の排紙部19または第2の排紙部20へ排紙し、CPU200は動作を終了する。
【0050】
分別モードについて説明する。分別モードは、画像消色を行わず、用紙Pの再利用可否の分別を実施する。
【0051】
図12は、分別モードのフローチャートである。
図7の設定項目30、31、32、33の処理設定ボタン40、41、42、43により、分別モードが選択されたら、700において、ピックアップローラ18が用紙Pを給紙トレイ22から給紙し、701において搬送ローラ16が第1の搬送路11へ用紙Pを搬送する。702において、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bにより、用紙Pの画像を読み取り、703において、CPU200は、用紙Pの再利用可否を判断する。再利用可能であれば(703のYes)、704において、用紙Pを搬送ローラ16が第1の排紙部19に排紙し、動作を終了する。再利用不可能であれば(703のNo)、705において、用紙Pを搬送ローラ16が第2の排紙部20へ排紙し、動作を終了する。
【0052】
読取及び消色を組み合わせたモードについて説明する。読取及び消色を組み合わせたモードは、分別処理を行わず、画像の読み取り後、消色処理を実施する。
【0053】
図13は、読取及び消色を組み合わせたモードのフローチャートである。
図7の設定項目30、31、32、33の処理設定ボタン40、41、42、43により、読取及び消色を組み合わせたモードが選択されたら、800において、ピックアップローラ18が用紙Pを給紙トレイ22から給紙し、801において搬送ローラ16が第1の搬送路11へ用紙Pを搬送する。802において、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bにより、用紙Pの画像を読み取り、読み取った画像を記憶部に保存する。803において、経路変更駆動制御部207が経路変更部17を駆動して、搬送ローラ16が第1の搬送路11から第2の搬送路12へ用紙Pを搬送する。804において、消色部15が用紙Pの画像の消色処理を行う。その後、805において、搬送ローラ16が第2の搬送路12から第1の搬送路11へ用紙Pを搬送する。806において、搬送ローラ16は用紙Pを第1の排紙部19または第2の排紙部20へ排紙し、動作を終了する。
【0054】
消色及び分別を組み合わせたモードについて説明する。消色及び分別を組み合わせたモードは、消色前の読取処理を行わず、消色処理後、用紙Pの再利用可否の分別を実施する。
【0055】
図14は、消色及び分別を組み合わせたモードのフローチャートである。
図7の設定項目30、31、32、33の処理設定ボタン40、41、42、43により、消色及び分別を組み合わせたモードが選択されたら、900において、ピックアップローラ18が、用紙Pを給紙トレイ22から給紙し、901において、搬送ローラ16が第1の搬送路11へ用紙Pを搬送する。902において、経路変更部駆動制御部207が経路変更部17を駆動して、搬送ローラ16が第1の搬送路11から第2の搬送路12へ用紙Pを搬送する。903において、消色部15が用紙Pの画像の消色処理を行う。その後、904において、搬送ローラ16が第2の搬送路12から第1の搬送路11へ用紙Pを搬送する。905において、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bにより、用紙Pの画像を読み取る。906において、CPU200が、用紙Pの再利用可否を判断する。再利用可能であれば(906のYes)、907において、搬送ローラ16が第1の排紙部19に排紙し、動作を終了する。再利用不可能であれば(906のNo)、908において、搬送ローラ16が用紙Pを第2の排紙部20へ排紙し、動作を終了する。
【0056】
読取及び消色及び分別を組み合わせたモードについて説明する。読取及び消色及び分別を組み合わせたモードは、画像の読み取り後、消色処理を実施し、分別処理を実施する。
【0057】
図15は、読取及び消色及び分別を組み合わせたモードのフローチャートである。
図7の設定項目30、31、32、33の処理設定ボタン40、41、42、43により、読取及び消色及び分別を組み合わせたモードが選択されたら、1000において、ピックアップローラ18が、用紙Pを給紙し、1001において、搬送ローラ16が第1の搬送路11へ用紙Pを搬送する。1002において、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bにより、用紙Pの画像を読み取り、読み取った画像を記憶部に保存する。1003において、経路変更部駆動制御部207において、経路変更部17を駆動して、搬送ローラ16が第1の搬送路11から第2の搬送路12へ用紙Pを搬送する。1004において、消色部15が用紙Pの画像の消色処理を行う。
【0058】
その後、1005において、搬送ローラ16が第2の搬送路12から第1の搬送路11へ用紙Pを搬送する。1006において、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bにより、用紙Pの画像を読み取る。1007において、CPU200が、用紙Pの再利用可否を判断する。再利用可能であれば(1007のYes)、1008において、搬送ローラ16が用紙Pを第1の排紙部19に排紙し、動作を終了する。再利用不可能であれば(1007のNo)、1009において、搬送ローラ16が用紙Pを第2の排紙部20へ排紙し、動作を終了する。
【0059】
事前分別モードについて説明する。事前分別モードは、画像消色を行わず、印字率に応じて、用紙Pの再利用可否判断を実施する。
【0060】
CPU200が、
図7の設定項目30、31、32、33の処理設定ボタン40、41、42、43により、事前分別モードが選択されたと判断したら、ピックアップローラ18が、用紙Pを給紙トレイ22から給紙するよう制御し、搬送ローラ16を第1の搬送路11へ用紙Pを搬送するよう制御する。CPU200は、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bにより、用紙Pの画像を読み取り、印字率を判断するよう制御する。その後、CPU200は、印字率は閾値より小さいと判断したら、搬送ローラ16が用紙Pを第1の排紙部19へ排紙し、印字率が閾値以上であると判断したら、搬送ローラ16が用紙Pを第2の排紙部20へ排紙するよう制御し、動作を終了する。
【0061】
読取及び事前分別を組み合わせたモードは、画像消色を行わず、読み取った画像を記憶部に保存し、印字率に応じて、用紙Pの再利用可否判断を実施する。CPU200が、
図7の設定項目30、31、32、33の処理設定ボタン40、41、42、43により、読取及び事前分別を組み合わせたモードが選択されたと判断したら、上述の事前分別モードで説明した、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bによる画像の読取時に、画像を記憶部に保存し、印字率を判断する。その他の動作は、事前分別モードと同様である。
【0062】
事前分別及び消色を組み合わせたモードについて説明する。事前分別及び消色を組み合わせたモードは、印字率に応じて、用紙Pの再利用可否判断を実施し、印字率が閾値以下と判断された時、消色を実施する。
【0063】
CPU200が、
図7の設定項目30、31、32、33の処理設定ボタン40、41、42、43により、事前分別及び消色を組み合わせたモードが選択されたと判断したら、ピックアップローラ18が、用紙Pを給紙トレイ22から給紙するよう制御し、搬送ローラ16を第1の搬送路11へ用紙Pを搬送するよう制御する。CPU200は、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bにより、用紙Pの画像を読み取り、印字率を判断するよう制御する。CPU200が、印字率が閾値以上であると判断したら、搬送ローラ16が用紙Pを第2の排紙部20へ排紙するよう制御し、動作を終了する。
【0064】
CPU200が、印字率は閾値より小さいと判断したら、経路変更駆動制御部207が経路変更部17を駆動して、搬送ローラ16により第1の搬送路11から第2の搬送路12へ用紙Pを搬送する。CPU200は、消色部15により、第2の搬送路12へ搬送された用紙Pに画像の消色処理を行う。CPU200は、搬送ローラ16により、第2の搬送路12から第1の搬送路11へ用紙Pを搬送し、用紙Pを第1の排紙部19または第2の排紙部20へ排紙し、動作を終了する。
【0065】
読取及び事前分別及び消色を組み合わせたモードは、読み取った画像を記憶部に保存し、印字率に応じて用紙Pの再利用可否を判断し、印字率が閾値より小さければ、消色処理を実施する。CPU200が、
図7の設定項目30、31、32、33の処理設定ボタ40、41、42、43により、読取及び事前分別及び消色を組み合わせたモードが選択されたと判断したら、上述の事前分別及び消色を組み合わせたモードで説明した、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bによる画像の読取時に、画像を記憶部に保存し、印字率を判断する。その他の動作は、事前分別及び消色を組み合わせたモードと同様である。
【0066】
事前分別及び消色及び分別を組み合わせたモードについて説明する。事前分別及び消色及び分別を組み合わせたモードは、印字率に応じて、用紙Pの再利用可否判断を実施し、印字率が閾値以下と判断された時、消色を実施し、用紙Pの再利用可否の分別を実施する。
【0067】
CPU200が、
図7の設定項目30、31、32、33の処理設定ボタン40、41、42、43により、事前分別及び消色及び分別を組み合わせたモードが選択されたと判断したら、ピックアップローラ18が、用紙Pを給紙トレイ22から給紙するよう制御し、搬送ローラ16を第1の搬送路11へ用紙Pを搬送するよう制御する。CPU200は、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bにより、用紙Pの画像を読み取り、印字率を判断するよう制御する。CPU200が、印字率が閾値以上であると判断したら、搬送ローラ16が用紙Pを第2の排紙部20へ排紙するよう制御し、動作を終了する。
【0068】
CPU200が、印字率は閾値より小さいと判断したら、経路変更駆動制御部207が経路変更部17を駆動して、搬送ローラ16により第1の搬送路11から第2の搬送路12へ用紙Pを搬送する。CPU200は、消色部15により、第2の搬送路12へ搬送された用紙Pに画像の消色処理を行う。CPU200は、搬送ローラ16により、第2の搬送路12から第1の搬送路11へ用紙Pを搬送し、再び第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bにより、用紙Pの画像を読み取る。CPU200は、用紙Pの再利用可否を判断する。再利用可能であれば、用紙Pを搬送ローラ16が第1の排紙部19に排紙し、動作を終了する。再利用不可能であれば、用紙Pを搬送ローラ16が第2の排紙部20へ排紙し、動作を終了する。
【0069】
読取及び事前分別及び消色及び分別を組み合わせたモードは、読み取った画像を記憶部に保存し、印字率に応じて用紙Pの再利用可否を判断し、印字率が閾値より小さければ、消色処理を実施し、消色後の再利用可否の判断を実施する。CPU200が、
図7の設定項目30、31、32、33の処理設定ボタン40、41、42、43により、読取及び事前分別及び消色及び分別を組み合わせたモードが選択されたと判断したら、上述の事前分別及び消色及び分別を組み合わせたモードで説明した、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bによる画像の読取時に、画像を記憶部に保存し、印字率を判断する。その他の動作は、事前分別及び消色及び分別を組み合わせたモードと同様である。
【0070】
読取及び消色及び分別を組み合わせたモードが選択され、用紙Pを1枚ずつ処理する場合、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bでは、消色前に画像を残すための画像読取と、画像消色後に消色が正常に施されたか否かを判別するための画像読取を交互に行うようにする。
【0071】
上述の各モードを消色装置100の操作部210で選択可能であり、ユーザが所望するモードを選択できる。各モードの選択は、消色装置100の操作部210に限らず、クライアントPC101の操作部303で行えるようにしても良い。
【0072】
CPU200は、第1の読取部13A及び第2の読取部13B、及び消色部15、及び経路変更部17を処理モードに応じて制御する。また、CPU200は、消色部15を必要としない処理モードが選択された場合に、消色部15を搬送することなく用紙Pを排出するよう制御する。すなわち、読取モード及び分別モードの際は、第2の搬送路12を搬送することなく用紙Pを排出するよう制御する。
【0073】
CPU200は、モードによって、第1の読取部13A及び第2の読取部13Bでの画像読取時と、消色部15での画像消色時に、用紙Pの搬送速度を変化させる。消色部15にて、消色処理を行う際に所定よりも速い搬送速度で搬送すると、色材に十分な熱量を与えることができず、正常に消色処理をすることができない虞がある。一方、読取部も部材によって最高速度は異なるが、消色処理の搬送最高速度よりも、画像読取時の搬送最高速度の方が速い。そのため消色処理時の消色部15での搬送速度V1と読取部での搬送速度V2の関係は、V1<V2とする。
【0074】
よって、消色モードの場合、読取及び消色を組み合わせたモードの場合、消色及び分別を組み合わせたモードの場合、読取及び消色及び分別を組み合わせたモードの場合は、消色部15での搬送速度V1と読取部での搬送速度V2の関係は、V1<V2とする。
【0075】
読取モードの場合、及び分別モードの場合は、消色部15への搬送は行わないため、読取部で十分画像を読み取れる所定の搬送速度で用紙Pを搬送する。
【0076】
上述のような消色装置100は、画像を残しておくための画像読取をする読取部と、正常に消色されたか否かを判別するための画像読取をする読取部を同一の読取部とすることにより、コストを削減することができる。
【0077】
また、モードの選択をすることで、処理時間を低減させることができ、モードによって用紙Pの搬送速度を変化させることで、さらに処理時間を低減させることができる。
(第二の実施形態)
【0078】
図16乃至
図20に示す第二の実施形態は、複数枚連続で読取処理、消色処理、分別処理を行い、用紙毎に処理をずらして、並行処理を行う。図中、第一の実施形態と同一構成部分には同一符号を付す。図中の矢印は、用紙Pの搬送方向を示す。
【0079】
1枚目の用紙Pの消色処理には読取部である第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bによって読取処理、次に消色部15により消色処理、再度第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bによって読取処理を行い、再利用可能であるか否かを判断する分別処理の順で処理を実施する。用紙P1枚に着目したとき、
図15に示すフローチャートと同様の処理を行う。
【0080】
以下、読取処理、消色処理、分別処理の用紙3枚連続での処理について、説明する。先行する用紙Pを第1の用紙P1とし、第1の用紙P1に次いで搬送される用紙を順番に第2の用紙P2、第3の用紙P3とする。第1の用紙P1を給紙して第1の搬送路11を搬送し、第1の読取部13AA、及び第2の読取部13Bによって読取処理を行う(
図4)。
【0081】
続いて、
図16に示すように、第1の用紙P1を第2の搬送路12を搬送し、消色部15にて消色処理を実施する間に、第2の用紙P2を給紙して第1の搬送路11を搬送し、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bによって読取処理を行う。
【0082】
その後、
図17に示すように、第1の用紙P1は第1の搬送路11を搬送し、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bによって画像を読み取り、分別処理を行い、第1の排紙部19または第2の排紙部20へ排紙する間に、第2の用紙P2を第2の搬送路12を搬送し、消色部15にて消色処理を実施する。
【0083】
さらに、
図18に示すように、第2の用紙P2を第2の搬送路12を搬送し、消色部15にて消色処理を実施する間に、第3の用紙P3を給紙して第1の搬送路11を搬送し、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bによって読取処理を行う。
【0084】
そして、
図19に示すように、第2の用紙P2は第1の搬送路11を搬送し、第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bによって画像を読み取り、分別処理を行い、第1の排紙部19または第2の排紙部20へ排紙する間に、第3の用紙P3を第2の搬送路12を搬送し、消色部15にて消色処理を実施する。その後は上述と同様に処理を繰り返し行う。
【0085】
上記の処理を繰り返す際、以下の順序で読取処理する。1枚目の読取処理、2枚目の読取処理、1枚目の分別処理、3枚目の読取処理、2枚目の分別処理を行い、最終的に(N−2)枚目の分別処理、N枚目の読取処理、(N−1)枚目の分別処理、N枚目の分別処理を行う。Nは整数である。
【0086】
図20は、4枚処理時の処理順序を示す。1100において第1の用紙P1を給紙し、1101において読取処理、1102において第2搬送路12へ搬送する。その後、1103において消色処理、1104において分別処理、1105において排紙する。
【0087】
1102において第1の用紙P1を第2搬送路12へ搬送する間に、1106において第2の用紙P2を給紙し、1103において、第1の用紙P1を消色処理する間に、1107において第2の用紙P2の読取処理をする。1104において第1の用紙P1を分別処理する間に、1108において第2の用紙P2を第2の搬送路12へ搬送し、1105において第1の用紙P1を排紙する間に、1109において第2の用紙P2を消色処理する。その後、第2の用紙P2を1110において分別処理、1111において排紙する。
【0088】
1104において第1の用紙P1の分別処理、及び1106において第2の用紙P2が第2搬送路12へ搬送する間に、1112において第3の用紙P3を給紙する。1105において第1の用紙P1を排紙、及び1109において第2の用紙P2を消色処理する間に、1113において第3の用紙P3の読取処理をする。1110において第2の用紙P2を分別処理する間に、1114において第3の用紙P3を第2の搬送路12へ搬送する。1111において第2の用紙P2を排紙する間に、1115において第3の用紙P3を消色処理する。その後、第3の用紙P3を1116において分別処理、1117において排紙する。
【0089】
1110において第2の用紙P2の分別処理、及び1114において第3の用紙P3を第2搬送路12へ搬送する間に、1118において第4の用紙P4を給紙する。1111において第2の用紙P2を排紙、及び1115において第3の用紙P3を消色処理する間に、1119において第4の用紙P4の読取処理をする。1116において第3の用紙P3を分別処理する間に、1120において第4の用紙P4を第2の搬送路12へ搬送する。1117において第3の用紙P3を排紙する間に、1121において第4の用紙P4を消色処理する。その後、第4の用紙P4を1122において分別処理、1123において排紙する。
【0090】
4枚の処理を繰り返す際、以下の順序で読取処理する。1枚目の読取処理、2枚目の読取処理、1枚目の分別処理、3枚目の読取処理、2枚目の分別処理、4枚目の読取処理、3枚目の分別処理、4枚目の分別処理の順序で処理を行う。
【0091】
消色装置100は、複数の処理モードを有する。1つ目は消色モード、2つ目は読取モード、3つ目は分別モードである。4つ目は読取及び消色を組み合わせたモードであり、5つ目は消色及び分別を組み合わせたモードであり、6つ目は読取及び消色及び分別を組み合わせたモードである。ユーザは所望のモードを選択することができ、各モードは第一の実施形態と同様の処理を行う。
【0092】
上述の各モードを消色装置100の操作部210で選択可能であり、ユーザが所望するモードを選択できる。各モードの選択は、消色装置100の操作部210に限らず、クライアントPC101の操作部303で行えるようにしても良い。
【0093】
CPU200は、第1の読取部13A及び第2の読取部13B、及び消色部15、及び経路変更部17を処理モードに応じて制御する。また、CPU200は、消色部15を必要としない処理モードが選択された場合に、消色部15を搬送することなく用紙Pを排出するよう制御する。すなわち、読取モード及び分別モードの際は、第2の搬送路12を搬送することなく用紙Pを排出するよう制御する。
【0094】
モードによって、第1の読取部13A及び第2の読取部13Bでの画像読取時と、消色部15での画像消色時に、用紙Pの搬送速度を変化させても良い。消色部15にて、消色処理を行う際に所定の搬送速度よりも速く搬送すると、色材に十分な熱量を与えることができず、正常に消色処理をすることができない虞がある。一方、読取部も部材によって最高速度は異なるが、消色処理の搬送最高速度よりも、画像読取時の搬送最高速度の方が速い。そのため消色部15での搬送速度V1と読取部での搬送速度V2の関係は、V1<V2とする。
【0095】
よって、消色モードの場合、読取及び消色を組み合わせたモードの場合、消色及び分別を組み合わせたモードの場合、読取及び消色及び分別を組み合わせたモードの場合は、消色部15での搬送速度V1と読取部での搬送速度V2の関係は、V1<V2とする。
【0096】
読取モードの場合、及び分別モードの場合は、消色部15への搬送は行わないため、読取部で十分画像を読み取れる所定の搬送速度で用紙Pを搬送する。
【0097】
上述のような消色装置100は、画像を残しておくための画像読取をする読取部と、正常に消色されたか否かを判別するための画像読取をする読取部を同一の読取部とすることにより、コストを削減することができる。また、モードの選択をすることで、処理時間を低減させることができる。
【0098】
読取部にて、第1の用紙P1の処理後に第2の用紙P2を処理すると、処理時間がかかってしまうが、上述のような消色装置100で用紙毎に処理をずらして、並行処理を行うことにより、さらに処理時間を低減させることができる。
【0099】
上記実施形態の説明では、画像消色装置として画像の色を消す「消色処理」と記述したが、画像を消去するという意味でもある。本実施の形態に記載の消色装置は、熱により画像の色を消す装置に限定されるものではない。例えば、光の照射によってシート上の画像の色を消す装置でも、特殊シートに形成された画像の消す装置でもよい。あるいは、シート上の画像を除去(消去)する装置であっても良く、シートを再利用可能にするために、画像が見えなくなる構成であれば良い。
【0100】
以上説明した少なくともひとつの実施形態の消色装置及び処理方法によれば、モードを選択することで、処理時間を低減させることができる。
【0101】
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲は要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。