(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、モバイル端末上でのファイル・ダウンロードには、帯域幅及び消費電力の問題があり、コストが高く、且つ、ファイルが大きい場合、モバイル端末の電力量及び流量に対する要求量が大きくなり、ダウンロードの時間も長くなってしまう。
【0005】
現在、モバイル端末がファイルをダウンロードするのに消費時間が長いとの問題に対して、対応の解決案がない。
【0006】
本発明の実施例は、モバイル端末がファイルをダウンロードするのに消費時間が長いとの問題を解決できるファイル・ダウンロード方法、その装置
、そのシステム
、プログラム及び記録媒体を提供した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第一の局面によれば、本発明の実施例は、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に応用されるファイル・ダウンロード方法を提供した。該方法は、
ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続する各モバイル端末の中から少なくとも一つのファイル受信のモバイル端末を確定し、
サーバが、ダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを、ファイル受信のモバイル端末へそれぞれ送信、或はファイル受信のモバイル端末及びファイル・ダウンロード必要なモバイル端末にそれぞれ送信するように、サーバにダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を送信し、
ファイル受信のモバイル端末がファイルを受信して完了した後に、受信完了のモバイル端末の受信したサブファイルを取得し、
全てのサブファイルを取得した後、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存することを含む。
【0008】
第二の局面によれば、本発明の実施例が提供したファイル・ダウンロード方法は、
モバイル端末によって、該モバイル端末に接続する各モバイル端末の中から少なくとも一つのファイル受信のモバイル端末を確定した後に送信したダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を受信し、
ダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを、ファイル受信のモバイル端末にそれぞれ送信、或はファイル受信のモバイル端末及びファイル・ダウンロード必要なモバイル端末にそれぞれ送信し、ファイル受信のモバイル端末がファイルを受信して完了した後、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末によって受信完了のモバイル端末の受信したサブファイルを取得して、全てのサブファイルを取得した後、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存することを含む。
【0009】
第三の局面によれば、本発明の実施例が提供したファイル・ダウンロード方法は、モバイル端末に応用される方法であって、
当該モバイル端末に接続しているモバイル端末がファイルのダウンロードを行う必要があることを確定し、
ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末からのダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を受信した後に、サーバが送信された、ダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを受信し、
受信完了後、受信完了のサブファイルをファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に送信し、全てのサブファイルを取得した後に、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末によって各サブファイルを一つのファイルに合併して保存することを含む。
【0010】
第四の局面によれば、本発明の実施例が提供したファイル・ダウンロード装置は、
当該装置に接続している各モバイル端末の中から少なくとも一つの受信ファイルのモバイル端末を確定する第一の確定手段と、
サーバが、ダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルをファイル受信のモバイル端末へそれぞれ送信、或はファイル受信のモバイル端末及びファイル・ダウンロード必要なモバイル端末にそれぞれ送信するように、サーバにダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を送信する第一の送信手段と、
ファイル受信のモバイル端末がファイルを受信して完了した後に、受信完了のモバイル端末の受信したサブファイルを取得する取得手段と、
全てのサブファイルを取得した後、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する合併手段とを備える。
【0011】
第五の局面によれば、本発明の実施例が提供したファイル・ダウンロード装置は、
ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続する各モバイル端末の中から少なくとも一つのファイル受信のモバイル端末を確定した後に、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末が送信されたダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を受信する受信手段と、
ダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを、ファイル受信のモバイル端末にそれぞれ送信、或はファイル受信のモバイル端末及びファイル・ダウンロード必要なモバイル端末にそれぞれ送信する送信手段とを備え、
ファイル受信のモバイル端末がファイルを受信して完了した後、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末によって受信完了のモバイル端末の受信したサブファイルを取得して、全てのサブファイルを取得した後、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する。
【0012】
第六の局面によれば、本発明の実施例が提供したファイル・ダウンロード装置は、
当該ファイル・ダウンロード装置に接続しているモバイル端末がファイルのダウンロードを行う必要があることを確定する確定手段と、
ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末から送信されたダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を受信した後に、サーバが送信された、ダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを、受信する第一の受信手段と、
受信完了後、受信完了のサブファイルをファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に送信するファイル送信手段とを備え、
全てのサブファイルを取得した後に、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末によって、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する。
【0013】
第七の局面によれば、本発明の実施例が提供したファイル・ダウンロードシステムは、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末と、サーバと、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続するモバイル端末とを備え、
ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末は、
ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続する各モバイル端末の中から少なくとも一つのファイル受信のモバイル端末を確定し、サーバにダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を送信し、ファイル受信のモバイル端末がファイルを受信して完了した後に、受信完了のモバイル端末の受信したサブファイルを取得し、全てのサブファイルを取得した後、各サブファイルを、一つのファイルに合併して保存し、
サーバは、ダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を受信した後、ダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを、ファイル受信のモバイル端末にそれぞれ送信、或はファイル受信のモバイル端末及びファイル・ダウンロード必要なモバイル端末にそれぞれ送信し、
ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続しているモバイル端末は、
自身に接続しているモバイル端末がファイルのダウンロードを行う必要があることを確定し、サーバがファイル・ダウンロード必要なモバイル端末からのダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を受信した後に送信された、ダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを受信し、受信完了後、受信完了のサブファイルをファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に送信し、全てのサブファイルを取得した後に、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末によって、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する。
【0014】
本発明のその他の局面は、
プロセッサに実行されることにより、前記方法を実現することを特徴とするプログラムを提供する。
【0015】
本発明のその他の局面は、
前記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0016】
本発明が以下の有益な効果を奏する。
【0017】
本発明の実施例が提供したファイル・ダウンロード方法、その装置及びそのシステムは、モバイル端末がファイルをダウンロードする必要がある時、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末が存在する場合、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末によってファイル・ダウンロードを行うことができ、即ちサーバによってダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを各モバイル端末にそれぞれ送信し、ダウンロード完了後、モバイル端末間の接続によって各モバイル端末からサブファイルを取得して合併することによってダウンロード待ちファイルが得られる。各モバイル端末ダウンロード待ちファイルの一部のみをダウンロードすることによってモバイル端末がに短い消費時間でファイルのダウンロードを実現できる。
【0018】
上記の説明および後述の詳細な説明は、単なる例示のみであり、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の実施例が提供したファイル・ダウンロード方法、その装置及びそのシステムは、モバイル端末がファイルをダウンロードする必要がある時、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末が存在する場合、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末によってファイル・ダウンロードを行うことができ、即ち、サーバがダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを各モバイル端末にそれぞれ送信し、ダウンロード完了後、モバイル端末間の接続によって各モバイル端末からサブファイルを取得して合併することによってダウンロード待ちファイルが得られる。各モバイル端末がダウンロード待ちファイルの一部のみをダウンロードするので、モバイル端末が短い消費時間でファイルのダウンロードを実現できる。
【0022】
図1に示すように、本発明の実施例がファイル・ダウンロード方法を提供した。該方法は、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に応用され、以下のステップを含む。
【0023】
S101:当該モバイル端末に接続しているモバイル端末によってファイルのダウンロードを行う必要がある時、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続する各モバイル端末の中から少なくとも一つのファイル受信のモバイル端末を確定する。
【0024】
S102:サーバにダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を送信することによって、サーバがダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを、ファイル受信のモバイル端末へそれぞれ送信、或はファイル受信のモバイル端末及びファイル・ダウンロード必要なモバイル端末にそれぞれ送信する。
【0025】
S103:ファイル受信のモバイル端末がファイルを受信して完了した後に、受信完了のモバイル端末の受信したサブファイルを取得する。
【0026】
S104:全てのサブファイルを取得した後、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する。
【0027】
図1が提供したファイル・ダウンロード方法は、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末を実行主体とする。ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続する各モバイル端末は、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に有線或は無線の方式を介して接続する端末であっても良いので、リソースシェアのモバイル端末を実現できた。ここで、無線接続は、bluetooth(登録商標)接続或はアドホック・無線網(adhoc Wifi)接続等であっても良い。これによって、デバイス間のリソースシェアの無線接続を実現できる。
【0028】
モバイル端末がファイルのダウンロードを行う必要がある時、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末が複数存在する場合、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末によってダウンロードを行っても良い。この時、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末は、自装置に接続するモバイル端末の中から少なくとも一つのファイル受信のモバイル端末を確定して良い。
【0029】
ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末がサーバにダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を送信した後に、サーバがダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを、ファイル受信のモバイル端末、或はファイル受信のモバイル端末及びファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に送信する。例えば、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末の帯域幅が比較的に小さい時、ダウンロード速度を向上するために、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末がファイルを受信せず、ファイル受信のモバイル端末のみでファイルを受信しても良い。
【0030】
ファイル受信のモバイル端末がファイルを受信して完了した後、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末は、受信完了のモバイル端末の受信したサブファイルを取得する。ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末が全てのサブファイルを取得した後に、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する。これによって、ファイルのダウンロードを実現できる。各モバイル端末が一つのサブファイルのみをダウンロードする必要があるので、モバイル端末が短い消費時間でファイルのダウンロードを実現できる。
【0031】
図2に示すように、S101は、S201とS202とを含んで良い。
【0032】
S201:ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続する各モバイル端末にダウンロード請求を送信する。
【0033】
S202:待ち時間が、ダウンロード待ちファイルのサイズに基づいて設定した最大の待ち時間に達するまで、或は確定したファイル受信のモバイル端末の数が、ダウンロード待ちファイルのサイズに基づいて設定したファイル受信のモバイル端末の最大数に達するまで、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続する各モバイル端末から送信されたダウンロード受け入れ応答を受信し、ダウンロード受け入れ応答を送信したモバイル端末をファイル受信のモバイル端末の一つとして確定する。
【0034】
当然ながら、当業者は、その他の実行可能な形態を用いてファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続する各モバイル端末の中から少なくとも一つのファイル受信のモバイル端末を確定することができ、ここでは一つの実施例のみを提供したが、各実行可能な形態について一つずつ説明しない。
【0035】
更に、各モバイル端末の性能及び帯域幅が異なるので、性能の良いモバイル端末のダウンロード速度が、性能が比較的に悪いモバイル端末のダウンロード速度より速く、帯域幅の大きいモバイル端末のダウンロード速度が、帯域幅が比較的に小さいモバイル端末のダウンロード速度より速いので、ダウンロード待ちファイルの分割及びダウンロードタスクの分配を行う時、各ファイル受信のモバイル端末のデバイス性能及び帯域幅を考慮する必要があるから、実際の応用において、ダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求には、ダウンロード待ちファイルのサイズ及びファイル受信のモバイル端末のデバイス性能、帯域幅に基づいて確定した分割後のサブファイルのサイズの比例関係と、ダウンロード待ちファイルのサイズ及びファイル受信のモバイル端末のデバイス性能、帯域幅に基づいて確定した分割後のサブファイルとファイル受信のモバイル端末とのダウンロード・マッピング関係とが含まれても良い。
【0036】
サーバがダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを、ファイル受信のモバイル端末へそれぞれ送信、或はファイル受信のモバイル端末及びファイル・ダウンロード必要なモバイル端末にそれぞれ送信するのは、
サーバが分割後のサブファイルのサイズの比例関係に基づいてダウンロード待ちファイルを、ファイル受信のモバイル端末の数と同じ個数のサブファイルに分割して、各サブファイルをダウンロード・マッピング関係において対応するモバイル端末に送信することであっても良い。
【0037】
例えば、ファイル受信のモバイル端末が三つある場合、ここで、一つのモバイル端末の性能が良いし、帯域幅も大きく、その他の二つのモバイル端末の性能が比較的に悪く、帯域幅も比較的に小さい場合、ダウンロード待ちファイルの分割を行う時、ダウンロード待ちファイルを一つ大きいサブファイル及び二つ小さいサブファイルに分割して、大きいサブファイルを性能の良いモバイル端末に分配してダウンロードを行い、二つ小さいサブファイルをそれぞれ二つ性能が比較的に悪いモバイル端末に分配してダウンロードを行って良い。
【0038】
更に、ダウンロード待ちファイルを分割する時、ダウンロード待ちファイルが映像ファイルである場合、分割後のサブファイルは、映像セグメントであり、分割後のサブファイルのサイズの比例関係を確定した後、映像ファイルの時間に基づいてダウンロード待ちファイルの分割を行っても良い。一つの実現形態としては、サーバが分割後のサブファイルのサイズの比例関係に基づいて、切り取ろうとした各映像ファイルセグメントに対応の開始時間点及び終了時間点を確定して、更に映像ファイルに保存されている切り取ろうとした各映像ファイルセグメントに対応の開始時間点及び終了時間点に対応する映像フレーム及び/或はオーディオフレームの時間スタンプを確定する。ここで、映像フレーム及び/或はオーディオフレームの時間スタンプは、映像フレーム及び/或はオーディオフレームが映像ファイルにおける対応の時間点を指す。更に映像ファイルにおいて保存されている映像フレーム及び/或はオーディオフレームの時間スタンプが映像フレーム及び/或はオーディオフレームの映像ファイルにおけるオフセット位置との対応関係に基づいて、切り取ろうとした各映像ファイルセグメントに対応の開始時間点及び終了時間点に対応する映像フレーム及び/或はオーディオフレームの映像ファイルにおけるオフセット位置を取得する。サーバは、切り取ろうとした各映像ファイルセグメントに対応の開始時間点及び該終了時間点に対応する映像フレーム及び/或はオーディオフレームの映像ファイルにおけるオフセット位置に基づいて、切り取ろうとした各映像ファイルセグメントに対応の開始時間点及び終了時間点間の映像セグメントの映像フレーム及び/或はオーディオフレームデータを取得する。即ち、切り取ろうとした各映像ファイルセグメントが得られる。
【0039】
例えば、全体のダウンロード進度を保証して全体のダウンロードの流暢性を向上させるために、サーバにダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を送信した後には、以下のことを含む。
【0040】
即ち、ダウンロード速度が遅すぎるファイル受信のモバイル端末があることを確定した場合、或は自モバイル端末との接続が不良であるファイル受信のモバイル端末があることを確定した場合、ダウンロード速度が遅すぎる或は接続が不良であるファイル受信のモバイル端末にダウンロード終了コマンドを送信し、それに対応のサブファイルを新たなダウンロード待ちファイルとする。
【0041】
実際の応用において、各ファイル受信のモバイル端末に対してダウンロード時間を設定し、ダウンロード時間に達した場合、そのファイル受信のモバイル端末にダウンロード進度照会請求を送信し、ダウンロードが遅すぎるとの応答を受信した場合或は設定の時間内に、あるファイル受信のモバイル端末の応答を受信していない場合、該モバイル端末のダウンロード速度が遅すぎると確定し、ダウンロード終了コマンドを送信して該モバイル端末のダウンロードを終了させ、該モバイル端末がダウンロードすべきサブファイルを新たなダウンロード待ちファイルとして、改めてダウンロードを行う。
【0042】
図3に示すように、ダウンロード速度が遅すぎるファイル受信のモバイル端末があることを確定した時或は自モバイル端末との接続が不良であるファイル受信のモバイル端末があることを確定した場合、ダウンロード速度が遅すぎる或は接続が不良であるファイル受信のモバイル端末にダウンロード終了コマンドを送信し、それに対応のサブファイルを新たなダウンロード待ちファイルとすることは、以下のステップを含む。
【0043】
S301:各ファイル受信のモバイル端末のデバイス性能に基づいて各ファイル受信のモバイル端末のダウンロード時間を確定する。
【0044】
S302:設定のダウンロード時間内に各ファイル受信のモバイル端末から受信完了応答を送り返していないことを確定した場合、各ファイル受信のモバイル端末にダウンロード進度照会請求を送信する。
【0045】
S303:ファイル受信のモバイル端末から送信されたダウンロードが遅すぎるとの応答を受信した場合、或はファイル受信のモバイル端末にダウンロード進度照会請求を送信した後の設定時間内にファイル受信のモバイル端末からの応答を受信していなかった場合、そのファイル受信のモバイル端末にダウンロード終了コマンドを送信し、それに対応のサブファイルを新たなダウンロード待ちファイルとする。
【0046】
当然ながら、当業者は、その他の実行可能な形態を採用して全体のダウンロードの進度を保証しても良い。ここでは各実行可能な形態について一つずつ説明しない。
【0047】
ここで、S303において新たなダウンロード待ちファイルを確定した後、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末が、新たなダウンロード待ちファイルのダウンロードを要求しても良い。例えば、新たなダウンロード待ちファイルのサイズに基づいて新たなダウンロード待ちファイルのダウンロード形態を確定して良い。新たなダウンロード待ちファイルが大きい場合、例えば、該ファイルのバイト数が、設定した、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末によってダウンロードするファイルの最小バイト数より大きい場合、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末によってファイルのダウンロードを行うことを確定し、本発明の実施例が提供した方法でダウンロードを行って良い。ダウンロードが遅すぎるとの応答を送信したモバイル端末及び進度サーチ請求を受信した後の設定時間内に応答を送信しないモバイル端末でダウンロードを行われない。新たなダウンロード待ちファイルが比較的に小さい場合、例えば、該ファイルのバイト数が、設定した、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末によってダウンロードするファイルの最小バイト数より大きい場合、直接ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末によって新たなダウンロード待ちファイルのダウンロードを行うことができる。
【0048】
当然ながら、当業者は、その他の実行可能な形態を採用して新たなダウンロード待ちファイルのダウンロードを実現することができ、ここでは各実行可能な形態を一つずつ説明しない。
【0049】
実際の応用において、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末へ受信完了応答を、受信完了のファイル受信のモバイル端末に送信させ、該ファイル受信のモバイル端末の受信完了をファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に確定させても良い。この場合、S103は、以下であっても良い。
【0050】
即ち、ファイル受信のモバイル端末からの受信完了応答を受信した後、受信完了応答を送信したモバイル端末から受信したサブファイルを取得する。
【0051】
更に、各ファイル受信のモバイル端末は、自装置以外のその他のファイル受信のモバイル端末のダウンロードしたファイルも取得できるため、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末がファイル受信のモバイル端末の受信した全てのサブファイルを取得した後、各ファイル受信のモバイル端末へその他のファイルが存在するモバイル端末及び各サブファイルのダウンロード待ちファイルにおける配列順番を通知しても良い。各ファイル受信のモバイル端末に、全てのサブファイルを取得して各サブファイルを一つのファイルに合併させても良い。
【0052】
実際の応用において、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末が全てのサブファイルを取得した後、本発明の実施例が提供したファイル・ダウンロードの方法は、更に、
各ファイル受信のモバイル端末に、各サブファイルに対応のモバイル端末情報及び各サブファイルがダウンロード待ちファイルにおける配列順番が含まれている通知メッセージを送信し、各ファイル受信のモバイル端末によって、該ファイルの受信が必要であることを確定した場合、通知メッセージに基づいて全てのサブファイルを取得して各サブファイルを一つのファイルに合併して保存することを含む。
【0053】
図4に示すように、本発明の実施例が提供したファイル・ダウンロードの方法は、以下のステップを含む。
【0054】
S401:ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続する各モバイル端末にダウンロード請求を送信する。
【0055】
S402:待ち時間が、ダウンロード待ちファイルのサイズに基づいて設定した最大の待ち時間に達するまで、或は確定したファイル受信のモバイル端末の数が、ダウンロード待ちファイルのサイズに基づいて設定したファイル受信のモバイル端末の最大数に達するまで、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続する各モバイル端末から送信されたダウンロード受け入れ応答を受信し、ダウンロード受け入れ応答を送信したモバイル端末をファイル受信のモバイル端末として確定する。
【0056】
S403:サーバにダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を送信することによって、サーバが分割後のサブファイルのサイズの比例関係に基づいてダウンロード待ちファイルを、ファイル受信のモバイル端末の数と同じ個数のサブファイルに分割し、各サブファイルをダウンロード・マッピング関係において対応するモバイル端末へ送信する。ダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求において、ダウンロード待ちファイルのサイズ及びファイル受信のモバイル端末のデバイス性能、帯域幅に基づいて確定した分割後のサブファイルのサイズの比例関係と、ダウンロード待ちファイルのサイズ及びファイル受信のモバイル端末のデバイス性能、帯域幅に基づいて確定した分割後のサブファイルとファイル受信のモバイル端末とのダウンロード・マッピング関係とが含まれている。
【0057】
S404:各ファイル受信のモバイル端末のデバイス性能に基づいて各ファイル受信のモバイル端末のダウンロード時間を確定する。
【0058】
S405:設定のダウンロード時間内に各ファイル受信のモバイル端末から受信完了応答を送り返していないことを確定した場合、各ファイル受信のモバイル端末にダウンロード進度照会請求を送信する。
【0059】
S406:ファイル受信のモバイル端末から送信されたダウンロードが遅すぎるとの応答を受信した場合、或はファイル受信のモバイル端末にダウンロード進度照会請求を送信した後の設定時間内にファイル受信のモバイル端末からの応答を受信していなかった場合、そのファイル受信のモバイル端末にダウンロード終了コマンドを送信し、それに対応のサブファイルを新たなダウンロード待ちファイルとする。
【0060】
S407:各ファイル受信のモバイル端末から送信された受信完了応答を受信した後、受信完了応答を送信したモバイル端末から受信したサブファイルを取得する。
【0061】
S408:全てのサブファイルを取得した後、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する。
【0062】
S409:各ファイル受信のモバイル端末に、各サブファイルに対応のモバイル端末情報及び各サブファイルのダウンロード待ちファイルにおける配列順番が含まれる通知メッセージを送信し、各ファイル受信のモバイル端末によって該ファイルの受信が必要であることを確定した場合、通知メッセージに基づいて全てのサブファイルを取得し、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する。
【0063】
ダウンロード待ちファイルをサブファイルに分割して、互いに接続のモバイル端末によって分割後のサブファイルのダウンロードを行い、ダウンロード後、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末からサブファイルを取得して、一つのファイルに合併して保存する。これによってモバイル端末が少ない消費時間でファイルのダウンロードを完了することができる。
【0064】
ダウンロード待ちファイルのサイズ及びファイル受信のモバイル端末のデバイス性能、帯域幅に基づいて確定した分割後のサブファイルのサイズの比例関係と、分割後のサブファイルとファイル受信のモバイル端末とのダウンロード・マッピング関係とに従って、ダウンロード待ちファイルを分割してダウンロードを行う時、分割後のサブファイルのサイズの比例関係に基づいて分割を行うと共に、ダウンロード・マッピング関係に基づいてダウンロードタスクを分配する。これによって、全体のダウンロード進行を加速させることができ、リソースの合理利用を実現できる。
【0065】
ファイル受信のモバイル端末のダウンロードが遅すぎるとの応答を受信した場合、或はモバイル端末にダウンロード進度照会請求を送信した後の設定時間内、ファイル受信のモバイル端末からの応答を受信していなかった場合、そのファイル受信のモバイル端末にダウンロード終了コマンドを送信し、それに対応のサブファイルを新たなダウンロード待ちファイルとする。これによって全体のダウンロード速度を加速させることができる。
【0066】
全てのサブファイルを取得した後に、各ファイル受信のモバイル端末に、各サブファイルに対応のモバイル端末情報及び各サブファイルのダウンロード待ちファイルにおける配列順番が含まれる通知メッセージを送信する。これによって、ファイル受信のモバイル端末は該ファイルの受信が必要であることを確定した場合、通知メッセージに基づいて全てのサブファイルを取得し、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存することが便利になる。
【0067】
図5に示すように、本発明の実施例が提供したファイル・ダウンロード装置は、第一の確定手段501と、第一の送信手段502と、取得手段503と、合併手段504とを備える。
【0068】
第一の確定手段501は、当該装置に接続しているモバイル端末によってファイルをダウンロードする必要がある場合、当該装置に接続している各モバイル端末の中から少なくとも一つのファイル受信のモバイル端末を確定する。
【0069】
第一の送信手段502は、サーバにダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を送信して、サーバがダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを、ファイル受信のモバイル端末へそれぞれ送信、或はファイル受信のモバイル端末及びファイル・ダウンロード必要なモバイル端末にそれぞれ送信する。
【0070】
取得手段503は、ファイル受信のモバイル端末がファイルを受信して完了した後に、受信完了のモバイル端末の受信したサブファイルを取得する。
【0071】
合併手段504は、全てのサブファイルを取得した後、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する。
【0072】
モバイル端末がファイルをダウンロードしたい時、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末が複数存在する場合、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末によってダウンロードを行っても良い。この場合、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末は、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末の中から少なくとも一つのファイル受信のモバイル端末を確定して良い。
【0073】
ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末がサーバにダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を送信した後、サーバがダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルをファイル受信のモバイル端末へ送信、或はファイル受信のモバイル端末及びファイル・ダウンロード必要なモバイル端末へ送信する。例えば、ファイルのダウンロード必要なモバイル端末の帯域幅が比較的に小さい場合、ダウンロード速度を向上するために、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末がファイルを受信せず、ファイル受信のモバイル端末のみでファイルを受信しても良い。
【0074】
ファイル受信のモバイル端末がファイルを受信して完了した後、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末は、受信完了のモバイル端末の受信したサブファイルを取得して良い。ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末は、全てのサブファイルを取得した後に、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する。これによってファイルのダウンロードを実現できる。各モバイル端末が一つのサブファイルしかダウンロードしないので、モバイル端末に短い消費時間でファイルのダウンロードを実現できる。
【0075】
ここで、当該モバイル端末装置に接続している各モバイル端末は、スケジューリングモバイル端末装置に有線或は無線の方式を介して接続することによってリソースシェアを実現できるモバイル端末であって良い。無線接続は、bluetooth接続或はadhocwifi接続等によってデバイス間のリソースシェアの無線接続であって良い。
【0076】
実際の応用において、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末は、ファイル受信のモバイル端末と共にサブファイルを受信しても良い。例えば、システム処理量を低減すると共にダウンロード速度を向上するために、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末は、サブファイルを受信せず、ファイル受信のモバイル端末の確定及びシステムへのダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求の送信のみを行っても良い。
【0077】
図6に示すように、第一の確定手段501は、第一の送信モジュール601と、第一の確定モジュール602とを備える。
【0078】
第一の送信モジュール601は、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末によってファイルをダウンロードする必要がある場合、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続する各モバイル端末にダウンロード請求を送信する。
【0079】
第一の確定モジュール602は、待ち時間が、ダウンロード待ちファイルのサイズに基づいて設定した最大の待ち時間に達するまで、或は確定したファイル受信のモバイル端末の数が、ダウンロード待ちファイルのサイズに基づいて設定したファイル受信のモバイル端末の最大数に達するまで、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続する各モバイル端末から送信されたダウンロード受け入れ応答を受信し、ダウンロード受け入れ応答を送信したモバイル端末をファイル受信のモバイル端末の一つとして確定する。
【0080】
当然ながら、当業者は、その他の実行可能な形態を採用して第一の確定手段501を実現しても良い。ここでは一つの実現形態のみを提供し、各実行可能な形態を一つずつ説明しない。
【0081】
更に、各モバイル端末の性能及び帯域幅が異なるので、性能の良いモバイル端末のダウンロード速度は、相対的に性能の悪いモバイル端末のダウンロード速度より速くなり、帯域幅が大きいモバイル端末のダウンロード速度は、相対的に帯域幅が小さいモバイル端末のダウンロード速度より速くなるので、ダウンロード待ちファイルの分割及びダウンロードタスクの分配時、各ファイル受信のモバイル端末のデバイス性能及び帯域幅を考慮する必要がある。実際の応用において、ダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求において、ダウンロード待ちファイルのサイズ及びファイル受信のモバイル端末のデバイス性能、帯域幅に基づいて確定した分割後のサブファイルのサイズの比例関係と、ダウンロード待ちファイルのサイズ及びファイル受信のモバイル端末のデバイス性能、帯域幅に基づいて確定した分割後のサブファイルとファイル受信のモバイル端末とのダウンロード・マッピング関係とが含まれて良い。
【0082】
サーバがダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを、ファイル受信のモバイル端末へそれぞれ送信、或はファイル受信のモバイル端末及びファイル・ダウンロード必要なモバイル端末にそれぞれ送信することは、
サーバが分割後のサブファイルのサイズの比例関係に基づいてダウンロード待ちファイルをファイル受信のモバイル端末の数と同じ個数のサブファイルに分割して、各サブファイルを、ダウンロード・マッピング関係において対応するモバイル端末へ送信することであっても良い。
【0083】
例えば、全体のダウンロードの進度を保証し、全体としてスムーズにダウンロードする速度を向上するために、
図5に提供した装置は、更に第二の確定手段を備える。第二の確定手段は、ダウンロード速度が遅すぎるファイル受信のモバイル端末があることを確定、或は自装置との接続が不良であるファイル受信のモバイル端末があることを確定した場合、ダウンロード速度が遅すぎる或は接続が不良であるファイル受信のモバイル端末にダウンロード終了コマンドを送信し、それに対応のサブファイルを新たなダウンロード待ちファイルとする。
【0084】
実際の応用において、各ファイル受信のモバイル端末に対してダウンロード時間を設定し、ダウンロード時間に達した場合、各ファイル受信のモバイル端末へダウンロード進度照会請求を送信する。ダウンロードが遅すぎるとの応答を受信したこと或は設定時間内にあるファイル受信のモバイル端末の応答を受信しなかった場合、該モバイル端末のダウンロード速度が遅すぎると確定し、ダウンロード終了コマンドを送信して、該モバイル端末のダウンロードを終了させ、該モバイル端末がダウンロードすべきサブファイルを新たなダウンロード待ちファイルとし、改めてダウンロードを行う。
【0085】
この場合、
図7に示すように、第二の確定手段は、第二の確定モジュール701と、第二の送信モジュール702と、第三の送信モジュール703とを備える。
【0086】
第二の確定モジュール701は、各ファイル受信のモバイル端末のデバイス性能に基づいて各ファイル受信のモバイル端末のダウンロード時間を確定する。
【0087】
第二の送信モジュール702は、設定のダウンロード時間内に各ファイル受信のモバイル端末から受信完了応答を送り返していないことを確定した場合、各ファイル受信のモバイル端末にダウンロード進度照会請求を送信する。
【0088】
第三の送信モジュール703は、ファイル受信のモバイル端末から送信されたダウンロードが遅すぎるとの応答を受信した場合、或はファイル受信のモバイル端末にダウンロード進度照会請求を送信した後の設定時間内にファイル受信のモバイル端末からの応答を受信していなかった場合、そのファイル受信のモバイル端末にダウンロード終了コマンドを送信し、それに対応のサブファイルを新たなダウンロード待ちファイルとする。
【0089】
当然ながら、当業者は、その他の実行可能な形態を採用して全体のダウンロードの進度を保証しても良い。ここでは各実行可能な形態を一つずつ説明しない。
【0090】
ここで、新たなダウンロード待ちファイルを第三の送信モジュール703が確定した後に、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末は、新たなダウンロード待ちファイルのダウンロードをスタートする。例えば、新たなダウンロード待ちファイルのサイズに基づいて新たなダウンロード待ちファイルのダウンロード形態を確定して良い。新たなダウンロード待ちファイルが比較的に大きい、例えば、該ファイルのバイト数が設定の当該モバイル端末に接続しているモバイル端末によってダウンロードするファイルの最小バイト数より大きい場合、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末によってファイルのダウンロードを行うことを確定し、本発明の実施例が提供した方法を採用してダウンロードを行い、ダウンロードが遅すぎるとの応答を送信したモバイル端末及び進度サーチ請求を受信した後の設定時間内に応答を送信していないモバイル端末でダウンロードを行わない。新たなダウンロード待ちファイルが比較的に小さい、例えば、該ファイルのバイト数が設定された、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末によってダウンロードする最小バイト数より小さい場合、直接にファイル・ダウンロード必要なモバイル端末によって、新たなダウンロード待ちファイルのダウンロードを行って良い。
【0091】
当然ながら、当業者は、その他の実行可能な形態を採用して新たなダウンロード待ちファイルのダウンロードを実現することができ、ここでは各実行可能な形態を一つずつ説明しない。
【0092】
実際の応用において、受信完了のファイル受信のモバイル端末に、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末へ受信完了応答を送信させ、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に該ファイル受信のモバイル端末の受信完了したことを確定させても良い。その場合、取得手段は、
ファイル受信のモバイル端末からの受信完了応答を受信した後、受信完了応答を送信したモバイル端末から受信したサブファイルを取得する。
【0093】
更に、各ファイル受信のモバイル端末が自身以外のその他ファイル受信のモバイル端末がダウンロードしたファイルを取得できるために、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末が全てのファイル受信のモバイル端末が受信したサブファイルを取得した後に、各ファイル受信のモバイル端末に、その他のファイルの存在するモバイル端末及び各サブファイルのダウンロード待ちファイルにおける配列順番を通知して良い。各ファイル受信のモバイル端末が全てのサブファイルを取得して各サブファイルを一つのファイルに合併することもできる。
【0094】
実際の応用において、本発明の実施例が提供したファイル・ダウンロード装置は、第四の送信手段を更に備える。
【0095】
第四の送信手段は、各ファイル受信のモバイル端末に、各サブファイルに対応のモバイル端末情報及び各サブファイルのダウンロード待ちファイルにおける配列順番が含まれる通知メッセージを送信し、各ファイル受信のモバイル端末によって該ファイルの受信が必要であることを確定した場合、通知メッセージに基づいて全てのサブファイルを取得して各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する。
【0096】
本発明の実施例が更にサーバ側のファイル・ダウンロード方法を提供した。
図8に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
【0097】
S801:ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末が、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続する各モバイル端末の中から少なくとも一つのファイル受信のモバイル端末を確定した後に送信したダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を受信する。
【0098】
S802:ダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを、ファイル受信のモバイル端末にそれぞれ送信、或はファイル受信のモバイル端末及びファイル・ダウンロード必要なモバイル端末にそれぞれ送信し、ファイル受信のモバイル端末がファイルを受信して完了した後、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末によって受信完了のモバイル端末の受信したサブファイルを取得し、全てのサブファイルを取得した後、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する。
【0099】
更に、各モバイル端末の性能及び帯域幅が異なるので、性能の良いモバイル端末のダウンロード速度は、相対的に性能の悪いモバイル端末のダウンロード速度より速くなり、帯域幅が大きいモバイル端末のダウンロード速度は、相対的に帯域幅が小さいモバイル端末のダウンロード速度より速くなるので、ダウンロード待ちファイルの分割及びダウンロードタスクの分配時、各ファイル受信のモバイル端末のデバイス性能及び帯域幅を考慮する必要がある。実際の応用において、ダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求において、ダウンロード待ちファイルのサイズ及びファイル受信のモバイル端末のデバイス性能、帯域幅に基づいて確定した分割後のサブファイルのサイズの比例関係と、ダウンロード待ちファイルのサイズ及びファイル受信のモバイル端末のデバイス性能、帯域幅に基づいて確定した分割後のサブファイルとファイル受信のモバイル端末とのダウンロード・マッピング関係とが含まれて良い。
【0100】
図9に示すように、ダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルをファイル受信のモバイル端末へそれぞれ送信、或はファイル受信のモバイル端末及びファイル・ダウンロード必要なモバイル端末にそれぞれ送信することは、
S901:比例関係に基づいてダウンロード待ちファイルをファイル受信のモバイル端末の数と同じ個数のサブファイルに分割し、
S902:各サブファイルを、ダウンロード・マッピング関係において対応するモバイル端末へ送信することを含む。
【0101】
図8に提供したファイル・ダウンロード方法に対応して、本発明の実施例が提供したファイル・ダウンロード装置は、
図10に示すように、
ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末が、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続する各モバイル端末の中から少なくとも一つのファイル受信のモバイル端末を確定した後に送信したダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を受信する受信手段1001と、
ダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを、ファイル受信のモバイル端末へそれぞれ送信、或はファイル受信のモバイル端末及びファイル・ダウンロード必要なモバイル端末にそれぞれ送信する送信手段1002とを備え、
ファイル受信のモバイル端末は、ファイルを受信して完了した後、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末によって受信完了のモバイル端末の受信したサブファイルを取得して、全てのサブファイルを取得した後、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する。
【0102】
更に、各モバイル端末の性能及び帯域幅が異なるので、性能の良いモバイル端末のダウンロード速度は、相対的に性能の悪いモバイル端末のダウンロード速度より速くなり、帯域幅が大きいモバイル端末のダウンロード速度は、相対的に帯域幅が小さいモバイル端末のダウンロード速度より速くなるので、ダウンロード待ちファイルの分割及びダウンロードタスクの分配時、各ファイル受信のモバイル端末のデバイス性能及び帯域幅を考慮する必要がある。実際の応用において、ダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求において、ダウンロード待ちファイルのサイズ及びファイル受信のモバイル端末のデバイス性能、帯域幅に基づいて確定した分割後のサブファイルのサイズの比例関係と、ダウンロード待ちファイルのサイズ及びファイル受信のモバイル端末のデバイス性能、帯域幅に基づいて確定した分割後のサブファイルとファイル受信のモバイル端末とのダウンロード・マッピング関係とが含まれて良い。
【0103】
図11に示すように、第三の送信手段1002は、
前記ファイルの分割比例に基づいてダウンロード待ちファイルを、ファイル受信のモバイル端末の数と同じ個数のサブファイルに分割する分割モジュール1101と、
各サブファイルを、前記ダウンロード・マッピング関係において対応するモバイル端末に送信する送信モジュール1102とを備える。
【0104】
図12に示すように、本発明の実施例が更に提供したファイル受信のモバイル端末側のファイル・ダウンロード方法は、モバイル端末に応用され、以下のステップを含む。
【0105】
S1201:当該モバイル端末に接続しているモバイル端末がファイルのダウンロードを行う必要があることを確定する。
【0106】
S1202:ダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を受信したサーバから送信された、ダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを受信する。ここで、ダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求は、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末が送信した請求である。
【0107】
S1203:受信完了後、受信完了のサブファイルをファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に送信し、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末によって全てのサブファイルを取得した後に、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する。
【0108】
更に、各ファイル受信のモバイル端末が自身以外のその他ファイル受信のモバイル端末のダウンロードしたファイルも取得できるように、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末が全てのファイル受信のモバイル端末が受信したサブファイルを取得した後、各ファイル受信のモバイル端末に、その他のファイルが存在するモバイル端末及び各サブファイルのダウンロード待ちファイルにおける配列順番を通知して良い。各ファイル受信のモバイル端末が全てのサブファイルを取得して各サブファイルを一つのファイルに合併することもできる。
【0109】
図13に示すように、
図12に提供したファイル・ダウンロードの方法は、更に、以下のステップを含む。
【0110】
S1301:ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末が全てのサブファイルを取得した後に送信した、各サブファイルに対応のモバイル端末情報及び各サブファイルのダウンロード待ちファイルにおける配列順番が含まれている通知メッセージを受信する。
【0111】
S1302:ダウンロード待ちファイルを受信する必要があると確定した場合、通知メッセージに基づいて全てのサブファイルを取得する。
【0112】
S1303:通知メッセージに基づいて各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する。
【0113】
図14に示すように、本発明の実施例が提供した、
図12におけるファイル・ダウンロード方法に対応のファイル・ダウンロード装置は、
当該装置に接続しているモバイル端末がファイルのダウンロードを行う必要があることを確定する確定手段1401と、
サーバがファイル・ダウンロード必要なモバイル端末からのダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を受信した後に、送信したダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを受信する第一の受信手段1402と、
受信完了後、受信完了のサブファイルをファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に送信し、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末によって全てのサブファイルを取得した後に、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存するファイル送信手段1403とを、備える。
【0114】
更に、各ファイル受信のモバイル端末が自身以外のその他ファイル受信のモバイル端末のダウンロードしたファイルも取得できるように、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末がファイル受信のモバイル端末から受信した全てのサブファイルを取得した後、各ファイル受信のモバイル端末に、その他のファイルが存在するモバイル端末及び各サブファイルのダウンロード待ちファイルにおける配列順番を通知して良い。各ファイル受信のモバイル端末が全てのサブファイルを取得して各サブファイルを一つのファイルに合併することもできる。
【0115】
図15に示すように、
図14において提供したファイル・ダウンロード装置は、
ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末が全てのサブファイルを取得した後に送信した、各サブファイルに対応のモバイル端末情報及び各サブファイルのダウンロード待ちファイルにおける配列順番が含まれる通知メッセージを受信する第二の受信手段1501と、
ダウンロード待ちファイルを受信する必要があると確定した場合、通知メッセージに基づいて全てのサブファイルを取得するファイル取得手段1502と、
通知メッセージに基づいて各サブファイルを一つのファイルに合併して保存するファイル合併手段1503とを、更に備える。
【0116】
図16に示すように、本発明の実施例が提供したファイル・ダウンロードシステムは、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末1601と、サーバ1602と、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続しているモバイル端末1603とを備える。
【0117】
ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末1601は、前記ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続する各モバイル端末の中から少なくとも一つのファイル受信のモバイル端末を確定し、前記サーバにダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を送信し、ファイル受信のモバイル端末がファイルを受信して完了した後に、受信完了のモバイル端末の受信したサブファイルを取得し、全てのサブファイルを取得した後、各サブファイルを、一つのファイルに合併して保存する。
【0118】
サーバ1602は、ダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を受信した後、ダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを、ファイル受信のモバイル端末にそれぞれ送信、或は前記ファイル受信のモバイル端末及びファイル・ダウンロード必要なモバイル端末にそれぞれ送信する。
【0119】
ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に接続しているモバイル端末1603は、自端末に接続しているモバイル端末がファイルをダウンロードしたいことを確定し、サーバがファイル・ダウンロード必要なモバイル端末からのダウンロード待ちファイルの分割ダウンロード請求を受信した後に送信した、ダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを受信し、受信完了後、受信完了のサブファイルをファイル・ダウンロード必要なモバイル端末に送信し、全てのサブファイルを取得した後に、ファイル・ダウンロード必要なモバイル端末によって、各サブファイルを一つのファイルに合併して保存する。
【0120】
本発明の実施例が提供したファイル・ダウンロード方法、その装置及びそのシステムは、モバイル端末がファイルをダウンロードしたい時、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末が存在する場合、当該モバイル端末に接続しているモバイル端末によってファイル・ダウンロードを行うことができ、即ち、サーバによってダウンロード待ちファイルを分割して得たサブファイルを各モバイル端末にそれぞれ送信し、ダウンロード完了後、モバイル端末間の接続によって各モバイル端末からサブファイルを取得して合併することによってダウンロード待ちファイルが得られる。各モバイル端末は、ダウンロード待ちファイルの一部のみをダウンロードすることによって、モバイル端末が短い消費時間でファイルのダウンロードを実現できる。
【0121】
本技術分野の当業者は、本発明の実施例が方法、システム或はコンピュータープログラム製品の形で提供できることを理解すべきである。従って、本発明は、完全にハードウェアによる実施例、完全にソフトウェアによる実施例、或いはソフトウェアとハードウェアの組み合わせによる実施例の形態を使用することができる。本発明は、コンピューターが使用可能なプログラムコードを含む、コンピューターが使用可能な一つ或は複数の記録媒体(磁気ディスクメモリ、CD―ROM、光学メモリなどを含むが、これに限定されない)で実施するコンピュータープログラム製品の形を使用することができる。
【0122】
本発明の実施例にかかる方法、デバイス(システム)、及びコンピュータープログラム製品のフローチャート、及び/又はブロック図を参照して本発明を記述した。コンピュータープログラムコマンドでフローチャート及び/又はブロック図のうちの各処理及び/又はブロック、フローチャート及び/又はブロック図のうちの処理及び/又はブロックの組み合わせを実現することができる、ということを理解すべきである。このようなコンピュータープログラム指令を汎用コンピューター、専用コンピューター、組込みプロセッサ、或いはその他のプログラミングデータ処理装置のプロセッサに供給して一つの機器を実現することができ、このようにして、コンピューター或いはその他のプログラミングデータ処理装置のプロセッサで実行する指令によって、フローチャートの一つ或いは複数の処理、及び/又は、ブロック図の一つ或いは複数のブロックで指定した機能を実現するための装置を提供することができる。
【0123】
このようなコンピュータープログラムコマンドは、コンピューター、或いはその他のプログラミングデータ処理装置が特定の方式で動作するように案内する、コンピューターが読み取り可能なメモリに記憶され、当該コンピューターが読み取り可能なメモリに記憶されているコマンドによって、コマンド装置を含む製品を生成するようにしてもよい。当該コマンド装置は、フローチャートの一つ或いは複数の処理、及び/又は、ブロック図の一つ或いは複数のブロックで指定した機能を実現する。
【0124】
このようなコンピュータープログラムコマンドは、コンピューター、或いはその他のプログラミングデータ処理装置にインストールされ、コンピューター、或いはその他のプログラミングデバイスで一連の操作ステップを実行して、コンピューターによる処理を実現してもよい。これによって、コンピューター、或いはその他のプログラミングデバイスで実行するコマンドを通じて、フローチャートの一つ或いは複数の処理、及び/又は、ブロック図の一つ或いは複数のブロックで指定した機能を実現するためのステップを提供する。
【0125】
本発明の好ましい実施例を説明したが、当業者は、基本的な創造性の概念を知った上で、これらの実施例に対してその他の変更や修正等を行うことができる。従って、本発明の請求の範囲は、好ましい実施例及び本発明の保護範囲に属する全ての変更及び修正を含むことに解釈すべきである。
【0126】
もちろん、当該技術分野の当業者は、本発明の旨と範囲を離脱しない範囲で本発明に対していろいろな変更と変形を行うことができる。このように、本発明のこのような修正と変形が本発明の特許請求の範囲、及びその均等な技術の範囲に属する場合、本発明はこのような修正と変形を含むことを意図する。